JP2003184166A - 排水桝の連結装置 - Google Patents

排水桝の連結装置

Info

Publication number
JP2003184166A
JP2003184166A JP2001384546A JP2001384546A JP2003184166A JP 2003184166 A JP2003184166 A JP 2003184166A JP 2001384546 A JP2001384546 A JP 2001384546A JP 2001384546 A JP2001384546 A JP 2001384546A JP 2003184166 A JP2003184166 A JP 2003184166A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
packing unit
drainage basin
drainage
basin body
branch pipe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001384546A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3673215B2 (ja
Inventor
Naoshi Shimoda
直志 霜田
Hiroyuki Nichiki
博幸 日岐
Nobuhito Kagoshima
宣仁 鹿児島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maezawa Kasei Kogyo KK
Original Assignee
Maezawa Kasei Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Maezawa Kasei Kogyo KK filed Critical Maezawa Kasei Kogyo KK
Priority to JP2001384546A priority Critical patent/JP3673215B2/ja
Publication of JP2003184166A publication Critical patent/JP2003184166A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3673215B2 publication Critical patent/JP3673215B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sewage (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の排水桝本体を直接接続できるととも
に、接続部において確実に止水でき、止水用のパッキン
ユニットを排水桝本体の接続部に確実に取付けることが
できる排水桝の連結装置を提供する。 【解決手段】 排水桝本体1には、インバート部2を介
して流入口3および流出口4の端面外周部にそれぞれフ
ランジ部5,6を形成する。前記排水桝本体1のフラン
ジ部5,6の両端面にパッキンユニットを嵌合する環状
のパッキンユニット嵌合溝9を形成する。排水桝本体1
の枝管流入口10は、枝管流入口10を排水桝本体1の左右
いずれの側にも向けることができるように、枝管流入口
10の軸心を中心として左右対称に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物からの排水枝
管を接続する排水桝において、特に複数の排水桝を連結
して建物の床下に設置する場合に適した排水桝の連結装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、建物内の各排水設備から床下に配
管された排水枝管が建物外の宅地内に配管された排水管
とを接続する際には、建物から出た排水枝管の接続部ご
とに排水管に排水桝を設置する必要がある。
【0003】また、建物から出た排水枝管ごとに排水桝
を設置することは、狭い箇所に排水桝を設置したり、建
物から出る排水枝管が離れた箇所から出てくると排水管
を延長して排水桝を設置しなければならず、配管の作業
性が悪いなどの問題があり、この問題点を解決するため
に、各排水設備に接続された各排水枝管をそれぞれ接続
する排水桝を、建物の床下にまとめて設置する方法が提
案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、建物の
床下に排水桝を集中的に設置する場合には、建物外に設
置する場合と違い、建物の排水設備の位置がそれぞれ異
なり、この各排水設備に接続した排水枝管は、集中的に
配設された排水桝本体に対する流入方向がそれぞれ異な
るため、この流入方向が異なる各排水枝管を集中的に設
置された各排水桝にそれぞれ接続するためには、左側側
