JP2003174100A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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JP2003174100A
JP2003174100A JP2001370870A JP2001370870A JP2003174100A JP 2003174100 A JP2003174100 A JP 2003174100A JP 2001370870 A JP2001370870 A JP 2001370870A JP 2001370870 A JP2001370870 A JP 2001370870A JP 2003174100 A JP2003174100 A JP 2003174100A
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Japan
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transistor
npn transistor
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semiconductor
transistors
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Application number
JP2001370870A
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Yoichi Tamaoki
洋一 玉置
Osamu Otani
修 大谷
Tomoyuki Tomatsuri
智之 戸祭
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バイポーラトランジスタを有する半導体装置
の動作信頼性を向上させる。 【解決手段】 ペアを形成するnpnトランジスタQN
3とpnpトランジスタQP1との能動領域の面積がほ
ぼ等しくなるように分離部IS3,IS5を配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置および
その製造技術に関し、特に、バイポーラトランジスタを
有する技術に適用して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本発明者らが検討したバイポーラトラン
ジスタを有する半導体装置においては、npnトランジ
スタに対しては高性能化を図るべく自己整合的に形成す
る一方、同一基板上のpnpトランジスタに対してはプ
ロセスの簡略化の観点から非自己整合的に形成してい
る。
【0003】なお、バイポーラトランジスタを有する半
導体装置については、例えばY.Tamaki, et al .,"Evalu
ation of high-performance SOI Complementary BiCMOS
devices by using test structures. "Proceedings of
the IEEE International Conference on Microelectro
nic Test Structures, Vol.14,pp245-249,March 2001.
等に記載がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記バイポ
ーラトランジスタを有する半導体装置技術においては、
以下の課題があることを本発明者は見出した。
【0005】すなわち、npnトランジスタにおいては
自己整合的に形成しているので、その能動領域の面積が
小さいのに対して、pnpトランジスタにおいては非自
己整合的に形成しているので、その能動領域の面積がn
pnトランジスタの約1.5倍程度と大きいため、動作
電流による各々のトランジスタの発熱量が異なるので、
各々の能動領域での上昇温度も異なる結果、npnトラ
ンジスタとpnpトランジスタとの電気的特性の対称性
が劣化し、特に動作電流の対称性が要求される回路など
においては回路動作に不具合が生じるという問題があ
る。特に絶縁層上に素子形成用の半導体層を設ける構造
を有するSOI(Silicon On Insulator)基板において
は通常の半導体基板に比べて放熱性が低いので問題が顕
著となる。
【0006】本発明の目的は、バイポーラトランジスタ
を有する半導体装置の動作信頼性を向上させることので
きる技術を提供することにある。
【0007】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
次のとおりである。
【0009】すなわち、本発明は、npnトランジスタ
およびpnpトランジスタの能動領域の面積がほぼ等し
くなるようにするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】本願発明の実施の形態を詳細に説
明する前に、本実施の形態における用語の意味を説明す
ると次の通りである。
【0011】1.SOI(Silicon On Insulator)基板
とは、絶縁層上に半導体層を設けた構造を有する半導体
基板をいう。この半導体層に集積回路素子が形成され
る。支持基板上に絶縁層を介して半導体層を設ける構造
が一般的であるが、本実施の形態では、サファイヤ基板
やスピネル基板上に半導体層を直接設ける構造のものも
含む。
【0012】2.同一サイズまたは同一のトランジスタ
