JP2003178342A - 料金徴収システム、その移動端末装置および料金処理装置、ならびに、その移動端末装置用の端末処理プログラムおよび当該端末処理プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

料金徴収システム、その移動端末装置および料金処理装置、ならびに、その移動端末装置用の端末処理プログラムおよび当該端末処理プログラムを記録した記録媒体

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JP2003178342A
JP2003178342A JP2001378091A JP2001378091A JP2003178342A JP 2003178342 A JP2003178342 A JP 2003178342A JP 2001378091 A JP2001378091 A JP 2001378091A JP 2001378091 A JP2001378091 A JP 2001378091A JP 2003178342 A JP2003178342 A JP 2003178342A
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    • G07B15/00Arrangements or apparatus for collecting fares, tolls or entrance fees at one or more control points
    • G07B15/06Arrangements for road pricing or congestion charging of vehicles or vehicle users, e.g. automatic toll systems
    • G07B15/063Arrangements for road pricing or congestion charging of vehicles or vehicle users, e.g. automatic toll systems using wireless information transmission between the vehicle and a fixed station

Abstract

(57)【要約】 【課題】所定地域内における車両運転の丁寧さに応じて
料金を課金できる料金徴収システムの提供。 【解決手段】料金徴収区間の境界部分に設けたゲート3
で自動車2の出入りを検出し、当該自動車2から通行料
を徴収するために、自動車2に移動端末装置としてのナ
ビゲーション装置5を設け、固定装置群7側にナビゲー
ション装置5との通信を行うための固定端末装置4と、
各自動車2の通行料を算出する料金徴収装置6とを設け
る。そして、ナビゲーション装置5から自動車2の燃費
データを料金徴収装置6へ送信し、燃費データに応じた
通行料を課金する。排気ガスの排出量がより少なくなる
ような運転をすれば、支払うべき通行料が安くなるの
で、大気環境改善の徹底が図れるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定地域の渋滞緩
和および大気環境の改善等のために、当該地域内に進入
する車両から通行料を徴収するための料金徴収システ
ム、その移動端末装置および料金処理装置、ならびに、
その移動端末装置用の端末処理プログラムおよび当該端
末処理プログラムを記録した記録媒体に関する。
【0002】
【背景技術】現在、東京都では、貨物自動車、乗用車お
よび自動二輪車等の車両の集中密度が高い所定地域の渋
滞緩和および大気環境の改善等を図るために、当該地域
内に進入する自動車から通行料を徴収する通行料徴収シ
ステムが検討されている(ロードプライシング)。例え
ば、環状7号線を境界線とし、環状7号線よりも内側の
地域を前述の所定地域として設定し、当該地域の内側ま
で延びる道路と環状7号線との交差部分にゲートを設
け、その内側を通過して当該地域内に進入してきた自動
車を当該ゲートで検出し、当該自動車から通行料を徴収
する案が提案されている。ここで、自動車の通行料は、
大型自動車および小型自動車、あるいは、低公害車であ
るか否か等、自動車の種類毎に異なる料金が設定されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述のような通行料徴
収システムでは、同じ車種であれば、排気ガスが多量に
排出される乱暴な運転をしても、排気ガスの排出量が少
なくなる丁寧な運転をしても、同じ料金が課せられるの
で、排気ガスの排出量がなるべく少なくなるような運転
を運転者に促すことができず、大気環境の改善を徹底で
きないおそれがあるという問題がある。
【0004】本発明の目的は、所定地域内における車両
運転の丁寧さに応じた料金の課金が行えるようになる料
金徴収システム、その移動端末装置および料金処理装
置、ならびに、その移動端末装置用の端末処理プログラ
ムおよび当該端末処理プログラムを記録したコンピュー
タ読み取り可能な記録媒体を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の第1発明は、所
定地域の境界部分にゲートを設け、その内側を通過して
当該地域内に進入してきた車両を当該ゲートで検出し、
当該車両から通行料を徴収する料金徴収システムであっ
て、前記ゲートの近傍に設けられるとともに、その付近
を通過する移動体との通信が可能となった固定端末装置
と、車両に設けられるとともに、当該車両の走行による
環境への影響の大きさを示す指標となる走行データを当
該車両から収集して前記固定端末装置へ送信する移動端
末装置と、前記固定端末装置を介して各車両の走行デー
タを受信するとともに、受信した走行データに基づいて
各車両の通行料を算出する料金処理装置とを備えている
ことを特徴とする。ここで、車両の走行による環境への
影響の大きさを示す指標となる走行データとしては、車
両の燃費(燃料消費率)、ならびに、車両の走行により
生じる環境汚染物質の排出量、および、温室効果ガスの
排出量等が採用できる。
【0006】このような本第1発明では、車両の燃費
(燃料消費率)、ならびに、車両の走行により生じる環
境汚染物質の排出量、および、温室効果ガスの排出量等
の走行データに応じた通行料が車両に課金されるように
なり、排気ガスがより多量に排出されるような運転をす
れば、支払うべき通行料が高くなり、逆に、排気ガスの
排出量がより少なくなるような運転をすれば、支払うべ
き通行料が安くなるので、車両の走行による環境への影
響がなるべく少なくなるような運転を運転者に促すこと
ができ、大気環境改善の徹底が図れるようになる。
【0007】前述のような料金徴収システムにおいて、
前記移動端末装置は、当該車両から走行距離データおよ
び消費燃料量データを収集し、これらのデータから当該
車両の燃費データを算出し、この燃費データを前記走行
データとして前記固定端末装置へ送信するものとされ、
前記料金処理装置は、車両の型式毎に求めた標準的な走
行条件における標準燃費データが記録された標準燃費デ
ータベースを備え、各車両からの燃費データと、当該車
両の標準燃費データとを比較し、その比較結果に基づい
て車両の通行料を算出するものであることが好ましい。
ここで、車両から走行距離データおよび消費燃料量デー
タを収集するにあたり、走行距離データは、スピードメ
ータ等から容易に取り出せ、消費燃料量データは、燃料
噴射装置あるいは燃料計等から容易に取り出すことがで
き、これらのデータを収集するための車両の改造が最小
限で済む。また、燃費データを参照すれば、走行により
車両から排出された環境汚染物質の排出量や、温室効果
ガスの排出量が把握でき、車両の走行による環境への影
響の大きさを容易に数値化できる。このため、前述のよ
うにすれば、料金徴収システムに適合する車両の価格
や、適合させるための改造費を高騰させることなく、適
切な通行料を算出できるようになる。
【0008】また、前述の料金徴収システムにおいて、
前記移動端末装置は、移動体の現在位置を測位するため
の現在位置情報を受信するとともに、記憶された地図情
報に基づいて表示装置に表示した画面に現在位置を示す
ナビゲーション装置を含んで構成されていることが望ま
しい。ここで、ナビゲーション装置には、各種の演算を
高速で行うことができるマイクロプロセッサーが搭載さ
れているので、前述のように、ナビゲーション装置を利
用すれば、走行距離データおよび消費燃料量データの収
集機能、これらのデータから燃費データを算出する算出
機能、ならびに、燃費データの送信機能等を容易に実現
でき、しかも、車両に搭載するための車載用のものが普
及しているので、この点からも、料金徴収システムに適
合する車両の価格や、適合させるための改造費を高騰さ
せることがない。
【0009】さらに、前記料金徴収システムにおいて、
前記ナビゲーション装置は、目的地までのルートを探索
