JP2003181752A - ガラス板のコーナーにアール面取りをする装置 - Google Patents

ガラス板のコーナーにアール面取りをする装置

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    • B24BMACHINES, DEVICES, OR PROCESSES FOR GRINDING OR POLISHING; DRESSING OR CONDITIONING OF ABRADING SURFACES; FEEDING OF GRINDING, POLISHING, OR LAPPING AGENTS
    • B24B9/00Machines or devices designed for grinding edges or bevels on work or for removing burrs; Accessories therefor
    • B24B9/02Machines or devices designed for grinding edges or bevels on work or for removing burrs; Accessories therefor characterised by a special design with respect to properties of materials specific to articles to be ground
    • B24B9/06Machines or devices designed for grinding edges or bevels on work or for removing burrs; Accessories therefor characterised by a special design with respect to properties of materials specific to articles to be ground of non-metallic inorganic material, e.g. stone, ceramics, porcelain
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Abstract

(57)【要約】 【課題】テンプレートなどの器具を用いることなく、ガ
ラス板にアール面取りをすることができる装置を提供す
る。 【解決手段】電動モータ33により駆動される、複数個
の工具A、B及びCによって、ガラス板Kのコーナーに
アール面取りをする装置であり、電動モータ33は、第
1支持構造体34により垂直方向に可動に支持され、第
1支持構造体は、水平方向において互いに垂直な2方向
X及びRに移動自在な第2支持構造体13により、垂直
軸Yを中心として回転自在に支持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】この発明は、電動モータによ
り作動される複数個の工具によってガラス板の複数個の
コーナーにアール面取りをする装置に関する。
【0002】
【従来の技術】切断後に得られるガラス板は、大抵ほと
んどが、四隅が鋭い、長方形又は正方形の形状をしてお
り、そのままでは、危険であり、又、何らかの衝撃で破
損易い。こうした鋭いコーナーは、回転砥石車を用い
て、鋭いコーナーを丸くする(通常、アール面取りとい
う)が、回転砥石車は、通常3個からなり、一つは、荒
ずり用で、もう一つは、仕上げ用で、残りの一つは、研
磨用である。アール面取りを正確に行うには、複数個の
テンプレートを使用し、テンプレートは、良好な結果を
得るにはかなり精確に位置付けられるが、複数枚のガラ
ス板を一列に並べて加工するのは、困難である。言い換
えると、アール面取りは、ガラス板を所定の形状に切断
し、コーナーにアール面取りをし、次いで、たとえば、
洗浄及び乾燥といった、表面処理を行う、ガラス板処理
ラインの一連の流れの中では、低速状態でなされる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の主目的は、テ
ンプレート等の器具を用いることなく、ガラス板にアー
ル面取りをすることができる装置を提供することにあ
る。
【0004】本発明のもう一つの目的は、処理ラインで
の処理速度を落とすことなく、複数枚のガラス板を一列
に並べて自動的にアール面取りをするのに適した装置を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】これらの目的、及び発明
