JP2003155100A - 給油所システム - Google Patents

給油所システム

Info

Publication number
JP2003155100A
JP2003155100A JP2001354755A JP2001354755A JP2003155100A JP 2003155100 A JP2003155100 A JP 2003155100A JP 2001354755 A JP2001354755 A JP 2001354755A JP 2001354755 A JP2001354755 A JP 2001354755A JP 2003155100 A JP2003155100 A JP 2003155100A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
card
refueling
signature
information
user
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001354755A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Oogiku
誠 大菊
Takahisa Hirasawa
貴久 平澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokico Ltd
Original Assignee
Tokico Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokico Ltd filed Critical Tokico Ltd
Priority to JP2001354755A priority Critical patent/JP2003155100A/ja
Publication of JP2003155100A publication Critical patent/JP2003155100A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Loading And Unloading Of Fuel Tanks Or Ships (AREA)
  • Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ICカード等のデータを無線通信で読出して
給油料金を決済するときに、カードの不正使用を防止
し、信頼性を向上させる。 【解決手段】 給油所には、給油設定器6の設定内容に
応じて車両11に給油する計量器5と、車載端末12を
介してICカード13の記憶情報を読出す無線装置7
と、給油動作や給油料金を管理する制御装置8とを設け
る。そして、制御装置8は、ICカード13に予め記憶
された暗証番号、署名等の情報とカードの使用者が示す
情報とを照合し、これらが一致したときにのみ給油料金
をICカード13で決済する。これにより、給油所シス
テムを効率化できると共に、カードの不正使用を防止し
てセキュリティを高めることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばカード等の
情報記憶媒体を用いて給油料金を決済するのに好適に用
いられる給油所システムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車等の車両は、例えばガソ
リン、軽油、液化ガス、アルコール、水素ガス等の燃料
を消費して走行するため、これらの車両が走行する地域
等には、燃料の給油所を設ける必要がある。
【0003】この種の従来技術による給油所として、ガ
ソリン、軽油等の燃料を給油する自動車用の給油所を例
に挙げて述べると、給油料金を精算するときには、例え
ば現金、プリペイドカード等を用いて給油料金が直接的
に支払われるだけでなく、クレジットカードによって給
油料金が決済される場合もある。この場合、給油所の従
業員等は、クレジットカードの使用者による実際の署名
と、カードに予め記載された署名とを照合することによ
り、カードの使用者が所有者本人であるか否かを確認す
るものである。
【0004】一方、近年にあっては、例えば有料道路の
料金所等に課金用の無線通信装置等を設置し、自動車等
の車両が料金所で停車することなく、通行料金を無線通
信で自動的に支払う構成とした自動料金収受システム
(ETCシステム=Electric Toll Co
llection)が実用化されている。
【0005】この場合、自動車等の車両には、例えばI
Cカード等が装着された通信端末等がトランスポンダと
して搭載され、この通信端末のICカードには、例えば
運転者等の情報が予め記憶されている。そして、車両が
料金所を通過するときには、無線通信装置によりトラン
スポンダから情報を読出して運転者を識別し、予め登録
された運転者の銀行口座等から通行料金を引落す構成と
なっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術では、例えば有料道路と同様の無線通信装置等を
