JP2003156977A - 画像形成装置、及び、コンピュータシステム - Google Patents
画像形成装置、及び、コンピュータシステムInfo
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- Fixing For Electrophotography (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 万一帯電器に異常が生じた場合に、簡易な構
成でもって対処することの可能な画像形成装置等を実現
する。 【解決手段】 感光体を帯電するための帯電器と、前記
感光体に形成された潜像を現像するための現像器と、前
記帯電器及び前記現像器の動作指令を発する動作指令手
段と、前記動作指令手段からの動作指令に基づいて、前
記帯電器に印加された電圧を検知しつつ該帯電器に印加
する電圧を定電圧制御する帯電電圧制御手段と、前記動
作指令手段からの動作指令に基づいて前記現像器へ供給
する直流電圧及び交流電圧を制御する現像電圧制御手段
と、を有し、前記帯電電圧制御手段は、前記帯電器に流
入した電流が異常であることを検知した際には、前記帯
電器への電圧の印加を停止し、且つ、前記現像電圧制御
手段に対して、前記現像器への交流電圧の印加を停止さ
せるための信号を出力する。
成でもって対処することの可能な画像形成装置等を実現
する。 【解決手段】 感光体を帯電するための帯電器と、前記
感光体に形成された潜像を現像するための現像器と、前
記帯電器及び前記現像器の動作指令を発する動作指令手
段と、前記動作指令手段からの動作指令に基づいて、前
記帯電器に印加された電圧を検知しつつ該帯電器に印加
する電圧を定電圧制御する帯電電圧制御手段と、前記動
作指令手段からの動作指令に基づいて前記現像器へ供給
する直流電圧及び交流電圧を制御する現像電圧制御手段
と、を有し、前記帯電電圧制御手段は、前記帯電器に流
入した電流が異常であることを検知した際には、前記帯
電器への電圧の印加を停止し、且つ、前記現像電圧制御
手段に対して、前記現像器への交流電圧の印加を停止さ
せるための信号を出力する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタ、複写機
およびファクシミリ装置などの画像形成装置、及び、コ
ンピュータシステムに関する。
およびファクシミリ装置などの画像形成装置、及び、コ
ンピュータシステムに関する。
【0002】特に、感光体を帯電するための帯電器と、
前記感光体に形成された潜像を現像するための現像器
と、前記帯電器及び前記現像器の動作指令を発する動作
指令手段と、前記動作指令手段からの動作指令に基づい
て、電流を検知しつつ前記帯電器に供給する電圧を制御
する帯電電圧制御手段と、前記動作指令手段からの動作
指令に基づいて前記現像器へ供給する直流電圧及び交流
電圧を制御する現像電圧制御手段とを有する画像形成装
置、感光体を帯電するための帯電器と、前記感光体に形
成された潜像を現像するための現像器と、前記帯電器及
び前記現像器の動作指令を発する動作指令手段と、前記
動作指令手段からの動作指令に基づいて、前記帯電器に
印加された電圧を検知しつつ前記帯電器に供給する電流
を制御する帯電電流制御手段と、前記動作指令手段から
の動作指令に基づいて前記現像器へ供給する直流電圧及
び交流電圧を制御する現像電圧制御手段とを有する画像
形成装置、及び、コンピュータシステムに関する。
前記感光体に形成された潜像を現像するための現像器
と、前記帯電器及び前記現像器の動作指令を発する動作
指令手段と、前記動作指令手段からの動作指令に基づい
て、電流を検知しつつ前記帯電器に供給する電圧を制御
する帯電電圧制御手段と、前記動作指令手段からの動作
指令に基づいて前記現像器へ供給する直流電圧及び交流
電圧を制御する現像電圧制御手段とを有する画像形成装
置、感光体を帯電するための帯電器と、前記感光体に形
成された潜像を現像するための現像器と、前記帯電器及
び前記現像器の動作指令を発する動作指令手段と、前記
動作指令手段からの動作指令に基づいて、前記帯電器に
印加された電圧を検知しつつ前記帯電器に供給する電流
を制御する帯電電流制御手段と、前記動作指令手段から
の動作指令に基づいて前記現像器へ供給する直流電圧及
び交流電圧を制御する現像電圧制御手段とを有する画像
形成装置、及び、コンピュータシステムに関する。
【0003】
【従来の技術】前述した画像形成装置には各種の方式、
構成のものが存在するが、どのような方式、構成を採用
するにしても、画像形成装置の信頼性を向上させること
は重要な課題である。
構成のものが存在するが、どのような方式、構成を採用
するにしても、画像形成装置の信頼性を向上させること
は重要な課題である。
【0004】ここで、画像形成装置として、感光体を帯
電するための帯電器と、前記感光体に形成された潜像を
現像するための現像器と、前記帯電器及び前記現像器の
動作指令を発する動作指令手段と、前記動作指令手段か
らの動作指令に基づいて、前記帯電器に印加された電圧
(電流)を検知しつつ該帯電器に印加する電圧(電流)
を定電圧(電流)制御する帯電電圧(電流)制御手段
と、前記動作指令手段からの動作指令に基づいて前記現
像器へ供給する直流電圧及び交流電圧を制御する現像電
圧制御手段と、を有する画像形成装置が存在する。そし
て、画像形成装置の構成要素である、帯電器、現像器等
は、それぞれ高信頼性を維持すべく検討開発がなされて
いる。
電するための帯電器と、前記感光体に形成された潜像を
現像するための現像器と、前記帯電器及び前記現像器の
動作指令を発する動作指令手段と、前記動作指令手段か
らの動作指令に基づいて、前記帯電器に印加された電圧
(電流)を検知しつつ該帯電器に印加する電圧(電流)
を定電圧(電流)制御する帯電電圧(電流)制御手段
と、前記動作指令手段からの動作指令に基づいて前記現
像器へ供給する直流電圧及び交流電圧を制御する現像電
圧制御手段と、を有する画像形成装置が存在する。そし
て、画像形成装置の構成要素である、帯電器、現像器等
は、それぞれ高信頼性を維持すべく検討開発がなされて
いる。
【0005】しかしながら、装置である以上、各構成要
素に異常が生じる可能性が全くないとは断言できない。
素に異常が生じる可能性が全くないとは断言できない。
【0006】例えば、帯電器に異常が生じた場合に対処
すべく、前記帯電電圧(電流)制御手段が前記帯電器に
印加される電圧(電流)の異常を検知した際に、この情
報を前記動作指令手段に送信し、該動作指令手段から、
帯電器及び現像器に対して動作停止の指令を発する構成
も考えられる。
すべく、前記帯電電圧(電流)制御手段が前記帯電器に
印加される電圧(電流)の異常を検知した際に、この情
報を前記動作指令手段に送信し、該動作指令手段から、
帯電器及び現像器に対して動作停止の指令を発する構成
も考えられる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような構
成では、動作指令手段に帯電器異常処理のためのプログ
ラム等を組み込まなければならず、動作指令手段の構
成、処理等が複雑化してしまう。
成では、動作指令手段に帯電器異常処理のためのプログ
ラム等を組み込まなければならず、動作指令手段の構
成、処理等が複雑化してしまう。
【0008】本発明は、かかる課題に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、万一帯電器に異常
が生じた場合に、簡易な構成でもって対処することの可
能な画像形成装置、及び、コンピュータシステムを実現
することにある。
のであり、その目的とするところは、万一帯電器に異常
が生じた場合に、簡易な構成でもって対処することの可
能な画像形成装置、及び、コンピュータシステムを実現
することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、主たる本発明は、感光体を帯電するための帯電器
と、前記感光体に形成された潜像を現像するための現像
器と、前記帯電器及び前記現像器の動作指令を発する動
作指令手段と、前記動作指令手段からの動作指令に基づ
いて、前記帯電器に印加された電圧を検知しつつ該帯電
器に印加する電圧を定電圧制御する帯電電圧制御手段
と、前記動作指令手段からの動作指令に基づいて前記現
像器へ供給する直流電圧及び交流電圧を制御する現像電
圧制御手段と、を有する画像形成装置において、前記帯
電電圧制御手段は、前記帯電器に流入した電流の値が異
常であることを検知した際には、前記帯電器への電圧の
印加を停止し、且つ、前記現像電圧制御手段に対して、
前記現像器への交流電圧の印加を停止させるための信号
を出力することを特徴とする画像形成装置である。
に、主たる本発明は、感光体を帯電するための帯電器
と、前記感光体に形成された潜像を現像するための現像
器と、前記帯電器及び前記現像器の動作指令を発する動
作指令手段と、前記動作指令手段からの動作指令に基づ
いて、前記帯電器に印加された電圧を検知しつつ該帯電
器に印加する電圧を定電圧制御する帯電電圧制御手段
と、前記動作指令手段からの動作指令に基づいて前記現
像器へ供給する直流電圧及び交流電圧を制御する現像電
圧制御手段と、を有する画像形成装置において、前記帯
電電圧制御手段は、前記帯電器に流入した電流の値が異
常であることを検知した際には、前記帯電器への電圧の
印加を停止し、且つ、前記現像電圧制御手段に対して、
前記現像器への交流電圧の印加を停止させるための信号
を出力することを特徴とする画像形成装置である。
【0010】また、他の主たる本発明は、感光体を帯電
するための帯電器と、前記感光体に形成された潜像を現
像するための現像器と、前記帯電器及び前記現像器の動
作指令を発する動作指令手段と、前記動作指令手段から
の動作指令に基づいて、前記帯電器に流れる電流を検知
しつつ前記帯電器に供給する電流を定電流制御する帯電
電流制御手段と、前記動作指令手段からの動作指令に基
づいて前記現像器へ供給する直流電圧及び交流電圧を制
御する現像電圧制御手段と、を有する画像形成装置にお
いて、前記帯電電流制御手段は、前記帯電器に印加され
る電圧の値が異常であることを検知した際には、前記帯
電器への電流の供給を停止し、且つ、前記現像電圧制御
手段に対して、前記現像器への交流電圧の供給を停止さ
せるための信号を出力することを特徴とする画像形成装
置である。
するための帯電器と、前記感光体に形成された潜像を現
像するための現像器と、前記帯電器及び前記現像器の動
作指令を発する動作指令手段と、前記動作指令手段から
の動作指令に基づいて、前記帯電器に流れる電流を検知
しつつ前記帯電器に供給する電流を定電流制御する帯電
電流制御手段と、前記動作指令手段からの動作指令に基
づいて前記現像器へ供給する直流電圧及び交流電圧を制
御する現像電圧制御手段と、を有する画像形成装置にお
いて、前記帯電電流制御手段は、前記帯電器に印加され
る電圧の値が異常であることを検知した際には、前記帯
電器への電流の供給を停止し、且つ、前記現像電圧制御
手段に対して、前記現像器への交流電圧の供給を停止さ
せるための信号を出力することを特徴とする画像形成装
置である。
【0011】本発明の他の特徴については、添付図面及
び以下の記載により明らかにする。
び以下の記載により明らかにする。
【0012】
【発明の実施の形態】===開示の概要===
本明細書における発明の詳細な説明の項の記載により、
少なくとも次のことが明らかにされる。
少なくとも次のことが明らかにされる。
【0013】感光体を帯電するための帯電器と、前記感
光体に形成された潜像を現像するための現像器と、前記
帯電器及び前記現像器の動作指令を発する動作指令手段
と、前記動作指令手段からの動作指令に基づいて、前記
帯電器に印加された電圧を検知しつつ該帯電器に印加す
る電圧を定電圧制御する帯電電圧制御手段と、前記動作
指令手段からの動作指令に基づいて前記現像器へ供給す
る直流電圧及び交流電圧を制御する現像電圧制御手段
と、を有する画像形成装置において、前記帯電電圧制御
手段は、前記帯電器に流入した電流の値が異常であるこ
とを検知した際には、前記帯電器への電圧の印加を停止
し、且つ、前記現像電圧制御手段に対して、前記現像器
への交流電圧の印加を停止させるための信号を出力する
ことを特徴とする画像形成装置。
光体に形成された潜像を現像するための現像器と、前記
帯電器及び前記現像器の動作指令を発する動作指令手段
と、前記動作指令手段からの動作指令に基づいて、前記
帯電器に印加された電圧を検知しつつ該帯電器に印加す
る電圧を定電圧制御する帯電電圧制御手段と、前記動作
指令手段からの動作指令に基づいて前記現像器へ供給す
る直流電圧及び交流電圧を制御する現像電圧制御手段
と、を有する画像形成装置において、前記帯電電圧制御
手段は、前記帯電器に流入した電流の値が異常であるこ
とを検知した際には、前記帯電器への電圧の印加を停止
し、且つ、前記現像電圧制御手段に対して、前記現像器
への交流電圧の印加を停止させるための信号を出力する
ことを特徴とする画像形成装置。
【0014】かかる画像形成装置によれば、前記帯電電
圧制御手段は、前記帯電器に流入した電流の値が異常で
あることを検知した際には、前記帯電器への電圧の印加
を停止し、且つ、前記現像電圧制御手段に対して、前記
現像器への交流電圧の印加を停止させるための信号を出
力するから、感光体は帯電されず、しかも、現像器によ
る現像動作も行われない。したがって、画像形成装置か
らは画像の形成されていない紙等が排出されるため、こ
れにより、ユーザは異常が発生したことを認識すること
が可能となる。しかも、このような異常処理が、前記動
作指令手段からの動作指令に基づいて、前記帯電器に印
加された電圧を検知しつつ該帯電器に印加する電圧を定
電圧制御する帯電電圧制御手段によってなされるため、
前記帯電器及び前記現像器の動作指令を発する動作指令
手段の構成、処理を簡略化でき、装置全体として、簡易
な構成で、帯電異常処理をすることが可能となる。
圧制御手段は、前記帯電器に流入した電流の値が異常で
あることを検知した際には、前記帯電器への電圧の印加
を停止し、且つ、前記現像電圧制御手段に対して、前記
現像器への交流電圧の印加を停止させるための信号を出
力するから、感光体は帯電されず、しかも、現像器によ
る現像動作も行われない。したがって、画像形成装置か
らは画像の形成されていない紙等が排出されるため、こ
れにより、ユーザは異常が発生したことを認識すること
が可能となる。しかも、このような異常処理が、前記動
作指令手段からの動作指令に基づいて、前記帯電器に印
加された電圧を検知しつつ該帯電器に印加する電圧を定
電圧制御する帯電電圧制御手段によってなされるため、
前記帯電器及び前記現像器の動作指令を発する動作指令
手段の構成、処理を簡略化でき、装置全体として、簡易
な構成で、帯電異常処理をすることが可能となる。
【0015】また、かかる画像形成装置において、前記
帯電電圧制御手段は、前記帯電器に流入した電流の値が
異常であることを検知した際には、前記現像電圧制御手
段に対して、前記現像器への交流電圧の供給を停止させ
るための信号を出力し、前記現像器への直流電圧の供給
を停止させるための信号は出力しないことを特徴とする
画像形成装置。
帯電電圧制御手段は、前記帯電器に流入した電流の値が
異常であることを検知した際には、前記現像電圧制御手
段に対して、前記現像器への交流電圧の供給を停止させ
るための信号を出力し、前記現像器への直流電圧の供給
を停止させるための信号は出力しないことを特徴とする
画像形成装置。
【0016】かかる画像形成装置によれば、前記帯電電
圧制御手段は、前記帯電器に流入した電流の値が異常で
あることを検知した際には、前記現像電圧制御手段に対
して、前記現像器への交流電圧の供給を停止させるため
の信号を出力し、前記現像器への直流電圧の供給を停止
させるための信号は出力しないから、帯電器に異常が生
じた場合と、現像器自体に異常が生じた場合とを明確に
区別することが可能となる。
圧制御手段は、前記帯電器に流入した電流の値が異常で
あることを検知した際には、前記現像電圧制御手段に対
して、前記現像器への交流電圧の供給を停止させるため
の信号を出力し、前記現像器への直流電圧の供給を停止
させるための信号は出力しないから、帯電器に異常が生
じた場合と、現像器自体に異常が生じた場合とを明確に
区別することが可能となる。
【0017】また、かかる画像形成装置において、前記
帯電電圧制御手段は、前記帯電器に流入した電流の値が
所定値より大きくなった回数をカウントするためのカウ
ント手段を有し、該カウント手段によるカウント値が所
定回数に達した際に、前記帯電器に流入した電流の値が
異常であるとすることを特徴とする画像形成装置。
帯電電圧制御手段は、前記帯電器に流入した電流の値が
所定値より大きくなった回数をカウントするためのカウ
ント手段を有し、該カウント手段によるカウント値が所
定回数に達した際に、前記帯電器に流入した電流の値が
異常であるとすることを特徴とする画像形成装置。
【0018】かかる画像形成装置によれば、前記帯電電
圧制御手段は、前記帯電器に流入した電流の値が所定値
より大きくなった回数をカウントするためのカウント手
段を有し、該カウント手段によるカウント値が所定回数
に達した際に、前記帯電器に印加された電圧が異常であ
るとするから、正常動作の範囲内で電圧値が数回程度小
さくなっても異常処理が実行されることはない。
圧制御手段は、前記帯電器に流入した電流の値が所定値
より大きくなった回数をカウントするためのカウント手
段を有し、該カウント手段によるカウント値が所定回数
に達した際に、前記帯電器に印加された電圧が異常であ
るとするから、正常動作の範囲内で電圧値が数回程度小
さくなっても異常処理が実行されることはない。
【0019】また、かかる画像形成装置において、前記
カウント手段によるカウント値は、所定時間毎にリセッ
トされることを特徴とする画像形成装置。
カウント手段によるカウント値は、所定時間毎にリセッ
トされることを特徴とする画像形成装置。
【0020】かかる画像形成装置によれば、前記カウン
ト手段によるカウント値は、所定時間毎にリセットされ
るから、正常動作の範囲内で電流値が数回程度大きくな
る現象が累積した結果以上処理がなされてしまう、とい
う現象の発生を防止することが可能となる。
ト手段によるカウント値は、所定時間毎にリセットされ
るから、正常動作の範囲内で電流値が数回程度大きくな
る現象が累積した結果以上処理がなされてしまう、とい
う現象の発生を防止することが可能となる。
【0021】また、かかる画像形成装置において、前記
カウント手段によるカウント値が所定回数に達したこと
を情報として一時的に保持する一時保持手段と、開閉可
能なカバー部とを有し、前記一時保持手段に保持された
前記情報は、前記カバーの開閉動作によって初期化され
ることを特徴とする画像形成装置。
カウント手段によるカウント値が所定回数に達したこと
を情報として一時的に保持する一時保持手段と、開閉可
能なカバー部とを有し、前記一時保持手段に保持された
前記情報は、前記カバーの開閉動作によって初期化され
ることを特徴とする画像形成装置。
【0022】かかる画像形成装置によれば、前記カウン
ト手段によるカウント値が所定回数に達したことを情報
として一時的に保持する一時保持手段と、開閉可能なカ
バー部とを有し、前記一時保持手段に保持された前記情
報は、前記カバーの開閉動作によって初期化されるか
ら、ユーザ等がカバー部を開いて帯電異常の原因を除去
した後にカバーを閉じることによって、自動的に、前記
一時保持手段を初期化することが可能となり、メンテナ
ンス性が向上する。
ト手段によるカウント値が所定回数に達したことを情報
として一時的に保持する一時保持手段と、開閉可能なカ
バー部とを有し、前記一時保持手段に保持された前記情
報は、前記カバーの開閉動作によって初期化されるか
ら、ユーザ等がカバー部を開いて帯電異常の原因を除去
した後にカバーを閉じることによって、自動的に、前記
一時保持手段を初期化することが可能となり、メンテナ
ンス性が向上する。
【0023】また、かかる画像形成装置において、記録
媒体に付着した現像剤をオイル供給無しで定着するため
のオイルレス定着手段を有していることを特徴とする画
像形成装置。
媒体に付着した現像剤をオイル供給無しで定着するため
のオイルレス定着手段を有していることを特徴とする画
像形成装置。
【0024】用紙等の記録媒体に付着した現像剤をオイ
ル供給無しで定着するためのオイルレス定着手段を有し
ている場合、定着器の剥離能力が低いから、用紙に大量
の現像剤が付着すると定着器に用紙が巻き付くおそれが
あり、巻き付いた用紙を取り除く際に、定着器を痛める
可能性がある。しかしながら、本画像形成装置によれ
ば、前記帯電電圧制御手段は、前記帯電器に流入した電
流の値が異常であることを検知した際には、前記帯電器
への電圧の印加を停止し、且つ、前記現像電圧制御手段
に対して、前記現像器への交流電圧の印加を停止させる
ための信号を出力するから、感光体は帯電されず、しか
も、現像器による現像動作も行われない。したがって、
定着器に対する用紙の巻き付きが防止され、その結果、
定着器が損傷するおそれがなくなる。
ル供給無しで定着するためのオイルレス定着手段を有し
ている場合、定着器の剥離能力が低いから、用紙に大量
の現像剤が付着すると定着器に用紙が巻き付くおそれが
あり、巻き付いた用紙を取り除く際に、定着器を痛める
可能性がある。しかしながら、本画像形成装置によれ
ば、前記帯電電圧制御手段は、前記帯電器に流入した電
流の値が異常であることを検知した際には、前記帯電器
への電圧の印加を停止し、且つ、前記現像電圧制御手段
に対して、前記現像器への交流電圧の印加を停止させる
ための信号を出力するから、感光体は帯電されず、しか
も、現像器による現像動作も行われない。したがって、
定着器に対する用紙の巻き付きが防止され、その結果、
定着器が損傷するおそれがなくなる。
【0025】また、感光体を帯電するための帯電器と、
前記感光体に形成された潜像を現像するための現像器
と、前記帯電器及び前記現像器の動作指令を発する動作
指令手段と、前記動作指令手段からの動作指令に基づい
て、前記帯電器に流れる電流を検知しつつ前記帯電器に
供給する電流を定電流制御する帯電電流制御手段と、前
記動作指令手段からの動作指令に基づいて前記現像器へ
供給する直流電圧及び交流電圧を制御する現像電圧制御
手段と、を有する画像形成装置において、前記帯電電流
制御手段は、前記帯電器に印加された電圧の値が異常で
あることを検知した際には、前記帯電器への電流の供給
を停止し、且つ、前記現像電圧制御手段に対して、前記
現像器への交流電圧の供給を停止させるための信号を出
力することを特徴とする画像形成装置。
前記感光体に形成された潜像を現像するための現像器
と、前記帯電器及び前記現像器の動作指令を発する動作
指令手段と、前記動作指令手段からの動作指令に基づい
て、前記帯電器に流れる電流を検知しつつ前記帯電器に
供給する電流を定電流制御する帯電電流制御手段と、前
記動作指令手段からの動作指令に基づいて前記現像器へ
供給する直流電圧及び交流電圧を制御する現像電圧制御
手段と、を有する画像形成装置において、前記帯電電流
制御手段は、前記帯電器に印加された電圧の値が異常で
あることを検知した際には、前記帯電器への電流の供給
を停止し、且つ、前記現像電圧制御手段に対して、前記
現像器への交流電圧の供給を停止させるための信号を出
力することを特徴とする画像形成装置。
【0026】かかる画像形成装置によれば、前記帯電電
流制御手段は、前記帯電器に印加された電圧の値が異常
であることを検知した際には、前記帯電器への電流の供
給を停止し、且つ、前記現像電圧制御手段に対して、前
記現像器への交流電圧の供給を停止させるための信号を
出力するから、感光体は帯電されず、しかも、現像器に
よる現像動作も行われない。したがって、画像形成装置
からは画像の形成されていない紙等が排出されるため、
これにより、ユーザは異常が発生したことを認識するこ
とが可能となる。しかも、このような異常処理が、前記
動作指令手段からの動作指令に基づいて、前記帯電器に
流れる電流を検知しつつ前記帯電器に供給する電流を定
電流制御する帯電電流制御手段によってなされるため、
前記帯電器及び前記現像器の動作指令を発する動作指令
手段の構成、処理を簡略化でき、装置全体として、簡易
な構成で、帯電異常処理をすることが可能となる。
流制御手段は、前記帯電器に印加された電圧の値が異常
であることを検知した際には、前記帯電器への電流の供
給を停止し、且つ、前記現像電圧制御手段に対して、前
記現像器への交流電圧の供給を停止させるための信号を
出力するから、感光体は帯電されず、しかも、現像器に
よる現像動作も行われない。したがって、画像形成装置
からは画像の形成されていない紙等が排出されるため、
これにより、ユーザは異常が発生したことを認識するこ
とが可能となる。しかも、このような異常処理が、前記
動作指令手段からの動作指令に基づいて、前記帯電器に
流れる電流を検知しつつ前記帯電器に供給する電流を定
電流制御する帯電電流制御手段によってなされるため、
前記帯電器及び前記現像器の動作指令を発する動作指令
手段の構成、処理を簡略化でき、装置全体として、簡易
な構成で、帯電異常処理をすることが可能となる。
【0027】また、かかる画像形成装置において、前記
帯電電流制御手段は、前記帯電器に印加された電圧の値
が異常であることを検知した際には、前記現像電圧制御
手段に対して、前記現像器への交流電圧の供給を停止さ
せるための信号を出力し、前記現像器への直流電圧の供
給を停止させるための信号は出力しないことを特徴とす
る画像形成装置。
帯電電流制御手段は、前記帯電器に印加された電圧の値
が異常であることを検知した際には、前記現像電圧制御
手段に対して、前記現像器への交流電圧の供給を停止さ
せるための信号を出力し、前記現像器への直流電圧の供
給を停止させるための信号は出力しないことを特徴とす
る画像形成装置。
【0028】かかる画像形成装置によれば、前記帯電電
流制御手段は、前記帯電器に印加された電圧の値が異常
であることを検知した際には、前記現像電圧制御手段に
対して、前記現像器への交流電圧の供給を停止させるた
めの信号を出力し、前記現像器への直流電圧の供給を停
止させるための信号は出力しないから、帯電器に異常が
生じた場合と、現像器自体に異常が生じた場合とを明確
に区別することが可能となる。
流制御手段は、前記帯電器に印加された電圧の値が異常
であることを検知した際には、前記現像電圧制御手段に
対して、前記現像器への交流電圧の供給を停止させるた
めの信号を出力し、前記現像器への直流電圧の供給を停
止させるための信号は出力しないから、帯電器に異常が
生じた場合と、現像器自体に異常が生じた場合とを明確
に区別することが可能となる。
【0029】また、かかる画像形成装置において、前記
帯電電流制御手段は、前記帯電器に印加された電圧の値
が所定値より小さくなった回数をカウントするためのカ
ウント手段を有し、該カウント手段によるカウント値が
所定回数に達した際に、前記帯電器に流れる電流が異常
であるとすることを特徴とする画像形成装置。
帯電電流制御手段は、前記帯電器に印加された電圧の値
が所定値より小さくなった回数をカウントするためのカ
ウント手段を有し、該カウント手段によるカウント値が
所定回数に達した際に、前記帯電器に流れる電流が異常
であるとすることを特徴とする画像形成装置。
【0030】かかる画像形成装置によれば、前記帯電電
流制御手段は、前記帯電器に印加された電圧の値が所定
値より小さくなった回数をカウントするためのカウント
手段を有し、該カウント手段によるカウント値が所定回
数に達した際に、前記帯電器に流れる電流が異常である
とするから、正常動作の範囲内で電圧値が数回程度小さ
くなっても異常処理が実行されることはない。
流制御手段は、前記帯電器に印加された電圧の値が所定
値より小さくなった回数をカウントするためのカウント
手段を有し、該カウント手段によるカウント値が所定回
数に達した際に、前記帯電器に流れる電流が異常である
とするから、正常動作の範囲内で電圧値が数回程度小さ
くなっても異常処理が実行されることはない。
【0031】また、かかる画像形成装置において、前記
カウント手段によるカウント値は、所定時間毎にリセッ
トされることを特徴とする画像形成装置。
カウント手段によるカウント値は、所定時間毎にリセッ
トされることを特徴とする画像形成装置。
【0032】かかる画像形成装置によれば、前記カウン
ト手段によるカウント値は、所定時間毎にリセットされ
るから、正常動作の範囲内で電圧値が数回程度小さくな
る現象が累積した結果以上処理がなされてしまう、とい
う現象の発生を防止することが可能となる。
ト手段によるカウント値は、所定時間毎にリセットされ
るから、正常動作の範囲内で電圧値が数回程度小さくな
る現象が累積した結果以上処理がなされてしまう、とい
う現象の発生を防止することが可能となる。
【0033】また、かかる画像形成装置において、前記
カウント手段によるカウント値が所定回数に達したこと
を情報として一時的に保持する一時保持手段と、開閉可
能なカバー部とを有し、前記一時保持手段に保持された
前記情報は、前記カバーの開閉動作によって初期化され
ることを特徴とする画像形成装置。
カウント手段によるカウント値が所定回数に達したこと
を情報として一時的に保持する一時保持手段と、開閉可
能なカバー部とを有し、前記一時保持手段に保持された
前記情報は、前記カバーの開閉動作によって初期化され
ることを特徴とする画像形成装置。
【0034】かかる画像形成装置によれば、前記カウン
ト手段によるカウント値が所定回数に達したことを情報
として一時的に保持する一時保持手段と、開閉可能なカ
バー部とを有し、前記一時保持手段に保持された前記情
報は、前記カバーの開閉動作によって初期化されるか
ら、ユーザ等がカバー部を開いて帯電異常の原因を除去
した後にカバーを閉じることによって、自動的に、前記
一時保持手段を初期化することが可能となり、メンテナ
ンス性が向上する。
ト手段によるカウント値が所定回数に達したことを情報
として一時的に保持する一時保持手段と、開閉可能なカ
バー部とを有し、前記一時保持手段に保持された前記情
報は、前記カバーの開閉動作によって初期化されるか
ら、ユーザ等がカバー部を開いて帯電異常の原因を除去
した後にカバーを閉じることによって、自動的に、前記
一時保持手段を初期化することが可能となり、メンテナ
ンス性が向上する。
【0035】また、かかる画像形成装置において、記録
媒体に付着した現像剤をオイル供給無しで定着するため
のオイルレス定着手段を有していることを特徴とする画
像形成装置。
媒体に付着した現像剤をオイル供給無しで定着するため
のオイルレス定着手段を有していることを特徴とする画
像形成装置。
【0036】用紙等の記録媒体に付着した現像剤をオイ
ル供給無しで定着するためのオイルレス定着手段を有し
ている場合、定着器の剥離能力が低いから、用紙に大量
の現像剤が付着すると定着器に用紙が巻き付くおそれが
あり、巻き付いた用紙を取り除く際に、定着器を痛める
可能性がある。しかしながら、本画像形成装置によれ
ば、前記帯電電流制御手段は、前記帯電器に印加された
電圧の値が異常であることを検知した際には、前記帯電
器への電流の供給を停止し、且つ、前記現像電圧制御手
段に対して、前記現像器への交流電圧の供給を停止させ
るための信号を出力するから、感光体は帯電されず、し
かも、現像器による現像動作も行われない。したがっ
て、定着器に対する用紙の巻き付きが防止され、その結
果、定着器が損傷するおそれがなくなる。
ル供給無しで定着するためのオイルレス定着手段を有し
ている場合、定着器の剥離能力が低いから、用紙に大量
の現像剤が付着すると定着器に用紙が巻き付くおそれが
あり、巻き付いた用紙を取り除く際に、定着器を痛める
可能性がある。しかしながら、本画像形成装置によれ
ば、前記帯電電流制御手段は、前記帯電器に印加された
電圧の値が異常であることを検知した際には、前記帯電
器への電流の供給を停止し、且つ、前記現像電圧制御手
段に対して、前記現像器への交流電圧の供給を停止させ
るための信号を出力するから、感光体は帯電されず、し
かも、現像器による現像動作も行われない。したがっ
て、定着器に対する用紙の巻き付きが防止され、その結
果、定着器が損傷するおそれがなくなる。
【0037】また、コンピュータ本体、コンピュータ本
体に接続可能な表示装置、及び、コンピュータ本体に接
続可能な画像形成装置であって、感光体を帯電するため
の帯電器と、前記感光体に形成された潜像を現像するた
めの現像器と、前記帯電器及び前記現像器の動作指令を
発する動作指令手段と、前記動作指令手段からの動作指
令に基づいて、前記帯電器に印加された電圧を検知しつ
つ該帯電器に印加する電圧を定電圧制御する帯電電圧制
御手段と、前記動作指令手段からの動作指令に基づいて
前記現像器へ供給する直流電圧及び交流電圧を制御する
現像電圧制御手段と、を有し、前記帯電電圧制御手段
は、前記帯電器に流入した電流の値が異常であることを
検知した際には、前記帯電器への電圧の印加を停止し、
且つ、前記現像電圧制御手段に対して、前記現像器への
交流電圧の印加を停止させるための信号を出力する画像
形成装置、を具備することを特徴とするコンピュータシ
ステムも実現可能である。
体に接続可能な表示装置、及び、コンピュータ本体に接
続可能な画像形成装置であって、感光体を帯電するため
の帯電器と、前記感光体に形成された潜像を現像するた
めの現像器と、前記帯電器及び前記現像器の動作指令を
発する動作指令手段と、前記動作指令手段からの動作指
令に基づいて、前記帯電器に印加された電圧を検知しつ
つ該帯電器に印加する電圧を定電圧制御する帯電電圧制
御手段と、前記動作指令手段からの動作指令に基づいて
前記現像器へ供給する直流電圧及び交流電圧を制御する
現像電圧制御手段と、を有し、前記帯電電圧制御手段
は、前記帯電器に流入した電流の値が異常であることを
検知した際には、前記帯電器への電圧の印加を停止し、
且つ、前記現像電圧制御手段に対して、前記現像器への
交流電圧の印加を停止させるための信号を出力する画像
形成装置、を具備することを特徴とするコンピュータシ
ステムも実現可能である。
【0038】また、コンピュータ本体、コンピュータ本
体に接続可能な表示装置、及び、コンピュータ本体に接
続可能な画像形成装置であって、感光体を帯電するため
の帯電器と、前記感光体に形成された潜像を現像するた
めの現像器と、前記帯電器及び前記現像器の動作指令を
発する動作指令手段と、前記動作指令手段からの動作指
令に基づいて、前記帯電器に流れる電流を検知しつつ前
記帯電器に供給する電流を定電流制御する帯電電流制御
手段と、前記動作指令手段からの動作指令に基づいて前
記現像器へ供給する直流電圧及び交流電圧を制御する現
像電圧制御手段と、を有し、前記帯電電流制御手段は、
前記帯電器に印加された電圧の値が異常であることを検
知した際には、前記帯電器への電流の供給を停止し、且
つ、前記現像電圧制御手段に対して、前記現像器への交
流電圧の供給を停止させるための信号を出力する画像形
成装置、を具備することを特徴とするコンピュータシス
テムも実現可能である。
体に接続可能な表示装置、及び、コンピュータ本体に接
続可能な画像形成装置であって、感光体を帯電するため
の帯電器と、前記感光体に形成された潜像を現像するた
めの現像器と、前記帯電器及び前記現像器の動作指令を
発する動作指令手段と、前記動作指令手段からの動作指
令に基づいて、前記帯電器に流れる電流を検知しつつ前
記帯電器に供給する電流を定電流制御する帯電電流制御
手段と、前記動作指令手段からの動作指令に基づいて前
記現像器へ供給する直流電圧及び交流電圧を制御する現
像電圧制御手段と、を有し、前記帯電電流制御手段は、
前記帯電器に印加された電圧の値が異常であることを検
知した際には、前記帯電器への電流の供給を停止し、且
つ、前記現像電圧制御手段に対して、前記現像器への交
流電圧の供給を停止させるための信号を出力する画像形
成装置、を具備することを特徴とするコンピュータシス
テムも実現可能である。
【0039】===画像形成装置(レーザビームプリン
タ)の概要=== 次に、図1を参照しつつ、画像形成装置としてレーザビ
ームプリンタ(以下、プリンタという)10を例にとっ
て、その概要について説明する。図1は、プリンタ10
を構成する主要構成要素を示した図である。なお、図1
には、矢印にて上下方向を示しており、例えば、給紙ト
レイ92は、プリンタ10の下部に配置されており、定
着ユニット90は、プリンタ10の上部に配置されてい
る。
タ)の概要=== 次に、図1を参照しつつ、画像形成装置としてレーザビ
ームプリンタ(以下、プリンタという)10を例にとっ
て、その概要について説明する。図1は、プリンタ10
を構成する主要構成要素を示した図である。なお、図1
には、矢印にて上下方向を示しており、例えば、給紙ト
レイ92は、プリンタ10の下部に配置されており、定
着ユニット90は、プリンタ10の上部に配置されてい
る。
【0040】本実施の形態に係るプリンタ10は、図1
に示すように、潜像を坦持する潜像坦持体である感光体
20の回転方向に沿って、帯電ユニット30、露光ユニ
ット40、YMCK現像ユニット50、一次転写ユニッ
ト60、中間転写体70、クリーニングユニット75を
有し、さらに、二次転写ユニット80、定着ユニット9
0、ユーザへの報知手段をなし液晶パネルでなる表示ユ
ニット95、開閉可能なカバー部97、及び、これら各
ユニットを制御しプリンタとしての動作を司る制御ユニ
ット(図2)を有している。なお、図1においてカバー
部97を紙面手前方向へ開くことにより、プリンタ10
内部のメンテナンスを行うことが可能となる。
に示すように、潜像を坦持する潜像坦持体である感光体
20の回転方向に沿って、帯電ユニット30、露光ユニ
ット40、YMCK現像ユニット50、一次転写ユニッ
ト60、中間転写体70、クリーニングユニット75を
有し、さらに、二次転写ユニット80、定着ユニット9
0、ユーザへの報知手段をなし液晶パネルでなる表示ユ
ニット95、開閉可能なカバー部97、及び、これら各
ユニットを制御しプリンタとしての動作を司る制御ユニ
ット(図2)を有している。なお、図1においてカバー
部97を紙面手前方向へ開くことにより、プリンタ10
内部のメンテナンスを行うことが可能となる。
【0041】感光体20は、円筒状の導電性基材とその
外周面に形成された感光層を有し、中心軸を中心に回転
可能であり、本実施の形態においては、図1中の矢印で
示すように時計回りに回転する。
外周面に形成された感光層を有し、中心軸を中心に回転
可能であり、本実施の形態においては、図1中の矢印で
示すように時計回りに回転する。
【0042】帯電ユニット30は、感光体20を帯電す
るための装置であり、露光ユニット40は、レーザを照
射することによって帯電された感光体20上に潜像を形
成する装置である。この露光ユニット40は、半導体レ
ーザ、ポリゴンミラー、F−θレンズ等を有しており、
パーソナルコンピュータ、ワードプロセッサ等の不図示
のホスト装置から入力された画像信号に基づいて、変調
されたレーザを帯電された感光体20上に照射する。
るための装置であり、露光ユニット40は、レーザを照
射することによって帯電された感光体20上に潜像を形
成する装置である。この露光ユニット40は、半導体レ
ーザ、ポリゴンミラー、F−θレンズ等を有しており、
パーソナルコンピュータ、ワードプロセッサ等の不図示
のホスト装置から入力された画像信号に基づいて、変調
されたレーザを帯電された感光体20上に照射する。
【0043】YMCK現像ユニット50は、感光体20
上に形成された潜像をイエロー(Y)トナー、マゼンタ
(M)トナー、シアン(C)トナー、及び、ブラック
(K)トナーを用いて現像するための装置である。
上に形成された潜像をイエロー(Y)トナー、マゼンタ
(M)トナー、シアン(C)トナー、及び、ブラック
(K)トナーを用いて現像するための装置である。
【0044】このYMCK現像ユニット50は、ブラッ
ク(K)トナーを収容したブラック現像装置51、マゼ
ンタ(M)トナーを収容したマゼンタ現像装置52、シ
アン(C)トナーを収容したシアン現像装置53、及
び、イエロー(Y)トナーを収容したイエロー現像装置
54をそれぞれ保持する4つの保持部55a、55b、
55c、55dを有している。前記4つの現像装置5
1、52、53、54は、中心軸50aを中心として回
転可能な構成になっており、感光体20が1回転する毎
に選択的に感光体20に対向し、それぞれの現像装置5
1、52、53、54に収容されたトナーにて、感光体
20上に形成された潜像を現像する。なお、各現像装置
の詳細については後述する。
ク(K)トナーを収容したブラック現像装置51、マゼ
ンタ(M)トナーを収容したマゼンタ現像装置52、シ
アン(C)トナーを収容したシアン現像装置53、及
び、イエロー(Y)トナーを収容したイエロー現像装置
54をそれぞれ保持する4つの保持部55a、55b、
55c、55dを有している。前記4つの現像装置5
1、52、53、54は、中心軸50aを中心として回
転可能な構成になっており、感光体20が1回転する毎
に選択的に感光体20に対向し、それぞれの現像装置5
1、52、53、54に収容されたトナーにて、感光体
20上に形成された潜像を現像する。なお、各現像装置
の詳細については後述する。
【0045】一次転写ユニット60は、感光体20に形
成された単色トナー像を中間転写体70に転写するため
の装置であり、4色のトナーが順次重ねて転写される
と、中間転写体70にフルカラートナー像が形成され
る。この中間転写体70は、エンドレスのベルトであ
り、感光体20と同じ周速度にて回転駆動される。二次
転写ユニット80は、中間転写体70上に形成された単
色トナー像やフルカラートナー像を紙、フィルム、布等
の記録媒体に転写するための装置である。
成された単色トナー像を中間転写体70に転写するため
の装置であり、4色のトナーが順次重ねて転写される
と、中間転写体70にフルカラートナー像が形成され
る。この中間転写体70は、エンドレスのベルトであ
り、感光体20と同じ周速度にて回転駆動される。二次
転写ユニット80は、中間転写体70上に形成された単
色トナー像やフルカラートナー像を紙、フィルム、布等
の記録媒体に転写するための装置である。
【0046】定着ユニット90は、記録媒体上に転写さ
れた単色トナー像やフルカラートナー像を紙等の媒体に
融着させて永久像とするための装置である。なお、この
定着ユニット90として、記録媒体に付着したトナー像
をオイル供給無しで定着するオイルレス定着ユニットを
用いることが好ましい。
れた単色トナー像やフルカラートナー像を紙等の媒体に
融着させて永久像とするための装置である。なお、この
定着ユニット90として、記録媒体に付着したトナー像
をオイル供給無しで定着するオイルレス定着ユニットを
用いることが好ましい。
【0047】クリーニングユニット75は、一次転写ユ
ニット60と帯電ユニット30との間に設けられ、感光
体20の表面に当接されたゴム製のクリーニングブレー
ド76を有し、一次転写ユニット60によって中間転写
体70上にトナー像が転写された後に、感光体20上に
残存するトナーをクリーニングブレード76により掻き
落として除去するための装置である。
ニット60と帯電ユニット30との間に設けられ、感光
体20の表面に当接されたゴム製のクリーニングブレー
ド76を有し、一次転写ユニット60によって中間転写
体70上にトナー像が転写された後に、感光体20上に
残存するトナーをクリーニングブレード76により掻き
落として除去するための装置である。
【0048】制御ユニット100は、図2に示すように
メインコントローラ101と、各ユニットの動作指令を
発する動作指令手段としてのユニットコントローラ10
2を有している。メインコントローラ101には画像信
号が入力され、この画像信号に基づく指令に応じてユニ
ットコントローラ102が前記各ユニットの動作指令を
発する。
メインコントローラ101と、各ユニットの動作指令を
発する動作指令手段としてのユニットコントローラ10
2を有している。メインコントローラ101には画像信
号が入力され、この画像信号に基づく指令に応じてユニ
ットコントローラ102が前記各ユニットの動作指令を
発する。
【0049】次に、このように構成されたプリンタ10
の動作について、他の構成要素にも言及しつつ説明す
る。
の動作について、他の構成要素にも言及しつつ説明す
る。
【0050】まず、不図示のホスト装置からの画像信号
がインターフェイス(I/F)112を介してプリンタ
10のメインコントローラ101に入力されると、この
メインコントローラ101からの指令に基づくユニット
コントローラ102の制御により感光体20、現像装置
に設けられたトナー坦持体としての現像ローラ、及び、
中間転写体70が回転する。感光体20は、回転しなが
ら、帯電位置において帯電ユニット30により順次帯電
される。
がインターフェイス(I/F)112を介してプリンタ
10のメインコントローラ101に入力されると、この
メインコントローラ101からの指令に基づくユニット
コントローラ102の制御により感光体20、現像装置
に設けられたトナー坦持体としての現像ローラ、及び、
中間転写体70が回転する。感光体20は、回転しなが
ら、帯電位置において帯電ユニット30により順次帯電
される。
【0051】感光体20の帯電された領域は、感光体2
0の回転に伴って露光位置に至り、露光ユニット40に
よって、第1色目、例えばイエローYの画像情報に応じ
た潜像が該領域に形成される。また、YMCK現像ユニ
ット50は、イエロー(Y)トナーを収容したイエロー
現像装置54を、感光体20に対向した現像位置に位置
させる。
0の回転に伴って露光位置に至り、露光ユニット40に
よって、第1色目、例えばイエローYの画像情報に応じ
た潜像が該領域に形成される。また、YMCK現像ユニ
ット50は、イエロー(Y)トナーを収容したイエロー
現像装置54を、感光体20に対向した現像位置に位置
させる。
【0052】感光体20上に形成された潜像は、感光体
20の回転に伴って現像位置に至り、イエロー現像装置
54によってイエロートナーで現像される。これによ
り、感光体20上にイエロートナー像が形成される。
20の回転に伴って現像位置に至り、イエロー現像装置
54によってイエロートナーで現像される。これによ
り、感光体20上にイエロートナー像が形成される。
【0053】感光体20上に形成されたイエロートナー
像は、感光体20の回転に伴って一次転写位置に至り、
一次転写装置60によって、中間転写体70に転写され
る。この際、一次転写ユニット60には、トナーの帯電
極性とは逆の極性の一次転写電圧が印加される。なお、
この間、二次転写ユニット80は、中間転写体70から
離間している。
像は、感光体20の回転に伴って一次転写位置に至り、
一次転写装置60によって、中間転写体70に転写され
る。この際、一次転写ユニット60には、トナーの帯電
極性とは逆の極性の一次転写電圧が印加される。なお、
この間、二次転写ユニット80は、中間転写体70から
離間している。
【0054】上記の処理が、第2色目、第3色目、及
び、第4色目について繰り返して実行されることによ
り、各画像信号に対応した4色のトナー像が、中間転写
体70に重なり合って転写される。これにより、中間転
写体70上にはフルカラートナー像が形成される。
び、第4色目について繰り返して実行されることによ
り、各画像信号に対応した4色のトナー像が、中間転写
体70に重なり合って転写される。これにより、中間転
写体70上にはフルカラートナー像が形成される。
【0055】中間転写体70上に形成されたフルカラー
トナー像は、中間転写体70の回動に伴って二次転写位
置に至り、二次転写ユニット80によって記録媒体に転
写される。なお、記録媒体は、給紙トレイ92から、給
紙ローラ94、レジローラ96を介して二次転写ユニッ
ト80へ搬送される。また、転写動作を行う際、二次転
写ユニット80は中間転写体70に押圧されるとともに
二次転写電圧が印加される。
トナー像は、中間転写体70の回動に伴って二次転写位
置に至り、二次転写ユニット80によって記録媒体に転
写される。なお、記録媒体は、給紙トレイ92から、給
紙ローラ94、レジローラ96を介して二次転写ユニッ
ト80へ搬送される。また、転写動作を行う際、二次転
写ユニット80は中間転写体70に押圧されるとともに
二次転写電圧が印加される。
【0056】記録媒体に転写されたフルカラートナー像
は、定着ユニット90によって加熱加圧されて記録媒体
に融着される。
は、定着ユニット90によって加熱加圧されて記録媒体
に融着される。
【0057】一方、感光体20は一次転写位置を経過し
た後に、クリーニングユニット75に支持されたクリー
ニングブレード76によって、その表面に付着している
トナーが掻き落とされ、次の潜像を形成するための帯電
に備える。掻き落とされたトナーは、クリーニングユニ
ット75が備える残存トナー回収部に回収される。
た後に、クリーニングユニット75に支持されたクリー
ニングブレード76によって、その表面に付着している
トナーが掻き落とされ、次の潜像を形成するための帯電
に備える。掻き落とされたトナーは、クリーニングユニ
ット75が備える残存トナー回収部に回収される。
【0058】なお、感光体20は、帯電ユニット30及
びクリーニングユニット75と共にユニット化されてお
り、プリンタ10本体に対して着脱可能である。また、
ブラック現像装置51、マゼンタ現像装置52、シアン
現像装置53、及び、イエロー現像装置54は、プリン
タ10本体に対してそれぞれ着脱可能であり、YMCK
現像ユニット50に備えられた各保持部55a、55
b、55c、55dのいずれにも装着可能に構成されて
いる。
びクリーニングユニット75と共にユニット化されてお
り、プリンタ10本体に対して着脱可能である。また、
ブラック現像装置51、マゼンタ現像装置52、シアン
現像装置53、及び、イエロー現像装置54は、プリン
タ10本体に対してそれぞれ着脱可能であり、YMCK
現像ユニット50に備えられた各保持部55a、55
b、55c、55dのいずれにも装着可能に構成されて
いる。
【0059】===現像装置の概要===
次に、図3を参照しつつ、現像装置の概要について説明
する。図3は、現像装置の主要構成要素を示した断面図
である。なお、図1同様、図3にも、矢印にて上下方向
を示しており、例えば、現像ローラ510の中心軸は、
感光体20の中心軸よりも下方にある。また、図1で
は、イエロー現像装置54が感光体20と対向する現像
位置に位置している状態にて示されている。
する。図3は、現像装置の主要構成要素を示した断面図
である。なお、図1同様、図3にも、矢印にて上下方向
を示しており、例えば、現像ローラ510の中心軸は、
感光体20の中心軸よりも下方にある。また、図1で
は、イエロー現像装置54が感光体20と対向する現像
位置に位置している状態にて示されている。
【0060】YMCK現像ユニット50には、ブラック
(K)トナーを収容したブラック現像装置51、マゼン
タ(M)トナーを収容したマゼンタ現像装置52、シア
ン(C)トナーを収容したシアン現像装置53、及び、
イエロー(Y)トナーを収容したイエロー現像装置54
が設けられているが、各現像装置の構成は同様であるの
で、以下、イエロー現像装置54について説明する。
(K)トナーを収容したブラック現像装置51、マゼン
タ(M)トナーを収容したマゼンタ現像装置52、シア
ン(C)トナーを収容したシアン現像装置53、及び、
イエロー(Y)トナーを収容したイエロー現像装置54
が設けられているが、各現像装置の構成は同様であるの
で、以下、イエロー現像装置54について説明する。
【0061】イエロー現像装置54は、現像剤坦持体と
しての現像ローラ510、シール部材520、トナー収
容部530、フレーム540、トナー供給部材としての
トナー供給ローラ550、層厚規制部材としての規制ブ
レード560、規制ブレードを付勢するためのブレード
裏部材570を有している。
しての現像ローラ510、シール部材520、トナー収
容部530、フレーム540、トナー供給部材としての
トナー供給ローラ550、層厚規制部材としての規制ブ
レード560、規制ブレードを付勢するためのブレード
裏部材570を有している。
【0062】トナー坦持体としての現像ローラ510
は、トナーTを坦持して感光体20と対向する現像位置
に搬送する。この現像ローラ510は、アルミニウム、
ステンレス、鉄等により製造されており、必要に応じ
て、ニッケルメッキ、クロムメッキ等が施されている。
また、現像ローラ510は、中心軸を中心として回転可
能であり、図3に示すように、感光体20の回転方向
(図3において時計方向)と逆の方向(図3において反
時計方向)に回転する。また、図3に示すように、イエ
ロー現像装置54が感光体20と対向している状態で
は、現像ローラ510と感光体20との間には空隙が存
在する。すなわち、イエロー現像装置54は、感光体2
0上に形成された潜像を非接触状態で現像する。なお、
感光体20上に形成された潜像を現像する際には、現像
ローラ510と感光体20との間に交番電界が形成され
る。
は、トナーTを坦持して感光体20と対向する現像位置
に搬送する。この現像ローラ510は、アルミニウム、
ステンレス、鉄等により製造されており、必要に応じ
て、ニッケルメッキ、クロムメッキ等が施されている。
また、現像ローラ510は、中心軸を中心として回転可
能であり、図3に示すように、感光体20の回転方向
(図3において時計方向)と逆の方向(図3において反
時計方向)に回転する。また、図3に示すように、イエ
ロー現像装置54が感光体20と対向している状態で
は、現像ローラ510と感光体20との間には空隙が存
在する。すなわち、イエロー現像装置54は、感光体2
0上に形成された潜像を非接触状態で現像する。なお、
感光体20上に形成された潜像を現像する際には、現像
ローラ510と感光体20との間に交番電界が形成され
る。
【0063】シール部材520は、イエロー現像装置5
4内のトナーTが器外に漏れることを防止するととも
に、現像位置を通過した現像ローラ510上のトナーT
を、掻き落とすことなく現像器内に回収する。
4内のトナーTが器外に漏れることを防止するととも
に、現像位置を通過した現像ローラ510上のトナーT
を、掻き落とすことなく現像器内に回収する。
【0064】トナー収容部530は、トナーTを収容す
る部分であり、フレーム540の一部により構成されて
いる。
る部分であり、フレーム540の一部により構成されて
いる。
【0065】トナー供給ローラ550は、トナー収容部
530に収容されたトナーTを現像ローラ510に供給
する。このトナー供給ローラ550は、ポリウレタンフ
ォーム等からなり、弾性変形された状態で現像ローラ5
10に当接している。なお、トナー供給ローラ550
は、トナー収容部530に収容されたトナーTを現像ロ
ーラ510に供給する機能を有するとともに、現像後に
現像ローラ510に残存しているトナーを、現像ローラ
