JP2004143759A - 排水設備及びその施工方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】建物の防水性を確保した状態で排水立て管を屋外に設置できるようにし、排水立て管の増設を容易にする。
【解決手段】本発明に係る排水設備は、集合住宅Mの住居内である専用部Pに設置された生活器具の排水を各階毎に排水横枝管12によって排水立て管14まで導き、その排水立て管14によって集合住宅Mの排水横主管まで導く排水設備10であって、排水立て管14を集合住宅Mの建物の外壁Mfに取付ける立て管取付け部材40と、集合住宅Mの建物の側壁貫通孔Mkから屋外に突出した排水横枝管12の端部を排水立て管14に接続する管継手30と、建物の外壁Mfに固定される構造であり、排水横枝管12が通された側壁貫通孔Mkの開口を塞ぐ防水部材20とを有している。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、集合住宅の住居内である専用部に設置された生活器具の排水を各階毎に排水横枝管によって排水立て管まで導き、その排水立て管によって前記集合住宅の排水横主管まで導く排水設備及びその施工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
マンション等の集合住宅における排水設備は、例えば、図12に示すように、
台所流し台8やトイレの便器4あるいは洗面台5等の生活器具からの排水を排水立て管1,2,3まで導く排水横枝管9を備えている。排水立て管1,2,3は、排水横枝管9によって導かれた排水を排水横主管まで導く排水管であり、住居内である専用部Pを上階から下階に貫いて配管されている。排水立て管1,2,3の各階毎の対応する部位には、管継手(図示されていない)が設けられており、それらの管継手によって排水横枝管9が排水立て管1,2,3に接続されるようになっている。
なお、近年は、排水立て管1,2,3を集合住宅の住居外である共用部(建物内)にまとめて配管する方式が多く採用されている。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−328618号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このような排水設備において、排水立て管1,2,3が寿命等により使用不能となった場合、それらの排水立て管1,2,3を更新しようとすると、旧排水立て管の撤去や更新期間中の仮設配管等が必要となり、施工が難しくコストが高くなる。このため、旧排水立て管をそのまま残し、新たな排水立て管を別の位置に配管する方法が施工も簡単でコスト的にも有利である。しかし、マンションの建物内に新たな排水立て管を設置するスペースがない場合に問題となる。
【0005】
本発明の技術的課題は、建物の防水性を確保した状態で排水立て管を屋外に設置できるようにし、排水立て管の増設を容易にすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記した課題は、各請求項の発明によって解決される。
請求項1の発明は、集合住宅の住居内である専用部に設置された生活器具の排水を各階毎に排水横枝管によって排水立て管まで導き、その排水立て管によって前記集合住宅の排水横主管まで導く排水設備であって、前記排水立て管を前記集合住宅の建物の外壁に取付ける立て管取付け部材と、前記集合住宅の建物の側壁貫通孔から屋外に突出した前記排水横枝管の端部を前記排水立て管に接続する管継手と、前記建物の外壁に固定される構造であり、前記排水横枝管が通された前記側壁貫通孔の開口を塞ぐ防水部材とを有することを特徴とする。
【0007】
本発明によると、排水立て管は立て管取付け部材によって集合住宅の建物の外壁に取付けられる構成であり、その排水立て管に集合住宅の建物の側壁貫通孔から屋外に突出した排水横枝管の端部が管継手によって接続される。このため、建物内に新たな排水立て管の配管スペースが存在しない場合でも、寿命となった旧排水立て管をそのまま残し、新たな排水立て管を増設することが可能になる。
また、建物の外壁に固定される構造の防水部材によって、排水横枝管が通された状態の側壁貫通孔の開口が塞がれるため、建物に側壁貫通孔を形成してもその建物の防水性が損なわれない。
【0008】
ここで、請求項2に示すように、板状部と、その板状部のほぼ中央部に形成された開孔とから防水部材を構成し、前記開孔に排水横枝管が通された状態で、前記板状部が側壁貫通孔の開口を塞ぐようにするのが施工上好ましい。
また、請求項3の発明によると、防水部材の開孔に通された排水横枝管の端部が、防水部材から離隔している管継手の横枝管受け口に接続されている構成である。このため、排水横枝管と管継手の横枝管受け口とを容易に同心に保持できる。
