JP5285298B2 - 自動車運転課金システム、その車載装置及び自動車運転課金方法 - Google Patents

自動車運転課金システム、その車載装置及び自動車運転課金方法 Download PDF

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本発明は、自動車運転に係る排気ガスの低減、交通渋滞緩和等のため、自動車の運転に応じて課金を行う際に用いて好適な自動車運転課金システム、その車載装置及び自動車運転課金方法に関する。
自動車の運転にともなう環境負荷には、CO2(二酸化炭素)排出による地球温暖化への影響、交通集中地域における大気汚染の発生などがある。地球温暖化の原因とされる温室効果ガスのうちで二酸化炭素が占める割合は9割以上であるとされている。そのため、二酸化炭素の低減が重要な課題となっている。また、日本における二酸化炭素排出量のうち運輸部門が占める割合は約2割である。そして、そのうち約9割が自動車からの排出である(2005年度、交通エコロジー・モビリティ財団ホームページ)。さらに運輸部門が占める二酸化炭素の排出量のうちの約5割は、自家用自動車による排出である。なお、2001年度には1990年度比で運輸部門の二酸化炭素の排出量が約2割増加している。増加の最大の要因は自家用自動車による走行量の増加であると言われている(非特許文献1)。
自動車からの排出ガスを削減するための運転方法は、エコドライブ(環境に配慮した自動車の使用)と呼ばれ、普及方策が検討されている。現在、実技講習などが行われているほか、IT(情報技術)を利用した診断方法の検討などが行われている(非特許文献1)。
非特許文献1に記載されているエコドライブの診断システムでは、車載機によって、燃料噴射量、エンジン回転数、走行速度、スロットルポジション、エアコンのオン・オフなどの運転状況を示す情報が取り込まれる。そして、取り込まれた情報が無線パケット通信でセンタに送信される。センタでは、各車両から取得した運転状況を示す情報に基づいて、燃費、二酸化炭素排出量、アイドリング時間、空ぶかし時間、急発進、急加速、走行速度などの各項目が診断され、診断の結果とアドバイスとが、電子メールやホームページによって利用者に提供される。
一方、排出ガスによる大気汚染については、NOx(窒素酸化物)やSPM(浮遊粒子状物質)による沿道環境や都市環境の環境悪化が問題となっている。都市部では、交通量が多いことに加え、交通渋滞の発生による燃費の悪化が排出ガス増加の原因となっている。たとえば東京都内では、多くの排出ガス測定局で窒素酸化物濃度が環境基準を上回る状況が続いている。
このような交通集中地域における大気汚染対策の一つとして、ロードプライシングが検討されている。ロードプライシングは、都市部の一定範囲へ進入する自動車から通行料を徴収することで、当該地域の交通集中を緩和しようとする措置である。海外の一部の都市ではすでに導入されている。
ロードプライシングにおける料金徴収は、国内の有料道路ですでに導入されているETC(Electronic Toll Collection System;ノンストップ自動料金収受システム)と同様なシステムで行うことができると考えられる。さらに、ロードプライシングシステムの設定地域を対象として、自動車運転の丁寧さ、すなわちエコドライブの診断結果に応じて、通行料を徴収するようにしたシステムが提案されている(特許文献1)。特許文献1に記載されているシステムでは、ETCと同様のシステムを用いて所定地域である料金徴収区間の境界部分に固定端末装置をそれぞれ設け、各車両に搭載した移動体端末装置から当該車両の走行データを固定端末装置に送信することで、走行データに基づく通行料の算出が行われる。そこで走行データは、当該車両の走行による環境への影響の大きさを示す指標であり、具体的には、走行距離と消費燃料量から算出される燃費データである。
特許第3891404号公報 "平成15年度IT技術利用エコドライブ 診断モデル事業支援業務報告書"、[online]、独立行政法人環境再生保全機構、[平成20年1月8日検索]、インターネット<URL: http://www.erca.go.jp/ondanka/it-eco/index.html>
特許文献1に記載されているシステムによれば、排気ガスの排出量がより少なくなるような運転に対して通行料を安くすることができるので、環境への影響がなるべく少なくなるような運転を運転者に促すことができる。しかしながら、特許文献1に記載されているシステムは、ロードプライシングによって通行料が設定された所定の地域内の走行を対象として走行データを収集し、収集した走行データに基づいて通行料を可変するものである。そのため、ロードプライシングなどの通行料が設定されていない地域については、自動車の走行にともなう環境負荷の低減についての効果が得られないという課題がある。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、通行料の設定の有無にかかわらず交通集中などによる環境負荷が問題となる地域への自動車の流入削減や当該地域におけるエコドライブの促進を図るのに適するように、自動車の運転に対して課金を行うことができる自動車運転課金システム、その車載装置及び自動車運転課金方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、車両の位置を測定する測位手段と、燃料消費量についての情報を少なくとも含む車両の運転状態についての情報を取得する運転状態情報取得手段と、複数の地域と各地域で課金情報を算出するための算出情報とを対応づけて記憶した算出情報記憶手段と、前記測位手段が取得した車両位置に基づいて前記算出情報記憶手段を参照し、少なくとも車両の燃料消費量に応じた車両の運転状態に対応する課金情報として、前記車両の燃料消費量と設定された燃料消費量の標準値とに基づく課金情報を所定の走行距離毎に算出する課金情報算出手段と、前記課金情報算出手段が算出した各課金情報を累積して記憶する課金情報累積記憶手段と、前記課金情報累積記憶手段に記憶されている課金情報を近傍の基地局に送信する車両に搭載された通信手段と、前記通信手段と無線通信を行う複数の基地局と、基地局から取得した課金情報を課金システムに送信する課金手段とを備えることを特徴とする自動車運転課金システムである
