JP2000122491A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2000122491A
JP2000122491A JP10296447A JP29644798A JP2000122491A JP 2000122491 A JP2000122491 A JP 2000122491A JP 10296447 A JP10296447 A JP 10296447A JP 29644798 A JP29644798 A JP 29644798A JP 2000122491 A JP2000122491 A JP 2000122491A
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JP
Japan
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magnetic
carrier
image forming
forming apparatus
magnetic brush
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JP10296447A
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English (en)
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Fumitake Hirobe
文武 廣部
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像剤長寿命化と磁気ブラシローラーの長寿
命化を達成し、それにより画像を長期にわたり安定に保
持でき、かつメンテナンスフリーの画像形成装置を提供
する。 【解決手段】 像担持体2上に形成された静電製造を現
像する2成分現像剤32を内包した現像手段4に、磁性
キャリアを補給可能なボックス31を設け、磁性キャリ
アの補給に際し、使用済み磁性キャリアを像担持体に付
着させてクリーニング手段7に設けた磁気ブラシに移送
し、磁性ブラシに利用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、静電複写機、静電
プリンタ等の静電転写プロセスを利用する画像形成装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、像担持体表面に静電的に形成した
静電潜像上に2成分現像剤を用いて可視化した後、紙な
どの転写材に転写する工程を繰り返す周知の画像形成装
置に於いて、高耐久、高安定を満足した画像を提供して
いくためには安定したトナー帯電量(以下トリボと称
す)を付与していくことが重要であり、そのためには磁
性キャリアの帯電付与能力が耐久前後で安定しているこ
とが必要である。
【0003】また転写の際、すべてのトナーを像担持体
から転写材に転移させることは困難であり、像担持体上
に残留したトナーや、コロナ放電により発生するコロナ
生成物等及び紙等の転写材から発生する紙粉に含まれる
タルク等を十分にクリーニングすることが必要である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の画像形成装置においては以下のような問題を招
く場合があった。
【0005】耐久における画像濃度安定化には、先に述
べたとおり安定したトリボ付与が必要であるが、耐久し
ていくと外添剤やトナー付着により磁性キャリア表面が
汚染され、磁性キャリアのトリボ付与能力が下がってく
るため、トリボが低下し、飛散かぶり等の画像劣化が生
じてしまう。
【0006】そこで従来の画像形成装置では、像担持体
上に参照画像を作像し、参照画像濃度をセンサで検出し
トナー濃度(以下TD比と称する)を変えることで現像
性を変更させる制御(以下パッチ検制御方式と称す)を
用いている。
【0007】ただしパッチ検制御方式では、機械の放置
環境や状況等で大きくトリボが変化した際にTD比を変
更してしまうため、補給かぶりや磁性キャリア付着等の
画像欠陥を生じてしまうことがあった。特に耐久が進み
磁性キャリアのトリボ付与能力が低下しているときには
著しかった。
【0008】そこで耐久寿命を過ぎた劣化現像剤は、定
期メンテ時にサービスマン等により新剤に交換する方法
