JP2003166199A - 紙塗工塗料用表面改質剤組成物およびその製造方法 - Google Patents

紙塗工塗料用表面改質剤組成物およびその製造方法

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JP2003166199A JP2001362782A JP2001362782A JP2003166199A JP 2003166199 A JP2003166199 A JP 2003166199A JP 2001362782 A JP2001362782 A JP 2001362782A JP 2001362782 A JP2001362782 A JP 2001362782A JP 2003166199 A JP2003166199 A JP 2003166199A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】近年、印刷物の高級化、カラー化指向が高ま
り、これに対応するため紙にダブル塗工を施すことが一
般的となっている。しかし、適切な湿潤剤、消泡剤等を
最適量用いないとピンホール等のない均一な塗工層は得
られず、結果として平滑性、白色度、印刷適性が低下す
る。これを一成分でなし得る表面改質剤およびその製造
方法を提供することである。 【解決手段】非還元性の二、三糖類に炭素数2〜4のア
ルキレンオキシドを重合させた化合物からなる紙塗工塗
料用表面改質剤を用いる。また、劾組成物をアルキルア
ミド類の共存下に製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は顔料およびラテック
スを主体とする紙塗工用塗料に使用する表面改質剤組成
物に関するものである。さらに詳しくはダブル塗工紙の
塗膜にピンホール等の欠陥がない平滑な表面を与え、か
つ印刷適性に優れる塗工紙を得るための表面改質剤組成
物およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、印刷物の高級化カラー化指向によ
り、コート紙、アート紙、塗工板紙等の、顔料を多量に
含む水性塗料を塗布した紙の要求が高まっている。これ
らの紙を得る方法としては、顔料、ラテックス、各種添
加剤等を含む水性塗料を原紙表面に塗布、乾燥させた
後、仕上げ機で塗膜に光沢をつけるシングル塗工法と、
一度塗布し乾燥させた塗面上にさらに水性塗料を上塗り
し、乾燥させて仕上げ機で塗膜に光沢をつけるダブル塗
工法とがあるが、より優れた印刷適性、表面の白色度を
求める市場の要望にこたえるため後者の塗工法が一般的
となっている。また、紙の生産性の向上のため塗工速度
も年々大きくなっており、上塗りをブレードコーターで
実施することが標準となっているが、この塗工法におい
ては、ストリークやピンホール等の問題が発生し易い。
これは下塗りの乾燥塗面と、新たに上塗りした塗料との
馴染みが十分でないために、下地への吸い込みの不均一
性や塗布時に巻き込んだ微細空気により生じるものであ
る。特にピンホールは表面光沢の低下やインキ着肉のム
ラ、乾燥ムラを引き起こすので印刷面の品位の低下を招
き、塗工紙の価値を大きく損ねるのでこの点の解決への
要望は強かった。
【0003】従来からこれらの問題を解決する方法とし
て、上塗り塗料または下塗り塗料に濡れ性(湿潤性)を
付与するため各種の界面活性剤を添加することが行われ
ていたが、この界面活性剤自体が発泡性を持ち、この泡
に起因するピンホールが発生することがあった。これを
防ぐために各種消泡剤を新たに添加する必要が生じる
が、十分な消泡性を得られるタイプではさらにハジキ、
クレーターという問題が発生し易い。そこで一液で十分
な湿潤性を与えかつ泡の発生を押さえて平滑な塗工表面
を得る表面改質剤の開発が望まれていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来の技
術では平滑な塗工表面を得ることにおいて十分ではなか
った。よって本発明の目的は一液の添加で十分な濡れ
性、消泡性等を付与し、平滑な塗工表面を形成して印刷
適性に優れる塗工紙を得ることのできる表面改質剤組成
