JP2014220739A - プリント基板ダイポールアンテナ - Google Patents

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恭平 小澤
Kyohei Ozawa
恭平 小澤
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Abstract

【課題】プリント基板上にアンテナを形成する場合に、広帯域の共振周波数を有しつつ、柔軟な設計が可能なアンテナを実現すること。
【解決手段】プリント基板ダイポールアンテナ10は、プリント基板11と、2つのアンテナ素子12、13からなり、プリント基板11の一方の面に設けられるダイポールアンテナと、プリント基板11の他方の面に設けられる導電体17と、アンテナ素子12の一部と導電体17の一部との間に形成され、アンテナ素子12と導電体17とを電気的に接続するスルーホール16と、を具備する。
【選択図】図1

Description

本発明は、プリント基板上にダイポールアンテナが形成されたプリント基板ダイポールアンテナに関する。
近年、通信機器は、ますます小型化、薄型化する傾向にある。このような通信機器で平面アンテナが用いられる場合、平面アンテナは通常プリント基板上に形成される。このようなアンテナは、比較的容易に製造することができる。
平面アンテナが小型化されると、低い周波数での共振が生じにくくなり、また、共振が生じる周波数帯域の幅も狭くなる。これを防ぐには、平面アンテナを配置する領域をできるだけ広く確保して、平面アンテナの面積を大きくすることが重要となる。
例えば、特許文献1には、プリント基板の両面に逆L形状アンテナパターンを構成し、それらを複数のスルーホールで電気的に接続したパターンアンテナが開示されている。図13は、特許文献1に開示されたパターンアンテナの構成を示す図である。
このパターンアンテナでは、プリント基板1の表面に、金属箔によって、グランドパターン2と、逆F形状アンテナパターン5と、逆L形状アンテナパターン6とが形成される。また、裏面には、グランドパターン2と重なるようにグランドパターン3が形成され、さらに逆L形状アンテナパターン6と重なるように、逆L形状アンテナパターン7が形成される。
グランドパターン2とグランドパターン3とは、複数のスルーホール2a、3aによって電気的に接続される。また、逆L形状アンテナパターン6と逆L形状アンテナパターン7とは、パターン全面にわたって形成された複数のスルーホール6a、7aによって電気的に接続される。そして、給電点4は、逆F形状アンテナパターン5とグランドパターン2との間に接続される。
このように、このパターンアンテナでは、無給電素子となる複数の逆L形状アンテナパターン6、7が重ねて形成され、それらの逆L形状アンテナパターン6、7はパターン全面にわたって形成された複数のスルーホール6a、7aを介して接続される。
特許文献1には、パターンアンテナをこのような構成とすることにより、逆L形状アンテナパターンを表面にのみ形成する場合に比べて、周波数帯域幅が広くなると記載されている。
特開2004−201278号公報
しかしながら、上述した特許文献1の従来技術は、逆L形状アンテナパターン6と逆L形状アンテナパターン7とを組み合わせたものであり、プリント基板1の裏面のアンテナパターンの形状が、プリント基板1の表面のアンテナパターンと同一の形状に制限されている。そのため、この従来技術では、柔軟なアンテナ設計を行うことができないという問題がある。
具体的には、プリント基板1の両面に同一形状の逆L形状アンテナパターン6、7を重ねて形成するので、表面のアンテナパターンにおいて発生する電界と、裏面のアンテナパターンで発生する電界との間の相互作用を適宜調整することができないという問題がある。この相互作用は、電波の指向性等に密接に関係してくるものである。
本発明は、上述した問題を解決するためになされたものであり、プリント基板上にアンテナを形成する場合に、広帯域の共振周波数を有しつつ、柔軟な設計が可能なアンテナを実現することを目的とする。