部に枝管流入口が開口した排水桝本体と、右側側部に枝
管流入口が開口した排水桝本体の2種類が必要になり、
各排水桝本体ごとに高価な金型を用意しなければなら
ず、経済性に問題があった。
【0005】また、排水桝本体を連結する際、排水桝全
体の長さを短くするために、排水桝全体の流入口と流出
口にフランジ部を形成し、Oリングを介してボルトとナ
ットで締結することにより、連結した排水桝全体の長さ
を短くすることが考えられる。しかし、フランジ部同士
を接合することにより排水桝を互いに接合する場合、通
常、一方のフランジ部の端面にOリング保持溝を形成
し、他方のフランジ部の端面は平滑面とするため、排水
桝の接合方向は必然的に定まってしまい、例えば、排水
桝本体を水平方向に反転させて枝管流入口を左右兼用と
するような使い方はできない。
【0006】一方、流入口および流出口のフランジ部の
端面を同一形状とすることは可能であるが、この場合、
フランジ部にOリング保持溝を設けることはできないの
で、Oリングを保持することが困難であり、Oリングが
排水桝本体から脱落し易いという問題がある。
【0007】また、枝管流入口を排水桝本体の左右両側
部に開口し、使用しない枝管流入口はプラグで閉塞する
方法や、排水桝本体の掃除口を上下に開口し、排水枝管
の配設されている方向に応じて排水桝の上下を反転させ
て枝管流入口の開口方向を変え、かつ下側の掃除口をプ
ラグで閉塞する方法によって、ひとつの排水桝本体で枝
管流入口の向きを左右兼用として対処することが考えら
れるが、このような排水桝本体は、成形するための金型
構造が複雑になり、また、プラグも型も成形しなければ
ならないため、コストが高くなるという問題がある。
【0008】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
で、複数の排水桝本体を直接接続できるとともに、互い
に接続した排水桝本体の接続部において確実に止水で
き、止水するためのパッキンユニットを排水桝本体の接
続部に確実に取付けることができる排水桝の連結装置を
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の排
水桝の連結装置は、上部に掃除口を開口するとともに側
部に枝管流入口を開口し、底部にインバート部を形成
し、かつこのインバート部を介して両端部に開口した流
入口と流出口とを連通し、この流入口および流出口の外
周部にそれぞれフランジ部を形成した排水桝本体と、こ
の排水桝本体のフランジ部を互いに水密に保持するパッ
キンユニットとを備え、前記排水桝本体のフランジ部の
両端面にそれぞれ同一形状でかつ前記パッキンユニット
を嵌合する環状のパッキンユニット嵌合溝を形成し、こ
の環状のパッキンユニット嵌合溝に嵌合した前記パッキ
ンユニットは、互いにフランジ部を連結した前記排水桝
本体のフランジ部間に環状の止水部を形成するものであ
る。
【0010】そして、排水桝本体の流入口および流出口
の外周部に形成したフランジ部を互いに直接接続するこ
とが可能になり、また、排水桝本体を互いに接続するに
際し、接続する一方の排水桝本体のフランジ部に形成さ
れた環状のパッキンユニット嵌合溝にパッキンユニット
を嵌合し、フランジ部の端面から突出した前記パッキン
ユニットに他方の排水桝本体のパッキンユニット嵌合溝
を嵌合してフランジ部を互いに接合して、たとえばボル
トとナットによって固定すると、このパッキンユニット
は排水桝本体のフランジ部に設けた環状のパッキンユニ
ット嵌合溝に圧入されるので、前記排水桝本体を水密に
接続することができ、また、このパッキンユニットが排
水桝本体から脱落することが確実に防止できる。
【0011】請求項2記載の発明の排水桝の連結装置
は、請求項1に記載の排水桝の連結装置において、排水
桝本体の枝管流入口はこの枝管流入口の軸心を中心とし
て左右対称に形成したものである。
【0012】そして、枝管流入口は軸心を中心としてこ
の枝管流入口の左右対称としたことにより、排水桝本体
の左方向に排水枝管が配管される場合には、排水桝本体
の枝管流入口を左方向に向けてこの枝管流入口に排水枝
管を接続することができる一方で、排水桝本体の右方向
に排水枝管が配管される場合には、排水桝本体を水平方
向に反転させて枝管流入口を右方向に向けて、枝管流入
口に排水枝管を接続することができ、また、枝管流入口
を左右いずれの側に向けても排水の流れに支障をきたさ
ない。また、前記排水桝本体は簡単な構造であり、この
排水桝本体を成形するための金型の構造が複雑になるこ
とがないため、排水桝本体の作成コストを低く抑えるこ
とが可能になる。
【0013】請求項3記載の発明の排水桝の連結装置
は、請求項1または2に記載の排水桝の連結装置におい
て、パッキンユニットの外周面に、フランジ部に形成し
た環状のパッキンユニット嵌合溝に圧入される複数の突
部を設けたものである。