するルート探索手段と、探索したルート毎に当該ルート
を走行した際の燃費を演算により予測する燃費予測手段
と、この燃費予測手段の予測結果に基づいて低燃費のル
ートを探し出す低燃費ルート探索手段とを備えているこ
とが好ましい。このようにすれば、ナビゲーション装置
により、低燃費のルート、すなわち、走行による環境へ
の影響が少ないルートが探し出され、当該低燃費ルート
が運転者に示されるようになり、ナビゲーション装置が
示すルートに従って運転すれば、大気環境改善の徹底が
一層図れるようになる。
【0010】このような料金徴収システムにおいて、前
記ナビゲーション装置は、前記燃費予測手段が演算によ
り求めた予測燃費データを前記料金処理装置宛に送信す
る予測燃費送信手段を備え、前記料金処理装置は、前記
予測燃費データを受信するとともに、受信した予測燃費
データに基づいて仮通行料を算出し、算出した仮通行料
を当該ナビゲーション装置宛に送信する仮通行料送信手
段を備えていることが望ましい。このようにすれば、ナ
ビゲーション装置が低燃費のルートを複数探索し、これ
らのルートの各々についての仮料金が料金処理装置によ
り算出され、運転者に提示可能となり、運転者は、特別
な事情や理由がない限り、最も安いルート、換言すれ
ば、走行による環境への影響が最も少ないルートを選択
するようになるので、大気環境改善をさらに一層徹底す
ることが可能となる。
【0011】本発明の第2発明は、所定地域の境界部分
にゲートを設け、その内側を通過して当該地域内に進入
してきた車両を当該ゲートで検出し、当該車両から通行
料を徴収するために、前記ゲートの近傍に設けられると
ともに、その付近を通過する移動体との通信が可能とな
った固定端末装置と、この固定端末装置を介して、車両
の走行による環境への影響の大きさを示す指標となる走
行データを受信するとともに、受信した走行データに基
づいて各車両の通行料を算出する料金処理装置とを有す
る料金徴収システムに備えられる移動端末装置であっ
て、当該移動端末装置は、車両に設けられるとともに、
当該車両の走行データを収集して前記固定端末装置へ送
信するものとなっていることを特徴とする。このような
本第2発明では、前記第1発明と同様に、走行データに
応じた通行料が車両に課金されるようになり、排気ガス
がより多量に排出されるような運転をすれば、支払うべ
き通行料が高くなり、逆に、排気ガスの排出量がより少
なくなるような運転をすれば、支払うべき通行料が安く
なるので、車両の走行による環境への影響がなるべく少
なくなるような運転を運転者に促すことができ、大気環
境改善の徹底が図れるようになる。
【0012】前述の移動端末装置において、前記料金処
理装置は、車両の型式毎に求めた標準的な走行条件にお
ける標準燃費データが記録された標準燃費データベース
を備え、各車両からの燃費データと、当該車両の標準燃
費データとを比較し、その比較結果に基づいて車両の通
行料を算出するものであり、当該移動端末装置は、当該
車両から走行距離データおよび消費燃料量データを収集
し、これらのデータから当該車両の燃費データを算出
し、この燃費データを前記走行データとして前記固定端
末装置へ送信するものとされていることが好ましい。こ
のようにすれば、前述したように、走行距離データおよ
び消費燃料量データを収集するための車両の改造が最小
限で済むので、料金徴収システムに適合する車両の価格
や、適合させるための改造費を高騰させることなく、適
切な通行料を算出できるようになる。
【0013】また、前述のような移動端末装置におい
て、当該移動端末装置は、移動体の現在位置を測位する
ための現在位置情報を受信するとともに、記憶された地
図情報に基づいて表示装置に表示した画面に現在位置を
示すナビゲーション装置を含んで構成されたものである
ことが望ましい。このようにすれば、前述のように、ナ
ビゲーション装置により、走行距離データおよび消費燃
料量データの収集機能、これらのデータから燃費データ
を算出する算出機能、ならびに、燃費データの送信機能
等が容易に実現されるうえ、車両に搭載するための車載
用のものが普及しているので、この点からも、料金徴収
システムに適合する車両の価格や、適合させるための改
造費を高騰させない。
【0014】さらに、前述の移動端末装置において、前
記ナビゲーション装置は、目的地までのルートを探索す
るルート探索手段と、探索したルート毎に当該ルートを
走行した際の燃費を演算により予測する燃費予測手段
と、この燃費予測手段の予測結果に基づいて低燃費のル
ートを探索する低燃費ルート探索手段とを備えているこ
とが好ましい。このようにすれば、前述したように、低
燃費のルート、すなわち、走行による環境への影響が少
ないルートをナビゲーション装置が探し出して運転者に
示すようになるので、当該ルートに従って運転すること
により、大気環境改善の徹底が一層図れるようになる。
【0015】このような移動端末装置において、前記料
金処理装置は、前記ナビゲーション装置が算出した予測
燃費データに基づいて仮通行料を算出し、算出した仮通
行料を当該ナビゲーション装置宛に送信する仮通行料送
信手段を備え前記ナビゲーション装置は、前記燃費予測
手段が演算により求めた予測燃費データを前記料金処理
装置宛に送信する予測燃費送信手段を備えていることが
望ましい。このようにすれば、前述したように、ナビゲ
ーション装置が探索した複数の低燃費ルートの各々につ
いて、料金処理装置が仮料金を算出して、運転者に提示
するので、運転者は、特別な事情や理由がない限り、最
も安いルート、換言すれば、走行による環境への影響が
最も少ないルートを選択するようになり、大気環境改善
をさらに一層徹底することが可能となる。
【0016】本発明の第3発明は、所定地域の境界部分
にゲートを設け、その内側を通過して当該地域内に進入
してきた車両を当該ゲートで検出し、当該車両から通行
料を徴収するために、前記ゲートの近傍に設けられると
ともに、その付近を通過する移動体との通信が可能とな
った固定端末装置と、車両に設置されるとともに、当該
車両の走行による環境への影響の大きさを示す指標とな
る走行データを当該車両から収集して前記固定端末装置
へ送信する移動端末装置とを備えた料金徴収システムに
設けられる料金処理装置であって、当該料金処理装置
は、前記固定端末装置を介して各車両の走行データを受
信するとともに、受信した走行データに基づいて各車両
の通行料を算出するものであることを特徴とする。この
ような本第3発明では、前記第1および第2発明と同様
に、走行データに応じた通行料が車両に課金されるよう
になり、排気ガスがより多量に排出されるような運転を
すれば、支払うべき通行料が高くなり、逆に、排気ガス
の排出量がより少なくなるような運転をすれば、支払う
べき通行料が安くなるので、車両の走行による環境への
影響がなるべく少なくなるような運転を運転者に促すこ
とができ、大気環境改善の徹底が図れるようになる。
【0017】前述のような料金処理装置において、前記
移動端末装置は、当該車両から走行距離データおよび消
費燃料量データを収集し、これらのデータから当該車両
の燃費データを算出し、この燃費データを前記走行デー
タとして前記固定端末装置へ送信するものとされ、当該
料金処理装置は、車両の型式毎に求めた標準的な走行条
件における標準燃費データが記録された標準燃費データ
ベースを備え、各車両からの燃費データと、当該車両の
標準燃費データとを比較し、その比較結果に基づいて車
両の通行料を算出するものであることが好ましい。この
ようにすれば、前述したように、走行距離データおよび
消費燃料量データを収集するための車両の改造が最小限
で済むので、料金徴収システムに適合する車両の価格
や、適合させるための改造費を高騰させることなく、適
切な通行料を算出できるようになる。
【0018】また、前述の料金処理装置において、前記
移動端末装置は、移動体の現在位置を測位するための現
在位置情報を受信するとともに、記憶された地図情報に
基づいて表示装置に表示した画面に現在位置を示すナビ
ゲーション装置を含んで構成され、このナビゲーション
装置には、目的地までのルートを探索するルート探索手
段と、探索したルート毎に当該ルートを走行した際の燃
費を演算により予測する燃費予測手段と、この燃費予測
手段の予測結果に基づいて低燃費のルートを探し出す低
燃費ルート探索手段と、前記燃費予測手段が演算により
求めた予測燃費データを当該料金処理装置宛に送信する
予測燃費送信手段とが設けられ、当該料金処理装置は、
前記予測燃費データを受信するとともに、受信した予測
燃費データに基づいて仮通行料を算出し、算出した仮通
行料を当該ナビゲーション装置宛に送信する仮通行料送
信手段を備えていることを特徴とする。このようにすれ
ば、前述したように、ナビゲーション装置が低燃費のル
ートを複数探索して運転者に提示するとともに、ナビゲ
ーション装置が探索した複数の低燃費ルートの各々につ
いて、料金処理装置が仮料金を算出して、運転者に提示
するので、運転者は、特別な事情や理由がない限り、最
も安いルート、換言すれば、走行による環境への影響が
最も少ないルートを選択するようになり、大気環境改善
をさらに一層徹底することが可能となる。
【0019】本発明の第4発明は、所定地域の境界部分
にゲートを設け、その内側を通過して当該地域内に進入
してきた車両を当該ゲートで検出し、当該車両から通行
料を徴収する料金徴収システムに備えられている料金処
理装置に対し、所定の走行データを送信するために車両
に設けられるとともに、コンピュータを含んで構成され
る移動端末装置用の端末処理プログラムであって、前記
コンピュータを、車両から走行距離データおよび消費燃
料量データを収集する収集手段、この収集手段が収集し
た走行距離データおよび消費燃料量データから当該車両
の燃費データを算出する燃費算出手段、および、この燃
費算出手段が算出した燃費データを前記走行データとし
て前記料金処理装置側へ送信するデータ送信手段として
機能させることを特徴とする。そして、本発明の第5発
明は、前述の第4発明における移動端末装置用の端末処
理プログラムを記録した記録媒体である。前述のような
第4発明に係る端末処理プログラムを小型のコンピュー
タにインストールすれば、前述した移動端末装置が容易
に実現できるうえ、第5発明に係る記録媒体を利用すれ
ば、小型のコンピュータへのインストールが容易に行え
るうえ、インストールを何度も繰り返し行うことがで
き、同じ機能を有する移動端末装置を多数製作すること
も容易となる。しかも、前述したように、走行距離デー
タおよび消費燃料量データを収集するための車両の改造
が最小限で済むので、車両を料金徴収システムに適合す
るようにしても、車両の価格や、その改造費が高騰しな
い。
【0020】前述のような移動端末装置用の端末処理プ
ログラムにおいて、前記コンピュータを含んで構成され
る移動端末装置は、外部から移動体の現在位置を測位す
るための現在位置情報を受信するとともに、予め記憶さ
れた地図情報に基づいて表示装置に表示した画面に現在
位置を示すナビゲーション装置とされ、このナビゲーシ
ョン装置の前記コンピュータを、目的地までのルートを
探索するルート探索手段、探索したルート毎に当該ルー
トを走行した際の燃費を演算により予測する燃費予測手
段、この燃費予測手段の予測結果に基づいて低燃費のル
ートを探し出す低燃費ルート探索手段、および、前記燃
費予測手段が演算により求めた予測燃費データを当該料
金処理装置宛に送信する予測燃費送信手段として機能さ
せることが好ましい。このような端末処理プログラムを
ナビゲーション装置にインストールすれば、低燃費のル
ートを探し出す低燃費ルート探索手段、および、前記燃
費予測手段が演算により求めた予測燃費データを当該料
金処理装置宛に送信する予測燃費送信手段を備えた移動
端末装置が容易に実現できる。ここで、このような移動
端末装置用の端末処理プログラムは、前述の第5発明に
係る記録媒体に記録することが好ましい。このような記
録媒体を利用すれば、前述の端末処理プログラムをナビ
ゲーション装置に容易にインストールできるようになる
うえ、当初は、低燃費のルートを探索する機能等が不要
とされ、ナビゲーション機能のみを有する車両に対して
は、低燃費ルート探索機能等が必要となった際に、前述
の端末処理プログラムをナビゲーション装置にインスト
ールすれば移動端末装置が設置されようになるので、移
動端末装置を設置するための改造費を低く押さえること
が可能となる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1には、本発明の第1実施形態
に係る通行料徴収システム1の概略が示されている。こ
の通行料徴収システム1は、車両としての貨物自動車や
乗用車等の自動車2に対し、その通行が有料となる所定
地域である料金徴収区間を通過する際に、当該自動車2
から料金を徴収するためのコードン方式のロードプライ
シング・システムである。なお、この通行料徴収システ
ム1には、通行料を徴収するシステムとして、高速道路
等のETC(Electronic Toll Collection)と同様のシ
ステムが採用されている。通行料徴収システム1には、
図1の如く、料金徴収区間の境界部分に設けられた複数
のゲート3と、各ゲート3の近傍に設けられている固定
端末装置4と、各自動車2の走行データを当該自動車2
から収集する移動端末装置であるナビゲーション装置5
と、各自動車2の通行料の算出と料金徴収を行う料金徴
収装置6とが備えられている。
【0022】ここで、ナビゲーション装置5は、収集し
た走行データを近くの固定端末装置4へ送信する通信機
能を備えるとともに、予め通行料徴収システム1に登録
された識別番号を有する移動端末装置である。ナビゲー
ション装置5を自動車2への取り付ける際に、ナビゲー
ション装置5に必要なデータが記録され、これにより、
当該自動車2も通行料徴収システム1に登録されるよう
になっている。一方、固定端末装置4は、ゲート3を通
過する自動車2に設置された移動体であるナビゲーショ
ン装置5との通信が可能となった一種の中継手段であ
り、他の固定端末装置4、ゲート3および料金徴収装置
6等とともに固定側装置群7を構成している。料金徴収
装置6は、デジタル通信回線8により複数の固定端末装
置4と相互に接続され、固定端末装置4を介して各自動
車2の走行データが受信可能とされ、この受信した走行
データに基づいて各自動車2の通行料を算出する料金処
理装置となっている。
【0023】ゲート3は、当該ゲート3に接近する自動
車2を検出する近接センサ3Aを備え、近接センサ3Aから
出力される自動車検出信号を固定端末装置4に送信する
ようになっている。そして、固定端末装置4は、近接セ
ンサ3Aからの自動車検出信号を受信すると、ナビゲーシ
ョン装置5との通信を開始するようになっている。
【0024】ここで、ナビゲーション装置5は、マイク
ロプロセッサ等を含んで構成されたコンピュータであ
り、複数のプログラムを並行して処理するマルチタスク
機能を備えている。また、ナビゲーション装置5は、自
動車2の走行による環境への影響の大きさを示す指標と
なる走行データを当該自動車2から収集するものでもあ
る。すなわち、ナビゲーション装置5は、自動車2から
走行距離データおよび消費燃料量データを収集し、これ
らのデータから当該自動車2の燃費データを算出し、こ
の燃費データを走行データとして固定端末装置4へ送信
するものになっている。そして、ナビゲーション装置5
は、自動車2の現在位置を測位するための現在位置情報
を受信するとともに、自動車2の運転者等に対して、記
憶された地図情報に基づいて表示装置に表示した画面に
現在位置を示す現在位置表示機能と、入力された目的地
に到達するのに最適と考えられるルートを探索するルー
ト探索機能とを備えている。
【0025】すなわち、ナビゲーション装置5には、図
2に示されるように、GPSの人工衛星から送信される
とともに、三次元位置、速度および時間に関するデータ
を含む電波信号を受信するためのアンテナ10と、このア
ンテナ10が受けた電波信号から自動車2の三次元位置に
関するデータ等を取り出すGPS受信部11と、自動車2
の走行速度を感知するセンサ等の各種のセンサが設けら
れたセンサ部12と、VICS情報を受信するVICS受
信部13と、地図情報を記憶する地図情報記憶部14と、マ
ニュアル操作を行うための操作部15と、地図情報および
車両の位置を表示する表示部16と、音声により運転者に
道筋を案内する音声案内部17と、ナビゲーション装置5
が探索したルートおよび当該ルートを実際に走行した際
の所要時間等のルートに関する履歴データが蓄積された
履歴データ蓄積部18と、ナビゲーション装置5全体の制
御を行う制御部30とが設けられている。
【0026】このうち、GPS受信部11は、GPSが有
する複数の人工衛星からの電波信号を受信し、これらの
電波信号から、自動車2の現時点における三次元位置を
示す位置データおよび正確な時刻を示す時刻データを抽
出して制御部30に出力するものである。センサ部12は、
自動車2の走行速度を検出する速度センサと、重力加速
度を検出する重力加速度センサと、自動車2の走行によ
り発生する加速度を検出する加速度センサと、いわゆる
ジャイロセンサを含んで構成され、自動車2の進行方向
の方位角を検出する方位角センサとを備えたものとなっ
ている。ここで、速度センサが自動車2の走行速度を検
出すると、センサ部12は、検出した走行速度に応じた速
度データを生成して制御部30へ出力するようになってい
る。また、重力加速度センサが重力加速度を検出すると
ともに、加速度センサが走行により発生する加速度を検
出すると、センサ部12は、検出した重力加速度および加
速度を比較し、自動車2の重力方向における速度を算出
し、算出した重力方向速度に応じた重力方向速度データ
