JP2003169632A - 米胚芽油、卵黄油及びホスファチジルセリン含有の健康食品 - Google Patents

米胚芽油、卵黄油及びホスファチジルセリン含有の健康食品

Info

Publication number
JP2003169632A
JP2003169632A JP2001402543A JP2001402543A JP2003169632A JP 2003169632 A JP2003169632 A JP 2003169632A JP 2001402543 A JP2001402543 A JP 2001402543A JP 2001402543 A JP2001402543 A JP 2001402543A JP 2003169632 A JP2003169632 A JP 2003169632A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vitamin
phosphatidylserine
rice germ
oil
germ oil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001402543A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Shirotani
憲一 城谷
Tsunemasa Hatano
恒正 秦野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SAPURI KK
Original Assignee
SAPURI KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SAPURI KK filed Critical SAPURI KK
Priority to JP2001402543A priority Critical patent/JP2003169632A/ja
Publication of JP2003169632A publication Critical patent/JP2003169632A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Edible Oils And Fats (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
  • Medicines Containing Plant Substances (AREA)
  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
  • Coloring Foods And Improving Nutritive Qualities (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ホスファチジルセリンと米胚芽油、卵黄油中の
成分を有効に働かせて、老人性の脳血管性痴呆やアルツ
ハイマー型痴呆による物忘れの防止、身体運動のふらつ
きなどを防止する。 【解決手段】カプセルに10〜1000mgの米胚芽油
を充填し、その中に、1日量として、10mg〜500
mgのフォスファチジルセリン、10mg〜300mg
のイチョウ葉エキス、10mg〜800mgのドコサヘ
キサエン酸(DHA)、10mg〜200mgのニンニ
クエキス、10mg〜500mgのイノシトール、1m
g〜10mgのビタミンB1、1μg〜500μgのビ
タミンB12、1μg〜100μgのビタミンK2を含
有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は米胚芽油に含まれる
成分物質、及び卵黄油中の成分物質と、ホスファチジル
セリンとの協力作用による健康食品の有用性の増大に関
する。
【0002】
【従来の技術】ホスファチジルセリンをぼけに有効であ
るとする従来からの健康食品は存在するが、これに、自
律神経の調整に有効なガンマオリザノールが含まれる米
胚芽油、神経伝達に必須のアセチルコリンの供給源とな
るホスファチジルコリンを含む卵黄油との協力作用を考
慮したものは存在しない。
【0003】ホスファチジルセリンについては1948
年に単離されて以来世界で40例近くの臨床試験が行わ
れ、ぼけに対する有効性と安全性が立証されている。ホ
スファチジルセリンは細胞膜の構成成分で脳には約10
%も含まれており、神経伝達に必要な受容体が細胞膜に
安定して存在するためには、欠かすことが出来ない構成
成分である。
【0004】イチョウ葉エキスは、脳血流の改善が報告
され、日本では健康食品のみの許可であるが、ヨーロッ
パではすでに医薬品として認可されその使用経験は膨大
な数に上っている。ぼけにも有効であることがすでに報
告されており、そのための治療もヨーロッパではすでに
広範に行われている。
