JP2003171458A - 硬化性剥離剤およびそれを用いたセパレータ - Google Patents
硬化性剥離剤およびそれを用いたセパレータInfo
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Abstract
約を受けず、良好な硬化性、密着性、被膜形成性および
剥離特性を有し、低粘度であり薄膜塗工性に優れた活性
エネルギー線硬化性シリコーン剥離剤、ならびに、それ
を用いたセパレータを提供することである。 【解決手段】 分子中に少なくとも2個の開環重合性を
有する環状エーテル基を含有するポリオルガノシロキサ
ンを活性エネルギー線反応性ポリマーとし、分子中に直
鎖状あるいは分岐状の炭素数6〜20のアルキル基およ
びオキセタニル基を1個有する単官能オキセタンモノマ
ーを希釈剤として用い、カチオン重合開始剤と配合して
なる活性エネルギー線硬化性組成物が、剥離剤およびセ
パレータとしての目的を達成しうることを見出して解決
した。
Description
ギー線硬化性剥離剤に関し、さらに詳しくは、無溶剤で
も低粘度であり薄膜塗工性に優れ、更に、硬化速度およ
び剥離特性に優れた活性エネルギー線硬化性シリコーン
剥離剤に関する。また、本発明の剥離剤を用いたセパレ
ータに関する。
組成物を、各種の紙、合成フィルムおよび繊維などの基
材の表面で硬化させて被膜を形成することにより、粘着
性物質に対する剥離性を付与することは、よく知られて
いる。
応により硬化するもの(特開昭47−34447号公報
など参照)や、付加反応により硬化するもの(特公昭5
2−40918号公報など参照)が知られている。しか
し、これらの硬化反応を行うには加熱する必要があるた
め、硬化温度に耐える基材でないと適用できないという
欠点がある。
欠点を克服するため、各種の紫外線硬化型シリコーン組
成物が開発されている(特開昭56−166224号、
特開昭58−213024号、特開昭60−47064
号、特開昭60−84329号、特開昭61−2932
68号、特開平1−297421号および特開平1−3
11103号各公報参照)。この方法では、通常、硬化
時間が短くてすみ、また熱エネルギーによって損傷を受
けるような基材でも、塗工後に加熱することはなく、紫
外線照射により硬化させることができるという利点があ
る。
多様な硬化形態のものが提案されている。それらの中で
も、分子中にエポキシ基またはビニルエーテル基を有す
るポリオルガノシロキサンをカオチン発生型触媒の存在
下に紫外線による反応で硬化させるタイプは、酸素によ
る硬化阻害もなく不快臭もない点で優れたものであり、
広範にその使用が検討されている。
ガノシロキサン組成物を剥離剤として用いる場合、塗工
性、被膜形成性および剥離特性など、剥離剤として必要
な諸特性を満足させるために、光反応性ポリマーの分子
構造や分子量などの検討が必要である。光カチオン硬化
型の剥離剤として、提案されてきたグリシドキシおよび
3,4−エポキシシクロヘキシルのようなオキシランの
官能性による従来の紫外線硬化性剥離剤は、軽い剥離力
を示す硬化被膜を得ることが困難である。特にグリシド
キシ基による場合は、生産性向上のために硬化速度を上
げるという最近の要望には、硬化速度が遅いため十分に
対応できない。また、ビニルエーテル官能基によるもの
は、光反応性ポリマーの合成が煩雑であり、コスト的に
好ましくない。このような剥離性能および硬化性の調整
に関しては、反応性基に関する検討として、例えば、特
開平12−265153に開示されているように、オキ
セタニル基をシリコーン分子中に導入することにより改
良できることが提案されている。
非常に薄くすることが要求されている。従来の剥離剤の
粘度は比較的低いものであるが、1μm以下の塗膜を無
溶剤で塗工することは困難であるため、有機溶剤により
希釈して塗工する場合が多く、環境中に有機溶剤の排出
の問題が生じていた。