物およびその製造方法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決すべく鋭
意検討を重ねた結果本発明に達した。すなわち本発明
は、非還元性の二、三糖類に炭素数2〜4のアルキレン
オキシドを重合させた化合物[A]からなる紙塗工塗料
用表面改質剤および[A]をアルキルアミド類の共存下
にて得る製造方法、である。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明における非還元性の二、三
糖類とは、二つまたは三つの単糖がともにヘミアセター
ル水酸基によって結合している糖類のことで蔗糖、トレ
ハロース、ラフィノース、ゲンチアノースなどが挙げら
れる。このうち特に好ましいのは蔗糖であり、微粉末化
した精製ザラメ糖もしくはグラニュー糖が挙げられる。
また、該糖類に付加重合させる炭素数2〜4のアルキレ
ンオキシドとしては、エチレンオキシド(以下、EOと
略記)、プロピレンオキシド(以下、POと略記)およ
びブチレンオキシドが挙げられる。これらのアルキレン
オキシドのうち好ましいのはPO、1,2−ブチレンオ
キシド(以下、BOと略記)である。
【0007】本発明において該糖類へのアルキレンオキ
シドの重合モル数は10〜100であり、好ましくは1
5〜90である。10モルより低い場合、または100
モルを越える場合は塗工表面の改質性が十分でなくな
る。アルキレンオキシドの付加重合の順序は特に限定さ
れず、また重合形式もブロック、ランダム何れでもよ
い。
【0008】本発明において該糖類へのアルキレンオキ
シドの重合反応は、窒素原子が活性水素を持たないタイ
プのアルキルアミド類、特にN,N−ジメチルホルムア
ミドまたはN,N−ジメチルアセトアミドの存在下にて
実施するのが好ましい。このとき、該糖類/アルキルア
ミド類の質量比は好ましくは2/1〜1/10、さらに
好ましくは1/2〜1/6である。なお、該糖類へアル
キレンオキシドを5〜10モル程度重合させた後は、引
き続きアルキルアミド類の存在下にて重合させてもよ
く、また、一旦アルキルアミド類を留去させ、その後は
通常の方法にてアルキレンオキシドを目的とするモル数
まで重合させてもよい。なお、前者の場合には重合後は
アルキルアミド類を留去させ、必要があれば吸着剤等に
よる公知の方法にて処理して精製する。なお精製工程を
経た場合でも、アルキルアミド類はごく少量は残存し、
通常10〜1ppmは検出される。よって残存物の同定
を実施することで製造方法の確定ができる。
【0009】本発明において、該糖類へアルキレンオキ
シドを5〜10モル程度重合させた後アルキルアミド類
を取り除いた場合は、アルカリあるいはアルカリ土類の
水酸化物または炭酸塩等を触媒として用いて重合を継続
させる。これらのうち好ましくは、水酸化カリウム、水
酸化セシウム、炭酸セシウム等である。触媒の使用量は
重合反応に関与する該糖類と劾アルキレンオキシドの合
計質量に対して0.01〜2.0%の範囲であり、好ま
しくは0.05〜1.0質量%である。
【0010】本発明において曇点とは非イオン系界面活
性剤の親水性の尺度となるもので、曇点の高い化合物ほ
ど親水性が大きいことを表わしている。本発明での測定
法はISO1065−1975(E)、「エチレンオキ
シド系非イオン界面活性剤−曇り点測定法」の中の「測
定法B」に準じた。すなわち、まず25質量%のブチル
ジグリコール(ブタノール/EO2モル付加物)水溶液
に、試料を10質量%濃度になるように溶解する。次い
でこの試料溶液約5ccを試験管に採り、試験管中に温
度計を入れて攪拌しながら徐々に加熱するとついには試
料溶液が白濁する。試料溶液が完全に白濁する温度を読
みとり、これを曇点とする。本発明の組成物の曇点は3
0〜60℃、好ましくは35〜55℃である。曇点が6
0℃を越えても、また30℃を下廻っても親水性/疎水
性のバランスが崩れて十分な塗工表面の改質効果が得ら
れない。
【0011】本発明において[A]に含有されるN,N
−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミ
ドの定量には一般的に内部標準/検量線方式によるガス