【0014】そして、排水桝本体のフランジ部に形成し
たパッキンユニット嵌合溝にパッキンユニットを嵌合す
ると、このパッキンユニットに設けられた複数の突部が
前記パッキンユニット嵌合溝に圧入されて、パッキンユ
ニットは確実にこのフランジ部のパッキンユニット嵌合
溝において固定されるので、このパッキンユニットが排
水桝本体のフランジ部から脱落することを確実に防止す
ることができる。
【0015】請求項4記載の発明の排水桝の連結装置
は、請求項1ないし3のいずれかに記載の排水桝の連結
装置において、止水部は、パッキンユニットの両端面に
形成した凹溝に嵌着されるOリングにて形成したもので
ある。
【0016】そして、排水桝本体のフランジ部に形成し
た環状のパッキンユニット嵌合溝にパッキンユニットを
嵌合した状態で、このパッキンユニットを接合するフラ
ンジ部間で挟着すると、前記パッキンユニットに嵌着さ
れたOリングがフランジ部のパッキンユニット嵌合溝に
圧入されるので、パッキンユニットが脱落せず、確実に
止水することができる。
【0017】請求項5に記載の発明の排水桝の連結装置
は、請求項1ないし3のいずれかに記載の排水桝の連結
装置において、パッキンユニットを弾性体で形成すると
ともに、このパッキンユニットの両端面に突出形成した
環状の突条にて止水部を一体に形成したものである。
【0018】そして、部品点数を減らして低コスト化を
図るとともに、確実に止水することができるようにな
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の排水桝の連結装置
における一実施の形態の構成を図面を参照して説明す
る。
【0020】図1ないし図3において、排水桝本体1は
合成樹脂にて成形され、内底部に形成されたインバート
部2の両端部には、このインバート部2を介して連通し
た流入口3と流出口4が開口されている。この流入口3
および流出口4の外周に沿って径方向外側には、フラン
ジ部5,6がそれぞれ環状に突出して形成され、このフ
ランジ部5,6には結合ボルト(図示せず)を挿通する
ボルト挿通孔7が前記各排水桝本体1のフランジ部5,
6の接合方向に向かって貫通形成されている。
【0021】そして、このフランジ部5,6の、互いに
接合する端面には、パッキンユニット8を嵌合するため
のパッキンユニット嵌合溝9が形成されている。このパ
ッキンユニット嵌合溝9は、フランジ部5,6の両端面
にそれぞれ同一形状の環状に形成されている。
【0022】また、前記排水桝本体1の側部にはインバ
ート部2に連通する枝管流入口10が、この排水桝本体1
の側面からインバート部2と直交する方向に筒状に突出
形成されている。
【0023】また、この各排水桝本体1には、前記イン
バート部2の上方に位置して上面に開口した掃除口11が
筒状に突設形成され、この掃除口11の下方側方に位置し
て前記枝管流入口10が開口し、また、この掃除口11には
それぞれ掃除口蓋(図示せず)が着脱自在に設けられ
る。
【0024】次に、前記各排水桝本体1のフランジ部
5,6の少なくとも一方、例えば、フランジ部6の左右
両側部には、一対の略矩形形状の支持部12が相対して一
体的に突出形成されている。この左右の支持部12のフラ
ンジ部5,6が互いに接合する端面と同一面には、上下
方向の係合凹部13が形成され、この係合凹部13には各排
水桝本体1の接合方向に向かって支持用ボルト(図示せ
ず)を挿通するボルト挿通孔14が貫通している。この支
持部12の係合凹部13には、基礎面または床下面に固定し
た取付片(図示せず)を係合してボルト(図示せず)と
ナット(図示せず)によって固定し、桝本体は基礎面か
ら浮上支持または床下面から吊り下げ支持される。
【0025】また、最上流端に配設される排水桝本体1
の流入口3は、フランジ部5,6の端面と略同一形状の
閉塞板(図示せず)にて閉塞される。
【0026】また、図4および図5に示すように、前記
排水桝本体1のフランジ部5,6に形成したパッキンユ
ニット嵌合溝9に嵌合されるパッキンユニット8は塩化
ビニル樹脂などの材料によって成形する。このパッキン
ユニット8の形状は前記パッキンユニット嵌合溝9と略
同一の環状であり、また、径方向の厚さは前記パッキン
ユニット嵌合溝9の深さの略2倍である。
【0027】そして、このパッキンユニット8の両端面
には、止水部15が形成される。この止水部15は、パッキ
ンユニット8の両端面に環状の凹溝16に嵌挿されたOリ
ング17にて形成されている。このOリング17は、前記凹
溝16と略同一の環状で、断面形状は、前記凹溝16の溝幅
と略同一の直径を有する円形である。また、前記凹溝16
の深さは溝幅よりも小さい寸法で、前記Oリング17をこ
の凹溝16に嵌着した状態で、Oリング17の径方向の一部
は前記パッキンユニット8の端面から突出する。
【0028】また、このパッキンユニット8の外周部分
には、突部18が複数箇所に設けられている。この突部18
