JPH08270310A - 外倒し窓 - Google Patents
外倒し窓Info
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- JPH08270310A JPH08270310A JP7539595A JP7539595A JPH08270310A JP H08270310 A JPH08270310 A JP H08270310A JP 7539595 A JP7539595 A JP 7539595A JP 7539595 A JP7539595 A JP 7539595A JP H08270310 A JPH08270310 A JP H08270310A
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- frame
- slider
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- Wing Frames And Configurations (AREA)
- Closing And Opening Devices For Wings, And Checks For Wings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】網戸を装着可能な小型・軽量で低コストの外倒
し窓を提供する。 【構成】窓枠10を形成する縦枠(12,13)に上下
方向に移動可能に装着されたスライダー41と,一端が
該スライダー41に回転可能に連結されかつ他端が障子
20に回転可能に連結されたアーム51とを含む開閉ガ
イド機構50を設けるとともに、閉窓状態保持機構30
を形成するラッチユニット31を窓枠10を形成する上
枠11内に装着し、かつステイダンパー40を縦枠(1
2,13)内で該スライダー41の下方に装着されたバ
ネ42から形成した。
し窓を提供する。 【構成】窓枠10を形成する縦枠(12,13)に上下
方向に移動可能に装着されたスライダー41と,一端が
該スライダー41に回転可能に連結されかつ他端が障子
20に回転可能に連結されたアーム51とを含む開閉ガ
イド機構50を設けるとともに、閉窓状態保持機構30
を形成するラッチユニット31を窓枠10を形成する上
枠11内に装着し、かつステイダンパー40を縦枠(1
2,13)内で該スライダー41の下方に装着されたバ
ネ42から形成した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、障子を窓枠にラッチし
て閉窓状態を保持可能な閉窓状態保持機構と,開窓運動
時の衝撃を抑制するステイダンパーとを具備する外倒し
窓に関する。
て閉窓状態を保持可能な閉窓状態保持機構と,開窓運動
時の衝撃を抑制するステイダンパーとを具備する外倒し
窓に関する。
【0002】
【従来の技術】図4に示す2連窓型の外倒し窓は、壁面
や開閉窓の上方に設けられ、排煙,換気を促進する。こ
の外倒し窓は、窓枠10に障子20を回動可能かつ室外
側Aに外倒し可能に装着してなる。Bは、室内側であ
る。また、70はオイルダンパーで、79は吊ひもであ
る。なお、吊ひも79は、閉操作ひも(図示省略)に接
続されている。
や開閉窓の上方に設けられ、排煙,換気を促進する。こ
の外倒し窓は、窓枠10に障子20を回動可能かつ室外
側Aに外倒し可能に装着してなる。Bは、室内側であ
る。また、70はオイルダンパーで、79は吊ひもであ
る。なお、吊ひも79は、閉操作ひも(図示省略)に接
続されている。
【0003】詳細を図5,図6を参照して説明する。窓
枠10は、上枠11と左右縦枠12,13と下枠14と
からなり、下方の水平支軸を形成するヒンジ15で障子
20を回動可能に保持する。この障子20は、上框21
と左右縦框22,23と下框24とからなる枠体にガラ
ス25を嵌装してなる。
枠10は、上枠11と左右縦枠12,13と下枠14と
からなり、下方の水平支軸を形成するヒンジ15で障子
20を回動可能に保持する。この障子20は、上框21
と左右縦框22,23と下框24とからなる枠体にガラ
ス25を嵌装してなる。
【0004】ここに、障子20は、閉操作ひもの引張操
