JPH07263539A - 半導体集積回路装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体集積回路装置及びその製造方法

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JPH07263539A
JPH07263539A JP30359694A JP30359694A JPH07263539A JP H07263539 A JPH07263539 A JP H07263539A JP 30359694 A JP30359694 A JP 30359694A JP 30359694 A JP30359694 A JP 30359694A JP H07263539 A JPH07263539 A JP H07263539A
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region
integrated circuit
circuit device
semiconductor integrated
isolation
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Application number
JP30359694A
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English (en)
Inventor
Toshiro Hiramoto
俊郎 平本
Nobuo Tanba
展雄 丹場
Masami Usami
正己 宇佐美
Takahide Ikeda
隆英 池田
Kazuo Tanaka
一雄 田中
Tokuo Watanabe
篤雄 渡辺
Satoru Isomura
悟 磯村
Toshiyuki Kikuchi
俊之 菊池
Toru Koizumi
亨 小泉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 分離溝によって半導体素子間を分離する半導
体集積回路装置の電気的信頼性を向上させる。また、半
導体集積回路装置の製造歩留まりを高める。 【構成】 半導体集積回路装置は、半導体素子が形成さ
れる活性領域を囲むように設けられた素子間分離用の第
1分離溝7と、さらに前記第1分離溝7の外周の少なく
とも一部を囲むように設けられた第2分離溝8を含む。
また、絶縁層上に積層されたシリコン層の能動領域と素
子分離領域とがこのシリコン層の主面から前記絶縁層に
到達する分離溝60で互いに絶縁分離される半導体集積
回路装置において、前記シリコン層の能動領域、素子分
離領域の夫々に同一の固定電位を供給する。また、半導
体集積回路装置の製造方法は、半導体素子が形成される
活性領域を囲むように第1分離溝7を形成する工程と、
前記第1分離溝7の少なくとも一部を囲む第2分離溝8
を形成する工程とを同時に行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体集積回路装置及
びその製造方法に関し、特に、半導体基板に形成した分
離溝によって素子間分離を行う半導体集積回路装置に適
用して有効な技術に関するものである。
【0002】本発明は、更に具体的には、絶縁層上に積
層された単結晶シリコン層にバイポーラトランジスタと
相補型MOSFET(以下、CMOSと称す)が形成さ
れ、バイポーラトランジスタが絶縁性の分離溝で囲ま
れ、NMOSとPMOS間が分離溝で分離された半導体
集積回路装置に適用して有効な技術に関するものであ
る。
【0003】
【従来の技術】近年、高速メモリLSIや高速論理LS
Iなどに適用されているバイポーラデバイスやバイポー
ラ−CMOSデバイスは、半導体基板に形成した分離溝
を使って素子間分離を行うことにより、寄生容量の低減
や集積度の向上を図っている。
【0004】図20は、バイポーラデバイスの一般的な
構成を示す半導体基板の要部平面図であり、図21は、
図20に示すB−B切断線の位置で切った断面図であ
り、図中、符号30はp型の半導体基板、符号31はn+
型の埋込み層、符号32はn型のエピタキシャル層であ
る。
【0005】同図において、バイポーラトランジスタ
は、フィールド酸化膜41で囲まれた領域に、埋込み層
31を埋込み型の高濃度コレクタ領域、エピタキシャル
層32を低濃度コレクタ領域、n型半導体領域33をコ
レクタコンタクト領域、p型半導体領域34をベース領
域、n+型半導体領域35をエミッタ領域として構成さ
れ、その周囲を囲む分離溝36によって隣接する他の素
子と電気的に分離される。分離溝36内には絶縁物40
が埋込まれている。
【0006】前記エミッタ領域35、ベース領域34、
コレクタコンタクト領域33の夫々には、層間絶縁膜4
2に形成された開口を通して、例えばアルミニウム(A
l)膜からなるエミッタ電極37、ベース電極38、コ
レクタ電極39の夫々が接続されている。
【0007】また、1989年、カルワー・アカデミッ
ク出版社発行、アントニオ・アール・アルバーツ編集の
〔Bi−CMOS技術と応用〕、第68頁、第6図(1
989,Kluwer Academic Publication,edited by
Antonio R.Alvarez,〔Bi−CMOS Technolog
y and Applications〕,p.68,Fig.6)には、p型
シリコン基板の表面に、n型埋込層、p型埋込層の夫々
を形成し、前記p型シリコン基板上にn型エピタキシャ
ル層を形成した後、前記n型埋込層、p型埋込層上に位
置する前記n型エピタキシャル層中にn型ウエル領域及
びp型ウエル領域の夫々を形成するBi−CMOSプロ
セスが開示されている。さらに、n型ウエル領域及びp
型ウエル領域の境界部に厚いフィールド絶縁膜を設け、
NMOS間、又はPMOS間のアイソレーション領域と
して使用する趣旨が記載されている。
【0008】また、バイポーラトランジスタは、n型エ
ピタキシャル層の表面から延び、n型埋込層を分断する
分離溝によって互いに電気的に分離されている。
【0009】特開平2−184068号公報には、絶縁
層上に設けられたシリコン基板(Silicon On Insula
tor基板:以下、SOI基板と称す)上に、n型ウエル領
域及びp型ウエル領域を形成し、その後、前記n型ウエ
ル領域及びp型ウエル領域の間にアイソレーション用の
溝を形成し、前記アイソレーション用の溝によって分離
された前記n型ウエル領域及びp型ウエル領域の夫々の
主面にCMOSを形成するプロセスが開示されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前記素子間分離用の分
離溝36の内部には、通常、薄い酸化シリコン膜を介し