とは、流すことが可能な電流が同一のトランジスタをい
う。すなわち、最適電流値が同一のトランジスタをい
う。最適電流値とは、トランジスタが最も良好な電気的
特性を示した時のコレクタ電流値をいう。構造的には、
例えばエミッタ幅とエミッタ長とが同一のトランジスタ
であれば、一般的に同一サイズのトランジスタという。
エミッタが複数ある場合には、エミッタ幅、エミッタ長
およびエミッタの個数が同一のトランジスタであれば、
一般的に同一サイズのトランジスタという。
【0013】3.並列接続されるトランジスタの最小単
位サイズは、基本的に半導体集積回路装置の中で使用さ
れている所定の回路の特性を考慮して最小寸法を決めて
いる。
【0014】以下の実施の形態においては便宜上その必
要があるときは、複数のセクションまたは実施の形態に
分割して説明するが、特に明示した場合を除き、それら
はお互いに無関係なものではなく、一方は他方の一部ま
たは全部の変形例、詳細、補足説明等の関係にある。
【0015】また、以下の実施の形態において、要素の
数等(個数、数値、量、範囲等を含む)に言及する場
合、特に明示した場合および原理的に明らかに特定の数
に限定される場合等を除き、その特定の数に限定される
ものではなく、特定の数以上でも以下でも良い。
【0016】さらに、以下の実施の形態において、その
構成要素(要素ステップ等も含む)は、特に明示した場
合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合
等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまで
もない。
【0017】同様に、以下の実施の形態において、構成
要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示
した場合および原理的に明らかにそうでないと考えられ
る場合等を除き、実質的にその形状等に近似または類似
するもの等を含むものとする。このことは、上記数値お
よび範囲についても同様である。
【0018】また、本実施の形態を説明するための全図
において同一機能を有するものは同一の符号を付し、そ
の繰り返しの説明は省略する。
【0019】また、電界効果トランジスタを代表するM
IS・FET(Metal Insulator Semiconductor Field
Effect Transistor)をMISと略し、pチャネル型の
MIS・FETをpMISと略し、nチャネル型のMI
S・FETをnMISと略す。
【0020】また、バイポーラトランジスタを単にトラ
ンジスタと言い、npn型のものをnpnトランジス
タ、pnp型のものをpnpトランジスタと言う。
【0021】以下、本発明の実施の形態を図面に基づい
て詳細に説明する。
【0022】図1〜図5は、本発明の一実施の形態であ
る半導体装置の各種のトランジスタの平面図および断面
図を示している。なお、図1〜図5の平面図には、各図
間の相対的な大きさを比較できるようにX−Y軸が示さ
れている。
【0023】図1(a)は基本型のnpnトランジスタ
(第2npnトランジスタ)QN1の平面図、図1
(b)は図1(a)のA1−A1線の断面図の一例を示
している。また、図2(a)は2倍型のnpnトランジ
スタ(第2npnトランジスタ)QN2の平面図、図2
(b)は図2(a)のA2−A2線の断面図の一例を示
している。
【0024】npnトランジスタQN1,QN2は、高
性能な2層多結晶シリコン自己整合型構造とされてい
る。このnpnトランジスタQ1,Q2のエミッタ電極
E1およびコレクタ電極C1は、分離部IS1,IS2
で取り囲まれた能動領域内に内包されているが、npn
トランジスタQN1,QN2のベース電極B1は、分離
部IS1,IS2で取り囲まれた能動領域内には内包さ
れず、その外側に配置されている。この構造は、寄生ベ
ース領域が小さく、寄生ベース容量(CTC)が小さい
ので、高速動作が要求されるトランジスタに適用される
ことが好ましい。しかし、エミッタ−ベース接合付近で
発生した熱を逃がす半導体領域が小さく放熱特性が低
い。
【0025】次に、このnpnトランジスタQN1,Q
N2の縦構造を説明する。図1および図2の(b)に示
すように、SOI基板1は、支持基板1aと、その上に
形成された絶縁層1bと、さらにその上に形成された半
導体層1cとを有している。支持基板1aは、例えばn
型の単結晶シリコン(Si)からなり、SOI基板1の
機械的強度を確保する機能を有している。絶縁層1b
は、例えば酸化シリコン(SiOx)からなり、その厚
さは、例えば0.2〜0.5μm程度である。半導体層
1cは、例えば単結晶シリコンからなり、この半導体層
1cに集積回路素子が形成される。
【0026】半導体層1cの主面(デバイス形成面)の
分離領域には、浅い分離部2aと、深い溝型の分離部2
bとが形成されている。浅い分離部2aは、例えばLO
COS(Local Oxidization of Silicon)法によって形
成されている。この浅い分離部2aの底部は絶縁層1b
には達しておらず、その下層には半導体層1cが残され
ている。この分離部2aは、LOCOS法によるものに
限定されるものではなく、例えば浅い溝型の分離部(S
GI:Shallow Groove Isolation)で形成しても良い。
この浅い溝型の分離部は、半導体層1cの主面から絶縁
層1bに達しない程度の深さまで掘られた浅溝内に、例
えば酸化シリコン膜等のような絶縁膜を埋め込むことで
形成される。