は、パッキンユニット8がフランジ部5,6のパッキン
ユニット嵌合溝9に嵌合された際、パッキンユニット嵌
合溝9に圧入されてパッキンユニット8をパッキンユニ
ット嵌合溝9に確実に保持して、パッキンユニット8が
排水桝本体1から脱落することを防止する。
【0029】次に、本発明の排水桝の施工方法について
説明する。
【0030】排水桝本体1を順次フランジ部5,6にて
接合する際には、まず、排水枝管(図示せず)の配管レ
イアウトに応じ、排水桝本体1の連結数と各排水桝本体
1の枝管流入口10の開口方向を決める。次に、図6に示
すように、連結する2つの排水桝本体1のうち一方の排
水桝本体1のフランジ部5またはフランジ部6のパッキ
ンユニット嵌合溝9に、Oリング17を両端面の凹溝16に
嵌合したパッキンユニット8を圧入嵌着する。この状態
で、パッキンユニット嵌合溝9に嵌合されたパッキンユ
ニット8の厚さ方向の略半分はこのパッキンユニット嵌
合溝9から突出し、排水桝本体1のフランジ部5または
フランジ部6から突出する。
【0031】次に、図6に示すように、連結する他方の
排水桝本体1のフランジ部6またはフランジ部5を前記
一方の排水桝本体1のフランジ部5またはフランジ部6
から突出したパッキンユニット8を他方の排水桝本体1
のフランジ部6またはフランジ部5のパッキンユニット
嵌合溝9の位置に合わせ、この状態で、図7に示すよう
に、一方の排水桝本体1のフランジ部5またはフランジ
部6と他方の排水桝本体1のフランジ部6またはフラン
ジ部5を互いに接合させて、パッキンユニット8を他方
の排水桝1のパッキンユニット嵌合溝9に嵌合させる。
この状態で、パッキンユニット8に設けられた3箇所の
突部18は、排水桝本体1のパッキンユニット嵌合溝9の
内周部に圧入されてパッキンユニット8をパッキンユニ
ット嵌合溝9に保持される。
【0032】次に、前記一方の結合ボルト(図示せず)
をそれぞれ一方のフランジ部5またはフランジ部6のボ
ルト挿通孔7に挿通し、この結合ボルト(図示せず)の
先端部は反対側のフランジ部5側から突出させ、この突
出した結合ボルト(図示せず)の先端部からナット(図
示せず)を締め付け螺合してそれぞれの排水桝本体1を
一体的に結合すると、パッキンユニット8が排水桝本体
1のパッキンユニット嵌合溝9に挟着されて、パッキン
ユニット8の止水部15を形成するOリング17がフランジ
部5およびフランジ部6のパッキンユニット嵌合溝9の
内底部に圧入されて、この排水桝本体1のフランジ部
5,6の接合部は互いに水密に保持される。
【0033】なお、排水桝本体1の枝管流入口10は、軸
心を中心として左右対称に形成されているため、排水桝
本体1の枝管流入口10を排水枝管(図示せず)の接続方
向に向けてこの排水桝本体1を接続することにより、枝
管流入口10にそれぞれ排水枝管(図示せず)を接続する
ことができ、排水桝本体1の左右いずれの側に配設され
た排水枝管(図示せず)であっても枝管流入口10に接続
することができる。
【0034】次に、建物の床下において、排水桝本体1
を基礎面から浮上支持する場合は、取付片の一端固定部
を基礎面に設置し、この取付片の他端接合部を排水桝本
体1の係合凹部13に接合して配設する。
【0035】一方、排水桝本体1を床下面から吊り下げ
支持する場合は、取付片の一端固定部を床下面に設置
し、この取付片の他端接合部を排水桝本体1の係合凹部
13に接合して配設する。
【0036】この状態で、排水桝本体1の枝管流入口10
に、排水枝管(図示せず)を嵌挿して接続する。
【0037】また、排水桝本体1の掃除口11は、それぞ
れ掃除口蓋(図示せず)によって着脱自在に閉塞する。
【0038】次に、他の実施の形態を図8に基づいて説
明する。
【0039】前記実施の形態では、パッキンユニット8
の両端面の凹溝16に嵌着したOリング17にて止水部15を
形成したが、この実施の形態においては、パッキンユニ
ット19をゴムなどの弾性体によって形成し、図8にて示
すとおり、このパッキンユニット19の両端面に突出形成
した環状の突条20にて止水部21を一体に形成する。そし
て、その他の構成は図1ないし図7に示した前記実施の
形態と同じである。
【0040】次に、本発明の排水桝の施工方法について
説明する。
【0041】配管レイアウトに応じ、排水桝本体1の連
結数と各排水桝本体1の枝管流入口10の開口方向を決め
た後、図9に示すように、連結する2つの排水桝本体1
のうち一方の排水桝本体1のフランジ部5またはフラン
ジ部6のパッキンユニット嵌合溝9に、パッキンユニッ
ト19を圧入嵌着する。この状態で、パッキンユニット嵌
合溝9に嵌合されたパッキンユニット19の厚さ方向の略
半分はこのパッキンユニット嵌合溝9から突出し、排水
桝本体1のフランジ部5またはフランジ部6から突出す
る。
【0042】次に、連結する他方の排水桝本体1のフラ
ンジ部6またはフランジ部5を前記一方の排水桝本体1
