JP2002327489A - 合流桝 - Google Patents

合流桝

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JP2002327489A
JP2002327489A JP2001133315A JP2001133315A JP2002327489A JP 2002327489 A JP2002327489 A JP 2002327489A JP 2001133315 A JP2001133315 A JP 2001133315A JP 2001133315 A JP2001133315 A JP 2001133315A JP 2002327489 A JP2002327489 A JP 2002327489A
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drainage
basin
outlet
inlet
drainage basin
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JP2001133315A
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English (en)
Inventor
Naoshi Shimoda
直志 霜田
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Maezawa Kasei Kogyo KK
Original Assignee
Maezawa Kasei Kogyo KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 流入口と流出口とを容易に水密に接続できる
合流桝を提供する。 【解決手段】 インバート部3a,3b,3cを介して流入口4
a,4b,4cおよび流出口5a,5b,5cを連通して排水桝2a,2b,2
cを設ける。排水桝2a,2b,2cの側部に枝管流入口15a,15
b,15c,15dを突設する。排水桝2a,2b,2cの上部に掃除口3
1a,31b,31c,31dを突設する。パッキン14を介して排水桝
2b,2cの流入口4b,4cと排水桝2a,2bの流出口5a,5bとを接
続する。排水桝2b,2cの流入口4b,4cと排水桝2a,2bの流
出口5a,5bとを正確かつ強固に接続できる。流入口4b,4c
および流出口5a,5b間を容易に水密に接続できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インバート部を介
して流入口と流出口とが連通した排水桝を接続した合流
桝に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、宅地内などに設置される排水桝
は、この宅内に建てられている建物の各排水設備から延
出している排水管毎にそれぞれ設置されている。このた
め、宅地内における排水桝を設置するための配管場所が
狭く、これら排水桝を離れた場所に設置する際には、こ
れら排水桝を設置する際における配管作業が煩雑であ
る。そこで、排水桝を建物の床下にまとめて設置するこ
とが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに建物の床下に排水桝をまとめて設置した場合には、
これら排水桝の間を水密に強固に接続しなければ、これ
ら排水桝間から排水が漏れて、建物のべた基礎上に排水
が溜まり、悪臭が発生するおそれがあるという問題を有
している。
【0004】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、流入口と流出口とを容易に水密に接続できる合流
桝を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の合流桝
は、インバート部、このインバート部を介して連通され
た流入口および流出口、側部に少なくとも1つ以上突設
された枝管流入口、および上部に突設された掃除口を具
備した排水桝を複数備え、いずれか一つの前記排水桝の
流入口と、この一つの排水桝以外のいずれか他の前記排
水桝の流出口とは、パッキンを介して接続されているも
のである。
【0006】そして、この構成では、インバート部を介
して流入口および流出口が連通され、側部に枝管流入口
が少なくとも1つ以上突設され、上部に掃除口が突設さ
れたいずれか一つの排水桝の流入口と、この一つの排水
桝以外のいずれか他の排水桝の流出口とをパッキンを介
して接続することにより、これら流入口および流出口間
の接続が容易に水密となる。
【0007】請求項2記載の合流桝は、請求項1記載の
合流桝において、各排水桝の流入口および流出口それぞ
れの外縁には、いずれか一つの前記排水桝の流入口と、
この一つの排水桝以外のいずれか他の前記排水桝の流出
口とを連通させた状態で、互いに当接するフランジ部が
それぞれ設けられ、これらフランジ部間は、パッキンを
介して接続されているものである。
【0008】そして、この構成では、いずれか一つの排
水桝の流入口と、この一つの排水桝以外のいずれか他の
排水桝の流出口とを連通させて、これら流入口および流
出口それぞれの外縁に設けたフランジ部を、パッキンを
介して互いに当接させて接続する。この結果、これら流
入口および流出口を当接させた際における接触面積が広
くなるから、これら流入口および流出口間がより水密か
つ強固に接続可能となる。
【0009】請求項3記載の合流桝は、インバート部、
このインバート部を介して連通された流入口および流出
