JP2003165513A - 電子殺菌装置 - Google Patents
電子殺菌装置Info
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- JP2003165513A JP2003165513A JP2001402201A JP2001402201A JP2003165513A JP 2003165513 A JP2003165513 A JP 2003165513A JP 2001402201 A JP2001402201 A JP 2001402201A JP 2001402201 A JP2001402201 A JP 2001402201A JP 2003165513 A JP2003165513 A JP 2003165513A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 封書や包装物等を開封せず、また、衣服を折
り畳んだままで内部まで短時間に殺菌処理する装置を提
供することを目的としている。 【解決手段】 金属製ボックス４内のマグネトロン１に
よってマイクロ波１１を発生させて、耐熱バスケット６
に入れた殺菌処理する物品９にマイクロ波１１を照射し
て殺菌処理をする。ベルトコンベア１０によって耐熱バ
スケット６を連続して電子殺菌装置に運び、流れ作業と
して自動的に殺菌処理が行えるようにする。
り畳んだままで内部まで短時間に殺菌処理する装置を提
供することを目的としている。 【解決手段】 金属製ボックス４内のマグネトロン１に
よってマイクロ波１１を発生させて、耐熱バスケット６
に入れた殺菌処理する物品９にマイクロ波１１を照射し
て殺菌処理をする。ベルトコンベア１０によって耐熱バ
スケット６を連続して電子殺菌装置に運び、流れ作業と
して自動的に殺菌処理が行えるようにする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、殺菌装置に関する
ものである。
ものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の殺菌装置は、物品全体を直接加熱
処理をするか、消毒薬を散布する装置であった。
処理をするか、消毒薬を散布する装置であった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、加熱殺
菌や薬品散布する方法では、封書や包装さてれている物
品は開封したり包装を解いて殺菌しなければならない点
や、殺菌作業に長時間かかるなどの難点があり、また、
消毒薬の散布では薬品臭が残って困るなどの問題があ
る。郵便物や一般封書等の包装さてれた物、及び、衣類
等の折り畳んである物の形状を維持したまま外から短時
間で殺菌する装置を提供することで、バイオテロリズム
対策としても機能させることが課題である。
菌や薬品散布する方法では、封書や包装さてれている物
品は開封したり包装を解いて殺菌しなければならない点
や、殺菌作業に長時間かかるなどの難点があり、また、
消毒薬の散布では薬品臭が残って困るなどの問題があ
る。郵便物や一般封書等の包装さてれた物、及び、衣類
等の折り畳んである物の形状を維持したまま外から短時
間で殺菌する装置を提供することで、バイオテロリズム
対策としても機能させることが課題である。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、マイクロ波を
発生させるマグネトロンを取り付けて、殺菌する物品に
外から強力なマイクロ波を照射し、物品に付着した細菌
を死滅させる殺菌装置を提供することで、郵便物や一般
封書等を開封せず、包装物も包装を解かず、また、衣服
等を折り畳んだままで、物品の形状を保ち外側から殺菌
処理ができる。
発生させるマグネトロンを取り付けて、殺菌する物品に
外から強力なマイクロ波を照射し、物品に付着した細菌
を死滅させる殺菌装置を提供することで、郵便物や一般
封書等を開封せず、包装物も包装を解かず、また、衣服
等を折り畳んだままで、物品の形状を保ち外側から殺菌
処理ができる。
【０００５】さらに、殺菌する物品を耐熱バスケットに
入れて本殺菌装置にベルトコンベアで連続的に運び入
れ、自動的に殺菌処理して作業時間を短縮する装置にす
ることで上記の課題を解決する。
入れて本殺菌装置にベルトコンベアで連続的に運び入
れ、自動的に殺菌処理して作業時間を短縮する装置にす
ることで上記の課題を解決する。
【０００６】
【実施例】実施例について図面を参照して説明する。図
１、図２のように、電子殺菌装置本体は、金属製ボック
ス４内にマイクロ波１１を発生するマグネトロン１を装
備し、この金属製ボックス４の前面と後面には金属ネッ
ト入りガラス戸または金属板張り戸５を付け、マイクロ
波が外に漏出しないように完全に遮蔽してある。
１、図２のように、電子殺菌装置本体は、金属製ボック
ス４内にマイクロ波１１を発生するマグネトロン１を装
備し、この金属製ボックス４の前面と後面には金属ネッ
ト入りガラス戸または金属板張り戸５を付け、マイクロ
波が外に漏出しないように完全に遮蔽してある。
【０００７】図１のように、マグネトロン１を金属製ボ
ックス４の上部に装備した実施例と、図２のように、マ