クロマトグラフィーを用いるが、これに限定されるもの
ではない。同法によれば0.01ppm程度までの測定
が可能である。
【0012】本発明において[B]の炭素数8〜15の
分岐アルキル基を有する一級モノアルコールまたは炭素
数8〜15の直鎖アルキル基を有する二級モノアルコー
ルとは、いわゆるY字型構造を持ち、かつ炭素数8〜1
5のアルキル基を持つアルコールのことで、主にオキソ
法、チーグラー法などによる合成アルコールである。例
えば2−エチルヘキシルアルコール、イソデシルアルコ
ール、イソトリデシルアルコール、2−ブチルオクタノ
ール、2−ヘキシルオクタノールおよびノルマルパラフ
ィン酸化法による炭素数12〜14の直鎖のアルキル基
を持つソフタノール[株式会社日本触媒製]またはこれ
らの混合物等が挙げられる。水酸基はできるだけアルコ
ール分子の中央部にあることが好ましい。炭素数の平均
値が8未満または15を越えると、[A]の塗工表面の
改質効果の発現を助長することができない。
【0013】本発明において[B]の製造に用いる炭素
数2〜3のアルキレンオキシドとしては、EO、POが
挙げられる。付加モル数は2〜6、好ましくは3〜5で
ある。アルキレンオキシドの付加モル数が2〜6モルの
範囲を超えると[A]の塗工性改善効果の発現を助長す
ることができない。アルキレンオキシドの付加重合の順
序は特に限定されず、その重合形式もブロック、ランダ
ム何れでもよい。
【0014】本発明において表面張力とは、ジュヌーイ
型表面張力計で測定する静的表面張力のことである。本
発明の[B]の表面張力は、25℃、0.1%水溶液で
の測定で40mN/m以下、好ましくは38mN/m以
下の値であることが望ましい。40mN/mを超える場
合は[A]の効果の発現を助長することができない。
【0015】本発明において[A]/[B]の比は質量
に基づいて100/0〜90/10であり、好ましくは
98/2〜92/8である。[B]が10を超えると
[A]の効果の発現を妨げる。
【0016】本発明において、付加重合反応は通常の条
件下で実施されてよく、例えば温度は80〜130℃、
好ましくは90〜110℃である。また、重合中の圧力
(ゲージ圧)は0.8MPa以下、好ましくは0.5M
Pa以下である。
【0017】本発明において、重合により得られる該重
合体からの触媒除去の方法としては、例えば特公昭47
−3745号公報に記載のように、酸性成分によりアル
カリ性触媒を中和し、生じた塩を濾過除去する方法、特
開昭53−123499号公報のアルカリ吸着剤を用い
る方法、特公昭49−14359号公報の溶媒に溶かし
て水洗する方法、特開昭51−23211号公報のイオ
ン交換樹脂を用いる方法、特公昭52−33000号公
報のアルカリ性触媒を炭酸ガスで中和して、生じた炭酸
塩を濾過する方法および各種有機酸、無機酸により中和
する方法などがあるが、そのいずれを用いても差し支え
ない。
【0018】本発明の紙塗工塗料用表面改質剤組成物は
水に可溶性または易分散性のため、いずれのpH領域の
紙塗工用塗料にも任意の割合でかつ直接添加することが
可能である。顔料およびラテックスを主体とする紙塗工
用塗料に添加すれば少量で紙塗工用塗料に高い湿潤性、
消泡性等を付与するので良好なダブル塗工性を与え、ピ
ンホール等紙面の欠陥の発生を防止する。また、添加す
る塗料は下塗り、上塗りのいずれの塗料側でも構わない
が、双方に用いればより良好な結果を得ることができ
る。
【0019】紙塗工用塗料は、1)クレイ、炭酸カルシ
ウムなどの無機顔料、ポリスチレン系プラスチックピグ
メントなどの有機顔料、2)スチレンブタジエンラテッ
クス、アクリル系樹脂エマルション、酢酸ビニル系樹脂
エマルション、塩化ビニル系樹脂エマルション、ABS
ラテックス、NBRラテックス、CRラテックスなどの
ラテックス、3)澱粉等の粘度調整剤、4)酸化防止
剤、潤滑剤、紫外線吸収剤、耐水化剤、防腐防黴剤、消
泡剤、分散剤、香料などの添加剤および、5)保水剤、
流動特性改質剤等と、6)分散媒である水、からなる
が、塗料中の固形分量は通常30〜70質量%、本発明
の表面改質剤組成物の添加量は塗工用塗料に対して0.
1〜5質量%、好ましくは0.3〜3質量%である。
【0020】本発明の紙塗工塗料用表面改質剤組成物を
添加した紙塗工用塗料は公知の方法で、例えばエアナイ
フコーター、ブレードコーター、ロールコーター、ロッ
ドコーターなどにより紙にコーティングできる。コーテ
ィング後、乾燥し必要に応じてスーパーカレンダーリン
グなどのカレンダーリング仕上げを行う。コーティング
温度は通常10〜60℃、乾燥温度は通常80〜150
℃、スーパーカレンダーリングあるいはソフトニップカ
レンダーリングの温度は通常30〜160℃である。
【0021】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳しく説
明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
尚、実施例や試験方法などにおける部は質量部を意味す
る。尚、評価結果は表1に記載した。
【0022】[評価用の下塗り塗料の作成]実施例、比
較例および標準例に用いる(ただし、実施例6は別記)
下塗りの紙塗工用塗料の組成は下記のとおりとした。 重質炭酸カルシウム(カービタル90) 70部 2級カオリン(カオブライト) 30部 分散剤〔サンノプコ(株)製、SNディスパーサント5040〕 0.2部 SBRラテックス〔ジェイエスアール(株)製JSR0629〕 10部 燐酸エステル化澱粉 10部 水酸化ナトリウム(50%水溶液) 0.2部 水 120部 合計 240.4部
【0023】[評価用の上塗り塗料の作成]実施例、比
較例に用いる(ただし、実施例6は別記)上塗りの紙塗
工用塗料の組成は下記のとおりとした。 重質炭酸カルシウム(カービタル90) 10部 1級カオリン(ウルトラホワイト90) 50部 2級カオリン(カオブライト) 20部 軽質炭酸カルシウム(ブリリアント15) 20部 分散剤〔サンノプコ(株)製、SNディスパーサント5040〕 0.2部 SBRラテックス〔ジェイエスアール(株)製JSR0629〕 20部 燐酸エステル化澱粉 5部 紙塗工塗料用表面改質剤組成物またはそれに替わるもの 2.0部 水 120部 合計 247.2部
【0024】[標準例用の上塗り塗料の作成]標準例に
用いる上塗りの紙塗工用塗料の組成は下記のとおりとし
た。 重質炭酸カルシウム(カービタル90) 10部 1級カオリン(ウルトラホワイト90) 50部 2級カオリン(カオブライト) 20部 軽質炭酸カルシウム(ブリリアント15) 20部 分散剤〔サンノプコ(株)製、SNディスパーサント5040〕 0.2部 SBRラテックス〔ジェイエスアール(株)製JSR0629〕 20部 燐酸エステル化澱粉 5部 湿潤剤〔サンノプコ(株)製SNウェット50〕 2.0部 消泡剤〔サンノプコ(株)製SNデフォーマー777〕 0.5部 水 120部 合計 247.7部
【0025】[平滑度、白紙光沢の評価][評価用の下
塗り塗料の作成]で得た下塗り塗料を市販中質紙(坪量
63g/m2)の片面に塗工量が10g/m2になるよ
うに塗工速度40m/minでブレード塗工し、下塗り
原紙を得た。次いで乾燥後、[評価用の上塗り塗料の作
成、標準例用の上塗り塗料の作成]で得た上塗り塗料を
下塗りの塗面上に塗工量が13g/m2になるように塗
工速度60m/minでブレード塗工した。次いで得ら
れた塗工紙をスーパーカレンダー処理(条件;温度40
℃、線圧60Kg/cm、2回通し)を行い評価用紙と
した。
【0026】平滑度:スムースター平滑度試験機(東英
電子工業(株)製、形式SM−6A)を用いて平滑度を
測定した。数字が小さいほど平滑性は高い。
【0027】白紙光沢:JIS.P8142法に準じ
て、日本電色(株)製光沢度計を用い、75度光沢を測
定した。数字が大きいほど白紙光沢は高い。
【0028】[印刷適性]上記の[平滑度、白紙光沢の
評価]で得た評価用紙に、ローランドオフセット印刷機
を使用し、湿し水が給水過多の条件と適正な条件で印刷
し、12時間室温にて静置した。印刷適性評価はシアン
の単色の網点の面積率が50%の印刷部について目視に
より評価した。評価は下記の4段階とした。 ◎(優) :湿し水が給水過多の条件でも印刷ムラが発
生しない。 ○(良) :湿し水が給水過多の条件でごくわずかな印
刷ムラが発生する。 △(可) :湿し水が給水過多の条件で比較的広い面積
で印刷ムラが発生する。 ×(不可):湿し水が適正な給水の条件で比較的広い面
積で印刷ムラが発生する。
【0029】製造例1 加熱、冷却、EO、PO等の滴下、攪拌可能な耐圧反応
容器にグラニュー糖の1モル342部、N,N−ジメチ
ルホルムアミド(以下、DMFと略記)1000部を仕
込み、乾燥窒素にて置換する。次いで100℃にて攪拌
しながら、POの8モル464部を0.2MPa以下に
保ちつつ滴下させる。10時間同温度で攪拌したところ
系内の圧力の低下が見られなくなった。次いで減圧下同
温度にてDMFを留去させ、ベース−1(蔗糖/PO8
モル)を合成した。
【0030】製造例2 製造例1と同様な耐圧反応容器にベース−1の1モル、
806部および水酸化カリウム(試薬特級、以下同じ)
3.0部を仕込み120℃にて減圧脱水を実施、次いで
100℃にてBOの4モル288部を0.2MPa以下
に保ちつつ滴下させる。5時間同温度で攪拌したところ
系内の圧力の低下が見られなくなった。次いで90℃に
てイオン交換水20部(以下、得られた重合物の1.5
質量%とする)を加えた後、アルカリ吸着剤であるキョ
ーワード600[協和化学工業(株)製]68部(以
下、得られた重合物の5.0質量%とする)を加え、同
温度にて1時間攪拌した。次いでヌッチェ/吸引瓶を用
いて同温度にてNo.2濾紙[東洋濾紙(株)製]越し
に濾過して触媒を吸着除去する。さらにろ過物を減圧下
120℃にて脱水処理して、蔗糖糖/PO8モル/BO
4モル重合物、曇点59℃、DMF含有量1.5ppm
のサンプル[A−1]を得て試験に供した。
【0031】製造例3 製造例1と同様な耐圧反応容器にベース−1の1モル、
806部および水酸化カリウム6.5部を仕込み120
℃にて減圧脱水を実施、次いで100℃にてPOの32
モル1856部を0.4MPa以下に保ちつつ滴下させ
る。11時間同温度で攪拌したところ系内の圧力の低下
が見られなくなった。次いで製造例2と同様な処理をし
て、蔗糖/PO40モル重合物、曇点44℃、DMF含
有量0.7ppmのサンプル[A−2]を得て試験に供
した。
【0032】製造例4 製造例1と同様な耐圧反応容器にラフィノース(試薬特
級)の1モル504部、DMF1000部を仕込み、乾
燥窒素にて置換させる。次いで100℃にて攪拌しなが
ら、POの30モル1740部を0.4MPa以下に保
ちつつ滴下させ、さらにBOの3モル216部を0.2
MPa以下に保ちつつ滴下させる。15時間同温度で攪
拌したところ系内の圧力の低下が見られなくなった。次
いで減圧下同温度にてDMFを留去させ、ラフィノース
/PO30モル/BO3モル重合物、曇点38℃、DM
F含有量1.0ppmのサンプル[A−3]を得て試験
に供した。
【0033】製造例5 製造例1と同様な耐圧反応容器にベース−1の1モル、
806部および水酸化カリウム14.5部を仕込み12
0℃にて減圧脱水を実施、次いで100℃にてPOの8
7モル5046部を0.4MPa以下に保ちつつ滴下さ
せる。14時間同温度で攪拌したところ系内の圧力の低
下が見られなくなった。次いで製造例2と同様な処理を
して、蔗糖/PO95モル重合物、曇点32℃、DMF
含有量0.4ppmのサンプル[A−4]を得て試験に
供した。
【0034】製造例6 製造例1と同様な耐圧反応容器にグラニュー糖の1モル
342部、トリメチルアミン(有効成分70%の水溶
液)5部を仕込み、乾燥窒素にて置換する。次いで10
0℃にて攪拌しながら、POの10モル580部を0.