口、側部に少なくとも1つ以上突設された枝管流入口、
および上部に突設された掃除口を備えた排水桝を複数備
え、いずれかの一つの前記排水桝の流入口と、この一つ
の排水桝以外のいずれか他の前記排水桝の流出口とは、
これら流入口および流出口を連通させて外周域から締め
付け固定されて接続されているものである。
【0010】そして、この構成では、インバート部を介
して流入口および流出口が連通され、側部に枝管流入口
が少なくとも1つ以上突設され、上部に掃除口が突設さ
れたいずれか一つの排水桝の流入口と、この一つの排水
桝以外のいずれか他の排水桝の流出口とを連通させる。
この状態で、これら流入口および流出口それぞれの外周
域からこれら流入口および流出口との連通を締め付け固
定する。この結果、いずれか一つの排水桝の流入口とこ
の一つの排水桝以外のいずれか他の排水桝の流出口とが
正確かつ強固に接続されるので、これら流入口および流
出口間が容易に水密に接続可能となる。
【0011】請求項4記載の合流桝は、インバート部、
このインバート部を介して連通された流入口および流出
口、側部に少なくとも1つ以上突設された枝管流入口、
および上部に突設された掃除口を備えた排水桝を複数備
え、いずれかの一つの前記排水桝と、この一つの排水桝
以外のいずれか他の前記排水桝とは、接着により接続さ
れ、前記一つの排水桝の流入口と前記他の流出口とが連
通されているものである。
【0012】そして、この構成では、インバート部を介
して流入口および流出口が連通され、側部に枝管流入口
が少なくとも1つ以上突設され、上部に掃除口が突設さ
れたいずれか一つの排水桝の流入口と、この一つの排水
桝以外のいずれか他の排水桝の流出口とを連通させた状
態で、これら一つの排水桝と他の排水桝とを接着にて接
続する。この結果、いずれか一つの排水桝の流入口と、
この一つの排水桝以外のいずれか他の排水桝の流出口と
が正確かつ強固に接続されるので、これら流入口および
流出口間が容易に水密に接続可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の合流桝の第1の実
施の形態の構成を図1ないし図4を参照して説明する。
【0014】図1ないし図4において、1は合流桝で、
この合流桝1は、塩化ビニル樹脂などの合成樹脂製の桝
であり、図示しない建物の床下1aのべた基礎1bに流水勾
配を付けて設置されている。また、この合流桝1の後述
する枝管流入口15a,15b,15c,15dそれぞれには、排水管
である蛇腹管、すなわち図示しないフレキシブル管によ
り建物内の複数の図示しない排水設備、例えば風呂や洗
面所、洗濯機、トイレ、台所などの排水口がそれぞれ接
続されている。
【0015】さらに、この合流桝1は、建物のべた基礎
1bからこのべた基礎1bを貫通する管体である排水主管1c
を介して建物の敷地内である屋外に設置される排水桝に
接続される。ここで、この排水主管1cは、縦断面円形の
塩ビ管である。
【0016】また、この排水桝は、屋外排水管である図
示しない敷地内排水管により、図示しない公共桝に接続
されている。また、合流桝1は、図1ないし図3に示す
ように、複数、例えば3つの排水桝2a,2b,2cが連結され
て形成されている。
【0017】そして、これら排水桝2a,2b,2cそれぞれ
は、略凹弧状のインバート部3a,3b,3cを介して流入口4
a,4b,4cおよび流出口5a,5b,5cが連通された略円筒状の
桝本体6a,6b,6cをそれぞれ備えている。これら桝本体6
a,6b,6cのインバート部3a,3b,3cの下流端に流出口5a,5
b,5cがそれぞれ開口され、これらインバート部3a,3b,3c
の上流端に流入口4a,4b,4cがそれぞれ開口されている。
また、これら流入口4a,4b,4cおよび流出口5a,5b,5cは、
同形状である。
【0018】ここで、各桝本体6a,6b,6cのインバート部
3a,3b,3cは、図3に示すように、これらインバート部3
a,3b,3cそれぞれの内側の管底が、桝本体6cの流出口5c
に接続される排水主管1cの内側の管底と等しい。また、
これらインバート部3a,3b,3cの下半部の内周面は、流出
口5cに接続される後述するソケット体21およびこのソケ
ット体21に内嵌合される排水主管1cそれぞれの下半部の
内周面と一致している。
【0019】さらに、これらインバート部3a,3b,3c内の
上半部には、流出口5cにソケット体21を介して接続され
る排水主管1cの上半部の内周面に対して、上方に向けて
拡幅した縦断面凸弧状の拡幅部7a,7b,7cがそれぞれ形成
されている。これら拡幅部7a,7b,7cは、各桝本体6a,6b,
6cの幅方向および高さ方向に向けて拡幅している。ま
た、これら拡幅部7a,7b,7cは、インバート部3a,3b,3cの
下半部の内周面に対して略直線的に連続して接続されて
いる。
【0020】また、各排水桝2a,2b,2cの流入口4a,4b,4c
および流出口5a,5b,5cそれぞれの開口外縁には、周方向
に沿って径方向に向けて突出する円環状のフランジ部11
a,11b,11cがそれぞれ一体的に設けられている。これら
フランジ部11a,11b,11cそれぞれには、これらフランジ
部11a,11b,11cにおける軸方向に沿って貫通した接続用
のボルト挿通孔12がそれぞれ穿設されている。これらボ
ルト挿通孔12は、各フランジ部11a,11b,11cの周方向に
沿って離間された位置に複数、例えば4個ずつ設けられ
ている。また、これらボルト挿通孔12は、各排水桝2a,2
b,2cを軸方向から観た際に、上流側のボルト挿通孔12と
下流側のボルト挿通孔12とがそれぞれ連通する位置にそ
