JP2003172070A - 側窓ダンパーと回転窓装置 - Google Patents

側窓ダンパーと回転窓装置

Info

Publication number
JP2003172070A
JP2003172070A JP2001373659A JP2001373659A JP2003172070A JP 2003172070 A JP2003172070 A JP 2003172070A JP 2001373659 A JP2001373659 A JP 2001373659A JP 2001373659 A JP2001373659 A JP 2001373659A JP 2003172070 A JP2003172070 A JP 2003172070A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
window
shaft
damper
spring
lever
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001373659A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3705767B2 (ja
Inventor
Isamu Sera
勇 世良
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KAWAMURA TEKKOSHO KK
Original Assignee
KAWAMURA TEKKOSHO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KAWAMURA TEKKOSHO KK filed Critical KAWAMURA TEKKOSHO KK
Priority to JP2001373659A priority Critical patent/JP3705767B2/ja
Publication of JP2003172070A publication Critical patent/JP2003172070A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3705767B2 publication Critical patent/JP3705767B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 窓の開閉運動時に少ない摩擦力で機能劣化を
防止すると共に、すべての機構を内部に格納して利用者
の安全性と機構の健全性を最大限に確保してしかも美観
にも優れる側窓ダンパーと回転窓装置を提供することで
ある。 【解決手段】 バネチューブ9に挿設されたバネ10
と、このバネ10を支持する下部ガイド31と、下部ガ
イド31の下方に延設されるリンク13と、このリンク
13に軸止される第一の軸16と、この第一の軸16を
軸止するレバー14と、このレバー14に第一の軸16
と所定の距離を隔てて軸止される第二の軸15と、この
第二の軸15を軸止するヒンジ11とを有しており、こ
のヒンジはレバーと所定の角度を有して窓枠3に固設さ
れるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定の角度に傾斜
させて開放可能な回転窓に設けて、開閉動作の衝撃を和
らげる側窓ダンパーと、この側窓ダンパーを備えて建造
物や車輌に設けられる回転窓装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、住宅などの建造物や電車など
の車輌には、上下や左右に開閉される窓の他に、窓枠を
開閉可能に軸支する回転軸を備えることによって、窓を
所定の角度に傾斜させて開閉するものがある。
【0003】ところが、この所定の角度に傾斜させて開
閉する場合には、開度が大きくなればなるほど障子にか
かる重力が増すことから、窓は重力による付勢を受けて
開窓可能な最大角度に至る直前で最も勢いよく開いてし
まう。従って、窓を開けている人や周囲の人の指が窓の
開度を制限するためのストッパーに挟まれたり、内側に
開く窓であれば窓の一部が顔などに当たり怪我をする危
険性があった。
【0004】そこで、従来から急激に回転することを防
止するためのダンパーが多く開示されている。例えば、
特開平8−270310号公報(以下、イ号公報とい
う。)には、「窓枠を形成する縦枠に上下方向に移動可
能に装着されたスライダーと、一端が該スライダーに回
転可能に連結されかつ他端が障子に回転可能に連結され
たアームとを含む開閉ガイド機構を設けるとともに、閉
窓状態保持機構を形成するラッチユニットを窓枠を形成
する上枠内に装着し、かつステイダンパーを縦枠内で該
スライダーの下方に装着されたバネから形成した外倒
窓」が開示されている。
【0005】以下、図7を参照しながらイ号公報に開示
