JP2003162600A - ライセンス情報変換装置 - Google Patents

ライセンス情報変換装置

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JP2003162600A
JP2003162600A JP2002227805A JP2002227805A JP2003162600A JP 2003162600 A JP2003162600 A JP 2003162600A JP 2002227805 A JP2002227805 A JP 2002227805A JP 2002227805 A JP2002227805 A JP 2002227805A JP 2003162600 A JP2003162600 A JP 2003162600A
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徹 中原
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F21/00Security arrangements for protecting computers, components thereof, programs or data against unauthorised activity
    • G06F21/10Protecting distributed programs or content, e.g. vending or licensing of copyrighted material ; Digital rights management [DRM]
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    • G06F21/107License processing; Key processing
    • G06F21/1073Conversion

Abstract

(57)【要約】 【課題】 自分のライセンス情報を、他人に譲渡するこ
とが可能なように変換する変換装置Uc1を提供すること
である。 【解決手段】 少なくとも2台の端末装置はそれぞれ、
自身が加入するコンテンツ配信システムで生成されるラ
イセンス情報に従って、コンテンツデータを利用する。
変換装置Uc1は、一方の端末装置向けのライセンス情報
が格納されるワーキングエリア13と、ワーキングエリ
ア13に格納されたライセンス情報を、他方の端末装置
向けのライセンス情報に変換する中央処理部12とを備
える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、変換装置に関し、
より特定的には、端末装置におけるコンテンツデータの
利用を制御するライセンス情報を変換する変換装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、インターネットに代表されるネッ
トワークのブロードバンド化および常時接続環境によ
り、コンテンツ配信が身近なものになりつつある。この
ようなコンテンツ配信のさらなる普及には、コンテンツ
データに関連する権利(例えば、著作権または販売権)
の保護が重要であることから、従来より様々な権利管理
技術の研究および開発がなされている。ここで、本願明
細書では、コンテンツデータに関連する権利を、デジタ
ルライツと称する。また、権利管理技術としては、DR
M(Digital Rights Management )が代表的である。以
下、DRMを組み込んだコンテンツ配信システムについ
て説明する。
【0003】従来のコンテンツ配信システムには、サー
バと、端末装置とが、ネットワークによりデータ通信可
能に接続される。サーバは、コンテンツデータ、コンテ
ンツ復号鍵およびライセンス情報の組みを少なくとも1
つ格納している。コンテンツデータは、例えば、音楽を
表すデジタルデータであり、予め定められた方式で暗号
化される。コンテンツ復号鍵は、暗号化されたコンテン
ツデータを復号するための鍵である。ライセンス情報
は、DRMにおいては、上述のコンテンツデータの利用
条件を表す。利用条件としては、コンテンツデータの利
用回数が代表的である。
【0004】以上の構成のコンテンツ配信システムで
は、以下のようにして、コンテンツデータは配信され
る。まず、端末装置は、コンテンツデータの配信をサー
バに要求する。コンテンツデータの要求は、一般的に、
コンテンツ識別子および端末固有情報を、端末装置がネ
ットワークを介してサーバに送信することで行われる。
コンテンツ識別子は、上述のコンテンツデータを一意に
特定する情報である。端末固有情報は、端末装置により
予め保持されており、上述のコンテンツデータの要求元
である端末装置を一意に特定可能な情報である。
【0005】サーバは、端末装置からの要求に応答し
て、上述のコンテンツ復号鍵を、今回受信した端末固有
情報を使って暗号化する。その後、サーバは、上述の暗
号化されたコンテンツデータと、端末固有情報で暗号化
されたコンテンツ復号鍵と、ライセンス情報とを端末装
置に送信する。端末装置は、サーバにより配信されたコ
ンテンツデータ、コンテンツ復号鍵およびライセンス情
報を受信し、内部に備える記憶装置に格納する。
【0006】以上の格納後、端末装置のユーザは、今回
復号されたコンテンツデータを利用可能な状態になる。
実際にコンテンツデータを利用する場合、ユーザは、そ
の旨を端末装置に指示する。この指示に応答して、端末
装置は、以下のように動作する。端末装置は、記憶装置
内のライセンス情報により表される利用条件に、今回の
利用が合致しているか否かを判定する。端末装置は、利
用条件に合致する場合に限り、以下の処理を実行する。
次に、記憶装置内のコンテンツ復号鍵は暗号化されてい
るので、端末装置は、自身が保持する端末固有情報を使
って、当該コンテンツ復号鍵を復号する。さらに、記憶
装置内のコンテンツデータもまた上述のように暗号化さ
れているので、端末装置は、復号したコンテンツ復号鍵
を使って、当該コンテンツデータを復号した後、復号し
たコンテンツデータを再生する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】次に、以上のコンテン
ツ配信システムが抱えている問題点について説明する。
端末装置のユーザ(以下、第1のユーザと称する)は、
自分のライセンス情報、つまり、コンテンツデータの利
用権を、他のユーザ(以下、第2のユーザと称する)に
譲渡したいと思う場合がある。しかしながら、第2のユ
ーザは、上述のコンテンツ配信システムに加入している
とは限らず、別のコンテンツ配信システムに加入してい
る可能性がある。さらに、双方のコンテンツ配信システ
ムの間では、ライセンス情報の構成に差異がある可能性
もある。その結果、第2のユーザ側の端末装置は、たと
え、第1のユーザ側の端末装置からライセンス情報を受
け取ることができたとしても、受け取ったライセンス情
報を解釈することができない。そのため、従来のコンテ
ンツ配信システムでは、自分のライセンス情報を、他人
に譲渡することができない。
【0008】また、ユーザは、互いに異なる第1および
第2のコンテンツ配信システムに加入しており、第1の
コンテンツ配信システムから得たライセンス情報のみを
解釈できる第1の端末装置と、第2のコンテンツ配信シ
ステムから得たライセンス情報のみを解釈できる第2の
端末装置とを持っている場合がある。このような状況で
は、上述したように、第1および第2のコンテンツ配信
システムのそれぞれで使われるライセンス情報の構成に
差異がある可能性があるため、第2の端末装置は、第1
のコンテンツ配信システムのライセンス情報を受け取る
ことができたとしても、それを解釈することができな
い。そのため、上述の状況下では、ユーザが所有するラ
イセンス情報を、自分の端末装置で利用できない場合が
生じてしまう。
【0009】それ故に、本発明の目的は、ライセンス情
報を、他人が利用できるように、または他の端末装置で
利用できるように変換する変換装置を提供することであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段および発明の効果】上記目
的を達成するために、第1の発明は、第1の端末装置向
けのライセンス情報を第2の端末装置向けに変換するた
めの変換装置であって、第1および第2の端末装置は互
いに異なる第1および第2のライセンス情報に従ってコ
ンテンツデータを利用する。変換装置は、第1の端末装
置向けの第1のライセンス情報が格納されるワーキング
エリアと、ワーキングエリアに格納された第1のライセ
ンス情報を、第2の端末装置向けの第2のライセンス情
報に変換する処理部とを備える。
【0011】第2の発明は第1の発明に従属しており、
第1のライセンス情報は、少なくとも、コンテンツデー
タの第1の端末装置側での利用を許可するための第1の
利用許可情報を含んでいる。また、処理部は、少なくと
も、第1のライセンス情報が含む第1の利用許可情報
を、コンテンツデータの第2の端末装置側での利用を許
可するための第2の利用許可情報に変換する。
【0012】第3の発明は第2の発明に従属しており、
処理部は、予め定められた変換比率に従って、第1のラ
イセンス情報が含む第1の利用許可情報を、コンテンツ
データの第2の端末装置側での利用を許可するための第
2の利用許可情報に変換する。
【0013】第4の発明は、第2の発明に従属してお
り、コンテンツデータは、互いに異なる第1および第2
の暗号鍵で暗号化された状態で第1および第2の端末装
置に提供される。また、第1のライセンス情報はさら
に、第1の暗号鍵で暗号化されたコンテンツデータを復
号するための第1の復号鍵を含んでいる。処理部はさら
に、第1のライセンス情報における第1の復号鍵を、第
2の暗号鍵で暗号化されたコンテンツデータを復号する
ための第2の復号鍵に置換する。
【0014】以上の第1〜第4の発明によれば、変換装
置は、第1の端末装置向けの第1のライセンス情報を、
第2の端末装置向けの第2のライセンス情報に変換す
る。これによって、第1のユーザは、自分の第1のライ
センス情報を基礎として生成されかつ第2の端末装置で
利用可能な第2のライセンス情報を、第2のユーザへと
渡すことが可能となる。
【0015】第5の発明は、第1の発明に従属してお
り、第1および第2の端末装置は、第1および第2のサ
ーバと接続されている。第1および第2のサーバは少な
くとも、第1および第2のライセンス情報を生成して、
第1および第2の端末装置に送信する。さらに、第1お
よび第2のサーバは、第1および第2のライセンス情報
のフォーマットを表す第1および第2のフォーマットデ
ータを保持している。ここで、変換装置は、第1および
第2のサーバと通信を行って、第1および第2のフォー
マットデータを受信する通信部をさらに備える。また、
処理部は、通信部が受信した第1および第2のフォーマ
ットデータに従って、ワーキングエリアに格納された第
1のライセンス情報を、第2の端末装置向けの第2のラ
イセンス情報に変換する。
【0016】第6の発明は、第1の発明に従属してお
り、変換装置はさらに、第1および第2のライセンス情
報のフォーマットを示す第1および第2のフォーマット
データを格納するフォーマット格納部を備える。また、
処理部は、フォーマット格納部に格納された第1および
第2のフォーマットデータに従って、ワーキングエリア
に格納された第1のライセンス情報を、第2の端末装置
向けの第2のライセンス情報に変換する。
【0017】第7の発明は、第1の発明に従属してお
り、変換装置はさらに、第1の端末装置と通信を行っ
て、当該第1の端末装置が保持する第1のライセンス情
報を受信する通信部を備える。また、ワーキングエリア
には、通信部により受信された第1のライセンス情報が
格納される。
【0018】第8の発明は、第1の発明に従属してお
り、変換装置は、第1の端末装置向けの第1のライセン
ス情報を生成する第1のサーバと通信可能に接続されて
いる。変換装置は、第1のサーバと通信を行って、当該
第1の端末装置向けに生成される第1のライセンス情報
を受信する通信部をさらに備える。ワーキングエリア
は、通信部により受信された第1のライセンス情報を格
納する。
【0019】第9の発明は、第1の発明に従属してお
り、変換装置は、第1の端末装置に組み込まれる。
【0020】第10の発明は、第1の発明に従属してお
り、処理部は、第1および第2の端末装置が正当なユー
ザか否かを判定し、第1および第2の端末装置の双方が
正当なユーザである場合に、ワーキングエリアに格納さ
れた第1のライセンス情報を、第2の端末装置向けの第
2のライセンス情報に変換する。第11の発明は、第1
0の発明に従属しており、処理部は、第1および第2の
端末装置の一方または双方が正当なユーザでない場合、
ワーキングエリアに格納された第1のライセンス情報
を、第1の端末装置に送り返す。第10および第11の
発明によれば、不当なユーザからのライセンス情報の変
換処理の要求を排除することができる。
【0021】第12の発明は、第1の発明に従属してお
り、処理部は、ワーキングエリアに格納された第1のラ
イセンス情報の構成要素毎に変換処理が許可されている
か否かを判定し、変換処理が許可されていると判断され
た構成要素のみを使って、ワーキングエリアに格納され
た第1のライセンス情報を第2の端末装置向けの第2の
ライセンス情報に変換する処理部とを備える。
【0022】第13の発明は、第12の発明に従属して
おり、ライセンス情報は、構成要素の変換処理が許可さ
れているか否かを示す変換可否情報を含んでいる。処理
部は、ワーキングエリアに格納された第1のライセンス
情報の構成要素毎に変換処理が許可されているか否か
を、第1のライセンス情報に含まれる変換可否情報を使
って判定する。
【0023】第14の発明は、第12の発明に従属して
おり、処理部は、ワーキングエリアに格納された第1の
ライセンス情報の構成要素毎に変換処理が許可されてい
るか否かを示す変換可否情報を、外部から取得し、取得
した変換可否情報を使って、ワーキングエリアに格納さ
れた第1のライセンス情報の構成要素毎に変換処理が許
可されているか否かを判定する。
【0024】第12〜第14の発明によれば、第1のラ