5MPa以下に保ちつつ滴下させる。15時間同温度で
攪拌したところ系内の圧力の低下が見られなくなった。
次いで水酸化カリウム8.0部を仕込み120℃にて減
圧脱水を実施後100℃にてPOの45モル2610部
を0.5MPa以下に保ちつつ滴下させる。12時間同
温度で攪拌したところ系内の圧力の低下が見られなくな
った。次いで製造例2と同様な処理をして、蔗糖/PO
55モル重合物、曇点41℃のサンプル[A−5]を得
て試験に供した。
【0035】製造例7 ベース−1を製造例2と同様な処理をして、蔗糖/PO
8モル重合物、曇点83℃、DMF含有量2.5ppm
のサンプル[a−1]を得て試験に供した。
【0036】製造例8 製造例1と同様な耐圧反応容器にベース−1の1モル、
922部および水酸化カリウム17部を仕込み120℃
にて減圧脱水を実施、次いで100℃にてPOの102
モル5916部を0.4MPa以下に保ちつつ滴下させ
る。25時間同温度で攪拌したところ系内の圧力の低下
が見られなくなった。次いで製造例2と同様な処理をし
て、蔗糖/PO110モル重合物、曇点26℃、DMF
含有量0.3ppmのサンプル[a−2]を得て試験に
供した。
【0037】製造例9 製造例1と同様な反応容器にイソデシルアルコール[エ
クソン化学(株)製、EXXAL10]1モル153部
に水酸化カリウム0.3部を加え、常温にて減圧下脱気
の後POの2モル116部を110℃にて約4時間で、
次いでEOの2モル88部を120〜130℃にて約2
時間で反応させた。次いで製造例2と同様にして触媒を
吸着除去、脱水処理して、イソデシルアルコール/PO
2モル/EO2モル付加物のサンプル[B−1]を得
た。表面張力は36mN/mであった。
【0038】製造例10 製造例1と同様な反応容器にソフタノール30[(株)
日本触媒製、ソフタノール/EO3モル品]1モル33
5部に水酸化カリウム0.2部を加え、80℃にて減圧
下脱気の後、POの2モル116部を100℃にて約4
時間で反応させた。次いで製造例2と同様にして触媒を
吸着除去、脱水処理して、ソフタノール/EO3モル/
PO2モル付加物のサンプル[B−2]を得た。表面張
力は33mN/mであった。
【0039】製造例11 製造例1と同様な反応容器にn−ドデカノール1モル1
86部に水酸化カリウム0.4部を加え、100℃にて
減圧下脱水の後、EOの3.5モル154部を130℃
にて約3時間で付加重合させた。次いで製造例2と同様
にして触媒を吸着除去、脱水処理して、n−ドデカノー
ル/EO3.5モル付加物のサンプル[b−1]を得
た。表面張力は47mN/mであった。
【0040】製造例12 製造例1と同様な反応容器に2−ブチルオクタノール1
モル186部に水酸化カリウム0.8部を加え、常温に
て減圧下脱気の後、POの3モル174部を100〜1
10℃にて約4時間で反応させた。次いでEOの7モル
308部を120〜130℃にて約4時間で反応させ
た。次いで製造例1と同様にして触媒を吸着除去、脱水
処理して、2−ブチルオクタノール/PO3モル/EO
7モル付加物のサンプル[b−2]を得た。表面張力は
44mN/mであった。
【0041】実施例1 [評価用の上塗り塗料の作成]で、紙塗工塗料用表面改
質剤組成物またはそれに替わるもの、として、製造例−
2作成のサンプル[A−1]2.0部を配合した塗料を
作成、これを用いて評価した。(以下、実施例4、5、
6を除いて評価用の上塗り塗料に添加する湿潤剤組成物
のサンプル名のみを記載する)
【0042】実施例2 [A−2]/[B−1]=97/3の配合品を用いた。
【0043】実施例3 [A−3]を用いた。
【0044】実施例4 [A−5]/[B−2]=93/7の配合品を4.5部
(合計は249.7部となる)用いた。
【0045】実施例5 [A−1]/[A−4]/[B−2]=40/55/5
の配合品を1.0部(合計は246.2部となる)用い
た。
【0046】実施例6 [A−2]を下塗り塗料と上塗り塗料に分け、[評価用
の下塗り塗料の作成]で0.5部(下塗り塗料の合計は
240.9部となる)、[評価用の上塗り塗料の作成]
で1.0部(上塗り塗料の合計は246.2部となる)
を用い、それぞれの塗料を用いて評価した。
【0047】標準例1 標準例用の紙塗工用塗料を用いて評価した。
【0048】比較例1 [a−1]/[b−1]=90/10を1.5部用い
た。
【0049】比較例2 [a−2]/[b−2]=95/5を1.5部用いた。
【0050】比較例3 [A−1]/[B−1]=85/15の配合品を用い