の紫外線硬化型シリコーン剥離剤が有する各種の制約を
受けず、良好な硬化性、密着性、被膜形成性および剥離
特性を有し、低粘度であり薄膜塗工性に優れた活性エネ
ルギー線硬化性シリコーン剥離剤、ならびに、それを用
いたセパレータを提供することである。
を達成するために検討を重ねた結果、分子中に少なくと
も2個の開環重合性を有する環状エーテル基を含有する
ポリオルガノシロキサンを活性エネルギー線反応性ポリ
マーとし、分子中に直鎖状あるいは分岐状の炭素数6〜
20のアルキル基およびオキセタニル基を1個有する単
官能オキセタンモノマーを希釈剤として用い、カチオン
重合開始剤と配合してなる活性エネルギー線硬化性組成
物が、剥離剤としての目的を達成しうることを見出し
て、本発明を完成するに至った。
性剥離剤は、 (A)平均単位式:(R1)m(R2)n SiO(4-m-n)/2 (1) (式(1)中、R1はたがいに同一でも異なっていても
よい、カチオン開環重合性基を有しない置換または非置
換の1価の炭化水素基を表し、この一部は水素原子、水
酸基または炭素数1〜4のアルコキシル基でもよく、R
2はたがいに同一でも異なっていてもよい、カチオン開
環重合性を有する環状エーテル基が結合しているアルキ
ル基を表し、これには脂環アルキルを有していても良
く、nは0.0004〜1.0であり、mはm+nの合
計が1.2〜2.2になる数である)で示され、この分
子中に少なくとも2個のカチオン開環重合性を有する環
状エーテル基を有するケイ素原子数が10〜1,000
のポリオルガノシロキサン、(B)下記式(2)で表さ
れる単官能オキセタンモノマー、ならびに、(C)カチ
オン重合開始剤を含むことを特徴とする組成剤よりな
る。
は置換基を有していてもよい直鎖状あるいは分岐状の炭
素数1〜4個のアルキル基を表し、R5は炭素数6〜1
8個の直鎖状あるいは分岐状アルキル基を表し、R6は
水素原子または炭素数1〜4個のアルキル基を表し、X
はメチレンまたは酸素原子を表わす。
環状エーテル基を有するポリオルガノシロキサン(A)
(以下(A)成分と称する)は、1分子中に少なくとも
2個の開環重合性を有する環状エーテル基を有するポリ
オルガノシロキサンであり、 (A)平均単位式:(R1)m(R2)nSiO(4-m-n)/2 (1) (式(1)中、R1、R2、mおよびnは前述のとおりで
ある)で示されるものから構成される。次に、(A)成
分について詳細に説明する。
分岐状でもよく、また分子全体としてもしくは部分的
に、環状や網状のシロキサン骨格を形成していてもよ
い。硬化した剥離剤が優れた物性を示すことから、直鎖
状または分岐状のものが好ましい。
開環重合性基を含まない基であって、たがいに同一でも
異なっていてもよい置換または非置換の1価の炭化水素
基であり、たとえば、メチル、エチル、プロピル、ブチ
ル、ペンチル、ヘキシル、オクチル、デシルおよびドデ
シルなどのような炭素数1〜18のアルキル基;シクロ
ヘキシルおよびシクロヘキシルメチルなどのような炭素
数6〜12のシクロアルキル基;ビニルおよびアリルな
どのような炭素数2〜12のアルケニル基;フェニルお
よびトリルなどのような炭素数6〜12のアリール基;
2−フェニルエチルおよび2−フェニルプロピルなどの
ような炭素数8〜12のアラルキル基などが例示され;
さらにこれらの炭化水素基の水素原子の一部が他の原子
または基で置換されたもの、メチル、エチルおよびプロ
ピルなどの炭素数1〜4のアルキル基などで、これらは
複数がついていても良いものが例示される。また、R1
の一部が、水素原子若しくは水酸基、またはメトキシ、
エトキシ、プロポキシおよびブトキシのような炭素数1
〜4のアルコキシル基などが結合していてもよく、これ
らは、分子末端などに意図的に導入したり、式(1)を
合成する際に生じたり、または式(1)にR2を導入す
る際に残存していてもよい。これらのうち、合成が容易
で、(A)成分が分子量の割に低い粘度を有し、硬化前
