JP2003174041A - 素子の実装方法、電子機器、フラットパネルディスプレイ、システムインパッケージ型icおよびオプティカルエレクトリカルic - Google Patents

素子の実装方法、電子機器、フラットパネルディスプレイ、システムインパッケージ型icおよびオプティカルエレクトリカルic

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JP2003174041A
JP2003174041A JP2001373097A JP2001373097A JP2003174041A JP 2003174041 A JP2003174041 A JP 2003174041A JP 2001373097 A JP2001373097 A JP 2001373097A JP 2001373097 A JP2001373097 A JP 2001373097A JP 2003174041 A JP2003174041 A JP 2003174041A
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separation layer
layer
chip
mounting
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Tatsuya Shimoda
達也 下田
Takayuki Kondo
貴幸 近藤
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 新規な素子の実装方法であって、例えばサイ
ズの小さいチップであっても高い位置精度で基板に実装
できる方法を提供する。 【解決手段】 素子の実装方法は、第1基板10の上に
素子を含むデバイス層12を有する第1積層体と、第2
基板20の上に分離層22を有する第2積層体と、を準
備する第1工程と、デバイス層12と分離層22とが対
向するように、第1積層体と前記第2積層体とを接合す
る第2工程と、デバイス層および分離層を含む積層体を
所定のパターンで分離して、第2基板の上に、素子を含
む複数のチップ30を形成する第3工程と、チップのう
ちの所定のチップ30aと第3基板40とを該第3基板
の所定位置で接合し、その後、分離層22において第2
基板20と該所定のチップ30aとを分離し、該所定の
チップ30aを第3基板40に実装する第4工程と、を
含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、素子の実装方法、
例えば、半導体チップを半導体以外の基板に実装する方
法、フラットパネルディスプレイ、システムインパッケ
ージ型ICおよびオプティカルエレクトリカルICなど
の電子機器に関する。
【0002】
【背景技術および発明が解決しようとする課題】半導体
チップを基板に実装するためには、例えば、以下の方法
がある。まず、リング状治具にテンションをかけてセッ
トした粘着シートにウェハを貼り付け、このウェハをダ
イシングで分割してチップを形成する。その後、チップ
を吸盤によってハンドリングして所望の基板に実装を行
う。しかし、この実装方法では、サイズが数μmないし
数十μmの小さいチップを基板に実装することは困難で
ある。
【0003】本発明の目的は、新規な素子の実装方法で
あって、例えばサイズの小さいチップであっても高い位
置精度で基板に実装できる方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる素子の実
装方法は、第1基板の上に素子を含むデバイス層を有す
る第1積層体と、第2基板の上に分離層を有する第2積
層体と、を準備する第1工程と、前記デバイス層と前記
分離層とが対向するように、前記第1積層体と前記第2
積層体とを接合する第2工程と、前記デバイス層および
前記分離層を含む積層体を所定のパターンで分離して、
前記第2基板の上に、前記素子を含む複数のチップを形
成する第3工程と、前記チップのうちの所定のチップと
第3基板とを該第3基板の所定位置で接合し、その後、
前記分離層において前記第2基板と該所定のチップとを
分離し、該所定のチップを前記第3基板に実装する第4
工程と、を含む。
【0005】本発明の実装方法によれば、デバイス層が
形成される第1基板とチップが実装される第3基板とを
異なる材質とすることができるので、例えば所望の素子
を含む前記デバイス層を形成するのに望ましい前記第1
基板と、例えば前記素子が実装される製品や用途などか
ら望ましい第3基板とを独立に選択することができる。
その結果、前記素子と、該素子が実装される前記第3基
板との最適化が図れる。
【0006】そして、本発明の実装方法によれば、前記
第2基板をハンドリングすることにより、該第2基板上
に形成された前記チップを前記第3基板に精度良く実装
できる。したがって、従来の吸盤を用いた実装方法では
実装が困難な小さいチップ、例えばサイズが数μm〜数
十μm程度のチップであっても、第3基板に確実に実装
することができる。
【0007】前記第1基板は、特に限定されないが、例
えば、前記素子を含む前記デバイス層を形成するのに適
した基板を選択できる。前記第1基板としては、例え