れぞれ設けられている。
【0021】また、各排水桝2a,2b,2cの流出口5a,5b,5c
側に位置するフランジ部11a,11b,11cにおける外側端面
の内周縁には、周方向に沿った環状の嵌合段部16がそれ
ぞれ形成されている。さらに、各排水桝2a,2b,2cの流入
口4a,4b,4c側のフランジ部11a,11b,11cにおける外側端
面の内周縁には、これら流入口4a,4b,4cを流出口5a,5b,
5cに連通させた際に嵌合段部16に嵌合する周方向に沿っ
た環状の嵌合突部17がそれぞれ突設されている。そし
て、これら嵌合段部16および嵌合突部17は、互いに嵌合
させることにより流入口と流出口とを同心状に連通させ
る。
【0022】さらに、各排水桝2a,2b,2cの嵌合突部17の
外側端面には、周方向に沿った断面凹溝状である環状の
パッキン保持溝部13a,13b,13cが形成されている。そし
て、これらパッキン保持溝部13a,13b,13cには、円環状
のパッキン14がそれぞれ保持される。このパッキン14
は、パッキン保持溝部13a,13b,13cに保持された状態
で、各排水桝2a,2b,2cの流入口4a,4b,4cと流出口5a,5b,
5cとの接続を水密にする。
【0023】さらに、最も上流側に位置する排水桝2aの
側部には、略円筒状の枝管流入口15aが突設されてい
る。この枝管流入口15aは、排水桝2aの軸方向に対して
直角な略水平方向から上方に向けて傾斜して流水勾配θ
が形成されるように突出している。そして、この排水桝
2aの流出口5aは、この流出口5aの外周域に位置するフラ
ンジ部11aのボルト挿通孔12と、排水桝2bの流入口4bの
外周域に位置するフランジ部11bのボルト挿通孔12とを
連通させて、これら連通した各ボルト挿通孔12間を、図
示しないボルトおよびナットで締め付け固定することに
より、排水桝2bの流入口4bに水密に接続されている。
【0024】次いで、この排水桝2bの側部には、下流側
約45度方向から排水を流入させる略円筒状の枝管流入
口15bが突設されている。この枝管流入口15bは、排水桝
2bの桝本体6bにおける下流側に向けて約45度傾いた略
水平方向から上方向けて傾斜して流水勾配θが形成され
るように突出している。そして、この排水桝2bの流出口
5bは、この流出口5bの外周域に位置するフランジ部11b
のボルト挿通孔12と、排水桝2cの流入口4cの外周域に位
置するフランジ部11cのボルト挿通孔12とを連通させ
て、これら連通した各ボルト挿通孔12間を、ボルトおよ
びナットで締め付け固定することにより、排水桝2cの流
入口4cに水密に接続されている。
【0025】さらに、この排水桝2cの側部には、この排
水桝2cの桝本体6cにおける軸方向に対して直角な水平方
向に向かう軸方向を有する複数、例えば2つの枝管流入
口15c,15dがそれぞれ突設されている。これら枝管流入
口15c,15dそれぞれは、排水桝2cの軸方向に対して直角
な略水平方向から上方に向けて傾斜して流水勾配θが形
成されるように突出している。
【0026】また、この排水桝2cの流出口5cには、この
流出口5cの内径寸法より小径な断面円形の排水主管1cを
接続可能とする略円筒状の異形なソケット体21が取り付
けられている。このソケット体21の軸方向における上流
端には、排水桝2cの流出口5cと同形の流入口22が開口さ
れている。また、この流入口22の開口外縁には、周方向
に沿って径方向に向けて突出する円環状のフランジ部23
が形成されている。このフランジ部23には、ソケット体
21におけるの軸方向に沿って貫通した接続用のボルト挿
通孔24が、例えば4個穿設されている。これらボルト挿
通孔24は、ソケット体21の流入口22を排水桝2cの流出口
5cに取り付ける際に、この排水桝2cの流出口5cの外周縁
に位置するボルト挿通孔12と連通し、これら連通した各
ボルト挿通孔12,24間を、ボルトおよびナットで締め付
け固定することにより、排水桝2cとソケット体21とが水
密に連通して接続される。
【0027】さらに、このフランジ部23の外側端面の内
周縁には、周方向に沿った環状の嵌合突部29が突設され
ている。この嵌合突部29は、排水桝2cの嵌合段部16に嵌
合させることにより、この排水桝2cの流出口5cとソケッ
ト体21の流入口22とを同心状に連通させる。さらに、こ
の嵌合突部29の外側端面には、周方向に沿った断面凹溝
状である環状のパッキン保持溝部25が形成されている。
このパッキン保持溝部25には、円環状のパッキン26がそ
れぞれ保持される。このパッキン26は、パッキン保持溝
部25に保持された状態で、排水桝2cの流出口5cとの接続
を水密にする。
【0028】また、ソケット体21の流入口22と対向する
位置には、この流入口22より径小な流出口27が開口され
ている。この流出口27には、排水主管1cが嵌挿されて水
密に接着される。また、この流出口27と流入口22との間
には、流出口27側から流入口22側に上方に向けて傾斜し
た傾斜部28が形成されている。
【0029】ここで、各枝管流入口15a,15b,15c,15dの
基端に位置するそれぞれの排水桝2a,2b,2cの上面には、
略円筒状の掃除口31a,31b,31c,31dがそれぞれ突設され
ている。これら各掃除口31a,31b,31c,31dの開口内縁に
は、図示しない雌ねじ部が螺刻されている。そして、こ
れら各掃除口31a,31b,31c,31dには、これら各掃除口31
a,31b,31c,31dの雌ねじ部に螺合可能な図示しない雄ね
じ部が外周面に螺刻された略有底円筒状の蓋体32a,32b,
