JP2003155396A - エポキシ樹脂組成物及び半導体装置 - Google Patents

エポキシ樹脂組成物及び半導体装置

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JP2003155396A JP2001355105A JP2001355105A JP2003155396A JP 2003155396 A JP2003155396 A JP 2003155396A JP 2001355105 A JP2001355105 A JP 2001355105A JP 2001355105 A JP2001355105 A JP 2001355105A JP 2003155396 A JP2003155396 A JP 2003155396A
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Shigehisa Ueda
茂久 上田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】YAGレーザー捺印性に優れ、リーク不良を低
減できる半導体封止用エポキシ樹脂組成物を提供するこ
と。 【解決手段】(A)エポキシ樹脂、(B)フェノール樹
脂、(C)硬化促進剤、(D)無機充填材(D−1)、
粒径0.1〜2μmの無機充填材(D−2)及び(E)
カーボンブラックを必須成分とし、前記エポキシ樹脂及
び/又はフェノール樹脂の一部或いは全部に前記カーボ
ンブラックと前記粒径0.1〜2μmの無機充填材(D
−2)とを分散してなる溶融混合物と、残余の成分とを
含むエポキシ樹脂組成物であり、かつ該エポキシ樹脂組
成物の成形品断面に70μm以上のカーボンブラックが
存在しないことを特徴とする半導体封止用エポキシ樹脂
組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、YAGレーザー捺
印性に優れ、リーク不良がない特性を有する半導体封止
用エポキシ樹脂組成物及び半導体装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】半導体素子本体を機械的、化学的作用か
ら保護するために、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、硬
化促進剤、溶融シリカ粉末等の無機充填材、着色剤とし
てのカーボンブラック等からなるエポキシ樹脂組成物が
開発、生産されてきた。このエポキシ樹脂組成物に要求
される項目は、半導体素子の種類、封止される半導体装
置の構造、半導体装置の使用環境等によって変化しつつ
あるが、エリア実装技術の進歩による多ピン化、半導体
素子の高集積化により配線間、ボンディングワイヤー間
やボンディングパッド間の距離が狭くなってきており、
狭ピッチ対応が必要となってきている。ところが着色剤
として配合されているカーボンブラックの粒径は、本来
非常に小さいが凝集し易く導電性があるため、パッドの
狭ピッチ化に伴いショートやリーク不良の原因と考えら
れている。
【0003】この問題を解決するためにカーボンブラッ
クの凝集量や配合量の低減等が検討されているが、カー
ボンブラックの凝集量の低減には限界があり、又配合量
を低減すると捺印の主流となっているYAGレーザー捺
印性が低下するという問題がある。更にカーボンブラッ
クの代替の着色剤も検討されているが、エポキシ樹脂組
成物の硬化性に悪影響を及ぼしたり或いは捺印性の悪化
等もあり、実用化には至っていない。このためYAGレ
ーザー捺印性に優れ、配線間、ボンディングワイヤー間
やボンディングパッド間のショートやリーク不良が少な
くなる特性を付与できるエポキシ樹脂組成物の開発が求
められている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、エポキシ樹
脂及び/又はフェノール樹脂に予めカーボンブラックと
微粒の無機充填材とを分散混合した溶融混合物と、残余
の成分を含むエポキシ樹脂組成物及び前記エポキシ樹脂
組成物で封止された半導体装置であり、YAGレーザー
捺印性に優れ、配線間、ボンディングワイヤー間やボン
