JPH11334709A - 無菌包装品の製造方法 - Google Patents

無菌包装品の製造方法

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JPH11334709A
JPH11334709A JP14195598A JP14195598A JPH11334709A JP H11334709 A JPH11334709 A JP H11334709A JP 14195598 A JP14195598 A JP 14195598A JP 14195598 A JP14195598 A JP 14195598A JP H11334709 A JPH11334709 A JP H11334709A
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sterilized
aseptic
formed container
filling
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Hitoshi Iwata
均 岩田
Takaaki Shimizu
孝晃 清水
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House Foods Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】生産ロスを削減し、稼働率を高めるとともに、
使用できる製品容器の選択範囲を広げることができる無
菌包装品の製造方法を提供する。 【解決手段】プラスチックシートを殺菌する工程と、殺
菌されたプラスチックシートを容器に成形する工程と、
成形容器を打ち抜く工程と、成形容器に被包装品を充填
する工程と、被包装品が収容された成形容器に殺菌され
た蓋材を供給する工程と、成形容器を当該蓋材で密封す
る工程とを含み、上記各工程を無菌室内で行うことを特
徴とする無菌包装品の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無菌包装品の製造方法
に関するものであり、さらに詳細には、無菌包装品の製
造効率を高めるために、包装シート材料の殺菌処理を生
産ラインに組み込んだ方法において、生産ロスを削減
し、稼働率を高めることができるとともに、使用できる
製品容器の選択範囲を広げることができ、さらには製品
の無菌性、衛生性を高めることができ、多品種少量生産
にも有効に適用することができる無菌包装品の製造方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、無菌包装品、例えば無菌包装食品
を製造する方法として、予め成形加工された容器に過酸
化水素あるいは過酢酸等の薬剤を使用して殺菌処理を施
し、これを無菌室内に供給し、殺菌済の固形食品、液体
食品、あるいはこれらの混合食品を上記成形容器内に充
填し、密封する方法が知られている。
【0003】また、上記無菌包装食品の製造効率をさら
に高めるために、生産ラインを自動化し、包装シート材
料の殺菌処理を当該生産ラインに組み込んだ方法が採用
されている。例えば、当該方法として、ボッシュ社のS
ERVAC78ASの工程(最新 包装システム化事典
第437頁図2:株式会社フジ・テクノシステム発行、1
995年6月1日初版)が知られており、具体的には、ロー
ルから引き出された包装シート材料を過酸化水素により
殺菌し、これを加熱して圧空成形等により容器を成形
し、成形した容器に食品を充填し密封シールした後、成
形容器を打ち抜くものであって、包装シート材料の殺菌
から密封シールまでは無菌チャンバー内で行われてい
る。したがって、この方法によれば、成形した容器に食
品を充填し、成形容器を密封シールした後、成形容器を
打ち抜くまで、成形容器は連結状態になっている。その
ため、それぞれの成形容器に所定量の食品が確実に充填
されているかを測定するには、打ち抜き処理を施した後
でなければ行うことができず、その充填量の検知時期が
遅れ、生産ロスにつながる、という問題があった。
【0004】また、上記したとおり成形容器を密封シー
ルした後、成形容器を打ち抜くまで成形容器は連結状態
にあるため、生産ラインの一部にトラブルが発生した場
合、当該生産ラインにある装置の稼動を全て停止しなけ
ればならない、という問題があった。
【0005】さらには、蓋材をシールした後に製品容器
の打ち抜き処理を行うため、容器と蓋材の端部が揃った
製品しか生産することができず、容器フランジよりも大
きな蓋材、例えば周端部が鉤型状に成形された嵌合型の
蓋材、製品の開封を容易にするためのプルタブを設けた
蓋材等を用いることができないため、製品容器の選択範
囲が限られる、という問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、無菌包装品
の製造効率を高めるために、包装シート材料の殺菌処理
を生産ラインに組み込む方法において、生産ロスを削減
し、稼働率を高めるとともに、使用できる製品容器の選
択範囲を広げることができる無菌包装品の製造方法を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、包装シー
ト材料の殺菌処理を生産ラインに組み込んだ無菌包装品
の製造にあたり、包装シート材料を殺菌し、これを加熱
して圧空成形等により容器を成形した後、この段階で成
形容器の打ち抜き処理を施すことにより、上記目的を達
成することができる、という知見を得た。
【0008】さらに、上記知見に基づく方法を採用する
にあたり、打ち抜き処理をレーザー光線により行うこと
により、打ち抜きによるプラスチック屑の発生及び当該
プラスチック屑の成形容器への付着がなく、製品の衛生
性を高めることができる、また、打ち抜いた成形容器の
切断端面が滑らかで、その商品価値を高めることができ
る、という知見を得た。また、レーザー光線照射装置を
無菌室外に設置し、無菌室の外から遠隔操作により、非
接触の状態で成形容器の打ち抜きを行うことができるた
め、製品容器の無菌性を良好に保持することができる、
という知見を得た。さらには、遠隔操作により成形容器
上面の形状、大きさを容易に変更できるため、例えば切
断刃を用いる場合のように切断刃取り替え作業、それに
伴い行わなければならない装置滅菌作業の手間を省くこ
とができ、多品種少量生産に有効に適用できる、という
知見を得た。
【0009】本発明は、上記知見に基づき完成された発
明であり、その要旨は、プラスチックシートを殺菌する
工程と、殺菌されたプラスチックシートを容器に成形す
る工程と、成形容器を打ち抜く工程と、成形容器に被包
装品を充填する工程と、被包装品が収容された成形容器
に殺菌された蓋材を供給する工程と、成形容器を当該蓋
材で密封する工程とを含み、上記各工程を無菌室内で行
うことを特徴とする無菌包装品の製造方法である。ま
た、上記無菌包装品の製造方法において、成形容器を打
ち抜く工程をレーザー光線により行う無菌包装品の製造
方法である。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明における被包装品は、殺菌
処理が施されたものであれば如何なるものでもよく、特
に限定されるものではない。例えば、手術等に使用され
るメス、注射器等の医療品、おしぼり等の衛生用品、ま
た、ピラフ、赤飯等の米飯類、スパゲッティ、ヤキソバ
等の麺類、きんぴらごぼう、ひじき等の惣菜類、おで
ん、筑前煮、煮豆等の煮物類、その他グラタン、カレ
ー、シチュー、各種スープ、ソース類、麻婆豆腐、茶碗
蒸、ハンバーグ、コロッケ、ギョーザ、クラムチャウダ
ー、ドレッシング、焼き肉のタレ等の液体調味料など各
種食品をあげることができる。
【0011】本発明において、上記被包装品を収納する
成形容器の製作は、無菌包装品の生産ライン、すなわち
無菌室内において行う。上記成形容器の製造は、まず、
ロールから引き出され、無菌室内に導入されたプラスチ
ックシートに殺菌処理を施す。上記殺菌処理は、過酸化
水素、過酢酸等の薬剤、熱水、蒸気、紫外線等を用いれ
ばよい。
【0012】次に、殺菌処理されたプラスチックシート
に加熱処理を施し、所定の金型を用いて、例えば真空成
形、圧空成形、真空圧空成形等の一般的な成形方法によ
り、フランジ部を備えた容器本体部を成形する。
【0013】次に、所定のフランジ幅を残して上記容器
本体部を打ち抜き、成形容器を製作する。この段階にお
いて、成形容器を打ち抜いておくことにより、被包装品
の充填時にその充填量を測定することができるため、充
填不良が生じている場合には、直ちに充填装置の稼動を
停止し、不良品の増大を抑え、生産ロスを削減すること
ができる。また、複数の被包装品を順次充填するとき、