の組成物に良好な作業性を与えることと、硬化後の剥離
剤に良好な剥離性を与えることから、全R1の85%以
上がメチル基であることが好ましく、ほとんどのR1が
メチル基であることが特に好ましい。
っていてもよい、炭素原子がケイ素原子に結合したカチ
オン開環重合性基を含有する基であり、オキシラン基あ
るいはオキセタニル基等を含有する炭素数3〜12のア
ルキル基でありこれには脂環アルキルを有していても良
い。これらには、グリシドキシ基、シクロヘキセンオキ
シド基およびメチルオキセタニル基などが例示できる。
優れた硬化性および剥離性が得られることから、2−
(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチル基などが好
ましい。
単位式は、前述の式(1)で示され、mはm+nの合計
が1.2〜2.2になる数である。この数が1.2未満
のものは優れた剥離性が得られず、また2.2を越えて
も剥離性の硬化被膜が得られない。nは0.0002〜
1.0であり、好ましくは0.001〜0.4の範囲で
ある。
外線によって網状構造を形成することにより、これを含
む組成物は優れた硬化性を示す。さらに基材表面に優れ
た剥離性を有する硬化被膜を形成するためには、1分子
中の開環重合性基は、少なくとも2個である。硬化被膜
が軽い剥離力を示すには、R2を有するシロキサン単位
は、(A)成分の全シロキサン単位に対して80モル%
以下が好ましい。
る(A)成分のケイ素原子数は、平均で10〜1,00
0であり、10〜500の範囲が好ましい。ケイ素原子
数が平均10未満では、剥離性の硬化被膜が得られない
場合がある。一方、1,000を越えるものは、剥離剤
の粘度が上昇して、無溶剤における塗工が困難になるば
かりでなく、得られた硬化被膜の剥離性が劣ることや、
硬化被膜から他基材への移行性があるなど問題がある。
剤における塗工が容易で、活性エネルギー線硬化反応中
にゲル状物を形成せず、良好な剥離性被膜を形成できる
ことから、5〜10,000mPa・sの範囲が好まし
く、5〜1,000mPa・sの範囲がさらに好まし
い。
(B)成分と称する)は上記一般式(2)で表されるも
のであり、組成物の粘度および硬化後の剥離特性を調整
するために用いる成分である。式(2)は、直鎖状ある
いは分岐状のアルキル基およびオキセタニル基を1個有
するものである。式(2)中、R3およびR4は水素原子
または置換基を有していてもよい炭素数1〜4個のアル
キル基であり、この置換されたものは、クロロメチル、
3−クロロプロピルおよび3,3,3−トリフルオロプ
ロピルなどのような炭素数1〜4のハロゲン化アルキル
基などの置換アルキル基などである。また、R5は炭素
数6〜18個の直鎖状あるいは分岐状アルキル基を、R
6は水素原子または炭素数1〜4個のアルキル基であ
り、メチルまたはエチル基が好ましく、Xはメチレンま
たは酸素原子を示す。
化後の剥離特性を調整するために用いる成分は、比較的
低分子量であるため、重合硬化後の剥離剤に残存および
粘着剤中にこの成分が移行した場合、悪臭などの問題が
生じる。しかしながら(B)成分は、カチオン重合性の
高いオキセタン環を有することから、そのような問題が
大きく低減できる。本発明においては、特に下記式
(5)で表されるオキセタン化合物が(B)成分として
好ましく使用できる。
Pa・s以下のものが好ましい。
分と称する)は、活性エネルギー線の照射により活性化
されカチオン成分を生成し、組成物中の開環重合性基の
カチオン開環重合を誘発するように作用する。この活性
エネルギー線としては、紫外線、可視光および電子線な
どを挙げることができる。
溶し、活性エネルギー線が照射されて活性化され開環重
合性基の開環を誘発し得る任意のカチオン重合開始剤を
用いることができる。例えば、「UV・EB硬化材料」
[(株)シーエムシー発行(1992年)]にこれが記載