請求項2に記載の発明は、車両の位置を測定する測位手段と、燃料消費量に基づく排ガス量についての情報を少なくとも含む車両の運転状態についての情報を取得する運転状態情報取得手段と、複数の地域と各地域で課金情報を算出するための算出情報とを対応づけて記憶した算出情報記憶手段と、前記測位手段が取得した車両位置に基づいて前記算出情報記憶手段を参照し、少なくとも車両の排ガス量に応じた車両の運転状態に対応する課金情報として、前記車両の排ガス量と設定された排ガス量の標準値とに基づく課金情報を所定の走行距離毎に算出する課金情報算出手段と、前記課金情報算出手段が算出した各課金情報を累積して記憶する課金情報累積記憶手段と、前記課金情報累積記憶手段に記憶されている課金情報を近傍の基地局に送信する車両に搭載された通信手段と、前記通信手段と無線通信を行う複数の基地局と、基地局から取得した課金情報を課金システムに送信する課金手段とを備えることを特徴とする自動車運転課金システムである
請求項3に記載の発明は、前記算出情報記憶手段が、複数の時間帯に分けて、複数の地域と各地域で課金情報を算出するための算出情報とを対応づけて記憶したものであり、前記課金情報算出手段が、時刻と前記測位手段が取得した車両位置に基づいて前記算出情報記憶手段を参照し、課金情報を所定の走行距離毎に算出するものであることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、前記各基地局が、有料道路の入口又は出口に設置されたものであり、前記通信手段が、前記課金情報とともに当該車両の車種情報を送信するものであり、前記課金システムが、各車両の車種情報に基づいて有料道路の通行料を課金するシステムであることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、前記各基地局が、有料道路の入口又は出口に設置されたものであり、前記課金情報累積記憶手段が、前記通信手段による出口に設置された基地局との通信を契機として前記課金情報算出手段が算出した各課金情報の累積を開始する機能を有し、前記通信手段が、前記課金情報累積記憶手段に記憶されている課金情報を入口に設置されている基地局に送信する機能を有することを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、車両の位置を測定する測位手段から測位情報を入力する手段と、燃料消費量についての情報を少なくとも含む車両の運転状態についての情報を取得する運転状態情報取得手段と、複数の地域と各地域で課金情報を算出するための算出情報とを対応づけて記憶した算出情報記憶手段と、前記測位手段が取得した車両位置に基づいて前記算出情報記憶手段を参照し、少なくとも車両の燃料消費量に応じた車両の運転状態に対応する課金情報として、前記車両の燃料消費量と設定された燃料消費量の標準値とに基づく課金情報を所定の走行距離毎に算出する課金情報算出手段と、前記課金情報算出手段が算出した各課金情報を累積して記憶する課金情報累積記憶手段と、前記課金情報累積記憶手段に記憶されている課金情報を近傍の基地局に送信する車両に搭載された通信手段とを備えることを特徴とする自動車運転課金システムの車載装置である
請求項7に記載の発明は、車両の位置を測定する測位手段から測位情報を入力する手段と、燃料消費量に基づく排ガス量についての情報を少なくとも含む車両の運転状態についての情報を取得する運転状態情報取得手段と、複数の地域と各地域で課金情報を算出するための算出情報とを対応づけて記憶した算出情報記憶手段と、前記測位手段が取得した車両位置に基づいて前記算出情報記憶手段を参照し、少なくとも車両の排ガス量に応じた車両の運転状態に対応する課金情報として、前記車両の排ガス量と設定された排ガス量の標準値とに基づく課金情報を所定の走行距離毎に算出する課金情報算出手段と、前記課金情報算出手段が算出した各課金情報を累積して記憶する課金情報累積記憶手段と、前記課金情報累積記憶手段に記憶されている課金情報を近傍の基地局に送信する車両に搭載された通信手段とを備えることを特徴とする自動車運転課金システムの車載装置である
請求項8に記載の発明は、車両の位置を測定する測位過程と、燃料消費量についての情報を少なくとも含む車両の運転状態についての情報を取得する運転状態情報取得過程と、前記測位過程で取得した車両位置に基づいて複数の地域と各地域で課金情報を算出するための算出情報とを対応づけて記憶した算出情報記憶手段を参照し、少なくとも車両の燃料消費量に応じた車両の運転状態に対応する課金情報として、前記車両の燃料消費量と設定された燃料消費量の標準値とに基づく課金情報を所定の走行距離毎に算出する課金情報算出過程と、前記課金情報算出過程で算出した各課金情報を累積して記憶する課金情報累積記憶過程と、前記課金情報累積記憶過程で記憶された課金情報を近傍の基地局に送信する通信過程とを含むことを特徴とする自動車運転課金方法である
請求項9に記載の発明は、車両の位置を測定する測位過程と、燃料消費量に基づく排ガス量についての情報を少なくとも含む車両の運転状態についての情報を取得する運転状態情報取得過程と、前記測位過程で取得した車両位置に基づいて複数の地域と各地域で課金情報を算出するための算出情報とを対応づけて記憶した算出情報記憶手段を参照し、少なくとも車両排ガス量に応じた車両の運転状態に対応する課金情報として、前記車両の排ガス量と設定された排ガス量の標準値とに基づく課金情報を所定の走行距離毎に算出する課金情報算出過程と、前記課金情報算出過程で算出した各課金情報を累積して記憶する課金情報累積記憶過程と、前記課金情報累積記憶過程で記憶された課金情報を近傍の基地局に送信する通信過程とを含むことを特徴とする自動車運転課金方法である
また、本発明の一態様は、車両の位置を測定する測位手段と、燃料消費量についての情報を少なくとも含む車両の運転状態についての情報を取得する運転状態情報取得手段と、複数の地域と各地域で課金情報を算出するための算出情報とを対応づけて記憶した算出情報記憶手段と、前記測位手段が取得した車両位置に基づいて前記算出情報記憶手段を参照し、少なくとも車両の燃料消費量に応じた車両の運転状態に対応する課金情報を所定の走行距離毎に算出する課金情報算出手段と、前記課金情報算出手段が算出した各課金情報を累積して記憶する課金情報累積記憶手段と、前記課金情報累積記憶手段に記憶されている課金情報を近傍の基地局に送信する車両に搭載された通信手段と、前記通信手段と無線通信を行う複数の基地局と、基地局から取得した課金情報を課金システムに送信する課金手段とを備え、前記各基地局が、有料道路の入口又は出口に設置されたものであり、前記通信手段が、前記課金情報とともに当該車両の車種情報を送信するものであり、前記課金システムが、各車両の車種情報に基づいて有料道路の通行料を課金するシステムであることを特徴とする自動車運転課金システムである。
また、本発明の一態様は、車両の位置を測定する測位手段と、燃料消費量についての情報を少なくとも含む車両の運転状態についての情報を取得する運転状態情報取得手段と、複数の地域と各地域で課金情報を算出するための算出情報とを対応づけて記憶した算出情報記憶手段と、前記測位手段が取得した車両位置に基づいて前記算出情報記憶手段を参照し、少なくとも車両の燃料消費量に応じた車両の運転状態に対応する課金情報を所定の走行距離毎に算出する課金情報算出手段と、前記課金情報算出手段が算出した各課金情報を累積して記憶する課金情報累積記憶手段と、前記課金情報累積記憶手段に記憶されている課金情報を近傍の基地局に送信する車両に搭載された通信手段と、前記通信手段と無線通信を行う複数の基地局と、基地局から取得した課金情報を課金システムに送信する課金手段とを備え、前記各基地局が、有料道路の入口又は出口に設置されたものであり、前記課金情報累積記憶手段が、前記通信手段による出口に設置された基地局との通信を契機として前記課金情報算出手段が算出した各課金情報の累積を開始する機能を有し、前記通信手段が、前記課金情報累積記憶手段に記憶されている課金情報を入口に設置されている基地局に送信する機能を有することを特徴とする自動車運転課金システムである。
本発明によれば、取得した車両位置に基づいて複数の地域と各地域で課金情報を算出するための算出情報とを対応づけて記憶した算出情報記憶手段を参照して課金情報を所定の走行距離毎に算出し、算出した各課金情報を累積して記憶するとともに、累積記憶した課金情報を近傍の基地局に送信する。したがって、算出情報記憶手段に記憶させる地域毎の算出情報を、環境負荷の影響度に応じて各地域で異ならせることで、通過した地域の環境負荷の度合いに応じた課金情報の累積を行うことができる。これによれば、たとえば環境負荷が特に問題となる地域を通行した場合に、当該地域を通行した距離に応じて課金を増加させるといったことなどができるようになる。ここで、算出情報記憶手段には、通行料の設定の有無に関わらず複数の地域と、その地域の算出情報とを記憶させることができる。したがって、本発明によれば、通行料の設定の有無にかかわらず交通集中などによる環境負荷が問題となる地域への自動車の流入削減を図るのに適した課金を行うことができる。
また、課金情報算出手段によって、車両位置に基づいて算出情報記憶手段を参照し、少なくとも車両の燃料消費量に応じた車両の運転状態に対応する課金情報を所定の走行距離毎に算出するようにすれば、さらに、課金情報を車両の燃料消費量に応じて累積することができるようになる。これによれば、各地域におけるエコドライブの促進を図るのに適した課金を行うことができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は、本発明による自動車運転課金システムの構成を説明するためのブロック図である。本システムにおいて課金対象となる自動車1には、エンジン制御等を行うエンジン制御装置2と、課金情報の算出等を行う車載器3とが搭載されている。車載器3は、内部にCPU(中央処理装置)と、RAM(ランダムアクセスメモリ)、ROM(リードオンリメモリ)、書き換え可能な不揮発性メモリであるフラッシュメモリ等のメモリと、各種周辺回路とからなるコンピュータを有して構成されている。そして、車載器3は、CPUによってROMなどに記憶されているプログラムを実行することで、エンジン制御装置2から各種車両センサを用いて取得された車両の運転状態についての情報(走行距離、燃料消費量の情報など)を、車内LAN(ローカルエリアネットワーク)や所定の信号線を介して取得するとともに、自動車1の位置を測定する測位機能31や、有料道路の通行料の自動支払いを行うためのETC機能32を実現する。
また、車載器3は、複数の地域と各地域で課金情報を算出するための算出情報とを対応づけて記憶した課金係数マップ33を、フラッシュメモリ等のメモリ内に記憶している。そして、車載器3は、測位機能31によって取得した車両位置に基づいて課金係数マップ33を参照し、課金の際の基準となる情報として用いられる課金情報を所定の走行距離毎に算出する機能を実現する。
また、車載器3は、ETCにおいて有料道路の入口に設置されている入口基地局4や出口に設置されている出口基地局5と、DSRC(Dedicated Short Range Communication;狭域無線通信)によって通信する機能を有している。
入口基地局4や出口基地局5は、通信回線6を介して課金装置7に接続されている。課金装置7は、サーバコンピュータなどから構成され、入口基地局4や出口基地局5から取得した各車両に対する課金情報を、センターシステム9に通信回線8を介して送信する。センターシステム9は、各車両の車種情報などに基づいて有料道路の通行料を各利用者に対して課金するためのシステムを提供するものであり、各情報を管理するためのデータベースなどを備え、図示していないクレジット会社などと通信回線を介して接続されている。
なお、図1では、自動車1、入口基地局4、出口基地局5及び課金装置7をそれぞれ1台のみ示しているが、本システムではそれぞれ複数台存在している。
次に、図2を参照して、図1の車載器3の構成について説明する。図2は、図1に示す車載器3の構成例を示すブロック図である。制御部301は、CPU、各種メモリ及び各種周辺回路からなるコンピュータであって、各部を制御するとともに、所定のメモリに課金係数マップ33を記憶している。時計・タイマー302は、年月日と時刻とを示す情報を制御部301に出力したり、制御部301の制御に基づいて時間を計測したりする。操作・スイッチ部303は、複数のスイッチなどを有し、利用者の操作に応じた信号を制御部301に出力する。測位部304は、GPS(global positioning system)を利用して自動車1の位置を測定し、測定した結果を制御部301に出力する。
表示・音声出力部305は、発光ダイオードや液晶表示装置などとスピーカなどを有して構成され、制御部301の指示に基づいて、所定の発光出力や文字情報等の出力及び信号音や音声信号の出力を行う。車との送受信部306は、エンジン制御装置2などと車内LANや所定の信号線を介して各種制御信号を送受信する。
ETC処理部307は、ETCカードと呼ばれるIC(integrated circuit)カードが脱着自在に挿入され、ETCカードと入口基地局4や出口基地局5との間で、DSRCによって、車両情報や各基地局の通過情報、有料道路の通行料の課金情報などを送受信する機能を実現する。メモリ(データ累積部)308は、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリから構成されていて、制御部301が所定の走行距離毎に算出した各課金情報を累積して記憶する。DSRC部309は、ETC処理部307と自動車1の近傍にある入口基地局4や出口基地局5との間の情報の送受信を行うとともに、制御部301の指示に基づいてメモリ308に記憶されている課金情報を近傍の基地局(入口基地局4や出口基地局5)に送信する機能を実現する。
なお、図1及び図2では、測位機能31あるいは測位部304を車載器3内の機能あるいは構成としているが、たとえばナビゲーションシステムなどが自動車1に搭載されている場合にはナビゲーションシステムから測位情報を取得することで車載器3からは測位機能31あるいは測位部304を省略することも可能である。
次に図3及び図4を参照して、図1あるいは図2に示す課金係数マップ33の構成例について説明する。本実施の形態の課金係数マップ33は、図3に示す全国の各地域に対応するテーブル331と、図3のテーブル331に登録されている各地域名(A1、A2、…)に対応する地域毎のテーブル332(図4参照)とから構成されている。
図3のテーブル331には、区分された各地域を示す情報(図3の例では、東京都23区内で環状7号線内の地域、同環状7号線外の地域、東京都の23区外の地域、A県の地域、B県の地域など)と、各地域の領域(範囲)を示す座標情報と、各地域の識別情報である地域名の情報(地域名A1、A2、…)とが対応づけられて登録されている。また、図4のテーブル332は、図3のテーブル331の東京都23区内で環状7号線内の地域(地域名A1)に対応するテーブルであり、月〜金の各曜日と土日あるいは祝日で分類された暦日と、24時間を所定の時間毎に区分した複数の時間帯とに対応させて、各地域で課金情報を算出するための算出情報であるところの課金係数(「0.8」、「1.5」等)を複数含んで構成されている。
図4に示す例では、たとえば「月曜日」の「0時から7時」の課金係数は「0.8」であり、「月曜日」の「7時から9時」の課金係数は「1.5」であり、渋滞が発生しやすい時間帯は比較的大きな課金係数が設定され、そうでない時間帯は比較的小さな課金係数が設定されている。また、同じ時間であっても、曜日などによって異なる係数が設定されている。この課金係数を用いて課金情報(課金する際の基準となる情報)を算出することで、より交通集中が起こりやすい地域、条件での通行に、課金額を増加させることが可能となる。
なお、課金情報を算出するための算出情報としては、図4に示すような1個の係数に限らず、たとえば複数の係数であったり、課金情報の算出式そのものを地域ごと等で異ならせて設定するようにしたものであったりしてもよい。また、地域の区分としては、県、市町村といった行政区域や道路に応じた区分に限らず、ビジネス街、住宅街、商業地、工場地帯、…といった用途による区分を単位として行ったり、あるいはそれらを混在させたり組み合わせたりすることも可能である。また、たとえば課金係数は、曜日、祝祭日、時間帯ごとに設定を変えるだけでなく、季節によって変更したりすることも可能である。
次に、図5を参照して、車載器3における課金金額算出フローの一例について説明する。図5に示す例は、有料道路の地域内において走行距離に応じて、環境負荷を低減するための自動車の運転に対する課金額(以下、ECO(エコ)課金額とする)を算出する例である。
まず、有料道路の入口に到着したかどうかを判定し(ステップS101)、入口に到着した場合にはETC処理部307でETCの入口処理を行う(ステップS102)。次にメモリ308内のECO課金額の累積データの記憶領域を初期化する処理を行う(ステップS103)。次に、走行距離の計測を開始する(ステップS104)。
次に、エンジン制御装置2から受信した情報に基づいて自動車1が所定の単位距離を走行したかを判定し(ステップS105)、単位距離を走行した場合には、まず時刻を参照する(ステップS106)。次に、測位部304から入力される車両の位置情報を参照する(ステップS107)。そして、時刻と車両位置に基づいて課金係数マップ33を参照して課金係数を取得する(ステップS108)。そして、取得した課金係数に基づいて当該単位距離走行分のECO課金額を計算し、計算されたECO課金額をメモリ308に累積する(S109)。ただし、ステップS103でECO課金額をクリアした直後は、累積額は「0」であり、計算されたECO課金額がそのままメモリ308に格納されることになる。