本発明のプリント基板ダイポールアンテナは、プリント基板と、第1のアンテナ素子および第2のアンテナ素子からなり、プリント基板の第1の面に設けられるダイポールアンテナと、プリント基板の第2の面に設けられる導電体と、第1のアンテナ素子の一部と導電体の一部との間に形成され、第1のアンテナ素子と導電体とを電気的に接続する接続部と、を具備する。
本発明によれば、プリント基板上にアンテナを形成する場合に、広帯域の共振周波数を有しつつ、柔軟な設計が可能なアンテナを実現することができる。
本発明の実施形態1に係るプリント基板ダイポールアンテナの構成を示す図 電圧定在波比と周波数との間の関係を示す図 本発明の実施形態2に係るプリント基板ダイポールアンテナの第1の構成を示す図 本発明の実施形態2に係るプリント基板ダイポールアンテナの第2の構成を示す図 本発明の実施形態2に係るプリント基板ダイポールアンテナの第3の構成を示す図 電圧定在波比と周波数との間の関係を示す図 本発明の実施形態2に係るプリント基板ダイポールアンテナの第4の構成を示す図 本発明の実施形態2に係るプリント基板ダイポールアンテナの第5の構成を示す図 本発明の実施形態2に係るプリント基板ダイポールアンテナの第6の構成を示す図 電圧定在波比と周波数との間の関係を示す図 本発明の実施形態3に係るプリント基板ダイポールアンテナの構成を示す図 アンテナ素子と導電体を電気的に接続する他の方法について説明する図 特許文献1に開示されたパターンアンテナの構成を示す図
以下に、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施形態1に係るプリント基板ダイポールアンテナ10の構成を示す図である。図1(A)は、プリント基板ダイポールアンテナ10の一方の面を示している。また、図1(B)は、プリント基板ダイポールアンテナ10の他方の面を示している。
図1(A)に示すように、このプリント基板ダイポールアンテナ10では、プリント基板11の一方の面に、アンテナ素子12、13が設けられる。ここで、アンテナ素子12の形状は、S字状となっており、アンテナ素子13の形状は、短冊状となっている。
アンテナ素子12の一端は、同軸ケーブル(図示せず)の内部導電体(信号側導電体)が接続される接続部15となっている。また、接続部15に対向するアンテナ素子13の他端は、同軸ケーブルの外部導電体(グランド側導電体)が接続される接続部14となっている。
すなわち、アンテナ素子12、13は、それぞれ、接続部15、14から給電される。そして、アンテナ素子12、13は、上記のような同軸ケーブルを介して、通信機器に接続される。
なお、ここでは、同軸ケーブルの内部導電体を接続部15に接続し、外部導電体を接続部14に接続することとしたが、内部導電体を接続部14に接続し、外部導電体を接続部15に接続することとしてもよい。
また、ここでは、アンテナ素子12、13と通信機器とを同軸ケーブルを介して接続することとしたが、アンテナ素子12、13と通信機器とをマイクロストリップラインやストリップラインを介して接続することとしてもよい。
そして、図1(B)に示すように、プリント基板11のもう一方の面には、導電体17が設けられる。ここで、導電体17の形状は、板状となっている。この導電体17とアンテナ素子12とは、アンテナ素子12の端部に設けられたスルーホール16を介して電気的に接続される。その結果、アンテナ素子12、13と、アンテナ素子12に接続される導電体17とは、非対称のダイポールアンテナを形成する。
プリント基板の一方の面にアンテナ素子を設け、他方の面に導電体を設け、それらを電気的に接続したダイポールアンテナでは、図13に示したような逆L形状のアンテナ等と比較して、アンテナ素子および導電体の形状、配置の自由度が高い。特に、このダイポールアンテナでは、グランドパターンを設ける必要がないので、アンテナ素子および導電体の形状、配置の自由度がさらに高くなる。
そのため、プリント基板の一方の面のアンテナパターンにおいて発生する電界と、他方の面のアンテナパターンで発生する電界との間での電界の強め合い、打ち消し合いを考慮して、柔軟なアンテナ設計が可能となる。その結果、図1に示したようなアンテナ構成が容易に実現され、指向性等の特性を所望のものに設定することができる。
また、このプリント基板ダイポールアンテナ10は、小型でありながら、広い帯域で共振することができる。図2は、電圧定在波比(VSWR: Voltage Standing Wave Ratio)と周波数との間の関係を示す図である。
ここで、図2(A)は、プリント基板11の一方の面にはアンテナ素子12、13を設けるが、他方の面には導電体17を設けない場合の電圧定在波比と周波数との間の関係を示す図である。
図2(B)は、プリント基板11の一方の面にアンテナ素子12、13を設け、さらに他方の面に導電体17を設けるが、アンテナ素子12と導電体17とを接続するスルーホール16を設けない場合の電圧定在波比と周波数との間の関係を示す図である。
また、図2(C)は、プリント基板11の一方の面にアンテナ素子12、13を設け、さらに他方の面に導電体17を設け、アンテナ素子12と導電体17とをスルーホール16で接続する場合の電圧定在波比と周波数との間の関係を示す図である。
電圧定在波比が3以下となる帯域に着目すると、図2(C)では、図2(A)、(B)の場合と比べ、ダイポールアンテナの長さが変化した分、帯域が変化する。それだけでなく、図2(C)では、図2(A)、(B)の場合と比べ、帯域幅が広くなる。
そのため、図1に示すプリント基板ダイポールアンテナ10では、1つのダイポールアンテナであるにもかかわらず、複数の周波数で共振することが可能となるという利点がある。
(実施形態2)
図3は、本発明の実施形態2に係るプリント基板ダイポールアンテナ10の第1の構成を示す図である。図3(A)は、プリント基板ダイポールアンテナ10の一方の面を示している。また、図3(B)は、プリント基板ダイポールアンテナ10の他方の面を示している。
図3(A)に示すように、このプリント基板ダイポールアンテナ10では、プリント基板11の一方の面に、アンテナ素子12、13が設けられる。ここで、アンテナ素子12の形状は、2つの短冊状領域が板状領域の両側に付加された形状であり、それら2つの短冊状領域は、他方のアンテナ素子13側に突出している。また、アンテナ素子13の形状は、板状となっている。
そして、アンテナ素子12の短冊状領域の一端は、同軸ケーブル(図示せず)の内部導電体(信号側導電体)が接続される接続部15となっている。また、接続部15に対向するアンテナ素子13の角部は、同軸ケーブルの外部導電体(グランド側導電体)が接続される接続部14となっている。
すなわち、アンテナ素子12、13は、それぞれ、接続部15、14から給電される。そして、アンテナ素子12、13は、上記のような同軸ケーブルを介して、通信機器に接続される。
なお、ここでは、同軸ケーブルの内部導電体を接続部15に接続し、外部導電体を接続部14に接続することとしたが、内部導電体を接続部14に接続し、外部導電体を接続部15に接続することとしてもよい。
また、ここでは、アンテナ素子12、13と通信機器とを同軸ケーブルを介して接続することとしたが、アンテナ素子12、13と通信機器とをマイクロストリップラインやストリップラインを介して接続することとしてもよい。
そして、図3(B)に示すように、プリント基板11のもう一方の面には、導電体17が設けられる。ここで、導電体17の形状は、板状となっている。この導電体17とアンテナ素子12とは、アンテナ素子12の端部に設けられたスルーホール16を介して電気的に接続される。その結果、アンテナ素子12、13と、アンテナ素子12に接続される導電体17とは、非対称のダイポールアンテナを形成する。
図4は、本発明の実施形態2に係るプリント基板ダイポールアンテナ10の第2の構成を示す図である。図4に示したプリント基板ダイポールアンテナ10では、アンテナ素子13の形状が短冊状であることが、図3に示したプリント基板ダイポールアンテナ10と異なる。その他の構成は、図3に示したプリント基板ダイポールアンテナ10と同じである。
また、図5は、本発明の実施形態2に係るプリント基板ダイポールアンテナ10の第3の構成を示す図である。図5に示したプリント基板ダイポールアンテナ10では、短冊状のアンテナ素子13の長手方向の長さが、図4に示したアンテナ素子13に比べて短くなっている。その他の構成は、図4に示したプリント基板ダイポールアンテナ10と同じである。
前述のように、プリント基板の一方の面にアンテナ素子を設け、他方の面に導電体を設け、それらを電気的に接続したダイポールアンテナでは、図13に示したような逆L形状のアンテナ等と比較して、アンテナ素子、および、導電体の形状、配置の自由度が高い。特に、このダイポールアンテナでは、グランドパターンを設ける必要がないので、アンテナ素子および導電体の形状、配置の自由度がさらに高くなる。
そのため、プリント基板の一方の面のアンテナパターンにおいて発生する電界と、他方の面のアンテナパターンで発生する電界との間での電界の強め合い、打ち消し合いを考慮して、柔軟なアンテナ設計が可能となる。その結果、図3〜図5に示したようなアンテナ構成が容易に実現され、電波の指向性や強度を所望のものに設定することができる。
また、これらのプリント基板ダイポールアンテナ10でも、小型でありながら、広い帯域で共振することができる。図6は、電圧定在波比と周波数との関係を示す図である。
ここで、図6(A)は、図3に示したプリント基板ダイポールアンテナ10における電圧定在波比と周波数との関係を示す図である。図6(B)は、図4に示したプリント基板ダイポールアンテナ10における電圧定在波比と周波数との関係を示す図である。図6(C)は、図5に示したプリント基板ダイポールアンテナ10における電圧定在波比と周波数との関係を示す図である。
いずれの場合も、電圧定在波比が2以下となる帯域が複数観測される。すなわち、図3〜5のようなプリント基板ダイポールアンテナ10であっても、複数の周波数で共振することが可能となる。
また、図7は、本発明の実施形態2に係るプリント基板ダイポールアンテナ10の第4の構成を示す図である。図8は、本発明の実施形態2に係るプリント基板ダイポールアンテナ10の第5の構成を示す図である。図9は、本発明の実施形態2に係るプリント基板ダイポールアンテナ10の第6の構成を示す図である。
ここで、図7に示したプリント基板ダイポールアンテナ10では、プリント基板11の長手方向における導電体17の長さが、図3に示した導電体17に比べて短くなっている。その他の構成は、図3に示したプリント基板ダイポールアンテナ10と同じである。
また、図8に示したプリント基板ダイポールアンテナ10では、プリント基板11の長手方向における導電体17の長さが、図4に示した導電体17よりも短くなっている。その他の構成は、図4に示したプリント基板ダイポールアンテナ10と同じである。
また、図9に示したプリント基板ダイポールアンテナ10では、プリント基板11の長手方向における導電体17の長さが、図5に示した導電体17よりも短くなっている。その他の構成は、図5に示したプリント基板ダイポールアンテナ10と同じである。
前述のように、プリント基板の一方の面にアンテナ素子を設け、他方の面に導電体を設け、それらをスルーホールで電気的に接続したダイポールアンテナでは、図13に示したような逆L形状のアンテナ等と比較して、アンテナ素子、および、導電体の形状、配置の自由度が高い。特に、このダイポールアンテナでは、グランドパターンを設ける必要がないので、アンテナ素子および導電体の形状、配置の自由度がさらに高くなる。
そのため、プリント基板の一方の面のアンテナパターンにおいて発生する電界と、他方の面のアンテナパターンで発生する電界との間での電界の強め合い、打ち消し合いを考慮して、柔軟なアンテナ設計が可能となる。その結果、図7〜図9に示したようなアンテナ構成が容易に実現され、指向性等の特性を所望のものに設定することができる。
また、これらのプリント基板ダイポールアンテナ10でも、小型でありながら、広い帯域で共振することができる。図10は、電圧定在波比と周波数との関係を示す図である。
ここで、図10(A)は、図7に示したプリント基板ダイポールアンテナ10における電圧定在波比と周波数との関係を示す図である。図10(B)は、図8に示したプリント基板ダイポールアンテナ10における電圧定在波比と周波数との関係を示す図である。図10(C)は、図9に示したプリント基板ダイポールアンテナ10における電圧定在波比と周波数との関係を示す図である。
いずれの場合も、電圧定在波比が2以下となる帯域が複数生じる。すなわち、図7〜9のプリント基板ダイポールアンテナ10であっても、複数の周波数で共振することが可能となる。
(実施形態3)
図11は、本発明の実施形態3に係るプリント基板ダイポールアンテナ10の構成を示す図である。図11(A)は、プリント基板ダイポールアンテナ10の一方の面を示している。また、図11(B)は、プリント基板ダイポールアンテナ10の他方の面を示している。
図11(A)に示すように、このプリント基板ダイポールアンテナ10では、プリント基板11の一方の面に、アンテナ素子12、13が設けられる。ここで、アンテナ素子12の形状は、U字状となっており、アンテナ素子13の形状は、短冊状となっている。
アンテナ素子12の一端には、導電体19aが接続される。そして、導電体19aには、コネクタ19を介して、同軸ケーブル(図示せず)の内部導電体(信号側導電体)が接続される。
また、図11(B)に示すように、プリント基板11のもう一方の面には、導電体17、18が設けられる。ここで、導電体17、18の形状は、板状となっている。そして、導電体18の角部には、コネクタ19の端子19bを介して、同軸ケーブルの外部導電体(グランド側導電体)が接続される。
なお、ここでは、同軸ケーブルの内部導電体を導電体19aに接続し、外部導電体を導電体18に接続することとしたが、内部導電体を導電体18に接続し、外部導電体を導電体19aに接続することとしてもよい。
さらに、アンテナ素子12と導電体17とは、アンテナ素子12の端部に設けられたスルーホール16を介して電気的に接続される。また、アンテナ素子13と導電体18とは、アンテナ素子13の端部に設けられたスルーホール20を介して電気的に接続される。
すなわち、アンテナ素子12、13は、それぞれ、接続部15、スルーホール20から給電される。そして、アンテナ素子12、13は、上記のような同軸ケーブルを介して、通信機器に接続される。
ここで、アンテナ素子12、13、アンテナ素子12に接続される導電体17、および、アンテナ素子13に接続される導電体18は、非対称のダイポールアンテナを形成する。
前述のように、プリント基板の一方の面にアンテナ素子を設け、他方の面に導電体を設け、それらを電気的に接続したダイポールアンテナでは、図13に示したような逆L形状のアンテナ等と比較して、アンテナ素子、および、導電体の形状、配置の自由度が高い。
そのため、プリント基板の一方の面のアンテナパターンにおいて発生する電界と、他方の面のアンテナパターンで発生する電界との間での電界の強め合い、打ち消し合いを考慮して、柔軟なアンテナ設計が可能となる。その結果、図11に示したようなアンテナ構成が容易に実現され、指向性等の特性を所望のものに設定することができる。
また、このプリント基板ダイポールアンテナ10でも、実施形態1、2で説明したプリント基板ダイポールアンテナ10と同様に、小型でありながら、広い帯域で共振することができる。
(変形例)
上記実施形態1〜3においては、スルーホール16を介して、アンテナ素子12と導電体17とを電気的に接続し、さらに実施形態3においては、スルーホール20を介して、アンテナ素子13と導電体18とを電気的に接続することとした。
しかし、これら各部材の接続方法は、スルーホール16、20を用いるものに限定されず、それ以外の方法であってもよい。図12は、アンテナ素子12と導電体17を電気的に接続する他の方法について説明する図である。
図12には、プリント基板ダイポールアンテナ10におけるプリント基板11、アンテナ素子12、導電体17が示されている。そして、この例では、プリント基板11の側面を回り込むように配置される導電体21を用いて、アンテナ素子12と導電体17とが電気的に接続される。その結果、アンテナ素子12、13と、アンテナ素子12に接続される導電体17とは、非対称のダイポールアンテナを形成する。
なお、ここでは、アンテナ素子12と導電体17との接続を例に挙げたが、図11に示したアンテナ素子13と導電体18との接続も、プリント基板11の側面を回り込むように配置される導電体21を用いて行うことができる。
また、上記実施形態1〜3においては、プリント基板11が1つだけの場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、実施形態1〜3で説明したようなプリント基板11に、1つ以上の別のプリント基板が積層されてもよい。
積層されるプリント基板の少なくとも一方の面には導電体が備えられ、その導電体と、実施形態1〜3で説明したようなプリント基板11のアンテナ素子12、および、導電体17とが、スルーホールや上記導電体21を介して電気的に接続される。そして、電気的に接続された各部材は、非対称のダイポールアンテナを形成する。
前述のように、プリント基板の一方の面にアンテナ素子を設け、他方の面に導電体を設け、それらを電気的に接続したダイポールアンテナでは、図13に示したような逆L形状のアンテナ等と比較して、アンテナ素子、および、導電体の形状、配置の自由度が高い。このことは、少なくとも一方の面に導電体を有する1つ以上の別のプリント基板がさらに積層された場合も同様である。
そのため、プリント基板の各面のアンテナパターンにおいて発生する電界間での電界の強め合い、打ち消し合いを考慮して、柔軟なアンテナ設計が可能となる。その結果、指向性等の特性が所望のものに設定されたアンテナ構成が容易に実現される。
また、このようなプリント基板ダイポールアンテナ10でも、実施形態1〜3に示したプリント基板ダイポールアンテナ10と同様に、小型でありながら、広い帯域で共振することができる。
本発明にかかるプリント基板ダイポールアンテナは、小型化、薄型化が求められる通信機器に用いるのに好適である。
1,11 プリント基板
2,3 グランドパターン
2a,3a,6a,7a,16,20 スルーホール
4 給電点
5 逆F形状アンテナパターン
6,7 逆L形状アンテナパターン
10 プリント基板ダイポールアンテナ
12,13 アンテナ素子
14,15 接続部
17,18,19a,21 導電体
19 コネクタ
19b 端子

Claims (7)

  1. プリント基板と、
    第1のアンテナ素子および第2のアンテナ素子からなり、前記プリント基板の第1の面に設けられるダイポールアンテナと、
    前記プリント基板の第2の面に設けられる導電体と、
    前記第1のアンテナ素子の一部と前記導電体の一部との間に形成され、前記第1のアンテナ素子と前記導電体とを電気的に接続する接続部と、
    を具備するプリント基板ダイポールアンテナ。
  2. 前記第1のアンテナ素子の形状はS字状である、請求項1に記載のプリント基板ダイポールアンテナ。
  3. 前記第1のアンテナ素子の形状は、2つの短冊状領域が板状領域の両側に付加された形状であり、前記2つの短冊状領域は前記第2のアンテナ素子側に突出している、請求項1に記載のプリント基板ダイポールアンテナ。
  4. 前記プリント基板の前記第2の面に前記導電体と間隔を空けて別の導電体が設けられ、該別の導電体と前記ダイポールアンテナの前記第2のアンテナ素子とが電気的に接続される、請求項1に記載のプリント基板ダイポールアンテナ。
  5. 前記第1のアンテナ素子の一部は、該第1のアンテナ素子の2つの端部のうち、給電がなされる端部と反対側の端部である、請求項1から4のいずれか1項に記載のプリント基板ダイポールアンテナ。
  6. 前記プリント基板に、少なくとも一方の面に導電体を有する1つ以上の別のプリント基板が積層され、該別のプリント基板の少なくとも一方の面に設けられた導電体と、前記第1のアンテナ素子とが電気的に接続される、請求項1から5のいずれか1項に記載のプリント基板ダイポールアンテナ。
  7. 前記接続部は、スルーホールである、請求項1から6のいずれか1項に記載のプリント基板ダイポールアンテナ。
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