ば、前記素子がMOSトランジスタなどのシリコン半導
体素子である場合には、シリコン基板を用いることがで
きる。また、前記第1基板としては、前記素子が半導体
レーザなどの化合物半導体素子の場合には、化合物半導
体基板を用いることができる。
【0008】前記素子としては、特に限定されず、上述
したMOSトランジスタや半導体レーザなどの他に、以
下のものを例示できる。すなわち、前記素子としては、
例えば、化合物半導体の電界効果型トランジスタ、ヘテ
ロ電界効果型トランジスタ、各種材料のヘテロバイポー
ラトタンジスタ、薄膜ダイオード、シリコンのPIN接
合からなる光電変換素子(光センサ、太陽電池)、シリ
コン抵抗素子、薄膜トランジスタ(TFT)、その他の
薄膜半導体デバイス、電極(例:ITO、メサ膜のよう
な透明電極)、メモリ、圧電素子等のアクチュエータ、
マイクロミラー(ピエゾ薄膜セラミックス)、磁気記録
薄膜ヘッド、コイル、インダクター、薄膜高透磁材料お
よびそれらを組み合わせたマイクロ磁気デバイス、フィ
ルター、反射膜、ダイクロイックミラー等がある。
【0009】前記第2基板は、特に限定されず、ハンド
リングのし易さ、前記分離層の変性方法、コストなどを
考慮して選択される。第2基板としては、例えば前記分
離層を光によって変性する場合には、該光を透過する材
質のものを用いることができ、例えば合成樹脂やガラス
を用いることができる。
【0010】前記第3基板は、最終的に得られる製品や
用途などによって選択される。例えば、本発明の実装方
法がフラットパネルディスプレイに応用された場合に
は、フラットパネルディスプレイの基板(具体的には、
合成樹脂,ガラス,金属などからなる基板)を用いるこ
とができる。本発明の実装方法がシステムインパッケー
ジ型ICやオプティカルエレクトリカルICに応用され
た場合には、これらの基板(具体的には、シリコン基
板)を用いることができる。
【0011】本発明の実装方法は、さらに以下の態様を
取ることができる。
【0012】(A) 前記第2工程の後に、前記第1基
板の少なくとも一部を該第1基板の膜厚方向に除去する
工程を含むことができる。この工程では、前記第1基板
の全体あるいは表面側から所定の厚さを除去することが
できる。前記第1基板を除去する方法としては、化学機
械的研磨(CMP)やエッチングなどを用いることがで
きる。
【0013】この工程を含むことにより、前記第3工程
において、前記デバイス層および前記分離層を含む積層
体を分離することによる前記チップの形成を容易にし、
かつ前記チップの厚さを小さくできる。
【0014】(B) 前記第4工程において、前記第2
基板と前記所定のチップとを分離する工程は、該所定の
チップにおける前記分離層を変性させ、該分離層の機械
的強度を小さくすることで行うことができる。
【0015】前記分離層を変性させる工程は、例えば前
記分離層に光を照射して行うことができる。この場合、
分離層は、照射される光を吸収し、アブレーションによ
ってその層内や界面において剥離を生じるような性質を
有するものを用いることができる。さらに、光の照射に
より、分離層から気体が放出され、分離効果が発現され
る場合もある。すなわち、分離層に含有されていた成分
が気体となって放出される場合と、分離層が光を吸収し
て気体が放出され、分離に寄与する場合がある。例え
ば、分離層の物質に、光(例えばレーザ光)を吸収しや
すい物質(例えば顔料)を混合したり、あるいは光や熱
によってガスを発生するもの(例えば光や熱によってガ
ス化する物質を含むマイクロカプセルなど)を混合して
おくことにより、分離層の剥離をより容易にすることが
できる。
【0016】このような分離層としては、特に限定され
ず、例えば、アモルファスシリコンを用いることができ
る。分離層としては、アモルファスシリコンの他に各種
の物質、例えば酸化シリコンなどの各種酸化物、セラミ
ックス、有機高分子化合物、金属などを用いることがで
きる。このような物質としては、例えば特開平11−7
4533号公報に例示された分離層の物質を用いること
ができる。
【0017】また、前記分離層は、前記第1積層体と前
記第2積層体とを接合する結合層としての機能をも有す
ることができる。
【0018】(C) 前記第4工程の後に、さらに、前
記第2基板を前記第3基板に対して相対的に移動させ、
前記第2基板上の所定のチップと第3基板とを該第3基
板の所定位置で接合し、その後、該分離層において前記
第2基板と該所定のチップとを分離し、該所定のチップ
を前記第3基板の所定位置に実装する第5工程を含み、
該第5工程を所定回数にわたって繰り返すことができ
る。
【0019】この第5工程を含むことにより、前記第2
基板上の前記チップを無駄なく前記第3基板の所定位置
に実装することができる。例えば、第2基板より第3基
板が大きく、1回の一連の工程(前記第1工程ないし第
4工程)で第3基板の全ての所定位置にチップに実装が
できない場合に、第5工程を加えることで、第3基板の
異なる領域で第2基板上のチップを順次実装することが
できる。
【0020】本発明にかかる電子機器は、本発明にかか
る素子の実装方法によって形成される。このような電子
機器としては、フラットパネルディスプレイ(FP