最初の充填工程、例えば具材の充填工程においてバラツ
キが生じた場合においても、最終の充填工程、例えばソ
ースの充填工程において最終製品の既定量に調整するこ
とができる。
【0014】また、充填装置の稼動がトラブル等により
停止したとしても、成形容器ストック部を設けておくこ
とにより、プラスチックシートの殺菌工程から製品容器
の打ち抜き工程までの各装置を引き続き稼動させること
ができる。そして、製作した成形容器をストック部に一
時的に貯留しておくことにより、充填装置の再稼動に備
えることができる。さらに、成形容器に蓋材をシールし
た後に打ち抜き処理を行った場合には、成形容器と蓋材
の端部が揃っている製品しか提供することができない
が、上記段階において成形容器を打ち抜くことにより、
例えば成形容器のフランジ部に嵌め込む周縁部を鉤型状
に成形した嵌合型の蓋材、あるいは製品の開封を容易に
するためのプルタブを設けた蓋材等、容器フランジより
も大きな蓋材を使用することができ、製品に使用する容
器の適用範囲を広げることができる。
【0015】成形容器を打ち抜くにあたっては、従来か
ら知られている切断刃、水圧、レーザー光線、熱線等を
用いる方法により行えばよいが、なかでもレーザー光線
による方法が最も望ましい。すなわち、レーザー光線に
よる打ち抜き処理によれば、打ち抜きにより生じるプラ
スチック屑の発生及び当該プラスチック屑の成形容器へ
の付着がなくなり、製品の衛生性を高めることができ
る。また、打ち抜いた成形容器の切断端面が滑らかで、
その商品価値を高めることができる。また、非接触の状
態で成形容器の打ち抜きを行うことができるため、打ち
抜き装置の滅菌作業、あるいは打ち抜いた成形容器の再
殺菌等、煩雑な作業あるいは工程を要することなく、成
形容器の無菌性を保持させることができる。さらには、
遠隔操作により成形容器上面の形状、大きさを容易に変
更できるため、切断刃を用いる場合のように切断刃取り
替え作業、それに伴い行わなければならない装置滅菌作
業の手間を省くことができ、多品種少量生産に有効に適
用できる。
【0016】上記レーザー光線としては、赤外線レーザ
ー、例えば炭酸ガスレーザー、YAG(イットリウム・
アルミニウム・ガーネット)レーザーを用いればよい。
なお、当該レーザー光線を照射する場合の出力、照射距
離等の諸条件は、打ち抜く成形容器の材質、厚さ等に応
じて適宜設定すればよい。また、レーザー光線照射装置
を無菌室外に設置し、当該無菌室の外からレーザー光線
を照射する場合には、無菌室の壁部の一部に、例えばジ
ンクセレナイドのようなレーザー光線の透過材料を用い
る。
【0017】次に、上記方法により打ち抜かれた成形容
器に、殺菌処理された被包装品を充填し、成形容器に殺
菌処理された蓋材を供給し密封する。上記成形容器と蓋
材の密封方法は、例えば、蓋材と成形容器フランジ部を
熱溶着することにより行えばよい。上記充填及び密封処
理も、成形容器の製作と同様、無菌室内において行う。
また、それぞれ殺菌されストックされた被包装品及び蓋
材は、成形容器の搬送ラインに無菌的に接続された供給
口を通して供給する。
【0018】また、上記被包装品の殺菌は、被包装品が
固形食品である場合には、例えば、成形容器に充填する
量の固形食品を個別に開口リテーナーに収納して、これ
を蒸気雰囲気下で一定時間保持させる方法等により行え
ばよい。この場合、成形容器への供給口において、上記
開口リテーナーを反転させるか、あるいは上記開口リテ
ーナーの底部に開閉機構を設けておき、当該底部を開口
させることにより、殺菌済の固形食品を成形容器に充填
する。また、液体食品の殺菌は、例えばチューブラ式殺
菌機等により行えばよく、これを無菌タンクにストック
しておく。そして、当該無菌タンクから殺菌済の液体食
品を定量づつ成形容器に充填する。
【0019】また、上記蓋材の殺菌は、包装シート材料
と同様、過酸化水素、過酢酸等の薬剤、熱水、蒸気、紫
外線等を用いて行えばよい。
【0020】
【実施例】次に、図1に示した無菌包装品の製造装置1
0にそって、本発明の無菌包装食品の製造方法について
更に詳細に説明する。 (1)プラスチックシートの殺菌工程 ロール12から引き出され、無菌室14内に導入された
プラスチックシート16(シート材質:ポリプロピレ
ン)に、当該プラスチックシート16をはさんで配置し
た紫外線照射装置18から紫外線を照射し、当該プラス
チックシート16に殺菌処理を施す。
