JPH08141921A - ラチェット機構付きソケットレンチ用手回しリング - Google Patents

ラチェット機構付きソケットレンチ用手回しリング

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JPH08141921A
JPH08141921A JP30323794A JP30323794A JPH08141921A JP H08141921 A JPH08141921 A JP H08141921A JP 30323794 A JP30323794 A JP 30323794A JP 30323794 A JP30323794 A JP 30323794A JP H08141921 A JPH08141921 A JP H08141921A
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socket
wrench
socket wrench
peripheral surface
ratchet mechanism
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Takao Suda
田 隆 雄 須
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ボルト・ナットの締め付け・取り外し作業用
工具であるラチェット機構付きソケットレンチに装着す
る手回しリングに関し、締め付け初期段階あるいは取り
外し後期段階で、ボルト・ナットが空回りしてしまって
レンチの使用が不可能な段階に、レンチ操作が可能とな
るところまでボルト・ナットを手回しできるようにする
新規な構造の手回しリングを提供する。 【構成】 内径が、ソケットレンチWのソケットSの外
周に遊嵌可能な大きさで、外径が、継合すべきソケット
レンチWのハンドル先端部W2外形と略同じかやや大き
めの大きさのものに規制して形成してなる筒状リング本
体1の、外周面適所には、外側から操作自在であって、
且つ中空部軸芯に直交する方向に進退自在とした止めネ
ジ2,2,……を組み込む一方、同外周面に滑り止め用
凹凸部4を形成してなるラチェット機構付きソケットレ
ンチ用手回しリングR。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の目的】この発明は、ハンドル先端にネジ回し用
のソケットが組み込まれ、ラチェット機構により、ソケ
ットが、ボルト・ナット頭部の締め付け方向と逆回転あ
るいは緩み方向と逆回転の何れにでも空回りできる構造
に形成されたラチェット機構付きソケットレンチに装着
する手回しリングに関するものであり、ボルト・ナット
の締め付けまたは取り外し時において、締め付け初期段
階あるいは取り外し後期段階で、ボルト・ナットが空回
りしてしまってレンチの使用が不可能な段階に、レンチ
操作が可能となるところまでボルト・ナットを手回しで
きるようにするための、ラチェット機構付きソケットレ
ンチのソケットに装着、使用する新規な構造の手回しリ
ングを提供しようとするものである。
【0002】
【従来技術】ボルト・ナットを用いた結合手段は、作業
性の良さと構造強度上の信頼性とから、鉄骨構造物ある
いは鉄骨鉄筋コンクリート構造物の部材結合箇所を始
め、木造建造物の軸組材相互の仕口や、パイプ足場構造
物あるいはパイプハウス用ジョイント金具の取り付け、
更には型枠工事におけるバタ材取り付け等々、建築、建
設現場においても非常に多用される結合手段となってい
る。このボルト・ナットの締め付け・取り外し用の作業
工具としては、スパナ、メガネレンチ、モンキーレン
チ、ソケットレンチ等がその作業内容に応じて使い分け
られており、中でもソケットレンチは、各種サイズのソ
ケットを、各種のジョイント(エクステンションバー,
ユニバーサルジョイント等)や、各種ハンドル(スピン
ハンドル,T形スライドハンドル,ラチェットハンドル
等)と適宜組み合わせて用いることにより、様々な状況
に対応可能な工具となることから、広く普及している。
【0003】そして、ソケットレンチでも、ハンドルに
ラチェット機構を組み込んだもの場合には、それを組み
込んでいないものと違い、ボルト・ナットに嵌合したソ
ケットを、作業工程中に一々ボルト・ナットへ嵌合し直
す必要がなく、そのままでハンドルをボルト・ナット周
