JP2003164505A - 入浴事故防止装置 - Google Patents

入浴事故防止装置

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JP2003164505A
JP2003164505A JP2001368688A JP2001368688A JP2003164505A JP 2003164505 A JP2003164505 A JP 2003164505A JP 2001368688 A JP2001368688 A JP 2001368688A JP 2001368688 A JP2001368688 A JP 2001368688A JP 2003164505 A JP2003164505 A JP 2003164505A
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JP
Japan
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bather
bathtub
prevention device
accident prevention
image
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Application number
JP2001368688A
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English (en)
Inventor
Yukio Ito
幸夫 伊藤
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Tokyo Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Sanyo Electric Co Ltd
Tottori Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入浴者が転倒や疾患等で動けなくなった状態
になったときに重大事故を未然に防止するための入浴事
故防止装置を提供する。 【解決手段】 浴槽4内の入浴者の画像をイメージセン
サ25で取り込み、この画像に基づいてマイクロコンピ
ュータ28は入浴者が動けない状態であるか否かを判定
する。入浴者が動けない状態であると判定されたときに
はマイクロコンピュータ28は三方弁20を切り換えて
浴槽4内の水を外部に排出する。また、ファンモータ1
0を駆動して浴槽4内の入浴者に温風を吹き付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入浴者が転倒や疾
患等で動けない状態になったときに死亡等の重大事故を
未然に防止するための入浴事故防止装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】入浴者が洗い場や浴槽内で転倒したり、
急激な血圧低下やくも膜下出血等の疾患で動けない状態
になったときに、発見が遅れると重大事故につながるこ
とがある。特に、入浴者が浴槽に浸かった状態で動けな
くなると、頭部が水没して溺死に至ることがあるため、
有効な対策が要望されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述した事情
に鑑みてなされたものであり、その目的は、入浴者が転
倒や疾患等で動けなくなった状態になったときに重大事
故を未然に防止するための入浴事故防止装置を提供する
ことにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ために、請求項1に記載の入浴事故防止装置は、入浴者
が動けない状態であることを検知する検知手段と、この
検知手段が前記状態を検知したときに外部に通報する手
段とを備えたことを特徴としている。
【0005】また、請求項2に記載の入浴事故防止装置
は、浴槽内の入浴者が動けない状態であることを検知す
る検知手段と、この検知手段が前記状態を検知したとき
に浴槽内の水を排水する手段とを備えたことを特徴とし
ている。
【0006】また、請求項3に記載の入浴事故防止装置
は、請求項1または2に記載の入浴事故防止装置におい
て、前記検知手段が前記状態を検知したときに入浴者を
温める手段を設けたことを特徴としている。
【0007】また、請求項4に記載の入浴事故防止装置
は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の入浴事故防止
装置において、前記検知手段が、入浴者の画像を取り込
むイメージセンサと、このイメージセンサが取り込んだ
画像に基づいて入浴者が動けない状態であるか否かを判
定する手段とから成ることを特徴としている。
【0008】また、請求項5に記載の入浴事故防止装置
は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の入浴事故防止
