JP2003166449A - 燃料タンクの燃料流出規制装置 - Google Patents
燃料タンクの燃料流出規制装置Info
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Abstract
とする。 【解決手段】燃料タンクの上部に固定されキャニスタへ
連通するする連通開口43をもつハウジング4と、ハウジ
ング4内に収納され燃料に浮いて上下動することで連通
開口43を開閉する一つのフロート弁5と、ハウジング4
に連通してハウジング4から下方へ燃料タンク1内に延
び下端で開口する一つの筒体3と、からなる。筒体3は
燃料タンク1の上内面の近傍に内外を連通する小径の貫
通孔32をもち、燃料タンク1内の燃料液面が筒体3の下
端開口に到達した時に燃料タンク1内のガス圧が上昇す
ることで燃料が満タンであることを検知し、燃料液面が
異常に上昇した時にフロート弁5が連通開口43を閉じ
る。
Description
クに設けられるカットオフバルブと満タン検知手段の構
造の改良に関する。
路と称される気化燃料循環システムが設けられている。
このエバポ回路は、気化した燃料を燃料タンクから外部
のキャニスタに導き、活性炭などに吸着させて一時蓄え
ることで、蒸気圧の上昇による燃料タンクの内圧の上昇
を防止するものである。そしてキャニスタはエンジンに
連結され、エンジンの吸気負圧により活性炭から気化燃
料を放出させ混合気中に混合することで、吸着された気
化燃料を再び燃料として使用している。
口と称される開口が燃料タンクに形成されている。この
エバポ開口は、エバポ回路への液体燃料の流入を防止す
るために、一般に燃料タンクの最上部に形成されてい
る。しかし燃料液面の上下動により、エバポ開口へ液体
燃料が流入する恐れがある。もし液体燃料がキャニスタ
にまで流入すると、活性炭への吸着により通常の気化燃
料の吸着作用が阻害されてしまう。
フバルブが設けられている。このカットオフバルブとし
ては、後述するようにフロート弁が多く用いられてい
る。そして燃料液面が異常に上昇した時に、フロート弁
が浮力によって浮き上がってエバポ開口を閉じること
で、液体燃料がエバポ回路に流入するのが阻止される。
ったことを検知するための満タン検知手段が設けられて
いる。この満タン検知手段としては、後述するようにフ
ロート弁からなるものが多く用いられ、フロート弁が燃
料タンクの開口を閉じることで燃料タンクの内圧を高め
て給油ガンをオートストップさせるものである。
時に多量に発生する燃料蒸気を含んだガスをキャニスタ
に流すためのシャットオフバルブと、非給油時に燃料蒸
気を含んだガスをキャニスタに流すカットオフバルブと
を備えた装置が記載されている。
るものであり、図6に示すように、上部ハウジング 100
と、下部ハウジング 200とから構成されている。上部ハ
ウジング 100は図示しないキャニスタに連通している。
そして上部ハウジング 100と下部ハウジング 200は、小
径の第一連絡通路 101と大径の第二連絡通路 102によっ
て互いに連通している。
01と第2フロート 202が配置され、第1フロート 201は
筒状の第一空間201a内に配置され、第2フロート 202は
第一空間 201aの周囲に隔離形成された環状の第二空間2
02a内に配置されている。第2フロート 202は筒状に形
成されている。
はそれぞれ上部に弁体201bと弁体202bをもち、燃料液面
の上下動によって弁体201bと弁体202bが第一連絡通路 1
01と第二連絡通路 102をそれぞれ開閉するように構成さ
れている。第1フロート 201と第2フロート 202はそれ
ぞれスプリング 203, 204によって上方へ付勢されてい
るが、第1フロート 201又は第2フロート 202が液体燃
料によって浮き上がるまでは弁体201b又は弁体202bが第
一連絡通路 101又は第二連絡通路 102を開いているよう
になっている。
05が形成され、第一空間201aは小孔205を介して燃料タ
ンクの気相部と連通している。さらに第一空間201aと第
二空間202aの底部にはそれぞれ連通孔 206が形成され、
第一空間201a及び第二空間202aは連通孔 206を介して燃