D)、システムインパッケージ型IC、オプティカルエ
レクトリカルICなどを例示できる。ここで、「フラッ
トパネルディスプレイ」とは、基板上にマトリクス状に
配列された画素電極をスイッチング素子で駆動して画像
表示を行う各種の表示装置、例えば液晶表示装置、エレ
クトロルミネッセンス(EL)表示装置をいう。「シス
テムインパッケージ型IC」とは、異なる機能のICを
1パッケージあるいは1チップにハイブリット実装した
LSIをいう。また、「オプティカルエレクトリカルI
C」とは、光によるI/Oを備えたICで、微少な発光
受光素子をシリコンLSIにハイブリット実装したIC
をいう。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。 1.第1の実施の形態 図1ないし図9は、第1の実施の形態にかかる素子の実
装方法を示す断面図である。
【0022】(a)図1に示すように、第1積層体10
0と第2積層体200とを準備する。
【0023】第1積層体100は、第1基板10上に形
成された、素子(図示せず)を含むデバイス層12と、
デバイス層12上に形成された第1結合層14とを含
む。
【0024】第1基板10としては、特に限定されず、
例えばデバイス層12に含まれる素子の種類などによっ
て選択される。例えば、デバイス層12に含まれる素子
がMOSトランジスタなどのシリコン半導体素子の場合
には、第1基板10としてシリコン基板を用いることが
できる。この場合、LSIプロセス技術によって、シリ
コン基板上にMOSトランジスタ、ダイオードなどの各
種半導体素子を含むデバイス層12を形成できる。
【0025】第1結合層14は、第1積層体100と第
2積層体200とを接合するための層であり、この例の
場合、酸化シリコン層を用いている。
【0026】第2積層体200は、第2基板20上に形
成された分離層22と、分離層22上に形成された第2
結合層24とを含む。
【0027】分離層22は、分離方法に応じて前述した
各種の材質を有することができる。分離層22は、例え
ばレーザ光の照射によって溶断することができる材質、
例えばアモルファスシリコンを用いることができる。
【0028】第2基板20は、例えば、分離層22に照
射する光を透過する透明材料から構成される。このよう
な第2基板20としては、ガラス、プラスチックなどの
基板を用いることができる。
【0029】第2結合層24は、第1積層体100と第
2積層体200とを接合するための層であり、この場
合、酸化シリコン層を用いている。
【0030】第1積層体100と第2積層体200との
接合は、第1結合層14と第2結合層24とを接合する
ことで行われる。この例の場合、希フッ酸によって酸化
シリコン層からなる第1結合層14と第2結合層24と
を接合することができる。具体的には、例えば、一方の
結合層(図1では、第2積層体200の第2結合層2
4)の表面に低濃度(例えば約1%)のフッ酸26を塗
布する。その後、図2に示すように、第1積層体100
と第2積層体200とを、室温〜400℃で圧着するこ
とで、両者を接合し、第3積層体300を形成する。
【0031】(b)図3に示すように、第3積層体30
0(図2参照)の第1基板10を除去して第4積層体4
00を形成する。第1基板10の除去方法は、第1基板
10の材質などによって選択される。例えば、第1基板
10がシリコン基板の場合には、化学機械的研磨(CM
P)やエッチバック、あるいは両者の組合せによって除
去できる。また、第1基板10は所定の厚さで除去でき
ればよく、デバイス層12上に第1基板10の一部が残
っていてもよい。
【0032】(c)図4に示すように、第4積層体40
0における、デバイス層12および分離層22を有する
積層体を所定のパターンで分離して、素子を含むチップ
30を形成する。すなわち、この例では、デバイス層1
2、第1,第2結合層14,24および分離層22から
なる積層体を貫通するように分離溝13が形成される。
分離溝13を形成する方法としては、ハーフダイシング
やエッチングなどを用いることができる。
【0033】図示の例では、第4積層体400を形成し
た後に分離溝13を形成したが、分離13は、図1に示
す第1積層体100の状態で形成されていてもよい。
【0034】(d)図5に示すように、複数のチップ3
0のうち、実装される所定のチップ30aに接着剤32
を塗布する。接着剤32を塗布する方法としては、ディ
スペンサあるいはインクジェットなどを用いることがで
きる。
【0035】ついで、図6に示すように、最終的にチッ
プ30aが実装される第3基板40と、第4積層体40
0とを位置合わせして、接着層34を介して所定のチッ
プ30aと第3基板40とを接合し、第5積層体500
を形成する。第5積層体500では、所定のチップ30
aのみが第3基板40に接合され、それ以外のチップ3
0は第3基板40に接合されない。
【0036】この工程では、第4積層体400をハンド
リングすることで、チップ30aと第3基板40との位
置合わせおよび接合を行うことができるので、例えば吸
盤によるチップ毎のハンドリングに比べて、サイズの小
さな素子を含むチップの実装をより容易かつ確実に行う
ことができる。
【0037】第3基板40は、特に限定されず、チップ
