JP3094178U - 結束用具 - Google Patents

結束用具

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JP3094178U
JP3094178U JP2002007372U JP2002007372U JP3094178U JP 3094178 U JP3094178 U JP 3094178U JP 2002007372 U JP2002007372 U JP 2002007372U JP 2002007372 U JP2002007372 U JP 2002007372U JP 3094178 U JP3094178 U JP 3094178U
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成秀 杉本
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成秀 杉本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 建築現場に携行される工具類を本体把持部に
一体化し、作業中に工具が紛失して探す必要があるとい
った能率低下の不具合を解消し得る結束用具を提供す
る。 【解決手段】 把持部1の一端1aに設けられたフック
部2の先端2cに鉄筋相互を結束する針金を引っ掛けて
前記把持部1を回すことにより、前記フック部2を回転
させて前記針金を捻る結束用具であって、前記把持部1
に、ラチェット等の工具3を一体的に取り付けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、コンクリート建物の基礎工事等で鉄筋相互を結束する作業に使用さ れる結束用具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
結束用具は、一般にハッカーと称されるもので、略円筒状の把持部に「へ」字 状のフックを回転自在に係合している。このフックは、先端を略「し」字状に折 曲してあり、鉄筋結束用の針金を引っ掛ける形状となっている。 この結束用具は、使用に際して予め結束すべき鉄筋の外周に針金を巻きかけて おき、この針金をフックの先端に引っ掛けてから把持部を回し、フックを回転さ せることにより、針金を捻って鉄筋に強く巻き付け、鉄筋相互を結束する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、建築現場においては、作業員が鉄筋の結束以外の作業も行う必要が あることから、例えば、六角のナットを回すラチェット等の工具が携行される。 このラチェットは、通常、作業員のポケットに入れておいたり、工具袋に収納 されるが、ハッカーと異なって頻繁に使用することはない。 このため、ハッカーを用いた作業中にラチェットを落としても気づかず、ラチ ェットの必要なときになって探しまわることがよくあり、作業能率が低下する一 要因となっていた。 本考案は、上記のような問題を解決するためになされたもので、建築現場に携 行される工具類を本体の把持部に一体化し、作業中に工具が紛失して探す必要が あるといった能率低下の不具合を解消し得る結束用具を提供することを目的とし ている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案のうち請求項1に記載の考案は、把持部の一 端に設けられたフック部の先端に鉄筋相互を結束する針金を引っ掛けて前記把持 部を回すことにより、前記フック部を回転させて前記針金を捻る結束用具におい て、前記把持部に、ラチェット等の工具を一体的に取り付けたことを特徴として いる。 また、請求項2に記載の考案は、前記工具が、前記把持部に対し着脱自在に取 り付けられてなることを特徴としている。
【0005】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態について、図示例を参照しながら説明する。 図1は、本考案の実施の形態に係る結束用具を示す側面図、図2は、同結束用 具を示す平面図、図3は、同結束用具に取り付けられる工具を示す斜視図である 。 この結束用具は、本体である把持部1にフック部2とソケットレンチ3とを一 体的に取り付け、ハッカーまたはラチェットとして使用できる構成になっている 。 把持部1は、略円筒状でステンレス等の金属材からなり、一端1a側よりも他 端1b側を若干大径として、把持容易な形状になっている。また、外周面1cを 刻み模様にして、滑り止めがなされている。 そして、この把持部1は、一端1aの内周面に環状の係合凹部を形成する一方 、他端1bの内周面には雌ネジを刻設している。
【0006】 フック部2は、把持部1と同一の金属材により形成され、基端2a側を「へ」 字状に折曲し、かつ先端2b側を略「し」字状に折り返してある。さらに、この 先端部2cは、尖った形状として針金を容易に引っ掛けられるようになっている 。 なお、このフック部2は、基端2aの外周に環状の係合凸部を形成してあり、 製作時に係合凸部を前記把持部1の係合凹部に緩やかに係合して、フック部2を 回転自在に保持している。 ソケットレンチ3は、ボルトのナットを締め付ける工具であって、ジョイント 部4とラチェット部5とで構成されている。 ジョイント部4は、図3に示す如く一端4aの外周面に雄ネジ4cを刻設し、 他端4bを二股状としている。そして、この二股の各耳部4c,4dには、それ ぞれネジ孔を形成してある。 このジョイント部4は、前記雌ネジ1dに雄ネジ4cを螺合すると、把持部1 に対しジョイント部4が一体的に装着されるものである。