【0005】しかしながら、ぼけは一義的な理由で起こ
るわけでなく、複雑な生化学的要因が絡まり合ったもの
である。ホスファチジルセリンとイチョウ葉エキスを混
合すれば、ぼけに対する効果も増大するが、これから始
まる超高齢化社会と複雑なぼけ要因のためにはさらなる
有用性の増大が必要となる。しかしながら、これまでこ
の2成分を基にした健康食品では、さらにそれ以上の効
果を望むための添加成分についての検討は行われてこな
かった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ぼけは種々の複合され
た原因がもとで起こっており、脳血管老化の予防、脳血
流の改善、自律神経の調整、アルツハイマー型痴呆の予
防など、多岐にわたる原因を考慮に入れた健康補助食品
作りが急務となっている。そこで、これまでホスファチ
ジルセリンとイチョウ葉エキスを混合したぼけに対する
健康食品を、今まで以上に効果的でしかも有効に作用し
うる添加成分を見いだすこととした。
【0007】そのために、まず高齢化と共に増加する平
衡感覚や足下のふらつきを減少させるために自律神経の
さらなる安定化、またそれら神経の信号伝達を有効に行
うために必要なアセチルコリンの供給という課題が持ち
上がった。
【0008】本発明は、上記の課題を解決することを目
的に開発されたもので、ホスファチジルセリンとイチョ
ウ葉エキスの脳血流改善、細胞膜安定化作用の他に、米
胚芽油、卵黄油、ドコサヘキサエン酸(DHA)、イノ
シトール、ニンニクエキス、ビタミンB1、ビタミンK
2、ビタミンB12が効果的に相互に働く新しい健康食
品を提供することにある。
【0009】
【問題を解決するための手段】本発明のホスファチジル
セリン含有の健康食品は、ゼラチンなどを用いたソフト
カプセルに10〜1000mgの米胚芽油を充填し、そ
の中に、1日量として、10mg〜500mgのフォス
ファチジルセリン、10mg〜300mgのイチョウ葉
エキス、10mg〜800mgのドコサヘキサエン酸
(DHA)、10mg〜200mgのニンニクエキス、
10mg〜500mgのイノシトール、1mg〜10m
gのビタミンB1、1μg〜500μgのビタミンB1
2、1μg〜100μgのビタミンK2を含有する。
【0010】本発明の請求項2のホスファチジルセリン
含有の健康食品はソフトカプセルに卵黄油を10mg〜
1000mg、10〜1000mgの米胚芽油充填し、
その中に、1日量として、10mg〜500mgのフォ
スファチジルセリン、10mg〜300mgのイチョウ
葉エキス、10mg〜800mgのドコサヘキサエン酸
(DHA)、10mg〜200mgのニンニクエキス、
10mg〜500mgのイノシトール、1mg〜10m
gのビタミンB1、1μg〜500μgのビタミンB1
2、1μg〜100μgのビタミンK2を含有する。
【0011】本発明請求項3のホスファチジルセリン含
有の健康食品は、ソフトカプセルに米胚芽油を10mg
〜1000mg充填し、その中に、1日量として、ホス
ファチジルセリン10〜500mg、イチョウ葉エキス
10〜300mgを含有する。また、請求項4の健康食
品はこれに、卵黄油を10mg〜1000mgを加えて
いる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1に示すホスファチジルセリン
含有の健康食品は、オーバル型のカプセル1に、米胚芽
油、ホスファチジルセリン、イチョウ葉エキス、DH
A、イノシトール、ニンニクエキス、ビタミンB1、ビ
タミンK2、ビタミンB12を充填している。1個のカ
プセルの充填量は、食べ易いよう250mgとしてい
る。ただし、1個のカプセルは100〜1500mg、
好ましくは200〜500mgとすることも出来る。1
日1〜9カプセル、好ましくは3〜6カプセルとする。
【0013】カプセル1に充填している米胚芽油は、1
日量として100〜1500mg、好ましくは500〜
1000mgとする。米胚芽油は約1%のガンマオリザ
ノールを含んでいる。ガンマオリザノールは、以下に記
載する種々の効果が報告されている。 間脳視床下部機能の老化阻止作用 性腺刺激作用 成長促進作用 体内コレステロール低減作用 末梢血管及び皮膚の血流改善作用
【0014】また、米胚芽油に含まれるリノール酸のコ
レステロール低下作用、ビタミンEの抗酸化作用、さら
にはトコトリエノールの抗酸化作用が報告され、血管内
コレステロールの低下作用が動脈硬化を予防し最終的に
はぼけ予防の効果を増大させてくれる。
【0015】ホスファチジルセリンは、1日量として1
0〜500mg、好ましくは50〜300mgをカプセ
ルに充填する。量を増やせばぼけに対する効果も大きく
なってくることが明らかとなっているが、製品コストが
増大するため、前述する範囲で最適な配合量を判断す
る。その作用は、 細胞内に栄養を送り老廃物の排出を促す。 細胞膜を柔軟にして、細胞の形状変化をしやすくす
る。 神経伝達物質の流れをスムーズにする。 等の効果が報告され、脳の神経伝達には欠かせない物質
であり、外部から補給されても、脳に到達することが明
らかとなっている。老人性の痴呆に有効であることもす
でに報告されているし、痴呆老人以外の方にとっても、
脳細胞へのブドウ糖の取り込みを増大させることから、
集中力の増加がみられ、脳の働きを増大させる有効な方
法となっている。さらにふらつきなどの自律神経失調に
効果的な米胚芽油との協力作用によって、脳の老化をい
っそう遅延させることができる。
【0016】カプセル1に配合されているイチョウ葉エ
キスは、1日量として10〜300mg、好ましくは5
0〜200mgとする。すでに医薬品としてヨーロッパ
では用いられており、その作用は目や耳を含めた脳血流
の改善、末梢血管の血行改善、血小板凝集の阻害、血栓
形成の阻害など循環器系に関する効果は枚挙にいとまな
い。このイチョウ葉エキスとホスファチジルセリンとの
協力作用で、血流と神経伝達という2種類の生理学的状
況を改善することが可能となり、ぼけの改善、集中力の
増大など脳細胞の活性化にも大きな影響を与えることに
なるのである。また、イチョウ葉エキスの副作用はほと
んどないと考えて良く、量の多少を決めるのはヨーロッ
パで報告されているような医療効果が発現されると思わ
れる量が好ましい。ただしその場合用いるイチョウ葉エ
キスはEGb761など世界の標準となっているイチョ
ウ葉エキスと比較しうる性能を持つエキスを使用するこ
ととする。
【0017】カプセル1に配合されるイノシトールは、
1日量として10〜500mg、好ましくは50〜30
0mgとする。イノシトールは副作用もなく、配合量に
ついてもっと多くの量を食べても問題がないが、1個の
カプセル重量を250mgとした場合には全体の配合量
を考慮して、上記の範囲内で作ることにした。
【0018】イノシトールは、細胞膜の構成成分とし
て、生体内ではホスファチジルイノシトールとして、細
胞間信号伝達に大きな大きな寄与をしている。また、活
性酸素の除去にはきわめて有効で、ガン抑制作用が報告
されているし、米胚芽油のビタミンEや、トコトリエノ
ールといった活性酸素の除去に有効な物質と協力して、
動脈硬化の予防をする。まだ、原因がはっきりわかって
いないアルツハイマー型の痴呆はともかく、日本人に多
い脳血管性のぼけは長期間脳血管の動脈硬化が進んだこ
とが大きな原因となっている。その意味でも動脈硬化の
進行を予防するための効果は大きい。
【0019】カプセル1に配合されるドコサヘキサエン
酸(DHA)は、1日量として、10〜1000mg、
好ましくは50〜500mgとする。この場合も、量を
増やしても副作用の心配はないが、食べやすい1日量と
するための手段である。ドコサヘキサエン酸は血液の凝
集を抑制したり、悪玉コレステロールが血管壁に付着す
るのを防いだりする作用があるので、配合される米胚芽
油中のビタミンEなど各種抗酸化剤と協力して、動脈硬
化を防ぐ。また、ホスファチジルセリンと協力して細胞
膜の流動性を増加させ、信号伝達をしやすくしている。
ドコサヘキサエン酸単独でもぼけに対する有効性が報告
されているので、ホスファチジルセリンとの配合により
一層の協力作用が発揮される。
【0020】カプセル1に配合されるニンニクエキス
は、1日量として、10〜200mg、好ましくは50
〜100mgとする。古来から使用されているニンニク
はビタミンB1の肝臓への貯留性を高め、ビタミンB1
作用を効果的に発揮させる。また、動物実験では脳の萎
縮を防ぐことが明らかとなっており、アルツハイマーに
優れた予防効果をもっている。従って、他の成分との協
力作用でぼけに対する効果も増強することになる。配合
される量は飲みやすい大きさにするために、他の成分と
のかねあいも含めて1カプセルについて50〜100m
gとする。
【0021】カプセル1に配合されるビタミンB1は、
1日量として、1〜10mgとする。ビタミンB1は糖
の代謝にとって必要で、脳の神経組織にとっても必要欠
くべからざるものであるが、その作用についてはすでに
数え切れないほどの臨床報告もある。脳の働きそのもの
にとって不可欠なビタミンである。ビタミンB1の吸収
は健康食品に使用される塩酸塩、あるいは硝酸塩ではこ
れ以上増やしても吸収はあまり増えないので、この範囲
にとどめる。
【0022】カプセル1に配合されるビタミンB12
は、1日量として1μg〜500μgとする。赤血球の
生成に深く関わっているが、神経細胞の修復作用があ
る。脳の神経でも重要な働きをしており、ぼけや脳の老
化を防ぐ意味でも必須のビタミンである。吸収量は量を
増やしてもそれほど増えないのでこの範囲でとどめる。
【0023】カプセル1に含まれるビタミンK2は、1
日量として、1μg〜100μgとする。ビタミンK2
は血液凝固に関連するビタミンとして知られているが、
