JP2003158419A - 逆fアンテナ及びその給電方法並びにそのアンテナ調整方法 - Google Patents

逆fアンテナ及びその給電方法並びにそのアンテナ調整方法

Info

Publication number
JP2003158419A
JP2003158419A JP2001341545A JP2001341545A JP2003158419A JP 2003158419 A JP2003158419 A JP 2003158419A JP 2001341545 A JP2001341545 A JP 2001341545A JP 2001341545 A JP2001341545 A JP 2001341545A JP 2003158419 A JP2003158419 A JP 2003158419A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conductor
antenna
inverted
radiation
feeding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001341545A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomohiro Mototani
智宏 本谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TDK Corp filed Critical TDK Corp
Priority to JP2001341545A priority Critical patent/JP2003158419A/ja
Publication of JP2003158419A publication Critical patent/JP2003158419A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Waveguide Aerials (AREA)
  • Details Of Aerials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 広い範囲の周波数帯域において、給電線路の
特性インピーダンスとアンテナの入力インピーダンスと
の整合を取ることができる逆Fアンテナ及びその給電方
法を提供すること。 【解決手段】 放射用導体202と、放射用導体202
と間隔を隔てて対向して配置されたグラウンド導体20
4と、放射用導体202とグラウンド導体204とを接
続する短絡手段としての短絡(ショート)板206と、
放射用導体202とグラウンド導体204との間隔内に
延設され、給電線路(給電ピン)208が接続された給
電用導体210とを備えており、給電線路(給電ピン)
208から給電用導体210を介して放射用導体202
に給電する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、逆Fアンテナ及び
その給電方法、並びにその共振周波数の調整等のアンテ
ナ調整方法に関し、特に、携帯通信機器、情報機器、家
庭電化機器等に組み込まれる逆Fアンテナにおいて、ア
ンテナと給電線路のインピーダンスを整合させるための
技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば、携帯電話の内臓アン
テナ等、携帯通信機器等に組み込まれる小型アンテナと
して、逆Fアンテナが知られている。この逆Fアンテナ
は、λ/4モノポールアンテナの先端を折り曲げたL型
アンテナを低姿勢化し、給電点位置付近に短絡部を設け
て給電点でのインピーダンス整合を取り易くしたもので
ある。この線状逆Fアンテナを更に低姿勢化し、帯域幅
を拡げ、またインピーダンス整合を取り易くするために
は、折り曲げた地板に対する水平部分を板状にすればよ
く、この形状のアンテナを板状逆Fアンテナと呼んでい
る。
【0003】従来の逆Fアンテナの一例を図1に示す。
図1は、一般に広く用いられている板状逆Fアンテナの
基本構成を示すものである。即ち、この逆Fアンテナ1
00は、図1に示すように、板金等の導電性金属で形成
された矩形状の放射用電極(放射用導体)102と、こ
の放射用電極102と間隔を隔てて対向して配置された
グラウンド板(グラウンド導体)104と、放射用電極
102の一端側とグラウンド板104とを接続する短絡
手段としての短絡(ショート)板106と、放射用電極
102に給電する給電線路108とを有している。放射
用電極102への給電は、例えば、グラウンド板104
の背面より給電線路108を構成する同軸ケーブルで行
い、該同軸ケーブルの外導体108aはグラウンド板1
04に接続され、同軸ケーブルの芯線(又は給電ピン)
108bは、該同軸ケーブルの特性インピーダンスと逆
Fアンテナ100の入力インピーダンスとの整合が取れ
るように、矩形状の放射用電極102の適切な位置に接
続される。即ち、この従来の逆Fアンテナ100では、
同図に示すように、放射用電極102に給電線路108
を構成する同軸ケーブルの芯線(又は給電ピン)108
bを直付けして給電を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年、携帯電話等の移
動体通信が脚光を浴びており、これに伴って携帯端末機
等の一層の小型化が求められている。また、このような
携帯端末機等の普及に伴って、通信容量の拡大のため通
信周波数帯域を拡大する必要性等により、より広帯域な
特性を有するアンテナが必要とされている。一方で、ア
ンテナは、一般に小型化すればするほど給電線路とのイ
ンピーダンス整合を得るのが困難になるという問題があ
る。
【0005】上述したように、逆Fアンテナは、携帯電
話等の内臓アンテナとして用いられることが多く、小型
化が特に求められるアンテナと言える。携帯電話等にも
製造メーカーにより各種の仕様のものがあり、逆Fアン
テナが内臓される周囲の環境もそれぞれで異なる場合が
多い。また、逆Fアンテナは、携帯電話等以外にも、各
種の情報機器・家庭電化機器等に実装されて用いられ
る。
【0006】このように、色々な機器に実装されて用い
られるため、逆Fアンテナは、その入力インピーダンス
が給電線路の特性インピーダンスと整合する周波数帯域
が狭いと、実装状態が異なった場合には、そのアンテナ
特性が変わってしまい使用に耐えなくなるという問題が
ある。
【0007】例えば、図1に示した従来の逆Fアンテナ
100と同様の構成をセラミック・樹脂等の基板上に形
成した場合(図示せず)、基板上で給電線路(給電ピ
ン)108と短絡(ショート)板106とがより近づく
こととなるため、給電線路(給電ピン)108のインダ
クタンスにより、給電線路の特性インピーダンスとアン
テナの入力インピーダンスとの整合が取りにくくなり、
また、かかるインピーダンス整合が取れる周波数帯域も
狭くなるという問題があった。そのため、従来の逆Fア
ンテナ100と同様の構成をある標準状態で調整してセ
ラミック・樹脂等の基板に形成し、通信機器等において
実装状態で使用した場合、基板の厚さ、搭載位置等のア
ンテナ周辺の電気的特性が異なると、上述したようにイ
ンピーダンスの整合帯域が狭いため、アンテナと給電系
との整合度が悪化する結果、アンテナとしての感度が著
しく低下するという問題がある。
【0008】即ち、図1に示した従来の逆Fアンテナ1
00に関し、例えば、50Ω系の給電線路(特性インピ
ーダンスが50Ωの給電線路)を用いて給電を行う場
合、インピーダンス整合が取れる給電位置[給電線路
(給電ピン)108の放射用電極102への接続位置]
は短絡(ショート)板106に近い位置に限られること
となり、換言すれば、インピーダンス整合が取りにくく
なる。特に、逆Fアンテナを更に小型化するとこの傾向
は強くなる。
【0009】従来、例えば、特開平9−98015号公
報に記載されているように、パッチアンテナに関し、小
型化に伴い給電ピンがショートピンに近づく結果、整合
が取りにくくなるという同様の問題点を認識し、その解
決のための構成(但し、逆Fアンテナの構成ではない)
を開示した例はある。また、しかしながら、従来の逆F
アンテナにおいて、かかる問題点を解決するために特に
有効な解決策は未だ提案されていないのが実情である。
従って、従来の逆Fアンテナを更に小型化・低姿勢化し
たような場合でも、従前の大きめの逆Fアンテナと同様
に、広い帯域幅においてインピーダンス整合が得られる
新規な構成の逆Fアンテナが強く望まれる。
【0010】一方、アンテナは電波を空間に向け放射す
る、空間を介して飛来する電波を受信するという性質
上、アンテナ自体と共にアンテナ近傍の空間もその特性
に影響を与える。従って、逆Fアンテナを携帯電話等の
機器に内臓した際も、近傍に物体があるとその物体にも
電流が流れ、アンテナ単体の場合と異なる特性となるこ
とが多い。そのためかかる機器に内臓する逆Fアンテナ
を設計するには、逆Fアンテナとその逆Fアンテナに近
接する物体を一つのアンテナ系と捉えて設計を行わなけ
ればならない。