のフランジ部5またはフランジ部6から突出したパッキ
ンユニット8を他方の排水桝本体1のフランジ部6また
はフランジ部5のパッキンユニット嵌合溝9の位置に合
わせ、この状態で、一方の排水桝本体1のフランジ部5
またはフランジ部6と他方の排水桝本体1のフランジ部
6またはフランジ部5を互いに接合させて、パッキンユ
ニット19を他方の排水桝1のパッキンユニット嵌合溝9
に嵌合させる。この状態で、パッキンユニット8に設け
られた3箇所の突部18は、排水桝本体1のパッキンユニ
ット嵌合溝9の内周部に圧入されてパッキンユニット19
をパッキンユニット嵌合溝9に保持される。その他の施
工方法は図1ないし図7に示した前記実施の形態と同一
であり、これにより、パッキンユニット19の止水部21を
形成する突条20がフランジ部5およびフランジ部6のパ
ッキンユニット嵌合溝9の内底部に圧入されて、この排
水桝本体1のフランジ部5,6の接合部は互いに水密に
保持される。
【0043】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、排水桝本
体の流入口および流出口の外周部に形成したフランジ部
を互いに直接接続することが可能になり、また、排水桝
本体を互いに接続するに際し、接続する一方の排水桝本
体のフランジ部に形成された環状のパッキンユニット嵌
合溝にパッキンユニットを嵌合し、フランジ部の端面か
ら突出した前記パッキンユニットに他方の排水桝本体の
パッキンユニット嵌合溝を嵌合してフランジ部を互いに
接合して、たとえばボルトとナットによって固定する
と、このパッキンユニットは排水桝本体のフランジ部に
設けた環状のパッキンユニット嵌合溝に圧入されるの
で、前記排水桝本体を水密に接続することができ、ま
た、このパッキンユニットが排水桝本体から脱落するこ
とが確実に防止できる。
【0044】請求項2記載の発明によれば、枝管流入口
は軸心を中心としてこの枝管流入口の左右対称としたこ
とにより、排水桝本体の左方向に排水枝管が配管される
場合には、排水桝本体の枝管流入口を左方向に向けてこ
の枝管流入口に排水枝管を接続することができる一方
で、排水桝本体の右方向に排水枝管が配管される場合に
は、排水桝本体を水平方向に反転させて枝管流入口を右
方向に向けて、枝管流入口に排水枝管を接続することが
でき、また、枝管流入口を左右いずれの側に向けても排
水の流れに支障をきたさない。また、前記排水桝本体は
簡単な構造であり、この排水桝本体を成形するための金
型の構造が複雑になることがないため、排水桝本体の作
成コストを低く抑えることが可能になる。
【0045】請求項3記載の発明によれば、排水桝本体
のフランジ部に形成したパッキンユニット嵌合溝にパッ
キンユニットを嵌合すると、このパッキンユニットに設
けられた複数の突部が前記パッキンユニット嵌合溝に圧
入されて、パッキンユニットは確実にこのフランジ部の
パッキンユニット嵌合溝において固定されるので、この
パッキンユニットが排水桝本体のフランジ部から脱落す
ることを確実に防止することができる。
【0046】請求項4記載の発明によれば、排水桝本体
のフランジ部に形成した環状のパッキンユニット嵌合溝
にパッキンユニットを嵌合した状態で、このパッキンユ
ニットを接合するフランジ部間で挟着すると、前記パッ
キンユニットに嵌着されたOリングがフランジ部のパッ
キンユニット嵌合溝に圧入されるので、パッキンユニッ
トが脱落せず、確実に止水することができる。
【0047】請求項5記載の発明によれば、部品点数を
減らして低コスト化を図るとともに、確実に止水するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す排水桝本体の縦断
正面図である。
【図2】同上排水桝本体の平面図である。
【図3】同上排水桝本体の側面図である。
【図4】同上パッキンユニットの側面図である。
【図5】同上パッキンユニットの縦断正面図である。
【図6】同上排水桝本体の一部の縦断正面図である。
【図7】同上排水桝本体を連結した状態を示す一部の縦
断正面図である。
【図8】本発明の他の実施の形態を示す排水桝の連結装
置のパッキンユニットの縦断正面図である。
【図9】同上排水桝本体の一部の縦断正面図である。
【符号の説明】
1 排水桝本体 2 インバート部 3 流入口 4 流出口 5 フランジ部 6 フランジ部 8 パッキンユニット 9 パッキンユニット嵌合溝 10 枝管流入口 11 掃除口 15 止水部 16 凹溝 17 Oリング 18 突部 19 パッキンユニット 20 突条 21 止水部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鹿児島 宣仁 東京都中央区八重洲二丁目7番2号 八重 洲三井ビル5階 前澤化成工業株式会社内 Fターム(参考) 2D063 BA03 BA15 BA16 BA17 BA25 BA27