30aが実装されて最終的に得られるデバイスによって
選択される。第3基板40としては、例えば、デバイス
がフラットパネルディスプレイの場合にはガラスやプラ
スチックなどの各種基板、デバイスがシステムインパッ
ケージ型ICの場合にはシリコン基板、セラミックス、
ガラス、樹脂、金属などの各種基板、デバイスがオプテ
ィカルエレクトリカルIC(OEIC)の場合にはシリ
コン基板、ガラス、樹脂、セラミックス、金属などの各
種基板を用いることができる。
【0038】(e)図7に示すように、第5積層体50
0の第2基板20側からレーザ光(例えばエキシマレー
ザ)を所定のチップ30a(接着層34を介して第3基
板40に接合されたチップ)に照射する。レーザ光が照
射されたチップ30aの分離層22は、レーザ光のエネ
ルギーにより瞬時に溶け再び固化するが、このとき、チ
ップ30aとの結合力を失う。その結果、第2基板20
からチップ30aの分離が可能となる。レーザ光の照射
はきわめて狭い領域であっても高精度で行うことができ
る。そのため、サイズの大きいチップはもちろんのこ
と、サイズの小さなチップであっても、その分離層22
に選択的にレーザ光を照射でき、所定のチップ30aの
みを確実に第2基板20から分離することができる。
【0039】図8に示すように、所定のチップ30aを
分離層22で第2基板20から剥離することで、第2基
板20と第3基板40とが分離され、第6積層体600
と第7積層体700とが形成される。第6積層体600
では、第3基板40上の所定位置に、チップ30aが実
装される。第7積層体700では、第2基板20上に、
実装されたチップ30a以外のチップ30が残される。
【0040】(f)図9に示すように、第3基板40上
のチップ30aの第1、第2結合層14,24を除去し
たのち、所定の配線層50を形成する。チップ30aの
第1、第2結合層14,24は、必ずしも除去しなくと
もよい。この場合には、例えば、コンタクトホールを介
して配線層を形成することができる。
【0041】以上の工程によって、第3基板40上の所
定位置にMOSトランジスタなどの半導体素子を含むチ
ップ30aが実装されたデバイス800を形成できる。
【0042】以上述べた工程において、さらに以下の態
様を取りうる。
【0043】(1) 前記工程(a)において、第1積
層体100と第2積層体200とは、酸化シリコン層か
らなる第1結合層14と第2結合層24とをフッ酸で接
合したが、他の接合方法を用いてもよい。
【0044】例えば、図20および図21に示す例で
は、けい酸ナトリウム溶液を用いて第1積層体120と
第2積層体220とを接合している。第1積層体120
は、第1基板10上にデバイス層12を有する。第2積
層体220は、第2基板20上に、アモルファスシリコ
ンからなる分離層22と、酸化シリコン層からなる第1
結合層24とを有する。そして、第1結合層24上にけ
い酸ナトリウム溶液28をスピンコートなどで塗布した
後、第1積層体120と第2積層体220とを密着さ
せ、80〜400℃で加熱することにより、けい酸ナト
リウム溶液28をガラス化して第2結合層29を形成す
る。
【0045】また、第1積層体と第2積層体との接合に
は、上述した無機系接着剤だけでなく、有機系接着剤を
用いることができる。
【0046】(2) 前記工程(d)では、チップ30
aに接着剤32を塗布したが、もちろん、第3基板40
側のチップが実装される所定位置に接着剤を塗布しても
よい。また、接着剤に熱伝導性に優れた粒子、例えばダ
イヤモンドフィラーなどを混ぜることができる。このよ
うな粒子が接着層34に含まれると、チップ30aの熱
が第3基板40に効果的に伝導され、チップ30aの放
熱性が向上する。
【0047】本実施の形態の実装方法によれば、以下の
作用効果を有する。
【0048】すなわち、本実施の形態の実装方法によれ
ば、デバイス層12が形成される第1基板10と、デバ
イス層12を含むチップ30aが実装される第3基板4
0とを異なる材質とすることができる。そのため、例え
ばシリコン半導体素子を含む前記デバイス層12を形成
するのに望ましいシリコン基板からなる第1基板10
と、例えばシリコン半導体素子が実装される製品や用途
などから望ましい第3基板40とを独立に選択すること
ができる。その結果、シリコン半導体素子と、該素子を
含むチップ30aが実装される第3基板40との最適化
が図れる。
【0049】さらに、本実施の形態の実装方法によれ
ば、第2基板20をハンドリングすることによりチップ
30と第3基板40との位置合わせおよび接合ができる
ので、第2基板20上に形成されたチップ30を第3基
板40に精度良く実装できる。したがって、従来の吸盤
を用いた実装方法では実装が困難な小さいチップ、例え
ばサイズが数μm〜数十μm程度のチップ30aであっ
ても、第3基板40に確実に実装することができる。
【0050】例えば、本実施の形態の実装方法をフラッ
トパネルディスプレイに適用した例について述べる。
【0051】フラットパネルディスプレイでは、通常、
画素スイッチング素子としてTFTが用いられている。
TFTは基板上にマトリクス状に直接形成される。そし
て、TFTの形成は半導体プロセスであるため、フラッ