がとられているため、現像剤寿命がサービスメンテ間隔
を決定付けてしまう要因となっている。
【0009】そのため長寿命現像検討として耐久寿命を
延ばす現像剤の開発や現像剤を劣化させないプロセスの
開発が行われているが、現状の現像剤寿命は3万から5
万枚であるのが実際である。
【0010】そのためカラープリンター等のメンテナン
スフリーが必要な画像形成装置では、画質安定性に優れ
た2成分現像剤を用いるものよりメンテ性に優れた1成
分現像剤を用いたものが多いのが実際である。
【0011】また、像担持体上に現像されたトナーを転
写装置にて転写材に転写させる際、すべてのトナーを転
写させることは困難であり、像担持体上に残留した転写
残トナーや、コロナ放電により発生するコロナ生成物等
及び紙等の転写材から発生する紙粉に含まれるタルク等
を上記クリーニング装置で完全に掻き取ることは非常に
難しく、像担持体上のコロナ生成物やタルク等が空気中
の水分を吸収して画像を乱すことがある。
【0012】従来では、コロナ生成物やタルク等による
画質劣化を生じた場合、コロナ生成物やタルク等を除去
するために、像担持体としての例えば感光ドラムの内側
にドラムヒータを設置し、像担持体の温度を上昇させる
ことにより、像担持体表面上の水分を蒸発させ、コロナ
生成物の水分吸収による画質劣化を防止する方法、もし
くはドラム表面自体を積極的に削るかもしくは研磨する
方法をとってきた。
【0013】しかし、ドラムヒーターは高価で、消費電
力も大きいという問題があり、また、像担持体を積極的
に削る方法では、像担持体表面上に深傷を生じたり、削
ることによりドラムの寿命を短くしてしまっていた。
【0014】そこで、磁性キャリアとしての磁性粒子に
より磁気ブラシローラーの表面と感光ドラムの表面との
間に穂を形成し、これにより像担持体としての感光ドラ
ムの表面に付着しているコロナ生成物やタルク等の除去
を行うクリーニング方法が提案されている。
【0015】このクリーニング方法により、画質劣化の
防止、またはクリーニングブレードめくれ防止、クリー
ニングブレード跡の防止等を実現して感光ドラム及びク
リーニングブレードの長寿命化を達成することができ
る。
【0016】しかしながら、上記した磁気ブラシローラ
ー装置は、ACバイアスの印加により、感光ドラムの表
面と磁気ブラシローラーの間隙で、磁性キャリアの往復
運動がおこり、感光ドラム表面を叩く力が増加するた
め、磁性キャリアの劣化や感光ドラムの表面削れ問題が
発生しやすく、また形成される画質の劣化が生じること
等が考えられる。
【0017】そこで本出願に係る発明の目的は、現像剤
長寿命化と磁気ブラシローラーの長寿命化を達成し、そ
れにより画像を長期にわたり安定に保持でき、かつメン
テナンスフリーの画像形成装置を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本出願に係る発明の目的
を実現する第1の構成は、潜像担持体上の静電潜像を現
像するために2成分現像剤を内包した現像手段と、前記
現像手段により現像された現像像を転写材に転写させる
ための転写手段と、転写後に前記像担持体上に残留した
現像剤を除去するためのクリーニング手段と、前記現像
手段以外で磁性粒子による磁気ブラシを形成する磁気ブ
ラシ手段と、を有する画像形成装置において、前記現像
手段は、2成分現像剤のうち磁性キャリアーのみを補給
可能とするために余分に有していて、前記磁性キャリア
ーの補給に伴い使用済み磁性キャリアを前記像担持体に
付着させて前記磁気ブラシ手段へ所定のタイミングで移
送させ、移送されてきた使用済み磁性キャリアを前記磁
気ブラシとして利用したものである。
【0019】本出願に係る発明の目的を実現する第2の
構成は、前記磁気ブラシ手段は、少なくともクリーニン
グ手段として用いられるものである。
【0020】本出願に係る発明の目的を実現する第3の
構成は、前記クリーニング手段としては、前記磁気ブラ
シとブレードまたはブラシ部材を用いていて、更に前記
磁気ブラシは、像担持体の移動方向に見て前記ブレード
の上流側に配置されているものである。
【0021】本出願に係る発明の目的を実現する第4の
構成は、前記磁気ブラシ手段の回転方向が、前記像担持
体の移動方向に対して順方向に回転するものである。
【0022】本出願に係る発明の目的を実現する第5の