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部に掃除口を開口するとともに側部に
    枝管流入口を開口し、底部にインバート部を形成し、か
    つこのインバート部を介して両端部に開口した流入口と
    流出口とを連通し、この流入口および流出口の外周部に
    それぞれフランジ部を形成した排水桝本体と、 この排水桝本体のフランジ部を互いに水密に保持するパ
    ッキンユニットとを備え、 前記排水桝本体のフランジ部の両端面にそれぞれ同一形
    状でかつ前記パッキンユニットを嵌合する環状のパッキ
    ンユニット嵌合溝を形成し、 この環状のパッキンユニット嵌合溝に嵌合した前記パッ
    キンユニットは、互いにフランジ部を連結した前記排水
    桝本体のフランジ部間に環状の止水部を形成することを
    特徴とする排水桝の連結装置。
  2. 【請求項2】 排水桝本体の枝管流入口はこの枝管流入
    口の軸心を中心として左右対称に形成したことを特徴と
    する請求項1記載の排水桝の連結装置。
  3. 【請求項3】 パッキンユニットの外周面に、フランジ
    部に形成した環状のパッキンユニット嵌合溝に圧入され
    る複数の突部を設けたことを特徴とする請求項1または
    2に記載の排水桝の連結装置。
  4. 【請求項4】 止水部は、パッキンユニットの両端面に
    形成した凹溝に嵌着されるOリングにて形成したことを
    特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の排水桝
    の連結装置。
  5. 【請求項5】パッキンユニットを弾性体で形成するとと
    もに、このパッキンユニットの両端面に突出形成した環
    状の突条にて止水部を一体に形成したことを特徴とする
    請求項1ないし3のいずれかに記載の排水桝の連結装
    置。
JP2001384546A 2001-12-18 2001-12-18 排水桝の連結装置 Expired - Fee Related JP3673215B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001384546A JP3673215B2 (ja) 2001-12-18 2001-12-18 排水桝の連結装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001384546A JP3673215B2 (ja) 2001-12-18 2001-12-18 排水桝の連結装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003184166A true JP2003184166A (ja) 2003-07-03
JP3673215B2 JP3673215B2 (ja) 2005-07-20