たとえば現在、車両位置が図3の地域名A1の地域内にあり、時刻が午前8時、曜日が月曜日であるとすると、図4から課金係数「1.5」が取得され、この課金係数を用いて当該単位距離走行分のECO課金額を計算される。そして、計算されたECO課金額がメモリ308に格納される。
以後、有料道路の出口に到着するまでの間は(ステップS110で「No」の場合は)、単位距離走行毎に(ステップS105で「Yes」となる度に)、ステップS106〜ステップS109の処理が繰り返し実行され、メモリ308にECO課金額が累積されることになる。
一方、有料道路の出口に到着すると(ステップS110で「Yes」)、ETC処理部307で車種情報などを送信するETCの出口処理が行われる(ステップS111)。次に、DSRC部309及び出口基地局5を介して、メモリ308に累積されたECO課金額の情報が、課金装置7へと送信される(ステップS112)。そして、メモリ308内のECO課金額の累積データの記憶領域を初期化する処理が行われる(ステップS113)。
その後、センターシステム9によって、課金装置7で受信したECO課金額を当該車両のETCにおいて登録されている課金先に対して課金することで、ECO課金額を徴収することが可能となる。以上の処理で走行地域と走行距離に応じた課金を行うことができる。
次に、図6を参照して、車載器3における課金金額算出フローの他の例について説明する。図6に示す例は、有料道路の地域内において走行距離と燃費に応じて、ECO課金額を算出する例である。
まず、有料道路の入口に到着したかどうかを判定し(ステップS201)、入口に到着した場合にはETC処理部307でETCの入口処理を行う(ステップS202)。次にメモリ308内のECO課金額の累積データの記憶領域を初期化する処理を行う(ステップS203)。次に、走行距離の計測を開始する(ステップS204)。次に、エンジン制御装置2から受信した情報に基づいて燃料残量(あるいは燃料消費量)の計測を開始する(ステップS205)。
次に、走行距離が所定の単位距離に達したかどうかを判定し(ステップS206)、単位距離を走行した場合には、まず当該単位距離走行による燃料消費量Lを算出する(ステップS207)。次にECO係数Mを算出式(M=L/P)に基づいて算出する(ステップS208)。ただしPは、当該車種における単位距離走行による標準燃料消費量である。
次に時刻を参照する(ステップS209)。次に、測位部304から入力される車両の位置情報を参照する(ステップS210)。そして、時刻と車両位置に基づいて課金係数マップ33を参照して課金係数Qを取得する(ステップS211)。そして、取得した課金係数Qに基づいて当該単位距離走行分のECO課金係数Rを算出式(R=Q×M)に基づいて算出する(ステップS212)。
そして、算出したECO課金係数Rに基づいて当該単位距離走行分のECO課金額を計算し、計算されたECO課金額をメモリ308に累積する(S213)。ただし、ステップS203でECO課金額をクリアした直後は、累積額は「0」であり、計算されたECO課金額がそのままメモリ308に格納されることになる。
たとえば、ステップS207で算出された燃料消費量Lが「0.10」であり、標準燃料消費量Pが「0.09」であったとすると、ECO係数Mは「0.10/0.09=1.1」となる。また、現在、車両位置が図3の地域名A1の地域内にあり、時刻が午前8時、曜日が月曜日であるとすると、図4から課金係数Q=1.5が取得される。そして、これらのECO係数Mと課金係数Qから計算されたECO課金係数Rを用いて当該単位距離走行分のECO課金額を計算される。そして、計算されたECO課金額がメモリ308に格納される。
以後、有料道路の出口に到着するまでの間は(ステップS214で「No」の場合は)、単位距離走行毎に(ステップS206で「Yes」となる度に)、ステップS207〜ステップS213の処理が繰り返し実行され、メモリ308にECO課金額が累積されることになる。
一方、有料道路の出口に到着すると(ステップS214で「Yes」)、ETC処理部307で車種情報などを送信するETCの出口処理が行われる(ステップS215)。次に、DSRC部309及び出口基地局5を介して、メモリ308に累積されたECO課金額の情報が、課金装置7へと送信される(ステップS216)。そして、メモリ308内のECO課金額の累積データの記憶領域を初期化する処理が行われる(ステップS217)。
その後、センターシステム9によって、課金装置7で受信したECO課金額を当該車両のETCで登録されている課金先に対して課金することで、ECO課金額を徴収することが可能となる。以上の処理で走行地域と走行距離及び燃費(すなわち燃料消費率)に応じた課金を行うことができる。
なお、標準燃料消費量P、すなわち単位走行距離当たりの燃料消費量の標準値は、たとえば、次のようにして設定することができる。(1)10モード燃費や60km/h走行燃費など車の仕様に基づいて設定する。(2)環境施策に基づき、車種に関係なく一律に設定する。(3)(1)と(2)の値に重み付けて設定する。
次に、図7を参照して、車載器3における課金金額算出フローのさらに他の例について説明する。図7に示す例は、有料道路の地域内において走行距離と排ガス量に応じて、ECO課金額を算出する例である。
まず、有料道路の入口に到着したかどうかを判定し(ステップS301)、入口に到着した場合にはETC処理部307でETCの入口処理を行う(ステップS302)。次にメモリ308内のECO課金額の累積データの記憶領域を初期化する処理を行う(ステップS303)。次に、走行距離の計測を開始する(ステップS304)。次に、エンジン制御装置2から受信した情報や別途取り付けた排ガスセンサからの情報に基づいて排ガス量の計測を開始する(ステップS305)。