イセンス情報の構成要素毎に、変換処理をコントロール
できるので、コンテンツデータの配信者側の意図を考慮
した変換装置を提供することができる。
【0025】第15の発明は、第12の発明に従属して
おり、第1の端末装置は、第1のサーバと接続されてお
り、処理部は、ワーキングエリアに格納された第1のラ
イセンス情報の内、変換処理が許可されていない構成要
素を、第1のサーバに送り返す。
【0026】第16の発明は、第12の発明に従属して
おり、処理部は、ワーキングエリアに格納された第1の
ライセンス情報の内、変換処理が許可されていない構成
要素を内部に保持する。
【0027】第15および第16の発明によれば、変換
処理が許可されていない第1のライセンス情報の構成要
素については、第1のサーバに返したり、内部に保持し
たりするので、典型的には、変換後の第2のライセンス
情報を、第1のライセンス情報に再変換する際に使うこ
とが可能となる。
【0028】第17の発明は、第1および第2の端末装
置が、互いに異なる第1および第2のライセンス情報に
従って、コンテンツデータを利用する環境に適用可能な
変換方法であって、第1の端末装置向けの第1のライセ
ンス情報をワーキングエリアに格納する格納ステップ
と、ワーキングエリアに格納された第1のライセンス情
報を、第2の端末装置向けの第2のライセンス情報に変
換する変換ステップとを備える。
【0029】第18の発明は、第17の発明に従属して
おり、変換方法は、コンピュータ装置で実行されるコン
ピュータプログラムとして実現される。第19の発明
は、第17の発明に従属しており、変換装置は、コンピ
ュータ装置で実行されるコンピュータプログラムとして
記憶媒体に記録される。
【0030】
【発明の実施の形態】「第1の実施形態」図1は、本発
明の第1の実施形態に係る変換装置Uc1と、その周辺環
境とを示すブロック図である。図1において、変換装置
Uc1は、コンテンツ配信システムScd1 およびScd2
と、有線または無線の伝送路Nを介して、データ通信可
能に接続される。また、コンテンツ配信システムScd1
には、少なくとも1つのサーバ21と、少なくとも1つ
の端末装置22とが、上述の伝送路Nを介してデータ通
信可能に接続される。ここで、サーバ21は、コンテン
ツ配信の一例としての音楽配信に関わる事業者α側に設
置され、端末装置22は、事業者αとの契約に基づい
て、音楽配信を受ける契約者β側に設置される。また、
コンテンツ配信システムScd2 には、少なくとも1つの
サーバ31と、少なくとも1つの端末装置32とが、上
述の伝送路Nを介してデータ通信可能に接続される。こ
こで、サーバ31は、コンテンツ配信の一例としての音
楽配信に関わる事業者γ側に設置され、端末装置32
は、事業者γとの契約に基づいて、音楽配信を受ける契
約者δ側に設置される。ここで、本実施形態では説明を
分かりやすくする観点から、事業者γは事業者αとは異
なる者であり、さらに、契約者δは契約者βとは異なる
者であると仮定する。ただし、契約者βは契約者δと同
一人であっても良い。つまり、契約者βでありかつ契約
者δでもある単一のユーザが、互いに異なるコンテンツ
配信システムScd1 およびScd2 の双方に加入してお
り、端末装置22および端末装置32の双方を所有して
いる場合にも、本実施形態に係る変換装置Uc1は有効で
ある。
【0031】以下、コンテンツ配信システムScd1 およ
びScd2 ならびに変換装置Uc1の順番で、それぞれの詳
細な構成について説明する。
【0032】図2は、図1に示すサーバ21および端末
装置22の詳細な構成を示すブロック図である。図2に
おいて、サーバ21は、コンテンツデータベース(以
下、コンテンツDBと称す)211と、復号鍵データベ
ース(以下、復号鍵DBと称す)212と、ユーザ情報
データベース(以下、ユーザ情報DBと称す)213
と、利用権データベース(以下、利用権DBと称す)2
14と、中央処理部215と、ワーキングエリア216
と、通信部217と、フォーマット格納部218とを備
えている。また、端末装置22は、識別子格納部221
と、通信部222と、中央処理部223と、ワーキング
エリア224と、蓄積装置225とを備えている。
【0033】次に、コンテンツ配信システムScd1 にお
いて、契約者βが事業者αからコンテンツ配信を受ける
までに必要となる準備について説明する。まず、図2の
コンテンツDB211と、復号鍵DB212と、ユーザ
情報DB213とが事業者αにより構築される。
【0034】より具体的には、事業者αは、図3(a)
に示すように、契約者βに提供すべきコンテンツデータ
Dct1 を用意する。コンテンツデータDct1 は、端末装
置22で利用可能であり、本実施形態では、音楽を表
す。また、コンテンツデータDct1 のそれぞれに、事業
者αは、コンテンツ識別子Ict1 を割り当てる。コンテ
ンツ識別子Ict1 は、コンテンツデータDct1 の内容を
一意に特定するコードである。上述のように、コンテン
ツデータDct1 が音楽を表す場合、コンテンツ識別子I
ct1 として適用可能なものに、ISRC(International
Standard Recording Code )がある。ISRCに関して
は、2001年7月23日時点で、http://www.ifpi.or
g/index.htmlに記載されている。
【0035】さらに、事業者αは、各コンテンツデータ
Dct1 に暗号鍵Ke1を割り当てる。専用の暗号鍵Ke1に
より、以上のコンテンツデータDct1 は暗号化され、そ
れによって、暗号済みコンテンツデータDect1が生成さ
れる。コンテンツDB211は、図3(b)に示すよう
に、以上のコンテンツ識別子Ict1 および暗号済みコン
テンツデータDect1の組み合わせの集まりとなる。コン
テンツDB211において、コンテンツ識別子Ict1 は
特に、同じ組みの暗号済みコンテンツデータDect1を一
意に特定する。なお、以下の説明の便宜のため、図3
(a)に示す1つの暗号済みコンテンツデータDect1に
は、コンテンツ識別子Ict1 としての「a」が付加され
ると仮定する。さらに、その暗号済みコンテンツデータ
Dect1は、暗号鍵Ke1としての「b」により暗号化され
ると仮定する。
【0036】また、サーバ21から端末装置22には、
上述の暗号済みコンテンツデータDect1が配信される。
それ故、端末装置22には、暗号済みコンテンツデータ
Dect1を復号可能な復号鍵Kd1が提供される必要があ
る。そのため、事業者αは、コンテンツDB211内の
各暗号鍵Ke1(図4(a)参照)に対応する復号鍵Kd1
を準備する。ここで、復号鍵Kd1は、暗号鍵Ke1と同じ
ビット列からなっていてもよいし(共通鍵暗号化方
式)、当該暗号鍵Ke1と異なるビット列からなっていて
もよい(公開鍵暗号化方式)。復号鍵DB212は、図
4(a)に示すように、前述のコンテンツ識別子Ict1
および復号鍵Kd1の組み合わせの集まりとなる。復号鍵
DB212において、復号鍵Kd1は、同じ組みのコンテ
ンツ識別子Ict1 で特定可能な暗号済みコンテンツデー
タDect1の復号に使用される。
【0037】なお、以下の説明の便宜のため、図4
(a)において、コンテンツ識別子Ict1 としての
「a」と同じ組みには、復号鍵Kd1として「c」が登録
されると仮定する。上述からも明らかであるが、復号鍵
Kd1としての「c」は、暗号鍵Ke1としての「b」に対
応している。
【0038】また、上述の契約者βは、事業者αから音
楽配信を受けるための加入契約を交わす。加入契約に基
づいて、事業者αは、契約者βに、端末識別子Itn1 を
割り当てる。端末識別子Itn1 は、コンテンツ配信シス
テムScd1 において、契約者βの端末装置22を一意に
特定する。ユーザ情報DB213は、図4(b)に示す
ように、以上のような端末識別子Itn1 の集まりとな
る。ここで図2を再度参照する。以上の端末識別子Itn
1 はさらに、契約者β側の端末装置22における識別子
格納部221にも設定される。
【0039】なお、端末識別子Itn1 は、端末装置22
の工場出荷時に予め、識別子格納部221に設定されて
いてもよい。このような場合、契約者βは、上述の加入
契約の際に、端末装置22に設定されている端末識別子
Itn1 を事業者αに通知する。事業者αは、通知された
端末識別子Itn1 を、上述のユーザ情報DB213に登
録する。
【0040】なお、以下の説明の便宜のため、図4
(b)に示すように、ユーザ情報DB213には、端末
装置22のために、1つの端末識別子Itn1 として「x
1」が登録されると仮定する。この仮定下では、図2に
示すように、識別子格納部221には、端末識別子Itn
1 としての「x1」が設定される。
【0041】また、図5には、利用権DB214が示さ
れているが、これについては後で説明する。
【0042】図6は、図1のサーバ31および端末装置
32の詳細な構成を示すブロック図である。図6におい
て、サーバ31は、コンテンツデータベース(以下、コ
ンテンツDBと称す)311と、復号鍵データベース
(以下、復号鍵DBと称す)312と、ユーザ情報デー
タベース(以下、ユーザ情報DBと称す)313と、利
用権データベース(以下、利用権DBと称す)314
と、中央処理部315と、ワーキングエリア316と、
通信部317と、フォーマット格納部318とを備えて
いる。また、端末装置32は、識別子格納部321と、
通信部322と、中央処理部323と、ワーキングエリ
ア324と、蓄積装置325とを備えている。
【0043】以上の構成のコンテンツ配信システムScd
2 においても、コンテンツ配信システムScd1 と同様
に、まず、コンテンツDB311と、復号鍵DB312
と、ユーザ情報DB313とが事業者γにより構築され
る。
【0044】より具体的には、図3(a)を参照して説
明したのと同様に、事業者γは、契約者δに提供すべき
コンテンツデータDct2 (図示せず)を用意する。ここ
で、コンテンツデータDct2 は、本実施形態では、端末
装置32で利用可能であり、音楽を表す。また、コンテ
ンツデータDct2 のそれぞれには、前述のISRCのよ
うに、その内容を一意に特定するコンテンツ識別子Ict
2 (図7(a)参照)が割り当てられる。ここで、注意
を要するのは、事業者αおよびγは、独自にコンテンツ
データDct1 およびDct2 を用意するが、これらは互い
に同じ内容を表す場合がある。その一例を挙げると、コ
ンテンツデータDct1およびDct2 の双方が同一歌手に
よる同一曲を表す場合である。つまり、本実施形態で
は、コンテンツデータDct2 は、それが表す内容につい
て、コンテンツデータDct1 と同一性を有する。このよ
うな同一性を有するコンテンツデータDct1 およびDct
2 には、互いに同じコードを有するコンテンツ識別子I
ct1 およびIct2 が割り当てられる。
【0045】さらに、各コンテンツデータDct2 には暗
号鍵Ke2(図7(a)参照)が割り当てられる。専用の
暗号鍵Ke2により、以上のコンテンツデータDct2 は暗
号化され、それによって、暗号済みコンテンツデータD
ect2(図7(a)参照)が生成される。ここで、本実施
形態では、コンテンツ配信システムScd1 およびScd2
において、暗号鍵Ke2は、前述の暗号鍵Ke1と同じと仮
定する。
【0046】コンテンツDB311は、図7(a)に示
すように、コンテンツ識別子Ict2および、暗号済みコ
ンテンツデータDect2の組み合わせの集まりとなる。こ
こで注意を要するのは、以上のコンテンツDB311に
おいて、少なくとも1つの暗号済みコンテンツデータD
ect2は、コンテンツDB211の暗号済みコンテンツデ
ータDect1と、前述の同一性を有する。したがって、こ
のような同一性を有する暗号済みコンテンツデータDec
t2には、対応する暗号済みコンテンツデータDect1に付
加されるコンテンツ識別子Ict1 と同一のコードを有す
るコンテンツ識別子Ict2 が付加される。
【0047】なお、説明の便宜のため、図7(a)に示
す1つの暗号済みコンテンツデータDect2は、暗号鍵K
e1と同一の暗号鍵Ke2としての「b」で暗号化され、図
3(b)の上側に示す暗号済みコンテンツデータDect1
と同一性を有すると仮定する。この仮定下では、上記暗
号済みコンテンツデータDect2には、自身と同一性があ
る暗号済みコンテンツデータDect1のコンテンツ識別子
Ict1と同じコードを示す「a」が、コンテンツ識別子
Ict2 として付加される。
【0048】事業者αの場合と同様の理由で、事業者γ
は、コンテンツDB311内の各暗号鍵Ke2に対応する
復号鍵Kd2を準備する。ここで、復号鍵Kd2は、暗号鍵
Ke2と同じビット列からなっていてもよいし(共通鍵暗
号化方式)、当該暗号鍵Ke2と異なるビット列からなっ
ていてもよい(公開鍵暗号化方式)。なお、本実施形態
では、便宜上、復号鍵Kd2は、前述の復号鍵Kd1と同一
であると仮定する。復号鍵DB312は、図7(b)に
示すように、前述のコンテンツ識別子Ict2 および、復
号鍵Kd2の組み合わせの集まりとなる。
【0049】なお、説明の便宜のため、図7(b)にお
いて、コンテンツ識別子Ict2 としての「a」と同じ組
みには、復号鍵Kd2として「c」が登録されると仮定す
る。上述からも明らかであるが、復号鍵Kd2としての
「c」は、暗号鍵Ke2としての「b」による暗号済みコ
ンテンツデータDect2の復号に使用される。
【0050】また、上述の契約者δもまた、事業者γか
ら音楽配信を受けるための加入契約を交わす。従って、
事業者γは、契約者δに、端末識別子Itn2 を契約者δ
に割り当てるか、当該契約者δから受け取るかする。端
末識別子Itn2 は、コンテンツ配信システムScd2 にお
いて、契約者δの端末装置32を一意に特定する。ユー
ザ情報DB313は、図8(a)に示すように、以上の
ような端末識別子Itn2 の集まりとなる。また、以上の
端末識別子Itn2 はさらに、図6に示すように端末装置
32の識別子格納部321にも設定される。
【0051】なお、説明の便宜のため、図8(a)に示
すように、ユーザ情報DB313には、1つの端末識別
子Itn2 として「x2」が登録されると仮定する。この
仮定下では、図6に示すように、識別子格納部321に
は、端末識別子Itn2 としての「x2」が設定される。
【0052】また、図8(b)には、利用権DB314
が示されているが、これについては後で説明する。
【0053】図9は、図1に示す変換装置Uc1の構成を
示すブロック図である。図9において、変換装置Uc1
は、プログラム格納部11と、中央処理部12と、ワー
キングエリア13と、通信部14とを備えている。プロ
グラム格納部11は、典型的には、ROMまたはハード
ディスクドライブで構成され、プログラムPc1を格納す
る。中央処理部12は、プログラムPc1に従って動作し
て、本実施形態の特徴であるライセンス情報の変換処理
(図17および図18参照)を行う。ワーキングエリア
13は、中央処理部12が各種処理を行う際に使用され
る。通信部14は、前述の伝送路Nに接続されており、
コンテンツ配信システムScd1 およびScd2 との通信を
行う。
【0054】次に、以上のような構成を有する変換装置
Uc1、ならびにコンテンツ配信システムScd1 およびS
cd2 における動作を説明する。
【0055】以下、まず、図10を参照して、コンテン
ツ配信システムScd1 において、端末装置22がサーバ
21からコンテンツ配信を受ける時の各部の処理につい
て説明する。まず、契約者βは、端末装置22を操作し
て、サーバ21にアクセスして、コンテンツDB211
に蓄積されているコンテンツデータDct1 の中から、今
回取得したいもののコンテンツ識別子Ict1 を特定す
る。以降の説明において、今回特定されたコンテンツデ
ータDct1 を、取得対象コンテンツデータDct1と称す
る。さらに、契約者βは、取得対象コンテンツデータD
ct1 を利用する際の利用条件Cct1 を指定する。
【0056】以下、利用条件Cct1 について、より詳細
に説明する。コンテンツデータDct1 が音楽を表す場
合、利用条件Cct1 としては、有効期間、再生回数、最
大連続再生時間、総再生時間または再生品質が代表的で
ある。また、利用条件Cct1 は、有効期間、再生回数、
最大連続再生時間、総再生時間および再生品質の内、2
つ以上の組み合わせであってもよい。利用条件Cct1 と
しての有効期間は、例えば、2001年6月1日から2
001年8月31日までと設定され、設定された期間に
限り、端末装置22は、コンテンツデータDct1 を再生
できる。再生回数は、例えば、5回と設定され、設定さ
れた回数に限り、端末装置22は、コンテンツデータD
ct1 を再生できる。最大連続再生時間は、例えば、10
秒と設定され、端末装置22における1回の再生におい
て、コンテンツデータDct1 の再生が許される最大の時
間である。このような最大連続再生時間は、音楽のプロ
モーションに特に有効である。総再生時間は、例えば、
10時間と設定され、設定された時間の範囲内であれ
ば、端末装置22は、コンテンツデータDct1 を自由に
再生できる。再生品質は、例えば、CD(Compact Disc)
の品質と設定され、端末装置22は、設定された再生品
質でコンテンツデータDct1 を再生できる。なお、利用
条件Cct1 の種類は本実施形態の本質的な事項ではない
ので、当該実施形態では、便宜上、利用条件Cct1 は、
コンテンツデータDct1 の再生回数であるとして、以下
の説明を続ける。
【0057】上述したように、契約者βは、端末装置2
2を操作して、コンテンツ識別子Ict1 および利用条件
Cct1 を指定する。このような指定により、端末装置2
2のワーキングエリア224上に、コンテンツ識別子I
ct1 および利用条件Cct1 が格納される。これらの格納
に応答して、中央処理部223は、図11(a)に示す
取得要求Drrを生成する(図10;ステップS11)。
取得要求Drrは、取得対象コンテンツデータDct1 の配
信をサーバ11に要求するための情報である。ステップ
S11をより具体的に説明すると、まず、中央処理部2
23は、識別子格納部221内の端末識別子Itn1 をワ
ーキングエリア224に転送する。その後、中央処理部
223は、ワーキングエリア224上の端末識別子Itn
1 、コンテンツ識別子Ict1 および利用条件Cct1 に、
予め定められた取得要求識別子Irrを付加して、取得要
求Drr(図11(a)参照)を生成する。ここで、取得
要求識別子Irrは、サーバ21が取得要求Drrを特定す
るために使用される。
【0058】中央処理部223は、生成した取得要求D
rrを、ワーキングエリア224から通信部222に転送
し、通信部222は、受け取った取得要求Drrを、伝送
路Nを通じて、サーバ21に送信する(ステップS1
2)。
【0059】サーバ21(図2参照)において、通信部
217は、伝送路Nからの取得要求Drrを受信して、ワ
ーキングエリア216に転送し格納する。この格納に応
答して、中央処理部215は、取得要求Drrに設定され
ている端末識別子Itn1 に一致するものが、上述のユー
ザ情報DB213(図4(b)参照)に登録されている
か否かを確認する(ステップS13)。一致する端末識
別子Itn1 が登録されていない場合、中央処理部215
は、今回取得要求Drrが、契約者β以外のものであると
判断して、これを廃棄し(ステップS14)、処理を終
了する。また、そうでない場合、中央処理部215は、
契約者βの取得要求Drrを受け取ったと判断して、利用
権登録処理を行う(ステップS15)。
【0060】ステップS15において、まず、中央処理
部215は、まず、その取得要求識別子Irrを確認し
て、今回、取得要求Drrを受け取ったことを認識する。
次に、中央処理部215は、今回の取得要求Drrから、
端末識別子Itn1 、コンテンツ識別子Ict1 、および利
用条件Cct1 を取り出して、それらの組み合わせを利用
権DB214に登録する。ここで、取得要求Drrによ
り、端末装置22は、コンテンツデータDct1 の取得だ
けでなく、取得対象コンテンツデータDct1 の利用権も
要求している。つまり、端末識別子Itn1 、コンテンツ
識別子Ict1 および利用条件Cct1 の組み合わせは、取
得対象コンテンツデータDct1 を端末装置22が利用条
件Cct1 に従って利用するという権利を示す。以上の観
点から、中央処理部215は、取得要求Drrから取り出
した組み合わせを利用権情報Drgt1として扱う。つま
り、利用権DB214は、図5に示すように、端末識別
子Itn1、コンテンツ識別子Ict1 および利用条件Cct1
で構成される利用権情報Drgt1の組み合わせの集まり
となる。
【0061】ここで、以上の利用権DB214に登録さ
れる利用権情報Drgt1の具体例について説明する。既に
説明している通り、本実施形態では、利用条件Cct1 は
再生回数であると仮定されている。さらに、今回の取得
要求Drrには、端末識別子Itn1 として「x1」、コン
テンツ識別子Ict1 として「a」および利用条件Cct1
として「再生m回」(mは自然数)が設定されていると
仮定する。以上の仮定下では、図5に示すように、1つ
の利用権情報Drgt1には、端末識別子Itn1 としての
「x1」、コンテンツ識別子Ict1 としての「a」およ
び利用条件Cct1としての「再生m回」が設定される。
【0062】なお、本実施形態の技術的特徴とは関係な
いが、ステップS15において、中央処理部215は、
利用権情報Drgt1の登録毎に、契約者βに対する課金を
行ってもよい。
【0063】次に、中央処理部215は、コンテンツD
B211(図3(b)参照)にアクセスして、今回の取
得要求Drrにより指定されるコンテンツ識別子Ict1 、
およびそれが割り当てられている暗号済みコンテンツデ
ータDect1を、図11(b)に示すようなデータセット
Dst1 として、ワーキングエリア216上に読み出す
(ステップS16)。中央処理部215は、読み出した
データセットDst1 をワーキングエリア216から通信
部217に転送し、通信部217は、受け取ったデータ
セットDst1を、伝送路Nを通じて、端末装置22に送
信する(ステップS17)。
【0064】端末装置22において、通信部222は、
伝送路NからのデータセットDst1を受信して(ステッ
プS18)、ワーキングエリア224に転送し格納す
る。この格納に応答して、中央処理部223は、それに
含まれるコンテンツ識別子Ict1 から、今回、送信した
暗号済みコンテンツデータDct1 を受信したことを認識
する。その後、中央処理部223は、コンテンツ識別子
Ict1 および暗号済みコンテンツデータDect1 を、蓄
積装置225に格納する(ステップS19)。
【0065】デジタルライツの保護の観点から、端末装
置22は、暗号済みコンテンツデータDect1を受信する
ので、それを利用するには、サーバ21により提供され
る復号鍵Kd1で、暗号済みコンテンツデータDect1を復
号する必要がある。ここで、本コンテンツ配信システム
Scd1 では、復号鍵Kd1を端末装置22に提供するため
に、後で詳説するライセンス情報Dlc1 が用いられる。
以下、図12および図13を参照して、端末装置22が
サーバ21からライセンス情報Dlcの提供を受ける時の
各部の処理について説明する。
【0066】まず、契約者βは、端末装置22を操作し
て、蓄積装置225に格納されている暗号済みコンテン
ツデータDect1の中から、今回利用したいものを、復号
対象コンテンツデータDect1として指定する。このよう
な指定により、蓄積装置225からワーキングエリア2
24に、復号対象コンテンツデータDect1およびそのコ
ンテンツ識別子Ict1 が転送され格納される(図12;
ステップS21)。これらの格納に応答して、中央処理
部223は、図14(a)に示す発行要求Dirを生成す
る(ステップS22)。発行要求Dirは、ライセンス情
報Dlc1 の提供をサーバ21に要求するため、つまり復
号対象コンテンツデータDect1の利用許可を受けるため
の情報である。より具体的にステップS22を説明する
と、まず、中央処理部223は、識別子格納部221内
の端末識別子Itn1 をワーキングエリア224に転送す
る。その後、中央処理部223は、ワーキングエリア2
24上の端末識別子Itn1 およびコンテンツ識別子Ict
1 に、予め定められた発行要求識別子Iirを付加して、
発行要求Dir(図14(a)参照)を生成する。ここ
で、発行要求識別子Iirは、サーバ21が発行要求Dir
を特定するために使用される。
【0067】中央処理部223は、生成した発行要求D
irを、ワーキングエリア224から通信部222に転送
し、通信部222は、受け取った発行要求Dirを、伝送
路Nを通じて、サーバ21に送信する(ステップS2
3)。
【0068】サーバ21(図2参照)において、通信部
217は、伝送路Nからの発行要求Dirを受信して、ワ
ーキングエリア216に転送し格納する。この格納に応
答して、中央処理部215は、発行要求Dirに対して、
図10のステップS13と同様の処理を行い(ステップ
S24)、対象となる端末識別子Itn1 がなければ、前
述のステップS14と同様に、今回の発行要求Dirを廃
棄する(ステップS25)。逆に、対象となる端末識別
子Itn1 があれば、中央処理部215は、まず、その発
行要求識別子Iirを確認して、今回、発行要求Dirを受
け取ったことを認識する。
【0069】このように認識すると、中央処理部215
は、利用権DB214(図5参照)に、今回の発行要求
Dir内のものと同じ端末識別子Itn1 およびコンテンツ
識別子Ict1 を含む利用権情報Drgt1が登録されている
か否かを判断する(ステップS26)。
【0070】以上のような利用権情報Drgt1が未登録で
あれば、中央処理部215は、復号対象コンテンツデー
タDect1の利用拒否を示す情報である利用拒否を生成し
て、通信部217および伝送路Nを介して、端末装置2
2に送信する(ステップS27)。端末装置22におい
て、中央処理部223は、通信部222を通じて、利用
拒否を受け取る(ステップS28)。しかし、これ以
降、中央処理部223は、復号対象コンテンツデータD
ect1の復号に必要な処理を行わない。以上のように、本
コンテンツ配信システムScd1 では、利用権DB214
に利用権情報Drgt1が未登録の場合には、サーバ21が
端末装置22側での復号を拒否する。これによって、前
述のデジタルライツを保護することが可能となる。
【0071】逆に、ステップS26において、利用権情
報Drgt1が登録済みであれば、中央処理部215は、そ
れに含まれる利用条件Cct1 を参照して、端末装置22
に利用許可を与えることができるか否かを判断する(ス
テップS29)。利用許可を付与不可能であれは、中央
処理部215は、上述のステップS27を実行する。そ
の結果、端末装置22側では、復号対象コンテンツデー
タDect1の復号に関連する処理が行われない。以上のよ
うに、本コンテンツ配信システムScd1 では、利用権D
B114に有効な利用権情報Drgt1が未登録の場合に
も、サーバ21は端末装置22における復号を拒否する
ので、上述と同様に、デジタルライツを保護することが
可能となる。
【0072】逆に、ステップS29において、利用許可
を付与可能であれば、中央処理部215は、利用許可情
報Dlw1 を生成して、ワーキングエリア216に格納す
る(ステップS210)。利用許可情報Dlw1 は、今回
の発行要求Dirにより特定される端末装置22にコンテ
ンツデータDct1 の利用を許可するための情報である。
ただし、端末装置22に無条件で利用許可を付与する
と、前述のデジタルライツを保護する観点から好ましく
ないので、利用許可情報Dlw1 は、どのような条件で端
末装置22に利用許可を与えるかを示すことが好まし
い。ここで、前述したように、利用権情報Drgt1の利用
条件Cct1 は、端末装置22がコンテンツデータDct1
をどのような条件で利用するかを示す。以上の観点か
ら、本実施形態において、利用許可情報Dlw1 は、利用
条件Cct1 を超えない範囲で、端末装置22の利用許可
を示すことがさらに好ましい。
【0073】また、本実施形態では、利用許可情報Dlw
1 の生成により、端末装置22の利用権情報Drgt1の一