構成は、前記磁気ブラシ手段の回転方向が、前記像担持
体の移動方向に対して逆方向に回転するものである。
【0023】本出願に係る発明の目的を実現する第6の
構成は、自動的に移送される前記2成分現像剤が磁性キ
ャリアのみであるものである。
【0024】本出願に係る発明の目的を実現する第7の
構成は、自動的に移送される前記2成分現像剤が磁性キ
ャリアとトナーであるものである。
【0025】本出願に係る発明の目的を実現する第8の
構成は、前記余分な磁性キャリアーは、ある間隔毎に一
定量現像器内に補給されるものである。
【0026】本出願に係る発明の目的を実現する第9の
構成は、前記補給間隔は耐久枚数により決定するもので
ある。
【0027】本出願に係る発明の目的を実現する第10
の構成は、前記補給間隔は現像手段に有する現像スリー
ブの回転時間により決定するものである。
【0028】本出願に係る発明の目的を実現する第11
の構成は、1回の補給量は全現像剤中重量に対して1割
以下であるものである。
【0029】本出願に係る発明の目的を実現する第12
の構成は、前記磁性キャリアのみを収納した容器は交換
可能なカートリッジ式とするものである。
【0030】本出願に係る発明の目的を実現する第13
の構成は、前記磁気ブラシ手段は、前記像担持体との間
でバイアスを印加するバイアス印加手段を有するもので
ある。
【0031】本出願に係る発明の目的を実現する第14
の構成は、前記バイアス印加手段は、直流成分のバイア
ス電圧に交流成分を重畳したバイアス電圧を印加するも
のである。
【0032】本出願に係る発明の目的を実現する第15
の構成は、前記磁気ブラシ手段は、磁性粒子による磁気
ブラシを形成保持するために磁気ブラシローラー内にマ
グネットを有し、該磁性粒子が前記像担持体表面上で磁
気ブラシとしての穂となるものである。
【0033】本出願に係る発明の目的を実現する第16
構成は、前記磁気ブラシ手段の磁気ブラシローラーは、
非磁性スリーブにより搬送されるものである。
【0034】本出願に係る発明の目的を実現する第17
の構成は、前記磁気ブラシ手段の磁気ブラシローラー
は、マグネットローラーの回転により搬送されるもので
ある。本出願に係る発明の目的を実現する第18の構成
は、前記磁気ブラシ手段は、像担持体に対し近接位置か
ら離脱位置に画像形成のタイミングに合わせて移動可能
としたものである。
【0035】本出願に係る発明の目的を実現する第19
の構成は、前記現像手段は、複数色の現像器を有するも
のである。
【0036】本出願に係る発明の目的を実現する第20
の構成は、前記画像形成装置は、複数色用の像担持体と
複数色の現像器を有するものである。
【0037】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)図1は本発
明の第1の実施の形態を示すフルカラー複写機である。
【0038】本実施の形態において、複写機1の本体内
には、像担持体である感光ドラム2が矢印方向に回転可
能に軸支されており、その周囲に以下に述べる画像形成
手段が配置されている。
【0039】感光ドラム2は、一次帯電器3によって均
一に帯電され、例えばレーザービーム露光装置等を用い
た不図示の露光手段によって色分解された光像又はこれ
に相当する光像が照射され、上記感光ドラム2の周面に
静電潜像を形成する。
【0040】上記静電潜像は、複数色の現像器で構成さ
れる現像装置4によって現像剤(トナー)が付着されて
可視画像、すなわちトナー像が形成される。
【0041】現像装置4は、マゼンタ、シアン、イエロ
ー、ブラックの4色のトナーを各別に収納する4個の現
像器4M,4C,4Y,4Bkを内蔵している。上記現
像装置4は、所望の現像器を感光ドラム2の外周面に接
離させて該感光ドラム2上に形成された静電潜像の現像
を行う。
【0042】上記感光ドラム2上に形成されたトナー像
は、後述する転写装置5(以下、「転写ドラム5」と言
う)に担持されて矢印a方向に搬送される被記録材であ
る転写材Pに転写される。
【0043】画像転写後に感光ドラム2上に残留したト
ナーは、感光ドラム2の回転方向下流側に配置されたク
リーニング装置7によって残留トナーが回収されるよう
に構成されている。
【0044】前記転写ドラム5は、その外周面に転写シ
ート8が貼着されており、内部に転写材Pを該転写シー
ト8に吸着保持せしめるための転写材吸収手段を有す
る。
【0045】この転写材吸着手段は、感光ドラム2のト
ナー像とは逆特性の電荷を転写シート8の反面側に付与
する吸着用帯電器9と、転写ドラム5の外側に設けられ
た導電ローラ10を有する。
【0046】この導電ローラー10は吸着用帯電器9の
対向電極になると共に、転写材Pに電荷を注入し、転写
シート8に転写材Pを静電吸着させる作用をなす。
【0047】また、上記転写ドラム5内には、感光ドラ
ム2との圧接位置に相当する箇所に、転写シート8にト
ナーと反対極性の電荷を付与する転写用帯電器11が設
けられている。
【0048】また、上記転写ドラム5の内外には、画像
転写後の転写材Pの転写シート8に対する吸着力を弱め
るために転写シート8を挟んで対向する一対のACコロ
ナ放電器12,13が設けられている。
【0049】また、上記ACコロナ放電器12,13よ
り転写ドラム5の回転方向下流側には、分離爪14が設
けられている。
【0050】更に、上記外側ACコロナ放電器13に隣
接してACコロナ放電器15が設けられており、該AC
コロナ放電器15は転写材Pと転写シート8が分離する
際に生ずる剥離放電による画像乱れを防止するためAC
コロナ放電を行う。
【0051】カセット16に収容された転写材Pは、ピ
ックアップローラー17によって最上位のものから1枚
ずつ給送され、レジストローラー対18によって感光ド
ラム2上に形成されたトナー像と同期して搬送される。
【0052】そして、転写ドラム5に搬送された転写材
Pは、導電ローラー10及び吸着用帯電器9間を通過す
る際に該転写ドラム5の外周面に貼着された転写シート
8に吸着保持されて搬送され、転写ドラム5と感光ドラ
ム2が圧接する際に転写用帯電器11によってトナー像
が転写材Pに転写される。
【0053】画像転写後の転写材Pは転写ドラム5に担
持されたまま搬送され、ACコロナ放電器12,13を
通過する際に吸着力が弱められ、分離爪14によって転
写ドラム5の転写シート8上より分離される。
【0054】分離後の転写材Pは、搬送ベルト19によ
って下流側に搬送され、定着ローラー20及び加圧ロー
ラー21間を通過する際にトナー像が加熱定着される。
【0055】そして、片面画像形成時には、画像定着後
の転写材Pは、排出ローラー対22によって、画像形成
装置外の排出トレイ23に排出される。
【0056】また、両面画像形成時には、画像定着後の
転写材Pは排出ローラー対25によって装置内の両面カ
セット24に一次保存される。
【0057】両面画像形成時には両面カセット24に一
次保存された転写材Pが再び両面カセットピックアップ
ローラー(不図示)によって最上位のものから1枚ずつ
給送され、画像形成動作が繰り返され、裏面にも画像が
形成される。
【0058】一方、図1において、6は像担持体として
の感光ドラム2に対して不図示の回動機構により回動可
能に支持された磁気ブラシローラーである。
【0059】この磁気ブラシローラー6を用いたクリー
ニング装置は、図2の概略断面図に示すように磁気ブラ
シローラー6を、残留トナーを掻き取るクリーニングブ
レード29より下流に位置するように配置し、感光ドラ
ム2との対向面側に開口部を有していて、この開口部に
マグネットローラー26が配設されており、このマグネ
ットローラー26を囲んで、アルミニウム、ステンレス
鋼、チタン鋼などの非磁性材料からなるスリーブ27が
配置され、このスリーブ27の表面上にはキャリアたる
磁性粒子28が保持されて穂を形成しているものとす
る。
【0060】この磁気ブラシローラー6は感光ドラム2
の回転方向に対し順方向に回転し、磁性粒子28の穂が
像担持体としての感光ドラム2の表面上に形成される
と、この穂には不図示のバイアス印加手段によりバイア
ス電圧が印加され、感光ドラム2の表面に付着している
コロナ生成物やタルク等が除去される。
【0061】像担持体としての感光ドラム表面の感光層
としては、α−Se,CdS,ZnO2 ,OPC,α−
Siなど公知の様々なものを使用できる。但し磁気ブラ
シローラーを用いた場合は、感光体表面層の削れの問題
が発生するため、機械的強度の高いα−Si感光体やO
PC感光体表層にオーバーコートした感光体には本発明
を適用する場合特に有効である。
【0062】また、本実施の形態において図示していな
いが、磁気ブラシローラー装置6のスリーブ27と感光
ドラム2の間に、AC重畳のDCバイアスを印加してい
る。ここで、磁気ブラシローラー6用のバイアス印加手
段によるACバイアスの印加によって、感光ドラム2の
表面上と現像装置の現像剤を担持するスリーブ等の現像
剤担持体の表面上との間隙で、現像剤の往復運動がおこ
り、ただ当接走行しているときに比べ、電界によって現
像剤が感光ドラム表面を叩く力が増加することになる。
【0063】次に、本実施の形態の現像器の動作につい
て図3を用いて説明する。
【0064】現像器4は、スクリューA,Bにより2成
分現像剤32を撹拌することでトリボを付与し、現像担
持体である現像スリーブ33へ現像剤を搬送される。
【0065】その後、図3中に示されたN3極により現
像スリーブへ汲み上げられ、S2,N1極により、現像
主極であるS1まで搬送される。
【0066】現像部ではバイアス印加手段34により、
現像スリーブ33と感光ドラム2の間に、AC重畳のD
Cバイアスを印加していることにより現像が促進してい
る。その後、N2,N3間の反発極で現像剤が剥ぎ取ら
れ、再びスクリューにより撹拌され汲み上げられる。
【0067】この撹拌動作を繰り返すことにより極性キ
ャリア表面上にトナーや外添剤が付着しトリボ付与能力
を低下させていると考えられている。
【0068】そのため2成分現像剤32の極性キャリア
の寿命は、耐久とともにトリボ付与能力が下がっていく
ため、通常50000枚/500gである。そのためメ
ンテ間隔を例えば2倍にするためには1000gの現像
剤が必要となる。
【0069】そこで本実施の形態においては図3に示す
ようにあらかじめ磁性キャリア500gのみを格納した
カートリッジ式の交換可能部材(以下キャリアボックス
と称する)31を現像器4の上部に設けた。
【0070】次に、現像剤の自動交換シーケンスを図4
に示すタイミングチャートに基づいて説明する。
【0071】本実施の形態ではコピー処理数を定義し
た。この値はキャリアボックス31から磁性キャリア2
8を補給してから現在まで何枚コピーが取られたかをカ
ウントするものであり、本実施の形態ではこれを100
0枚とした。
【0072】まず画像形成を開始すると前記したコピー
処理数に今回取られる置数を加算する。ここでは1枚コ
ピーを考えたため1を加算する。
【0073】次に、感光ドラム2上に現像中に必要トナ
ー量を計測、補給する。この際、コピー処理数が100
0枚を超えたか否かを判断し、条件を満たしていない場
合は、通常シーケンスで画像形成を終了する。
【0074】ところが条件を満たした場合は、感光ドラ
ム2上に現像終了後に上記キャリアボックス31から現
像器4内に磁性キャリア10gを補給し、磁性キャリア
28を補給したので前記コピー処理数をゼロにリセット
する。
【0075】上記キャリアボックス31内には磁性キャ
リアと搬送用スクリューを有し(不図示)、更にキャリ
アボックスから現像器に通じるパイプにより磁性キャリ
アを現像器に搬送することが可能となっている。そこ
で、コピー枚数が1000枚を越えた時点でキャリアボ
ックス内のスクリューを一定時間回転させることで10
g分のキャリアを補給する。
【0076】ただしこのままでは現像器4内の現像剤量
が10g増えてしまうので、この制御を繰り返し行って
いくと現像器4内に現像剤が充満して現像剤あふれが生
じてしまう。
【0077】そこで、上記シーケンスが働きキャリアが
補給された後にかぶり取り電位(=帯電電位−現像DC
バイアス電位)を通常設定値に対して200V低くする
ことを行う。
【0078】つまり本画像形成装置では通常かぶり取り
電位が−100Vであるのに対し、−300Vとするよ
うに帯電電位もしくは現像DCバイアス電位を変更す
る。
【0079】すると現像スリーブ33上のポジ成分であ
る磁性キャリア28と反転トナーが現像され感光ドラム
2上に付着する。
【0080】本実施の形態では、感光ドラム2上へ磁性
キャリア28を10g付着させるために、かぶり取り電
位を−300Vとし、10秒間必要とした。その後、感
光ドラム2上に付着した磁性キャリア28は感光ドラム
2の回転によりクリーナへ送られる。
【0081】クリーナ内に設けられた磁気ブラシにより
回収される。磁性キャリア28は回収後、磁気ブラシク
リーナとして働くことで再生利用が可能となる。
