JP2003172531A - 加湿装置 - Google Patents

加湿装置

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JP2003172531A
JP2003172531A JP2001371488A JP2001371488A JP2003172531A JP 2003172531 A JP2003172531 A JP 2003172531A JP 2001371488 A JP2001371488 A JP 2001371488A JP 2001371488 A JP2001371488 A JP 2001371488A JP 2003172531 A JP2003172531 A JP 2003172531A
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Hiroaki Kondo
浩明 近藤
一雄 ▲徳▼島
Kazuo Tokushima
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Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加湿手段に供給する水道水を改質させること
で、雑菌の繁殖と炭酸塩の析出を抑制できる加湿装置を
実現する。 【解決手段】 次亜塩素酸生成手段20は、陽イオン交
換膜23を隔てて配設される一対の電極22a、22b
と、陽イオン交換膜23および電極22a、22bが配
設されて水道水を導入する電解槽21とを有し、電極2
2a、22bに電圧を印加をして水道水を電気分解する
ことにより、陽極の極性が印加される電極22a側の水
道水に生成された次亜塩素酸を含む水道水を加湿手段1
0に供給して空気を加湿させるように構成されている。
これにより、加湿手段10に対し炭酸塩を形成させる陽
イオンを除去した形で次亜塩素酸を供給できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水道水を蒸発して
空気を加湿する加湿装置に関するものであり、水道水に
含まれる硬化成分の除去に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の加湿装置として、例えば
実公平7−52508号公報で開示されているものが知
られている。この公報では、加湿手段である加湿エレメ
ントに水道水を吸水させ、送風空気をその加湿エレメン
トに送風することにより、加湿エレメントから蒸発した
水分により空気を加湿する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、加湿エ
レメントには、湿潤、乾燥を繰り返す中で時間経過とと
もに雑菌が繁殖し易く、ここで発生した埃、菌、カビ、
臭いなどの汚れが加湿時に蒸散して使用者に不快を招く
問題がある。
【0004】また、上記汚れの中に、水道水に含まれる
硬度成分が空気中の二酸化炭素と反応してCaCO3
MgCO3などの炭酸塩が水道水と空気との界面周辺に
析出されて、概して塊状の固形物を形成しておりこの固
形物を除去するためには水洗いなどで容易に除去できる
ものではないため、清掃性が悪く使用者の不快を招いて
いる。
【0005】また、特に炭酸塩は難溶性であるため、こ
の炭酸塩が加湿エレメントに多量に形成されると、加湿
エレメントの吸水性が低下して蒸発性能、すなわち加湿
装置の加湿性能が低下してしまう。
【0006】そこで、本発明の目的は、上記点に鑑みた
ものであり、加湿手段に供給する水道水を改質させるこ
とで、雑菌の繁殖と炭酸塩の析出を抑制できる加湿装置
を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1ないし請求項3に記載の技術的手段を採用
する。すなわち、請求項1に記載の発明では、供給され
る水道水により空気を加湿する加湿手段(10)を有す
る加湿装置において、水道水を用いて次亜塩素酸を生成
する次亜塩素酸生成手段(20)が設けられ、この次亜
塩素酸生成手段(20)は、生成された次亜塩素酸を含
む水道水を加湿手段(10)に供給し空気を加湿させる
ように構成されたことを特徴としている。
【0008】請求項1に記載の発明によれば、次亜塩素
酸は抗菌作用を有しているため加湿手段(10)に発生
する菌、カビ、臭いなどを抗菌、分解、脱臭させること
で雑菌などの繁殖が抑制できる。
【0009】請求項2に記載の発明では、次亜塩素酸生
成手段(20)は、陽イオン交換膜(23)を隔てて配
