JP2003181775A - 締結具締付機アタッチメント及び締結具締付機 - Google Patents

締結具締付機アタッチメント及び締結具締付機

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JP2003181775A
JP2003181775A JP2001381223A JP2001381223A JP2003181775A JP 2003181775 A JP2003181775 A JP 2003181775A JP 2001381223 A JP2001381223 A JP 2001381223A JP 2001381223 A JP2001381223 A JP 2001381223A JP 2003181775 A JP2003181775 A JP 2003181775A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 締結具を挟持する部分を嘴状に形成すること
で、ボルトやナットの大小に関係なく種々の締結具を容
易に挟持できると共に、この締結具を挟持した状態で回
転させ、容易かつ確実に締め付け、又は取り外すことが
できる。 【解決手段】 ボルトやナット等の締結具Fを挟持する
2本の挟持部2,3を嘴状に開閉自在に構成した嘴部4
と、嘴部4の先端2c,3cを、レバー5の操作により
開閉させる締付本体部6と、嘴部4を回転させる電動ド
ライバーDの回転部8に着脱自在に連結する連結機構部
9と、を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建設工事の現場に
おける各壁面や部材の固定又は機械装置の組立や部品の
固定に用いるボルトやナット等の締結具を締め付け、又
は取り外すための締結具締付機に係り、特にボルトやナ
ット等の大小に関係なく種々の締結具を取り扱うことが
できる締結具締付機アタッチメント及び締結具締付機に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】ビル建築現場等にあっては、コンクリー
ト打込の前に骨材となる鉄筋を配設した後、焼きなまし
た鋼線からなる針金(結束線)を用いてこの鉄筋間の所
定箇所を結束している。従来、この結束線は、図7に示
すように、例えば縦横に配設した鉄筋51,52の交叉
部に、略U字型に曲げ形成した針金等の結束線53を、
開いた端部を作業員が手持ちし、ループした端部を鉄筋
51,52の交叉部をくぐらせて上に上げ、交叉部の上
で両者を捻り回して結束し、開いた端部をフック等の工
具で鉄筋51,52側へ曲げたのち、コンクリート打設
をしている。
【0003】一方、建築現場では、各建材を固定するた
めのナット又はボルトをスパナーやドライバー等の締結
用の工具で締め付けていた。また、多数のナット又はボ
ルト等を短時間で締め付けるときは、電動ドライバーに
ソケットを取り付けてナット等を締め付けていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の針
金(結束線)53を用いてこの鉄筋51,52間の所定
箇所を結束する方法は、大変な労力を必要とするもので
あるために作業効率が低下し易いという問題を有してい
た。特に、夏の炎天下では、作業者が疲労しやすいた
め、同じ締付力で均一に鉄筋51,52の交叉部に結束
線53を締め付けられないことがあった。
【0005】また、従来の締結用の工具では、ねじ、ボ
ルト又はナット等の締結具の外径又は形状にあったソケ
ットをドライバーに取り付けて締め付けるものであるた
めに、異なる大きさや種類の締結具については、その都
度ソケットを交換しなければならず、非常に煩雑になり
やすいという問題を有していた。
【0006】本発明は、かかる問題点を解決するために
創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、締
結具を挟持する部分を嘴状に形成することで、ボルトや