て多結晶シリコン膜又は絶縁物が埋め込まれる。その
際、分離溝36の幅を狭くするほど多結晶シリコン膜又
は絶縁物の膜厚を薄くすることができ、かつ埋め込んだ
後の平坦性も向上する。また、分離溝36の幅を狭くす
るほど活性領域の実効的な面積が増加するので、デバイ
スの高集積化にとって有利である。このような理由か
ら、例えば設計ルールが0.5[μm]程度のデバイス
では、分離溝36の幅もデバイスの最小加工寸法、即ち
0.5[μm]前後に設定される。
【0011】ところが、素子間分離用の分離溝36はエ
ピタキシャル層32及び埋込み層31を貫通して半導体
基板30に達する深さ(約3[μm]以上)に開孔する必
要があるため、幅が0.5[μm]程度の分離溝36は
そのアスペクト比が6以上となる。しかも、設計ルール
が0.5[μm]程度のデバイスになると、分離溝36
の全長は半導体チップ1個あたり延ベ数メートルから十
メートルにも達する。
【0012】しかし、このような高アスペクト比で、か
つ長い分離溝36を現状のドライエッチング技術で歩留
まり良く加工することは非常に困難であり、分離溝36
の加工時に例えば半導体基板30の表面に異物が付着し
たり、溝加工用のフォトレジストマスクに形状異常が発
生したりすると、図22に示すように、半導体基板30
に達する正常な分離溝36が一部で形成されず、加工不
良43を起こす場合があり、半導体素子間の電気的な分
離ができなくなる、といった問題が生じる。
【0013】また、本発明者等が本発明をなす過程にお
いて検討したBi−CMOS構造の半導体集積回路装置
が特願平4−201001号(平成4年7月28日出願)
に記載されている。この出願には、SOI基板に形成さ
れたバイポーラトランジスタ、NMOS及びPMOS等
の素子が開示されている。
【0014】SOI基板は、下からp型単結晶シリコン
支持基板、シリコン酸化膜、n型単結晶シリコン層から
成り、n型単結晶シリコン層中にはn型単結晶シリコン
層と同一導電型で、それよりも高濃度のn+型埋込層がS
OI基板の全面に渡って形成されている。
【0015】前述の素子は、SOI基板の表面に選択的
に形成されたフィールド絶縁膜によって囲まれている能
動領域(素子形成領域)に形成されている。フィールド絶
縁膜が設けられているフィールド領域には、配線、外部
端子(ボンディングパッド)等が形成される。
【0016】さらに、各バイポーラトランジタ間には、
n型単結晶シリコン層の表面からシリコン酸化膜にまで
延在する絶縁性の分離溝が設けられ、この分離溝により
各バイポーラトランジスタ間が電気的に分離されてい
る。
【0017】また、NMOS及PMOSは、n型単結晶
シリコン層中に形成されたp型ウエル領域及びn型ウエ
ル領域に形成されている。そして、p型ウエル領域とn
型ウエル領域との間には、各バイポーラトランジスタ間
に設けられたのと同様の分離溝が形成されている。
【0018】本発明者が、前記半導体集積回路装置につ
いて検討した結果を以下に述べる。
【0019】前記分離溝は、ドライエッチング技術によ
りフィールド絶縁膜及びn型単結晶シリコン層にシリコ
ン酸化膜に達するように溝を形成し、この溝内にシリコ
ン酸化膜等の絶縁膜を埋め込むことによって形成される
が、例えばドライエッチング工程において、異物等によ
り溝がシリコン酸化膜に達するまで形成されない、とい
った不良が発生する場合がある。
【0020】分離溝は例えばバイポーラトランジスタの
周囲を囲んで設けられており、このような不良が周囲の
一部分にでも発生すると、その中に形成されているバイ
ポーラトランジスタは使用することができない。そし
て、このような使用できないトランジスタが、所定の数
以上になると、そのチップは不良となってしまう。つま
り、前述のような分離溝の不良の発生は、製造歩留まり
の低下を招くという問題点がある。
【0021】本発明の1つの目的は、分離溝によって半
導体素子間を分離する半導体集積回路装置の電気的信頼
性を向上させることにある。
【0022】本発明の1つの目的は、半導体基板又は絶
縁層上に積層された単結晶シリコン層に複数のバイポー
ラトランジスタが設けられ、複数のバイポーラトランジ
スタ間は分離溝によって電気的に分離されている半導体
集積回路装置において、半導体集積回路装置の製造歩留
まりを高める技術を提供することにある。
【0023】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明らか
になるであろう。
【0024】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
下記のとおりである。
【0025】本発明の半導体集積回路装置は、半導体素
子が形成される活性領域の外周に素子間分離用の第1分
離溝を設け、さらに前記第1分離溝の外周に少なくとも
その一部を囲む第2分離溝を設けたものである。
【0026】また、本発明による半導体集積回路装置の
製造方法は、半導体素子が形成される活性領域の外周に
前記活性領域の全周を囲む第1分離溝と、前記第1分離
溝の少なくとも一部を囲む第2分離溝とを同時に形成す
るものである。
【0027】また、絶縁層上に積層された単結晶シリコ
ン層の表面に能動領域(素子形成領域)とフィールド領
域とを有し、前記能動領域に形成されたバイポーラトラ
ンジスタは分離溝によってその周囲を囲まれている半導
体集積回路装置において、前記フィールド領域の単結晶
シリコン層に印加する電位を、前記半導体集積回路装置
に印加する電位の中で最も高い電位にする。
【0028】
【作用】上述した手段によれば、万一、第1分離溝の一
部に加工不良が生じ、この第1分離溝の内側の半導体素
子と外側の他の半導体素子との電気的な分離ができなく
なった場合でも、その外周に設けた第2分離溝によって
これらの半導体素子間の電気的分離が可能となるので、
分離溝による素子間分離を確実に行うことができる。
【0029】また、本願の半導体集積回路装置は、例え
ばECL回路を構成するが、その場合、半導体集積回路
装置内の複数のバイポーラトランジスタの大半は、その
コレクタに前記半導体集積回路装置に印加される電位の
中で最も高い電位が印加されることとなる。
【0030】本願は、この事実に着目したものであり、
フィールド領域の単結晶シリコン層に印加する電位を、
半導体集積回路装置に印加する電位の中で最も高い電位
にすることにより、最も高い電位が印加されるバイポー
ラトランジスタのコレクタ電位とフィールド領域の電位
とが同一電位になるので、コレクタに最も高い電位が印
加されるバイポーラトランジスタとフィールド領域との
間に位置する分離溝に不良が発生しても、不良の分離溝
で囲まれたバイポーラトランジスタを正常なものとして