510から剥ぎ取る機能をも有している。
530に収容されたトナーTを現像ローラ510に供給
する。このトナー供給ローラ550は、ポリウレタンフ
ォーム等からなり、弾性変形された状態で現像ローラ5
10に当接している。なお、トナー供給ローラ550
は、トナー収容部530に収容されたトナーTを現像ロ
ーラ510に供給する機能を有するとともに、現像後に
現像ローラ510に残存しているトナーを、現像ローラ
510から剥ぎ取る機能をも有している。
【0066】層厚規制部材としての規制ブレード560
は、現像ローラ510に坦持されたトナーTの層厚を規
制し、また、現像ローラ510に坦持されたトナーTに
電荷を付与する。この規制ブレード560は、ゴム部5
60aと、ゴム支持部560bとを有している。
は、現像ローラ510に坦持されたトナーTの層厚を規
制し、また、現像ローラ510に坦持されたトナーTに
電荷を付与する。この規制ブレード560は、ゴム部5
60aと、ゴム支持部560bとを有している。
【0067】フレーム540は、一体成型された複数の
フレーム(上フレーム、下フレーム等)を接合して製造
されたものであり、下部に開口部を有している。この開
口部には、現像ローラ510がその一部が露出した状態
で配置されている。
フレーム(上フレーム、下フレーム等)を接合して製造
されたものであり、下部に開口部を有している。この開
口部には、現像ローラ510がその一部が露出した状態
で配置されている。
【0068】このように構成されたイエロー現像装置5
4において、トナー供給ローラ550がトナー収容部5
90に収容されているトナーTを現像ローラ510に供
給する。現像ローラ510に供給されたトナーTは、現
像ローラ510の回転に伴って、規制ブレード560の
当接位置に至り、該当接位置を通過する際に、層厚が規
制されるとともに、電荷が付与される。層厚が規制され
た現像ローラ510上のトナーTは、現像ローラ510
のさらなる回転によって、感光体20に対向する現像位
置に至り、該現像位置にて交番電界下で感光体20上に
形成された潜像の現像に供される。現像ローラ510の
さらなる回転によって現像位置を通過した現像ローラ5
10上のトナーTは、シール部材520を通過して、該
シール部材520によって掻き落とされることなく現像
装置内に回収される。
4において、トナー供給ローラ550がトナー収容部5
90に収容されているトナーTを現像ローラ510に供
給する。現像ローラ510に供給されたトナーTは、現
像ローラ510の回転に伴って、規制ブレード560の
当接位置に至り、該当接位置を通過する際に、層厚が規
制されるとともに、電荷が付与される。層厚が規制され
た現像ローラ510上のトナーTは、現像ローラ510
のさらなる回転によって、感光体20に対向する現像位
置に至り、該現像位置にて交番電界下で感光体20上に
形成された潜像の現像に供される。現像ローラ510の
さらなる回転によって現像位置を通過した現像ローラ5
10上のトナーTは、シール部材520を通過して、該
シール部材520によって掻き落とされることなく現像
装置内に回収される。
【0069】なお、各現像装置51、52、53、54
には、それぞれの現像装置に収容されているトナーの色
情報や、トナーの消費量等の当該現像装置に関する情報
がデータとして記憶されたシリアルEEPROM等の不
揮発性記憶メモリ(以下、現像装置側メモリという)5
1a、52a、53a、54aを備えている。
には、それぞれの現像装置に収容されているトナーの色
情報や、トナーの消費量等の当該現像装置に関する情報
がデータとして記憶されたシリアルEEPROM等の不
揮発性記憶メモリ(以下、現像装置側メモリという)5
1a、52a、53a、54aを備えている。
【0070】===帯電ユニットの概要===
次に、図4を参照しつつ、帯電ユニット30の概要につ
いて説明する。図4は、帯電装置の主要構成要素を示し
た断面図である。
いて説明する。図4は、帯電装置の主要構成要素を示し
た断面図である。
【0071】本実施の形態においては、図4に示すよう
に、帯電ユニット30としてスコロトロン帯電器を用い
る。このスコロトロン帯電器は、シールドケーシング3
10、放電電極320、及び、グリッド330を有して
いる。
に、帯電ユニット30としてスコロトロン帯電器を用い
る。このスコロトロン帯電器は、シールドケーシング3
10、放電電極320、及び、グリッド330を有して
いる。
【0072】シールドケーシング310は、感光体20
側に開口部を有し、断面形状が略コの字型をしたケーシ
ングである。
側に開口部を有し、断面形状が略コの字型をしたケーシ
ングである。
【0073】放電電極320は、シールドケーシング3
10のほぼ中央に設けられており、50〜100μm程
度の太さのワイヤーである。ワイヤーの両端部は絶縁体
で支持されており、シールドケーシング310と放電電
極とは絶縁された状態となっている。
10のほぼ中央に設けられており、50〜100μm程
度の太さのワイヤーである。ワイヤーの両端部は絶縁体
で支持されており、シールドケーシング310と放電電
極とは絶縁された状態となっている。
【0074】グリッド330は、シールドケーシング3
10の開口部に感光体20と対向して設けられている。
このグリッド330は、ステンレスやタングステン線材
を1〜3mm間隔で張り渡したものであるが、板材を網点
若しくは多並行スリット状にエッチングによりメッシュ
加工したものであってもよい。このグリッド330に
は、バイアス電圧が印加される。
10の開口部に感光体20と対向して設けられている。
このグリッド330は、ステンレスやタングステン線材
を1〜3mm間隔で張り渡したものであるが、板材を網点
若しくは多並行スリット状にエッチングによりメッシュ
加工したものであってもよい。このグリッド330に
は、バイアス電圧が印加される。
【0075】ここで、放電電極320に高電圧を印加す
ると、シールドケーシング310内で気中放電(コロナ
放電)を生じ、コロナイオンが発生する。このようにし
て発生したコロナイオンを、グリッド330で制御し
て、感光体20の表面を一様に帯電させる。
ると、シールドケーシング310内で気中放電(コロナ
放電)を生じ、コロナイオンが発生する。このようにし
て発生したコロナイオンを、グリッド330で制御し
て、感光体20の表面を一様に帯電させる。
【0076】===制御ユニットの概要===
次に、制御ユニット100の構成について図2を参照し
つつ説明する。
つつ説明する。
【0077】制御ユニット100のメインコントローラ
101は、インターフェイス112を介してホスト装置
と接続され、このホスト装置から入力された画像信号を
記憶するための画像メモリ113を備えている。
101は、インターフェイス112を介してホスト装置
と接続され、このホスト装置から入力された画像信号を
記憶するための画像メモリ113を備えている。
【0078】各ユニットの動作指令を発するユニットコ
ントローラ102は、装置本体の各ユニット(帯電ユニ
ット30、露光ユニット40、YMCK現像ユニット5
0、一次転写ユニット60、クリーニングユニット7
5、二次転写ユニット80、定着ユニット90、表示ユ
ニット95)と電気的に接続され、メインコントローラ
101から入力される信号に基づいて、各ユニットに向
けて動作指令を発する。
ントローラ102は、装置本体の各ユニット(帯電ユニ
ット30、露光ユニット40、YMCK現像ユニット5
0、一次転写ユニット60、クリーニングユニット7
5、二次転写ユニット80、定着ユニット90、表示ユ
ニット95)と電気的に接続され、メインコントローラ
101から入力される信号に基づいて、各ユニットに向
けて動作指令を発する。
【0079】各ユニットに対応して、それぞれのユニッ
トを駆動するための駆動制御回路が設けられており、ユ
ニットコントローラ102から発せられた動作指令に基
づいて、各ユニットの駆動制御回路が対応するユニット
を駆動制御する。
トを駆動するための駆動制御回路が設けられており、ユ
ニットコントローラ102から発せられた動作指令に基
づいて、各ユニットの駆動制御回路が対応するユニット
を駆動制御する。
【0080】また、ユニットコントローラ102が備え
るCPU120は、シリアルインターフェイス(I/
F)121を介して電子カウンタに用いるシリアルEE
PROM等の不揮発性記憶素子(以下、本体側メモリと
する)122に接続されている。この本体側メモリ12
2には、装置制御のために必要となるデータが記憶され
ている。またCPU120には、本体側メモリ122の
みならず、各現像装置51、52、53、54に設けら
れた現像装置側メモリ51a、52a、53a、54a
にもシリアルインターフェイス121を介して接続され
ており、本体側メモリ122及び現像装置側メモリ51
a、52a、53a、54aとの間でデータ転送可能と
なるとともに、入出力ポート123を介して各現像装置
側メモリ51a、52a、53a、54aにチップセレ
クト信号CSを入力可能となっている。
るCPU120は、シリアルインターフェイス(I/
F)121を介して電子カウンタに用いるシリアルEE
PROM等の不揮発性記憶素子(以下、本体側メモリと
する)122に接続されている。この本体側メモリ12
2には、装置制御のために必要となるデータが記憶され
ている。またCPU120には、本体側メモリ122の
みならず、各現像装置51、52、53、54に設けら
れた現像装置側メモリ51a、52a、53a、54a
にもシリアルインターフェイス121を介して接続され
ており、本体側メモリ122及び現像装置側メモリ51
a、52a、53a、54aとの間でデータ転送可能と
なるとともに、入出力ポート123を介して各現像装置
側メモリ51a、52a、53a、54aにチップセレ
クト信号CSを入力可能となっている。
【0081】===帯電電流制御手段及び現像電圧制御
手段=== 次に、図5を参照しつつ、帯電電流制御手段103a及
び現像電圧制御手段104aについて説明する。図5
は、帯電電流制御手段103a及び現像電圧制御手段1
04aの主構成要素を示した図である。この帯電電流制
御手段103a及び現像電圧制御手段104aは、それ
ぞれ、帯電ユニット駆動制御回路103、YMCK現像
ユニット駆動制御回路104に設けられている(図2参
照)。
手段=== 次に、図5を参照しつつ、帯電電流制御手段103a及
び現像電圧制御手段104aについて説明する。図5
は、帯電電流制御手段103a及び現像電圧制御手段1
04aの主構成要素を示した図である。この帯電電流制
御手段103a及び現像電圧制御手段104aは、それ
ぞれ、帯電ユニット駆動制御回路103、YMCK現像
ユニット駆動制御回路104に設けられている(図2参
照)。
【0082】動作指令手段としてのユニットコントロー
ラ102から発せられた動作指令は、帯電電流制御手段
103a、現像電圧制御手段104aに入力される。ま
た、帯電電流制御手段103a及び現像電圧制御手段1
04aは、ともにインターロックスイッチSWを介して
電源に接続している。このインターロックスイッチSW
は、カバー部97(図1参照)の開閉動作に連動してO
N、OFFされる構成となっている。
ラ102から発せられた動作指令は、帯電電流制御手段
103a、現像電圧制御手段104aに入力される。ま
た、帯電電流制御手段103a及び現像電圧制御手段1
04aは、ともにインターロックスイッチSWを介して
電源に接続している。このインターロックスイッチSW
は、カバー部97(図1参照)の開閉動作に連動してO
N、OFFされる構成となっている。
【0083】<帯電電流制御手段103a>まず、帯電
電流制御手段103aについて説明する。
電流制御手段103aについて説明する。
【0084】ユニットコントローラ102からの動作指
令信号(CHG_ON)が帯電電流制御手段103aの
入力部に入力されると、DC−ACコンバータからなる
励磁制御回路が動作し、トランジスタを介してトランス
の一次側に電圧が印加される。
令信号(CHG_ON)が帯電電流制御手段103aの
入力部に入力されると、DC−ACコンバータからなる
励磁制御回路が動作し、トランジスタを介してトランス
の一次側に電圧が印加される。
【0085】トランスの二次側に発生した交流電圧は、
ダイオード、及び、コンデンサからなる平滑化回路にて
平滑化されて、直流高電圧が帯電ユニット30に設けら
れた放電電極320に印加される。
ダイオード、及び、コンデンサからなる平滑化回路にて
平滑化されて、直流高電圧が帯電ユニット30に設けら
れた放電電極320に印加される。
【0086】放電電極320の放電により生じた放電電
流は、抵抗R2を介して電圧値として励磁制御回路にフ
ィードバックされ、放電電流の変動が補正される。これ
により、帯電ユニット30は、定電流制御されることと
なる。
流は、抵抗R2を介して電圧値として励磁制御回路にフ
ィードバックされ、放電電流の変動が補正される。これ
により、帯電ユニット30は、定電流制御されることと
なる。
【0087】また、検知回路は、帯電ユニットに印加さ
れた電圧の値の異常を検知する。印加された電圧の値の
異常検知は、検知回路、カウンタ回路、及び、ラッチ回
路によってなされるが、処理の詳細については後述す
る。
れた電圧の値の異常を検知する。印加された電圧の値の
異常検知は、検知回路、カウンタ回路、及び、ラッチ回
路によってなされるが、処理の詳細については後述す
る。
【0088】<現像電圧制御手段104a>次に現像電
圧制御手段104aについて説明する。
圧制御手段104aについて説明する。
【0089】現像電圧制御手段104aには、ユニット
コントローラ102からの動作指令信号として、現像ロ
ーラ510に交流電圧を印加させるための信号(DEV
_AC_ON)、交流電圧の周期を生成するためのクロ
ック信号(DEV_AC_CLK)、及び、現像ローラ
510に直流電圧を印加させるための信号(DEV_D
C_ON)が、それぞれ入力可能となっている。
コントローラ102からの動作指令信号として、現像ロ
ーラ510に交流電圧を印加させるための信号(DEV
_AC_ON)、交流電圧の周期を生成するためのクロ
ック信号(DEV_AC_CLK)、及び、現像ローラ
510に直流電圧を印加させるための信号(DEV_D
C_ON)が、それぞれ入力可能となっている。
【0090】これらの動作指令信号が現像電圧制御手段
104aに入力されると、励磁回路、トランス、平滑回
路等を介して、現像ローラ510に、交流電圧と直流電
圧が重畳された電圧が印加される。
104aに入力されると、励磁回路、トランス、平滑回
路等を介して、現像ローラ510に、交流電圧と直流電
圧が重畳された電圧が印加される。
【0091】<帯電電位、露光電位、現像電位>次に、
図6を参照しつつ、帯電ユニット30によって帯電処理
がなされた場合の感光体20の帯電電位、露光ユニット
40によって露光処理がなされた場合の感光体20の露
光電位、及び、現像電圧制御手段104aによって電圧
が印加された場合の現像ローラ510の現像電位の関係
について説明する。図6は、帯電電位、露光電位、及
び、現像電位の関係を示した図である。
図6を参照しつつ、帯電ユニット30によって帯電処理
がなされた場合の感光体20の帯電電位、露光ユニット
40によって露光処理がなされた場合の感光体20の露
光電位、及び、現像電圧制御手段104aによって電圧
が印加された場合の現像ローラ510の現像電位の関係
について説明する。図6は、帯電電位、露光電位、及
び、現像電位の関係を示した図である。
【0092】感光体20は、帯電ユニット30によって
帯電処理がなされると、その表面がVD(約−600V
程度)なる電位に一様に帯電される。一様に帯電された
感光体20が露光ユニット40によって露光処理される
と、感光体20表面の露光された部分の電位は、VL
(約−150V程度)になる。
帯電処理がなされると、その表面がVD(約−600V
程度)なる電位に一様に帯電される。一様に帯電された
感光体20が露光ユニット40によって露光処理される
と、感光体20表面の露光された部分の電位は、VL
(約−150V程度)になる。
【0093】一方、現像ローラ510には、現像電圧制
御手段104aによって直流電圧Vcont(約−30
0V)に交流電圧(ピークトゥピーク1600V)が重
畳された電圧が印加される。その結果、現像ローラ51
0には、V1(約500V)とV2(約−1100V)
の電圧が交互に印加されることになる。
御手段104aによって直流電圧Vcont(約−30
0V)に交流電圧(ピークトゥピーク1600V)が重
畳された電圧が印加される。その結果、現像ローラ51
0には、V1(約500V)とV2(約−1100V)
の電圧が交互に印加されることになる。
【0094】図6に示すように、現像ローラ510の電
位がV2である際には、現像ローラ510から、感光体
20の一様帯電部分(電位VD)及び露光部分(電位V
L)に対してマイナスに帯電されたトナーが飛翔する。
この際、感光体20の露光部分(電位VL)には、一様
帯電部分(電位VD)よりも、より多くのトナーが飛翔
する。
位がV2である際には、現像ローラ510から、感光体
20の一様帯電部分(電位VD)及び露光部分(電位V
L)に対してマイナスに帯電されたトナーが飛翔する。
この際、感光体20の露光部分(電位VL)には、一様
帯電部分(電位VD)よりも、より多くのトナーが飛翔
する。
【0095】また、現像ローラ510の電位がV1であ
る際には、感光体20の一様帯電部分(電位VD)及び
露光部分(電位VL)から、現像ローラ510に対して
マイナスに帯電されたトナーが飛翔する。この際、感光
体20の一様帯電部分(電位VD)に付着しているトナ
ーは、現像ローラ510に引き戻されるとともに、感光
体20の露光部分(電位VL)に余分に付着しているト
ナーも現像ローラ510に引き戻される。
る際には、感光体20の一様帯電部分(電位VD)及び
露光部分(電位VL)から、現像ローラ510に対して
マイナスに帯電されたトナーが飛翔する。この際、感光
体20の一様帯電部分(電位VD)に付着しているトナ
ーは、現像ローラ510に引き戻されるとともに、感光
体20の露光部分(電位VL)に余分に付着しているト
ナーも現像ローラ510に引き戻される。
【0096】このようにして、感光体20の露光部分
(電位VL)、すなわち、潜像部分にトナーが付着して
現像が行われる。
(電位VL)、すなわち、潜像部分にトナーが付着して
現像が行われる。
【0097】===帯電ユニット30の異常処理===
次に、帯電ユニットに異常が生じた際の処理について、
図7を参照しつつ説明する。図7は、帯電器に異常が生
じた場合の処理を説明するためのフローチャートであ
る。
図7を参照しつつ説明する。図7は、帯電器に異常が生
じた場合の処理を説明するためのフローチャートであ
る。
【0098】帯電ユニット30たるスコロトロン帯電器
では、偶発的に要因によって、又は、放電電極320の
断線や異物の付着等に起因して、アーク放電、短絡等が
起こる場合がある。
では、偶発的に要因によって、又は、放電電極320の
断線や異物の付着等に起因して、アーク放電、短絡等が
起こる場合がある。
【0099】偶発的なアーク放電等の場合は、しばらく
たつと正常状態に回復する場合が多いのに対して、放電
電極320の断線や異物の付着等に起因したアーク放電
等の場合には、スコロトロン帯電器に異常が生じている
ため、速やかにメンテナンスを施す必要がある。
たつと正常状態に回復する場合が多いのに対して、放電
電極320の断線や異物の付着等に起因したアーク放電
等の場合には、スコロトロン帯電器に異常が生じている
ため、速やかにメンテナンスを施す必要がある。
【0100】ここで、スコロトロン帯電器に異常が生じ
ているか否かを、ユニットコントローラ102において
監視し、異常が生じた場合に、すべてのユニットの動作
を停止する方法も考えられる。しかし、このような方法
では、ユニットコントローラ102の構成、処理が複雑
化してしまう。
ているか否かを、ユニットコントローラ102において
監視し、異常が生じた場合に、すべてのユニットの動作
を停止する方法も考えられる。しかし、このような方法
では、ユニットコントローラ102の構成、処理が複雑
化してしまう。
【0101】また、ユニットコントローラ102の構
成、処理を簡略化するために、スコロトロン帯電器への
電力供給のみを遮断する構成もあり得る。しかし、この
ような構成を最小した場合には、プリンタ10からいわ
ゆる黒紙が続けて排出されてしまうという現象が生じ
る。さらに、オイルレス定着手段を有している場合、定
着器の剥離能力が低いから、用紙に大量のトナーが付着
すると定着器に用紙が巻き付くおそれがあり、巻き付い
た用紙を取り除く際に、定着器を痛める可能性がある。
成、処理を簡略化するために、スコロトロン帯電器への
電力供給のみを遮断する構成もあり得る。しかし、この
ような構成を最小した場合には、プリンタ10からいわ
ゆる黒紙が続けて排出されてしまうという現象が生じ
る。さらに、オイルレス定着手段を有している場合、定
着器の剥離能力が低いから、用紙に大量のトナーが付着
すると定着器に用紙が巻き付くおそれがあり、巻き付い
た用紙を取り除く際に、定着器を痛める可能性がある。
【0102】この点に関して、図6を参照してさらに説
明する。スコロトロン帯電器への電力供給を遮断する
と、スコロトロン帯電器による感光体20の帯電処理が
なされなくなる。そのため、感光体20の電位は、ほぼ
0Vのまま、露光位置を通過して現像位置に至る。感光
体20の電位がほぼ0Vであると、図6からも明らかな
ように、感光体20の本来の露光部分(電位VL)より
も、トナーが付着しやすくなるのである。
明する。スコロトロン帯電器への電力供給を遮断する
と、スコロトロン帯電器による感光体20の帯電処理が
なされなくなる。そのため、感光体20の電位は、ほぼ
0Vのまま、露光位置を通過して現像位置に至る。感光
体20の電位がほぼ0Vであると、図6からも明らかな
ように、感光体20の本来の露光部分(電位VL)より
も、トナーが付着しやすくなるのである。
【0103】そこで、本実施の形態では、以上の不都合
が生じることのないように、スコロトロン帯電器に異常
が生じた場合に、以下の処理をおこなう(図7参照)。
が生じることのないように、スコロトロン帯電器に異常
が生じた場合に、以下の処理をおこなう(図7参照)。
【0104】前述したように、帯電電流制御手段103
aに設けられた検知回路は、放電電極320に印加され
た電圧を、抵抗R1を介して電圧値として検知する。さ
らに、検知回路は、この電圧値を所定の閾値と比較し、
電圧値が所定の閾値を下回っているか否かを判定し(S
101)、下回っている場合には、カウンタ回路にイン
クリメント指示を発し、カウンタ回路は、カウント値を
1つ増やす(S103)。
aに設けられた検知回路は、放電電極320に印加され
た電圧を、抵抗R1を介して電圧値として検知する。さ
らに、検知回路は、この電圧値を所定の閾値と比較し、
電圧値が所定の閾値を下回っているか否かを判定し(S
101)、下回っている場合には、カウンタ回路にイン
クリメント指示を発し、カウンタ回路は、カウント値を
1つ増やす(S103)。
【0105】カウンタ回路は、カウント値が所定値に達
したか否かを判断し(S105)、所定値に達したと判
断した場合には、ラッチ回路に信号を送出し、ラッチ回
路は、カウント値が所定値に達したことを情報として保
持する(S107)。
したか否かを判断し(S105)、所定値に達したと判
断した場合には、ラッチ回路に信号を送出し、ラッチ回
路は、カウント値が所定値に達したことを情報として保
持する(S107)。
【0106】ラッチ回路にかかる情報が保持されると、
ラッチ回路から入力部に対して信号が送られ、この信号
により、入力部に入力される、ユニットコントローラ1
02からの動作指令信号(CHG_ON)が無視される
こととなる。その結果、スコロトロン帯電器への電力供
給が遮断される(S109)。さらに、ラッチ回路から
の信号は、現像電圧制御手段104aの入力部にも送ら
れる。これにより、現像電圧制御手段104aの入力部
に入力される、ユニットコントローラ102からの動作
指令信号(DEV_AC_ON)が無視されることとな
る。その結果、現像ローラ510への交流電圧の供給も
遮断される(S111)。さらに、スコロトロン帯電器
に異常が生じた旨が、表示ユニット95(図1参照)等
に表示される(S113)。
ラッチ回路から入力部に対して信号が送られ、この信号
により、入力部に入力される、ユニットコントローラ1
02からの動作指令信号(CHG_ON)が無視される
こととなる。その結果、スコロトロン帯電器への電力供
給が遮断される(S109)。さらに、ラッチ回路から
の信号は、現像電圧制御手段104aの入力部にも送ら
れる。これにより、現像電圧制御手段104aの入力部
に入力される、ユニットコントローラ102からの動作
指令信号(DEV_AC_ON)が無視されることとな
る。その結果、現像ローラ510への交流電圧の供給も
遮断される(S111)。さらに、スコロトロン帯電器
に異常が生じた旨が、表示ユニット95(図1参照)等
に表示される(S113)。
【0107】かかる表示に基づいて、ユーザがスコロト
ロン帯電器のメンテナンスを行うためにカバー部97
(図1参照)を開くと、インターロックスイッチSWが
解放され(S115)、帯電電流制御手段103a及び
現像電圧制御手段104aへの電力供給が遮断される。
ロン帯電器のメンテナンスを行うためにカバー部97
(図1参照)を開くと、インターロックスイッチSWが
解放され(S115)、帯電電流制御手段103a及び
現像電圧制御手段104aへの電力供給が遮断される。
【0108】ユーザがスコロトロン帯電器のメンテナン
スを終えてカバー部97を閉じると、インターロックス
イッチSWが閉じ(S117)、帯電電流制御手段10
3a及び現像電圧制御手段104aへの電力供給がなさ
れ、かつ、ラッチ回路に保持された情報が初期化(クリ
ア)される(S119)。これにより、プリンタ10
は、印刷可能状態となる(S121)。
スを終えてカバー部97を閉じると、インターロックス
イッチSWが閉じ(S117)、帯電電流制御手段10
3a及び現像電圧制御手段104aへの電力供給がなさ
れ、かつ、ラッチ回路に保持された情報が初期化(クリ
ア)される(S119)。これにより、プリンタ10
は、印刷可能状態となる(S121)。
【0109】このように、帯電電流制御手段103a
は、スコロトロン帯電器に印加された電圧の値が異常で
あることを検知した際には、スコロトロン帯電器への電
流の供給を停止し、且つ、現像電圧制御手段104aに
対して、現像ローラ510への交流電圧の供給を停止さ
せるための信号を出力するから、感光体20は帯電され
ず、しかも、現像ローラ510による現像動作も行われ
ない。
は、スコロトロン帯電器に印加された電圧の値が異常で
あることを検知した際には、スコロトロン帯電器への電
流の供給を停止し、且つ、現像電圧制御手段104aに
対して、現像ローラ510への交流電圧の供給を停止さ
せるための信号を出力するから、感光体20は帯電され
ず、しかも、現像ローラ510による現像動作も行われ
ない。
【0110】したがって、プリンタ10からは画像の形
成されていない紙等が排出されるため、これにより、ユ
ーザは異常が発生したことを認識することが可能とな
る。しかも、このような異常処理が、ユニットコントロ
ーラ102からの動作指令に基づいて、スコロトロン帯
電器に流れる電流及び印加された電圧を検知しつつスコ
ロトロン帯電器に供給する電流を定電流制御する帯電電
流制御手段103aによってなされるため、スコロトロ
ン帯電器及び現像装置の動作指令を発する動作指令手段
の構成、処理を簡略化でき、装置全体として、簡易な構
成で、帯電異常処理をすることが可能となる。なお、現
像ローラ510に直流電圧が印加されたままであって
も、交流電圧の印加さえ遮断すれば、現像ローラ510
による現像動作は行われない。
成されていない紙等が排出されるため、これにより、ユ
ーザは異常が発生したことを認識することが可能とな
る。しかも、このような異常処理が、ユニットコントロ
ーラ102からの動作指令に基づいて、スコロトロン帯
電器に流れる電流及び印加された電圧を検知しつつスコ
ロトロン帯電器に供給する電流を定電流制御する帯電電
流制御手段103aによってなされるため、スコロトロ
ン帯電器及び現像装置の動作指令を発する動作指令手段
の構成、処理を簡略化でき、装置全体として、簡易な構
成で、帯電異常処理をすることが可能となる。なお、現
像ローラ510に直流電圧が印加されたままであって
も、交流電圧の印加さえ遮断すれば、現像ローラ510
による現像動作は行われない。
【0111】なお、ラッチ回路からの信号が、現像電圧
制御手段104aの入力部に送られた際に、現像電圧制
御手段104aの入力部に入力される、ユニットコント
ローラ102からの動作指令信号(DEV_AC_CL
K)が無視されることしてもよい。動作指令信号(DE
V_AC_CLK)が無視されれば、現像ローラ510
への交流電圧の供給も遮断されることとなり、動作指令
信号(DEV_AC_ON)が無視されるときと同様の
現象を生じさせることが可能となる。
制御手段104aの入力部に送られた際に、現像電圧制
御手段104aの入力部に入力される、ユニットコント
ローラ102からの動作指令信号(DEV_AC_CL
K)が無視されることしてもよい。動作指令信号(DE
V_AC_CLK)が無視されれば、現像ローラ510
への交流電圧の供給も遮断されることとなり、動作指令
信号(DEV_AC_ON)が無視されるときと同様の
現象を生じさせることが可能となる。
【0112】また、帯電電流制御手段103aは、スコ
ロトロン帯電器に印加された電圧の値が異常であること
を検知した際には、現像電圧制御手段104aに対し
て、現像ローラ510への交流電圧の供給を停止させる
ための信号を出力し、現像ローラ510への直流電圧の
供給を停止させるための信号は出力しないから、スコロ
トロン帯電器に異常が生じた場合と、スコロトロン帯電
器自体に異常が生じた場合とを明確に区別することが可
能となる。
ロトロン帯電器に印加された電圧の値が異常であること
を検知した際には、現像電圧制御手段104aに対し
て、現像ローラ510への交流電圧の供給を停止させる
ための信号を出力し、現像ローラ510への直流電圧の
供給を停止させるための信号は出力しないから、スコロ
トロン帯電器に異常が生じた場合と、スコロトロン帯電
器自体に異常が生じた場合とを明確に区別することが可
能となる。
【0113】また、帯電電流制御手段103aは、スコ
ロトロン帯電器に印加された電圧の値が所定値より小さ
くなった回数をカウントするためのカウンタ回路を有
し、該カウンタ回路によるカウント値が所定回数に達し
た際に、スコロトロン帯電器に印加された電圧の値が異
常であるとしてラッチ回路へ信号を送るから、正常動作
の範囲内で電圧値が数回程度小さくなっても異常処理が
実行されることはない。
ロトロン帯電器に印加された電圧の値が所定値より小さ
くなった回数をカウントするためのカウンタ回路を有
し、該カウンタ回路によるカウント値が所定回数に達し
た際に、スコロトロン帯電器に印加された電圧の値が異
常であるとしてラッチ回路へ信号を送るから、正常動作
の範囲内で電圧値が数回程度小さくなっても異常処理が
実行されることはない。
【0114】また、カウンタ回路によるカウント値は、
所定時間毎にリセットされるように構成しておくことが
好ましい。カウンタ回路によるカウント値が、所定時間
毎にリセットされれば、正常動作の範囲内で電流値が数
回程度小さくなる現象が累積した結果以上処理がなされ
てしまう、という現象の発生を防止することが可能とな
る。
所定時間毎にリセットされるように構成しておくことが
好ましい。カウンタ回路によるカウント値が、所定時間
毎にリセットされれば、正常動作の範囲内で電流値が数
回程度小さくなる現象が累積した結果以上処理がなされ
てしまう、という現象の発生を防止することが可能とな
る。
【0115】また、ラッチ回路に保持された情報は、カ
バー部97の開閉動作によって初期化されるから、ユー
ザ等がカバー部を開いて帯電異常の原因を除去した後に
カバーを閉じることによって、自動的に、ラッチ回路を
初期化することが可能となり、メンテナンス性が向上す
る。
バー部97の開閉動作によって初期化されるから、ユー
ザ等がカバー部を開いて帯電異常の原因を除去した後に
カバーを閉じることによって、自動的に、ラッチ回路を
初期化することが可能となり、メンテナンス性が向上す
る。
【0116】定着ユニット90(図1参照)として、記
録媒体に付着した現像剤をオイル供給無しで定着するた
めのオイルレス定着器を採用した場合には、定着器によ
る記録媒体の剥離能力が低いから、用紙に大量の現像剤
が付着すると定着器に用紙が巻き付くおそれがあり、巻
き付いた用紙を取り除く際に、定着器を痛める可能性が
ある。しかしながら、前述したように、帯電電流制御手
段103aは、スコロトロン帯電器に印加された電圧の
値が異常であることを検知した際には、スコロトロン帯
電器への電流の供給を停止し、且つ、現像電圧制御手段
104aに対して、現像ローラ510への交流電圧の供
給を停止させるための信号を出力するから、感光体20
は帯電されず、しかも、現像ローラ510による現像動
作も行われない。したがって、定着器に対する用紙の巻
き付きが防止され、その結果、定着器が損傷するおそれ
がなくなる。
録媒体に付着した現像剤をオイル供給無しで定着するた
めのオイルレス定着器を採用した場合には、定着器によ
る記録媒体の剥離能力が低いから、用紙に大量の現像剤
が付着すると定着器に用紙が巻き付くおそれがあり、巻
き付いた用紙を取り除く際に、定着器を痛める可能性が
ある。しかしながら、前述したように、帯電電流制御手
段103aは、スコロトロン帯電器に印加された電圧の
値が異常であることを検知した際には、スコロトロン帯
電器への電流の供給を停止し、且つ、現像電圧制御手段
104aに対して、現像ローラ510への交流電圧の供
給を停止させるための信号を出力するから、感光体20
は帯電されず、しかも、現像ローラ510による現像動
作も行われない。したがって、定着器に対する用紙の巻
き付きが防止され、その結果、定着器が損傷するおそれ
がなくなる。
【0117】===その他の実施の形態===
以上、一実施の形態に基づき本発明に係る現像装置等を
説明したが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理
解を容易にするためのものであり、本発明を限定するも
のではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、
変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含
まれることはもちろんである。
説明したが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理
解を容易にするためのものであり、本発明を限定するも
のではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、
変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含
まれることはもちろんである。
【0118】前述した実施の形態では、スコロトロン帯
電器に流れる電流を抵抗を介して電圧値として検知する
ことにより、スコロトロン帯電器に対して定電流制御を
行ったが、スコロトロン帯電器に印加される電圧を検知
することによって、スコロトロン帯電器に対して定電圧
制御を行ってもよい。この場合は、定電圧制御を行う帯
電電圧制御手段は、スコロトロン帯電器に流入した電流
の値が異常であることを検知した際には、スコロトロン
帯電器への電圧の印加を停止し、且つ、現像電圧制御手
段104aに対して、現像ローラ510への交流電圧の
印加を停止させるための信号を出力するようにすればよ
い。さらに、定電圧制御を行う帯電電圧制御手段は、ス
コロトロン帯電器に流入した電流の値が異常であること
を検知した際には、現像電圧制御手段104aに対し
て、現像ローラ510への交流電圧の供給を停止させる
ための信号を出力し、現像ローラ510への直流電圧の
供給を停止させるための信号は出力しないことすればよ
い。さらに、帯電電圧制御手段は、前記帯電器に流入し
た電流の値が所定値より大きくなった回数をカウントす
るためのカウント手段を有し、該カウント手段によるカ
ウント値が所定回数に達した際に、スコロトロン帯電器
に流入した電流が異常であるとすることすればよい。そ
の他の処理も前述した処理と同様に行えばよい。
電器に流れる電流を抵抗を介して電圧値として検知する
ことにより、スコロトロン帯電器に対して定電流制御を
行ったが、スコロトロン帯電器に印加される電圧を検知
することによって、スコロトロン帯電器に対して定電圧
制御を行ってもよい。この場合は、定電圧制御を行う帯
電電圧制御手段は、スコロトロン帯電器に流入した電流
の値が異常であることを検知した際には、スコロトロン
帯電器への電圧の印加を停止し、且つ、現像電圧制御手
段104aに対して、現像ローラ510への交流電圧の
印加を停止させるための信号を出力するようにすればよ
い。さらに、定電圧制御を行う帯電電圧制御手段は、ス
コロトロン帯電器に流入した電流の値が異常であること
を検知した際には、現像電圧制御手段104aに対し
て、現像ローラ510への交流電圧の供給を停止させる
ための信号を出力し、現像ローラ510への直流電圧の
供給を停止させるための信号は出力しないことすればよ
い。さらに、帯電電圧制御手段は、前記帯電器に流入し
た電流の値が所定値より大きくなった回数をカウントす
るためのカウント手段を有し、該カウント手段によるカ
ウント値が所定回数に達した際に、スコロトロン帯電器
に流入した電流が異常であるとすることすればよい。そ
の他の処理も前述した処理と同様に行えばよい。
【0119】また、帯電器としてスコロトロン帯電器を
例にとって説明したが、本発明は、スコロトロン帯電器
に限られず、コロトロン帯電器、その他、接触式の各種
帯電器等にも適用可能である。
例にとって説明したが、本発明は、スコロトロン帯電器
に限られず、コロトロン帯電器、その他、接触式の各種
帯電器等にも適用可能である。
【0120】前述した実施の形態においては、画像形成
装置として中間転写型のフルカラーレーザビームプリン
タを例にとって説明したが、本発明は、中間転写型以外
のフルカラーレーザビームプリンタ、モノクロレーザビ
ームプリンタ、複写機、ファクシミリなど、各種の画像
形成装置に適用可能である。
装置として中間転写型のフルカラーレーザビームプリン
タを例にとって説明したが、本発明は、中間転写型以外
のフルカラーレーザビームプリンタ、モノクロレーザビ
ームプリンタ、複写機、ファクシミリなど、各種の画像
形成装置に適用可能である。
【0121】また、前記実施形態においては、YMCK
現像ユニットが回転して、各現像装置が選択的に感光体
と対向するロータリー方式の現像部を備えたプリンタに
ついて説明したが、これに限らず、現像装置が並列配置
されてスライドする方式等の現像部を備えたプリンタで
あってもよい。
現像ユニットが回転して、各現像装置が選択的に感光体
と対向するロータリー方式の現像部を備えたプリンタに
ついて説明したが、これに限らず、現像装置が並列配置
されてスライドする方式等の現像部を備えたプリンタで
あってもよい。
【0122】また、感光体についても、円筒状の導電性
基材の外周面に感光層を設けて構成した、いわゆる感光
ローラに限られず、ベルト状の導電性基材の表面に感光
層を設けて構成した、いわゆる感光ベルトであってもよ
い。
基材の外周面に感光層を設けて構成した、いわゆる感光
ローラに限られず、ベルト状の導電性基材の表面に感光
層を設けて構成した、いわゆる感光ベルトであってもよ
い。
【0123】また、前述した実施形態に係る画像形成装
置、コンピュータ本体、CRT等の表示装置、及び、必
要に応じて、マウスやキーボード等の入力装置等を備え
たコンピュータシステムも実現可能であり、このように
して実現されたコンピュータシステムは、システム全体
として従来システムよりも優れたシステムとなる。
置、コンピュータ本体、CRT等の表示装置、及び、必
要に応じて、マウスやキーボード等の入力装置等を備え
たコンピュータシステムも実現可能であり、このように
して実現されたコンピュータシステムは、システム全体
として従来システムよりも優れたシステムとなる。
【0124】
【発明の効果】本発明によれば、万一帯電器に異常が生
じた場合に、簡易な構成でもって対処することの可能な
画像形成装置、及び、コンピュータシステムを実現する
ことが可能となる。
じた場合に、簡易な構成でもって対処することの可能な
画像形成装置、及び、コンピュータシステムを実現する
ことが可能となる。
【図1】本実施の形態に係る画像形成装置を構成する主
要構成要素を示した図である。
要構成要素を示した図である。
【図2】図1の画像形成装置の制御ユニットを示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図3】現像装置の主要構成要素を示した断面図であ
る。
る。
【図4】帯電装置の主要構成要素を示した断面図であ
る。
る。
【図5】帯電電流制御手段103a及び現像電圧制御手
段104aの主構成要素を示した図である。
段104aの主構成要素を示した図である。
【図6】帯電電位、露光電位、及び、現像電位の関係を
示した図である。
示した図である。
【図7】帯電器に異常が生じた場合の処理を説明するた
めのフローチャートである。
めのフローチャートである。
R1、R2 抵抗
10 レーザビームプリンタ(本体)
20 感光体
30 帯電ユニット
40 露光ユニット
50 YMCK現像ユニット
50a 回転軸
51 ブラック現像装置
51a、52a、53a、54a 記憶素子(現像装置
側メモリ) 51b、52b、53b、54b コネクタ 52 マゼンタ現像装置 53 シアン現像装置 54 イエロー現像装置 55 支持フレーム 55a、55b、55c、55d 保持部 60 一次転写ユニット 70 中間転写体 75 クリーニングユニット 76 クリーニングブレード 80 二次転写ユニット 90 定着ユニット 95 表示ユニット 92 給紙トレイ 94 給紙ローラ 96 レジローラ 97 カバー部 100 制御ユニット 101 メインコントローラ 102 ユニットコントローラ 103 帯電ユニット駆動制御回路 103a 帯電電圧制御手段 104 現像ユニット駆動制御回路 104a 現像電圧制御手段 112 インターフェイス 113 画像メモリ 120 CPU 121 シリアルインターフェイス 122 現像装置側メモリ(記憶素子) 123 入出力ポート 310 シールドケーシング 320 放電電極 330 グリッド 510 現像ローラ 520 シール部材 522 シール支持板金 524 シール付勢部材 530 トナー収容部 540 フレーム 550 トナー供給ローラ 560 規制ブレード 560a ゴム部 560b ゴム支持部 562 ブレード支持板金 570 ブレード裏部材 T トナー
側メモリ) 51b、52b、53b、54b コネクタ 52 マゼンタ現像装置 53 シアン現像装置 54 イエロー現像装置 55 支持フレーム 55a、55b、55c、55d 保持部 60 一次転写ユニット 70 中間転写体 75 クリーニングユニット 76 クリーニングブレード 80 二次転写ユニット 90 定着ユニット 95 表示ユニット 92 給紙トレイ 94 給紙ローラ 96 レジローラ 97 カバー部 100 制御ユニット 101 メインコントローラ 102 ユニットコントローラ 103 帯電ユニット駆動制御回路 103a 帯電電圧制御手段 104 現像ユニット駆動制御回路 104a 現像電圧制御手段 112 インターフェイス 113 画像メモリ 120 CPU 121 シリアルインターフェイス 122 現像装置側メモリ(記憶素子) 123 入出力ポート 310 シールドケーシング 320 放電電極 330 グリッド 510 現像ローラ 520 シール部材 522 シール支持板金 524 シール付勢部材 530 トナー収容部 540 フレーム 550 トナー供給ローラ 560 規制ブレード 560a ゴム部 560b ゴム支持部 562 ブレード支持板金 570 ブレード裏部材 T トナー
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
G03G 15/20 102 G03G 15/20 102
21/14 21/00 372
Fターム(参考) 2H027 DA01 DA26 DA38 ED03 ED09
ED25 EE02 EE07 EE08 EF09
EJ15 EK01 EK09 HA02 HA03
2H033 AA21 AA39 BA41 BB01
2H071 AA17 AA42 DA06 DA08 DA12
DA31 EA18
2H073 AA01 BA04 BA21 BA22 BA45
CA22
2H200 FA08 FA16 GA12 GA44 GB22
GB25 GB27 HA12 HA29 HA30
HB03 HB48 NA02 PA05 PA06
PA20 PA28 PA29 PB02 PB34
PB35 PB37 PB38 PB40
Claims (14)
- 【請求項1】 感光体を帯電するための帯電器と、前記
感光体に形成された潜像を現像するための現像器と、前
記帯電器及び前記現像器の動作指令を発する動作指令手
段と、前記動作指令手段からの動作指令に基づいて、前
記帯電器に印加された電圧を検知しつつ該帯電器に印加
する電圧を定電圧制御する帯電電圧制御手段と、前記動
作指令手段からの動作指令に基づいて前記現像器へ供給
する直流電圧及び交流電圧を制御する現像電圧制御手段
と、を有する画像形成装置において、 前記帯電電圧制御手段は、前記帯電器に流入した電流の
値が異常であることを検知した際には、前記帯電器への
電圧の印加を停止し、且つ、前記現像電圧制御手段に対
して、前記現像器への交流電圧の印加を停止させるため
の信号を出力することを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の画像形成装置におい
て、 前記帯電電圧制御手段は、前記帯電器に流入した電流の
値が異常であることを検知した際には、前記現像電圧制
御手段に対して、前記現像器への交流電圧の供給を停止
させるための信号を出力し、前記現像器への直流電圧の
供給を停止させるための信号は出力しないことを特徴と
する画像形成装置。 - 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の画像形成
装置において、 前記帯電電圧制御手段は、前記帯電器に流入した電流の
値が所定値より大きくなった回数をカウントするための
カウント手段を有し、該カウント手段によるカウント値
が所定回数に達した際に、前記帯電器に流入した電流の
値が異常であるとすることを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項4】 請求項3に記載の画像形成装置におい
て、 前記カウント手段によるカウント値は、所定時間毎にリ
セットされることを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項5】 請求項3又は請求項4に記載の画像形成
装置において、 前記カウント手段によるカウント値が所定回数に達した
ことを情報として一時的に保持する一時保持手段と、開
閉可能なカバー部とを有し、前記一時保持手段に保持さ
れた前記情報は、前記カバーの開閉動作によって初期化
されることを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項6】 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載
の画像形成装置において、 記録媒体に付着した現像剤をオイル供給無しで定着する
ためのオイルレス定着手段を有していることを特徴とす
る画像形成装置。 - 【請求項7】 感光体を帯電するための帯電器と、前記
感光体に形成された潜像を現像するための現像器と、前
記帯電器及び前記現像器の動作指令を発する動作指令手
段と、前記動作指令手段からの動作指令に基づいて、前
記帯電器に流れる電流を検知しつつ前記帯電器に供給す
る電流を定電流制御する帯電電流制御手段と、前記動作
指令手段からの動作指令に基づいて前記現像器へ供給す
る直流電圧及び交流電圧を制御する現像電圧制御手段
と、を有する画像形成装置において、 前記帯電電流制御手段は、前記帯電器に印加された電圧
の値が異常であることを検知した際には、前記帯電器へ
の電流の供給を停止し、且つ、前記現像電圧制御手段に
対して、前記現像器への交流電圧の供給を停止させるた
めの信号を出力することを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項8】 請求項7に記載の画像形成装置におい
て、 前記帯電電流制御手段は、前記帯電器に印加された電圧
の値が異常であることを検知した際には、前記現像電圧
制御手段に対して、前記現像器への交流電圧の供給を停
止させるための信号を出力し、前記現像器への直流電圧
の供給を停止させるための信号は出力しないことを特徴
とする画像形成装置。 - 【請求項9】 請求項7又は請求項8に記載の画像形成
装置において、 前記帯電電流制御手段は、前記帯電器に印加された電圧
の値が所定値より小さくなった回数をカウントするため
のカウント手段を有し、該カウント手段によるカウント
値が所定回数に達した際に、前記帯電器に印加された電
圧の値が異常であるとすることを特徴とする画像形成装
置。 - 【請求項10】 請求項9に記載の画像形成装置におい
て、 前記カウント手段によるカウント値は、所定時間毎にリ
セットされることを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項11】 請求項9又は請求項10に記載の画像
形成装置において、 前記カウント手段によるカウント値が所定回数に達した
ことを情報として一時的に保持する一時保持手段と、開
閉可能なカバー部とを有し、前記一時保持手段に保持さ
れた前記情報は、前記カバーの開閉動作によって初期化
されることを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項12】 請求項7乃至請求項11のいずれかに
記載の画像形成装置において、 記録媒体に付着した現像剤をオイル供給無しで定着する
ためのオイルレス定着手段を有していることを特徴とす
る画像形成装置。 - 【請求項13】 コンピュータ本体、コンピュータ本体
に接続可能な表示装置、及び、コンピュータ本体に接続
可能な画像形成装置であって、感光体を帯電するための
帯電器と、前記感光体に形成された潜像を現像するため
の現像器と、前記帯電器及び前記現像器の動作指令を発
する動作指令手段と、前記動作指令手段からの動作指令
に基づいて、前記帯電器に印加された電圧を検知しつつ
該帯電器に印加する電圧を定電圧制御する帯電電圧制御
手段と、前記動作指令手段からの動作指令に基づいて前
記現像器へ供給する直流電圧及び交流電圧を制御する現
像電圧制御手段と、を有し、前記帯電電圧制御手段は、
前記帯電器に流入した電流の値が異常であることを検知
した際には、前記帯電器への電圧の印加を停止し、且
つ、前記現像電圧制御手段に対して、前記現像器への交
流電圧の印加を停止させるための信号を出力する画像形
成装置、を具備することを特徴とするコンピュータシス
テム。 - 【請求項14】 コンピュータ本体、コンピュータ本体
に接続可能な表示装置、及び、コンピュータ本体に接続
可能な画像形成装置であって、感光体を帯電するための
帯電器と、前記感光体に形成された潜像を現像するため
の現像器と、前記帯電器及び前記現像器の動作指令を発
する動作指令手段と、前記動作指令手段からの動作指令
に基づいて、前記帯電器に流れる電流を検知しつつ前記
帯電器に供給する電流を定電流制御する帯電電流制御手
段と、前記動作指令手段からの動作指令に基づいて前記
現像器へ供給する直流電圧及び交流電圧を制御する現像
電圧制御手段と、を有し、前記帯電電流制御手段は、前
記帯電器に印加された電圧の値が異常であることを検知
した際には、前記帯電器への電流の供給を停止し、且
つ、前記現像電圧制御手段に対して、前記現像器への交
流電圧の供給を停止させるための信号を出力する画像形
成装置、を具備することを特徴とするコンピュータシス
テム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001356193A JP2003156977A (ja) | 2001-11-21 | 2001-11-21 | 画像形成装置、及び、コンピュータシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001356193A JP2003156977A (ja) | 2001-11-21 | 2001-11-21 | 画像形成装置、及び、コンピュータシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003156977A true JP2003156977A (ja) | 2003-05-30 |
Family
ID=19167761
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001356193A Withdrawn JP2003156977A (ja) | 2001-11-21 | 2001-11-21 | 画像形成装置、及び、コンピュータシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003156977A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008191529A (ja) * | 2007-02-07 | 2008-08-21 | Brother Ind Ltd | 画像形成装置 |
JP2010014817A (ja) * | 2008-07-01 | 2010-01-21 | Brother Ind Ltd | 画像形成装置 |
JP2015069105A (ja) * | 2013-09-30 | 2015-04-13 | ブラザー工業株式会社 | 画像形成装置 |
-
2001
- 2001-11-21 JP JP2001356193A patent/JP2003156977A/ja not_active Withdrawn
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