32c,32dが図示しないパッキンを介してそれぞれ着脱可
能に取り付けられている。
【0030】さらに、各枝管流入口15a,15b,15c,15dそ
れぞれの開口内縁には、これら枝管流入口15a,15b,15c,
15dに嵌挿されるフレキシブル管を水密に接着可能とす
る嵌合段部33a,33b,33c,33dが周方向に沿って設けられ
ている。また、これら各枝管流入口15a,15b,15c,15dの
内側の管底は、各桝本体6a,6b,6cのインバート部3a,3b,
3cの内側の管底より高い。
【0031】次に、上記第1の実施の形態の合流桝の配
管方法について説明する。
【0032】まず、建物内の風呂や洗面所、洗濯機、ト
イレ、風呂などの排水設備の排水口の位置が決定した状
態で、これら各排水口の数と同数であり、これら各排水
口に接続可能な枝管流入口15a,15b,15c,15dを有するよ
うに、合流桝1を形成する。
【0033】このとき、排水桝2bのパッキン保持溝部13
bにパッキン14を保持させた後、この排水桝2bの流入口4
bに排水桝2aの流出口5aを連通させて、これら流入口4b
および流出口5aそれぞれのフランジ部11a,11bを互いに
当接させるとともに、これら各フランジ部11a,11bそれ
ぞれのボルト挿通孔12をそれぞれ連通させて、これら連
通したボルト挿通孔12間を、ボルトおよびナットにて締
め付け固定して、排水桝2bの流入口4bと排水桝2aの流出
口5aとを水密に接続する。
【0034】さらに、排水桝2cのパッキン保持溝部13c
にパッキン14を保持させた状態で、この排水桝2cの流入
口4cに排水桝2bの流出口5bを連通させて、これら流入口
4cおよび流出口5bそれぞれのフランジ部11b,11cを互い
に当接させるとともに、これら各フランジ部11b,11cそ
れぞれのボルト挿通孔12をそれぞれ連通させて、これら
連通したボルト挿通孔12間を、ボルトおよびナットにて
締め付け固定して、排水桝2cの流入口4cと排水桝2bの流
出口5bとを水密に接続する。
【0035】また、ソケット体21のパッキン保持溝部25
にパッキン26を保持させた状態で、排水桝2cの流出口5c
のボルト挿通孔12とソケット体21のボルト挿通孔24とを
連通させて、これら連通したボルト挿通孔12,24間を、
ボルトおよびナットにて締め付け固定して、排水桝2cの
流出口5cにソケット体21を水密に取り付ける。
【0036】さらに、排水桝2aの流入口4aを図示しない
キャップ体などにより閉塞する。
【0037】次いで、この合流桝1の排水桝2bの上流側
と、排水桝2cの枝管流入口15cおよび枝管流入口15d間と
に固定具35をそれぞれ取り付け、これら固定具35を建物
のべた基礎1bに固定して、このべた基礎1b上に合流桝1
を位置決め固定する。
【0038】この後、合流桝1の上流側に位置する固定
具35の高さ位置を、この合流桝1の下流側に位置する固
定具35の高さ位置より高くして、この合流桝1に流水勾
配を形成する。
【0039】さらに、建物内の風呂や洗面所、洗濯機、
トイレ、風呂などの排水設備の排水口に上流端がそれぞ
れ接続されたフレキシブル管の下流端を、合流桝1の各
枝管流入口15a,15b,15c,15dにそれぞれ嵌挿接着する。
【0040】ここで、トイレなどの排水設備にフレキシ
ブル管の上流端を接続する場合には、排水の逆流などを
防止するため、合流桝1の上流端側に向けて約45°傾
けて接続した枝管流入口15bに接続する。
【0041】そして、合流桝1の下流端に接続したソケ
ット体21の流出口27に排水主管1cを接続し、この排水主
管1cを図示しない屋外の排水桝の上流端に配管する。
【0042】さらに、この排水桝の下流端に敷地内排水
管を配管し、この敷地内排水管を公共桝へと配管する。
【0043】また、合流桝1、排水主管1cおよび各フレ
キシブル管のいずれかの内部を点検などする場合には、
この合流桝1の掃除口31a,31b,31c,31dから蓋体32a,32
b,32c,32dを取り外し、これら掃除口31a,31b,31c,31dか
ら合流桝1内を点検および掃除した後、これら掃除口31
a,31b,31c,31dそれぞれに蓋体32a,32b,32c,32dを再度取
り付ける。
【0044】上述したように、上記第1の実施の形態に
よれば、各排水桝2a,2b,2cの流入口4a,4b,4cおよび流出
口5a,5b,5cそれぞれの開口外縁に形成したフランジ部11
a,11b,11cを互いに当接させて、これら各フランジ部11
a,11b,11cに穿設したボルト挿通孔12を連通させた状態
で、これら連通したボルト挿通孔12間をボルトおよびナ
ットなどにより締め付け固定することにより、これら排
水桝2a,2b,2c間を正確かつ強固に接続できるから、これ
ら排水桝2a,2b,2c間を容易に水密に接続できる。
【0045】また、各排水桝2a,2b,2cの流入口4a,4b,4c
の開口外縁に形成したフランジ部11a,11b,11cの外側端
面にパッキン保持溝部13a,13b,13cを形成したので、こ
のパッキン保持溝部13a,13b,13cにパッキン14を保持さ
せた状態で、この流入口4a,4b,4cに他の排水桝2a,2b,2c
の流出口5a,5b,5cを接続することにより、このパッキン
14にてこれら流入口4a,4b,4cおよび流出口5a,5b,5c間の
水密性を確保できるから、各排水桝2a,2b,2cの流入口4
a,4b,4cおよび流出口5a,5b,5c間をより水密に接続でき
る。
【0046】さらに、合流桝1の流出側に排水主管1cを
接続するためのソケット体21の流入口22の開口外縁にフ
ランジ部23を形成し、このフランジ部23に各排水桝2a,2