トパネルディスプレイが大画面になる程、製造が困難に
なる。また、スイッチング素子は、1画素に1つあれば
よく、その大きさは画素面積によらず一定である。その
ため、ディスプレイが大画面になる程、素子密度が小さ
くなり、製造中に発生する素子材料の無駄も増加するこ
とになる。
【0052】このようなフラットパネルディスプレイに
本実施の形態の実装方法を適用すると、半導体プロセス
によって製造されたMOSトランジスタを基板上の所定
位置に実装できるので、上述したような基板上に直接T
FTを形成する場合の難点を克服できる。そして、MO
SトランジスタはTFTに比べて優れた特性を有するの
で、ディスプレイの性能を高めることができる。2.第
2の実施の形態図10ないし図19は、第2の実施の形
態にかかる素子の実装方法を示す断面図である。
【0053】(a)図10に示すように、第1積層体1
10と第2積層体210とを準備する。
【0054】第1積層体110は、第1基板10上に形
成された、エッチングストップ層16と、このエッチン
グストップ層16上に形成された、素子を含むデバイス
層12とを含む。エッチングストップ層16は、後に第
1基板10を除去する際のストッパ層として機能する。
エッチングストップ層16は、例えば、第1基板10と
して後述するようにGaAs化合物半導体を用いる場合
には、AlGaAs(Alの組成が30%以上)から構
成できる。また、エッチングストップ層16は、第1基
板10の除去において必要ない場合は形成しなくともよ
い。
【0055】第1基板10としては、特に限定されず、
例えばデバイス層12に含まれる素子の種類などによっ
て選択される。例えば、デバイス層12に含まれる素子
が面発光型半導体レーザなどの化合物半導体素子の場合
には、第1基板10としてGaAsなどの化合物半導体
基板を用いることができる。この場合、化合物半導体プ
ロセス技術によって、化合物半導体基板上に面発光型半
導体レーザ、ダイオードなどの各種素子を含むデバイス
層12を形成できる。
【0056】第2積層体210は、第2基板20上に形
成された分離層22を含む。分離層22は、この例で
は、第1積層体110と第2積層体210とを接合する
ための結合層としても機能する。したがって、分離層2
2は、分離方法に応じて前述した各種の材質のうち接着
性を有するものから選択される。分離層22は、例えば
レーザ光の照射によって溶断することができ、かつ接着
性を有する物質からなる。このような物質としては、例
えば、反応硬化型接着剤、熱硬化型接着剤、紫外線硬化
型接着剤等の光硬化型接着剤などの各種接着剤が挙げら
れる。このような接着剤を構成する有機高分子材料の具
体例としては、ポリエチレン,ポリプロピレンのような
ポリオレフィン,ポリイミド,ポリアミド,ポリエステ
ル,ポリメチルメタクリレート(PMMA),ポリフェ
ニレンサルファイド(PPS),ポリエーテルスルホン
(PES),エポキシ樹脂等が挙げられる。分離層22
は、例えば、塗布法により形成することができる。
【0057】第2基板20は、例えば、分離層22に照
射する光を透過する透明材料から構成される。このよう
な第2基板20としては、ガラス、プラスチックなどの
基板を用いることができる。
【0058】第1積層体110と第2積層体210と
は、図11に示すように、結合層を兼ねる分離層22を
介して接合されて、第3積層体310が形成される。
【0059】(b)図12に示すように、第3積層体3
10(図11参照)の第1基板10を除去して第4積層
体410を形成する。第1基板10の除去方法は、第1
基板10の材質などによって選択される。例えば、第1
基板10がGaAs基板の場合には、アンモニア系エッ
チング液を用いたウエットエッチングによって除去でき
る。このとき、デバイス層12は、エッチングストップ
層16によって保護される。
【0060】次いで、図13に示すように、エッチング
ストップ層16(図12参照)を必要に応じてウエット
エッチングなどで除去する。エッチングストップ層16
は、デバイス層12に含まれる素子に悪影響を及ぼさな
い場合には、除去しなくともよい。
【0061】(c)図14に示すように、第4積層体4
10におけるデバイス層12を所定のパターンで分離し
て、素子を含むチップ30を形成する。すなわち、この
例では、デバイス層12および分離層22を有する積層
体を貫通するように分離溝13が形成される。分離溝1
3を形成する方法としては、ハーフダイシングやエッチ
ングなどを用いることができる。
【0062】(d)図15に示すように、複数のチップ
30のうち、実装される所定のチップ30aに接着剤3
2を塗布する。接着剤を塗布する方法としては、ディス
ペンサあるいはインクジェットなどを用いることができ
る。
【0063】ついで、図16に示すように、最終的にチ
ップ30aが実装される第3基板40と、第4積層体4
10とを位置合わせして、接着層34を介して所定のチ
ップ30aと第3基板40とを接合し、第5積層体51
0を形成する。第5積層体510では、所定のチップ3
0aのみが第3基板40に接合され、それ以外のチップ
30は第3基板40に接合されない。
【0064】この工程では、第4積層体410をハンド