ナットの大小に関係なく種々の締結具を容易に挟持でき
ると共に、この締結具を挟持した状態で回転させ、容易
かつ確実に締め付け、又は取り外すことができる締結具
締付機アタッチメント及び締結具締付機を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の締結具締付機ア
タッチメントによれば、ボルトやナット等の締結具
(F)を挟持する2本の挟持部(2,3)を嘴状に開閉
自在に構成した嘴部(4)と、該嘴部(4)の先端(2
c,3c)を、レバー(5)の操作により開閉させる締
付本体部(6)と、前記嘴部(4)を回転させる電動ド
ライバー(D)の回転部(8)に着脱自在に連結する連
結機構部(9)と、を備えた、ことを特徴とする締結具
締付機アタッチメントが提供される。
【0008】前記嘴部(4)は、2本の略へ字形状に形
成した挟持部(2,3)を、その後端部(2a,3a)
を軸支部(13)で軸支して嘴状に組み合わせ、該挟持
部(2c,3c)の中間部(2b,3b)それぞれに、
略Y字状の連結作動リンク(10)の両先端部(10
a,10a)を取り付け、前記挟持部(2c,3c)の
軸支部(13)を、前記挟持部(2,3)の後方へ移動
させることにより挟持部(2,3)の各先端(2c,3
c)が開き、該挟持部(2,3)の軸支部(13)を前
方へ押圧することにより挟持部(2,3)の各先端(2
c,3c)が閉じるように構成したものである。
【0009】前記締付本体部(6)は、筒体(12)内
の先端側に、前記嘴部(4)の挟持部(2,3)を軸支
し、中間部(2b,3b)側へ向けて開いている両挟持
部(2,3)を閉じるように前後動する軸支部(13)
を内装し、前記筒体(12)の外側に前記軸支部(1
3)を前後移動させるレバー(5)を連結リンク(5
a)を介して取り付けたものである。
【0010】前記締付本体部(6)は、前記嘴部(4)
の挟持部(2,3)の軸支部(13)側から中間部(2
b,3b)側へ向けて開いている両挟持部(2,3)を
閉じるように前後動する円形状に開けた開度調整リング
(24)を前後移動可能に取り付け、該開度調整リング
(24)を前後移動させるレバー(5)を連結リンク
(5a)を介して取り付けた前記開度調整リング(2
4)と前記嘴部(4)の挟持部(2)との接触面にベア
リングを介在させることも可能である。
【0011】前記開度調整リング(24)と前記嘴部
(4)の挟持部(2)との接触面にベアリングを介在さ
せることが好ましい。前記連結機構部(9)は、前記電
動ドライバー(D)の回転部(8)と係合する開口を有
するものである。
【0012】前記嘴部(4)の内部に、該嘴部(4)を
回転させる駆動部と直結する回転軸となる連結作動リン
ク(15)に棒状締付具(22)を着脱自在に取り付け
ることができる。
【0013】上記構成の締結具締付機アタッチメントで
は、連結機構部(9)を介して電動ドライバーDに連結
する。この状態で締付本体部(6)のレバー(5)を前
方へ押圧し、嘴部(4)の挟持部(2,3)でボルト等
の締結具(F)を挟み、そのレバー(5)を押圧した状
態で電動ドライバー(D)のトリガー(17)を引き、
モータの回転動作を連結作動リンク(10)の後部軸
(10b)から伝達して嘴部(4)を回転させる。そこ
で、嘴部(4)は締結具(F)を挟持した状態で回転さ
せ、この締結具(F)を容易かつ確実に締め付けること
ができる。一方、電動ドライバー(D)の回転方向を逆
転させれば、締結具(F)を取り外すことができる。
【0014】特に、締結具(F)を挟持する部分が嘴部
(4)が挟持部(2,3)の各先端(2c,3c)が嘴
状に開くように構成したものであるため、ボルトやナッ
トの大小に関係なく種々の締結具(F)を挟持できる。
更に、この嘴部(4)は、針金のようなものでも鉄筋間
に対しても回転して結束することができる。
【0015】本発明の締結具締付機によれば、ボルトや
ナット等の締結具(F)を挟持する2本の挟持部(2,
3)を開閉自在に構成した嘴部(4)と、該嘴部(4)
の先端部(2c,3c)を、レバー(5)の操作により