【0021】(2)容器成形工程 上記紫外線照射装置18の下流側には、殺菌処理された
プラスチックシート16を加熱するプラスチックシート
加熱装置20が、当該プラスチックシート16をはさん
で配置されており、当該プラスチックシート16の上下
方向から加熱処理を施す。プラスチックシートの加熱処
理は、当該プラスチックシートが成形可能に柔軟になる
程度、例えばポリプロピレンのプラスチックシートを真
空圧空成形する場合には、約170℃の加熱条件により
行えばよい。次に、真空圧空成形装置22を用いて開口
部が楕円形状の容器本体部(寸法:130mm×110
mm×50mm)を成形する。
【0022】(3)打ち抜き工程 上記真空圧空成形装置22の下流側には、炭酸ガスレー
ザーを照射できる能力を備えたレーザー光線照射装置2
4が無菌室14の外に配置され、レーザー光線が照射さ
れる無菌室14の壁部は、ジンクセレナイドにより構成
されている。そして、上記レーザー光線照射装置24か
らレーザー光線が照射され、7mmのフランジ幅を残し
て成形容器26が打ち抜かれ、打ち抜かれた後のプラス
チックシートの廃材は、無菌室14から搬出されロール
28に巻き取られる。また、上記レーザー光線照射装置
24には、フランジ幅、フランジ形状等を任意に変更す
ることができる設定機能が備えられており、設定の微調
整、あるいは使用容器の変更に伴う設定変更等は、すべ
て無菌室14の外部において行うことができる。なお、
上記容器の成形工程から成形容器の打ち抜き工程に至る
までは、処理工程中に製品容器が雑菌に汚染される可能
性を低減させるために、容器内側部が下方になるように
しておくことが望ましい。上記打ち抜き処理により製作
された成形容器26は、反転機(図示せず)により開口
部を上方に向けた状態にされ、無菌室14に無菌的に連
結した成形容器ストック部29に供給されて、ここに一
時的に貯留される。
【0023】(4)被包装品の充填工程 製品容器供給部32において、成形容器ストック部29
から、成形容器26を無菌室15に配置された搬送コン
ベヤ30に供給する。なお、成形容器ストック部29と
上記無菌室15は、無菌的に連結されている。上記搬送
コンベヤ30の搬送面には、成形容器26を嵌め込み保
持する楕円形状(寸法:116mm×96mm)の孔部
(図示せず)が一定間隔で設けられている。当該孔部に
供給された成形容器26は、搬送コンベヤ30の搬送方
向にそって搬送される。
【0024】上記製品供給部32の下流側には、無菌室
15に無菌的に連結された殺菌済固形食品の充填部3
4、35、殺菌済液体食品の充填部36が一定間隔で設
置されている。また、その下流側には、不活性ガス吹き
出し部38が配置されている。成形容器26は、上記搬
送コンベヤ30により搬送され、まず殺菌済固形食品の
充填部34で停止する。ここで、底部に開閉機構を備え
た開口リテーナーから殺菌済の複数種類の大型具材60
gが充填され、次に、殺菌済固形食品の充填部35で停
止し、上記機構を備えた開口リテーナーから殺菌済の複
数種類の小型具材30gが充填される。続いて、殺菌済
液体食品の充填部36で停止し、殺菌済の液体ソース1
70gが充填され、次に不活性ガス吹き出し部38にお
いて成形容器のヘッドスペースに窒素ガスが吹き込まれ
る。したがって、成形容器26は、間欠的に搬送され、
一定時間停止している間に充填、その他各処理が施され
る。
【0025】また、上記した殺菌済固形食品の充填部3
4、35、殺菌済液体食品の充填部36には、それぞれ
ウェイトチェッカー(図示せず)が設置されており、充
填の有無、充填量を検知している。上記殺菌済の具材
は、加熱殺菌前に比べて水分の蒸発、エキス分の滲出等
によりその重量が減少している。そのため、開口リテー
ナーから各成形容器に充填された具材の重量にはバラツ
キが生じている。この時点において成形容器は、それぞ
れが個別に打ち抜かれているため、各成形容器ごとに具
材の充填量を再度測定することができる。そして、上記
バラツキは、次工程、すなわち液体食品の充填工程にお
いて既定量になるように調整される。
【0026】また、食品が充填されない状態、あるいは
所定量の充填がなされていない状態が連続するトラブル
が発生した場合には、直ちにトラブルが発生した装置を
停止するよう当該ウェイトチェッカーから指示が出され
る。この場合、生産ラインの全ての装置の稼動を停止す
