JP2003169954A - 遊技媒体収容器群管理システム - Google Patents

遊技媒体収容器群管理システム

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JP2003169954A JP2001372747A JP2001372747A JP2003169954A JP 2003169954 A JP2003169954 A JP 2003169954A JP 2001372747 A JP2001372747 A JP 2001372747A JP 2001372747 A JP2001372747 A JP 2001372747A JP 2003169954 A JP2003169954 A JP 2003169954A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技媒体収容器の管理に有用な情報を収集で
きるシステムを提供すること。 【解決手段】 玉箱管理システム20は、外部から特定
IDを読取可能に記憶している玉箱80a…を複数個使
用するパチンコ店Aで実施されている。このシステム2
0は、パチンコ機10a…におかれた玉箱80a…の特
定IDを読取る、パチンコ機毎に設置されているIDリ
ーダー82a…と、特定IDとその特定IDを読取った
IDリーダー82a…が設置されているパチンコ機10
a…を対応づけた情報を累積して記憶する記憶手段を備
える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、遊技場で使用さ
れる多数の遊技媒体収容器を管理するシステムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】 遊技場では遊技機毎に遊技媒体収容器
が置かれる。遊技媒体収容器は、遊技機から多くの遊技
媒体が払出された場合に皿からオーバーフローする遊技
媒体を収容することができる。遊技者は、皿からオーバ
ーフローする遊技媒体を遊技媒体収容器に収容し、遊技
を続けることができる。また、遊技媒体収容器は持運び
が可能であるために、遊技者は遊技媒体が収容された遊
技媒体収容器を持って計数器まで運ぶことができる。と
ころで、遊技媒体収容器に外部から読取可能な特定ID
を付与し、遊技機毎に、特定IDを読取るIDリーダー
を設置した技術が開示されている(特開平9−2203
38号)。この技術では、IDリーダーが特定IDを読
取ることで、現在どの遊技媒体収容器がどの遊技機に置
かれているかが管理される。また、この技術では、現在
遊技機に置かれていない遊技媒体収容器であっても、そ
の遊技媒体収容器が最後にどの遊技機に置かれたかが管
理される。このような管理を行なうことによって、遊技
媒体収容器に遊技媒体が収容されているときに、その遊
技媒体の出所を識別することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、上記
公報に記載の技術では、遊技媒体収容器が最後にどの遊
技機に置かれたかしか管理されていない。従って、遊技
媒体収容器が最後に置かれた遊技機の前にどの遊技機に
置かれてきたのかはわからない。このため、遊技媒体収
容器の管理のために有用な情報が失われている。
【0004】本発明は、上述した実情に鑑みてなされた
ものであり、遊技媒体収容器の管理のために有用な情報
を収集できる技術を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段と作用と効果】 本発明
は、遊技場で使用される、各自に固有の特定IDが読取
可能に記憶されている遊技媒体収容器群を管理するシス
テムであり、遊技媒体収容器が過去にどの遊技機で使用
されてきたのかを管理する。この管理を行なうために、
本システムは、遊技機毎に設置されており、その遊技機
に置かれた遊技媒体収容器の特定IDを読取るIDリー
ダーと、特定IDとその特定IDを読み取った前記ID
リーダーが設置されている遊技機を対応づけた情報を累
積して記憶する記憶手段を備える。このシステムでは、
遊技媒体収容器が最後に使用された遊技機だけではな
く、過去にどの遊技機で使用されてきたかが累積して記
憶される。この記憶された情報は、遊技場で収集される
他の情報と照らし合わせることによって極めて有益な情
報を得ることができる根源的情報である。
【0006】有益な情報を得るために、遊技媒体収容器
が遊技機に置かれた時間を管理することが好ましい。即
ち、前記記憶手段は、前記IDリーダーにおける特定I
Dの読取開始時と読取終了時をさらに記憶することが好
ましい。ここでの「読取開始時」や「読取終了時」は、
例えば日時であっても良いし、遊技場の開店からの経過
時間でも良い。また、日時、時刻等に変換することがで
きる情報であればどのような情報でも良い。このように
することで、どの遊技媒体収容器がどの遊技機でいつ使
用されたかが管理される。なお、「読取終了時」はID
リーダーで特定IDが検出(読取)できなくなったとき
であり、「読取終了時」は「特定IDが未検出になった
時」とも表現できるものである。
【0007】遊技場にはいわゆるホールコンピューター
が設置されており、遊技機毎の遊技情報を細かく管理す
ることができる。例えば、遊技機から貸し出された遊技
媒体数、遊技機に投入された遊技媒体数、遊技機から払
出された遊技媒体数等を管理することができる。これら
の情報を上手に活用して、上述のシステムで管理される
「どの遊技媒体収容器がどの遊技機でいつ使用された
か」の情報と組合せて分析すると有益な情報を得ること
ができる。従って、上述のシステムにおいて、遊技機
と、時間と、当該遊技機の当該時間における貸し遊技媒
体数と投入遊技媒体数と払出し遊技媒体数を対応づけて
記憶する第2記憶手段がさらに付加されたシステムを構
築することが好ましい。このシステムを構築することに
よって、遊技機毎のある時点(仮に時点Xとする)での
貸し遊技媒体数と投入遊技媒体数と払出し遊技媒体数を
知ることができる。従って、時点Xでの貸し遊技媒体数
から投入遊技媒体数を減じて払出し遊技媒体数を加えた
値を算出することができる。このように算出される値は
遊技機における時点Xまでの遊技履歴ともいうべき情報
であり、同じ遊技機における2つの時点の算出値を比較
すると2つの時点間に遊技者がどれだけの遊技媒体を支
配することになったかを把握できる情報である。例え
ば、遊技場の開店から1時間の間に、1番台の遊技機で
400個の遊技媒体が貸し出され、2000個の遊技媒
体が投入される一方、3000個の遊技媒体が払出され
た場合には、開店時の算出手段の算出値をゼロとする
と、1時間後の算出値は400個−2000個+300
0個=1400となる。1番台の遊技機で遊技していた
遊技者は、開店から1時間後に1400個の遊技媒体を
支配していることがわかる。もし、開店からちょうど1
時間後に1番台の遊技機から遊技媒体収容器が離れた
(交換された)場合には、その遊技媒体収容器には約1
400個の遊技媒体が収容されていることがわかる。こ
こで正確に1400個ではなく約1400個と近似した
のは、遊技機の皿に遊技媒体が残されて遊技媒体収容器
が交換されたことを考慮したものである。また、1番台
の遊技機のある時点Aにおける算出値が2000個であ
り、遊技機のその後の時点Bにおける算出値が3500
個である場合には、最初の時点Aからその後の時点Bの
間に、遊技者は1500個の遊技媒体を支配することに
なったことがわかる。ある遊技媒体収容器が1番台の遊
技機に時点Aで置かれ、時点Bで交換された場合には、
その遊技媒体収容器には約1500個の遊技媒体が収容
されていることがわかる。なお、ここでいう「遊技者が
支配することになった遊技媒体数」は、厳密には時点A