また、請求項4の発明によると、防水部材が管継手を支持できるように構成されているため、その管継手を支持する部材を別に設ける必要がなく、コスト的に有利になる。
【0009】
また、請求項5の発明によると、防水部材には、排水横枝管が通される開孔の周囲に支持フランジが設けられており、その支持フランジに対して管継手の横枝管受け口に形成された受けフランジが接続されることで、前記管継手が前記防水部材に支持される。即ち、支持フランジと受けフランジとによって、排水横枝管と防水部材の開孔との間のシール、及び排水横枝管と管継手との間のシールを確保した状態で、その管継手の支持を行なうことができる。
【0010】
また、請求項6の発明によると、防水部材は、弾性体を介した状態で建物の外壁に固定されている。このため、建物の外壁が凸凹している場合でも、排水横枝管が通された側壁貫通孔の開口を良好に塞ぐことができる。さらに、排水立て管等の振動が防水部材に加わっても、その振動が弾性体に吸収されて建物に伝わり難くなる。
また、請求項7の発明によると、防水部材の周縁部は、建物の外壁から離れる方向に反った状態で形成されているため、防水部材に掛った雨水がその防水部材から建物の外壁に伝わり難くなる。このため、防水部材の錆やその防水部材に付着したホコリ等によって建物の外壁が汚れることがない。
【0011】
また、請求項8の発明によると、管継手には、排水横枝管及び/又は排水立て管を洗浄する際に使用される掃除口が形成されている。このため、建物の屋外から居住者の手を煩わすことなく、排水横枝管及び/又は排水立て管の洗浄を行なうことができる。
また、請求項9の発明によると、排水横枝管及び/又は排水立て管を洗浄する際に使用されるデッキが設けられている。このため、高層住宅においても、排水横枝管及び/又は排水立て管の洗浄を良好に行なうことができる。
【0012】
また、請求項10の発明は、集合住宅の住居内である専用部に設置された生活器具の排水を各階毎に排水横枝管によって排水立て管まで導き、その排水立て管によって前記集合住宅の排水横主管まで導く排水設備の施工方法であって、前記集合住宅の建物の側壁に側壁貫通孔を形成する工程と、前記排水横枝管の端部を前記側壁貫通孔から屋外に突出させる工程と、前記排水横枝管が通された側壁貫通孔の開口を防水部材で塞ぎ、その防水部材を前記建物の外壁に固定する工程と、前記排水横枝管の端部を管継手によって前記建物の外壁に取付けられた排水立て管に接続する工程とを有することを特徴とする。本発明を使用して、請求項1に係る排水設備を施工することができる。
また、請求項11の発明は、排水横枝管の端部を管継手を介して排水立て管に接続する際に、その管継手を防水部材で支持する。このため、本発明を使用して、請求項4の排水設備を施工することができる。
また、請求項12の発明は、排水横枝管の端部を管継手により排水立て管に接続する際に、その管継手が防水部材から離される。このため、本発明を使用して、請求項3の排水設備を施工することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
[実施形態1]
以下、図1から図8に基づいて本発明の実施形態1に係る排水設備及びその施工方法の説明を行う。本実施形態に係る排水設備は、マンション等の集合住宅における排水設備であり、旧排水設備が寿命により使用不能となった場合でも、その旧排水設備を残したままで増設が可能なように構成されている。ここで、図1は本実施形態に係る排水設備の排水横枝管と排水立て管との接続構造を表す側面図等、図2は図1の平断面図を表している。また、図3から図5は排水設備の施工方法を表す斜視図、図6、図7は排水設備に使用される排水立て管の受け口部分の縦断面及び排水立て管の取付け部材を表す斜視図である。また、図8は排水横枝管と排水立て管との接続構造の変更例を表す側面図である。
【0014】
本実施形態に係る排水設備10は、図1(A)等に示すように、集合住宅Mの建物の外壁Mfに沿って設置された排水立て管14と、集合住宅Mの住居内である専用部Pからの排水を排水立て管14まで導く排水横枝管12と、両排管12,14を接続する管継手30とを備えている。
排水横枝管12は、その上流端が集合住宅Mの専用部Pに設置された流し台、洗面台、浴槽、洗濯機等の雑排水を流す生活器具(図示されていない)や便器等の汚水を流す生活器具に接続されており、その下流端が集合住宅Mの建物の側壁貫通孔Mkに通されて屋外に突出している。雑排水用の排水横枝管12には、一般的に、50Aあるいは65Aの硬質塩化ビニル管が使用され、汚水用の排水横枝管12には、一般的に80Aの硬質塩化ビニル管が使用される。なお、硬質塩化ビニル管の代わりに鋳鉄管等を使用することも可能である。
【0015】