b,2cのボルト挿通孔12に連通するボルト挿通孔24を穿設
するとともに、このフランジ部23の外側端面にパッキン
保持溝部25を形成したので、このソケット体21のパッキ
ン保持溝部25にパッキン26を保持させた状態で、このフ
ランジ部23を排水桝2cの流出口5cのフランジ部11cに当
接させて、これらフランジ部11c,23の各ボルト挿通孔1
2,24を連通させ、これら連通したボルト挿通孔12,24間
をボルトおよびナットなどにて締め付け固定すれば、こ
のソケット体21を排水桝2cに正確かつ強固に接続できる
から、これらソケット体21および排水桝2c間を容易に水
密に接続できる。
【0047】さらに、各排水桝2a,2b,2cの流出口5a,5b,
5c側のフランジ部11a,11b,11cに嵌合段部16をそれぞれ
形成するとともに、これら嵌合段部16に嵌合可能な嵌合
突部17,29を、各排水桝2a,2b,2cの流入口4a,4b,4c側の
フランジ部11a,11b,11cおよびソケット体21の流入側の
フランジ部23それぞれに形成したので、これら排水桝2
a,2b,2cの嵌合段部16にこれら排水桝2a,2b,2cおよびソ
ケット体21の嵌合突部17,29を嵌合させるだけで、排水
桝2a,2b,2cの流出口5a,5b,5cとこれら排水桝2a,2b,2cお
よびソケット体21の流入口4a,4b,4cとを同心状に容易に
連通させることができる。
【0048】なお、上記第1の実施の形態では、各排水
桝2a,2b,2cの流入口4a,4b,4cの開口外縁に形成したフラ
ンジ部11a,11b,11cにパッキン保持溝部13a,13b,13cを形
成したが、各排水桝2a,2b,2cの流出口5a,5b,5cの開口外
縁に形成したフランジ部11a,11b,11cにパッキン保持溝
部13a,13b,13cを形成することもできる。
【0049】次に、本発明の第2の実施の形態を図5を
参照して説明する。
【0050】この図5に示す合流桝1は、基本的には図
1ないし図4に示す合流桝1と同様であるが、各排水桝
2a,2b,2c間の連通させた各ボルト挿通孔12間のすべてを
長軸ボルト41およびナット42にて軸方向に沿って締め付
け固定したものである。また、この合流桝1の各枝管流
入口15a,15b,15c,15dには、図示しない排水設備の排水
口に上流端が接続された蛇腹管としてのフレキシブル管
43がそれぞれ接続されている。
【0051】この結果、この図5に示す合流桝1は、排
水桝2bの流出口5bを排水桝2cの流入口4cに連通させると
とともに、この排水桝2cの流出口5cを排水桝2aの流入口
4aに連通させ、さらに、排水桝2aの流出口5aにソケット
体21の流入口22を連通させる。この状態で、これら排水
桝2a,2b,2cおよびソケット体21のボルト連通孔12,24そ
れぞれを連通させて、これら各連通させたボルト挿通孔
12,24間を長軸ボルト41およびナット42にて締め付け固
定することにより形成されるので、図1ないし図4に示
す合流桝1と同様の作用効果を奏することができる。
【0052】さらに、各排水桝2a,2b,2c間における連通
したボルト挿通孔12間を軸方向に沿って長軸ボルト41お
よびナット42にて締め付け固定するため、当接させたフ
ランジ部11a,11b,11c間における連通したボルト挿通孔1
2間個々をボルトおよびナットにて締め付け固定する場
合に比べ、各排水桝2a,2b,2cを容易に連結できる。
【0053】次に、本発明の第3の実施の形態を図6な
いし図8を参照して説明する。
【0054】この図6ないし図8に示す合流桝1は、基
本的には図1ないし図4に示す合流桝1と同様である
が、排水桝2bの流入口4bに排水桝2aの流出口5aを当接さ
せた状態で、これら流入口4bおよび流出口5aの外周面を
バンド体51にて締め付け固定したものである。
【0055】そして、各排水桝2a,2b,2cの流入口4a,4b,
4cおよび流出口5a,5b,5cの開口外縁それぞれには、これ
ら流入口4a,4b,4cおよび流出口5a,5b,5cの周方向に沿っ
て径方向に向けて突出する円環状の嵌合縁部52がそれぞ
れ形成されている。これら嵌合縁部52は、流入口4a,4b,
4cと流出口5a,5b,5cとを連通させた状態で、弾性材にて
略円環状に形成されたバンド体51の内周面に周方向に沿
って断面略凹溝状に形成された嵌合溝部53に嵌合され
る。
【0056】さらに、このバンド体51は、弾性変形可能
な例えばゴムなどにて成形されている。また、このバン
ド体51の内周面における嵌合溝部53の両側には、嵌合縁
部52より開口基端側に位置する排水桝2a,2b,2cの外側面
に当接して、この排水桝2a,2b,2cの外側面に対する滑り
やずれを防止する滑止手段としての滑止溝部54a,54bが
周方向に沿ってそれぞれ形成されている。
【0057】そして、排水桝2bの流入口4bに排水桝2aの
流出口5aを連通させて、これら流入口4bおよび流出口5a
に形成した嵌合縁部52を当接させた状態で、これら当接
させた嵌合縁部52をバンド体51の嵌合溝部53に嵌合させ
る。また、これら流入口4bおよび流出口5aの外周域に取
り付けたこのバンド体51の外周面には、このバンド体51
を流入口4bおよび流出口5aそれぞれの外周面に締め付け
固定させる締付手段としての締付ベルト55a,55bが取り
付けられている。
【0058】これら締付ベルト55a,55bは、滑止溝部54
a,54bに対向するバンド体51の外周面に周方向に沿って
取り付けられている。また、これら締付ベルト55a,55b
は、回動により径寸法が縮径される調整摘み56a,56bを