部または全てが使用される。そのため、ステップS21
0の次に、中央処理部215は、使用された利用権情報
Drgt1を更新する(ステップS211)。
【0074】ここで、以上のステップS26からS21
1の処理の具体例について説明する。今、利用権DB2
14には、図5に示すように、端末識別子Itn1 として
の「x1」、コンテンツ識別子Ict1 としての「a」お
よび利用条件Cct1 としての「再生m回」から構成され
る利用権情報Drgt1が登録されていると仮定する。ま
た、今回の発行要求Dirは、端末識別子Itn1 としての
「x1」およびコンテンツ識別子Ict1 としての「a」
を含んでいると仮定する。
【0075】以上の仮定下では、ステップS26におい
て、端末識別子Itn1 としての「x1」およびコンテン
ツ識別子Ict1 としての「a」を含む利用権情報Drgt1
が登録済みであると判断される。さらに、ステップS2
9において、この利用権情報Drgt1には、「再生m回」
と設定されているので、端末装置22に利用許可を与え
ることが可能と判断される。以上のように判断される
と、ステップS210において、利用許可情報Dlw1 が
生成される。この時生成される利用許可情報Dlw1 は、
例えば、「再生n回」を示す。ここで、nは、上述のm
を超えない自然数であり、より好ましくは、端末装置2
2の処理能力に応じて設定される。例えば、端末装置2
2が相対的に低い性能のハードウェアを搭載している場
合であれば、nは、「1」のように、端末装置22が復
号対象コンテンツデータDect1を利用可能な最低限の値
に設定されることが好ましい。また、便宜上、本実施形
態では、n=1であるとして、説明を続ける。
【0076】以上のことから、端末装置22(端末識別
子Itn1 が「x1」)は、コンテンツデータDct1 (コ
ンテンツ識別子Ict1 が「a」)の利用権をn回使うこ
とになる。そのため、ステップS211において、利用
条件Cct1 が「再生m回」から「再生(m−n)回」に
更新される。
【0077】ステップS211の次に、中央処理部21
5は、復号鍵DB212(図4(a)参照)から、今回
の発行要求Dirに含まれるものと同じコンテンツ識別子
Ict1 と同じ組みの復号鍵Kd1を、ワーキングエリア2
16に読み出す(図13;ステップS212)。次に、
中央処理部215は、今回の発行要求Dirから、端末識
別子Itn1 およびコンテンツ識別子Ict1 をワーキング
エリア216に取り出す(ステップS213)。以上の
ステップS213により、ワーキングエリア216上に
は、端末識別子Itn1 、コンテンツ識別子Ict1 、利用
許可情報Dlw1および復号鍵Kd1が揃う。中央処理部2
15は、次に、ワーキングエリア216上の端末識別子
Itn1 、コンテンツ識別子Ict1 、利用許可情報Dlw1
および復号鍵Kd1を順番に並べて、図14(b)に示す
ライセンス情報Dlc1 を生成する(ステップS21
4)。以上のライセンス情報Dlc1 は、復号対象コンテ
ンツデータDect1の端末装置22における利用を制御す
るための情報である。なお、図14(b)におけるp1
〜p4 については後述する。
【0078】ここで、前述の仮定に従えば、今回のライ
センス情報Dlc1 において、端末識別子Itn1 は「x
1」であり、コンテンツ識別子Ict1 は「a」であり、
利用許可情報Dlw1 は「1」であり、さらに、復号鍵K
d1は「c」である。
【0079】以上のようにして生成したライセンス情報
Dlc1 を、中央処理部215は、ワーキングエリア21
6から通信部217に転送し、通信部217は、受け取
ったライセンス情報Dlc1 を、伝送路Nを通じて、端末
装置22に送信する(ステップS215)。なお、ライ
センス情報Dlc1 は、契約者βに無関係な者に利用され
てはならないので、サーバ21および端末装置22は、
SSL(Secure SocketLayer) に代表される安全な通信
下で、ライセンス情報Dlc1 を交換することが好まし
い。
【0080】端末装置22において、通信部222は、
伝送路Nからのライセンス情報Dlc1 を受信して、受信
ライセンス情報Dlc1 に基づいて、それが自局宛のもの
か否かを判定する(ステップS216)。受信ライセン
ス情報Dlc1 が自局宛のものでなければ、中央処理部2
23は、以降の処理を行わない。それに対して、自局宛
のライセンス情報Dlc1 を受信したと判定した場合、中
央処理部223は、それをワーキングエリア224に転
送し格納する。この格納に応答して、中央処理部223
は、今回のライセンス情報Dlc1 内の利用許可情報Dlw
1 を参照して、復号対象コンテンツデータDect1の利用
許可が付与されているか否かを判定する(ステップS2
17)。
【0081】利用許可が付与されていなければ、中央処
理部223は、以降の処理を行わない。以上のように、
本コンテンツ配信システムScd1 では、サーバ21から
利用許可が付与されない限り、端末装置22は、復号対
象コンテンツデータDect1の復号を行えない。これによ
って、前述のデジタルライツを保護することが可能とな
る。
【0082】逆に、ステップS217において、利用許
可が付与されていれば、中央処理部223は、受け取っ
たライセンス情報Dlc1 から、復号鍵Kd1を取り出す
(ステップS218)。ここで、以上のステップS21
7およびS218の具体例について説明する。上述の仮
定下では、今回のライセンス情報Dlc1 の利用許可情報
Dlw1 により、コンテンツデータDct1 の再生が1回だ
け許可されている。かかる場合、中央処理部223は、
利用許可情報Dlw1 に設定される再生回数が「1」であ
るから、ステップS217において復号対象コンテンツ
データDect1の利用許可が付与されていると判断して、
ステップS218において、受け取ったライセンス情報
Dlc1 から復号鍵Kd1としての「c」を取り出す。
【0083】次に、前述したように、ワーキングエリア
224には、復号対象コンテンツデータDect1がすでに
格納されている(図12;ステップS21参照)。この
復号対象コンテンツデータDect1を、中央処理部223
は、ステップS218で得られた復号鍵Kd1で復号する
(ステップS219)。これにより、中央処理部223
は、コンテンツデータDct1 を得ることが可能となり、
図示しないスピーカから音楽を出力させる。これによ
り、契約者βは、好みの音楽を聴くことができる。な
お、中央処理部223は、本実施形態のように、利用許
可情報Dlw1 が再生回数を示す場合には、以上のコンテ
ンツデータDct1 の再生が終了する度に、今回のライセ
ンス情報Dlc1 における利用許可情報Dlw1 を「1」だ
けデクリメントすることが好ましい。
【0084】また、図6に示すコンテンツ配信システム
Scd2 においても、コンテンツ配信システムScd1 と同
様にして、端末装置32は、サーバ31からコンテンツ
配信およびライセンス情報の提供を受ける。コンテンツ
配信時の両者の処理は、図10を参照すれば明らかであ
り、ライセンス情報提供時の両者の処理は、図12およ
び図13を参照すれば明らかであるため、その説明を省
略する。また、ライセンス情報提供時、サーバ31は、
図8(b)に示す利用権DB314を参照して、ライセ
ンス情報Dlc1 と同様に、端末装置32における、コン
テンツデータDct2 の利用を制御するためのライセンス
情報Dlc2 を生成する。
【0085】なお、以上の説明において、コンテンツデ
ータDct1 は、音楽を表すだけに限らず、端末装置22
が利用可能であれば、どのようなデータであってもよ
い。その例として、テレビ番組、映画、ラジオ番組、音
楽、書籍または印刷物を、コンテンツデータDct1 は表
していてもよい。また、以上の説明では、コンテンツデ
ータDct1 が音楽を表す場合の利用条件Cct1 について
説明した。しかし、上述のみに限らず、利用条件Cct1
は、コンテンツデータDct1 が表す内容に応じて、適切
に設定されることが好ましい。以上の説明では、便宜
上、コンテンツデータDct1 が音楽を表すことから、端
末装置22は、ステップS218で復号されたコンテン
ツデータDct1 が表す音楽をスピーカから出力するとし
て説明した。しかし、これに限らず、端末装置22は、
コンテンツデータDct1 の種類に応じて、テレビ番組、
映画、書籍および印刷物およびゲーム内容を映像出力可
能なもの、ラジオ番組を音声出力可能なものに置換され
てもよい。さらに、端末装置22は、復号されたコンテ
ンツデータDct1 を、外部の機器(テレビジョン受像
機、ラジオ受信機、音楽再生機、電子ブックリーダ、ゲ
ーム機器、PC、情報携帯端末、携帯電話、外部記憶装
置等)に転送可能なインターフェイスを備えていてもよ
い。以上のことは、コンテンツ配信システムScd2 にも
同様に当てはまる。
【0086】ところで、上述の説明では、端末装置22
は、サーバ21から提供されたライセンス情報Dlc1 を
使って、コンテンツデータDct1 の利用を制御するよう
にしていた。それに加えて、契約者βは、自分のライセ
ンス情報Dlc1 を、コンテンツデータDct1 の利用のた
めに使わず、事業者γのコンテンツ配信に加入している
契約者δに譲渡したい場合がある。しかしながら、従
来、ライセンス情報Dlc1 の譲渡は、コンテンツ配信シ
ステムScd1 およびScd2 が色々な面でポリシーが互い
に異なる事業者αおよびγにより管理されるので、困難
であった。また、契約者βは契約者δと同一人である場
合、ユーザは、コンテンツ配信システムScd1 で利用可
能なライセンス情報Dlc1 を、コンテンツ配信システム
Scd2 に対応する端末装置32で使いたい場合もある。
しかしながら、従来、このようなライセンス情報Dlc1
の変更もまた、事業者αおよびγの互いに異なるポリシ
ーに起因して困難であった。
【0087】ここで、本実施形態では、事業者αおよび
γのポリシーの相違が、ライセンス情報Dlc1 およびD
lc2 のフォーマットに現れていると仮定する。ここで、
ライセンス情報Dlc1 は、図14(b)を参照して説明
したが、より具体的には、端末識別子Itn1 は、ライセ
ンス情報Dlc1 の先頭ビットから起算して、p1 ビット
までに、コンテンツ識別子Ict1 は、(p1 +1)ビッ
トからp2 ビットまでに、利用許可情報Dlw1 は、(p
2 +1)ビットからp3 ビットまでに、さらに、復号鍵
Kd1は、(p3 +1)ビットからp4 ビットまでに設定
される。ここで、p1 〜p4 は、p1 <p2 <p3 <p
4 を満たす自然数である。
【0088】以上のライセンス情報Dlc1 のフォーマッ
トを表すフォーマットデータDfm1が、サーバ21のフ
ォーマット格納部218に格納される。前述のように、
ライセンス情報Dlc1 は、端末識別子Itn1 、コンテン
ツ識別子Ict1 、利用許可情報Dlw1 および復号鍵Kd1
という構成要素から構成される。この場合、フォーマッ
トデータDfm1 は、図15(a)に示すように、ライセ
ンス情報Dlc1 の構成要素数に相当する4組の要素情報
Imt11およびビット位置情報Ibp11〜要素情報Imt14お
よびビット位置情報Ibp14から構成される。要素情報I
mt11は、端末識別子Itn1 を特定する。要素情報Imt12
は、コンテンツ識別子Ict1 を特定する。要素情報Imt
13は、利用許可情報Dlw1 を特定する。さらに、要素情
報Imt14は、復号鍵Kd1を特定する。また、ビット位置
情報Ibp11は、端末識別子Itn1の開始ビット位置であ
る1およびその終了ビット位置であるp1 から構成され
る。ビット位置情報Ibp12は、コンテンツ識別子Ict1
の開始ビット位置である(p1 +1)およびその終了ビ
ット位置であるp2 から構成される。ビット位置情報I
bp13は、利用許可情報Dlw1 の開始ビット位置である
(p2 +1)および終了ビット位置であるp3 から構成
される。また、ビット位置情報Ibp14は、復号鍵Kd1の
開始ビット位置である(p3 +1)および終了ビット位
置であるp4 から構成される。
【0089】また、ライセンス情報Dlc2 は、上述のよ
うにサーバ32で生成される情報であり、図15(b)
に示すように、端末識別子Itn2 、コンテンツ識別子I
ct2、利用許可情報Dlw2 および復号鍵Kd2を含んでい
る。ここで、利用許可情報Dlw2 は、端末装置32にお
けるコンテンツデータDct2 の利用を制御するための情
報である。端末識別子Itn2 は、ライセンス情報Dlc2
の先頭ビットから起算して、q1 ビットまでに、コンテ
ンツ識別子Ict2 は、(q1 +1)ビットからq2 ビッ
トまでに、利用許可情報Dlw2 は、(q2 +1)ビット
からq3 ビットまでに、さらに、復号鍵Kd2は、(q3
+1)ビットからq4 ビットまでに設定される。ここ
で、q1 〜q4 は、q1 <q2 <q3 <q4 を満たす自
然数である。
【0090】ここで、注意を要するのは、前述したよう
に、ライセンス情報Dlc1 は、コンテンツ識別子Ict1
により特定されるコンテンツデータDct1 の利用を制御
する情報である。従って、ライセンス情報Dlc2 におい
て、コンテンツ識別子Ict2は、ライセンス情報Dlc1
により利用可能なコンテンツデータDct1 と同一性を有
するコンテンツデータDct2 のものでなくてはならな
い。また、本実施形態では、互いに同一性があるコンテ
ンツデータDct1 およびDct2 には、同じコードのコン
テンツ識別子Ict1 およびIct2 が割り当てられる。以
上のことから、上述のp1 およびq1 は同じ値であると
して、以降の説明を続ける。また、前述したように、本
実施形態では、復号鍵Kd1およびKd2は互いに同じであ
ると仮定されている。以上のことから、(p3 −p2 )
および(q3 −q2 )は同じ値として、以降の説明を続
ける。つまり、本実施形態では、端末識別子Itn1 およ
び端末識別子Itn2 を表現するためのビット数と、利用
許可情報Dlw1 およびDlw2を表現するためのビット数
とが相違する。
【0091】以上のライセンス情報Dlc2 のフォーマッ