次に、走行距離が所定の単位距離に達したかどうかを判定し(ステップS306)、単位距離を走行した場合には、まず当該単位距離走行による排ガス量Lを算出する(ステップS307)。次にECO係数Mを算出式(M=L/P)に基づいて算出する(ステップS308)。ただしPは、当該車種における単位距離走行による標準排ガス量である。
次に時刻を参照する(ステップS309)。次に、測位部304から入力される車両の位置情報を参照する(ステップS310)。そして、時刻と車両位置に基づいて課金係数マップ33を参照して課金係数Qを取得する(ステップS311)。そして、取得した課金係数Qに基づいて当該単位距離走行分のECO課金係数Sを算出式(S=Q×M)に基づいて算出する(ステップS312)。
そして、算出したECO課金係数Sに基づいて当該単位距離走行分のECO課金額を計算し、計算されたECO課金額をメモリ308に累積する(S313)。ただし、ステップS303でECO課金額をクリアした直後は、累積額は「0」であり、計算されたECO課金額がそのままメモリ308に格納されることになる。
たとえば、ステップS307で算出された排ガス量Lが「0.22」であり、標準燃料消費量Pが「0.24」であったとすると、ECO係数Mは「0.22/0.24=0.92」となる。また、現在、車両位置が図3の地域名A1の地域内にあり、時刻が午前8時、曜日が月曜日であるとすると、図4から課金係数Q=1.5が取得される。そして、これらのECO係数Mと課金係数Qから計算されたECO課金係数Sを用いて当該単位距離走行分のECO課金額を計算される。そして、計算されたECO課金額がメモリ308に格納される。
以後、有料道路の出口に到着するまでの間は(ステップS314で「No」の場合は)、単位距離走行毎に(ステップS306で「Yes」となる度に)、ステップS307〜ステップS313の処理が繰り返し実行され、メモリ308にECO課金額が累積されることになる。
一方、有料道路の出口に到着すると(ステップS314で「Yes」)、ETC処理部307で車種情報などを送信するETCの出口処理が行われる(ステップS315)。次に、DSRC部309及び出口基地局5を介して、メモリ308に累積されたECO課金額の情報が、課金装置7へと送信される(ステップS316)。そして、メモリ308内のECO課金額の累積データの記憶領域を初期化する処理が行われる(ステップS317)。
その後、センターシステム9によって、課金装置7で受信したECO課金額を当該車両のETCで登録されている課金先に対して課金することで、ECO課金額を徴収することが可能となる。以上の処理で走行地域と走行距離及び排ガス量に応じた課金を行うことができる。
なお、別途排ガスセンサを設けて排ガス量を測定する場合には、(1)CO2の排出量を計測するか、(2)SPMの排出量を計測するか、(3)CO2、NOx、SOx、SPMの排出量を計測し、それぞれに重み付け加算し、排ガス量とするか、などすることができる。また、標準排ガス量P、すなわち単位走行距離当たりの排ガス発生量の標準値は、次のようにして設定することができる。(1)10モード燃費や60km/h走行燃費など車の仕様に基づいて設定する。(2)環境施策に基づき、車種に関係なく一律に設定する。(3)(1)と(2)の値に重み付けて設定する。
次に、有料道路の地域外(すなわち一般道)において走行距離などに応じて、ECO課金額を算出する場合の車載器3のフローについて説明する。この場合、図5〜図7に示すフローにおいて、有料道路の入口と出口の処理を反対にすることで有料道路外の地域のECO課金額の算出を行うことができる。
たとえば図5に示すフローでは、ステップS101で有料道路の出口か否かの判定を行い、ステップS102でETC出口処理を行い、ステップS110で有料道路入口か否かの判定を行い、ステップS111でETC入口処理を行うようにする。なお、他の処理は同一である。これによって有料道路出口に設置された出口基地局5との通信を契機として単位距離走行毎に算出される各ECO課金額の累積が開始されることになる。また、次に有料道路を走行する際に、入口基地局4に対して累積されているECO課金額の情報が送信されることになる。
また、図6に示すフローでは、ステップS201で有料道路の出口か否かの判定を行い、ステップS202でETC出口処理を行い、ステップS214で有料道路入口か否かの判定を行い、ステップS215でETC入口処理を行うようにする。なお、他の処理は同一である。これによって有料道路出口に設置された出口基地局5との通信を契機として単位距離走行毎に算出される各ECO課金額の累積が開始されることになる。また、次に有料道路を走行する際に、入口基地局4に対して累積されているECO課金額の情報が送信されることになる。
また、同様に図7に示すフローでは、ステップS301で有料道路の出口か否かの判定を行い、ステップS302でETC出口処理を行い、ステップS314で有料道路入口か否かの判定を行い、ステップS315でETC入口処理を行うようにする。なお、他の処理は同一である。これによって有料道路出口に設置された出口基地局5との通信を契機として単位距離走行毎に算出される各ECO課金額の累積が開始されることになる。また、次に有料道路を走行する際に、入口基地局4に対して累積されているECO課金額の情報が送信されることになる。
以上のように、本発明の実施の形態によれば、車載器3は、有料道路への進入あるいは有料道路からの退出を検知すると、走行距離と走行位置を計測し、単位距離ごとに当該地域に応じて課金係数マップ33を参照し、ECO課金額を累積していくことができる。
なお、有料道路の出口では、車種情報(車両重量、燃料種、排気量)をDSRCで出口基地局5に通知することで、課金装置7にてECO課金とともに、ETC料金を徴収することができる。
また、燃料残量あるいは燃料消費量の計測を追加することで、単位走行距離ごとの燃料消費量を計測して、燃費を含めてECO課金することができる。また、排ガス量の計測を追加することで、単位走行距離ごとの排ガス量を計測し、排ガス量を含めてECO課金することができる。