備えている。
【0059】この結果、この図6ないし図8に示す合流
桝1は、排水桝2bの流入口4bに排水桝2aの流出口5aを連
通させた状態で、これら流入口4bおよび流出口5aの嵌合
縁部52にバンド体51の嵌合溝部53を嵌合させて、滑止溝
部54a,54bと対向するバンド体51の外周面に周方向に沿
って締付ベルト55a,55bをそれぞれ取り付けて、これら
締付ベルト55a,55bの調整摘み56a,56bを回動させて、こ
れら締付ベルト55a,55bの径寸法を適宜に縮径させるこ
とにより形成されるので、図1ないし図4に示す合流桝
1と同様の作用効果を奏することができる。
【0060】さらに、排水桝2bの流入口4bに排水桝2aの
流出口5aを連通させて、これら連通した流入口4bおよび
流出口5aの嵌合縁部52をバンド体51の嵌合溝部53に嵌合
させ、このバンド体51の外周面に締付ベルト55a,55bを
取り付けて、これら締付ベルト55a,55bでベルト体51を
流入口4bおよび流出口5aの外周面に締め付けるので、こ
れら排水桝2bの流入口4bと排水桝2aの流出口5aとをより
正確かく強固に接続できるから、これら流入口4bおよび
流出口5a間をより容易かつ水密に接続できる。
【0061】次に、本発明の第4の実施の形態を図9お
よび図10を参照して説明する。
【0062】この図9および図10に示す合流桝1は、
基本的には図1ないし図4に示す合流桝1と同様である
が、排水桝2bの流入口4bに連通された排水桝2aの流出口
5aそれぞれのフランジ部11a,11bを保持手段としての保
持リング61で保持し、これら流入口4bおよび流出口5aを
締め付け固定したものである。
【0063】そして、各排水桝2a,2b,2cのフランジ部11
a,11b,11cの内側端面は、径方向に向かうに連れて各流
入口4a,4b,4cおよび流出口5a,5b,5cの開口方向に向けて
傾斜されてテーパ状にそれぞれ形成されている。
【0064】また、保持リング61は、略円環状に形成さ
れたリング本体64を備えている。このリング本体64の周
方向における一部は、このリング本体64の径方向に沿っ
て切り欠かれた切欠部65が設けられている。さらに、こ
の切欠部65に対向するリング本体64の周方向における一
部には、このリング本体64を径方向に沿った方向に開閉
可能とする蝶番66が取り付けられている。
【0065】そして、このリング本体64の内周面には、
流入口4a,4b,4cに流出口5a,5b,5cを当接させた状態のフ
ランジ部11a,11b,11cそれぞれに嵌合する断面略V溝状
の保持溝部67が周方向に沿って形成されている。また、
このリング本体64の内周面における両側縁には、このリ
ング本体64の軸方向に沿って互いに対向する方向に向け
て突出した保持片68a,68bがそれぞれ周方向に沿って形
成されている。これら保持片68a,68bは、互いに当接さ
せたフランジ部11a,11b,11cを保持リング61にて保持し
た際に、これらフランジ部11a,11b,11cの基端域に位置
する排水桝2a,2b,2cの外周面を周方向に沿って保持す
る。
【0066】さらに、保持リング61の切欠部65の両端部
には、この切欠部65を閉塞した際に互いに当接する当接
片69a,69bがそれぞれ設けられている。これら当接片69
a,69bには、これら当接片69a,69bを当接させた際に連通
する接続用のボルト挿通孔70a,70bがそれぞれ穿設され
ている。
【0067】この結果、この図9および図10に示す合
流桝1は、排水桝2bのパッキン保持溝部13bにパッキン1
4を保持させた後、この排水桝2bの流入口4bの嵌合突部1
7を排水桝2aの流出口5aの嵌合段部16に嵌合させて、こ
れら流入口4bおよび流出口5aを連通させる。次いで、こ
れら流入口4bおよび流出口5aの各フランジ部11a,11bを
当接させて、これら当接させたフランジ部11a,11bを保
持リング61の保持溝部67に保持させる。このとき、この
保持リング61の切欠部65を閉塞させ、互いの当接片69a,
69bを当接させてボルト挿通孔70a,70bを連通させる。さ
らに、これらボルト挿通孔70a,70b間をボルト71および
ナット72にて締め付け固定する。これにより、合流桝1
が形成されるので、図1ないし図4に示す合流桝1と同
様の作用効果を奏することができる。
【0068】次に、本発明の第5の実施の形態を図11
を参照して説明する。
【0069】この図11に示す合流桝1は、基本的には
図1ないし図4に示す合流桝1と同様であるが、排水桝
2bの流入口4bに排水桝2aの流出口5aを嵌合させてこれら
流入口4bおよび流出口5aを水密に接続するものである。
【0070】そして、各排水桝2a,2b,2cの流出口5a,5b,
5cそれぞれには、これら流出口5a,5b,5cに同心状に連通
した略円筒状の嵌合筒部81が設けられている。この嵌合
筒部81の先端外縁は、周方向に沿って面取りされて縮径
部82が形成されている。また、この嵌合筒部81の外周面
には、周方向に沿った円環状の嵌合爪部83が形成されて
いる。この嵌合爪部83の外側面は、嵌合筒部81の先端側
に向けうに連れて徐々にテーパ状に縮径されている。
【0071】さらに、各排水桝2a,2b,2cの流入口4a,4b,
4cそれぞれには、これら流入口4a,4b,4cに連通した円筒
状の被嵌合部としての嵌合受口部84が同心状に形成され
ている。この嵌合受口部84の内径寸法は、各流入口4a,4
b,4cの内径寸法より大きい。また、この嵌合受口部84の
内周面には、周方向に沿った断面凹溝状のパッキン保持
溝部85が設けられている。このパッキン保持溝部85に