の実施の形態についての記述から明らかとなる発明の効
果は、本発明による電動モータにより作動される複数個
の工具によってガラス板の複数個のコーナーにアール面
取りをする装置において、電動モータは、第1支持構造
体により、垂直方向に移動自在に支持され、第1支持構
造体は、互いに直角方向である2方向において水平方向
に移動自在な第2支持構造体により、垂直方向軸線を中
心として回転自在に支持されることを特徴とする装置に
よって達成される。
【0006】第1支持構造体は、前記垂直方向軸線に関
して水平方向に移動自在であることが好ましい。
【0007】第2支持構造体の水平方向移動は、2個の
重なり合うテーブルによりもたらされ、これらテーブル
は、別々の駆動手段により駆動されることが好ましい。
【0008】2個のテーブルの一方は、装置の基台によ
り、スライド案内手段を介して支持され、これら2個の
テーブルの他方は、2個のテーブルの一方に設けた別個
のスライド案内手段を介して支持されることが好まし
い。
【0009】垂直方向軸線は、第2支持構造体により回
転自在に支持された垂直方向ピンのものであり、垂直方
向ピンには、中間部材が、鳩尾断面形状でスライド自在
に嵌まり、中間部材には、第1支持構造体が、鳩尾断面
形状でスライド自在に嵌まり、中間部材は、第1支持構
造体に対して作動的に結合された駆動手段を支持し、中
間部材は、アール面取りの曲率半径を調節するため、ね
じ手段を介して垂直方向ピンと協働することが好まし
い。
【0010】第1支持構造体は、また、電動モータを垂
直方向に移動する駆動手段を支持することが好ましい。
【0011】垂直方向ピンは、垂直方向ピンに90°回
転をもたらすように設けられた駆動手段に対して作動的
に結合されることが好ましい。
【0012】電動モータにより、3個の軸線を同じくす
る異なる工具が、駆動されることが好ましい。
【0013】装置には、ガラス板用のクランプ手段が、
設けられることが好ましい。
【0014】ガラス板に当てがわれる、調節自在なセン
タリング手段が、設けられ、第1及び第2テーブルによ
りそれぞれ、支持されることが好ましい。
【0015】ガラス板を一列に並べてアール面取りをす
るために、3個の同一の装置を設け、これら装置の第1
の対が、ガラス板の前端の2個のコーナーにアール面取
りを施し、これら装置の第2の対が、ガラス板の後端の
2個のコーナーにアール面取りを施すことが好ましい。
【0016】これら対をなす装置の一方は、対をなす他
方の装置に対して、遠ざかり又は近接移動自在であるこ
とが好ましい。
【0017】各装置には、ガラス板を支持し搬送する無
端駆動手段が、取り付けられることが好ましい。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明を、添付図面を参照しなが
ら、非限定的な実施の形態に関する、以下の説明によ
り、さらに明らかにする。
【0019】本発明による装置は、これから述べる二つ
の実施の形態では、四角又は長方形の、複数枚のガラス
板の鋭角なコーナーを、それぞれのガラス板が、かなり
寸法を異にしていても、削って円弧状に丸くされ、研磨
されて仕上げられたコーナーにすることができる。この
処理は、「アール面取り」と通常呼ばれており、電動モ
ータにより回転する砥石車等の工具を用いて行う。
【0020】図7には、符号Sを付したコーナーにアー
ル面取りをした後の、符号K1とK2を付した、サイズ
を異にする2枚のガラス板を示してある。アール面取り
をされた箇所の曲率半径は、2枚のガラス板で等しくて
も(図7に示す場合)、又異なっていてもよい。一般
に、曲率半径は、板のサイズが大きくなるにつれて大き
くなるように設定される。
【0021】このため、アール面取り装置は、所望の曲
率半径に容易かつ迅速に対応でき、いずれの場合でも、
アール面取りをされる、複数枚のガラス板のコーナーと
コーナーが交わる辺と間に不連続性を生じさせることな
く、対応変化できる必要がある。
【0022】図4、5及び6、さらには、 その他の図
も、適宜又は必要に応じて参照すると、図示の装置は、
固定状態又は可動状態にできる基台1を備える。基台1
には、複数個の公知のスライド案内手段3により水平方
向に移動自在な第1テーブル2が、保持される。これら
スライド案内手段3により、図4において紙面に対して
垂直な方向への水平移動が、可能となる。この水平移動
は、駆動手段4によりもたらされる。図示の実施の形態
では、駆動手段4は、基台1に接続された加圧流体シリ
ンダ5であり、ピストンロッド6が、ピン7により第1