給油所に設置し、車両に搭載したトランスポンダから情
報を読出して給油料金を自動的に決済することにより、
給油時の作業を効率化したいという要求がある。
【0007】しかし、このような給油所システムにあっ
ては、トランスポンダが盗難、紛失等によって他人に不
正使用される虞れがあるため、給油時には、トランスポ
ンダの使用者が所有者本人であるか否かを確認する必要
がある。この場合、例えばクレジットカードの場合と同
様に、トランスポンダに記載された所有者の署名と使用
者の実際の署名とを照合する方法等も考えられるが、こ
のような方法では、給油時に運転者からトランスポンダ
等をいちいち預かる必要が生じ、作業効率が低下すると
いう問題がある。
【0008】このため、従来技術では、無線通信式の給
油所システムを採用したとしても、そのセキュリティを
確保しようとすると、使用者の確認作業等に手間がかか
ることになり、給油時の作業を効率化するのが難しいと
いう問題がある。
【0009】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明の目的は、給油料金の決済を無線
通信で行う場合でも、トランスポンダ等の使用者の確認
作業を含めて給油時の作業を効率よく実行でき、信頼性
を向上できるようにした給油所システムを提供すること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために本発明は、車両に燃料を給油したときに、給油料
金を精算する給油所システムに適用される。
【0011】そして、請求項1の発明が採用する構成の
特徴は、給油するときに給油料金を金融機関で決済する
ために使用され正規の使用者のみが再現可能な個人識別
用情報を予め記憶した情報記憶媒体と、給油所に設けら
れ該情報記憶媒体から前記個人識別用情報を無線通信に
より読出す無線通信装置と、該無線通信装置により読出
した個人識別用情報と前記情報記憶媒体の使用者が示す
個人識別用情報とを用いて前記使用者が正規の使用者で
あると確認されたときにのみ前記給油料金を金融機関で
決済する制御装置とから構成したことにある。
【0012】このように構成することにより、例えば自
動車等の車両が情報記憶媒体を使用して給油を受けると
きに、給油所では、正規の使用者(所有者本人)しか知
らない暗証番号、署名情報等の個人識別用情報を無線通
信装置により情報記憶媒体から無線で読出すことができ
る。そして、この読出した個人識別用情報と情報記憶媒
体の使用者が示す暗証番号、署名等とを照合することに
より、情報記憶媒体の使用者が正規の使用者か否かを識
別でき、情報記憶媒体が他人により不正使用されて給油
料金が決済されるのを防止することができる。
【0013】また、請求項2の発明によると、情報記憶
媒体には個人識別用情報として正規の使用者が署名した
署名情報を予め記憶し、無線通信装置により前記情報記
憶媒体から読出した署名情報と前記情報記憶媒体の使用
者による実際の署名とを比較して前記情報記憶媒体の使
用者が正規の使用者であるか否かを識別する構成として
いる。
【0014】これにより、情報記憶媒体には、例えば正
規の使用者による実際の署名の画像等を署名情報として
予め記憶させることができる。そして、この情報記憶媒
体を使用して給油を行うときには、例えば無線通信装置
により情報記憶媒体から読出した署名情報をモニタ画面
等に表示でき、給油所の従業員等は、表示された署名の
画像と実際の署名とを比較して正規の使用者か否かを識
別することができる。
【0015】また、請求項3の発明によると、情報記憶
媒体には個人識別用情報として正規の使用者が署名した
署名情報を予め記憶し、給油所には前記情報記憶媒体の
使用者が署名を入力する署名入力装置を設け、制御装置
は無線通信装置により前記情報記憶媒体と署名入力装置
の両方から読出した署名情報を比較して前記情報記憶媒
体の使用者が正規の使用者であるか否かを識別する構成
としている。
【0016】これにより、給油時には、情報記憶媒体の
使用者により署名入力装置に実際の署名を入力してもら
うことができる。そして、制御装置は、この入力された
署名情報を無線通信装置により無線で読出し、情報記憶
媒体から正規の署名情報を無線で読出すことができるか
ら、これらの署名情報を照合することにより、使用者を
識別することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
給油所システムとして、ガソリン、軽油、液化ガス、ア
ルコール、水素ガス等を含めた各種の燃料のうち自動車
用のガソリン等を給油する給油所システムを例に挙げ、
添付図面に従って詳細に説明する。
【0018】ここで、図1ないし図7は本発明による第
1の実施の形態を示し、本実施の形態では、情報記憶媒
体としてICカードを例に挙げて述べる。
【0019】1は給油所のベース部分となる敷地で、該
敷地1には、給油所の従業員等が出入りする事務所2
と、後述の計量機5、給油設定器6、無線通信装置7等
が設置された長円形状のアイランド3,3と、該各アイ
