JP2000347638A - Osd装置及びこれを用いた符号化ビデオ復号装置並びにこの復号装置を用いたディジタル放送受信装置 - Google Patents

Osd装置及びこれを用いた符号化ビデオ復号装置並びにこの復号装置を用いたディジタル放送受信装置

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JP2000347638A
JP2000347638A JP11159262A JP15926299A JP2000347638A JP 2000347638 A JP2000347638 A JP 2000347638A JP 11159262 A JP11159262 A JP 11159262A JP 15926299 A JP15926299 A JP 15926299A JP 2000347638 A JP2000347638 A JP 2000347638A
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memory
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osd
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JP11159262A
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Hironori Komi
弘典 小味
Koichi Terui
孝一 照井
Kenichi Iwata
憲一 岩田
Shinobu Torigoe
忍 鳥越
Masuo Oku
万寿男 奥
Hiroyuki Koreeda
浩行 是枝
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】入力されたビデオの画像フォーマットおよび接
続するディスプレイ装置の解像度の如何に関わらず、同
一のOSDデータを用いて合成表示できるようにする。 【解決手段】OSDデータを格納するメモリと、このメ
モリからOSDデータを読み出し合成する手段を有し、
合成する前にOSDデータを接続ディスプレイのサイズ
に適合するようにフォーマット変換する回路を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】ディジタルTV放送などで送
信される番組ガイドなどのグラフィックス情報や、蓄積
メディア再生器で表示されるグラフィックスデータを表
示するOSD装置、およびそのOSD手段を用いた符号
化ビデオ信号の復号装置並びにこの復号装置を用いたデ
ィジタル放送受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】多くの家庭用マルチメディア機器には、
コントロール用の画面をビデオ信号にオーバーレイ合成
して出力するOSD装置が組み込まれている。たとえ
ば、ディジタル放送受信機、ケーブルテレビ受信機にお
いて放送中の番組情報を文字フォント等を用いグラフィ
ックデータとして視覚化し表示する電子番組ガイド(E
PG)機能、CD−ROMプレーヤ、DVDプレーヤな
どで字幕情報をビデオに合成して出力する機能、及びそ
のほか、ディスプレイ装置で画面設定などのメニューを
表示する機能などにOSD装置が必要とされる。これら
のOSD機能は、入力されるビデオフォーマットあるい
は出力するディスプレイの解像度に応じて適切なサイ
ズ、および位置に所定のグラフィックデータを表示する
必要がある。
【0003】近年、放送側で送信する画像フォーマット
も多様化し、例えば米国のディジタルTV放送では、ビ
デオの圧縮符号化技術としてISO/IEC13818
−2(通称MPEG2Video)の規格を採用し、異
なる画像サイズ、フレームレートをもつ18種類のビデ
オフォーマットを定義している。複数のビデオフォーマ
ットに対応するために、ディジタルテレビ受信機側で
は、例えば、日経エレクトロニクス1998.1.26
号、no.708、45頁から46頁に挙げられている
ように、入力されるビデオフォーマットに合わせて復号
画像の画像フォーマットを変換する手法がある。
【0004】従来例では、OSD処理は復号画像の画像
フォーマット変換を行う前に、復号画像に対して合成処
理が行われていた。また、入力されるビデオフォーマッ
トが1つでも、外部に接続するディスプレイの解像度が
異なる場合がある。例えば、NTSC対応のディスプレ
イでは有効画素領域が水平720画素、走査線数480
本/フレームだが、高品位ディスプレイでは有効画素領
域が水平1920画素、走査線数1080本/フレーム
と異なる解像度をもつ。したがって、外部に接続するデ
ィスプレイ解像度が変更された場合も、OSD合成した
画像のフォーマット変換率を変える必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記構成では放送ビデ
オフォーマットや外部ディスプレイサイズ、例えばアス
ペクト比が変更された場合、その解像度に適するように
OSD用グラフィックデータの画像サイズを変更する必
要があった。このためには、グラフィックデータを生成
する際に、異なる大きさをもつ文字フォントを多数用意
する必要がありフォントを格納するためのROMの容量
が増加するという問題があった。また、対応すべき放送
ビデオフォーマット、外部ディスプレイ毎に異なるOS
D用グラフィックを生成する手段を必要とするため、グ
ラフィック生成のためのプログラムの開発コストが上が
るという問題点があった。
【0006】さらには、接続する放送ビデオフォーマッ
トあるいは、外部ディスプレイサイズが変更されるたび
に、OSD画面を用いたGUI(グラフィカルユーザイ
ンタフェース)の画面構成が異なるため、ユーザの使い
勝手が統一されにくいという問題があった。
【0007】本発明の目的は、入力されるビデオフォー
マットや外部に接続するディスプレイの解像度が変更さ
れても、共通のフォントセットを使用して共通のOSD
画面を生成し合成するOSD装置、さらにそれを含む符
号化ビデオ復号装置及びこの復号装置を用いたディジタ
ル放送受信装置を提供することにある。本発明の他の目
的は低コストのOSD装置、さらにそれを含む符号化ビ
デオ復号装置及びこの復号装置を用いたディジタル放送
受信装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明においては、OSD用グラフィックデータを
格納するメモリ手段と前記グラフィックデータを入力さ
れたビデオデータにオーバーレイ合成し、合成ビデオ信
号を生成する画素合成手段と前記合成ビデオ信号を外部
に接続されたディスプレイ手段に出力する表示手段を有
し、前記メモリ手段から前記グラフィックデータを読み
出し、前記画素合成手段に転送する前に前記グラフィッ
クデータの水平あるいは垂直画素数を拡大/縮小する画
像フォーマット変換手段を有する。
【0009】本発明の目的を達成するために、本発明に
よるOSD装置は、メモリに格納されたグラフィックデ
ータを入力する入力手段と、前記入力手段から入力され
たグラフィックデータの水平画素数及び垂直画素数の
内、少なくともいずれか一方の画素数を変換する画像フ
ォーマット変換手段と、前記画像フォーマット変換手段
の出力とビデオデータとを合成する合成手段とを備え
る。このOSD装置において、表示回路を設け、前記表
示回路から変換される画像の画素数に関するデータを前
記OSDフォーマット変換回路に供給する。
【0010】前記OSDフォーマット変換回路は水平画
素数を変換するフィルタ回路を備えている。前記フィル
タ回路は前記グラフィックデータを遅延させる手段と、
前記グラフィックデータを所定のフィルタ係数で乗算す
る複数の乗算器と、変換される画素数の位置情報によっ
てフィルタ係数を選択して前記乗算器に印加する手段
と、前記乗算器の出力を加算する加算器とを備え、変換
すべき画像の画素の位置に応じた画素値を出力すること
を特徴とする。
【0011】また、前記OSDフォーマット変換回路は
垂直画素数を変換するフィルタ回路を備える。前記フィ
ルタ回路は水平画素数が変換されたデータを遅延させる
手段と、前記データを所定のフィルタ係数で乗算する複
数の乗算器と、変換される画素数の位置情報によってフ
ィルタ係数を選択して前記乗算器に印加する手段と、前
記乗算器の出力を加算する加算器とを備え、変換すべき
画像の画素の位置に応じた画素値を出力することを特徴
とする。
【0012】前記OSD装置において、アスペクト比を
変えずに画素数のみを変換することができる。また、前
記画素数が変換されたグラフィックデータを前記メモリ
の他の領域に格納し、前記メモリへの書き込みと読み込
み速度を変えることによってアスペクト比を変換するこ
とができる。また、前記メモリに格納されたグラフィッ
クデータの一部を入力して画素数を変換することによっ
て、必要な部分のみを表示することが出来る。
【0013】本発明の目的を達成するために、本発明に
よるOSD装置は、グラフィック画面を、ビデオデータ
に合成して出力するOSD装置であって、メモリに格納
されたグラフィックデータを前記メモリ手段から読み出
し、前記グラフィックデータの水平あるいは垂直画素数
を変換する画像フォーマット変換手段と、前記画素数が
変換されたグラフィックデータと入力されたビデオデー
タとを合成し、合成ビデオ信号を生成する画素合成手段
とを備え、前記合成ビデオ信号を外部に接続されたディ
スプレイ手段に表示できるようにすることを特徴とす
る。
【0014】このOSD装置であって、前記フォーマッ
ト変換手段で画素数が変換されたグラフィックデータを
メモリの他の領域に格納し、前記メモリ手段の他の領域
に格納されたグラフィックデータを遅延させてから読み
出して前記画素合成手段に供給しても良い。また、前記
メモリに格納されたグラフィックデータの一部を入力し
て画素数を変換することによって、必要な部分のみを表
示することが出来る。
【0015】本発明の目的を達成するために、本発明に
よる符号化ビデオ復号装置は、符号化画像データを復号
する画像復号手段と、前記復号された画像のフォーマッ
トを変換する復号画像フォーマット変換手段と、メモリ
に格納されたグラフィックデータを入力する入力手段、
前記入力手段から入力されたグラフィックデータの水平
画素数及び垂直画素数の内、少なくともいずれか一方の
画素数を変換する画像フォーマット変換手段、前記画像
フォーマット変換手段の出力と前記復号画像フォーマッ
ト変換手段の出力を合成する合成手段を有するOSD装
置とを備えることを特徴とする。この符号化ビデオ復号
装置において、前記OSD装置に表示回路を設け、前記
表示回路から変換される画像の画素数に関するデータを
前記OSDフォーマット変換回路に供給する。
【0016】また、本発明の目的を達成するために、本
発明による符号化ビデオ復号装置は、圧縮符号化された
画像データを復号する符号化ビデオ復号装置であって、
入力された符号化画像データを復号する画像復号手段
と、前記画像復号手段によって復号された復号画像と、
他のフレームを復号するために参照される参照画像を蓄
積する第1のメモリと、第2のメモリに格納されたグラ
フィックデータを前記第2のメモリ手段から読み出し、
前記グラフィックデータの水平あるいは垂直画素数を変
換する画像フォーマット変換手段、前記画素数が変換さ
れたグラフィックデータと入力された画像データとを合
成し、合成ビデオ信号を生成する画素合成手段を有する
OSD装置とを備え、前記合成ビデオ信号を外部に接続
されたディスプレイ手段に表示できるようにすることを
特徴とする。
【0017】この符号化ビデオ復号装置において、前記
OSD装置は前記画像フォーマット変換手段で画素数が
変換されたグラフィックデータを第2のメモリの他の領
域に格納し、前記第2のメモリの他の領域に格納された
グラフィックデータを遅延させてから読み出して前記画
素合成手段に供給しても良い。また、前記OSD装置で
は、前記第2のメモリに格納されたグラフィックデータ
の一部を入力して画素数を変換しても良い。することを
特徴とする符号化ビデオ復号装置。また、前記第1のメ
モリと前記第2のメモリとを共通のメモリ装置内に設け
ると好適である。
【0018】本発明による符号化ビデオ復号装置は、メ
モリに格納されたグラフィックデータ及び外部から入力
されたビデオ信号のいずれかが選択的に入力され、入力
された信号の少なくとも水平及び垂直のいずれか一方の
画素数を変換する第1のフォーマット変換手段と、復号
された画像のフォーマットを変換する第2の復号画像フ
ォーマット変換手段と、前記第1及び前記第2のフォー
マット変換手段の出力を合成する合成手段とを備えるこ
とを特徴とする。
【0019】本発明の目的を達成するために、本発明に
よるディジタル放送受信装置は、外部アンテナから入力
されたディジタル放送信号から所望の受信周波数を選択
し、復調するチューナ復調手段と、前記チューナ復調手
段から転送された、複数番組や番組情報を含む多重符号
化信号から必要な情報を符号化データを抽出する多重分
離手段と、符号化データを復号する復号手段と、前記復
号された画像のフォーマットを変換する復号画像フォー
マット変換手段と、グラフィックデータを格納するメモ
リと、前記メモリに格納されたグラフィックデータの水
平画素数及び垂直画素数の内、少なくともいずれか一方
の画素数を変換する画像フォーマット変換手段、前記画
像フォーマット変換手段の出力と前記復号画像フォーマ
ット変換手段の出力を合成する合成手段を有するOSD
装置と、前記番組情報から必要なデータを抽出し、前記
OSD装置によって表示するグラフィックデータを生成
し、前記メモリに転送するプロセッサ手段とを備え、前
記プロセッサ手段は、外部に接続される外部ディスプレ
イの解像度および符号化ビデオ信号の画像フォーマット
が変更されても同一のフレーム画素数のグラフィックデ
ータを生成し、前記OSD装置において外部ディスプレ
イの解像度に応じて画素数の変換率を設定して前記グラ
フィックデータのフォーマット変換を行い、合成ビデオ
信号を生成することを特徴とする。
【0020】本発明の目的を達成するために、本発明に
よるディジタル放送テレビジョン受信装置は、外部アン
テナから入力されたディジタル放送信号から所望の受信
周波数を選択し、復調するチューナ復調手段と、前記チ
ューナ復調手段から転送された、複数番組や番組情報を
含む多重符号化信号から必要な情報を符号化データを抽
出する多重分離手段と、符号化データを復号する復号手
段と、前記復号された画像のフォーマットを変換する復
号画像フォーマット変換手段と、グラフィックデータを
格納するメモリと、前記入力手段から入力されたグラフ
ィックデータの水平画素数及び垂直画素数の内、少なく
ともいずれか一方の画素数を変換する画像フォーマット
変換手段、前記画像フォーマット変換手段の出力と前記
復号画像フォーマット変換手段の出力を合成する合成手
段と、変換される画像の画素数に関するデータを前記O
SDフォーマット変換回路及び前記復号画像フォーマッ
ト変換手段に供給する表示回路を有するOSD装置と、
前記番組情報からグラフィックデータを作成するに必要
なデータを抽出し、前記OSD装置によって表示するグ
ラフィックデータを生成し、前記メモリに転送するグラ
フィックデータ作成手段と、前記合成手段から出力され
た合成映像信号を表示する表示手段とを備え、前記表示
回路からの前記画素数に関するデータに基づいて前記符
号化データ及びグラフィックデータの画素数を変換して
前記表示手段に表示することを特徴とする。
【0021】本発明によるOSD装置において、前記画
像フォーマット変換手段を用いて外部から入力されたビ
デオ信号のフレーム画素数を変換することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、幾つかの実施例を用い、図を参照して説明する。
【0023】まず、本発明の第1の実施例について図1
〜図7を用いて説明する。第1の実施例では、符号化デ
ータとしてISO/IEC13818−2(通称MPE
G2Video)の規格に準拠したビットストリームを
入力し、所定のOSDデータを復号画像に合成して出力
するOSD(On Screen Display)機
能を有する符号化ビデオ復号装置を取り上げている。こ
の実施例において、入力画像は、有効画素領域の水平画
素数が1920本、走査線数が1080本/フレーム、
インタレーススキャンで30Hzのフレームレートの画
像フォーマットを持っており、出力する画像データのフ
ォーマットはNTSC対応のディスプレイ(有効画素数
領域720、走査線数480本/フレーム、インタレー
ススキャンで30Hzのフレーム)に出力するフォーマ
ットに合わせる場合について説明する。
【0024】図1は本発明によるOSD装置を備えたビ
デオ復号装置の第1の実施例を示すブロック図である。
第1の実施例においては、OSD手段をMPEG画像圧
縮符号化データの復号装置内に構成したものであり、図
1において、1はビデオ復号装置、2はRAM、3はマ
イクロコントローラ、4はRAMで構成された作業用メ
モリ、5は文字フォントデータが記憶されているフォン
トROM、11はMPEG画像復号回路、12は復号画
像フォーマット変換手段、13はOSD装置、14はメ
モリコントローラ、表示回路134である。OSD装置
13はCULT参照回路131、OSD画像フォーマッ
ト変換回路132、及び合成回路133から構成されて
いる。
【0025】ビデオ復号装置1に入力される符号化デー
タであるビットストリームは、端子151からMPEG
ビデオ復号回路11に入力され、いったんメモリコント
ローラ14を介して、図2のように構成されているメモ
リ2に転送される。
【0026】図2は図1に示すRAMのメモリマップの
一実施例を示す構成図である。図2に示すように、メモ
リ2はVBVバッファ領域20、第1の参照画像格納領
域21、第2の参照画像格納領域22、B−pictu
re格納領域23、OSD画像フォーマット変換作業領
域24、OSDデータ領域25から構成されている。
【0027】メモリコントローラ14を介してメモリ2
に転送されたビットストリームはメモリ2内のVBV
(VIDEO buffer verificatio
n)バッファ領域20に転送される。VBVバッファ領
域20に格納されたビットストリームは、ビットストリ
ーム内に指定されたタイミングでメモリコントローラ1
4を介して、MPEG画像復号回路11に読み込まれ
る。この後、このMPEG画像復号回路11でVLD
(variable length recordin
g)、逆量子化処理、逆DCT処理、動き補償が行わ
れ、復号画像が生成される。
【0028】復号画像はメモリコントローラ14を介し
てメモリ2内のフレームメモリに書き込まれる。他のフ
レームの復号処理の際に参照画像として用いられるフレ
ーム(I−Picture、P−Picture)は図
2の第1の参照画像格納領域21、または第2の参照画
像格納領域22に交互に格納され、動き補償による参照
時にはメモリコントローラ14を介してMPEG画像復
号回路11に読み込まれる。また、I−Pictur
e、P−Pictureを参照して作成され、他のフレ
ームの参照画像として用いられることのないフレーム
(B−Picture)は図2のB−Picture格
納領域23に格納される。各フレームメモリは輝度成
分、色差成分の格納のために、1920×1080画素
の場合約3MByteのメモリ容量を必要とする。
【0029】格納領域21、22および23に格納され
た復号画像データは、表示すべき順序でメモリコントロ
ーラ14を介してMPEG画像復号回路11によって読
み出され、復号画像フォーマット変換回路12に転送さ
れる。
【0030】復号画像フォーマット変換回路12では、
復号画像の解像度を出力すべきディスプレイの解像度に
合うように画素サイズを水平方向・垂直方向について拡
大/縮小処理を行う。復号画像フォーマット変換回路1
2によりフォーマット変換された復号画像は、OSD装
置13の合成回路133に転送される。合成回路133
に転送する場合、転送される画素の出力レートは表示回
路134から復号画像フォーマット変換回路12に供給
される。各画素は、この画素レートに同期して転送され
る。
【0031】次に、OSDの合成について説明する。O
SD装置13で復号画像に合成されるべきグラフィック
データは、マイクロコントローラ3で作成される。グラ
フィックデータの情報元がテキストデータの場合は、メ
モリ4に格納されており、同じくメモリ4に格納されて
いるグラフィック生成プログラムに従って、必要な文字
フォントデータをフォントROM5から読み出し、グラ
フィックデータを発生させる。
【0032】例えば、1画面の生成されたグラフィック
データが約16万8千色中256色で表現されるとする
と、各色データは24ビットで表現され、256色のう
ちどの色かを示すパレット番号は8bitで表現され
る。即ち、各パレット番号に対して、輝度に8ビット、
U色差信号に8ビット、V色差信号に8ビット割当てら
れる。従って、パレット番号を指定すると、そのパレッ
ト番号に相当する輝度及び色差信号が得られる。
【0033】マイクロコントローラ3は、各画素ごとに
対応するパレット番号8bitをメモリコントローラ1
4を介してメモリ2内に割り当てられたOSDデータ領
域25に書き込む。また、256色の色データ(24ビ
ット×256色)をOSD装置13内のCLUT(Co
lor LookUp Table)参照ブロック13
1内に設けられたカラールックアップテーブルに転送す
る。
【0034】CLUT参照回路131は、OSDグラフ
ィックデータを合成回路133で復号画像に合成するタ
イミングより前にメモリ2からメモリコントローラ14
を介してデータを読み出す。読み出されたデータは各画
素ごとにパレット番号を意味しており、CLUT参照回
路131では各画素に対応する24ビットの輝度、色差
情報をカラールックアップテーブルより参照する。各画
素の輝度、色差情報はOSD画像フォーマット変換回路
132に送られる。OSD画像フォーマット変換回路1
32では、輝度(Y成分)、色差成分(Cb,Cr成
分)のそれぞれについて水平画素数の縮小、垂直画素数
の縮小の処理を行う。
【0035】以下図3を用いて輝度情報水平縮小処理に
ついて説明する。図3は本発明による第1の実施例のO
SD画像フォーマット変換回路において水平解像度の変
換を説明するための模式図であり、図3(a)は192
0画素のデータイネーブル信号示す信号波形図、図3
(b)は画素数の変換方法を示す模式図、図3(c)は
720画素のデータイネーブル信号を示す信号波形図で
あり、図3(d)は9タップのフィルタ係数を示す模式
図である。図3においては輝度の画素を変換する場合に
ついて説明するが、色差信号についても同様の処理を行
う必要がある。
【0036】図3(a)は1920画素系のデータイネ
ーブル301を示し、このデータイネーブル301のデ
ータレートでOSDグラフィックデータがOSD画像フ
ォーマット変換回路132に入力される。このOSDグ
ラフィックデータは図3(c)に示す720画素系のデ
ータイネーブル303のタイミングで読み出される。
【0037】このようにすると、図3(b)に示すよう
に、データイネーブル301のデータレートで入力され
たOSDグラフィックデータが水平方向において192
0画素/lineから720画素/lineの画素数に
縮小され、データイネーブル302のデータレートで出
力される。このデータイネーブル302は表示回路13
4から供給される。
【0038】本実施例では、水平縮小率は3/8(=7
20/1920)なので、この変換の仕方を考えるため
に、1ラインの各画素間を3等分し、あたかも1920
×3の画素レート(点線302)があると仮定する。そ
して、1920画素/line系の各画素間に2個の0
値データを補間し、このサンプリングレートにおいて8
個ごとのサンプリング位置に画素位置を変更する。ここ
で、1920系の実際の画素はa0、a1、…a9で示
され、画素が720系に変換された画素はA0、A1、
A2、A3で示される。
【0039】720系の画素の配置される位置は3っの
1920系の画素値のそれぞれに適切なフィルタ係数を
乗算したものを加算して得られた値によって決まる。図
3(b)において、画素a2の値ににフィルタ係数c2
を乗算したものと、画素a3の値ににフィルタ係数c1
を乗算したものと、画素a4の値にフィルタ係数c4を
乗算したものとを加算することによって、画素A1の値
が得られる。図3(b)に示すように、他の720系の
画素A0、A2及びA3についても同様に得られる。
【0040】一般に変換率をU/D周波数にアップサン
プルしたときに、(π/U)以上の正規化周波数の帯域
にイメージング成分がノイズとして出現し、1/Dにダ
ウンサンプルする時に(π/D)以上の正規化角周波数
の帯域がエリアジング成分として折り返しノイズにな
る。したがって、U倍にアップサンプルした時点でπ/
D、π/Uのうち小さいほうの周波数までの帯域を通す
ようなローパスフィルタを施し、ノイズ成分を除去する
のが理想的である。実際には、視覚的に無視できる程度
にノイズを低減すれば良く、有限タップ数のディジタル
ローパスフィルタを施せば画質劣化はかなりの程度低減
することができる。
【0041】変換後の画素の位置を所定の位置に配置す
るため、本実施例では、図3(d)に示すように9タッ
プのディジタルフィルタ係数を変換後の画素位置を中心
とする位置に対して施している。このフィルタ係数は係
数c0を中心として左右にc1、c2、c3及びc4の
フィルタ係数を持っている。直線位相特性をもつ場合、
左右対称のフィルタ係数となるため、C0からC4まで
の異なる係数をもつことになる。このとき、3倍にアッ
プサンプルした際のゲイン補正をするため、フィルタの
ゲインは前述のU/DのUに相当する値、本実施例では
3/8であるため、3になるように設計する。実際のフ
ィルタ係数c0、c1、c2、c3、c4の乗算では、
変換前に値を持っている画素値、即ちa0〜a9のみに
乗算すればよく、各画素間の画素値がゼロに対してはフ
ィルタ係数を乗算する必要はない。
【0042】本実施例では、最大3係数の乗算を必要と
する。一般には、タップ数Nで変換率がU/Dとする
と、N/U以上で最小の整数分だけ0以外の画素値との
演算が必要となる。本実施例においては、Uは3であ
り、タップ数は9であるため、3種類の演算が必要にな
る。例えば、A1の位置に画素を変換する場合、c4×
0+c3×0+c2×a2+c1×0+c0×0+c1
×a3+c2×0+c3×0+c4×a4のうち画素値
0に対する乗算は無視して良い。この計算を行うため、
OSD画像フォーマット変換回路132内には、図4に
示すようなフィルタ回路を持っている。
【0043】図4はOSD画像フォーマット変換回路内
のフィルタの一実施例を示すブロック図である。図4の
端子305から変換前のOSDグラフィックデータが入
力される。各画素の情報は遅延素子306、307によ
って1920画素系のデータイネーブルにおいて1画素
ずつ遅延される。変換後の画素位置を計算するための画
素情報が、乗算器308、309、310に用意された
とき、フィルタ計算が行われる。1920画素/lin
eの画素の間隔は図3(b)で3とすると、720画素
/lineの画素の間隔は8となる。
【0044】また、位置情報としては、例えば図3
(b)では、A0の位置情報を0、A1の位置情報を
1、A2の位置情報を2とすると、A3の位置情報はリ
セットされて0となり、A4の位置情報は1となるよう
に繰り返される。
【0045】図4のフィルタ回路において、係数セレク
タ314には0、1、2、0、1、2の位置情報が順次
入力される。この位置情報によって、一意に乗算器30
8、309、310に供給するフィルタ係数が決定でき
る。フィルタ係数セレクタ314は、この位置情報をも
とに、係数セレクタ314によって、フィルタ係数のメ
モリ315よりフィルタ係数が選択され、乗算器30
8、309、310に供給される。各乗算器308、3
09、310で画素値とフィルタ係数が乗算され、加算
器311で合計される。フリップフロップ312では計
算された変換後の画素データが720画素系データイネ
ーブルごとに出力され、端子313から次段の垂直縮小
処理の回路に出力される。
【0046】本実施例においては、水平1920画素か
ら720画素への変換以外にも対応できるようにするた
め、変換前画素のデータイネーブル301と変換後画素
のデータイネーブル302を変更可能とし、フィルタ係
数を任意に設定できるようにする。また、係数セレクタ
314に入力する位置情報のリセット周期を、設定した
変換率U/Dの分子Uとすることで様々な変換率を任意
に行えるようにできる。
【0047】この場合、変換率がU/Dの分子Uが1に
近いほど、同じタップ数のフィルタ演算でもアップサン
プルの際に0値を挿入する数が減るため、例えば、図3
(b)において、画素a0と画素a1間の仮想画素の数
が減るため、一度に乗算するフィルタ係数が増え、最大
U=1のとき、フィルタのタップ数分の乗算器を持つ必
要がある。したがって、設定する変換率が複数ある場
合、変換率U/Dおよびそのときに必要なタップ数Nの
組み合わせを考え、それぞれにおいて必要とされる乗算
器の個数(N/U以上で最小の整数)のうち最大数分だ
け乗算器を持てば、想定した変換率とタップ数の組み合
わせのうちで任意の変換率を同一回路で実現することが
可能となる。
【0048】次に、図5を用いてOSD画像のフォーマ
ット変換回路における垂直画像数の変換処理について説
明する。図5は垂直画素数の変換処理を説明するための
模式図であり、図5(a)、図5(b)は垂直の画素数
の変換を説明するための模式図であり、図5(c)は2
5タップのフィルタ係数を示す模式図である。本実施例
では復号画像のフォーマットおよび、出力ディスプレイ
のフォーマットともにインターレーススキャン(飛び越
し走査)について説明する。即ち、1/60Hzの各フ
ィールド内で垂直方向の縮小変換を行う場合について説
明する。
【0049】本実施例では、図5(a)、図5(b)に
示すように540line/フィールドの復号画像を2
40line/フィールド画像の解像度に縮小する場合
について説明する。この場合、図5(a)に示すよう
に、540line/フィールドの第1フィールド(例
えば、偶数フィールド)側の画素をt0、t1...と
し、図5(b)に示すように、第2フィールド(例えば
奇数フィールド)側の画素をb0、b1、b2...と
する。また、図5(a)に示すように、540line
/フィールドから変換される240line/フィール
ド画像の第1フィールド(例えば、偶数フィールド)側
の変換された画素をT0,T1、T2...とし、図5
(b)に示すように、第2フィールド(例えば、奇数フ
ィールド)側の画素B0,B1、B2...とする。
【0050】この場合、垂直方向の縮小率は4/9(2
40/540)であり、水平方向の変換処理同様、まず
540line/フィールドの垂直方向のサンプリング
周波数を4倍にアップサンプルしている(図5(a)の
破線L0参照)。即ち、4/9に縮小する場合には、各
画素t1、t2、t3...間、及び各画素b0、b
1、b2...間の間隔を4等分して考えると容易に理
解することが出来る。ところが、第2フィールドに関し
ては、変換後の画素位置B0、B1、B3...は第1
フィールドの変換後の画素T0、T1、T2...と位
相が1/2ずれるため、半位相シフトした位置に画素デ
ータが配置される(図4(a)の破線L1参照)。従っ
て、540line/フィールドの8倍のサンプリング
周波数(破線L0および破線L1)を考え、第1フィー
ルド、第2フィールドともに共通の25タップの直線位
相ローパスフィルタを用い、図5(c)に示すフィルタ
係数に応じて、変換後の画素値を決める。
【0051】図5(a)に示すように、第1フィールド
では、変換後の画素T1の値は変換前の画素値t1にフ
ィルタ係数c10を乗算し、変換前の画素値t2にフィ
ルタ係数c2を乗算し、変換前の画素値t3にフィルタ
係数c6を乗算した値になる。他の変換後の画素の値も
図に示すフィルタ係数を用いることによって決められ
る。
【0052】図5(b)に示すように、第2のフィール
ドでは、変換後の画素B1の値は変換前の画素値b0に
フィルタ係数c5を乗算し、変換前の画素値b1にフィ
ルタ係数c3を乗算し、変換前の画素値b2にフィルタ
係数c11を乗算した値になる。他の変換後の画素の値
も図に示すフィルタ係数を用いることによって決められ
る。
【0053】次に、垂直画素数の変換に使うフィルタ回
路について、図6を用いて説明する。
【0054】図6は本発明による垂直画素数変換に使う
フィルタ回路の一実施例を示すブロック図である。図の
フィルタ回路において、端子402から水平方向の変換
後の画素データが入力される。水平方向に順番に入力さ
れた画素データは1ライン分のデータを持つラインメモ
リ403、404および405により、1ラインずつ遅
延させられ、乗算器406、407、408、409に
入力される。このフィルタ係数は垂直方向位置情報をも
とに係数セレクタ416によって係数メモリ417内に
保持された係数から選択される。
【0055】位置情報は、第1フィールドの場合、画素
T0を0位置とすると、T1は1の位置、T2は2の位
置、T3は3の位置になり、T4でもとの位置0に戻
る。第2フィールドでは、画素B0の位置を0とする
と、B1は1の位置、B2は2の位置、B3は3の位置
になり、B4で0の位置に戻る。この情報をもとに25
タップの係数から実際に画素と乗算する係数のみを一意
に選択する。位置情報はフィールド番号によって偶数の
位置情報413か奇数の位置情報414が位置情報セレ
クタ415によって選択される。双方の位置情報は24
0line系の変換後の画素のライン位置が変るごとに
増加する。係数セレクタ416で選択されたフィルタ係
数を基に乗算器406から409で乗算されたデータ
は、加算器410で加算され、フリップフロップ411
を介し、端子412から出力される。端子412から出
力されるデータは720画素/lineのレートで図1
に示す合成回路133に出力される。
【0056】本実施例においては、水平方向の変換回路
同様に、フィルタの係数を任意に設定でき、ライン方向
のサンプリング周波数を変更できるので、種々の変換率
を同一回路で実現できる。
【0057】図1の合成回路133では、表示回路13
4から現在の走査線の画素位置をもらい、復号画像とO
SDデータ画像から現在の画素位置に対応するデータを
それぞれ参照し、所定の比率で合成して表示回路134
に出力する。表示回路134は、外部ディスプレイに適
合した同期信号とともに、OSD合成された画像データ
を出力する。
【0058】以上のOSD装置を用いて、例えば電子番
組情報(EPG)を外部のディスプレイに出力する例を
図7を用いて説明する。図7は本発明によるOSD画像
フォーマット変換の画面構成の例を示す画面構成図であ
り、図7(a)は入力画面を示す構成図であり、図7
(b)、図7(c)、図7(d)はフォーマット変換後
の画面構成を示す画面構成図である。
【0059】入力として、図7(a)に示すように、水
平1920画素×垂直1080ライン/フレームのOS
Dグラフィックデータの画面51(アスペクト比16:
9)が図1のマイクロコントローラ3からメモリ2に書
き込まれたとする。上記OSD装置13の画像フォーマ
ット変換機能を用いて水平方向を3/8、垂直方向を4
/9に縮小すれば、16:9のアスペクト比を持つ72
0画素×480ラインのディスプレイに図7(b)の画
面52を出力することができる。この場合、マイクロコ
ントローラ3は、外部ディスプレイが1920画素×1
080ラインのディスプレイにOSD画像を出す場合と
同一のプログラムでデータを生成すればよく、同一のフ
ォントセットを使用することができる。
【0060】本実施例では、さらにOSD画像フォーマ
ット変換回路132はフォーマット変換後のOSD画像
データを合成回路133に転送する前に一度メモリ2内
のOSD画像フォーマット変換作業領域24にデータを
転送する機能を持つ。この作業領域24に一定期間デー
タを保持してから、変換後の垂直あるいは水平画素レー
トよりも早いレートで読み出すことで、外部ディスプレ
イの一部分にフォーマット変換後のOSDデータを表示
することができる。
【0061】垂直方向の本機能を用いた画面表示例とし
て、図7(a)の画面51のグラフィックデータを水平
方向720画素、垂直方向405ラインに変換し、合成
回路133において外部ディスプレイの一部にのみ合成
するようにするば、例えディスプレイのアスペクト比が
4:3のディスプレイでも図7(c)の画面53に示す
ように元のデータのアスペクト比を変更せずに縮小表示
することが可能である。図7(c)に示す場合には、メ
モリ2のOSD画像フォーマット変換作業領域に画素数
が変換されたデータ(グラフィックデータ)を格納し、
垂直走査の開始位置を遅延させている。
【0062】さらに、CLUT参照回路131でメモリ
2から読み出し、OSD画像フォーマット変換回路13
2に転送する水平画素数および垂直画素数が格納された
データよりも小さい値を指定可能とすると、図7(d)
に示す画面54の例のように画面の一部を削除すること
が可能となる。これにより、例えば16:9のアスペク
ト比を持つ画面を4:3のアスペクト比のディスプレイ
に表示する際、削除されても支障のない部分を削ること
により、縮小率U/DのDの値を小さくできる。これに
より、画像劣化を少なくした画面構成を利用することも
可能となる。上記説明では、画素数の縮小について述べ
たが、変換率U/DでU>Dの場合も同様の方法で画素
数の拡大処理を行うことが可能である。
【0063】本実施例では、メモリ資源を有効に利用す
るため符号化ビデオの復号に必要とされるメモリ領域2
0〜23と、OSD画像フォーマット変換作業領域24
とOSDデータ領域25を同一のRAM内にもつ。この
ため、各格納領域へのリードライトのタイミングが衝突
しないように、メモリコントローラ14がリード/ライ
トの要求を受けそれぞれのメモリアクセスを調停する。
各ブロックはメモリコントローラ14が自分のアクセス
要求に対して許可を出した場合にアクセスを開始する。
【0064】上記の実施例では、OSDグラフィックデ
ータを格納するメモリ2を復号用のフレームメモリと同
一のRAMを使用しているが、異なるRAMおよびメモ
リコントローラを用いて本発明の請求の範囲が示す実施
例の一つであることは明らかである。また、上記では、
MPEG復号画像に対してOSD画面を合成している
が、符号化されていないビデオ信号を入力としてOSD
画面データを合成する場合にも、同様にOSD装置を用
いて外部ディスプレイの解像度に左右されず同一OSD
グラフィックデータをフォーマット変換して合成できる
ことはいうまでもない。
【0065】次に、本発明によるOSD装置を有するビ
デオ復号装置の第2の実施例について説明する。図8
(a)は本発明によるOSD装置を有するビデオ復号装
置の第2の実施例を示すブロック図であり、図8(b)
は図8(a)によって得られた画面構成の一実施例を示
す画面構成図である。図8(a)において、図1と同じ
機能を持つブロックには同一の番号を付けてその説明を
省略する。第2の実施例では、OSDグラフィックデー
タのフォーマット変換機能を用いない場合、外部のビデ
オデータを子画面として親画面に合成して出すピクチャ
インピクチャ(PinP)機能(図8(b))用のフォ
ーマット変換回路として用いる。
【0066】図8(a)において、フォーマット変換回
路132をPinP機能のフォーマット変換回路として
用いる場合、セレクタ136の端子136Bが選択さ
れ、端子152からの外部ビデオ入力信号がフォーマッ
ト変換回路132に転送される。フォーマット変換回路
132は外部ビデオ入力を縮小し、さらにメモリ2の格
納領域24に一度データを転送する。メモリ2内に格納
されたデータは遅延させられたあと、再びフォーマット
変換回路132に読み出され、PinP回路15に転送
される。一方、OSD画像はCLUT参照回路131か
らセレクタ135の端子135Bのパスをとおって合成
回路133に転送され、復号画像と合成される。Pin
P回路15は、表示回路134から供給される走査線の
表示位置をもとに所定の位置にPinP画像を、合成回
路133からの出力信号に合成して、表示回路134に
転送する。このようにして、図8(b)に示す画面13
7が得られる OSDグラフィックに対してフォーマット変換を行う場
合、セレクタ136Aの端子136Aが選択されるた
め、CLUT参照回路131の出力はフォーマット変換
回路132に転送される。また、この場合、セレクタ1
35の端子135Aが選択されるため、フォーマット変
換回路132から出力されたフォーマット変換後のOS
Dデータは合成回路133に転送される。この場合、外
部ビデオ入力のPinP機能は動作しないため、Pin
P回路15では、合成回路133からの出力は表示回路
134にスルーされる。
【0067】例えば、高品位ディスプレイに本OSD装
置を含むビデオ復号装置を組み込む場合、ディスプレイ
解像度は一意に決まるため、そのディスプレイの解像度
にあうようにOSDデータを生成すればOSDのフォー
マット変換機能を使用する必要はなくなる。一方高品位
ディスプレイの機能の1つとしてPinP機能が搭載さ
れることが多いためフォーマット変換回路132をPi
nP用に使用することが可能である。この場合には、図
8(a)のOSD装置を用い、フォーマット変換回路1
32で外部ビデオ入力を縮小し、PinP回路15で合
成回路133の出力(OSD画像と復号画像の合成画
像)に合成して表示回路に出力すればよい。
【0068】一方、本OSD装置を含むビデオ復号装置
をディスプレイと別のSTB型(SetTopBox)
の放送受信機に搭載する場合、外部に接続されるディス
プレイは複数種類になり得るためOSD用のフォーマッ
ト変換機能が必要となる。PinP機能を装備しない場
合には、フォーマット変換回路132をOSD用に使用
し、外部に接続されるディスプレイに応じて、水平及び
垂直の画素数を変換することができる。このように、用
途に応じて、フォーマット変換回路の資源を有効に利用
することができ、装置コスト低減に有効である。
【0069】次に、本発明によるビデオ復号装置を用い
たディジタル放送受信装置の実施例について説明する。
図9は本発明によるビデオ復号装置を用いたディジタル
放送受信装置の一実施例を示すブロック図である。本実
施例は、ISO/IEC13818−1(通称MPEG
2Systems)のTransportStream
の規格に準拠したフォーマットで送信されるディジタル
放送を受信して、表示するディジタル放送受信機であ
る。
【0070】図9において、アンテナ70から入力され
たディジタル放送信号は、Tuner/FEC部711
で所望の周波数が選択/復調される。さらに誤りエラー
訂正を行い、デスクランブラ712に転送される。デス
クランブラ712では、マイクロコントローラ3より指
定された暗号解読キーにより、選択番組の暗号化を解
き、多重信号分離部(Demux)713に転送され
る。Demux部713では多重化されているTSパケ
ットと呼ばれるデータ列(1TSパケット=188by
teの固定長)から、視聴したい番組に関するオーディ
オとビデオの信号を含む符号化ビットストリームを抽出
し、それぞれオーディオ復号装置714および、ビデオ
復号装置1に送信される。それぞれの回路で復号された
オーディオ信号とビデオ信号はD/Aコンバート回路7
15、716でそれぞれアナログ信号に変換され、それ
ぞれスピーカ装置720、ディスプレイ装置719に送
られ出力される。Demux部713では、オーディオ
とビデオの符号化データの他、多重化情報、番組情報な
どが抽出され、マイクロコントローラ3に転送される。
マイクロコントローラ3では、メモリ4を用いこれらの
データを解析し、ビデオ復号装置1、およびオーディオ
復号装置714など他のブロックを制御する。また、番
組情報からフォントROM5内の文字フォントデータを
用いてEPG画面を作成する。作成されたEPGメニュ
ーはRAM2内に格納され、ビデオ復号装置1内のOS
D装置によってビデオ復号画像にオーバーレイ表示され
る。
【0071】出力されたEPG画面を見て、番組予約な
どのユーザ操作に関する情報は、外部のリモコン718
からのコントロール信号よりリモコンI/F717に送
られる。リモコンI/F717はマイクロコントローラ
3にこの情報を送る。この情報をもとにマイクロコント
ローラ3はメモリ2内に含まれるEPG画像を変更、更
新することで対話的なGUI(グラフィカルユーザイン
タフェース)が構築される。
【0072】本実施例で、入力される符号化ビデオのフ
ォーマットは、多種類存在するが、ビデオ復号装置内の
復号画像フォーマット変換回路12においてディスプレ
イの解像度に適合するように変換される。したがって、
OSD装置は入力フォーマットが変更されても、その解
像度を変更することなく共通のGUI制御プログラムを
使用することができる。また、接続されるディスプレイ
719の解像度が変更されても、ビデオ復号装置内のO
SD装置13によってフォーマットを変換することが出
来る機能をそなえているので、GUIの制御プログラム
および、画面構成を変更する必要がない。
【0073】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によるOSD
装置およびこれを含んだ符号化ビデオ復号装置を用いる
ことにより、多種類の符号化ビデオフォーマットに対応
した、複数のディスプレイに接続できる受信機セットを
小さな容量のフォントROMで実現できる。
【0074】また、同一のGUI制御プログラムを用い
ることができるため、ディスプレイサイズ、入力ビデオ
フォーマットに関わらず共通のGUI操作が行える受信
機セットを実現することが可能できる。
【0075】従って、ディスプレイサイズ、入力ビデオ
フォーマットに依存しない、統一されたGUI環境をユ
ーザに提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるOSD装置を備えたビデオ復号装
置の第1の実施例を示すブロック図である。
【図2】図1に示すRAMメモリのメモリマップの一実
施例を示す構成図である。
【図3】本発明による第1の実施例のOSD画像フォー
マット変換回路において水平解像度の変換を説明するた
めの模式図である。
【図4】OSD画像フォーマット変換回路内のフィルタ
の一実施例を示すブロック図である。
【図5】垂直画素数の変換処理を説明するための模式図
である。
【図6】本発明による垂直画素数変換に使うフィルタ回
路の一実施例を示すブロック図である。
【図7】本発明によるOSD画像フォーマット変換の画
面構成の例を示す画面構成図である。
【図8】図8は本発明によるOSD装置を有するビデオ
復号装置の第2の実施例を示すブロック図及び画面構成
の一実施例を示す画面構成図である。
【図9】本発明によるビデオ復号装置を用いたディジタ
ル放送受信装置の一実施例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1…ビデオ復号装置、2…RAMのメモリ、3…マイク
ロコントローラ、4…RAMのメモリ、5…フォントR
OM、11…MPEG画像復号回路、12…復号画像フ
ォーマット変換手段、13…OSD装置、14…メモリ
コントローラ、131…CLUT参照回路、132…O
SD画像フォーマット変換回路、133…合成回路、1
34…表示回路。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/445 G09G 5/00 555A 5/46 5/36 520L 7/025 H04N 7/08 A 7/03 7/035 (72)発明者 岩田 憲一 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株 式会社日立製作所システムLSI開発セン タ内 (72)発明者 鳥越 忍 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株 式会社日立製作所システムLSI開発セン タ内 (72)発明者 奥 万寿男 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所マルチメディアシステム 開発本部内 (72)発明者 是枝 浩行 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所マルチメディアシステム 開発本部内 Fターム(参考) 5C025 AA23 BA27 BA28 CA09 CB05 CB06 CB08 DA05 5C063 DA02 DA03 DA13 EB33 EB35 EB46 5C082 AA02 BA02 BA12 BA27 BA41 BB32 BB44 BB51 CA21 CA32 CA36 CA56 CA84 CB01 DA26 DA87 MM06 MM07 MM09

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】メモリに格納されたグラフィックデータを
    入力する入力手段と、前記入力手段から入力されたグラ
    フィックデータの水平画素数及び垂直画素数の内、少な
    くともいずれか一方の画素数を変換する画像フォーマッ
    ト変換手段と、前記画像フォーマット変換手段の出力と
    ビデオデータとを合成する合成手段とを備えることを特
    徴とするOSD装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のOSD装置において、表示
    回路を設け、前記表示回路から変換される画像の画素数
    に関するデータを前記画像フォーマット変換回路に供給
    することを特徴とするOSD装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載のOSD装置において、前記
    画像フォーマット変換回路は水平画素数を変換するフィ
    ルタ回路を備えることを特徴とするOSD装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載のOSD装置において、前記
    フィルタ回路は前記グラフィックデータを遅延させる手
    段と、前記グラフィックデータを所定のフィルタ係数で
    乗算する複数の乗算器と、変換される画素数の位置情報
    によってフィルタ係数を選択して前記乗算器に印加する
    手段と、前記乗算器の出力を加算する加算器とを備え、
    変換すべき画像の画素の位置に応じた画素値を出力する
    ことを特徴とするOSD装置。
  5. 【請求項5】請求項1記載のOSD装置において、前記
    画像フォーマット変換回路は垂直画素数を変換するフィ
    ルタ回路を備えることを特徴とするOSD装置。
  6. 【請求項6】請求項5記載のOSD装置において、前記
    フィルタ回路は水平画素数が変換されたデータを遅延さ
    せる手段と、前記データを所定のフィルタ係数で乗算す
    る複数の乗算器と、変換される画素数の位置情報によっ
    てフィルタ係数を選択して前記乗算器に印加する手段
    と、前記乗算器の出力を加算する加算器とを備え、変換
    すべき画像の画素の位置に応じた画素値を出力すること
    を特徴とするOSD装置。
  7. 【請求項7】請求項1記載のOSD装置において、アス
    ペクト比を変えずに画素数のみを変換することを特徴と
    するOSD装置。
  8. 【請求項8】請求項1記載のOSD装置において、前記
    画素数が変換されたグラフィックデータを前記メモリの
    他の領域に格納し、前記メモリへの書き込みと読み込み
    速度を変えることによってアスペクト比を変換すること
    を特徴とするOSD装置。
  9. 【請求項9】請求項1記載のOSD装置において、前記
    メモリに格納されたグラフィックデータの一部を入力し
    て画素数を変換することを特徴とするOSD装置。
  10. 【請求項10】グラフィック画面を、ビデオデータに合
    成して出力するOSD装置であって、メモリに格納され
    たグラフィックデータを前記メモリ手段から読み出し、
    前記グラフィックデータの水平あるいは垂直画素数を変
    換する画像フォーマット変換手段と、前記画素数が変換
    されたグラフィックデータと入力されたビデオデータと
    を合成し、合成ビデオ信号を生成する画素合成手段とを
    備え、前記合成ビデオ信号を外部に接続されたディスプ
    レイ手段に表示できるようにすることを特徴とするOS
    D装置。
  11. 【請求項11】請求項10記載のOSD装置であって、
    前記画像フォーマット変換手段で画素数が変換されたグ
    ラフィックデータをメモリの他の領域に格納し、前記メ
    モリ手段の他の領域に格納されたグラフィックデータを
    遅延させてから読み出して前記画素合成手段に供給する
    ことを特徴とするOSD装置。
  12. 【請求項12】請求項10記載のOSD装置において、
    前記メモリに格納されたグラフィックデータの一部を入
    力して画素数を変換することを特徴とするOSD装置。
  13. 【請求項13】符号化画像データを復号する画像復号手
    段と、前記復号された画像のフォーマットを変換する復
    号画像フォーマット変換手段と、メモリに格納されたグ
    ラフィックデータを入力する入力手段、前記入力手段か
    ら入力されたグラフィックデータの水平画素数及び垂直
    画素数の内、少なくともいずれか一方の画素数を変換す
    る画像フォーマット変換手段、前記画像フォーマット変
    換手段の出力と前記復号画像フォーマット変換手段の出
    力を合成する合成手段を有するOSD装置とを備えるこ
    とを特徴とする符号化ビデオ復号装置。
  14. 【請求項14】請求項13記載の符号化ビデオ復号装置
    において、前記OSD装置に表示回路を設け、前記表示
    回路から変換される画像の画素数に関するデータを前記
    OSDフォーマット変換回路に供給することを特徴とす
    る符号化ビデオ復号装置。
  15. 【請求項15】圧縮符号化された画像データを復号する
    符号化ビデオ復号装置であって、入力された符号化画像
    データを復号する画像復号手段と、前記画像復号手段に
    よって復号された復号画像と、他のフレームを復号する
    ために参照される参照画像を蓄積する第1のメモリと、
    第2のメモリに格納されたグラフィックデータを前記第
    2のメモリ手段から読み出し、前記グラフィックデータ
    の水平あるいは垂直画素数を変換する画像フォーマット
    変換手段、前記画素数が変換されたグラフィックデータ
    と入力された画像データとを合成し、合成ビデオ信号を
    生成する画素合成手段を有するOSD装置とを備え、前
    記合成ビデオ信号を外部に接続されたディスプレイ手段
    に表示できるようにすることを特徴とする符号化ビデオ
    復号装置。
  16. 【請求項16】請求項15記載の符号化ビデオ復号装置
    において、前記OSD装置は前記画像フォーマット変換
    手段で画素数が変換されたグラフィックデータを第2の
    メモリの他の領域に格納し、前記第2のメモリの他の領
    域に格納されたグラフィックデータを遅延させてから読
    み出して前記画素合成手段に供給することを特徴とする
    符号化ビデオ復号装置。
  17. 【請求項17】請求項15記載の符号化ビデオ復号装置
    において、前記OSD装置は、前記第2のメモリに格納
    されたグラフィックデータの一部を入力して画素数を変
    換することを特徴とする符号化ビデオ復号装置。
  18. 【請求項18】請求項15記載の符号化ビデオ復号装置
    において、前記第1のメモリと前記第2のメモリとを共
    通のメモリ装置内に設けたことを特徴とする符号化ビデ
    オ復号装置。
  19. 【請求項19】メモリに格納されたグラフィックデータ
    及び外部から入力されたビデオ信号のいずれかが選択的
    に入力され、入力された信号の少なくとも水平及び垂直
    のいずれか一方の画素数を変換する第1のフォーマット
    変換手段と、復号された画像のフォーマットを変換する
    第2のフォーマット変換手段と、前記第1及び前記第2
    のフォーマット変換手段の出力を合成する合成手段とを
    備えることを特徴とする符号化ビデオ復号装置。
  20. 【請求項20】外部アンテナから入力されたディジタル
    放送信号から所望の受信周波数を選択し、復調するチュ
    ーナ復調手段と、 前記チューナ復調手段から転送された、複数番組や番組
    情報を含む多重符号化信号から必要な情報を符号化デー
    タを抽出する多重分離手段と、 符号化データを復号する復号手段と、 前記復号された画像のフォーマットを変換する復号画像
    フォーマット変換手段と、 グラフィックデータを格納するメモリと、 前記メモリに格納されたグラフィックデータの水平画素
    数及び垂直画素数の内、少なくともいずれか一方の画素
    数を変換する画像フォーマット変換手段、前記画像フォ
    ーマット変換手段の出力と前記復号画像フォーマット変
    換手段の出力を合成する合成手段を有するOSD装置
    と、 前記番組情報から必要なデータを抽出し、前記OSD装
    置によって表示するグラフィックデータを生成し、前記
    メモリに転送するプロセッサ手段と、 を備え、 前記プロセッサ手段は、外部に接続される外部ディスプ
    レイの解像度および符号化ビデオ信号の画像フォーマッ
    トが変更されても同一のフレーム画素数のグラフィック
    データを生成し、前記OSD装置において外部ディスプ
    レイの解像度に応じて画素数の変換率を設定して前記グ
    ラフィックデータのフォーマット変換を行い、合成ビデ
    オ信号を生成することを特徴とするディジタル放送受信
    装置。
  21. 【請求項21】外部アンテナから入力されたディジタル
    放送信号から所望の受信周波数を選択し、復調するチュ
    ーナ復調手段と、 前記チューナ復調手段から転送された、複数番組や番組
    情報を含む多重符号化信号から必要な情報を符号化デー
    タを抽出する多重分離手段と、 符号化データを復号する復号手段と、 前記復号された画像のフォーマットを変換する復号画像
    フォーマット変換手段と、 グラフィックデータを格納するメモリと、 前記入力手段から入力されたグラフィックデータの水平
    画素数及び垂直画素数の内、少なくともいずれか一方の
    画素数を変換する画像フォーマット変換手段、前記画像
    フォーマット変換手段の出力と前記復号画像フォーマッ
    ト変換手段の出力を合成する合成手段と、変換される画
    像の画素数に関するデータを前記OSDフォーマット変
    換回路及び前記復号画像フォーマット変換手段に供給す
    る表示回路を有するOSD装置と、 前記番組情報からグラフィックデータを作成するに必要
    なデータを抽出し、前記OSD装置によって表示するグ
    ラフィックデータを生成し、前記メモリに転送するグラ
    フィックデータ作成手段と、 前記合成手段から出力された合成映像信号を表示する表
    示手段とを備え、 前記表示回路からの前記画素数に関するデータに基づい
    て前記符号化データ及びグラフィックデータの画素数を
    変換して前記表示手段に表示することを特徴とするディ
    ジタル放送受信装置。
  22. 【請求項22】請求項1記載のOSD装置において、前
    記画像フォーマット変換手段を用いて外部から入力され
    たビデオ信号のフレーム画素数を変換することを特徴と
    するOSD装置。
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