開閉させる締付本体部(6)と、前記嘴部(4)を回転
させる駆動部と、該駆動部を担持すると共にトリガー
(17)を配置したグリップ(26)と、を備えた、こ
とを特徴とする締結具締付機が提供される。
【0016】前記嘴部(4)の内部に、該嘴部(4)を
回転させる駆動部と直結する回転軸に棒状締付具(2
2)を着脱自在に取り付けることができる。
【0017】上記構成の締結具締付機では、1台の締結
具締付機(1)でボルトやナットの大小に関係なく種々
の締結具(F)を容易かつ確実に挟持できる。そこで、
作業現場に多種類の工具、又は電動ドリルでも多数のソ
ケットを持ち込む必要がなくなる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態を図面を参照して説明する。図1は本発明の締結具締
付機アタッチメントの第一の実施の形態を示す一部切り
欠いた正面図である。本発明の第一の実施の形態の締結
具締付機アタッチメント1は、ボルトやナット等の締結
具Fを挟持する2本の挟持部2,3を開閉自在に構成し
た嘴部4と、この嘴部4の先端を、レバー5操作により
開閉させる締付本体部6と、嘴部4を回転させる伝動部
材7を電動ドライバーDの回転部8に着脱自在に連結す
る連結機構部9と、を備えたものである。
【0019】嘴部4は、ボルトやナット等の締結具Fを
挟持する略へ字形状に形成した挟持部2,3を、その後
端部2a,3aを軸支して嘴状に組み合わせたものであ
る。この挟持部2,3の中間部2b,3bそれぞれに、
略Y字状の連結作動リンク10の両先端部10a,10
aを取り付けてある。軸支部13を後方へ引くことによ
り、挟持部2,3の各先端2c,3cが開き、軸支部1
3を押圧することにより挟持部2,3の各先端2c,3
cが閉じるように構成したものである。この連結作動リ
ンク10の後部軸10bは、後述するように、電動ドラ
イバーDの回転動作を嘴部4に伝達する伝動部材7(回
転軸)としての機能を併せ持つ。
【0020】この嘴部4は、ボルトやナット等の締結具
Fの頭部を挟持部2,3の先端2c,3cで挟み易くす
るために、この先端2c,3cに、締結具Fの頭部に接
する面側に滑り止めのギャザー11加工してある。ま
た、略へ字形状に形成した挟持部2,3の中間部2b,
3bにおける曲折角度は、ここで挟む締結具Fの頭部の
外径に合わせて設計変更し得る。
【0021】締付本体部6は、筒体12内の先端側に、
嘴部4の挟持部2,3の軸支部13を前後移動可能に取
り付けたものである。この軸支部13は、筒体12内の
先端側において回転可能になるように、中心に開口を有
するカップ内にベアリングを介して円滑に回転するよう
に支持してある。また、筒体12内において軸支部13
をカップと共に常時前方に押圧するコイルばね等の弾性
部材14を内装してある。この弾性部材14は、カップ
と共に軸支部13を筒体12内の前方に押圧する。この
カップは、筒体12外に設けたレバー5を連結リンク5
aを介して前後動するようになっている。
【0022】締付本体部6におけるレバー5を図示上の
A方向に引っ張ると、嘴部4の挟持部2,3の軸支部1
3も同時に引っ張られる。連結作動リンク10の位置は
変化しないので挟持部2,3の各先端が開く。逆に、レ
バー5を元に戻すと、挟持部2,3の各先端が閉じる。
【0023】連結機構部9は、電動ドライバーDの回転
部8と締付本体部6内を貫通させた連結作動リンク10
の後部軸10bとを連結する部分である。本発明の締結
具締付機アタッチメント1は、このように電動ドライバ
ーDに容易に着脱自在に連結するようになっている。
【0024】このように構成した締結具締付機アタッチ
メント1を電動ドライバーDに連結すれば、締付本体部
6のレバー5をB方向に押圧し、嘴部4の挟持部2,3
でボルトFを挟み、そのレバー5をB方向に押圧した状
態、即ちボルトFを挟んだ状態で電動ドライバーDのト
リガー(スイッチ)17を引く。このとき、電動ドライ
バーDのモータが回転し、その回転動作を連結作動リン