ランド3を上方から覆うキャノピ4とが設けられてい
る。
【0020】5は各アイランド3にそれぞれ設けられた
計量機で、該各計量機5は、その内部に設けられた給油
ポンプ、流量計等を介して地下の燃料貯蔵タンク(いず
れも図示せず)に接続されている。また、計量機5は、
後述する車両11の給油口に装着して給油を行う給油ノ
ズル5Aを有している。また、各計量機5は、図2に示
す如く、例えばLAN(SS−LAN21)等の通信手
段を用いて後述の制御装置8に接続されている。
【0021】6は各計量機5に取付けられた給油設定器
で、該各給油設定器6は、図3に示す如く、計量機5に
より給油する燃料の種類、量等を予め設定する複数の操
作ボタン6Aと、該各操作ボタン6Aによる設定内容や
給油状態等を表示する設定表示部6Bと、給油量、給油
料金等が印刷された給油伝票(図示せず)を出力するプ
リンタ6C等とを有している。
【0022】そして、車両11への給油時には、例えば
給油所の従業員等が顧客の希望に応じて操作ボタン6A
により給油内容を設定すると、その設定内容が制御装置
8に出力され、制御装置8によって計量機5が駆動され
る。これにより、計量機5は、給油設定器6の設定内容
に応じた種類と量の燃料を車両11の燃料タンク等に給
油するものである。
【0023】7は後述のICカード13から情報を読出
す複数の無線通信装置で、該各無線通信装置7は、図
1、図2に示す如く、各計量機5にそれぞれ取付けら
れ、LAN等の通信手段を用いて給油設定器6と共に制
御装置8に接続されている。
【0024】そして、各無線通信装置7は、給油所内に
進入した車両11が計量機5に接近してくると、例えば
DSRC方式等の無線通信手段によってICカード13
から各種の情報を読出し、その情報内容を制御装置8に
出力するものである。
【0025】8は例えば給油所の事務所2内に設けられ
たコンピュータ等からなる制御装置で、該制御装置8
は、例えば一般の電話回線、給油所内のLAN等を用い
てデータ通信を行う通信機能と、通信データを演算する
演算機能と、演算結果や後述の図6、図7等に示す各種
の処理プログラムを記憶する記憶機能とを備えている。
【0026】また、制御装置8は、各アイランド3の計
量機5、給油設定器6及び無線通信装置7とそれぞれ接
続されると共に、電話回線9を介して金融機関10のコ
ンピュータ等に接続されている。
【0027】そして、制御装置8は、給油を受けようと
する車両11が計量機5に接近すると、無線通信装置7
によりICカード13から各種の情報を読出し、さらに
給油設定器6から給油内容の設定データが入力される
と、この設定データに応じて計量機5を駆動することに
より、車両11に給油を行う。
【0028】また、制御装置8は、ICカード13から
読出した個人識別用の暗証番号と、ICカード13の使
用者が後述の番号入力装置14に入力した暗証番号とを
比較、照合することにより、ICカード13の使用者が
所有者本人であるか否かを識別し、さらに金融機関10
との間でデータ通信を行うことにより、ICカード13
による給油料金の支払いが可能か否かを確認する。これ
により、制御装置8は、ICカード13を正規の使用者
(即ち所有者本人)が使用し、かつICカード13の与
信枠内で給油料金の支払いが可能であるときに、車両1
1の給油料金をICカード13により決済する構成とな
っている。
【0029】11は給油所で燃料の給油を受けようとす
る自動車等の車両で、該車両11には、図2に示す如
く、後述の車載端末12がそれぞれ搭載されている。
【0030】12は無線通信装置7に対応して車両11
に搭載された車載端末で、該車載端末12には、図4に
示す如く、ICカード13が着脱可能に装着されてい
る。そして、車載端末12は、ICカード13と協働し
て無線通信装置7に対するトランスポンダを構成し、I
Cカード13から読出した情報を無線通信装置7に送信
するものである。
【0031】13は情報記憶媒体としてのICカード
で、該ICカード13は、その内部にICチップ(図示
せず)等の記憶回路が埋込まれ、この記憶回路には、例
えばICカード13の登録番号、所有者の住所、氏名、
車両の情報、給油料金の決済口座等を含めた各種の情報
と、ICカード13の所有者を識別するための個人識別
用情報とが予め記憶されている。この場合、個人識別用
情報としては、例えば所有者本人のみが再現可能な暗証
番号等が記憶されているものである。
【0032】また、本実施の形態において、車載端末1
2とICカード13とは、例えば有料道路の自動料金収
受システム(ETCシステム)に対応した通信機能も有
し、これらを車両に搭載して有料道路の料金所等を通過
することにより、その通行料金を無線通信で自動的に決
済できる構成となっている。
【0033】14は顧客に暗証番号を入力させるため給
油所に設置された携帯可能な番号入力装置で、該番号入
力装置14は、例えば入力された暗証番号をPHS、B
luetooth、IrDA等の無線通信により制御装
置8に直接送信するか、または無線通信装置7を介して
制御装置8に送信する構成となっている。
【0034】本実施の形態による給油所システムは上述
の如き構成を有するもので、次に図6を参照しつつ、そ
の作動について説明する。
【0035】まず、ステップ1では、例えば無線通信装
置7から周囲に微弱な電波等を常時発信することによ
り、給油を受けようとする車両11が計量機5の近くに
いるか否かを判定する。
【0036】そして、ステップ1で「YES」と判定し
たときには、無線通信装置7の発信電波に対して車両1
1に搭載された車載端末12から応答があり、車両11
が計量機5の近くにいるので、後述のステップ2に移
る。また、ステップ1で「NO」と判定したときには、
無線通信装置7の発信電波に対して応答がないので、車
両11が接近するまで待機する。
【0037】次に、ステップ2では、無線通信装置7に
よりICカード13の記憶情報を車載端末12を介して
読出し、その情報内容を制御装置8にデータ通信する。
そして、ステップ3では、制御装置8によりICカード
13の登録番号等を金融機関10に照会し、このICカ
ード13が有効期限切れや盗難届け等の経歴をもってい
ない有効なカードであることを確認する。
【0038】また、車両11が計量機5の近傍で停車す
ると、給油所の従業員等が車両の顧客に応対し、その希
望に応じた給油内容を給油設定器6に設定するので、ス
テップ4では、その設定内容を読込んで制御装置8にデ
ータ通信する。
【0039】次に、ステップ5では、計量機5に設けら
れたセンサ(図示せず)等を用いて、その給油ノズル5
Aがノズル掛け等から外されたか否かを判定し、「YE
S」と判定したときには、後述のステップ6に移る。ま
た、ステップ5で「NO」と判定したときには、給油ノ
ズル5Aがノズル掛け等から外されるまで待機する。
【0040】次に、ステップ6では、計量機5の給油ポ
ンプを始動し、車両の燃料タンクに給油を行う。そし
て、ステップ7では、給油量が給油設定器6による設定
値に達したか否かを判定し、「YES」と判定したとき
には、燃料が所望の給油量まで給油されたので、後述の
ステップ9に移る。
【0041】また、ステップ7で「NO」と判定したと
きには、ステップ8で給油ノズル5Aがノズル掛け等に
戻されたか否かを判定し、「YES」と判定したときに
は、給油を中断してステップ9に移る。また、ステップ
8で「NO」と判定したときには、給油量が設定値に達
するまでステップ7,8を繰返す。
【0042】次に、ステップ9では、計量機5の給油ポ
ンプを停止し、ステップ10では、例えば燃料の種類、
給料量、給油料金等が印刷された給油伝票を給油設定器
6のプリンタ6Cから出力する。
【0043】次に、ステップ11では、後述の図7に示
すカード使用確認処理を実行し、ステップ12では、こ
の処理の結果を用いてICカード13の使用が可能か否
かを判定する。
【0044】そして、ステップ12で「YES」と判定
したときには、ステップ13で金融機関10と通信する
ことにより、ICカード13を用いて給油料金の決済を
行い、後述のステップ15でリターンする。これによ
り、例えばICカード13に対応して予め登録された所
有者の銀行口座等から給油料金が引落される。
【0045】また、ステップ12で「NO」と判定した
ときには、例えばICカード13による決済ができない
ことを給油設定器6に表示することにより、ステップ1
4では、従業員等が顧客に対してICカード13以外の
手段による支払いを依頼し、ステップ15でリターンす
る。この場合、顧客は、例えば現金、プリペイドカー
ド、他のクレジットカード等を用いて給油料金を支払う
ことになる。
【0046】次に、図7を参照しつつカード使用確認処
理について述べると、まずステップ21では、ステップ
2で制御装置8に記憶しておいたICカード13の情報
を読出す。そして、ステップ22では、従業員等が番号
入力装置14を顧客に渡し、ICカード13の所有者の
みが記憶している暗証番号を入力してもらう。
【0047】次に、ステップ23では、番号入力装置1
4から制御装置8に送信された入力番号と、ICカード
13に格納されていた正規の暗証番号とを比較、照合
し、これらが一致するか否かを判定する。
【0048】そして、ステップ23で「YES」と判定
したときには、車両の顧客(ICカード13の使用者)
がカードの所有者本人であると識別できたので、ステッ
プ24では、金融機関10との通信結果等を用いて、今
回の給油料金をICカード13の与信枠内で支払うこと
ができるか否かを判定する。
【0049】そして、ステップ24で「YES」と判定
したときには、ステップ25でICカード13の使用を
許可設定し、後述のステップ28でリターンする。ま
た、ステップ24で「NO」と判定したときには、後述
のステップ27に移る。
【0050】一方、ステップ23で「NO」と判定した
ときには、ステップ26で顧客に暗証番号を再度入力し
てもらい、この入力番号が正規の暗証番号に対して3回
不一致となるか否かを判定する。
【0051】そして、ステップ26で「YES」と判定
したときには、ICカード13の使用者が所有者本人で
