JP3024034U - 鉄筋結束工具 - Google Patents

鉄筋結束工具

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JP3024034U
JP3024034U JP1995011275U JP1127595U JP3024034U JP 3024034 U JP3024034 U JP 3024034U JP 1995011275 U JP1995011275 U JP 1995011275U JP 1127595 U JP1127595 U JP 1127595U JP 3024034 U JP3024034 U JP 3024034U
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JP
Japan
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bit
base shaft
hook
reinforcing bar
binding tool
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JP1995011275U
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English (en)
Inventor
勇平 八百板
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勇平 八百板
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 狭い作業空間においてしかも未熟練者であっ
ても鉄筋結束工具を容易に操作することができて、結束
作業を効率よく行うことができるのに加えて、作業の安
全性が確保される鉄筋結束工具を提供する。 【解決手段】 ビットと、このビットが装着される把手
部とを有する鉄筋結束工具において、ビットは把手部に
着脱可能に装着され、ビットは先端のフック部と、後端
に把手部への装着部を有する直線状の基軸部と、フック
部と基軸部とを連結する中間部とを有し、中間部は基軸
部の先端から前方に向けて傾斜し、フック部の前半部は
基軸部の中心線A−Aと交差するようになっていて、こ
の前半部の後端は屈曲して後半部に連接し、後半部は中
間部に向けて延びて、その後端は中間部の先端と結合し
ている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、構築物の構築の際建て込まれる縦横鉄筋の交差部を結束線材で結 束する際に使用される鉄筋結束工具に関する。
【0002】
【考案の属する技術分野】
前記のこの種の鉄筋結束工具は、図5に示すようであって、ビット21と、この ビット21が装着される把手部22とを有し、ビット21は先端のフック部23と、把手 部22に装着された直線状の基軸部25と、フック部23と基軸部25とを連結する中間 部26とを有し、中間部26は基軸部25の先端から前方に向けて傾斜し、フック部23 の先端部は把手部22の中心線B−Bに対して、それと直行する方向に距離Lだけ 離れたところに位置していて、フック部23の先端部の後端は中間部26の先端と結 合していて屈曲部を形成している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながらこの鉄筋結束工具は、前記のように構成されているので、縦鉄筋 17に、これと交差した横鉄筋18を結束線材19で結束するに際しては、図6に示す ように縦鉄筋17と横鉄筋18との交差部に、結束線材19の一方の先端を矢印イ,ロ ,ハ,ニ,ホに示す順に通過させて縦鉄筋17と横鉄筋18とに結束線材19を巻回し 、その後他方の先端との交点で仮結合させて仮結合部10を形成する。そしてこの 仮結合部10にフック部23の先端部を差し込み、把手部22をもって把手部22を水平 状態にしたまま広い空間内において半径Lの円周面上を、矢印に示すように回動 させて、結束線材19の両先端をフック部23でねじ上げることによって結束するこ ととなる。
【0004】 ところでこのようにして結束される縦横鉄筋17,18の交点は、他の構造物との 関係等から狭い空間に位置することが多く、このように作業空間が狭いことから 、このような鉄筋結束工具を使用することができなくて、手動で結束しなければ ならないことや、また使用することができてもその作業が窮屈であって、きわめ て作業効率が悪くなるという問題があり、また通常このような結束作業に従事す るものは未熟練者が多いことから、把手部22の回動操作を効率よく行うことが困 難であるのに加えて、作業の安全性が確保されにくいという問題がある。
【0005】 そこでこの考案の目的は、前記のような従来の鉄筋結束工具のもつ問題を解消 し、狭い作業空間においてしかも未熟練者であっても鉄筋結束工具を容易に操作 することができて、結束作業を効率よく行うことができるのに加えて、作業の安 全性が確保される鉄筋結束工具を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この考案は、前記のような目的を達成するために、請求項1の考案は、ビット と、このビットが装着される把手部とを有する鉄筋結束工具において、ビットは 把手部に着脱可能に装着され、ビットは先端のフック部と、後端に把手部への装 着部を有する直線状の基軸部と、フック部と基軸部とを連結する中間部とを有し 、中間部は基軸部の先端から前方に向けて傾斜し、フック部の前半部は基軸部の 中心線A−Aと交差するようになっていて、この前半部の後端は屈曲して後半部 に連接し、後半部は中間部に向けて延びて、その後端は中間部の先端と結合して いることを特徴とし、請求項2に記載の考案は、把手部は中空ケースを有し、こ の中空ケース内に駆動部材が収納されることを特徴とするものである。
【0007】
【考案の実施の形態】
図1〜4に示すこの考案の実施形態において、前記従来例の説明と重複する部 分は説明を省略する。この実施形態において、1はビット、2はこのビット1が 着脱可能に装着される把手部を示し、ビット1は先端のフック部3と、後端に把 手部2への装着部4を有する直線状の基軸部5と、フック部3と基軸部5とを連 結する中間部6とを有し、中間部6は基軸部5の先端から前方に向けて傾斜し、 フック部3の前半部7は基軸部5の中心線A−Aと交差するようになっていて、 フック部3の前半部7の後端は屈曲して後半部8の前端に連接し、後半部8の後 端は中間部6に向けて延びて中間部6の前端と結合している。そしてフック部3 の前半部7と後半部8とで形成される角度αはほぼ95度となっているのが好適で あり、また基軸部5の装着部4は多角形(この実施形態では6角形)となってい る。
【0008】 把手部2は中空ケース11とその後部に図1において実線位置と鎖線位置との間 を回動可能に中空ケース11に着脱可能に枢支されたハンドル12とを有し、中空ケ ース11内に図示を省略した可逆電動モータ等からなる駆動部材を収納し、13は駆 動部材のオンオフと正逆回転とを制御するスイッチを示し、スイッチ13でオフと したときは、駆動部材が停止するとともにビット1が回転しないようにロックさ れるようになっており、14はビット1の締着リングをそれぞれ示す。
【0009】 前記のようなものを使用するに際しては、スイッチ13をオフのままで、駆動部 材が停止するとともにその駆動軸を回転しないようにロックし、ビット1の基軸 部5の装着部4を、駆動部材の駆動軸に設けた挿入孔15に挿入し、締着リング14 を締めてビット1を把手部2に装着する。
【0010】 そして手動操作で鉄筋を結束するには、前記従来のものと同様にして作業者が 図6に示すように、結束線材19で縦鉄筋17に横鉄筋18を仮結合させ、この仮結合 部10にフック部3の先端部を差し込み、把手部2をもって把手部2を水平状態に したまま、図2に示すように基軸部5すなわち把手部2の中心線A−Aを中心と して回動させて、結束線材19の両先端をねじ上げることによって結束することと なる。このようにして結束作業が行われるに際して、フック部3の前半部7が基 軸部5の中心線A−Aと交差しているので、ビット1及び把手部2の回動範囲は 、従来のものに比べてきわめて限定されたものとになり、狭い空間であっても容 易に作業を遂行することができ、しかも高度な安全性が確保されることとなる。 なおこのように手動操作によって、作業されるものの場合には、駆動部材が設け られていないものであってもよい。
【0011】 また自動操作で鉄筋を結束するには、前記と同様にして作業者が図6に示すよ うに、結束線材19で縦鉄筋17に横鉄筋18を仮結合させ、この仮結合部10にフック 部3の先端部を差し込み、把手部2をもってスイッチ13をオンして、駆動部材を 駆動させてビット1を把手部2の中心線A−Aを中心として回動させて、結束線 材19の両先端をねじ上げることによって結束し、結束作業が終了すると作業者が スイッチ13をオフするか、または図示しない自動停止手段の作動によって、駆動 部材の駆動を停止することになる。このようにして、その結束効率を高めるとと もに、一定の結束力をもってどの結束点においても均一に結束することができる 。
【0012】 なお前記のような結束作業の際、ハンドル12を実線位置としておくと、作業に 邪魔な場合は鎖線位置に移動し、さらには中空ケース11から取り外してもよい。
【0013】
【考案の効果】
この考案は、前記のようであって、請求項1の考案は、ビットと、このビット が装着される把手部とを有する鉄筋結束工具において、ビットは把手部に着脱可 能に装着され、ビットは先端のフック部と、後端に把手部への装着部を有する直 線状の基軸部と、フック部と基軸部とを連結する中間部とを有し、中間部は基軸 部の先端から前方に向けて傾斜し、フック部の前半部は基軸部の中心線A−Aと 交差するようになっていて、この前半部の後端は屈曲して後半部に連接し、後半 部は中間部に向けて延びて、その後端は中間部の先端と結合しているので、狭い 作業空間においてしかも未熟練者であっても鉄筋結束工具を容易に操作すること ができて、結束作業を効率よく行うことができるのに加えて、作業の安全性が確 保されるという効果がある。請求項2に記載の考案は、把手部は中空ケースを有 し、この中空ケース内に駆動部材が収納されるので、結束効率を高めるとともに 、一定の結束力をもってどの結束点においても均一に結束することができるとい う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施形態の使用時における斜面図で
ある。
【図2】同上の作業時における正面図である。
【図3】同上のビットの正面図である。
【図4】同上の側面図である。
【図5】従来のこの考案と同種のものの縦断正面図であ
る。
【図6】同上の作業前における結束線材の仮結合部の作
成手順の説明図である。
【符号の説明】
1 ビット 2 把手部 3 フック部 4 装着部 5 基軸部 6 中間部 7 前半部 8 後半部 10 仮結合部 11 中空ケース 13 スイッチ 14 締着リング 17 縦鉄筋 18 横鉄筋 19 結束線材