された側窓ダンパーと回転窓装置についてその記載を引
用しながら説明する。
【0006】図7は側窓ダンパーと回転窓装置の従来例
を示す概念図である。図7において、符号Iは室外側を
表し、符合Jは室内側を表している。窓枠50は、上枠
51,左右縦枠53,53および下枠54からなってお
り、いずれの部材もアルミニウム材の押出成形品であ
る。左右縦枠53,53にはガイド溝52が設けられて
いる。同様なアルミニウム材の押出成形部材からなる障
子55は、窓枠50の下方のヒンジ56を中心に室外側
Iへ回動可能に装着され、かつ開閉ガイド機構57を介
して窓枠50に連結されている。この開閉ガイド機構5
7は、スライダー58と、上端が上ピン66を介してス
ライダー58に回転可能に連結されかつ下端が下ピン5
9を介して障子55に回転可能に形成されたアーム60
とから形成されている。スライダー58はガイド溝52
に、上下方向に摺動自在に装着されている。ダンパー6
1は、スライダー58とその下方に装着されたバネ62
とから形成されたバネ付勢構造である。バネ62の上端
には上駒体63が取り付けられ、この上駒体63はスラ
イダー58の下面側に当接可能である。また、バネ62
の下端には下駒体64が取り付けられ、バネ調整部材6
5によってこの下駒体64の上下方向の位置が切り替え
設定できる。また、障子55には吊ひも67が設けられ
ており、この吊ひも67は図示されない閉操作ひもに接
続されている。
【0007】このように構成されるダンパーとこのよう
なダンパーを採用する回転窓装置においては、障子55
を室外側Iへ開くと、アーム60の作用によってスライ
ダー58が下方へ引かれ上駒体63がバネ62を押し、
障子55の開窓運動中に徐々に緩衝力を高められること
になっている。また、閉窓運動時には、バネ62がその
付勢力によってスライダー58を上方へ押し上げるの
で、閉窓時における負荷を軽減できる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来のダンパーおよびそのダンパーを採用した回転窓装
置においては、スライダーは障子に設置された下ピンと
スライダーに設置された上ピンを介して設けられたアー
ムの動きによって駆動するため以下のような課題を有し
ていた。
【0009】まず、下ピンと障子間および上ピンとスラ
イダー間あるいはスライダーとガイド溝間の摩擦力など
数多くの摩擦力が働くため、障子の開閉が使用年数の経
過とともに困難になる可能性がある。
【0010】また、開閉ガイド機構がアームを備えてい
るため障子の開閉時にじゃまになったり、特にアームと
左右縦枠によって形成される隙間は閉窓運動時に鋭角と
なるため、指など体の一部が挟まれる可能性もある。し
かも利用者が機構の一部を触れることができるため、故
障の発生にもつながる。
【0011】さらに、このアームがあるため特に住宅や
美術館などの建造物あるいは特別急行などの付加価値の
高い車輌において重要視される美観を損ねることになっ
てしまう。
【0012】本発明はかかる従来の事情に対処してなさ
れたものであり、窓の開閉運動時に少ない摩擦力で機能
劣化を防止すると共に、すべての機構を内部に格納して
利用者の安全性と機構の健全性を最大限に確保してしか
も美観にも優れる側窓ダンパーと回転窓装置を提供する
ことを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明である側窓ダンパーは、バネチ
ューブに挿設されたバネと、バネチューブの下部に内挿
されバネを支持する下部ガイドと、下部ガイドの下方に
延設されるリンクと、リンクに軸止される第一の軸と、
第一の軸を軸止するレバーと、レバーに第一の軸と所定
の距離を隔てて軸止される第二の軸と、第二の軸を軸止
するヒンジとを有し、しかもヒンジはレバーと所定の角
度を有して回転窓の窓枠に固設されるものである。
【0014】上記構成の側窓ダンパーにおいては、例え
ば開窓運動時には、回転窓の窓枠に固定されたヒンジが
窓の開窓運動とともに駆動し、この動きに併せてヒンジ
に軸止された第二の軸が回転してレバーも回転する。レ
バーはヒンジと所定の角度を維持しながら回転し、この
レバーに第二の軸と所定の距離を隔てて軸止されている
第一の軸が上方へ押し上げられてリンクを持ち上げるた
め、下部ガイドとその下端を下部ガイドで支持されてい
るバネを圧縮する。バネの圧縮によって反発力が働き、
開窓運動に反する力を発生させる。
【0015】また、請求項2に記載の発明である回転窓
装置は、障子を固定する窓枠を備え所定の角度に傾斜さ
せて開放可能な回転窓と、回転窓を設置する壁面に固定
する窓側部支持枠とを有し、窓側部支持枠の内部に請求
項1に記載の側窓ダンパーを設置するものである。
【0016】上記構成の回転窓装置においては、側窓ダ
ンパーは窓側部支持枠の内部に設置され、外部には一切