料タンク内と連通している。そして下部ハウジング 200
には、第一空間201aの下方に延びて下端で開口する中央
筒部 207と、中央筒部207の周囲に形成され第二空間202
aの下方に延びて下端で開口する環状の環状筒部 208が
形成されている。
部ハウジング 200の下端より下方の位置 300にある場合
には、気化燃料は連通孔 206を通じて第一空間201a及び
第二空間202aに入り、第一連絡通路 101と第二連絡通路
102を通じて上部ハウジング100からキャニスタに流入
する。また小孔 205を介して第一空間201aに入り、第一
連絡通路 101を通じて上部ハウジング 100からキャニス
タに流入する流れもある。これにより燃料タンクの内圧
が上昇することがなく、給油は円滑に進行する。
端の位置 301に到達した以後は、中央筒部 207のガス圧
が燃料タンク内のガス圧より高くなるため、燃料液面は
環状筒部 208内のみを上昇して連通孔 206から第二空間
202aに入って第2フロート 202を浮き上がらせる。そし
て第2フロート 202が浮き上がり弁体202bが第二連絡通
路 102を閉じると、燃料タンク内のガス圧が急激に上昇
して、給油ガンのオートストップ機能が作動し給油が停
止される。これにより満タン検知が可能となる。
合には、先ず第二フロート 202が浮き上がって第二連絡
通路 102が閉じられるため、液体燃料が上部ハウジング
100に流入するのが防止されている。そしてさらに激し
く波立った場合には、第一フロート 201も浮き上がって
第一連絡通路 101を閉じるため、液体燃料が上部ハウジ
ング 100に流入するのがさらに防止される。
いては、フロート弁と連絡通路がそれぞれ二つあるため
に、それぞれが正確に作動するように設計するのが難し
いという問題がある。また部品点数が多いためにコスト
が高いという不具合もあった。そして第2フロート 202
と第二空間202aの径が大きくなるため、配置スペースの
制約が大きいという問題もある。
の装置を用いる場合には、下部ハウジング 200及び第2
フロート 202の形状を変えて多種類製造する必要があ
り、その工数が多大となるという不具合がある。
ものであり、より単純な構成でカットオフ及び満タン検
知を可能とし、かつ多種の燃料タンクに容易に適用でき
るようにすることを目的とする。
明の燃料タンクの燃料流出規制装置の特徴は、燃料タン
クの上部に固定されキャニスタへ連通する連通開口をも
つハウジングと、ハウジング内に収納され液体燃料に浮
いて燃料液面の上下動により上下動することで連通開口
を開閉する一つのフロート弁と、ハウジングに連通して
ハウジングから下方へ燃料タンク内に延び下端で開口す
る一つの筒体と、よりなり、ハウジングは燃料タンクの
上内面の近傍にハウジングの内外を連通する小径の貫通
孔をもち、筒体は燃料タンク内の燃料液面が筒体の下端
開口に到達した時に燃料タンクのガス圧が上昇すること
で燃料が満タンであることを検知し、燃料液面が異常に
上昇した時にフロート弁が連通開口を閉じることにあ
る。
ウジングと気密に固定されていることが望ましい。また
ハウジング内でフロート弁の外周には上部に開口する筒
部が形成されていることが好ましい。
平常時に燃料液面が筒体の下方にある時には、従来と同
様にフロート弁は自重でハウジング内に支持され、キャ
ニスタへの連通開口が開いている。したがって燃料タン
ク内のガスは、筒体からハウジングを通過して連通開口
からキャニスタに流入し、燃料タンクのガス圧が調整さ
れる。
上昇し筒体の下端開口に到達すると、燃料タンク内のガ
スはハウジングに設けられた小径の貫通孔のみからハウ
ジング内に入ることとなり、その際の通気抵抗が高い。
したがって燃料液面が上昇して筒体の下端開口に到達す
ると、燃料タンクのガス圧が上昇して給油ガンのオート
ストップが促される。つまり筒体によって満タンを検知
することができ、筒体の長さの調整によって満タン位置
の燃料液面を調整することが可能となる。
が異常に上昇してフロート弁が浮き上がると、その浮力
でフロート弁が連通開口に圧接されキャニスタへの連通
開口が閉じられる。これにより液体燃料が連通開口に進
入してキャニスタに流入するのが防止され、フロート弁
はカットオフバルブとして機能する。
いし別体としてもよい。また燃料タンク内の気相部分に
配置してもよいし、燃料タンクの上壁を貫通するように
設けることもできる。さらにハウジングと燃料タンクの
固定方法は、溶着、ボルトによる締結、燃料タンクとの
一体成形など、特に制限されない。キャニスタへ連通す
る連通開口の位置は、一般にはハウジングの最上部であ
るが、フロート弁が浮力により連通開口を閉じることが
可能な位置であれば特に制限されない。またキャニスタ
への連通開口の形状は、フロート弁が閉じることができ
る形状であればよい。
燃料タンク内とハウジング内とを連通するものである
が、その径及び数が重要である。貫通孔の径が大きすぎ
たり、数が多すぎたりすると、満タン時の燃料タンクの
内圧の上昇が困難となって、給油ガンのオートストップ
が困難となる。また貫通孔の径が小さすぎたり数が少な
すぎたりすると、燃料タンク内のガスをキャニスタに流
通させることが困難となり、カットオフバルブとしての
内圧調整に不具合が生じる。したがって貫通孔の径及び
数は、燃料タンクの容量などに応じて試行錯誤的に精密
に決定する必要がある。なお、液体燃料がハウジング内
に入るのを抑制するために、貫通孔は燃料タンクの上面
にできるだけ近接して設けることが望ましい。
状のものを用いることができる。またフロート弁の見か
け比重と液体燃料の比重との差のみで浮揚する構成とし
てもよいし、スプリングなどの付勢手段の付勢力を浮力
の補助として用いることもできる。
報に記載されているように、上下方向に移動可能にフロ
ート弁に保持された内部シール部材をもつ二重シール構
造とすることが望ましい。このような構造とすれば、フ
ロート弁がキャニスタへの連通開口に密着して液面が下
がってもフロート弁が下降しなくなるような不具合が防
止でき、燃料液面が激しく波立った場合におけるフロー
ト弁の動的シール性が向上するため、カットオフバルブ
としての作用がより効果的に奏される。
上部に開口する筒部が形成されていることが望ましい。
このような筒部を形成することにより、ハウジングの小
径の貫通孔から侵入した液体燃料が筒部に当接して流れ
が規制されることで、キャニスタへの連通開口へ侵入す
るのを防止することができ、液体燃料の流入を一層規制
することができる。この筒部の高さは、平常時に下降し
ているフロート弁の上面の高さ以上とすることが好まし
い。
タンクの満タン時の燃料液面の位置となるようにされ
る。したがって燃料タンクの容量及び形状によってその
長さが種々異なるが、本発明の場合には筒体の長さを調
整するだけで満タン検知が可能である。したがって筒体
を最大長さに形成しておけば、車種などに応じて筒体を
所望の長さに切断するだけで満タン液面位置を規定でき
るので、燃料タンクに応じて種々の燃料流出規制装置を
製造する必要が無く、工数を大幅に低減することができ
る。また筒体をハウジングと別体に形成しておき、所望
の長さの筒体のみを複数種類用意しておくこともでき
る。
いし、筒体の上端部がハウジングの周壁を兼ねることも
できる。この筒体は、少なくとも下端開口の径をハウジ
ングより小径とすることが望ましい。これにより給油時
に燃料液面が波立った場合でも、満タン検知を正確に行
うことができる。
る。
料流出規制装置の正面図を、図2にその断面図を示す。
この燃料流出規制装置は、自動車の樹脂製のガソリンタ
ンク1の上面に形成された開口部10の上部に溶着固定さ
れた蓋部材2と、蓋部材2の下面に溶着固定された筒体
3と、筒体3の上部に形成されたハウジング4と、ハウ
ジング4内に上下動自在に配置されたフロート弁5と、
から主として構成されている。
樹脂から射出成形によって形成され、キャニスタに連通
するチューブが挿通されるニップル20がガソリンタンク
1の上面と平行に突出している。
って形成され、大径部30と小径部31とからなる二段構造
となっている。大径部30の端面が蓋部材2の下面に溶着
固定されてハウジング4を構成している。また小径部31
は、ガソリンタンク1の内部に向かってほぼ鉛直に延び
て、下端の開口端がガソリンタンク1の満タン時の燃料
液面の位置となる長さに形成されている。さらに大径部
30の側壁には、ガソリンタンク1の最上部の位置に小径