されている。これらの中でも、ジアリールヨードニウム
塩およびトリアリールスルホニウム塩が好ましいが、こ
れらに限定することなく用いることができる。
ウム塩類および有機金属錯体類などを例示することがで
きる。オニウム塩類としては、例えば、ジアゾニウム
塩、スルホニウム塩およびヨードニウム塩が挙げられ
る。また、有機金属錯体類としては、例えば、鉄−アレ
ン錯体、チタノセン錯体およびアリールシラノール−ア
ルミニウム錯体などが挙げられる。例えば、オプトマー
SP−150{商品名、旭電化工業(株)製}、オプト
マーSP−170{商品名、旭電化工業(株)製}、U
VE−1014(商品名、ゼネラルエレクトロニクス社
製)およびCD−1012(商品名、サートマー社製)
などを利用することもできる。これらの紫外線カチオン
開始剤の中で、本発明の組成物との相溶性に優れること
からアルキル置換基を有するヨードニウム塩が好まし
い。
ときの(C)成分は、本発明の組成物と相溶性が良く、
照射により分解してカチオンを発生させるものであれば
いずれをも用いることができる。
る)は、本発明の組成物の粘度および硬化後の塗膜強度
を調整するために用いられる成分であり、環状エーテル
基を分子中に2個以上有するもので(A)成分および
(B)成分との相溶性を有していれば、特に限定を受け
るものではない。例えば、一般的にエポキシ樹脂として
知られる、ビスフェノールA系エポキシ樹脂、ビスフェ
ノールF系エポキシ樹脂、ノボラック型エポキシ樹脂お
よび脂環式エポキシ樹脂などやオキセタニル基を有する
化合物などを挙げることができる。
るオキセタニル基を分子中に2個有するモノマーである
ことが特に好ましい。
素数1〜4個のアルキル基または置換炭化水素基を示
し、R9は下記一般式(4)を示す。この置換されたも
のは、クロロメチル、3−クロロプロピルおよび3,
3,3−トリフルオロプロピルなどのような炭素数1〜
4のハロゲン化アルキル基などである。
が1〜5のときのR10は炭素数2〜12の直鎖状あるい
は分岐状炭化水素基を示し、好ましくはエチレン、プロ
ピレンおよびベンゼンジメチルなどである。
個のオキセタニル基を有する(D)成分としては、脂肪
族オキセタン化合物が挙げられ、好ましいものとして
は、下記式(6)で表される、ビス(3−エチル−3−
オキセタニルメチル)エーテル(東亞合成製OXT−2
21)が例示できる。
(D)成分の合計100質量部中に0〜80質量部であ
ることが好ましい。(D)成分の配合量が80質量部以
上では硬化塗膜弾性率が高くなりすぎてしまい軽剥離性
を達成することが困難になる。
ネルギー線による(E)ラジカル重合開始剤((E)成
分と称する)は、活性エネルギー線の適応により活性化
されラジカル成分を生成し、この生成したラジカルが一
電子移動反応経由で系中に存在する(C)成分であるカ
チオン重合開始剤からカチオン成分を発生せしめ、組成
物中の開環重合性基によるカチオン開環重合を誘発する
ように作用するものであれば、いずれのものも使用する
ことが可能である。
活性エネルギー線照射により生成するラジカルが光カチ
オン重合開始剤と一電子移動反応を誘起できるものであ
れば任意の光ラジカル重合開始剤が用いることができ
る。
じる開始剤類としては、例えば、ベンゾインエーテル、
ベンジルジメチルケタール、α−ヒドロキシアルキルフ
ェノンおよびアシルフォスフィンオキサイドなどが挙げ
られる。
に優れることからα−ヒドロキシアルキルフェノンが
(E)成分として特に好ましい物として挙げられる。
材料である(A)成分および(B)成分、あるいは、
(A)成分、(B)成分および(C)成分の合計100
質量部中に1〜80質量部であることが好ましい。
(A)成分の配合量が1質量部以下では硬化塗膜の剥離
性能が低下する場合があり、80質量部以上では組成物
の粘度低下が不十分となる。より好ましい配合量は5〜
60質量部である。
び(B)成分、または(A)成分、(B)成分および