作によってかつ吊ひも79を介して閉窓運動され閉窓状
態とされる。この閉窓状態は、図5に示す如く、窓枠1
0(11)側に固着されたラッチユニット31と,障子
20(21)側に固着されたラッチ受け32とからなる
閉窓状態保持機構30によって保持される。なお、この
ラッチは、開操作ひも(図示省略)の引張操作によって
自動解除可能である。
作によってかつ吊ひも79を介して閉窓運動され閉窓状
態とされる。この閉窓状態は、図5に示す如く、窓枠1
0(11)側に固着されたラッチユニット31と,障子
20(21)側に固着されたラッチ受け32とからなる
閉窓状態保持機構30によって保持される。なお、この
ラッチは、開操作ひも(図示省略)の引張操作によって
自動解除可能である。
【0005】オイルダンパー70は、開窓運動時におけ
る衝撃を抑制するためのステイダンパーを形成するもの
で、枠側ブラケット75と障子側ブラケット76との間
にネジ止め介装されている。
る衝撃を抑制するためのステイダンパーを形成するもの
で、枠側ブラケット75と障子側ブラケット76との間
にネジ止め介装されている。
【0006】かかる外倒し窓では、開操作ひもの引張操
作によって閉窓状態保持機構30のラッチユニット31
を自動解除すれば、障子20はヒンジ15を中心に自重
を利用しつつ回動して、図4に示すように室外側Aに倒
れる。この際の衝撃は、ステイダンパー(70)で抑制
されるから、円滑に開窓できる。したがって、排煙等の
実効を期することができる。
作によって閉窓状態保持機構30のラッチユニット31
を自動解除すれば、障子20はヒンジ15を中心に自重
を利用しつつ回動して、図4に示すように室外側Aに倒
れる。この際の衝撃は、ステイダンパー(70)で抑制
されるから、円滑に開窓できる。したがって、排煙等の
実効を期することができる。
【0007】一方、閉操作ひもの引張操作によって吊り
ひも79を引けば、障子20はヒンジ15を中心として
回動し閉窓する。全閉となったところで、ラッチ受け3
2がラッチユニット31に係合し、閉窓状態が保持され
る。
ひも79を引けば、障子20はヒンジ15を中心として
回動し閉窓する。全閉となったところで、ラッチ受け3
2がラッチユニット31に係合し、閉窓状態が保持され
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、普及拡大に
伴い開閉窓と同様に網戸を付設したいとの要請が強くな
って来た。しかし、室外側Aには障子20が突出するの
で、網戸を装着することはできない。したがって、室内
側Bに装着しなければならないが、ステイダンパー(7
0)や閉窓状態保持機構30が装着されているので、網
戸の装着は至難である。
伴い開閉窓と同様に網戸を付設したいとの要請が強くな
って来た。しかし、室外側Aには障子20が突出するの
で、網戸を装着することはできない。したがって、室内
側Bに装着しなければならないが、ステイダンパー(7
0)や閉窓状態保持機構30が装着されているので、網
戸の装着は至難である。
【0009】すなわち、網戸を室内側Bで窓枠10に装
着するには、窓枠10自体を大型としなければならな
い。したがって、小型・軽量化や低コスト化という要請
に応えられなくなってしまう。
着するには、窓枠10自体を大型としなければならな
い。したがって、小型・軽量化や低コスト化という要請
に応えられなくなってしまう。
【0010】さらに、ステイダンパーがオイルダンパー
70から形成されているので、閉窓運動時の抵抗力を発
生する。この抵抗力は、緩衝能力を高める程に大きくな
る。つまり、閉窓時の負荷が増大するという使用上の問
題も指摘されている。
70から形成されているので、閉窓運動時の抵抗力を発
生する。この抵抗力は、緩衝能力を高める程に大きくな
る。つまり、閉窓時の負荷が増大するという使用上の問
題も指摘されている。
【0011】本発明の目的は、網戸を装着可能な小型・
軽量で低コストの外倒し窓を提供することにある。
軽量で低コストの外倒し窓を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、障子を窓枠に
ラッチして閉窓状態を保持可能な閉窓状態保持機構と,