から時点Bに至るまで同一の遊技者の場合にのみ用いる
べき用語であるが、遊技者が変更している場合も含めて
以下では用いる。このように、ある遊技機である時間内
に遊技者が支配することになった遊技媒体数を知ること
ができ、さらに遊技媒体収容器がどの遊技機でいつ使用
されたかを知ることができるので、遊技媒体収容器が遊
技媒体を収容している状態で遊技機から離れたのか、あ
るいは空き状態で遊技機から離れたのかを把握すること
ができる。特に、遊技媒体収容器が遊技媒体を収容して
いる状態で遊技機から離れたときには、その遊技媒体収
容器に収容されている遊技媒体の数を近似的に把握する
ことができる。
【0008】遊技機から離れた遊技媒体収容器が遊技媒
体を収容している状態なのか、あるいは空き状態である
のかを把握でき、さらにその遊技媒体収容器が次に置か
れた遊技機を知ることができる。従って、ある遊技機で
遊技を終了した遊技者が、遊技媒体を収容している遊技
媒体収容器を持って他の遊技機に移動したときに、どの
遊技機からどの遊技機に移動したかを把握することがで
きる。この情報は遊技場にとって有益な情報であり、新
台入替やキャンペーン等を行なう際の判断材料となる。
【0009】なお、「時間」は上述のように日時や開店
からの経過時間等を採用することができ、さらには日
時、時刻等に還元できる情報であればどのような情報で
もよい。また、第2記憶手段での「時間」の記憶は、特
定IDの「読取開始時」や「読取終了時」における遊技
機のおよその貸し遊技媒体数や投入遊技媒体数等が把握
できるものであればどのように記憶されても良い。ま
た、第2記憶手段での記憶のタイミングは、できるだけ
短い間隔で行なうことが好ましい。ある時点での算出値
を正確に把握できるからである。なお、第2記憶手段の
貸し遊技媒体数や払出し遊技媒体数等はどのタイミング
でリセットされても良いが(即ちゼロにされる)、少な
くとも遊技機に遊技媒体収容器が置かれているときには
リセットされない方が好ましい。遊技媒体収容器にどれ
だけの遊技媒体が収容されているかを把握できなくなる
からである。従って、例えば遊技場が閉店する際にリセ
ットされると良い。
【0010】また、上述のようにある遊技機におけるあ
る時点での貸し遊技媒体数や投入遊技媒体数等がわかれ
ば、それらを知りえる遊技場の管理者が前記算出値を算
出することができる。しかしながら、算出値が自動的に
算出されるシステムが構築されることが好ましい。即
ち、特定された遊技機の特定された時間における貸し遊
技媒体数から投入遊技媒体数を減じて払出し遊技媒体数
を加えた値を算出する手段がさらに付加されたシステム
を構築することが好ましい。なお、この算出手段で算出
された値は、前記の第2記憶手段で遊技機と時間に対応
づけて記憶されても良い。
【0011】なお、遊技媒体収容器の情報をより正確に
収集するためには、次のようなシステムを構築すること
が好ましい。即ち、遊技媒体数を計数する計数器に設置
されており、計数する遊技媒体収容器の特定IDを読取
るIDリーダーと、計数器に設置されている前記IDリ
ーダーで特定IDが読み取られたときに、当該特定ID
に対応づけて計数器で計数されたことを前記記憶手段に
記憶させる手段がさらに付加されたシステムを構築す
る。このシステムでは、特定IDに対応して遊技媒体収
容器が計数器に持込まれたことが記憶される。計数器に
持込まれた後には、その遊技媒体収容器は遊技媒体が収
容されていない、空の状態であることがわかる。このた
めに、遊技媒体収容器がどのような状態であるのか(即
ち、遊技媒体を収容している状態であるのか空状態であ
るのか)を正確に把握することができる。
【0012】また、上記のシステムでは、記憶手段と第
2記憶手段の記憶内容をそれぞれ表示する表示手段をさ
らに備えても良い。このようにすると、表示を見た者
(例えば、遊技場の管理者等)は種々の情報を収集する
ことができる。
【0013】多くの遊技場では、遊技媒体が収容された
遊技媒体収容器を遊技座席の下等に積み、新たな遊技媒
体収容器を使用することを許容している。この積まれて
いる遊技媒体収容器の総数は、遊技場が優良店か否かを
示す重要な情報である。従って、遊技場では積まれてい
る遊技媒体収容器の総数を把握するように努めている。
現在ではこの積まれている遊技媒体収容器の数を知るた
めには、遊技場の従業員が遊技場内を見廻って、一つ一
つ数えるしか方法はなかった。上述のシステムによる
と、現在遊技機に置かれていない遊技媒体収容器がわか
り、その遊技媒体収容器に遊技媒体が収容されているか
否かがわかる。このために、積まれている遊技媒体収容
器(即ち、遊技機に置かれてなくて、遊技媒体を収容し
ている遊技媒体収容器)を特定することができる。従っ
て、積まれている遊技媒体収容器の総数を把握すること
ができる。ここで、記憶手段と第2記憶手段で記憶され
る情報を辿れば、上述のように積まれている遊技媒体収
容器の総数を把握することができるが、総数が自動的に
カウントされるシステムにしても良い。即ち、上述のシ
ステムに、遊技機に設置されている前記IDリーダーで
現在読取られていなくて、しかも前記記憶手段に計数器
で計数されたことが最新に記憶されていない遊技媒体収
容器の特定ID群を特定する手段と、特定された特定I
D毎に、当該特定IDに対応して最新に記憶されている
遊技機から前記第2記憶手段を検索し、当該遊技機にお
ける当該特定IDの読取開始時の前記算出値と読取終了
時の前記算出値を比較し、後者が前者より大きい遊技媒
体収容器の数をカウントする手段を付加することが好ま
しい。このシステムによると、積まれている状態の遊技
媒体収容器の総数がカウントされるので、その数を簡単
に知ることができる。
【0014】近年、遊技場では遊技者による様々な不正
が発生しており、遊技場は不正の防止を強化している。
その不正の一つが、遊技媒体を遊技場の外部から不正に
持込む行為や、計数器の作動を乱して実際数以上の計数
値を得る(いわゆる計数器ゴト)といった行為である。
従来は従業員が遊技場内を監視してこのような不正行為
を防止していた。しかしながら、従業員の監視負担が大
きいといった問題があった。上記問題を解決するため
に、遊技媒体数を計数する計数器に設置されており、計
数する遊技媒体収容器の特定IDを読取るIDリーダー
と、計数器に設置されている前記IDリーダーで特定I
Dが読取られたときに、当該特定IDに対応して最新に
記憶されている遊技機から前記第2記憶手段を検索し、
当該遊技機における当該特定IDの読取終了時の前記算
出値から読取開始時の前記算出値を減算した値と計数器
で計数された遊技媒体数を比較し、後者が前者に所定数
加えた値より大きい場合に異常を報知する手段をさらに
付加することが好ましい。このシステムによると、遊技
媒体収容器に収容されている遊技媒体数と計数器で計数
された遊技媒体数を比較し、後者が前者に所定数加えた
値より大きい場合には、なんらかの不正が行なわれたと
みなされて異常が報知される。このために、不正持込み
を行なった者が不当な利益を得ることを防止することが
できる。また、計数器ゴトを防止することもできる。
【0015】また、遊技媒体の不正持込み行為を計数器
で計数する前に発見できるシステムを構築することが好
ましい。このために、上述のシステムにおいて、遊技機
毎に、貸し遊技媒体数から投入遊技媒体数を減じて払出
し遊技媒体数を加えた値を算出する手段と、遊技機毎に
設置されている前記IDリーダーで特定IDの読取が終
了したときに、前記算出手段で算出される当該特定ID
の読取終了時の算出値から読取開始時の算出値を減算し
た値が所定数以下の場合には、読取が終了した特定ID
に対応づけて「空き状態」を前記記憶手段に記憶させる
手段がさらに付加することが好ましい。このシステム
は、「空き状態」であるはずの遊技媒体収容器には「空