【0082】しかしこのままでは、マグネットローラー
26にどんどん磁性キャリア28が溜まってしまう。
【0083】そこで図2中に示したマグネットローラー
26上に形成された磁性ブラシの磁性キャリア28の量
を規制するための部材30を設けてある。
【0084】このような構成により必要以上の磁性キャ
リア28はクリーナから廃トナー回収ボックスへ搬送さ
れる(不図示)。
【0085】このようにすることによって、像担持体と
しての感光ドラム2の表面に付着しているコロナ生成物
やタルク等を除去し、コロナ生成物やタルク等による画
像劣化の防止、クリーニングブレードめくれ防止、クリ
ーニングブレード跡の防止等を実現して感光ドラム2及
びクリーニングブレード29の長寿命化、磁気ブラシロ
ーラー装置の小型化及び長寿命化を達成することが可能
となる。
【0086】(第2の実施の形態)本実施の形態では、
現像スリーブ33の回転時間に応じて現像器4内へ磁性
キャリアを補給することを行った。現像剤劣化は耐久枚
数よりもスクリュー回転時間や現像スリーブ33と現像
器カバー間との圧縮により発生するため、大幅な効果が
得られた。
【0087】(第3の実施の形態)本実施の形態では、
前記キャリアボックス31に磁性キャリア28とともに
初期剤のTD比より多めのトナーを一緒に内包した。
【0088】前記した実施の形態では交換剤が磁性キャ
リア28のみであるため磁性キャリア28を10g補給
した瞬間、現像器4内でTD比ムラが生じてしまい画像
ムラとしてあらわれてしまうことがあったが、本実施の
形態ではトナーを混ぜてある為、大きなTD比ムラを現
像器4内で生じなくなり、良好な画像が得られるように
なった。
【0089】(第4の実施の形態)本実施の形態では、
前記クリーナ内に配設された磁気ブラシの回転方向を感
光ドラムの回転方向に対し、逆方向に回転させた。
【0090】磁気ブラシと感光ドラム2との回転方向が
逆なため、磁気ブラシの感光ドラム2への当接回数が増
え、クリーニング効果が増すのに加え、付着キャリアを
感光ドラム2から剥ぎ取る効果も向上した。
【0091】(第5の実施の形態)本実施の形態では、
更なる磁気ブラシクリーナの寿命を延命するために、前
記磁気ブラシローラー6を感光ドラム2に対しタイミン
グ的に着脱させることを行った。
【0092】具体的には、磁性キャリア交換シーケンス
時には画像形成時に磁気ブラシローラー6を着接させて
おくが、通常画像形成時は感光ドラム2から磁気ブラシ
ローラー6を離脱させておき、画像形成終了後に着する
ようなシーケンス制御を行うことで更に耐久性が増した
のである。
【0093】(第6の実施の形態)図5は本発明の第6
の実施の形態を示す画像形成装置である。
【0094】本実施の形態は、複数色用に複数の感光ド
ラム40Y,40M,40C,40Kがタンデムに回転
可能に軸支されており、その各々の感光ドラムの周囲に
は、上記した画像形成手段(一次帯電器43,レーザ4
4,現像器41,転写ブレード45,クリーナ47)が
配置され、第1,第2,第3,第4ステーションの現像
器にはそれぞれイエロー,マゼンダ,シアン,ブラック
現像剤が用意された画像形成装置である。
【0095】画像形成歯、第1ステーションであるイエ
ロートナーを感光ドラム40Y上に現像し、転写材担持
ベルト44により感光ドラム40Yに搬送された転写材
P上に、転写ブレード45Yの作用により転写される。
【0096】転写材担持ベルト44は2個のローラ46
a,46b間に架張され、図中矢印方向に無端回動する
ことにより転写材Pを搬送する。感光ドラム40Y上に
残った転写残りトナーは、その後、クリーナ47Yで掻
き落とされる。
【0097】その後、第2,3,4ステーションで転写
材担持ベルト44により転写材が搬送され、各ステーシ
ョンの転写位置においてそれぞれマゼンダ、シアン、ブ
ラックトナーが転写材P上に転写される。その後、定着
器48により永久定着が行われ、画像形成装置外の排出
トレイ49に排出される構成をとる。
【0098】また、磁性キャリアを交換する際には、例
えばコピー枚数に応じて各現像器上部に設けられたキャ
リアボックス40Y,40M,40C,40K内のスク
リューを回動させることで各色の現像器ないに新しいキ
ャリアを補給することが可能である。
【0099】
【発明の効果】請求項1乃至20に係る発明によれば、