テーブル2に接続される。
【0023】第1テーブル2には、複数個の公知のスラ
イド案内手段9により水平方向に移動自在な第2テーブ
ル8が、保持される。これらスライド案内手段9は、ス
ライド案内手段3と構造的に同様であり、第2テーブル
8を、図面の紙面上の方向(矢印Xで示す方向)に、す
なわち、第1テーブル2が移動する方向に対して直角な
方向に移動可能にする。このX方向における移動は、駆
動手段10によりもたらされる。図示の実施の形態で
は、駆動手段10は、第1テーブル2に接続された加圧
流体シリンダ11であり、ピストンロッド12が、第2
テーブル8に接続される。
【0024】第2テーブル8には、逆L字型の形状をし
た、一対の間を空けて設けられた側方部材13Aを備え
る支持構造体13が、保持される。これら2個の側方部
材13Aは、逆L字型の水平部に対応して設けられた、
複数個の横断部材14と、中間横断部材15とにより、
互いに結合される。中間横断部材15の中心には、支持
体16が取り付けられ、この支持体では、垂直方向ピン
17が、ラジアル・スラスト・ベアリング18を介して
回転自在に支持される。垂直方向ピン17は、駆動手段
19により回転される。この駆動手段は、電動モータ又
は加圧流体作動式回転モータ等の公知の駆動手段でよ
く、最も一般的には、図4において点線で示すように、
加圧流体作動式シリンダ20とし、その一端21を、た
とえば、逆L字型の水平部の一方にヒンジ結合し、ピス
トンロッド22を、垂直ピン17に結合したクランク2
3により垂直ピンに接続する。これら部品20、21、
22及び23により構成される駆動システムの寸法は、
後述する目的を果たすように、2方向において、垂直ピ
ン17を90°回転できるように定める。
【0025】回転自在なピン17は、鳩尾形断面の溝2
5を長さ方向に備えた水平方向ヘッド24(図5参照)
と、下端で結合し、この鳩尾形断面の溝内では、これに
嵌まる形状をした嵌合部材26が、横方向終端部28を
もたらす下部中間部材27が固定されたまま、スライド
移動できる。
【0026】この終端部28の上部28aには、つまみ
等30により又は駆動手段により操作されるねじ29
が、軸線方向には移動することなく回転自在に取り付け
られる。このねじ29は、垂直ピン17に結合した水平
方向ヘッド24に設けたねじ付き穴31に嵌まる。
【0027】下部中間部材27は、複数個の鳩尾形断面
のスライド手段131(その形状は、図6において円Z
内に断面で表した、符号45で示す同様な手段の形状と
等しい)を介して、操作ユニット32を支持するが、操
作ユニットは、一群の適切な同軸の砥石車又は研削工具
A、B及びCを駆動する電動モータ33を備える。操作
ユニット32は、支持構造体34を備え、この支持構造
体は、上方水平部35と中間垂直部36と下方水平部3
7とからなり、略Z字型の形状を有する。
【0028】中間垂直部36の上部には、貫通穴38が
形成され、この貫通穴には、下部中間部材27の横方向
終端部28の下部28b内に固定された加圧流体作動式
シリンダ40のピストンロッド39が、貫通穴の内壁と
接触することなく貫通する。ピストンロッド39は、支
持構造体34の上方水平部35に、ピン41により結合
する。支持構造体34の中間垂直部36には、垂直方向
支持体44の直角方向中央突出部43が直交している中
央穴42が形成され、この垂直方向支持体44には、電
動モータ33が、結合される。この垂直方向支持体44
は、支持構造体34の下方水平部37に、複数個の鳩尾
形断面のスライド手段45を介してスライド自在に取り
付けられる。
【0029】下方水平部37には、加圧流体シリンダ4
6が固定され、この加圧流体シリンダは、そのピストン
ロッド47が直角方向中央突出部43に結合される。
【0030】以上のように説明した装置は、ガラス板K
を、加工すべきコーナーに近接した加工位置でクランプ
する手段を複数個備える(特に、図4参照)。これらク
ランプ手段は、基台1のブラケット49に取り付けた伸
縮自在のベロース手段48からなる下方押えと、加圧流
体作動式シリンダ50により作動する相方の押え49A
とで構成される。後者の押えは、基台1に固定された部
材51に形成した受け部内に取り付けられる。
【0031】図6には、図4の線A−Aにおける断面が
示してある。図示を簡明化するため、図6では、電動モ
ータ33等のいくつかの部品を示していない(電動モー
タは、代わりに砥石車群又は研削工具群A、B及びCで
示してある)が、第1及び第2テーブル2及び8を駆動
するシリンダ5及び10は、図4よりも誇張して示して