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビットと、このビットが装着される把手
    部とを有する鉄筋結束工具において、ビットは把手部に
    着脱可能に装着され、ビットは先端のフック部と、後端
    に把手部への装着部を有する直線状の基軸部と、フック
    部と基軸部とを連結する中間部とを有し、中間部は基軸
    部の先端から前方に向けて傾斜し、フック部の前半部は
    基軸部の中心線A−Aと交差するようになっていて、こ
    の前半部の後端は屈曲して後半部に連接し、後半部は中
    間部に向けて延びて、その後端は中間部の先端と結合し
    ていることを特徴とする鉄筋結束工具。
  2. 【請求項2】 把手部は中空ケースを有し、この中空ケ
    ース内に駆動部材が収納されることを特徴とする請求項
    1に記載の鉄筋結束工具。
JP1995011275U 1995-10-24 1995-10-24 鉄筋結束工具 Expired - Lifetime JP3024034U (ja)

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JP1995011275U JP3024034U (ja) 1995-10-24 1995-10-24 鉄筋結束工具

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JP1995011275U JP3024034U (ja) 1995-10-24 1995-10-24 鉄筋結束工具

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JP3024034U true JP3024034U (ja) 1996-05-17

Family

ID=43159284

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009166146A (ja) * 2008-01-11 2009-07-30 Makita Corp 結束工具
JP2012077532A (ja) * 2010-10-04 2012-04-19 Koichi Kamiyama 結束線結束用ビットおよびこれを備えた結束線結束具

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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