近年骨代謝に関わっていることが明らかとなり、骨粗鬆
症にとって不可欠であるのみならず、動脈硬化による血
管内カルシウム沈着を防ぐためにも必要であることが明
らかとなってきた。特に脳内の血管へのカルシウム沈着
は脳溢血を起こす原因ともなる。また、アルツハイマー
の患者ではビタミンK2レベルが低下していることが明
らかとなっており、ぼけとビタミンK2との関連を伺わ
せている。今回ビタミンK2を配合することはまさに新
しい着眼点といって良く、脳の血流と、神経の正常化、
細胞膜の正常化が、まさに三位一体となって働く健康食
品となることを意味している。配合される量は望ましく
は、10μg〜50μgで、1日の必要量に近いもので
ある。この量は、食生活であまりビタミンK2が摂取で
きない人がいるためで、体内での微生物による合成が1
mg〜1.5mgと言われているものの、老化と共に腸
内細菌叢が変化して、ビタミンK2の不足が起こる可能
性があるからである。
【0024】[実施例1]ソフトカプセル1個につき、
以下の成分を均一に混合して充填する。 米胚芽油‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥138mg ホスファチジレセリン‥‥‥‥‥‥20mg イチョウ葉エキス‥‥‥‥‥‥‥‥17mg イノシトール‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥17mg ドコサヘキサエン酸‥‥‥‥‥‥‥17mg ニンニクエキス‥‥‥‥‥‥‥‥‥8mg ビタミンB1‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.8mg ビタミンB12‥‥‥‥‥‥‥‥‥3μg ビタミンK2‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥4μg ミツロウ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥28mg
【0025】このカプセルを1日あたり6個、2ヶ月8
人に試食していただいたところ、4人は物忘れが減少傾
向にあると自覚した。8人とも集中力が増加し、生活意
欲の増加がみられた。また耳鳴り、肩こり、目のしょぼ
しょぼ感のある方が、その症状の消失を自覚した。8人
全員が、食べ続けることを希望した。
【0026】[実施例2]以下の成分を混合してソフト
カプセル1個に充填する。 米胚芽油‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥80mg 卵黄油‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥80mg ホスファチジレセリン‥‥‥‥‥‥20mg イチョウ葉エキス‥‥‥‥‥‥‥‥17mg イノシトール‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥17mg ドコサヘキサエン酸‥‥‥‥‥‥‥17mg ニンニクエキス‥‥‥‥‥‥‥‥‥8mg ビタミンB1‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.8mg ビタミンB12‥‥‥‥‥‥‥‥‥3μg ビタミンK2‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥4μg ミツロウ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥28mg
【0027】このカプセルを1日あたり6個、2ヶ月8
人に試食していただいたところ、5人は物忘れが減少傾
向にあると自覚した。8人とも集中力が増加した。ふら
つき感のある方が、その症状の消失を自覚した。8人全
員が、疲労感が少なくなり食べ続けることを希望した。
【0028】[実施例3]以下の成分を均一に混合して
カプセル1個に充填する。 米胚芽油‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥150mg ホスファチジレセリン‥‥‥‥‥‥50mg イチョウ葉エキス‥‥‥‥‥‥‥‥17mg ミツロウ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥28mg
【0029】ぼけは複合された原因で起こっているの
で、ホスファチジルセリンと、米胚芽油の濃度が高い方
が良い場合にこの処方とする。この場合は特にふらつき
に加えて脳血管性のぼけ症状が強い場合に向いている。
【0030】このカプセルを1日あたり6個、2ヶ月6
人に試食していただいたところ、6人とも集中力が持続
し、ぼけ症状の改善が見られた。また、生活意欲が増加
し、身体の動きに伴う安定性が増した。