りで連続的な往復動操作をしさえすれば、ラチェト機構
が働いて、ボルト・ナットを所望する一定方向、即ち、
締め付け作業時であれば締め付け側に、また、取り外し
作業時であれば緩み側にだけ回動させてくれるため、極
めて作業性の良いボルト・ナット用工具となる。
【0004】しかし、このラチェット機構付きソケット
レンチも、ボルト・ナットの締め付け作業工程における
初期段階や取り外し作業工程における後期段階のよう
に、ボルト・ナットが被結合部材側に密着状となってお
らず、該被結合部材からフリーな状態となっているボル
ト・ナットではラチェット機構が作用せず、したがっ
て、その特性を利用したボルト・ナットの締め付け、取
り外し作業を進めることができず、ボルト・ナットに嵌
合させたままのソケットの外側を指で擦るようにして回
し、それがボルト・ナットの締め付け作業工程中であれ
ば、ボルト・ナットが被結合部材側に密着状となるよう
にしてラチェット機構が働くようにするか、あるいは、
それがボルト・ナットの取り外し作業工程中であれば、
ナットがボルトから完全に外れてしまうまで指を使って
回し続けるという余計な操作を伴うこととなる。
【0005】このボルト・ナットを直接指で回す操作
は、ソケットレンチのハンドル先端のソケット組込み部
分の構造において、ソケットがハンドル先端の外周より
もかなり内側に引っ込んだ指では抓み難い構造となって
いることから、普通の状態での操作も極めてやりずらい
上、指先が汗や雨等で濡れてしまっていたり、軍手を嵌
めた状態での作業や冬場等でゴム手袋をした状態での作
業時等には特にその回動操作に支障を来し、最悪な場合
には、操作を誤って手から外れ、レンチ毎落下させて事
故に繋がるという危険性を孕む上、何よりも作業効率を
低下させる大きな要因となっていた。
【0006】この発明は、上記のような状況に着目し、
長年建設業に携わる者の一人として、その経験と知識を
生かし、ラチェット機構付きソケットレンチの操作性を
より安全で便利なものとすべく、長年に亘って鋭意開
発、研究を継続してきた結果、ボルト・ナットが緩く、
ラチェット機構が働かない状態における操作が極めて容
易になる手回しリングの開発、実用化に成功したもので
あり、以下では、その構成を、図面に示す代表的な実施
例と併せ、詳細に説明するものである。
【0007】
【発明の構成】図面に示す代表的な実施例からも理解さ
れるように、この発明は、基本的に次の構成からなる。
即ち、内径が、ソケットレンチのソケットの外周に遊嵌
可能な大きさで、外径が、継合すべきソケットレンチの
ハンドル先端部外形と略同じかやや大きめの大きさのも
のに規制して形成してなる筒状リング本体の、外周面適
所には、外側から操作自在であって、且つ中空部軸芯に
直交する方向に進退自在とした止めネジを組み込む一
方、同外周面に滑り止め凹凸部を形成してなるラチェッ
ト機構付きソケットレンチ用手回しリングである。
【0008】筒状リング本体は、適宜強度と耐衝撃性を
有する、例えば、鉄その他合金等の金属材製のものとす
る外、エンプラ(エンジニアリングプラスチックス)等
のように破損の虞の少ないプラスチックス材製のものと
し、適宜長さ、即ち、装着対象となるソケットが、ボル
ト・ナットへ被冠され、回動操作する上で支障を来すこ
とのない長さの筒状体、例えば円筒体、多角形筒体のも
のとして形成され、その中空部の内径は、ソケットに被
冠可能なサイズ、例えばソケット外形より2mm前後大き
めとなる寸法のものに形成されるようにする。
【0009】また、筒状リング本体の外径は、ソケット
に被冠した状態において、その外周が、ソケットの組み
込まれたハンドル先端部の外周に略匹敵するか外周から
やや外方に食み出す程度の寸法のものとなるようにす
る。但し、該筒状リングの外周面には、指による操作で
滑ってしまわないようにないようにする、後述の滑り止
め凹凸部が形成されることになるため、その凸部だけが
上記のような条件に適合したものとなるようにして形成
しても勿論差し支えはなく、また、多角形の外形のもの
とした場合には、その角部がその条件に適合すれば十分
である。
【0010】滑り止め凹凸部は、指操作でリングを回動
させる際の滑りを止める機能を果たす部分であり、した
がって、指が滑り難くなる形状、例えば適宜形状の小突
起または小穴を無数に形成したものや、あるいは複数本
の直線状、波線状等の溝または突条を、リング回転方向