を生成して制御部30へ出力するようになっている。さら
に、方位角センサが自動車2の方位角を検出すると、セ
ンサ部12は、検出した方位角に応じた方位角データを生
成して制御部30へ出力するようになっている。なお、セ
ンサ部12には、自動車2のエンジンの回転数を、図示し
ないタコメータから収集する回転数収集部12A が接続さ
れている。これにより、制御部30は、センサ部12を介し
てエンジン回転数を受け取るようになっており、エンジ
ンの空ぶかし等、環境に悪影響を与える操作の検出が可
能となっている。
【0027】VICS受信部13は、VICSセンターが
行っているFM多重放送の電波信号等から、広い範囲に
おける道路渋滞や工事規制等に関する道路交通データを
抽出して制御部30に出力するものである。地図情報記憶
部14は、DVD−ROM(Digtal Versatile Disc Rea
d OnlyMemory)およびCD−ROM(Compact Disc Rea
d Only Memory )等の記録媒体に記録された地図情報を
読み出すディスクドライブ装置を含んで構成されたもの
である。この地図情報記憶部14には、三次元で構成され
た地図情報、すなわち、地図上の各点の標高を含む地図
情報、および、自動車での移動に必要な情報、例えば、
地図上の所定の地区が、ガソリンエンジンやディーゼル
エンジン等の内燃機関で駆動する自動車の乗り入れが禁
止される規制地区である等の地区情報等の情報が記憶さ
れている。
【0028】操作部15は、各種の操作を行うための複数
のファンクションキーおよび0〜9までの数字が各々付
されたテンキー等、複数種類のキーを備えたリモートコ
ントロール装置を含んで構成されたものである。表示部
16は、地図情報記憶部14から出力される地図情報に基づ
いた案内画面を表示するものである。表示部16の案内画
面には、進行方向を示すポインタの他に、進行方向前方
の道路状況や目的地等に関する情報も表示されるように
なっている。音声案内部17は、進路変更を行うべき地
点、例えば、高速道路や有料道路等のインターチェンジ
およびジャンクション、あるいは、一般道の交差点等に
到達する前に、進路変更すべき地点における進行方向を
音声で指示するものである。履歴データ蓄積部18は、運
転者等のユーザーにより、ナビゲーション装置5になさ
れた設定、目的地、出発地、ルート、および、当該ルー
トにおける道路データに関するルート情報と、その日付
および時刻に関する時刻情報とを含んだ履歴データを記
憶するものである。これらのルート情報および時刻情報
を含んだ履歴データを蓄積することにより、履歴データ
蓄積部18には、ナビゲーション履歴データベースが構築
されている。
【0029】また、ナビゲーション装置5には、移動端
末装置として機能するために、固定端末装置4を介して
料金徴収装置6との間で通信を行う送受信部20と、自動
車2の走行距離積算計等から出力される走行距離データ
である走行距離単位パルスを受信して走行距離を計測す
る走行距離計測部21と、燃料噴射装置等からから出力さ
れる消費燃料量データである消費燃料単位パルスを受信
して消費燃料量を計測する消費燃料量計測部22とが設け
られている。なお、走行距離計測部21および消費燃料量
計測部22は、自動車2が料金徴収区間に進入した際に固
定端末装置4から送信される進入信号を受信すると計測
を開始する一方、自動車2が料金徴収区間から出た際に
固定端末装置4から送信される脱出信号を受信すると計
測を終了するようになっている。
【0030】ここで、制御部30は、自動車2の運転者等
に対して道案内を行うナビゲーション処理と、固定端末
装置4へ送信する、前述した燃費データおよび後述する
予測燃費データを生成する燃費データ生成処理とを行う
ものである。前述したGPS受信部11、センサ部12、V
ICS受信部13、地図情報記憶部14、操作部15、表示部
16、音声案内部17、履歴データ蓄積部18、送受信部20、
走行距離計測部21、および、消費燃料量計測部22との間
でデータや指令となる信号を入出力するために、制御部
30には、図3に示されるように、入出力部31が設けられ
ている。また、制御部30には、ナビゲーション処理を行
うナビゲーション処理部32と、走行データを生成する燃
費データ生成処理部33と、通行料徴収システム1への通
行料の支払処理を行う料金支払処理部34と、入出力部3
1、ナビゲーション処理部32、燃費データ生成処理部33
および料金支払処理部34の四者の間におけるデータの伝
送を制御する伝送制御部35とが設けられている。
【0031】ナビゲーション処理部32は、VICS受信
部13からの道路渋滞や工事規制等に関する道路交通デー
タを考慮したうえで、現在地から目的地に最も早く到着
できると思われる複数のルートを候補として探索するル
ート探索機能と、現在地から目的地までのルートに関す
るルート情報信号を、地図情報記憶部14の地図情報から
抽出するルート情報抽出機能とを備えたものとなってい
る。ここで、ルート情報信号は、水平方向の移動量に関
する情報だけでなく、重力方向の移動量、すなわち、登
り方向の移動量および下り方向の移動量に関する情報
や、道路渋滞や工事規制等による遅滞時間に関する道路
交通情報も含むものとなっている。なお、燃費データ生
成処理部33は、所定のアルゴリズムや演算式を含んだ演
算プログラムにより、前述のルート情報信号が入力され
ると、料金徴収区画における自動車2の燃費を予測する
ものとなっている。
【0032】料金支払処理部34は、自動車2が料金徴収
区間に進入した際に、固定端末装置4から送信される進
入信号を受信すると、通行料徴収システム1に登録され
た識別番号を料金徴収装置6宛に送信するものとなって
いる。また、料金支払処理部34は、自動車2が料金徴収
区間から出た際に、固定端末装置4を介して料金徴収装
置6が発信した通行料データを受信すると、支払処理を
行うようになっている。ここで、支払処理としては、例
えば、所定のクレジット会社等に通行料の支払を行わせ
る支払コードを料金徴収装置6に送信する支払処理等が
採用できる。
【0033】燃費データ生成処理部33は、料金徴収区間
を実際に通り抜けた際の燃費を算出する燃費算出機能
と、ナビゲーション処理部32で探索したルート毎に当該
ルートを走行した際の燃費を演算により予測する燃費予
測機能と、探索した複数のルートのなかから、一のルー
トを運転者等に選択させるルート選択機能とを備えたも
のである。燃費データ生成処理部33には、図4に示され
るように、実際の走行距離および消費燃料量に基づいて
料金徴収区間における燃費を算出する燃費算出部41と、
料金徴収区間における燃費を演算により予測する燃費予
測手段である燃費予測演算部42と、この燃費予測演算部
42の予測結果に基づいて最も低燃費となるルートを探し
出す低燃費ルート探索手段である低燃費ルート探索部43
と、燃費予測演算部42が予測した燃費である予測燃費デ
ータに基づいて料金徴収装置6が算出した、後述する仮
通行料を保持する仮通行料保持部44と、複数のルートの
なかから一のルートを選択するにあたり、仮通行料を示
す一覧表を生成し、運転者等の選択者に提示するルート
選択一覧表生成部45とが設けられている。
【0034】燃費算出部41は、走行距離計測部21が計測
した走行距離と、消費燃料量計測部22が計測した消費燃
料量とを受信し、走行距離を消費燃料量で除する演算を
行うことにより燃費を算出するものである。燃費算出部
41が算出した燃費である燃費データは、料金徴収装置6
宛に送信されるようになっている。燃費予測演算部42
は、ナビゲーション処理部32が抽出した各ルート情報信
号、例えば、水平方向の移動量、登り方向の移動量、下
り方向の移動量、および、遅滞時間等のデータに基づい
て、自動車2の料金徴収区間における燃費を演算により
予測するものである。燃費算出部41が予測した予測燃費
データは、料金徴収装置6宛に送信されるようになって
いる。ここで、制御部30に接続された送受信部20(図2
参照)は、燃費算出部41が演算により求めた予測燃費デ
ータを料金徴収装置6宛に送信する予測燃費送信手段を
兼用している。なお、予測燃費データを受信した料金徴
収装置6は、当該予測燃費データに基づいて仮通行料を
算出し、当該仮通行料を燃費データ生成処理部33宛に送
信するようになっている。
【0035】低燃費ルート探索部43は、ナビゲーション
処理部32が抽出した複数のルートのうち、最も低燃費と
なるルートを示すためのものである。低燃費ルート探索
部43には、複数のルートのそれぞれについて、燃費予測
演算部42が予測した結果である予測燃費データをすべて
保持する予測燃費データ保持部46と、予測燃費データ保
持部46に保持された予測燃費データを相互に比較する予
測燃費データ比較部47とが設けられている。予測燃費デ
ータ保持部46には、各ルートの予測燃費データと、当該
ルートを示すルート番号とが燃費予測演算部42から送信