(D)成分の重合性配合物の合計100質量部に対し、
0.01〜5質量部の範囲とすることが好ましい。
(C)成分の配合割合が0.01質量部未満の場合に
は、活性エネルギー線の作用により重合開始剤が活性化
しても、開環重合性基の開環反応を十分に進行させるこ
とができないことがあり、重合後の剥離特性が不十分と
なる場合が有る。また、(C)成分が5質量部を超えて
配合したとしても、重合を進行する作用はそれ以上高ま
らず、逆に剥離性が低下することがある。
00質量部に対し、0〜1000質量部の範囲とするこ
とができ、10〜500質量部が好ましい。(E)成分
の配合割合が1000質量部を超えて配合したとして
も、重合を進行させる作用はそれ以上高まらず、逆に光
反応に関与できなかった成分が剥離剤中に残存し、剥離
性が低下することもある。
て、煙霧質シリカ、沈殿シリカおよびポリメチルシルセ
スキオキサン球状粒子などのような粉体;ベンゾフェノ
ン、チオキサントン、アミノキサントン、ベンゾフラビ
ン、9,10−ジエチルアントラセン、アクリジンオレ
ンジ、アクリジンイエローおよびホスフィンRなどのよ
うな増感剤などを配合することができる。
れるものであるが、場合により、溶剤で希釈して用いる
ことができる。溶剤としては、トルエンおよびキシレン
などのような炭化水素系溶剤;エチルアルコール、イソ
プロピルアルコールおよびブチルアルコールなどのよう
なアルコール系溶剤などが例示され、溶解性および塗工
性が優れていることから、アルコール系溶剤が望まし
い。
工し、活性エネルギー線例えば紫外線を照射して硬化さ
せることにより、基材表面に剥離剤層を有するセパレー
タを作製できる。ここでセパレータとは、基材の両面ま
たは片面にこのような剥離剤層を形成させ、剥離すべき
物質の間に挿入して使用するもの、基材の片面に剥離剤
層を形成させ、接着剤層を有するシートの接着剤層と対
向させて用いるものなど、任意の使用形態のものを包含
する。基材としては、クラフト紙、グラシン紙およびパ
ーチメント紙などのような紙;ポリエチレン、ポリプロ
ピレンおよびポリエチレンテレフタレートなどのような
プラスチックフィルム;およびポリエチレンラミネート
紙のような積層体が用いられる。塗工は、本発明の光硬
化性組成物を無溶剤で、または必要に応じて前述の溶剤
に溶解した溶液として、グラビア、ロールコーター、ナ
イフコーターおよびメイヤーバーその他、任意の器具を
用いる方法で行うことができる。
メタルハライドランプなどの光源から照射する、通常の
方法で行うことができる。
ノシロキサンを光反応性ポリマーとして用いる剥離剤の
剥離特性を維持しながら組成物の粘度を大きく低減する
ことができる。また、本発明の硬化性組成物は優れた硬
化性を示し、これから得られた剥離剤は多様なプラスチ
ック基材に対して表面処理をすることなく良好な密着性
を示す。本発明の組成物は、硬化後のセパレータから基
材への薬剤移行性がないという耐移行性に優れる。本発
明のセパレータは、軽い剥離力を必要とする用途に特に
有用である。さらに、本発明の活性エネルギー線硬化性
組成物の配合組成比を変えることで、希望する剥離する
力をコントロールすることも可能である。
をさらに詳細に説明する。本発明はこれらの実施例によ
って限定されるものではない。なお、これらの例におい
て、部はすべて質量部を表し、粘度は25℃における値
である。
シル)エチル基を有するポリオルガノシロキサンである
UV9300(GE東芝シリコーン社製)、(B)成分
として、上記一般式(2)において、R3およびR4が水
素原子でR5が炭素数8の2−エチルヘキシル基である
オキセタンモノマーOXT−212(東亞合成製)、お
よび、R5が炭素数18のオクタデシル基であるオキセ
タンモノマーOXR−18(東亞合成製)、(C)成分
として、ヨードニウム塩系光潜在カチオン開始剤である
ビス(ドデシルフェニルヨードニウム)ヘキサフルオロ