排水立て管14は、各階の排水横枝管12によって導かれた排水をまとめて集合住宅の地下の排水横主管(図示されていない)まで導く配管であり、一般的に100Aの硬質塩化ビニル管や鋳鉄管等が使用される。
排水立て管14は、集合住宅Mの各階の高さ寸法にほぼ等しい長さ寸法を備えており、各階の排水立て管14が後記する管継手30によって互いに接続されるようになっている。ここで、図1(A)の排水立て管14は硬質塩化ビニル管を図示している。
【0016】
排水立て管14は、図1(A)に示すように、直管部15と、その直管部15の上端に形成された受け口16とを備えている。受け口16は、上階の管継手30の下部配管34が挿入接続される部分であり、その受け口16の先端部分に、例えば、図6(A)に示すようなゴム製のリング状シール材16sが装着されている。リング状シール材16sは、受け口16と管継手30の下部配管34との間をシールする部材であり、そのリング状シール材16sの周縁部が保護カバー16kに覆われた状態で、その保護カバー16kと共に受け口16の先端部にネジ材16n等により固定されている。ここで、リング状シール材16sの代わりに、図6(B)に示すように、筒状のシール材16eを使用することも可能である。
【0017】
排水立て管14は、図1(A)に示すように、立て管取付け部材40によって集合住宅Mの建物の外壁Mfに取付けられる。立て管取付け部材40は、図7に示すように、排水立て管14の直管部15の外周面を一定幅及び一定厚みで覆う一対の防振ゴム41と、その防振ゴム41を介して排水立て管14の直管部15を周囲から締付ける一対の締付けバンド42と、その締付けバンド42を建物の外壁Mfに固定する一対の支持架台43とから構成されている。
防振ゴム41は、例えば、半割リング形に形成されており、二個一組で使用される。
【0018】
締付けバンド42は、図7に示すように、両端に平板部42fが形成され、中央に半リング部42rが形成された鋼板製バンドであり、防振ゴム41と同様に二個一組で使用される。締付けバンド42の平板部42fには複数のボルト孔42kが形成されており、このボルト孔42kを使用して一組の締付けバンド42がボルト&ナットにより連結される。ここで、半リング部42rの曲率半径は、防振ゴム41の曲率半径よりも若干小さく設定されている。このため、両締付けバンド42の半リング部42rで防振ゴム41を半径方向内側に押圧できるようになる。
【0019】
支持架台43は、締付けバンド42の平板部42fに連結される第1横板43aと、その第1横板43aに対してほぼ直角に折り曲げられた縦板43bと、その縦板43bに対してほぼ直角に、かつ第1横板43aと逆方向に折り曲げられた第2横板43cとから構成されている。支持架台43は左右一組で使用され、第1横板43a及び第2横板43cにボルト孔43kが締付けバンド42のボルト孔42kと対応して形成されている。そして、第1横板43aのボルト孔43kを利用して支持架台43と締付けバンド42との連結が行われ、第2横板43cのボルト孔43kを利用して建物の外壁Mfに対する支持架台43の取付けが行われる。
【0020】
管継手30は、図1(A)に示すように、上階と下階の排水立て管14を接続するとともに、排水横枝管12を排水立て管14に接続するための鋳鉄製の継手である。管継手30は、略円筒形をした胴部31を備えており、その胴部31の上側に上受け口32が形成されている。上受け口32は、排水立て管14の直管部15の下端が挿入接続される部分であり、その上受け口32の先端部分に、ゴム製のシール材(図示されていない)が装着されている。前記シール材は、上受け口32と排水立て管14の直管部15との間をシールする部材である。
また、胴部31の下側には直管部34(以下、下部配管34という)が形成されており、その下部配管34が前述のように排水立て管14の受け口16に挿入される。さらに、胴部31の側面には横向きに横枝管受け口35が形成されている。
【0021】
管継手30の横枝管受け口35は、排水横枝管12の端部が挿入接続される受け口であり、その奥側(胴部31側)の上部に横枝管ストッパ31sが形成されている。また、管継手30の胴部31の内壁面には、旋回ガイド(図示されていない)が形成されている。前記旋回ガイドは上方から流下する排水を螺旋状に旋回させて、排水を流し易くする働きをする。
また、管継手30の胴部31には、横枝管受け口35と反対側の位置で、その横枝管受け口35よりも高い位置に、洗浄ノズル(図示されていない)を通すための掃除口36が形成されている。掃除口36は、排水立て管14及び排水横枝管12の洗浄時に使用される開口であり、洗浄時以外は掃除口蓋37によって塞がれている。
【0022】
