JP2003171458A - 硬化性剥離剤およびそれを用いたセパレータ - Google Patents

硬化性剥離剤およびそれを用いたセパレータ

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光硬化型シリコーン剥離剤が有する各種の制
約を受けず、良好な硬化性、密着性、被膜形成性および
剥離特性を有し、低粘度であり薄膜塗工性に優れた活性
エネルギー線硬化性シリコーン剥離剤、ならびに、それ
を用いたセパレータを提供することである。 【解決手段】 分子中に少なくとも2個の開環重合性を
有する環状エーテル基を含有するポリオルガノシロキサ
ンを活性エネルギー線反応性ポリマーとし、分子中に直
鎖状あるいは分岐状の炭素数6〜20のアルキル基およ
びオキセタニル基を1個有する単官能オキセタンモノマ
ーを希釈剤として用い、カチオン重合開始剤と配合して
なる活性エネルギー線硬化性組成物が、剥離剤およびセ
パレータとしての目的を達成しうることを見出して解決
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規な活性エネル
ギー線硬化性剥離剤に関し、さらに詳しくは、無溶剤で
も低粘度であり薄膜塗工性に優れ、更に、硬化速度およ
び剥離特性に優れた活性エネルギー線硬化性シリコーン
剥離剤に関する。また、本発明の剥離剤を用いたセパレ
ータに関する。
【0002】
【従来の技術】ポリオルガノシロキサンを主成分とする
組成物を、各種の紙、合成フィルムおよび繊維などの基
材の表面で硬化させて被膜を形成することにより、粘着
性物質に対する剥離性を付与することは、よく知られて
いる。
【0003】このようなシリコーン剥離剤には、縮合反
応により硬化するもの(特開昭47−34447号公報
など参照)や、付加反応により硬化するもの(特公昭5
2−40918号公報など参照)が知られている。しか
し、これらの硬化反応を行うには加熱する必要があるた
め、硬化温度に耐える基材でないと適用できないという
欠点がある。
【0004】加熱硬化型シリコーン剥離剤のこのような
欠点を克服するため、各種の紫外線硬化型シリコーン組
成物が開発されている(特開昭56−166224号、
特開昭58−213024号、特開昭60−47064
号、特開昭60−84329号、特開昭61−2932
68号、特開平1−297421号および特開平1−3
11103号各公報参照)。この方法では、通常、硬化
時間が短くてすみ、また熱エネルギーによって損傷を受
けるような基材でも、塗工後に加熱することはなく、紫
外線照射により硬化させることができるという利点があ
る。
【0005】従来の紫外線硬化型シリコーンとしては、
多様な硬化形態のものが提案されている。それらの中で
も、分子中にエポキシ基またはビニルエーテル基を有す
るポリオルガノシロキサンをカオチン発生型触媒の存在
下に紫外線による反応で硬化させるタイプは、酸素によ
る硬化阻害もなく不快臭もない点で優れたものであり、
広範にその使用が検討されている。
【0006】一般に、紫外線によって硬化するポリオル
ガノシロキサン組成物を剥離剤として用いる場合、塗工
性、被膜形成性および剥離特性など、剥離剤として必要
な諸特性を満足させるために、光反応性ポリマーの分子
構造や分子量などの検討が必要である。光カチオン硬化
型の剥離剤として、提案されてきたグリシドキシおよび
3,4−エポキシシクロヘキシルのようなオキシランの
官能性による従来の紫外線硬化性剥離剤は、軽い剥離力
を示す硬化被膜を得ることが困難である。特にグリシド
キシ基による場合は、生産性向上のために硬化速度を上
げるという最近の要望には、硬化速度が遅いため十分に
対応できない。また、ビニルエーテル官能基によるもの
は、光反応性ポリマーの合成が煩雑であり、コスト的に
好ましくない。このような剥離性能および硬化性の調整
に関しては、反応性基に関する検討として、例えば、特
開平12−265153に開示されているように、オキ
セタニル基をシリコーン分子中に導入することにより改