ディングパッド間のショートやリーク不良がない半導体
装置を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、[1](A)
エポキシ樹脂、(B)フェノール樹脂、(C)硬化促進
剤、(D)無機充填材(D−1)、粒径0.1〜2μm
の無機充填材(D−2)及び(E)カーボンブラックを
必須成分とし、前記エポキシ樹脂及び/又はフェノール
樹脂の一部或いは全部に前記カーボンブラックと前記粒
径0.1〜2μmの無機充填材(D−2)とを分散して
なる溶融混合物と、残余の成分とを含むエポキシ樹脂組
成物であり、かつ該エポキシ樹脂組成物の成形品断面に
70μm以上のカーボンブラックが存在しないことを特
徴とする半導体封止用エポキシ樹脂組成物、[2]カー
ボンブラックが、一次粒子5〜100nm、DBP吸収
量50〜150cm3/100gである第[1]項記載
の半導体封止用エポキシ樹脂組成物、[3]第[1]項
又は[2]項記載のエポキシ樹脂組成物を用いて半導体
素子を封止してなることを特徴とする半導体装置、であ
【0006】
【発明の実施の形態】以下に本発明を詳細に説明する。
本発明に用いられるエポキシ樹脂は、1分子中にエポキ
シ基を2個以上有するモノマー、オリゴマー、ポリマー
全般を言い、例えばビフェニル型エポキシ樹脂、ビスフ
ェノール型エポキシ樹脂、フェノールノボラック型エポ
キシ樹脂、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂、トリ
フェノールメタン型エポキシ樹脂、ジシクロペンタジエ
ン変性エポキシ樹脂等が挙げられ、これらは単独でも混
合しても差し支えない。本発明に用いられるフェノール
樹脂は、フェノールノボラック樹脂、フェノールアラル
キル樹脂、テルペン変性フェノール樹脂、トリフェノー
ルメタン型樹脂等が挙げられ、これらは単独でも混合し
ても差し支えない。これらのフェノール樹脂の配合量
は、エポキシ樹脂のエポキシ基数とフェノール樹脂の水
酸基数の比としては0.8〜1.2が好ましい。
【0007】本発明に用いられる硬化促進剤は、エポキ
シ基とフェノール性水酸基との硬化反応を促進させるも
のであればよく、一般に封止材料に使用されているもの
を広く用いることができる。例えば1,8−ジアザビシ
クロ(5,4,0)ウンデセン−7、トリフェニルホス
フィン、2−メチルイミダゾール等が挙げられ、単独で
も混合しても差し支えない。
【0008】本発明に用いられるカーボンブラック及び
粒径0.1〜2μmの無機充填材(D−2)は、エポキ
シ樹脂及び/又はフェノール樹脂の一部或いは全部に予
め分散し溶融混合物とすることにより、カーボンブラッ
クのストラクチャー同士の凝集が崩れ、細かなカーボン
ブラックが樹脂成分中に均一分散されると共に、粒径
0.1〜2μmの無機充填材(D−2)も分散されるた
め、この溶融混合物を用いたエポキシ樹脂組成物で封止
された、配線間、ボンディングワイヤー間やボンディン
グパッド間が狭ピッチの半導体装置においては、ショー
トやリークの発生を大幅に減少することができ、YAG
レーザーで捺印したときの発色性が向上する。細粒の無
機充填材と共に分散させると、粘度が高くなり剪断力が
作用しやすくなり、カーボンの凝集物低減となり、更に
細粒の無機充填材の方が発色性に優れ、同時に分散させ
ることにより添加量が減らせ凝集物の低減に効果があ
る。
【0009】本発明に用いられる溶融混合物は、溶融し
たエポキシ樹脂及び/又はフェノール樹脂の一部或いは
全部にカーボンブラックと粒径0.1〜2μmの無機充
填材(D−2)を超高速で分散されたものであればよ
く、110℃以上、1000rpm以上の条件で分散さ
れたものが好ましい。溶融混合物中のカーボンブラック
の分散性は冷却固化された溶融混合物の表面を研磨した
ときに、光学顕微鏡観察で観察されるカーボンブラック
のサイズが70μm未満であるものが好ましい。用いる
混合機としては、ホモジナイザー、ナノマイザー(ナノ
マイザー製)、クレアミックス(エム・テクニック製)
等がある。
【0010】本発明に用いられる無機充填材(D−
1)、無機充填材(D−2)としては、例えば溶融破砕
シリカ、溶融球状シリカ、結晶シリカ、アルミナ、窒化
珪素等が挙げられるが、半導体装置の信頼性や膨張係数
のバランスから特に溶融球状シリカが好ましい。無機充
填材(D−1)と無機充填材(D−2)の合計配合量
は、成形性と信頼性のバランスから全エポキシ樹脂組成
物中に84〜93重量%が好ましい。無機充填材(D−
1)と無機充填材(D−2)の合算の平均粒径として
は、20〜40μmで、2μm以下が全無機充填材中3
〜20重量%含むものが好ましい。平均粒径が20μm
未満だと流動性が低下し、40μmを越えると狭い流路
への充填性が劣る。2μm以下が3重量%未満だとYA
Gレーザー捺印後の捺印面の凹凸が少ないため発色が悪
くなり、20重量%を越えると流動性が低下するおそれ
があり好ましくない。
【0011】本発明に用いる粒径0.1〜2μmの無機
充填材(D−2)は、無機充填材(D−2)中に粒径
0.1〜2μmを90重量%以上含むものを指す。無機
充填材(D−1)と無機充填材(D−2)の好ましい重
量配合割合は、97:3から80:20が望ましい。
又、無機充填材(D−2)は無機充填材(D−1)に対
して充分に小さい必要があり、分散させやすい粒径であ
る必要がある。2μmを越えるとコロの効果がなくな
り、0.1μm未満だと取り扱いが困難になり、凝集が
ほぐせなくなるので好ましくない。本発明での無機充填
材の平均粒径、粒径は、(株)島津製作所製、SALD
−7000を用いて測定したものである。
【0012】本発明に用いられるカーボンブラックは、
特に限定しないがカーボンブラックの一次粒子5〜10
0nm、DBP吸収量50〜150cm3/100gの
ものが好ましい。5nm未満だとレーザーの吸収が悪く
発色不良となり、100nmを越えると着色不良とな
る。又DBP吸収量が50cm3/100g未満だと発
色不良となり、150cm3/100gを越えると粗大
粒子が混入し好ましくない。カーボンブラックの配合量
としては、全エポキシ樹脂組成物中に0.2〜1重量%
が好ましい。カーボンブラックは、通常粒子が連なった
状態で存在し、その連なりはストラクチャーと呼ばれ、
このストラクチャーの程度はDBP吸収量(JIS K
6217)で表される。このストラクチャーの状態で
も充分に細かいが、凝集しているため凝集をほぐす必要
がある。YAGレーザー捺印性は、カーボンブラックの
粒径とストラクチャー(DBP吸収量)と関連性がある
が、ストラクチャーの凝集とは関係ないが、リーク不良
を低減させるにはストラクチャーの単位までに分散させ
ておくことが必要である。本発明のエポキシ樹脂組成物
は、カーボンブラックと無機充填材(D−2)を含む溶
融混合物と残余の各成分とを、本発明の技術分野で用い
られている加熱ニーダーや加熱ロール等の装置で加熱混
練後、冷却、粉砕することで得ることができる。
【0013】このようにして得られたエポキシ樹脂組成
物を加熱硬化した成形品の断面には、70μm以上のカ
ーボンブラックが存在しないことが必須であり、70μ
m以上のカーボンブラックが存在しなければ、配線間、
ボンディングワイヤー間やボンディングパッド間の距離
が狭ピッチの半導体装置に適用した場合、ショートやリ
ーク不良の発生を大幅に減少することが可能となる。
【0014】本発明で言う成形品とは、タブレット状の
エポキシ樹脂組成物を低圧トランスファー成形機にて1
75℃、注入圧力9.8MPa、2分の条件で直径10
0mm、厚さ2mmの円板に成形したものである。該円
板の表面をサンドペーパー(#600)で0.5mm程
度削り、その断面を光学顕微鏡で観察し、断面の黒が濃
く無機充填材が少ない部分があれば、その大きさと個数
をカウントする。本発明のエポキシ樹脂組成物では、特
にカーボンブラックの配合量を減少する必要がないの
で、従来と同様なYAGレーザー捺印性を維持すること
ができる。
【0015】本発明に用いられるエポキシ樹脂組成物に
は、必要に応じて臭素化エポキシ樹脂、三酸化アンチモ
ン等の難燃剤、カップリング剤、天然ワックス及び合成
ワックス等の離型剤、シリコーンオイル、ゴム等の低応
力成分を適宜配合してもよい。本発明のエポキシ樹脂組
成物を用いて半導体素子等の電子部品を封止し、半導体