る必要はなく、例えばトラブルが発生した充填装置の上
流側にある成形容器の製作装置については、その稼動を
継続させ、製作した成形容器を成形容器ストック部29
に貯留させておくことができる。
【0027】(5)蓋材の供給工程 上記殺菌済固形食品の充填部34、35、殺菌済液体食
品の充填部36、および不活性ガス吹き出し部38の下
流側には、無菌室15に無菌的に連結した殺菌済蓋材の
供給部40が配置されている。当該供給部40には、殺
菌済のプルタブを設けたドーム型の成型蓋がストックさ
れている。そして、搬送コンベヤ30により搬送されて
きた成形容器26を検知すると、当該成型蓋が成形容器
の上方開口部に載置される。
【0028】(6)密封工程 上記殺菌済蓋材の供給装置40の下流側には、上記蓋材
と成形容器のフランジ部をシールし、成形容器を密封す
るシール装置42が配置されている。シール装置42に
は、昇降機構を備えた熱盤44が設置されており、上記
蓋材と成形容器のフランジ部を熱溶着する。その後、密
封された成形容器、すなわち製品は、無菌室15から搬
出される。
【0029】上記本発明方法により得られた無菌包装さ
れた具入りソース製品は、高稼働率で、しかも異物混入
のおそれのない、無菌性の極めて高い環境下で生産され
ており、その製品容器の端部も滑らかであり、商品価値
の高いものであった。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、無菌包装品の生産にお
いて、一部の装置にトラブルが発生した場合、当該トラ
ブル装置の稼動を直ちに停止し、不良品の増大を抑え、
生産ロスを削減することができる。また、トラブル装置
の稼動が停止している間においても、当該トラブル装置
の上流側に配置された装置は稼動させることができ、当
該トラブル装置の再稼動に備えることができる。また、
本発明によれば、例えば成形容器のフランジ部に嵌め込
む周縁部を鉤型状に成形した嵌合型の蓋材、あるいは製
品の開封を容易にするためのプルタブを設けた蓋材等、
容器フランジよりも大きな蓋材を使用することができ、
製品に使用する容器の適用範囲を広げることができる。
【0031】また、本発明によれば、レーザー光線によ
る打ち抜き処理を行うことにより、製品の衛生性を高め
ることができる。また、打ち抜いた成形容器の切断端面
は滑らかで、その商品価値を高めることができる。ま
た、非接触の状態で成形容器の打ち抜きを行うことがで
き、製品容器の無菌性を保持することができる。さらに
は、フランジ幅、フランジ形状等の変更、設定の微調整
をすべて無菌室の外部において行うことができ、これら
の変更、設定などを無菌室内の無菌性を低下させること
なく簡便に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製造方法を実施するための装置を示し
た概略図である。
【符号の説明】
10 無菌包装品の製造装置 12、28 ロール 14、15 無菌室 16 プラスチックシート 18 紫外線照射装置 20 プラスチックシート加熱装置 22 真空圧空成形装置\ 24 レーザー光線照射装
置 26 成形容器 29 成形容器ストック部 30 搬送コンベヤ 32 製品容器供給部 34、35 殺菌済固形食品の充填部 36 殺菌済液体食品の充填部 38 不活性ガス吹き出し部 40 殺菌済蓋材の供給部 42 シール装置 44 熱盤

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチックシートを殺菌する工程と、
    殺菌されたプラスチックシートを容器に成形する工程
    と、成形容器を打ち抜く工程と、成形容器に被包装品を
    充填する工程と、被包装品が収容された成形容器に殺菌
    された蓋材を供給する工程と、成形容器を当該蓋材で密
    封する工程とを含み、上記各工程を無菌室内で行うこと
    を特徴とする無菌包装品の製造方法。
  2. 【請求項2】 上記成形容器を打ち抜く工程をレーザー
    光線により行うことを特徴とする請求項1記載の無菌包
    装品の製造方法。
JP14195598A 1998-05-22 1998-05-22 無菌包装品の製造方法 Pending JPH11334709A (ja)

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