き状態」であることを記憶させる。遊技媒体収容器の管
理者(即ち、遊技場の管理者)は、「空き状態」である
はずの遊技媒体収容器を知ることができ、それにもかか
わらずに遊技媒体が収容されていれば、遊技媒体の不正
持込み等の何らかの不正行為が行われた可能性があるこ
とを知ることができる。計数器で計数される前に早期に
不正持込みを発見することができる。
【0016】遊技媒体収容器が計数器に持ち込まれて計
数されると、遊技媒体収容器は「空き状態」になる。そ
の変化に合わせて、遊技媒体収容器の状態を書換える必
要がある。このために、上述のシステムにおいて、遊技
媒体数を計数する計数器に設置されており、計数する遊
技媒体収容器の特定IDを読取るIDリーダーと、前記
記憶手段の記憶内容を、計数器に設置されている前記I
Dリーダーで読取られた特定IDに対応して「空き状
態」に書換える書換手段を付加することが好ましい。
「空き状態」でない遊技媒体収容器が計数器に持ち込ま
れると、その遊技媒体収容器は「空き状態」に書き換え
られる。遊技媒体収容器の管理者は、「空き状態」であ
るはずの遊技媒体収容器をより正確に知ることができ、
遊技媒体の不正持ち込みをより有効的に防止することが
できる。
【0017】また、上記システムに、計数器に設置され
ている前記IDリーダーで、前記記憶手段に「空き状
態」が記憶されている特定IDが読取られた場合に、異
常を報知する手段を付加することが好ましい。「空き状
態」であるはずの遊技媒体収容器に遊技媒体が収容され
て計数器に持ち込まれると異常が報知されるので、不正
に持ち込まれた遊技媒体が計数器で計数されることを防
止できる。
【0018】遊技場内で使用されていない空き状態の遊
技媒体収容器の総数を把握できるシステムが望まれる。
このために上述のシステムに、記憶手段に「空き状態」
が対応して記憶されている遊技媒体収容器の数をカウン
トする手段を付加することが好ましい。これによると、
「空き状態」であることが確実な遊技媒体収容器の総数
を容易に把握することができる。このような情報が得ら
れると、遊技媒体収容器が不足する前に種々の対策を講
じることができ、遊技媒体収容器が突然不足するといっ
た事態を回避することができる。
【0019】また、遊技場では、遊技媒体を収容してい
る遊技媒体収容器が盗まれて、その遊技媒体を支配して
いた遊技者に不利益が生じることがある。このようなこ
とが防止されなければ、遊技者は安心して遊技を行なう
ことができない。このために、上述のシステムに、遊技
機毎に、貸し遊技媒体数から投入遊技媒体数を減じて払
出し遊技媒体数を加えた値を算出する手段と、遊技機毎
に設置されており、その遊技機で遊技する者を特定する
情報を読取る遊技者特定情報読取リーダーと、遊技媒体
数を計数する計数器に設置されており、計数する遊技媒
体収容器の特定IDを読取るIDリーダーと、遊技機毎
に設置されている前記IDリーダーで特定IDの読取が
終了した時に、前記算出手段で算出される当該特定ID
の読取終了時の算出値から読取開始時の算出値を減算し
た値が所定数以上の場合には、読取が終了した特定ID
に対応づけてその遊技機に設置されている前記遊技者特
定情報読取リーダーで読取られた遊技者を特定する情報
を前記記憶手段に記憶させる手段と、計数器に設置され
ている前記IDリーダーで特定IDが読取られると、前
記記憶手段に、当該特定IDに対応して記憶されている
遊技者に関連づけて計数器で計数された遊技媒体数を記
憶する第4記憶手段を付加することが好ましい。
【0020】上記発明では、遊技媒体収容器が遊技機か
ら離れたときに「空き状態」でなければ、その遊技媒体収
容器に対応づけて遊技者が記憶される。その遊技媒体収
容器が計数器に持ち込まれると、誰が持ち込んだかに関
係なく、遊技者に関連づけて計数器で計数された遊技媒
体数が記憶される。遊技媒体を収容している遊技媒体収
容器が盗まれても遊技者の不利益とならない。遊技者は
安心して遊技を行うことができる。
【0021】
【発明の実施の形態】(第1実施形態) 次に本発明
を、「パチンコ店」の「パチンコ機」で使用する「パチ
ンコ玉」(簡単に「玉」という)を収容する「玉箱」の
管理に適用した一実施形態を説明する。図1は、本発明
に係る玉箱管理システムの概略システム図である。玉箱
管理システム20は、パチンコ店Aで使用される多数の
玉箱を管理する。玉箱管理システム20は、パチンコ機
10a,10b,10c…(…は複数を示す)と、パチ
ンコ機毎に設けられているIDリーダー82a,82
b,82c…と、パチンコ機毎に設けられている遊技者
読取リーダー12a,12b,12c…と、玉箱80
a,80b…と、ホールコンピュータ40と、計数器4
2と、POS44等から構成される。なお図1では、パ
チンコ機とIDリーダーと遊技者読取リーダーと玉箱の
一部のみを示している。また以下では、複数の場合でも
…を省略して記載する。また、パチンコ機に共通する事
象には添字を省略して説明する。玉箱についても同様で
ある。それぞれのパチンコ機10とIDリーダー82と
遊技者読取リーダー12は、回線63を介してホールコ
ンピュータ40に接続されている。また、計数器42は
回線62を介して、POS44は回線61を介してホー
ルコンピュータ40に接続されている。IDリーダー8
2と遊技者読取リーダー12はパチンコ機10毎に一つ
ずつ設置されている。IDリーダー82と遊技者読取リ
ーダー12とパチンコ機10は相互に対応づけられてい
る。
【0022】遊技者は、パチンコ機10の中から所望の
台を選択し、遊技座席に座って遊技を行なう。遊技者
は、パチンコ店Aから玉を借りて、その玉をパチンコ機
10に投入することによって遊技を行なう。遊技者読取
リーダー12は玉貸機としても機能する。パチンコ機1
0は、投入された玉が所定の領域を通過すると所定数の
玉を払出す。玉はパチンコ機10に配設されている皿
(図示省略)に払出される。本実施形態におけるパチン
コ機10の皿には、最大で200個の玉を収容すること
ができる。パチンコ機10には、アウトメータ59とセ
ーフメータ60がそれぞれ備えられている。玉貸機には
貸し玉メータ58が配設されている。これらは図1では
省略されているが図2に示されている。アウトメータ5
9は、パチンコ機10に投入された玉(いわゆるアウト
玉)を検出する。セーフメータ60は、パチンコ機10
から払出された玉(いわゆるセーフ玉)を検出する。貸
し玉メータ58は、貸し玉が行なわれたことを検出す
る。パチンコ機10の前(遊技者とパチンコ機との間)
には、いずれかの玉箱80が配置される。玉箱80は、
パチンコ機10の皿からオーバーフローする玉を収容す
ることができる。玉箱80は上面が開口した略箱形状で
あり、後述する計数器42に載置されたときには玉箱8
0の下面が開口する構造を有している。本実施形態にお
ける玉箱80の収容可能玉数は約2500個である。玉
箱80の下面には、バーコード70が貼り付けられてい
る。バーコード70には、それぞれの玉箱80を特定す
る玉箱毎に固有のID(玉箱ID)が読取可能に記憶さ
れている。各パチンコ機10の前にはIDリーダー82
が設置されている。IDリーダー82は、バーコード7
0を読取る。即ち、IDリーダー82は、パチンコ機1
0に配置された玉箱80の玉箱IDを読取る。IDリー
ダー82は玉箱IDを常時読取る。
【0023】遊技者読取リーダー12は、カード挿入口
14を備える。遊技者は、カード挿入口14に会員カー
ド50を挿入する。遊技者は、パチンコ店Aで所定の登
録をすると会員カード50が与えられる。登録には、遊
技者の氏名、年齢、性別等を記載する必要がある。会員
カード50には遊技者を特定するID(遊技者ID)が
記憶されている。遊技者読取リーダー12は、会員カー
ド50に記憶されている遊技者IDを読取る。計数器4