ク10の後部軸10bから伝達して嘴部4を回転させ
る。そこで、嘴部4はこのボルトFを挟持した状態で回
転し、容易かつ確実に締め付けることができる。一方、
電動ドライバーDの回転方向を逆転させれば、ボルトF
を取り外すことができる。
【0025】本発明の締結具締付機アタッチメント1で
は、締結具Fを挟持する部分が嘴部4が嘴状に挟持部
2,3の各先端2c,3cが開くように構成したもので
あるため、ボルトやナットの大小に関係なく種々の締結
具Fを挟持できるだけではなく、針金のような細いもの
でも挟持することができる。
【0026】図2は第一の実施の形態の変形例を示す一
部切り欠いた斜視図である。図3は嘴部と締付本体部と
の分解斜視図である。嘴部4の挟持部2,3の各先端2
c,3cを閉じるときに、締付本体部6におけるレバー
5の可動方向は前方方向(図1のB方向)に限定されな
い。図2に示すように、レバー5を引っ張る(図2のC
方向)と嘴部4の挟持部2,3の各先端2c,3cを閉
じるように構成することができる。この締付本体部6で
は、筒体12内の先端側において、嘴部4の挟持部2,
3の軸支部13を回転可能に取り付ける。同じく、筒体
12内に、中心に開口18を有し、この開口18から回
転軸19を貫通させる作動管20を取り付けた作動板2
1を内装する。この作動板21と軸支部13との間には
弾性部材14を内装してある。
【0027】この締付本体部6におけるレバー5は、図
2に示すように、後方へ引っ張る(図2のC方向)と、
嘴部4の挟持部2,3の軸支部13と作動板21も連結
作動リンク10と共に引っ張られる。そこで、挟持部
2,3の各先端2c,3cが閉じる。逆に、レバー5を
元に戻すと、挟持部2,3の各先端2c,3cが開く。
【0028】また、嘴部4の内部には、この嘴部4を回
転させる駆動部と直結する回転軸となる連結作動リンク
10にプラスドライバー又はマイナスドライバー等の棒
状締付具22を着脱自在に取り付けることができる。こ
のように構成すれば、ねじ又はボルトの頭部は嘴部4の
各先端2c,3cで挟み、揺れない上体で棒状締付具2
2で確実に締結することができる。
【0029】本発明の締結具締付機アタッチメント1
は、電動ドライバーDに着脱自在に連結し得るように構
成したものである。そこで、ナットFを専門に締め付け
るときに使用するときは、図3に示すように、嘴部4が
嘴状に挟持部2,3の各先端2c,3cがナットFを容
易に締め付けられるように樋状の挟持部2,3を設けた
ものである。この嘴部4の挟持部2,3の形状は締結具
Fの頭部の形状に応じて種々変更することができる。
【0030】図4は本発明の締結具締付機アタッチメン
トの第二の実施の形態を示す正面図である。図5は嘴部
を示す分解斜視図である。第二の実施の形態の締結具締
付機アタッチメント1は、嘴部4の挟持部2,3を包む
ように構成した2個の半カップ状の外カバー23,23
をその一端で開閉可能に取り付け、各可動部23a,2
3aに、略Y字状の連結作動リンク10の両先端部10
a,10aを取り付けてある。この連結作動リンク10
の後部軸10bを略し字形状に曲折し、後部軸10bの
一端を締付本体部6に取り付け、その一端に連結したレ
バー5で作動するようになっている。図示例ではレバー
5を引くと連結作動リンク10の両先端部10a,10
aが開き、挟持部2,3の各先端2c,3cが開き、逆
に、レバー5を押圧すると連結作動リンク10の両先端
部10a,10aが閉じ、挟持部2,3の各先端2c,
3cが閉じるように構成したものである。
【0031】第二の実施の形態の締結具締付機アタッチ
メント1では、外カバー23,23内で嘴部4の挟持部
2,3が閉じた状態で回転するようになっている。な
お、外カバー23,23と嘴部4の挟持部2,3との接
触面にベアリングを介在させて、円滑に嘴部4が回転す
るようになっている。
【0032】図6は本発明の締結具締付機アタッチメン
トの第三の実施の形態を示す一部切り欠いた正面図であ
る。第三の実施の形態の本発明の締結具締付機アタッチ