あるいはリング回転方向だけとはならないようにして形
成したものとする外、筒状リング本体の素材とは別の素
材、例えば、適宜プラスチックスを積層、塗着して実現
したり、あるいは、布やテープ等で摩擦係数の大きいも
のを捲着する等して実現することもできる。なお、この
滑り止め凹凸部には、筒状リング本体外周が多角形、例
えば四角形、六角形等のものとして形成されている場合
であれば、それらの外周面に上記したような構成を施し
ても差し支えはないが、それら多角形の角部を該滑り止
め用凹凸部に代わるものとし、何等外周面に加工を施さ
ないようにしたものも当然包含されている。
【0011】止めネジは、筒状リング本体をソケット外
側に嵌合した状態で一体化する機能を果たすものであ
り、筒状リング本体の外周を押圧または食い込み状とな
るように、筒状リング本体外側から同中空部軸芯に直交
する方向に螺合、突出し、該止めネジが3本、4本等の
ように複数本で形成される場合には、それらの先端間に
筒状リング本体外周面が挾着されるようにし、また、1
本だけが採用されたものとする場合には、該止めネジ先
端と、それに相対する筒状リング本体内周面との間にソ
ケットを挾着状とし、ソケットの外周にこの発明の筒状
リング本体が一体化されるようにするものである。した
がって、後者の場合の一体化をより効果的なものとする
ためには、筒状リング本体の内周面、特に、止めネジに
相対する内周面所定巾部分に、摩擦を高めるための適宜
凹凸加工を施したものとするのが望ましい。
【0012】
【関連する発明】この発明の上記した基本的な構成から
なる手回しリングに関連し、ソケットへの一体化強度を
高めるための特別な構成を加えた以下のとおりの構成か
らなる手回しリングも、この発明に包含されている。即
ち、内径が、ソケットレンチのソケットの外周に遊嵌可
能な大きさで、外径が、継合すべきソケットレンチのハ
ンドル先端部外形と略同じかやや大きめの大きさのもの
に規制して形成してなる筒状リング本体の、外周面適所
1箇所に、外側から操作自在であって、且つ中空部軸芯
に直交する方向に進退自在とした止めネジを組み込むと
共に、少なくとも該止めネジ組込み箇所に相対する筒状
リング本体内周面の所定巾部分に渡って接着剤抱持用凹
部を形成する一方、筒状リング本体外周面には、滑り止
め凹凸部を形成してなるラチェット機構付きソケットレ
ンチ用手回しリングとするものである。
【0013】接着剤抱持用凹部は、リング本体の中空部
内周面要所要所に形成され、手回しリングが、止めネジ
の緩み等で簡単に脱落してしまわないようにする接着剤
を抱持する機能を果たすものであり、中空部の軸芯に平
行する多数の細溝(したがって、その細溝は、筒状リン
グ本体の上下端に現れる)の外、格子状、斑点状等の適
宜凹部に形成されればよく、ソケットに筒状リング本体
を嵌合する前に接着剤をたっぷり塗り付け、一部がそれ
ら凹部に入り込んで抱持されるような状態にした上、止
めネジで一体化する(溢れ出た接着剤は拭き取る等して
きれいに処理しなければならない)ようにしたり、ある
いは、それが筒状リング本体上下端に露となっている凹
部、例えば細溝のような凹部であれば、筒状リング本体
を嵌合させ、止めネジで一体化した後に、該溝に接着剤
を注入して、両者がより一層強固に一体化されたものと
なるようにし、現場等で粗雑な扱いを受け、止めネジに
緩みを生じたとしても、簡単に脱落しないようにするも
のである。
【0014】なお、この発明の手回しリングは、基本的
に従前までの伝統的なソケット外周面に一体化する、独
立した器具を目的としているが、この手回しリングと同
等の機能を発揮する構造部分を、従前までのソケット外
周面に、ソケット製造段階で予め一体製造して新たな構
造(即ち、ソケット外周面への一体化構造である止めネ
ジと接着剤抱持用凹部とを省略してソケット外周面に一
体化した構造)のソケットとするようにしたものも、こ
の発明の手回しリングの技術的思想の中に含まれてしま
うことはいうまでもないことである。以下、この発明の
代表的な実施例を示す図面について説示し、この発明の
ラチェット機構付きソケットレンチ用手回しリングの技
術的思想理解の一助とするものである。
【0015】
【実施例1】図1のラチェット機構付きソケットレンチ
への装着前の段階をを示す全体斜視図、図2の装着状態
を兼ねる要部拡大正面図からも容易に理解できるよう