【0031】 米胚芽油‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥80mg 卵黄油‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥80mg ホスファチジレセリン‥‥‥‥‥‥50mg イチョウ葉エキス‥‥‥‥‥‥‥‥17mg ミツロウ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥28mg
【0032】アルツハイマー型のぼけの場合、神経伝達
に必要なアセチルコリンの供給が少なくなっていること
はすでに知られている。そのため、卵黄油を配合して神
経伝達に必要なアセチルコリンを供給する。また、イチ
ョウ葉エキスにもアルツハイマーに有効性があることが
確認されているため、互いの協力効果が発現する。
【0033】このカプセルを1日あたり6個、2ヶ月4
人に試食していただいたところ、4人とも集中力、歩行
の安定性も増加し、ぼけ症状の改善が見られた。しか
も、他の場合と同様生活意欲の改善が見られ、引き続き
食べることを希望した。
【0034】
【発明の効果】本発明のホスファチジルセリン含有健康
食品は、その成分としてガンマオリザノールを高濃度
(約1%)に含んでいる米胚芽油、またアセチルコリン
の供給源として卵黄油を配合することを特徴としてい
る。まず基本の、ホスファチジルセリンの細胞膜安定化
作用、イチョウ葉エキス中のギンゴライド、フラボノイ
ド類の脳血流の改善作用、米胚芽油中のガンマオリザノ
ールによる自律神経安定化作用、卵黄油中のホスファチ
ジルコリンによる神経伝達物質の供給による神経伝達の
スムース化によって、ぼけに対する新しい健康食品に大
いなる有用性をもたらした。その上に、いろいろな原因
のぼけに対応すべく各種添加物を加えることで、さらな
る効果の有用性が獲得できたことは誠に大きな成果とい
わざるを得ない。すなわち、イノシトールの活性酸素除
去作用とビタミンK2のカルシウム代謝促進作用が、動
脈硬化による血管壁カルシウムの沈着を防ぎ、ドコサヘ
キサエン酸と米胚芽油がコレステロールの低下に効果的
に働いている。神経の信号伝達については、ホスファチ
ジルセリンとドコサヘキサエン酸が細胞膜を経由する信
号伝達に、卵黄油由来のアセチルコリンが神経末端を介
する信号伝達に効果的に作用している。また、神経修復
にはビタミンB12が必須であるし、ホスファチジルセ
リン、ドコサヘキサエン酸が相互に協力して細胞の形状
変化をしやすくし、細胞膜の安定化に働いている。これ
らの結果、従来のホスファチジルセリンを含んだ健康食
品では及ばない、幅広い生化学的協力作用を獲得できた
ことは明らかで、超高齢化社会に向けてきわめて有用性
に富んだ発見となった。しかも、本発明は人体に効果的
に作用して、集中力増強、歩行の安定化、物忘れ防止、
脳血管性のぼけ、アルツハイマーの予防に対し、幅広い
年齢層に副作用なく服用可能となった。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年2月26日(2002.2.2
6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】追加
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例にかかる健康食品の断面図
【符号の説明】 1・・・カプセル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A23L 1/302 A61K 31/047 4C206 A61K 31/047 31/122 31/122 31/202 31/202 31/51 31/51 31/661 31/661 31/714 31/714 35/54 35/54 35/78 B 35/78 U V A61P 25/28 A61P 25/28 A23D 9/00 516 Fターム(参考) 4B018 LE01 MD11 MD15 MD16 MD23 MD45 MD55 MD61 4B026 DC05 DG07 DG11 DH05 DL05 DL10 DX08 4C086 AA02 BC83 DA39 DA41 MA03 MA06 MA52 NA14 ZA15 ZA16 4C087 AA02 BB61 MA02 MA52 NA14 ZA15 ZA16 4C088 AB02 AB74 AB88 BA08 BA18 MA08 MA52 NA14 ZA15 ZA16 4C206 AA02 CB28 DA05 KA04 MA03 MA06 MA14 MA24 MA28 MA72 NA14 ZA15 ZA16

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カプセル(1)に10〜1000mgの
    米胚芽油を充填し、その中に、1日量として、10mg