良できることが提案されている。
【0007】一般に剥離剤の塗工においては、塗布膜を
非常に薄くすることが要求されている。従来の剥離剤の
粘度は比較的低いものであるが、1μm以下の塗膜を無
溶剤で塗工することは困難であるため、有機溶剤により
希釈して塗工する場合が多く、環境中に有機溶剤の排出
の問題が生じていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、従来
の紫外線硬化型シリコーン剥離剤が有する各種の制約を
受けず、良好な硬化性、密着性、被膜形成性および剥離
特性を有し、低粘度であり薄膜塗工性に優れた活性エネ
ルギー線硬化性シリコーン剥離剤、ならびに、それを用
いたセパレータを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記の目的
を達成するために検討を重ねた結果、分子中に少なくと
も2個の開環重合性を有する環状エーテル基を含有する
ポリオルガノシロキサンを活性エネルギー線反応性ポリ
マーとし、分子中に直鎖状あるいは分岐状の炭素数6〜
20のアルキル基およびオキセタニル基を1個有する単
官能オキセタンモノマーを希釈剤として用い、カチオン
重合開始剤と配合してなる活性エネルギー線硬化性組成
物が、剥離剤としての目的を達成しうることを見出し
て、本発明を完成するに至った。
【0010】すなわち、本発明の活性エネルギー線硬化
性剥離剤は、 (A)平均単位式:(R1)m(R2)n SiO(4-m-n)/2 (1) (式(1)中、R1はたがいに同一でも異なっていても
よい、カチオン開環重合性基を有しない置換または非置
換の1価の炭化水素基を表し、この一部は水素原子、水
酸基または炭素数1〜4のアルコキシル基でもよく、R
2はたがいに同一でも異なっていてもよい、カチオン開
環重合性を有する環状エーテル基が結合しているアルキ
ル基を表し、これには脂環アルキルを有していても良
く、nは0.0004〜1.0であり、mはm+nの合
計が1.2〜2.2になる数である)で示され、この分
子中に少なくとも2個のカチオン開環重合性を有する環
状エーテル基を有するケイ素原子数が10〜1,000
のポリオルガノシロキサン、(B)下記式(2)で表さ
れる単官能オキセタンモノマー、ならびに、(C)カチ
オン重合開始剤を含むことを特徴とする組成剤よりな
る。
【0011】
【化4】
【0012】式(2)中、R3およびR4は水素原子また
は置換基を有していてもよい直鎖状あるいは分岐状の炭
素数1〜4個のアルキル基を表し、R5は炭素数6〜1
8個の直鎖状あるいは分岐状アルキル基を表し、R6
水素原子または炭素数1〜4個のアルキル基を表し、X
はメチレンまたは酸素原子を表わす。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に本発明を詳しく説明する。
環状エーテル基を有するポリオルガノシロキサン(A)
(以下(A)成分と称する)は、1分子中に少なくとも
2個の開環重合性を有する環状エーテル基を有するポリ
オルガノシロキサンであり、 (A)平均単位式:(R1)m(R2)nSiO(4-m-n)/2 (1) (式(1)中、R1、R2、mおよびnは前述のとおりで
ある)で示されるものから構成される。次に、(A)成
分について詳細に説明する。
【0014】式(1)のシロキサン骨格は、直鎖状でも
分岐状でもよく、また分子全体としてもしくは部分的
に、環状や網状のシロキサン骨格を形成していてもよ
い。硬化した剥離剤が優れた物性を示すことから、直鎖
状または分岐状のものが好ましい。
【0015】式(1)のR1は、ケイ素原子に結合し、
開環重合性基を含まない基であって、たがいに同一でも
異なっていてもよい置換または非置換の1価の炭化水素
基であり、たとえば、メチル、エチル、プロピル、ブチ
ル、ペンチル、ヘキシル、オクチル、デシルおよびドデ
シルなどのような炭素数1〜18のアルキル基;シクロ
ヘキシルおよびシクロヘキシルメチルなどのような炭素