リングすることで、所定のチップ30aと第3基板40
との位置合わせおよび接合を行うことができるので、例
えば吸盤によるハンドリングに比べて、サイズの小さな
素子を含むチップの実装をより容易かつ確実に行うこと
ができる。
【0065】第3基板40は、特に限定されず、チップ
30aが実装されて最終的に得られるデバイスによって
選択される。第3基板40としては、第1の実施の形態
で述べたと同様のものを用いることができる。
【0066】(e)図17に示すように、第5積層体5
10の第2基板20側からレーザ(例えばエキシマレー
ザ)60を所定のチップ30a(接着層34を介して第
3基板40に接合されたチップ)に照射する。レーザが
照射されたチップ30aの分離層22は、レーザアブレ
ーションによって分離が可能となる。
【0067】図18に示すように、所定のチップ30a
を分離層22で第2基板20から剥離することで、第2
基板20と第3基板40とが分離され、第6積層体61
0と第7積層体710とが形成される。第6積層体61
0では、第3基板40上の所定位置に、チップ30aが
実装される。第7積層体710では、第2基板20上
に、実装されたチップ30a以外のチップ30が残され
る。
【0068】(f)図19に示すように、第3基板40
およびチップ30aの上に所定の配線層50を形成す
る。
【0069】以上の工程によって、第3基板40上の所
定位置に面発光型半導体レーザなどの素子を含むチップ
30aが実装されたデバイス810を形成できる。
【0070】以上述べた工程において、さらに以下の態
様を取りうる。
【0071】(1) 前記工程(a)において、第1積
層体100と第2積層体200とは、結合層を兼ねる分
離層22で接合したが、他の接合方法を用いてもよい。
【0072】例えば、第1の実施の形態と同様に、酸化
シリコン層をフッ酸で第1積層体100と第2積層体2
00とを接合する方法、あるいは図20および図21に
示すけい酸ナトリウム溶液を用いて第1積層体120と
第2積層体220とを接合する方法などを採用できる。
このように接合機能のみを有する結合層を用いた場合、
分離層を別に設ける必要がある。
【0073】(2) 前記工程(d)では、第1の実施
の形態と同様に、チップ30aに接着剤32を塗布した
が、もちろん、第3基板40側のチップが実装される所
定位置に接着剤を塗布してもよい。また、接着剤に熱伝
導性に優れた粒子を混ぜることにより、チップ30aの
放熱性を向上させることもできる。
【0074】本実施の形態の実装方法によれば、以下の
作用効果を有する。
【0075】すなわち、本実施の形態の実装方法によれ
ば、第1の実施の形態と同様に、デバイス層12が形成
される第1基板10と、デバイス層12を含むチップ3
0aが実装される第3基板40とを異なる材質とするこ
とができる。そのため、例えば化合物半導体素子を含む
前記デバイス層12を形成するのに望ましい化合物半導
体基板からなる第1基板10と、例えば化合物半導体素
子が実装される製品や用途などから望ましい第3基板4
0とを独立に選択することができる。その結果、化合物
半導体素子と、該素子を含むチップ30aが実装される
第3基板40との最適化が図れる。
【0076】さらに、本実施の形態の実装方法によれ
ば、第1の実施の形態と同様に、第2基板20をハンド
リングすることによりチップ30aと第3基板40との
位置合わせおよび接合ができるので、第2基板20上に
形成されたチップ30を第3基板40に精度良く実装で
きる。したがって、例えばサイズが数μm〜数十μm程
度のチップ30aであっても、第3基板40に確実に実
装することができる。 3.第3の実施の形態 図22は、第3の実施の形態にかかる素子の実装方法を
示す斜視図である。この例では、第1および第2の実施
の形態で述べた一連の工程で第3基板の全ての所定位置
にチップの実装ができない場合などに適用される。
【0077】図22では、例えばフラットパネルディス
プレイの基板上にマトリクス状にスイッチング素子を実
装する例を示している。図22において、第3基板40
は、フラットパネルディスプレイの基板である。第3基
板40上の第1ライン42は第1信号電極の位置を示
し、第2ライン44は第2信号電極の位置を示す。第1
ライン42と第2ライン44とは直交し、両者の交点に
チップ30aが配置される。そして、チップ30aは、
スイッチング素子としてMOSトランジスタを含む。第
3基板40上へのチップ30aの実装は、以下のように
行われる。
【0078】まず、第1の実施の形態における工程
(a)〜(e)(図1〜図8参照)を経て、第3基板4
0の第1エリアA1の所定位置にチップ30aを実装す
る。具体的には、工程(e)(図7参照)と同様に、第
5積層体500の第2基板20側からレーザ光(例えば
エキシマレーザ)を所定のチップ30a(接着層34を
介して第3基板40に接合されたチップ)に照射する。
レーザ光が照射されたチップ30aの分離層22は、レ
ーザアブレーションによって分離が可能となる。つい
で、図8および図22に示すように、所定のチップ30
aを分離層22で第2基板20から剥離することで、第
2基板20と第3基板40とが分離され、第6積層体6
