JP3891721B2 - 記録媒体及び記録再生装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、音楽、映像、コンピュータプログラム等が記録された記録媒体及び当該記録媒体を再生する再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
大容量の情報の記録が可能な記録媒体の普及により、音楽、映像、コンピュータプログラム等の情報をコンパクト・ディスク(CD:Compact Disc)やコンパクト・ディスク−リード・オンリー・メモリ(CD−ROM:Compact Disc−Read Only Memory)等の記録媒体に記録し、廉価且つ大量に頒布・販売することが一般的になっている。
【0003】
CDやCD−ROM等の記録媒体は、デジタル化された情報が記録されているため、情報の品質を劣化させることなく利用することが可能である。CDやCD−ROM等の記録媒体に記録された情報は、パーソナルコンピュータにより容易にデータを複製することができるため、CDやCD−ROM等の記録媒体に記録された情報を違法に複製される虞がある。
【0004】
例えば、CD−ROMに記録されたコンピュータプログラムは、パーソナルコンピュータにより読み出され、パーソナルコンピュータのハードディスクドライブ等の記憶部に記憶され、記憶部に記憶されたコンピュータプログラムが実行され利用される。CD−ROMに記録されたコンピュータプログラムを、複数のパーソナルコンピュータのハードディスクドライブに記憶し、不正に利用することができる。また、パーソナルコンピュータを用いて、CD−ROMに記録されたコンピュータプログラムを読み出し、そのコンピュータプログラムを他の記録媒体に記録することで、CD−ROMに記録されているコンピュータプログラムを違法に複製することができる。複製されたコンピュータプログラムは、他のパーソナルコンピュータで利用することができ、また、複製されたコンピュータプログラムを更に他の記録媒体に複製することもできる。
【0005】
パーソナルコンピュータを用いて実行することが可能なコンピュータプログラムを保護する手段としては、コンピュータプログラムの使用にあたって必要な情報(鍵情報やパスワードなど)の確認を行い、前記情報が確認された場合にのみコンピュータプログラムを利用できる方法や、コンピュータプログラムそのものを何らかの方法で暗号化し、使用にあたっては、復号化情報を入力することでコンピュータプログラムを復号して利用する方法などがある。これらの方法を用いても、コンピュータプログラムの使用にあたって必要な情報やデータを復号する復号化情報を複製することで、当該コンピュータプログラムを違法に複製して利用する虞がある。
【0006】
前述した課題を解決する手段として、特開昭64−68835号に開示されているソフトウエア権利管理制御方法がある。この方法では、暗号化されたコンピュータプログラムを、専用の復号化装置を用いて復号化して利用する。復号化装置は、復号化処理が行われる度に利用頻度を計算し、随時配布センターに送信する。配布センター側では、その利用頻度に応じて課金を行い、コンピュータプログラムの利用者から料金を徴収する。暗号化されたコンピュータプログラムを専用の復号化装置を用いて複製しても、複製したコンピュータプログラムは専用の復号化装置で復号しないと利用できない。複製したコンピュータプログラムであっても、専用の復号化装置を利用する度に課金されるため、違法に複製したコンピュータプログラムを利用する場合でも料金を支払わなければならない。
【0007】
また、特開平5−298085号公報に開示されているソフトウエア管理システムにおいては、書き換え可能な書換領域と書き換えが不可能な書換不可能記憶領域を有する記録媒体を用いて、書換不可能記憶領域に暗号化されたソフトウエアを記録し、書換領域に前記ソフトウエアを復号する復号化情報と共に、当該ソフトウエアの使用回数又は使用時間を暗号化して記録する。この記録媒体を再生する再生装置では、ソフトウエアの使用回数又は使用時間が契約回数又は契約時間を超えた場合に使用を禁止するようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
前述したソフトウエア権利管理制御方法及びソフトウエア管理システムは、パーソナルコンピュータを用いて実行することが可能なコンピュータプログラムと、コンピュータプログラム以外の、例えば音楽や映像等の情報に対して、利便性を損ねることなく情報が違法に複製され利用されることを防止することが困難である。
【0009】
前述したソフトウエア権利管理制御方法は、コンピュータプログラムを違法に複製し利用することに対して充分なセキュリティを達成しているが、例えば定められた料金を支払って音楽や映像等の情報が記録された記録媒体を購入した場合に、音楽や映像等の情報を再生する専用の復号装置を利用する度に課金されるという不具合が生じる。前述したソフトウエア管理システムにおいては、音楽や映像等の情報に対して、使用回数や使用時間が制限されるため、利便性を損ねるという不具合がある。
【0010】
また、前述したソフトウエア権利管理制御方法においては、暗号化された情報を改ざんして、暗号化された情報を専用の復号装置以外の装置を用いて復号することができるようにすることにより、情報を違法に複製して利用することができる。前述したソフトウエア管理システムにおいては、記録媒体に記録されるソフトウエアの使用回数や使用時間に関する情報を改ざんすることにより、記録媒体に記録された情報を自由に復号し、違法に複製して利用することができる。
【0011】
本発明は、情報を改ざんして違法に複製し利用することを困難なものとし、利便性を損ねることなく簡便に情報を利用することができる記録媒体及び再生装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本願の請求項1記載の発明は、暗号化処理された複数の暗号化情報が記録された再生専用部と、前記複数の暗号化情報を復号する複数の復号鍵情報に変換される複数の鍵情報と該鍵情報から各暗号化情報に対応した前記復号鍵情報を生成するアルゴリズムを選択するアルゴリズム選択情報とが記録された書換部とを備えた記録媒体の記録再生を行う記録再生装置において、前記鍵情報及び前記アルゴリズム選択情報を読み出す書換部記録再生処理部と、前記暗号化情報を読み出す再生部再生処理部と、外部から入力される指定情報に基づいて前記書換記録再生処理部及び前記再生専用再生処理部の制御を行う制御部と、前記アルゴリズムが格納されたアルゴリズムデータベース部と、前記アルゴリズム選択情報により選択された前記アルゴリズムデータベース部から前記アルゴリズムを用いて前記鍵情報を前記復号鍵情報に変換する転置変換部と、前記復号鍵情報を用いて前記暗号化情報を復号して情報に変換する暗号化情報復号部とを備えたことを特徴としている。
【0013】
本願の請求項2記載の発明は、暗号化処理された複数の暗号化情報が記録された再生専用部と、前記複数の暗号化情報を復号する複数の復号鍵情報に変換される複数の鍵情報と該鍵情報を前記復号鍵情報に変換するアルゴリズムを選択するアルゴリズム選択情報と該アルゴリズム選択情報に変換される選択情報に基づいて生成される選択ハッシュ値情報とが記録される書換部とを備えた記録媒体の記録再生を行う記録再生装置において、外部から入力される鍵情報に基づいて第1ハッシュ値情報を生成する第1ハッシュ値生成部と、前記選択情報を前記第1ハッシュ値情報を用いて暗号化して前記アルゴリズム選択情報に変換する暗号化部と、前記選択情報に基づいて選択ハッシュ値情報を生成する第3ハッシュ値生成部と、外部から前記鍵情報及び前記選択情報が入力されたとき前記書換部に前記アルゴリズム選択情報及び前記鍵情報及び前記選択ハッシュ値情報を記録する書換部記録再生処理部とを備えたことを特徴としている。
【0014】
本願の請求項3記載の発明は、暗号化処理された複数の暗号化情報が記録された再生専用部と、前記複数の暗号化情報を復号する複数の復号鍵情報に変換される複数の鍵情報と該鍵情報を前記復号鍵情報に変換するアルゴリズムを選択するアルゴリズム選択情報と前記アルゴリズム選択情報に変換される選択情報に基づいて生成される選択ハッシュ値情報とが記録された書換部とを備えた記録媒体の記録再生を行う記録再生装置において、外部から新たな鍵情報が入力されたとき前記書換部に記録された前記アルゴリズム選択情報及び前記鍵情報の読み出しと書き換えを行う書換部記録再生処理部と、外部から新たな鍵情報が入力されたとき前記書換部から読み出された前記鍵情報に基づいて第1ハッシュ値情報を生成すると共に前記新たな鍵情報と前記鍵情報に基づいて新たな第1ハッシュ値情報を生成する第1ハッシュ値生成部と、前記書換部から読み出された前記アルゴリズム選択情報を前記第1ハッシュ値情報を用いて前記選択情報に変換する暗号復号部と、前記新たな第1ハッシュ値情報を用いて前記選択情報を新たなアルゴリズム選択情報に変換する暗号化部とを備えたことを特徴としている。
【0015】
本願の請求項4記載の発明は、暗号化処理された複数の暗号化情報が記録された再生専用部と、前記複数の暗号化情報を復号する複数の復号鍵情報に変換される複数の鍵情報と該鍵情報を前記復号鍵情報に変換するアルゴリズムを選択するアルゴリズム選択情報と該アルゴリズム選択情報に変換される選択情報に基づいて生成される選択ハッシュ値情報とが記録された書換部とを備えた記録媒体の記録再生を行う記録再生装置において、前記鍵情報及び前記アルゴリズム選択情報及び選択ハッシュ値情報を読み出す書換部記録再生処理部と、前記暗号化情報を読み出す再生専用部再生処理部と、外部から入力される指定情報に基づいて前記書換部記録再生処理部及び前記再生専用部再生処理部の制御を行う制御部と、前記書換部から読み出された前記アルゴリズム選択情報に基づいて第1ハッシュ値情報を生成する第1ハッシュ値生成部と、前記第1ハッシュ値情報を用いて前記アルゴリズム選択情報を復号化して前記選択情報に変換する暗号復号部と、前記選択情報に対して第2ハッシュ値を生成する第2ハッシュ値生成部と、前記書換部から読み出された前記選択ハッシュ値情報と前記第2ハッシュ値情報とを比較して2つのハッシュ値が同じ場合に処理実行の信号を出力する比較部と、前記アルゴリズムが格納されたアルゴリズムデータベース部と、前記比較部から出力された処理実行の信号に基づいて前記アルゴリズム選択情報により前記アルゴリズムデータベース部から選択された前記アルゴリズムを用いて前記書換部から読み出された前記鍵情報を前記復号鍵情報に変換する転置変換部と、前記復号鍵情報を用いて前記暗号化情報を復号して情報に変換する暗号化情報復号部とを備えたことを特徴としている。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の記録媒体の第1実施例の概略構成を示す模式図である。図1において、記録媒体101は、書換領域(書換部)102と再生専用領域(再生専用部)103とを備えている。本実施例においては、記録媒体101に書換領域102と再生専用領域103とが形成されたものとして説明するが、それに限定されるものではない。光を利用して情報の読み出しを行う再生専用部と、電波等により非接触で情報の読み出し書き換えが可能な書換部(例えば、書換可能メモリ)とを備えた記録媒体であってもよい。
【0017】
書換領域102には、アルゴリズム選択情報と鍵情報とが記録される。この他、記録媒体を製造した製造者の製造番号(シリアル番号)や製造日を示す媒体固有情報や、利用者に関する情報である利用者情報が記録される。
【0018】
アルゴリズム選択情報は、後述する鍵情報を暗号化情報を復号する復号鍵情報に変換させるアルゴリズムを選択する情報である。記録媒体101において、複数の鍵情報を複数の復号鍵情報に変換するアルゴリズムは1つであり、アルゴリズム選択情報も1つ記録されている。鍵情報を復号鍵情報に変換するアルゴリズムは、記録媒体101毎に異なる。
【0019】
例えば、記録媒体Aには、アルゴリズム選択情報aが記録されている。アルゴリズム選択情報aにより選択されたアルゴリズムAAにより、後述する鍵情報1、2及び3が復号鍵情報11、12及び13に変換され、復号鍵情報11、12及び13により、暗号化情報1X、2X及び3Xの暗号化処理が解除される。
【0020】
鍵情報は、後述する記録媒体再生装置に備えられたアルゴリズムデータベース部に格納されているアルゴリズムにより、暗号化情報を復号するための復号鍵情報に変換される。鍵情報は、再生専用領域103に記録された全ての暗号化情報に対応して設けられ、1つのアルゴリズムによりそれぞれの暗号化情報に対応した復号鍵情報に変換される。
【0021】
利用者が選択した暗号化情報に対応する鍵情報は、利用者が記録媒体を購入するときに、ソフトウエア提供者によって記録媒体101の書換領域102に記録される。利用者が記録媒体101に記録された暗号化情報を追加して購入する場合には、ソフトウエア提供者が追加購入された暗号化情報に対応する鍵情報を書換領域102に追加記録する。
【0022】
記録媒体101に記録された暗号化情報の再生は、利用者が、例えば楽曲指定すると、後述する記録再生装置のアルゴリズムデータベース部に格納されているアルゴリズムを用いて、指定された暗号化情報に対応した鍵情報が復号鍵情報に変換され、再生専用領域103に記録されている暗号化情報が復号鍵情報により復号される。
【0023】
再生専用領域103は、異なる復号鍵情報により復号される暗号化情報(音楽、映像、プログラム等の情報)が記録されている。暗号化情報は、復号鍵情報により復号される情報であり、換言すれば、復号鍵情報に対応する情報を用いて暗号化処理が施された情報である。例えば、第1暗号化情報は、第1復号鍵情報を用いて復号される第1曲目の楽曲情報であり、また、第2暗号化情報は、第2復号鍵情報を用いて復号される第2曲目の楽曲情報である。本実施例では、再生専用領域103に記録された各暗号化情報は全て音楽情報とするが、それに限定されない。例えば、再生専用領域103に、音楽情報の暗号化情報と映像情報の暗号化情報とを混在させて記録するようにしてもよい。
【0024】
前述した記録媒体101を再生する記録再生装置について説明する。図2は、本発明の記録再生装置の第1実施例の概略構成を示す模式図である。記録再生装置201は、書換領域記録再生処理部(書換部記録再生処理部)202、再生領域再生処理部(再生専用部再生処理部)203、制御部204、アルゴリズムデータベース部205、転置変換部206、暗号化情報復号部207を備えている。
【0025】
書換領域記録再生処理部202は、後述する制御部204の制御に基づいて、記録媒体101の書換領域102からアルゴリズム選択情報を読み出し、アルゴリズムデータベース部205に出力し、また、記録媒体101の書換領域102から指定された鍵情報を読み出し、転置変換部206に出力する。
【0026】
再生領域再生処理部203は、後述する制御部204の制御に基づいて、記録媒体101の再生専用領域103に記録されている指定された暗号化情報を読み出す。
【0027】
制御部204は、利用者が操作部(図示せず)を用いて入力した指定情報に基づいて、書換領域102からアルゴリズム選択情報と指定された鍵情報を読み出すように制御すると共に、再生領域再生処理部203が再生専用領域103から指定情報により指定された暗号化情報を読み出すように制御する。
【0028】
アルゴリズムデータベース部205には、記録媒体101に記録された鍵情報を復号鍵情報に変換するアルゴリズムが格納されている。アルゴリズムデータベース部205は、記録媒体毎に用いられる異なるアルゴリズムが格納されている。
【0029】
転置変換部206は、書換領域記録再生処理部202から出力された鍵情報を、アルゴリズムデータベース部205から出力されたアルゴリズムを用いて復号鍵情報に変換する。
【0030】
本実施例において、アルゴリズムデータベース部205に格納されているアルゴリズムを用いて鍵情報を復号鍵情報に変換する方法として、Mビットのアルゴリズム選択情報からL(M<L)ビットの復号鍵情報を生成する方法を用いる。本実施例においては、Mビットを8ビットの文字データ列、Nビットを4ビットの文字データ列、Lビットの11ビットの文字データ列とする。
【0031】
図3は、本実施例の記録再生装置における鍵情報を復号鍵情報に変換する方法を説明するための模式図である。図3において、Mビットの第1鍵情報は、アルゴリズムによりL(M<L)ビットの第1復号鍵情報に変換される。また、Mビットの第2鍵情報は、アルゴリズムによりL(M<L)ビットの第2復号鍵情報に変換される。アルゴリズムは、鍵情報の文字データを一部重複して用い、より複雑な復号鍵情報に変換する。
【0032】
暗号化情報復号部207は、復号鍵情報を用いて再生領域再生処理部203から出力される暗号化情報を復号し、暗号化されていない情報に変換して出力する。
【0033】
図2に示す記録再生装置の再生処理について説明する。記録再生処理201に記録媒体101を配置し、利用者が操作部(図示せず)を用いて、所望の情報を再生するための指定情報(再生したい楽曲番号)を入力する。
【0034】
制御部204は、入力された指定情報に基づいて書換領域記録再生処理部202を制御し、記録媒体101の書換領域102に記録されたアルゴリズム選択情報を読み出させ、アルゴリズムデータベース部205に出力させる。また、制御部204は、入力された指定情報に基づいて書換領域記録再生処理部202を制御し、記録媒体101の書換領域102に記録された複数の鍵情報の中から指定された鍵情報を読み出させ、転置変換部206に出力させる。
【0035】
アルゴリズムデータベース部205は、書換領域記録再生処理部202から出力されたアルゴリズム選択情報に基づいてアルゴリズムを転置変換部206に出力する。
【0036】
転置変換部206は、書換領域記録再生処理部202から入力される鍵情報をアルゴリズムを用いて復号鍵情報に変換し、復号鍵情報として暗号化情報復号部207に出力する。
【0037】
一方、制御部204は、指定情報に基づいて再生領域再生処理部203を制御し、指定情報により指定された暗号化情報を記録媒体101から読み出して暗号化情報復号部207に出力させる。
【0038】
暗号化情報復号部207は、再生領域再生処理部203から出力された暗号化情報の暗号化処理を、転置変換部206から出力された復号鍵情報を用いて復号し、暗号化されていない情報に変換して出力する。
【0039】
記録媒体101には、複数の暗号化情報が記録されているが、記録されている暗号化情報は、それぞれの暗号化情報に対応した復号鍵情報を用いなければ復号することができない。暗号化情報毎に復号情報が異なるため、1つの復号鍵情報を不正に生成しても、記録媒体101に記録された1つの暗号化情報を再生することができるのみであり、その他の暗号化情報を再生することができない。
【0040】
利用者は、記録媒体101を購入する時、記録媒体101に複数記録された暗号化情報から必要とする暗号化情報に対する鍵情報を購入する。記録媒体101に記録された暗号化情報に対する料金を、暗号化情報に対応する鍵情報の数に対応して支払う。
【0041】
暗号化された暗号化情報を再生するとき、暗号化情報を復号するための復号鍵情報は、再生装置201内で一時的に発生するため、複数の暗号化情報を簡単に復号できるような復号鍵情報に改ざんされたりする危険性がきわめて低く、暗号化情報や鍵情報が違法に複製され、利用されることを防止することができる。
【0042】
本実施例では、1つの記録媒体101に用いられるアルゴリズムが1つであり、記録媒体101の書換領域102には1つのアルゴリズム選択情報が記録されているものとしたが、それに限定されるものでない。複数のアルゴリズムを用いて、記録媒体101に記録された異なる鍵情報を異なる復号鍵情報に変換させるようにしてもよい。
【0043】
例えば、記録媒体Aには、アルゴリズム選択情報a、bが記録されている。アルゴリズム選択情報a、bにより選択されたアルゴリズムAA、BBにより、書換領域102に記録された鍵情報1、2がそれぞれ復号鍵情報11、12に変換され、復号鍵情報11、12により暗号化情報1X、2Xが復号される。
【0044】
図4は、本発明の記録媒体の第2実施例の概略構成を示す模式図である。図4において、記録媒体301は、書換領域302と再生専用領域303とを備えている。書換領域302に記録されたアルゴリズム選択情報と鍵情報、および、再生専用領域303に記録された暗号化情報は、前述した第1実施例と同様であるため説明を省略する。
【0045】
本実施例においては、記録媒体101に書換領域102と再生専用領域103とが形成されたものとして説明するが、それに限定されるものではない。光を利用して情報の読み出しを行う再生専用部と、電波等により非接触で情報の読み出し及び書き換えが可能な書換部(例えば、書換可能メモリ)とを備えた記録媒体であってもよい。
【0046】
本実施例の記録媒体301の書換領域302には、選択ハッシュ値情報が記録される。選択ハッシュ値情報は、利用者が記録媒体を購入する際に、ソフトウエア提供者が提供する選択情報に基づいて生成されたハッシュ値(図5においては、第3ハッシュ値)である。アルゴリズム選択情報は、書換領域302に記録された全ての鍵情報の数をハッシュ生成関数を用いて暗号化した情報である。後述する記録再生装置において、アルゴリズム選択情報からハッシュ値を求め、記録媒体に記録された選択ハッシュ値情報と比較することにより、アルゴリズム選択情報が改ざんされたか否かを確認することができる。
【0047】
ハッシュ値は、例えば、2のm乗の剰余を求めるモジュロ演算(モジュロ法)により求められる。モジュロ演算により求められたハッシュ値は、同じ値(データ列)が存在することがなく、簡易に適度なハッシュ値(128ビット〜1024ビット)を発生させるために使われるハッシュ生成関数としては、Message Digest 5(MD5)アルゴリズムがある。MD5は、電子メールの内容の改ざん発見と発信元を証明するデジタル署名に使用されている。
【0048】
図5は、本発明の記録再生装置の第2実施例の概略構成を示す模式図である。前述した記録媒体301の再生に用いる記録再生装置401において、利用者が記録媒体301を購入する場合には、記録媒体301にアルゴリズム選択情報、鍵情報及び選択ハッシュ値情報を記録し、また、暗号化処理を解除する暗号化情報を追加する場合には、鍵情報及び選択ハッシュ値情報を書き換える。
【0049】
図5において、記録再生装置401は、書換領域記録再生処理部402、再生領域再生処理部403、制御部404、アルゴリズムデータベース部405、転置変換部406、暗号化情報復号部407、第1切換部408、第1ハッシュ値生成部409、第2切換部410、暗号化部411、第3ハッシュ値生成部412、暗号復号部413、第2ハッシュ値生成部414、比較部415を備えている。
【0050】
書換領域記録再生処理部402は、後述する制御部404の制御に基づいて、指定された鍵情報を記録媒体301から読み出す。また、記録媒体301の書換領域302のアルゴリズム選択情報の読み出し及び選択ハッシュ値情報の読み出しや書き換えを行う。
【0051】
再生領域再生処理部403は、後述する制御部404の制御により、記録媒体301の再生専用領域303に記録されている暗号化情報を読み出す。
【0052】
制御部404は、利用者が操作部(図示せず)を用いて入力した指定情報に基づいて、書換領域記録再生処理部402が書換領域102から指定された鍵情報を読み出すように制御すると共に、再生領域再生処理部403が再生専用領域303から指定情報により指定された暗号化情報を読み出すように制御する。また、書換領域記録再生処理部402が書換領域102から鍵情報及び選択ハッシュ値の読み出し書き換えを行うように制御する。
【0053】
アルゴリズムデータベース部405は、記録媒体301の書換領域303に記録された鍵情報を暗号化情報を復号する復号鍵情報に変換するアルゴリズムが格納されている。暗号化情報は、それぞれの暗号化情報毎に異なる復号鍵情報により復号される。
【0054】
転置変換部406は、アルゴリズムデータベース部405から出力されたアルゴリズムを用いて、書換領域記録再生処理部402から出力された複数の鍵情報を復号鍵情報に変換する。
【0055】
暗号化情報復号部407は、復号鍵情報を用いて再生領域再生処理部403から出力される暗号化情報を復号し、暗号化されていない情報に変換して出力する。
【0056】
第1切換部408は、記録媒体301に記録された全ての鍵情報と、外部より入力する追加鍵情報とを切り換え、第1ハッシュ値生成部409に入力させる。
【0057】
第1ハッシュ値生成部409は、記録媒体301の書換領域303に記録されたN個の鍵情報に基づいて、ハッシュ生成関数を用いて固有の識別番号となる第1ハッシュ値情報を生成する。
【0058】
第2切換部410は、ソフトウエア提供者が提供する選択情報と、記録媒体301から読み出され暗号復号部413により復号化された選択情報とを切り換え、暗号化部411に入力させる。選択情報は、例えば、楽曲名の頭文字やアーチスト名等である。選択情報は、記録媒体301の情報が改ざんされたか否かを判別するために利用する情報である。
【0059】
暗号化部411は、第2切換部410を介して入力される選択情報を第1ハッシュ値生成部409で生成された第1ハッシュ値を用いて暗号化してアルゴリズム選択情報に変換する。暗号化のアルゴリズムには、例えば、DES(Data Encryption Standard)のアルゴリズムを用いる。
【0060】
第3ハッシュ値生成部412は、ソフトウエア提供者が提供する選択情報に基づいて第3ハッシュ値を生成する。
【0061】
暗号復号部413は、第1ハッシュ値生成部409で生成された第1ハッシュ値を用いて記録媒体301に記録されているアルゴリズム選択情報を選択情報に変換する。
【0062】
第2ハッシュ値生成部414は、暗号復号部413で復号化されたアルゴリズム選択情報に対して第2ハッシュ値を生成する。第2ハッシュ値生成部414は、第3ハッシュ値生成部412と同じ方法を用いてハッシュ値を求める。
【0063】
比較部415は、書換領域記録再生処理部402から入力される記録媒体301に記録された選択ハッシュ値情報(第3ハッシュ値)と、第2ハッシュ値生成部414から入力される第2ハッシュ値とを比較する。比較した結果、2つのハッシュ値が同じ場合には、転置変換部406に処理実行の信号を出力し、2つのハッシュ値が異なる場合には、転置変換部406に処理実行の信号を出力しない。
【0064】
本実施例の記録再生装置401の処理動作について説明する。利用者が記録媒体301を購入するときには、ソフトウエア提供者が提供した選択情報から求められた選択ハッシュ値と、必要とする暗号化情報に対応する鍵情報とが、記録媒体301の書換領域302に記録される。
【0065】
記録再生装置401に、ソフトウエア提供者が提供する選択情報と、記録媒体301の再生専用領域303に記録された複数の暗号化情報から選択した暗号化情報に対応する全ての鍵情報とが入力される。
【0066】
選択情報は、第2切換部410を介して暗号化部411に入力され、鍵情報は、第1切換部408を介して第1ハッシュ値生成部409に入力される。また、全ての鍵情報は、書換領域記録再生処理部402により記録媒体301の書換領域302に記録される。
【0067】
第1ハッシュ値生成部409は、鍵情報に基づいて第1ハッシュ値を生成する。暗号化部411は、第1ハッシュ値を用いて選択情報を暗号化処理して、アルゴリズム選択情報を生成する。書換領域記録再生処理部402は、アルゴリズム選択情報を記録媒体301の書換領域302に記録する。
【0068】
また、第3ハッシュ値生成部412は、第2切換部410を介して入力された選択情報に基づいて第3ハッシュ値を生成する。書換領域記録再生処理部402は、第3ハッシュ値を記録媒体301の書換領域302に記録する。
【0069】
以上の処理により、利用者が必要とする暗号化情報のみが再生されるように、アルゴリズム選択情報及び鍵情報が記録媒体301の書換領域302に記録される。記録媒体301を再生する場合、利用者が鍵情報(例えば、楽曲番号)を指定することにより、第1実施例の記録再生装置201において前述したように、選択された暗号化情報のみ復号され、暗号化されていない情報として再生される。
【0070】
利用者が、記録媒体301に記録された暗号化情報を新たに追加購入する場合について説明する。利用者が、暗号化情報を追加購入する場合、すなわち、記録媒体301には既に購入した暗号化情報に対応した鍵情報が記録された状態で、新たな暗号化情報を追加購入する場合、記録媒体301の書換領域302には、新たに購入した暗号化情報に対応した鍵情報が追加記録される。
【0071】
また、記録媒体301に記録されたアルゴリズム選択情報は、記録媒体301に記録された全ての鍵情報に基づいて生成された第1ハッシュ値により暗号化された情報であるため、新たに暗号化情報が追加購入される場合、アルゴリズム選択情報も変更される。
【0072】
記録媒体301の書換領域302に記録されている鍵情報は、書換領域記録再生処理部402により読み出され、第1切換部408を介して第1ハッシュ値生成部409に入力される。第1ハッシュ値生成部409は、鍵情報に基づいて第1ハッシュ値を生成する。
【0073】
また、記録媒体301の書換領域302に記録されたアルゴリズム選択情報は、書換領域記録再生処理部402により読み出され、暗号復号部413に入力される。暗号復号部413は、第1ハッシュ値生成部409で生成された第1ハッシュ値を用いてアルゴリズム選択情報を復号化し選択情報として出力する。暗号復号部413で復号された選択情報は、第2切換部410を介して暗号化部411に入力される。
【0074】
一方、新たに追加する鍵情報(追加鍵情報)が記録再生装置401に入力されると、第1切換部408を介して第1ハッシュ値生成部409に入力される。また、記録媒体301に記録された全ての鍵情報は、書換領域記録再生処理部402により読み出され、第1切換部408を介して第1ハッシュ値生成部409に入力される。
【0075】
第1ハッシュ生成部409は、記録媒体301の書換領域302から読み出された全ての鍵情報と、入力された追加鍵情報とに基づいて、新たに第1ハッシュ値(新第1ハッシュ値)を生成する。
【0076】
暗号化部411は、第2切換部410を介して入力される選択情報を新第1ハッシュ値を用いて暗号化して新たなアルゴリズム選択情報を生成する。書換領域記録再生処理部402は、新たなアルゴリズム選択情報を記録媒体301の書換領域302に記録する。
【0077】
以上の処理により、鍵情報を追加した場合に、アルゴリズム選択情報の書き換えが行われ、利用者は、新たに追加購入した暗号化情報を再生することが可能となる。
【0078】
本実施例の記録再生装置410においては、記録媒体301の書換領域302に記録されたアルゴリズム選択情報に基づく選択情報から求められた第2ハッシュ値と、記録媒体301に記録されている選択ハッシュ値情報とを比較部415において比較し、第2ハッシュ値と選択ハッシュ値とが一致した場合に、転置変換部406が処理を実行して復号鍵情報を復号化し、暗号化情報を復号して情報を出力する。
【0079】
記録媒体301に記録された選択ハッシュ値情報は、利用者が記録媒体301を購入する時に提供した選択情報に基づいて生成されたハッシュ値であり、鍵情報が追加されても変更されない情報である。
【0080】
一方、第2ハッシュ値は、第1ハッシュ値を用いて選択情報を暗号化したアルゴリズム選択情報を、暗号復号部413で第1ハッシュ値を用いて選択情報に復号化し、復号化した選択情報に基づいて生成したハッシュ値である。
【0081】
第2ハッシュ値は、アルゴリズム選択情報を第1ハッシュ値を用いて復号化された情報であり、ソフトウエア提供者が提供した選択情報となる。第2ハッシュ値生成部414が選択情報に基づいて生成した第2ハッシュ値は、第3ハッシュ値生成部412が選択情報に基づいて生成し記録媒体301に記録した選択ハッシュ値(第3ハッシュ値)と同じになる。
【0082】
第2ハッシュ値と選択ハッシュ値とを比較することにより、記録媒体301に記録されたアルゴリズム選択情報、鍵情報又は選択ハッシュ値情報が改ざんされたか否かを判断することができる。これらの情報に改ざんがなされた場合には、記録媒体301に記録された暗号化情報の再生が不可能となり、情報が違法に複製され利用されることを防止することができる。
【0083】
以上のように、記録媒体に記録された暗号化情報は、暗号化情報毎に異なる復号鍵情報により暗号化処理が施され、再生時には暗号化情報毎に異なる復号化鍵情報により再生されるため、記録媒体に記録された情報を改ざんして、再生専用領域に記録された暗号化情報を違法に複製し利用することを防止する。
【0084】
【発明の効果】
本発明によれば、情報を改ざんして情報を違法に複製し利用することを困難なものとし、利便性を損ねることなく簡便にソフトウエアを利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の記録媒体の第1実施例の概略構成を示す模式図。
【図2】本発明の記録再生装置の第1実施例の概略構成を示す模式図
【図3】本実施例の記録媒体におけるアルゴリズム選択情報を復号鍵情報に変換する方法を説明するための模式図。
【図4】本発明の記録媒体の第2実施例の概略構成を示す模式図。
【図5】本発明の記録再生装置の第2実施例の概略構成を示す模式図。
【符号の説明】
101・・記録媒体、102・・書換領域、103・・再生専用領域。
201・・記録再生装置、202・・書換領域記録再生処理部、203・・再生領域再生処理部、204・・制御部、205・・アルゴリズムデータベース部、206・・転置変換部、207・・暗号化情報復号部。
301・・記録媒体、302・・書換領域、303・・再生専用領域。
401・・記録再生装置、402・・書換領域記録再生処理部、403・・再生領域再生処理部、404・・制御部、405・・アルゴリズムデータベース部、406・・転置変換部、407・・暗号化情報復号部、408・・第1切換部、409・・第1ハッシュ値生成部、410・・第2切換部、411・・暗号化部、412・・第3ハッシュ値生成部、413・・暗号復号部、414・・第2ハッシュ値生成部、415・・比較部。
Claims (4)
- 暗号化処理された複数の暗号化情報が記録された再生専用部と、前記複数の暗号化情報を復号する複数の復号鍵情報に変換される複数の鍵情報と該鍵情報から各暗号化情報に対応した前記復号鍵情報を生成するアルゴリズムを選択するアルゴリズム選択情報とが記録された書換部とを備えた記録媒体の記録再生を行う記録再生装置において、前記鍵情報及び前記アルゴリズム選択情報を読み出す書換部記録再生処理部と、前記暗号化情報を読み出す再生部再生処理部と、外部から入力される指定情報に基づいて前記書換記録再生処理部及び前記再生専用再生処理部の制御を行う制御部と、前記アルゴリズムが格納されたアルゴリズムデータベース部と、前記アルゴリズム選択情報により選択された前記アルゴリズムデータベース部から前記アルゴリズムを用いて前記鍵情報を前記復号鍵情報に変換する転置変換部と、前記復号鍵情報を用いて前記暗号化情報を復号して情報に変換する暗号化情報復号部とを備えたことを特徴とする記録再生装置。
- 暗号化処理された複数の暗号化情報が記録された再生専用部と、前記複数の暗号化情報を復号する複数の復号鍵情報に変換される複数の鍵情報と該鍵情報を前記復号鍵情報に変換するアルゴリズムを選択するアルゴリズム選択情報と該アルゴリズム選択情報に変換される選択情報に基づいて生成される選択ハッシュ値情報とが記録される書換部とを備えた記録媒体の記録再生を行う記録再生装置において、外部から入力される鍵情報に基づいて第1ハッシュ値情報を生成する第1ハッシュ値生成部と、前記選択情報を前記第1ハッシュ値情報を用いて暗号化して前記アルゴリズム選択情報に変換する暗号化部と、前記選択情報に基づいて選択ハッシュ値情報を生成する第3ハッシュ値生成部と、外部から前記鍵情報及び前記選択情報が入力されたとき前記書換部に前記アルゴリズム選択情報及び前記鍵情報及び前記選択ハッシュ値情報を記録する書換部記録再生処理部とを備えたことを特徴とする記録再生装置。
- 暗号化処理された複数の暗号化情報が記録された再生専用部と、前記複数の暗号化情報を復号する複数の復号鍵情報に変換される複数の鍵情報と該鍵情報を前記復号鍵情報に変換するアルゴリズムを選択するアルゴリズム選択情報と前記アルゴリズム選択情報に変換される選択情報に基づいて生成される選択ハッシュ値情報とが記録された書換部とを備えた記録媒体の記録再生を行う記録再生装置において、外部から新たな鍵情報が入力されたとき前記書換部に記録された前記アルゴリズム選択情報及び前記鍵情報の読み出しと書き換えを行う書換部記録再生処理部と、外部から新たな鍵情報が入力されたとき前記書換部から読み出された前記鍵情報に基づいて第1ハッシュ値情報を生成すると共に前記新たな鍵情報と前記鍵情報に基づいて新たな第1ハッシュ値情報を生成する第1ハッシュ値生成部と、前記書換部から読み出された前記アルゴリズム選択情報を前記第1ハッシュ値情報を用いて前記選択情報に変換する暗号復号部と、前記新たな第1ハッシュ値情報を用いて前記選択情報を新たなアルゴリズム選択情報に変換する暗号化部とを備えたことを特徴とする記録再生装置。
- 暗号化処理された複数の暗号化情報が記録された再生専用部と、前記複数の暗号化情報を復号する複数の復号鍵情報に変換される複数の鍵情報と該鍵情報を前記復号鍵情報に変換するアルゴリズムを選択するアルゴリズム選択情報と該アルゴリズム選択情報に変換される選択情報に基づいて生成される選択ハッシュ値情報とが記録された書換部とを備えた記録媒体の記録再生を行う記録再生装置において、前記鍵情報及び前記アルゴリズム選択情報及び選択ハッシュ値情報を読み出す書換部記録再生処理部と、前記暗号化情報を読み出す再生専用部再生処理部と、外部から入力される指定情報に基づいて前記書換部記録再生処理部及び前記再生専用部再生処理部の制御を行う制御部と、前記書換部から読み出された前記アルゴリズム選択情報に基づいて第1ハッシュ値情報を生成する第1ハッシュ値生成部と、前記第1ハッシュ値情報を用いて前記アルゴリズム選択情報を復号化して前記選択情報に変換する暗号復号部と、前記選択情報に対して第2ハッシュ値を生成する第2ハッシュ値生成部と、前記書換部から読み出された前記選択ハッシュ値情報と前記第2ハッシュ値情報とを比較して2つのハッシュ値が同じ場合に処理実行の信号を出力する比較部と、前記アルゴリズムが格納されたアルゴリズムデータベース部と、前記比較部から出力された処理実行の信号に基づいて前記アルゴリズム選択情報により前記アルゴリズムデータベース部から選択された前記アルゴリズムを用いて前記書換部から読み出された前記鍵情報を前記復号鍵情報に変換する転置変換部と、前記復号鍵情報を用いて前記暗号化情報を復号して情報に変換する暗号化情報復号部とを具備することを特徴とする記録再生装置。
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