開窓運動時の衝撃を抑制するステイダンパーとを具備す
る外倒し窓において、前記窓枠を形成する縦枠に上下方
向に移動可能に装着されたスライダーと,一端が該スラ
イダーに回転可能に連結されかつ他端が前記障子に回転
可能に連結されたアームとを含む開閉ガイド機構を設け
るとともに、前記閉窓状態保持機構を形成するラッチユ
ニットを前記窓枠を形成する上枠内に装着しかつ前記ス
テイダンパーを縦枠内で該スライダーの下方に装着され
たバネから形成した、ことを特徴とする。
ラッチして閉窓状態を保持可能な閉窓状態保持機構と,
開窓運動時の衝撃を抑制するステイダンパーとを具備す
る外倒し窓において、前記窓枠を形成する縦枠に上下方
向に移動可能に装着されたスライダーと,一端が該スラ
イダーに回転可能に連結されかつ他端が前記障子に回転
可能に連結されたアームとを含む開閉ガイド機構を設け
るとともに、前記閉窓状態保持機構を形成するラッチユ
ニットを前記窓枠を形成する上枠内に装着しかつ前記ス
テイダンパーを縦枠内で該スライダーの下方に装着され
たバネから形成した、ことを特徴とする。
【0013】
【作用】上記構成による本発明の場合、閉窓状態保持機
構を解除すると、障子が自重によって開窓運動する。す
ると、アームがスライダーを下降運動させる。かくし
て、スライダーは、窓枠を形成する縦枠内でその下方に
装着されたバネの付勢力によって自由下降運動が拘束さ
れる。すなわち、ステイダンパー機能によって、開窓運
動時の衝撃が抑制される。したがって、円滑な外倒しが
できる。
構を解除すると、障子が自重によって開窓運動する。す
ると、アームがスライダーを下降運動させる。かくし
て、スライダーは、窓枠を形成する縦枠内でその下方に
装着されたバネの付勢力によって自由下降運動が拘束さ
れる。すなわち、ステイダンパー機能によって、開窓運
動時の衝撃が抑制される。したがって、円滑な外倒しが
できる。
【0014】一方、障子を閉窓運動させると、アームを
介してスライダーは縦枠内を上昇運動する。この際、ス
テイダンパーを形成するバネは、抵抗力を発揮しない。
むしろ、上昇力を助長する。したがって、軽負荷で閉窓
させることができる。全閉になると、窓枠を形成する上
枠内のラッチユニットがラッチ動作する。したがって、
閉窓状態を保持できる。
介してスライダーは縦枠内を上昇運動する。この際、ス
テイダンパーを形成するバネは、抵抗力を発揮しない。
むしろ、上昇力を助長する。したがって、軽負荷で閉窓
させることができる。全閉になると、窓枠を形成する上
枠内のラッチユニットがラッチ動作する。したがって、
閉窓状態を保持できる。
【0015】ここに、ラッチユニットおよびステイダン
パーが、窓枠の構成部材内に装着されているので、従来
例のように室内側に突出することがない。したがって。
窓枠を大型化しなくとも網戸を装着できる。
パーが、窓枠の構成部材内に装着されているので、従来
例のように室内側に突出することがない。したがって。
窓枠を大型化しなくとも網戸を装着できる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。本外倒し窓は、図1〜図3に示す如く、スライダ
ー41とアーム51とを含む開閉ガイド機構50を設け
るとともに、閉窓状態保持機構30を形成するラッチユ
ニット31を窓枠10の上枠11内に装着しかつステイ
ダンパー40を形成するバネ42をその縦枠12,13
内に装着し、小型・軽量化,コスト低減を達成可能かつ
窓枠10の室内側Bに網戸60を装着可能に構成されて
いる。
する。本外倒し窓は、図1〜図3に示す如く、スライダ
ー41とアーム51とを含む開閉ガイド機構50を設け
るとともに、閉窓状態保持機構30を形成するラッチユ
ニット31を窓枠10の上枠11内に装着しかつステイ
ダンパー40を形成するバネ42をその縦枠12,13
内に装着し、小型・軽量化,コスト低減を達成可能かつ
窓枠10の室内側Bに網戸60を装着可能に構成されて
いる。
【0017】なお、従来例(図4〜図6)の場合と共通
する部分については同一の符号を付し、それらの説明に
ついては簡略化または省略する。
する部分については同一の符号を付し、それらの説明に
ついては簡略化または省略する。
【0018】図1において、窓枠10は、上枠11,左
右縦枠12,13および下枠14からなり、いずれの部
材もアルミニウム材の押出成形品である。したがって、
上枠11に図2に示す収容スペース11Sを設け、左右
縦枠12,13に図3に示す収容スペース12S,13
Sおよびガイド溝12G,13Gを設けているが、これ
がために従来例の場合と比較してコスト高となることは
ない。
右縦枠12,13および下枠14からなり、いずれの部
材もアルミニウム材の押出成形品である。したがって、
上枠11に図2に示す収容スペース11Sを設け、左右
縦枠12,13に図3に示す収容スペース12S,13
Sおよびガイド溝12G,13Gを設けているが、これ
がために従来例の場合と比較してコスト高となることは
ない。
【0019】また、同様なアルミニウム材の押出成形部
材からなる障子20は、窓枠10の下方のヒンジ15を
中心に室外側Aへ回動可能に装着され、かつ開閉ガイド
機構50を介して窓枠10に連結されている。
材からなる障子20は、窓枠10の下方のヒンジ15を
中心に室外側Aへ回動可能に装着され、かつ開閉ガイド
機構50を介して窓枠10に連結されている。
【0020】この開閉ガイド機構50は、スライダー4
1と、上端(一端)が上ピン52を介してスライダー4
1に回転可能に連結されかつ下端(他端)が下ピン53
を介して障子20(右縦框23)に回転可能に形成され
たアーム51とから形成されている。新規構造のステイ
ンダンパー40の導入容易化のために設けられている。
1と、上端(一端)が上ピン52を介してスライダー4
1に回転可能に連結されかつ下端(他端)が下ピン53
を介して障子20(右縦框23)に回転可能に形成され
たアーム51とから形成されている。新規構造のステイ
ンダンパー40の導入容易化のために設けられている。
【0021】すなわち、スライダー41は、図3に示す
如く右縦枠13の収容スペース13S内に形成されたガ
イド溝13Gに、図1において上下方向に摺動自在に装
着されている。また、左縦枠12および左縦框22側も
同様である。つまり、左右一対の開閉ガイド機構50が
設けられているので、障子20の開閉窓運動を円滑にガ
イドできる。
如く右縦枠13の収容スペース13S内に形成されたガ
イド溝13Gに、図1において上下方向に摺動自在に装
着されている。また、左縦枠12および左縦框22側も
同様である。つまり、左右一対の開閉ガイド機構50が
設けられているので、障子20の開閉窓運動を円滑にガ
イドできる。
【0022】次に、ステイダンパー40は、上記スライ
ダー41と、その下方に装着されたバネ42とから形成
されたバネ付勢構造である。従来のオイルダンパー70
と比較すれば、大幅なコスト低減ができること明らかで
ある。詳しくは、図1に示す如く、バネ42の上端には
上駒体43が取付けられ、この上駒体43はスライダー
41の下面側に当接可能である。また、バネ42の下端
には下駒体44が取付けられ、バネ力調整部材45によ
ってこの下駒体44の上下方向の位置が切替設定でき
る。複数の孔から適宜な孔を選択して縦枠12(13)
に対するバネ力調整部材45の上下方向の相対位置を変
更させることによる。
ダー41と、その下方に装着されたバネ42とから形成
されたバネ付勢構造である。従来のオイルダンパー70
と比較すれば、大幅なコスト低減ができること明らかで
ある。詳しくは、図1に示す如く、バネ42の上端には
上駒体43が取付けられ、この上駒体43はスライダー
41の下面側に当接可能である。また、バネ42の下端
には下駒体44が取付けられ、バネ力調整部材45によ
ってこの下駒体44の上下方向の位置が切替設定でき
る。複数の孔から適宜な孔を選択して縦枠12(13)
に対するバネ力調整部材45の上下方向の相対位置を変
更させることによる。
【0023】バネ42の付勢力は、障子20の全開にお
いてスライダー41を図1に実線で示す位置に拘束でき
るとともに、全閉において上駒体(43)が2点鎖線で
示す位置となるように選択されている。全閉(閉窓)状
態におけるスライダー(41)の位置は、2点鎖線で示
す通りである。つまり、スライダー(41)は、バネ4
2(43)から離れている。
いてスライダー41を図1に実線で示す位置に拘束でき
るとともに、全閉において上駒体(43)が2点鎖線で
示す位置となるように選択されている。全閉(閉窓)状
態におけるスライダー(41)の位置は、2点鎖線で示
す通りである。つまり、スライダー(41)は、バネ4
2(43)から離れている。
【0024】かくして、この一対のステイダンパー40
は、窓枠10の左右縦枠12,13内に装着可能に構成
されているので、窓枠10の図1で左右方向の寸法を大
型化することなく網戸60の装着を可能とするばかり
か、障子20の開窓運動中に徐々に緩衝力を高められる
とともにその開窓角度を一定に位置拘束できると理解さ
れる。
は、窓枠10の左右縦枠12,13内に装着可能に構成
されているので、窓枠10の図1で左右方向の寸法を大
型化することなく網戸60の装着を可能とするばかり
か、障子20の開窓運動中に徐々に緩衝力を高められる
とともにその開窓角度を一定に位置拘束できると理解さ
れる。
【0025】また、閉窓運動時には、バネ42がその付
勢力によってスライダー41を上方に押上げるので、閉
窓時における負荷を軽減できる。つまり、従来例(図
5)におけるオイルダンパー70が抵抗力を発生するこ
とに比較して、バネ42がスライダー41の上昇力を助
長するように働くから、使用面上も改善できるわけであ
る。
勢力によってスライダー41を上方に押上げるので、閉
窓時における負荷を軽減できる。つまり、従来例(図
5)におけるオイルダンパー70が抵抗力を発生するこ
とに比較して、バネ42がスライダー41の上昇力を助
長するように働くから、使用面上も改善できるわけであ
る。
【0026】また、閉窓状態保持機構30を形成するラ
ッチユニット31は、図2に示す如く、上枠11の収容
スペース11S内にビスで固定装着されている。これに
対するラッチ受け31は、障子20(上框21)の上端
部にビスで固定装着されている。したがって、窓枠10
(11)を大型化しなくとも室内側Bへ突出することが
ない。
ッチユニット31は、図2に示す如く、上枠11の収容
スペース11S内にビスで固定装着されている。これに
対するラッチ受け31は、障子20(上框21)の上端
部にビスで固定装着されている。したがって、窓枠10
(11)を大型化しなくとも室内側Bへ突出することが
ない。
【0027】かくして、この実施例では、図2〜図3に
示すように、窓枠10の室内側Bに網戸60を着脱可能
に構成してある。すなわち、網戸60は、網戸障子枠を
形成する上框61,左右縦框62・63,下框64およ
び網65からなり、窓枠10(11,12,13,1
4)に装着することができる。
示すように、窓枠10の室内側Bに網戸60を着脱可能
に構成してある。すなわち、網戸60は、網戸障子枠を
形成する上框61,左右縦框62・63,下框64およ
び網65からなり、窓枠10(11,12,13,1
4)に装着することができる。
【0028】次に、この実施例の作用を説明する。図1
に示す開窓(全開)状態から図2,図3に示す閉窓(全
閉)状態とする場合を考える。閉操作ひも(図示省略)
を引張り、吊ひも79を介して障子20の上框21側を
引上げる。
に示す開窓(全開)状態から図2,図3に示す閉窓(全
閉)状態とする場合を考える。閉操作ひも(図示省略)
を引張り、吊ひも79を介して障子20の上框21側を
引上げる。
【0029】障子20は、図1に示すヒンジ15を中心
に時計回転方向に回動する。すると、アーム51を介し
てスライダー52が上昇する。この際、バネ42の付勢
力は、スライダー52の上昇力を助長する。したがっ
て、軽い力で閉窓運動させることができる。
に時計回転方向に回動する。すると、アーム51を介し
てスライダー52が上昇する。この際、バネ42の付勢
力は、スライダー52の上昇力を助長する。したがっ
て、軽い力で閉窓運動させることができる。
【0030】このバネ42は、上駒体(43)が図1で
2点鎖線に示す位置まで伸びる。したがって、スライダ
ー41は、この位置から上駒体(43)と離れる。この
段階では、障子20が垂直状態に近くなっているので、
引上げ力は小さくてよい。
2点鎖線に示す位置まで伸びる。したがって、スライダ