装置を製造するには、トランスファーモールド、コンプ
レッションモールド、インジェクションモールド等の従
来からの成形方法で硬化成形すればよい。
【0016】
【実施例】以下、本発明を実施例で具体的に説明する。 実施例1 ビフェニル型エポキシ樹脂[ジャパンエポキシレジン(株)製、YX−400 0H、融点105℃、エポキシ当量195] 5.9重量部 フェノールノボラック樹脂[軟化点80℃、水酸基当量105]3.2重量部 1,8−ジアザビシクロ(5,4,0)ウンデセン−7(以下、DBUという ) 0.2重量部 球状溶融シリカ1(平均粒径35μm、粒径2μm以下1重量%未満) 80重量部 球状溶融シリカ2(平均粒径0.5μm、粒径0.1〜2μmが95重量%) 10重量部 カルナバワックス 0.5重量部 カーボンブラック[一次粒子20nm、DBP吸収量130cm3/100g ] 0.2重量部 上記のエポキシ樹脂及びフェノールノボラック樹脂の全
量をSUS製ビーカーに入れ、110℃に加熱したオイ
ルバスに浸けて溶融させた後、これに上記のカーボンブ
ラックの全量と球状溶融シリカ2を添加し、この温度を
維持しながら溶融状態でクレアミックスを溶融混合物中
に浸漬し10000rpmで2分間混合後、冷却・粉砕
し溶融混合物(溶融混合物1という)を得た。この溶融
混合物1と上記の残余の球状溶融シリカ1、DBU、カ
ルナバワックスをミキサーで混合した後、表面温度が9
0℃と30℃の2本ロールを用いて30回混練し、得ら
れた混練物シートを冷却後、粉砕してエポキシ樹脂組成
物とした。得られたエポキシ樹脂組成物をタブレット化
し、以下の方法で評価をした。評価結果を表1に示す。
【0017】評価方法 成形品断面観察は、前記の方法で行った。スパイラルフ
ロー:EMMI−1−66に準じたスパイラルフロー測
定用金型を用いて、金型温度175℃、注入圧力6.9
MPa、硬化時間2分で測定した。YAGレーザー捺印
性:低圧トランスファ−成形機にて175℃、注入圧力
9.8MPa、2分の条件で、タブレット状のエポキシ
樹脂組成物を用い6×6mmのテスト用素子を載せた8
0p(14×20×2.7mm)QFPを成形し、マス
クタイプのYAGレーザー捺印機(日本電気(株)製、
SL476B)にて評価した。細線部が捺印されている
ものが○、一部かすれがあるものが△、かすれたり切れ
ているものが×。 リーク不良:50μmピッチでボンディングした80p
(14×20×2.7mm)QFPを低圧トランスファ
−成形機にて175℃、注入圧力9.8MPa、2分の
条件で成形し、パッド間のリークの有無を判定した。金
線変形等による他の原因の不良は除いた。n=20中の
不良個数で表現する。
【0018】実施例2、3、比較例1〜5 実施例2は、表1に示すフェノールノボラック樹脂の全
量をSUS製ビーカーに入れ、110℃に加熱したオイ
ルバスに浸けて溶融させ、これにカーボンブラックの全
量と球状溶融シリカ3を添加し、この温度を維持しなが
ら溶融状態でクレアミックスを溶融混合物中に浸漬し1
0000rpmで2分間混合後、冷却・粉砕し溶融混合
物(溶融混合物2という)を得た。この溶融混合物2と
表1の残余のエポキシ樹脂、球状溶融シリカ1、DB
U、カルナバワックスをミキサーで混合した後、実施例
1と同様にしてエポキシ樹脂組成物を得た。
【0019】実施例3は、表1に示すエポキシ樹脂、フ
ェノールノボラック樹脂の全量をSUS製ビーカーに入
れ110℃に加熱したオイルバスに浸けて溶融させた
後、カーボンブラックの全量と球状溶融シリカ2、球状
溶融シリカ3を添加し、この温度を維持しながら溶融状
態でクレアミックスを溶融混合物中に浸漬し10000
rpmで2分間混合後、冷却・粉砕し溶融混合物(溶融
混合物3という)を得た。この溶融混合物3と表1の残
余のエポキシ樹脂、球状溶融シリカ1、DBU、カルナ
バワックスをミキサーで混合した後、実施例1と同様に
してエポキシ樹脂組成物を得た。なお実施例4も実施例
1と同様にしてエポキシ樹脂組成物を得た。
【0020】比較例2は、表1に示すエポキシ樹脂、フ
ェノールノボラック樹脂の全量をSUS製ビーカーに入
れ110℃に加熱したオイルバスに浸けて溶融させた