は、弾性変形可能な円環状のパッキン86が保持される。
【0072】また、このパッキン保持溝部85より先端側
に位置する嵌合受口部84の内周面には、この嵌合受口部
84に嵌合筒部81を嵌合させた際に、この嵌合筒部81の嵌
合爪部83が嵌合する嵌合窪部87が周方向に沿って形成さ
れている。この嵌合窪部87の内側面は、嵌合受口部84の
先端側に向かうに連れて拡径している。
【0073】この結果、この図11に示す合流桝1は、
排水桝2bの流入口4bの嵌合受口部84のパッキン保持溝部
85にパッキン86を保持させた状態で、この嵌合受口部84
に排水桝2aの流出口5aの嵌合筒部81を内嵌合させて、こ
の嵌合筒部81の嵌合爪部83を嵌合受口部84の嵌合窪部87
に嵌合させることにより形成されるので、図1ないし図
4に示す合流桝1と同様の作用効果を奏することができ
る。
【0074】また、排水桝2bの嵌合受口部84のパッキン
保持溝部85にパッキン86を保持させて、排水桝2aの嵌合
筒部81をこの嵌合受口部84に内嵌合させ、この嵌合筒部
81の嵌合爪部83を嵌合受口部84の嵌合窪部87に嵌合させ
ることにより、これら排水桝2a,2b間を水密に接続でき
るので、これら排水桝2a,2b間における水密な接続がよ
り容易にできる。
【0075】次に、本発明の第6の実施の形態を図12
および図13を参照して説明する。
【0076】この図12および図13に示す合流桝1
は、基本的には図1ないし図4に示す合流桝1と同様で
あるが、各排水桝2a,2b,2cの流入口4a,4b,4cおよび流出
口5a,5b,5cそれぞれのフランジ部11a,11b,11cの外周縁
から細長板状の支持片91が複数、例えば4本突設された
ものである。
【0077】そして、これら支持片91は、各排水桝2a,2
b,2cの各フランジ部11a,11b,11cの外周縁からこれら各
排水桝2a,2b,2cの流入口4a,4b,4cおよび流出口5a,5b,5c
における径方向に向けて突出している。また、これら支
持片91は、各排水桝2a,2b,2cの流入口4a,4b,4cおよび流
出口5a,5b,5cそれぞれの周方向に対して離間された位置
に取り付けられている。さらに、これら支持片91は、各
排水桝2a,2b,2cの各フランジ部11a,11b,11cと面一にす
るのが好ましい。
【0078】また、これら支持片91それぞれの先端は、
円弧状に形成されている。さらに、これら支持片91それ
ぞれの先端域には、各排水桝2a,2b,2cにおける軸方向に
沿った軸方向を有する接続用のボルト挿通孔92がそれぞ
れ穿設されている。また、これら支持片91は、各排水桝
2a,2b,2cの上下方向および水平方向それぞれに対して約
45度傾斜した方向に向けて突出している。
【0079】この結果、この図12および図13に示す
合流桝1は、排水桝2bのパッキン保持溝部13bにパッキ
ン14を保持させた状態で、この排水桝2bの嵌合突部17を
排水桝2aの嵌合段部16に嵌合させるとともに、各支持片
91のボルト挿通孔92を連通させ、これら連通されたボル
ト挿通孔92間を図示しないボルトおよびナットにて締め
付け固定することにより形成されるので、図1ないし図
4に示す合流桝1と同様の作用効果を奏することができ
る。
【0080】また、複数の排水桝2a,2b,2cの嵌合段部16
と嵌合突部17とを嵌合させた際には、連通させたボルト
挿通孔92間を、図示しない一対の長軸ボルトおよびナッ
トにて締め付け固定しても、同様の作用効果を奏するこ
とができる。
【0081】次に、本発明の第7の実施の形態を図14
を参照して説明する。
【0082】この図14に示す合流桝1は、基本的には
図1ないし図4に示す合流桝1と同様であるが、排水桝
2b,2cの嵌合受口部84の内周面、および排水桝2a,2bの嵌
合筒部81の外周面それぞれに接着剤を塗布し、これら嵌
合受口部84に嵌合筒部81を嵌合させて接着固定させるも
のである。
【0083】この結果、この図14に示す合流桝1は、
各排水桝2a,2b,2cの嵌合筒部81および嵌合受口部84間を
接着剤にて接着固定することにより形成されるので、図
1ないし図4に示す合流桝1と同様の作用効果を奏する
ことができる。
【0084】さらに、各排水桝2a,2b,2cの嵌合筒部81と
嵌合受口部84とを接着剤にて接着嵌合させることによ
り、これら排水桝2b,2cの流入口4b,4cと排水桝2a,2bの
流出口5a,5bとの接続をより容易に強固かつ水密にでき
る。
【0085】なお、上記各実施の形態では、建物の各排
水設備の排水口に上流端が接続されたフレキシブル管43
の下流端を合流桝1の各枝管流入口15a,15b,15c,15dに
接続しているが、合流桝1の枝管流入口15a,15b,15c,15
dの個数がフレキシブル管43の本数より多い場合などに
は、これら枝管流入口15a,15b,15c,15dのいずれかに図
示しない閉塞キャップを取り付けて、これら枝管流入口
15a,15b,15c,15dのいずれかを閉塞することもできる。
【0086】また、最も上流側に位置する排水桝2aの流
入口4aに図示しないソケット体などを取り付けて、排水
設備の排水口に上流端が接続されたフレキシブル管43の
下流端をこのソケット体に接続することもできる。
【0087】さらに、1つの排水桝2a,2b,2cにいくつで
も枝管流入口15a,15b,15c,15dを形成してもよく、さら
に、これら枝管流入口15a,15b,15c,15dは、排水設備の
排水口に接続されたフレキシブル管43の下流端が接続で
きる形状であればよい。
【0088】そして、各排水桝2a,2b,2cの桝本体6a,6b,