なお、上記の課金においては、通行料金の割引きや加算の代わりに、たとえばECOポイント(環境ポイント)を付与し、景品・買い物券・旅行券などと交換するサービスを提供することもできる。
また、一般道路を走行中において、ECO課金を算出し、環境課金を行うことで、都市部や住宅密集地域などへの車両流入を抑制する環境ロードプライシングと同等の効果を規定することができる。その際、ロードプライシングと同等の課金は、有料道路の入口で行うことができる。
本発明によれば、エコドライブすることにより,料金が割り引かれるため、環境に配慮したドライバーが増加することにより、全体のCO2排出量が削減できる。また、本システム構成を使用することにより、都市流入制御(ロードプライシング)にも適用でき、都市部の交通渋滞などを減少でき、環境負荷を低減することができる。また、走行中において、急加速や急減速が減少し、安全運転につながると考えられる。
なお、本発明の実施の形態は、上記に限定されるものではなく、たとえば図1あるいは図2に示す各構成を他の構成と統合したり、あるいはさらに分割したりすることが可能である。
本発明による自動車運転課金システムの実施の形態を説明するためのブロック図である。 図1の車載器3の構成例を説明するためのブロック図である。 図1の課金係数マップ33の構成例を説明するための説明図である。 図1の課金係数マップ33の構成例を説明するための他の説明図である。 図1の車載器3の動作フローを説明するためのフローチャートである。 図1の車載器3の他の動作フローを説明するためのフローチャートである。 図1の車載器3のさらに他の動作フローを説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1 自動車
2 エンジン制御装置
3 車載器
4 入口基地局
5 出口基地局
7 課金装置(課金手段)
9 センターシステム(課金システム)
33 課金係数マップ(算出情報記憶手段)
301 制御部(課金情報算出手段)
304 測位部
306 車との送受信部(運転状態情報取得手段)
308 メモリ(データ累積部)(課金情報累積記憶手段)
309 DSRC部(通信手段)

Claims (11)

  1. 車両の位置を測定する測位手段と、
    燃料消費量についての情報を少なくとも含む車両の運転状態についての情報を取得する運転状態情報取得手段と、
    複数の地域と各地域で課金情報を算出するための算出情報とを対応づけて記憶した算出情報記憶手段と、
    前記測位手段が取得した車両位置に基づいて前記算出情報記憶手段を参照し、少なくとも車両の燃料消費量に応じた車両の運転状態に対応する課金情報として、前記車両の燃料消費量と設定された燃料消費量の標準値とに基づく課金情報を所定の走行距離毎に算出する課金情報算出手段と、
    前記課金情報算出手段が算出した各課金情報を累積して記憶する課金情報累積記憶手段と、
    前記課金情報累積記憶手段に記憶されている課金情報を近傍の基地局に送信する車両に搭載された通信手段と、
    前記通信手段と無線通信を行う複数の基地局と、
    基地局から取得した課金情報を課金システムに送信する課金手段と
    を備えることを特徴とする自動車運転課金システム。
  2. 車両の位置を測定する測位手段と、
    燃料消費量に基づく排ガス量についての情報を少なくとも含む車両の運転状態についての情報を取得する運転状態情報取得手段と、
    複数の地域と各地域で課金情報を算出するための算出情報とを対応づけて記憶した算出情報記憶手段と、
    前記測位手段が取得した車両位置に基づいて前記算出情報記憶手段を参照し、少なくとも車両の排ガス量に応じた車両の運転状態に対応する課金情報として、前記車両の排ガス量と設定された排ガス量の標準値とに基づく課金情報を所定の走行距離毎に算出する課金情報算出手段と、
    前記課金情報算出手段が算出した各課金情報を累積して記憶する課金情報累積記憶手段と、
    前記課金情報累積記憶手段に記憶されている課金情報を近傍の基地局に送信する車両に搭載された通信手段と、
    前記通信手段と無線通信を行う複数の基地局と、
    基地局から取得した課金情報を課金システムに送信する課金手段と
    を備えることを特徴とする自動車運転課金システム。
  3. 前記算出情報記憶手段が、複数の時間帯に分けて、複数の地域と各地域で課金情報を算出するための算出情報とを対応づけて記憶したものであり、
    前記課金情報算出手段が、時刻と前記測位手段が取得した車両位置に基づいて前記算出情報記憶手段を参照し、課金情報を所定の走行距離毎に算出するものである
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の自動車運転課金システム。
  4. 前記各基地局が、有料道路の入口又は出口に設置されたものであり、
    前記通信手段が、前記課金情報とともに当該車両の車種情報を送信するものであり、
    前記課金システムが、各車両の車種情報に基づいて有料道路の通行料を課金するシステムである
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載された自動車運転課金システム。
  5. 前記各基地局が、有料道路の入口又は出口に設置されたものであり、
    前記課金情報累積記憶手段が、前記通信手段による出口に設置された基地局との通信を契機として前記課金情報算出手段が算出した各課金情報の累積を開始する機能を有し、
    前記通信手段が、前記課金情報累積記憶手段に記憶されている課金情報を入口に設置されている基地局に送信する機能を有する
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の自動車運転課金システム。
  6. 車両の位置を測定する測位手段から測位情報を入力する手段と、
    燃料消費量についての情報を少なくとも含む車両の運転状態についての情報を取得する運転状態情報取得手段と、
    複数の地域と各地域で課金情報を算出するための算出情報とを対応づけて記憶した算出情報記憶手段と、
