JPH0116871Y2 - - Google Patents

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JPH0116871Y2
JPH0116871Y2 JP1983012028U JP1202883U JPH0116871Y2 JP H0116871 Y2 JPH0116871 Y2 JP H0116871Y2 JP 1983012028 U JP1983012028 U JP 1983012028U JP 1202883 U JP1202883 U JP 1202883U JP H0116871 Y2 JPH0116871 Y2 JP H0116871Y2
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【考案の詳細な説明】 この考案は防火戸その他の建築物用パネルにお
ける採光窓のシヤツタ装置に関するものである。
従来、ドアに設けられる透視窓のシヤツタ装置
として、特開昭55−68991号公報により公表され
ているように、ドアに設けられた縦長の開口部に
窓ガラスが固定され、その開口部の左右両側を通
つて上方に延長する垂直な溝形断面のガイド部材
が、前記ドアの裏側にビスにより固定され、左右
のガイド部材に昇降自在に嵌設されている鉄板等
からなる防火シヤツタが、前記開口部よりも上方
に配置され、火災発生時に前記防火シヤツタが自
動的に落下して前記開口部を閉塞するように構成
したシヤツタ装置が知られている。
しかるに、前記従来の透視窓のシヤツタ装置の
場合は、ドアの開口部の上方に防火シヤツタを配
置するための大きい高さのスペースを必要とし、
そのため透視窓の高さを立つている人間の目の高
さに設定する場合は、ドアの高さが相当大きくな
り、またドアの高さを低く抑える場合は、透視窓
の高さが立つている人間の目の高さよりも低くな
るという不都合な問題が発生する。
さらに前記従来の透視窓のシヤツタ装置の場合
は、火災発生時に、防火シヤツタが垂直に高速度
で落下して下部の窓ガラス押え金具に衝突し、か
つドアの裏側が開放されているので、ドアの裏側
に居る人が大きな衝撃騒音を感じ、かつ大きな衝
突力により下部の窓ガラス押え金具の取付部が破
損する恐れがあり、しかも落下した防火シヤツタ
を元の位置に復帰させて保持する手段も煩雑であ
る。
さらにまた、前記従来の透視窓のシヤツタ装置
の場合は、防火シヤツタを長い一対のガイド部材
によりガイドしながら昇降させるように構成して
いるので、複雑な構造で長いガイド手段を必要と
するという問題がある。
この考案は前述の問題を有利に解決できるパネ
ル採光窓のシヤツタ装置を提供することを目的と
するものである。
次にこの考案を図示の例によつて詳細に説明す
る。
図面はこの考案の一実施例を示すものであつ
て、中間部に広い凹部を備えている本体パネル1
1の開口部に蓋パネル12が配置されてビス13
により着脱自在に固定され、かつ前記パネル本体
11と蓋パネル12とにより、密閉されたシヤツ
タ室1を有する鋼製パネル2が構成されている。
前記本体パネル11の裏面板14および蓋パネル
12の表面板15には、前記内部空間1の巾方向
の一側縁部に沿つて上下方向に延長する長辺を有
する2等辺直角3角形の比較的大きな採光用開口
部4が設けられ、かつ採光用開口部4の周囲の溝
には2等辺直角3角形のガラス3の周縁部がシー
ル材16を介して嵌入され、さらに前記採光用開
口部4よりも若干大きいほぼ2等辺直角3角形の
鋼製板状シヤツタ5は前記シヤツタ室1内に収容
されている。
前記板状シヤツタ5における長辺側の一端部に
アーム17が一体に連設され、かつ前記シヤツタ
室1における巾方向の一側部の上部にブラケツト
18が固着され、前記アーム17はパネル面に直
角な枢軸6によりブラケツト18に枢着され、さ
らにシヤツタ室1における巾方向の他側部の上部
にブラケツト19が固着され、そのブラケツト1
9に取付けられた滑車7には、紐、合成繊維ロー
プまたは細いワイヤロープ等の可撓性を有する条
体8の中間部が巻掛けられ、また前記滑車7の一
側部から垂下している条体8の一端部は板状シヤ
ツタ5における直角隅部に一体に連記されたアー
ムに連結されている。
前記シヤツタ室1における巾方向の他側部の下
部に手動式巻取巻戻し装置9と複数のガイド滑車
20とが配置され、前記巻取巻戻し装置9のケー
シング21は本体パネル11または蓋パネル12
に固定され、かつ前記ダイド滑車20は本体パネ
ル11または蓋パネル12に回転自在に取付けら
れ、さらに前記滑車7の他側部から垂下している
条体8の他側部は、ガイド滑車20に巻掛けられ
たのち巻取巻戻し装置9のドラム10に巻付けら
れている。
巻取巻戻し装置9の構造について説明すると、
非円形例えば正6角形のハンドル係合孔22を有
するドラム軸23に、ドラム10および戻り回転
防止用爪車24が固定され、かつ前記ドラム軸2
3はケーシング21に回転自在に取付けられ、さ
らに解放操作用レバー25の基端部はケーシング
21に対し支軸26により枢着され、そのレバー
25の中間部には前記爪車24に係合する戻り回
転防止用爪片27が一体に設けられている。前記
レバー25の他端部には解放操作方向の矢印を表
示したシヤツタ作動用ツマミ28が突設され、か
つレバー25の他端部とケーシング21とは爪片
係合用ばね29を介して連結され、前記ツマミ2
8は蓋パネル12の表面板15に設けられた長孔
30から突出し、またその表面板15にはハンド
ル係合孔22を露出させるための透孔が設けられ
ている。
前記シヤツタ室1における巾方向の中間部の上
部にブラケツト31が固着され、かつ前記板状シ
ヤツタ5における直角隅部側の上部に一体に連設
されたアームと前記ブラケツト31とはシヨツク
アブソーバ32を介して連結され、さらにシヤツ
タ室1における巾方向の一側部の下部側面に、ゴ
ムまたは合成樹脂からなるシヤツタ受止部材33
が固定されている。
第1図はシヤツタが開かれている状態を示して
いる。この状態からツマミ28を矢印方向に移動
すると、爪片27が爪車24から外れてドラム1
0が自由回転可能状態になり、巻取巻戻し装置9
による板状シヤツタ吊上支持力が解除されるの
で、板状シヤツタ5はその自重により枢軸6を中
心として下側すなわち閉塞方向に回動する。この
場合、板状シヤツタ5の閉塞方向回動により条体
8を介してドラム10が巻戻し方向に回動され、
かつシヨツクアブソーバ32の作用により板状シ
ヤツタ5が徐々に回動していく。第7図は板状シ
ヤツタ5により採光用開口部4が完全に閉じられ
た状態を示している。
シヤツタを再び開放する場合は、回動用ハンド
ル(図示を省略した)の非円形軸部例えば正6角
形軸部をドラム軸23におけるハンドル係合孔2
2に嵌合し、前記ハンドルによりドラム軸23を
介してドラム10を巻取方向に回動すると、その
ドラム10に条体8が巻取られていくので、板状
シヤツタ5が吊上げられて枢軸6を中心として開
放方向に回動されていく。なおハンドル係合孔2
2からハンドルを抜取つても、爪片27が爪車2
4に係合しているので、板状シヤツタ5は開放位
置に保持される。
この考案を実施する場合、採光用開口部4の形
状を直角2等辺3角形にしないで半円形または直
角2等辺3角形に類似した形状にしてもよく、ま
た巻取巻戻し装置9としては図示以外の任意構造
のものを使用してもよい。
前記レバー25の表裏両側にシヤツタ作動用ツ
マミ28を突設すると共に、各ツマミ28を表面
板15および裏面板14に設けた長孔から突出さ
せ、パネル2の表側および裏側の何れからもシヤ
ツタ装置を作動させることができるように構成し
てもよい。また前記シヨツクアブソーバ32とし
ては、例えば一端部にばね受けフランジを有する
管体と、その中に摺動自在に嵌挿された杆体と、
その杆体の一端部に設けられたばね受部と前記ば
ね受けフランジとの間に介在されたつる巻きばね
とからなるものを使用してもよく、あるいはつる
巻ばねを単体で使用してもよい。
この考案を防火戸における採光窓のシヤツタ装
置に実施する場合、前記レバー25を熱感知器ま
たは煙感知器により連動操作するように構成して
もよい。またこの考案を防火炉における採光窓の
シヤツタ装置に実施した場合、火災発生時に防火
戸を開くことなく、防火戸の一方の側から採光窓
を通して他方の側の状況を観察して、その状況に
応じてシヤツタ装置を作動させることができる。
この考案によれば、シヤツタ室1を有するパネ
ル2における巾方向の一側部の表裏両側に、ガラ
ス3を装着した採光用開口部4が設けられ、前記
シヤツタ室1に収容された板状シヤツタ5におけ
る巾方向の一端部は、シヤツタ室1における巾方
向の一側部の上部に配置された枢軸6によりパネ
ル2に枢着され、シヤツタ室1における巾方向の
他側部の上部に取付けられた滑車7に条体8の中
間部が巻掛けられ、その条体8の一端部は前記板
状シヤツタ5における巾方向の他側部に連結さ
れ、条体8の他側部は、巻取巻戻し装置9のドラ
ム10に巻付けられているので、単に巻取巻戻し
装置9を巻戻し状態に切換えることにより、パネ
ル2におけるシヤツタ室1に収容されている板状
シヤツタ5をその自重により自動的に回動させ
て、パネル2の側部の採光用開口部4を自動的に
遮蔽することができ、また単に前記巻取巻戻し装
置9におけるドラム10を巻取方向に回動させる
ことにより、板状シヤツタ5の巾方向の他側部を
吊上げて、板状シヤツタ5を開放位置まで容易に
回動することができ、さらにパネル2における巾
方向の一側部に表裏両側にガラス3を装着した採
光用開口部4が設けられると共に、板状シヤツタ
5における巾方向の一端部がシヤツタ室1におけ
る巾方向の一側部の上部に配置された枢軸6によ
りパネル2に枢着されているので、採光用開口部
4の上方に板状シヤツタ5を配置するための大き
な高さのスペースを設ける必要がない。また板状
シヤツタ5が採光用開口部4を遮蔽する方向に回
動する場合は、板状シヤツタ5が条体8を介して
