JP2003160294A - 海環境内に浸水したブロックを回収するための引き込み可能なつかみ装置 - Google Patents

海環境内に浸水したブロックを回収するための引き込み可能なつかみ装置

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JP2003160294A
JP2003160294A JP2002248322A JP2002248322A JP2003160294A JP 2003160294 A JP2003160294 A JP 2003160294A JP 2002248322 A JP2002248322 A JP 2002248322A JP 2002248322 A JP2002248322 A JP 2002248322A JP 2003160294 A JP2003160294 A JP 2003160294A
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Samper Rafael Torres
トレス サンパー ラファエル
Diaz Carlos Fermin Menendez
ファーミン メネンデス ディアス カルロス
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Sociedad Anonima Trabajos y Obras SATO
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    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66CCRANES; LOAD-ENGAGING ELEMENTS OR DEVICES FOR CRANES, CAPSTANS, WINCHES, OR TACKLES
    • B66C3/00Load-engaging elements or devices attached to lifting or lowering gear of cranes or adapted for connection therewith and intended primarily for transmitting lifting forces to loose materials; Grabs
    • B66C3/12Grabs actuated by two or more ropes

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  • Cleaning Or Clearing Of The Surface Of Open Water (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 保護堤防の保護層を形成するブロックの迅速
で効率的な取り除きを実施するのに適当な装置を提供す
る。 【解決手段】 つかみ装置は、港および埠頭における保
護構造物の一部分を形成する浸水したコンクリートブロ
ックを取り出す及び回収するために適した引き込み可能
なつかみ装置であり、支持ベース部材1、誘導ベース部
材3、3つの直線状のアーム要素4、3つの鉤爪要素
5、1対のケーブル23,24及びケーブル25とを備
える。つかみ装置は、該つかみ装置を支持し動作業務を
実施する機械構造のクレーンまたは類似の駆動手段に対
応しており、鉤爪要素5間の握持運動の実行が可能であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、港および埠頭における保護構造物の一部分を
形成する浸水したコンクリートブロックを取り出す及び
回収するために適した引き込み可能なつかみ装置であ
り、該つかみ装置を支持し動作業務を実施する機械構造
のクレーンまたは類似の駆動手段に対応しており、鉤爪
要素間の握持運動の実行が可能であり、これにより、該
ブロックの1つをしっかりとつかみ、任意でこれを上昇
し、選択したあらゆる場所に配置することができる。
【0001】港および埠頭における保護堤防およびカウ
ンタダイクの構造物は、通常このタイプの設備を構成す
る数千個もの大型岩やコンクリートブロックを取り除く
上での多大な労力と高いコストの観点から、常に永久的
なものとして作られてきた。しかし、港における効果的
な位置、その地域内のロジスティックな基幹施設の既存
のネットワーク、これを使用した一連の産業工場の接近
性、すぐ近くに新しい港の建設に適した場所がないこと
又はその他の理由から港を拡大する決定を行う場合があ
る。この場合、保護堤防を形成している巨大で多様な構
造の一部分または全てを引き上げる必要がある。一般
に、この除去作業においては、核を形成する緩んだ資材
にだけではなく巨大な岩またはコンクリートブロックを
取り出す必要がある。該岩およびブロックは角柱型また
は類似の形状を有し、通常、該構造物を海の影響から保
護および隔離する層状の積重ねを形成し、岩等が密に詰
ったロックフィルを形成する。この時に取り扱い、取り
出し及び回収が容易なのは後者のコンクリートブロック
である。
【0002】しかし、現在使用されている基本的に無作
為な方法で配置されたブロックの部分的な除去の方法
は、非常に困難である。この方法は、肉体労働により行
うものであり、作業する労働者にとって非常に危険であ
る。その上、改修するユニットの数が数千個にも達する
ため、極端にコスト高である。このタイプの工事に使用
される方法の1つは、1人またはそれ以上の労働者が水
中に入り、これらブロックの1つずつに固定チェーンを
配置するか、又は、それらが持ち上げられるようにポリ
エステル製の吊り索をこれらの周囲に据え付けるという
ものである。
【0003】これらの工事に使用する別の方法は、ブロ
ックにドリルで穿孔するものである。ここでもまた、水
中に入った労働者が、該孔内に樹脂でロッドを固定し、
ブロックがつかまれて持ち上げられるようにする。しか
し、容易に理解されるように、これらの実質的に手作業
による工事は非常にコスト高である。これは、最良の場
合でも、1日の工事で取り除くブロックの数が5〜15
個を超えず、ほとんどの場合、工事の期間が長く延びて
しまう。このため、部分的な除去作業しか実施されない
ことになる。
【0004】本発明は、業界でよく知られている従来の
多くの欠点の中でも、前述の欠点に基づいて考案され
た。事実、何らかの理由で変更を受ける必要がある港の
保護堤防の保護層を形成するブロックの迅速で効率的な
取り除きを実施するのに適当な装置を提供しようとする
ことが問題である。本発明の1つの目的は、この保護構
造物を形成するブロックを回収するのに適した装置を提
供することであり、該装置は、除去するブロックの1つ
1つに作用し、これらを現在あるその位置に関係なく持
ち上げることが可能であり、その上、その具体的な場所
と配置の決定を事前に行うことなくこの作業を実行する
という特別な特徴を備える。そして、これは、単なる試
行錯誤によっても、現在使用されている工事に費やされ
る時間と比べて非常に短時間で、この試行錯誤工程にお
いてほぼ100%に近い成功率で実行される。
【0005】別の重要な目的は、懸案のような装置を提
供することであり、ここでは、ブロックを取り除く作業
が肉体労働を含まず、装置を支持するクレーンを操作す
る労働者数を節約し、該クレーンを操作する労働者が同
時に本発明の装置を制御する労働者でもあるため、ブロ
ック取り除き工事全体の実施中に起こる人的事故の危険
がなくなる。本発明のさらなる目的は、その構造に関与
する全ての部品が純粋に機械的であり、作業が行われる
果敢な環境内でも維持される強度を与え、さらに、この
タイプの作業に使用される大多数の牽引手段に完璧に適
合させ機能させるのに適した装置を提供することであ
る。
【0006】さらに別の目的は、これらの特徴を有する
構造に関わる周囲環境への影響のために同等に重要なも
のである。つまり、新しい構造物として再度使用できる
ように、その基本的特徴を弱めることなくブロックを回
収できるような本装置の設計方法である。これは、関連
する材料の節約のためだけではなく(容易に理解できる
節約は非常に大きなものである)、当業者が十分に意識
しているようなコンクリート製造工程に伴う広範囲にわ
たる環境問題を解決するためである。本発明の明確な問
題は、総合的な構造原理により重量と大きさが幅広く異
なるブロックに使用する実用的な実施形態が容易になる
単純で万能な装置を提供することである。これは、1t
又はこれ以下の立方体、角柱型または非定形のブロック
を扱うのに適した装置から、同様の形状の90または1
00tのブロックを移動できる装置までを構築できるも
のである。そして、これは、あらゆる中間サイズのブロ
ックと同様に、このタイプの構造物内に使用されるほと
んどのブロックを含む範囲であり、これら全ては前述の
本発明を定義する総合的な構造原理に基づくものであ
る。
【0007】当業者は、以下に示す詳細な説明により、
これら及びその他の品質と利点を容易に理解することが
できる。該説明は、添付の図面に関連して行われ、ま
た、他の可能な例の中から、懸案の、現在において好ま
しい、浸水したブロックを回収するクランプ装置の実施
形態の例を示すものである。また、該実施形態の例は、
本発明の示唆に基づいて構成され、大体は実例となるが
決して限定的ではない意図で提供されるものである。図
面を参照すると、符号1は支持ベース部を示しており、
該支持ベース部は、本装置の他の部品同様に圧延鋼から
成り、後に述べる引き抜き鋼から成るケーブルを保持
し、さらに本体11で構成されている。該本体11は、
図2に概略的に示すように、その底部に1組の滑車13
を収容しており、該滑車13は、一列に1組の滑車18
と同様の形で滑車18と一致するように配置されてい
る。滑車18は、滑車13の下に、誘導ベース部3の一
部として設けられ、その数は扱う作業負荷の大きさによ
り決定される。この本体11は、1対の突出した放射状
の横フランジ14を備えている。ここでは、3つのこの
ような対が、継手の形態で、その間にアーム要素4を受
容するのに適するよう等角位置に配置され、これらの対
を結合するシャフト15上で旋回可能に配置されてい
る。また、この本体11の上端側には留め要素16(留
め手段)が設けられている。
【0008】符号3は前述の誘導ベース部を示してお
り、該誘導ベース部3は本体17から成る。そして、そ
の頂面には起立した1組の滑車18が設けられ、滑車1
8は、上述したように、一列に配置され支持ベース部1
の数組の滑車13と一致している。本体17の側部に
は、3つの等角な放射状の側方に突出したフランジ19
の対が複数設けられている。該フランジ19の対は、前
述の支持ベース部材1のフランジ14の対と一致してお
り、やはり継手の形態において、その間に鉤爪5の端部
を受容するのに適し、これらを結合するシャフト20上
で旋回させる。また、図2に示す留め手段21、22
(留め部材)が、滑車18の受け構造の両側部と一体に
取り付けられている。
【0009】1対のケーブル23、24は、装置を制御
するクレーンに対応しており、また、誘導ベース部3上
の滑車18a、18cの各々に到達するまで支持ベース
部1上に貫通収容されている。ここで、ケーブル23
は、滑車18aから上部滑車13aへと上がり、滑車1
8bへと下がり、誘導ベース3の留め手段21上にしっ
かりと固定されるまで螺旋形を形成しながらこれが継続
されている。2番目のケーブル24も、同様に螺旋形に
おいて、底部滑車18cと頂部滑車13cの間を走り、
ここから底部滑車18dへと下がり、残りの滑車の間も
同様に走り、前述の誘導ベース部3の留め手段22上に
しっかりと固定されている。その結果、これらが共にホ
イストブロックの機構を構成している。やはりクレーン
に対応した第3ケーブル25も、支持ベース部1の留め
手段16にしっかりと取り付けられている。
【0010】実質的に直線状のアーム4(アーム部材)
は、上述したように前述の支持ベース部1と旋回可能に
接続されており、チャネルビーム構造41によって形成
され、横格子パネル42によって強化されている。ま
た、その自由端部には、フランジの形態で、後述する鉤
爪5と旋回可能に接続されるための手段が設けられてい
る。上述した鉤爪要素5(鉤爪部材)は、誘導ベース部
3のフランジ19内に旋回可能に収容されており、一体
型の屈曲要素から構成されている。該要素は本体部分5
1と翼部分52を備え、これらの部分は、鉤爪要素5を
保持する誘導ベース部3の位置に対して下降する角度に
て配置されており、その自由端には尖った先端部分53
を備えている。その屈曲部分は、アーム4に設けられた
端部フランジと旋回可能に接続されている。
【0011】この配置において、図にはないクレーンに
対応したケーブル23、24がつかみ装置を静的に懸架
した状態に保持するため、誘導ベース部3が、その重量
によって支持ベース部1から離れる方向に移動する。ま
た、鉤爪要素5が、アーム4との継手上で旋回しながら
他の鉤爪要素および組立体の軸に対して最大に開口す
る。次に、クレーンからケーブル23、24上に、つか
み装置組立体の総重量の抵抗を超えない牽引力が発せら
れると、滑車の組みから成るホイストブロックの効果に
より、誘導ベース部3が支持ベース部1に接近する。そ
して、同時に、鉤爪要素5が、アーム4の重量によって
補助されながら、下方向に旋回し、装置の軸へ向かっ
て、その結果、互いに向かって移動する。これにより、
鉤爪要素5の先端53が、その範囲内に在るあらゆる要
素、例えば図中のブロック6をしっかりと掴持する。牽
引力が、つかみ要素と拘束されたブロックとの重量によ
る抵抗の閾値を超えるまで、ケーブル23、24上に加
えられ続けた場合、両方が上方へ移動するため、任意の
所望位置への移動が可能になる。
【0012】選択した荷下ろし場所に来れば、ケーブル
23、24上への牽引を止めてケーブル25から組立体
を静的に懸架するのに十分であるため、ブロック6の重
量によって、誘導ベース部3が、図3中の矢印で示すよ
うに支持ベース部1から離れて、または支持ベース部1
から下降して移動し、点線で示された位置3aへと移動
する。その上、抵抗がないため、鉤爪要素5とその対抗
するアーム4が、それぞれ5a、4aの方向に向かって
開口し、その結果、ブロック6が解放される。序文にお
いて、本発明の重要な目的の1つは上述したように、そ
の万能性により同じ構造原理を使用して異なる大きさと
容量の物体を扱うことが可能な装置を提供することであ
ると述べた。しかし、これを達成するためには、その構
造に介在する異なるパラメータを上手く組み合わせるこ
とが必要である。
【0013】図4は、この構造に介在する最も重要な点
とパラメータとを表した線図を示す。同図中で、Rは、
装置の軸から支持ベース部1がアーム4と結合した位置
までの距離Oである。rは、装置の軸から誘導ベース部
3が鉤爪5と接続した点Aまでの距離である。LOは、
支持ベース部1とアーム4の接続点間にあるアーム4の
長さ、または距離OBである。LAは、鉤爪の本体51
の長さABである。LCは、鉤爪5の翼部分52の長さ
または距離BCを示している。αは、整列線AB、BC
により形成された角度である。また、図にはないが、n
は滑車13、18によるギア比率である。Pは、各鉤爪
要素5と扱うブロックの相対重量を示す。補足的なパラ
メータδ(不整合)は、誘導ベース部3の半径と支持ベ
ース部1の半径との間の差(δ=r−R)を示す。a
(ブロック6の効果的なサイズ)は、対称軸に垂直な平
面上で測定した点Oからの距離である。
【0014】大まかな概略において、取り扱うブロック
6の特徴に関連して装置の理想的な構造を得る方法は以
下のようなものである。まず、異なる形に組み合わせが
可能な1組の変数から始まり、各々の組み合わせにより
該ブロック6の所与のつかみ力が生じる。そして、各つ
かみ力について、ブロック6と装置との間の摩擦係数の
所与の最小値が存在し、これが理想的なモデルを表す。
しかし、このつかみ力は該装置の寸法を決定する、つま
り、サイズが大きいほど、その構成部品における重量も
大きくなり、これにより、製造および運転コストがより
高くなる。
【0015】異なるパラメータに変更する際のこの力の
挙動を観察すると、値aに関して著しい変化が見られ
る。この値はブロックの有効なサイズの指標に過ぎず、
あるいはより具体的に言えば、装置によって拘束された
ある姿態でのその装置に関するブロックの指標にすぎな
い。従って、ブロック6に関連してそれが引き揚げられ
る時に装置がとる異なる姿態ごとに、単一のブロック6
が異なるaの値を有する。そのため、単一のブロック6
には、その姿態により異なる力が付加される。この特徴
は、装置の寸法の計算について、力の値が大多数の場合
において付加される力よりもはるかに大きいことがある
ことを意味している。
【0016】例えば、同一の装置により、aの異なる値
で、5.0×3.0×2.5mのブロックが掴まれるこ
とがある。この値が最高値にある場合(これはブロック
が最長の側部でつかまれた際に生じる)、この力は例え
ば2940kNであり、また、ブロックが最短の側部で
つかまれた場合、この力は588kNに低下する。この
場合には、たとえ通常付加される力よりも高くても、装
置全体を2940kN用の寸法にすることが必要であ
る。そして、さらに悪いことには、設計パラメータの不
適切な選択のために、これら2つの対極する値の差がさ
らに高くなることがあり得る。
【0017】従って、装置を定義するパラメータの最良
の組み合わせを得るための基準は、掴み力が十分に高い
こと、または、これに相当するが、必要な摩擦係数が十
分に低いこと、また、本質的には、値aまたはブロック
6のサイズに関連した掴み力の変化が出来るだけ小さい
ことである。ここまで、パラメータ間の関係を、純粋に
数学的展開として説明したが、これには特定の物理条件
も関係している。事実、ブロック6の寸法と装置の寸法
との間には明白な関係が存在しており、これにより、動
作上の制限と共に、要求される範囲でブロックが装置内
に確実に収容されるようにする特定の構造上の制限が生
じる。例えば、値R、rは滑車を収容するのに十分であ
るべきであり、あるいは、ブロック6をつかむ際にA
B、OBにより形成される角度は、所与のものより小さ
くなくてもよい。
【0018】上述の例のように、約10tのブロックの
扱いに適した装置において、そのパラメータの理想の値
はN=5、R=0.55m、r=0.43m、δ=0.
12m、LO=2.19m、LA=1.19m、LC
1.53m、α=71°、P=0.33であり、ここ
で、Nはこれに介入する滑車の数である。次に、最短の
1.25mの側部を備えたブロックに発せされるつかみ
力Fは166.6kNであり、摩擦係数は0.59であ
る。最長の側部2.25mを備えたブロックに発せられ
るつかみ力は303.8kNであり、摩擦係数は0.3
2である。そこで、つかみ力の変化は(31−17)/
17、すなわち82%となる。
【0019】90t前後のブロックを扱う目的で設計さ
れた装置の場合、装置パラメータの好ましい値はN=
4、R=1.20m、r=1.20m、δ=0.00
m、LO=4.60m、LA=2.75m、LC=3.0
0m、α=70°、P=0.33である。次に、最短側
部2.50mのブロックに発せられるつかみ力Fは14
70kNであり、摩擦係数は0.60である。最長側部
5.00mのブロックに発せられるつかみ力Fは230
3kNであり、摩擦係数は0.38である。そこで、つ
かみ力の変化は(235−150)/150、すなわち
56%となる。
【0020】理解されるように、必要な摩擦係数は、ブ
ロックの状態、および鉤爪要素5の尖った先端53の形
状と同様、ブロックを構成するコンクリートのタイプに
よって大きく変化する。しかし、適切な値として約1.
0〜2.0の範囲が確立される。そのため、両方の場合
において、最も望ましくない場合でも摩擦係数の値に関
連して安全率1.6が得られている。さらに、装置とブ
ロックの接触部分で局所的な貫通現象が生じるが、これ
はこの安全率が十分であることを意味する。
【0021】さらに、つかみ力における変化は、他の構
造に関連して最小である。事実、例えば上述した90t
のブロックについて、パラメータがN=3、R=1.2
0m、r=0.80m、δ=0.40m、LO=4.4
0m、LA=2.50m、LC=1.60m、α=80
°、P=0.33である装置では、最短側部のブロック
についてつかみ力784kNの範囲を生じ、最長側部の
ブロックについてつかみ力2450kNを生じるが、他
の装置のギア比率よりも低い滑車のギア比率を維持す
る。この場合、つかみ力の変化は210%であり、これ
は前述のものよりも悪い。ほとんどの場合784kNが
付加されるだけとはいえ、大きい方の力すなわち245
0kNに合わせて寸法する必要があるためである。
【0022】前述の説明に基づいて、異なるパラメータ
が変化する適切な範囲は、支持ベース部1については、
0.10〜2.00mの値Rであり、誘導ベース部3に
ついては、0.10〜2.00mの値rであり、支持ベ
ース部1と誘導ベース部3とのそれぞれの滑車の数は2
〜20であり、鉤爪要素5の本体部分51に関する長さ
Aは0.30〜4.00mであり、該鉤爪要素5の翼
部分52の長さLCは3.00〜4.00mであり、A
B、BCの整列線により形成される角度αは25°〜1
45°であり、アーム4の長さは0.50〜5.00m
である。
【0023】説明した実施形態には、特定の変更、改
良、修正、代替、変動を加えることができ、前述の詳細
は単に例証を目的としたものであり、限定を目的とした
ものではない。これら全ての変更および当業者が考え得
るその他の変更は、請求項の精神および最も広い範囲を
逸脱しない限り、本発明に採用されることを意図するも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のつかみ装置を通常の透視図で示し、該
装置は、その作業中の姿勢において、除去するブロック
をつかんでいる。ここでは、装置の部品の構造および配
置を明確に理解することができる。
【図2】誘導手段を開閉する装置の幾分概略的な図であ
り、その構成部品は、その配置と作動方法を明確に理解
できるようにするべく若干離して示されている。
【図3】装置の掴持手段を形成する1つの鉤爪およびア
ーム組立体の極端に相対的な2つの作動状態を、非常に
概略的で部分的な態様で示す図である。
【図4】その構造に関与する最も重要なパラメータが実
施する作業の大きさに関係なく示された該つかみ装置の
線図を示している。ここでは、図中の2つの半部品は必
ずしも同一平面上になくてもよく、そのため、該パラメ
ータが、装置の軸方向に供給される作業負荷に対応して
生じる。
【符号の説明】
1 支持ベース部(支持ベース部材) 3 誘導ベース部(誘導ベース部材) 4 アーム要素(アーム部材) 5 鉤爪要素(鉤爪部材) 13,18 滑車 14 横フランジ(フランジ) 16 留め要素(留め手段) 19 フランジ 21 留め手段(留め部材) 23,24 ケーブル 25 第3ケーブル
フロントページの続き (72)発明者 カルロス ファーミン メネンデス ディ アス スペイン,アストゥリアス,カストリオ ン,ピエドラス ブランカス,レイ ペラ ヨ 3,2o シー Fターム(参考) 2D018 EA21 3F004 EA11 PA08 PB03

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】重量が約1〜100tである海環境内に浸
    水したブロックの回収に適した引き込み可能なつかみ装
    置であって、 一列に配置された滑車の下部突起列と、等角に配置され
    放射状に側方に突出した3対の互いに平行なフランジ
    と、上面に設けられた留め手段と、を有する支持ベース
    部材と、 該支持ベース部材上の滑車の列と一致する一列に配置さ
    れた滑車の上部突起列と、前記支持ベース部材上のフラ
    ンジの対と一致し等角に配置され放射状に側方に突出し
    た3対の互いに平行なフランジと、前述の上部滑車列の
    受け構造の側部の一方にそれぞれ配置される留め部材
    と、を有する誘導ベース部材と、 前記支持ベース部材の放射状フランジの対上に一端にお
    いて収容され旋回するのに適しており、その反対の自由
    端においてフランジの対と一致する、3つの直線状のア
    ーム部材と、 本体部分と翼部分とを有する角のある要素の形状であ
    り、該誘導ベース部材の放射状のフランジの各対上に該
    本体部分の自由端において収容されるのに適し、この内
    で旋回可能で、これを支持する該フランジの対の二等分
    線平面上で翼部分を下方に向けて突出させることが可能
    であり、その端部は尖った形状であり、その角のある屈
    曲部分において該アーム部材の自由端部に収容され翼部
    分を旋回させるための手段を有する、3つの鉤爪部材
    と、 搬送クレーンまたは類似の駆動手段に対応し、該支持ベ
    ース部材内に通し収容され、該誘導ベース部材と関連す
    るある滑車を該支持ベース部材と関連する滑車と交互に
    繋いで該滑車列の中心から対抗する端部へとそれぞれ延
    びており、螺旋形を形成し、最後には該誘導ベース部材
    の滑車列用の該支持構造の対応する側上に配置された関
    連する留め手段上に取り付けられ、全体としてホイスト
    ブロック状に配置され、前述の誘導ベースが該支持ベー
    スから離れる運動が、関連する鉤爪部材の該誘導ベース
    の重量により緩和され、その結果、該鉤爪部材の翼部分
    の尖った自由端部が該組立体の軸から離れる旋回移動が
    緩和され、該アーム部材の端部フランジ上の旋回固定部
    による降下移動が規制されるように該装置組立体を静的
    に支持するのに適しており、該誘導ベース部材が該支持
    ベース部材に近づき、その結果、該アーム部材の重量の
    補助により、該鉤爪部材の翼部分の尖った先端が、該装
    置の軸に向かって旋回移動するため、その間のあらゆる
    大きさの物質、特に引き出されるブロックの1つを拘束
    し、これを、ケーブルにより伝播された牽引力が装置お
    よび拘束された物質の総重量により提供される抵抗より
    も大きくなるまで、しっかりとつかみ続け、この場合
    は、このように形成された組立体が任意の移動のために
    上昇されるように、該支持クレーンより発せられた進行
    する牽引力の伝達にも適する、少なくとも1対のケーブ
    ルと、 該搬送クレーンにも対応し、該支持ベース部材の頂部の
    該留め手段にしっかりと取り付けられ、要求された際に
    該装置を静的に支持するのに適し、前記牽引力を発揮す
    る該ケーブルによって伝播された前記牽引力が取り消さ
    れた結果、この場合は該鉤爪部材開放工程が再生され、
    その結果、重力により該拘束した物質が解放される、第
    3ケーブルと、を備える引き込み可能なつかみ装置。
  2. 【請求項2】重量1〜100tのブロックを引き出すの
    に適し、その構成部品のパラメータが、引き出される該
    ブロックの重量によって、連帯しておよびほぼ直線的に
    変化し、また以下に示す範囲内にあり、すなわち、該装
    置の軸から該支持ベース部材と該アーム部材との間の接
    続点までの距離が0.10〜2.00mであり、前記装
    置の軸から該誘導ベース部材と該鉤爪部材との間の接続
    点までの距離が0.10〜2.00mであり、該支持ベ
    ース部材と該誘導ベース部材の各々の滑車の数が2〜2
    0の範囲で異なり、該鉤爪部材の本体部分の長さが約
    0.30〜4.00mであり、該鉤爪部材の翼部分の長
    さが0.30〜4.00mであり、該鉤爪部材の該本体
    と翼部分との間に形成される角度が25°〜145°で
    あり、最後に、該アーム部材の長さが0.50〜5.0
    0mである、請求項1に記載の引き込み可能なつかみ装
    置。
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