グネトロン１を金属製ボックス４の側面に装備した実施
例を示したが、殺菌処理する物品９の種類と処理量によ
って使い分けるようにする。大量に処理する場合には図
２のように、両側面に装備したものが高能率化できる。
ックス４の上部に装備した実施例と、図２のように、マ
グネトロン１を金属製ボックス４の側面に装備した実施
例を示したが、殺菌処理する物品９の種類と処理量によ
って使い分けるようにする。大量に処理する場合には図
２のように、両側面に装備したものが高能率化できる。
【０００８】マグネトロン１の発生するマイクロ波１１
は、水分子が最もよく吸収する振動数で殺菌の効果を発
揮する波長に設定しておき、出力や照射時間は殺菌処理
する物品９の量に応じて電源部３で自動的に調整される
ようにする。
は、水分子が最もよく吸収する振動数で殺菌の効果を発
揮する波長に設定しておき、出力や照射時間は殺菌処理
する物品９の量に応じて電源部３で自動的に調整される
ようにする。
【０００９】殺菌処理する物品９は、食料品や水分を含
む物など発熱して変質する物を予め除外して、電子殺菌
装置で処理の可能な物品だけをまとめ、封書、包装物、
衣類等に分別して、図３のように、ベルトコンベア１０
上の非金属製の耐熱バスケット６にを入れる。
む物など発熱して変質する物を予め除外して、電子殺菌
装置で処理の可能な物品だけをまとめ、封書、包装物、
衣類等に分別して、図３のように、ベルトコンベア１０
上の非金属製の耐熱バスケット６にを入れる。
【００１０】図４に示すように耐熱バスケット６は、照
射時間と移動時間をマッチさせた間隔で連続してベルト
コンベア１０によってゆっくり移動し、装置本体の金属
製ボックス４の前まで運ばれると腕１２が動いて、耐熱
バスケット６を金属製ボックス４のターンテーブル７の
上に搬入し、金属製ボックス４の前面と後面の金属ネッ
ト入りガラス戸または金属板張り戸５が同時に下りてゲ
ートが閉じる。
射時間と移動時間をマッチさせた間隔で連続してベルト
コンベア１０によってゆっくり移動し、装置本体の金属
製ボックス４の前まで運ばれると腕１２が動いて、耐熱
バスケット６を金属製ボックス４のターンテーブル７の
上に搬入し、金属製ボックス４の前面と後面の金属ネッ
ト入りガラス戸または金属板張り戸５が同時に下りてゲ
ートが閉じる。
【００１１】内蔵したセンサーが、ターンテーブル７に
乗せた耐熱バスケット６の中の殺菌処理する物品９の量
を感知して、マグネトロン１の出力や照射時間を自動的
に決めてから、ターンテーブル７がモーター８でゆっく
り回転して、マイクロ波１１の照射が始まる。ターンテ
ーブル７に内蔵した温度センサーが細菌の死滅する７０
〜８０℃程度の入力した温度になったことを感知すると
殺菌が完了し、前面と後面に金属ネット入りガラス戸ま
たは金属板張り戸５が釣り具１３で引き上げられて、前
後のゲートが同時に開く、この照射時間内に次の耐熱バ
スケット６が金属製ボックス４の前に移動してくるよう
に調整しておき、腕１２で次の耐熱バスケット６を搬入
するとともに、殺菌完了のバスケットは、搬入してくる
殺菌バスケット６に押し出されて、前方のベルトコンベ
ア１０に乗って搬出される。
乗せた耐熱バスケット６の中の殺菌処理する物品９の量
を感知して、マグネトロン１の出力や照射時間を自動的
に決めてから、ターンテーブル７がモーター８でゆっく
り回転して、マイクロ波１１の照射が始まる。ターンテ
ーブル７に内蔵した温度センサーが細菌の死滅する７０
〜８０℃程度の入力した温度になったことを感知すると
殺菌が完了し、前面と後面に金属ネット入りガラス戸ま
たは金属板張り戸５が釣り具１３で引き上げられて、前
後のゲートが同時に開く、この照射時間内に次の耐熱バ
スケット６が金属製ボックス４の前に移動してくるよう
に調整しておき、腕１２で次の耐熱バスケット６を搬入
するとともに、殺菌完了のバスケットは、搬入してくる
殺菌バスケット６に押し出されて、前方のベルトコンベ
ア１０に乗って搬出される。
【００１２】殺菌の完了した物品を入れた耐熱バスケッ
ト６は、ベルトコンベア１０で運ばれて、図５に示すよ
うな回転軸１５をもった回転台１４上に移り、耐熱バス
ケット６が落下しないように固定ばさみ１６ではさん
で、回転台１４をゆっくり回転させて耐熱バスケット６
内の物品を受けバスケット１７に移す。回転台１４が自
動的に元に戻って、空の耐熱バスケット６は、再び、ベ
ルトコンベア１０の上に乗せられて運ばれ、次の殺菌処
理する物品９が投入される。
ト６は、ベルトコンベア１０で運ばれて、図５に示すよ
うな回転軸１５をもった回転台１４上に移り、耐熱バス
ケット６が落下しないように固定ばさみ１６ではさん
で、回転台１４をゆっくり回転させて耐熱バスケット６
内の物品を受けバスケット１７に移す。回転台１４が自
動的に元に戻って、空の耐熱バスケット６は、再び、ベ
ルトコンベア１０の上に乗せられて運ばれ、次の殺菌処
理する物品９が投入される。
【００１３】大量に処理する機関では、受けバスケット
１７が設置されたレール上を連結して移動するようにす
れば能率がより向上する。
１７が設置されたレール上を連結して移動するようにす
れば能率がより向上する。
【発明の効果】本発明は、上記のように構成されている