使用することができる。つまり、半導体集積回路装置の
製造歩留まりを高めることができる。
【0031】また、フィールド領域の単結晶シリコン層
に印加する電位を、前記半導体集積回路装置に印加する
電位の中で最も高い電位にすることにより、最も高い電
位が印加されるバイポーラトランジスタのコレクタ電位
とフィールド領域の電位とが同一電位になるので、コレ
クタに最も高い電位が印加されるバイポーラトランジス
タとフィールド領域との間に位置する分離溝を廃止する
ことができる。
【0032】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0033】(実 施 例 1)本発明の実施例1である
バイポーラデバイス(半導体集積回路装置)の概略構成を
図1(半導体基板の要部平面図)及び図2(図1に示すA
−A切断線の位置で切った断面図)に示す。
【0034】図1及び図2に示すように、例えばp型の
単結晶シリコンからなる半導体基板1上にはn+型の半導
体領域からなる埋込み層2が形成され、さらに、この埋
込み層2の上にはn型の単結晶シリコンからなるエピタ
キシャル層3が形成されている。
【0035】前記エピタキシャル層3の活性領域には、
埋込み層2を埋込み型の高濃度コレクタ領域、エピタキ
シャ層3を低濃度コレクタ領域、このエピタキシャル層
3の主面に形成されたn型半導体領域4をコレクタコン
タクト領域、p型半導体領域5をベース領域、n+型半導
体領域6をエミッタ領域として構成されたnpn型バイ
ポーラトランジスタが形成されている。また、エミッタ
領域6にはn+型多結晶シリコン膜からなるエミッタ引出
し電極6aが接続され、ベース領域5にはp+型多結晶シ
リコン膜からなるベース引出し電極5aが接続され、コ
レクタコンタクト領域4にはn+型多結晶シリコン膜から
なるコレクタ電極4aが接続されている。エミッタ引出
し電極6a、ベース引出し電極5a、コレクタ電極4a
の夫々は、層間絶縁膜16中に設けられた開口を通し
て、エミッタ領域、ベース領域、コレクタコンタク領域
の夫々に接続される。
【0036】本実施例のバイポーラデバイスは、前記バ
イポーラトランジスタが形成された活性領域の外周に、
この活性領域の全周を囲むようにして素子間分離用の第
1分離溝7を設け、さらに、この第1分離溝7の外周
に、この第1分離溝7を囲むようにして素子間分離用の
第2分離溝8を設けた点に特徴がある。
【0037】図1に示すように、本実施例では、第1分
離溝7の外側の第2分離溝8を、第1分離溝7の全周を
囲むように設けたが、これに限定されるものではなく、
第2分離溝8は、第1分離溝7の少なくとも一部を囲む
ように設けてあればよい。この第1分離溝7及び第2分
離溝8は、いずれもエピタキシャル層3及び埋込み層2
を貫通して半導体基板1に達しており、表面から底部ま
での深さは3.5[μm]程度、幅は0.5[μm]程
度である。また、第1分離溝7と第2分離溝8とのスペ
ースは0.6[μm]程度である。
【0038】前記第1分離溝7及び第2分離溝8を形成
するには、まず、図3に示すように、p型の半導体基1
にn型不純物(例えばSb)を1016/cm2 程度イオン注
入してn+型の埋込み層2を形成し、続いてこの埋込み層
2上を含む半導体基板1上にn型不純物を1012/cm2
程度導入した厚さ1[μm]程度のエピタキシャル層3
を形成した後、窒化シリコン膜9を耐酸化性マスクとし
て用いた選択酸化法により、エピタキシャル層3の主面
に0.5[μm]程度の厚さを有するフィールド絶縁膜
(酸化シリコン膜)10を形成する。
【0039】次に、図4に示すように、半導体基板1の
全面に、厚さがそれぞれ0.2[μm]程度の多結晶シ
リコン膜11、酸化シリコン膜12をCVD法で順次堆
積した後、図5に示すように、フォトレジスト13をマ
スクにして、フィールド領域の酸化シリコン膜12、多
結晶シリコン膜11及び酸化シリコン膜10をRIE
(eactive on tching)等の異方性エッチングによ
り順次エッチングする。
【0040】次に、フォトレジスト13を除去した後、
図6に示すように、酸化シリコン膜12をマスクにして
フィールド領域のエピタキシャル層3、埋込み層2をR
IEで順次エッチングし、半導体基板1に達する第1分
離溝7及び第2分離溝8を同時に形成する。
【0041】次に、前記第1分離溝7内及び第2分離溝
8内を含む半導体基板1の全面にCVD法で酸化シリコ
ン膜を堆積した後、この堆積した酸化シリコン膜の膜厚
に相当する分、エッチバックを行うことによって、図7
に示すように、第1分離溝7内及び第2分離溝8内を酸
化シリコン膜14で埋め込む。さらに、その後、分離溝
7、分離溝8の夫々の内部を除く他の領域の酸化シリコ
ン膜14をオーバーエッチングにより除去する。この
時、多結晶シリコン膜11は、オーバーエッチングのス
トッパとして機能する。
【0042】次に、図8に示すように、多結晶シリコン
膜11、窒化シリコン膜9をエッチングにより除去した
後、第1分離溝7、第2分離溝8で囲まれた活性領域
に、前記図1及び図2に示すバイポーラトランジスタを
通常のイオン打込み技術、薄膜形成技術を用いて形成す
る。
【0043】このように、本実施例では、バイポーラト
ランジスタが形成される活性領域を囲むように第1分離
溝7を設け、さらに、この第1分離溝7の外側に第2分
離溝8を設けたので、例えば図9に示すように、万一、
第1分離溝7の一部に加工不良7aが生じ、この分離溝
7によって囲まれるバイポーラトランジスタと第1分離
溝7の外側に隣接する他のバイポーラトランジスタ(図
示せず)との電気的分離ができなくなった場合でも、第
1分離溝7の外周に設けた第2分離溝8によって前記バ
イポーラトランジスタ間の電気的分離が可能となるの
で、素子間分離を確実に行うことができる。
【0044】また、本実施例では、第1分離溝7及び第
2分離溝8を、活性領域とこれに隣接する他の活性領域
との間のフィールド領域に形成するので、活性領域の実
効的な面積は縮小されず、従って、バイポーラトランジ
スタの高集積化が妨げられることはない。
【0045】さらに、本実施例では、第1分離溝7と第
2分離溝8とを同一の工程で同時に形成するので、バイ
ポーラデバイスの製造工程が増加することもない。
【0046】(実 施 例 2)本発明の実施例2である
バイポーラデバイス(半導体集積回路装置)の概略構成を
図10(半導体基板の要部断面図)に示す。
【0047】図10に示すように、本実施例のバイポー
ラデバイスは、半導体基板1と埋込み層2との間に絶縁
膜15を設けたSOI基板上に形成されている。このS
OI基板を製造するには、一例として厚さ500[μ
m]程度の単結晶シリコンからなる半導体基板1の表面
に厚さ0.5〜1.0[μm]程度の酸化シリコン膜を