    〜500mgのフォスファチジルセリン、10mg〜3
    00mgのイチョウ葉エキス、10mg〜800mgの
    ドコサヘキサエン酸(DHA)、10mg〜200mg
    のニンニクエキス、10mg〜500mgのイノシトー
    ル、1mg〜10mgのビタミンB1、1μg〜500
    μgのビタミンB12、1μg〜100μgのビタミン
    K2を含有することを特徴とする健康食品。
  2. 【請求項2】 カプセル(1)に卵黄油を10mg〜1
    000mg充填し、請求項1の成分を含有する健康食
    品。
  3. 【請求項3】カプセル(1)に米胚芽油を10mg〜1
    000mg充填し、その中に、1日量として、ホスファ
    チジルセリン10〜500mg、イチョウ葉エキス10
    〜300mgを含有することを特徴とする健康食品。
  4. 【請求項4】カプセル(1)に米胚芽油10mg〜10
    00mg、卵黄油10mg〜1000mgを充填しフォ
    スファチジルセリン1日量として10mg〜500mg
    を含有する健康食品。
JP2001402543A 2001-12-08 2001-12-08 米胚芽油、卵黄油及びホスファチジルセリン含有の健康食品 Pending JP2003169632A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001402543A JP2003169632A (ja) 2001-12-08 2001-12-08 米胚芽油、卵黄油及びホスファチジルセリン含有の健康食品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001402543A JP2003169632A (ja) 2001-12-08 2001-12-08 米胚芽油、卵黄油及びホスファチジルセリン含有の健康食品

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003169632A true JP2003169632A (ja) 2003-06-17

Family

ID=19190309

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001402543A Pending JP2003169632A (ja) 2001-12-08 2001-12-08 米胚芽油、卵黄油及びホスファチジルセリン含有の健康食品

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003169632A (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1559430A1 (en) * 2004-01-29 2005-08-03 INDENA S.p.A. Use of ginkgo complexes for the enhancement of cognitive functions and the alleviation of mental fatigue
WO2005070435A1 (ja) * 2004-01-22 2005-08-04 Otsuka Pharmaceutical Co., Ltd. 動体視力改善剤
JP2005263668A (ja) * 2004-03-17 2005-09-29 Nof Corp ホスファチジルセリン含有水性組成物及び用途
WO2006011592A1 (ja) * 2004-07-30 2006-02-02 Wakunaga Pharmaceutical Co., Ltd. カプセル皮膜用組成物、カプセル皮膜、及びこれを用いたカプセル剤
WO2006059397A1 (ja) * 2004-12-02 2006-06-08 Nippon Meat Packers, Inc. 抗ストレス性食品
WO2008006607A2 (en) * 2006-07-14 2008-01-17 Nattopharma Asa Pharmaceutical and nutraceutical products comprising vitamin k2
JP2008525320A (ja) * 2004-12-24 2008-07-17 ドルフィスト・プロプライエタリー・リミテッド 厚生のための配合物及び治療
CN100518723C (zh) * 2004-07-30 2009-07-29 涌永制药株式会社 胶囊皮膜用组合物、胶囊皮膜及使用其的胶囊剂
WO2011086007A1 (en) 2010-01-12 2011-07-21 Indena S.P.A. Compositions comprising andrographics paniculata and gingko biloba extracts complexed with phospholipids