はない虞れがあるので、ステップ27でICカード13
の使用を禁止設定した後に、ステップ28でリターンす
る。
【0052】また、ステップ26で「NO」と判定した
ときには、入力された暗証番号が正規の暗証番号と一致
するか、または3回不一致となるまでステップ23,2
6を繰返す。
【0053】かくして、本実施の形態によれば、給油所
には、無線通信装置7、制御装置8等を設け、ICカー
ド13から無線通信により読出した暗証番号とカードの
使用者が示す暗証番号とが一致したときにのみ給油料金
をカード決済する構成としたので、車両11がICカー
ド13を使用して給油を受けるときには、その正規の使
用者(所有者本人)しか知らない暗証番号を無線通信に
よりICカード13から容易に読出すことができる。
【0054】そして、制御装置8は、この読出した暗証
番号と入力装置14に入力された暗証番号とを照合して
ICカード13の使用者が正規の使用者であるか否かを
確実に識別でき、ICカード13が他人により不正使用
されて給油料金が決済されるのを防止することができ
る。
【0055】従って、正規の使用者がICカード13を
使用して給油を受けるときには、ICカード13を車載
端末12に装着した状態のまま給油料金の支払いを円滑
に行うことができ、使用者の確認作業を含めて給油時の
作業を効率よく実行できると共に、カード使用時のセキ
ュリティを高め、信頼性を向上させることができる。
【0056】また、ICカード13の使用者により暗証
番号を入力して無線でデータ通信する番号入力装置14
を用いたので、例えば車両11から使用者が降りること
なく暗証番号を容易に入力でき、その照合を制御装置8
により正確に実行できると共に、従業員等の手間を軽減
することができる。
【0057】次に、図8ないし図10は本発明による第
2の実施の形態を示し、本実施の形態の特徴は、情報記
憶媒体に予め記憶した署名情報と使用者の実際の署名と
を比較する構成としたことにある。
【0058】21は第1の実施の形態の給油設定器6に
代えて用いられる給油設定器で、該給油設定器21に
は、第1の実施の形態とほぼ同様に、複数の操作ボタン
21A、設定表示部21B、プリンタ21C等が設けら
れている。しかし、給油設定器21には、ICカード
(図示せず)の所有者の署名情報を表示する署名表示部
22が設けられている。
【0059】ここで、本実施の形態のICカードには、
個人識別用情報としてICカードの所有者による実際の
署名が画像情報等により予め記憶されている。そして、
給油設定器21は、無線通信装置によりICカードの署
名情報を読出し、これを署名表示部22に表示する構成
となっている。
【0060】23は給油設定器21のプリンタ21Cか
ら出力される給油伝票で、該給油伝票23には、図9に
示す如く、給油量、給油料金等の伝票内容が記載される
と共に、ICカードの使用者が署名する署名欄23Aが
設けられている。
【0061】本実施の形態による給油所システムは上述
の如き構成を有するもので、次に図10を参照しつつ、
その作動について説明する。なお、本実施の形態では、
第1の実施の形態で用いた図6とほぼ同様のプログラム
を実行するものであり、図10に示すカード使用確認処
理は、この図6中のステップ11で行うものである。
【0062】まず、ステップ31では、ICカードに予
め記憶された所有者の署名情報を無線通信装置により読
出し、この署名情報を給油設定器21の署名表示部22
に画像として表示する。また、ステップ32では、給油
設定器21のプリンタ21Cから給油伝票23が出力さ
れた後に、ICカードの使用者により署名欄23Aに署
名してもらう。
【0063】そして、ステップ33では、署名表示部2
2に表示された署名情報と給油伝票23に記載された実
際の署名とを従業員等により比較、照合し、これらが一
致するか否かを判定する。
【0064】そして、ステップ33で「YES」と判定
したときには、ICカードの使用者が所有者本人である
と識別できたので、ステップ34では、今回の給油料金
をICカードの与信枠内で支払うことができるか否かを
判定する。
【0065】この場合、ステップ34で「YES」と判
定したときには、ステップ35でICカードの使用を許
可設定し、後述のステップ37でリターンする。また、
ステップ34で「NO」と判定したときには、後述のス
テップ36に移る。
【0066】一方、ステップ33で「NO」と判定した
ときには、ICカードの使用者が所有者本人ではない虞
れがあるので、ステップ36でICカードの使用を禁止
設定した後に、ステップ37でリターンする。
【0067】かくして、このように構成される本実施の
形態でも、前記第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果
を得ることができる。そして、特に本実施の形態では、
他人により再現するのが難しい署名情報をICカードに
記憶させることができ、この署名情報を無線通信により
ICカードから容易に読出すことができる。
【0068】そして、給油所の従業員等は、給油設定器
21の署名表示部22に表示された署名の画像と実際の
署名とを容易に照合でき、これによって正規の使用者を
正確に識別できると共に、カード使用時のセキュリティ
をより高めることができる。
【0069】次に、図11及び図12は本発明による第
3の実施の形態を示し、本実施の形態の特徴は、使用者
の署名を署名入力装置に入力し、この署名情報と情報記
憶媒体の署名情報とを比較する構成としたことにある。
【0070】31は給油所に携帯可能に設置された署名
入力装置で、該署名入力装置31には、例えばペン状の
器具等により電子的な書込み入力が可能となったタッチ
パネル31Aと、無線通信を行うためのアンテナ31B
等が設けられている。そして、署名入力装置31は、タ
ッチパネル31Aに入力された署名情報を読込み、その
内容を無線通信により給油設定器、制御装置等に送信す
る。
【0071】これにより、制御装置は、ICカードと署
名入力装置31の両方から読出した署名情報を比較、照
合することにより、ICカードの使用者が所有者本人で
あるか否かを識別するものである。
【0072】本実施の形態による給油所システムは上述
の如き構成を有するもので、次に図12を参照しつつ、
その作動について説明する。なお、本実施の形態では、
第1の実施の形態で用いた図6とほぼ同様のプログラム
を実行するものであり、図12に示すカード使用確認処
理は、この図6中のステップ11で行うものである。
【0073】まず、ステップ41では、ICカードに予
め記憶された所有者の署名情報を無線通信装置により読
出す。また、ステップ42では、ICカードの使用者に
より署名入力装置31に署名してもらう。
【0074】そして、ステップ43では、署名入力装置
31から送信された署名情報とICカードから読出した
と署名情報とを制御装置によって比較、照合し、これら
が一致するか否かを判定する。
【0075】そして、ステップ43で「YES」と判定
したときには、ICカードの使用者が所有者本人である
と識別できたので、ステップ44では、今回の給油料金
をICカードの与信枠内で支払うことができるか否かを
判定する。
【0076】この場合、ステップ44で「YES」と判
定したときには、ステップ45でICカードの使用を許
可設定し、後述のステップ47でリターンする。また、
ステップ44で「NO」と判定したときには、後述のス
テップ46に移る。
【0077】一方、ステップ43で「NO」と判定した
ときには、ICカードの使用者が所有者本人ではない虞
れがあるので、ステップ46でICカードの使用を禁止
設定した後に、ステップ47でリターンする。
【0078】かくして、このように構成される本実施の
形態でも、前記第1,第2の実施の形態とほぼ同様の作
用効果を得ることができる。そして、特に本実施の形態
では、署名入力装置31を用いる構成としたので、IC
カードに予め記憶された署名情報と、署名入力装置31
に入力された実際の署名の情報とを無線通信により容易
に読出すことができ、制御装置は、これらの署名情報を
高い精度で照合することができる。従って、従業員等の
手間をより軽減できると共に、給油所システムのセキュ
リティをさらに高めることができる。
【0079】なお、前記第1,第3の実施の形態では、
番号入力装置14及び署名入力装置31が無線通信を行
う構成としたが、本発明はこれに限らず、これらの入力
装置を信号線によって給油設定器、制御装置等に接続す
る構成としてもよい。
【0080】また、第1の実施の形態では、番号入力装
置14を用いる構成としたが、本発明はこれに限らず、
例えば番号入力装置14に代えて給油設定器6の操作ボ
タン6Aにより暗証番号を入力し、その入力内容を制御
装置8にデータ通信する構成としてもよい。
【0081】また、各実施の形態では、ICカード13
等の個人識別用情報として暗証番号または署名情報を用
いる構成としたが、本発明はこれに限らず、例えばカー
ド所有者の肉声や顔写真、その他の身体的特徴等を用い
る構成としてもよい。
【0082】また、各実施の形態では、情報記憶媒体と
してICカードを用いる構成としたが、本発明はこれに
限るものではなく、例えば磁気カード等、ICカード以
外の各種の情報記憶媒体を用いる構成としてもよい。
【0083】
【発明の効果】以上詳述した通り、請求項1の発明によ
れば、給油時には、無線通信装置により情報記憶媒体か
ら個人識別用情報を読出し、制御装置は、この個人識別
用情報を用いて情報記憶媒体の使用者が正規の使用者で
あると確認されたときのみ給油料金を金融機関で決済す
る構成としたので、給油時には、情報記憶媒体の正規の
使用者しか知らない個人識別用情報を無線通信により情
報記憶媒体から容易に読出すことができる。そして、制
御装置は、この個人識別用情報と情報記憶媒体の使用者
が示す情報とを照合して正規の使用者であるか否かを確
実に識別でき、情報記憶媒体が他人により不正に使用さ
れるのを防止することができる。従って、使用者の確認
作業を含めて給油時の作業を効率よく実行できると共
に、給油所システムのセキュリティを高め、信頼性を向
上させることができる。
【0084】また、請求項2の発明によれば、情報記憶
媒体から無線通信装置により読出した署名情報と実際の
署名とを比較して正規の使用者であるか否かを識別する
構成としたので、情報記憶媒体には、他人により再現す
るのが難しい署名情報を記憶させることができ、この署
名情報を無線通信により情報記憶媒体から容易に読出す
ことができる。そして、給油所の従業員等は、例えばモ
ニタ画面等に表示された署名の画像と実際の署名とを容
易に照合でき、これによって正規の使用者を正確に識別
できると共に、セキュリティをより高めることができ
る。
【0085】また、請求項3の発明によれば、制御装置
は、無線通信装置により情報記憶媒体と署名入力装置の
両方から読出した署名情報を比較して正規の使用者であ
るか否かを識別する構成としたので、情報記憶媒体に予
め記憶された署名情報と、署名入力装置に入力された実
際の署名の情報とを無線通信により容易に読出すことが
でき、制御装置は、これらの署名情報を高い精度で照合
することができる。従って、従業員等の手間をより軽減
できると共に、給油所システムのセキュリティをさらに
高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態が適用される給油所
を示す外観図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態による給油所システ
ムを示す全体構成図である。
【図3】給油設定器を示す正面図である。
【図4】車載端末とICカードとを示す斜視図である。
【図5】番号入力装置を示す正面図である。
【図6】制御装置等による給油時の処理を示す流れ図で
ある。
【図7】図6中のカード使用確認処理を示す流れ図であ
る。
【図8】本発明の第2の実施の形態による給油所システ
ムの給油設定器を示す正面図である。
【図9】図8中の給油設定器から出力される給油伝票を
示す正面図である。
【図10】カード使用確認処理を示す図7と同様の流れ
図である。
【図11】本発明の第3の実施の形態による給油所シス
テムの署名入力装置を示す正面図である。
【図12】カード使用確認処理を示す図7と同様の流れ
図である。
【符号の説明】
1 敷地 2 事務所 3 アイランド 4 キャノピ 5 計量機 5A 給油ノズル 6,21 給油設定器 6A,21A 操作ボタン 6B,21B 設定表示部 6C,21C プリンタ 7 無線通信装置 8 制御装置 9 電話回線 10 金融機関 11 車両 12 車載端末 13 ICカード(情報記憶媒体) 14 番号入力装置 22 署名表示部 23 給油伝票 23A 署名欄 31 署名入力装置 31A タッチパネル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E083 AA02 AB16 AB20 AC28 AC29 AD29

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に燃料を給油したときに、給油料金
    を精算する給油所システムにおいて、 給油するときに給油料金を金融機関で決済するために使
    用され正規の使用者のみが再現可能な個人識別用情報を
    予め記憶した情報記憶媒体と、 給油所に設けられ該情報記憶媒体から前記個人識別用情
    報を無線通信により読出す無線通信装置と、 該無線通信装置により読出した個人識別用情報と前記情
    報記憶媒体の使用者が示す個人識別用情報とを用いて前
    記使用者が正規の使用者であると確認されたときにのみ
    前記給油料金を金融機関で決済する制御装置とから構成
    したことを特徴とする給油所システム。
  2. 【請求項2】 前記情報記憶媒体には前記個人識別用情
    報として前記正規の使用者が署名した署名情報を予め記
    憶し、前記無線通信装置により前記情報記憶媒体から読
    出した署名情報と前記情報記憶媒体の使用者による実際
    の署名とを比較して前記情報記憶媒体の使用者が正規の
    使用者であるか否かを識別する構成としてなる請求項1
    に記載の給油所システム。
  3. 【請求項3】 前記情報記憶媒体には前記個人識別用情
    報として前記正規の使用者が署名した署名情報を予め記
    憶し、前記給油所には前記情報記憶媒体の使用者が署名
    を入力する署名入力装置を設け、前記制御装置は前記無
    線通信装置により前記情報記憶媒体と署名入力装置の両
    方から読出した署名情報を比較して前記情報記憶媒体の
    使用者が正規の使用者であるか否かを識別する構成とし
    てなる請求項1に記載の給油所システム。