00と第7積層体700とが形成される。第6積層体6
00では、第3基板40上の第1エリアA1の所定位置
に、チップ30aが実装される。第7積層体700で
は、第2基板20上に、実装されたチップ30a以外の
チップ30が残される。
【0079】ついで、第7積層体700を第6積層体6
00に対して相対的に移動させ、第2基板20上の所定
のチップ30aと第3基板40とを第3基板40の第2
エリアA2の所定位置で接合する。この接合は、工程
(d)と同様にして行うことができる。その後、工程
(e)と同様に、分離層において第2基板20と所定の
チップ30aとを分離し、この所定のチップ30aを第
3基板40の第2エリアA2の所定位置に実装すること
ができる。以後、同様の工程を所定回数にわたって繰り
返すことにより、フラットパネルディスプレイの基板
(第3基板40)にチップ30aを順次実装できる。
【0080】ついで、第1の実施の形態における工程
(f)と同様に、第1信号電極および第2信号電極など
の配線を形成する。これらの配線は、第3基板40にチ
ップ30aを実装する前に形成されていてもよい。
【0081】本実施の形態によれば、第2基板20上の
チップ30を繰り返し第3基板40に実装することによ
り、第2基板20上のチップ30を無駄なく第3基板4
0に実装することができる。また、本実施の形態によれ
ば、例えば、第2基板20より第3基板40が大きく、
第1の実施の形態で述べた一連の工程(a)ないし
(e)で、第3基板40の全ての所定位置にチップに実
装ができない場合に適用することができる。すなわち、
第2基板20と第3基板40とを相対的に移動させなが
ら、工程(d)および(e)を所定回数繰り返すこと
で、第2基板20上のチップ30を順次第3基板40の
所定位置に実装することができる。
【0082】本実施の形態は、第1および第2の実施の
形態にかかる実装方法のみならず、本発明にかかる実装
方法を用いることができる。
【0083】以上、本発明の実施の形態について述べた
が、本発明はこれらに限定されず、本発明の要旨の範囲
内で各種の態様を取りうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態にかかる素子の実装
方法の一工程を示す断面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態にかかる素子の実装
方法の一工程を示す断面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態にかかる素子の実装
方法の一工程を示す断面図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態にかかる素子の実装
方法の一工程を示す断面図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態にかかる素子の実装
方法の一工程を示す断面図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態にかかる素子の実装
方法の一工程を示す断面図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態にかかる素子の実装
方法の一工程を示す断面図である。
【図8】本発明の第1の実施の形態にかかる素子の実装
方法の一工程を示す断面図である。
【図9】本発明の第1の実施の形態にかかる素子の実装
方法の一工程を示す断面図である。
【図10】本発明の第2の実施の形態にかかる素子の実
装方法の一工程を示す断面図である。
【図11】本発明の第2の実施の形態にかかる素子の実
装方法の一工程を示す断面図である。
【図12】本発明の第2の実施の形態にかかる素子の実
装方法の一工程を示す断面図である。
【図13】本発明の第2の実施の形態にかかる素子の実
装方法の一工程を示す断面図である。
【図14】本発明の第2の実施の形態にかかる素子の実
装方法の一工程を示す断面図である。
【図15】本発明の第2の実施の形態にかかる素子の実
装方法の一工程を示す断面図である。
【図16】本発明の第2の実施の形態にかかる素子の実
装方法の一工程を示す断面図である。
【図17】本発明の第2の実施の形態にかかる素子の実
装方法の一工程を示す断面図である。
【図18】本発明の第2の実施の形態にかかる素子の実
装方法の一工程を示す断面図である。
【図19】本発明の第2の実施の形態にかかる素子の実
装方法の一工程を示す断面図である。
【図20】本発明の実施の形態の変形例を示す断面図で
ある。
【図21】本発明の実施の形態の変形例を示す断面図で
ある。
【図22】本発明の第3の実施の形態を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
10 第1基板 12 デバイス層 13 分離溝 14 第1結合層 16 エッチングストップ層 20 第2基板 22 分離層 24 第2結合層 28 けい酸ナトリウム溶液 29 第2結合層 30,30a チップ 32 接着剤 34 接着層 40 第3基板 50 配線層 60 レーザ光 100,110,120 第1積層体 200,210,220 第2積層体 300,310,320 第3積層体 400,410 第4積層体 500,510 第5積層体 600,610 第6積層体 700,710 第7積層体 800,810 デバイス A1 第1エリア A2 第2エリア