され、探索されたすべてのルートの予測燃費データおよ
びルート番号が保持されるようになっている。予測燃費
データ比較部47には、比較機能が起動されると、探索さ
れたすべてのルートの予測燃費データおよびルート番号
が次々入力され、入力された予測燃費データを順次比較
することにより、最も低燃費となる予測燃費データおよ
びそのルート番号を表示部16宛に出力するものとなって
いる。最も低燃費となる予測燃費データは、そのルート
とともに、表示部16に表示可能となっている。
【0036】仮通行料保持部44は、複数のルートについ
て料金徴収装置6が算出した仮通行料をすべて保持し、
仮通行料およびそのルート番号をルート選択一覧表生成
部45へ出力するものとなっている。そして、ルート選択
一覧表生成部45は、仮通行料保持部44に保持された仮通
行料を一覧表示するルート選択一覧表を生成し、表示部
16宛にルート選択一覧表となるルート選択一覧表データ
を送出するものである。表示部16に表示されるルート選
択一覧表には、各ルートのルート番号、および、その仮
通行料の外に、そのルートを利用した際の現在位置から
目的地まで到達するのに必要な走行所要時間が表示され
るようになっている。ここで、運転者等の選択者は、表
示部16に表示されたルート選択一覧表のルート番号を選
択することで、ルート選択が行えるようになっている。
【0037】ここで、ナビゲーション装置5は、CD−
ROM等の記録媒体を回転駆動させるドライブを備え、
この記録媒体に記憶された移動端末装置用の端末処理プ
ログラムがインストールされることにより、前述のよう
なナビゲーション処理および燃費データ生成処理を行う
機能が、そのコンピュータに付与されるようになってい
る。
【0038】一方、料金徴収装置6は、進入してきた多
数の自動車2を個々に認識し、各自動車2に対して通行
料を算出するとともに、その通行料を徴収するものとな
っている。すなわち、料金徴収装置6には、固定端末装
置4を介してナビゲーション装置5との間で通信を行う
送受信部51と、登録された自動車2の全車種についての
燃費データを蓄積した車両情報データベース52と、登録
された各自動車2に設けられたナビゲーション装置5の
識別番号、各自動車2の型式番号、ならびに、通行料の
決済方法、例えば、クレジット会社およびそのクレジッ
ト番号等のデータを蓄積した車両管理データベース53
と、各自動車2の燃費データから通行料を算出するとと
もに、予測燃費データから仮通行料を算出する料金演算
部54とが設けられている。
【0039】このうち、車両情報データベース52には、
図6の如く、自動車2の型式を示す車両型式記号が記載
された型式欄52A と、この欄52A の車両型式記号に対応
するとともに、その車両型式記号が示す自動車2の標準
燃費データが記載されたデータ欄52B とを含んで構成さ
れた燃費テーブル52C が設けられている。ここで、デー
タ欄52B に記載された標準燃費データとしては、自動車
メーカー等が標準的な走行条件において自動車を実際に
走行させる実験で求めた値が採用されている。料金演算
部54は、各自動車2の通行料を算出するために、予め所
定の演算式が登録されたものであり、自動車2から送信
されてきた燃費データ値が、標準燃費データ値よりも大
きいときは、標準料金よりも高い通行料を算出し、当該
燃費データ値が標準燃費データ値よりも小さいときは、
標準料金よりも安い通行料を算出するようになってい
る。例えば、通行料を算出するための演算式としては、
次の数1が採用できる。
【0040】 F=(CS/CF)×100+T(円)・・(数1) ただし、F、CS、CFおよびTは、それぞれ通行料、
標準燃費データ値、燃費データ値および基本料金であ
る。
【0041】このような演算式を採用すると、料金演算
部54は、基本料金Tが100円の場合、標準燃費データ
値と燃費データ値とが等しいときに、通行料Fを200
円とし、燃費データ値が標準燃費データ値の2倍のとき
に、通行料Fを300円とし、燃費データ値が標準燃費
データ値の半分のときに、通行料Fを150円とするよ
うに構成される。
【0042】また、料金演算部54は、前述の通行料の算
出と同様にして、仮通行料の算出を行うようになってい
る。例えば、上記(数1)における燃費データ値の代わ
りに、予測燃費データ値を当該(数1)に代入すること
で、仮通行料を求めることができる。ここで、送受信部
51は、算出した仮通行料をナビゲーション装置5宛に送
信する仮通行料送信手段となっている。
【0043】次に、本実施形態の通行料徴収システム1
の動作を、シーケンス図に基づいて説明する。図7に示
されるように、自動車2がシーケンスSQ1において走行
を開始し、シーケンスSQ2でナビゲーション装置5に対
して目的地が設定されると、ナビゲーション装置5は、
シーケンスSQ3で現在地から目的地までのルートを探索
し、最適なルートを見つけると、シーケンスSQ4に移行
し、探索したルートに沿って進むように、ルート誘導を
行う。そして、自動車2が料金徴収区間に進入するシー
ケンスSQ5において、ナビゲーション装置5は、固定側
装置群7から進入信号を受信し、シーケンスSQ6で、燃
費計測を開始するとともに、燃費予測処理を実行して低
燃費ルートを探索し、低燃費ルートをいくつか探索する
と、仮通行料の計算要求と、算出した各予測燃費データ
とを固定側装置群7に送出する。
【0044】計算要求および予測燃費データを受信する
と、固定側装置群7の料金徴収装置6は、シーケンスSQ
7において、各予測燃費データに基づいて仮通行料を計
算し、計算した仮通行料がナビゲーション装置5に送信
される。ここで、シーケンスSQ5からシーケンスSQ7ま
では、自動車2が入口のゲート3近傍を走行している間
に速やかに処理される。なお、ナビゲーション装置5
は、探索したいくつかの低燃費ルートと、その仮通行料
を運転者等の提示し、提示された低燃費ルートの一つが
選択されると、当該低燃費ルートに沿って進むようにル
ート誘導を行う。
【0045】さらに、自動車2が料金徴収区間を脱出す
るシーケンスSQ8において、ナビゲーション装置5は、
固定側装置群7から脱出信号を受信すると、燃費計測を
終了するとともに、実際に移動した走行距離と、実際に
消費した消費燃料量とから燃費データを算出して固定側
装置群7に送出する。すると、シーケンスSQ9で、料金
徴収装置6は、通行料を計算し、計算した通行料をナビ
ゲーション装置5に知らせ、この後、シーケンスSQ10に
移行し、ナビゲーション装置5および料金徴収装置6の
それぞれで、支払処理および徴収処理が行われ、支払処
理および徴収処理が完了する。ここで、シーケンスSQ8
からシーケンスSQ10までは、自動車2が出口のゲート3
近傍を走行している間に速やかに処理される。自動車2
が目的地に到達し、自動車2の走行が終了するシーケン
スSQ11において一連のシーケンスも終了する。
【0046】次に、本実施形態のナビゲーション装置5
の動作を、フローチャートに基づいて説明する。図8に
示されるように、ステップST01において、自動車2が始
動すると、ナビゲーション装置5も起動し、ステップST
02で、ナビゲーション装置5に対して目的地が設定され
ると、ナビゲーション装置5は、ステップST03で現在地
から目的地までのルートを探索し、最適なルートを見つ
けると、ステップST04に移行し、探索したルートに沿っ
て進むように、ルート誘導を行う。そして、ステップST
10で、自動車2が料金徴収区間に進入し、固定側装置群
7から進入信号を受信するまで待機し、進入信号を受信
すると、ステップST11に進み、走行距離および消費燃料
量を計測する燃費計測を開始した後、ステップST12に進
む。このステップST12では、燃料消費量の少ない低燃費
ルートを探索し、低燃費ルートを走行するのに要する燃
料消費量と、走行距離とを予測して、予測燃費データを
求める。
【0047】いくつかの低燃費ルートが探索されると、
ナビゲーション装置5は、ステップST13に進み、仮通行
料の計算要求と、算出した各予測燃費データとを固定側
装置群7に送出する。そして、ステップST14で、各低燃
費ルートの仮通行料を受信し、ステップST15で、各低燃
費ルートの仮通行料等を示すルート選択一覧表を画面に
表示し、運転者等に低燃費ルートの一つを選択させる。
進むべき低燃費ルートの決定により、ナビゲーション装
置5は、ステップST15に進み、決定した低燃費ルートに
沿って進むようにルート誘導を行う。
【0048】そして、ステップST20で、自動車2が料金
徴収区間から脱出し、固定側装置群7から脱出信号を受
信するまで待機し、脱出信号を受信すると、ナビゲーシ
ョン装置5は、ステップST21に進み、ステップST21で燃
費計測を終了し、燃費データを算出する。燃費データの
算出が終わると、ステップST22へ進み、算出した燃費デ
ータを固定側装置群7に送出する。この後、ステップST
23で、料金徴収装置6から送信されてくる通行料を受信