【0007】 ラチェット部5は、ヘッド6に回転体7および切換機構を組み付けてある。ヘ ッド6は、環状で外周に連結軸6aが一体形成されている。この連結軸6aは、 4角柱状で、横幅を前記耳部4c,4d間の内幅よりも僅かに狭くしている。ま た、この連結軸6aは、端部寄りにネジ挿入孔を穿設してある。 これにより、連結軸6aを各耳部4c,4dの間に挿入し、ネジ孔からネジ挿 入孔を介して他方のネジ孔にネジ4eを螺入すると、ジョイント部4に対しラチ ェット部5が強固に取り付けられる。 回転体7は、裏面側に結合軸(スクエアドライブ)8を突設している。この結 合軸8は、略4角柱状で、その一側面に抜け止め用のストッパーボール9が出没 自在に埋設されている。 切換機構は、図示省略しているが、ヘッド6と回転体7との間に設けられ、切 換レバーに連動するようになっている。この切換レバーは、ラチェット部5の表 面側に取り付けてあり、この切換レバーの操作によって、回転体7および結合軸 8の回動方向を正逆の何れかへ切り換えられるようになっている。 図1に示す10A,10B,10Cは、ソケットであり、それぞれが略円筒状 の金属材で形成されている。これらのソケット10A,10B,10Cは、各一 端10a側の係合口10bが同一内径で、前記結合軸8を挿入可能となっている 。一方、各他端10b側の嵌合口10cは、それぞれが異径で、対応サイズの六 角ナットが挿入される。
【0008】 以上のように構成された結束用具は、ハッカーおよびソケットレンチに兼用す ることができる。 まず、ハッカーとして使用する場合は、作業員が予め結束すべき鉄筋相互に針 金を巻きかけておき、この針金をフック部2の先端2cに引っ掛けてから把持部 1を回転させる。すると、針金が捻られるので、鉄筋に強く巻き付けられ、鉄筋 相互を強く結束することができる。 次に、ソケットレンチとして用いる際は、ナットのサイズに合わせてソケット を選択し、結合軸8に係合口10bを挿入して連結しておく。そして、ナットに 嵌合口10cを嵌入してから、切換レバーを正回転側に切り換える。 この後、把持部1を把持して何回か回動させると、ナットを締める方向に結合 軸8が回転する。一方、切換レバーを逆回転側に切り換えた後、把持部1を把持 して何回か回転させると、ナットが緩められる方向に回転する。 これにより、ナットをボルト等から外すことができる。よって、1つの結束用 具をハッカーまたはソケットレンチに使用することが可能である。このため、ソ ケットレンチに兼用することができるから、従来のように携行する必要がなくな る。
【0009】 図4は、工具の他の取り付け例を示す斜視図である。 本例は、ソケットレンチ3を連結部材11により把持部1に着脱自在としたも ので、基本的構成は前記実施の形態と略同一である。 すなわち、この連結部材11は、一端11aの外周面に雄ネジ11bを刻設し 、他端11cを4角柱状としている。そして、この他端11cの一側面には、ス トッパーボール11dが出没自在に埋設されている。 なお、ジョイント部4は、一端4a側に嵌合穴4fを形成し、連結部材11の 他端11cを嵌合可能としてある。
【0010】 これにより、把持部1の雌ネジ1dに連結部材11の雄ネジ11bを螺合し、 さらに、他端11cをジョイント部4の嵌合穴4fに嵌合すると、ハッカー2の 把持部1に対しソケットレンチ3が一体的に装着される。 また、連結部材11の他端11cをジョイント部4の嵌合穴4fから抜くと、 ハッカー2からソケットレンチ3を簡単に外すことができる。 従って、ソケットレンチ3は、必要に応じて予めハッカー2に一体化しておい たり、取り外しておくことができる。 なお、上記実施例では、ハッカー2にソケットレンチ3を取り付ける場合につ いて説明したが、他の各種工具を一体的に設けることができるのは勿論である。
【0011】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案のうち請求項1に記載の考案は、針金を捻るフッ ク部を設けた把持部に建築現場へ携行されるラチェット等の工具を一体的に取り 付けており、この工具が必要なときは直ぐに使用できるから、作業能率が高めら れるとともに、作業中に工具が紛失する不具合が解消される効果がある。 また、請求項2に記載の考案は、前記工具が把持部に対し着脱自在に取り付け られているので、作業内容に合わせて予め工具を外しておいたり、逆に一体化し ておくといった使い分けができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施の形態に係る結束用具を示す側面
図である。
【図2】同結束用具を示す平面図である。
【図3】同結束用具に取り付けられる工具を示す斜視図
である。
【図4】同工具の他の取り付け例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 把持部 1a 一端 2 フック部 2c 先端 3 工具(ラチェット)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 把持部の一端に設けられたフック部の先
    端に鉄筋相互を結束する針金を引っ掛けて前記把持部を
    回すことにより、前記フック部を回転させて前記針金を
    捻る結束用具において、 前記把持部に、ラチェット等の工具を一体的に取り付け
    たことを特徴とする結束用具。
  2. 【請求項2】 前記工具が、前記把持部に対し着脱自在
    に取り付けられてなることを特徴とする請求項1に記載
    の結束用具。
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