トを表すフォーマットデータDfm2が、サーバ31のフ
ォーマット格納部318に格納される。フォーマットデ
ータDfm2 は、図16に示すように、ライセンス情報D
lc2 の構成要素に関連して、4組の要素情報Imt21およ
びビット位置情報Ibp21〜要素情報Imt24およびビット
位置情報Ibp24から構成される。要素情報Imt21は、端
末識別子Itn2 を特定する。要素情報Imt22は、コンテ
ンツ識別子Ict2 を特定する。要素情報Imt23は、利用
許可情報Dlw2 を特定する。さらに、要素情報Imt24
は、復号鍵Kd2を特定する。また、ビット位置情報Ibp
21は、端末識別子Itn2 の開始ビット位置である1およ
びその終了ビット位置q1 から構成される。ビット位置
情報Ibp22は、コンテンツ識別子Ict2 の開始ビット位
置である(q1 +1)およびその終了ビット位置q2 か
ら構成される。ビット位置情報Ibp23は、利用許可情報
Dlw2 の開始ビット位置(q2 +1)および終了ビット
位置q3 から構成される。また、ビット位置情報Ibp24
は、復号鍵Kd2の開始ビット位置(q3 +1)および終
了ビット位置q4 から構成される。
【0092】上述のように、契約者δ側の端末装置32
は、ライセンス情報Dlc2 を解釈することはできるが、
ライセンス情報Dlc1 をそのまま受け取っても、解釈す
ることができないという問題点があった。そこで、変換
装置Uc1は、ライセンスの変換処理を行って、ライセン
ス情報Dlc1 のフォーマットを、端末装置32で利用で
きるように変換する。
【0093】以下、図17および図18を参照して、ラ
イセンス変換時における変換装置Uc1および端末装置2
2の処理について説明する。まず、契約者βは、端末装
置22を操作して、今回変換対象となるライセンス情報
Dlc1 を指定する。さらに、契約者βは、端末装置22
を操作して、変換対象となるライセンス情報Dlc1 を最
終的に利用する端末識別子Itn2 を指定する。さらに、
契約者βは、端末装置22を操作して、変換元のライセ
ンス情報Dlc1 が使用可能なコンテンツ配信システムS
cd1 と、フォーマット変換先のコンテンツ配信システム
Scd2 とを指定する。このような指定により、ワーキン
グエリア224上に、ライセンス情報Dlc1 と、端末識
別子Itn2 と、変換元特定情報Iciおよび変換先特定情
報Idi(図19(a)参照)とが格納される。ここで、
変換元特定情報Iciとは、コンテンツ配信システムScd
1 のサーバ21を特定する情報であり、変換先特定情報
Idiとは、コンテンツ配信システムScd2 のサーバ31
を特定する情報である。
【0094】以上の格納に応答して、中央処理部223
は、図19(a)に示すような変換要求Dcrを、ワーキ
ングエリア224上で生成する(図17;ステップS3
1)。変換要求Dcrは、上述のライセンス情報Dlc1 の
変換を変換装置Uc1に要求するための情報であり、図1
9(a)に示すように、端末識別子Itn2 と、上述の変
換元特定情報Iciおよび変換先特定情報Idiとを含んで
いる。
【0095】中央処理部223は、生成した変換要求D
crおよびライセンス情報Dlc1 を、ワーキングエリア2
24から通信部222に転送し、通信部222は、受け
取った変換要求Dcrおよびライセンス情報Dlc1 を、伝
送路Nを通じて、変換装置Uc1に送信する(ステップS
32)。なお、ライセンス情報Dlc1 は、契約者βに無
関係な者に利用されてはならないので、変換装置Uc1お
よび端末装置22は、SSL(Secure Socket Layer) に
代表される安全な通信下で、少なくともライセンス情報
Dlc1 を交換することが好ましい。
【0096】変換装置Uc1(図9参照)において、通信
部14は、伝送路Nからの変換要求Dcrおよびライセン
ス情報Dlc1 を受信して、ワーキングエリア13に転送
し格納する(ステップS33)。この格納に応答して、
中央処理部12は、プログラム格納部11内のプログラ
ムPc1に従って動作し、まず、今回の変換要求Dcrか
ら、端末識別子Itn2 、変換元特定情報Iciおよび変換
先特定情報Idiを取り出す(ステップS34)。その
後、中央処理部12は、図19(b)および(c)に示
すような、変換可否要求Dcq1 およびDcq2 を、ワーキ
ングエリア13上で生成する(ステップS35)。ここ
で、変換可否要求Dcq1 は、変換対象となるライセンス
情報Dlc1 を送ってきた端末装置22がコンテンツ配信
システムScd1 の正当な契約者βであるか否かを示す第
1の変換可否情報Iack1の送信をサーバ21に要求する
ための情報であり、図19(b)に示すように、少なく
とも端末装置22の端末識別子Itn1 および変換元特定
情報Iciとを含んでいる。ここで、注意を要求するの
は、変換装置Uc1は、端末装置22と安全な通信ために
コネクションを確立しているので、変換要求Dcrに端末
識別子Itn1 を設定せずとも、端末識別子Itn1 を取得
できる点である。また、変換可否要求Dcq2 は、変換後
のライセンス情報Dlc2 を使う端末装置32がコンテン
ツ配信システムScd2 の正当な契約者δであるか否かを
示す第1の変換可否情報Iack2の送信をサーバ32に要
求するための情報であり、図19(c)に示すように、
少なくとも端末装置32の端末識別子Itn2 および変換
先特定情報Idiを含んでいる。
【0097】中央処理部12は、生成した変換可否要求
Dcq1 およびDcq2 を、ワーキングエリア13から通信
部14に転送し、通信部14は、受け取った変換可否要
求Dcq1 およびDcr2 を、伝送路Nを通じて、サーバ2
1および31に送信する(ステップS36)。
【0098】サーバ21および31(図2および図6参
照)において、通信部217および317は、伝送路N
からの変換可否要求Dcq1 およびDcq2 を受信して、ワ
ーキングエリア216および316に転送し格納する
(ステップS37)。格納された変換可否要求Dcq1 お
よびDcq2 を解釈した後、中央処理部215および31
5は、それぞれに設定される端末識別子Itn1 およびI
tn2 が、コンテンツ配信システムScd1 およびScd2 の
ユーザリスト(図示せず)に登録されているか否かをチ
ェックする(ステップS38)。
【0099】その後、中央処理部215および315の
双方は、ステップS38のチェック結果に従って、図1
9(d)および(e)に示すような、第1の変換可否情
報Iack1およびIack2をワーキングエリア216および
316上で作成する(ステップS39)。第1の変換可
否情報Iack1は、サーバ21によるステップS38のチ
ェック結果、つまり、端末装置22がコンテンツ配信シ
ステムScd1 の正当なユーザか否かを示す情報を含んで
いる。また、第1の変換可否情報Iack2は、端末装置3
2がコンテンツ配信システムScd2 の正当なユーザか否
かを示す情報を含んでいる。
【0100】中央処理部215および315は、生成し
た第1の変換可否情報Iack1およびIack2を、ワーキン
グエリア216および316から通信部217および3
17に転送し、通信部217および317は、受け取っ
た第1の変換可否情報Iack1およびIack2を、伝送路N
を通じて、変換装置Uc1に送信する(ステップS31
0)。
【0101】変換装置Uc1(図9参照)において、通信
部14は、伝送路Nからの第1の変換可否情報Iack1お
よびIack2を受信して、ワーキングエリア13に格納す
る(ステップS311)。その後、中央処理部12は、
格納された第1の変換可否情報Iack1およびIack2を解
釈して、端末装置22および32がコンテンツ配信シス
テムScd1 およびScd2 の正当なユーザであるか否かを
判定する(ステップS312)。
【0102】中央処理部12は、端末装置22および2
3のいずれか一方でも正当なユーザで無いと判断した場
合、今回のライセンス情報Dlc1 を端末装置22に送り
返し(ステップS313)。その後、図17および図1
8の処理は終了する。それに対して、ステップS312
で、端末装置22および23の双方が正当なユーザであ
ると判断された場合には、中央処理部12は、図19
(f)および(g)に示すような、フォーマット送信要
求Dfr1 およびDfr2 を、ワーキングエリア13上で生
成する(図18;ステップS314)。ここで、フォー
マット送信要求Dfr1 およびDfr2 は、変換元特定情報
Iciおよび変換先特定情報Idiで特定されるサーバ21
および31にフォーマットデータDfm1 およびDfm2 の
送信を要求するための情報である。
【0103】中央処理部12は、生成したフォーマット
送信要求Dfm1 およびDfm2 を、ワーキングエリア13
から通信部14に転送し、通信部14は、受け取ったフ
ォーマット送信要求Dfr1 およびDfr2 を、伝送路Nを
通じて、サーバ21および31に送信する(ステップS
315)。
【0104】サーバ21および31(図2および図6参
照)において、通信部217および317は、伝送路N
からのフォーマット送信要求Dfr1 およびDfr2 を受信
して、ワーキングエリア216および316に転送し格
納する(ステップS316)。格納されたフォーマット
送信要求Dfr1 およびDfr2 を解釈した後、中央処理部
215および315は、フォーマット格納部218およ
び318に格納されているフォーマットデータDfm1 お
よびDfm2 をワーキングエリア216および316に取
り出す(ステップS317)。
【0105】中央処理部215および315は、取り出
したフォーマットデータDfm1 およびDfm2 を、ワーキ
ングエリア216および316から通信部217および
317に転送し、通信部217および317は、受け取
ったフォーマットデータDfm1 およびDfm2 を、伝送路
Nを通じて、変換装置Uc1に送信する(ステップS31
8)。
【0106】変換装置Uc1(図9参照)において、通信
部14は、伝送路NからのフォーマットデータDfm1 お
よびDfm2 を受信して、ワーキングエリア13に転送し
格納する(ステップS319)。次に、中央処理部12
は、フォーマットデータDfm1 およびDfm2 を参照し
て、ライセンス情報Dlc1 を、ライセンス情報Dlc2 に
変換する(ステップS320)。
【0107】ステップS320をより具体的に説明する
と、上述の仮定下では、フォーマットデータDfm1 およ
びDfm2 を比較することにより、中央処理部12は、利
用許可情報Dlw1 および利用許可情報Dlw2 に使用され
るビット数とが相違すると認識する。そのため、中央処
理部12は、ライセンス情報Dlc1 から利用許可情報D
lw1 を取り出して、それを解釈する。その後、中央処理
部12は、このような解釈結果に相当する(q2 −q1
)ビットの利用許可情報Dlw2 に、取り出した利用許
可情報Dlw1 を変換する(ステップS321)。
【0108】さらに、中央処理部12は、今回の変換要
求Dcrから、端末識別子Itn2 を取り出す(ステップS
322)。ここで、注意を要するのは、前述したよう
に、コンテンツ識別子Ict1 およびIct2 において、コ
ードおよびビット数の双方は同じであり、復号鍵Kd1お
よびKd2は互いに同じであると仮定されている。それゆ
え、中央処理部12は、ライセンス情報Dlc1 のコンテ
ンツ識別子Ict1 および復号鍵Kd1を、ライセンス情報
Dlw2 のコンテンツ識別子Ict2 および復号鍵Kd2とし
てそのまま用いる。
【0109】以上の処理により、ワーキングエリア13
上には、ライセンス情報Dlc2 の構成要素である、端末
識別子Itn2 、コンテンツ識別子Ict2 、利用許可情報
Dlw2 および復号鍵Kd2が揃う。次に、中央処理部12
は、フォーマットデータDfm2 に示されるビット位置に
従って、これら構成要素を並べて、図15(b)に示す
ライセンス情報Dlc2 を組み立てる(ステップS32
3)。上述の仮定下では、中央処理部12は、端末識別
子Itn2 、コンテンツ識別子Ict2 、利用許可情報Dlw
2 および復号鍵Kd2の順番で並べる。
【0110】以上のステップS323までの処理によ
り、ワーキングエリア13上には、ライセンス情報Dlc
1 から変換されたライセンス情報Dlc2 が完成する。次
に、中央処理部12は、ワーキングエリア13上のライ
センス情報Dlc2 を通信部14に転送し、通信部14
は、受け取ったライセンス情報Dlc2 を、伝送路Nを通
じて、端末装置22に送信する(ステップS324)。
なお、ライセンス情報Dlc2 は、契約者βに無関係な者
に利用されてはならないので、変換装置Uc1および端末
装置22は、SSL(Secure Socket Layer) に代表され
る安全な通信下で、ライセンス情報Dlc2 を交換するこ
とが好ましい。端末装置22(図2参照)において、通
信部222は、伝送路Nからのライセンス情報Dlc2 を
受信する(ステップS325)。
【0111】以上説明したように、本実施形態に係る変
換装置Uc1は、契約者βの端末装置22向けのライセン
ス情報Dlc1 を契約者δの端末装置32向けのライセン
ス情報Dlc2 に変換して、当該端末装置22に返す。こ
れにより、契約者βは、自分のライセンス情報Dlc1 か
ら変換され、かつ端末装置32側で正しく使えるライセ
ンス情報Dlc2 を受け取ることができる。契約者βは、
以上のライセンス情報Dlc2 をオンラインまたはオフラ
インで、契約者δに渡す。ここで、端末装置32は、契
約者δの操作に従って、受け取ったライセンス情報Dlc
2 内のコンテンツ識別子Ict2 を含むコンテンツ取得要
求をサーバ31に送信する。その結果得られる暗号済み
コンテンツデータDect2を、端末装置32は、ライセン
ス情報Dlc2 を使って復号して利用する。以上の変換装
置Uc1を伝送路N上に設置することにより、従来のコン
テンツ配信システムが抱えていた問題点を解決して、自
分のライセンス情報Dlc1 を、他人に簡単に譲渡するこ
とが可能となる。
【0112】また、以上のライセンス情報の変換処理自
体は、端末装置22で実行されるのではなく、伝送路N