6cの上半部を各桝本体6a,6b,6cにおける幅方向および高
さ方向に向けて拡幅して拡幅部7a,7b,7cを形成したが、
各排水桝2a,2b,2cの桝本体6a,6b,6cを排水主管1cの内径
寸法と同じ縦断面円形状に形成しても、上記各実施の形
態と同様の作用効果を奏することができる。
【0089】また、排水設備の排水口と合流桝1の各排
水桝2a,2b,2cの枝管流入口15a,15b,15c,15dとを、一般
的な塩化ビニル樹脂製の円筒状の排水管、いわゆる塩ビ
管で接続することもできる。
【0090】
【発明の効果】請求項1記載の合流桝によれば、いずれ
か一つの排水桝の流入口と、この一つの排水桝以外のい
ずれか他の排水桝の流出口とをパッキンを介して接続す
ることにより、これら流入口および流出口間の接続を容
易に水密にできる。
【0091】請求項2記載の合流桝によれば、請求項1
記載の合流桝の効果に加え、いずれか一つの排水桝の流
入口と、この一つの排水桝以外のいずれか他の排水桝の
流出口とを連通させて、これら流入口および流出口のフ
ランジ部を、パッキンを介して互いに当接させて接続す
れば、これら流入口および流出口を当接させた際におけ
る接触面積を広くできるから、これら流入口および流出
口間をより水密かつ強固に接続できる。
【0092】請求項3記載の合流桝によれば、いずれか
一つの排水桝の流入口とこの一つの排水桝以外のいずれ
か他の排水桝の流出口とを連通させて、これら流入口お
よび流出口それぞれの外周域からこれら流入口および流
出口との連通を締め付け固定すれば、これら流入口と流
出口とを正確かつ強固に接続できるから、これら流入口
および流出口間を容易に水密に接続できる。
【0093】請求項4記載の合流桝によれば、いずれか
一つの排水桝の流入口とこの一つの排水桝以外のいずれ
か他の排水桝の流出口とを連通させた状態で、これら一
つの排水桝と他の排水桝を接着にて接続すれば、これら
流入口および流出口を正確かつ強固に接続できるから、
これら流入口および流出口間を容易に水密に接続でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の合流桝の第1の実施の形態を示す水平
横断面図である。
【図2】同上合流桝の設置状態を示す側面図である。
【図3】同上合流桝の垂直横断面図である。
【図4】同上合流桝の横断面図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態を示す上面図であ
る。
【図6】本発明の第3の実施の形態の一部を示す垂直横
断面図である。
【図7】同上合流桝の一部の接続状態を示す垂直横断面
図である。
【図8】同上合流桝の一部を示す側面図である。
【図9】本発明の第4の実施の形態を示す平面図であ
る。 (a) 保持リングの正面図 (b) 保持リングの側面図
【図10】同上合流桝の一部の接続状態を示す垂直横断
面図である。
【図11】本発明の第5の実施の形態の一部を示す垂直
横断面図である。
【図12】本発明の第6の実施の形態を示す側面図であ
る。
【図13】図12に示す合流桝のa−a断面図である。
【図14】本発明の第7の実施の形態の一部を示す断面
図である。
【符号の説明】 1 合流桝 2a,2b,2c 排水桝 3a,3b,3c インバート部 4a,4b,4c 流入口 5a,5b,5c 流出口 11a,11b,11c フランジ部 14,86 パッキン 15a,15b,15c,15d 枝管流入口 31a,31b,31c,31d 掃除口

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インバート部、このインバート部を介し
    て連通された流入口および流出口、側部に少なくとも1
    つ以上突設された枝管流入口、および上部に突設された
    掃除口を具備した排水桝を複数備え、 いずれか一つの前記排水桝の流入口と、この一つの排水
    桝以外のいずれか他の前記排水桝の流出口とは、パッキ
    ンを介して接続されていることを特徴とした合流桝。
  2. 【請求項2】 各排水桝の流入口および流出口それぞれ
    の外縁には、いずれか一つの前記排水桝の流入口と、こ
    の一つの排水桝以外のいずれか他の前記排水桝の流出口
    とを連通させた状態で、互いに当接するフランジ部がそ
    れぞれ設けられ、 これらフランジ部間は、パッキンを介して接続されてい
    ることを特徴とした請求項1記載の合流桝。
  3. 【請求項3】 インバート部、このインバート部を介し
    て連通された流入口および流出口、側部に少なくとも1
    つ以上突設された枝管流入口、および上部に突設された
    掃除口を備えた排水桝を複数備え、 いずれかの一つの前記排水桝の流入口と、この一つの排
    水桝以外のいずれか他の前記排水桝の流出口とは、これ
    ら流入口および流出口を連通させて外周域から締め付け
    固定されて接続されていることを特徴とした合流桝。
  4. 【請求項4】 インバート部、このインバート部を介し
    て連通された流入口および流出口、側部に少なくとも1
    つ以上突設された枝管流入口、および上部に突設された
    掃除口を備えた排水桝を複数備え、 いずれかの一つの前記排水桝と、この一つの排水桝以外
    のいずれか他の前記排水桝とは、接着により接続され、 前記一つの排水桝の流入口と前記他の流出口とが連通さ
    れていることを特徴とした合流桝。
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