JP2003158833A - モータステータおよびその製造方法 - Google Patents

モータステータおよびその製造方法

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JP2003158833A
JP2003158833A JP2001350714A JP2001350714A JP2003158833A JP 2003158833 A JP2003158833 A JP 2003158833A JP 2001350714 A JP2001350714 A JP 2001350714A JP 2001350714 A JP2001350714 A JP 2001350714A JP 2003158833 A JP2003158833 A JP 2003158833A
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Noboru Otsuki
登 大槻
Takashi Ikegami
隆 池上
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Nidec Instruments Corp
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Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd
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  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
  • Motor Or Generator Frames (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 焼きばめによらず、円環状のステータケース
によって円環状に並べた分割コアが確実に固定されたモ
ータステータを提案すること。 【解決手段】 モータステータ1は円環状に配列した分
割コア4からなるステータコア2がその外側に嵌めた円
環状のステータケース3によって固定されている。円環
状に配列した分割コア4の外側にステータケース3を嵌
めた後に、このステータケース3の円形外周面11にロ
ーラプレスを施して円周方向に延びる3条の塑性変形溝
12を形成して、内側の分割コア4をかしめ固定してい
る。各分割コア4の円弧状外周面13の一部には当該円
弧面から後退した平面14が形成されており、当該平面
14に対峙しているステータケース3の部分は大きく塑
性変形した平坦状塑性変形部15となっており、当該部
分と平面14との機械的係合が回り止めとして機能し
て、ステータコア2とステータケース3の結合強度が一
層強化されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の分割コアを
円環状に接合することにより構成されたモータステータ
に関し、さらに詳しくは、筒状のステータケースの内側
に円環状に配列した分割コアからなるステータコアが固
定されたモータステータおよびその製造方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】モータステータとしては、突極が形成さ
れた分割コアの外周部を円環状に接合することにより構
成されたものが知られている。分割コアを用いると、一
体型コアの突極に巻線を行う場合に比べて、巻線作業が
容易になり、また、巻線の占積率を上げてモータ効率を
高めることができる。
【0003】この分割コアから構成したモータステータ
においては、円環状に並べた分割コアを相互に固定する
ために、その外側に環状構造体(ステータケース)を焼
きばめする方法が提案されている。例えば、特開平6−
105487号公報にはこのような固定方法が提案され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、焼きば
めにより分割コアを固定する方法では、環状構造体の内
径寸法公差が大きい場合や真円度の精度が悪いと、焼き
ばめ時の途中で環状構造体を円環状に並べた分割コアの
円形外周面に押し込めなくなってしまい、焼きばめ不良
が発生するおそれがある。環状構造体の内周面を精度良
く加工するためには、NCレース加工などを行う必要が
あるので、部品コストが高くなってしまう。
【0005】また、分割コアを固定するための環状構造
体の内径寸法が大きい場合には、比較的低い温度でも全
体としての熱膨張量が大きいので焼きばめが容易である
が、内径寸法が小さい場合には、高温に加熱しても全体
としての熱膨張量が小さいので、焼きばめがしにくい。
このため、内径寸法の小さい環状構造体の場合には焼き
ばめは適さないという問題がある。
【0006】さらに、分割コアを固定するための環状構
造体が鉄など比熱の高い材質であれば、冷えにくいので
焼きばめが容易であるが、アルミニウムのように比熱が
小さく冷え易い材質の場合には焼きばめがしにくい。こ
のため、分割コアを固定するために用いることのできる
環状構造体の材質が限定されてしまう。
【0007】本発明の課題は、このような点に鑑みて、
環状に並べた複数の分割コアをステータケースによって
外側から簡単に固定できる構成のモータステータを提案
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明では、ステータケースと、このステータケー
スの内側に配置された円環状のステータコアとを有し、
このステータコアは円周方向に分割された複数の分割コ
アから構成されているモータステータにおいて、前記ス
テータケースは、その外周面の少なくとも一部を内側に
プレスすることにより形成された塑性変形部を備え、こ
の塑性変形部によって前記分割コアが相互に固定されて
前記円環状のステータコアが構成されることを特徴とし
ている。
【0009】本発明のモータステータでは、ステータケ
ースを外側からプレスして塑性変形部を形成し、これに
より、ステータケースの円形内周面を全体として円周方
向に引き締め、当該円形内周面に沿って円環状に配列さ
れている分割コアを相互に固定している。
【0010】従って、焼きばめの場合に比べて、ステー
タケースの内径寸法、真円度などの精度が低くてもよい
ので、分割コアからなるモータステータを廉価に製造で
きる。また、焼きばめの場合とは異なり、モータステー
タが小寸法の場合であっても確実に分割コアを固定でき
る。さらに、ステータケースの材質としてプレスにより
塑性変形可能なものであればよいので、材質の制約が少
ない。
【0011】ここで、本発明のモータケースにおいて
は、少なくとも一つの前記分割コアの円弧状外周面に、
その円弧面よりも内側に後退した後退面を形成し、この
後退面に対峙している前記ステータケースの部分に、前
記塑性変形部を形成することが望ましい。全ての分割コ
アの外周面に対して塑性変形部を設けてはいなくても、
固定は可能だからである。
【0012】この前記後退面は、前記分割コアの円弧状
外周面の一部を切り欠く状態に形成された平面とするこ
とができる。
【0013】このような後退面を形成すれば、この後退
面と、ステータケース側の塑性変形部との機械的な係合
によって、ステータケースと分割コアからなるステータ
コアの回り止め機構が構成されるので望ましい。
【0014】次に、本発明のモータステータにおいて、
前記ステータケースが円筒形状をしている場合には、前
記塑性変形部は、前記ステータケースを外側からかしめ
固定することにより形成することができる。
【0015】また、この場合において、ローラかしめを
用いれば、全周に亘って前記塑性変形部が形成されるの
で、分割コアを確実に固定できる。
【0016】次に、本発明は、ステータケースと、この
ステータケースの内側に配置された円環状のステータコ
アとを有し、このステータコアは円周方向に分割された
複数の分割コアから構成されているモータステータの製
造方法に関するものであり、前記ステータケースの外周
面の少なくとも一部を内側にプレスして塑性変形部を形
成し、この塑性変形部によって前記分割コアが相互に固
定されて前記円環状のステータコアが構成されているこ
とを特徴としている。
【0017】本発明のモータ用ステータの製造方法で
は、ステータケースを外側からプレスして塑性変形部を
形成し、これにより、ステータケースの円形内周面を全
体として円周方向に引き締め、当該円形内周面に沿って
円環状に配列されている分割コアを相互に固定してい
る。
【0018】従って、焼きばめの場合に比べて、ステー
タケースの内径寸法、真円度などの精度が低くてもよい
ので、分割コアからなるモータステータを廉価に製造で
きる。また、焼きばめの場合とは異なり、モータステー
タが小寸法の場合であっても確実に分割コアを固定でき
る。さらに、ステータケースの材質としてプレスにより
塑性変形可能なものであればよいので、材質の制約が少
ない。
【0019】ここで、本発明のモータケースの製造方法
においては、少なくとも一つの前記分割コアの円弧状外
周面に、その円弧面よりも内側に後退した後退面を形成
しておき、この後退面に対峙している前記ステータケー
スの部分を前記塑性変形部として形成することが望まし
い。全ての分割コアの外周面に対して塑性変形部を設け
てはいなくても、固定は可能だからである。
【0020】この前記後退面は、前記分割コアの円弧状
外周面の一部を切り欠く状態の平面として形成されてい
ることができる。
【0021】このような後退面を形成すれば、この後退
面と、ステータケース側の塑性変形部との機械的な係合
によって、ステータケースと分割コアからなるステータ
コアの回り止め機構が構成されるので望ましい。
【0022】次に、本発明のモータステータの製造方法
において、前記ステータケースが円筒形状をしている場
合には、前記塑性変形部を、前記ステータケースを外側
からかしめ固定することにより形成することができる。
【0023】また、この場合において、ローラかしめを
用いれば、全周に亘って前記塑性変形部を形成すること
ができるので、分割コアを確実に固定できる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して、本発明
を適用したモータステータの実施例を説明する。
【0025】(モータステータの構成)図1(a)、
(b)および(c)は、本例のモータステータを示す平
面図、断面図および斜視図である。これらの図に示すよ
うに、モータステータ1は、ステータコア2と、このス
テータコア2を外側から保持しているリング状のステー
タケース3とを有している。
【0026】ステータコア2は、本例では極数が9極で
あり、各極毎に分割された9個の分割コア4を円環状に
配列することにより構成されている。各分割コア4は、
一定厚さの円弧状本体5と、この円弧状本体5の内周面
の円弧中心に向けて突出している1本の突極部6と、絶
縁用樹脂7を介して突極部6に巻かれた巻線8とを備
え、これら突極部6および巻線8によって1つの突極が
構成されている。
【0027】各分割コア4は、その円弧状本体5の左右
の端面9、10に隣接する分割コアの端面を突き合せた
状態に配列され、これにより、円環状のステータコア2
が構成されている。
【0028】分割コア4から構成されたステータコア2
を保持しているステータケース3は、アルミニウム等の
粘りのある材質からなるリング状部材であり、その円形
外周面11には円周方向に延びる3本の塑性変形溝12
が形成されている。これらの塑性変形溝12は、ローラ
かしめにより、ステータケース3の円形外周面11を内
側にプレスすることにより形成したものである。これら
の塑性変形溝12によって、ステータケース3の内側に
分割コア4から構成されたステータコア2がかしめ固定
されている。
【0029】図2(b)はステータケース3と分割コア
4を示す部分拡大平面図である。この図に示すように、
各分割コア4の円弧状外周面13には、当該円弧状外周
面13を切り欠いた状態の平面14が形成されている。
この平面14は、円弧状外周面13における円周方向の
中央位置に引いた半径方向の線分に対して直交する方向
に延びている。ローラかしめ後においては、ステータケ
ース3における平面14に対峙している部分は、各分割
コア4の平面14に面接触した状態の平坦状塑性変形部
15となっている。
【0030】(モータステータの組立手順)この構成の
モータステータ1は次の手順により組み立てられる。ま
ず、円環状のステータケース3および各分割コア4を製
造する。次に、図3に示すように、各分割コア4を円環
状に並べる。円環状に並べた分割コア4の外側にステー
タケース3を嵌める。ここで、ステータケース3の内径
寸法D1は円環状に並べた分割コア4の外径寸法D2と
同一あるいは僅かに大きくなるように設定しておく。ま
た、各分割コア4の円弧状外周面13には予め平面14
を形成しておく。
【0031】図2(a)はステータケース3を嵌めた状
態を示す部分拡大平面図である。この図から分かるよう
に、各分割コア4の円弧状本体5の円弧状外周面13に
形成されている平面14は両側の円弧面から内側に後退
しているので、当該平面14とステータケース3の円形
内周面16の間には隙間17が形成された状態になる。
【0032】ステータケース3を円環状に並べた分割コ
ア4の外側に嵌めた後は、3個所においてステータケー
ス3の円形外周面11を内側に向けてローラプレスす
る。この結果、図1(c)に示す円周方向に延びる3条
の塑性変形溝12が形成され、円環状に並べた分割コア
4がステータケース3によってかしめ固定された状態に
なる。
【0033】また、ローラかしめ後においては、図2
(b)に示してあるように、ステータケース3はその円
形外周面11から内側にローラプレスされるので、ステ
ータケース3における隙間17に対峙している部分がそ
れ以外の部分に比べて内側に大きく塑性変形する。この
結果、ステータケース3における平面14に対峙してい
る部分には、各分割コア4の平面14に面接触した状態
の平坦状塑性変形部15が形成される。
【0034】このようにローラかしめを行うことによ
り、円環状に並べた分割コア4から構成されたステータ
コア2がステータケース3によって固定された状態のモ
ータステータ1が得られる。
【0035】(実施例の効果)本例のモータステータ1
では、内側の分割コア4が配列された状態のステータケ
ース3の円形外周面11にローラプレスを施すことによ
り、ステータケース3の円形内周面16を引き締めて、
円環状に並べた複数の分割コア4を固定している。
【0036】このように、本例ではかしめ固定により分
割コア4を固定しているので、従来のような環状構造体
を焼きばめする場合とは異なり、ステータケース3の内
径寸法、真円度などの精度が要求されないので、各部品
の加工が容易となり、製造コストも低減できる。
【0037】また、締め代を熱膨張量に依存する必要が
ないので、小径のモータステータ1の場合においても小
径のステータケース3によって確実に分割コア4を固定
できる。さらには、焼きばめの場合とは異なりステータ
ケースの材質に制約を受けることもない。
【0038】これに加えて、本例では、各分割コア4の
円弧状外周面13には、当該円弧面から内側に後退した
平面14を形成し、この平面14と、外側からプレスさ
れて塑性変形したステータケース側の平坦状塑性変形部
15とによって機械的な係合部が形成されている。この
係合部は、ステータコア2とステータケース3の間の回
り止めとして機能するので、ステータコア2とステータ
ケース3の固定力を強固なものにできるという利点があ
る。
【0039】(その他の実施の形態)上記の例では、ス
テータケース3を全周に亘りプレスして塑性変形溝12
を形成して分割コア4をかしめ固定しているが、ステー
タケース3の一部を外側からプレスすることにより部分
的に塑性変形部を形成しても、内側の分割コア4を固定
することができる。
【0040】例えば、図4に示すステータケースを用い
て分割コアを固定することができる。この図に示すステ
ータケース3Aは、その内側には円形内周面16Aが形
成されているが、外形輪郭は、全体として正方形であ
り、四隅が円弧状に切り取られた形状となっている。こ
の場合には、上記の実施例の場合のようにローラかしめ
を採用できないので、例えば、ステータケース3Aにお
ける一つの外周側面11Aの一部を内側にプレスして塑
性変形部15Aをつけて、この塑性変形部15Aによっ
て、円形内周面16Aを引き締めて、分割コア4をかし
め固定することができる。
【0041】なお、上記の各例における分割コア4は、
ステータコア2を1極毎に分割したものであるが、例え
ば、3極毎に分割する等、変更してもよい。各分割コア
の円弧状外周面には、ステータコアの塑性変形部が対峙
する部分に円弧面より内側に後退した後退面を設けてお
けばよい。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のモータス
テータでは、ステータケースの外周面を内側のプレスし
て塑性変形部を形成し、この塑性変形部によってステー
タケースの円形内周面を引き締めて、当該ステータケー
スの内周面に沿って円環状に配列した複数個の分割コア
を固定するようにしている。
【0043】従って、本発明によれば、ステータケース
を焼きばめして分割コアを固定する場合に比べて、ステ
ータケースの内径寸法や真円度の精度が要求されないの
で、ステータケースを簡単に製造でき、その製造コスト
を低減できる。また、モータステータが小径の場合であ
っても確実に分割コアを固定できる。さらには、ステー
タケースに用いる材質の制約が緩和される。
【0044】次に、本発明のモータステータにおいて、
分割コアの円弧状外周面に後退面を形成し、これに対応
するステータケースの部分を内側にプレスすることによ
り塑性変形部を形成した場合には、当該塑性変形部が回
り止めとして機能するので、ステータケースと分割コア
からなるステータコアの結合をより確実なものとするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)、(b)および(c)は、本発明を適用
したモータステータの実施例を示す平面図、断面図およ
び斜視図である。
【図2】(a)は、図1のモータステータにおいてその
ステータケースをローラプレスする前の状態を示す部分
拡大平面図であり、(b)は、ローラプレス後における
状態を示す部分拡大平面図である。
【図3】図1のモータステータの組立て手順を示すため
の説明図である。
【図4】本発明を適用可能なモータステータの別の例を
示す斜視図である。
【符号の説明】
1、1A モータステータ 2 ステータコア 3、3A ステータケース 4 分割コア 5 円弧状本体 6 突起 7 絶縁用樹脂 8 巻線 9、10 端面 11 円形外周面 11A 外周側面 12 塑性変形溝 13 円弧状外周面 14 平面 15 平坦状塑性変形部 15A 塑性変形部 16、16A 円形内周面 17 隙間 D1 ステータケースの内径寸法 D2 円環状に並べた分割コアの外形寸法
フロントページの続き Fターム(参考) 5H002 AA07 AA08 AB01 AB04 AC00 AC06 AE03 AE08 5H605 AA08 BB05 CC01 FF01 GG01 GG03 GG12 5H615 AA01 BB01 BB14 PP01 PP06 PP07 PP28 SS03 SS05 SS15 SS19 TT13

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステータケースと、このステータケース
    の内側に配置された円環状のステータコアとを有し、こ
    のステータコアは円周方向に分割された複数の分割コア
    から構成されているモータステータにおいて、 前記ステータケースは、その外周面の少なくとも一部を
    内側にプレスすることにより形成された塑性変形部を備
    え、 この塑性変形部によって前記分割コアが相互に固定され
    て前記円環状のステータコアが構成されていることを特
    徴とするモータステータ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 少なくとも一つの前記分割コアの円弧状外周面には、そ
    の円弧面よりも内側に後退した後退面が形成されてお
    り、 この後退面に対峙している前記ステータケースの部分
    に、前記塑性変形部が形成されていることを特徴とする
    モータステータ。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記後退面は、前記分割コアの円弧状外周面の一部を切
    り欠く状態に形成された平面であることを特徴とするモ
    ータステータ。
  4. 【請求項4】 請求項1、2または3において、 前記ステータケースは円筒形状をしており、 前記塑性変形部は、前記ステータケースを外側からかし
    め固定することにより形成されたものであることを特徴
    とするモータステータ。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 ローラかしめにより、前記塑性変形部が形成されている
    ことを特徴とするモータステータ。
  6. 【請求項6】 ステータケースと、このステータケース
    の内側に配置された円環状のステータコアとを有し、こ
    のステータコアは円周方向に分割された複数の分割コア
    から構成されているモータステータの製造方法におい
    て、 前記ステータケースの外周面の少なくとも一部を内側に
    プレスして塑性変形部を形成し、 この塑性変形部によって前記分割コアが相互に固定され
    て前記円環状のステータコアが構成されていることを特
    徴とするモータステータの製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項6において、 少なくとも一つの前記分割コアの円弧状外周面には、そ
    の円弧面よりも内側に後退した後退面を形成しておき、 この後退面に対峙している前記ステータケースの部分を
    前記塑性変形部として形成することを特徴とするモータ
    ステータの製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項7において、 前記後退面は、前記分割コアの円弧状外周面の一部を切
    り欠く状態の平面として形成されていることを特徴とす
    るモータステータの製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項6、7または8において、 前記ステータケースは円筒形状をしており、 前記塑性変形部を、前記ステータケースを外側からかし
    め固定することにより形成することを特徴とするモータ
    ステータの製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項9において、 ローラかしめにより、前記塑性変形部を形成することを
    特徴とするモータステータの製造方法。
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