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1基板の上に素子を含むデバイス層を
    有する第1積層体と、第2基板の上に分離層を有する第
    2積層体と、を準備する第1工程と、 前記デバイス層と前記分離層とが対向するように、前記
    第1積層体と前記第2積層体とを接合する第2工程と、 前記デバイス層および前記分離層を含む積層体を所定の
    パターンで分離して、前記第2基板の上に、前記素子を
    含む複数のチップを形成する第3工程と、 前記チップのうちの所定のチップと第3基板とを該第3
    基板の所定位置で接合し、その後、前記分離層において
    前記第2基板と該所定のチップとを分離し、該所定のチ
    ップを前記第3基板に実装する第4工程と、を含む、素
    子の実装方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記第2工程の後に、前記第1基板の少なくとも一部を
    該第1基板の膜厚方向に除去する工程を含む、素子の実
    装方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、 前記第4工程において、前記第2基板と前記所定のチッ
    プとを分離する工程は、該所定のチップにおける前記分
    離層を変性させ、該分離層の機械的強度を小さくするこ
    とで行われる、素子の実装方法。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記分離層を変性させる工程は、該分離層に光を照射し
    て行われる、素子の実装方法。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 前記分離層は、該分離層に照射された光を吸収し、アブ
    レーションによってその層内や界面に剥離を生じる材質
    からなる、素子の実装方法。
  6. 【請求項6】 請求項4または5において、 前記分離層は、光を吸収しやすい物質を含む、素子の実
    装方法。
  7. 【請求項7】 請求項4ないし6のいずれかにおいて、 前記分離層は、光や熱によってガスを発生しやすいもの
    を含む、素子の実装方法。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし7のいずれかにおいて、 前記分離層は、アモルファスシリコンからなる、素子の
    実装方法。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし7のいずれかにおいて、 前記分離層は、前記第1積層体と前記第2積層体とを接
    合する結合層としての機能をも有する、素子の実装方
    法。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし9のいずれかにおい
    て、 前記第1基板はシリコン基板であり、前記素子はシリコ
    ン半導体素子である、素子の実装方法。
  11. 【請求項11】 請求項1ないし9のいずれかにおい
    て、 前記第1基板は化合物半導体基板であり、前記素子は化
    合物半導体素子である、素子の実装方法。
  12. 【請求項12】 請求項1ないし11のいずれかにおい
    て、 前記第4工程において、前記所定のチップと前記第3基
    板とを接合する際に、熱伝導性の高い粒子を混合した接
    着剤を用いる、素子の実装方法。
  13. 【請求項13】 請求項1ないし12のいずれかにおい
    て、 前記第4工程の後に、さらに、前記第2基板を前記第3
    基板に対して相対的に移動させ、前記第2基板上の所定
    のチップと前記第3基板とを該第3基板の所定位置で接
    合し、その後、前記分離層において前記第2基板と前記
    所定のチップとを分離し、該所定のチップを前記第3基
    板の所定位置に実装する第5工程を含み、該第5工程を
    所定回数行う、素子の実装方法。
  14. 【請求項14】 請求項13において、 前記分離層を変性させる工程は、該分離層に光を照射し
    て行われる、素子の実装方法。
  15. 【請求項15】 請求項1ないし14のいずれかに記載
    の素子の実装方法によって形成された電子機器。
  16. 【請求項16】 請求項1ないし14のいずれかに記載
    の素子の実装方法によって形成されたフラットパネルデ
    ィスプレイ。
  17. 【請求項17】 請求項1ないし14のいずれかに記載
    の素子の実装方法によって形成されたシステムインパッ
    ケージ型IC。
  18. 【請求項18】 請求項1ないし14のいずれかに記載
    の素子の実装方法によって形成されたオプティカルエレ
    クトリカルIC。
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