【0027】一方、上記深い溝型の分離部(Trench Iso
lation)2bは、上記分離部IS1,IS2に相当する
部分であり、浅い分離部2aの上面からその分離部2a
および半導体層1cを貫通して絶縁層1bに達するよう
に掘られた深い溝内に、例えば酸化シリコン膜等のよう
な絶縁膜を埋め込むことで形成されている。本実施の形
態における上記能動領域(活性領域またはアクティブ領
域とも呼ばれる)は、例えばこの深い溝型の分離部2b
によって規定されるものとしている。この深い溝型の分
離部2bおよび絶縁層1bによって取り囲まれ分離され
た半導体層1cの半導体島領域SAに、上記トランジス
タQN1,QN2は形成されている。したがって、各n
pnトランジスタQN1,QN2は半導体層1cにおい
て電気的に完全に分離されている。図2では、互いに隣
接するnpnトランジスタQN2,QN2の間にも分離
部2bが形成されており、ベース電極B1の左右のトラ
ンジスタは互いに電気的に分離されている。
【0028】半導体層1c(半導体島領域SA)には、
それぞれ埋込コレクタ領域3a1が形成されている。埋
込コレクタ領域3a1は、例えばアンチモン(Sb)が
含有されてn+型にされている。この埋込コレクタ領域
3a1の上層には、コレクタ領域3b1およびコレクタ
引出領域3c1が形成されている。コレクタ領域3b1
およびコレクタ引出領域3c1は、例えばリン(P)ま
たはヒ素(As)が含有されて、それぞれn型およびn
+型にされている。このコレクタ領域3b1とコレクタ
引出領域3c1との間には浅い分離部2aが設けられて
いるが、コレクタ領域3b1とコレクタ引出領域3c1
とは上記埋込コレクタ領域3a1を通じて互いに低抵抗
な状態で電気的に接続されている。
【0029】上記コレクタ領域3b1の上層部には、ベ
ース領域4a1が形成されている。このベース領域4a
1は、例えばホウ素が含有されてp型にされている。こ
のベース領域4a1には、例えばp型の多結晶シリコン
からなるベース引出電極5が電気的に接続されている。
このベース引出電極5の他端側は浅い分離部2a上に延
在した状態でパターン形成されている。上記ベース領域
4a1の上層には、エミッタ領域6a1が形成されてい
る。このエミッタ領域6a1は、例えばリンまたはヒ素
が含有されてn+型にされている。このエミッタ領域6
a1には、例えばn型の多結晶シリコンからなるエミッ
タ引出電極7a1が電気的に接続されている。このエミ
ッタ引出電極7a1の外周には、上記ベース引出電極5
が配置されているが、エミッタ引出電極7a1とベース
引出電極5とは互いに絶縁されている。このようなnp
nトランジスタQN1,QN2のエミッタ幅は、例えば
0.3μm程度、これに交差するエミッタ長は、例えば
10μm程度である。このエミッタ幅は、一般的に、所
定の製品または時代の技術において、良好なトランジス
タ特性を得ることが可能な最小寸法であり、フォトリソ
グラフィ技術における最小加工寸法よりも小さくでき
る。エミッタ長は、トランジスタが必要とするコレクタ
電流値等によって変わる。
【0030】このような半導体層1cおよび分離部2
a,2b上には、例えば酸化シリコン膜からなる絶縁膜
8が堆積されている。絶縁膜8上には、上記ベース電極
B1、エミッタ電極E1およびコレクタ電極C1が形成
されている。このベース電極B1、エミッタ電極E1お
よびコレクタ電極C1は、例えばアルミニウムまたはア
ルミニウム合金等のような金属からなる。ベース電極B
1は、コンタクトホールBCを通じてベース引出電極5
と電気的に接続されている。このコンタクトホールBC
は、分離部2bで囲まれた能動領域よりも外側の分離領
域に配置されている。図2ではべース電極B1が、互い
に隣接するnpnトランジスタQN2,QN2の間の分
離領域に配置されている。また、エミッタ電極E1は、
コンタクトホールECを通じてエミッタ電極7a1と電
気的に接続されている。さらにコレクタ電極C1は、コ
ンタクトホールCCを通じてコレクタ引出領域3c1と
電気的に接続されている。コンタクトホールEC,CC
は分離部2bで囲まれた能動領域内に配置されている。
【0031】次に、図3(a)は、図1のnpnトラン
ジスタQN1とは異なる種類の基本型のnpnトランジ
スタ(第1npnトランジスタ)QN3の平面図、図3
(b)は図3(a)のA3−A3線の断面図の一例を示
している。また、図4の(a)はnpnトランジスタQ
N2とは異なる種類の2倍型のnpnトランジスタ(第
1npnトランジスタ)QN4の平面図、図4(b)は
図4(a)のA5−A5線の断面図の一例を示してい
る。
【0032】npnトランジスタQN3,QN4は、上
記npnトランジスタQN1,QN2と同様に、高性能
な2層多結晶シリコン自己整合型構造とされている。し
かし、図3および図4の(a),(b)に示すように、
このnpnトランジスタQN3,QN4においては、そ
のエミッタ電極E1、コレクタ電極C1およびベース電
極B1の全てが、分離部(第1分離部)IS3,IS4
で取り囲まれた能動領域内に内包されている。すなわ
ち、このnpnトランジスタQN3,QN4の能動領域
の面積は、上記npnトランジスタQN1,QN2の能
動領域の面積よりも大きい。npnトランジスタQN
3,Q4の縦構造は、分離部IS3,IS4で取り囲ま
れる能動領域内にベース電極B1も内包される以外は、
上記npnトランジスタQN1,QN2の縦構造と同じ
である。特に図4では、図2と比較して、中央に分離部
2b(IS4)が存在せず半導体島領域SAが1つとな