Family

ID=27594251

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001384546A Expired - Fee Related JP3673215B2 (ja) 2001-12-18 2001-12-18 排水桝の連結装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3673215B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015078595A (ja) * 2014-09-24 2015-04-23 アロン化成株式会社 汚水排出システム
JP2015078513A (ja) * 2013-10-16 2015-04-23 アロン化成株式会社 汚水排出システム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015078513A (ja) * 2013-10-16 2015-04-23 アロン化成株式会社 汚水排出システム
JP2015078595A (ja) * 2014-09-24 2015-04-23 アロン化成株式会社 汚水排出システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP3673215B2 (ja) 2005-07-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20040163165A1 (en) Flexible sleeve for connection to a plumbing fixture
US5584317A (en) Lined manhole and method of making same
JP2003184166A (ja) 排水桝の連結装置
US2795798A (en) Water closet bowl support and drain assembly
JP4486406B2 (ja) 混合水栓
JP3580349B2 (ja) 躯体と管材との接続構造
JP4179925B2 (ja) 排水桝の連結装置
JP2003113633A (ja) 排水桝
JPH11131582A (ja) 排水管と排水桝との接続装置
JP4378639B2 (ja) 排水ますおよび排水ます用内副管
JP3542010B2 (ja) 便器の排水システム
JP2003301492A (ja) 排水用ヘッダーおよびこのヘッダーを使用した排水システム
JP2004143759A (ja) 排水設備及びその施工方法
JP2004251111A (ja) 躯体と管材との接続構造
JPH1077678A (ja) 取付用ナット付90°支管
JP2011089289A (ja) 水栓
JP2002371600A (ja) 水道用コンセント
JP3447775B2 (ja) 汚水桝
JPH0941436A (ja) 配管用ボックス装置
JP2002327489A (ja) 合流桝
JPH0637278Y2 (ja) フロート弁の構造
JPH093999A (ja) 水栓取付具
JP2005200918A (ja) 水栓器具
JP2003105846A (ja) 排水用管継手
JPH10299073A (ja) 排水桝

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040702

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050112

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050308

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050406

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050421

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3673215

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090428

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090428

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100428

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110428

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110428

Year of fee payment: 6

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110428

Year of fee payment: 6

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110428

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120428

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130428

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130428

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140428

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees