JP2003155375A - 熱可塑性高分子用紫外線吸収剤 - Google Patents

熱可塑性高分子用紫外線吸収剤

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JP2003155375A
JP2003155375A JP2001354388A JP2001354388A JP2003155375A JP 2003155375 A JP2003155375 A JP 2003155375A JP 2001354388 A JP2001354388 A JP 2001354388A JP 2001354388 A JP2001354388 A JP 2001354388A JP 2003155375 A JP2003155375 A JP 2003155375A
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ultraviolet absorber
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JP2001354388A
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Tatsuhiko Ozaki
龍彦 尾▲崎▼
Tetsuo Ichihashi
哲夫 市橋
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Takemoto Oil and Fat Co Ltd
Toyobo Film Solutions Ltd
Original Assignee
Takemoto Oil and Fat Co Ltd
Teijin DuPont Films Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】それ自体が耐熱性に優れ、本来的に透明性を有
し且つ高い混練温度及び成形温度を必要とするポリエチ
レンテレフタレートやポリカーボネートに添加・混練す
る場合であっても、その混練工程や混練物の成形工程に
おける作業性及び作業環境を損なわず、しかも本来的な
透明性を有する成形品を得ることができる熱可塑性高分
子用紫外線吸収剤を提供する。 【解決手段】熱可塑性高分子用紫外線吸収剤として、特
定の環状イミノエステル化合物を実質的成分とし、且つ
示差熱分析による融点測定にて求められる溶融開始温度
を300〜310℃の範囲内に調製したものを用いた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は熱可塑性高分子用紫
外線吸収剤に関する。熱可塑性高分子から製造されるフ
ィルムや筐体等の各種成形品は一般に、紫外線暴露によ
り変退色や強度低下等の品質低下を生じる。このような
品質低下を防止するため、熱可塑性高分子やその成形品
には多種多様な紫外線吸収剤が使用されている。かかる
紫外線吸収剤には、なかでも熱可塑性高分子に添加・混
練して用いる場合の紫外線吸収剤には、それ自体が耐熱
性に優れ、熱可塑性高分子との混練工程や混練物の成形
工程における作業性及び作業環境を損なうことのない、
また熱可塑性高分子本来の特性、例えば透明性を低下さ
せることのないものであることが要求される。本発明
は、かかる要求に応える熱可塑性高分子用紫外線吸収剤
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、熱可塑性高分子用紫外線吸収剤と
しては一般に、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤、ベンゾ
トリアゾール系紫外線吸収剤、サリチル酸化合物系紫外
線吸収剤等が使用されている。しかし、これらの紫外線
吸収剤には概して、それ自体が耐熱性に劣るという問題
がある。そこで従来、かかる問題を改善する紫外線吸収
剤として環状イミノエステル化合物が提案されている
(特公昭62−5944、特公昭62−31027)。
しかし、この紫外線吸収剤には、それ自体は耐熱性に優
れているものの、ポリエチレンテレフタレートやポリカ
ーボネートのように、紫外線吸収剤との混練温度や混練
物の成形温度が高い熱可塑性高分子に添加・混練して用
いる場合には特に、混練工程や成形工程で昇華して作業
性及び作業環境を損ない、またポリエチレンテレフタレ
ートやポリカーボネートのような熱可塑性高分子本来の
特性、例えば透明性を低下させるという問題がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、それ自体が耐熱性に優れ、熱可塑性高分子
に添加・混練する場合であっても熱可塑性高分子との混
練工程や混練物の成形工程における作業性及び作業環境
を損なわず、また熱可塑性高分子本来の特性、例えば透
明性を有する成形品を得ることができる熱可塑性高分子
用紫外線吸収剤を提供する処にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】しかして本発明者らは、
前記の課題を解決するべく研究した結果、特定の環状イ
ミノエステル化合物を実質的成分とし、且つ示差熱分析
による融点測定にて求められる溶融開始温度を所定範囲
内に調製したものが正しく好適であることを見出した。
【0005】すなわち本発明は、下記の式1で示される
環状イミノエステル化合物を実質的成分とし、且つ示差
熱分析による融点測定にて求められる溶融開始温度を3
00〜310℃の範囲内となるように調製したものから
成ることを特徴とする熱可塑性高分子用紫外線吸収剤に
係る。
【0006】
【式1】
【0007】本発明の熱可塑性高分子用紫外線吸収剤
は、式1で示される環状イミノエステル化合物(以下、
単に環状イミノエステル化合物という)を実質的成分と
し、且つ示差熱分析による融点測定にて求められる溶融
開始温度(以下、単に溶融開始温度という)を300〜
310℃の範囲内となるように調製したものから成る。
【0008】本発明は、本発明の熱可塑性高分子用紫外
線吸収剤を調製する方法を特に制限するものではなく、
これには例えば、1)環状イミノエステル化合物を製造
する工程で、その製造に併せて製造物の溶融開始温度を
所定範囲内とする方法、2)環状イミノエステル化合物
に他の関連物質を加えて、溶融開始温度を所定範囲内と
する方法が挙げられるが、製造コストの点から前記1)
の方法が好ましい。
【0009】環状イミノエステル化合物を製造する工程
で、その製造に併せて製造物の溶融開始温度を所定範囲
内とする方法には、次の1)の方法と2)の方法とがあ
る。1)の方法は環状イミノエステル化合物をアントラ
ニル酸とテレフタル酸ジクロライドとのアミド化反応を
介して製造する方法であり、また2)の方法は環状イミ
ノエステル化合物を無水イサト酸とテレフタル酸ジクロ
ライドとのイミノエステル化反応を介して製造する方法
である。1)先ず、アントラニル酸2分子とテレフタル
酸ジクロライド1分子とを溶媒及びアルカリ存在下にア
ミド化反応させ、生成したN,N’−ビス(o−カルボ
キシフェニルテレフタルアミド)を含む固形分を分離し
た後、水洗し、乾燥する。次に、乾燥した固形分中の
N,N’−ビス(o−カルボキシフェニルテレフタルア
ミド)と脱水剤とを溶媒の存在下にイミノエステル化反
応させ、生成した環状イミノエステル化合物を含む固形
分を分離する。最後に、分離した固形分をアルカリ処理
と水洗処理との組み合わせ処理により所定範囲内の溶融
開始温度となるよう調製する。2)先ず、無水イサト酸
2分子とテレフタル酸ジクロライド1分子とを溶媒及び
アルカリ存在下にイミノエステル化反応させ、生成した
環状イミノエステル化合物を含む固形分を分離する。次
に、分離した固形分をアルカリ処理と水洗処理との組み
合わせ処理により所定範囲内の溶融開始温度となるよう
調製する。以上説明した1)の方法及び2)の方法のい
ずれの方法においても、その要部は環状イミノエステル
化合物を含む固形分をアルカリ処理と水洗処理との組み
合わせ処理により所定範囲内の溶融開始温度となるよう
調製する処にある。かかる組み合わせ処理により、アミ
ド化反応時やイミノエステル化反応時における副生物や
中間体等が適度に取り除かれるためと推察されるが、処
理物をその溶融開始温度を所定範囲内に調製したものと
することができる。
【0010】環状イミノエステル化合物を含む固形分に
対するアルカリ処理と水洗処理との組み合わせ処理とし
ては、1)環状イミノエステル化合物を含む固形分をア
ルカリ性溶液で処理し、次いで水洗処理する方法、2)
環状イミノエステル化合物を含む固形分をアルカリ性溶
液で処理し、次いで水洗処理するという操作を繰り返し
て行なう方法等が挙げられる。
【0011】環状イミノエステル化合物を含む固形分に
対するアルカリ処理と水洗処理との組み合わせ処理をよ
り具体的に説明する。ヌッチェフィルター、オリバーフ
ィルター、フィルタープレス等の濾過機、或はバスケッ
ト型遠心分離機、デカンター型遠心分離機等の遠心分離
機を用いて分離した、環状イミノエステル化合物を含む
固形分に、水、アセトンやメタノール等の水性有機溶
媒、或はこれらの混合溶媒を固形分濃度が20〜30重
量%となるよう加えてスラリーとする。そして先ず、こ
のスラリーに、後の水洗処理で副生物や中間体等を取り
除き易くするため、所要量のアルカリを加え、10〜4
0℃で1〜2時間攪拌してアルカリ処理する。次に、ア
ルカリ処理したスラリーから環状イミノエステル化合物
を含む固形分を分離した後、分離した固形分を水洗処理
する。
【0012】アルカリ処理に用いるアルカリは特に制限
されず、これには例えば、1)ナトリウムメトキシド、
ナトリウムエトキシド、カリウムメトキシド等の、アル
カリ金属のアルコキシド、2)水酸化ナトリウム、水酸
化カリウム等のアルカリ金属水酸化物、3)炭酸ナトリ
ウム、炭酸カリウム等の、アルカリ金属の炭酸塩、4)
炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム等の、アルカリ
金属の炭酸水素塩、5)アンモニア水、6)テトラメチ
ルアンモニウムハイドロオキサイド、テトラエチルアン
モニウムハイドロオキサイド等の低級アルキル4級アン
モニウム水酸化物が挙げられる。なかでも、水酸化ナト
リウム、炭酸ナトリウム等の無機のアルカリ金属塩が好
ましい。
【0013】水洗処理の条件も特に制限されないが、水
の使用量としては、固形分の重量に対して3〜20倍量
とするのが好ましく、5〜10倍量とするのがより好ま
しい。また水の温度としては20〜80℃が好ましい。
【0014】以上説明したように、環状イミノエステル
化合物を含む固形分に対してアルカリ処理と水洗処理と
の組み合わせ処理を行なうが、水洗処理後に、固形分を
分離及び乾燥し、溶融開始温度を求めて、溶融開始温度
が所定範囲内になっていることを確認する。溶融開始温
度が低い場合には、前記した組み合わせ処理を繰り返し
行なう。
【0015】かくして本発明の熱可塑性高分子用紫外線
吸収剤を得る。本発明の熱可塑性高分子用紫外線吸収剤
は、環状イミノエステル化合物を主成分とし、且つ溶融
開始温度を300〜310℃の範囲内となるように調製
したものであるが、環状イミノエステル化合物を99.
5重量%以上100重量%未満の範囲内で含有するもの
が好ましく、99.9重量%以上100重量%未満の範
囲内で含有するものがより好ましい。また溶融開始温度
を305〜309℃の範囲内となるように調製したもの
が好ましい。
【0016】本発明の熱可塑性高分子用紫外線吸収剤を
適用する熱可塑性高分子は特に制限されず、これには例
えば、1)ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン
ナフタレート、ポリブチレンテレフタレート等の熱可塑
性ポリエステル、2)ポリカーボネート、3)ポリスチ
レン、スチレン−アクリロニトリル−ブタジエン共重合
体、ハイインパクトポリスチレン等のスチレン重合体、
4)アクリル重合体、5)アミド重合体、6)ポリフェ
ニレンエーテル、7)ポリエチレン、ポリプロピレン、
ポリ塩化ビニル等のポリオレフィン、8)ポリオキシメ
チレン、9)ポリフェニレンスルフィド、10)乳酸重
合体、及び11)これらの熱可塑性高分子の任意の混合
物等が挙げられる。なかでも、本発明の熱可塑性高分子
用紫外線吸収剤は、高度の透明性を有し、且つ高い混練
温度及び成形温度を必要とする、ポリエチレンテレフタ
レート、ポリカーボネートに対して添加・混練する場合
に、効果の発現が高い。本発明に係る熱可塑性高分子用
紫外線吸収剤は、それ自体が耐熱性に優れ、本来的に透
明性を有し且つ高い混練温度及び成形温度を必要とする
ポリエチレンテレフタレートやポリカーボネートに添加
・混練する場合であっても、その混練工程や混練物の成
形工程における作業性及び作業環境を損なわず、しかも
本来的な透明性を有する成形品を得ることができるので
ある。
【0017】本発明の熱可塑性高分子用紫外線吸収剤の
熱可塑性高分子に対する使用量は特に制限されないが、
それを熱可塑性高分子に添加・混練する場合には通常、
熱可塑性高分子100重量部当たり0.1〜5重量部の
割合となるようにする。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の熱可塑性高分子用紫外線
吸収剤の実施形態としては、次の1)〜4)が挙げられ
る。 1)環状イミノエステル化合物を99.99重量%含有
し、且つ溶融開始温度を309℃に調製したものから成
る熱可塑性高分子用紫外線吸収剤。
【0019】2)環状イミノエステル化合物を99.9
8重量%含有し、且つ溶融開始温度を307℃に調製し
たものから成る熱可塑性高分子用紫外線吸収剤。
【0020】3)環状イミノエステル化合物を99.9
6重量%含有し、且つ溶融開始温度を305℃に調製し
たものから成る熱可塑性高分子用紫外線吸収剤。
【0021】4)環状イミノエステル化合物を99.8
8重量%含有し、且つ溶融開始温度を301℃に調製し
たものから成る熱可塑性高分子用紫外線吸収剤。
【0022】以下、本発明の熱可塑性高分子用紫外線吸
収剤の構成及び効果をより具体的にするため、実施例等
を挙げるが、本発明がこれらの実施例に限定されるとい
うものではない。尚、以下の実施例及び比較例におい
て、部は重量部を、また%は重量%を意味する。
【0023】
【実施例】試験区分1(熱可塑性高分子用紫外線吸収剤
の調製) ・実施例1 先ず、温度計、攪拌機、還流冷却器及び滴下ロートを備
えた四つ口フラスコに、アントラニル酸13.7g
(0.1モル)、無水炭酸ナトリウム5.19g(0.
049モル)及び水100mlを入れ、10分間攪拌して
溶解した。この四つ口フラスコに、テレフタル酸ジクロ
ライド10.2g(0.05モル)をアセトン300ml
に溶解した溶液を、滴下漏斗を用いて室温下に1時間か
けて滴下した後、還流下に1時間アミド化反応させて、
N,N’−ビス(o−カルボキシフェニルテレフタルア
ミド)を含む固形分のスラリーを得た。このスラリーか
ら固形分を濾別し、水300mlで水洗した後、乾燥し
て、固形分19.8gを得た。次に、乾燥した固形分1
9.8g、無水酢酸102g(1モル)及びトルエン1
00mlを四つ口フラスコに入れ、還流下に6時間イミノ
エステル化反応させ、室温まで冷却した後、固形分を濾
別した。濾別した固形分をアセトン100mlで洗浄した
後、乾燥して、環状イミノエステル化合物を含む固形分
17.6gを得た。最後に、この固形分17g及び水6
8gをフラスコに入れ、攪拌下に、1%水酸化ナトリウ
ム水溶液2.3gを加え、25℃で30分間攪拌してア
ルカリ処理した。アルカリ処理した固形分を濾別し、6
0℃の温水160gで水洗処理した。水洗処理した固形
分を100℃の熱風乾燥機で2時間乾燥して、微黄色粉
末16.5gを得た。この微黄色粉末を分析したとこ
ろ、環状イミノエステル化合物を99.99%含有して
おり、溶融開始温度が309℃であった。これを熱可塑
性高分子用紫外線吸収剤(P−1)とした。
【0024】溶融開始温度は、示差熱分析計(リガク社
製のTAS200)を用い、次のように求めた。熱可塑
性高分子用紫外線吸収剤(P−1)10mgを秤量してサ
ンプルセルに入れ、窒素ガス雰囲気下に毎分5℃で昇温
してDTAチャートを作成し、このDTAチャートのベ
ースラインから延長した接線と、ピークラインから延長
した接線との交点を求め、これを溶融開始温度とした。
【0025】・実施例2 先ず、実施例1と同様の四つ口フラスコに、アントラニ
ル酸13.7g(0.1モル)、ピリジン7.74g
(0.098モル)及びアセトン200mlを入れ、10
分間攪拌して溶解した。この四つ口フラスコに、テレフ
タル酸ジクロライド10.2g(0.05モル)をアセ
トン100mlに溶解した溶液を、滴下漏斗を用いて室温
下に1時間かけて滴下した後、還流下に1時間アミド化
反応させて、N,N’−ビス(o−カルボキシフェニル
テレフタルアミド)を含む固形分のスラリーを得た。こ
のスラリーから固形分を濾別し、水300mlで水洗した
後、乾燥して、固形分18.2gを得た。次に、乾燥し
た固形分18.2g、無水酢酸102g(1モル)及び
トルエン100mlを四つ口フラスコに入れ、還流下に6
時間イミノエステル化反応させ、室温まで冷却した後、
固形分を濾別した。濾別した固形分をアセトン100ml
で洗浄した後、乾燥して、環状イミノエステル化合物を
含む固形分14.8gを得た。最後に、この固形分14
g及びメタノール68gをフラスコに入れ、攪拌下に、
1%ナトリウムメトキサイドメタノール溶液2.14g
を加え、25℃で30分間攪拌してアルカリ処理した。
アルカリ処理した固形分を濾別し、40℃の温水140
gで水洗処理した。水洗処理した固形分を100℃の熱
風乾燥機で2時間乾燥して、微黄色粉末13.4gを得
た。この微黄色粉末を分析したところ、環状イミノエス
テル化合物を99.98%含有しており、溶融開始温度
が307℃であった。これを熱可塑性高分子用紫外線吸
収剤(P−2)とした。
【0026】・実施例3 先ず、実施例1と同様の四つ口フラスコに、無水イサト
酸16.3g(0.1モル)、ピリジン7.74g
(0.098モル)及びアセトン200mlを入れ、10
分間攪拌して溶解した。この四つ口フラスコに、テレフ
タル酸ジクロライド10.2g(0.05モル)をアセ
トン100mlに溶解した溶液を、滴下漏斗を用いて室温
下に1時間かけて滴下した後、還流下に1時間イミノエ
ステル化反応させて、環状イミノエステル化合物を含む
固形分のスラリーを得た。このスラリーから環状イミノ
エステル化合物を含む固形分を濾別し、水300mlで水
洗した後、乾燥して、固形分15.8gを得た。次に、
乾燥した固形分15g及び水48gをフラスコに入れ、
攪拌下に、1%炭酸ナトリウム水溶液3.96gを加
え、30℃で30分間攪拌してアルカリ処理した。アル
カリ処理した固形分を濾別し、60℃の温水130gで
水洗処理した。水洗処理した固形分を100℃の熱風乾
燥機で2時間乾燥して、微黄色粉末14.4gを得た。
この微黄色粉末を分析したところ、環状イミノエステル
化合物を99.96%含有しており、溶融開始温度が3
05℃であった。これを熱可塑性高分子用紫外線吸収剤
(P−3)とした。
【0027】・実施例4 先ず、実施例1と同様の四つ口フラスコに、アントラニ
ル酸13.7g(0.1モル)、水酸化カリウム5.3
2g(0.095モル)及び水100mlを入れ、10分
間攪拌して溶解した。この四つ口フラスコに、テレフタ
ル酸ジクロライド10.2g(0.05モル)をアセト
ン200mlに溶解した溶液を、滴下漏斗を用いて室温下
に1時間かけて滴下した後、還流下に1時間アミド化反
応させて、N,N’−ビス(o−カルボキシフェニルテ
レフタルアミド)を含む固形分のスラリーを得た。この
スラリーから固形分を濾別し、水300mlで水洗した
後、乾燥して、固形分19.8gを得た。次に、乾燥し
た固形分19.8g、無水酢酸102g(1モル)及び
トルエン100mlを四つ口フラスコに入れ、還流下に6
時間イミノエステル化反応させ、室温まで冷却した後、
固形分を濾別した。濾別した固形分をアセトン100ml
で洗浄した後、乾燥して、環状イミノエステル化合物を
含む固形分15.4gを得た。最後に、この固形分15
g及び水35gをフラスコに入れ、攪拌下に、1%水酸
化カリウム水溶液7.75gを加え、25℃で30分間
攪拌してアルカリ処理をした。アルカリ処理した固形分
を濾別し、60℃の温水160gで水洗処理した。水洗
処理した固形分を100℃の熱風乾燥機で2時間乾燥し
て、微黄色粉末14.4gを得た。この微黄色粉末を分
析したところ、環状イミノエステル化合物を99.88
%含有しており、溶融開始温度が301℃であった。こ
れを熱可塑性高分子用紫外線吸収剤(P−4)とした。
【0028】・比較例1 実施例1で得られた熱可塑性高分子用紫外線吸収剤(P
−1)10g及び1×10−2%水酸化ナトリウム水溶
液1000mlをビーカーに入れ、ホモミキサーで1時間
攪拌した後、固形分を濾別した。濾別した固形分及び水
1000mlをビーカーに入れ、更にホモミキサーで1時
間攪拌した後、固形分を濾別した。以上の操作を合計3
回繰り返して行ない、濾別した固形分を100℃で1時
間乾燥して、微黄色粉末を得た。この微黄色粉末を分析
したところ、環状イミノエステル化合物を100.00
%含有しており、溶融開始温度が311℃であった。こ
れを熱可塑性高分子用紫外線吸収剤(R−1)とした。
【0029】・比較例2 アルカリ処理を行なわないこと以外は実施例1と同様に
して、微黄色粉末16.9gを得た。この微黄色粉末を
分析したところ、環状イミノエステル化合物を99.0
1%含有しており、溶融開始温度が295℃であった。
これを熱可塑性高分子用紫外線吸収剤(R−2)とし
た。
【0030】試験区分2(熱可塑性高分子用紫外線吸収
剤の紫外線吸収能の評価) 試験区分1で調製した熱可塑性高分子用紫外線吸収剤
1.0mgを、試薬特級の1,1,2,2−テトラクロル
エタン200mlに溶解し、分光光度計(日立製作所社製
の分光光度計U−2000)を用いて350nmの透過
率を測定して、下記の基準で評価した。結果を表1にま
とめて示した。 評価基準 ◎:透過率が25%未満 ○:透過率が25%以上26%未満 △:透過率が26%以上
【0031】試験区分3(熱可塑性高分子用紫外線吸収
剤をポリエチレンテレフタレートに添加・混練した場合
の評価) 試験区分1で調製した熱可塑性高分子用紫外線吸収剤を
極限粘度0.70のポリエチレンテレフタレートに添加
・混練した場合の耐熱性、作業性及び透明性を下記の方
法で評価した。結果を表1にまとめて示した。
【0032】・耐熱性 ポリエチレンテレフタレートチップ100部と試験区分
1で調製した熱可塑性高分子用紫外線吸収剤2部とをド
ライブレンドし、2軸エクストルーダーを用いて280
℃で混練しつつ、溶融押し出しし、水冷して、ペレット