熱酸化法で形してこれを絶縁膜15とし、次に、前記絶
縁膜15の上に第2半導体基板(図示せず)を重ね合わせ
て両者を熱処理により接着した後、第2半導体基板を研
磨して厚さ1〜2[μm]程度まで薄膜化し、次に、前
記薄膜化された第2半導体基板上にn型不純物を導入し
て埋込み層2を形成し、次に、前記埋込み層2上にエピ
タキシャル層3を形成する。
【0048】本実施例のバイポーラデバイスは、バイポ
ーラトランジスタが形成される活性領域の外周に、この
活性領域の全周を囲むようにして素子間分離用の第1分
離溝7を設け、さらに、この第1分離溝7の外周に、こ
の第1分離溝7を囲むようにして素子間分離用の第2分
離溝8を設け、エピタキシャル層3及び埋込み層2を貫
通して絶縁膜15に達する分離溝7及び分離溝8によっ
て完全に誘電分離を行う点に特徴がある。分離溝7、分
離溝8の形成方法は、前述の実施例1と同じであるた
め、その説明は省略する。
【0049】本実施例によれば、バイポーラトランジス
タが形成される活性領域をその周囲から電気的に完全に
分離することができるので、寄生容量を確実に低減する
ことができ、高速のバイポーラデバイスを実現すること
ができる。
【0050】前記実施例1、実施例2では、第1分離溝
7の外周に、その全周を囲むようにして第2分離溝8を
設けたが、これに限定されるものではない。
【0051】例えば、図11(a)は、第1分離溝7の外
周を囲む第2分離溝8を複数の小ブロックに分割した実
施例を示す平面図である。この構成によれば、第1分離
溝7の一部に加工不良が生じ、埋込み層が第1分離溝7
の内側と外側とで導通した場合でも、第1分離溝7と第
2分離溝8とに囲まれた領域の面積が小さいことによ
り、寄生容量の増加を最小限に抑制することができる。
【0052】また、図11(b)は、第1分離溝7の外周
を囲む第2分離溝8を活性領域毎(1つのバイポーラト
ランジスタ毎)ではなく、複数(例えば3つ)の活性領域
に対して1つの割合で設けてた実施例である。この実施
例では、隣接する2つの活性領域の境界部の第1分離溝
7に生じた加工不良を救済することはできないが、これ
らの活性領域全体を第1分離溝8で囲むことにより、部
分的な救済を行うことは可能である。
【0053】また、図11(c)に示すように、第2分離
溝8を複数の小ブロックに分割することにより、寄生容
量の増加を最小限に抑制することができる。
【0054】また、図11(d)は、2つの活性領域の間
のフィールド領域の面積が狭く、この領域間に第2分離
溝8を設けることができないために、分離溝7の外周を
囲む第2分離溝8を部分的に設けた実施例である。この
ように、第2分離溝8は、第1分離溝7の少なくとも一
部を囲むように設けてあればよく、必ずしも第1分離溝
7の全周を囲むように設ける必要はない。
【0055】前記実施例では、活性領域にバイポーラト
ランジスタを形成した場合について説明したが、これに
限定されるものではなく、MISFET(etal nsu
lator emicondutor ield ffect ransistor)を
初めとする各種半導体素子を形成した場合にも、本発明
は適用できる。
【0056】前記実施例1、実施例2では、第1分離溝
の内部及び第2分離溝の内部に酸化シリコン膜を埋め込
んだ場合について説明したが、これに限定されるもでは
なく、例えば溝内表面に薄い酸化膜を形成した後、多結
晶シリコン膜を埋め込んでもよい。
【0057】このように、半導体素子が形成される活性
領域を囲む素子間分離用の第1分離溝を設け、さらに、
この第1分離溝の外周に少なくともその一部を囲む第2
分離溝を設けることにより、万一、第1分離溝の一部に
加工不良が生じ、第1分離溝によって囲まれる半導体素
子と第1分離溝の外側の半導体素子との電気的分離がで
きなくなった場合でも、第1分離溝の外周に設けた第2
分離溝によって、これらの半導体素子間の電気的分離を
行うことができるので、分離溝による素子間分離を確実
に行うことが可能となり、分離溝を使って素子間分離を
行う半導体集積回路装置の電気的信頼性、製造歩留まり
を向上させることができる。
【0058】(実 施 例3)本発明の実施例3である半
導体集積回路装置の概略構成を図12(要部断面図)に示
す。
【0059】図12に示すように、半導体集積回路装置
は半導体基体15の主面に形成される。半導体基体51
は、例えば支持基板52の主面上に絶縁層52Aを介在
してn型単結晶シリコン層56が積層された所謂SOI
ilicon n nsulator)構造で構成される。支持基
板52は例えば単結晶珪素からなるp-型半導体基板で形
成される。絶縁層52Aは例えば酸化珪素膜で形成され
る。この酸化珪素膜は支持基板52に熱酸化処理を施す
ことにより形成される。n型単結晶シリコン層56は、
例えば絶縁層52Aの主面から半導体基板53、n-型エ
ピタキシャル層55の夫々を順次積層した2層構造で構
成される。半導体基板53は、例えば単結晶珪素基板で
形成され、絶縁層52Aの主面上に熱処理で貼り合わさ
れる。n-型エピタキシャル層55は半導体基板53の主
面上にエピタキシャル成長法で成長される。
【0060】前記半導体基体51において、n型単結晶
シリコン層56の主面上にはフィールド絶縁膜59が形
成される。このフィールド絶縁膜59は例えばn型単結
晶シリコン層56の主面上に選択熱酸化法で形成され
る。フィールド絶縁膜59で周囲を規定された能動領域
(素子形成領域)には、npn型バイポーラトランジスタ
Tr、nチャネルMISFETQn及びpチャネルMI
SFETQpが構成される。n型単結晶シリコン層56
の主面にフィールド絶縁膜59が形成されているフィー
ルド領域Fには、配線、外部端子(ボンディングパッド)
等が形成される。
【0061】前記npn型バイポーラトランジスタTr
はバイポーラトランジスタ形成領域Rtに形成される。
このnpn型バイポーラトランジスタTrはn型単結晶
シリコン層56の主面からその深さ方向に向ってn型エ
ミッタ領域、p型ベース領域、n型コレクタ領域の夫々
を順次配列した縦型構造で構成される。
【0062】前記n型コレクタ領域は、真性コレクタ領
域、高濃度コレクタ領域及びコレクタコンタクト領域を
含み、コレクタコンタクト領域はn+型半導体領域62で
構成され、真性コレクタ領域はn-型エピタキシャル層5
5で構成され、高濃度コレクタ領域はn+型埋込層54で
構成される。このn+型埋込層54は半導体基板53の全
表面に形成される。コレクタコンタクト領域のn+型半導
体領域62はn-型エピタキシャル層55の主面に構成さ
れる。このn+型半導体領域62は、その底面部がn+型埋
込層54に接触し、電気的に接続される。
【0063】前記n型コレクタ領域であるコレクタコン