数6〜12のシクロアルキル基;ビニルおよびアリルな
どのような炭素数2〜12のアルケニル基;フェニルお
よびトリルなどのような炭素数6〜12のアリール基;
2−フェニルエチルおよび2−フェニルプロピルなどの
ような炭素数8〜12のアラルキル基などが例示され;
さらにこれらの炭化水素基の水素原子の一部が他の原子
または基で置換されたもの、メチル、エチルおよびプロ
ピルなどの炭素数1〜4のアルキル基などで、これらは
複数がついていても良いものが例示される。また、R1
の一部が、水素原子若しくは水酸基、またはメトキシ、
エトキシ、プロポキシおよびブトキシのような炭素数1
〜4のアルコキシル基などが結合していてもよく、これ
らは、分子末端などに意図的に導入したり、式(1)を
合成する際に生じたり、または式(1)にR2を導入す
る際に残存していてもよい。これらのうち、合成が容易
で、(A)成分が分子量の割に低い粘度を有し、硬化前
の組成物に良好な作業性を与えることと、硬化後の剥離
剤に良好な剥離性を与えることから、全R1の85%以
上がメチル基であることが好ましく、ほとんどのR1
メチル基であることが特に好ましい。
【0016】式(1)のR2は、たがいに同一でも異な
っていてもよい、炭素原子がケイ素原子に結合したカチ
オン開環重合性基を含有する基であり、オキシラン基あ
るいはオキセタニル基等を含有する炭素数3〜12のア
ルキル基でありこれには脂環アルキルを有していても良
い。これらには、グリシドキシ基、シクロヘキセンオキ
シド基およびメチルオキセタニル基などが例示できる。
優れた硬化性および剥離性が得られることから、2−
(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチル基などが好
ましい。
【0017】ポリオルガノシロキサン全体としての平均
単位式は、前述の式(1)で示され、mはm+nの合計
が1.2〜2.2になる数である。この数が1.2未満
のものは優れた剥離性が得られず、また2.2を越えて
も剥離性の硬化被膜が得られない。nは0.0002〜
1.0であり、好ましくは0.001〜0.4の範囲で
ある。
【0018】(A)成分が活性エネルギー線たとえば紫
外線によって網状構造を形成することにより、これを含
む組成物は優れた硬化性を示す。さらに基材表面に優れ
た剥離性を有する硬化被膜を形成するためには、1分子
中の開環重合性基は、少なくとも2個である。硬化被膜
が軽い剥離力を示すには、R2を有するシロキサン単位
は、(A)成分の全シロキサン単位に対して80モル%
以下が好ましい。
【0019】このようなシロキサン単位の組合せからな
る(A)成分のケイ素原子数は、平均で10〜1,00
0であり、10〜500の範囲が好ましい。ケイ素原子
数が平均10未満では、剥離性の硬化被膜が得られない
場合がある。一方、1,000を越えるものは、剥離剤
の粘度が上昇して、無溶剤における塗工が困難になるば
かりでなく、得られた硬化被膜の剥離性が劣ることや、
硬化被膜から他基材への移行性があるなど問題がある。
【0020】(A)成分の25℃における粘度は、無溶
剤における塗工が容易で、活性エネルギー線硬化反応中
にゲル状物を形成せず、良好な剥離性被膜を形成できる
ことから、5〜10,000mPa・sの範囲が好まし
く、5〜1,000mPa・sの範囲がさらに好まし
い。
【0021】(B)単官能オキセタンモノマー(以下
(B)成分と称する)は上記一般式(2)で表されるも
のであり、組成物の粘度および硬化後の剥離特性を調整
するために用いる成分である。式(2)は、直鎖状ある
いは分岐状のアルキル基およびオキセタニル基を1個有
するものである。式(2)中、R3およびR4は水素原子
または置換基を有していてもよい炭素数1〜4個のアル
キル基であり、この置換されたものは、クロロメチル、
3−クロロプロピルおよび3,3,3−トリフルオロプ
ロピルなどのような炭素数1〜4のハロゲン化アルキル
基などの置換アルキル基などである。また、R5は炭素
数6〜18個の直鎖状あるいは分岐状アルキル基を、R