アンチモン塩、(D)成分として、上記式(6)にて示
されるOXT−221(東亞合成製)を表1に示した配
合組成で40℃にて均一に混合し、実施例1〜3の組成
物、ならびに官能基としてオキシラン環を有するポリオ
ルガノシロキサンのみを用いた比較例1の組成物を調製
した。これらの組成物について、次のような方法で供試
体を作製し、評価した。
リエステルテレフタレート(PET)フィルム(厚さ:
50μm)にバーコーターを用いることにより、約4μ
mの厚さで塗工した。これを120W/cmの集光型高
圧水銀灯(ランプ高さ:10cm)で紫外線が照射され
ているコンベアに速度5m/minのコンベアスピード
で一回通過させてカチオン重合させる事により、組成物
を硬化させ剥離剤を作製した。硬化後、剥離剤は、以下
の各試験に供した。
評価した。 ○・・・表面タックなし △・・・やや表面タックあり ×・・・表面タックあり ・剥離力の測定 JIS Z−0237に準じて、測定を行った。硬化処
理後、室温で1日養生した剥離剤膜面に、粘着テープ
(例えば商品名ニットー31Bテープ(1.9cm幅、
日東電工(株)製、))を貼り付け、2kgロールで一
往復圧着する。粘着テープの剥離力は、室温23℃、湿
度65%の条件において、粘着テープを180度の方向
に0.3m/minの速度で引き剥がして求めた。 ・残留接着率の測定 硬化処理後、室温で1日養生した剥離剤膜面に、ニット
ー31Bテープ(同上)を貼り付け、20g/cm2の
荷重をかけて、70℃で20時間放置した。その後、こ
のテープを剥がし、剥がしたテープをステンレス板(J
IS C2107)に貼り付けて、2kgゴムローラー
で圧着し、25℃で3時間エージングさせた。エージン
グ後、この粘着テープを180度の方向に引張り、剥離
力(f)を測定した。一方、ブランク試料として、ポリ
テトラフルオロエチレンフィルムに、ニットー31Bテ
ープ(同上)を貼り付け、同様の操作により剥離力(f
0)を測定した。残留接着率(%)は、次の式によって
算出した。 残留接着率(%)=(f/f0)×100 ・移行性 硬化処理後、室温で1日養生した剥離剤膜面に、厚さ2
5μmのポリエチレンテレフタレートフィルムを合わ
せ、室温で10kg/cm2の荷重をかけて1時間圧着
した。その後、このポリエチレンテレフタレートフィル
ムを剥がし,これに油性フェルトペン(例えば商品名マ
ジックインキのようなもの)で線を引き、インキのはじ
き具合を評価した。 ○・・・はじきなし △・・・ややはじきあり ×・・・はじきあり ・密着性 紫外線照射の直後に、剥離剤を指で強くこすり、この脱
落の程度を評価した。 ○・・・脱落なし △・・・やや脱落あり ×・・・脱落が大きい ・ジッピング 室温で1日養生後の剥離剤被膜に、ニットー31Bテー
プを貼り付け、20g/cm2の荷重をかけて、70℃
で20時間放置した後、テープを素早く剥がし、その時
の剥離音の大きさについて評価した。 ◎・・・剥離音なし ○・・・剥離音ややあり △・・・剥離音あり ×・・・剥離音が大きい
剤の評価結果は、表1に示すとおりであった。
ル)エチル基を有するポリオルガノシロキサンUV93
00(GE東芝シリコーン社製) ・OXT−212:3−エチル−3−(2−エチルヘキ
シロキシメチル)オキセタン(東亞合成製) ・OXR−18:3−エチル−3−(オクタデカニルオ
キシメチル)オキセタン(東亞合成製) ・OXT−221:ジ[1−エチル(3−オキセタニ
ル)]メチルエーテル(東亞合成製) ・○UV9380C:ビス(ドデシルフェニルヨードニ
ウム)ヘキサフルオロアンチモン塩
あるカチオン重合性官能基を含有するポリオルガノシロ
キサンと(B)成分であるアルキル基を有するオキセタ
ンモノマーを配合してなる本発明の組成物は低粘度であ
り、短時間の紫外線照射によって、硬化性および剥離特
性に優れ、かつジッピングを生じない剥離剤となり、優
れたセパレータが得られることが明らかになった。
