JP2003161743A - コンタクトプローブ及びその製造方法 - Google Patents

コンタクトプローブ及びその製造方法

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JP2003161743A JP2001360054A JP2001360054A JP2003161743A JP 2003161743 A JP2003161743 A JP 2003161743A JP 2001360054 A JP2001360054 A JP 2001360054A JP 2001360054 A JP2001360054 A JP 2001360054A JP 2003161743 A JP2003161743 A JP 2003161743A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パッシベーションとの干渉を回避しつつ被検
査物の電極のスクラブを良好に行う。 【解決手段】 めっきによって形成されるコンタクトピ
ン32aの先端に、非検査物であるパッドに当接し得る
突起部44を設ける。突起部44を、先端が錐状または
稜線をなすものとする。このコンタクトピン32aを製
造する段階で、めっきの際の下地となるベースメタル層
にくぼみを設け、この上にめっきによってコンタクトピ
ン32aを形成することで、くぼみの内面形状が転写さ
れた突起部44を有するコンタクトピン32aを得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ICチップ
やLCD(液晶表示体)等の被検査物の微細な電極にコ
ンタクトピンを接触させて回路試験等の電気的なテスト
を行うためのコンタクトプローブ及びその製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、プローブ装置は、ICチップや
LSI等の半導体チップ、またはLCD(液晶表示体)
等の各電極パッド(以下、パッドという)にコンタクト
プローブのコンタクトピンを押圧接触させ、プリント基
板を介してテスターに接続して電気的なテストに用いら
れる。コンタクトプローブ1は、例えば図13に示すよ
うにNi基合金等からなる複数本のパターン配線2…の
上に接着剤層を介してフィルム3が被着され、パターン
配線2…の先端部はコンタクトピン2a…とされてい
る。またフィルムの幅広の基部1bには窓部4が形成さ
れ、この窓部4にはパターン配線2…の引き出し配線部
5…が設けられている。尚、フィルム3はポリイミド等
の樹脂フィルム層からなり、或いはポリイミド等の樹脂
フィルム層に銅箔等の金属フィルム層がグラウンドとし
て積層されたもの等でもよい。
【0003】このようなコンタクトプローブ1は図14
及び図15に示すようにマウンティングベースやトップ
クランプやボトムクランプ等のメカニカルパーツ7に組
み込まれてプローブ装置8とされ、コンタクトピン2a
…を半導体ICチップやLCD等のパッドやバンプ等の
微細な電極端子(図15ではICチップ18のパッド1
8a)に接触させることになる。即ち、図14及び図1
5に示すプローブ装置8において、円盤形状をなし中央
窓部10aを有するプリント基板10の上に、例えばト
ップクランプ11を取り付け、またコンタクトプローブ
1の先端部1aを両面テープ等でその下面に取り付けた
マウンティングベース12を、トップクランプ11にボ
ルト等で固定する。そしてボトムクランプ14でコンタ
クトプローブ1の基部1bを押さえつける。その際、プ
リント基板10とコンタクトプローブ1の基部1bは位
置決めピンによって相互の位置決めがなされる。これに
よって、コンタクトプローブ1の先端部1aがマウンテ
ィングベース12の下面で下方に向けた傾斜状態に保持
され、コンタクトプローブ1の基部1bにおいてパター
ン配線2…の引き出し配線部5…がボトムクランプ14
の弾性体15で窓部4を通してプリント基板10の下面
の電極16に押し付けられて接触状態に保持されること
になる。
【0004】ところで、上述のコンタクトプローブ1の
各コンタクトピン2a…を含む各パターン配線2…はマ
スク露光技術を用いてフォトリソ・めっき法によって製
作されており、コンタクトピン2aの先端部20は図1
6に示されるように略半円弧の板状に形成される。ここ
で、コンタクトピン2aの先端部20はフィルム3に被
着される先端円弧状の上面21及び下面22と側面23
とで構成されている。また、パッド18aへのコンタク
ト時に接触抵抗を少なくするために、図16に示すよう
にコンタクトピン2a…の先端において下面22から側
面23の先端にかけて斜めに切り欠いて研磨された接触
面24を形成していた。
【0005】ICチップ18のパッド18aにコンタク
トピン2aをコンタクトさせる際、例えばパッド18a
を水平に配置したとして、パッド18aに対するコンタ
クトピン2aの傾斜角度θを例えば20°前後に設定す
るようになっている。他方、アルミニウム合金や金など
で形成されるパッド18aの表面は空気中で酸化して薄
い酸化膜や吸着物で覆われているために、オーバードラ
イブをかけて図17に示すようにパッド18aの表面の
酸化膜や吸着物を先端部20の接触面24で擦り取り
(スクラブという)、内部のアルミニウムや金などの金
属を露出させて接触面24でコンタクトピン2aとの確
実な導通を図る必要がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ICチップ
18のパッド18aには図17に示すようにその縁部に
パッシベーション26と呼ばれる絶縁膜(絶縁部材)が
設けられているものがあり、パッシベーション26はパ
ッド18aの表面より高い位置まで隆起している。その
ため、スクラブをかけた際にコンタクトピン2aがパッ
シベーション26に接触してパッシベーション26を破
損するおそれがあった。
【0007】このようなパッド18aのスクラブを行う
ことができるよう、コンタクトピン2aの下面22に凹
部を形成し、この凹部によってパッシベーション26と
の干渉を回避するようにしたコンタクトプローブがあ
る。しかし、このようにコンタクトピン2aに凹部を形
成することで、コンタクトピン2aの肉厚がうすくなる
ため、コンタクトピン2aの強度が低下してしまうとい
う問題があった。
【0008】また、本発明者は、特開2001−249
144号公報に示すように、コンタクトピン2aの先端
に突起部を形成したコンタクトプローブを開示してい
る。このように構成されるコンタクトプローブでは、コ