ー41は、この位置から上駒体(43)と離れる。この
段階では、障子20が垂直状態に近くなっているので、
引上げ力は小さくてよい。
【0031】そして、スライダー(41)が図1に2点
鎖線で示す位置になったときに、全閉状態となる。する
と、ラッチ受け32が図2に示す如くラッチユニット3
1に係合し、障子20の全閉状態が確実に保持される。
鎖線で示す位置になったときに、全閉状態となる。する
と、ラッチ受け32が図2に示す如くラッチユニット3
1に係合し、障子20の全閉状態が確実に保持される。
【0032】この閉窓状態保持機構30(31,32)
は、上枠11の収容スペース11S内に納められている
ので、網戸60にいささかも関与しない。つまり、網6
5に変形や破損等を与えることがない。
は、上枠11の収容スペース11S内に納められている
ので、網戸60にいささかも関与しない。つまり、網6
5に変形や破損等を与えることがない。
【0033】次に、開操作ひも(図示省略)によって、
引張力を与え、閉窓状態保持機構30(31)を自動解
除する。すると、障子20は、ヒンジ15を中心に室外
側Aへ回動する。スライダー41は、アーム51によっ
て図1で下方に引き下げられる。そして、2点鎖線で示
す上駒体(43)に当接すると、バネ42の抗力によっ
て閉窓運動速度が抑制される。
引張力を与え、閉窓状態保持機構30(31)を自動解
除する。すると、障子20は、ヒンジ15を中心に室外
側Aへ回動する。スライダー41は、アーム51によっ
て図1で下方に引き下げられる。そして、2点鎖線で示
す上駒体(43)に当接すると、バネ42の抗力によっ
て閉窓運動速度が抑制される。
【0034】障子20の開放角度が大きくなる程に、障
子20の自重によるスライダー41の押下げ力が増大す
るが、バネ42の上向き付勢力も増大する。したがっ
て、全開状態となるまで、安定して緩衝される。全開位
置は、バネ42の強さと、バネ力調整部材45の設定位
置とで規制される。
子20の自重によるスライダー41の押下げ力が増大す
るが、バネ42の上向き付勢力も増大する。したがっ
て、全開状態となるまで、安定して緩衝される。全開位
置は、バネ42の強さと、バネ力調整部材45の設定位
置とで規制される。
【0035】この場合、ステイダンパー40を形成する
スライダー41およびバネ42が、窓枠10の左右縦枠
12,13内を移動するので、これらも網戸60にいさ
さかも関与しない。したがって、網戸60は、破れるこ
となく室外側Aからの害虫の侵入を確実に防止できる。
また、窓枠10の室内側Bに装着されているので、閉窓
状態でも開窓状態でも、掃除や取外しを簡単に行える。
スライダー41およびバネ42が、窓枠10の左右縦枠
12,13内を移動するので、これらも網戸60にいさ
さかも関与しない。したがって、網戸60は、破れるこ
となく室外側Aからの害虫の侵入を確実に防止できる。
また、窓枠10の室内側Bに装着されているので、閉窓
状態でも開窓状態でも、掃除や取外しを簡単に行える。
【0036】しかして、この実施例によれば、窓枠10
の縦枠12,13に上下方向に移動可能に装着されたス
ライダー41とこのスライダー41と障子20とを連結
するアーム51とを含む開閉ガイド機構50を設けると
ともに、閉窓状態保持機構30を形成するラッチユニッ
ト31を窓枠10の上枠11内に装着しかつステイダン
パー40を形成するバネ42をその縦枠12,13内に
装着し、閉窓状態保持機構30(31)およびステイダ
ンパー40を窓枠10内に収納する構成とされているの
で、小型・軽量化,コスト低減を達成可能かつ窓枠10
の室内側Bに網戸60を装着可能である。
の縦枠12,13に上下方向に移動可能に装着されたス
ライダー41とこのスライダー41と障子20とを連結
するアーム51とを含む開閉ガイド機構50を設けると
ともに、閉窓状態保持機構30を形成するラッチユニッ
ト31を窓枠10の上枠11内に装着しかつステイダン
パー40を形成するバネ42をその縦枠12,13内に
装着し、閉窓状態保持機構30(31)およびステイダ
ンパー40を窓枠10内に収納する構成とされているの
で、小型・軽量化,コスト低減を達成可能かつ窓枠10