設される一対の電極(22a、22b)と、陽イオン交
換膜(23)および電極(22a、22b)がそれぞれ
配設されて水道水を導入する電解槽(21)とを有し、
電極(22a、22b)に電圧を印加をして水道水を電
気分解することにより、陽極の極性が印加される電極
(22a)側の水道水に生成された次亜塩素酸を含む水
道水を加湿手段(10)に供給するように構成されたこ
とを特徴としている。
【0010】請求項2に記載の発明によれば、電気分解
によって水道水に含まれる塩素イオンが陽極側で塩素ガ
スが生成され、その塩素ガスが水と反応することで次亜
塩素酸が生成されることは周知である。
【0011】そこで、本発明では次亜塩素酸が生成され
た陽極側の水道水を、加湿手段(10)に供給すること
により、加湿手段(10)に発生する菌、カビ、臭いな
どを抗菌、分解、脱臭させるとともに室内空気を抗菌お
よび脱臭ができる。
【0012】請求項3に記載の発明では、次亜塩素酸生
成手段(20)は、電極(22a、22b)に電圧を印
加をして水道水を電気分解することにより、陰極の極性
が印加される電極(22a)側に生成された陽イオンを
含む水道水を外部に廃棄するように構成されたことを特
徴としている。
【0013】請求項3に記載の発明によれば、電気分解
によって陽極の極性が印加される電極(22a)側の水
道水の陽イオンが陽イオン交換膜(23)を介して陰極
側に移動することは周知である。しかもこの陽イオンに
硬度成分が含まれているため、陽極側には炭酸塩を析出
する硬度成分が除去されることになる。
【0014】そこで、本発明では陰極側に移動した陽イ
オンを含む水道水を外部に廃棄するように構成されたこ
とにより、加湿手段(10)に供給される次亜塩素酸を
含む水道水中に硬度成分が除去されるため加湿手段(1
0)には、炭酸塩の析出が防止される。従って、汚れの
除去が容易であるとともに蒸発性能の低下を防止でき
る。
【0015】なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述
する実施形態の具体的手段との対応関係を示すものであ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を水道水を供給し、
その水道水を蒸発させて空気を加湿する加湿手段に適用
した一実施形態を図1および図2に基づいて説明する。
まず、図1に示すように、本実施形態の加湿装置は、空
気を加湿する加湿手段10と、その加湿手段10に供給
される水道水に、水道水を電解槽21内に導いて、その
水道水を電気分解により抗菌作用を有する次亜塩素酸を
生成する次亜塩素酸生成手段20とから構成されてい
る。
【0017】まず、加湿手段10は、次亜塩素酸生成手
段20から供給される水道水を貯える加湿タンク11、
加湿タンク11内の水道水を吸い上げる加湿エレメント
12、空気通路13を形成する加湿ケース14および空
気通路13に室内空気を送風する送風機15などで構成
されている。
【0018】加湿タンク11は、後述する電解槽21の
陽極側電解室24aに連通する接続管18に接続され、
電解槽21から水道水が供給されるように構成されてい
る。また、接続管18には、加湿タンク11に供給する
水道水を開閉する電磁弁17が設けられている。
【0019】また、加湿タンク11の外側には、水道水
を蒸発させ易いように、加湿タンク11の外壁を加温す
るヒータ手段16が設けられている。なお、送風機1
5、ヒータ手段16および電磁弁17は、後述する制御
装置30により制御される。
【0020】加湿エレメント12は、耐水性に優れた不
織布などの濾材で布状に形成され、下方が加湿タンク1
1内に浸るように配置されている。
【0021】加湿ケース14は、上方に吹出口14aが
形成され、図示しない吸込口を有して、加湿タンク11
および加湿エレメント12を覆うように配設され、室内
空気を吸込口(図示せず)から吸込んで、加湿エレメン
ト12に送風空気を流通させて吹出口14aから室内に
吹き出されることで、加湿エレメント12に吸水された
水分を吸い込み空気に蒸散されるように空気通路13が
形成されている。
【0022】次に、次亜塩素酸生成手段20は、一対の
電極22a、22bが配設され、水道水を導入して電気
分解を行なうための電解槽21、電解槽21内に水道水
を供給する水タンク26、電気分解後に陰極側電解室2
4b内の水道水を回収する回収タンク27、電極22
a、22bに電圧を印加する電圧印加手段25および電
圧印加手段25などの機能部品を制御する制御装置30
などから構成されている。
【0023】電解槽21内には、チタン白金(Ti−P