ンタクトピン2aの先端部以外の部分はパッド18aか
ら離間させてパッシベーション26との干渉を回避しつ
つ、コンタクトピン2aから突出される突起部によって
パッド18aの表面をスクラブすることができる。しか
し、この突起部は、ボンディングまたはめっきによって
形成されるものであるため、その形状は略半球状とな
る。このように突起部が球状であると、スクラブをかけ
た際に突起部がパッド18a上を滑りやすく、パッド1
8aの表面を強く擦ることができず、コンタクトピン2
aとの確実な導通を維持することが困難であった。特
に、パッド18aの材質がアルミ等であってその表面が
硬質の酸化膜で覆われている場合には、パッド18aの
表面の酸化膜を十分に擦り取ることができないことがあ
る。
【0009】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、パッシベーションとの干渉を回避しつつ被検
査物の電極のスクラブを良好に行うことができるコンタ
クトプローブ及びその製造方法を提供することを目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明にかかるコンタク
トプローブにおいては、フィルムが被着された複数のパ
ターン配線の各先端がコンタクトピンとされているコン
タクトプローブにおいて、前記コンタクトピンの先端部
に、先端が錐状または稜線をなす突起部が設けられてい
ることを特徴としている。
【0011】このように構成されるコンタクトプローブ
においては、コンタクトピンの先端に突起部が設けられ
ているので、コンタクトピンの先端部以外の部分は被検
査物から離間させた状態で、コンタクトピンから突出さ
れる突起部によって被検査物の電極のスクラブが行われ
る。これにより、被検査物の電極の周囲にパッシベーシ
ョン等が設けられていても、さらにコンタクトピンの傾
斜角度を小さくしても、コンタクトピンとパッシベ−シ
ョンとの干渉を回避しつつ、コンタクトピンから突出さ
れる突起部によって電極の表面のスクラブが行われる。
そして、突起部は先端が錐状または稜線をなしていて、
鋭利な形状とされているので、スクラブの際に電極表面
に対して食い付きがよく、例えば電極表面が酸化膜や吸
着物で覆われていても、これらを取り除いて電極内部の
金属を露出させることができ、コンタクトピンとの導通
を確実にすることができる。なお、ここでいう錐状と
は、円錐及び多角錐を指している。
【0012】また、突起部は、前記コンタクトピンの先
端部に埋め込まれる突起部材によって構成されていても
よい。この場合には、突起部を構成する突起部材の形状
がそのまま突起部の形状となる。突起部は、コンタクト
ピンとは別部材であって予め所望の形状に成形すること
ができるので、突起部の形状の自由度及び形状精度をよ
り向上させることができる。また、このように突起部を
コンタクトピンとは別部材によって構成しているので、
例えば突起部材はスクラブ性能や耐久性を重視して硬質
または耐磨耗性の高い材質、例えばNi等によって構成
し、コンタクトピンは導電性を重視して突起部材よりも
導電性の高い材料、例えば銅等によって構成して、高い
スクラブ性能や耐久性に加えて導電性能が良好なコンタ
クトプローブを得ることができる。
【0013】本発明にかかるコンタクトプローブの製造
方法においては、フィルム上に形成されたパターン配線
の先端部がコンタクトピンとされるコンタクトプローブ
の製造方法であって、前記コンタクトピンに供される金
属層形成のための下地となる基板層の表面において前記
コンタクトピンの先端をなす部分の下地となる位置にく
ぼみを形成するくぼみ形成工程と、該くぼみ形成工程と
前後して前記基板層の上にマスクを施して、前記マスク
が施されていない部分に前記コンタクトピンに供される
金属層をめっき処理により形成するめっき処理工程と、
前記マスクを取り除いた金属層の上に前記フィルムを被
着するフィルム被着工程と、前記フィルムと前記金属層
からなる部分と、前記基板層とを分離する分離工程とを
備えていることを特徴としている。
【0014】このコンタクトプローブの製造方法では、
コンタクトピンに供される金属層形成のための下地とな
る基板層の表面において、コンタクトピンの先端をなす
部分の下地となる位置にくぼみを形成する(くぼみ形成
工程)。そして、くぼみ形成工程と前後して、基板層の
上にマスクを施す。ここで、このくぼみ形成工程は、マ
スク形成前と形成後のどちらで行ってもよい。続いて、
マスクが施されていない部分に、コンタクトピンに供さ
れる金属層をめっき処理により形成する(めっき処理工
程)。基板層の表面には前記くぼみが形成されているの
で、コンタクトピンに供される金属層のうちコンタクト
ピンの先端をなす部分には、くぼみの内面形状が転写さ
れた外形を有する突起部が形成される。さらに、マスク
を取り除いた金属層の上にフィルムを被着し(フィルム
被着工程)、フィルムと金属層からなる部分と、基板層
とを分離することで(分離工程)、コンタクトピンの先
端に突起部が形成されたコンタクトプローブを得ること
ができる。
【0015】突起部の形状は、基板層に形成されたくぼ
みの内面形状が転写されたものであるので、くぼみの内
面形状を制御することで、突起部の形状をスクラブに適
した形状、すなわち先端が錐状または稜線をなしている
形状とすることができる。前記くぼみは、例えば先端形
状が形成したい突起部の形状と同一である圧子を基板に
押し付けることで形成することができる。この場合に
は、予め形成されたコンタクトピンの先端にボンディン
グやめっきを施して突起部を形成する場合に比べて突起
部の形状付与が容易であり、また形状精度も高く、突起
部の形状を、ボンディングやめっきを施して突起部を形
成した場合には付与することのできなかったスクラブに
適した形状、すなわち先端が錐状または稜線をなす形状
に形成することができる。ここで、くぼみの形成は、前
記のように圧子を用いて行うほか、他の任意の方法を用
いて行ってもよい。
【0016】また、このコンタクトプローブの製造方法
では、くぼみ形成工程において基板層に形成されるくぼ
みが、断面視V字形状をなす止まり穴または溝とされて
いてもよい。これにより、突起部の形状を、先端が錐状
または稜線をなしている形状とすることができる。
【0017】また、このコンタクトプローブの製造方法
では、くぼみ形成工程において基板層に形成されるくぼ
みが、コンタクトピンの配列方向に沿って延びて複数の
コンタクトピン形成領域にまたがる溝とされていてもよ
い。この場合には、前記基板層の表面にマスクを形成す
ることで、コンタクトピン形成領域を囲むマスクによっ
て、基板層に形成される溝が各コンタクトピン形成領域
ごとに分断される。そして、めっき処理工程でコンタク
トピン形成領域にコンタクトピンに供される金属層が形
成されることで、各コンタクトピンの先端に、溝の内面
形状が転写されてなる突起部が形成されることとなる。
ここで、溝において隣接するコンタクトピン形成領域間
に位置する部分がマスクによって十分に埋められていな
いと、隣接するコンタクトピン同士がつながった状態で
形成されてしまうことがあるが、この場合には、コンタ
クトピンを形成した後に、レーザー加工等によって不要
な部分を除去すればよい。
【0018】ここで、上記コンタクトプローブの製造方
法において、基板層に直接くぼみを形成した場合には、
例えば再度マスクを形成する際にくぼみに対するマスク
の位置決め等に手間がかかるなどの理由から、基板層の
再利用を図ることは困難となる。そこで、上記コンタク
トプローブの製造方法において、くぼみ形成工程以前の
段階で基板層の上にコンタクトピンの材質に被着または
結合する材質の下地金属層を形成する下地金属層形成工
程を有し、くぼみ形成工程では、基板層の代わりに下地
金属層にくぼみを形成し、分離工程では、フィルムと金
属層及び下地金属層からなる部分と、基板層とを分離す
るようにしてもよい。この場合には、基板層の上に形成
される下地金属層にくぼみを形成するので、コンタクト
プローブを製造した後は、再度基板層上に下地金属層を
形成することで、基板層を再利用することができる。ま
た、基板層をステンレス鋼等の高強度の材質によって形
成し、下地金属層を基板層よりも塑性変形しやすい銅等
の材質によって形成することで、基板層の強度を確保し
て繰り返しの使用回数を向上させることができるととも
に、圧子による下地金属層へのくぼみの形成が容易とな
り、くぼみの形成を繰り返すことによる圧子の消耗を低
減して、圧子の繰り返しの使用回数を向上させることが
できる。さらに、このように下地金属層を塑性変形しや
すい材質で形成することで、下地金属層を基板層から分
離させる際に基板層から剥離しやすくすることができ
る。
【0019】本発明にかかるコンタクトプローブの製造
方法においては、フィルム上に形成されたパターン配線
の先端部がコンタクトピンとされるコンタクトプローブ
の製造方法であって、前記コンタクトピンに供される金
属層形成のための下地となる基板層の表面において前記
コンタクトピンの先端をなす部分の下地となる位置に、
突起部材をその先端が前記基板層に埋め込まれた状態に
して設ける埋め込み工程と、該埋め込み工程と前後して
前記基板層の上にマスクを施し、前記マスクが施されて
いない部分に前記コンタクトピンに供される金属層をめ
っき処理により形成するめっき処理工程と、前記マスク
を取り除いた金属層の上に前記フィルムを被着するフィ
ルム被着工程と、前記フィルムと前記金属層及び前記突
起部材からなる部分と、前記基板層とを分離する分離工
程とを備えていることを特徴としている。
【0020】このコンタクトプローブの製造方法におい
ては、コンタクトピンに供される金属層形成のための下
地となる基板層の表面においてコンタクトピンの先端を
なす部分の下地となる位置に、先端が基板層に埋め込ま
れた状態にして突起部材が設けられる(埋め込み工
程)。そして、埋め込み工程と前後して基板層の上にマ
スクを施す。ここで、この埋め込み工程は、マスク形成
前と形成後のどちらで行ってもよい。続いて、マスクが
施されていない部分にコンタクトピンに供される金属層
をめっき処理により形成する(めっき処理工程)。基板
層の表面には前記突起部材が先端を埋め込まれた状態で
設けられているので、コンタクトピンに供される金属層
のうちコンタクトピンの先端をなす部分に、突起部材が
埋め込まれる。さらに、マスクを取り除いた金属層の上
にフィルムを被着し(フィルム被着工程)、フィルムと
金属層及び突起部材からなる部分と、基板層とを分離す
ることで(分離工程)、コンタクトピンの先端で突起部
材の先端が露出されることとなり、この突起部材によっ
て突起部が形成されたコンタクトプローブを得ることが
できる。この場合には、突起部を構成する突起部材の形
状がそのまま突起部の形状となる。突起部は、コンタク
トピンとは別部材であって予め所望の形状に成形するこ
とができるので、突起部の形状の自由度及び形状精度を
より向上させることができる。また、このように突起部
をコンタクトピンとは別部材によって構成しているの
で、突起部とコンタクトピンとをそれぞれの目的に適し
た材質によって構成することができる。
【0021】ここで、上記コンタクトプローブの製造方
法において、基板層に直接突起部材を埋め込んだ場合に
は、基板層の再利用を図ることは困難となる。そこで、
上記コンタクトプローブの製造方法において、埋め込み
工程以前の段階で基板層の上にコンタクトピンの材質に
被着または結合する材質の下地金属層を形成する下地金
属層形成工程を有し、埋め込み工程では、基板層の代わ
りに下地金属層に突起部材を埋め込み、分離工程では、
フィルムと金属層と突起部材及び下地金属層とからなる
部分と、基板層からなる部分とを分離するようにしても
よい。この場合には、コンタクトプローブを製造した後
は、基板層に再度下地金属層を形成することで、基板層
を再利用することができる。また、基板層をステンレス
鋼等の高強度の材質によって形成し、下地金属層を基板
層よりも塑性変形しやすい銅等の材質によって形成する
ことで、基板層の強度を確保して繰り返しの使用回数を
向上させることができるとともに、下地金属層への圧子
の埋め込みを容易にすることができる。さらに、このよ
うに下地金属層を塑性変形しやすい材質で形成すること
で、下地金属層を基板層から分離させる際に基板層から
剥離しやすくすることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】〔第一の実施の形態〕以下、本発
明の第一の実施の形態を図1から図6を用いて説明する
が、上述の従来技術と同一または同様の部分には同一の
符号を用いて説明する。図1は本実施形態にかかるコン
タクトプローブの先端部の斜視図、図2は図1に示すコ
ンタクトプローブの全体のA−A線中央断面図、図3は
本実施の形態のコンタクトプローブのコンタクトピンを
斜め下方からみた斜視図、図4は本実施の形態によるコ
ンタクトピンをICチップのパッドにコンタクトさせた
状態を示す側面図である。
【0023】本実施の形態のコンタクトプローブ31
は、図13に示すコンタクトプローブ1とほぼ同一構成
とされ、図1及び図2に示すように、Ni基合金等の金
属で形成されるパターン配線32を、ポリイミド等のフ
ィルム33の片面に被着した構造となっている。パター
ン配線32の先端部は、フィルム33の先端部31aま
で設けられている。
【0024】フィルム33は、図1及び図2に示すよう
にNi基合金層(金属層)からなる複数本のパターン配
線32…の上に図示しない接着剤層を介して被着され、
フィルム33の先端部31a側のパターン配線32…の
先端部はコンタクトピン32a…とされている。ここ
で、コンタクトピン32aは、フィルム33の先端部3
1aから突出させてもよい。図2に示すように、フィル
ム33の幅広の基部33bには窓部4が形成され、この
窓部4にはパターン配線32…の引き出し配線部5…が
設けられている。ここで、フィルム33は、パターン配
線32…が被着されたポリイミド等の樹脂フィルム層3
6にCu、Ni、Ni基合金等の金属フィルム層37が
グラウンドとして積層されて構成されているが、樹脂フ
ィルム層36だけで構成されていてもよい。また、フィ
ルム33には、例えばコンタクトプローブ31を位置合
わせ及び固定するための位置合わせ孔を設け、この位置
合わせ孔に位置決めピンを挿入することでプローブ装置
上での取付位置の位置合わせを行うようにしてもよい。
【0025】コンタクトピン32aは、その長手方向に
直交する断面が例えば略四角形状とされ、図2及び図3
に示すように、その先端部はフィルム33に被着される
面が上面41とされ、上面41に対向する下面42と、
上下面41、42間に設けられた側面43とで構成され
ており、下面42には、ICチップ18のパッド18a
に接触させられ得る突起部44が形成されている。コン
タクトピン32aの先端部は略半円板状とされているた
めに、側面43の先端部43aは略円柱周面形状の凸曲
面とされている。
【0026】突起部44は、先端が錐状または稜線をな
すものである。本実施の形態では、突起部44の形状
を、先端がコンタクトピン32aの幅方向に延びる稜線
をなす突条によって構成している。ここで、この突条の
向きはこれに限らず、コンタクトピン32aの長手方向
に延びていてもよい。そして、突起部44は、コンタク
トピン32aの長手方向における寸法Wが、ICチップ
18のパッド18aをスクラブした際に、図4に示すよ
うにスクラブ方向のパッド18a両端に位置するパッシ
ベーション26A、26B(図4において、パッシベー
ション26、26について便宜的に符号26A、26B
を付与する)に対してコンタクトピン32aが接触しな
い範囲で、最大スクラブ長の始点(一点鎖線で示す状
態)から終点(二点鎖線で示す状態)までパッシベーシ
ョン26に当接しない程度とされる。即ち、パッド18
aのパッシベーション26で覆われていない領域の長さ
Lが例えば45μmとすると、寸法Wは15μm以内で
あることが好ましい。
【0027】また、下面42からの突起部44の突出量
Hは、突起部44をパッド18aに当接させた際にコン
タクトピン32aの突起部44以外の部分がパッド18
a及びパッシベーション26と接触しない程度に確保さ
れている。即ち、パッシベーション26のパッド18a
からの高さhが例えば5μmとすると、突出量Hは5μ
m以上、望ましくは10μm以上とされる。この突起部
44の突出量Hを5μmよりも小さくした場合には、オ
ーバードライブ時にコンタクトピン32aの突起部44
以外の部分がパッド18aやパッシベーション26に近
づきすぎて、パッド18aやパッシベーション26と接
触してこれを破損させてしまう恐れがある。
【0028】また、スクラブの際にコンタクトピン32
aの先端がスクラブ方向にあるパッシベーション26B
に突き当たって破損させてしまうことのないよう、コン
タクトピン32aの先端部によるパッド18aのスクラ
ブ長を小さくすることが望ましく、このため、突起部4
4はコンタクトピン32aの長手方向の寸法Wが短く設
定されているので、突出量Hを50μmよりも大きくし
た場合には、突起部44の突出量Hが、突起部44のコ
ンタクトピン32aの長手方向の寸法Wよりも大きくな
ってしまう。コンタクトピン32aはパッド18aに対
して傾斜した状態で当接するため、このように突出量H
が大きすぎる場合には、スクラブ時に受ける応力によっ
て突起部44が折れ曲がってしまう恐れがある。このた
め、突起部44の突出量Hは、5μm以上とされ、また
好ましくは50μm以下とされる。
【0029】次に、このように構成されるコンタクトプ
ローブ31の作成工程について、図5、図6を用いて工
程順に説明する。図5(a)〜(d)及び図6(a)〜
(d)は、本実施形態にかかるコンタクトプローブの製
造工程を示す図であって、それぞれ左側は正面から見た
様子を示し、右側は側面から見た様子を示している。こ
こで、このコンタクトプローブ31のコンタクトピン3
2aは、支持金属板46(基板層)の上にめっきによっ
て形成されるものである。
【0030】〔ベースメタル層形成工程(下地金属層形
成工程)〕まず、図5(a)に示すように、ステンレス
製の支持金属板46の上に、Cu(銅)めっきにより、
コンタクトピンに供される金属層形成のための下地とな
るベースメタル層(下地金属層)47を形成する。この
ベースメタル層47の厚みTは、コンタクトピン32a
に形成する突起部44の突出量Hよりも大きく設定され
るものであって、本実施の形態では、この厚みTを25
μmとしている。
【0031】〔くぼみ形成工程〕次に、このベースメタ
ル層47において、コンタクトピン32aの先端をなす
部分の下地となる位置にくぼみ47aを形成する。この
くぼみ47aは、例えば図5(a)に示すように、先端
形状が所望のくぼみ47aの内面形状と同一である圧子
45をベースメタル層47に押し付けることによって形
成される。このくぼみ47aの深さD1は、コンタクト
ピン32aに形成する突起部44の突出量Hと同一とさ
れる。この圧子45の先端形状は、例えば円錐、多角
錐、もしくは先端が稜線をなす山形とすることができ
る。これにより、ベースメタル層47に形成されるくぼ
み47aが、断面視V字形状をなす止まり穴または溝と
される。本実施の形態では、圧子45の先端形状は、先
端が稜線をなす山形としており、これによって断面視V
字形状をなす溝状のくぼみ47aを形成する。このくぼ
み47aは、圧子45の先端形状が転写されることによ
って形成されるので、その内面形状の形状付与が容易で
あり、また形状精度も高いものである。
【0032】〔パターン形成工程〕図5(b)に示すよ
うに、このベースメタル層47の上にフォトレジスト層
48を形成した後、図5(c)に示すように、写真製版
技術により、フォトレジスト層48に所定のパターンの
フォトマスク49を施して露光し、図5(d)に示すよ
うに、フォトレジスト層48を現像して前記パターン配
線32となる部分を除去して残存するフォトレジスト層
(マスク)48に開口部48aを形成する。このフォト
マスク49は、開口部48aがベースメタル層47のく
ぼみ47aの上に形成されるように設定されるものであ
る。ここで、前記くぼみ形成工程はフォトレジスト層4
8の形成後に行ってもよい。この場合、ベースメタル層
47において、開口部48a内に露出されている、コン
タクトピン32aの先端の下地となる部分でくぼみ形成
を行う。
【0033】尚、本実施の形態では、フォトレジスト層
48をネガ型フォトレジストによって形成しているが、
ポジ型フォトレジストを採用して所望の開口部48aを
形成しても構わない。また、本実施形態においては、前
記フォトレジスト層48が、本願請求項にいう「マス
ク」に相当する。但し、本願請求項の「マスク」とは、
本実施の形態のフォトレジスト層48のように、フォト
マスク49を用いた露光・現像工程を経て開口部48a
が形成されるものに限定されるわけではない。例えば、
めっき処理される箇所に予め開口部48aが形成された
(すなわち、予め、図5(d)の符号48で示す状態に
形成されている)フィルム等でもよい。本願発明におい
て、このようなフィルム等を「マスク」として用いる場
合には、本実施形態におけるマスク形成工程は不要であ
る。
【0034】〔めっき処理工程〕そして、図6(a)に
示すように、前記開口部48aに前記パターン配線32
となるNi基合金層(金属層)Nを電解めっき処理によ
り形成する。ここで、この金属層は、Ni基合金に限ら
ず、Niによって構成してもよい。これにより、開口部
48a及びくぼみ47a内にNi基合金層Nが形成さ
れ、くぼみ47a内に形成されるNi基合金層Nには、
くぼみ47aの内面形状が正確に転写される。上記めっ
き処理の後、図6(b)に示すように、フォトレジスト
層48を除去する。
【0035】〔フィルム被着工程〕次に、図6(c)に
示すように、前記Ni基合金層Nの上に、図に示したコ
ンタクトピン32a(すなわち前記パターン配線32の
先端部)となる部分も含めて覆うようにして、前記フィ
ルム33を接着剤50により接着する。
【0036】〔分離工程〕そして、図6(d)に示すよ
うに、フィルム33とパターン配線32と突起部44及
びベースメタル層47からなる部分を、支持金属板46
から分離させ、エッチング等によってベースメタル層4
7を除去して突起部44を露出させ、コンタクトプロー
ブ31を完成させる。ここで、上記コンタクトプローブ
の製造方法においては、ベースメタル層形成工程で支持
金属板46の上にベースメタル層47を形成しており、
くぼみ形成工程では、ベースメタル層47にくぼみ47
aを形成しているので、コンタクトプローブ31を製造
した後は、再度支持金属板46上にベースメタル層47
を形成することで、支持金属板46を再利用することが
できる。また、支持金属板46を強度の高いステンレス
鋼によって形成し、ベースメタル層47を支持金属板4
6よりも塑性変形しやすい銅によって形成しているの
で、支持金属板46の強度を確保して繰り返しの使用回
数を向上させることができるとともに、圧子45による
ベースメタル層47へのくぼみ47aの形成を容易にし
て、くぼみ形成を繰り返すことによる圧子45の消耗を
低減して圧子45の繰り返しの使用回数を向上させるこ
とができる。さらに、このようにベースメタル層47を
塑性変形しやすい材質で形成することで、ベースメタル
層47を支持金属層46から分離させる際に支持金属板
46から剥離しやすくすることができる。
【0037】本実施の形態によるコンタクトプローブ3
1は上述のように構成されており、次にその作用を説明
する。本実施の形態によるコンタクトプローブ31は、
図13に示すコンタクトプローブ1と同様、メカニカル
パーツ7に装着されてプローブ装置8に組み込まれる。
本実施の形態では、コンタクトピン32aは、ICチッ
プ18のパッド18aに対する傾斜角度θが約20°に
設定されている。ここで、フィルム33とパターン配線
32からなるコンタクトプローブ31だけでは柔らかす
ぎて、オーバードライブをかけた際にマウンティングベ
ース12から突出される部分がすぐに曲がってしまうこ
とがあるので、マウンティングベース12の下面12a
と各コンタクトプローブ31との間に、各コンタクトプ
ローブ31の先端部31aと同様に一部をマウンティン
グベース12から突出させて、例えば厚さ0.1mm程
度の弾性体からなる薄板を介装してもよい。このように
先端部31aを薄板によって上面側から支持することで
バネ性をもたせ、コンタクトピン32aの針圧を確保し
ている。この薄板としては例えば金属板等が用いられ
る。または、同様の目的のために、コンタクトピン32
aをフィルム33から突出させ、フィルム33から突出
されるコンタクトピン32aの上面41に、補強用の部
材を設けた構成としてもよい。例えば、セラミック板の
ような絶縁性を有する剛体を、コンタクトピン32aの
上面41に積層した構成としてもよい。
【0038】そして電気的テスト時には、各コンタクト
ピン32aは、先端部の下面42に設けられる突起44
を、半導体チップ18のパッド上に形成されるバンプ1
8aに当接される。このとき、各コンタクトピン32a
は、突起部44がパッシベーション26A、26B間に
位置し、かつパッシベーション26Aに近接して非接触
の一点鎖線で示す状態にある(この位置を始点とす
る)。この状態から、オーバードライブをかけてコンタ
クトピン32aに対してパッド18aを相対移動させ
て、突起部44をパッド18a表面に押圧接触させつつ
スクラブをかければ、突起部44によってパッド18a
の表面(例えばアルミ酸化膜)や、パッド18aの表面
の吸着物を擦り取ることができる。そして、コンタクト
ピン32aの突起部44が他方のパッシベーション26
Bに接触する直前の二点鎖線で示す位置(終点となる)
までスクラブさせる。
【0039】上記スクラブの際に、コンタクトピン32
aは、先端部下面42に設けた突起部44によってIC
チップ18のパッド18aに当接し、パッド18aの表
面をスクラブする。このときコンタクトピン32aは、
突起部44が設けられていることによって先端部以外の
部分がパッド18aの表面から離間することになる。こ
れにより、コンタクトピン32aとパッシベーション2
6Aとの干渉が避けられて、パッシベーション26に損
傷を与えないようになっている。
【0040】そして、突起部44は先端が稜線をなして
いて、鋭利な形状とされているので、スクラブの際にパ
ッド18aの表面に対して食い付きがよく、例えばパッ
ド18aの表面が酸化膜や吸着物で覆われていても、こ
れらを取り除いてパッド18a内部の金属を露出させる
ことができ、コンタクトピン32aとの導通を確実にす
ることができる。
【0041】このように、本発明の第一の実施の形態に
かかるコンタクトプローブ31によれば、コンタクトピ
ン32aの先端部に突起部44を設けたことにより、コ
ンタクトピン32aの先端部以外の部分がパッド18a
から離間されるので、パッド18aに設けられるパッシ
ベーション26とコンタクトピン32aとの干渉を避け
て、突起部44によってICチップ18のパッド18a
のスクラブを良好に行うことができる。さらに、突起部
の先端が稜線をなしていてパッド18aの表面に対する
食い付きがよいので、パッド18aのスクラブを良好に
行うことができる。突起部44の形状はコンタクトピン
の製造に用いた圧子45の先端形状と同一であるので、
予め形成されたコンタクトピンの先端にボンディングや
めっきを施して突起部を形成する場合に比べて突起部4
4の形状付与が容易であり、また形状精度も高く、突起
部44の形状を、ボンディングやめっきを施して突起部
を形成した場合には付与することのできなかったスクラ
ブに適した形状、すなわち、先端が錐状、または稜線を
なす形状に形成することができる。
【0042】ここで、上記実施の形態に示すコンタクト
プローブ31の製造方法では、ベースメタル層47に対
して、各くぼみ47aに対応する圧子45を用いてくぼ
み47aを形成してコンタクトプローブ31を製造する
例を示したが、これに限られることなく、例えば図7、
図8に示すような製造方法によってコンタクトプローブ
31を製造してもよい。図7(a)〜(c)及び図8
(a)、(b)は、本実施形態にかかるコンタクトプロ
ーブの製造工程の他の例を示す図であって、それぞれ左
側は正面から見た様子を示し、右側は側面から見た様子
を示している。
【0043】図7、図8に示すコンタクトプローブの製
造方法では、上記したコンタクトプローブの製造工程の
くぼみ形成工程において、圧子45の代わりに、図7
(a)に示すように先端が稜線をなしている圧子51を
用いて、前記コンタクトピン32aの配列方向に沿って
延びて複数のコンタクトピン形成領域にまたがる溝状の
くぼみ47bを形成する。
【0044】そして、くぼみ形成工程に続いて行われる
パターン形成工程においては、図7(b)に示すように
ベースメタル層47の上にフォトレジスト層48を形成
した後、図7(c)に示すように、写真製版技術によ
り、フォトレジスト層48に所定のパターンのフォトマ
スク49を施して露光し、図8(a)に示すように、フ
ォトレジスト層48を現像して前記パターン配線32と
なる部分を除去して残存するフォトレジスト層48に開
口部48aを形成する。これにより、複数のコンタクト
ピン形成領域にまたがる溝状のくぼみ47bのうち、コ
ンタクトピン形成領域以外の部分がフォトレジスト層4
8によって埋められて、各コンタクトピン形成領域ごと
に分断されることとなる。
【0045】そして、めっき処理工程では、図8(b)
に示すように、この開口部48a及び各コンタクトピン
形成領域ごとに分断されたくぼみ47b内にNi基合金
層Nが形成され、くぼみ47b内に形成されるNi基合
金層Nには、くぼみ47bの内面形状が正確に転写され
る。さらにフォトレジスト層48を除去し、以降はフィ
ルム被着工程、分離工程を経ることで、前記のコンタク
トプローブの製造方法と同様に、先端に前記突起部44
が形成されたコンタクトプローブ31を得ることができ
る。ここで、溝状のくぼみ47bにおいて隣接するコン
タクトピン形成領域間に位置する部分がフォトレジスト
層48によって十分に埋められていないと、隣接するコ
ンタクトピン32a同士がつながった状態で形成されて
しまうことがあるが、この場合には、コンタクトピン3
2aを形成した後に、レーザー加工等によって不要な部
分を除去すればよい。
【0046】ここで、上記実施の形態では、支持金属板
46の上に、ベースメタル層47を形成し、このベース
メタル層47にくぼみ47aまたはくぼみ47bを形成
した例を示したが、これに限られることなく、支持金属
板46の上にベースメタル層47を形成せず、直接支持
金属板46にくぼみ47aまたはくぼみ47bを形成し
て、支持金属板46に直接Ni基合金層Nを形成するよ
うにしてもよい。
【0047】また、上記実施の形態において、突起部4
4の形状を直線状の稜線を有する形状としたが、これに
限られることなく、例えば図9に示すように、下面42
側から見て、その稜線がコンタクトピン32aの先端側
が下、基部側が上となる略V字形状に形成してもよい。
【0048】また、上記実施の形態に示すコンタクトプ
ローブの製造方法では、めっき処理工程において、フォ
トレジスト層48の開口部48a内及びベースメタル層
47のくぼみ47a(またはくぼみ47b)内に、Ni
基合金層Nを単層で形成した例を示したが、これに限ら
れることなく、少なくともくぼみ47a(またはくぼみ
47b)内ではNi、Ni基合金等の硬質または耐磨耗
性の高い第一の金属層を形成し、以降は銅等の導電性の
高い金属からなる第二の金属層を形成してもよい。この
場合には、突起部44を硬質または耐磨耗性の高い材質
として、スクラブ性能や耐久性を向上させつつ、コンタ
クトピン32aの導電性能が向上したコンタクトプロー
ブを得ることができる。
【0049】〔第二の実施の形態〕次に、図10から図
11を参照して、本発明の第二の実施の形態について説
明するが、本発明の第一の実施の形態と同一または同様
の部分には同一の符号を用いて説明する。図10は、第
二の実施の形態によるコンタクトプローブを示す断面
図、図11及び図12は、第二の実施の形態によるコン
タクトプローブの製造工程を示す図である。本実施の形
態に示すコンタクトプローブ61は、第一の実施の形態
に示すコンタクトプローブ31において、コンタクトピ
ン32aの先端部に一体的に突起部44を設ける代わり
に、コンタクトピン32aの先端に突起部材62を埋め
込んで、この突起部材62によって突起部64を形成し
たものである。この突起部材62は、予め先端形状が所
望の形状に形成されたものであって、先端は例えば円
錐、多角錐、もしくは先端が稜線を有する山形とされ
る。本実施の形態では、突起部材62の先端形状を円錐
形状としている。
【0050】このように突起部64をコンタクトピン3
2aとは別部材によって構成しているので、例えば突起
部材62はスクラブ性能や耐久性を重視して硬質または
耐磨耗性の高い材質、例えばNi等によって構成し、コ
ンタクトピン32aは導電性を重視して突起部材62よ
りも導電性の高い材料、例えば銅等によって構成して、
高いスクラブ性能や耐久性に加えて導電性能が良好なコ
ンタクトプローブ61を得ることができる。
【0051】次に、図11、図12を参照してコンタク
トプローブ46の作成工程について工程順に説明する。
図11(a)〜(d)及び図12(a)〜(d)は、本
実施形態にかかるコンタクトプローブの製造工程を示す
図であって、それぞれ左側は正面から見た様子を示し、
右側は側面から見た様子を示している。このコンタクト
プローブ46の作成工程は、図11(a)に示すよう
に、第一の実施の形態に示すコンタクトプローブ31の
作成工程と同様にしてベースメタル層形成工程を経た
後、くぼみ形成工程の代わりに埋め込み工程を経るもの
である。
【0052】〔埋め込み工程〕次に、図11(b)に示
すように、このベースメタル層47において、コンタク
トピン32aの先端をなす部分の下地となる位置に、突
起部材62の先端を埋め込む。突起部材62の埋め込み
深さD2は、コンタクトピン32aに形成する突起部6
4の突出量Hと同一とされる。突起部64において、ベ
ースメタル層47上に露出されている部分は、コンタク
トピン32aに埋め込まれる部分であり、露出部分の高
さはコンタクトピン32aへの埋め込みが確実に行われ
るように十分に確保する。
【0053】その後、図11(c)、(d)に示すよう
に、第一の実施の形態と同様にしてパターン形成工程を
経て前記パターン配線32となる部分が開口部48aと
されたフォトレジスト層48を形成する。この状態で
は、突起部材62においてベースメタル層47上に位置
する部分は、開口部48a内に露出されている。ここ
で、前記埋め込み工程は、フォトレジスト層48の形成
後に行ってもよい。この場合、フォトレジスト層48の
開口部48aにおいて、コンタクトピン32aの先端と
なる部分に突起部材62を埋め込む。
【0054】〔めっき処理工程〕そして、図12(a)
に示すように、前記開口部48aに前記パターン配線3
2となるNi基合金層Nを電解めっき処理により形成す
る。ここで、この金属層は、Ni基合金に限らず、Ni
によって構成してもよい。前記突起部材62は、このN
i金属層Nが形成されることによって、ベースメタル層
47上に露出されている部分をNi金属層Nにおいてコ
ンタクトピン32aの先端をなす部分に埋め込まれて、
先端を突起部64とされる。上記めっき処理の後、図1
2(b)に示すように、フォトレジスト層48を除去す
る。
【0055】そして、図5(c)に示すように、フィル
ム被着工程を経てNi基合金層Nの上に、フィルム33
を接着した後、分離工程において、図5(d)に示すよ
うに、フィルム33とパターン配線32と突起部材62
及びベースメタル層47からなる部分を、支持金属板4
6から分離させ、さらにベースメタル層47をエッチン
グ等によって除去して突起部64を露出させ、本実施形
態にかかるコンタクトプローブ61を完成させる。
【0056】ここで、上記コンタクトプローブの製造方
法においては、ベースメタル層形成工程で支持金属板4
6の上にベースメタル層47を形成しており、埋め込み
工程では、ベースメタル層47に突起部材62を埋め込
んでいるので、コンタクトプローブ61を製造した後
は、再度支持金属板46上にベースメタル層47を形成
することで、支持金属板46を再利用することができ
る。
【0057】
【発明の効果】本発明によれば、以下の効果を奏する。
本発明にかかるコンタクトプローブによれば、コンタク
トピンの先端部に突起部が設けられており、突起部によ
って被検査物の電極のスクラブが良好に行われるので、
被検査物に設けられるパッシベーションとコンタクトピ
ンとの干渉を避けて、突起部によって被検査物の電極の
スクラブを良好に行うことができる。さらに、突起部の
先端が稜線をなしていて電極の表面に対する食い付きが
よいので、電極のスクラブを良好に行うことができる。
【0058】また、突起部を、前記コンタクトピンの先
端部に埋め込まれる突起部材によって構成することで、
突起部の形状の自由度及び形状精度をより向上させるこ
とができる。また、このように突起部をコンタクトピン
とは別部材によって構成しているので、突起部材とコン
タクトピンの材質をそれぞれの用途に適した材質によっ
て構成することができ、コンタクトプローブの性能向上
を図ることができる。
【0059】本発明にかかるコンタクトプローブの製造
方法によれば、コンタクトピンをめっきによって形成す
る際の下地となる基板層にくぼみを形成し、コンタクト
ピンの先端に、くぼみの内面形状が転写された突起部を
形成するので、予め形成されたコンタクトピンの先端に
ボンディングやめっきによって突起部を形成する場合に
比べて、突起部の形状の自由度が高くかつ形状精度の高
いコンタクトプローブを製造することができる。特に、
突起部を、ボンディングやめっきによっては形成するこ
とのできない、先端が錐状または稜線をなしている形状
とすることができる。
【0060】そして、上記コンタクトプローブの製造方
法において、基板層の上に直接くぼみを形成する代わり
に、基板層の上に形成される下地金属層にくぼみを形成
することで、コンタクトプローブを製造した後は、再度
基板層上に下地金属層を形成することで、基板層を再利
用することができる。
【0061】また、本発明にかかるコンタクトプローブ
の製造方法において、基板層または下地金属層にくぼみ
を形成する代わりに、基板層または下地金属層において
コンタクトピンの先端をなす部分の下地となる位置に、
突起部材をその先端が前記基板層に埋め込まれた状態に
して設けて、これと前後して前記基板層の上にマスクを
施し、前記マスクが施されていない部分に前記コンタク
トピンに供される金属層をめっき処理により形成するこ
とで、コンタクトピンの先端に突起部をなす突起部材が
埋め込まれたコンタクトプローブを製造することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第一の実施の形態にかかるコンタク
トプローブの先端部の斜視図である。
【図2】 図1に示すコンタクトプローブの全体のA−
A線中央断面図である。
【図3】 第一の実施の形態のコンタクトプローブのコ
ンタクトピンを斜め下方からみた斜視図である。
【図4】 第一の実施の形態によるコンタクトピンをI
Cチップのパッドにコンタクトさせた状態を示す側面図
である。
【図5】 第一の実施の形態にかかるコンタクトプロー
ブの製造工程を示す図である。
【図6】 第一の実施の形態にかかるコンタクトプロー
ブの製造工程を示す図である。
【図7】 第一の実施の形態にかかるコンタクトプロー
ブの製造工程の他の例を示す図である。
【図8】 第一の実施の形態にかかるコンタクトプロー
ブの製造工程の他の例を示す図である。
【図9】 第一の実施の形態にかかるコンタクトプロー
ブの他の形状の例を示す斜視図である。
【図10】 第二の実施の形態のコンタクトプローブの
形状を示す斜視図である。
【図11】 本発明の第二の実施の形態にかかるコンタ
クトプローブの製造工程を示す図である。
【図12】 第二の実施の形態にかかるコンタクトプロ
ーブの製造工程を示す図である。
【図13】 従来のコンタクトプローブの平面図であ
る。
【図14】 従来のプローブ装置の分解斜視図である。
【図15】 図14に示すプローブ装置の要部縦断面図
である。
【図16】 従来のコンタクトプローブのコンタクトピ
ンを斜め下方からみた斜視図である。
【図17】 従来のコンタクトピンとICチップのパッ
ドとの接触及びスクラブ状態を示す側面図である。
【符号の説明】
31、61 コンタクトプローブ 32 パ
ターン配線 32a コンタクトピン 33 フ
ィルム 44、64 突起部 46 支
持金属板(基板層) 47 ベースメタル層(下地金属層) 47a、
47b くぼみ 48 フォトレジスト層(マスク) 62 突
起部材 N Ni基合金層(コンタクトピンに供される金属層)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉山 達雄 兵庫県三田市テクノパーク十二番地の六 三菱マテリアル株式会社三田工場内 Fターム(参考) 2G003 AA07 AB01 AG03 AG04 AG12 AG20 AH07 2G011 AA04 AA09 AA15 AA17 AA21 AB06 AB07 AB08 AC06 AC14 AE22 AF07 4M106 AA02 BA01 DD03

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルムが被着された複数のパターン配
    線の各先端がコンタクトピンとされているコンタクトプ
    ローブにおいて、 前記コンタクトピンの先端部に、先端が錐状または稜線
    をなす突起部が設けられていることを特徴とするコンタ
    クトプローブ。
  2. 【請求項2】 前記突起部が、前記コンタクトピンの先
    端部に埋め込まれる突起部材によって構成されているこ
    とを特徴とする請求項1記載のコンタクトプローブ。
  3. 【請求項3】 フィルム上に形成されたパターン配線の
    先端部がコンタクトピンとされるコンタクトプローブの
    製造方法であって、 前記コンタクトピンに供される金属層形成のための下地
    となる基板層の表面において前記コンタクトピンの先端
    をなす部分の下地となる位置にくぼみを形成するくぼみ
    形成工程と、 該くぼみ形成工程と前後して前記基板層の上にマスクを
    施して、前記マスクが施されていない部分に前記コンタ
    クトピンに供される金属層をめっき処理により形成する
    めっき処理工程と、 前記マスクを取り除いた金属層の上に前記フィルムを被
    着するフィルム被着工程と、 前記フィルムと前記金属層からなる部分と、前記基板層
    とを分離する分離工程とを備えていることを特徴とする
    コンタクトプローブの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記くぼみ形成工程において前記基板層
    に形成されるくぼみが、断面視V字形状をなす止まり穴
    または溝とされていることを特徴とする請求項3記載の
    コンタクトプローブの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記くぼみ形成工程において前記基板層
    に形成されるくぼみが、前記コンタクトピンの配列方向
    に沿って延びて複数のコンタクトピン形成領域にまたが
    る溝とされていることを特徴とする請求項3記載のコン
    タクトプローブの製造方法。
  6. 【請求項6】 前記くぼみ形成工程以前の段階で前記基
    板層の上に前記コンタクトピンの材質に被着または結合
    する材質の下地金属層を形成する下地金属層形成工程を
    有し、 前記くぼみ形成工程では、前記基板層の代わりに前記下
    地金属層に前記くぼみを形成し、 前記分離工程では、前記フィルムと前記金属層及び前記
    下地金属層からなる部分と、前記基板層とを分離するこ
    とを特徴とする請求項3から5のいずれかに記載のコン
    タクトプローブの製造方法。
  7. 【請求項7】 フィルム上に形成されたパターン配線の
    先端部がコンタクトピンとされるコンタクトプローブの
    製造方法であって、 前記コンタクトピンに供される金属層形成のための下地
    となる基板層の表面において前記コンタクトピンの先端
    をなす部分の下地となる位置に、突起部材をその先端が
    前記基板層に埋め込まれた状態にして設ける埋め込み工
    程と、 該埋め込み工程と前後して前記基板層の上にマスクを施
    して、前記マスクが施されていない部分に前記コンタク
    トピンに供される金属層をめっき処理により形成するめ
    っき処理工程と、 前記マスクを取り除いた金属層の上に前記フィルムを被
    着するフィルム被着工程と、 前記フィルムと前記金属層及び前記突起部材からなる部
    分と、前記基板層とを分離する分離工程とを備えている
    ことを特徴とするコンタクトプローブの製造方法。
  8. 【請求項8】 前記埋め込み工程以前の段階で前記基板
    層の上に前記コンタクトピンの材質に被着または結合す
    る材質の下地金属層を形成する下地金属層形成工程を有
    し、 前記埋め込み工程では、前記基板層の代わりに前記下地
    金属層に前記突起部材を埋め込み、 前記分離工程では、前記フィルム、前記金属層、前記突
    起部材及び前記下地金属層からなる部分と、前記基板層
    とを分離することを特徴とする請求項7記載のコンタク
    トプローブの製造方法。
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