2には玉箱80が載置される(玉箱80の下面が計数器
42に接触する)。載置された玉箱80は下面が開口
し、開口から玉が流出する。計数器42は、流出した玉
の総数を計数する。即ち、玉箱80に収容されていた玉
数を計数する。計数器42は、IDリーダー(計数器
用)75を備える。IDリーダー75は、載置された玉
箱80のIDを読取る。POS44は、景品交換カウン
ターであり、遊技者が景品を交換する場所である。遊技
者は、計数器42で計数された玉数に応じた賞品を得る
ことができる。POS44は、POS用の遊技者読取リ
ーダー44aと表示部44bを備える。遊技者読取リー
ダー44aは、会員カード50の遊技者IDを読取る。
遊技を終えた遊技者は、POS44で会員カード50を
提示して、景品交換を行なう。この景品交換システムに
ついては後述する。ホールコンピューター40は、種々
の情報を管理する。ホールコンピューター40は表示部
40aとキーボード40bを備える。表示部40aでは
各種情報が表示される。遊技場の従業員(管理者を含
む)は、キーボード40bを用いて入力操作を行なうこ
とができる。
【0024】次に、図2のブロック図を参照して、ホー
ルコンピュータ40とそれに接続される装置の制御系の
構成について説明する。なお、図2では、パチンコ機と
IDリーダーと遊技者読取リーダーを一つしか示してい
ない。ホールコンピュータ40は、制御回路部100と
表示部40aとキーボード40bから構成される。制御
回路部100は、CPU102とROM104とRAM
106と入力ポート108と出力ポート110で構成さ
れている。CPU102、ROM104及びRAM10
6はバス線109によって入力ポート108や出力ポー
ト110と相互に接続されている。CPU102は、R
OM104に格納された制御プログラムに従って、パチ
ンコ機10や計数器42等から出力された情報を統括的
に処理する。ROM104に格納される制御プログラム
には、貸し玉数から投入玉数を減じて払出し玉数を加え
た値(以下では、「遊技者支配玉数」という)を算出す
るプログラム、表示部40a,44aでの表示画像を作
成する処理等が含まれている。RAM106は、ワーク
メモリとして使用されるメイン記憶素子であって、各種
データや出入力信号が格納される。RAM106では、
記憶スペース毎に記憶される情報が異なっている。RA
M106の各記憶スペースに記憶される情報は以下のと
おりである。 (1)第1記憶スペース;玉箱IDとその玉箱が置かれ
たパチンコ機IDとパチンコ機に置かれた時刻とパチン
コ機から離れた(交換された)時刻が組にして記憶され
る。さらには、玉箱が計数器42で計数されたことが組
にして記憶される。記憶内容の詳しい説明は後述する。 (2)第2記憶スペース:パチンコ機IDとそのパチン
コ機における「遊技者支配玉数」と「遊技者支配玉数」
が算出された時刻が組にして記憶される。
【0025】入力ポート108には、遊技者読取リーダ
ー(POS用)44aと計数器42と遊技者読取リーダ
ー(パチンコ機用)12とパチンコ機10とIDリーダ
ー(パチンコ機用)82とキーボード40bが接続され
ている。遊技者読取リーダー(POS用)44aは、読
取った遊技者IDを出力する。計数器42は、読取った
玉箱IDと計数結果を組にして出力する。遊技者読取リ
ーダー(パチンコ機用)12は、読取った遊技者IDを
出力する。パチンコ機10は、貸し玉メータ58とアウ
トメータ59とセーフメータ60で検出した情報を出力
する。貸し玉メータ58は、1回の玉貸しが行なわれる
毎に1パルスを出力する(このパルスが貸し玉数情報に
なる)。アウトメータ59は、10個のアウト玉を検出
するごとに1パルスを出力する(このパルスが投入玉数
情報になる)。セーフメータ60は、10個のセーフ玉
を検出するごとに1パルスを出力する(このパルスが払
出し玉数情報になる)。IDリーダー(パチンコ機用)
82は、読取った玉箱IDを出力する。IDリーダー8
2が玉箱IDを出力するタイミングは、玉箱IDの読取
開始時と読取終了時である(即ち、玉箱80がパチンコ
機10に置かれた時と離れた時である)。また、後述の
ように、制御回路部100からの出力命令を受信したと
きにも出力する。キーボード40bは、入力された情報
を出力する。入力ポート108で受信された信号はバス
線109を介してCPU102等に取り込まれる。な
お、遊技者読取リーダー(パチンコ機用)12、貸し玉
メータ58、アウトメータ59、セーフメータ60、I
Dリーダー(パチンコ機用)82からの信号が入力ポー
ト108で受信されると、受信経路から送信元のパチン
コ機IDが判別されて、受信された情報とともにCPU
102等に取り込まれる。本実施形態では、パチンコ機
IDとしてパチンコ店Aにおける台番号を採用してい
る。
【0026】出力ポート110には、ホールコンピュー
タ用の表示部40aとPOS用の表示部44bとIDリ
ーダー(パチンコ機用)82が接続されている。表示部
40aは、制御回路部100で作成された表示画像を表
示する。表示部44bは、計数器42での計数結果を表
示する。IDリーダー(パチンコ機用)82は、制御回
路部100からのID出力命令を受信する。
【0027】次に、RAM106の各記憶スペースに情
報がどのように記憶されるかについて説明する。まず、
図3を参照して第1記憶スペース記憶処理について説明
する。制御回路部100は、IDリーダー(パチンコ機
用)82から玉箱IDの読取開始信号を受信したか否か
を常時監視している(ステップS2)。玉箱IDの読取
開始信号を受信した場合(ステップS2でYESの場
合)は、受信した玉箱IDに対応づけてパチンコ機ID
と玉箱IDの読取開始時をRAM106の第1記憶スペ
ースで記憶する(ステップS4)。この第1記憶スペー
スでは、過去に記憶された情報に累積して記憶される。
なお、ここでの読取開始時は○時△分×秒と記憶され、
日付は記憶されない。以下の説明でも時刻を記憶する場
合は同様である。また、制御回路部100は、IDリー
ダー(パチンコ機用)82から玉箱IDの読取終了信号
を受信したか否かを常時監視している(ステップS
6)。玉箱IDの読取終了信号を受信した場合(ステッ
プS6でYESの場合)は、受信した玉箱IDに対応づ
けてパチンコ機IDと読取終了時を第1記憶スペースで
記憶する(ステップS8)。また、制御回路部100
は、計数器42(正確にはIDリーダー(計数器用)7
5)から玉箱IDの読取信号を受信したか否かを常時監
視している(ステップS10)。IDリーダー75から
玉箱IDの読取信号を受信した場合(ステップS10で
YESの場合)は、受信した玉箱IDに対応づけて計数
器42で計数されたことを第1記憶スペースに記憶する
(ステップS12)。この際に、計数器で計数された時
刻も記憶される。
【0028】図4に第1記憶スペースでの記憶内容の一
例を模式的に示す。図4の左欄のIDは玉箱IDを示し
ており、右欄にはそれぞれの玉箱IDに対応して記憶さ
れている内容を示す。なお、図4では、読取開始時と読
取終了時の秒単位の記憶を省略して示している。この場
合、第1記憶スペースでは、ID001の玉箱が10時
00分に8番台のパチンコ機に置かれて、10時15分
にそのパチンコ機から離れたことが記憶されている。さ
らに、ID001の玉箱が、その後15番台に置かれ、
さらにその後20番台に置かれたことが記憶されてい
る。なお、ID001の玉箱が20番台から離れた時間
が記憶されていないのは、現在もまだ20番台に置かれ
た状態だからである。なお、10時00分というのは、
パチンコ店Aの開店時間である。また、ID002の玉
箱に対応づけては、10時00分から10時15分まで
30番台のパチンコ機に置かれていたことが記憶されて
いる。このID002の玉箱は、10時17分に計数器