ので、郵便物や一般封書等の物品、及び、容器類、衣服
などのマイクロ波を照射してもあまり高温にならない物
には、次のような効果を奏する。
ので、郵便物や一般封書等の物品、及び、容器類、衣服
などのマイクロ波を照射してもあまり高温にならない物
には、次のような効果を奏する。
【００１４】マグネトロンによるマイクロ波を照射して
殺菌するので、封書や包装された部品を開封せず、折り
畳んだ衣服もそのままの形状で処理でき、細菌が死滅す
る７０〜８０℃程度の低温処理なので物品を痛めず内部
まで殺菌処理をすることができる。
殺菌するので、封書や包装された部品を開封せず、折り
畳んだ衣服もそのままの形状で処理でき、細菌が死滅す
る７０〜８０℃程度の低温処理なので物品を痛めず内部
まで殺菌処理をすることができる。
【００１５】殺菌処理する物品を耐熱バスケットに入
れ、ベルトコンベアで電子殺菌装置に運び入れて流れ作
業で処理するので、短時間に大量の殺菌処理が可能にな
る。
れ、ベルトコンベアで電子殺菌装置に運び入れて流れ作
業で処理するので、短時間に大量の殺菌処理が可能にな
る。
【図１】 電子殺菌装置の実施例を示す正面図である。
【図２】 マグネトロンを側面に装備した電子殺菌装置
の正面図である。
の正面図である。
【図３】 ベルトコンベア上に置いた耐熱バスケットの
斜視図である。
斜視図である。
【図４】 ベルトコンベアで運ばれて電子殺菌装置に搬
入される耐熱バスケットのようすを示す斜視図である。
入される耐熱バスケットのようすを示す斜視図である。
【図５】 殺菌の完了した耐熱バスケットが回転台上で
回転して物品を受けバスケット移すようすを示す図であ
る。
回転して物品を受けバスケット移すようすを示す図であ
る。
１ マグネトロン
２ マグネトロンアンテナ
３ 電源部
４ 金属製ボックス
５ 金属ネット入りガラス戸または金属板張り戸
６ 耐熱バスケット
７ ターンテーブル
８ モーター
９ 殺菌処理する物品
１０ ベルトコンベア
１１ マイクロ波
１２ 腕
１３ 釣り具
１４ 回転台
１５ 回転軸
１６ 固定ばさみ
１７ 受けバスケット
Claims (3)
- 【請求項１】 マグネトロンによってマイクロ波を発生
させ、封書や包装物、衣類等の物品に外部から照射して
物品全体を内部まで殺菌する電子殺菌装置。 - 【請求項２】 殺菌処理をする物品を耐熱バスケットに
入れてベルトコンベアで移動させ、連続して自動的に殺
菌処理のできる請求項１の電子殺菌装置。 - 【請求項３】 耐熱バスケットに入れた殺菌処理をする
物品の量を感知して、自動的にマイクロ波の照射時間や
出力を調整できる請求項１の電子殺菌装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001402201A JP2003165513A (ja) | 2001-11-29 | 2001-11-29 | 電子殺菌装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001402201A JP2003165513A (ja) | 2001-11-29 | 2001-11-29 | 電子殺菌装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003165513A true JP2003165513A (ja) | 2003-06-10 |
Family
ID=19190012
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001402201A Pending JP2003165513A (ja) | 2001-11-29 | 2001-11-29 | 電子殺菌装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003165513A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100822644B1 (ko) * | 2006-06-27 | 2008-04-16 | 후소특장(주) | 세탁물의 살균 및 세척을 위한 방법 및 그 장치 |
| JP2008272122A (ja) * | 2007-04-26 | 2008-11-13 | Kochi Univ Of Technology | マイクロ波照射による滅菌方法 |
-
2001
- 2001-11-29 JP JP2001402201A patent/JP2003165513A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100822644B1 (ko) * | 2006-06-27 | 2008-04-16 | 후소특장(주) | 세탁물의 살균 및 세척을 위한 방법 및 그 장치 |
| JP2008272122A (ja) * | 2007-04-26 | 2008-11-13 | Kochi Univ Of Technology | マイクロ波照射による滅菌方法 |
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