ある。また、図5は、他の図4及び6に示したものと
は、寸法的には一致しないが、作用的及び機能的には異
なっておらず、本発明による装置を理解し易いようにし
てある。
【0032】再び図6を参照すると、図示のように、第
1テーブル2には、管状部材60を支持する側部突出部
2aが設けられ、この管状部材内には、送りねじ61が
取り付けられ、この送りねじは、適切な湾曲アーム64
に結合されたナット形のねじ62に(管状部材60内の
穴63を介して)嵌まる。湾曲アームは、ガラス板Kの
一辺に接触することなる回転自在なピン65を一端で支
持する。送りねじ61のヘッド66を回転することによ
って、回転自在なピン65の位置を、矢印Pの方向にお
いて変更できる。
【0033】上方の第2テーブル8には、符号65Aで
示す同様な回転自在なピンが、設けられ、このピンは、
ガラス板Kの隣接辺に接触するようになっており、符号
の付記Aを除いて同じ符号を用いて示した、回転自在な
ピン65に関して説明したのと同様な機械的構成より、
矢印Xの方向において調節自在となっている。
【0034】本発明による装置を非稼動状態にしたま
ま、ガラス板にアール面取りを行う前に、加工すべきア
ール面取りの値を、アール面取り0の値を初期値とし
て、設定する必要がある。この初期値位置(図4及び5
に示す)では、回転自在なピン17の軸線Yは、研削工
具群A、B及びCに対する接線と交差するようにされ
て、アール面取りされるべきコーナー(図6及び8で記
号Mで示す)を通る。この位置で、ガラス板Kは、下方
押え48と相方の押え49との間でクランプされ、回転
自在なピン65及び65Aが、ガラス板の、アール面取
りをすべきコーナーMと交わる2辺に当てがわれる。
【0035】ここで、作業者は、アール面取り作業に必
要な曲率半径を設定する必要がある。このため、つまみ
30を手動で調節することによって、又は手動調節に代
わる歯車付き電動モータを動かすことによって、作業者
は、ねじ29を回転させて、下部中間部材27を、これ
に固定された加圧流体作動式シリンダ40、ピストンロ
ッド39(左側限界にある)、電動モータ33用の支持
部材34、及び、砥石車(研削工具)A、B及びCとと
もに、右方向に直線的に移動させて(図4及び5におけ
る矢印X参照)、砥石車(研削工具)をアール面取りす
べきコーナーから引き離す。この状態が、図8Aに示し
てあり、記号(pos.1)のA、B及びCは、砥石車
の初期位置を示し、記号(pos.2)のA、B及びC
は、砥石車の移動後の位置を示す。この移動は、所望の
曲率半径Rに対応する(図8A)。明らかなように、こ
の移動は、2台のテーブル2及び8には、何等の影響も
及ぼさない。こうして、本発明による装置が、アール面
取り用にセットされる。第1及び第2テーブル2及び8
は、砥石車(この移動に影響を及ぼす、本装置の他の部
品をも代表して意味する)が、記号(pos.2)の
A、B及びCで示す位置からP方向に距離Rだけ下向き
に(添付図面上の位置関係を意味する)移動し、次い
で、方向Xにおいて距離Rだけ移動して、アール面取り
を開始すべき箇所で、ガラス板Kの一辺と接線方向で接
触する、記号(pos.3)のA、B及びCで示す位置
に達するように、それぞれの加圧流体シリンダ5及び1
0によって駆動される。
【0036】砥石車群が回転しており、研削工具(砥石
車)Aが荒ずり工具であり、研削工具(砥石車)Bが仕
上げ工具であり、研削工具(砥石車)Cが研磨工具であ
りさらに、砥石車Aが、ガラス板に当がわれていると仮
定する(図4参照)。加圧流体作動式シリンダ20につ
いては、垂直方向ピン17は、砥石車Aを、垂直方向ピ
ン17の幾何学的軸線Yを中心として90°回転移動さ
せて(図8B)、荒ずりを実行するように、作動され
る。この場合、加圧流体作動式シリンダ40が介入する
ことにより、支持構造体34を、ひいては、電動モータ
33及び砥石車群A、B及びCを、ガラス板から引き離
す方向に移動させる。この引き離し移動が終わると、加
圧流体シリンダ46が作動して、砥石車(仕上げ砥石
車)Bをガラス板Kの高さに移動する。仕上げ砥石車
は、加圧流体作動式シリンダ40を反対方向に移動する
ことによって、ガラス板に当てがわれる。次いで、加圧
流体作動式シリンダ20が介入することにより、砥石車
群を先に述べたのとは反対方向に90°回転移動させ
る。このようにして、仕上げ加工が行われ、仕上げ加工
が終了すると、先に述べたのと同様に、仕上げ砥石車
は、ガラス板Kから一時的に引き離され、研磨砥石車又
は研磨工具Cが、ガラス板の高さに位置付けられ、ガラ