6は水素原子または炭素数1〜4個のアルキル基であ
り、メチルまたはエチル基が好ましく、Xはメチレンま
たは酸素原子を示す。
【0022】一般に、このような組成物の粘度および硬
化後の剥離特性を調整するために用いる成分は、比較的
低分子量であるため、重合硬化後の剥離剤に残存および
粘着剤中にこの成分が移行した場合、悪臭などの問題が
生じる。しかしながら(B)成分は、カチオン重合性の
高いオキセタン環を有することから、そのような問題が
大きく低減できる。本発明においては、特に下記式
(5)で表されるオキセタン化合物が(B)成分として
好ましく使用できる。
【0023】
【化5】
【0024】但し、R5は式(2)のものと同じ。
【0025】(B)成分の粘度は25℃において50m
Pa・s以下のものが好ましい。
【0026】(C)カチオン重合開始剤(以下(C)成
分と称する)は、活性エネルギー線の照射により活性化
されカチオン成分を生成し、組成物中の開環重合性基の
カチオン開環重合を誘発するように作用する。この活性
エネルギー線としては、紫外線、可視光および電子線な
どを挙げることができる。
【0027】(C)成分としては、本発明の組成物と相
溶し、活性エネルギー線が照射されて活性化され開環重
合性基の開環を誘発し得る任意のカチオン重合開始剤を
用いることができる。例えば、「UV・EB硬化材料」
[(株)シーエムシー発行(1992年)]にこれが記載
されている。これらの中でも、ジアリールヨードニウム
塩およびトリアリールスルホニウム塩が好ましいが、こ
れらに限定することなく用いることができる。
【0028】紫外線カチオン重合開始剤としては、オニ
ウム塩類および有機金属錯体類などを例示することがで
きる。オニウム塩類としては、例えば、ジアゾニウム
塩、スルホニウム塩およびヨードニウム塩が挙げられ
る。また、有機金属錯体類としては、例えば、鉄−アレ
ン錯体、チタノセン錯体およびアリールシラノール−ア
ルミニウム錯体などが挙げられる。例えば、オプトマー
SP−150{商品名、旭電化工業(株)製}、オプト
マーSP−170{商品名、旭電化工業(株)製}、U
VE−1014(商品名、ゼネラルエレクトロニクス社
製)およびCD−1012(商品名、サートマー社製)
などを利用することもできる。これらの紫外線カチオン
開始剤の中で、本発明の組成物との相溶性に優れること
からアルキル置換基を有するヨードニウム塩が好まし
い。
【0029】活性エネルギー線が可視光または電子線の
ときの(C)成分は、本発明の組成物と相溶性が良く、
照射により分解してカチオンを発生させるものであれば
いずれをも用いることができる。
【0030】(D)多官能モノマー((D)成分と称す
る)は、本発明の組成物の粘度および硬化後の塗膜強度
を調整するために用いられる成分であり、環状エーテル
基を分子中に2個以上有するもので(A)成分および
(B)成分との相溶性を有していれば、特に限定を受け
るものではない。例えば、一般的にエポキシ樹脂として
知られる、ビスフェノールA系エポキシ樹脂、ビスフェ
ノールF系エポキシ樹脂、ノボラック型エポキシ樹脂お
よび脂環式エポキシ樹脂などやオキセタニル基を有する
化合物などを挙げることができる。
【0031】(D)成分は、下記一般式(3)で表され
るオキセタニル基を分子中に2個有するモノマーである
ことが特に好ましい。
【0032】
【化6】
【0033】式(3)中、R7およびR8は水素原子、炭
素数1〜4個のアルキル基または置換炭化水素基を示
し、R9は下記一般式(4)を示す。この置換されたも
のは、クロロメチル、3−クロロプロピルおよび3,
3,3−トリフルオロプロピルなどのような炭素数1〜
4のハロゲン化アルキル基などである。
【0034】
【化7】
【0035】式(4)中、kは0〜5の整数であり、k
が1〜5のときのR10は炭素数2〜12の直鎖状あるい
は分岐状炭化水素基を示し、好ましくはエチレン、プロ
ピレンおよびベンゼンジメチルなどである。
【0036】上記一般式(3)で表される一分子中に2