42に持込まれたことが記憶されている。計数器42に
持込まれた後には30番台に再び置かれて、次いで22
3番台に置かれたことが記憶されている。ID002の
玉箱は、15時10分に223番台を離れた後はどのパ
チンコ機にも置かれておらず、計数器でも読取られてい
ない。ID003の玉箱に対応づけては、10時00分
から現在に至るまで80番台に置かれていることが記憶
されている。即ち、このID003の玉箱は、パチンコ
店Aの開店時から80番台に配置されており、そのまま
の状態であることが記憶されている。
【0029】次に、図5を参照して第2記憶スペース記
憶処理について説明する。制御回路部100は、貸し玉
数情報、投入玉数情報、払出し玉数情報を受信したか否
かを常時監視している(ステップS20)。いずれかの
玉数情報を受信した場合(ステップS20でYESの場
合)は、パチンコ機IDから第2記憶スペースを検索
し、そのパチンコ機10の現在の「遊技者支配玉数」を
特定する(ステップS24)。なお、ここでのパチンコ
機IDは玉数情報の受信経路から特定される情報であ
る。次に、受信したのが貸し玉数情報又は払出し玉数情
報であるのか、あるいは、投入玉数情報であるのかを判
別する(ステップS26)。ステップS26でNOの場
合、即ち、貸し玉数情報又は払出し玉数情報であれば、
ステップS24で特定された「遊技者支配玉数」に受信
した玉数を加算する(ステップS28)。ステップS2
6でYESの場合、即ち、投入玉数情報を受信した場合
には、ステップS24で特定された「遊技者支配玉数」
から受信した投入玉数を減算する(ステップS30)。
次に、S20で特定されたパチンコ機IDに対応づけて
ステップS28又はS30で算出された値(最新の遊技
者支配玉数)と算出された時刻を第2記憶スペースで記
憶する(ステップS32)。なお、本実施形態では、第
2記憶スペースで記憶される「遊技者支配玉数」は、パ
チンコ店Aの閉店時にリセットされる。従って、パチン
コ店Aが開店した時には、第2記憶スペースにおけるパ
チンコ機毎の「遊技者支配玉数」は全てゼロにされてい
る。
【0030】図6に第2記憶スペースの記憶内容を模式
的に示している。図6の左欄は、パチンコ機10の台番
号(パチンコ機ID)を示し、右欄はそれぞれのパチン
コ機IDに対応して記憶されている内容を示す。1番台
のパチンコ機に対応しては、10時00分00秒にはゼ
ロが、10時00分15秒には125が記憶されてい
る。これは、10時00分00秒の「遊技者支配玉数」
はゼロであり、10時00分15秒の「遊技者支配玉
数」は125個であることを示す。その後時間が経つに
つれ、「遊技者支配玉数」が徐々に減少している様子が
記憶されている。2番台のパチンコ機に対応しては、1
0時10分00秒まで「遊技者支配玉数」がゼロである
ことが記憶されている。これは、10時00分00秒か
ら10時10分00秒まで、2番台では遊技が行なわれ
ていなかったことを示している。その後「遊技者支配玉
数」が減少したり、増加したりしている様子が記憶され
ている。3番台のパチンコ機に対応しては、10時00
分00秒でゼロであることのみが記憶されている。これ
は、3番台のパチンコ機では、パチンコ店Aが開店して
から現在に至るまで全く遊技が行なわれていないことが
示されている。
【0031】図7に、第1記憶スペースの記憶内容をホ
ールコンピューター40の表示部40aで表示した一例
を示す。なお、ここでも秒単位での表示を省略してい
る。図7では、玉箱80の状態の変化(パチンコ機10
に配置されたときと、パチンコ機10から離れたとき、
さらに計数器42に持込まれたとき)が示されている。
この図7では、玉箱毎に、最新、前回、前々回の状態の
変化が示されている。例えば、ID001の玉箱の表示
を見ると、10時00分に1番台に配置され、10時2
0分に1番台から交換された(離れた)ことがわかる。
また、ID002の玉箱の表示を見ると、10時00分
には読取不可であることがわかる。従って、ID002
の玉箱は、10時00分の時点ではどのパチンコ機にも
配置されておらず、その後10時20分に1番台に配置
されていることがわかる。ID006の玉箱の表示を見
ると、3番台に10時30分に配置され、10時57分
に交換されたことがわかる。さらに、ID006の玉箱
は、10時59分に計数器42に持込まれたことがわか
る。さらに、ID007の玉箱の表示を見ると、10時
15分に5番台に配置され、その後10時40分に5番
台を離れたことがわかる。ID007の玉箱は、その後
7番台に配置されたことがわかる。図7のような表示を
行なうことで、パチンコ店Aの管理者(従業員等)は、
どの玉箱80がどのパチンコ機10にいつ置かれていた
かを知ることができる。さらには現在玉箱80がどのパ
チンコ機10に配置されているか(あるいはどのパチン
コ機10にも配置されていないこと)を知ることができ
る。
【0032】また、図8に、第2記憶スペースの記憶内
容を表示部40aで表示した一例を示す。図8(a)
は、1番台における時刻と「遊技者支配玉数」の関係を
示したものであり、図8(b)は、5番台におけるの時
刻と「遊技者支配玉数」の関係を示したものである。こ
の図8に示される各図は、第2記憶スペースの記憶内容
の時刻と「遊技者支配玉数」をプロットし、プロットポ
イントを平滑線でつないだものである。図8(a)に示
されるように、1番台では10時00分から11時00
分まで遊技者支配玉数が増加していく様子が伺える。1
0時20分の時点では「遊技者支配玉数」は1800個
であり、10時40分の時点では「遊技者支配玉数」は
3500個である。図8(b)に示されるように、5番
台では10時00分から10時15分までは、「遊技者
支配玉数」に変化はない(ゼロで一定である)。従っ
て、5番台では10時15分までは遊技が行なわれてい
ない。10時15分からは「遊技者支配玉数」が増加
し、10時40分の時点では「遊技者支配玉数」が19
00個である。その後、「遊技者支配玉数」は少し増加
したものの10時50分ごろからは減少している。
【0033】パチンコ店Aの管理者は、図7、図8の双
方の表示を見ることによって、例えば次のような分析が
可能である。図7よりID007の玉箱80は、10時
15分から10時40分までは5番台に置かれていたこ
とがわかっている。図8(b)より5番台では10時1
5分の「遊技者支配玉数」はゼロであり、10時40分
の「遊技者支配玉数」は1900個である。従って、1
0時15分から10時40分の間に5番台では「遊技者
支配玉数」が1900個増加したことがわかる。この2
つの事実より、ID007の玉箱が5番台から交換され
たときに、玉箱(ID007)に約1900個の玉が収
容されていたことがわかる。実際には1900−x個
(xは0から200の範囲)の玉が収容されていること
がわかる。ここでのxは、皿に残された玉数(皿の最大
玉数は200個)である。なお、管理者が2つのデータ
(図7と図8のデータ)から判断しなくても、ホールコ
ンピュータ側で玉箱毎に収容している玉数を演算し、演
算結果を表示部40aで表示させても良い。さらに、I
D007の玉箱は10時40分から11時00分までは
どこでも読取されていない。従って、ID007の玉箱
はその間に遊技座席の下等(おそらく5番台である)に
置かれていたことがわかる。なお、以下では玉を収容し
た状態で遊技座席の下等に置かれている玉箱を「積み状
態玉箱」という。さらに、ID007の玉箱は11時0
0分に7番台に配置されたことがわかっている。このた
めに、ある遊技者が5番台で遊技をし、5番台で払出さ
れた玉を持って7番台に移動したことがわかる。即ち、
遊技者がどのように台を移動したのかを追跡することが
できる。この情報はパチンコ店Aにとって有益な情報で