上の変換装置Uc1で実行される。これによって、端末装
置22側における、変換処理のための処理負担を軽くす
ることができる。
【0113】なお、以上の第1の実施形態では、ステッ
プS35〜S312により、変換装置Uc1は、サーバ2
1および31との通信により取得した第1の変換可否情
報Iack1およびIack2を使って、端末装置22および3
2が正当なユーザか否かを判定していた。しかし、これ
に限らず、変換装置Uc1は、サーバ21および31以外
から取得した第1の変換可否情報Iack1およびIack2を
使って、ステップS312の判定を行っても良いし、予
めローカルの補助記憶装置に保持する第1の変換可否情
報Iack1およびIack2を使って、ステップS312の判
定を行っても良い。
【0114】「第2の実施形態」ところで、前述の第1
の実施形態では、互いに同一性のあるコンテンツデータ
Dct1 およびDct2 は、同じ暗号鍵Ke1およびKe2によ
り暗号化されていた。そのため、端末装置22および3
2は、互いに同じ復号鍵Kd1およびKd2を使って、暗号
化コンテンツデータDect1およびDect2を復号する。し
かしながら、事業者αおよびγのポリシーの相違から、
コンテンツ配信システムScd1 およびScd2 の間では、
異なる暗号化方式が使用され、その結果、端末装置22
および32は互いに異なる復号鍵Kd1およびKd2を使う
場合がある。この場合、第1の実施形態に係る変換装置
Uc1で変換されたライセンス情報Dlc2 を使って、暗号
済みコンテンツデータDect2を、端末装置32は復号す
ることができないという問題点を想定することができ
る。そこで、第2の実施形態では、このような問題点を
解決して、コンテンツ配信システムScd1 およびScd2
の間で異なる暗号化方式が採用されていたとしても、端
末装置22のライセンス情報Dlc1 を、端末装置32が
正しく使用できるライセンス情報Dlc2 に変換する変換
装置Uc2を提供することである。
【0115】ここで、変換装置Uc2のブロック構成は、
図9に示す変換装置Uc1の構成と同様である。また、変
換装置Uc2の周辺環境は、図1に示すとおりである。そ
のため、変換装置Uc2において、変換装置Uc1の構成に
相当するものには同一の参照符号を付す。ただし、変換
装置Uc2のプログラム格納部11には、プログラムPc1
ではなく、プログラムPc2が格納される点には注意を要
する。
【0116】以下、ライセンス変換時における変換装置
Uc2および端末装置22の処理について説明する。端末
装置22側では、図17のステップS31およびS32
を行って、変換要求Dcrおよびライセンス情報Dlc1
を、伝送路Nを通じて、変換装置Uc2に送信する。
【0117】変換装置Uc2(図9参照)では、伝送路N
を通じて、変換要求Dcrおよびライセンス情報Dlc1 が
到着すると、プログラムPc2の実行が開始される。より
具体的は、中央処理部12は、プログラムPc2に従っ
て、図20および図21に示す処理手順を実行する。図
20および図21は、図18と比較すると部分的に同一
のステップを有している。そのため、図20および図2
1において、図18のフローチャートのステップに相当
するものには、同一のステップ番号を付して、その説明
を簡素化する。
【0118】まず、中央処理部12は、変換要求Dcrお
よびライセンス情報Dlc1 の到着後、図17のステップ
S312で、端末装置22および23がコンテンツ配信
システムScd1 およびScd2 の正当なユーザであると判
断した後、図20に示すように、変換元特定情報Iciの
みを使って、ステップS314〜S315と同様の処理
を行って、フォーマット送信要求Dfr1 を生成しサーバ
21に送信する。その結果、変換装置Uc2のワーキング
エリア13には、サーバ21により送信されたフォーマ
ットデータDfm1 のみが格納される(ステップS316
〜S319参照)。
【0119】さらに、中央処理部12は、今回のライセ
ンス情報Dlc1 からコンテンツ識別子Ict1 を取り出す
(図21;ステップS41)。その後、中央処理部12
は、図22に示すように、コンテンツ識別子Ict1 を含
むフォーマット/復号鍵送信要求Dfdを、ワーキングエ
リア13上で生成する(ステップS42)。ここで、フ
ォーマット/復号鍵送信要求Dfdは、変換先特定情報I
diで特定されるサーバ31にフォーマットデータDfm2
および復号鍵Kd2の送信を要求するための情報である。
【0120】中央処理部12は、生成したフォーマット
/復号鍵送信要求Dfdを、ワーキングエリア13から通
信部14に転送し、通信部14は、受け取ったフォーマ
ット/復号鍵送信要求Dfdを、伝送路Nを通じて、サー
バ31に送信する(ステップS43)。
【0121】サーバ31(図6参照)において、通信部
317は、伝送路Nからのフォーマット/復号鍵送信要
求Dfdを受信して、ワーキングエリア316に転送し格
納する(ステップS44)。格納されたフォーマット/
復号鍵送信要求Dfdを解釈した後、中央処理部315
は、まず、フォーマット格納部318に格納されている
フォーマットデータDfm2 をワーキングエリア316に
取り出す(ステップS45)。
【0122】さらに、中央処理部315は、復号鍵DB
312の中から、今回のフォーマット/復号鍵送信要求
Dfdに含まれるコンテンツ識別子Ict1 と同じコードを
有するコンテンツ識別子Ict2 を検索し、さらに、検索
したコンテンツ識別子Ict2と同じ組みの復号鍵Kd2を
ワーキングエリア324に読み出す(ステップS4
6)。その後、中央処理部315は、ワーキングエリア
316上のフォーマットデータDfm2および復号鍵Kd2
を、データセットDst2として、通信部317に転送す
る。通信部317は、受け取ったデータセットDst2
を、伝送路Nを通じて、変換装置Uc2に送信する(ステ
ップS47)。変換装置Uc2(図9参照)において、通
信部14は、伝送路NからのデータセットDst2 を受信
して、ワーキングエリア13に転送し格納する(ステッ
プS48)。
【0123】次に、中央処理部12は、中央処理部12
は、フォーマットデータDfm1 およびDfm2 を参照し
て、ライセンス情報Dlc1 を、ライセンス情報Dlc2 に
変換する(ステップS49)。
【0124】ステップS49をより具体的に説明する
と、まず、中央処理部12は、前述のステップS321
を行うことにより、利用許可情報Dlw1 を利用許可情報
Dlw2に変換し、さらに、ステップS322を行うこと
により端末識別子Itn2 を取り出す。さらに、中央処理
部12は、ステップS48で得られたデータセットDst
2 から、復号鍵Kd2を取り出す(ステップS410)。
また、前述したように、中央処理部12は、ライセンス
情報Dlc1 のコンテンツ識別子Ict1 を、ライセンス情
報Dlw2 のコンテンツ識別子Ict2 としてそのまま用い
る。
【0125】以上の処理により、ワーキングエリア13
上には、ライセンス情報Dlc2 の構成要素である、コン
テンツ識別子Ict2 、利用許可情報Dlw2 および復号鍵
Kd2が揃う。次に、中央処理部12は、図15(b)に
示すライセンス情報Dlc2 を組み立てる(ステップS4
11)。ここで、ステップS410およびS411によ
り、ライセンス情報Dlc1 の復号鍵Kd1は、復号鍵Kd2
に置換されることになる。次に、中央処理部12は、ス
テップS324を実行して、通信部14および伝送路N
を介して、組み立てたライセンス情報Dlc2 を、端末装
置22に送信する。端末装置22(図2参照)におい
て、通信部222は、ステップS325を実行して、伝
送路Nからのライセンス情報Dlc2 を受信する。
【0126】以上説明したように、本実施形態に係る変
換装置Uc2は、変換装置Uc1と同様に、端末装置32向
けのライセンス情報Dlc2 を、端末装置22に返す。特
に、変換装置Uc2は、ライセンス情報Dlc1 のコンテン
ツ識別子Ict1 を使って、サーバ32とデータ通信を行
って、それに対応するコンテンツ識別子Ict2 に付加さ
れた復号鍵Kd2を得る。変換装置Uc2は、得られた復号
鍵Kd2をライセンス情報Dlc2 に設定する。これによ
り、コンテンツ配信システムScd1 およびScd2の間で
異なる暗号化方式が採用されていたとしても、端末装置
22のライセンス情報Dlc1 を、端末装置32が正しく
使用できるライセンス情報Dlc2 に変換する変換装置U
c2を提供することができる。
【0127】なお、以上の第2の実施形態では、ステッ
プS47およびS48により、変換装置Uc2は、サーバ
31との通信により復号鍵Kd2を取得するようにしてい
た。しかし、これに限らず、変換装置Uc2は、復号鍵K
d2を、サーバ31以外から取得した復号鍵Kd2を使っ
て、ライセンス情報Dlc2 を作成しても良いし、予めロ
ーカルの補助記憶装置に保持する復号鍵Kd2を使って、
ライセンス情報Dlc2 を作成するようにしても良い。
【0128】「第3の実施形態」ところで、従前の実施
形態では、変換装置Uc1およびUc2の双方は、端末装置
22からの変換要求Dcrに応答して、ライセンス情報の
変換処理を無条件で行っていた。しかしながら、事業者
αのポリシーによっては、ライセンス情報の変換処理の
対象から除外したい利用条件Cct1 がある場合もある。
そこで、第3の実施形態では、ライセンス情報の変換処
理に制限をかけることが可能な変換装置Uc3を提供する
ことである。
【0129】ここで、変換装置Uc3のブロック構成は、
図9に示す変換装置Uc1の構成と同様である。また、変
換装置Uc3の周辺環境は、図1に示すとおりである。そ
のため、変換装置Uc3において、変換装置Uc1の構成に
相当するものには同一の参照符号を付す。ただし、変換
装置Uc3のプログラム格納部11には、プログラムPc1
ではなく、プログラムPc3が格納される点には注意を要
する。
【0130】以下、ライセンス変換時における変換装置
Uc3および端末装置22の処理について説明する。端末
装置22側では、図17のステップS31およびS32
を行って、変換要求Dcrおよびライセンス情報Dlc1
を、伝送路Nを通じて、変換装置Uc3に送信する。ここ
で、本実施形態において、ライセンス情報Dlc1 は、図
14(b)に示すものと比較すると、図23(a)に示
すように第2の変換可否情報Ica1 が付加される点で相
違する。それ以外に両ライセンス情報Dlc1 の間に相違
点は無いので、図23(a)において、図14(b)に
示す情報には同一の参照符号を付け、それぞれの説明を
省略する。第2の変換可否情報Ica1 は、事業者αのポ
リシーにより付加され、同じライセンス情報Dlc1 に含
まれる利用許可情報Dlw1 の変換処理を認めるか否かを
示す情報である。
【0131】次に、図23(b)および同図(c)を参
照して、第2の変換可否情報Ica1の具体例を2つ挙げ
る。まず、図23(b)において、ライセンス情報Dlc
1 は、端末識別子Itn1 、コンテンツ識別子Ict1 、第
2の変換可否情報Ica1 、複数の利用許可情報Dlw1 の
一例として利用許可情報Dlw11およびDlw12、ならびに
復号鍵Kd1を含んでいる。利用許可情報Dlw11は例え
ば、再生回数を示しており、利用許可情報Dlw12は例え
ば、印刷回数を示す。第2の変換可否情報Ica1は、こ
のような全ての利用許可情報Dlw11およびDlw12の変換
処理を認めるか否かを示す。また、図23(c)におい
て、ライセンス情報Dlc1 は、端末識別子Itn1 、コン
テンツ識別子Ict1 、1つまたは複数の第2の変換可否
情報Ica1および利用許可情報Dlw1 の組みの一例とし
て、第2の変換可否情報Ica11および利用許可情報Dlw
11、第2の変換可否情報Ica12および利用許可情報Dlw
12、ならびに復号鍵Kd1を含んでいる。利用許可情報D
lw11およびDlw12は、上述のように、例えば、再生回数
および印刷回数を示している。第2の変換可否情報Ica
11は、同じ組みの利用許可情報Dlw11の変換処理を認め
るか否かを示し、第2の変換可否情報Ica12は、同じ組
みの利用許可情報Dlw12の変換処理を認めるか否かを示
す。
【0132】変換装置Uc3(図9参照)では、伝送路N
を通じて、端末装置22からの変換要求Dcrおよびライ
センス情報Dlc1 が到着すると、プログラムPc3の実行
が開始される。より具体的は、中央処理部12は、プロ
グラムPc3に従って、図24に示す処理手順を実行す
る。図24は、図17と比較すると部分的に同一のステ
ップを有している。そのため、図24において、図17
のフローチャートのステップに相当するものには、同一
のステップ番号を付して、その説明を簡素化する。
【0133】まず、中央処理部12は、変換要求Dcrお
よびライセンス情報Dlc1 の到着後、第2の変換可否情
報Ica1 をチェックして、全ての利用許可情報Dlw1 の
変換処理が認められていないか否かを判断する(ステッ
プS51)。全利用許可情報Dlw1 の変換処理が認めら
れていなければ、中央処理部12は、今回の受信ライセ
ンス情報Dlc1 を端末装置22に送り返し(ステップS
52)、図24の処理を終了する。なお、変換装置Uc3
は、ステップS51の前に、ステップS35およびS3
6(図17参照)を行って、サーバ21および31から
第1の変換可否情報Iack1およびIack2を取得した後、
端末装置22および32がコンテンツ配信システムScd
1 およびScd2 の正当なユーザか否かを判定した後に、
ステップS51を行っても良い。
【0134】それに対して、ステップS51において、
一部または全ての利用許可情報Dlw1 の変換処理が認め
られていると判断した場合、中央処理部12は、第1の
実施形態で説明したように、変換要求Dcrおよびライセ
ンス情報Dlc1 を格納する(ステップS33)。その
後、中央処理部12は、第2の変換可否情報Ica1 に従
って、全利用許可情報Dlw1 の変換が認められているか
否かを判断する(ステップS53)。全利用許可情報D
lc1 の変換が認められている場合、中央処理部12は、
ステップS34からS316(図18参照)までの処理