個のオキセタニル基を有する(D)成分としては、脂肪
族オキセタン化合物が挙げられ、好ましいものとして
は、下記式(6)で表される、ビス(3−エチル−3−
オキセタニルメチル)エーテル(東亞合成製OXT−2
21)が例示できる。
【0037】
【化8】
【0038】(D)成分の配合量は、(B)成分および
(D)成分の合計100質量部中に0〜80質量部であ
ることが好ましい。(D)成分の配合量が80質量部以
上では硬化塗膜弾性率が高くなりすぎてしまい軽剥離性
を達成することが困難になる。
【0039】紫外線、可視光および電子線などの活性エ
ネルギー線による(E)ラジカル重合開始剤((E)成
分と称する)は、活性エネルギー線の適応により活性化
されラジカル成分を生成し、この生成したラジカルが一
電子移動反応経由で系中に存在する(C)成分であるカ
チオン重合開始剤からカチオン成分を発生せしめ、組成
物中の開環重合性基によるカチオン開環重合を誘発する
ように作用するものであれば、いずれのものも使用する
ことが可能である。
【0040】(E)成分は、本発明の組成物と相溶し、
活性エネルギー線照射により生成するラジカルが光カチ
オン重合開始剤と一電子移動反応を誘起できるものであ
れば任意の光ラジカル重合開始剤が用いることができ
る。
【0041】(E)成分における分子内開裂型反応が生
じる開始剤類としては、例えば、ベンゾインエーテル、
ベンジルジメチルケタール、α−ヒドロキシアルキルフ
ェノンおよびアシルフォスフィンオキサイドなどが挙げ
られる。
【0042】これらの光カチオン開始剤の中で、相溶性
に優れることからα−ヒドロキシアルキルフェノンが
(E)成分として特に好ましい物として挙げられる。
【0043】(A)成分の配合量は、重合性基を有する
材料である(A)成分および(B)成分、あるいは、
(A)成分、(B)成分および(C)成分の合計100
質量部中に1〜80質量部であることが好ましい。
(A)成分の配合量が1質量部以下では硬化塗膜の剥離
性能が低下する場合があり、80質量部以上では組成物
の粘度低下が不十分となる。より好ましい配合量は5〜
60質量部である。
【0044】(C)成分の配合割合は、(A)成分およ
び(B)成分、または(A)成分、(B)成分および
(D)成分の重合性配合物の合計100質量部に対し、
0.01〜5質量部の範囲とすることが好ましい。
(C)成分の配合割合が0.01質量部未満の場合に
は、活性エネルギー線の作用により重合開始剤が活性化
しても、開環重合性基の開環反応を十分に進行させるこ
とができないことがあり、重合後の剥離特性が不十分と
なる場合が有る。また、(C)成分が5質量部を超えて
配合したとしても、重合を進行する作用はそれ以上高ま
らず、逆に剥離性が低下することがある。
【0045】(E)成分の配合割合は、(C)成分の1
00質量部に対し、0〜1000質量部の範囲とするこ
とができ、10〜500質量部が好ましい。(E)成分
の配合割合が1000質量部を超えて配合したとして
も、重合を進行させる作用はそれ以上高まらず、逆に光
反応に関与できなかった成分が剥離剤中に残存し、剥離
性が低下することもある。
【0046】本発明の硬化性組成物には、必要に応じ
て、煙霧質シリカ、沈殿シリカおよびポリメチルシルセ
スキオキサン球状粒子などのような粉体;ベンゾフェノ
ン、チオキサントン、アミノキサントン、ベンゾフラビ
ン、9,10−ジエチルアントラセン、アクリジンオレ
ンジ、アクリジンイエローおよびホスフィンRなどのよ
うな増感剤などを配合することができる。
【0047】本発明の硬化性組成物は、無溶剤で使用さ
れるものであるが、場合により、溶剤で希釈して用いる
ことができる。溶剤としては、トルエンおよびキシレン
などのような炭化水素系溶剤;エチルアルコール、イソ
プロピルアルコールおよびブチルアルコールなどのよう
なアルコール系溶剤などが例示され、溶解性および塗工
性が優れていることから、アルコール系溶剤が望まし
い。
【0048】本発明の硬化性組成物を、基材の表面に塗