あり、新台入替やキャンペーン等の営業指針とすること
ができる。
【0034】また、本実施形態における「遊技者支配玉
数」の算出は、制御回路部100が貸し玉数情報等を受
信したときに行なわれている。しかしながらこのような
形態に限られず次のように行なっても良い。例えば「遊
技者支配玉数」の算出を所定時間毎(例えば1分毎)に
行なうこととすると、算出と算出の間の1分間における
パチンコ機毎の貸し玉数情報、投入玉数情報等を記憶し
ておく。そして、算出の際に記憶されている貸し玉数情
報、投入玉数情報等を取り込んで算出を行なう。また、
第2記憶スペースでは「算出時」を記憶することに限定
されるものではない。例えば、記憶するときの時刻、即
ち記憶時を記憶することもできる。第2記憶スペースの
時刻(算出時、記憶時等)の記憶は、第1記憶スペース
で記憶される読取開始時や読取終了時におけるパチンコ
機のおよその「遊技者支配玉数」が把握できるものであ
ればどのように記憶されても良い。なお、第2記憶スペ
ースの記憶内容の表示は、図8のようなグラフ形式のも
のではなく表形式のものでも良い。図9に表形式の表示
の一例を示す。図9は1番台の時刻と「遊技者支配玉
数」の関係を示しており、さらには貸し玉数、投入玉数
等も表示されている。このように、貸し玉数等を表示す
るためには第2記憶スペースで貸し玉数、投入玉数、払
出し玉数を記憶しておく。図9の表示を見ることで上記
と同様の分析が行なうことができる。図9の差玉とは払
出し玉数から投入玉数を減算した値である。
【0035】また、本システム20では、電波等を用い
て不正に計数器42の計数値を上げる行為(計数器ゴ
ト)を防止する。図10を参照して、不正行為報知処理
について説明する。制御回路部100は、玉箱IDがI
Dリーダー(計数器用)75で読取られたかを常時監視
している(ステップS50)。玉箱IDが読取された場
合(ステップS50でYESの場合)は、受信した玉箱
IDから第1記憶スペースを検索し、最新に記憶されて
いるパチンコ機IDと玉箱IDの読取開始時と読取終了
時を特定する(ステップS52)。次に、ステップS5
2で特定された情報から第2記憶スペースを検索し、玉
箱IDの読取終了時の「遊技者支配玉数」から読取開始
時の「遊技者支配玉数」を減算した値を求める。そし
て、減算された値に200を加えた値より、計数器42
の計数結果が大きいか否かを判別する(ステップS5
4)。この「200」という値はパチンコ機10の皿に
収容し得る最大収容玉数である。ステップS54でYE
Sの場合は、表示部40aで不正がなされたことを示す
表示を行なう(ステップS56)。計数結果が異常に大
きい場合には、計数器ゴトがなされたとみなされて表示
部40aで異常が報知される。計数器ゴトの防止を有効
的に行なうことができる。計数器ゴトのみではなく、パ
チンコ店Aの外部から不正に持込まれた玉を計数しよう
としても、この異常報知がなされることになる。このた
めに、不正持込みされた玉が計数されて、持込みをした
者が不正な利益を得ることも防止することができる。
【0036】また、上述のように図7、図8の表示され
た情報を追跡することによって、玉箱80が遊技座席の
下等で積まれた状態(積み状態)なのか否かがわかる。
従って、パチンコ店Aの管理者は、表示された情報を追
跡することで現在いくつの玉箱が積み状態なのかを把握
することができる。しかし、より容易に積み状態の玉箱
数を把握するために、本システム20では現在の積み状
態の玉箱数をカウントする処理を行なう。そして、カウ
ントされた玉箱数を表示部40aで表示する。このよう
にすると、現在の積み状態の玉箱数を容易に把握でき
る。図11を参照して、積み状態玉箱数表示処理につい
て具体的に説明する。制御回路部100は、実行コマン
ドを受信したか否かを常時監視している(ステップS6
0)。このステップS60の処理は、キーボード40b
から実行コマンドを受信するととYESとされる。実行
コマンドを受信した場合(ステップS60でYESの場
合)は、IDリーダー(パチンコ機用)82で現在読取
られていない玉箱IDを特定する(ステップS62)。
具体的には、まず読取っている玉箱IDを出力するよう
にIDリーダー82に指示する。IDリーダー82は、
読取っている玉箱IDを出力する。この処理により、I
Dリーダー82で読取られている全ての玉箱IDの数が
特定される。従って、現在読取られていないすべての玉
箱IDが特定されることになる。次に、ステップS62
で特定された玉箱IDの中で、第1記憶スペースで最新
に記憶されている情報が計数器42で計数されたことで
はないもの(即ち、最新に記憶されている情報はパチン
コ機IDであるもの)を特定する(ステップS64)。
このステップS64の処理により、計数器42で計数さ
れた後の玉箱が排除される。次に、ステップS64で特
定された玉箱IDが最新に配置されたパチンコ機ID
(さらに特定IDの読取開始時と読取終了時;これらは
第1記憶スペースから特定される)から第2記憶スペー
スを検索する。そして、読取終了時の「遊技者支配玉
数」が読取開始時の「遊技者支配玉数」より大きい玉箱
をカウントする(ステップS66)。このステップS6
6の処理では、玉が収容されいる玉箱の数がカウントさ
れることになる。従って、現在読取されておらず(S6
2で特定)、計数器で計数された後でもなく(S64で
特定)、さらに玉を収容している玉箱(S66で特
定)、即ち積み状態の玉箱がカウントされたことにな
る。このステップS66でカウントされた値は、ホール
コンピュータ40の表示部40aで表示される(ステッ
プS68)。この表示を見ることによって、「積み状
態」の玉箱数を容易に把握することができる。
【0037】(第2実施形態) 次に、本発明に係る玉
箱管理システムの第2実施形態を説明する。第2実施形
態では、第1実施形態とシステム構成、制御構成等は同
様であるのでその説明を省略し、第1実施形態と異なる
点のみ説明する。第2実施形態では第1記憶スペースで
玉箱IDに対応づけて、現在その玉箱が「空き状態」な
のか、「玉を収容している状態」なのかが記憶される。
この点で、第1実施形態と大きく異なる。このような記
憶がなされると、先述の図7,図8の表示された情報を
追跡する必要なく、玉箱がどのような状態(「空き状
態」又は「玉収容状態」)なのかを容易に把握すること
ができる。制御回路部100が、玉箱の状態をどのよう
に記憶するかについて説明する。まず、制御回路部10
0は、IDリーダー(パチンコ機用)82で玉箱ID
(仮にID001の玉箱とする)の読取りが終了したか
否かを監視する。読取りが終了したときに、玉箱(ID
001)が置かれていたパチンコ機ID(仮に1番台と
する)を特定する。さらに、1番台における玉箱(ID
001)の読取開始時と読取終了時を特定する。これら
は、前述の第1実施形態と同様の処理で特定する。次
に、特定された情報から第2記憶スペースを検索し、1
番台における玉箱(ID001)の読取終了時の「遊技
者支配玉数」から読取開始時の「遊技者支配玉数」を減
算する。減算された値がゼロの場合には、第1記憶スペ
ースのID001の玉箱に対応づけて「空き状態」を記
憶する。また、減算された値がゼロより大きい場合に
は、ID001の玉箱に対応づけて減算された値をその
まま記憶する。この「減算された値」は、ID001の
玉箱に収容されている玉数の近似値である(実際には±
200の誤差しか生じない)。この第2実施形態に係る
システム20では、第1記憶スペースに「空き状態」あ
るいは「収容している玉数」が記憶されて、その記憶内
容が表示部40aで表示される。パチンコ店Aの管理者
は、表示された情報を見ることによってどの玉箱が「空
き状態」か、あるいは「玉を収容している状態」かを容
易に把握することができる。もし、「空き状態」の玉箱