    前記測位手段が取得した車両位置に基づいて前記算出情報記憶手段を参照し、少なくとも車両の燃料消費量に応じた車両の運転状態に対応する課金情報として、前記車両の燃料消費量と設定された燃料消費量の標準値とに基づく課金情報を所定の走行距離毎に算出する課金情報算出手段と、
    前記課金情報算出手段が算出した各課金情報を累積して記憶する課金情報累積記憶手段と、
    前記課金情報累積記憶手段に記憶されている課金情報を近傍の基地局に送信する車両に搭載された通信手段と
    を備えることを特徴とする自動車運転課金システムの車載装置。
  7. 車両の位置を測定する測位手段から測位情報を入力する手段と、
    燃料消費量に基づく排ガス量についての情報を少なくとも含む車両の運転状態についての情報を取得する運転状態情報取得手段と、
    複数の地域と各地域で課金情報を算出するための算出情報とを対応づけて記憶した算出情報記憶手段と、
    前記測位手段が取得した車両位置に基づいて前記算出情報記憶手段を参照し、少なくとも車両の排ガス量に応じた車両の運転状態に対応する課金情報として、前記車両の排ガス量と設定された排ガス量の標準値とに基づく課金情報を所定の走行距離毎に算出する課金情報算出手段と、
    前記課金情報算出手段が算出した各課金情報を累積して記憶する課金情報累積記憶手段と、
    前記課金情報累積記憶手段に記憶されている課金情報を近傍の基地局に送信する車両に搭載された通信手段と
    を備えることを特徴とする自動車運転課金システムの車載装置。
  8. 車両の位置を測定する測位過程と、
    燃料消費量についての情報を少なくとも含む車両の運転状態についての情報を取得する運転状態情報取得過程と、
    前記測位過程で取得した車両位置に基づいて複数の地域と各地域で課金情報を算出するための算出情報とを対応づけて記憶した算出情報記憶手段を参照し、少なくとも車両の燃料消費量に応じた車両の運転状態に対応する課金情報として、前記車両の燃料消費量と設定された燃料消費量の標準値とに基づく課金情報を所定の走行距離毎に算出する課金情報算出過程と、
    前記課金情報算出過程で算出した各課金情報を累積して記憶する課金情報累積記憶過程と、
    前記課金情報累積記憶過程で記憶された課金情報を近傍の基地局に送信する通信過程と を含むことを特徴とする自動車運転課金方法。
  9. 車両の位置を測定する測位過程と、
    燃料消費量に基づく排ガス量についての情報を少なくとも含む車両の運転状態についての情報を取得する運転状態情報取得過程と、
    前記測位過程で取得した車両位置に基づいて複数の地域と各地域で課金情報を算出するための算出情報とを対応づけて記憶した算出情報記憶手段を参照し、少なくとも車両の排ガス量に応じた車両の運転状態に対応する課金情報として、前記車両の排ガス量と設定された排ガス量の標準値とに基づく課金情報を所定の走行距離毎に算出する課金情報算出過程と、
    前記課金情報算出過程で算出した各課金情報を累積して記憶する課金情報累積記憶過程と、
    前記課金情報累積記憶過程で記憶された課金情報を近傍の基地局に送信する通信過程と を含むことを特徴とする自動車運転課金方法。
  10. 車両の位置を測定する測位手段と、
    燃料消費量についての情報を少なくとも含む車両の運転状態についての情報を取得する運転状態情報取得手段と、
    複数の地域と各地域で課金情報を算出するための算出情報とを対応づけて記憶した算出情報記憶手段と、
    前記測位手段が取得した車両位置に基づいて前記算出情報記憶手段を参照し、少なくとも車両の燃料消費量に応じた車両の運転状態に対応する課金情報を所定の走行距離毎に算出する課金情報算出手段と、
    前記課金情報算出手段が算出した各課金情報を累積して記憶する課金情報累積記憶手段と、
    前記課金情報累積記憶手段に記憶されている課金情報を近傍の基地局に送信する車両に搭載された通信手段と、
    前記通信手段と無線通信を行う複数の基地局と、
    基地局から取得した課金情報を課金システムに送信する課金手段と
    を備え
    前記各基地局が、有料道路の入口又は出口に設置されたものであり、
    前記通信手段が、前記課金情報とともに当該車両の車種情報を送信するものであり、
    前記課金システムが、各車両の車種情報に基づいて有料道路の通行料を課金するシステムである
    ことを特徴とする自動車運転課金システム。
  11. 車両の位置を測定する測位手段と、
    燃料消費量についての情報を少なくとも含む車両の運転状態についての情報を取得する運転状態情報取得手段と、
    複数の地域と各地域で課金情報を算出するための算出情報とを対応づけて記憶した算出情報記憶手段と、
    前記測位手段が取得した車両位置に基づいて前記算出情報記憶手段を参照し、少なくとも車両の燃料消費量に応じた車両の運転状態に対応する課金情報を所定の走行距離毎に算出する課金情報算出手段と、
    前記課金情報算出手段が算出した各課金情報を累積して記憶する課金情報累積記憶手段と、
    前記課金情報累積記憶手段に記憶されている課金情報を近傍の基地局に送信する車両に搭載された通信手段と、
    前記通信手段と無線通信を行う複数の基地局と、
    基地局から取得した課金情報を課金システムに送信する課金手段と
    を備え
    前記各基地局が、有料道路の入口又は出口に設置されたものであり、
    前記課金情報累積記憶手段が、前記通信手段による出口に設置された基地局との通信を契機として前記課金情報算出手段が算出した各課金情報の累積を開始する機能を有し、
    前記通信手段が、前記課金情報累積記憶手段に記憶されている課金情報を入口に設置されている基地局に送信する機能を有する
    ことを特徴とする自動車運転課金システム。
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