っていることが異なっている。また、エミッタ幅および
エミッタ長は、上記npnトランジスタQN1,QN2
と同じである。この構造は、寄生ベース領域が大きく、
寄生ベース容量(CTC)が大きいので、高速動作が要
求されるトランジスタには不向きではあるが、エミッタ
−ベース接合付近で発生した熱を逃がす半導体領域が大
きく放熱特性が高い。したがって、このnpnトランジ
スタQN3,QN4は、放熱性に関する観点が重視され
るトランジスタに適用することが好ましい。例えば同一
SOI基板1に形成されたpnpトランジスタとペアを
組むようなnpnトランジスタ(例えばアナログ回路の
出力段に使用される)やペアを組まなくてもパワー系の
npnトランジスタに適用することが好ましい。本実施
の形態において、パワー系のnpnトランジスタとは、
上記寸法の基本型のnpnトランジスタQN3におい
て、例えば1mA以上、特に2mA程度またはそれ以上
のエミッタ−コレクタ間電流(IEC)を流すような素子
をいう。このパワー系のnpnトランジスタは、例えば
出力回路や電源回路に使用される。
【0033】次に、図3(c)は、図3(a)のnpn
トランジスタQN3,QN4とペアを組む基本型のpn
pトランジスタ(第1pnpトランジスタ)QP1の平
面図、図3(d)は図3(c)のA4−A4線の断面図
の一例を示している。また、図5の(a)は2倍型のp
npトランジスタ(第1pnpトランジスタ)QP2の
平面図、図5(b)は図5(a)のA6−A6線の断面
図の一例を示している。
【0034】pnpトランジスタQP1,QP2は、上
記npnトランジスタQN1〜QN4とは異なり、プロ
セスが簡単な1層多結晶シリコン型プレーナ構造とされ
ている。このpnpトランジスタQP1,QP2におい
ては、そのエミッタ電極E2、コレクタ電極C2および
ベース電極B2の全てが、分離部(第2分離部)IS
5,IS6で取り囲まれた能動領域内に内包されてい
る。そして、本実施の形態においては、上記npnトラ
ンジスタQN3,QN4の能動領域の面積が、このpn
pトランジスタQP1,QP2の能動領域の面積とほぼ
等しくなるようにされている。これにより、ペアで使用
されるnpnトランジスタQN3,QN4と、pnpト
ランジスタQP1,QP2との動作電流による発熱量を
ほぼ等しくすることができ、そのnpnトランジスタQ
N3,QN4およびpnpトランジスタQP1,QP2
の能動領域での上昇温度をほぼ等しくすることができる
ので、npnトランジスタQN3,QN4とpnpトラ
ンジスタQP1,QP2との電気的特性の対称性を向上
させることができる。すなわち、npnトランジスタQ
N3,QN4とpnpトランジスタQP1,QP2のペ
ア性を確保できる。したがって、npnトランジスタQ
N3,QN4とpnpトランジスタQP1,QP2との
ペアで形成された回路の特性を安定化させることができ
る。この結果、半導体装置の動作信頼性を向上させるこ
とが可能となる。また、上記のようにペア性を確保で
き、動作マージンを大きくとれるので、ペアを形成する
トランジスタを有する半導体装置の回路設計を容易にす
ることが可能となる。この構造は、例えばドライバ回路
の出力段のようにペア特性が重要視される回路に適用す
ることが好ましい。
【0035】次に、このpnpトランジスタQP1,Q
P2の縦構造を説明する。図3(d)および図5(b)
に示すように、半導体層1c(半導体島領域SA)に
は、埋込コレクタ領域3a2が形成されている。埋込コ
レクタ領域3a2は、例えばホウ素(B)が含有されて
+型にされている。この埋込コレクタ領域3a2の上
層には、コレクタ領域3b2およびコレクタ引出領域3
c2が形成されている。コレクタ領域3b2およびコレ
クタ引出領域3c2は、例えばホウ素が含有されて、そ
れぞれp型およびp+型にされている。このコレクタ領
域3b2とコレクタ引出領域3c2との間には浅い分離
部2aが設けられているが、コレクタ領域3b2とコレ
クタ引出領域3c2とは上記埋込コレクタ領域3a2を
通じて互いに低抵抗な状態で電気的に接続されている。
【0036】上記コレクタ領域3b2の上層部には、ベ
ース領域4a2が形成されている。このベース領域4a
2は、例えばリンまたはヒ素が含有されてn型にされて
いる。このベース領域4a2には、ベース引出領域4b
1が形成されている。このベース引出領域4b1は、例
えばリンまたはヒ素が含有されてn+型にされている。
このベース領域4a2の上層には、エミッタ領域6a2
が形成されている。このエミッタ領域6a2は、例えば
ホウ素が含有されてp+型にされている。このエミッタ
領域6a2には、例えばp型の多結晶シリコンからなる
エミッタ引出電極7a2が電気的に接続されている。こ
のようなpnpトランジスタQP1,QP2のエミッタ
幅は、例えば1μm程度であり、上記npnトランジス
タQN3,QN4のエミッタ幅よりも大きいが、npn
トランジスタQN3,QN4と電気的特性が同じなるよ
うにされている。また、pnpトランジスタQP1,Q
P2のエミッタ長は、例えば10μm程度である。
【0037】ベース電極B2は、コンタクトホールBC
を通じてベース引出領域4b1と電気的に接続されてい
る。また、エミッタ電極E2は、コンタクトホールEC
を通じてエミッタ電極7a2と電気的に接続されてい
る。さらにコレクタ電極C2は、コンタクトホールCC
を通じてコレクタ引出領域3c2と電気的に接続されて
いる。ベース電極B2、エミッタ電極E2およびコレク
タ電極C2の材料構成は、上記ベース電極B1、エミッ
タ電極E1およびコレクタ電極C1と同じである。