タクト領域のn+型半導体領域62にはコレクタ電位が印
加される。本実施例の半導体集積回路装置はECL回路
を構成するものであり、この半導体集積回路装置中に存
在するバイポーラトランジスタTrのうち、40〜50
[%]程度のバイポーラトランジスタTrのコレクタ電
位は、外部から印加される電源電圧のうち、例えば最も
高い固定電位VMP(例えば0[V])に設定される。
その他のバイポーラトランジスタTrのコレクタ電位は
回路構成により種々異なる。
【0064】前記p型ベース領域はp型半導体領域63
で構成される。このp型半導体領域63はn-型エピタキ
シャル層55の主面に形成される。p型半導体領域63
にはベース引出用電極65Aが電気的に接続される。ベ
ース引出用電極65Aは例えば抵抗値を低減するp型不
純物(ボロン等)が導入された多結晶珪素膜で形成され
る。
【0065】前記n型エミッタ領域はn+型半導体領域6
7で構成される。このn+型半導体領域67はp型半導体
領域63の主面に形成される。n+型半導体領域67には
エミッタ引出用電極69が電気的に接続される。エミッ
タ引出用電極69は、例えば抵抗値を低減するn型不純
物(ヒ素又はリン)が導入された多結晶珪素膜で形成され
る。このエミッタ引出用電極69は、絶縁膜66でベー
ス引出用電極65Aと電気的に絶縁分離される。
【0066】前記nチャネルMISFETQnはNMO
S形成領域Rnに構成される。このNMOS形成領域R
nのエピタキシャル層55にはnチャネルMISFET
Qnのチャネル形成領域として使用されるp型ウエル領
域58が形成される。つまり、nチャネルMISFET
Qnは、p型ウエル領域(チャネル形成領域)58、ゲー
ト絶縁膜64、ゲート電極65B、ソース領域及びドレ
イン領域である一対のn+型半導体領域67で構成され
る。ゲート絶縁膜64は例えばシリコン酸化膜で形成さ
れる。ゲート電極65Bは、例えば抵抗値を低減する不
純物(リン等)が導入された多結晶シリコン膜で形成され
る。
【0067】前記NMOS形成領域Rnは、n型単結晶
シリコン層56の主面から絶縁層52Aに到達する分離
溝60で周囲を規定され、npn型バイポーラトランジ
スタTrが構成されるバイポーラトランジスタ形成領域
Rtと互い絶縁分離される。この分離溝60内には例え
ば絶縁体(シリコン酸化膜)61が埋め込まれる。分離溝
60を埋め込む埋込み材料は多結晶シリコン膜でもよ
い。この場合、分離溝60内から露出するn型単結晶シ
リコン層56の表面(内壁面)を予め酸化して、シリコン
酸化膜を形成しておけばよい。
【0068】前記NMOS形成領域Rn内において、p
型ウエル領域58下には、n型単結晶シリコン層56の
半導体基板53に形成されたn+型埋込層54が形成され
る。このn+型埋込層54は、p型ウエル領域58に接触
され、形成領域Rt内に形成されたn+型埋込層54と同
一の製造工程で形成される。p型ウエル領域58は、外
部電源電圧のうち、例えば最も低い固定電位VMN(例
えば−5.2[V])に設定される。nチャネルMIS
FETQn下のn+型埋込層54に印加する電位は、フロ
ーティングでも良いが、最も高い固定電位(例えば0
[V])に設定するのが望ましい。
【0069】前記pチャネルMISFETQpはPMO
S形成領域Rpに構成される。このPMOS形成領域R
pのエピタキシャル層55にはpチャネルMISFET
Qpのチャネル形成領域として使用されるn型ウエル領
域57が構成される。つまり、pチャネルMISFET
Qpは、n型ウエル領域(チャネル形成領域)57、ゲー
ト絶縁膜64、ゲート電極65B、ソース領域及びドレ
イン領域である一対のp+型半導体領域68で構成され
る。
【0070】前記PMOS形成領域Rpは、n型単結晶
シリコン層56の主面から絶縁層52Aに到達する分離
溝60で周囲を規定され、nチャネルMISFETQn
が構成されるNMOS形成領域Rn、フィールド領域F
の夫々と互いに絶縁分離される。
【0071】前記PMOS形成領域Rp内において、n
型ウエル領域57下には、n型多結晶シリコン層56の
半導体基板53に形成されたn+型埋込層54が形成され
る。このn+型埋込層54は、n型ウエル領域57に接触
され、NMOS形成領域Rnに形成されたn+型埋込層5
4と同一の製造工程で形成される。n型ウエル領域57
は、外部電源電圧のうち、例えば最も高い固定電位VM
P(例えば0[V])に設定される。
【0072】前記フィールド領域F内において、n型多
結晶シリコン層56のエピタキシャル層55にはn型ウ
エル領域57が形成され、半導体基板53にはn+型埋込
層54が形成される。このn+型埋込層54は、n型ウエ
ル領域57に接触され、PMOS形成領域Rpに形成さ
れたn+型埋込層54と同一製造工程で形成される。つま
り、n+型埋込層54は半導体基板53の全領域に形成さ
れる。フィールド領域Fは、外部電源電圧のうち、例え
ば最も高い固定電位VMP(例えば0[V])に設定され
る。
【0073】前記バイポーラトランジスタ形成領域Rt
は、n型単結晶シリコン層56の主面から絶縁層52A
に到達する分離溝60で周囲を規定され、nチャネルM
ISFETQnが構成されるNMOS形成領域Rn、フ
ィールド領域Fの夫々と互いに絶縁分離される。
【0074】このように構成される半導体集積回路装置
は、n型単結晶シリコン層56のバイポーラトランジス
タ形成領域(能動領域)Rtとフィールド領域Fとが同一
の固定電位に設定されているので、分離溝60の製造プ
ロセスにおいて、分離溝60が絶縁層52Aに到達しな
い分離不良が発生しても、バイポーラトランジスタ形成
領域Rtとフィールド領域Fとの間で生じるリーク電流
を防止できる。
【0075】次に、前記半導体集積回路装置の製造方法
について、図13乃至図15(製造工程順に示す要部断
面図)を用いて簡単に説明する。
【0076】まず、支持基板52を用意する。この支持
基板52の主面上には絶縁層52Aが形成される。
【0077】次に、前記絶縁層52Aの主面上に半導体
基板53を積層する。この半導体基板53は絶縁層52
A上に熱処理で貼り合わされる。その後、半導体基板5
3の上面を例えばポリッシングによりエッチングして半
導体基板53を薄膜化する。
【0078】次に、前記半導体基基板53の主面の全面
に例えばイオン打込み法でn型不純物を導入し、その
後、熱拡散処理を施して、図13に示すように、半導体
基板53の全領域にn+型埋込層54を形成する。
【0079】次に、前記n+型埋込層54の主面の全面上
に、図14に示すように、エピタキシャル成長法でn-型
エピタキシャル層55を成長させる。このn-型エピタキ
シャル層55は例えば0.7[μm]程度の膜厚で形成
する。この工程において、n+型埋込層54のn型不純物