CN103651962A (zh) * 2013-11-22 2014-03-26 安徽大平油脂有限公司 一种调经益气保健油
CN106307548A (zh) * 2016-09-29 2017-01-11 防城港市港口区晶通科技有限公司 一种含有银杏叶提取物的海洋保健食品
WO2019189714A1 (ja) * 2018-03-30 2019-10-03 興和株式会社 組成物
JP7426036B2 (ja) 2021-12-23 2024-02-01 国立大学法人 琉球大学 認知機能障害改善剤及び認知機能障害改善用経口組成物

Cited By (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005070435A1 (ja) * 2004-01-22 2005-08-04 Otsuka Pharmaceutical Co., Ltd. 動体視力改善剤
AU2005210091B2 (en) * 2004-01-29 2010-06-03 Indena S.P.A. Use of a Ginkgo complexes for the enhancement of cognitive functions and the alleviation of mental fatigue
EP1559430A1 (en) * 2004-01-29 2005-08-03 INDENA S.p.A. Use of ginkgo complexes for the enhancement of cognitive functions and the alleviation of mental fatigue
KR101249667B1 (ko) * 2004-01-29 2013-04-02 인데나 에스피아 인식기능의 증진과 정신적 피로의 경감을 위한 징코 착체의 용도
KR101249633B1 (ko) * 2004-01-29 2013-04-02 인데나 에스피아 인식기능의 증진과 정신적 피로의 경감을 위한 징코 착체의용도
JP2007519668A (ja) * 2004-01-29 2007-07-19 インデナ エッセ ピ ア 認知機能の改善および精神的疲労の緩和のためのイチョウ複合体の使用
US8591965B2 (en) 2004-01-29 2013-11-26 Indena S.P.A. Use of a ginkgo complexes for the enhancement of cognitive functions and the alleviation of mental fatigue
WO2005074956A1 (en) * 2004-01-29 2005-08-18 Indena S.P.A. Use of a ginkgo complexes for the enhancement of cognitive functions and the alleviation of mental fatigue
JP2005263668A (ja) * 2004-03-17 2005-09-29 Nof Corp ホスファチジルセリン含有水性組成物及び用途
WO2006011592A1 (ja) * 2004-07-30 2006-02-02 Wakunaga Pharmaceutical Co., Ltd. カプセル皮膜用組成物、カプセル皮膜、及びこれを用いたカプセル剤
CN100518723C (zh) * 2004-07-30 2009-07-29 涌永制药株式会社 胶囊皮膜用组合物、胶囊皮膜及使用其的胶囊剂
WO2006059397A1 (ja) * 2004-12-02 2006-06-08 Nippon Meat Packers, Inc. 抗ストレス性食品
JP2008525320A (ja) * 2004-12-24 2008-07-17 ドルフィスト・プロプライエタリー・リミテッド 厚生のための配合物及び治療
US8475849B2 (en) 2004-12-24 2013-07-02 Dolphst Pty Ltd. Formulations and treatments for well-being
NO343923B1 (no) * 2006-07-14 2019-07-08 Pharmaco As Farmasøytiske og nutrasøytiske produkter som innbefatter minst en forbindelse innenfor vitamin K2 klassen og slike produkter for forebygging eller terapi av forstyrrelser relatert til ben, brusk og det kardiovaskulære systemet.