t)からなる電極22aと、チタン白金(Ti−Pt)
またはそれよりも安価なステンレス材(SUS)のいず
れかからなる電極22bとが陽イオン交換膜23によっ
て隔てて配設されている。そして、電極22aには陽極
の極性を印加させ、電極22bには陰極の極性を印加さ
せるように電源となる電圧印加手段25が接続されてい
る。
【0024】また、陽イオン交換膜23により電解槽2
1の内部は陽極側の電極22aが配設される陽極側電解
室24aと、陰極側の電極22bが配設される陰極側電
解室24bとに区画されている。
【0025】また、電解槽21には水タンク26に連通
して水道水を導入する流入口21a、加湿タンク11に
連通する陽極側流出口21bおよび回収タンク27に連
通する陰極側流出口21cが形成されている。
【0026】なお、陽極側電解室24aと陰極側電解室
24bとは陽イオン交換膜隔膜23によって完全に区画
されておらず、流入口21a側、つまり上流側において
陽極側電解室24aと陰極側電解室24bとは連通させ
ている。これにより、水タンク26内の水道水が両電解
室24a、24bに供給されるように陽イオン交換膜隔
膜23が配設されている。
【0027】また、図示していないが、電解槽21内に
供給される水道水の水面高さを検知するフロートセンサ
が設けられていて制御装置30に水道水が所定高さ以上
か否かを入力するように構成されている。これにより、
電解槽21内の水面高さが所定高さを下回ったときは、
使用者に水タンク26に給水するように報知できるよう
にしてある。
【0028】電圧印加手段25は、電極22aに陽極の
極性を、電極22bに陰極の極性を印加させるように配
設された電源(例えば、DC12〜18V程度)であっ
て、制御装置30により制御される。
【0029】水タンク26は、図示しないバルブ付きキ
ャップを有する着脱容易の持ち運び可能なタンクであっ
て、図示しないバルブ付きキャップ側が電解槽21の流
入口に21aに差し込むように取り付けることで、電解
槽21内の水道水が減った分だけ補給される機能を有し
ている。
【0030】これにより、電磁弁17が開弁されている
ときには、電解槽21内および加湿タンク11内の水道
水の水面高さが所定の高さに維持されるようになってい
る。
【0031】次に、回収タンク27は、陰極側電解室2
4bと接続管29を介して連通され、例えば上述した水
タンク26が空になったときに、回収タンク27内に収
容された陰極側電解室24b内の水道水を回収して廃棄
するためのタンクであって、接続管29には電磁弁28
が設けられ、その電磁弁28が閉弁のときに、図示しな
い接続金具を取り外すことで、回収タンク27の脱着が
できて外部に廃棄できるように構成されている。
【0032】なお、本実施形態では、電磁弁28の作動
は制御装置30により制御されるように構成されている
が、回収タンク27を取り外すときに手動で閉弁させる
仕切弁やコックなどの開閉弁でも良い。
【0033】また、図示しないが加湿運転を行なうため
の運転スイッチが操作盤に設けられて制御装置30に運
転信号が入力されるようになっている。そして、制御装
置30は、運転信号の入力に基づいて、送風機15、ヒ
ータ16、電磁弁17、28および電圧印加手段25が
制御される。
【0034】次に、以上の構成による加湿装置の作動に
ついて説明する。まず、加湿運転の前に水タンク26に
水道水を給水して、電解槽21内に水道水を満水になる
まで供給する。なお、このときは、両電磁弁17、28
ともに閉弁となっている。
【0035】次に、使用者が運転スイッチをオンとする
ことで、電圧印加手段25が作動されて、電極22aに
陽極、および電極22bに陰極の極性が印加される。
【0036】これにより、電解槽21内の水道水が電気
分解が行われる。そして、陽極側電解室24a内では、
電気分解によって抗菌作用を有する次亜塩素酸(後で詳
述する)が生成される。
【0037】次亜塩素酸が充分に生成されるまでの所定
時間をおいた後に電磁弁17が開弁されて、加湿タンク
11に次亜塩素酸を含む水道水が供給されるとともに、
加湿エレメント12にも供給される。そして、加湿エレ
メント12は、空気通路13に露出している面にも毛細
管現象により水道水を吸い上げる。
【0038】そして、加湿エレメント12に充分な水分
が吸水されるまでの所定時間をおいた後、送風機15を
作動させることで、吸込空気に加湿エレメント12から
水分が蒸散されて空気を加湿する。
【0039】なお、図示していないが加湿タンク11内
に設けられた水温センサにより、所定の水温まで水道水