の室内側Bに網戸60を装着可能である。
【0037】また、ステイダンパー40がバネ付勢構造
とされているので非常に小型化でき、かつ左右縦枠1
2,13内に余裕をもって装着できる。したがって、窓
枠10の一層の小型化が可能でかつ組立も容易である。
とされているので非常に小型化でき、かつ左右縦枠1
2,13内に余裕をもって装着できる。したがって、窓
枠10の一層の小型化が可能でかつ組立も容易である。
【0038】また、バネ利用のステイダンパー40であ
るから、開窓運動時の緩衝能力を安定して発揮できる
他、さらに閉窓運動時における負荷を軽減できる。
るから、開窓運動時の緩衝能力を安定して発揮できる
他、さらに閉窓運動時における負荷を軽減できる。
【0039】また、バネ力調整部材45によって、バネ
42の上下方向設定位置つまりスライダー41の下降力
に抗する抑制力を変更できるから、障子20(ガラス2
5)の厚さ等による荷重の変化に応じた緩衝能力に調整
できる。つまり、適用性が広い。
42の上下方向設定位置つまりスライダー41の下降力
に抗する抑制力を変更できるから、障子20(ガラス2
5)の厚さ等による荷重の変化に応じた緩衝能力に調整
できる。つまり、適用性が広い。
【0040】また、開閉ガイド機構50が一対のアーム
51を含み形成されているので、開閉窓運動をより円滑
に行える。
51を含み形成されているので、開閉窓運動をより円滑
に行える。
【0041】また、ステイダンパー40(41,42)
および閉窓状態保持機構30(31,32)が窓枠10
(11,12,13)内に装着されているので、油汚れ
や開窓時における通風面積の狭小化を招く虞れがない。
および閉窓状態保持機構30(31,32)が窓枠10
(11,12,13)内に装着されているので、油汚れ
や開窓時における通風面積の狭小化を招く虞れがない。
【0042】さらに、網戸60が室内側Bから窓枠10
に着脱可能に形成されているので、掃除や取替えが非常
に容易である。
に着脱可能に形成されているので、掃除や取替えが非常
に容易である。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、窓枠の縦枠に上下方向
に移動可能に装着されたスライダーとこのスライダーと
障子とを連結するアームとを含む開閉ガイド機構を設け
るとともに、閉窓状態保持機構を形成するラッチユニッ
トを窓枠の上枠内に装着しかつステイダンパーを形成す
るバネをその縦枠内に装着し、閉窓状態保持機構および
ステイダンパーを窓枠内に収納する構成とされているの
で、小型・軽量化,コスト低減を達成可能かつ窓枠の室
内側に網戸を装着可能である。
に移動可能に装着されたスライダーとこのスライダーと
障子とを連結するアームとを含む開閉ガイド機構を設け
るとともに、閉窓状態保持機構を形成するラッチユニッ
トを窓枠の上枠内に装着しかつステイダンパーを形成す
るバネをその縦枠内に装着し、閉窓状態保持機構および
ステイダンパーを窓枠内に収納する構成とされているの
で、小型・軽量化,コスト低減を達成可能かつ窓枠の室
内側に網戸を装着可能である。
【図1】本発明の実施例を示す全体構成図である。
【図2】同じく、側断面図である。
【図3】同じく、中央縦断面図である。
【図4】従来例を説明するための概略図である。
【図5】同じく、側断面図である。
【図6】同じく、中央縦断面図である。
10 窓枠 11 上枠 11S 収容スペース 12 左縦枠 12G ガイド溝 12S 収容スペース 13 右縦枠 13G ガイド溝 13S 収容スペース 14 下枠 15 ヒンジ 20 障子 21 上框 22 左縦框 23 右縦框 24 下框 25 ガラス 30 閉窓状態保持機構 31 ラッチユニット 32 ラッチ受け 40 ステイダンパー 41 スライダー 42 バネ 43 上駒体 44 下駒体 45 バネ力調整部材 50 開閉ガイド機構 51 アーム 52 上ピン 53 下ピン 60 網戸 61 上框 62 左縦框 63 右縦框 64 下框 65 網 70 オイルダンパー 75 枠側ブラケット 76 障子側ブラケット 79 吊りひも
Claims (1)
- 【請求項1】 障子を窓枠にラッチして閉窓状態を保持