を行う。
【0135】それに対して、ステップS53において、
一部の利用許可情報Dlw1 の変換処理が認められている
と判断した場合、中央処理部12は、第2の変換可否情
報Ica1 に従って、変換処理が認められている利用許可
情報Dlw1 と、そうでないものとに分類する(ステップ
S54)。その後、中央処理部12は、変換処理が認め
られていない利用許可情報Dlw1 を端末装置22に送り
返し(ステップS55)、その後、変換処理が認められ
ている利用許可情報Dlw1 を対象にステップS34から
S316(図18参照)までの処理を行う。
【0136】以上の処理により、本実施形態に係る変換
装置Uc3は、第2の変換可否情報Ica1 を使うことによ
り、ライセンス情報の変換処理に制限をかけることが可
能になる。それによって、事業者αのポリシーを反映可
能な変換装置Uc3を実現することが可能になる。
【0137】なお、第3の実施形態において、第2の変
換可否情報Ica1 はライセンス情報Dlc1 に付加される
として説明した。しかし、第2の変換可否情報Ica1 は
ライセンス情報Dlc1 に付加されていなくとも良い。こ
の場合、変換装置Uc3は、例えば、変換要求Dcrおよび
ライセンス情報Dlc1 の到着後、典型的にはサーバ31
に、各利用許可情報Dlw1 に対応する第2の変換可否情
報Ica1 を問い合わせて取得し、その後、ステップS5
1以降の処理を行う。他にも、変換装置Uc3は、コンテ
ンツ配信システムScd1 で使われる利用許可情報Dlw1
毎に、第2の変換可否情報Ica1 を、予めローカルの補
助記憶装置に保持しておき、変換要求Dcrおよびライセ
ンス情報Dlc1 の到着後、ローカルの第2の変換可否情
報Ica1を使って、ステップS51以降の処理を行って
も良い。
【0138】また、第3の実施形態において、中央処理
部12は、ステップS54で、変換処理が認められてい
る利用許可情報Dlw1 と、そうでないものとに分類す
る。その結果、単一の利用許可情報Dlw1 のみがステッ
プS34以降の処理の対象として残ってしまう場合があ
る。さらに、このような利用許可情報Dlw1 が単独では
意味をなさないものである場合がある。例えば、利用許
可情報Dlw1 がコンテンツデータDect1の複製許可を示
す場合、変換後のライセンス情報Dlc2 を端末装置23
が取得したとしても、端末装置22は単に、コンテンツ
データDect1の複製が可能となるだけで、コンテンツデ
ータDect1を再生したり、印刷したりすることができな
い。つまり、このようなライセンス情報Dlc2 は単独で
は意味をなさない。このような無意味はライセンス情報
の変換処理の実行を避けるために、中央処理部12は、
ステップS54で残った利用許可情報Dlw1 の内容を検
査して、それが有意なものか否かを判断して、意味をな
さないものをステップS34以降の処理の対象としない
ようにすることが好ましい。
【0139】また、第3の実施形態において、中央処理
部12は、ステップS52およびS55で、変換処理が
認められていない利用許可情報Dlw1 を端末装置22に
送り返すようにしていたが、これに限らず、中央処理部
12は、コンテンツ配信システムScd2 で、ライセンス
情報Dlc1 に設定される利用許可情報Dlw1 が利用許可
情報として定義されていない場合、変換処理が認められ
ていないと判断して、ステップS55で利用許可情報D
lw1 を端末装置22に送り返すようにしても良い。な
お、このように判断した場合においても、変換装置Uc3
は、ローカルまたは遠隔の補助記憶装置で、変換できな
い利用権情報Dlw1 を保持しても良いし、サーバ31に
返すようにしても良い。
【0140】また、以上の第1〜第3の実施形態では、
契約者βが契約者δに自分のライセンス情報Dlc1 を譲
渡するために、変換装置Uc1〜Uc3が用いられていた。
しかし、変換装置Uc1〜Uc3は、他の状況、例えば、契
約者βが第2のコンテンツ配信システムScd2 で使用可
能なライセンス情報Dlc2 を何らかの方法で入手し、入
手したライセンス情報Dlc2 を、自分が加入するコンテ
ンツ配信システムScd1 で利用可能なライセンス情報D
lc1 に変換するような状況にも応用することができる。
また、入手したライセンス情報Dlc2 を、自分が加入し
ない他のコンテンツ配信システムで利用可能なものに変
換する場合にも、変換装置Uc1〜Uc3を応用することが
できる。
【0141】また、以上の第1〜第3の実施形態では、
ステップS314(図18,図21参照)で、変換装置
Uc1〜Uc3は、端末装置22に、変換後のライセンス情
報Dlc2 を返していた。しかし、これに限らず、端末装
置22は、変換要求Dcrと共に、ライセンス情報Dlc2
の譲渡先となる端末装置32を一意に特定する情報を、
変換装置Uc1〜Uc3に送信する。さらに、変換装置Uc1
〜Uc3は、受け取った情報に基づいて、変換後のライセ
ンス情報Dlc2 を、端末装置32に送信するようにして
もよい。包括的に述べると、変換後のライセンス情報D
lc2 がどのような方法で端末装置32に渡されてもよ
い。
【0142】なお、第1の実施形態では、変換装置Uc1
がライセンス情報の変換処理を行っていた。しかし、そ
の代わりに、端末装置22に、前述のステップS314
からS323までの処理(図18参照)で構成されるプ
ログラムを格納しておいてもよい。また、第2の実施形
態では、変換装置Uc2がライセンス情報の変換処理を行
っていた。しかし、その代わりに、端末装置22に、前
述のステップS314からS411までの処理(図20
および図21参照)で構成されるプログラムを格納して
おいてもよい。また、第3の実施形態では、変換装置U
c3がライセンス情報の変換処理を行っていた。しかし、
その代わりに、端末装置22に、前述のステップS51
(図24参照)以降の処理を行うようにしても良い。こ
れらによって、端末装置22は、自分自身で、自身向け
のライセンス情報Dlc1 を、端末装置32向けのライセ
ンス情報Dlc2 に変換することが可能となる。これによ
り、端末装置22は、変換装置Uc1〜Uc3とデータ通信
を行う必要がなくなるため、通信コスト等を減らすこと
が可能となり、さらに、素早く、端末装置32向けのラ
イセンス情報Dlc2 を得ることが可能となる。
【0143】また、以上の第1〜第3の実施形態では、
変換装置Uc1〜Uc3は、端末装置22に対して発行され
るライセンス情報Dlc1 を、端末装置23で利用できる
ようライセンス情報Dlc2 に変換していた。しかし、こ
れに限らず、変換装置Uc1〜Uc3は、例えば契約者βに
割り当てられた利用権情報Drgt1(図5参照)を変換し
て、別の契約者δのための利用権情報Drgt2を作成して
も良い。つまり、ライセンス情報Dlc1 には、第1〜第
3の実施形態で説明したものに限られず、図5に示す利
用権情報Drgt1も含まれる。なお、この時の典型的な処
理として、変換装置Uc1〜Uc3は、利用権情報Drgt1に
設定される契約者βを特定するための識別子(図5には
示さず)を、契約者δを特定するための識別子に変換す
る。
【0144】また、以上の第1〜第3の実施形態では、
ライセンス情報の変換処理として、利用許可情報Dlw1
およびDlw2 のビット数の調整を例に採り上げて説明し
たが、これに限らず、例えば、ライセンス情報Dlc1 お
よびDlc2 は互いに異なる文字セットで生成される場合
がある。この場合には、各変換装置Uc1〜Uc3は、サー
バ21および31の双方と通信を行って、コンテンツ配
信システムScd1 およびScd2 においてどのような文字
セットが使用されているかを確認する。このような確認
の結果に基づいて、各変換装置Uc1〜Uc3は、ライセン
ス情報Dlc1 の文字セットを、ライセンス情報Dlc2 の
ものに変換するようにしてもよい。他にも、変換装置U
c1〜Uc3は、コンテンツ配信システムScd1 およびScd
2 の双方においてどのような文字セットが使用されてい
るかが記述されたテーブルを予め保持している場合に
は、当該テーブルを参照して、ライセンス情報Dlc1 の
文字セットを、ライセンス情報Dlc2 のものに変換する
ようにしてもよい。
【0145】また、ライセンス情報Dlc1 およびDlc2
は、XML(eXtensible Markup Language)またはXrM
L(eXtensible rights Markup Language)に代表される
記述言語で記述されていても良い。この場合において、
変換装置Uc1〜Uc3は、XMLまたはXrMLのタグ値
を変換したり、記述言語自体を変換したりして、ライセ
ンス情報Dlc1 からDlc2 への変換処理を行っても良
い。
【0146】他にも、ライセンス情報Dlc1 およびDlc
2 の構成要素が互いに異なる場合もある。ライセンス情
報Dlc1 には、利用許可情報Dlw1 があるが、ライセン
ス情報Dlc2 には、それに相当する利用許可情報Dlw2
がない場合が、その典型例である。このような場合に
も、変換装置Uc1〜Uc3は、サーバ21および31の双
方と通信を行って、コンテンツ配信システムScd1 およ
びScd2 の双方においてどのような構成要素を使ってラ
イセンス情報Dlc1 およびDlc2 が構成されているかを
確認する。このような確認の結果に基づいて、変換装置
Uc1〜Uc3は、ライセンス情報Dlc1 の構成要素を、ラ
イセンス情報Dlc2 のものに合致するように変換処理を
行ってもよい。他にも、変換装置Uc1〜Uc3は、コンテ
ンツ配信システムScd1 およびScd2 の双方においてど
のような構成要素を使ってライセンス情報Dlc1 および
Dlc2 が構成されているかが記述されたテーブルを予め
保持している場合には、当該テーブルを参照して、ライ
センス情報Dlc1 の構成要素を、ライセンス情報Dlc2
のものに合致するように変換処理を行ってもよい。
【0147】他にも、ライセンス情報Dlc1 およびDlc
2 の構成要素自体は同じであるが、当該ライセンス情報
Dlc1 およびDlc2 における構成要素の配列が互いに異
なる場合もある。このような場合にも、各変換装置Uc1
〜Uc3は、サーバ21および31の双方と通信を行っ
て、コンテンツ配信システムScd1 およびScd2 の双方
においてどのような構成要素の配列でライセンス情報D
lc1 およびDlc2 が構成されているかを確認する。この
ような確認の結果に基づいて、各変換装置Uc1〜Uc3
は、ライセンス情報Dlc1 の構成要素の配列を、ライセ
ンス情報Dlc2 のものに合致するように変換処理を行っ
てもよい。他にも、各変換装置Uc1〜Uc3は、コンテン
ツ配信システムScd1 およびScd2 の双方においてどの
ような構成要素の配列でライセンス情報Dlc1 およびD
lc2 が構成されているかが記述されたテーブルを予め保
持している場合には、当該テーブルを参照して、ライセ
ンス情報Dlc1 の構成要素の配列を、ライセンス情報D
lc2 のものに合致するように変換処理を行ってもよい。
【0148】また、第1〜第3の実施形態では、同一性
を有するコンテンツデータDct1 およびDct2 には、互
いに同じコードを有するコンテンツ識別子Ict1 および
Ict2 が割り当てられるとして説明した。しかし、これ
に限らず、同一性を有するコンテンツデータDct1 およ
びDct2 に、コンテンツ配信システムScd1 およびScd
2 において一意なコードを有するコンテンツ識別子Ict
1 およびIct2 が割り当てられてもよい。ただし、この
場合、各変換装置Uc1〜Uc3は、ライセンス情報Dlc1
に含まれるコンテンツ識別子Ict1 を、コンテンツ識別
子Ict2 に変換する必要が生じる。そのため、変換装置
Uc1〜Uc3は、コンテンツ配信システムScd1 およびS
cd2 において互いに同一性を有するコンテンツデータD
ct1 およびDct2 に割り当てられるコンテンツ識別子I
ct1 およびIct2 の対応関係が記述されたテーブルを予
め保持しておくことが好ましい。変換装置Uc1〜Uc3
は、このようなテーブルを参照して、ライセンス情報D
lc1 に含まれるコンテンツ識別子Ict1 を、コンテンツ
識別子Ict2 に変換する。
【0149】また、第1〜第3の実施形態では、変換装
置Uc1〜Uc3は、変換処理の対象となるライセンス情報
Dlc1 を端末装置22から受け取っていた。しかし、こ
れに限らず、変換装置Uc1〜Uc3は、サーバ21とデー
タ通信を行って、端末装置22向けのライセンス情報D
lc1 を取得しても良い。
【0150】また、第1〜第3の実施形態では、サーバ
21は、コンテンツデータDct1 と、ライセンス情報D
lc1 とを別々のタイミングで端末装置22に送信するよ
うにしていた。しかし、これに限らず、サーバ21は、
ライセンス情報Dlc1 を電子透かしとして、コンテンツ
データDct1 に埋め込んで、当該コンテンツデータDct
1 を端末装置22に同時に送信してもよい。この点につ
いては、サーバ31に関しても同様である。
【0151】また、第1〜第3の実施形態において、各
変換装置Uc1〜Uc3は、サーバ21および31からフォ
ーマットデータDfm1 およびDfm2 を通信により取得す
るようにしていた(ステップS315〜S319)。こ
れにより、各変換装置Uc1〜Uc3は、フォーマットデー
タDfm1 およびDfm2 を補助記憶装置に常時持っておく
必要性がなくなる。しかし、通信による取得に限らず、
変換装置Uc1〜Uc3は、フォーマットデータDfm1 およ
びDfm2 をローカルの補助記憶装置に持っていてもよ
い。これにより、変換装置Uc1〜Uc3は、サーバ21お
よび31と通信を行う必要性が無くなるので、ライセン
ス情報の変換処理を高速に行うことが可能となる。
【0152】また、第1〜第3の実施形態において、各
変換装置Uc1〜Uc3は、ライセンス情報の変換処理の例
として、ライセンス情報Dlc1 のフォーマットをライセ
ンス情報Dlc2 のものに変換するようにしていた(ステ
ップS320)。より具体的には、利用許可情報Dlw1
には、利用条件Cct1 としての再生回数が1回に設定さ
れており、変換装置Uc1〜Uc3は、このような利用許可