を加温させることで加湿エレメント12面から水分の蒸
散が促進される。
【0040】また、一方の陰極側電解槽24b内では、
陽イオン交換膜23により陽極側電解槽24a内の陽イ
オン(後で詳述する)が陽イオン交換膜23を通して移
動される。ここでは、電磁弁29が制御装置30により
所定時間毎に数秒間、開弁させることを繰り返す制御を
することで、徐々に回収タンク27内に陽極側電解槽2
4a内の陽イオンが回収される。なお、電磁弁29の作
動を上記電磁弁17と同じように、所定時間おいた後、
開弁させるように制御させても良い。
【0041】ところで、電磁弁17が開弁して送風機1
5が作動されることと、電磁弁29が開弁されることで
電解槽21内の水道水が減少するが、水タンク26に設
けられたバルブ付きキャップ(図示せず)によって、適
宜減少した分を水タンク26から補給するようになって
いる。従って、電解槽21内は所定の水面高さを維持し
ている。
【0042】また、回収タンク27に回収された陰極側
の水道水は、水タンク26が空となって電解槽21内の
所定水面高さが下回ったときに水道水の補給の報知があ
ったときとか、その報知がなくても水タンク26に給水
するときに回収タンクを取り外して回収タンク27内の
水道水を廃棄する。
【0043】以上の作動により、加湿タンク11に供給
される水道水は、陽イオンが分離された次亜塩素酸を含
む水道水が供給される。
【0044】なお、因みに、水タンク26から電解槽2
1内に供給される塩素イオンや硬度成分(Ca、Mgイ
オン)を含む水道水による電気分解による次亜塩素酸
(HOCl)が生成される化学式について図2に基づい
て説明する。
【0045】まず、陽極側の電極22aでは、下記化学
式(1)によって示されるように水酸化物イオン(OH
-)が分解され、相対的に水素イオン(H+)濃度が高ま
ることによって強酸性水が生成されるとともに、化学式
(2)、(3)によって示すように、塩素イオン(Cl
-)がいったん塩素ガス(Cl2↑)となった後、水と反
応し抗菌成分である次亜塩素酸(HOCl)が生成され
る。このように生成された強酸性水および次亜塩素酸に
よって抗菌作用を有する。
【0046】4OH-+4e+→O2↑+H2O(1) 2Cl-+2e+→Cl2↑(2) H2O+Cl2→HOCl+H++Cl-(3) ここで、陽イオン交換膜23を設けたことにより、陽極
側の陰イオンである上記水酸化物イオン(OH-)およ
び塩素イオン(Cl-)が上述したように次亜塩素酸
(HOCl)が生成されるが、陽極側電解室24a内の
陽イオンが陽イオン交換膜23を介して陰極側電解室2
4b側に移動する。
【0047】この陽イオンは水道水に含まれる硬度成分
であって、カルシウムイオン(Ca 2+)マグネシウムイ
オン(Mg2+)が陰極側電解室24b側に移動するもの
である。従って、加湿タンク11に供給される水道水
は、陽イオンが分離された次亜塩素酸を含む水道水が供
給される。
【0048】なお、一方の陰極側の電極22bでは、下
記化学式(4)に示すように、水素イオン(H+)が水
素ガス(H2↑)に分解され、相対的に水酸化イオン
(OH-)の濃度が高められアルカリイオン水が生成さ
れる。
【0049】2H++2e-→H2↑(4) ところで、水道水を電気分解させずに加湿エレメント1
2から蒸発させると、時間的経過にともない、水道水に
含まれる硬度成分であるカルシウムイオン(Ca2+)や
マグネシウムイオン(Mg2+)が空気中の二酸化炭素と
反応してCaCO3やMgCO3などの炭酸塩が加湿エレ
メント12の蒸発面に塊状の固形物となって析出され
る。
【0050】この炭酸塩は難溶性であるため水分に溶け
難いことにより清掃性が悪く除去し難い。しかも、この
炭酸塩が加湿エレメント12に多量に形成されると加湿
エレメント12の吸水性が低下するものである。本実施
形態では、炭酸塩を形成する陽イオンを電気分解によっ
て陰極側電解室24bへ移動させるため加湿タンク11
への供給が抑制される。
【0051】以上の一実施形態の加湿装置によれば、加
湿タンク11に供給する水道水を次亜塩素酸を生成する
次亜塩素酸生成手段20を設けて、加湿タンク11およ
び加湿エレメント12に次亜塩素酸を含む水道水を供給
することにより、次亜塩素酸は抗菌作用を有しているた
め、おもに加湿エレメント12に発生する菌、カビ、臭
いなどを抗菌、分解、脱臭させることで雑菌などの繁殖
が抑制できる。
【0052】また、次亜塩素酸生成手段20が陽イオン
交換膜23によって区画された電解槽21内で水道水を
電気分解することによって水道水を改質させ、陽極の極