装置において、前記検知手段が脈拍センサであることを
特徴としている。
【0009】また、請求項6に記載の入浴事故防止装置
は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の入浴事故防止
装置において、前記検知手段が血圧センサであることを
特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な実施形態
を図面を参照しながら説明する。
【0011】図1は本発明の一実施形態である入浴事故
防止装置を備えた浴室の正面断面図、図2は図1の浴室
の側面断面図、図3は本実施形態の入浴事故防止装置の
概略構成を示すブロック図、図4は本実施形態の入浴事
故防止装置の作用の説明図である。
【0012】図1に示すように、浴室2内には洗い場3
と浴槽4が設けられている。5は浴室2を開閉する扉で
ある。浴槽4の後方には置き台6(図2参照)が設けら
れており、その上面に入浴事故防止装置1の本体7が設
置されている。
【0013】本体7内には加熱室8が設けられ、その内
部には熱交換器9とファンモータ10が設置されてい
る。加熱室8の下部からダクト11(図4参照)が前方
に向かって延びており、その先端部は本体7の前面に開
口して空気吹出口12を形成している。
【0014】加熱室8は、浴槽4内に設置された吸水と
吐水を行なうアダプタ13に管路14、15を介して連
通接続されている。管路14の途中には、アダプタ13
側から順に、逆止弁16、湯温センサ17、保温ヒータ
18、循環ポンプ19が設けられている。
【0015】また、管路15の途中には、アダプタ13
側から順に、第1の三方弁20、第2の三方弁21が設
けられている。第1の三方弁20は、浴室2の床面に設
けられた排水口22に管路23を介して連通接続されて
いる。また、第2の三方弁21は、管路14における湯
温センサ17と保温ヒータ18の間の部分に管路24を
介して連通接続されている。
【0016】本体7の前面には、浴槽4内の入浴者の画
像を取り込むイメージセンサ25が設けられている。こ
のイメージセンサ25は、CCDセンサやCMOSセン
サ等により構成されており、センサコントローラ26
(図3参照)により制御される。図2に示すように、本
体7の側面には、警報音を発するアラーム27が設けら
れている。
【0017】本体7は、装置全体の制御を司るマイクロ
コンピュータ28(図3参照)を有しており、このマイ
クロコンピュータ28には、インターフェースモジュー
ル29を介して、入浴者の家族や知人宅の電話や携帯電
話、セキュリティ会社、浴室2外に設置された警報シス
テム(ディスプレイや警報機等)が接続されている。
【0018】マイクロコンピュータ28は、イメージセ
ンサ25が取り込んだ入浴者の画像から、入浴者が動け
ない状態であるか否かを判定する判定手段(図示せず)
を有している。この判定手段は、マイクロコンピュータ
28のROMに格納されたプログラムにより構成されて
いる。
【0019】判定手段は、送られてくる入浴者の画像を
画像処理し、あらかじめ画像フレーム内に設定した複数
個のエリア毎に濃淡の変化があるか否かを識別し、所定
時間内に濃淡が変化したエリアが所定個数以下である場
合には、入浴者が動けない状態であると判定する。
【0020】なお、これに代えて、入浴者が動けない状
態になったときの姿勢パターンをメモリに複数個記憶さ
せておき、入浴者の画像をこれらの姿勢パターンと比較
して判定を行うようにしてもよい。
【0021】次に、上述した構成の入浴事故防止装置1
の作用を説明する。
【0022】図4(a)に示すように、浴槽4内に湯が
張られた状態において、循環ポンプ19が、管路14、
15、24により形成されるループ内に湯を矢印方向に
循環させている。
【0023】この湯の温度は湯温センサ17により検知
されており、湯が所定温度(約40℃)以下になると、
三方弁20、21が切り換えられるとともに、管路15
内の湯が浴槽4内に流れ込み、浴槽4内の湯が管路14
を介して加熱室8内に流れ込むようになる。
【0024】湯温センサ17の検知温度が所定温度以上
になると、三方弁21が切り換えられて、再び前記ルー
プ内でのみ湯が循環するようになる。このようにして、
加熱室8内は常時所定温度以上に保たれているので、フ
ァンモータ10を駆動すると、所定温度以上の温風をす
ぐに浴槽4内に供給することができる。
【0025】イメージセンサ25は、浴槽4内の入浴者
の画像を取り込んでおり、この画像はマイクロコンピュ
ータ28に送られて前記判定手段により入浴者が動けな
い状態であるか否かの判定がなされる。入浴者が動けな
い状態であると判定されると、マイクロコンピュータ2
8はアラーム27を作動させて入浴者に注意を促す。
【0026】そして、入浴者が動けない状態であるとの
判定とアラーム27による警告が所定回数繰り返された