ル)エチル基を有するポリオルガノシロキサンであるX
S56−A2982(GE東芝シリコーン社製)、
(B)成分としてオキセタンモノマーOXT−212、
(C)成分としてヨードニウム塩系光潜在カチオン開始
剤であるビス(ドデシルフェニルヨードニウム)ヘキサ
フルオロアンチモン塩、(D)成分としてOXT−22
1を表2に示した配合組成で40℃にて均一に混合し、
実施例4の組成物ならびに比較例2の組成物を調製し
た。これらの組成物について、前述の方法で供試体を作
製、評価結果を表2に示した。なお、比較例2の供試体
においては、ジッピング試験において密着性が不足し塗
膜が剥がれたため測定不能であった。
ロヘキシル)エチル基を有するポリオルガノシロキサン
(GE東芝シリコーン社製)
いることにより基材に対する密着性が優れ硬化後のセパ
レータからの薬剤移行性が認められないものが得られ
る。更に、本発明の組成物の配合を調整することにより
剥離力をコントロールすることが可能である。
ギー線反応性を有するポリオルガノシロキサンとアルキ
ル基を有するオキセタンモノマーを配合することによ
り、低粘度で薄膜塗工性に優れ、同時に、活性エネルギ
ー線とくに紫外線硬化性に優れた剥離剤が得られる。こ
れを用いたセパレータは、優れた剥離特性を示す。
Claims (6)
- 【請求項1】 (A)平均単位式:(R1)m(R2)nSiO(4-m-n)/2 (1) (式(1)中、R1はたがいに同一でも異なっていても
よいカチオン開環重合性基を有しない置換または非置換
の1価の炭化水素基を表し、この一部は水素原子、水酸
基または炭素数1〜4のアルコキシル基でもよく、R2
はたがいに同一でも異なっていてもよいカチオン開環重
合性を有する環状エーテル基が結合しているアルキル基
を表し、これには脂環アルキルを有していても良く、n
は0.0004〜1.0であり、mはm+nの合計が
1.2〜2.2になる数である)で示され、分子中に少
なくとも2個のカチオン開環重合性を有する環状エーテ
ル基を含有するケイ素原子数が10〜1,000のポリ
オルガノシロキサン、(B)下記式(2)で表される単
官能オキセタンモノマー、 【化1】 (式(2)中、R3およびR4は水素原子または置換基を
有していてもよい直鎖状あるいは分岐状の炭素数1〜4
のアルキル基を表し、R5は炭素数6〜18個の直鎖状
あるいは分岐状アルキル基を表し、R6は水素原子また
は炭素数1〜4のアルキル基を表し、Xはメチレンまた
は酸素原子である)、ならびに、(C)カチオン重合開
始剤、を含むことを特徴とする剥離剤として使用できる
活性エネルギー線硬化性組成物。 - 【請求項2】請求項1に記載の硬化性組成物に(D)開
環重合性を有する環状エーテル基を2個以上有する多官
能モノマーを配合することを特徴とする剥離剤として使
用できる活性エネルギー線硬化性組成物。 - 【請求項3】請求項2に記載の(D)多官能モノマーが
下記一般式(3)で表されるオキセタニル基を2個有す
るものであることを特徴とする剥離剤として使用できる
活性エネルギー線硬化性組成物。 【化2】 (式(3)中、R7およびR8は水素原子、炭素数1〜4
個のアルキル基または置換炭化水素基を表し、R9は下
記一般式(4)である。) 【化3】 (式(4)中、kは0〜5の整数であり、kが1〜5の
ときのR10は炭素数2〜12の直鎖状あるいは分岐状炭
化水素基を表わす。) - 【請求項4】請求項1〜3にそれぞれ記載の硬化性組成
物に(E)ラジカル重合開始剤を配合することを特徴と
する剥離剤として使用できる活性エネルギー線硬化性組
成物。 - 【請求項5】請求項1〜4にそれぞれ記載の硬化性組成
物を基材に塗工し、活性エネルギー線によって硬化させ
たセパレータ。 - 【請求項6】請求項5記載の活性エネルギー線が紫外線
であるセパレータ。
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