JP2000121673A - コンタクタ - Google Patents

コンタクタ

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JP2000121673A
JP2000121673A JP11126173A JP12617399A JP2000121673A JP 2000121673 A JP2000121673 A JP 2000121673A JP 11126173 A JP11126173 A JP 11126173A JP 12617399 A JP12617399 A JP 12617399A JP 2000121673 A JP2000121673 A JP 2000121673A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来プローブカードは、複数のプローブ針が
それぞれ個別に片持ち支持されているため、電極パッド
の配列が複数列になると、プローブ針の支持構造が極め
て複雑になり、電極パッドの種々の配列に即してプロー
ブ針の配列を変えることが難しく、プローブ針の配列の
自由度が低く、しかも、検査時の熱的影響によりプロー
ブ針の針先位置が狂い易い。 【解決手段】 本発明のコンタクタ1は、シリコン基板
2の表面全面に配列された複数の第1電極3と、これら
電極3にそれぞれ設けられたプローブ端子4とを備え、
プローブ端子4は、第1電極上に立設された導電性支持
柱7と、この導電性支持柱7上端で導通自在に片持ち支
持されたカンチレバーバネ8と、このカンチレバーバネ
8の自由端部で支持されたバンプ9とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被検査体の電気的
特性検査を行う際に用いられるコンタクタに関し、更に
詳しくは、被検査体と一括接触して検査を行うことがで
きるコンタクタに関する。
【0002】
【従来の技術】被検査体、例えば半導体ウエハ(以下、
単に「ウエハ」と称す。)に多数形成されたメモリ回路
やロジック回路等のICチップの電気的特性検査を行う
場合にはコンタクタとしてプローブカードが用いられ
る。このプローブカードは検査時にウエハの電極用パッ
ドと接触した時にテスタとICチップ間で検査用信号の
授受を中継する役割を果たしている。このプローブカー
ドは、例えばICチップ上に形成された複数の電極パッ
ドに対応した複数のプローブ針を有し、各プローブ針と
各電極パッドとをそれぞれ電気的に接触させてICチッ
プの検査を行うようにしている。
【0003】ところで最近、ICチップの集積度が高ま
って電極パッドの数が急激に増加すると共に電極パッド
の配列が益々狭ピッチ化している。これに伴ってプロー
ブカードのプローブ針の本数が急激に増加し、狭ピッチ
化している。しかも、ウエハの大口径化に伴ってウエハ
内のICチップ数が急激に増加し、検査に長時間を要
し、検査時間の短縮が重要課題になっている。そこで、
プローブカードによって検査を行う場合にも、ICチッ
プを1個ずつ検査するのではなく、同時に検査するIC
チップの数(同測数)を増やし、検査時間を短縮するよ
うにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
プローブカードは、複数のプローブ針がそれぞれ個別に
片持ち支持されているため、電極パッドの配列が複数列
になると、プローブ針の支持構造が極めて複雑になり、
電極パッドの種々の配列に即してプローブ針の配列を変
えることが難しく、プローブ針の配列の自由度が低く、
しかも、検査時の熱的影響によりプローブ針の針先位置
が狂い易いという課題があった。
【0005】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、プローブ端子の配列に自由度が高く、被検
査体の種々の電極配列に即してプローブ端子の配列を変
えることができ、しかも検査時の熱的影響を受け難く高
低差を吸収することができコンタクト性に優れ正確且つ
確実に被検査体と接触して高精度で信頼性の高い検査を
行うことができるコンタクタを提供することを目的とし
ている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
のコンタクタは、基板の表面に配列された複数の電極
と、これらの電極にそれぞれ設けられた複数のプローブ
端子とを備え、上記各プローブ端子がそれぞれ被検査体
と接触してその電気的特性検査を行うコンタクタであっ
て、上記プローブ端子は、骨格をなすコア金属と、この
コア金属のバネ性を補足し且つコア金属を被覆する合金
層と、この合金層とコア金属との間に介在してこれら両
者を接合する接合用金属層とからなることを特徴とする
ものである。
【0007】また、本発明の請求項2に記載のコンタク
タは、請求項1に記載の発明において、上記コア金属が
ニッケルであり、上記接合用金属が金であり、上記合金
がニッケル−コバルト系合金であることを特徴とするも
のである。
【0008】また、本発明の請求項3に記載のコンタク
タは、請求項1または請求項2に記載の発明において、
上記プローブ端子は、上記電極上に立設された導電性支
持部材と、この導電性支持部材上端で導通自在に支持さ
れたバンプとを有することを特徴とするものである。
【0009】また、本発明の請求項4に記載のコンタク
タは、請求項3に記載の発明において、上記導電性支持
部材は、横方向断面が円弧状に形成されてなることを特
徴とするものである。
【0010】また、本発明の請求項5に記載のコンタク
タは、請求項3に記載の発明において、上記導電性支持
部材は、互いに対向する一対の支持プレートと、これら
の支持プレートそれぞれの上端を繋ぐ連結プレートから
なることを特徴とするものである。
【0011】また、本発明の請求項6に記載のコンタク
タは、請求項3に記載の発明において、上記導電性支持
部材は、互いに隣合う一対の支持プレートと、これらの
支持プレート上端からそれぞれ横方向へ延設されて一体
化する片持ち支持プレートからなることを特徴とするも
のである。
【0012】また、本発明の請求項7に記載のコンタク
タは、請求項3に記載の発明において、上記導電性支持
部材は、上下方向のスリットを複数有する筒状支柱から
なることを特徴とするものである。
【0013】また、本発明の請求項8に記載のコンタク
タは、基板の一方の面全面に配列された複数の第1電極
と、これらの電極にそれぞれ設けられたプローブ端子
と、これらのプローブ端子及び第1電極に対応して上記
基板の他方の面全面に配列された複数の第2電極と、こ
れらの第2電極とテスタ側の配線基板とを互いに導通す
る弾性接続部材とを備え、被検査体と一括接触してその
電気的特性検査を行うコンタクタであって、上記プロー
ブ端子は、第1電極上に立設された導電性支持部材と、
この導電性支持部材上端で導通自在に片持ち支持された
弾性支持プレートと、この弾性支持プレートの自由端部
で支持されたバンプとを有することを特徴とするもので
ある。
【0014】また、本発明の請求項9に記載のコンタク
タは、基板の一方の面全面に配列された複数の第1電極
と、これらの電極にそれぞれ設けられたプローブ端子
と、これらのプローブ端子及び第1電極に対応して上記
基板の他方の面全面に配列された複数の第2電極と、こ
れらの第2電極とテスタ側の配線基板とを互いに導通す
る弾性接続部材とを備え、被検査体と一括接触してその
電気的特性検査を行うコンタクタであって、上記プロー
ブ端子は、第1電極上に立設された導電性支持部材と、
この導電性支持部材上端で互いに先端を接近させて導通
自在に片持ち支持された複数の弾性支持プレートと、各
弾性支持プレートの自由端部でそれぞれ支持されたバン
プとを有することを特徴とするものである。
【0015】また、本発明の請求項10に記載のコンタ
クタは、基板の一方の面全面に配列された複数の第1電
極と、これらの電極にそれぞれ設けられたプローブ端子
と、これらのプローブ端子及び第1電極に対応して上記
基板の他方の面全面に配列された複数の第2電極と、こ
れらの第2電極とテスタ側の配線基板とを互いに導通す
る弾性接続部材とを備え、被検査体と一括接触してその
電気的特性検査を行うコンタクタであって、上記プロー
ブ端子は、第1電極上に立設された導電性支持部材と、
この導電性支持部材上端で支持された導電性環状プレー
トと、この導電性環状プレートと一体に形成された弾性
架設部中央で支持されたバンプとを有することを特徴と
するものである。
【0016】また、本発明の請求項11に記載のコンタ
クタは、請求項8〜請求項10のいずれか1項に記載の
発明において、上記バンプは、先端が平坦面で先端部か
ら基端部に向けて徐々に太くなる接触部と、この接触部
を支持する支持部とからなることを特徴とするものであ
る。
【0017】また、本発明の請求項12に記載のコンタ
クタは、請求項8〜請求項10のいずれか1項に記載の
発明において、上記バンプは、円柱状に形成されている
ことを特徴とするものである。
【0018】また、本発明の請求項13に記載のコンタ
クタは、請求項8〜請求項10のいずれか1項に記載の
発明において、上記プローブ端子は、骨格をなすコア金
属と、このコア金属のバネ性を補足し且つコア金属を被
覆する合金層と、この合金層とコア金属との間に介在し
てこれら両者を接合する接合用金属層とからなることを
特徴とするものである。
【0019】また、本発明の請求項14に記載のコンタ
クタは、請求項13に記載の発明において、上記コア金
属がニッケルであり、上記接合用金属が金であり、上記
合金がニッケル−コバルト系合金であることを特徴とす
るものである。
【0020】以下、図1〜図10に示す実施形態に基づ
いて本発明を説明する。本実施形態のコンタクタ1は、
例えば図1、図2に示すように、被検査体であるウエハ
(図示せず)と略同一大きさに形成されたシリコン基板
2と、このシリコン基板2の表面全面にマトリックス状
に配列され且つニッケル、ニッケル合金等の導電性金属
からなる複数の矩形状の第1電極3と、これらの電極3
上にそれぞれ配設された複数のプローブ端子4とを備
え、各プローブ端子4がウエハ全面に形成されたアルミ
ニウム、銅等の導電性金属からなる検査用電極パッド
(図示せず)と一括して接触し、例えば複数(例えば1
6個または32個)のICチップを同時に検査できるよ
うにしてある。また、シリコン基板2の裏面には表面の
第1電極3に対応する第2電極5が第1電極3と同種の
導電性金属により形成され、表裏の第1、第2電極3、
5はビアホールの接続導体6を介して電気的に接続され
ている。
【0021】上記プローブ端子4は、図1、図2に示す
ように、第1電極3表面の対向する隅角部にそれぞれ立
設された同一高さの一対の導電性支持柱7と、これらの
導電性支持柱7上端で水平に導通自在に片持ち支持され
た平面形状がコ字状の弾性支持プレート(以下、「カン
チレバーバネ」と称す。)8と、このカンチレバーバネ
8の自由端部で導通自在に支持されたバンプ9とを有し
ている。尚、カンチレバーバネ9の平面形状はコ字状に
限らずく字状を呈するものであっても良い。
【0022】即ち、カンチレバーバネ8は、互いに対向
する二辺の基端部で一対の導電性支持柱7の上端に連結
され、残りの一辺の自由端が隣のカンチレバーバネ8に
接近している。そして、カンチレバーバネ8の自由端部
の中央部にバンプ9が固定されている。バンプ9は、図
1、図2に示すように、略円柱状に形成された支持部で
ある円柱部9Aと、この円柱部9Aの上面に連接されて
一体化した接触部である四角錐台部9Bとからなってい
る。そして、例えば、カンチレバーバネ8はニッケルや
ニッケル−コバルト系合金等のバネ力及び靭性のある導
電性金属によって形成されている。従って、バンプ9が
ウエハの電極パッドと接触した時に、カンチレバーバネ
8のバネ力でバンプ9を電極パッドに押し付けてバンプ
9と電極パッド間の導通を図ると共に電極パッドの高低
差を吸収するようにしてある。また、バンプ9は、例え
ば円柱部9Aがカンチレバーバネ8と同一の導電性金属
によって形成され、四角錐台部9Bがウエハの電極パッ
ドより硬度の高い材料、例えばタングステンカーバイド
等の導電性金属によって形成されている。そして、プロ
ーブ端子4の表面には例えば金、ロジウムあるいはこれ
らの合金等の良導性金属によってコーティングされてい
る。
【0023】また、図2に示すように上記シリコン基板
2の裏面には例えば金合金等からなるリボン状の弾性接
続部材10を介してパフォーマンスボード等のプリント
配線基板11が接続され、プリント配線基板11を介し
てコンタクタ1をテスタ(図示せず)側へ接続するよう
にしてある。リボン状の弾性接続部材10は同図に示す
ように折曲面10Aを有し、この折曲面10Aがシリコ
ン基板2裏面の第2電極5に接続され、その他端がプリ
ント配線基板11の電極11Aに接続されている。この
弾性接続部材10表面は、例えば、ニッケルやニッケル
−コバルト系合金等のバネ力及び靭性のある導電性金属
膜によって形成され、リボン対応のボンディング装置に
よって第2電極5に対して自動接続できるようにしてあ
る。
【0024】次に、例えば図3及び図4を参照しながら
LIGA(Lithographie,Galvanoformung,Abformung)プ
ロセスを用いた本実施形態のコンタクタ1の製造方法に
つい て説明する。まず、図3の(a)に示すようにシ
リコン基板21表面にシリコン酸化膜21Aを形成した
後、その表面にレジスト膜22を形成する。次いで、バ
ンプ9のパターンに即したフォトマスク23を介して露
光した後、レジスト膜22を現像処理し、同図に示すよ
うにレジスト膜22に四角形の孔22Aを明ける。引き
続き、孔22Aの部分のシリコン酸化膜21Aを除去し
た後、シリコン基板21に異方性エッチングを施し、同
図の(b)に示すように逆四角錐台状の孔21Bを明け
た後、レジスト膜22及びシリコン酸化膜21Aを除去
する。更に、同図(c)に示すようにシリコン基板21
の表面に酸化膜24を形成し、その表面にチタン膜25
を形成する。次いで、レジスト塗布し、孔21Bに相当
する部分のレジスト膜を露光、現像処理により除去して
孔21Bを開口した後、タングステンカーバイド−コバ
ルト合金をスパッタリングし、同図の(d)に示すよう
にシリコン基板21の孔21Bをタングステンカーバイ
ド−コバルト合金で埋め、プローブ端子4のバンプ9の
四角錐台部(接触部)9Bに相当する部分を形成する。
シリコン酸化膜24がバンプ9の四角錐台部9Bをシリ
コン基板21の孔21Bから分離する時の分離層とな
り、チタン膜25が四角錐台部9Bを形成するタングス
テンカーバイド−コバルト合金の金属拡散防止用のバリ
ア層になる。
【0025】しかる後、図4の(a)に示すようにポリ
メチルメタクリレート(PMMA)を含有し透明度の高
いレジストを塗布して犠牲層26を形成し、この犠牲層
26に対して露光、現像処理を施し、バンプ9の四角錐
台部9Bの該当箇所に円形状または四角形状の孔26A
を形成する。透明度の高いPMMAを用いることにより
X等の光線が犠牲層26を直進して透過し、アスペクト
比の高い孔26Aを形成する。次いで、図4の(b)に
示すように電鋳処理により例えばニッケル合金で孔26
Aを埋め、バンプ9の円柱部9Aを形成する。次に、図
4の(b)で示す犠牲層26表面及びニッケル合金から
なる円柱部9Aの表面にチタン膜の分離層を形成し、更
にその表面にレジスト膜を形成した後、露光、現像処理
によりニッケル合金からなる円柱部9Aの該当箇所を開
口し、その部分のチタン膜をエッチング処理により除去
し円柱部9Aのニッケル合金を無垢の状態にする。更に
その表面にPMMAを含有するレジストを塗布し、犠牲
層27を形成した後、所定パターンを露光、現像処理に
より開口し犠牲層27にカンチレバーバネに相当する凹
部を形成し、図4の(c)に示すようにこの凹部を電鋳
処理によりニッケル合金で埋めてカンチレバーバネ8を
形成すると共にカンチレバーバネ8と円柱部9Aとを一
体化する。引き続き、図4の(c)と同様の処理を行っ
て犠牲層26と同一の樹脂からなる犠牲層28及びその
円周状孔28Aを形成し、この円柱孔28Aにニッケル
合金を埋めて図4の(d)に示すように導電性支持柱7
を形成し、結果としてシリコン基板21の表面の犠牲層
26、27、28内にプローブ端子4を形成することが
できる。次いで、このシリコン基板21をコンタクタ用
のシリコン基板2に接合し、導電性支持柱7をシリコン
基板2の第1電極3と接続し、両シリコン基板2、21
を一体化する。次いで、フッ酸等で処理してプローブ端
子4を犠牲層26、27、28から分離する。
【0026】更に、ボンディング装置を用いて弾性接続
部材10をシリコン基板2の第2電極5に接続すると共
にこの面に例えばワックス等を犠牲層として塗布し、弾
性接続部材10を犠牲層内に埋める。次いで、犠牲層表
面を研磨し、弾性接続部材10の自由端を同一高さに揃
えた後、プリント配線基板11と接合し、弾性接続部材
10の自由端をプリント配線基板11の電極11Aに接
続してプリント配線基板11をシリコン基板2と一体化
し、結果的にシリコン基板2とプリント配線基板11を
一体化する。その後、ワックスを除去してプリント配線
基板11に接続されたコンタクタ1となる。
【0027】次に、例えばコンタクタ1をプローブ装置
に装着した場合のコンタクタ1の動作について説明す
る。例えば、プローブ装置内でX、Y、Z及びθ方向に
移動可能な載置台(図示せず)上にウエハを載置した
後、載置台がコンタクタ1の真下まで移動し、位置合わ
せ機構を用いて各プローブ端子4とウエハの各電極パッ
ドの位置合わせを行う。次いで、載置台が上昇するとウ
エハ全面に形成された電極パッドがコンタクタ1の全て
のプローブ端子4と一括接触する。更に、載置台がオー
バドライブするとプローブ端子4に針圧が作用する。こ
の際、ウエハの各電極パッド間に高低差があってもそれ
ぞれの電極パッドの高さに応じてカンチレバーバネ8が
弾性変形してそれぞれの高低差を吸収すると共に、プロ
ーブ端子4のバンプ9がカンチレバーバネ8のバネ力で
各電極パッド内に確実に食い込んで電極パッドと電気的
に接触し、テスタと各ICチップ間を導通し、例えばI
Cチップを32個ずつチャンネルを切り換えながら全て
のICチップについて検査する。
【0028】また、本実施形態では、コンタクタ1とパ
フォーマンスボード等のプリント配線基板11とが弾性
接続部材10によって接続されているため、弾性接続部
材10によってもウエハの電極パッドの高低差を吸収す
ることができ、しかもバンプ9の電極パッドへの押し込
み力を付与することができる。また、本実施形態のコン
タクタ1を装着したプローブ装置を半導体製造プロセス
に組み込んでインライン化すれば、プロセスの早期段階
で不良品をスクリーニングすることができる。
【0029】以上説明したように本実施形態によれば、
プローブ端子4は、シリコン基板2の表面全面に配列し
て形成された第1電極3上に立設された導電性支持柱7
と、この導電性支持柱7上端で導通自在に片持ち支持さ
れたカンチレバーバネ8と、このカンチレバーバネ8で
支持されたバンプ9とを有するため、ウエハの電極パッ
ドが狭ピッチ化し、ICチップ内の電極パッドの配列が
複数列になっても、これらの電極パッドの配列に対応し
てプローブ端子4を自由に配置することができると共に
検査中に発熱してもプローブ端子4の熱的影響を受ける
ことなく全てのプローブ端子4と電極パッド間の位置ず
れがなく正確且つ確実に接触し、しかもカンチレバーバ
ネ8によってウエハの反り等の起因する電極パッドの高
低差を吸収して良好なコンタクト特性を得ることがで
き、高精度の検査を行うことができる。また、本実施形
態のコンタクタ1はパフォーマンスボード等のプリント
配線基板11と弾性接続部材10を介して接続されてい
るため、ウエハに反り等があっても弾性接続部材10を
介してその反りを吸収し、コンタクタ1のコンタクト性
を更に高めることができる。
【0030】次に、本発明の他の実施形態について図
5、図6を参照しながら説明する。図5及び図6に示す
コンタクタは基本的にはプローブ端子を異にする以外は
上記実施形態に準じて構成されているため、上記実施形
態と同一または相当部分には同一符号を附して説明す
る。図5に示すプローブ端子4は、正方形状の第1電極
3上の対角線上の隅角部にそれぞれ立設された一対の導
電性支持柱7と、この導電性支持柱7上端で支持された
正方形の枠状の支持プレート8と、この支持プレート8
の対角線上に一体に形成された架設部8Aの中央部で支
持されたバンプ9とを有している。そして、同図に示す
ようにバンプ9は先端に平坦面を有する円柱状に形成さ
れている。
【0031】このプローブ端子4の場合には上記実施形
態の場合のように全端が尖っていないため、電極パッド
上に半田バンプが形成されたウエハの検査を行う場合に
好適に用いることができる。つまり、バンプ9の先端が
平坦面であるため、プローブ端子4が半田バンプに接触
し、オーバドライブが掛かってもプローブ端子4のバン
プ9が半田バンプ内に食い込まず、半田バンプと平坦面
全面で電気的に接触してICチップの検査を行うことが
でき、しかも、半田バンプの高低差は架設部8Aの弾性
変形によって吸収することができ、上記実施形態と同様
の作用効果を期することができる。従って、バンプ9が
半田バンプに対して垂直に押し当てるため、検査後のリ
フロー時にゴミ等が半田バンプ内に入り込むことなく半
田バンプを元の形態に戻すことができ、各ICチップを
フリップチップ実装用のKGDとして提供することがで
きる。
【0032】また、図6に示すプローブ端子4はアルミ
ニウムパッド用として用いるもので、このプローブ端子
4は、図5に示す支持プレート8の架設部8Aが中心で
切断された一対のカンチレバーバネ部8B、8Bとして
形成され、しかもそれぞれの先端の間に僅かな隙間が形
成された状態になっている。そして、一対のカンチレバ
ーバネ部8B、8Bの自由端部に、四角柱状または円柱
状のバンプ9を縦方向に二つ持つ分割バンプ9A、9A
が固定されている。このプローブ端子4の場合には、プ
ローブ端子4がアルミニウムパッドに接触すると、分割
バンプ9A、9Aがカンチレバーバネ部8B、8Bのバ
ネ力に抗して第2電極3側に押し込まれると共に分割バ
ンプ9A、9Aが分割面が接触して一つのバンプになっ
てアルミニウムパッドと電気的に接触し、図5に示した
コンタクタと同様の検査を行うことができ、同様の作用
効果を期することができる。
【0033】図7は本発明の更に他の実施形態のコンタ
クタを示す図である。本実施形態のコンタクタ30は、
図7の(a)、(b)に示すように、ウエハ(図示せ
ず)と略同一大きさに形成されたシリコン基板31と、
このシリコン基板31の表面にマトリックス状に配列さ
れ且つニッケル、ニッケル合金等の導電性金属からなる
複数の矩形状の電極32と、これらの電極32上にそれ
ぞれ配設された複数のプローブ端子33とを備え、各プ
ローブ端子33がウエハに形成されたアルミニウム、銅
等の導電性金属からなる検査用電極パッド(図示せず)
と接触し、例えば複数(例えば16個または32個)の
ICチップを同時に検査できるようにしてある。また、
シリコン基板31の裏面には表面の電極32に対応する
電極(図示せず)が電極32と同種の導電性金属により
形成されている。
【0034】上記プローブ端子33は、図7の(a)、
(b)に示すように、電極32表面立設された横方向断
面が円弧状の導電性支持柱34と、この導電性支持柱3
4上端から側方(図7では右方)へ延設された延設部3
4Aで導通自在に支持されたバンプ35とを有してい
る。導電性支持柱34の断面を円弧状にすることで、プ
ローブ端子33にオーバドライブが掛かった時に、同図
の(b)の仮想線で示すように全ての導電性支持柱34
が同一方向へ弾力的に湾曲して撓むようにしてある。ま
た、プローブ端子33の導電性支持柱34は、同図の
(c)に示すように、中核をなすコア金属34Bと、こ
のコア金属34Bのバネ性を補足し且つコア金属35B
を含む合金層34Cと、この合金層34Cとコア金属3
4B間に介在してこれら両者の接合を媒介する接合用金
属層34Dとからなる三層構造の金属から形成されてい
る。
【0035】そして、本実施形態では、例えば、コア金
属34Bとしてはニッケル、合金層34Cとしてはニッ
ケル−コバルト系合金、接合用金属層34Dとしては金
が用いられている。プローブ端子33としてニッケル単
体を用いると、コンタクタ30の種類によってはバネ性
が不足し、十分なオーバードライブ量を得られないこと
がある。これに対してニッケル−コバルト系合金はバネ
性に優れているため、プローブ端子33として好ましい
が、電鋳処理ではプローブ端子33を均一なニッケル−
コバルト系合金によって形成することが難しく、プロー
ブ端子33として安定した性能が得難い。そこで、上記
各実施形態と同様の電鋳処理によりプローブ端子33の
骨格をニッケル単体で形成した後、この骨格のニッケル
表面に電気メッキ処理を施してニッケル−コバルト系合
金を被覆することで、プローブ端子33のバネ性を得る
ことができ、十分なオーバドライブ量を確保することが
できる。ところが、ニッケル−コバルト系合金はニッケ
ルとの密着性に劣るため、これら両者との密着性に優れ
た金を電気メッキ処理により接合用金属層としてニッケ
ルとニッケル−コバルト系合金層の間に介在させてい
る。
【0036】本実施形態のコンタクタ30を用いて検査
を行うと、図7の(b)の仮想線で示すようにプローブ
端子33はしなやかに撓み、十分なオーバドライブ量を
確保することができ、全てのプローブ端子33が対応す
るウエハの電極パッドの中心で確実に電気的に接触し、
信頼性の高い検査を行うことができる。従って、本実施
形態においても上記各実施形態と同様の作用効果を期す
ることができる。しかも、本実施形態のコンタクタ30
はプローブ端子33は三層構造の金属によって形成され
ているため、導電性支持柱34自体が撓んで十分なオー
バードライブ量を確保することができ、上記各実施形態
における弾性接続部材10を省略してもプローブ端子3
3自体でウエハの電極パッドの高低差を十分に吸収する
ことができ、コンタクタ30の構造を簡素化することが
できる。
【0037】図8〜図10はいずれも本発明の更に他の
実施形態のコンタクタを示す図である。図8〜図10に
示すコンタクタはいずれも図7に示すコンタクタ30と
は導電性支持柱の形態を異にする以外は図7に示すもの
に準じて形成されているため、それぞれの実施形態の特
徴部分を中心に説明する。
【0038】図8の(a)、(b)に示すコンタクタ4
0は、シリコン基板41、電極42及びプローブ端子4
3を備えている。プローブ端子43は図7に示すものと
同様に三層構造の金属により導電性支持柱44及びバン
プ45が形成されている。この導電性支持柱44は、互
いに対向する一対の支持プレート44A、44Aと、こ
れらの支持プレート44Aそれぞれの上端を繋ぐ連結プ
レート44Bからなり、平面形状が細長い長方形に形成
され、その長手方向中央部にバンプ45が形成されてい
る。
【0039】隣合う導電性支持柱44、44は図8の
(a)に示すように互いに90°回転した状態で配置さ
れ、同図の(b)の仮想線で示すようにプローブ端子4
3にオーバドライブが掛かって支持プレート44Aが湾
曲しても互いに干渉しないようになっている。本実施形
態においても図7に示すコンタクタ30と同様の作用効
果を期することができる。
【0040】図9の(a)、(b)に示すコンタクタ5
0は、シリコン基板51、電極52及びプローブ端子5
3を備えている。プローブ端子53は図7に示すものと
同様に三層構造の金属により導電性支持柱54及びバン
プ55が形成されている。この導電性支持柱54は、互
いに隣合う一対の支持プレート54A、54Aと、これ
らの支持プレート54A、54A上端からそれぞれ側方
(右方)延設され且つ延設端で一体化する、平面形状が
略Y字状に形成された片持ち支持プレート54Bからな
っている。そして、片持ち支持プレート54Bのバンプ
55を支持する部分が隣の片持ち支持プレート54Bの
内に隙間を介して侵入している。従って、同図の(b)
の仮想線で示すようにプローブ端子53にオーバドライ
ブが掛かって支持プレート54Aが湾曲しても互いに干
渉せず、しかもバンプ55の中心が隣のウエハの電極パ
ッドの中心で電気的に接触するようになっている。本実
施形態においても図7に示すコンタクタ30と同様の作
用効果を期することができる。
【0041】図10の(a)、(b)に示すコンタクタ
60は、シリコン基板61、電極62及びプローブ端子
63を備えている。プローブ端子63は図7に示すもの
と同様に三層構造の金属により導電性支持柱64及びバ
ンプ65が形成されている。この導電性支持柱64は、
同図の(b)に示すように、上端が閉塞した筒状支持柱
64Aからなり、その上面にバンプ65が形成されてい
る。そして、同図の(c)に示すように筒状支持柱64
Aには例えば4本の上下方向全長に渡るスリット64B
が周方向等間隔を空けて形成されている。電気メッキを
施す時には各スリット64Bを介して筒状支持柱64A
内にメッキ液が入り込み、金及びニッケル−コバルト系
合金で内面をコーティングするようになっている。従っ
て、同図の(b)の仮想線で示すようにプローブ端子6
3にオーバドライブが掛かると筒状支持柱64Aが湾曲
して撓み、図7に示すコンタクタ30と同様の作用効果
を期することができる。
【0042】尚、図1〜図6に示す実施形態ではプロー
ブ端子をニッケルまたはニッケル合金で形成したものに
ついて説明したが、これらのプローブ端子を図7〜図1
0に示すプローブ端子と同様に三層構造の金属によって
形成することができる。この場合にはプローブ端子自体
で検査用電極パッドの高低差を吸収することができると
共に弾性接続部材によってもその高低差を吸収すること
ができる。三層構造形成する金属は上記実施形態に何等
制限されるものではなく、必要に応じてプローブ端子と
して用いられる金属を適宜選択することができる。ま
た、上記各実施形態ではプローブ端子をニッケルベース
で製造する場合について説明したが、パラジウム等の貴
金属を用いることもできる。また、上記実施形態では分
離層としてチタンを用いたがチタンに代えて銀等も用い
ることができる。また、図5、図6に示すバンプはその
他の図面に示す四角錐台部を有するバンプとして形成し
ても良く、また、プローブ端子のバンプを除いた部分を
絶縁膜で保護しても良く、また、プローブ端子の形状及
び配列は上記実施形態に何等制限されるものではない。
【0043】
【発明の効果】本発明の請求項1〜請求項14に記載の
発明によれば、プローブ端子の配列に自由度が高く、被
検査体の種々の電極配列に即してプローブ端子の配列を
変えることができ、しかも検査時の熱的影響を受け難く
高低差を吸収することができコンタクト性に優れ正確且
つ確実に被検査体と接触して高精度で信頼性の高い検査
を行うことができるコンタクタを提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコンタクタの要部を拡大して示す平面
図である。
【図2】図1に示すコンタクタを示す側面図である。
【図3】(a)〜(d)は図1に示すプローブ端子のバ
ンプ部分を製造する工程を示す図である。
【図4】(a)〜(d)は図1に示すプローブ端子のバ
ンプ部分以外の部分を製造する工程を示す図である。
【図5】本発明のコンタクタの他の実施形態の要部を示
す図で、(a)はその平面図、(b)は(a)の側面図
である。
【図6】本発明のコンタクタの更に他の実施形態の要部
を示す図で、(a)はその平面図、(b)は(a)の側
面図である。
【図7】本発明のコンタクタの更に他の実施形態の要部
を示す図で、(a)はその平面図、(b)は(a)の縦
方向の断面図、(c)は(b)のC−C線断面図であ
る。
【図8】本発明のコンタクタの更に他の実施形態の要部
を示す図で、(a)はその平面図、(b)は(a)の側
面図である。
【図9】本発明のコンタクタの更に他の実施形態の要部
を示す図で、(a)はその平面図、(b)は(a)の縦
方向の断面図である。
【図10】本発明のコンタクタの更に他の実施形態の要
部を示す図で、(a)はその平面図、(b)は(a)の
縦方向の断面図、(c)は(b)のC−C線断面図であ
る。
【符号の説明】
1、30、40、50、60 コンタクタ 2、31、41、51、61 シリコン基板 3、32、42、52、53 第1電極、電極 4、33、43、53、63 プローブ端子 5 第2電極 7、34、44、54、64 導電性支持柱(導電性支
持部材) 8 カンチレバーバネ、支持プレート 8A 架設部 8B カンチレバーバネ部 9 バンプ 9A 円柱部(支持部) 9B 四角錐台部(接触部) 10 弾性接続部材 34B コア金属 34C 合金層 34D 接合用金属 64A 筒状支持柱 64B スリット

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板の表面に配列された複数の電極と、
    これらの電極にそれぞれ設けられた複数のプローブ端子
    とを備え、上記各プローブ端子がそれぞれ被検査体と接
    触してその電気的特性検査を行うコンタクタであって、
    上記プローブ端子は、骨格をなすコア金属と、このコア
    金属のバネ性を補足し且つコア金属を被覆する合金層
    と、この合金層とコア金属との間に介在してこれら両者
    を接合する接合用金属層とからなることを特徴とするコ
    ンタクタ。
  2. 【請求項2】 上記コア金属がニッケルであり、上記接
    合用金属が金であり、上記合金がニッケル−コバルト系
    合金であることを特徴とする請求項1に記載のコンタク
    タ。
  3. 【請求項3】 上記プローブ端子は、上記電極上に立設
    された導電性支持部材と、この導電性支持部材上端で導
    通自在に支持されたバンプとを有することを特徴とする
    請求項1または請求項2に記載のコンタクタ。
  4. 【請求項4】 上記導電性支持部材は、横方向断面が円
    弧状に形成されてなることを特徴とする請求項3に記載
    のコンタクタ。
  5. 【請求項5】 上記導電性支持部材は、互いに対向する
    一対の支持プレートと、これらの支持プレートそれぞれ
    の上端を繋ぐ連結プレートからなることを特徴とする請
    求項3に記載のコンタクタ。
  6. 【請求項6】 上記導電性支持部材は、互いに隣合う一
    対の支持プレートと、これらの支持プレート上端からそ
    れぞれ横方向へ延設されて一体化する片持ち支持プレー
    トからなることを特徴とする請求項3に記載のコンタク
    タ。
  7. 【請求項7】 上記導電性支持部材は、上下方向のスリ
    ットを複数有する筒状支柱からなることを特徴とする請
    求項3に記載のコンタクタ。
  8. 【請求項8】 基板の一方の面全面に配列された複数の
    第1電極と、これらの電極にそれぞれ設けられたプロー
    ブ端子と、これらのプローブ端子及び第1電極に対応し
    て上記基板の他方の面全面に配列された複数の第2電極
    と、これらの第2電極とテスタ側の配線基板とを互いに
    導通する弾性接続部材とを備え、被検査体と一括接触し
    てその電気的特性検査を行うコンタクタであって、上記
    プローブ端子は、第1電極上に立設された導電性支持部
    材と、この導電性支持部材上端で導通自在に片持ち支持
    された弾性支持プレートと、この弾性支持プレートの自
    由端部で支持されたバンプとを有することを特徴とする
    コンタクタ。
  9. 【請求項9】 基板の一方の面全面に配列された複数の
    第1電極と、これらの電極にそれぞれ設けられたプロー
    ブ端子と、これらのプローブ端子及び第1電極に対応し
    て上記基板の他方の面全面に配列された複数の第2電極
    と、これらの第2電極とテスタ側の配線基板とを互いに
    導通する弾性接続部材とを備え、被検査体と一括接触し
    てその電気的特性検査を行うコンタクタであって、上記
    プローブ端子は、第1電極上に立設された導電性支持部
    材と、この導電性支持部材上端で互いに先端を接近させ
    て導通自在に片持ち支持された複数の弾性支持プレート
    と、各弾性支持プレートの自由端部でそれぞれ支持され
    たバンプとを有することを特徴とするコンタクタ。
  10. 【請求項10】 基板の一方の面全面に配列された複数
    の第1電極と、これらの電極にそれぞれ設けられたプロ
    ーブ端子と、これらのプローブ端子及び第1電極に対応
    して上記基板の他方の面全面に配列された複数の第2電
    極と、これらの第2電極とテスタ側の配線基板とを互い
    に導通する弾性接続部材とを備え、被検査体と一括接触
    してその電気的特性検査を行うコンタクタであって、上
    記プローブ端子は、第1電極上に立設された導電性支持
    部材と、この導電性支持部材上端で支持された導電性環
    状プレートと、この導電性環状プレートと一体に形成さ
    れた弾性架設部中央で支持されたバンプとを有すること
    を特徴とするコンタクタ。
  11. 【請求項11】 上記バンプは、先端が平坦面で先端部
    から基端部に向けて徐々に太くなる接触部と、この接触
    部を支持する支持部とからなることを特徴とする請求項
    8〜請求項10のいずれか1項に記載のコンタクタ。
  12. 【請求項12】 上記バンプは、円柱状に形成されてい
    ることを特徴とする請求項8〜請求項10のいずれか1
    項に記載のコンタクタ。
  13. 【請求項13】 上記プローブ端子は、骨格をなすコア
    金属と、このコア金属のバネ性を補足し且つコア金属を
    被覆する合金層と、この合金層とコア金属との間に介在
    してこれら両者を接合する接合用金属層とからなること
    を特徴とする請求項8〜請求項10のいずれか1項に記
    載のコンタクタ。
  14. 【請求項14】 上記コア金属がニッケルであり、上記
    接合用金属が金であり、上記合金がニッケル−コバルト
    系合金であることを特徴とする請求項13に記載のコン
    タクタ。
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