し、ナビゲーション装置5は、ステップST24で支払処理
を行い、支払処理が完了すると、ステップST10に戻り、
自動車2が目的地に到達し、自動車2の走行が終了し、
ナビゲーション装置5の電源が切れるまで、ステップST
10からステップST24までの処理を繰り返すようになって
いる。
【0049】次に、本実施形態の料金徴収装置6の動作
を、フローチャートに基づいて説明する。図9に示され
るように、料金徴収装置6は、ステップST30において、
自動車2が入口あるいは出口のゲート3を通過し、固定
端末装置4から進入信号および脱出信号の論理和である
車両信号を受信するまで待機し、車両信号を受信する
と、ステップST31に進む。この際、車両信号とともに識
別番号も受信するので、ゲート3を通過した自動車2
は、個々に識別される。
【0050】そして、ステップST31では、ゲート3を通
過した自動車2からの燃費データの送信があったか否か
が判別され、燃費データの送信がない場合には、当該自
動車2が料金徴収区間に進入したこととなるので、ステ
ップST41に進む。一方、ステップST31で、燃費データの
送信があった場合には、当該自動車2が料金徴収区間を
脱出したこととなるので、ステップST51に進む。
【0051】ステップST41では、ナビゲーション装置5
からの仮通行料の計算要求信号がくるまで待機し、仮通
行料の計算要求信号を受信すると、ステップST42に進
む。ステップST42では、計算要求信号とともに受信した
予測燃費データの各々に基づいて仮通行料を算出し、ス
テップST43で算出した仮通行料をナビゲーション装置5
へ送信し、送信が完了すると、ステップST30へ戻る。
【0052】一方、ステップST51では、受信した燃費デ
ータに基づいて通行料を算出し、ステップST52で算出し
た通行料をナビゲーション装置5へ送信し、送信が完了
すると、ステップST53で通行料の徴収処理を行い、徴収
処理が完了すると、ステップST30へ戻る。以上のような
料金徴収装置6の動作は、通行料徴収システム1が停止
するまで繰り返されるようになっている。
【0053】前述のような本実施形態によれば、次のよ
うな効果が得られる。すなわち、自動車2の走行による
環境への影響の大きさを示す指標となる走行データとし
て、自動車2の燃費データを採用し、ナビゲーション装
置5で自動車2の燃費データを算出して料金徴収装置6
へ送信するようにしたので、燃費データに基づいて通行
料が算出され、自動車2の運転の丁寧さに応じた通行料
を課金することができる。そして、自動車2の運転の丁
寧さに応じた通行料が課金されるので、排気ガスがより
多量に排出されるような運転をすれば、支払うべき通行
料が高くなり、逆に、排気ガスの排出量がより少なくな
るような運転をすれば、支払うべき通行料が安くなるの
で、車両の走行による環境への影響がなるべく少なくな
るような運転を運転者に促すことができ、大気環境改善
の徹底を図ることができる。
【0054】また、スピードメータ等から容易に取り出
せる走行距離データと、燃料噴射装置等から容易に取り
出せる消費燃料量データとに基づいて算出される燃費デ
ータを走行データとして採用したので、既存の自動車2
から燃費データを収集するようにしても、自動車2の改
造を最小限にすることができ、料金徴収システムに適合
する車両の価格や、適合させるための改造費を高騰させ
ることない。さらに、燃費データを参照すれば、走行に
より自動車2から排出された環境汚染物質の排出量や、
温室効果ガスの排出量が把握でき、自動車2の走行によ
る環境への影響の大きさを容易に数値化できるので、適
切な通行料を自動車2から徴収することができる。
【0055】また、料金徴収システム1の移動端末装置
として、各種の演算を高速で行うことができるマイクロ
プロセッサーが搭載されているナビゲーション装置5を
含んで構成されたものを採用したので、走行距離データ
および消費燃料量データの収集機能、これらのデータか
ら燃費データを算出する算出機能、ならびに、燃費デー
タの送信機能等を容易に実現することができる。しか
も、車両に搭載するための車載用のものが普及している
ので、この点からも、料金徴収システムに適合する自動
車2の価格や、適合させるために自動車2を改造する改
造費を高騰させることがない。
【0056】さらに、目的地までのルートを探索するナ
ビゲーション処理部32と、探索したルート毎に当該ルー
トを走行した際の燃費を演算により予測する燃費予測演
算部42と、この燃費予測演算部42の予測結果に基づいて
低燃費のルートを探し出す低燃費ルート探索部43とを備
えたナビゲーション装置5を採用したので、走行による
環境への影響が少ないルートが探し出され、当該低燃費
ルートを運転者に示すことができ、ナビゲーション装置
5が示すルートに従って運転すれば、大気環境改善の徹
底を一層図ることができる。
【0057】また、燃費予測演算部42が演算により求め
た予測燃費データを料金徴収装置6宛に送信する送受信
部20をナビゲーション装置5に設け、受信した予測燃費
データに基づいて仮通行料を算出できる料金演算部54
と、算出した仮通行料をナビゲーション装置5宛に送信
する送受信部51とを料金徴収装置6に設け、ナビゲーシ
ョン装置5で低燃費のルートを複数探索し、これらのル
ートの各々についての仮料金を料金徴収装置6で算出
し、低燃費ルートを表示するようにしたので、運転者
は、特別な事情や理由がない限り、最も安いルート、換
言すれば、走行による環境への影響が最も少ないルート
を選択するようになるので、大気環境改善をさらに一層
徹底することができる。
【0058】さらに、前記第1実施形態におけるナビゲ
ーション処理および燃費データ生成処理を行う機能をコ
ンピュータに実行させるプログラムをCD−ROM等の
記録媒体に記録し、このプログラムをナビゲーション装
置5にインストールすることにより、移動端末装置を実
現したので、移動端末装置の機能を備えていないナビゲ
ーション装置5を大幅に改造することなく、前述の機能
を有する移動端末装置を容易に製作でき、かつ、多数製
作することも容易にできる。
【0059】図10ないし図12には、本発明の第2実
施形態の動作が示されている。本第2実施形態は、前記
第1実施形態における燃費データ生成処理部33から、燃
費予測演算部42、低燃費ルート探索部43、仮通行料保持
部44およびルート選択一覧表生成部45を省略したもので
ある。このような本第2実施形態の通行料徴収システム
1の動作を、シーケンス図に基づいて説明する。図10
に示されるように、自動車2がシーケンスSQ21において
走行を開始し、自動車2が料金徴収区間に進入するシー
ケンスSQ22において、ナビゲーション装置5は、固定側
装置群7から進入信号を受信し、次のシーケンスSQ23で
燃費計測を開始する。そして、自動車2が料金徴収区間
を脱出するシーケンスSQ24において、ナビゲーション装
置5は、固定側装置群7から脱出信号を受信すると、シ
ーケンスSQ25で燃費計測を終了し、実際に移動した走行
距離と、実際に消費した消費燃料量とから燃費データを
算出して固定側装置群7に送出する。すると、シーケン
スSQ26で、料金徴収装置6は、通行料を計算し、計算し
た通行料をナビゲーション装置5に知らせ、この後、シ
ーケンスSQ27に移行し、ナビゲーション装置5および料
金徴収装置6のそれぞれで、支払処理および徴収処理が
行われ、支払処理および徴収処理が完了する。ここで、
シーケンスSQ24からシーケンスSQ27までは、自動車2が
出口のゲート3近傍を走行している間に速やかに処理さ
れる。自動車2が目的地に到達し、自動車2の走行が終
了するシーケンスSQ28において一連のシーケンスも終了
する。
【0060】次に、本実施形態のナビゲーション装置5
の動作を、フローチャートに基づいて説明する。図11
に示されるように、ステップST61において、自動車2が
始動すると、ナビゲーション装置5も起動し、ステップ
ST62で、自動車2が料金徴収区間に進入し、固定側装置
群7から進入信号を受信するまで待機し、進入信号を受
信すると、ステップST63に進み、走行距離および消費燃
料量を計測する燃費計測を開始した後、ステップST64に
進む。そして、ステップST64で、自動車2が料金徴収区
間から脱出し、固定側装置群7から脱出信号を受信する
まで待機し、脱出信号を受信すると、ナビゲーション装
置5は、ステップST65に進み、ステップST65で燃費計測
を終了し、燃費データを算出する。燃費データの算出が
終わると、ステップST66へ進み、算出した燃費データを
固定側装置群7に送出する。この後、ステップST67で、
料金徴収装置6から送信されてくる通行料を受信し、ナ
ビゲーション装置5は、ステップST68で支払処理を行
い、支払処理が完了すると、ステップST62に戻り、自動
車2が目的地に到達し、自動車2の走行が終了し、ナビ
ゲーション装置5の電源が切れるまで、ステップST62か