ス板が、研磨砥石車又は研磨工具に当てがわれ、90°
の回転移動が行われる。このようにしてアール面取り加
工を終了すると、荒ずり砥石車Aは、下方押え48と相
方の押え49Aを開放することによって取り外された、
アール面取り済みのガラス板に代わる、新たなガラス板
の高さに戻る(但し、そこから移動してアール面取りを
開始する)。
【0037】本発明にとって、図1乃至3に示した複雑
な装置が、複数のガラス板を一列に並べてアール面取り
(in−line radiusing)を行える点
で、最も好ましい実施の形態である。
【0038】ガラス板搬送ラインは、公知の加速区間を
備え、1枚のガラス板を他のガラス板から引き離す。図
1乃至3に示す実施の形態では、一方が他方の下流に位
置するように、2台の一列に並べた加工区間100及び
101を備える。第1加工区間100は、ガラス板Kの
前端コーナー2箇所でアール面取りを行い、下流の加工
区間101は、ガラス板の後端コーナー2箇所でアール
面取りを行う。
【0039】これら2個の加工区間は、同一であり、両
者を分ける仮想垂直面に対して対称である。したがっ
て、一方の加工区間についての説明と参照符号は、他方
の加工区間にも当てはまる。
【0040】各加工区間は、長さ方向に対して直角な基
台103を備え、この基台の一端には、既に述べた装置
(図4以降参照)と同様な装置(ここでは、記号Qで示
すもの)を支持する固定クロスメンバー(cross
member)104が、固定される。なお、部品につ
いては、互いに同じ符号で示してある。
【0041】固定クロスメンバー104は、ガラス板K
用の支持体又は搬送具として作用する、無端手段(たと
えば、ベルト)105を備える。この無端手段105
は、複数個の反転プーリ及びアイドルテンションプーリ
106の周りに掛けられ、電動モータ(好ましくは、可
変速形のもの)109により伝動機構108を介して動
かされるプーリ107によって、駆動される。もう一つ
のクロスメンバー110が、この加工区間に設けられ、
クロスメンバー104に関して述べたのと同一で同じ部
材を支持する(すなわち、装置Qを含む)が、固定され
たクロスメンバー104に対して離れたり近付いたりす
ることにより、コーナーにアール面取りを行うべき、種
々のガラス板の体様に適応できるように、基台103に
より支持される点で異なっている。図1から明らかなよ
うに、可動クロスメンバー110は、送り台120と複
数個の直線状ガイド111を介して基台上に載り、電動
位置決めモータ112により駆動される。この電動位置
決めモータは、基台103内に支持され、送り台に固定
されたナット形のねじ115に嵌まる、送りねじ114
を回転する。
【0042】両装置Q(図4以降参照)によって、加工
区間100が、ガラス板Kの前端の2個のコーナーに同
時アール面取りを行うが、ガラス板は、たとえば、複数
個のセンサの働きで加工位置に停止する。このアール面
取り加工を終えると、ガラス板Kは、その後端の2個の
コーナーが、下流の加工区間101の2個の装置Qの作
動箇所に達するまで、前進させられる。アール面取りが
終了すると、ガラス板は、下流の処理ラインに送られ
る。その間に、新たなガラス板が、前述した装置に入っ
てアール面取り加工を受ける。
【0043】アール面取り作業は、使用者により送られ
る、特に、板寸法及びアール面取りの所望曲率半径等の
データに基づいて、プロセッサによって実行されるプロ
グラムに従って行われる。図4に示した実施の形態で
は、送りねじ29を手動で調節することにより行ってい
た、曲率半径の設定は、使用者によりプロセッサに送ら
れる曲率半径値によって制御されるギアドモータによっ
て行ってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による、複数枚のガラス板を一列に並べ
てアール面取りをする装置の側面図である。
【図2】本発明による、複数枚のガラス板を一列に並べ
てアール面取りをする装置の平面図である。
【図3】本発明による、複数枚のガラス板を一列に並べ
てアール面取りをする装置の正面図である。
【図4】本発明による、単機でアール面取りをする装置
の縦断面図である。
【図5】図4に示す装置の部品の概略斜視図である。
【図6】図4の線A−Aにおける断面図である。
【図7】本発明による装置でアール面取りをすることが
できる、2種の板外形サイズを示す。
【図8】FIG.8Aは、図4に示す装置の初期設定位
置を示す図であり、FIG.8Bは、図4に示す装置の