サービスメンテ間隔を延すことができ、結果としてラン
ニングコストの低下が可能となる。
【0100】また、磁性キャリアの耐久劣化を延命で
き、また像担持体表面に付着している転写残トナー、コ
ロナ生成物、タルク等を除去し、感光ドラム及びクリー
ニングブレードの長寿命化を達成でき、磁気ブラシロー
ラーが着脱動作を行うことができることにより、さらな
る磁気ブラシ手段の長寿命化を達成することが可能とな
り、その結果ランニングコストの低下とサービス性の向
上を達成し、かつ今まで以上に長期安定した画像を提供
できる画像形成装置を得ることが可能となる。
【0101】また、交換された磁性キャリアをクリーナ
内に設けられた磁気ブラシ手段で回収し、磁気ブラシク
リーナの一部として利用するため感光ドラムや磁気ブラ
シ手段の長寿命化を達成することができる。
【0102】また、請求項18に係る発明によれば、磁
気ブラシ手段のさらなる長寿命化を達成することがで
き、ランニングコストの低下とサービスの向上を図れ、
しかも安定した画像を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す画像形成装置
の概略構成を示す断面図。
【図2】図1の磁気ブラシローラーを用いたクリーナの
断面図。
【図3】本発明の第1の実施の形態を示す現像器の断面
図。
【図4】本発明の第1の実施の形態を示す現像剤交換動
作を説明するタイミングチャート
【図5】本発明の第6の実施の形態を示す画像形成装置
の概略構成を示す断面図。
【符号の説明】
P…転写材 1…複写機 2…感光ドラム 3…一次帯電器 4…現像装置 5…転写ドラム 6…磁気ブラシローラー 7…クリーニング装置 8…転写シート 9…吸着用帯電器 10…導電ローラー 11…転写用帯電器 12,13,15…ACコロナ放電器 14…分離爪 16…カセット 17…ピックアップローラー 18…レジストローラー対 19…搬送ベルト 20…定着ローラー 21…加圧ローラー 22…排出ローラー対 23…排出トレイ 24…両面トレイ 26…マグネットローラー 27…スリーブ 28…磁性キャリア 29…クリーニングブレード 30…磁性キャリア量規制部材 31…キャリアボックス 32…2成分現像剤 33…現像スリーブ 34…現像バイアス印加手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 21/10 G03G 21/00 316 318 Fターム(参考) 2H027 DA39 DA45 ED08 ED09 ED24 ED27 EE02 EE04 EH03 FA28 2H030 AB02 AD03 AD16 BB23 BB38 BB44 2H031 AC13 AD11 AD13 BA09 CA11 2H034 BD00 BE04 BE06 BE07 BE09 BE10 BF00 2H077 AA02 AA39 AD36 BA03 CA01 CA09 CA19 DA22 DB14 EA01 GA13

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 潜像担持体上の静電潜像を現像するため
    に2成分現像剤を内包した現像手段と、前記現像手段に
    より現像された現像像を転写材に転写させるための転写
    手段と、転写後に前記像担持体上に残留した現像剤を除
    去するためのクリーニング手段と、前記現像手段以外で
    磁性粒子による磁気ブラシを形成する磁気ブラシ手段
    と、を有する画像形成装置において、 前記現像手段は、2成分現像剤のうち磁性キャリアーの
    みを補給可能とするために余分に有していて、前記磁性
    キャリアーの補給に伴い使用済み磁性キャリアを前記像
    担持体に付着させて前記磁気ブラシ手段へ所定のタイミ
    ングで移送させ、移送されてきた使用済み磁性キャリア
    を前記磁気ブラシとして利用したことを特徴とする画像
    形成装置。
  2. 【請求項2】 前記磁気ブラシ手段は、少なくともクリ
    ーニング手段として用いられることを特徴とする請求項
    1の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記クリーニング手段としては、前記磁
    気ブラシとブレードまたはブラシ部材を用いていて、更