管継手30の横枝管受け口35の先端には、図1(B)に示す形状の受けフランジ35fが形成されている。受けフランジ35fは、後記する防水板20の中心に設けられた支持フランジ22と連結される構成であり、その支持フランジ22と受けフランジ35fとの間に排水横枝管12の外周面に装着されたフランジ用パッキン24が挟持される。
なお、図1(B)に示す受けフランジ35fは、排水横枝管12の径が50Aの場合であり、排水横枝管12の径が65A、80Aの場合には、図1(C)に示す受けフランジ35fが使用される。
【0023】
防水板20は、排水横枝管12が建物の側壁貫通孔Mkに通された状態で、その側壁貫通孔Mkの開口を塞ぐ部材であり、前記建物の外壁Mfに固定できるように構成されている。
防水板20は、図1及び図4等に示すように、平らな円板部25と、その円板部25に対して表側に約30°反った状態に形成された周縁部26とを備えている。円板部25の中心には、排水横枝管12が通される開孔21が形成されており、その開孔21の周囲に前述の支持フランジ22が設けられている。また、支持フランジ22の表面左右両側には、図4(B)、(C)に示すように、管継手30の受けフランジ35fのボルト孔35eに通されるスタッドボルト22bが固定されている。
なお、図に示す支持フランジ22は、排水横枝管12の径が50Aの場合であり、排水横枝管12の径が65A、80Aの場合には、図1(C)に示す受けフランジ35fに対応する支持フランジ22が使用される。
【0024】
防水板20の円板部25には、支持フランジ22の周囲にボルト孔25kが円周方向に等間隔で複数個(例えば、六個)形成されている。ボルト孔25kは、その防水板20を建物の外壁Mfに固定する際に使用される。また、防水板20の円板部25表面には、その円板部25の中心で直交可能なように位置決めされた縦線V3と横線L3とが細い突条状に形成されている。なお、縦線V3と横線L3とを細い溝状に形成することも可能である。
ここで、防水板20の材料には、硬質塩化ビニルあるいは鋳鉄等を使用するのが好ましい。
また、防水板20を建物の外壁Mfに固定する際に、その防水板20と建物の外壁Mfとの間にはゴム板28が挟持される。ゴム板28は、防水板20の円板部25とほぼ等しい径サイズであり、厚み寸法約8mmのものが使用される。また、ゴム板28には、図4等に示すように、中心に排水横枝管12が通される開孔28cが形成されており、防水板20のボルト孔25kに対応する位置にボルト孔28kが形成されている。
即ち、防水板20が本発明の防水部材に相当し、その防水板20の円板部25が本発明の板状部に相当する。また、ゴム板28が本発明の弾性体に相当する。
【0025】
さらに、建物の外壁Mfに固定された防水板20の周縁部26とその建物の外壁Mfとによって画成される溝状空間には、図1(A)に示すように、コーキング剤29が充填されている。ここで、コーキング剤29には、シリコンコーキング剤や酢酸ビニルコーキング剤等が好適に使用される。
また、排水設備10には、建物の一階を除く部分に排水横枝管12及び排水立て管14の洗浄を行なう際に使用されるメンテナンスデッキ50(図2参照)が設置されている。
【0026】
次に、上記した排水設備10の施工方法について説明する。
排水設備10の施工は下階から順番に行われる。
先ず、排水立て管14の直管部15が下階の管継手30の上受け口32に挿入接続された状態で、その排水立て管14が立て管取付け部材40によって建物の外壁Mfに取付けられる。排水立て管14の取付けでは、最初に立て管取付け部材40の支持架台43がホールインアンカ&アンカボルトによって建物の外壁Mfに固定される。なお、建物の外壁Mfに鋼材がインサートされている場合には、支持架台43を鋼材に溶接することにより、外壁Mfに固定することも可能である。
【0027】
次に、排水立て管14の直管部15の所定部位に図7に示す立て管取付け部材40の防振ゴム41が被せられ、さらにその周囲が締付けバンド42の半リング部42rによって覆われる。この状態で、両締付けバンド42の平板部42fのボルト孔42kと支持架台43の第1横板43aのボルト孔43kとにボルトが通され、そのボルトにナットが螺合された状態で、前記ボルト&ナットが締付けられる。これによって、排水立て管14の直管部15が防振ゴム41を介した状態で締付けバンド42によって周囲から締付けられ、排水立て管14と締付けバンド42とが軸方向に相対移動不能に保持される。さらに、その締付けバンド42が支持架台43に連結されることで、排水立て管14は建物の外壁Mfに固定される。
【0028】