【0038】次に、図6は、アナログ−デジタル混在回
路を有する半導体装置に本実施の形態の構造を適用した
場合の一例を示している。
【0039】本実施の形態の半導体装置は、例えばBi
CMOS(Bipolar−ComplementaryMetal Oxide Semico
nductor)回路またはC−Bip(Complementary Bipol
ar)回路等を有する通信用または産業用のアナログ−デ
ジタル混載型回路である。アナログ回路の一部(例えば
出力回路の一部)は、上記npnトランジスタQN3お
よびpnpトランジスタQP1のペアにより形成されて
いる。上記したように、このnpnトランジスタQN3
およびpnpトランジスタQP1のペアは、その各々の
能動領域の面積がほぼ等しくなるように同一のSOI基
板1に形成されている。これにより、アナログ回路の動
作安定性を向上させることが可能となる。また、ペア性
の確保が容易にでき、動作マージンを大きくすることが
できるので、高度な特性チューニングを必要とするアナ
ログ回路の設計を容易にすることが可能となる。
【0040】また、ここでは、デジタル回路がnMIS
QnおよびpMISQpにより形成されている場合が例
示されている。nMISQnは、半導体層1cのpウエ
ルPWLに形成され、ソースおよびドレイン用の半導体
領域10、ゲート絶縁膜11およびゲート電極12を有
している。この半導体領域10には、例えばリンまたは
ヒ素が含有されn型にされており、絶縁膜8に形成され
たコンタクトホールSC,DCを通じてソース電極S1
およびドレイン電極D1と電気的に接続されている。ま
た、pMISQpは、半導体層1cのnウエルNWLに
形成され、ソースおよびドレイン用の半導体領域13、
ゲート絶縁膜11およびゲート電極12を有している。
この半導体領域13には、例えばホウ素が含有されp型
にされており、絶縁膜8に形成されたコンタクトホール
SC,DCを通じてソース電極S2およびドレイン電極
D2と電気的に接続されている。ゲート絶縁膜11は、
例えば酸化シリコン膜等からなる。ゲート電極12は、
例えば多結晶シリコンの単体膜またはその上にコバルト
シリサイド(CoSix)等が形成された、いわゆるポ
リサイド構造とされている。
【0041】次に、図6の半導体装置の製造方法の一例
を図7〜図10により説明する。
【0042】まず、図7に示すSOI基板1を用意す
る。この段階のSOI基板1においては、例えばn型の
シリコン単結晶からなる支持基板1a上に、例えば厚さ
が0.2〜0.5μm程度の酸化シリコン膜からなる絶
縁層1bを介して、例えば厚さが1.0〜20.μm程
度の単結晶シリコンからなる半導体層1c1が設けられ
ている。このSOI基板1は、例えば貼り合わせ法によ
って形成されている。すなわち、単結晶シリコン等から
なる2枚の半導体ウエハ(以下、単にウエハという)を
絶縁層1bを介して貼り合わせた後、一方のウエハの裏
面を研削および研磨することにより素子形成用の薄い半
導体層1c1を形成することで作製されている。
【0043】続いて、図8に示すように、n型領域を形
成する導電型不純物(例えばアンチモン)とp型領域を
形成する導電型不純物(例えばホウ素)とを別々のレジ
スト膜をマスクとして選択的にイオン注入した後、熱処
理を施すことにより、n型の埋込コレクタ領域3a1お
よびp型の埋込コレクタ領域3a2を形成する。その
後、半導体層1c1上に、例えば単結晶シリコンからな
る半導体層1c2をエピタキシャル法によって形成す
る。この積層された半導体層1c1,1c2により上記
半導体層1cを形成する。
【0044】その後、図9に示すように、半導体層1c
の主面(デバイス形成面)に、浅い分離部2aをLOC
OS法によって形成した後、絶縁層1bに達する深い溝
を掘り、その内部に酸化シリコン膜をCVD(Chemical
Vapor Deposition)法等によって埋め込むことによ
り、深い分離部2bを形成する。その後、半導体層1c
の主面上に薄い酸化シリコン膜を形成した後、n型領域
を形成する導電型不純物(例えばリン)とp型領域を形
成する導電型不純物(例えばホウ素)とを別々のレジス
トマスクを用いて選択的にイオン注入することにより、
コレクタ引出領域3c1,3c2を形成する。さらに、
pMIS形成領域にn型領域を形成する導電型不純物
(例えばリン)をレジスト膜をマスクとしてイオン注入
し、nMIS形成領域にp型領域を形成する導電型不純
物(例えばホウ素)をレジスト膜をマスクとしてイオン
注入することにより、nウエルNWLおよびpウエルP
WLを形成する。
【0045】次いで、図10に示すように、nMIS形
成領域およびpMIS形成領域のチャネル形成領域に、
しきい値電圧調整用の不純物を導入した後、ゲート絶縁
膜11を形成し、さらに、その上にゲート電極12を形
成する。ゲート絶縁膜11およびゲート電極12は、n
MIS形成領域およびpMIS形成領域に同時に形成し
ている。続いて、pnpトランジスタQP1のn型のベ
ース領域4a2をイオン注入法等によって形成する。そ
の後、nMIS形成領域およびpMIS形成領域に、低
不純物濃度のソースおよびドレイン用の半導体領域を形
成した後、ゲート電極12の側面に酸化シリコン膜等か
らなるサイドウォール15を形成し、nMISQnのソ
ースおよびドレイン用の半導体領域10、pMISQp
のソースおよびドレイン用の半導体領域13、pnpト
ランジスタQP1のベース引出領域4b1をイオン注入
法によって形成する。ここで、nMISQnのソースお