に、この実施例は、止めネジを3本採用した場合の手回
しリングの事例である。筒状リング本体1は、鋼材製の
短い円筒状のものから形成され、正面形状で均等な配置
となるようにして中心に向かうネジ孔11,11,……
が穿設され、止めネジ2,2,……が螺合されて、夫々
六角孔に六角レンチを当てて回動操作することにより、
各止めネジ2,2,……が筒状リング本体1の内外に進
退自在になるように形成されている。
【0016】また、筒状リング本体1の外周面には、縦
横に組み合わせた細溝により、格子状の滑り止め凹凸部
3が形成されると共に、同中空部内周面には、その全面
に渡って軸芯に平行する細溝が略等間隔で形成されて接
着剤抱持用凹部4,4,……に形成されている。こうし
て形成された手回しリングRは、図1に示すとおり、ラ
チェット機構付きソケットレンチWのソケットSに嵌合
し得る姿勢にした上でソケットSに被冠し、図2の要部
拡大正面図中に一点鎖線で示されているような、ソケッ
トSが手回しリングRの略中心に位置した状態が実現さ
れるように、3本の止めネジ2,2,…を、夫々筒状リ
ング本体1の外周側から中心方向に進め、その先端3箇
所で強力にソケットS外周面を挾着状としてしまう。
【0017】その後、必要に応じて、筒状リング本体1
の上下端に露となっている接着剤抱持用凹部4である細
溝に接着剤(図示せず)を流し込んで硬化させ、止めネ
ジ2,2,……の挾着力だけではなく、筒状リング本体
1内周面とソケットS外周面との間を接着剤で橋架、一
体化し、粗雑な扱いを受けても、決してこの発明の手回
しリングRが、ソケットSから離脱してしまうことがな
い強固に一体化された構造のものとなるようにしてよ
い。
【0018】
【実施例2】図3の他の実施例によるものの全体斜視
図、および、図4のそれを図2のと同様にして示す要部
拡大正面図には、止めネジ2が、筒状リング本体1に1
本だけ組み合わせてなるこの発明の手回しリングRが示
されている。即ち、筒状リング本体1の適所1箇所にネ
ジ孔11を形成し、止めネジ2を螺合し、筒状リング本
体1の外周から中心方向に進め、その先端で強力にソケ
ットS外周面を押圧すると、ソケットSは、図3の要部
拡大正面図中に一点鎖線表示されているように、筒状リ
ング本体1の反対側、即ち、ネジ孔11の穿設されてい
る部分に相対する側の中空部内周面と止めネジ2との間
で強力に挾着状となり、この発明の手回しリングRがソ
ケットSの外側に一体化された構造を実現するものであ
る。図中、W1は、ラチェット機構付きソケットレンチ
のハンドルであり、W2は、ラチェット機構付きソケッ
トレンチのハンドル先端部を夫々示している。
【0019】
【作用効果】以上のとおりの構成からなるこの発明の手
回しリングは、規制された内径と外径とを有する筒状リ
ング本体と止めネジとで基本的に構成され、ラチェット
機構付きソケットレンチのハンドル先端に装備されてい
るソケット外側に一体化して使用するものであり、それ
自体極めて簡潔な構造で製造し易く、安価に提供可能な
上、ソケットレンチへの装着も何等技術を要せず、誰に
でも簡単、迅速に実施可能であり、したがって、各種サ
イズを異にするソケットへの装着も円滑に実施できる。
【0020】また、一旦装着してしまえば、常にソケッ
トと一体構造のものとなって簡単には離脱しない構造を
実現できることから、使用頻度の高いソケットにはその
まま装着したままとして使用勝手の良い工具とすること
ができ、特にこの効果は、止めネジによる一体化に加
え、接着剤抱持用凹部に接着剤を抱かせてより一体化強
度を高めたものとして使用すれば、更に顕著なものとな
って、従前から提供されてきている伝統的なソケットで
も、この手回しリング部分を含めて一体成形した新たな
ソケットが提供されたとしても、それらに買い買えるこ
ともなく、この発明が目的とする極めて便利なネジ回し
工具としてそのまま使用できることとなって、それだけ
経済的なものとすることができるという効果も発揮でき
る。
【0021】特に、実施例1に示す構成の手回しリング
の場合には、上記した特徴を遍く発揮する上、サイズが
大きく代わったソケットSに対しても、3本の止めネジ
2,2,……操作でかなりの対応が可能になるという秀
れた効果を奏する上、ソケット周りにバランスよく装着
できる効果があり、また、実施例2のものでも、上記し
た特徴に加え、ソケットへの装着操作が最も簡単であり