次に、図3(A)に示すように、建物の側壁の所定位置に側壁貫通孔Mkの中心を示す水平線L1及び垂直線V1が罫書かれ、その中心位置に側壁貫通孔Mkが空けられる。そして、その側壁貫通孔Mkに排水横枝管12の下流側端部が通される。排水横枝管12は、下流側が低くなるように若干傾斜を設けた状態で専用部Pの床下に配管されており、その上流端が、前述のように、流し台等の生活器具に接続されている。ここで、側壁貫通孔Mkの内径寸法は、一般的に、排水横枝管12の径が50Aのときには約80mm、排水横枝管12の径が65Aのときには約100mmに設定される。
なお、側壁貫通孔Mkの孔空けは、排水立て管14の取付け前に行なっても良い。
【0029】
排水横枝管12は、図3(B)に示すように、建物の側壁貫通孔Mkからの突出量が一定となるように、その排水横枝管12の端部が切断される。排水横枝管12の端部の切断には、筒状治具52が使用される。筒状治具52は、排水横枝管12が通される筒体53と、筒体53の一端に形成されたフランジ状の基準リング54とから構成されており、基準リング54から筒体53の先端までの軸長が規定長さLに設定されている。このため、筒状治具52の筒体53に排水横枝管12を通し、その筒状治具52の基準リング54を建物の外壁Mfに面接触させた状態で、排水横枝管12を筒体53の先端に沿って切断することにより、側壁貫通孔Mkからの排水横枝管12の突出量を一定にすることができる。
建物の側壁貫通孔Mkには、排水横枝管12が通された後、モルタルMxが充填される。
【0030】
次に、図3(C)に示すように、外壁Mfの側壁貫通孔Mkの周囲に施工用捨て紙Rが貼付される。施工用捨て紙Rは、アンカ孔Mhを空ける際の目印に使用される紙であり、ゴム板28と相似形となるように形成されている。即ち、施工用捨て紙Rには、ゴム板28の開孔28c及びボルト孔25kと等しい位置に開孔とボルト孔が形成されている。さらに、施工用捨て紙Rには、建物の外壁Mfに罫書かれた水平線L1及び垂直線V1と位置合わせが可能なように、その施工用捨て紙Rの中心で直交可能な水平線L2及び垂直線V2とが印刷されている。なお、施工用捨て紙Rにおける水平線L2と垂直線V2とに対するボルト孔の位置関係は、防水板20に鋳出された横線L3と縦線V3とに対するボルト孔25kの位置関係と等しく設定されている。
【0031】
施工用捨て紙Rの水平線L2と垂直線V2とが建物の外壁Mfに罫書かれた水平線L1と垂直線V1とに合わせられた状態で、その施工用捨て紙Rが外壁Mfの側壁貫通孔Mkの周囲に貼付されると、施工用捨て紙Rのボルト孔の位置にアンカ孔が空けられる(図3(D)参照)。そして、アンカ孔が空けられた状態で、施工用捨て紙Rが除去されるとともに、それらのアンカ孔にホールインアンカが収納固定される(図3(E)参照)。
次に、図4(A)に示すように、ゴム板28が、そのボルト孔28kをホールインアンカに合わせた状態で、排水横枝管12の周囲にセットされる。次に、図4(B)に示すように、防水板20の開孔21に排水横枝管12の端部が通された状態で、その防水板20の横線L3と縦線V3とが建物の外壁Mfに罫書かれた水平線L1と垂直線V1とに合わせられることで、防水板20のボルト孔25kがホールインアンカの位置に合わせられる。
【0032】
次に、防水板20のそれぞれのボルト孔25kとゴム板28のそれぞれのボルト孔28kとにボルトが通され、それらのボルトがホールインアンカに螺合される。そして、六本のボルトが均等に締付けられた状態で、防水板20が建物の外壁Mfに固定される。この状態で、建物の側壁貫通孔Mkの開口は防水板20によって完全に塞がれる。
防水板20が建物の外壁Mfに固定された状態で、建物の外壁Mf、防水板20の周縁部26、及びゴム板28の外周面とによって画成される溝状空間には、コーキング剤29が充填される(図4(C)参照)。これによって、建物の側壁貫通孔Mkの部分における防水性がさらに向上する。なお、コーキング剤29は、防水板20の周縁部26の外周端が埋まらない程度に充填される。
【0033】
次に、図5(A)に示すように、防水板20の開孔21から突出した排水横枝管12の周囲にフランジ用パッキン24が装着される。次に、管継手30の下部配管34の下端部が排水立て管14の受け口16の上端部内側に斜めに当てがわれ、この状態で、管継手30が起こされながら防水板20の方向に動かされる。このように、管継手30が防水板20の方向に動かされる過程で、その管継手30の受けフランジ35fのボルト孔35eと支持フランジ22のスタッドボルト22bとが係合させられる。そして、最終的に管継手30が直立し、その管継手30の受けフランジ35fと防水板20の支持フランジ22とが合わせられた状態で、管継手30の下部配管34が排水立て管14の受け口16に納められる。次に、スタッドボルト22bにナットが螺合され、そのナットが締付けられることで、防水板20と管継手30とが連結される。これによって、その管継手30は防水板20によって支持される(図5(B)参照)。