    に前記磁気ブラシは、像担持体の移動方向に見て前記ブ
    レードの上流側に配置されていることを特徴とする請求
    項1または2の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記磁気ブラシ手段の回転方向が、前記
    像担持体の移動方向に対して順方向に回転することを特
    徴とする請求項1,2または3の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記磁気ブラシ手段の回転方向が、前記
    像担持体の移動方向に対して逆方向に回転することを特
    徴とする請求項1,2または3の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 自動的に移送される前記2成分現像剤が
    磁性キャリアのみであることを特徴とする請求項1,
    2,3,4または5の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 自動的に移送される前記2成分現像剤が
    磁性キャリアとトナーであることを特徴とする請求項
    1,2,3,4または5の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記余分な磁性キャリアーは、ある間隔
    毎に一定量現像器内に補給されることを特徴とする請求
    項6または7の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記補給間隔は耐久枚数により決定する
    ことを特徴とする請求項8の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記補給間隔は現像手段に有する現像
    スリーブの回転時間により決定することを特徴とする請
    求項8の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 1回の補給量は全現像剤中重量に対し
    て1割以下であることを特徴とする請求項8、9または
    10の画像形成装置。
  12. 【請求項12】 前記磁性キャリアのみを収納した容器
    は交換可能なカートリッジ式であることを特徴とする請
    求項1の画像形成装置。
  13. 【請求項13】 前記磁気ブラシ手段は、前記像担持体
    との間でバイアスを印加するバイアス印加手段を有する
    ことを特徴とする請求項1ないし12のいずれか一つの
    画像形成装置。
  14. 【請求項14】 前記バイアス印加手段は、直流成分の
    バイアス電圧に交流成分を重畳したバイアス電圧を印加
    することを特徴とする請求項13の画像形成装置。
  15. 【請求項15】 前記磁気ブラシ手段は、磁性粒子によ
    る磁気ブラシを形成保持するために磁気ブラシローラー
    内にマグネットを有し、該磁性粒子が前記像担持体表面
    上で磁気ブラシとしての穂となることを特徴とする請求
    項1ないし14のいずれか一つの画像形成装置。
  16. 【請求項16】 前記磁気ブラシ手段の磁気ブラシロー
    ラーは、非磁性スリーブにより搬送されることを特徴と
    する請求項15の画像形成装置。
  17. 【請求項17】 前記磁気ブラシ手段の磁気ブラシロー
    ラーは、マグネットローラーの回転により搬送されるこ
    とを特徴とする請求項15の画像形成装置。
  18. 【請求項18】 前記磁気ブラシ手段は、前記潜像担持
    体に対し近接位置から離脱位置に画像形成のタイミング
    に合わせて移動可能としたことを特徴とする請求項1な
    いし17のいずれか一つの画像形成装置。
  19. 【請求項19】 前記現像手段は、複数色の現像器を有
    することを特徴とする請求項1ないし18のいずれか一
    つの画像形成装置。
  20. 【請求項20】 前記画像形成装置は、複数色用の像担
    持体と複数色の現像器を有することを特徴とする請求項
    1の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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