とした後、真空乾燥し、真空乾燥したペレット10gを
試験管に入れ、300℃のオーブンで、10分間加熱溶
融したもの(B)と、60分間加熱溶融したもの(T)
とを用意した。双方の外観を肉眼観察し、下記の基準で
評価した。 評価基準 ○:BとTとに差がなく、Tに焼け等の異常も認められ
ない。 △:BよりもTが僅に黄色化しているが、Tに焼け等の
異常は認められない。 ×:BよりもTが明らかに黄色化しており、Tの一部に
焼けが認められる。
【0033】・作業性 ポリエチレンテレフタレートチップ100部と試験区分
1で調製した熱可塑性高分子用紫外線吸収剤2部とをド
ライブレンドし、2軸エクストルーダーを用いて280
℃で混練しつつ、溶融押し出しする操作を6時間連続し
て行ない、エキストルーダーのベント口への付着物の有
無を、溶融押し出し開始から1時間後、3時間後、6時
間後に肉眼観察して、下記の基準で評価した。尚、この
付着物は、主として、操作中に昇華した環状イミノエス
テル化合物が付着したもので、これが多いほど、作業環
境を損なうことにもなる。 評価基準 ◎:6時間後において付着物が認められない。 ○:3時間後において付着物は認められないが、6時間
後において付着物が認められる。 △:1時間後において付着物は認められないが、3時間
後において付着物が認められる。 ×:1時間後において付着物が認められる。
【0034】・透明性 ポリエチレンテレフタレートチップ100部と試験区分
1で調製した熱可塑性高分子用紫外線吸収剤2部とをド
ライブレンドし、2軸エクストルーダーを用いて280
℃で混練しつつ、Tダイより溶融押し出しし、約50℃
の冷却ロールで冷却して、厚さ約1mmの非晶性のシート
を作製した。別に、熱可塑性高分子用紫外線吸収剤をブ
レンドしないで同様に作製したシートをブランクとし
て、下記の基準で評価した。 評価基準 ◎:ブランクと同等の透明性を有する。 ○:ブランクと比べて極僅に曇りがある。 △:ブランクと比べて僅に曇りがある。 ×:ブランクと比べて明らかに曇りがある。
【0035】試験区分4(熱可塑性高分子用紫外線吸収
剤をポリカーボネートに添加・混練した場合の評価) 試験区分1で調製した熱可塑性高分子用紫外線吸収剤を
ポリカーボネートチップ(帝人化成社製の商品名パンラ
イト)に添加・混練した場合の耐熱性、作業性及び透明
性を下記の方法で評価した。結果を表1にまとめて示し
た。
【0036】・耐熱性 ポリカーボネートチップ100部と試験区分1で調製し
た熱可塑性高分子用紫外線吸収剤2部とをドライブレン
ドし、2軸エクストルーダーを用いて290℃で混練し
つつ、溶融押し出しし、水冷して、ペレットとした後、
100℃で5時間真空乾燥した。そして以下、試験区分
3と同様に評価した。
【0037】・作業性 ポリカーボネートチップ100部と試験区分1で調製し
た熱可塑性高分子用紫外線吸収剤2部とをドライブレン
ドし、2軸エクストルーダーを用いて290℃で混練し
つつ、溶融押し出しする操作を6時間連続して行なっ
た。そして以下、試験区分3と同様に評価した。
【0038】・透明性 ポリカーボネートチップ100部と試験区分1で調製し
た熱可塑性高分子用紫外線吸収剤2部とをドライブレン
ドし、2軸エクストルーダーを用いて290℃で混練し
つつTダイより溶融押し出しし、約50℃の冷却ロール
で冷却して、厚さ約1mmのシートを作製した。そして以
下、試験区分3と同様に評価した。
【0039】
【表1】
【0040】表1において、 含有率:熱可塑性高分子用紫外線吸収剤中における環状
イミノエステル化合物の含有率(%) PET:ポリエチレンテレフタレート PC:ポリカーボネート
【0041】表1の結果からも明らかなように、実施例
1〜4の各熱可塑性高分子用紫外線吸収剤はいずれも、
紫外線吸収能、耐熱性、作業性及び透明性の全てを充足
している。なかでも、環状イミノエステル化合物の含有