【0034】
このとき、受けフランジ35fと支持フランジ22とによって挟持されたフランジ用パッキン24が変形し、排水横枝管12の外周面がそのフランジ用パッキン24によって周方向から均等に押圧される。これによって、排水横枝管12と管継手30の横枝管受け口35との間がシールされるとともに、その排水横枝管12と防水板20の開孔21との間がシールされる。
このようにして、上記した手順が繰り返し実行されて、排水設備10が完成する。
【0035】
上記したように、本実施形態に係る排水設備10によると、排水立て管14は立て管取付け部材40によって集合住宅Mの建物の外壁Mfに取付けられる構成であり、その排水立て管14に建物の側壁貫通孔Mkから屋外に突出した排水横枝管12の端部が管継手30によって接続される。このため、建物内に排水立て管14の配管スペースが存在しない場合でも、寿命となった旧排水立て管をそのまま残し、新たな排水立て管14を増設することが可能になる。
また、建物の外壁Mfに固定される構造の防水板20等によって、排水横枝管12が通された側壁貫通孔Mkの開口が塞がれるため、建物に側壁貫通孔Mkを形成してもその建物の防水性が損なわれない。
【0036】
また、防水板20が管継手30を支持できるように構成されているため、その管継手30を支持する部材を別に設ける必要がなく、コスト的に有利になる。
また、防水板20には、排水横枝管12が通される開孔21の周囲に支持フランジ22が設けられており、その支持フランジ22に対して管継手30の横枝管受け口35に形成された受けフランジ35fが接続されることで、管継手30が防水板20に支持される。即ち、支持フランジ22と受けフランジ35fとによって、排水横枝管12と防水板20の開孔21との間のシール、及び排水横枝管12と管継手30の横枝管受け口35との間のシールを確保した状態で、その管継手30の支持を行なうことができる。
【0037】
また、防水板20は、ゴム板28を介した状態で建物の外壁Mfに固定されている。このため、建物の外壁Mfが凸凹している場合でも、排水横枝管12が通された側壁貫通孔Mkの開口を良好に塞ぐことができる。さらに、排水横枝管12や排水立て管14等の振動が防水板20に加わっても、その振動がゴム板28に吸収されて建物に伝わり難くなる。
また、防水板20の周縁部26は、建物の外壁Mfから離れる方向に反った状態で形成されているため、防水板20に掛った雨水がその防水板20から建物の外壁Mfに伝わり難くなる。このため、防水板20の錆やその防水板20に付着したホコリ等によって建物の外壁Mfが汚れるのを防ぐことができる。
【0038】
また、管継手30には、排水横枝管12及び排水立て管14を洗浄する際に使用される掃除口36が形成されている。このため、建物の屋外から居住者の手を煩わすことなく、排水横枝管12及び排水立て管14の洗浄を行なうことができる。
また、排水設備10は、排水横枝管12及び排水立て管14を洗浄する際に使用されるメンテナンスデッキ50を備えているため、高層住宅においても、排水横枝管12及び排水立て管14の洗浄を良好に行なうことができる。
【0039】
なお、本実施形態に係る排水設備10では、排水立て管14の受け口16に管継手30の下部配管34を挿入することで、その排水立て管14と管継手30とを接続する例を示したが、図8に示すように、排水立て管14の上部と管継手30の下部配管34とをフランジ14f,34fで接続することも可能である。このように、排水立て管14と管継手30とをフランジ14f,34fで接続することにより、管継手30を排水立て管14と防水板20との両方で支持できるようになり、管継手30の重量が大きい場合に有利となる。
【0040】
また、本実施形態に係る排水設備10では、防水板20と建物の外壁Mfとの間にゴム板28を挟む例を示したが、ゴム板28の代わりに弾力性を有する樹脂板等を挟むことも可能である。また、ゴム板28の代わりに未硫化のブチルゴム等を詰め込むことも可能である。
また、防水板20の周縁部26を反らさずに、その防水板20の下端に雨水を導くクサリ等を垂らすことも可能である。
【0041】
[実施形態2]
以下、図9〜図11に基づいて本発明の実施形態2に係る排水設備及びその施工方法の説明を行う。本実施形態に係る排水設備は、実施形態1に係る排水設備10で使用した防水板20の構造及びその固定方法を変更したものである。ここで、図9は、本実施形態に係る排水設備を構成する排水横枝管と排水立て管との接続構造を表す側面図、図10(A)、(B)、(C)から図11(A)、(B)は排水設備の施工方法を表す斜視図及び縦断面図である。
本実施形態に係る排水設備60で使用される防水板70は、表側に若干反った状態に形成された円板部75と、その円板部75に対して平らに形成された周縁部76とを備えている。さらに、円板部75の中心表側には、排水横枝管12が通される開孔を備える短管72が設けられている。