工し、活性エネルギー線例えば紫外線を照射して硬化さ
せることにより、基材表面に剥離剤層を有するセパレー
タを作製できる。ここでセパレータとは、基材の両面ま
たは片面にこのような剥離剤層を形成させ、剥離すべき
物質の間に挿入して使用するもの、基材の片面に剥離剤
層を形成させ、接着剤層を有するシートの接着剤層と対
向させて用いるものなど、任意の使用形態のものを包含
する。基材としては、クラフト紙、グラシン紙およびパ
ーチメント紙などのような紙;ポリエチレン、ポリプロ
ピレンおよびポリエチレンテレフタレートなどのような
プラスチックフィルム;およびポリエチレンラミネート
紙のような積層体が用いられる。塗工は、本発明の光硬
化性組成物を無溶剤で、または必要に応じて前述の溶剤
に溶解した溶液として、グラビア、ロールコーター、ナ
イフコーターおよびメイヤーバーその他、任意の器具を
用いる方法で行うことができる。
【0049】紫外線は、高圧水銀灯、低圧水銀灯および
メタルハライドランプなどの光源から照射する、通常の
方法で行うことができる。
【0050】特に本発明の剥離剤は、従来のポリオルガ
ノシロキサンを光反応性ポリマーとして用いる剥離剤の
剥離特性を維持しながら組成物の粘度を大きく低減する
ことができる。また、本発明の硬化性組成物は優れた硬
化性を示し、これから得られた剥離剤は多様なプラスチ
ック基材に対して表面処理をすることなく良好な密着性
を示す。本発明の組成物は、硬化後のセパレータから基
材への薬剤移行性がないという耐移行性に優れる。本発
明のセパレータは、軽い剥離力を必要とする用途に特に
有用である。さらに、本発明の活性エネルギー線硬化性
組成物の配合組成比を変えることで、希望する剥離する
力をコントロールすることも可能である。
【0051】
【実施例】以下、実施例および比較例によって、本発明
をさらに詳細に説明する。本発明はこれらの実施例によ
って限定されるものではない。なお、これらの例におい
て、部はすべて質量部を表し、粘度は25℃における値
である。
【0052】○実施例1〜3、比較例1 (A)成分として、2−(3,4−エポキシシクロヘキ
シル)エチル基を有するポリオルガノシロキサンである
UV9300(GE東芝シリコーン社製)、(B)成分
として、上記一般式(2)において、R3およびR4が水
素原子でR5が炭素数8の2−エチルヘキシル基である
オキセタンモノマーOXT−212(東亞合成製)、お
よび、R5が炭素数18のオクタデシル基であるオキセ
タンモノマーOXR−18(東亞合成製)、(C)成分
として、ヨードニウム塩系光潜在カチオン開始剤である
ビス(ドデシルフェニルヨードニウム)ヘキサフルオロ
アンチモン塩、(D)成分として、上記式(6)にて示
されるOXT−221(東亞合成製)を表1に示した配
合組成で40℃にて均一に混合し、実施例1〜3の組成
物、ならびに官能基としてオキシラン環を有するポリオ
ルガノシロキサンのみを用いた比較例1の組成物を調製
した。これらの組成物について、次のような方法で供試
体を作製し、評価した。
【0053】○供試体の作成 各実施例および比較例で調製した組成物を、それぞれポ
リエステルテレフタレート(PET)フィルム(厚さ:
50μm)にバーコーターを用いることにより、約4μ
mの厚さで塗工した。これを120W/cmの集光型高
圧水銀灯(ランプ高さ:10cm)で紫外線が照射され
ているコンベアに速度5m/minのコンベアスピード
で一回通過させてカチオン重合させる事により、組成物
を硬化させ剥離剤を作製した。硬化後、剥離剤は、以下
の各試験に供した。
【0054】○評価試験方法 ・硬化性 組成物の紫外線照射により作製した剥離剤の表面状態を
評価した。 ○・・・表面タックなし △・・・やや表面タックあり ×・・・表面タックあり ・剥離力の測定 JIS Z−0237に準じて、測定を行った。硬化処
理後、室温で1日養生した剥離剤膜面に、粘着テープ
(例えば商品名ニットー31Bテープ(1.9cm幅、
日東電工(株)製、))を貼り付け、2kgロールで一