の機構が表出しない。回転窓を開窓した場合には、その
回転窓の側部支持枠の内部で側窓ダンパーが働き、利用
者にはそのような側窓ダンパーが働いているという意識
さえなく利用できることになる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る側窓ダンパ
ーおよび回転窓装置の実施の形態を図1乃至図6に基づ
き説明する。(請求項1および2に対応)
【0018】図1は実施の形態に係る回転窓装置を一部
切り欠いて示す外形図である。図1において、回転窓装
置1は、電車車輌に設置される上下2つの窓を有するタ
イプのもので、上部には、ガラス板5を樹脂20で固定
して支持する窓枠3を、下部には、同様にガラス板6を
支持する上部窓枠4と下部窓枠17を有している。窓枠
3は窓上部支持枠18a、窓下部支持枠18bおよび窓
側部支持枠2を介して電車車輌に設置される。
【0019】上部の窓枠3は、回転窓であり窓錠7を開
錠して手前に引けば、所定の角度ほど傾斜させて窓を開
けることができる。窓側部支持枠2内部には、側窓ダン
パー8が設けられている。側窓ダンパー8は、取付板1
9を窓側部支持枠2にボルト21留めすることによって
固定される。側窓ダンパー8は、バネチューブ9内にバ
ネ10を備え、バネ10の下部には、下部ガイド31が
設けられてバネ10の伸縮を許しながら支持している。
また、下部ガイド31の下部にはリンク13が延設され
ており、このリンク13にはピン16が貫設され軸止さ
れている。さらに、このピン16はリンク13の両側を
挟むように構成される2つのレバー14,14に軸止さ
れており、このレバー14には軸15が貫設され軸止さ
れている。しかも、この軸15はさらにヒンジ11に軸
止されており、このヒンジ11は窓枠3の側面にボルト
12によって固定されている。なお、ヒンジ11は、レ
バー14と所定の角度を有して固定されており、窓枠3
が傾くとその所定の角度を保ちながらレバー14が駆動
する。
【0020】このように構成された側窓ダンパー8と回
転窓装置1においては、電車車輌の利用者が換気を行う
ために窓錠7を開錠して窓枠3を手前に引くと、この窓
枠3の側面に固定されたヒンジ11も同時に傾く。その
際、ヒンジ11に軸止された軸15が回転することによ
って、レバー14がヒンジ11との角度を保ちながら回
転する。このレバー14にはピン16を介してリンク1
3が連携しており、窓枠3が閉止状態にあった際には軸
15よりも下方にあったピン16は、レバー14の回転
によって上方へ押し上げられる。従って、リンク13も
押し上げられることになり、この動作によって下部ガイ
ド31が上昇し、バネチューブ9に内蔵されたバネ10
が圧縮されることになる。バネ10は圧縮されるため、
反発力を生じ、その結果窓枠3が急激に回転することを
防止する。窓枠3が回転するにつけて重力の影響を受け
やすくなり、回転動作も加速されるが、それに伴ってバ
ネ10の圧縮長さも長くなり反発力も増加するため、窓
枠3の開速度を制御することができる。
【0021】一方、閉止操作の場合においては、窓枠3
を押し上げる際に圧縮されたバネ10の反発力によって
付勢され、利用者は簡単に回転窓を閉めることができ
る。しかも、窓枠3が垂直、すなわち回転窓が閉まるに
つれてバネ10の圧縮も小さくなるため、反発力による
付勢も弱まり、急激に窓が閉まるようなこともない。な
お、この窓枠3の開度とバネ10の圧縮による反発力の
関係から、いずれの窓枠3の開度位置においても、その
開度が維持されるようなバネ10の設計を行うことも可
能である。
【0022】次に、図2と図3を用いて本実施の形態に
係る回転窓装置の構造についてもう少し詳細に説明す
る。図2は、図1に符号A−Aで示される部分の縦断面
図である。図2において、図1に示される部分と同一部
分については同一の符号を付し、その構成の説明は省略
する。図中符号Cで示される側が車輌室内側である。窓
枠3と窓上部支持枠18aとの間には、パッキン22が
設けられており、車輌内の機密性を高めている。また、
図1では図示されていなかったが、下部側のガラス板6
も樹脂20によって上部窓枠4や下部窓枠17に固定さ
れている。
【0023】図3は、図1に符号B−Bで示される部分
の横断面図である。図3においても、図1に示される部
分と同一部分については同一符号を付し、その構成の説
明は省略する。図中符号Dで示される側が車輌室内側で
ある。窓枠3の側部にもパッキン23,23が設けられ
ており、車輌内の機密性を高めている。
【0024】図3の右側には、側窓ダンパーの下部構造
がわかりやすく図示されている。窓枠3の側面にヒンジ
11がボルト12で固定されており、このヒンジ11に
軸止された軸15が設けられている。この軸15は、2
つのレバー14によって軸止されており、そのレバー1
4の間にリンク13が可動に挟まれるように設けられて