の貫通孔32が形成され、筒体3の内部は貫通孔32によっ
てガソリンタンク1の気相部分と連通している。
にした形状の上部材40と、上部材40の下端開口に嵌合固
定された下部材41とが保持されている。上部材40は下端
が筒体3の段部に当接するとともに、外周面がOリング
42を介して筒体3の大径部30に気密に当接することで、
筒体3に保持固定されている。また上部材40の最上部に
は図示しないキャニスタへ連通する連通開口43が形成さ
れ、側周面のOリング42より下方で貫通孔32に対向する
部分には上部材40の内外を連通する連通孔44が形成され
ている。
定された端板45と、端板45から上方へ向かって突出する
筒部46とから構成されている。端板45には表裏を貫通す
る複数個の連通孔47が形成され、筒部46には筒部46の内
外を連通する複数個の連通孔48が形成されている。
部46内で端板45の上面に載置されている。その側周面に
は上下方向に延びるリブ51が複数個形成され、リブ51が
筒部46の内周面に当接して案内されながら筒部46内を上
下動可能に構成されている。またフロート弁5の上部に
はシール突起52が形成されている。そしてフロート弁5
の上部には、有底筒状の第2シール部材53が上下方向に
相対移動可能に保持され、第2シール部材53の中央に設
けられた貫通するシール穴54がシール突起52に対向して
いる。
でフロート弁5に保持されている。フロート弁5の外周
面には複数の係合溝55が形成され、第2シール部材53の
開口端部に形成された爪部56が係合溝55に係合してい
る。係合溝55は爪部56より長く形成され、第2シール部
材53はフロート弁5に対して上下方向に僅かに相対移動
可能となっている。そしてフロート弁5と第2シール部
材53とが互いに近接する方向に相対移動した時に、フロ
ート弁5のシール突起52がシール穴54を塞いでシールす
るように構成されている。
POM樹脂から形成され、その形状及びスプリング50の
付勢力により見かけ比重がガソリンより小さくなって液
体ガソリンに浮くように構成されている。スプリング50
は、フロート弁5の下端部とハウジング4の端板45との
間で挟持されることで付勢力が蓄えられた状態で保持さ
れている。しかしその付勢力は、フロート弁5及び第2
シール部材53の合計重さより小さいものであり、大気中
及びガソリン蒸気中ではフロート弁5及び第2シール部
材53は自重によりスプリング50を押圧して、フロート弁
5の下端面が下部材41の端板45に当接している。
座57が溶着固定され、弁座57にゴム製の弁体58が嵌合固
定されている。そしてフロート弁5の上昇に伴って第2
シール部材53が上昇した時に、弁体58がキャニスタへ連
通する連通開口43の下端面に当接してシールするように
構成されている。
出規制装置では、ガソリン液面がフロート弁5より下方
にあって静かな平常状態においては、フロート弁5、第
2シール部材53、弁座57、弁体58及びスプリング50の合
計重さがスプリング50の付勢力に打ち勝ち、図2に示す
ように、それによって弁体58と連通開口43の下端面との
間には間隙が形成される。したがってガソリンタンク1
内のガスは、貫通孔32あるいは筒体3の下端開口から連
通孔44,47,48を通過して上部材40内に入り、連通開口
43からニップル20を通過してキャニスタに流入する。こ
れによりガソリンタンク1内のガス圧が高まるのが防止
されている。
あるいはカーブを走行した場合などには、ガソリン液面
が大きく波立つため、静置状態でフロート弁5が浮き上
がる位置より下方に液面が位置していたとしても、筒体
3の下端開口あるいは小径の貫通孔32から液体ガソリン
がハウジング4内に進入する場合がある。しかし本実施
例の装置では、そのような場合にはフロート弁5及び第
2シール部材53が液体ガソリンによって浮き上がり、弁
体58が連通開口43を塞ぐので、液体ガソリンがキャニス
タに流入するのが規制される。さらに弁体58が連通開口
43に密着した状態となっても、液面が下降すればフロー
ト弁5が下降して第2シール部材53とフロート弁5とが
離れシール穴54が開くことにより、ハウジング4内とキ
ャニスタに連通するニップル20側との圧力が等しくな