往復圧着する。粘着テープの剥離力は、室温23℃、湿
度65%の条件において、粘着テープを180度の方向
に0.3m/minの速度で引き剥がして求めた。 ・残留接着率の測定 硬化処理後、室温で1日養生した剥離剤膜面に、ニット
ー31Bテープ(同上)を貼り付け、20g/cm2
荷重をかけて、70℃で20時間放置した。その後、こ
のテープを剥がし、剥がしたテープをステンレス板(J
IS C2107)に貼り付けて、2kgゴムローラー
で圧着し、25℃で3時間エージングさせた。エージン
グ後、この粘着テープを180度の方向に引張り、剥離
力(f)を測定した。一方、ブランク試料として、ポリ
テトラフルオロエチレンフィルムに、ニットー31Bテ
ープ(同上)を貼り付け、同様の操作により剥離力(f
0)を測定した。残留接着率(%)は、次の式によって
算出した。 残留接着率(%)=(f/f0)×100 ・移行性 硬化処理後、室温で1日養生した剥離剤膜面に、厚さ2
5μmのポリエチレンテレフタレートフィルムを合わ
せ、室温で10kg/cm2の荷重をかけて1時間圧着
した。その後、このポリエチレンテレフタレートフィル
ムを剥がし,これに油性フェルトペン(例えば商品名マ
ジックインキのようなもの)で線を引き、インキのはじ
き具合を評価した。 ○・・・はじきなし △・・・ややはじきあり ×・・・はじきあり ・密着性 紫外線照射の直後に、剥離剤を指で強くこすり、この脱
落の程度を評価した。 ○・・・脱落なし △・・・やや脱落あり ×・・・脱落が大きい ・ジッピング 室温で1日養生後の剥離剤被膜に、ニットー31Bテー
プを貼り付け、20g/cm2の荷重をかけて、70℃
で20時間放置した後、テープを素早く剥がし、その時
の剥離音の大きさについて評価した。 ◎・・・剥離音なし ○・・・剥離音ややあり △・・・剥離音あり ×・・・剥離音が大きい
【0055】本発明の組成物における硬化性および硬化
剤の評価結果は、表1に示すとおりであった。
【0056】
【表1】
【0057】表1中の化合物 ・UV9300:2−(3,4−エポキシシクロヘキシ
ル)エチル基を有するポリオルガノシロキサンUV93
00(GE東芝シリコーン社製) ・OXT−212:3−エチル−3−(2−エチルヘキ
シロキシメチル)オキセタン(東亞合成製) ・OXR−18:3−エチル−3−(オクタデカニルオ
キシメチル)オキセタン(東亞合成製) ・OXT−221:ジ[1−エチル(3−オキセタニ
ル)]メチルエーテル(東亞合成製) ・○UV9380C:ビス(ドデシルフェニルヨードニ
ウム)ヘキサフルオロアンチモン塩
【0058】表1からも明らかなように、(A)成分で
あるカチオン重合性官能基を含有するポリオルガノシロ
キサンと(B)成分であるアルキル基を有するオキセタ
ンモノマーを配合してなる本発明の組成物は低粘度であ
り、短時間の紫外線照射によって、硬化性および剥離特
性に優れ、かつジッピングを生じない剥離剤となり、優
れたセパレータが得られることが明らかになった。
【0059】○実施例4、比較例2 (A)成分として2−(3,4−エポキシシクロヘキシ
ル)エチル基を有するポリオルガノシロキサンであるX
S56−A2982(GE東芝シリコーン社製)、
(B)成分としてオキセタンモノマーOXT−212、
(C)成分としてヨードニウム塩系光潜在カチオン開始
剤であるビス(ドデシルフェニルヨードニウム)ヘキサ
フルオロアンチモン塩、(D)成分としてOXT−22
1を表2に示した配合組成で40℃にて均一に混合し、
実施例4の組成物ならびに比較例2の組成物を調製し
た。これらの組成物について、前述の方法で供試体を作
製、評価結果を表2に示した。なお、比較例2の供試体
においては、ジッピング試験において密着性が不足し塗
膜が剥がれたため測定不能であった。
【0060】
【表2】
【0061】表2中の化合物(他は表1参照) ・XS56−A2982:2−(3,4−エポキシシク
ロヘキシル)エチル基を有するポリオルガノシロキサン
(GE東芝シリコーン社製)