【0011】しかしながら、携帯電話等の機器を開発す
る場合、逆Fアンテナ等を覆うカバー等が出来上がるの
は通常、開発の後期段階であるため、この後期段階で最
終的な使用状態が確定してから逆Fアンテナの設計を開
始するのでは、機器全体の開発・設計期間等との関係か
ら間に合わないこともあり、時間の関係上難しい。その
ため、携帯電話等の機器に内蔵するアンテナには、上述
したように、(1)アンテナ自体が周囲の環境に影響さ
れにくく、様々な実装状態におけるアンテナ周辺の電気
的特性に対応可能なものであること、に加え、(2)実
装状態が決まった後でも、周波数帯域のシフト等のアン
テナ調整を簡易に行えること、が求められる。
【0012】そこで、本発明の目的は、広い範囲の周波
数帯域において、給電線路の特性インピーダンスとアン
テナの入力インピーダンスとの整合を取ることができ、
様々な実装状態におけるアンテナ周辺の電気的特性に対
応し得る逆Fアンテナ及びその給電方法を提供すること
にある。
【0013】また、本発明の他の目的は、更に、周波数
帯域のシフト等のアンテナ調整を簡易に行うことができ
る逆Fアンテナ及びその調整方法を提供することにあ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る逆Fアンテナは、給電線路から放射用
導体に直接給電するのではなく、グラウンド導体と間隔
をおいて配置され一端側が開放端を構成するアンテナエ
レメントとしての導体(電極)を給電用導体(電極)と
放射用導体(電極)とを別個とした2重構造とし、この
給電用導体(電極)を介して放射用導体(電極)に給電
するようにした。
【0015】これにより、逆Fアンテナを従来よりも更
に小型化・低姿勢化したような場合でも、従前の大きめ
の逆Fアンテナと同様に、広い帯域幅においてアンテナ
と給電線路のインピーダンス整合を取れるようになっ
た。従って、様々な実装状態におけるアンテナ周辺の電
気的特性に対応し得る逆Fアンテナ及びその給電方法が
得られる。
【0016】また、上記の2重構造における放射用導体
の形状を変えることにより、共振周波数調整、多共振
化、小型化等のアンテナ調整を行うようにした。
【0017】これにより、アンテナと給電線路のインピ
ーダンス整合を崩すことなく、かかるアンテナ調整を行
うことができる。
【0018】しかして、本発明の一様相によれば、導体
から成るアンテナエレメントと、該アンテナエレメント
と間隔を隔てて対向して配置されたグラウンド導体と、
前記アンテナエレメントと前記グラウンド導体とを接続
する短絡手段と、前記アンテナエレメントに給電する給
電線路とを含む逆Fアンテナであって、前記アンテナエ
レメントを給電用導体と放射用導体とが別個に設けられ
た2重構造とし、前記給電線路から放射用導体に直接給
電することなく、前記給電線路から前記給電用導体を介
して前記放射用導体に給電することを特徴とする逆Fア
ンテナが得られる。
【0019】ここでいう「グラウンド導体」は、アンテ
ナ自体のグラウンドでなくともよい。即ち、逆Fアンテ
ナ自体はグラウンドを有していない場合で、携帯端末機
等において送受信回路等が配置されるRF回路実装用基
板、端末操作用キー等に接続されるベースバンド回路実
装用基板等のアンテナが実装される基板がグラウンドに
なる場合の当該グラウンド基板も含む趣旨である。
【0020】ここに「給電用導体」は、「給電線路」と
は独立した構成要素であり、「給電線路」を構成する導
体部、例えば、同軸ケーブルの内部導体等は含まない趣
旨である。但し、後述する樹脂・セラミック等の基板上
に導体パターンにより「給電線路」と「給電用導体」と
を一体的に形成する場合を含んで良い。また、「給電用
導体」は、「放射用導体」と平行であるのが好適である
が、平行でなくても良い。但し、平行であれば、製作し
易いという利点もある。また、「給電用導体」は、板状
であるのが好適であるが、板状ではなく、線状(棒状)
でも良い。
【0021】また、本発明の他の様相によれば、放射用
導体と、該放射用導体と間隔を隔てて対向して配置され
たグラウンド導体と、前記放射用導体と前記グラウンド
導体とを接続する短絡手段と、前記放射用導体に給電す
る給電線路とを含む逆Fアンテナであって、更に、前記
放射用導体と前記グラウンド導体との間隔内に延設さ
れ、前記給電線路が接続された給電用導体を備え、該給
電用導体を介して前記放射用導体に給電することを特徴
とする逆Fアンテナが得られる。
【0022】ここに、前記給電用導体は、前記短絡手段
に接続され該短絡手段から前記放射用導体と前記グラウ
ンド導体との間隔内に延設されていても良い。一方、前
記給電用導体は、前記短絡手段とは離間され前記放射用
導体と前記グラウンド導体との間隔内に延設されていて
も良い。
【0023】また、前記放射用導体が板状に形成され、
前記給電用導体は、該放射用導体と所定の間隔をおいて
重なり合う面積を有する板状に形成されているのが望ま
しい。
【0024】更に、少なくとも前記放射用導体、前記グ
ラウンド導体、前記給電用導体を樹脂又はセラミック基
板上の導体パターンとして形成しても良い。
【0025】尚、前記逆Fアンテナを少なくとも3層の
樹脂又はセラミック基板で構成し、第1の層パターンと
しての前記放射用導体と、該放射用導体と第1の樹脂又
はセラミック部を挟んで対向する第2の層パターンとし
ての前記給電用導体と、該給電用導体と第2の樹脂又は
セラミック部を挟んで対向する第3の層パターンとして
の前記グラウンド導体とを含み、前記グラウンド導体と
前記給電用導体とを接続する給電線路をスルーホールに
より構成することができる。
【0026】ここで、前記放射用導体と前記グラウンド
導体とを短絡する短絡手段は、前記樹脂又はセラミック
基板の側面部に形成された短絡導体により形成しても良
い。或いは、前記放射用導体と前記グラウンド導体とを
短絡する短絡手段は、スルーホールにより構成しても良
い。
【0027】尚、「給電線路」を「給電用導体」に接続
する位置(給電位置)は、製造の容易性等を考慮すれ
ば、「給電用導体」の幅方向端部(エッジ部)が好適で
あるが、「給電用導体」の幅方向中央部でも良い。
【0028】そして、本発明の別個の様相によれば、放
射用導体と、該放射用導体と間隔を隔てて対向して配置
されたグラウンド導体と、前記放射用導体と前記グラウ
ンド導体とを接続する短絡手段と、前記放射用導体に給
電する給電線路とを含む逆Fアンテナにおける給電方法
であって、更に、前記放射用導体と前記グラウンド導体
との間隔内に給電用導体を延設し、該給電用導体に前記
給電線路を接続することにより、前記給電線路から該給
電用導体を介して前記放射用導体に給電することを特徴
とする逆Fアンテナにおける給電方法が得られる。
【0029】また、本発明の更に別個の様相によれば、
放射用導体と、該放射用導体と間隔を隔てて対向して配
置されたグラウンド導体と、前記放射用導体と前記グラ
ウンド導体とを接続する短絡手段と、前記放射用導体に
給電する給電線路とを含む逆Fアンテナの調整方法であ
って、前記放射用導体と前記グラウンド導体との間隔内
に給電用導体を延設し、該給電用導体を介して前記放射
用導体に給電するために該給電用導体に前記給電線路を
接続すると共に、前記放射用導体の形状を変えることに
よりアンテナ調整を行うことを特徴とする逆Fアンテナ
におけるアンテナ調整方法が得られる。
【0030】ここに、「放射用導体の形状を変える」と
は、例えば、共振周波数を調整するために、放射用導体
に切り込みを入れる、その長さを変える、スロットを入
れる等、また、多共振化を行うために、放射用導体に摂
動素子を設ける、放射用導体を2以上に分けそれぞれの
長さを変える等、更に、小型化のために、放射用導体の
先端を折り曲げ容量を付加(先端コンデンサ装荷)する
等、放射用導体の形状を変化させる全ての工程を含む。
一方、「アンテナ調整」には、共振周波数の調整、多共
振化、小型化等のためにアンテナとしての特性・形状等
を調整する全ての場合を含む。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照しつつさらに具体的に説明する。図2(A)
は、本発明の第1の実施形態に係る逆Fアンテナの基本
構成を示す斜視図であり、図2(B)は、その側面図で
ある。この逆Fアンテナ200は、図2(A)及び
(B)に示すように、導体から成るアンテナエレメント
(202、210)、アンテナエレメント(202、2
10)と間隔を隔てて対向して配置されたグラウンド導
体(204)と、アンテナエレメント(202、21
0)とグラウンド導体(204)とを接続する短絡手段
(206)と、アンテナエレメント(202、210)
に給電する給電線路(208)とを含む逆Fアンテナで
あって、アンテナエレメント(202、210)を給電
用導体(210)と放射用導体(202)とが別個に設
けられた2重構造とし、給電線路(208)から放射用
導体(202)に直接給電することなく、給電線路(2
08)から給電用導体(210)を介して放射用導体
(202)に給電するという機能を有している。
【0032】即ち、この逆Fアンテナ200は、図2
(A)及び(B)に示すように、放射用導体202と、
放射用導体202と間隔を隔てて対向して配置されたグ
ラウンド導体204と、放射用導体202とグラウンド
導体204とを接続する短絡手段としての短絡(ショー
ト)板206と、放射用導体202とグラウンド導体2
04との間隔内に延設され、給電線路(給電ピン)20
8が接続された給電用導体210とを備えており、給電
線路(給電ピン)208から給電用導体210を介して
放射用導体202に給電する構成を有している。給電線
路(給電ピン)208から給電用導体210への給電
は、例えば、グラウンド導体204の背面より給電線路
208を構成する同軸ケーブルで行い、該同軸ケーブル
の外導体208aはグラウンド導体204に接続され、
同軸ケーブルの芯線(又は給電ピン)208bは、該同
軸ケーブルの特性インピーダンスと逆Fアンテナ200
の入力インピーダンスとの整合が取れるように、給電用
導体210の適切な位置に接続される。即ち、この逆F
アンテナ200では、同図に示すように、放射用導体2
02ではなく、給電用導体210へ給電線路208を構
成する同軸ケーブルの芯線(又は給電ピン)208bを
直付けし、給電用導体210を介して放射用導体202
に給電を行う。
【0033】本実施形態では、給電用導体210は、図
2(B)に示すように、短絡(ショート)板206に接
続され短絡(ショート)板206から放射用導体202
とグラウンド導体204との間隔内に延設されている。
【0034】また、本実施形態では、放射用導体202
は板状に形成されている。給電用導体210も、放射用
導体202と所定の間隔をおいて重なり合う面積を有す
る板状に形成されている。
【0035】尚、変形例として、図示はしないが、放射
用導体202は板状に形成し、給電用導体210は、棒
状或いは線状に構成しても良い。また、放射用導体20
2と給電用導体210の双方を棒状或いは線状に構成
し、更に、短絡(ショート)板206を短絡導体として
棒状或いは線状に構成しても良い。この場合には、アン
テナ構成が板状逆Fアンテナではなく、線状逆Fアンテ
ナとなるが、この場合でも、本実施形態の板状逆Fアン
テナの後述する作用効果は、略同様に得られる。
【0036】図3(A)は、従来の逆Fアンテナ100
の放射用電極102を上から見た図である。図3(B)
は、本実施の形態の逆Fアンテナ200の給電用導体2
10を上から見た図であり、その放射用導体202を破
線にて示している。
【0037】本実施形態では、図1、図2にそれぞれ示
した従来の逆Fアンテナ100と本実施の形態の逆Fア
ンテナ200の給電系から見たインピーダンスを電磁界
シミュレーターで計算し比較を行った。
【0038】ここでは、無限地板上に同体積15mm×
3mm×3mmの従来の逆Fアンテナ100と本実施の
形態の逆Fアンテナ200を構成し、それぞれの給電点
111、213を変化させ給電系から見たリターンロス
を見た。両アンテナは共に導電率4.9×107、厚さ
18μmの導体板で構成した。それぞれ短絡(ショー
ト)板106、206の位置をy=0とし、整合の取れ
る給電点位置を求め、そこから給電点位置を±0.5m
mずらしたときのリターンロスの変化を見た。まず、従
来の逆Fアンテナ100ではy=1.5mm、本実施の
形態の逆Fアンテナ200ではy=3.5mmの位置に
給電点を持ってきた時に、給電線路の特性インピーダン
スとアンテナのインピーダンスとの整合を取ることがで
きた。従って、本実施の形態の逆Fアンテナ200で
は、従来の逆Fアンテナ100に比べ、給電点位置が短
絡(ショート)板206からより遠くなった。図4に従
来の逆Fアンテナ100、図5に本実施の形態の逆Fア
ンテナ200において、整合が取れたとき、それから、
給電点をそれぞれ±0.5mmオフセットさせたときの
スミスチャートを示す。なお、周波数範囲は3〜5GH
zまでとし、両アンテナの共振周波数は4.25GHz
となった。
【0039】給電線路108、208は、それぞれ上述
した50Ω系の給電線路(特性インピーダンスが50Ω
の給電線路)であり、この50Ωが円の中心に来る。両
スミスチャート上、丸、四角、菱形によりそれぞれプロ
ットした各点は、アンテナのインピーダンスの周波数変
化をプロットしたものである。従って、プロットした点
(を結んで得られる円弧)がスミスチャートの中心であ
る50Ωからずれない方が、特性上好ましいことにな
る。
【0040】従来例では、給電点位置を基準位置からそ
れぞれ±0.5mmオフセットすると、プロットした点
(を結んで得られる円弧)がスミスチャートの中心であ
る50Ωから大きくずれてしまうのに対し、本実施形態
では、同様に0.5mmずらした場合でも、スミスチャ
ートの中心である50Ωからそれ程ずれていない。
【0041】両図より、本実施の形態の逆Fアンテナ2
00では、給電位置がオフセットされた場合でもインピ
ーダンスの変動が少ないことが分かった。本発明者は、
この原因について考察するため、電磁界シミュレーター
を用いて、まず、図1及び図3(A)に示した従来の逆
Fアンテナ100について、その定在波分布を観察し
た。この従来の逆Fアンテナ100では、図3(A)に
示した放射用電極102上のy軸と平行な辺の両エッジ
102a、102b付近に電流の定在波が立ち、それが
放射源となる。図1及び図3(A)に示した従来の逆F
アンテナ100では、放射用電極102上のy軸と平行
な辺の両エッジ102a、102b付近に立つ定在波は
左右非対称になっていることを確認した。これは、定在
波が立つエッジ部分に給電点111が位置しているた
め、給電点111が位置する側のエッジ102b付近に
立つ定在波が給電系により乱されるためと考えられる。
このような放射用電極102への直接給電による外乱も
一因となって、インピーダンス整合の取れる給電位置が
狭くなり、また、アンテナの放射効率が低下するものと
推察される。特に、逆Fアンテナ100を更に小型化し
た場合、放射用電極102等から成るアンテナエレメン
ト自体の大きさに比べ、給電系の大きさが無視できなく
なるため、この給電系とアンテナエレメントとの相互結
合による影響が大きくなることが予想される。
【0042】本発明者は、同様に電磁界シミュレーター
を用いて、次に、本実施の形態の逆Fアンテナ200に
ついて、その定在波分布を観察した。この本実施の形態
の逆Fアンテナ200では、従来の逆Fアンテナ100
と同様に、図2に実線で、また図3(B)に破線で示し
た放射用導体202上のy軸と平行な辺の両エッジ20
2a、202b付近に電流の定在波が立ち、それが放射
源となるが、図2及び図3(B)に示した放射用導体2
02上のy軸と平行な辺の両エッジ202a、202b
付近に立つ定在波は左右対称になっていることを確認し
た。
【0043】これは、給電用導体210のエッジ210
b部分に給電点213が位置しているものの、放射用導
体202に直接給電するのではなく、給電用導体210
を介して給電しているため、放射用導体202上のy軸
と平行な辺の両エッジ202a、202b付近に立つ定
在波が給電系により乱されることが比較的少なく給電で
きるためと推察される。そして、このように放射用導体
202への直接給電による外乱が少ないこともインピー
ダンス整合の取れる給電位置がより広くなる一因と考え
られる。
【0044】図6(A)は、本発明の第2の実施形態に
係る逆Fアンテナの基本構成を示す斜視図であり、図6
(B)は、その側面図である。この逆Fアンテナ300
は、逆Fアンテナとしての基本構成は図2(A)及び
(B)の逆Fアンテナ200と略同一であるが、給電用
導体310が短絡(ショート)板206とは接続されて
いない点で異なる構成となっている。即ち、給電用導体
310は、短絡(ショート)板206とは離間されつ
つ、放射用導体202とグラウンド導体204との間隔
内に延設されている。このような構成の逆Fアンテナ3
00も、図2(A)及び(B)の逆Fアンテナ200と
同様の作用効果を奏する。尚、本実施形態の逆Fアンテ
ナ300では、給電用導体310が短絡(ショート)板
206とは接続されていないため、この給電用導体31
0を支持するために、例えば、図6(B)に破線で示す
ように、グラウンド導体204と給電用導体310との
間に絶縁体から成るスペーサ330を挿入固定する等の
必要がある。
【0045】また、本実施形態においても、放射用導体
202は板状に形成されている。給電用導体310も、
放射用導体202と所定の間隔をおいて重なり合う面積
を有する板状に形成されている。
【0046】図7は、本発明の第3の実施形態に係る逆
Fアンテナの基本構成を示す斜視図である。この逆Fア
ンテナ400は、逆Fアンテナとしての基本的な構成要
素は図2(A)及び(B)の逆Fアンテナ200と略同
一であるが、アンテナを樹脂基板上に形成した点で異な
る構成となっている。
【0047】即ち、図2(A)及び(B)の逆Fアンテ
ナ200と略同様に、この逆Fアンテナ400は、図7
に示すように、放射用導体402と、放射用導体402
と間隔を隔てて対向して配置されたグラウンド導体40
4と、放射用導体402とグラウンド導体404とを接
続する短絡手段としての短絡導体406と、放射用導体
402とグラウンド導体404との間隔内に延設され、
給電線路408が接続された給電用導体410とを備え
ており、給電線路408から給電用導体410を介して
放射用導体402に給電する構成を有している。そし
て、これら放射用導体402、グラウンド導体404、
短絡導体406、及び給電用導体410と給電線路40
8の一部を構成する給電路408Lが、一枚の、例えば
フェノール樹脂基板440の表面445に形成されてい
る。これらは、すべてフェノール樹脂基板440の銅張
の部分であり、作製時には、例えば、これら部分だけを
残すようにエッチングを行う。尚、給電線路408を構
成する同軸ケーブルの外導体408aはグラウンド導体
404に接続され、給電線路408から給電用導体41
0への給電は、同軸ケーブルの芯線408bと給電路4
08Lとを相互接続して行う。
【0048】このような構成の逆Fアンテナ400も、
図2(A)及び(B)の逆Fアンテナ200と同様の作
用効果を奏する。尚、少なくとも放射用導体402、グ
ラウンド導体404、給電用導体410が樹脂基板上の
導体パターンとして形成されていれば良い。また、本実
施形態では、上述した構成要素をフェノール樹脂基板4
40の表面445のみに形成したが、一部の構成要素を
裏面447に形成するようにしても良い。
【0049】尚、変形例として、同様の逆Fアンテナを
セラミック基板上に形成することも考えられ、上記の樹
脂基板上に形成した逆Fアンテナ400と同様の作用効
果を奏するものと考えられる。尚、少なくとも放射用導
体、グラウンド導体、給電用導体がセラミック基板上の
導体パターンとして形成されていれば良い。
【0050】図8は、本発明の第4の実施形態に係る逆
Fアンテナの基本構成を示す斜視図である。この逆Fア
ンテナ500は、逆アンテナを樹脂基板上に形成したの
は図7の逆Fアンテナ400と同様であるが、逆アンテ
ナを多層樹脂基板上に形成した点で異なる構成となって
いる。
【0051】即ち、この逆Fアンテナ500は、図8に
示すように、放射用導体502と、放射用導体502と
間隔を隔てて対向して配置されたグラウンド導体504
と、放射用導体502とグラウンド導体504とを接続
する短絡手段としての短絡導体506と、放射用導体5
02とグラウンド導体504との間隔内に延設され、給
電線路508が接続される給電用導体510とを備えて
おり、給電線路508から給電用導体510を介して放
射用導体502に給電する構成を有している。そして、
放射用導体502、グラウンド導体504及び給電用導
体510が、樹脂基板550上に3層に亘って形成され
ている。
【0052】このように、本実施形態では、逆Fアンテ
ナ500を3層樹脂基板で構成する。図8に示すよう
に、第1層パターンで放射用導体502、樹脂部503
を挟んで、第2層パターンで給電用導体510、樹脂部
505を挟んで、第3層パターンでグラウンド導体50
4を形成する。また、放射用導体502、給電用導体5
10、グラウンド導体504を短絡する手段としては、
樹脂基板550の側面部に短絡導体506が形成されて
いる。更に、グラウンド導体504と給電用導体510
とを接続する給電線路508は、半スルーホールにより
構成されている。樹脂基板550は、例えば、フェノー
ル樹脂により作製され、放射用導体502、グラウンド
導体504、短絡導体506、給電用導体510は、銅
張等により作製される。
【0053】このような構成の逆Fアンテナ500も、
図2(A)及び(B)の逆Fアンテナ200と同様の作
用効果を奏する。尚、本実施形態の変形例として、図示
はしないが、短絡導体(506)を、長穴スルーホー
ル、スルーホール、もしくは、これらを半分に切断した
半スルーホールにより構成してもよい。
【0054】図9は、本発明の第5の実施形態に係る逆
Fアンテナの基本構成を示す斜視図である。この逆Fア
ンテナ600は、逆Fアンテナを多層基板上に形成した
のは図8の逆Fアンテナ500と同様であるが、逆Fア
ンテナを多層セラミック基板上に形成した点で異なる構
成となっている。
【0055】即ち、この逆Fアンテナ600は、図9に
示すように、放射用導体602と、放射用導体602と
間隔を隔てて対向して配置されたグラウンド導体604
と、放射用導体602とグラウンド導体604とを接続
する短絡手段としての短絡導体606と、放射用導体6
02とグラウンド導体604との間隔内に延設され、給
電線路608が接続される給電用導体610とを備えて
おり、給電線路608から給電用導体610を介して放
射用導体602に給電する構成を有している。そして、
放射用導体602、グラウンド導体604及び給電用導
体610が、セラミック基板650上に3層に亘って形
成されている。
【0056】このように、本実施形態では、逆Fアンテ
ナ600を3層セラミック基板で構成する。図9に示す
ように、第1層パターンで放射用導体602、セラミッ
ク部603を挟んで、第2層パターンで給電用導体61
0、セラミック部605を挟んで、第3層パターンでグ
ラウンド導体604を形成する。また、放射用導体60
2、給電用導体610、グラウンド導体604を短絡す
る手段としては、短絡導体606を、図9に示すよう
に、樹脂基板650の一端部に形成された3つの長穴ス
ルーホール606a、606b、606cにより構成し
ている。尚、グラウンド導体604と給電用導体610
とを接続する給電線路608は、本実施形態では、半ス
ルーホールではなく、スルーホールにより構成してい
る。放射用導体602、グラウンド導体604、給電用
導体610は、第4の実施形態と同様に、例えば、銅張
等により作製される。
【0057】このような構成の逆Fアンテナ600も、
図2(A)及び(B)の逆Fアンテナ200と同様の作
用効果を奏する。尚、本実施形態の変形例としても、図
示はしないが、短絡導体(606)を、スルーホール、
もしくは、これらを半分に切断した半スルーホールによ
り構成してもよい。また、スルーホールではなく、第4
の実施形態と同様に、例えば、銅張等により構成しても
よいのは勿論である。
【0058】次に、本発明の第6の実施形態に係るアン
テナ調整方法として、逆Fアンテナの共振周波数調整方
法について述べる。
【0059】逆Fアンテナの共振周波数は、放射用導体
(電極)の形状により決まってくる。そのため、図10
(a)〜(c)に示すように、例えば、放射用導体(電
極)に切り込みを入れる[同図(a)参照]、その長さ
を変える[同図(b)参照]、スロットを入れる[同図
(c)参照]等を行い、電流長を変化させることで共振
周波数を調整することができる。しかしながら、従来の
逆Fアンテナ100では、図1に示したように、放射用
電極102に給電線路(給電系)108を直付けしてい
たため、周波数調整を行うと放射用電極102上の電流
分布が変化することとなり、給電線路(給電系)108
とのインピーダンス整合が取れなくなる。この結果、周
波数調整を行う度に給電線路(給電系)108とのイン
ピーダンス整合を取り直す(整合が取れる給電点位置を
探し直す)必要があった。
【0060】これに対し、本発明の逆Fアンテナでは、
給電線路(給電系)から放射用導体(電極)に直接給電
することなく、給電用導体を介して給電しているため、
周波数調整を行うために放射用導体(電極)の形状を変
えても給電線路(給電系)とのインピーダンス整合は崩
れにくい。従って、周波数調整を行う度に給電点位置を
変更しなくても充分なインピーダンス整合を取ることが
できる。
【0061】本実施形態では、放射用導体(電極)の形
状を変えて周波数調整を行っても、給電線路(給電系)
とのインピーダンス整合を維持できることを確認するた
め、放射用導体(電極)に切り込みを入れた逆Fアンテ
ナを作製し、その周波数と反射損失との関係を測定し
た。即ち、上述した第4の実施形態と略同様に、外形が
18mm×3mm×3mmの多層樹脂基板に逆Fアンテ
ナを形成し、放射用導体(電極)の形状以外は全く変え
ずに、図11(a)に示すように、放射用導体(電極)
に切り込みを入れない場合、同図(b)に示すように、
放射用導体(電極)の幅に対し80%の切り込みを1本
入れた場合、同様の80%の切り込みを、同図(c)に
示すように、2本入れた場合のそれぞれにつき、周波数
と反射損失(リターンロス)との関係を測定した。その
結果を図12に示す。図12から、切り込みを入れるこ
とにより共振周波数がシフトすること、また、反射損失
(リターンロス)の大きさは、(a)、(b)、(c)
すべての場合について各共振点において、略−30dB
以下になっており、共振周波数がシフトしてもインピー
ダンス整合が維持されることを確認することができた。
【0062】続いて、第6の実施形態のアンテナ調整方
法の変形例として、逆Fアンテナの共振周波数を2つ以
上にする、即ち、逆Fアンテナの多共振化を行う場合に
ついて述べる。逆Fアンテナの多共振化を行う場合に
は、一般的に、図13(a)及び(b)に示すように、
例えば、放射用導体(電極)に摂動素子を設ける[同図
(a)参照]、放射用導体(電極)を2以上に分けそれ
ぞれの長さを変える[同図(b)参照]等を行う。しか
しながら、従来の逆Fアンテナ100では、図1に示し
たように、放射用電極102に給電線路(給電系)10
8を直付けしていたため、かかる多共振化を行うと放射
用電極102上の電流分布が変化することとなり、給電
線路(給電系)108とのインピーダンス整合が取れな
くなる。この結果、給電線路(給電系)108とのイン
ピーダンス整合を取り直す(整合が取れる給電点位置を
探し直す)必要があった。
【0063】これに対し、本発明の逆Fアンテナでは、
給電線路(給電系)から放射用導体(電極)に直接給電
することなく、給電用導体を介して給電しているため、
多共振化を行うために放射用導体(電極)の形状を変え
ても給電線路(給電系)とのインピーダンス整合は崩れ
にくい。従って、多共振化を行った場合でも、給電点位
置を変更しなくても充分なインピーダンス整合を取るこ
とができる。
【0064】更に、第6の実施形態のアンテナ調整方法
の他の変形例として、逆Fアンテナの小型化を行う場合
について述べる。かかる場合、例えば、図13(c)に
示すように、放射用導体(電極)の先端を折り曲げ容量
を付加(先端コンデンサ装荷)することで共振周波数を
同じに保ちながら逆Fアンテナの小型化を行う。しかし
ながら、従来の逆Fアンテナ100では、図1に示した
ように、放射用電極102に給電線路(給電系)108
を直付けしていたため、かかる小型化を行うと放射用電
極102上の電流分布が変化することとなり、給電線路
(給電系)108とのインピーダンス整合が取れなくな
る。この結果、給電線路(給電系)108とのインピー
ダンス整合を取り直す(整合が取れる給電点位置を探し
直す)必要があった。
【0065】これに対し、本発明の逆Fアンテナでは、
給電線路(給電系)から放射用導体(電極)に直接給電
することなく、給電用導体を介して給電しているため、
小型化を行うために放射用導体(電極)の形状を変えて
も給電線路(給電系)とのインピーダンス整合は崩れに
くい。従って、小型化を行った場合でも、給電点位置を
変更しなくても充分なインピーダンス整合を取ることが
できる。
【0066】以上、本発明を特定の実施形態について述
べたが、本発明はこれらに限られるものではなく、特許
請求の範囲に記載した範囲内で他の実施形態についても
適用される。例えば、上述した第1の実施形態では、給
電用導体210のエッジ210b部分に給電点213が
位置している例について説明したが、本発明は、給電点
213が給電用導体210のエッジ210b部分(或い
は、エッジ210a部分)に位置している場合に限られ
ない。給電点は給電用導体の幅方向エッジ部より中側
(内側)に位置しても良く、給電用導体の幅方向中央部
に位置させることも可能である。
【0067】更に、給電用導体の高さ(グラウンド導体
204からの高さ)、換言すれば、給電用導体の放射用
導体との間隔を変えても良い。この場合にも、図2
(A)及び(B)の逆Fアンテナ200と基本的に同様
の作用効果が得られる。
【0068】尚、上述した第1の実施形態では、給電用
導体210は、図3(B)に示したように、放射用導体
202の長さの略半分の長さ(面積比が1/2)に形成
されているが、給電用導体の長さを変えても良い。この
場合にも、図2(A)及び(B)の逆Fアンテナ200
と基本的に同様の作用効果が得られる。
【0069】この場合、放射用導体202の(y軸方向
の)長さは、開放端からグラウンド導体への短絡部まで
[短絡(ショート)板206まで]の電気長として、ア
ンテナの共振周波数との関係でアンテナの小型化にも関
係するが、電磁界シミュレーターを用いて観察しても、
給電用導体210には、あまり定在波は立っていないの
で、給電用導体210は、電波の放射等には関与してい
ないものと推察される。この点からも、給電用導体の長
さを変えることは可能である。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
例えば、50Ω系の給電線路を用いた逆Fアンテナにお
いて、インピーダンス整合の取れる給電ピンの位置が短
絡(ショート)ピンから離れた位置に移る。従って、イ
ンピーダンス整合の取れる給電位置の範囲が広くなる。
【0071】また、給電線路の特性インピーダンスとア
ンテナの入力インピーダンスとの整合が広い帯域におい
て取り易いので、給電点からアンテナを見たときの周波
数帯域が広くなる。更に、インピーダンス整合の取れる
給電位置の範囲が広くなるから、アンテナ周囲の電気的
環境の変化に対する周波数変動が少なくなる。よって、
各種機器に使用しても特性のバラツキが少ない安定した
逆Fアンテナを提供することができる。
【0072】更に、放射用導体の形状を変えることによ
り周波数調整、多共振化、小型化を行っても、給電線路
(給電系)とのインピーダンス整合を取り直す必要が無
い。従って、実装状態が決まった後でも、放射用導体の
形状を変えて周波数帯域のシフト等のアンテナ調整を簡
易に行うことが可能である。
【0073】
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の逆Fアンテナの基本構成を示す斜視図で
ある。
【図2】(A)は、本発明の第1の実施形態に係る逆F
アンテナの基本構成を示す斜視図であり、(B)は、そ
の側面図である。
【図3】(A)は、従来の逆Fアンテナの放射用電極の
平面図、(B)は、本発明の第1の実施形態に係る逆F
アンテナの給電用導体の平面図である。
【図4】従来の逆Fアンテナにおいて、整合が取れたと
き、給電点をそれぞれ±0.5mmオフセットさせたと
きのスミスチャートを示す図である。
【図5】本発明の第1の実施形態に係る逆Fアンテナに
おいて、整合が取れたとき、給電点をそれぞれ±0.5
mmオフセットさせたときのスミスチャートを示す図で
ある。
【図6】(A)は、本発明の第2の実施形態に係る逆F
アンテナの基本構成を示す斜視図であり、(B)は、そ
の側面図である。
【図7】本発明の第3の実施形態に係る逆Fアンテナの
基本構成を示す斜視図である。
【図8】本発明の第4の実施形態に係る逆Fアンテナの
基本構成を示す斜視図である。
【図9】本発明の第5の実施形態に係る逆Fアンテナの
基本構成を示す斜視図である。
【図10】逆Fアンテナにおける一般的な共振周波数調
整方法を示す図であり、(a)は放射用導体(電極)に
切り込みを入れる場合、(b)はその長さを変える場
合、(c)はスロットを入れる場合をそれぞれ示す。
【図11】本発明の第6の実施形態に係る、逆Fアンテ
ナの共振周波数調整方法について説明するための図であ
り、(a)は放射用導体(電極)に切り込みを入れない
場合、(b)は放射用導体(電極)の幅に対し80%の
切り込みを1本入れた場合、(c)は放射用導体(電
極)の幅に対し80%の切り込みを2本入れた場合をそ
れぞれ示す。
【図12】図11(a)〜(c)に示した、放射用導体
(電極)に切り込みを入れない場合、放射用導体(電
極)の幅に対し80%の切り込みを1本入れた場合、同
様の80%の切り込みを2本入れた場合のそれぞれにつ
き、周波数と反射損失(リターンロス)との関係を測定
した結果を示す図である。
【図13】本発明の第6の実施形態の変形例としての逆
Fアンテナの調整方法について説明するための図であ
り、(a)は放射用導体(電極)に摂動素子を設けて多
共振化を行う場合、(b)は放射用導体(電極)を2以
上に分けそれぞれの長さを変えることで多共振化を行う
場合、(c)は放射用導体(電極)の先端を折り曲げ容
量を付加(先端コンデンサ装荷)することで逆Fアンテ
ナの小型化を行う場合をそれぞれ示す。
【符号の説明】
100 逆Fアンテナ 102 放射用電極(放射用導体) 104 グラウンド板(グラウンド導体) 106 短絡(ショート)板 108 給電線路 108a 外導体 108b 芯線(給電ピン) 200 逆Fアンテナ 202 放射用導体 204 グラウンド導体 206 短絡(ショート)板 208 給電線路(給電ピン) 210 給電用導体 208a 外導体 208b 芯線(給電ピン) 102a エッジ 102b エッジ 111 給電点 202a エッジ 202b エッジ 210a エッジ 210b エッジ 213 給電点 300 逆Fアンテナ 310 給電用導体 330 スペーサ 400 逆Fアンテナ 402 放射用導体 404 グラウンド導体 406 短絡導体 408 給電線路 410 給電用導体 408a 外導体 408b 芯線 408L 給電路 440 フェノール樹脂基板 445 表面 447 裏面 500 逆Fアンテナ 502 放射用導体 504 グラウンド導体 503、505 樹脂部 506 短絡導体 508 給電線路 510 給電用導体 550 樹脂基板 600 逆Fアンテナ 602 放射用導体 604 グラウンド導体 603、605 セラミック部 606 短絡導体 608 給電線路 610 給電用導体 650 セラミック基板 606a、606b、606c 長穴スルーホール

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導体から成るアンテナエレメントと、該
    アンテナエレメントと間隔を隔てて対向して配置された
    グラウンド導体と、前記アンテナエレメントと前記グラ
    ウンド導体とを接続する短絡手段と、前記アンテナエレ
    メントに給電する給電線路とを含む逆Fアンテナであっ
    て、 前記アンテナエレメントを給電用導体と放射用導体とが
    別個に設けられた2重構造とし、前記給電線路から放射
    用導体に直接給電することなく、前記給電線路から前記
    給電用導体を介して前記放射用導体に給電することを特
    徴とする逆Fアンテナ。
  2. 【請求項2】 放射用導体と、該放射用導体と間隔を隔
    てて対向して配置されたグラウンド導体と、前記放射用
    導体と前記グラウンド導体とを接続する短絡手段と、前
    記放射用導体に給電する給電線路とを含む逆Fアンテナ
    であって、 更に、前記放射用導体と前記グラウンド導体との間隔内
    に延設され、前記給電線路が接続された給電用導体を備
    え、該給電用導体を介して前記放射用導体に給電するこ
    とを特徴とする逆Fアンテナ。
  3. 【請求項3】 前記給電用導体は、前記短絡手段に接続
    され該短絡手段から前記放射用導体と前記グラウンド導
    体との間隔内に延設されていることを特徴とする請求項
    2に記載の逆Fアンテナ。
  4. 【請求項4】 前記給電用導体は、前記短絡手段とは離
    間され前記放射用導体と前記グラウンド導体との間隔内
    に延設されていることを特徴とする請求項2に記載の逆
    Fアンテナ。
  5. 【請求項5】 前記放射用導体が板状に形成され、前記
    給電用導体は、該放射用導体と所定の間隔をおいて重な
    り合う面積を有する板状に形成されていることを特徴と
    する請求項1乃至4に記載の逆Fアンテナ。
  6. 【請求項6】 少なくとも前記放射用導体、前記グラウ
    ンド導体、前記給電用導体が樹脂基板上の導体パターン
    として形成されていることを特徴とする請求項1乃至5
    に記載の逆Fアンテナ。
  7. 【請求項7】 前記逆Fアンテナを少なくとも3層の樹
    脂基板で構成し、第1の層パターンとしての前記放射用
    導体と、該放射用導体と第1の樹脂部を挟んで対向する
    第2の層パターンとしての前記給電用導体と、該給電用
    導体と第2の樹脂部を挟んで対向する第3の層パターン
    としての前記グラウンド導体とを含み、前記グラウンド
    導体と前記給電用導体とを接続する給電線路がスルーホ
    ールにより構成されていることを特徴とする請求項6に
    記載の逆Fアンテナ。
  8. 【請求項8】 前記放射用導体と前記グラウンド導体と
    を短絡する短絡手段が、前記樹脂基板の側面部に形成さ
    れた短絡導体により形成されることを特徴とする請求項
    7に記載の逆Fアンテナ。
  9. 【請求項9】 前記放射用導体と前記グラウンド導体と
    を短絡する短絡手段が、スルーホールから構成されるこ
    とを特徴とする請求項7に記載の逆Fアンテナ。
  10. 【請求項10】 少なくとも前記放射用導体、前記グラ
    ウンド導体、前記給電用導体がセラミック基板上の導体
    パターンとして形成されていることを特徴とする請求項
    1乃至5に記載の逆Fアンテナ。
  11. 【請求項11】 前記逆Fアンテナを少なくとも3層の
    セラミック基板で構成し、第1の層パターンとしての前
    記放射用導体と、該放射用導体と第1のセラミック部を
    挟んで対向する第2の層パターンとしての前記給電用導
    体と、該給電用導体と第2のセラミック部を挟んで対向
    する第3の層パターンとしての前記グラウンド導体とを
    含み、前記グラウンド導体と前記給電用導体とを接続す
    る給電線路がスルーホールにより構成されていることを
    特徴とする請求項10に記載の逆Fアンテナ。
  12. 【請求項12】 前記放射用導体と前記グラウンド導体
    とを短絡する短絡手段が、前記セラミック基板の側面部
    に形成された短絡導体により形成されることを特徴とす
    る請求項11に記載の逆Fアンテナ。
  13. 【請求項13】 前記放射用導体と前記グラウンド導体
    とを短絡する短絡手段が、スルーホールから構成される
    ことを特徴とする請求項11に記載の逆Fアンテナ。
  14. 【請求項14】 放射用導体と、該放射用導体と間隔を
    隔てて対向して配置されたグラウンド導体と、前記放射
    用導体と前記グラウンド導体とを接続する短絡手段と、
    前記放射用導体に給電する給電線路とを含む逆Fアンテ
    ナにおける給電方法であって、 更に、前記放射用導体と前記グラウンド導体との間隔内
    に給電用導体を延設し、該給電用導体に前記給電線路を
    接続することにより、前記給電線路から該給電用導体を
    介して前記放射用導体に給電することを特徴とする逆F
    アンテナにおける給電方法。
  15. 【請求項15】 放射用導体と、該放射用導体と間隔を
    隔てて対向して配置されたグラウンド導体と、前記放射
    用導体と前記グラウンド導体とを接続する短絡手段と、
    前記放射用導体に給電する給電線路とを含む逆Fアンテ
    ナの調整方法であって、 前記放射用導体と前記グラウンド導体との間隔内に給電
    用導体を延設し、該給電用導体を介して前記放射用導体
    に給電するために該給電用導体に前記給電線路を接続す
    ると共に、前記放射用導体の形状を変えることによりア
    ンテナ調整を行うことを特徴とする逆Fアンテナにおけ
    るアンテナ調整方法。
JP2001341545A 2001-09-07 2001-11-07 逆fアンテナ及びその給電方法並びにそのアンテナ調整方法 Pending JP2003158419A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001341545A JP2003158419A (ja) 2001-09-07 2001-11-07 逆fアンテナ及びその給電方法並びにそのアンテナ調整方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001-272550 2001-09-07
JP2001272550 2001-09-07
JP2001341545A JP2003158419A (ja) 2001-09-07 2001-11-07 逆fアンテナ及びその給電方法並びにそのアンテナ調整方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003158419A true JP2003158419A (ja) 2003-05-30

Family

ID=26621866

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001341545A Pending JP2003158419A (ja) 2001-09-07 2001-11-07 逆fアンテナ及びその給電方法並びにそのアンテナ調整方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003158419A (ja)

Cited By (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005269301A (ja) * 2004-03-19 2005-09-29 Nec Corp 内蔵アンテナおよびこれを有する電子機器
JP2005347958A (ja) * 2004-06-01 2005-12-15 Toshiba Corp アンテナ装置
JP2006238269A (ja) * 2005-02-28 2006-09-07 Hoko Denshi Kk 逆lflアンテナ、及び逆lflアンテナを構成する方法
JP2006314069A (ja) * 2005-05-05 2006-11-16 Chiho Kagi Kofun Yugenkoshi アンテナ構造
JPWO2005048404A1 (ja) * 2003-11-13 2007-05-31 日立電線株式会社 アンテナ及びその製造方法並びに同アンテナを用いた携帯無線端末
CN100391050C (zh) * 2004-03-23 2008-05-28 连展科技电子(昆山)有限公司 双频倒f形天线
KR100870539B1 (ko) 2007-03-19 2008-11-26 엘지전자 주식회사 이동통신 단말기 및 그의 안테나
JP2010010898A (ja) * 2008-06-25 2010-01-14 Tokai Rika Co Ltd アンテナ装置
US7764238B2 (en) 2008-07-29 2010-07-27 Kabushiki Kaisha Toshiba Antenna device and electronic equipment
WO2011092918A1 (ja) * 2010-01-27 2011-08-04 株式会社村田製作所 広帯域アンテナ
WO2011096021A1 (ja) * 2010-02-05 2011-08-11 三菱電機株式会社 ショートパッチアンテナ装置及びその製造方法
JP2011188103A (ja) * 2010-03-05 2011-09-22 Mitsubishi Electric Corp アンテナ装置
EP2528160A1 (en) * 2011-05-24 2012-11-28 Research In Motion Limited Mobile wireless communications device having an antenna assembly with corner coupled rectangular base conductor portions and related methods
US8457699B2 (en) 2011-05-24 2013-06-04 Research In Motion Limited Mobile wireless communications device having an antenna assembly with corner coupled rectangular base conductor portions and related methods
JP2014150651A (ja) * 2013-01-31 2014-08-21 Furukawa Electric Co Ltd:The 無線電力伝送システム
JP2014220739A (ja) * 2013-05-10 2014-11-20 東京コスモス電機株式会社 プリント基板ダイポールアンテナ
EP2375488B1 (en) * 2010-03-30 2017-03-01 HTC Corporation Planar antenna and handheld device
JP2021087080A (ja) * 2019-11-27 2021-06-03 三菱マテリアル株式会社 アンテナ装置
JP7244812B1 (ja) * 2021-10-26 2023-03-23 エイターリンク株式会社 受電アンテナ
WO2023073817A1 (ja) * 2021-10-26 2023-05-04 エイターリンク株式会社 受電アンテナ
JP7485452B2 (ja) 2022-02-25 2024-05-16 Necプラットフォームズ株式会社 広帯域無指向性アンテナ

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6234408A (ja) * 1985-08-07 1987-02-14 Fujitsu Ltd 無線機用アンテナ
JPH01231404A (ja) * 1988-03-10 1989-09-14 Toyota Central Res & Dev Lab Inc 移動体用アンテナ
JPH04172001A (ja) * 1990-11-06 1992-06-19 Mitsubishi Electric Corp アンテナ装置
JPH0637533A (ja) * 1992-07-15 1994-02-10 Matsushita Electric Works Ltd 逆f型プリントアンテナ
JPH07297624A (ja) * 1994-04-22 1995-11-10 Kyocera Corp 平面アンテナ
JPH1093331A (ja) * 1996-09-19 1998-04-10 N T T Ido Tsushinmo Kk マイクロストリップアンテナ装置
JPH11136025A (ja) * 1997-08-26 1999-05-21 Murata Mfg Co Ltd 周波数切換型表面実装型アンテナおよびそれを用いたアンテナ装置およびそれを用いた通信機
JPH11214917A (ja) * 1998-01-27 1999-08-06 Toshiba Corp 多周波アンテナ
JP2000068736A (ja) * 1998-08-21 2000-03-03 Toshiba Corp 多周波アンテナ
JP2000101335A (ja) * 1998-02-13 2000-04-07 Murata Mfg Co Ltd チップアンテナ、アンテナ装置及び移動体通信機器

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6234408A (ja) * 1985-08-07 1987-02-14 Fujitsu Ltd 無線機用アンテナ
JPH01231404A (ja) * 1988-03-10 1989-09-14 Toyota Central Res & Dev Lab Inc 移動体用アンテナ
JPH04172001A (ja) * 1990-11-06 1992-06-19 Mitsubishi Electric Corp アンテナ装置
JPH0637533A (ja) * 1992-07-15 1994-02-10 Matsushita Electric Works Ltd 逆f型プリントアンテナ
JPH07297624A (ja) * 1994-04-22 1995-11-10 Kyocera Corp 平面アンテナ
JPH1093331A (ja) * 1996-09-19 1998-04-10 N T T Ido Tsushinmo Kk マイクロストリップアンテナ装置
JPH11136025A (ja) * 1997-08-26 1999-05-21 Murata Mfg Co Ltd 周波数切換型表面実装型アンテナおよびそれを用いたアンテナ装置およびそれを用いた通信機
JPH11214917A (ja) * 1998-01-27 1999-08-06 Toshiba Corp 多周波アンテナ
JP2000101335A (ja) * 1998-02-13 2000-04-07 Murata Mfg Co Ltd チップアンテナ、アンテナ装置及び移動体通信機器
JP2000068736A (ja) * 1998-08-21 2000-03-03 Toshiba Corp 多周波アンテナ

Cited By (30)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2005048404A1 (ja) * 2003-11-13 2007-05-31 日立電線株式会社 アンテナ及びその製造方法並びに同アンテナを用いた携帯無線端末
US7755545B2 (en) 2003-11-13 2010-07-13 Hitachi Cable, Ltd. Antenna and method of manufacturing the same, and portable wireless terminal using the same
JP2005269301A (ja) * 2004-03-19 2005-09-29 Nec Corp 内蔵アンテナおよびこれを有する電子機器
CN100391050C (zh) * 2004-03-23 2008-05-28 连展科技电子(昆山)有限公司 双频倒f形天线
JP2005347958A (ja) * 2004-06-01 2005-12-15 Toshiba Corp アンテナ装置
JP2006238269A (ja) * 2005-02-28 2006-09-07 Hoko Denshi Kk 逆lflアンテナ、及び逆lflアンテナを構成する方法
JP2006314069A (ja) * 2005-05-05 2006-11-16 Chiho Kagi Kofun Yugenkoshi アンテナ構造
KR100870539B1 (ko) 2007-03-19 2008-11-26 엘지전자 주식회사 이동통신 단말기 및 그의 안테나
JP2010010898A (ja) * 2008-06-25 2010-01-14 Tokai Rika Co Ltd アンテナ装置
US7764238B2 (en) 2008-07-29 2010-07-27 Kabushiki Kaisha Toshiba Antenna device and electronic equipment
US7982678B2 (en) 2008-07-29 2011-07-19 Kabushiki Kaisha Toshiba Antenna device and electric equipment
CN102714357A (zh) * 2010-01-27 2012-10-03 株式会社村田制作所 宽带天线
US10418708B2 (en) 2010-01-27 2019-09-17 Murata Manufacturing Co., Ltd. Wideband antenna
WO2011092918A1 (ja) * 2010-01-27 2011-08-04 株式会社村田製作所 広帯域アンテナ
JP5413467B2 (ja) * 2010-01-27 2014-02-12 株式会社村田製作所 広帯域アンテナ
CN102714357B (zh) * 2010-01-27 2015-05-27 株式会社村田制作所 宽带天线
WO2011096021A1 (ja) * 2010-02-05 2011-08-11 三菱電機株式会社 ショートパッチアンテナ装置及びその製造方法
JP2011188103A (ja) * 2010-03-05 2011-09-22 Mitsubishi Electric Corp アンテナ装置
EP2375488B1 (en) * 2010-03-30 2017-03-01 HTC Corporation Planar antenna and handheld device
EP2528160A1 (en) * 2011-05-24 2012-11-28 Research In Motion Limited Mobile wireless communications device having an antenna assembly with corner coupled rectangular base conductor portions and related methods
US8457699B2 (en) 2011-05-24 2013-06-04 Research In Motion Limited Mobile wireless communications device having an antenna assembly with corner coupled rectangular base conductor portions and related methods
US8761847B2 (en) 2011-05-24 2014-06-24 Blackberry Limited Mobile wireless communications device having an antenna assembly with corner coupled rectangular base conductor portions and related methods
JP2014150651A (ja) * 2013-01-31 2014-08-21 Furukawa Electric Co Ltd:The 無線電力伝送システム
JP2014220739A (ja) * 2013-05-10 2014-11-20 東京コスモス電機株式会社 プリント基板ダイポールアンテナ
JP2021087080A (ja) * 2019-11-27 2021-06-03 三菱マテリアル株式会社 アンテナ装置
JP7320195B2 (ja) 2019-11-27 2023-08-03 三菱マテリアル株式会社 アンテナ装置
JP7244812B1 (ja) * 2021-10-26 2023-03-23 エイターリンク株式会社 受電アンテナ
WO2023073817A1 (ja) * 2021-10-26 2023-05-04 エイターリンク株式会社 受電アンテナ
WO2023074699A1 (ja) * 2021-10-26 2023-05-04 エイターリンク株式会社 受電アンテナ
JP7485452B2 (ja) 2022-02-25 2024-05-16 Necプラットフォームズ株式会社 広帯域無指向性アンテナ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003158419A (ja) 逆fアンテナ及びその給電方法並びにそのアンテナ調整方法
US6288680B1 (en) Antenna apparatus and mobile communication apparatus using the same
JP4868128B2 (ja) アンテナ装置及びそれを用いた無線通信機器
JP5516681B2 (ja) マルチモードアンテナ及びその製造方法並びに同アンテナを用いた携帯無線端末
US7602343B2 (en) Antenna
US10784578B2 (en) Antenna system
EP1845582B1 (en) Wide-band antenna device comprising a U-shaped conductor antenna
JP5435338B2 (ja) マルチバンドアンテナ
JP2000101335A (ja) チップアンテナ、アンテナ装置及び移動体通信機器
JP2001284954A (ja) 表面実装型アンテナおよびその複共振の周波数調整設定方法および表面実装型アンテナを備えた通信装置
US8928537B2 (en) Multiband antenna
JP2009111999A (ja) マルチバンドアンテナ
WO2019107382A1 (ja) アンテナ装置
KR20020011141A (ko) 통합가능한 듀얼-밴드 안테나
JPH05259724A (ja) プリントアンテナ
JP4263972B2 (ja) 表面実装型アンテナおよびアンテナ装置ならびに無線通信装置
JP2005535239A (ja) デュアルバンドアンテナシステム
JP4148126B2 (ja) アンテナ装置及びこれを備えた通信機器
JP2006311152A (ja) 広帯域アンテナ
JP4645603B2 (ja) アンテナ構造およびそれを備えた無線通信装置
US11152706B2 (en) Antenna device
JP2001144524A (ja) 多周波共用アンテナ
JP2005020677A (ja) 2周波共用アンテナ
JP2006340202A (ja) アンテナ装置およびこれを備えた無線通信装置
JPH09232854A (ja) 移動無線機用小型平面アンテナ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040810

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060214

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060310

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060426

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060522