性が印加される電極22a側の水道水に生成された次亜
塩素酸を含む水道水が加湿タンク11および加湿エレメ
ント12に供給されて吸入空気を加湿するように構成さ
せたことにより、加湿タンク11および加湿エレメント
12へ供給される水道水には、炭酸塩を形成する陽イオ
ンを除去させた次亜塩素酸のみを供給させることができ
る。
【0053】従って、加湿エレメント12に発生する
菌、カビ、臭いなどを抗菌、分解、脱臭させるとともに
室内空気を抗菌および脱臭ができる。
【0054】さらに、炭酸塩を形成する硬度成分である
陽イオンを陰極側電解室24bへ移動させることによ
り、加湿エレメント12に供給される水道水中に硬度成
分が除去されるため、加湿エレメント12には、炭酸塩
の析出が防止される。従って、汚れの除去が容易である
とともに蒸発性能の低下を防止できる。
【0055】(他の実施形態)以上の一実施形態では、
加湿手段10を加湿タンク11にヒータ16設けて水道
水を加温させて蒸散させたが、これに限らず、本発明
は、超音波による霧化式、ノズルから水道水を噴き出す
噴霧式、水道水を気化させる気化式、ヒータなどで水道
水を沸かす蒸気式などいずれの加湿手段にも適用され
る。
【0056】また、以上の実施形態では、陰極側電解室
24b内の陽イオンを含む水道水を回収タンク27に回
収させて、水タンク26の給水のときに、回収タンク2
7を取り外して外部に廃棄するように構成させたが、こ
れに限らず、回収タンク27に外部に排水する排水管と
その排水管を開閉する開閉弁とを設けて、水タンク26
の給水のときに、開閉弁を開弁させて回収タンク27内
の水道水を外部に廃棄するように構成させても良い。
【0057】また、以上の実施形態では、電気エネルギ
ーを用いる電気分解によって次亜塩素酸を生成させた
が、これに限らず、化学的に次亜塩素酸を生成させても
良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における加湿装置の全体構
成を示す模式図である。
【図2】本発明の一実施形態における電解槽21内のイ
オンの動きを示す説明図である。
【符号の説明】
10…加湿手段 20…次亜塩素酸生成手段 21…電解槽 22a、22b…電極 23…陽イオン交換膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C02F 1/50 540 C02F 1/50 540B 550 550C 550D 550H 550L 560 560A 560F 5/00 610 5/00 610B 620 620B Fターム(参考) 3L055 DA11 4D061 DA03 DB01 DB05 DB09 DC19 EA03 EB04 EB13 EB18 EB19 EB30 EB38 EB39 FA01 FA02 GB04 GC04 GC14 GC18

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 供給される水道水により空気を加湿する
    加湿手段(10)を有する加湿装置において、 前記水道水を用いて次亜塩素酸を生成する次亜塩素酸生
    成手段(20)が設けられ、前記次亜塩素酸生成手段
    (20)は、生成された次亜塩素酸を含む水道水を前記
    加湿手段(10)に供給し空気を加湿させるように構成
    されたことを特徴とする加湿装置。
  2. 【請求項2】 前記次亜塩素酸生成手段(20)は、陽
    イオン交換膜(23)を隔てて配設される一対の電極
    (22a、22b)と、前記陽イオン交換膜(23)お
    よび前記電極(22a、22b)がそれぞれ配設されて
    前記水道水を導入する電解槽(21)とを有し、前記電
    極(22a、22b)に電圧を印加をして前記水道水を
    電気分解することにより、陽極の極性が印加される前記
    電極(22a)側の水道水に生成された次亜塩素酸を含
    む水道水を前記加湿手段(10)に供給するように構成
    されたことを特徴とする請求項1に記載の加湿装置。
  3. 【請求項3】 前記次亜塩素酸生成手段(20)は、前
    記電極(22a、22b)に電圧を印加をして前記水道
    水を電気分解することにより、陰極の極性が印加される
    前記電極(22a)側に生成された陽イオンを含む水道
    水を外部に廃棄するように構成されたことを特徴とする
    請求項2に記載の加湿装置。
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