に玉が収容されていたら、なんらかの不正(例えば不正
持込み)がなされたと判断することができ、不正を防止
できる。
【0038】また、計数器42で玉が計数されると玉箱
は「空き状態」となる。その変化に対応しなければ、玉
箱の状態が正確に記憶されていないことになる。このた
めに、第2実施形態に係るシステム20では、IDリー
ダー(計数器用)75で玉箱IDが読取られると次のよ
うな処理を行なう。IDリーダー(計数器用)75で玉
箱IDが読取されると、その玉箱IDから第1記憶スペ
ースを検索する。そして、その玉箱IDに対応して、収
容している玉数が記憶されている場合(即ち「空き状
態」が記憶されていない場合)には、その記憶をクリア
して「空き状態」に書換える。このようにすることで、
玉箱の状態が正確に記憶されることになる。
【0039】また、本実施形態では「空き状態」である
玉箱をカウントする処理がなされる。具体的には、キー
ボード40bで実行コマンドが入力されると、制御回路
部100は「空き状態」玉箱カウント処理を実行する。
この処理は、第1記憶スペースを検索して、「空き状
態」が記憶されている玉箱の総数をカウントする。さら
に、このカウントされた値が表示部40aで表示され
る。パチンコ店Aの管理者は、表示を見ることによって
現在どれだけの玉箱が「空き状態」なのかを知ることが
できる。逆に言えば、どれだけの玉箱が使用中なのかが
わかる。
【0040】なお、このシステム20では、「空き状
態」と記憶されている玉箱が計数器42に持ち込まれる
と、表示部40aで異常が報知される。このように異常
を報知することで、不正持込みされた玉が計数されて、
持込んだ者が不正に利益を得ることを防止することがで
きる。
【0041】また、本実施形態では、RAM106に第
3記憶スペースと第4記憶スペースをさらに備える。第
3記憶スペースでは、パチンコ機IDと遊技者IDが組
にして記憶される。具体的には、遊技者読取リーダー1
2で遊技者IDが読取られたときに、パチンコ機IDと
読取られた遊技者IDを記憶する。パチンコ機IDに対
応して既に遊技者IDが記憶されている場合には、古い
遊技者IDをクリアして新しく読取られた遊技者IDを
記憶する(記憶を上書きする)。第4記憶スペースにつ
いては後述する。
【0042】さらに、本実施形態の玉箱管理システム2
0は、第1記憶スペースの玉箱IDに対応づけて遊技者
IDを記憶する。具体的には次のように行なわれる。第
1記憶スペースに玉箱ID(仮にID001とする)に
対応づけて「収容している玉数」を記憶するときに、玉
箱(ID001)が置かれていたパチンコ機ID(仮に
1番台とする)から第3記憶スペースを検索する。これ
により、1番台で遊技していた遊技者IDが特定され
る。特定された遊技者IDは、玉箱ID(ID001)
に対応して第1記憶スペースで記憶される。これによ
り、玉箱と遊技者が対応づけられる。図12に第2実施
形態における第1記憶スペースの記憶内容を模式的に示
す。ID001の玉箱に対応して「空き状態」が記憶さ
れている。ID002の玉箱に対応して2200個の玉
を収容していることが記憶されている。さらには、その
玉を支配する遊技者(ID258)が記憶されている。
ID003の玉箱に対応して「空き状態」が記憶されて
いる。第1記憶スペースでは、玉箱IDとパチンコ機I
D(さらに玉箱IDの読取開始時と読取終了時)と状態
(空き状態あるいは収容している玉数)と遊技者ID
(玉を収容しているときのみ)が組にして記憶される。
【0043】また、玉を収容している玉箱が盗まれて、
その玉を支配していた遊技者に不利益が生じないように
次のような処理を行う。図13を参照して、その処理を
説明する。制御回路部100は、IDリーダー(計数器
用)75で玉箱IDが読取られたかを常時監視している
(ステップS70)。玉箱IDが読取られた場合(即ち
IDリーダー75から玉箱IDを受信した場合;ステッ
プS70でYESの場合)は、受信した玉箱IDから第
1記憶スペースを検索して遊技者IDを特定する(ステ
ップS72)。次に、ステップS72で特定された遊技
者IDとステップS70で受信した計数結果を対応づけ
てRAM106の第4記憶スペースで記憶する(ステッ
プS74)。一方において、制御回路部100は、遊技
者読取リーダー(POS用)44aで遊技者IDが読取
られたかを常時監視している(ステップS76)。遊技
者IDが読取られた場合(ステップS76でYESの場
合)は、受信した遊技者IDから第4記憶スペースを検
索して計数結果を特定する(ステップS78)。次い
で、特定された計数結果をPOS44の表示部44bで
表示する(ステップS80)。遊技者は、表示された計
数結果に応じた景品を手に入れることができる。
【0044】上記に玉箱監視システム20の2つの実施
形態について詳細に説明した。玉箱管理システム20に
よると、玉箱80が計数器42に配置されて異常である
と判断された場合に、ホールコンピュータ40の表示部
40aでその旨が表示される。玉の不正持ち込みや計数
器ゴト等の行為を容易に発見することができる。また、
計数器42での計数結果が、遊技者に対応づけて記憶さ
れる。遊技者は、POS44で会員カード50を提示す
ることで、計数結果に応じた景品を獲得することができ
る。従って、盗難された玉箱が計数器42に持ち込まれ
たとしても、正規の遊技者に対応づけて計数結果がされ
るため、遊技者の不利益とならない。さらに、本システ
ム20を利用すると、遊技者が「どのパチンコ機」から
「どのパチンコ機」に移動したかが把握できる。この情
報は、パチンコ店にとって非常に有益な情報であり、新
たに導入するパチンコ機を決定するための判断材料にな
る。また、「空き状態」の玉箱数や「積み状態」の玉箱
数を知ることができるので、パチンコ店Aで玉箱が不足
しているのか否かを容易に把握することができる。
【0045】以上、本発明の具体例を詳細に説明した
が、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定する
ものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上
に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれ
る。例えば、請求項に記載した「遊技機」は、上記実施
形態で説明したパチンコ機に限られず、スロットマシン
等とすることができる。また、「遊技媒体」はパチンコ
玉に限られず、メダル等とすることができる。また、本
明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるい
は各種の組み合わせによって技術的有用性を発揮するも
のであり、出願時請求項記載の組み合わせに限定される
ものではない。また、本明細書または図面に例示した技
術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの
一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 玉箱管理システムの概略システム図である。
【図2】 玉箱管理システムの制御系の構成を示すブロ
ック図である。
【図3】 第1記憶スペース記憶処理のフローチャート
である。
【図4】 第1記憶スペースの記憶内容を模式的に示
す。
【図5】 第2記憶スペース記憶処理のフローチャート
である。
【図6】 第2記憶スペースの記憶内容を模式的に示
す。
【図7】 第1記憶スペースの記憶内容を表示部(ホー
ルコンピュータ用)で表示した様子を示す。
【図8】 第2記憶スペースの記憶内容を表示部(ホー
ルコンピュータ用)で表示した様子を示す。
【図9】 第2記憶スペースの記憶内容を表示部(ホー
ルコンピュータ用)で表示した様子を示す。