らステップST68までの処理を繰り返すようになってい
る。
【0061】次に、本実施形態の料金徴収装置6の動作
を、フローチャートに基づいて説明する。図12に示さ
れるように、料金徴収装置6は、ステップST71におい
て、自動車2がゲート3を通過し、当該自動車2から燃
費データが送信されるまで待機し、燃費データが送信さ
れるとステップST72に進む。ステップST72では、受信し
た燃費データに基づいて通行料を算出し、ステップST73
で算出した通行料をナビゲーション装置5へ送信し、送
信が完了すると、ステップST74で通行料の徴収処理を行
い、徴収処理が完了すると、ステップST71へ戻る。以上
のような料金徴収装置6の動作は、通行料徴収システム
1が停止するまで繰り返されるようになっている。
【0062】このような第2実施形態においても、前記
第1実施形態における燃費予測演算部42、低燃費ルート
探索部43、仮通行料保持部44およびルート選択一覧表生
成部45がもたらす作用、効果を除いて、前記第1実施形
態と同様の作用、効果を達成することができる。
【0063】なお、本発明は、前述の実施形態に限定さ
れるものではなく、次に示すような変形等をも含むもの
である。例えば、通行料徴収システムとしては、固定端
末装置を介して料金処理装置と移動端末装置との通信を
行う通信手段のみを備えたものに限らず、固定端末装置
を介した通信手段とは別に、携帯電話や移動電話等の広
域移動通信手段を備えた通行料徴収システムを採用して
もよい。このような広域移動通信手段を備えた通行料徴
収システムを採用すれば、移動端末装置は、ゲートから
遠く、固定端末装置の通信範囲を逸脱した位置でも、仮
通行料の計算要求を料金処理装置に送信することがで
き、ゲートから離れた場所で、ルートを変更しても、変
更したルートの仮通行料を知ることができる。
【0064】また、車両の走行による環境への影響の大
きさを示す指標となる走行データとしては、車両の燃費
に限らず、車両が排出する環境汚染物質や温室効果ガス
の排出量を測定する測定器を車両に取り付け、車両の走
行により生じる環境汚染物質の排出量や、温室効果ガス
の排出量を走行データとしてもよい。さらに、車両とし
ては、4個以上の車輪を有する自動車に限らず、自動二
輪車や、三輪自動車でもよく、道路を走行する内燃機関
を備えた車両であれば、その形式等は限定されない。
【0065】
【発明の効果】前述のように、本発明によれば、所定地
域内における車両運転の丁寧さに応じた料金の課金を行
うことができるようになり、車両の走行による環境への
影響の低減を推進することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態全体のシステム構成を示
す模式図である。
【図2】第1実施形態のナビゲーション装置を示すブロ
ック図である。
【図3】第1実施形態のナビゲーション装置の要部を示
すブロック図である。
【図4】第1実施形態の燃費データ生成処理部を示すブ
ロック図である。
【図5】第1実施形態の料金処理装置である料金徴収装
置を示すブロック図である。
【図6】第1実施形態の標準燃費データベースを示す図
である。
【図7】第1実施形態全体の動作を説明するためのシー
ケンス図である。
【図8】第1実施形態の移動端末装置の動作を示すフロ
ーチャート図である。
【図9】第1実施形態の料金徴収装置の動作を示すフロ
ーチャート図である。
【図10】本発明の第2実施形態全体の動作を説明する
ためのシーケンス図である。
【図11】第2実施形態の移動端末装置の動作を示すフ
ローチャート図である。
【図12】第2実施形態の料金徴収装置の動作を示すフ
ローチャート図である。
【符号の説明】
1 料金徴収システム 2 車両としての自動車 3 ゲート 4 固定端末装置 5 移動端末装置としてのナビゲーション装置 6 料金処理装置としての料金徴収装置 20 予測燃費送信手段としての送受信部 32 ルート探索手段としてのナビゲーション処理部 42 燃費予測手段としての燃費予測演算部 43 低燃費ルート探索手段としての低燃費ルート探索部 51 仮通行料送信手段としての送受信部 52 標準燃費データベースとしての車両情報データベー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G08G 1/09 G08G 1/09 F 1/0969 1/0969 Fターム(参考) 2F029 AA02 AB01 AB07 AB13 AC02 AC06 AC09 AC13 AC20 3E027 EB02 EB04 5H180 AA01 BB12 BB13 CC12 FF04 FF05 FF10 FF13 FF22 FF25 FF33 FF40

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定地域の境界部分にゲートを設け、そ
    の内側を通過して当該地域内に進入してきた車両を当該
    ゲートで検出し、当該車両から通行料を徴収する料金徴
    収システムであって、 前記ゲートの近傍に設けられるとともに、その付近を通
    過する移動体との通信が可能となった固定端末装置と、 車両に設けられるとともに、当該車両の走行による環境
    への影響の大きさを示す指標となる走行データを当該車
    両から収集して前記固定端末装置へ送信する移動端末装
    置と、 前記固定端末装置を介して各車両の走行データを受信す
    るとともに、受信した走行データに基づいて各車両の通
    行料を算出する料金処理装置と、を備えていることを特
    徴とする料金徴収システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の料金徴収システムにお
    いて、 前記移動端末装置は、当該車両から走行距離データおよ
    び消費燃料量データを収集し、これらのデータから当該
    車両の燃費データを算出し、この燃費データを前記走行
    データとして前記固定端末装置へ送信するものとされ、 前記料金処理装置は、車両の型式毎に求めた標準的な走
    行条件における標準燃費データが記録された標準燃費デ
    ータベースを備え、各車両からの燃費データと、当該車
    両の標準燃費データとを比較し、その比較結果に基づい
    て車両の通行料を算出するものであることを特徴とする
    料金徴収システム。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の料金徴収システムにお
    いて、 前記移動端末装置は、移動体の現在位置を測位するため
    の現在位置情報を受信するとともに、記憶された地図情
    報に基づいて表示装置に表示した画面に現在位置を示す
    ナビゲーション装置を含んで構成されていることを特徴
    とする料金徴収システム。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の料金徴収システムにお
    いて、 前記ナビゲーション装置は、目的地までのルートを探索
    するルート探索手段と、探索したルート毎に当該ルート
    を走行した際の燃費を演算により予測する燃費予測手段
    と、この燃費予測手段の予測結果に基づいて低燃費のル
    ートを探し出す低燃費ルート探索手段とを備えているこ
    とを特徴とする料金徴収システム。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の料金徴収システムにお
    いて、 前記ナビゲーション装置は、前記燃費予測手段が演算に
    より求めた予測燃費データを前記料金処理装置宛に送信
    する予測燃費送信手段を備え、 前記料金処理装置は、前記予測燃費データを受信すると
    ともに、受信した予測燃費データに基づいて仮通行料を
    算出し、算出した仮通行料を当該ナビゲーション装置宛
    に送信する仮通行料送信手段を備えていることを特徴と
    する料金徴収システム。
  6. 【請求項6】 所定地域の境界部分にゲートを設け、そ
    の内側を通過して当該地域内に進入してきた車両を当該
    ゲートで検出し、当該車両から通行料を徴収するため
    に、前記ゲートの近傍に設けられるとともに、その付近
    を通過する移動体との通信が可能となった固定端末装置
    と、この固定端末装置を介して、車両の走行による環境
    への影響の大きさを示す指標となる走行データを受信す
    るとともに、受信した走行データに基づいて各車両の通
    行料を算出する料金処理装置とを有する料金徴収システ
    ムに備えられる移動端末装置であって、 当該移動端末装置は、車両に設けられるとともに、当該
    車両の走行データを収集して前記固定端末装置へ送信す