り、弁体58が連通開口43から容易に離れるため、ガソリ
ン液面が大きく波立った場合の応答性が高く動的シール
性に優れている。
内の液面が筒体3の下端開口より下方の位置A−A’に
ある場合には、タンク1内の気相部のガスは液面の上昇
に伴って筒体3の下端開口から流入してキャニスタへ流
れるため、タンク1の内圧が上昇することなく給油が続
行される。
体3の小径部31の下端開口端面の位置B−B’に到達す
ると、タンク1内の気相部のガスは貫通孔32を介しての
み上部材40内に入る。しかし貫通孔32は小径で形成され
ているため、通気抵抗が大きい。したがってガソリンタ
ンク1内のガス圧が高まり、これにより満タンであるこ
とが検知されて給油ガンのオートストップが促される。
るには、先ずフロートバルブ5に弁座57と弁体58を装着
し、それを下部材41の筒部46内に収納して上部材40と下
部材41とを嵌合固定しておく。それをOリング42を介し
て筒体3の大径部30に嵌合固定し、大径部30の端部を蓋
部材2に溶着固定する。こうして形成されたモジュール
を燃料タンク1のエバポ開口に挿入し、蓋部材2をエバ
ポ開口の周縁部に溶着する。
は容量が種々存在しても、筒体3の長さを調整するだけ
で適用することができ他の部品は共用できるため、大幅
なコストダウンを図ることができる。またガソリンタン
ク1の極く小さな面積の部分に溶着固定できるので、搭
載スペースが小さく配置位置の自由度が高い。
の燃料流出規制装置を示す。この装置は、上部材40と下
部材41とでハウジング4が構成されている。また筒体3
は筒部33と筒部33の一端面に形成されたフランジ部34と
からなり、フランジ部34が上部材40と下部材41の端部に
溶着されている。そして上部材40の周壁に、小径の貫通
孔32が形成されている。他の構成は、実施例1と同様で
ある。
用効果が奏される。
タンク1に溶着することで装置をガソリンタンク1に固
定しているが、図4に示すように蓋部材2をパッキン21
を介してボルト6などでガソリンタンク1に締結しても
よい。また図5に示すように、取付金具7などを用いて
燃料タンク1内に吊支して固定することもできる。この
場合は、筒体3の長さは実施例2に比べて短くなる。
筒体3の組付構造は、上記した実施例以外に、溶着、爪
係合など種々の係合手段を採用することができることは
いうまでもない。
れば、一体形の1個の装置で満タン検知及びカットオフ
を行うことができ、また燃料タンクに一つの開口を形成
するだけでよいので、搭載スペース面での効果が大き
い。さらに筒体の長さ調整だけで種々の燃料タンクに適
用できるので、工数が小さく大幅なコストダウンを図る
ことができる。
である。
である。
面図である。
料タンクへの固定方法の他の態様を示す断面図である。
料タンクへの固定方法の他の態様を示す断面図である。
3:筒体 4:ハウジング 5:フロート弁
32:貫通孔 43:連通開口 46:筒部
50:スプリング 53:第2シール部材 58:弁体
Claims (3)
- 【請求項1】 燃料タンクの上部に固定されキャニスタ
へ連通する連通開口をもつハウジングと、該ハウジング
内に収納され液体燃料に浮いて燃料液面の上下動により
上下動することで該連通開口を開閉する一つのフロート
弁と、該ハウジングに連通して該ハウジングから下方へ
該燃料タンク内に延び下端で開口する一つの筒体と、よ
りなり、 該ハウジングは該燃料タンクの上内面の近傍に該ハウジ
ングの内外を連通する小径の貫通孔をもち、該筒体は該
燃料タンク内の燃料液面が該筒体の下端開口に到達した
時に該燃料タンクのガス圧が上昇することで燃料が満タ
ンであることを検知し、燃料液面が異常に上昇した時に
該フロート弁が該連通開口を閉じることを特徴とする燃
料タンクの燃料流出規制装置。 - 【請求項2】 前記筒体は該ハウジングとは別体に形成
され、該ハウジングと気密に固定されている請求項1に
記載の燃料タンクの燃料流出規制装置。 - 【請求項3】 前記ハウジング内で前記フロート弁の外
周には上部に開口する筒部が形成されている請求項1に
記載の燃料タンクの燃料流出規制装置。
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