率が99.9重量%以上100重量%未満で、溶融開始
温度が305〜309℃の範囲内にある実施例1〜3の
各熱可塑性高分子用紫外線吸収剤が優れている。対して
比較例1の熱可塑性高分子用紫外線吸収剤は、実質的に
他の物質を含有しない環状イミノエステル化合物純品か
ら成るものであるが、作業性及び透明性が悪い。また比
較例2の熱可塑性高分子用紫外線吸収剤は、他の物質を
多く含有し、したがって環状イミノエステル化合物の含
有率がそれだけ低いものから成っているが、そもそも紫
外線吸収能に劣り、耐熱性及び透明性が悪い。
【0042】
【発明の効果】既に明らかなように、以上説明した本発
明には、それ自体が耐熱性に優れ、本来的に透明性を有
し且つ高い混練温度及び成形温度を必要とするポリエチ
レンテレフタレートやポリカーボネートに添加・混練す
る場合であっても、その混練工程や混練物の成形工程に
おける作業性及び作業環境を損なわず、しかも本来的な
透明性を有する成形品を得ることができるという効果が
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09K 3/00 104 C09K 3/00 104B (72)発明者 市橋 哲夫 神奈川県相模原市小山3丁目37番19号 帝 人デュポンフィルム株式会社相模原研究セ ンター内 Fターム(参考) 4C056 AA02 AB01 AC02 AD03 AE04 AF01 DA05 DB02 DC01 4J002 AC011 AC031 BB031 BB121 BC031 BD041 BG001 BN151 CB001 CF001 CF061 CF081 CG001 CH071 CL001 CN021 EU236 FD056

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の式1で示される環状イミノエステ
    ル化合物を実質的成分とし、且つ示差熱分析による融点
    測定にて求められる溶融開始温度を300〜310℃の
    範囲内となるように調製したものから成ることを特徴と
    する熱可塑性高分子用紫外線吸収剤。 【式1】
  2. 【請求項2】 式1で示される環状イミノエステル化合
    物を99.5重量%以上100重量%未満の範囲内で含
    有する請求項1記載の熱可塑性高分子用紫外線吸収剤。
  3. 【請求項3】 式1で示される環状イミノエステル化合
    物を99.9重量%以上100重量%未満の範囲内で含
    有する請求項1記載の熱可塑性高分子用紫外線吸収剤。
  4. 【請求項4】 溶融開始温度を305〜309℃の範囲
    内となるように調製したものから成る請求項1〜3のい
    ずれか一つの項記載の熱可塑性高分子用紫外線吸収剤。
  5. 【請求項5】 式1で示される環状イミノエステル化合
    物がアントラニル酸とテレフタル酸ジクロライドとのア
    ミド化反応を介して得られるものである請求項1〜4の
    いずれか一つの項記載の熱可塑性高分子用紫外線吸収
    剤。
  6. 【請求項6】 式1で示される環状イミノエステル化合
    物が無水イサト酸とテレフタル酸ジクロライドとのイミ
    ノエステル化反応を介して得られるものである請求項1
    〜4のいずれか一つの項記載の熱可塑性高分子用紫外線
    吸収剤。
  7. 【請求項7】 ポリエチレンテレフタレート用のもので
    ある請求項1〜6のいずれか一つの項記載の熱可塑性高
    分子用紫外線吸収剤。
  8. 【請求項8】 ポリカーボネート用のものである請求項
    1〜6のいずれか一つの項記載の熱可塑性高分子用紫外
    線吸収剤。
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