よびドレイン用の半導体領域10と、pnpトランジス
タQP1のベース引出領域4b1とは同一の不純物導入
工程で形成した。
【0046】次いで、半導体層1c上に、p型の多結晶
シリコン膜CVD法等によって堆積した後、これをフォ
トリソグラフィ技術およびドライエッチング技術を用い
てパターニングすることにより、ベース引出電極用のパ
ターンおよびエミッタ引出電極7a2を形成する。続い
て、半導体層1c上に、絶縁膜8aをCVD法等によっ
て堆積した後、べース引出電極用のパターンのベース領
域形成箇所をフォトリソグラフィ技術およびドライエッ
チング技術を用いてエッチング除去して開口部を形成す
るとともにベース引出電極5を形成した後、その開口部
から露出する半導体層1cに対して、例えば二フッ化ホ
ウ素(BF2)等をイオン注入することにより、npn
トランジスタ形成領域にベース領域4a1をベース引出
電極5に対して自己整合的に形成する。また、pnpト
ランジスタのエミッタ引出電極7a2中の不純物(ホウ
素)を半導体層1cに熱拡散することによりベース領域
4a2内にエミッタ領域6a2を自己整合的に形成す
る。その後、ベース引出電極5の開口部の側面に側壁絶
縁膜を酸化法等によって形成する。この側壁絶縁膜は、
npnトランジスタのベース引出電極5とエミッタ引出
電極とを分離するための機能を有している。
【0047】次いで、半導体層1c上に、n型の多結晶
シリコン膜をCVD法等によって堆積した後、これをフ
ォトリソグラフィ技術およびドライエッチング技術を用
いてパターニングすることにより、図6に示したエミッ
タ引出電極7a1をベース引出電極5およびベース領域
4a1に対して自己整合的に形成する。続いて、SOI
基板1に対して熱処理を施すことにより、エミッタ引出
電極7a1中の不純物を半導体層1cに熱拡散すること
によりベース領域4a1内にエミッタ領域6a1を自己
整合的に形成する。その後、半導体層1c上に、例えば
酸化シリコン膜からなる絶縁膜を堆積し、その上面を平
坦化することで絶縁膜8を形成した後、その絶縁膜8に
コンタクトホールEC,CC,BC,SC,DCを形成
する。その後、半導体層1c上に、アルミニウムを主体
とした導体膜をスパッタリング法によって堆積した後、
これをフォトリソグラフィ技術およびドライエッチング
技術を用いてパターニングすることにより、エミッタ電
極E1,E2、コレクタ電極C1,C2、ベース電極B
1,B2、ソース電極S1,S2およびドレイン電極D
1,D2を形成する。
【0048】次に、図11は、本実施の形態の半導体装
置の一部の出力回路の一例を示している。ここでは、出
力回路として、例えばB級プッシュプル増幅動作を行う
ドライバ回路DRVを示している。B級プッシュプル動
作することで、1個のトランジスタでドライバ回路を形
成した場合に比べて4倍の出力を得ることができ、雑音
や歪みの少ない増幅が可能となっている。ここでは、例
えば入力端子INに入力された1mA程度の振幅の信号
を10mA程度の振幅の信号に増幅して出力端子OUT
に出力することが可能となっている。このドライバ回路
DRVは、トランジスタQ1,Q2,Q5〜Q8および
抵抗R1〜R3,R5,R6,R8〜R10を有してお
り、基準電位の電源V1と、高電位の電源V2との間に
電気的に接続されている。なお、電源V1の電圧は、例
えば−5V程度、電源V2の電圧は、例えば+5V程度
である。また、バイアス調整用の電圧V3は、例えば−
1V程度、電圧V4は、例えば+1V程度である。
【0049】このドライバ回路DRVのトランジスタQ
1,Q6,Q7は、npnトランジスタからなり、トラ
ンジスタQ2,Q5,Q8は、pnpトランジスタから
なる。このうち、トランジスタQ1,Q2は、上記プッ
シュプル動作を行うペアトランジスタである。したがっ
て、トランジスタQ1は、図3または図4の(a),
(b)で示したトランジスタQN3,QN4の構造とさ
れ、トランジスタQ2は、図3(c),(d)または図
5(a),(b)で示したトランジスタQP1,QP2
の構造とされている。これにより、トランジスタQ1,
Q2のプッシュプル動作の安定性を向上させることが可
能となる。また、トランジスタQ7,Q8はダイオード
接続されている。トランジスタQ1,Q2に必要なコレ
クタ電流(要求電流容量または要求特性)は、例えば2
4mA程度である。トランジスタQ5〜Q8に必要なコ
レクタ電流は、例えば8mA程度である。
【0050】また、上記の例では、デジタル回路をMI
Sで構成した場合について説明したが、これに限定され
るものではなくトランジスタによって形成しても良い。
図12は、上記アナログ回路を構成するトランジスタと
同一のSOI基板1に形成されたデジタル回路の一例を
示している。ここでは、例えばECL(Emitter Couple
d Logic)で形成されたOR回路を示している。このO
R回路は、トランジスタQ11〜Q13およびR11〜
R13を有している。トランジスタQ11〜Q13は、
npnトランジスタで形成されている。デジタル回路で
は、トランジスタQ11〜Q13に対して高速動作が要
求されるので、トランジスタQ11〜Q13は、上記図
1または図2の(a),(b)に示したnpnトランジ
スタQN1,QN2の構造とされている。したがって、
本実施の形態によれば、同一のSOI基板1内に、上記
図1〜図5で示したトランジスタが混在するようになっ
ている。すなわち、回路のトランジスタに要求される性
能に応じてトランジスタの構造を選択することにより、
全体的に性能および動作安定性の高い半導体装置を提供