ここで、防水板70の材料には、塩化ビニルが好適に使用される。
【0042】
次に、上記した排水設備60の施工方法について説明する。
先ず、立て管取付け部材40の支持架台43がホールインアンカ&アンカボルト等によって建物の外壁Mfに固定される。また、図10(A)に示すように、建物の側壁に側壁貫通孔Mkの中心を示す水平線L1及び垂直線V1が罫書かれ、その中心位置に側壁貫通孔Mkが空けられる。そして、その側壁貫通孔Mkに排水横枝管12の下流側端部が通される。排水横枝管12は、建物の側壁貫通孔Mkからの突出量が一定となるように、実施形態1で説明したように、筒状治具52を使用してその排水横枝管12の端部が切断される(図10(B)参照)。次に、図10(C)に示すように、建物の側壁貫通孔MkにモルタルMxが充填される。
【0043】
次に、防水板70の短管72に排水横枝管12の端部が通された状態で、両者12,72が接着剤で接着固定されるとともに、図11(A)に示すように、その防水板70の裏面と建物の外壁Mfとの間にコーキング剤29が充填される。これによって、建物の側壁貫通孔Mkは防水板20によって完全に防水された状態で塞がれる。
次に、排水立て管14の下端部が下階の管継手30の上受け口32に挿入接続された状態で、その排水立て管14が若干斜めに保持される。ここで、管継手30は、特開2001−200977号公報(特願2000−006950)の図1に示すシール材(図1の符号21)を上受け口32に備える構造が、排水立て管14を若干斜めに保持する上で好ましい。このように、排水立て管14が若干斜めに保持された状態で、図11(B)に示すように、排水立て管14の上端部に対して管継手30の下受け口39が被せられて、両者39,14が接着剤により接着される。
【0044】
次に、排水立て管14が真っ直ぐに起こされることで、その排水立て管14の上端部に固定された管継手30が防水板70の方向に移動し、その移動過程で、その管継手30の横枝管受け口35と排水横枝管12の端部とが嵌合させられる。ここで、排水横枝管12の端部と管継手30の横枝管受け口35とは夫々に予め塗布された接着剤により接着される。
【0045】
次に、排水立て管14の所定部位に立て管取付け部材40の防振ゴム41が被せられ、さらにその周囲が締付けバンド42の半リング部42rによって覆われる。この状態で、両締付けバンド42の平板部42fのボルト孔42kと支持架台43のボルト孔43kとにボルトが通され、それらのボルトにナットが螺合されて締付けられることで、排水立て管14は建物の外壁Mfに固定される。
このようにして、上記した手順が繰り返し実行されることで、排水設備60が完成する。
【0046】
上記したように、本実施形態に係る排水設備60によると、防水板70を接着剤によって排水横枝管12に固定できるため、実施形態1に示すように、ホールインアンカ&アンカボルトを使用する場合よりも、防水板70の取付け施工が容易になる。なお、防水板70の短管72の端面と管継手30の横枝管受け口35の先端面との間で、排水横枝管12の周囲にコーキング剤29を充填しても良い。
【0047】
また、実施形態1、実施形態2では、円板状の防水板20,70を例に説明をしたが、防水板20,70の形状は適宜変更可能である。
また、実施形態2では、防水板70(図9参照)を塩化ビニル等で形成する例を示したが、例えば、ゴム状の可撓性材料で形成することも可能である。
また、実施形態1、実施形態2では、マンション等の集合住宅を例に排水設備10,60を説明したが、例えば、建物相互の間隔が接近しているオフィスビルを住宅に改装する際に、そのオフィスビル間の間隔に生活排水用の排水立て管を新設する場合にも、本発明の排水設備10,60を使用することができる。
【0048】
【発明の効果】
本発明によると、建物内に排水立て管の配管スペースが存在しない場合でも、寿命となった旧排水立て管をそのまま残し、新たな排水立て管を増設することが可能になる。また、排水横枝管が通された側壁貫通孔の開口が防水部材によって塞がれるため、建物に側壁貫通孔を形成してもその建物の防水性が損なわれない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係る排水設備を構成する排水横枝管と排水立て管との接続構造を表す側面図(A図)、受けフランジの正面図(B図)、別の受けフランジの正面図(C図)である。
【図2】図1(A)の平断面図である。
【図3】排水設備の施工方法を表す斜視図(A図〜E図)である。
【図4】排水設備の施工方法を表す斜視図(A図〜C図)である。
【図5】排水設備の施工方法を表す斜視図(A図、B図)である。