いる。このリンク13にはピン16が貫設されており、
このピン16は、レバー14に軸15と所定の距離を隔
てて軸止されている。図3の左側には、側窓ダンパーを
上から見たところが示されている。ここでは図示しない
上部ガイドを可動に固定するためのボルト34が見えて
いる。側窓ダンパーは取付板19とボルト21で窓側部
支持枠2内に格納、固定され外側からは見えない。
【0025】さらに、図4乃至図6を用いて開窓操作時
の側窓ダンパーの動作について詳細に説明する。図4
は、本実施の形態に係る側窓ダンパーと回転窓装置の開
窓操作を説明するための概念図である。図4において、
図1乃至図3に示される部分と同一部分については同一
符号を付し、その構成の説明は省略する。また、符号E
で示される側が車輌室内である。利用者が換気などのた
めに窓錠7を開錠して手前に窓枠3を引くと、ヒンジ1
1が符合Fの方向に傾き、その傾きによる回転が軸15
を介してレバー14に伝達され、レバー14に軸止され
るピン16が時計回りに持ち上げられるように回転し、
よってリンク13を押し上げる。リンク13の上部に
は、その上部でバネ10を支持する下部ガイド31が設
けられているため、下部ガイド31が上昇してバネ10
を圧縮することになる。下部ガイド31はバネチューブ
9に挿設されるが、その下端でいわゆる「遊び」をもっ
て設置される。この「遊び」は窓枠3が最大限に開窓し
ても余裕を持って設けられる。また、バネチューブ9の
上部には、前述のとおり上部ガイド32が設けられてお
り、この上部ガイド32はナット33を介してボルト3
4を螺設してバネチューブ9を可動に固定する。
【0026】図5は本実施の形態に係る側窓ダンパーに
ついて回転窓を閉止した場合の状態を説明するための概
念図である。但し、本図では符合Gで示す側が車輌室内
となっており、図4とは反対になっている。ここでも、
図1乃至図4に示される部分と同一部分については同一
符号を付し、その構成の説明は省略する。図5におい
て、回転窓が閉止されている場合は、窓枠3が垂直にな
っているため、窓枠3の側面に固定されたヒンジ11も
直立している。このような場合には、ヒンジ11に軸止
される軸15は、下部ガイド31の下方に延設されるリ
ンク13に軸止されるピン16よりも下方に位置してい
る。レバー14は、軸15を軸止する側の一端がピン1
6を軸止する他端よりも径の大きな楕円形に形成されて
いる。このレバー14において軸15とピン16の位置
を結ぶ線をこのレバー14の方向と定義すれば、このレ
バー14の方向と直立するヒンジ11は所定の角度を保
持している。また、バネチューブ9は、少しながら車輌
室内側に傾斜して備えられている。また、側窓ダンパー
8は取付板19によって図示されない窓側部支持枠内に
格納されている。
【0027】一方、図6は本実施の形態に係る側窓ダン
パーについて回転窓を開いた場合の状態を説明するため
の概念図である。図5と同一部分に示される部分と同一
部分については同一符号を付し、その構成の説明は省略
する。回転窓は図中符号Hで示される方向へ回転する。
このとき、窓枠3の側面に固定されたヒンジ11が傾
き、ヒンジ11に軸止される軸15が回転する。この軸
15は、ヒンジ11のほかレバー14にも軸止されるも
のであるため、レバー14が軸15の回転に伴って回転
し、レバー14の方向とヒンジ11が形成する所定の角
度は維持されたままである。
【0028】そして、レバー14の回転によってピン1
6の水平位置が軸15と同じレベルにまで上昇してい
る。ピン16の上昇に伴って、リンク13が押し上げら
れ、よって下部ガイド31がバネ10を圧縮することに
なる。ここで、図5と比較すれば、下部ガイド31のバ
ネチューブ9との間の「遊び」が少なくなっていること
がわかる。
【0029】この側窓ダンパー8においては、窓枠3が
引かれる場合に摺動によって発生する摩擦力は、この下
部ガイド31とバネチューブ9間でのみ発生する。さら
に、バネチューブ9が図5で示した回転窓の閉止状態の
ときよりも少し傾いていることがわかる。これは、レバ
ー14における軸15とピン16の位置が所定の距離を
維持しているためであるが、言い換えれば、この程度の
傾きの差で窓枠3の回転速度を制御するバネの反発力を
発揮することができることになる。すなわち、本図では
図示されない窓側部支持枠内部に側窓ダンパー8を容易
に格納できるということに他ならない。
【0030】本実施の形態に係る側窓ダンパーと回転窓
装置においては、側窓ダンパーが窓側部支持枠の内部に
格納されており、窓枠を手前に引く利用者に対して何ら
障害物となるものはなく、利用者はあたかも側窓ダンパ
ーが備えられていないかのような印象を受け、美観に優
れている。
【0031】また、側窓ダンパーのすべての機構が外部
に露出していないため、利用者は指や体の一部を挟んだ
りすることがなく安全に利用でき、さらに機構が外部環