    るものとなっていることを特徴とする移動端末装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の移動端末装置におい
    て、 前記料金処理装置は、車両の型式毎に求めた標準的な走
    行条件における標準燃費データが記録された標準燃費デ
    ータベースを備え、各車両からの燃費データと、当該車
    両の標準燃費データとを比較し、その比較結果に基づい
    て車両の通行料を算出するものであり、 当該移動端末装置は、当該車両から走行距離データおよ
    び消費燃料量データを収集し、これらのデータから当該
    車両の燃費データを算出し、この燃費データを前記走行
    データとして前記固定端末装置へ送信するものとされて
    いることを特徴とする移動端末装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の移動端末装置におい
    て、 当該移動端末装置は、移動体の現在位置を測位するため
    の現在位置情報を受信するとともに、記憶された地図情
    報に基づいて表示装置に表示した画面に現在位置を示す
    ナビゲーション装置を含んで構成されたものであること
    を特徴とする移動端末装置。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の移動端末装置におい
    て、 前記ナビゲーション装置は、目的地までのルートを探索
    するルート探索手段と、探索したルート毎に当該ルート
    を走行した際の燃費を演算により予測する燃費予測手段
    と、この燃費予測手段の予測結果に基づいて低燃費のル
    ートを探索する低燃費ルート探索手段とを備えているこ
    とを特徴とする移動端末装置。
  10. 【請求項10】請求項9に記載の移動端末装置におい
    て、 前記料金処理装置は、前記ナビゲーション装置が算出し
    た予測燃費データに基づいて仮通行料を算出し、算出し
    た仮通行料を当該ナビゲーション装置宛に送信する仮通
    行料送信手段を備え、 前記ナビゲーション装置は、前記燃費予測手段が演算に
    より求めた予測燃費データを前記料金処理装置宛に送信
    する予測燃費送信手段を備えていることを特徴とする移
    動端末装置。
  11. 【請求項11】所定地域の境界部分にゲートを設け、そ
    の内側を通過して当該地域内に進入してきた車両を当該
    ゲートで検出し、当該車両から通行料を徴収するため
    に、前記ゲートの近傍に設けられるとともに、その付近
    を通過する移動体との通信が可能となった固定端末装置
    と、車両に設置されるとともに、当該車両の走行による
    環境への影響の大きさを示す指標となる走行データを当
    該車両から収集して前記固定端末装置へ送信する移動端
    末装置とを備えた料金徴収システムに設けられる料金処
    理装置であって、 当該料金処理装置は、前記固定端末装置を介して各車両
    の走行データを受信するとともに、受信した走行データ
    に基づいて各車両の通行料を算出するものであることを
    特徴とする料金処理装置。
  12. 【請求項12】請求項11に記載の料金処理装置におい
    て、 前記移動端末装置は、当該車両から走行距離データおよ
    び消費燃料量データを収集し、これらのデータから当該
    車両の燃費データを算出し、この燃費データを前記走行
    データとして前記固定端末装置へ送信するものとされ、 当該料金処理装置は、車両の型式毎に求めた標準的な走
    行条件における標準燃費データが記録された標準燃費デ
    ータベースを備え、各車両からの燃費データと、当該車
    両の標準燃費データとを比較し、その比較結果に基づい
    て車両の通行料を算出するものであることを特徴とする
    料金処理装置。
  13. 【請求項13】請求項12に記載の料金処理装置におい
    て、 前記移動端末装置は、移動体の現在位置を測位するため
    の現在位置情報を受信するとともに、記憶された地図情
    報に基づいて表示装置に表示した画面に現在位置を示す
    ナビゲーション装置を含んで構成され、 このナビゲーション装置には、目的地までのルートを探
    索するルート探索手段と、探索したルート毎に当該ルー
    トを走行した際の燃費を演算により予測する燃費予測手
    段と、この燃費予測手段の予測結果に基づいて低燃費の
    ルートを探し出す低燃費ルート探索手段と、前記燃費予
    測手段が演算により求めた予測燃費データを当該料金処
    理装置宛に送信する予測燃費送信手段とが設けられ、 当該料金処理装置は、前記予測燃費データを受信すると
    ともに、受信した予測燃費データに基づいて仮通行料を
    算出し、算出した仮通行料を当該ナビゲーション装置宛
    に送信する仮通行料送信手段を備えていることを特徴と
    する料金処理装置。
  14. 【請求項14】所定地域の境界部分にゲートを設け、そ
    の内側を通過して当該地域内に進入してきた車両を当該
    ゲートで検出し、当該車両から通行料を徴収する料金徴
    収システムに備えられている料金処理装置に対し、所定
    の走行データを送信するために車両に設けられるととも
    に、コンピュータを含んで構成される移動端末装置用の
    端末処理プログラムであって、前記コンピュータを、 車両から走行距離データおよび消費燃料量データを収集
    する収集手段、 この収集手段が収集した走行距離データおよび消費燃料
    量データから当該車両の燃費データを算出する燃費算出
    手段、および、 この燃費算出手段が算出した燃費データを前記走行デー
    タとして前記料金処理装置側へ送信するデータ送信手
    段、 として機能させる移動端末装置用の端末処理プログラ
    ム。
  15. 【請求項15】請求項14に記載の移動端末装置用の端
    末処理プログラムにおいて、 前記コンピュータを含んで構成される移動端末装置は、
    外部から移動体の現在位置を測位するための現在位置情
    報を受信するとともに、予め記憶された地図情報に基づ
    いて表示装置に表示した画面に現在位置を示すナビゲー
    ション装置とされ、このナビゲーション装置の前記コン
    ピュータを、 目的地までのルートを探索するルート探索手段、 探索したルート毎に当該ルートを走行した際の燃費を演
    算により予測する燃費予測手段、 この燃費予測手段の予測結果に基づいて低燃費のルート
    を探し出す低燃費ルート探索手段、および、 前記燃費予測手段が演算により求めた予測燃費データを
    当該料金処理装置宛に送信する予測燃費送信手段、とし
    て機能させる移動端末装置用の端末処理プログラム。
  16. 【請求項16】所定地域の境界部分にゲートを設け、そ
    の内側を通過して当該地域内に進入してきた車両を当該
    ゲートで検出し、当該車両から通行料を徴収する料金徴
    収システムに備えられている料金処理装置に対し、所定
    の走行データを送信するために車両に設けられるととも
    に、コンピュータを含んで構成される移動端末装置用の
    端末処理プログラムを記録した記録媒体であって、前記
    コンピュータを、 車両から走行距離データおよび消費燃料量データを収集
    する収集手段、 この収集手段が収集した走行距離データおよび消費燃料
    量データから当該車両の燃費データを算出する燃費算出
    手段、および、 この燃費算出手段が算出した燃費データを前記走行デー
    タとして前記料金処理装置側へ送信するデータ送信手
    段、 として機能させる移動端末装置用の端末処理プログラム
    を記録した記録媒体。
  17. 【請求項17】請求項16に記載の移動端末装置用の端
    末処理プログラムを記録した記録媒体において、 前記コンピュータを含んで構成される移動端末装置は、
    外部から移動体の現在位置を測位するための現在位置情
    報を受信するとともに、予め記憶された地図情報に基づ
    いて表示装置に表示した画面に現在位置を示すナビゲー
    ション装置とされ、このナビゲーション装置のコンピュ
    ータを、 目的地までのルートを探索するルート探索手段、探索し
    たルート毎に当該ルートを走行した際の燃費を演算によ
    り予測する燃費予測手段、 この燃費予測手段の予測結果に基づいて低燃費のルート
    を探し出す低燃費ルート探索手段、および、 前記燃費予測手段が演算により求めた予測燃費データを
    当該料金処理装置宛に送信する予測燃費送信手段、とし
    て機能させる移動端末装置用の端末処理プログラムを記
    録した記録媒体。
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