JP2001354755A 2001-11-20 2001-11-20 給油所システム Pending JP2003155100A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001354755A JP2003155100A (ja) 2001-11-20 2001-11-20 給油所システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001354755A JP2003155100A (ja) 2001-11-20 2001-11-20 給油所システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003155100A true JP2003155100A (ja) 2003-05-27

Family

ID=19166561

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001354755A Pending JP2003155100A (ja) 2001-11-20 2001-11-20 給油所システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003155100A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015114679A (ja) * 2013-12-09 2015-06-22 パーク二四株式会社 車両管理サーバおよびコンピュータプログラム
CN107381491A (zh) * 2017-07-31 2017-11-24 合肥上量机械科技有限公司 一种基于计算机的加油站自助加油系统

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015114679A (ja) * 2013-12-09 2015-06-22 パーク二四株式会社 車両管理サーバおよびコンピュータプログラム
CN107381491A (zh) * 2017-07-31 2017-11-24 合肥上量机械科技有限公司 一种基于计算机的加油站自助加油系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20060190129A1 (en) Security system and method for deterring, preventing, and/or tracking of theft of the use of goods and services, particularly fuel at retail fueling stations
US6824049B2 (en) Card transaction settlement method in point of sale systems
US20050262027A1 (en) Security system and method for deterring, preventing, and/or tracking of theft of the use of goods and services, particularly fuel at retail fueling stations
JP2003155100A (ja) 給油所システム
KR20170040407A (ko) 알에프태그를 이용한 유가보조금 주유 결제 운영 방법
JP4917828B2 (ja) 燃料供給システム
JP5281778B2 (ja) タクシーメータ及びタクシーシステム
JP3944417B2 (ja) 自動料金収受システム
JP2004362153A (ja) 有料道路の通行用定期券及び有料道路の自動料金収受システム
JP2008037449A (ja) 燃料供給システム
JP2006160319A (ja) 給油料金精算装置
JPH10255086A (ja) タクシー料金割引装置
JP2002251640A (ja) 駐車場装置
JP2739094B2 (ja) タクシーにおけるクレジットカード利用管理システム及びその運用方法
JPH1166396A (ja) 給油装置
JP2003256890A (ja) 駐車料金精算機
JPH07206094A (ja) 給油装置
JPH0962827A (ja) 運転免許証を用いた個人情報収集システム
JP2002133468A (ja) 駐車場管理システム
JP4274546B2 (ja) ガソリンスタンド用システム
JP4515657B2 (ja) 給油システム
JP3569676B2 (ja) 駐車場管理システム
JP2002032803A (ja) 携帯端末機と携帯端末機による料金の決済方法
JP2507695B2 (ja) タキシ―用デ―タ収集装置におけるデ―タ書込方法
JP4050941B2 (ja) 燃料供給システム

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20031119

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060823

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060829

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070116