することができる。図12のトランジスタQ11〜Q1
3のエミッタは共通接続されており、トランジスタQ1
2またはトランジスタQ13は、トランジスタQ11と
ともに差動増幅器を構成している。符号VBBは、トラ
ンジスタQ11のべース電位を一定に固定するための直
流基準電圧を示している。そして、入力端子IN1,I
N2の信号に対して、出力端子OUT1の信号は、OR
動作を行うようになっている。ただし、デジタル回路は
OR回路に限定されるものではなく種々変更可能であ
り、NOR回路、NAND回路、AND回路等の論理ゲ
ート回路を用いることができる。
【0051】以上、本発明者によってなされた発明を実
施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実
施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱し
ない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0052】例えば前記実施の形態においては、半導体
基板としてSOI基板を用いた場合について説明した
が、これに限定されるものではなく、例えば上記埋込絶
縁層を有しない半導体単体で構成された通常の半導体基
板を用いても良い。
【0053】また、SOI基板の製造方法は、ウエハの
貼り合わせ法に限定されるものではなく種々変更可能で
あり、例えば半導体基板に酸素イオンを打ち込むことで
絶縁層を形成する、いわゆるSIMOX(Separation b
y Implanted Oxygen)を用いても良い。
【0054】また、前記実施の形態においては基本型お
よび2倍型のバイポーラトランジスタを例示したが、こ
れに限定されるものではなく種々適用可能であり、例え
ば4倍型のバイポーラトランジスタにおいても同様に適
用できる。
【0055】また、前記実施の形態においては、配線を
通常の配線構造とした場合について説明したが、これに
限定されるものではなく、例えば絶縁膜に形成された溝
内に導体膜を埋め込むことで配線またはプラグを形成す
る、いわゆるダシマン法または配線溝とホールとを同一
導体材料で埋め込むデュアルダマシン法による配線構造
としても良い。
【0056】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野であるアナロ
グ−デジタル混載回路に適用した場合について説明した
が、それに限定されるものではなく、例えばDRAM
(Dynamic Random Access Memory)、SRAM(Static
Random Access Memory)またはフラッシュメモリ(E
EPROM;Electric Erasable Programmable Read On
ly Memory)等のようなメモリ回路を上記バイポーラト
ランジスタ形成されたSOI基板に設けている半導体装
置にも適用できる。
【0057】
【発明の効果】本願によって開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下の通りである。
【0058】すなわち、npnトランジスタおよびpn
pトランジスタの能動領域の面積がほぼ等しくなるよう
にすることにより、npnトランジスタとpnpトラン
ジスタとの動作電流による発熱量をほぼ等しくすること
ができ、その各々のトランジスタの能動領域での上昇温
度をほぼ等しくすることができるので、npnトランジ
スタとpnpトランジスタとの電気的特性の対称性を向
上させることができ、半導体装置の動作信頼性を向上さ
せることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)はnpnトランジスタの基本型の平面
図、(b)は(a)のA1−A1線の一例の断面図であ
る。
【図2】(a)はnpnトランジスタの2倍型の平面
図、(b)は(a)のA2−A2線の一例の断面図であ
る。
【図3】(a)は、図1のnpnトランジスタとは異な
る種類の基本型のnpnトランジスタの平面図、(b)
は(a)のA3−A3線の断面図、(c)は基本型のp
npトランジスタの平面図、(d)は(c)のA4−A
4線の一例の断面図である。
【図4】(a)はnpnトランジスタとは異なる種類の
2倍型のnpnトランジスタの平面図、(b)は(a)
のA5−A5線の一例の断面図である。
【図5】(a)は2倍型のpnpトランジスタの平面
図、(b)は(a)のA6−A6線の一例の断面図であ
る。
【図6】本発明の一実施の形態である半導体装置の要部
断面図である。
【図7】図6の半導体装置の製造工程中の要部断面図で
ある。
【図8】図7に続く半導体装置の製造工程中の要部断面
図である。
【図9】図8に続く半導体装置の製造工程中の要部断面
図である。
【図10】図9に続く半導体装置の製造工程中の要部断
面図である。
【図11】本発明の一実施の形態である半導体装置の一
部の出力回路を抜き出して示した回路図である。
【図12】本発明の一実施の形態である半導体装置のデ
ジタル回路の一例の回路図である。
【符号の説明】
1 SOI基板 1a 支持基板 1b 絶縁層 1c 半導体層 1c1 半導体層 1c2 半導体層 2a 浅い分離部 2b 深い溝型の分離部(分離部) 3a1,3a2 埋込コレクタ領域 3b1,3b2 コレクタ領域 3c1,3c2 コレクタ引出領域 4a1,4a2 ベース領域 4b1 ベース引出領域 5 ベース引出電極 6a1,6a2 エミッタ領域 7a1,7a2 エミッタ引出電極 8 絶縁膜 8a 絶縁膜 10 半導体領域 11 ゲート絶縁膜 12 ゲート電極 13 半導体領域 15 サイドウォール IS1,IS2 分離部 IS3,IS4 分離部(第1分離部) IS5,IS6 分離部(第2分離部) QN1,QN2 npn型のバイポーラトランジスタ