【図6】排水設備に使用される排水立て管の受け口部の縦断面(A図、B図)である。
【図7】立て管取付け部材を表す分解斜視図である。
【図8】排水横枝管と排水立て管との接続構造の変更例を表す側面図である。
【図9】本発明の実施形態2に係る排水設備を構成する排水横枝管と排水立て管との接続構造を表す側面図である。
【図10】排水設備の施工方法を表す斜視図(A図、B図)及び縦断面図(C図)である。
【図11】排水設備の施工方法を表す縦断面図(A図、B図)である。
【図12】従来の排水設備を表す平面図である。
【符号の説明】
M   集合住宅
Mf  外壁
Mk  側壁貫通孔
12  排水横枝管
14  排水立て管
20  防水板(防水部材)
21  開孔
22  支持フランジ
25  円板部(板状部)
26  周縁部
28  ゴム板(弾性体)
30  管継手
35  横枝管受け口
35f 受けフランジ
36  掃除口
40  立て管取付け部材
50  メンテナンスデッキ(デッキ)
70  防水板
72  短管

Claims (12)

  1. 集合住宅の住居内である専用部に設置された生活器具の排水を各階毎に排水横枝管によって排水立て管まで導き、その排水立て管によって前記集合住宅の排水横主管まで導く排水設備であって、
    前記排水立て管を前記集合住宅の建物の外壁に取付ける立て管取付け部材と、前記集合住宅の建物の側壁貫通孔から屋外に突出した前記排水横枝管の端部を前記排水立て管に接続する管継手と、
    前記建物の外壁に固定される構造であり、前記排水横枝管が通された状態の前記側壁貫通孔の開口を塞ぐ防水部材と、
    を有することを特徴とする排水設備。
  2. 請求項1に記載の排水設備であって、
    防水部材は、板状部と、その板状部のほぼ中央部に形成された開孔とを備えており、前記開孔に排水横枝管が通された状態で、前記板状部が側壁貫通孔の開口を塞ぐ構成であることを特徴とする排水設備。
  3. 請求項2に記載の排水設備であって、
    防水部材の開孔に通された排水横枝管の端部が、防水部材から離隔している管継手の横枝管受け口に接続されている構成であることを特徴とする排水設備。
  4. 請求項1又は請求項2に記載の排水設備であって、
    防水部材は、管継手を支持可能に構成されていることを特徴とする排水設備。
  5. 請求項4に記載の排水設備であって、
    防水部材には、排水横枝管が通される開孔の周囲に支持フランジが設けられており、その支持フランジに対して管継手の横枝管受け口に形成された受けフランジが接続されることで、前記管継手が前記防水部材に支持されることを特徴とする排水設備。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれかに記載の排水設備であって、
    防水部材は、弾性体を介した状態で建物の外壁に固定されていることを特徴とする排水設備。
  7. 請求項1〜請求項6のいずれかに記載の排水設備であって、
    防水部材の周縁部は、建物の外壁から離れる方向に反った状態で形成されていることを特徴とする排水設備。
  8. 請求項1〜請求項7のいずれかに記載の排水設備であって、
    管継手には、排水横枝管及び/又は排水立て管を洗浄する際に使用される掃除口が形成されていることを特徴とする排水設備。
  9. 請求項8に記載の排水設備であって、
    排水横枝管及び/又は排水立て管を洗浄する際に使用されるデッキを備えていることを特徴とする排水設備。
  10. 集合住宅の住居内である専用部に設置された生活器具の排水を各階毎に排水横枝管によって排水立て管まで導き、その排水立て管によって前記集合住宅の排水横主管まで導く排水設備の施工方法であって、
    前記集合住宅の建物の側壁に側壁貫通孔を形成する工程と、
    前記排水横枝管の端部を前記側壁貫通孔から屋外に突出させる工程と、
    前記排水横枝管が通された側壁貫通孔の開口を防水部材で塞ぎ、その防水部材を前記建物の外壁に固定する工程と、
    前記排水横枝管の端部を管継手によって前記建物の外壁に取付けられた排水立て管に接続する工程と、
    を有することを特徴とする排水設備の施工方法。
  11. 請求項10に記載の排水設備の施工方法であって、
    排水横枝管の端部を管継手により排水立て管に接続する際に、その管継手を防水部材で支持することを特徴とする排水設備の施工方法。
  12. 請求項10に記載の排水設備の施工方法であって、
    排水横枝管の端部を管継手により排水立て管に接続する際に、その管継手が防水部材から離されることを特徴とする排水設備の施工方法。
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