た。
【0051】比較例4 アルギン酸ソーダ[君津化成(株)製、キミツアルギン
L−2]を有効成分として1.5部、およびSNデフォ
ーマー777を0.5部用いた。
【0052】比較例5 ヒドロキシエチルセルロース[ダイセル化学(株)製、
SP−800]を有効成分として1.5部、およびSN
デフォーマー777を0.5部用いた。
【0053】
【表1】
【0054】
【発明の効果】本発明による紙塗工塗料用表面改質剤組
成物は塗料の塗工性、とくにダブル塗工性を改善し、ま
た別途に消泡剤を用いなくともピンホール等の紙欠陥の
ない良好な表面平滑性を与えることができ、かつ良好な
印刷適性が得られるので、紙塗工塗料用の表面改質剤と
して有効である。また、本発明の製造方法は本表面改質
剤組成物を得るのに最適である。
フロントページの続き Fターム(参考) 4L055 AG11 AG12 AG27 AG34 AG44 AG48 AG63 AG76 AG77 AG89 AG90 AG91 AH02 AH29 AH35 AH37 AH50 AJ01 AJ04 BE07 BE09 EA19 EA20 EA30 EA32 FA12 FA14 FA15 FA30 GA19

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非還元性の二、三糖類に炭素数2〜4の
    アルキレンオキシドを重合させた化合物[A]からなる
    紙塗工塗料用表面改質剤。
  2. 【請求項2】 非還元性の二、三糖類に炭素数2〜4の
    アルキレンオキシドを重合させた化合物[A]と、炭素
    数8〜15の分岐アルキル基を有する一級モノアルコー
    ルまたは炭素数8〜15の直鎖アルキル基を有する二級
    モノアルコールに、炭素数2〜3のアルキレンオキシド
    を重合させた化合物[B]からなる紙塗工塗料用表面改
    質剤組成物。
  3. 【請求項3】 [A]が非還元性の二、三糖類に炭素数
    2〜4のアルキレンオキシドを10〜100モル重合さ
    せ、ブチルジグリコール25%水溶液法での曇点が30
    〜60℃である、請求項1または2記載の紙塗工塗料用
    表面改質剤組成物。
  4. 【請求項4】 [A]をなす非還元性の二、三糖類が蔗
    糖である、請求項1〜3のいずれか記載の紙塗工塗料用
    表面改質剤組成物。
  5. 【請求項5】 [A]をなすアルキレンオキシドがプロ
    ピレンオキシドおよび/またはブチレンオキシドであ
    る、請求項1〜4のいずれか記載の紙塗工塗料用表面改
    質剤組成物。
  6. 【請求項6】 [B]が炭素数8〜15の分岐アルキル
    基を有する一級モノアルコールまたは炭素数8〜15の
    直鎖アルキル基を有する二級モノアルコールに、炭素数
    2〜3のアルキレンオキシド2〜6モルを重合させた化
    合物で、0.1質量%水溶液、25℃での表面張力が4
    0mN/m以下である、請求項2〜5のいずれか記載の
    紙塗工塗料用表面改質剤組成物。
  7. 【請求項7】 [A]/[B]が質量比で100/0〜
    90/10である、請求項1〜6のいずれか記載の紙塗
    工塗料用表面改質剤組成物。
  8. 【請求項8】 印刷用紙向け塗工塗料用の表面改質剤で
    ある、請求項1〜7のいずれか記載の紙塗工塗料用表面
    改質剤組成物。
  9. 【請求項9】 印刷用紙向けのダブル塗工塗料用の表面
    改質剤である、請求項1〜8のいずれか記載の紙塗工塗
    料用表面改質剤組成物。
  10. 【請求項10】 請求項1〜8のいずれか記載の紙塗工
    塗料用表面改質剤組成物を得る方法において、アルキル
    アミド類の共存下で非還元性の二、三糖類に炭素数2〜
    4のアルキレンオキシドを重合させることを特徴とする
    紙塗工塗料用表面改質剤組成物の製造方法。
  11. 【請求項11】 アルキルアミド類がN,N−ジメチル
    ホルムアミドまたはN,N−ジメチルアセトアミドであ
    る、請求項10記載の紙塗工塗料用表面改質剤組成物の
    製造方法。
  12. 【請求項12】 [A]がN,N−ジメチルホルムアミ
    ドまたはN,N−ジメチルアセトアミドを0.1ppm
    以上含有する、請求項1〜9のいずれか記載の紙塗工塗
    料用表面改質剤組成物。
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