メント1は、締付本体部6が筒体12内に、嘴部4の略
S字形状に形成した挟持部2,3の後端部2a,3aを
閉じるように前後動する円形状に開けた開度調整リング
24を前後移動可能に取り付けたものである。この開度
調整リング24は筒体12の外側に取り付けたレバー5
により図示例ではレバー5を引くと開度調整リング24
が挟持部2,3を閉じ、各先端2c,3cが閉じ、逆
に、レバー5を押圧すると開度調整リング24が挟持部
2,3から離れ、挟持部2,3に挟んだ弾性部材25の
弾性力により先端2c,3cが開くように構成したもの
である。
【0033】第三の実施の形態の締結具締付機アタッチ
メント1では、開度調整リング24で嘴部4の挟持部
2,3が閉じた状態で回転するようになっている。な
お、開度調整リング24と嘴部4の挟持部2,3との接
触面にベアリングを介在させて、円滑に嘴部4が回転す
るようになっている。
【0034】本発明は上述した発明の実施の形態では、
締結具締付機アタッチメント1を電動ドライバーDに着
脱自在に連結し得るように構成したものを説明してい
る。しかし、上述したような構成の嘴部4と、この嘴部
4の先端2c,3cをレバー5の操作により開閉させる
締付本体部6と、嘴部4を回転させる駆動部を担持する
と共にトリガー17を配置したグリップ26と一体的に
構成した締結具締付機とすることは勿論可能である。
【0035】なお、本発明は上述した発明の実施の形態
に限定されず、ボルトやナットの大小に関係なく種々の
締結具Fを挟持でき、この締結具Fを挟持した状態で容
易に回転させる構成にすることにより、ボルトやナット
の大小に関係なく種々の締結具Fを挟持できる締付機で
あれば、図示したような構成に限定されず、本発明の要
旨を逸脱しない範囲で種々変更できることは勿論であ
る。
【0036】更に、本発明の締結具締付機アタッチメン
ト又は締結具締付機は、上述し建設現場や機械装置の組
立に限定されず、医療手術の差煮の際に患部を挟み、そ
の状態で回転させる作業に応用することも可能である。
【0037】
【発明の効果】本発明の締結具締付機アタッチメント
は、ボルトやナットの大小に関係なく種々の締結具を挟
持できると共に、この締結具を挟持した状態で回転さ
せ、容易かつ確実に締め付け、又は取り外すことができ
る。特に、締結具を挟持する部分が嘴部が嘴状の各先端
が開くように構成したものであるため、ボルトやナット
の大小に関係なく種々の締結具を挟持できる。更に、従
来では不可能であった針金のような細いものも巻き付け
ることができる。
【0038】また、締結具締付機は、1台の締結具締付
機でボルトやナットの大小に関係なく種々の締結具を挟
持できるので、作業現場に多数の工具持ち込む必要がな
い、等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の締結具締付機アタッチメントの第一の
実施の形態を示す一部切り欠いた正面図である。
【図2】第一の実施の形態の変形例を示す一部切り欠い
た斜視図である。
【図3】嘴部と締付本体部との分解斜視図である。
【図4】本発明の締結具締付機アタッチメントの第二の
実施の形態を示す正面図である。
【図5】嘴部を示す分解斜視図である。
【図6】本発明の締結具締付機アタッチメントの第三の
実施の形態を示す一部切り欠いた正面図である。
【図7】鉄筋間の交叉部を結束する結束線を巻き付ける
状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 締結具締付機アタッチメント 2,3 挟持部 2a,3a 挟持部の後端部 2b,3b 挟持部の中間部 2c,3c 嘴部の先端 4 嘴部 5 レバー 5a 連結リンク 6 締付本体部 8 回転部 9 連結機構部 10 連結作動リンク 10a 連結作動リンクの先端部 12 筒体 13 軸支部 17 トリガー 22 棒状締付具 24 開度調整リング 26 グリップ F ボルトやナット等の締結具 D 電動ドライバー
【手続補正書】
【提出日】平成13年12月19日(2001.12.