境の影響を受けることが少ないため埃、湿気、錆などに
伴う故障や不具合も少なく耐久性に優れ、健全性を長く
維持できる。
【0032】さらに、バネを圧縮する機構が小さく摺動
する箇所も少ない。従って、摩擦を発生する部材が少な
くなり、機構の劣化に対する感度が低く、機能劣化の防
止にも大きな効果がある。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の側窓ダン
パーと回転窓装置においては、側窓ダンパーを構成する
部材に摺動部材が少なく、しかもバネ圧縮に供する部材
自体が小さいため、窓の開閉運動時に発生する摩擦力が
小さい。従って、機構の劣化に対する感度が低く、機能
劣化を防止することができる。
【0034】また、すべての機構を内部に格納するため
開窓動作中に、利用者に側窓ダンパーの一部が触れるこ
ともなく、しかも、外部から侵入する湿気や埃も遮断で
きるため、利用者の安全性と機構の健全性を最大限に確
保することができる。
【0035】さらに、高い付加価値を要求される美術館
や高級住宅の窓や特急電車の車輌の窓においては、外部
に露出した部分がないため利用者に与える美観も損なう
ことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る回転窓装置を一部切
り欠いて示す外形図である。
【図2】図1に符号A−Aで示される部分の縦断面図で
ある。
【図3】図1に符号B−Bで示される部分の横断面図で
ある。
【図4】本発明の実施の形態に係る側窓ダンパーと回転
窓装置の開窓操作を説明するための概念図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る側窓ダンパーについ
て回転窓を閉止した場合の状態を説明するための概念図
である。
【図6】本発明の実施の形態に係る側窓ダンパーについ
て回転窓を開いた場合の状態を説明するための概念図で
ある。
【図7】側窓ダンパーと回転窓装置の従来例を説明する
ための概念図である。
【符号の説明】
1…回転窓装置 2…窓側部支持枠 3…窓枠 4…上
部窓枠 5…ガラス板 6…ガラス板 7…窓錠 8…側窓ダンパー 9…バネ
チューブ 10…バネ 11…ヒンジ 12…ボルト 13…リンク 14…レ
バー 15…軸 16…ピン 17…下部窓枠 18a
…窓上部支持枠 18b…窓下部支持枠 19…取付板
20…樹脂 21…ボルト 22…パッキン 23…
パッキン 31…下部ガイド 32…上部ガイド 33
…ナット 34…ボルト 50…窓枠 51…上枠 52…ガイド溝 53…縦枠 54…下枠
55…障子 56…ヒンジ 57…開閉ガイド機構
58…スライダー 59…下ピン 60…アーム 61…ダンパー 62…バネ 63…上駒体 64…下
駒体 65…バネ調整部材 66…上ピン 67…吊ひ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バネチューブに挿設されたバネと、前記
    バネチューブの下部に内挿され前記バネを支持する下部
    ガイドと、この下部ガイドの下方に延設されるリンク
    と、このリンクに軸止される第一の軸と、この第一の軸
    を軸止するレバーと、このレバーに前記第一の軸と所定
    の距離を隔てて軸止される第二の軸と、この第二の軸を
    軸止するヒンジとを有し、前記ヒンジは前記レバーと所
    定の角度を有して回転窓の窓枠に固設されることを特徴
    とする側窓ダンパー。
  2. 【請求項2】 障子を固定する窓枠を備え所定の角度に
    傾斜させて開放可能な回転窓と、この回転窓を設置する
    壁面に固定する窓側部支持枠と、この窓側部支持枠の内
    部に設置された側窓ダンパーとを有し、この側窓ダンパ
    ーは請求項1記載の側窓ダンパーであることを特徴とす
    る回転窓装置。
JP2001373659A 2001-12-07 2001-12-07 側窓ダンパーと回転窓装置 Expired - Fee Related JP3705767B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001373659A JP3705767B2 (ja) 2001-12-07 2001-12-07 側窓ダンパーと回転窓装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001373659A JP3705767B2 (ja) 2001-12-07 2001-12-07 側窓ダンパーと回転窓装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003172070A true JP2003172070A (ja) 2003-06-20
JP3705767B2 JP3705767B2 (ja) 2005-10-12