後、さらに入浴者が動けない状態であるとの判定がなさ
れると、マイクロコンピュータ28は、入浴者の家族や
知人、セキュリティ会社等に緊急メッセージを送信する
とともに、浴槽外に設置された警報システムを作動させ
る。
【0027】また、これと同時に、三方弁20が切り換
えられ、浴槽4内の湯が管路15、23を介して外部に
排出される。これによって、図4(b)に示すように、
入浴者Pの頭部が水没した状態になったとしても、入浴
者Pが溺死するのを防ぐことができる。
【0028】さらに、ファンモータ10が駆動されると
ともに保温ヒータ18が駆動され、図4(c)に示すよ
うに、排水後の浴槽4内の入浴者Pに温風が吹き付けら
れ、救助者が到着するまでの間に入浴者Pの体温が低下
するのを防ぐ。
【0029】なお、上述した実施形態では、入浴者が動
けない状態であるか否かをイメージセンサで検知するよ
うにした場合について説明したが、入浴者に血圧センサ
や脈拍センサを装着して検知するようにしてもよい。
【0030】また、上述した実施形態では、浴槽内の入
浴者を検知するようにした場合について説明したが、洗
い場の入浴者を検知するようにしてもよい。この場合に
は、浴槽内の水の排水を行わずに外部への通報のみを行
うようにしてもよい。
【0031】また、上述した実施形態では、入浴者が動
けない状態になったときに入浴者に温風を吹き付けて体
を温めるようにしているが、これに代えて、浴室内を暖
房して入浴者を暖めるようにしてもよい。
【0032】その他にも、本発明の要旨を逸脱しない範
囲で上述した実施形態に種々の変形を施すことができ
る。
【0033】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、入浴者が
動けない状態であることを検知する検知手段と、この検
知手段により入浴者が動けない状態を検知したときに外
部に通報する手段とを備えたことにより、入浴者が転倒
や疾患等によって動けなくなったとしても早期に発見す
ることができるため、死亡等の重大事故を未然に防止す
ることができる。
【0034】また、請求項2記載の発明によれば、浴槽
内の入浴者が動けない状態であることを検知する検知手
段と、この検知手段により入浴者が動けない状態を検知
したときに浴槽内の水を排水する手段とを備えたことこ
とにより、入浴者が転倒や疾患等によって動けなくなっ
たときに頭部が水没して溺死するのを防止することがで
きる。
【0035】また、請求項3記載の発明によれば、検知
手段は入浴者が動けない状態を検知したときに入浴者を
温める手段を設けたことにより、入浴者の体温が低下す
るのを防ぐことができるため、重大事故の発生をより確
実に防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態である入浴事故防止装置
を備えた浴室の正面断面図。
【図2】 図1の浴室の側面断面図。
【図3】 実施形態の入浴事故防止装置の概略構成を示
すブロック図。
【図4】 実施形態の入浴事故防止装置の作用を示す説
明図。
【符号の説明】
1 入浴事故防止装置 2 浴室 3 洗い場 4 浴槽 9 熱交換器 10 ファンモータ 25 イメージセンサ 28 マイクロコンピュータ 29 インターフェースモジュール

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入浴者が動けない状態であることを検知
    する検知手段と、この検知手段が前記状態を検知したと
    きに外部に通報する手段とを備えたことを特徴とする入
    浴事故防止装置。
  2. 【請求項2】 浴槽内の入浴者が動けない状態であるこ
    とを検知する検知手段と、この検知手段が前記状態を検
    知したときに浴槽内の水を排水する手段とを備えたこと
    を特徴とする入浴事故防止装置。
  3. 【請求項3】 前記検知手段が前記状態を検知したとき
    に入浴者を温める手段を設けたことを特徴とする請求項
    1または2に記載の入浴事故防止装置。
  4. 【請求項4】 前記検知手段が、入浴者の画像を取り込
    むイメージセンサと、このイメージセンサが取り込んだ
    画像に基づいて入浴者が動けない状態であるか否かを判
    定する手段とから成ることを特徴とする請求項1〜3の
    いずれか一項に記載の入浴事故防止装置。
  5. 【請求項5】 前記検知手段が脈拍センサであることを
    特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の入浴事
    故防止装置。
  6. 【請求項6】 前記検知手段が血圧センサであることを
    特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の入浴事
    故防止装置。
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