は若干n-型エピタキシャル層55に拡散される。これに
より、絶縁層52Aの主面上に、半導体基板53及びn-
型エピタキシャル層55からなる多層構造のn型単結晶
シリコン層56を積層したSOI構造の半導体基体51
が完成する。
【0080】次に、前記n型単結晶シリコン層56の主
面を選択的に熱酸化することにより、フィールド絶縁膜
59を形成する。フィールド絶縁膜59は、領域Rt、
形成領域Rn、領域Rpの夫々を囲むように形成され
る。
【0081】次に、前記フィールド絶縁膜59を通し、
前記n型シリコン層6の主面から絶縁層2Aに到達する
分離溝60を形成し、この分離溝60で周囲を規定され
たフィールド領域F、バイポーラトランジスタ形成領域
Rt、NMOS形成領域Rn、PMOS形成領域Rpの
夫々を形成する。分離溝60は例えばRIE等の異方性
エッチングで形成される。
【0082】次に、前記分離溝60内に絶縁体61を埋
め込む。この絶縁体61は、例えばn型単結晶シリコン
層56の主面の全面上にCVD法で酸化珪素膜を堆積
し、この酸化珪素膜に全面エッチバック処理を施すこと
により形成される。
【0083】次に、前記n型単結晶シリコン層56のP
MOS形成領域Rp、フィールド領域Fの夫々の主面に
例えばイオン打込み法でn型不純物(例えばリン)を選択
的に導入する。
【0084】次に、前記n型単結晶シリコン層56のN
MOS形成領域Rnの主面に例えばイオン打込み法でp
型不純物(例えばボロン)を選択的に導入する。
【0085】次に、熱拡散処理を施し、図15に示すよ
うに、フィールド領域Fのエピタキシャル層55にn型
ウエル領域7、NMOS形成領域Rnのエピタキシャル
層55にp型ウエル領域58、PMOS形成領域Rpの
エピタキシャル層55にn型ウエル領域57の夫々を形
成する。
【0086】次に、前記n型単結晶シリコン層56にお
いて、バイポーラトランジスタ形成領域Rtにバイポー
ラトランジスタTr、NMOS形成領域Rnにnチャネ
ルMISFETQn、PMOS形成領域Rpにpチャネ
ルMISFETQpの夫々を形成することにより、図1
2に示す本実施例の半導体集積回路装置がほぼ完成す
る。
【0087】このように、絶縁層52A上に積層された
n型単結晶シリコン層56のバイポーラトランジスタ形
成領域(能動領域)Rtとフィールド領域Fとがこのn型
単結晶シリコン層56の主面から絶縁層52Aに到達す
る分離溝60で互いに絶縁分離される半導体集積回路装
置において、バイポーラトランジスタ形成領域Rt、フ
ィールド領域Fの夫々を同一の固定電位VMPに設定す
る。この構成により、バイポーラトランジスタ形成領域
Rtとフィールド領域Fとが同一の固定電位VMPに設
定されているので、製造プロセスにおいて、バイポーラ
トランジスタ形成領域Rtとフィールド領域Fとを絶縁
分離する分離溝60が絶縁層52Aに到達しない分離不
良が発生しても、バイポーラトランジスタ形成領域Rt
とフィールド領域Fとの間で生じるリーク電流を防止で
きる。この結果、不良の分離溝60で囲まれたバイポー
ラトランジスタTrを正常なものとして使用することが
できるので、半導体集積回路装置の製造歩留まりを高め
ることができる。
【0088】(実 施 例 4)本発明の実施例4である
半導体集積回路装置の概略構成を図16(要部断面図)に
示す。
【0089】図16に示すように、半導体集積回路装置
はSOI構造の半導体基体51を主体にして構成され
る。この半導体基体51において、n型単結晶シリコン
層56のバイポーラトランジスタ形成領域Rt、NMO
S形成領域Rn、PMOS形成領域Rp、フィールド領
域Fの夫々は、前述の実施例3と同様に、n型単結晶シ
リコン層56の主面から絶縁層52Aに到達する分離溝
60で互いに絶縁分離される。バイポーラトランジスタ
形成領域Rtにはnpn型バイポーラトランジスタTr
が構成され、NMOS形成領域RnにはnチャネルMI
SFETQnが構成され、PMOS形成領域Rpにはp
チャネルMISFETQpが構成される。
【0090】NMOS形成領域Rnのp型ウエル領域5
8は、外部電源電圧のうち、例えば最も低い固定電位V
MN(例えば−5.2[V])に設定される。PMOS形
成領域Rpは、外部電源電圧のうち、例えば最も高い固
定電位VMP(例えば0[V])に設定される。フィー
ルド領域Fは、外部電源電圧のうち、例えば最も高い固
定電位VMP(例えば0[V])に設定される。
【0091】このように、PMOS形成領域(能動領域)
Rpとフィールド領域Fとを同一の固定電位VMPに設
定することにより、製造プロセスにおいて、PMOS形
成領域Rpとフィールド領域Fとを絶縁分離する分離溝
60が絶縁層52Aに到達しない分離不良が発生して
も、PMOS形成領域Rpとフィールド領域Fとの間で
生じるリーク電流を防止できる。この結果、不良の分離
溝60で囲まれたpチャネルMISFETQpを正常な
ものとして使用することができるので、前述の実施例3
と同様に、半導体集積回路装置の製造歩留まりを高める
ことができる。
【0092】また、PMOS形成領域(能動領域)Rpと
フィールド領域Fとを同一の固定電位VMPに設定する
ことにより、同図に示すように、PMOS形成領域Rp
とフィールド領域Fとを互いに絶縁分離する分離溝60
を廃止することができるので、この分離領域60の占有
面積に相当する分、半導体集積回路装置の集積度を高め
ることができる。また、分離溝60を廃止できるので、
この分離溝60の廃止に相当する分、半導体集積回路装
置の製造歩留まりを高めることができる。
【0093】(実 施 例 5)本発明の実施例5である
半導体集積回路装置の概略構成を図17(要部断面図)に
示す。
【0094】図17に示すように、半導体集積回路装置
は、SOI構造の半導体基体51を主体にして構成され
る。この半導体基体51のn型単結晶シリコン層56に
おいて、PMOS形成領域のn型ウエル領域57及びフ
ィールド領域Fは、前述の実施例4と同様に、固定電位
VMPに設定される。
【0095】このように、バイポーラトランジスタ形成
領域(能動領域)Rt、PMOS形成領域(能動領域)R
p、フィールド領域Fの夫々を同一の固定電位VMPに
設定することにより、同図に示すように、バイポーラト
ランジスタ形成領域RtとPMOS形成領域Rpとを互
いに絶縁分離する分離溝60を廃止することができると
共に、バイポーラトランジスタ形成領域Rtとフィール
ド領域Fとを絶縁分離する分離溝60を廃止することが
できるので、半導体集積回路装置の集積度を更に高める
ことができる。また、半導体集積回路装置の製造歩留ま
りを更に高めることができる。
【0096】(実 施 例 6)本発明の実施例6である
半導体集積回路装置の概略構成を図18(要部平面レイ