JP2009544590A (ja) * 2006-07-14 2009-12-17 ナットファルマ エーエスエー ビタミンk2を含む医薬及び栄養補助製品
WO2008006607A3 (en) * 2006-07-14 2008-10-23 Nattopharma Asa Pharmaceutical and nutraceutical products comprising vitamin k2
AU2007271900B2 (en) * 2006-07-14 2013-05-23 Nattopharma As Pharmaceutical and nutraceutical products comprising vitamin K2
WO2008006607A2 (en) * 2006-07-14 2008-01-17 Nattopharma Asa Pharmaceutical and nutraceutical products comprising vitamin k2
EP2046312B1 (en) 2006-07-14 2020-02-19 Kaydence Pharma AS Pharmaceutical and nutraceutical products comprising vitamin k2
WO2011086007A1 (en) 2010-01-12 2011-07-21 Indena S.P.A. Compositions comprising andrographics paniculata and gingko biloba extracts complexed with phospholipids
CN103651962A (zh) * 2013-11-22 2014-03-26 安徽大平油脂有限公司 一种调经益气保健油
CN106307548A (zh) * 2016-09-29 2017-01-11 防城港市港口区晶通科技有限公司 一种含有银杏叶提取物的海洋保健食品
WO2019189714A1 (ja) * 2018-03-30 2019-10-03 興和株式会社 組成物
JPWO2019189714A1 (ja) * 2018-03-30 2021-04-22 興和株式会社 組成物
JP7349424B2 (ja) 2018-03-30 2023-09-22 興和株式会社 組成物
JP7426036B2 (ja) 2021-12-23 2024-02-01 国立大学法人 琉球大学 認知機能障害改善剤及び認知機能障害改善用経口組成物

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6830359B2 (ja) 栄養組成物
US20050249821A1 (en) Nutritional supplement for treatment of ocular diseases
NZ523138A (en) Vitamin K and essential fatty acids
JP2003169632A (ja) 米胚芽油、卵黄油及びホスファチジルセリン含有の健康食品
JP2005527234A (ja) 飲料組成物及び飲料の製造方法
CN105476020B (zh) 一种维生素d3软胶囊及其制备方法
CN104839688A (zh) 一种眼保健制剂及其制备方法
WO2005123108A2 (en) Advanced vitamins and protein based nutritional supplements
WO2009096579A1 (ja) 高血糖抑制用栄養組成物
KR20110108399A (ko) 50세 이상을 위한 정력, 면역성, 눈 및 뼈 건강 개선용 영양 보충물
KR20140017977A (ko) 노년층용 비타 하이브리드 정제 및 그 제조 방법
JP3137273B2 (ja) 糖尿病に有効な組成物
CN105901577A (zh) 一种脑、眼、强体营养剂及其制备方法和应用
JP2003113089A (ja) 脂質蓄積性阻害およびコレステロール低下作用を有するキトサン含有製剤および飲食品
HU227182B1 (en) Lecitin-ascorbic acid combination
US20120178799A1 (en) Energy beverage with creatine and caffeine combination
RU2686632C1 (ru) Композиция для контроля массы тела
EP1890689A2 (fr) Composition pour retarder le développement de la maladie d'alzheimer
US7695744B1 (en) Natural supplement of cholesterol lowering oil seeds and nuts and method of manufacture
JPH09238615A (ja) 健康栄養食品
RU2335927C2 (ru) Обогащенные лейцином питательные композиции
FR3106957A1 (fr) Composition alimentaire pour stimuler la fonction cognitive et prevenir et limiter le declin cognitif et la demence chez des sujets adultes ou chez des sujets ages denutris
CN1364418A (zh) 一种健脑益智的乳制品和再加工食品
KR20140017979A (ko) 중장년층용 비타 하이브리드 정제 및 그 제조 방법
RU2809638C1 (ru) Продукт специализированный с аргинином