可能な閉窓状態保持機構と,開窓運動時の衝撃を抑制す
るステイダンパーとを具備する外倒し窓において、 前記窓枠を形成する縦枠に上下方向に移動可能に装着さ
れたスライダーと,一端が該スライダーに回転可能に連
結されかつ他端が前記障子に回転可能に連結されたアー
ムとを含む開閉ガイド機構を設けるとともに、前記閉窓
状態保持機構を形成するラッチユニットを前記窓枠を形
成する上枠内に装着しかつ前記ステイダンパーを縦枠内
で該スライダーの下方に装着されたバネから形成した、
ことを特徴とする外倒し窓。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7539595A JPH08270310A (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | 外倒し窓 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7539595A JPH08270310A (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | 外倒し窓 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08270310A true JPH08270310A (ja) | 1996-10-15 |
Family
ID=13574962
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7539595A Pending JPH08270310A (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | 外倒し窓 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08270310A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006283465A (ja) * | 2005-04-04 | 2006-10-19 | Misawa Homes Co Ltd | ドア一体型欄間構造 |
JP2010095896A (ja) * | 2008-10-16 | 2010-04-30 | Shin Nikkei Co Ltd | 自然換気用窓 |
JP2012023968A (ja) * | 2010-07-20 | 2012-02-09 | Toto Kogyo Co Ltd | ビニールハウス用換気装置 |
CN110566108A (zh) * | 2019-10-18 | 2019-12-13 | 滦州市捷澳建材有限公司 | 一种用于门窗的台风防撞扣 |
CN113697735A (zh) * | 2021-08-26 | 2021-11-26 | 南京嘉怡装饰设计有限公司 | 玻璃安装固定组件系统 |
-
1995
- 1995-03-31 JP JP7539595A patent/JPH08270310A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006283465A (ja) * | 2005-04-04 | 2006-10-19 | Misawa Homes Co Ltd | ドア一体型欄間構造 |
JP2010095896A (ja) * | 2008-10-16 | 2010-04-30 | Shin Nikkei Co Ltd | 自然換気用窓 |
JP2012023968A (ja) * | 2010-07-20 | 2012-02-09 | Toto Kogyo Co Ltd | ビニールハウス用換気装置 |
CN110566108A (zh) * | 2019-10-18 | 2019-12-13 | 滦州市捷澳建材有限公司 | 一种用于门窗的台风防撞扣 |
CN113697735A (zh) * | 2021-08-26 | 2021-11-26 | 南京嘉怡装饰设计有限公司 | 玻璃安装固定组件系统 |
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