アウト図)に示す。
【0097】図18に示すように、半導体基体51の主
面上には、バイポーラトランジスタT1〜T7の夫々が
形成される。このバイポーラトランジスタT1〜T7の
夫々は、前述の実施例1〜5に示した第1分離溝7,6
0によって、その周囲が囲まれている。さらに、バイポ
ーラトランジスタT1〜T7のうち、バイポーラトラン
ジスタT1〜T5は、第2分離溝8によって、その周囲
が囲まれている。これに対し、バイポーラトランジスタ
T6、T7の夫々は、第1分離溝7,60のみによって
囲まれている。また、半導体基体51の主面のフィール
ド領域Fに形成されたフィールド酸化膜10,59上に
は、多結晶シリコン膜からなる抵抗素子R1〜R5の夫
々が形成される。また、図18には図示していないが、
フィールド領域Fのシリコン層56には、前述の実施例
3〜5に示した最も高い固定電位VMPが供給される。
本実施例6における特徴的な点は、第1分離溝及び第2
分離溝によって囲まれるバイポーラトランジスタと第1
分離溝のみによって囲まれるバイポーラトランジスタの
2種類を形成したことにある。この2種類のバイポーラ
トランジスタによって、例えば、図19に示すようなE
CL回路を構成した場合の利点を以下に説明する。
【0098】図19に示すECL回路は、図18に示し
たバイポーラトランジスタT1〜T7、抵抗素子R1〜
R5を通常のAl配線等により結線することにより形成
される。ECLレベルの入力信号ECL1、ECL2、
ECL3を受けるバイポーラトランジスタT1〜T3、
参照電圧VBBを受けるバイポーラトランジスタT4、
定電流源を構成するバイポーラトランジスタT5の夫々
は、第1分離溝及び第2分離溝で囲まれ、一方、出力O
UT1、出力OUT2に接続されるエミッタフォロアト
ランジスタT6、T7は、第1分離溝のみで囲まれる。
【0099】前記エミッタフォロアトランジスタT6、
T7の夫々のコレクタは、回路の最も高い電位VMP
(例えば0[V])に接続されているため、例えば、第1
分離溝7,60の不良により、フィールド領域Fと電気
的にショートしたとしても、フィールド領域Fが予めエ
ミッタフォロアトランジスタT6、T7のコレクタ電位
と同じVMP電位に固定されているので、エミッタフォ
ロアトランジスタT6、T7の不良を防止できる。さら
に、エミッタフォロアトランジスタT6、T7において
は、第1分離溝7、60を形成しないでもよく、さらに
高集積化が可能である。
【0100】一方、差動アンプを構成するバイポーラト
ランジスタT1〜T5のコレクタ電位は、抵抗素子R1
〜R3により、電位VMPに対して異なる電位に設定さ
れる。そのため、第1分離溝のみで囲んだ場合には、不
良となる確率が高くなる。そこで、エミッタフォロアト
ランジスタT6、T7以外のバイポーラトランジスタT
1〜T5は、第2分離溝を追加して囲んでいる。なお、
電位VTTは、VMPとVMNとの間のほぼ中間電位で
あり、例えば−2.5[V]〜−3[V]に設定され
る。
【0101】このように、本実施例6では、2重の分離
溝によって電気的信頼性を向上させると共に、回路の4
0〜50[%]を占めるエミッタフォロアトランジスタ
を1つの分離溝のみ、或は分離溝をなくすことによっ
て、高集積化も同時に達成することができる。また、前
述したように、エミッタフォロアトランジスタT6、T
7は、分離溝で囲む必要はないが、レイアウト設計上、
分離溝で囲まれた1つのトランジスタを1つのセル(On
e Cell)として設計するので、第1分離溝を形成した方
がより好ましい。また、トランジスタ単体で特性を考慮
した場合、寄生容量が等しい方がシミュレーション設計
が容易であるので、第1分離溝を形成した方がより好ま
しい。
【0102】以上、本発明者によってなされた発明を、
前記実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は、前
記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱し
ない範囲において種々変更可能であることは勿論であ
る。
【0103】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記のとおりである。
【0104】半導体素子が形成される活性領域の外周に
素子間分離用の第1分離溝を設け、さらに前記第1分離
溝の外周に少なくともその一部を囲む第2分離溝を設け
ることにより、万一、第1分離溝の一部に加工不良が生
じ、第1分離溝の内側の半導体素子と外側の他の半導体
素子との電気的分離ができなくなった場合でも、第1分
離溝の外周に設けた第2分離溝によってこれらの半導体
素子間の電気的分離を行うことができるので、分離溝に
よる素子間分離を確実に行うことが可能となり、分離溝
を使って素子間分離を行う半導体集積回路装置の電気的
信頼性、製造歩留まりを向上させることができる。
【0105】また、絶縁層上に積層された単結晶シリコ
ン層の能動領域とフィールド領域とがこの単結晶シリコ
ン層の主面から前記絶縁層に到達する分離溝で互いに絶
縁分離される半導体集積回路装置において、半導体集積
回路装置の製造歩留まりを高めることができる。また、
半導体集積回路装置の集積度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1である半導体集積回路装置を
示す半導体基板の要部平面図。
【図2】図1に示すA−A切断線の位置で切った断面
図。
【図3】前記半導体集積回路装置の製造方法を製造工程
順に示す半導体基板の要部平面図。
【図4】前記半導体集積回路装置の製造方法を製造工程
順に示す半導体基板の要部平面図。
【図5】前記半導体集積回路装置の製造方法を製造工程
順に示す半導体基板の要部平面図。
【図6】前記半導体集積回路装置の製造方法を製造工程
順に示す半導体基板の要部平面図。
【図7】前記半導体集積回路装置の製造方法を製造工程
順に示す半導体基板の要部平面図。
【図8】前記半導体集積回路装置の製造方法を製造工程
順に示す半導体基板の要部平面図。
【図9】本発明における分離溝の加工不良を模式的に示
す半導体基板の要部斜視図。
【図10】本発明の実施例2である半導体集積回路装置
を示す半導体基板の要部断面図。
【図11】本発明の実施例1及び実施例2の変形例であ
る半導体集積回路装置を示す半導体基板の要部平面図。
【図12】本発明の実施例3である半導体集積回路装置
の概略構成を示す要部断面図。
【図13】前記半導体集積回路装置の製造方法を製造工
程順に示す要部断面図。
【図14】前記半導体集積回路装置の製造方法を製造工
程順に示す要部断面図。
【図15】前記半導体集積回路装置の製造方法を製造工
程順に示す要部断面図。