後、カーボンブラックの全量を添加し、この温度を維持
しながら溶融状態でクレアミックスを溶融混合物中に浸
漬し10000rpmで2分間混合後、冷却・粉砕し溶
融混合物(溶融混合物4という)を得た。この溶融混合
物4と表1の残余のエポキシ樹脂、球状溶融シリカ1、
球状溶融シリカ2、DBU、カルナバワックスをミキサ
ーで混合した後、実施例1と同様にしてエポキシ樹脂組
成物を得た。
【0021】比較例1、3〜5は表1に示す各成分をミ
キサーで混合した後、表面温度が90℃と30℃の2本
ロールを用いて30回混練し、得られた混練物シートを
冷却後、粉砕してエポキシ樹脂組成物とした。得られた
エポキシ樹脂組成物をタブレット化し、実施例1と同様
にして評価した。評価結果を表1に示す。実施例、比較
例で使用したシリカの性状を以下に記す。 球状溶融シリカ3(平均粒径1.0μm、粒径0.1〜
2μmが94重量%) 球状溶融シリカ4(平均粒径23μm、粒径2μm以下
が1重量%未満) 球状溶融シリカ5(平均粒径41μm、粒径2μm以下
が1重量%未満) 球状溶融シリカ6(平均粒径17μm、粒径2μm以下
が1重量%未満)
【0022】
【表1】
【0023】
【発明の効果】本発明のエポキシ樹脂組成物を用いて半
導体素子を封止して得られる半導体装置は、YAGレー
ザー捺印性に優れ、狭ピッチの配線間、ボンディングワ
イヤー間やボンディングパッド間のショートやリーク不
良が少なく、産業上有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 23/29 H01L 23/30 R 23/31 Fターム(参考) 4H017 AA22 AA29 AB08 AB17 AC10 AE05 4J002 CC04X CC05X CC06X CC08X CD05W CD06W CD07W CD18W DA037 DE148 DF018 DJ018 EU096 EU116 EW016 FD017 FD018 FD14X FD156 GQ05 4J036 AC02 AD01 AD07 AF06 AF08 CD23 DA04 DC40 DC46 DD07 FA01 FA04 FA05 FB07 FB08 JA07 4M109 AA01 CA21 EA02 EB03 EB04 EB12 EB13

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)エポキシ樹脂、(B)フェノール樹
    脂、(C)硬化促進剤、(D)無機充填材(D−1)、
    粒径0.1〜2μmの無機充填材(D−2)及び(E)
    カーボンブラックを必須成分とし、前記エポキシ樹脂及
    び/又はフェノール樹脂の一部或いは全部に前記カーボ
    ンブラックと前記粒径0.1〜2μmの無機充填材(D
    −2)とを分散してなる溶融混合物と、残余の成分とを
    含むエポキシ樹脂組成物であり、かつ該エポキシ樹脂組
    成物の成形品断面に70μm以上のカーボンブラックが
    存在しないことを特徴とする半導体封止用エポキシ樹脂
    組成物。
  2. 【請求項2】カーボンブラックが、一次粒子5〜100
    nm、DBP吸収量50〜150cm3/100gであ
    る請求項1記載の半導体封止用エポキシ樹脂組成物。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載のエポキシ樹脂組成物
    を用いて半導体素子を封止してなることを特徴とする半
    導体装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005298601A (ja) * 2004-04-08 2005-10-27 Hitachi Chem Co Ltd 半導体封止用エポキシ樹脂成形材料及び樹脂封止型半導体装置
JP2007084624A (ja) * 2005-09-20 2007-04-05 Kyocera Chemical Corp 予備混練組成物、半導体封止用エポキシ樹脂組成物および半導体装置

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