【0062】表2に記載したように本発明の組成物を用
いることにより基材に対する密着性が優れ硬化後のセパ
レータからの薬剤移行性が認められないものが得られ
る。更に、本発明の組成物の配合を調整することにより
剥離力をコントロールすることが可能である。
【0063】
【発明の効果】本発明によって開示された、活性エネル
ギー線反応性を有するポリオルガノシロキサンとアルキ
ル基を有するオキセタンモノマーを配合することによ
り、低粘度で薄膜塗工性に優れ、同時に、活性エネルギ
ー線とくに紫外線硬化性に優れた剥離剤が得られる。こ
れを用いたセパレータは、優れた剥離特性を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) D21H 25/04 D21H 25/04 27/00 27/00 A

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)平均単位式:(R1m(R2nSiO(4-m-n)/2 (1) (式(1)中、R1はたがいに同一でも異なっていても
    よいカチオン開環重合性基を有しない置換または非置換
    の1価の炭化水素基を表し、この一部は水素原子、水酸
    基または炭素数1〜4のアルコキシル基でもよく、R2
    はたがいに同一でも異なっていてもよいカチオン開環重
    合性を有する環状エーテル基が結合しているアルキル基
    を表し、これには脂環アルキルを有していても良く、n
    は0.0004〜1.0であり、mはm+nの合計が
    1.2〜2.2になる数である)で示され、分子中に少
    なくとも2個のカチオン開環重合性を有する環状エーテ
    ル基を含有するケイ素原子数が10〜1,000のポリ
    オルガノシロキサン、(B)下記式(2)で表される単
    官能オキセタンモノマー、 【化1】 (式(2)中、R3およびR4は水素原子または置換基を
    有していてもよい直鎖状あるいは分岐状の炭素数1〜4
    のアルキル基を表し、R5は炭素数6〜18個の直鎖状
    あるいは分岐状アルキル基を表し、R6は水素原子また
    は炭素数1〜4のアルキル基を表し、Xはメチレンまた
    は酸素原子である)、ならびに、(C)カチオン重合開
    始剤、を含むことを特徴とする剥離剤として使用できる
    活性エネルギー線硬化性組成物。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の硬化性組成物に(D)開
    環重合性を有する環状エーテル基を2個以上有する多官
    能モノマーを配合することを特徴とする剥離剤として使
    用できる活性エネルギー線硬化性組成物。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の(D)多官能モノマーが
    下記一般式(3)で表されるオキセタニル基を2個有す
    るものであることを特徴とする剥離剤として使用できる
    活性エネルギー線硬化性組成物。 【化2】 (式(3)中、R7およびR8は水素原子、炭素数1〜4
    個のアルキル基または置換炭化水素基を表し、R9は下
    記一般式(4)である。) 【化3】 (式(4)中、kは0〜5の整数であり、kが1〜5の
    ときのR10は炭素数2〜12の直鎖状あるいは分岐状炭
    化水素基を表わす。)
  4. 【請求項4】請求項1〜3にそれぞれ記載の硬化性組成
    物に(E)ラジカル重合開始剤を配合することを特徴と
    する剥離剤として使用できる活性エネルギー線硬化性組
    成物。
  5. 【請求項5】請求項1〜4にそれぞれ記載の硬化性組成
    物を基材に塗工し、活性エネルギー線によって硬化させ
    たセパレータ。
  6. 【請求項6】請求項5記載の活性エネルギー線が紫外線
    であるセパレータ。
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