情報Dlw1 を、再生回数が1回に設定された利用許可情
報Dlw2 に変換していた。しかし、このようなフォーマ
ット変換に限らず、変換装置Uc1〜Uc3は、ライセンス
情報Dlc1 に含まれる利用条件Cct1 自体を変更して、
異なる利用条件Cct2 を含むライセンス情報Dlc2 を作
成するようにしても良い。より具体的には、変換装置U
c1は、利用条件Cct1 およびCct2 の変換比率を使っ
て、ライセンス情報Dlc1 の利用条件Cct1 を、利用条
件Cct2 に変更する。これにより、例えば、利用条件C
ct1としての再生回数n1 が、利用条件Cct2 としての
再生回数n2 に変更される。他の例として、コンテンツ
データDct1 が静止画を表す場合、利用条件Cct1 とし
ての再生回数n1 が、利用条件Cct2 としての印刷回数
2 に変更される。さらに、利用条件Cct1 としての有
効期間が、利用条件Cct2 として利用期間無期限に変更
される。また、変換装置Uc1〜Uc3は、変換比率を、フ
ォーマットデータDfm1 等と同様に外部から取得しても
良いし、ローカルに保持していても良い。
【0153】また、以上の第1〜第3の実施形態では、
プログラムPc1〜Pc3は、変換装置Uc1〜Uc3に格納さ
れていた。しかし、これに限らず、プログラムPc1〜P
c3は、CD−ROMに代表される記録媒体に記録された
状態で頒布されてもよいし、伝送路Nを通じて配信され
てもよい。
【0154】また、以上の第1〜第3の実施形態におい
て、変換装置Uc1〜Uc3、サーバ21および31ならび
に端末装置22および32において必要な部分には耐タ
ンパ技術が実装されていても良い。また、少なくとも利
用許可情報Dlw1 には、ハッシュに代表される改竄検出
に必要な情報が付加されていても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1〜第3の実施形態に係る変換装置
Uc1〜Uc3とそれぞれの周辺環境を示す図である。
【図2】図1のサーバ21および端末装置22の詳細な
構成を示すブロック図である。
【図3】同図(a)は、図1の事業者αが準備する暗号
済みコンテンツデータect1を説明するための図であり、
同図(b)は、図2のコンテンツデータベース211の
詳細な構成を示す図である。
【図4】同図(a)および(b)は、図2の復号鍵デー
タベース212およびユーザ情報データベース213の
詳細な構成を示す図である。
【図5】図2の利用権データベース214の詳細な構成
を示す図である。
【図6】図2のサーバ31および端末装置32の詳細な
構成を示すブロック図である。
【図7】同図(a)および(b)は、図6のコンテンツ
データベース311および復号鍵データベース312の
詳細な構成を示す図である。
【図8】同図(a)および(b)は、図6のユーザ情報
データベース313および利用権データベース314の
詳細な構成を示す図である。
【図9】図1の変換装置Uc1〜Uc3の構成を示すブロッ
ク図である。
【図10】図1のコンテンツ配信システムScd1 におけ
るコンテンツ配信時のサーバ21および端末装置22の
処理を示すフローチャートである。
【図11】同図(a)は、図10のステップS11で生
成される取得要求Drrを示す図であり、同図(b)は、
図10のステップS16で読み出されるデータセットD
st1 を示す図である。
【図12】図1のコンテンツ配信システムScd2 におけ
るライセンス情報提供時のサーバ21および端末装置2
2の処理を示すフローチャートの前半部分である。
【図13】図1のコンテンツ配信システムScd2 におけ
るライセンス情報提供時のサーバ21および端末装置2
2の処理を示すフローチャートの後半部分である。
【図14】同図(a)は、図12のステップS22で生
成される発行要求Dirを示す図であり、同図(b)は、
図13のステップS214で生成されるライセンス情報
Dlc1 を示す図である。
【図15】同図(a)は、図2のフォーマット格納部2
18に格納されるフォーマットデータDfm1 を示す図で
あり、同図(b)は、図1のコンテンツ配信システムS
cd2 で使用されるライセンス情報Dlc2 を示す図であ
る。
【図16】図6のフォーマット格納部318に格納され
るフォーマットデータDfm2 を示す図である。
【図17】図9に示す変換装置Uc1および図2の端末装
置22のライセンス変換処理時における処理を示すフロ
ーチャートの前半部分である。
【図18】図9に示す変換装置Uc1および図2の端末装
置22のライセンス変換処理時における処理を示すフロ
ーチャートの後半部分である。
【図19】同図(a)は、図17のステップS31で生
成される変換要求Dcrを示す図であり、同図(b)およ
び(c)は、図17のステップS35で生成される変換
可否要求Dcq1 およびDcq2 を示す図であり、同図
(d)および(e)は、図17のステップS39で生成
される第1の変換可否情報Iack1およびIack2を示す図
であり、同図(f)および(g)は、図17のステップ
S35で生成されるフォーマット送信要求Dfr1 および
Dfr2 を示す図である。
【図20】本発明の第2の実施形態に係る変換装置Uc2
が、ライセンス変換処理において、変換要求Dcrを受け
取った後に行う処理の前半部分を示すフローチャートで
ある。
【図21】本発明の第2の実施形態に係る変換装置Uc2
が、ライセンス変換処理において、変換要求Dcrを受け
取った後に行う処理の後半部分を示すフローチャートで
ある。
【図22】図20のステップS42で生成されるフォー
マット/復号鍵送信要求Dfdを示す図である。
【図23】同図(a)〜(c)は第3の実施形態におい
て変換対象となるライセンス情報Dlc1 を示す図であ
る。
【図24】本発明の第3の実施形態に係る変換装置Uc3
が、ライセンス変換処理において、変換要求Dcrを受け
取った後に行う処理の前半部分を示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
22,32…端末装置 Uc1〜Uc3…変換装置 11…プログラム格納部 Pc1〜Pc3…プログラム 12…中央処理部 13…ワーキングエリア 14…通信部

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の端末装置向けのライセンス情報を
    第2の端末装置向けに変換するための変換装置であっ
    て、 前記第1および前記第2の端末装置は互いに異なる第1
    および第2のライセンス情報に従ってコンテンツデータ
    を利用し、 前記変換装置は、 前記第1の端末装置向けの第1のライセンス情報が格納
    されるワーキングエリアと、 前記ワーキングエリアに格納された第1のライセンス情
    報を、前記第2の端末装置向けの第2のライセンス情報
    に変換する処理部とを備える、変換装置。
  2. 【請求項2】 前記第1のライセンス情報は、少なくと
    も、前記コンテンツデータの前記第1の端末装置側での
    利用を許可するための第1の利用許可情報を含んでお
    り、 前記処理部は、少なくとも、前記第1のライセンス情報
    が含む第1の利用許可情報を、前記コンテンツデータの
    前記第2の端末装置側での利用を許可するための第2の
    利用許可情報に変換する、請求項1に記載の変換装置。
  3. 【請求項3】 前記処理部は、予め定められた変換比率
    に従って、前記第1のライセンス情報が含む第1の利用
    許可情報を、前記コンテンツデータの前記第2の端末装
    置側での利用を許可するための第2の利用許可情報に変
    換する、請求項2に記載の変換装置。
  4. 【請求項4】 前記コンテンツデータは、互いに異なる
    第1および第2の暗号鍵で暗号化された状態で前記第1
    および第2の端末装置に配信され、 前記第1のライセンス情報はさらに、前記第1の暗号鍵
    で暗号化されたコンテンツデータを復号するための第1
    の復号鍵を含んでおり、 前記処理部はさらに、前記第1のライセンス情報におけ
    る第1の復号鍵を、前記第2の暗号鍵で暗号化されたコ
    ンテンツデータを復号するための第2の復号鍵に置換す
    る、請求項2に記載の変換装置。
  5. 【請求項5】 前記第1および第2の端末装置は、第1
    および第2のサーバと接続されており、 前記第1および第2のサーバは少なくとも、前記第1お
    よび第2のライセンス情報を生成して、前記第1および
    第2の端末装置に送信し、さらに、当該第1および第2
    のライセンス情報のフォーマットを表す第1および第2
    のフォーマットデータを保持しており、 前記第1および第2のサーバと通信を行って、前記第1
    および第2のフォーマットデータを受信する通信部をさ
    らに備え、 前記処理部は、前記通信部が受信した第1および第2の
    フォーマットデータに従って、前記ワーキングエリアに
    格納された第1のライセンス情報を、前記第2の端末装
    置向けの第2のライセンス情報に変換する、請求項1に
    記載の変換装置。
  6. 【請求項6】 前記第1および第2のライセンス情報の
    フォーマットを示す第1および第2のフォーマットデー
    タを格納するフォーマット格納部をさらに備え、 前記処理部は、前記フォーマット格納部に格納された第
    1および第2のフォーマットデータに従って、前記ワー
    キングエリアに格納された第1のライセンス情報を、前
    記第2の端末装置向けの第2のライセンス情報に変換す
    る、請求項1に記載の変換装置。
  7. 【請求項7】 前記第1の端末装置と通信を行って、当
    該第1の端末装置が保持する第1のライセンス情報を受
    信する通信部をさらに備え、 前記ワーキングエリアには、前記通信部により受信され
    た第1のライセンス情報が格納される、請求項1に記載
    の変換装置。
  8. 【請求項8】 前記変換装置は、前記第1の端末装置向
    けの前記第1のライセンス情報を生成する第1のサーバ
    と通信可能に接続されており、 前記変換装置は、 前記第1のサーバと通信を行って、当該第1の端末装置
    向けに生成される第1のライセンス情報を受信する通信
    部をさらに備え、 前記ワーキングエリアは、前記通信部により受信された
    第1のライセンス情報を格納する、請求項1に記載の変
    換装置。
  9. 【請求項9】 前記第1の端末装置に組み込まれる、請
    求項1に記載の変換装置。
  10. 【請求項10】 前記処理部は、 前記第1および第2の端末装置が正当なユーザか否かを
    判定し、 前記第1および第2の端末装置の双方が正当なユーザで
    ある場合に、前記ワーキングエリアに格納された第1の
    ライセンス情報を、前記第2の端末装置向けの第2のラ
    イセンス情報に変換する、請求項1に記載の変換装置。
  11. 【請求項11】 前記処理部は、 前記第1および第2の端末装置の一方または双方が正当
    なユーザでない場合、前記ワーキングエリアに格納され
    た第1のライセンス情報を、前記第1の端末装置に送り
    返す、請求項10に記載の変換装置。
  12. 【請求項12】 前記処理部は、 前記ワーキングエリアに格納された第1のライセンス情
    報の構成要素毎に変換処理が許可されているか否かを判
    定し、 変換処理が許可されていると判断された構成要素のみを
    使って、前記ワーキングエリアに格納された第1のライ
    センス情報を前記第2の端末装置向けの第2のライセン
    ス情報に変換する処理部とを備える、請求項1に記載の
    変換装置。
  13. 【請求項13】 前記ライセンス情報は、前記構成要素
    の変換処理が許可されているか否かを示す変換可否情報
    を含んでおり、 前記処理部は、前記ワーキングエリアに格納された第1
    のライセンス情報の構成要素毎に変換処理が許可されて
    いるか否かを、第1のライセンス情報に含まれる変換可
    否情報を使って判定する、請求項12に記載の変換装
    置。
  14. 【請求項14】 前記処理部は、 前記ワーキングエリアに格納された第1のライセンス情
    報の構成要素毎に変換処理が許可されているか否かを示
    す変換可否情報を、外部から取得し、 取得した前記変換可否情報を使って、前記ワーキングエ
    リアに格納された第1のライセンス情報の構成要素毎に
    変換処理が許可されているか否かを判定する、請求項1
    2に記載の変換装置。
  15. 【請求項15】 前記第1の端末装置は、第1のサーバ
    と接続されており、前記処理部は、前記ワーキングエリ
    アに格納された第1のライセンス情報の内、変換処理が
    許可されていない構成要素を、前記第1のサーバに送り
    返す、請求項12に記載の変換装置。
  16. 【請求項16】 前記処理部は、前記ワーキングエリア
    に格納された第1のライセンス情報の内、変換処理が許
    可されていない構成要素を内部に保持する、請求項12
    に記載の変換装置。
  17. 【請求項17】 第1および第2の端末装置が、互いに
    異なる第1および第2のライセンス情報に従って、コン
    テンツデータを利用する環境に適用可能な変換方法であ
    って、 前記第1の端末装置向けの第1のライセンス情報をワー
    キングエリアに格納する格納ステップと、 前記ワーキングエリアに格納された第1のライセンス情
    報を、前記第2の端末装置向けの第2のライセンス情報
    に変換する変換ステップとを備える、変換方法。
  18. 【請求項18】 コンピュータ装置で実行されるコンピ
    ュータプログラムとして実現される、請求項17に記載
    の変換方法。
  19. 【請求項19】 コンピュータ装置で実行されるコンピ
    ュータプログラムとして記憶媒体に記録される、請求項
    17に記載の変換方法。
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