Family

ID=19182336

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001373659A Expired - Fee Related JP3705767B2 (ja) 2001-12-07 2001-12-07 側窓ダンパーと回転窓装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3705767B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107740541A (zh) * 2017-11-03 2018-02-27 湖北翰森实业股份有限公司 一种可抗形变的铝合金型材
CN109220837A (zh) * 2018-09-06 2019-01-18 凤台诺恒农业发展有限公司 一种便于山羊生长的自动化养殖舍

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107740541A (zh) * 2017-11-03 2018-02-27 湖北翰森实业股份有限公司 一种可抗形变的铝合金型材
CN109220837A (zh) * 2018-09-06 2019-01-18 凤台诺恒农业发展有限公司 一种便于山羊生长的自动化养殖舍

Also Published As

Publication number Publication date
JP3705767B2 (ja) 2005-10-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1640537B1 (en) Device for stopping with shock absorption and stabilizing sliding doors and shutters
CN111042684A (zh) 一种任意角度悬停的上翻门铰链
CN212507865U (zh) 隐藏式天地铰链
JP2003172070A (ja) 側窓ダンパーと回転窓装置
JP2003253972A (ja) 窓のルーバー装置
KR20110011128U (ko) 여닫이문의 완충장치
US4133143A (en) Hinge arrangement
JP5259450B2 (ja) 横軸回転窓
JP4151564B2 (ja) 横軸回転窓
JP4860943B2 (ja) 扉装置
JP3950005B2 (ja) 開口部装置
JPH08270310A (ja) 外倒し窓
JP3058402B2 (ja) サッシ
GB2428734A (en) Bolt release device comprising release lever with depending horns
JP2015172300A (ja) 窓開閉装置
US3789548A (en) Window arrangement
KR200361241Y1 (ko) 도어 완충기
JP3533627B2 (ja) 窓シャッタ−におけるシャッタ−カ−テンと障子との当接緩和構造
JPH0532665U (ja) 緩衝装置を備えた回動窓
JP2971365B2 (ja) 中折りドア類の施解錠装置
JPH0424056Y2 (ja)
JP3203503B2 (ja) 吊り戸の障子下部気密・水密構造
JPH057399Y2 (ja)
KR200355903Y1 (ko) 여닫이창용 키퍼
JP2002115447A (ja) 建物の窓構造

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050404

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Effective date: 20050628

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Effective date: 20050726

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees