JP3758433B2 - 現像装置およびこれを用いた画像形成装置 - Google Patents

現像装置およびこれを用いた画像形成装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に用いられる一成分現像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、一成分現像装置において、現像ローラに圧接された規制ブレードの近傍に滞留する現像剤を現像剤収容部に送り戻すための戻し部材を設けることが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記戻し部材がパドルで構成されていると、現像剤収容部から現像ローラ方向へ搬送されてくる現像剤の流れに逆らって規制ブレード近傍に滞留する現像剤を排出することになるため、現像剤を現像剤収容部へ効率良く戻すことができなかった。
【0004】
そこで、本発明の目的は、現像剤収容部から現像ローラ方向へ搬送されてくる現像剤の流れがあっても、規制ブレード近傍の現像剤を現像剤収容部へ効率良く戻すことができる一成分現像装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために本発明の現像装置は、像担持体に対向する現像剤担持体と、この現像剤担持体と接触しつつ回転して現像剤を前記現像剤担持体に供給する現像剤供給部材と、前記現像剤担持体の下部に圧接され、前記現像剤担持体に供給された現像剤を所定量に規制する規制部材と、現像剤を収容する現像剤収容部と、この現像剤収容部に収容された現像剤を前記現像剤供給部材に向けて搬送する現像剤搬送部材と、前記規制部材の近傍に配置され、前記規制部材の規制により滞留する現像剤を前記現像剤収容部へ排出する現像剤排出手段とを備え、前記現像剤排出手段を、回転する排出ローラと、先端を前記排出ローラの表面に当接したスクレーパとで構成したものである。
【0006】
本発明の現像装置では、前記現像剤排出手段が、前記現像剤搬送部材により前記規制部材に向けて搬送される現像剤の大部分を阻止するようにするのが好ましい。
【0009】
【発明の効果】
本発明の現像装置およびこれを用いた画像形成装置では、規制部材近傍に滞留する現像剤を現像剤収容部へ排出する現像剤排出手段を備えているため、規制部材方向への現像剤の流れがあったとしても規制部材近傍にある現像剤を現像剤収容部へ効率良く排出できる。
また、現像剤排出手段により現像剤収容部から規制部材に向けて搬送される現像剤の大部分を阻止するようにすれば、上述したような効率のよい現像剤排出効果と相俟って規制部材近傍に過剰な現像剤が滞留するのを防止できる。
さらに、前記現像剤排出手段を、回転する排出ローラと、先端を前記排出ローラの表面に当接したスクレーパとで構成したので、回転する排出ローラの表面に付着した滞留現像剤がスクレーパで掻き落とされてスクレーパに沿って傾斜した方向に排出されるため、規制部材方向への現像剤の流れに真っ向から逆らうことなく規制部材近傍にある現像剤を現像剤収容部へ効率良く排出できる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。図1は、本発明にかかる現像装置を用いたカラー画像形成装置10の概略構成を示す。この画像形成装置10は、矢印A方向に回転駆動される感光体(像担持体)12を内部ほぼ中央に備えている。感光体12が回転を開始すると、スコロトロン方式の帯電チャージャで構成された帯電手段14により感光体12の表面が所定電位に帯電される。帯電手段14には、図示しない電源により通常−4kVから−7kV程度の電圧が印加されるとともに、帯電グリッドへ所望の表面電位になるような電圧が印加されることにより、感光体12の表面は、表面電位として−400Vから−1000V程度の間の所望電位に帯電される。なお、帯電手段14としては、帯電チャージャを使用したものの他に、電圧が印加された導電性ローラあるいは導電性ブラシを使用することもできる。
【0011】
帯電手段14によって所定電位に帯電された感光体12の表面は、さらに矢印A方向に回転していくことによって露光部まで移動する。露光部では、レーザ光学系で構成された露光手段16により、画像読み取り装置やパソコン等から出力されるイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックに色分解された画像情報の内の、まずイエローの画像情報に基づいて像露光され、感光体12の表面にイエロー画像の静電潜像が形成される。なお、露光手段16としては、レーザ光学系を使用したものの他に、LEDヘッドを使用したものや、液晶やPLZT等を用いたシャッター手段などで構成されたものを使用してもよい。
【0012】
静電潜像が形成された感光体12の表面は、さらに矢印A方向に回転することによって現像部へ移動する。現像部において、感光体2上の静電潜像は、回転式現像部18に装着されたイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色のトナー(現像剤)をそれぞれ収容した現像装置20Y,20M,20C,20Kのうちのイエロー用現像装置20Yにより、露光手段16で像露光した部分を現像する反転現像を行うことによって、静電潜像をイエロートナーで現像する。
【0013】
現像されたイエロートナー画像は、感光体12の矢印A方向への回転によって一次転写部へ移動する。一次転写部においてイエロートナー画像は、中間転写ベルト22を介して感光体12に対向する一次転写ローラ24に図示しない電源によりトナー帯電極性と逆極性の電圧を印加することによって、中間転写ベルト22上に転写される。
【0014】
一次転写ローラ24によって感光体12上のイエロートナーの大部分は、中間転写ベルト22上に転写されるが、その一部は転写残りとして感光体12上に付着したままとなる。感光体12上に残留したイエロートナーは、感光体12の矢印A方向への回転によって清掃部に移動する。清掃部において残留トナーは、例えば弾性を有するゴム部材で構成されたクリーナーブレードを用いたクリーニング手段26によって感光体12上から除去される。なお、クリーニング手段26としては、クリーナーブレードを使用したもの以外に、導電性ブラシ、あるいは、二成分現像装置に使用されているのと同様の磁気ブラシにより構成されるものを使用してもよい。
【0015】
クリーニング手段26によって残留トナーが除去された感光体12の表面は、矢印A方向への回転によって帯電手段14のところまで再び移動する。この帯電手段14により感光体12の表面は、所望の電位に再度帯電されて次の画像形成に備える。なお、クリーニング手段26と帯電手段14との間に電荷除去手段を設け、この電荷除去手段により静電潜像を消去してもよい。電荷除去手段としては、イレースランプ等を使用して光除電するものや、ワイヤや針電極などで構成したチャージャ、あるいは、感光体12の表面に接触または近接して設けた導電性フィルムにより、交番電界などの除電電界を形成することによって電気的に除電するものを用いてもよい。
【0016】
帯電手段14によって再び所望電位に帯電された感光体12の表面には、引き続いて露光部および現像部を通過することによりマゼンタトナー画像が形成される。このマゼンタトナー画像は、転写部において中間転写ベルト22上のイエロートナー画像の上に重ねて転写される。続いて、シアントナー画像とブラックトナー画像が同様に順次形成され、最終的に中間転写ベルト22上には4色のトナー画像が重ね合わされた画像が形成される。
【0017】
一方、4色のトナー画像が転写された中間転写ベルト22に向かって、給紙カセット28から図示しない記録紙が給紙ローラ30の回転により給紙される。その後、記録紙は、タイミングローラ32によって中間転写ベルト22上の4色トナー画像と位置合わせが行われながら、二次転写部へ搬送される。
【0018】
二次転写部では、記録紙を介して中間転写ベルト22の表面に接触させた導電性を有する二次転写ローラ34に中間転写ベルト22上のトナーの帯電極性と逆極性の転写電圧を印加することによって、中間転写ベルト22上の4色トナー画像を記録紙上に静電的に転写する。二次転写ローラ34には、図示しない電源により2kV程度の転写電圧が印加されている。
【0019】
トナー画像が転写された記録紙は定着装置36に搬送され、定着装置36において記録紙上のトナー画像は加熱および加圧されて定着され、これによりフルカラー画像が記録紙上に形成される。そして、記録紙は排出ローラ38を経て排紙トレイ40上に排出される。
【0020】
画像形成装置10では、上述した工程を指定枚数分だけ繰り返すことにより、フルカラー画像の形成が連続して行われる。
【0021】
次に、現像装置20Y,20M,20C,20Kの構成および現像動作について詳細に説明するが、各現像装置20Y,20M,20C,20Kは収容するトナーが異なるだけで同一構成を有するため、主に現像装置20Yを例にとって説明する。
【0022】
現像装置20Yは、現像時に感光体12と対向する現像ローラ(現像剤担持体)42を備えている。現像ローラ42は芯金の周囲に設けた体積抵抗値105〜106Ω程度の弾性ゴム層と、このゴム層上に設けた表面抵抗106〜107Ω程度のコート層とからなる。現像ローラ42は、矢印B方向に回転駆動されるようになっている。現像ローラ42の下部表面には、バネ性部材からなる規制ブレード(規制部材)44の先端部が圧接されている。
【0023】
感光体12と現像ローラ42の間には、現像間隔形成手段46により0.1〜0.4mm程度の現像間隔gが形成されている。現像間隔形成手段46としては、現像ローラ42の回転軸と同心に設けられ、かつ外周が感光体12の表面に当接するコロ部材や、所望の現像間隔と同一の厚みを有するキャップ部材を現像ローラ42の周囲に外装し、このキャップ部材を感光体12の表面に当接したもの等が用いられる。
【0024】
規制ブレード44に対して現像ローラ42の回転方向上流側には、現像ローラ42と接触しつつ矢印C方向に回転する供給ローラ(現像剤供給部材)48が配置されている。供給ローラ48の表面は、例えば導電性ウレタンフォームで形成されている。また、供給ローラ48に対して現像ローラ42の回転方向上流側には、薄板状のシール部材49が現像ローラ42の表面に当接して設けてある。
【0025】
現像装置20Yのハウジング50の内部は現像剤収容部52になっており、この現像剤収容部52にイエロートナー54が収容されている。イエロートナー54として、例えば、非磁性のポリエステル系またはスチレン−アクリル系等の樹脂を主成分とし、樹脂中に着色剤、帯電制御剤、ワックス等を分散させたものにシリカ等の流動化剤によって表面処理を施したものが使用されている。また、現像剤収容部52には、矢印D方向に回転駆動される搬送部材(現像剤搬送部材)56が設けてある。
【0026】
供給ローラ48の近傍には、現像剤収容部52との間を隔てる仕切部材58が配置されており、仕切部材58と供給ローラ48との間の空間がバッファ部60となっている。また、仕切部材58の先端は、予備帯電ブレード62となっており、規制ブレード44と供給ローラ48との間の現像ローラ42の表面に接触している。
【0027】
規制ブレード44の近傍であって予備帯電ブレード62の下方には、現像剤排出手段が配置されている。現像剤排出手段は、矢印E方向に回転駆動される丸棒状の排出ローラ64と、先端を排出ローラ64の表面に当接し、かつ斜め下方に延びたスクレーパ66とで構成されている。なお、スクレーパ66は斜め上方に延びて配置されてもよい。
【0028】
以上の構成からなる現像装置20Yでは、現像剤収容部52に収容されたトナー54が、回転する搬送部材56により供給ローラ48に向けて搬送されてバッファ部60に送り込まれる。バッファ部60に送り込まれたトナーは供給ローラ48の回転にしたがって現像ローラ42との接触部に搬送される。その接触部においてトナーは、供給ローラ48の表面に対して逆方向に移動する現像ローラ42の表面に、機械的な圧接力および静電的な吸引力によって付着する。
【0029】
現像ローラ42の表面に付着したトナーは、その回転にしたがって搬送され、予備帯電ブレード62との接触部を通過することにより、例えば負極性に摩擦帯電されるとともにトナー層を形成する。その後、現像ローラ42の表面に保持されたトナー層は、その回転にしたがって規制ブレード44との接触部に搬送される。規制ブレード44は、現像ローラ42の表面に対して3〜5g/mm程度の圧力で圧接されており、現像ローラ42上のトナー層が規制ブレード44との接触部を通過すると、トナー付着量0.5〜1.0mg/cm2程度でトナー荷電量−10〜−30μC/g程度のトナー薄層が形成される。一方、規制ブレード44により現像ローラ42との間の通過を規制されたトナーは、規制ブレード44の近傍に滞留する。
【0030】
規制ブレード44との接触部を通過したトナー薄層は、現像ローラ42の回転にしたがって感光体12との対向領域である現像領域へ搬送される。現像ローラ42には、図示しない電源により周波数1〜5kHzでピーク・トゥ・ピーク電圧1〜2kVの振動電圧に、感光体12の表面電位と同極性の直流成分電圧(例えば−300〜−500V)が重畳された現像バイアスが印加されている。この現像バイアスの印加により現像ローラ42上のトナーは、現像領域において現像ローラ42から離れ、感光体12と現像ローラ42との間を往復動しながら、感光体12上に形成された静電潜像の現像に供される。
【0031】
現像が終了した現像ローラ42の表面は、その回転によりシール部材49を通過して供給ローラ48との接触部へと至り、再び現像剤が供給されることになる。なお、シール部材49には、現像後に現像ローラ42上に残留するトナーを除電して現像ローラ42から離れやすくするために、除電バイアス電圧を印加してもよい。
【0032】
このようにしてイエローの現像が終了した後、回転式現像部18は矢印F方向に回転し、今度はマゼンタトナーを収容した現像装置20Mを感光体12に対向させる。現像装置20Mは、上述した現像装置20Yの場合と同様に、感光体12上にマゼンタトナー画像を現像する。
【0033】
マゼンタトナー画像の現像が終了すると、回転式現像部18はさらに矢印F方向に回転し、今度はシアントナーを収容した現像装置20Cを感光体12に対向させる。そして、現像装置20Cにより感光体12上にシアントナー画像を現像した後、回転式現像部18は矢印F方向にさらに回転し、今度はブラックトナーを収容した現像装置20Kを感光体12に対向させる。そして、現像装置20Kにより感光体12上にブラックトナー画像が現像される。
【0034】
このように各現像装置20Y,20M,20C,20Kが順次切り換えられることによって、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色の画像が感光体12上にそれぞれ形成されることになる。ブラックトナー画像の現像が終了すると、回転式現像部18は矢印F方向に回転し、今度はイエロートナーを収容した現像装置20Yを感光体12に再び対向させ、次の画像形成に備える。
【0035】
次に、現像装置内において規制ブレード44の近傍に滞留したトナーの排出動作について詳細に説明する。規制ブレード44により規制されて規制ブレード44の近傍に滞留するトナーは、図3に示すように、矢印E方向に回転する排出ローラ64の表面に付着しつつ搬送され、スクレーパ66に掻き落とされてスクレーパ66に沿って矢印ウで示す傾斜した方向に排出される。なお、スクレーパ66を斜め上方に向けて傾斜配置した場合には、排出ローラ64から掻き落とされたトナーは、スクレーパ66に沿って斜め上方に傾斜した方向に排出されることになる。
【0036】
一方、現像剤収容部52内に収容されたトナーは、回転する搬送部材56により、供給ローラ48に向かって供給されるだけでなく、規制ブレード44に向けて矢印ア方向にも搬送される。しかしながら、規制ブレード4近傍のトナーは、排出ローラ64の表面に付着しつつ搬送されるため、矢印ア方向へのトナーの流れに十分に抗しながら排出ローラ64の回転によって搬送される。また、スクレーパ66により排出ローラ64から掻き落とされたトナーの排出方向(矢印ウ方向)は、規制ブレード44に向かってのトナー搬送方向(矢印ア方向)に対して傾斜した方向であるため、前記トナー排出方向と前記トナー搬送方向とが正面からぶつかり合うことがなく、これにより規制ブレード44近傍に滞留したトナーを現像剤収容部52に向けて確実に排出することができる。
【0037】
さらに、矢印ア方向に搬送されてきたトナーの大部分は、排出ローラ64およびスクレーパ66により流れが阻止されるので、最終的に規制ブレード44の近傍まで送り込まれるトナーの量は矢印イで示すように少なくなる。したがって、現像剤収容部52から規制ブレード44の近傍に搬送されてくるトナー量を抑制できるため、規制ブレード44の近傍に過剰な量のトナーが滞留することもなくなる。
【0038】
一方、図4に示すように、周囲に複数の搬送羽根65を有する従来の排出パドル64aを矢印G方向に回転させて規制ブレード44近傍のトナーを排出する場合、現像剤収容部52から搬送されるトナーの方向(矢印ア方向)と、排出パドル64aで排出されるトナーの排出方向(矢印ウ方向)とが正反対であるため、トナーの流れ同士が真っ向からぶつかり合い、規制ブレード44近傍に滞留したトナーの排出効率が悪くなる。また、排出パドル64aが矢印G方向に回転すると、排出パドル64aの上部では、現像剤収容部52から矢印ア方向に搬送されてきたトナーが搬送羽根65により規制ブレード44に向けて矢印イ方向に多量に送り込まれることになり、その結果、規制ブレード44近傍に過剰なトナーが滞留し、トナーの排出効率をさらに低下させることになる。
【0039】
以上に説明したように本実施形態の現像装置では、規制ブレード44の近傍に配置した現像剤排出手段を排出ローラ64とこれに当接したスクレーパ66とで構成し、この現像剤排出手段により現像剤収容部52から規制ブレード44に向けてのトナー搬送方向に対して傾斜した方向に規制ブレード44近傍に滞留するトナーを排出するようにしてあるため、規制ブレード44方向へのトナーの流れに真っ向から逆らうことなく規制ブレード44近傍のトナーを現像剤収容部52へ効率良く排出できるとともに、現像剤収容部52から規制ブレード44に向けて搬送されるトナーの大部分を阻止することで規制ブレード44近傍に過剰な現像剤が滞留するのを防止できる。
【0040】
次に、参考例として、現像剤排出手段の別の実施形態について説明する。図5,6に示すように、現像剤排出手段は、回転軸70の周囲にスクリュー形状またはスパイラル形状の搬送羽根72を有し、かつ矢印H方向に回転駆動される排出部材74と、この排出部材74の回転により排出されるトナーの排出方向に沿った開口部75を形成する仕切部材76とで構成されている。各仕切部材76は、排出部材74の長手方向の中央側に傾斜してそれぞれ配置されている。
【0041】
排出部材74が回転すると、規制ブレード44の近傍に滞留するトナーは、搬送羽根72の押し出し作用により排出部材74の長手方向の中央側に向けて矢印ウで示す傾斜した方向に排出される。なお、搬送羽根72の向きを変えることにより、排出部材74の長手方向の端部側に傾斜した方向にトナーが排出されるようにしてもよい。
【0042】
排出部材74によるトナー排出方向(矢印ウ方向)は、現像剤収容部52から搬送されてくるトナーの流れの方向(矢印ア方向)に対して傾斜した方向であって真っ向からぶつかり合うことがないので、排出部材74によるトナー排出を効率よく行うことができる。
また、仕切部材76が存在することにより、現像剤収容部52から矢印ア方向に搬送されてくるトナーは、その一部が仕切部材76の開口部75を介して排出部材74の方へ侵入してくるものの、大部分は仕切部材76で阻止されるため、規制ブレード44近傍に過剰な量のトナーが滞留するのを防止できる。
【0043】
なお、以上の説明ではフルカラー画像形成装置を例にとって説明したが、本発明の現像装置はモノクロやモノカラーの画像形成装置にも適用できる。
また、本発明の現像装置は上述したような電子写真方式の画像形成装置に限定されず、他の方式(例えば、直接記録方式や静電記録方式など)の画像形成装置にも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 画像形成装置の全体構成図。
【図2】 現像装置の概略構成図。
【図3】 現像剤排出手段近傍のトナーの流れを示す拡大図。
【図4】 従来の現像剤排出手段によるトナーの流れを示す拡大図。
【図5】 現像剤排出手段の別の実施形態を示す拡大図。
【図6】 図5の現像剤排出手段の平面図。
【符号の説明】
10…画像形成装置、12…感光体(像担持体)、20Y,20M,20C,20K…現像装置、42…現像ローラ(現像剤担持体)、48…供給ローラ(現像剤供給部材)、44…規制ブレード(規制部材)、52…現像剤収容部、56…搬送部材(現像剤搬送部材)、64…排出ローラ、66…スクレーパ。

Claims (3)

  1. 像担持体に対向する現像剤担持体と、この現像剤担持体と接触しつつ回転して現像剤を前記現像剤担持体に供給する現像剤供給部材と、前記現像剤担持体の下部に圧接され、前記現像剤担持体に供給された現像剤を所定量に規制する規制部材と、現像剤を収容する現像剤収容部と、この現像剤収容部に収容された現像剤を前記現像剤供給部材に向けて搬送する現像剤搬送部材と、前記規制部材の近傍に配置され、前記規制部材の規制により滞留する現像剤を前記現像剤収容部へ排出する現像剤排出手段とを備え
    前記現像剤排出手段が、回転する排出ローラと、先端を前記排出ローラの表面に当接したスクレーパとで構成されることを特徴とする現像装置。
  2. 前記現像剤排出手段が、前記現像剤搬送部材により前記規制部材に向けて搬送される現像剤の大部分を阻止することを特徴とする請求項1の現像装置。
  3. 請求項1または2に記載の現像装置を用いた画像形成装置。
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