(第2npnトランジスタ) QN3,QN4 npn型のバイポーラトランジスタ
(第1npnトランジスタ) QP1,QP2 pnp型のバイポーラトランジスタ
(第1pnpトランジスタ) E1,E2 エミッタ電極 C1,C2 コレクタ電極 B1,B2 ベース電極 EC,CC,BC コンタクトホール Qn nチャネル型のMIS・FET Qp pチャネル型のMIS・FET NWL nウエル PWL pウエル SC,DC コンタクトホール S1,S2 ソース電極 D1,D2 ドレイン電極 DRV ドライバ回路 IN,IN1,IN2 入力端子 OUT,OUT1 出力端子 Q1,Q2,Q5〜Q8 バイポーラトランジスタ Q11〜Q13 バイポーラトランジスタ R1〜R3,R5,R6,R8〜R13 抵抗 V1 基準電位の電源 V2 高電位の電源 VBB 直流基準電圧
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/8249 H01L 27/10 391 27/06 434 27/082 681F 27/10 481 29/78 371 27/102 27/108 27/115 29/732 29/788 29/792 (72)発明者 戸祭 智之 東京都青梅市新町六丁目16番地の3 株式 会社日立製作所デバイス開発センタ内 Fターム(参考) 5F003 AP01 AZ03 BA22 BA96 BB07 BC90 BE07 BF01 BG01 BH06 BH07 BJ03 BJ15 BP31 5F048 AA07 AA10 AB07 AC05 BA02 BA16 BB06 BB07 BB08 BE03 BF03 BF06 BG12 BG14 CA03 CA07 CA13 CA14 CA15 CA17 5F082 AA04 BA06 BA11 BA19 BA47 BA48 BC04 BC09 DA10 EA11 FA06 5F083 AD70 BS49 ER22 HA02 JA35 JA39 LA07 NA01 NA02 ZA09 ZA12 5F101 BE05 BE07 BH21

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 npnトランジスタおよびpnpトラン
    ジスタの能動領域の面積がほぼ等しくなるように分離部
    を半導体基板に設けた構造を有することを特徴とする半
    導体装置。
  2. 【請求項2】 絶縁層上に設けられた半導体層と、 前記半導体層に設けられたnpnトランジスタと、 前記npnトランジスタの能動領域を規定する機能を有
    し、前記絶縁層に達するように前記半導体層に設けられ
    た第1分離部と、 前記半導体層に設けられたpnpトランジスタと、 前記pnpトランジスタの能動領域を規定する機能を有
    し、前記絶縁層に達するように前記半導体層に設けられ
    た第2分離部とを有し、 前記npnトランジスタおよびpnpトランジスタの能
    動領域の面積がほぼ等しくなるようにした構造を有する
    ことを特徴とする半導体装置。
  3. 【請求項3】 ペアを形成する第1npnトランジスタ
    および第1pnp型トランジスタと、 前記第1npnトランジスタとはペアを形成しない第2
    npnトランジスタとを有し、 前記ペアを形成する第1npnトランジスタおよび第1
    pnpトランジスタの能動領域の面積がほぼ等しくなる
    ように分離部を半導体基板に設け、 前記第2npnトランジスタの能動領域の面積が、前記
    第1npnトランジスタの能動領域の面積よりも小さく
    なるように分離部を半導体基板に設けた構造を有するこ
    とを特徴とする半導体装置。
  4. 【請求項4】 絶縁層上に設けられた半導体層と、 前記半導体層に設けられたパワー系のnpnトランジス
    タと、 前記パワー系のnpnトランジスタの能動領域を規定す
    る機能を有し、前記パワー系のnpnトランジスタのエ
    ミッタ、コレクタおよびベースの電極が、前記パワー系
    のnpnトランジスタの能動領域内に内包されるよう
    に、前記絶縁層に達した状態で前記半導体層に設けられ
    た分離部とを有することを特徴とする半導体装置。
  5. 【請求項5】 以下の工程を有することを特徴とする半
    導体装置の製造方法: (a)半導体基板に、所望のnpnトランジスタおよび
    pnpトランジスタの能動領域がほぼ等しくなるように
    分離部を形成する工程、(b)前記npnトランジスタ
    のベース引出電極の一部と、前記pnpトランジスタの
    エミッタ引出電極とを同工程時にパターニングする工
    程。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007294693A (ja) * 2006-04-25 2007-11-08 Denso Corp 半導体装置
WO2011007699A1 (ja) * 2009-07-13 2011-01-20 ミツミ電機株式会社 半導体装置の製造方法及び半導体集積回路装置

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