巻取巻戻し装置9のドラム10を回転させながら
回動するので、シヤツタを自重により垂直に落下
させる場合に比べてシヤツタ速度を遅くして板状
シヤツタ閉止時の衝撃を小さくすることができ、
しかもシヤツタ装置がパネル内に収納されている
ので、板状シヤツタ閉止時の衝撃騒音を小さくす
ることができ、さらにまた、シヤツタ付き採光窓
を有するパネルの外観も良好であり、しかも複雑
なシヤツタガイド手段を設ける必要がない。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示すものであつ
て、第1図はシヤツタ装置が開放されている状態
を示す正面図、第2図は第1図のA−A線拡大断
面図、第3図は第1図のB−B線拡大断面図、第
4図は第1図のC−C線拡大断面図、第5図は第
1図のD−D線拡大断面図、第6図は巻取巻戻し
装置の正面図、第7図はシヤツタ装置が作動した
状態を示す正面図である。 図において、1はシヤツタ室、2はパネル、3
はガラス、4は採光用開口部、5は板状シヤツ
タ、6は枢軸、7は滑車、8は条体、9は巻取巻
戻し装置、10はドラム、11は本体パネル、1
2は蓋パネル、14は裏面板、15は表面板、1
8および19はブラケツト、20はガイド滑車、
21はケーシング、22はハンドル係合孔、23
はドラム軸、24は戻り回転防止用爪車、25は
解放操作用レバー、27は戻り回転防止用爪片、
28はシヤツタ作動用ツマミ、29は爪片係合用
ばね、32はシヨツクアブソーバである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シヤツタ室1を有するパネル2における巾方向
    の一側部の表裏両側に、ガラス3を装着した採光
    用開口部4が設けられ、前記シヤツタ室1に収容
    された板状シヤツタ5における巾方向の一端部
    は、シヤツタ室1における巾方向の一側部の上部
    に配置された枢軸6によりパネル2に枢着され、
    シヤツタ室1における巾方向の他側部の上部に取
    付けられた滑車7に条体8の中間部が巻掛けら
    れ、その条体8の一端部は前記板状シヤツタ5に
    おける巾方向の他側部に連結され、条体8の他側
    部は、巻取巻戻し装置9のドラム10に巻付けら
    れていることを特徴とするパネル採光窓のシヤツ
    タ装置。
JP1202883U 1983-02-01 1983-02-01 パネル採光窓のシヤツタ装置 Granted JPS59120286U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1202883U JPS59120286U (ja) 1983-02-01 1983-02-01 パネル採光窓のシヤツタ装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1202883U JPS59120286U (ja) 1983-02-01 1983-02-01 パネル採光窓のシヤツタ装置

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Publication Number Publication Date
JPS59120286U JPS59120286U (ja) 1984-08-14
JPH0116871Y2 true JPH0116871Y2 (ja) 1989-05-17

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ID=30143439

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1202883U Granted JPS59120286U (ja) 1983-02-01 1983-02-01 パネル採光窓のシヤツタ装置

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JP (1) JPS59120286U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5568991A (en) * 1978-11-16 1980-05-24 Hitachi Ltd Floor door for elevator

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5568991A (en) * 1978-11-16 1980-05-24 Hitachi Ltd Floor door for elevator

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JPS59120286U (ja) 1984-08-14

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