【図16】本発明の実施例4である半導体集積回路装置
の概略構成を示す要部断面図。
【図17】本発明の実施例5である半導体集積回路装置
の概略構成を示す要部断面図。
【図18】本発明の実施例6である半導体集積回路装置
のデバイス平面レイアウト図。
【図19】図19に示すバイポーラトランジスタ、抵抗
素子を用いて構成されるECL回路の要部回路図。
【図20】分離溝を素子間分離に用いた従来の半導体集
積回路装置を示す半導体基板の要部平面図。
【図21】図20に示すB−B切断線の位置で切った半
導体基板の断面図。
【図22】本発明を成す段階において検討した半導体集
積回路装置における分離溝の加工不良を模式的に示す半
導体基板の要部斜視図。
【符号の説明】
1…半導体基板、2…埋込み層、3…エピタキシャル
層、4…n型半導体領域、5…p型半導体領域、6…n+
型半導体領域、7…第1分離溝、8…第2分離溝、9…
窒化シリコン膜、10…酸化シリコン膜、11…多結晶
シリコン膜、12…酸化シリコン膜、13…フォトレジ
スト、14…酸化シリコン膜、30…半導体基板、31
…埋込み層、32…エピタキシャル層、33…n型半導
体領域、34…p型半導体領域、35…n+型半導体領
域、36…分離溝、51…半導体基体、52…支持基
板、52A…絶縁層、53…半導体基板、54…n+型埋
込層、55…n-型エピタキシャル層、56…n型単結晶
シリコン層、57…n型ウエル領域、58…p型ウエル
領域、59…フィールド絶縁膜、60…分離溝、61…
絶縁体、62…n+型半導体領域、63…p型半導体領
域、64…ゲート絶縁膜、65A…ベース引出用電極、
65B…ゲート電極、66…絶縁膜、67…一対のn+型
半導体領域、68…一対のp+型半導体領域、69…エミ
ッタ引出用電極、Rt…バイポーラトランジスタ形成領
域、Rp…PMOS形成領域、Rn…NMOS形成領
域、F…フィールド領域、Tr…npn型バイポーラト
ランジスタ、Qn…nチャネルMISFET、Qp…p
チャネルMISFET。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/8249 27/06 27/12 B 21/331 29/73 H01L 27/06 321 C 321 E 29/72 (72)発明者 池田 隆英 東京都青梅市今井2326番地 株式会社日立 製作所デバイス開発センタ内 (72)発明者 田中 一雄 東京都青梅市今井2326番地 株式会社日立 製作所デバイス開発センタ内 (72)発明者 渡辺 篤雄 東京都青梅市今井2326番地 株式会社日立 製作所デバイス開発センタ内 (72)発明者 磯村 悟 東京都青梅市今井2326番地 株式会社日立 製作所デバイス開発センタ内 (72)発明者 菊池 俊之 東京都青梅市今井2326番地 株式会社日立 製作所デバイス開発センタ内 (72)発明者 小泉 亨 東京都青梅市今井2326番地 株式会社日立 製作所デバイス開発センタ内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板に素子間分離用の分離溝を設
    け、前記分離溝によって囲まれた活性領域に半導体素子
    を形成した半導体集積回路装置であって、前記半導体素
    子を形成した活性領域の外周に前記活性領域の全周を囲
    む第1分離溝を設け、前記第1分離溝の外周に前記第1
    分離溝の少なくとも一部を囲む第2分離溝を設けたこと
    を特徴とする半導体集積回路装置。
  2. 【請求項2】 前記第2分離溝を、複数の小ブロックに
    分割したことを特徴とする請求項1に記載の半導体集積
    回路装置。
  3. 【請求項3】 前記第2分離溝を、複数の活性領域に対
    して1つの割合で設けたことを特徴とする請求項2に記
    載の半導体集積回路装置。
  4. 【請求項4】 前記第1分離溝及び第2分離溝を、前記
    活性領域とこれに隣接する他の活性領域との間のフィー
    ルド領域に形成したことを特徴とする請求項1に記載の
    半導体集積回路装置。
  5. 【請求項5】 前記半導体基板は、SOI基板であるこ
    とを特徴とする請求項4に記載の半導体集積回路装置。
  6. 【請求項6】 半導体基板に素子間分離用の分離溝を形
    成し、前記分離溝によって囲まれた活性領域に半導体素
    子を形成する半導体集積回路装置の製造方法であって、
    前記半導体素子が形成される活性領域の外周に前記活性
    領域の全周を囲む第1分離溝と、前記第1分離溝の少な
    くとも一部を囲む第2分離溝とを同時に形成することを
    特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 絶縁層上に積層された単結晶シリコン層
    の能動領域とフィールド領域とがこの単結晶シリコン層
    の主面から前記絶縁層に到達する分離溝で互いに絶縁分
    離される半導体集積回路装置において、前記単結晶シリ
    コン層の能動領域、フィールド領域の夫々を同一の固定
    電位に設定したことを特徴とする半導体集積回路装置。
  8. 【請求項8】 前記単結晶シリコン層の能動領域にはバ
    イポーラトランジスタが構成されることを特徴とする請
    求項7に記載の半導体集積回路装置。
  9. 【請求項9】 前記単結晶シリコン層の能動領域にはM
    ISFETが構成されることを特徴とする請求項7に記
    載の半導体集積回路装置。
  10. 【請求項10】 絶縁層上に積層された単結晶シリコン
    層の第1能動領域と第2能動領域とがこの単結晶シリコ
    ン層の主面から前記絶縁層に到達する分離溝で互いに分
    離され、前記単結晶シリコン層の第1能動領域にバイポ
    ーラトランジスタ、第2能動領域にMISFETの夫々
    が構成される半導体集積回路装置において、前記単結晶
    シリコン層の第1能動領域、第2能動領域の夫々を同一
    の固定電位に設定したことを特徴とする半導体集積回路
    装置。
  11. 【請求項11】 前記単結晶シリコン層は、絶縁層の表
    面から半導体基板、エピタキシャル層の夫々を順次積層
    した多層構造で構成されることを特徴とする請求項10
    に記載の半導体集積回路装置。
  12. 【請求項12】 前記半導体基板の全領域には、前記エ
    ピタキシャル層と同一の導電型に設定され、かつそれに
    比べて高不純物濃度に設定された埋込型半導体層が形成
    されることを特徴とする請求項11に記載の半導体集積
    回路装置。
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