19)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図7】
【図4】
【図5】
【図6】

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボルトやナット等の締結具(F)を挟持
    する2本の挟持部(2,3)を嘴状に開閉自在に構成し
    た嘴部(4)と、 該嘴部(4)の先端(2c,3c)を、レバー(5)の
    操作により開閉させる締付本体部(6)と、 前記嘴部(4)を回転させる電動ドライバー(D)の回
    転部(8)に着脱自在に連結する連結機構部(9)と、
    を備えた、ことを特徴とする締結具締付機アタッチメン
    ト。
  2. 【請求項2】 前記嘴部(4)は、 2本の略へ字形状に形成した挟持部(2,3)を、その
    後端部(2a,3a)を軸支部(13)で軸支して嘴状
    に組み合わせ、 該挟持部(2c,3c)の中間部(2b,3b)それぞ
    れに、略Y字状の連結作動リンク(10)の両先端部
    (10a,10a)を取り付け、 前記挟持部(2c,3c)の軸支部(13)を、前記挟
    持部(2,3)の後方へ移動させることにより挟持部
    (2,3)の各先端(2c,3c)が開き、該挟持部
    (2,3)の軸支部(13)を前方へ押圧することによ
    り挟持部(2,3)の各先端(2c,3c)が閉じるよ
    うに構成した、ことを特徴とする請求項1の締結具締付
    機アタッチメント。
  3. 【請求項3】 前記締付本体部(6)は、 筒体(12)内の先端側に、前記嘴部(4)の挟持部
    (2,3)を軸支し、中間部(2b,3b)側へ向けて
    開いている両挟持部(2,3)を閉じるように前後動す
    る軸支部(13)を内装し、 前記筒体(12)の外側に前記軸支部(13)を前後移
    動させるレバー(5)を連結リンク(5a)を介して取
    り付けた、ことを特徴とする請求項1の締結具締付機ア
    タッチメント。
  4. 【請求項4】 前記締付本体部(6)は、 前記嘴部(4)の挟持部(2,3)の軸支部(13)側
    から中間部(2b,3b)側へ向けて開いている両挟持
    部(2,3)を閉じるように前後動する円形状に開けた
    開度調整リング(24)を前後移動可能に取り付け、 該開度調整リング(24)を前後移動させるレバー
    (5)を連結リンク(5a)を介して取り付けた、こと
    を特徴とする請求項1の締結具締付機アタッチメント。
  5. 【請求項5】 前記開度調整リング(24)と前記嘴部
    (4)の挟持部(2,3)との接触面にベアリングを介
    在させたこと、ことを特徴とする請求項4の締結具締付
    機アタッチメント。
  6. 【請求項6】 前記連結機構部(9)は、前記電動ドラ
    イバー(D)の回転部(8)と係合する開口を有するも
    のである、ことを特徴とする請求項1の締結具締付機ア
    タッチメント。
  7. 【請求項7】 前記嘴部(4)の内部に、該嘴部(4)
    を回転させる駆動部と直結する回転軸となる連結作動リ
    ンク(10)に棒状締付具(22)を着脱自在に取り付
    けた、ことを特徴とする請求項1又は2の締結具締付機
    アタッチメント。
  8. 【請求項8】 ボルトやナット等の締結具(F)を挟持
    する2本の挟持部(2,3)を開閉自在に構成した嘴部
    (4)と、 該嘴部(4)の先端部(2c,3c)を、レバー(5)
    の操作により開閉させる締付本体部(6)と、 前記嘴部(4)を回転させる駆動部と、該駆動部を担持
    すると共にトリガー(17)を配置したグリップ(2
    6)と、 を備えた、ことを特徴とする締結具締付機。
  9. 【請求項9】 前記嘴部(4)の内部に、該嘴部(4)
    を回転させる駆動部と直結する回転軸に棒状締付具(2
    2)を着脱自在に取り付けた、ことを特徴とする請求項
    8の締結具締付機。
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