移動位置を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3C049 AA03 AA11 AA13 AA16 AA18 CA06 CB03 4G015 FA00 FB01 FC01 FC05

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電動モータ(33)により作動される複数
    個の工具(A、B、C)によってガラス板(K)の複数
    個のコーナーにアール面取りをする装置において、電動
    モータ(33)は、第1支持構造体(34)により、垂
    直方向に移動自在に支持され、第1支持構造体は、互い
    に直角方向である2方向(X、R)において水平方向に
    移動自在な第2支持構造体(13)により、垂直方向軸
    線(Y)を中心として回転自在に支持されることを特徴
    とする装置。
  2. 【請求項2】前記第1支持構造体(34)は、前記垂直
    方向軸線(Y)に関して水平方向に移動自在である、請
    求項1に記載の装置。
  3. 【請求項3】前記第2支持構造体(13)の水平方向移
    動は、2個の重なり合うテーブル(2、8)によりもた
    らされ、これらテーブルは、別々の駆動手段(4、1
    0)により駆動される、請求項1又は2に記載の装置。
  4. 【請求項4】前記2個のテーブル(2、8)の一方
    (2)は、装置の基台(1)により、スライド案内手段
    (3)を介して支持され、前記2個のテーブル(2、
    8)の他方(8)は、2個のテーブル(2、8)の一方
    (2)に設けた別個のスライド案内手段(3)を介して
    支持される、請求項3に記載の装置。
  5. 【請求項5】前記垂直方向軸線(Y)は、前記第2支持
    構造体(13)により回転自在に支持された垂直方向ピ
    ン(17)のものであり、垂直方向ピン(17)には、
    中間部材(27)が、鳩尾断面形状でスライド自在に嵌
    まり、中間部材には、前記第1支持構造体(34)が、
    鳩尾断面形状でスライド自在に嵌まり、中間部材(2
    7)は、第1支持構造体(34)に対して作動的に結合
    された駆動手段(40)を支持し、中間部材(27)
    は、アール面取りの曲率半径を調節するため、ねじ手段
    (29)を介して垂直方向ピン(17)と協働する、請
    求項1乃至4のいずれか1に記載の装置。
  6. 【請求項6】前記第1支持構造体(34)は、また、前
    記電動モータ(33)を垂直方向に移動する駆動手段
    (46)を支持する、請求項1乃至5のいずれか1に記
    載された装置。
  7. 【請求項7】前記垂直方向ピン(17)は、垂直方向ピ
    ン(17)に90°回転をもたらすように設けられた駆
    動手段(19又は20、21、22、23)に対して作
    動的に結合される、請求項1乃至6のいずれか1に記載
    された装置。
  8. 【請求項8】前記電動モータにより、3個の軸線を同じ
    くする異なる工具(A、B、C)が、駆動される、請求
    項1乃至7のいずれか1に記載された装置。
  9. 【請求項9】装置には、ガラス板(K)用のクランプ手
    段(48、48A、50)が、設けられる、請求項1乃
    至9のいずれか1に記載された装置。
  10. 【請求項10】ガラス板(K)に当てがわれる、調節自
    在なセンタリング手段(65、65A)が、設けられ、
    前記第1及び第2テーブル(2、8)によりそれぞれ、
    支持される、請求項1乃至9のいずれか1に記載された
    装置。
  11. 【請求項11】ガラス板(K)を一列に並べてアール面
    取りをするために、3個の同一の装置(図1、図2、図
    3)を設け、これら装置(Q)の第1の対が、ガラス板
    の前端の2個のコーナーにアール面取りを施し、これら
    装置の第2の対が、ガラス板の後端の2個のコーナーに
    アール面取りを施す、請求項1乃至10のいずれか1に
    記載された装置。
  12. 【請求項12】これら対をなす装置の一方は、対をなす
    他方の装置に対して、遠ざかり又は近接移動自在であ
    る、請求項11に記載の装置。
  13. 【請求項13】各装置には、ガラス板(K)を支持し搬
    送する無端駆動手段(105)が、取り付けられる、請
    求項11又は12に記載の装置。
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