【図10】 不正行為報知処理のフローチャートであ
る。
【図11】 積み状態玉箱数表示処理のフローチャート
である。
【図12】 第2実施形態に係る第1記憶スペースの記
憶内容を模式的に示す。
【図13】 制御回路部処理のフローチャートを示す。
【符号の説明】
10a,10b,10c・・パチンコ機 12a,12b,12c・・遊技者読取リーダー(パチ
ンコ機用) 14a,14b,14c・・カード挿入口 20・・玉箱管理システム 40・・ホールコンピュータ 40a・・表示部(ホールコンピュータ用) 40b・・キーボード 42・・計数器 44・・POS 44a・・遊技者読取リーダー(POS用) 44b・・表示部(POS用) 50・・会員カード 60,61,62・・回線 70a,70b・・バーコード 75・・IDリーダー(計数器用) 80a,80b・・玉箱 82a,82b,82c・・IDリーダー(パチンコ機
用) 100・・制御回路部

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技場で使用される、各自に固有の特定
    IDが読取可能に記憶されている遊技媒体収容器群を管
    理するシステムであり、 遊技機毎に設置されており、その遊技機に置かれた遊技
    媒体収容器の特定IDを読取るIDリーダーと、 特定IDとその特定IDを読取った前記IDリーダーが
    設置されている遊技機を対応づけた情報を累積して記憶
    する記憶手段を備える遊技媒体収容器群管理システム。
  2. 【請求項2】 前記記憶手段は、前記IDリーダーにお
    ける特定IDの読取開始時と読取終了時をさらに記憶す
    ることを特徴とする請求項1に記載の遊技媒体収容器群
    管理システム。
  3. 【請求項3】 遊技機と、時間と、当該遊技機の当該時
    間における貸し遊技媒体数と投入遊技媒体数と払出し遊
    技媒体数を対応づけて記憶する第2記憶手段をさらに備
    えることを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載
    の遊技媒体収容器群管理システム。
  4. 【請求項4】 特定された遊技機の特定された時間にお
    ける貸し遊技媒体数から投入遊技媒体数を減じて払出し
    遊技媒体数を加えた値を算出する手段をさらに備えるこ
    とを特徴とする請求項3に記載の遊技媒体収容器群管理
    システム。
  5. 【請求項5】 遊技媒体数を計数する計数器に設置され
    ており、計数する遊技媒体収容器の特定IDを読取るI
    Dリーダーと、 計数器に設置されている前記IDリーダーで特定IDが
    読み取られたときに、当該特定IDに対応づけて計数器
    で計数されたことを前記記憶手段に記憶させる手段をさ
    らに備えることを特徴とする請求項1から4のいずれか
    に記載の遊技媒体収容器群管理システム。
  6. 【請求項6】 前記記憶手段と前記第2記憶手段の記憶
    内容をそれぞれ表示する表示手段をさらに備えることを
    特徴とする請求項3から5のいずれかに記載の遊技媒体
    収容器群管理システム。
  7. 【請求項7】 遊技機に設置されている前記IDリーダ
    ーで現在読取られていなくて、しかも前記記憶手段に計
    数器で計数されたことが最新に記憶されていない遊技媒
    体収容器の特定ID群を特定する手段と、 特定された特定ID毎に、当該特定IDに対応して最新
    に記憶されている遊技機から前記第2記憶手段を検索
    し、当該遊技機における当該特定IDの読取開始時の前
    記算出値と読取終了時の前記算出値を比較し、後者が前
    者より大きい遊技媒体収容器の数をカウントする手段を
    さらに備えることを特徴とする請求項4から6のいずれ
    かに記載の遊技媒体収容器群管理システム。
  8. 【請求項8】 遊技媒体数を計数する計数器に設置され
    ており、計数する遊技媒体収容器の特定IDを読取るI
    Dリーダーと、 計数器に設置されている前記IDリーダーで特定IDが
    読取られたときに、当該特定IDに対応して最新に記憶
    されている遊技機から前記第2記憶手段を検索し、当該
    遊技機における当該特定IDの読取終了時の前記算出値
    から読取開始時の前記算出値を減算した値と計数器で計
    数された遊技媒体数を比較し、後者が前者に所定数加え
    た値より大きい場合に異常を報知する手段をさらに備え
    ることを特徴とする請求項4から7のいずれかに記載の
    遊技媒体収容器群管理システム。
  9. 【請求項9】 遊技機毎に、貸し遊技媒体数から投入遊
    技媒体数を減じて払出し遊技媒体数を加えた値を算出す
    る手段と、 遊技機毎に設置されている前記IDリーダーで特定ID
    の読取が終了したときに、前記算出手段で算出される当
    該特定IDの読取終了時の算出値から読取開始時の算出
    値を減算した値が所定数以下の場合には、読取が終了し
    た特定IDに対応づけて「空き状態」を前記記憶手段に
    記憶させる手段をさらに備えることを特徴とする請求項
    1又は2のいずれかに記載の遊技媒体収容器群管理シス
    テム。
  10. 【請求項10】 遊技媒体数を計数する計数器に設置さ
    れており、計数する遊技媒体収容器の特定IDを読取る
    IDリーダーと、 前記記憶手段の記憶内容を、計数器に設置されている前
    記IDリーダーで読取られた特定IDに対応して「空き
    状態」に書換える書換手段をさらに備えることを特徴と
    する請求項9に記載の遊技媒体収容器群管理システム。
  11. 【請求項11】 計数器に設置されている前記IDリー
    ダーで、前記記憶手段に「空き状態」が記憶されている
    特定IDが読取られた場合に、異常を報知する手段をさ
    らに備えることを特徴とする請求項10に記載の遊技媒
    体収容器群管理システム。
  12. 【請求項12】 前記記憶手段に「空き状態」が対応し
    て記憶されている遊技媒体収容器の数をカウントする手
    段をさらに備えることを特徴とする請求項9から11の
    いずれかに記載の遊技媒体収容器群管理システム。
  13. 【請求項13】 遊技機毎に、貸し遊技媒体数から投入
    遊技媒体数を減じて払出し遊技媒体数を加えた値を算出
    する手段と、 遊技機毎に設置されており、その遊技機で遊技する者を
    特定する情報を読取る遊技者特定情報読取リーダーと、 遊技媒体数を計数する計数器に設置されており、計数す
    る遊技媒体収容器の特定IDを読取るIDリーダーと、 遊技機毎に設置されている前記IDリーダーで特定ID
    の読取が終了した時に、前記算出手段で算出される当該
    特定IDの読取終了時の算出値から読取開始時の算出値
    を減算した値が所定数以上の場合には、読取が終了した
    特定IDに対応づけてその遊技機に設置されている前記
    遊技者特定情報読取リーダーで読取られた遊技者を特定
    する情報を前記記憶手段に記憶させる手段と、 計数器に設置されている前記IDリーダーで特定IDが
    読取られると、前記記憶手段に、当該特定IDに対応し
    て記憶されている遊技者に関連づけて計数器で計数され
    た遊技媒体数を記憶する第4記憶手段をさらに備えるこ
    とを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の遊技
    媒体収容器群管理システム。
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