ながら、一体化強度においても何等遜色のないものとす
ることができるから、実用価値の高い手回しリングとす
ることができるという特徴を発揮するものとなる。
【0022】こうしてこの発明の手回しリングがソケッ
トに装着されたラチェット機構付きソケットレンチを使
って、ボルト・ナットの締め付け・取り外し作業を実施
する際、締め付け作業の初期段階、あるいは取り外し作
業の後期段階でラチェット機構が働かないときに、ソケ
ットに一体化され、ハンドル先端の外形に略匹敵するか
あるいはやや出っ張り気味となっている手回しリングの
外周面を、親指と人差し指あるいは中指とで直接挾むよ
うにして回すようにすれば、ハンドル先端に邪魔される
ことなく、この発明の手回しリングを介したソケットの
回動可能となり、しかも、その回動操作も、筒状リング
本体の外周面に形成されている滑り止め凹凸部が効を奏
して確実にボルト・ナットを所望する方向に回動するこ
とができるものとなる。
【0023】したがって、それが締め付け時であれば、
指で回せなくなるところまで回し終えたところで、従来
どおりハンドル操作してラチェット機構を働かせたボル
ト・ナットの締め付け作業を実施することができ、ま
た、それが取り外し時であれば、そのまま回し続けて取
り外し作業を完了してしまうものである。但し、取り外
し作業の時には、勿論ソケットレンチ自体を外し、従来
から行われてきたように手だけで作業することもでき
る。
【0024】叙上の如く、この発明の手回しリングは、
所期の目的を遍く達成する上で最適且つ簡易な構造を有
し、安価に提供可能であって、多くの作業者に受け入れ
られ、安全且つ効率的なボルト・ナットの締め付け・取
り外し作業の実施が保証されるものとなることから、そ
の価値は高く評価されるものと予想される。
【図面の簡単な説明】
図面は、この発明の代表的な実施例に基づくものであ
る。
【図 1】 ラチェット機構付きソケットレンチへの装
着前の段階をを示す全体斜視図である。
【図 2】 装着状態を兼ねる要部拡大正面図である。
【図 3】 他の実施例によるものの全体斜視図であ
る。
【図 4】 同上の実施例によるものの装着状態を兼ね
る要部拡大正面図である。
【符号の説明】
1 筒状リング本体 11 ネジ孔 2 止めネジ 3 滑り止め凹凸部 4 接着剤抱持用凹部 R 手回しリング S ラチェット機構付きソケットレンチのソケ
ット W ラチェット機構付きソケットレンチ W1 同ハンドル W2 同ハンドル先端部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内径が、ソケットレンチのソケットの外
    周に遊嵌可能な大きさで、外径が、継合すべきソケット
    レンチのハンドル先端部外形と略同じかやや大きめの大
    きさのものに規制して形成してなる筒状リング本体の、
    外周面適所には、外側から操作自在であって、且つ中空
    部軸芯に直交する方向に進退自在とした止めネジを組み
    込む一方、同外周面に滑り止め凹凸部を形成してなるラ
    チェット機構付きソケットレンチ用手回しリング。
  2. 【請求項2】 筒状リング本体の内周面に、接着剤抱持
    用凹部を形成してなる請求項1記載のラチェット機構付
    きソケットレンチ用手回しリング。
  3. 【請求項3】 内径が、ソケットレンチのソケットの外
    周に遊嵌可能な大きさで、外径が、継合すべきソケット
    レンチのハンドル先端部外形と略同じかやや大きめの大
    きさのものに規制して形成してなる筒状リング本体の、
    外周面適所1箇所に、外側から操作自在であって、且つ
    中空部軸芯に直交する方向に進退自在とした止めネジを
    組み込むと共に、少なくとも該止めネジ組込み箇所に相
    対する筒状リング本体内周面の所定巾部分に渡って接着
    剤抱持用凹部を形成する一方、筒状リング本体外周面に
    は、滑り止め凹凸部を形成してなるラチェット機構付き
    ソケットレンチ用手回しリング。
JP30323794A 1994-11-11 1994-11-11 ラチェット機構付きソケットレンチ用手回しリング Pending JPH08141921A (ja)

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