JP2002032803A - 携帯端末機と携帯端末機による料金の決済方法 - Google Patents

携帯端末機と携帯端末機による料金の決済方法

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JP2002032803A
JP2002032803A JP2000212912A JP2000212912A JP2002032803A JP 2002032803 A JP2002032803 A JP 2002032803A JP 2000212912 A JP2000212912 A JP 2000212912A JP 2000212912 A JP2000212912 A JP 2000212912A JP 2002032803 A JP2002032803 A JP 2002032803A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、種々の無線システムで利用する
複数種類のプリペイド情報を1つのメモリカードに記録
させることができ、利用者の利便性の向上が図れる。 【解決手段】 この発明は、各鉄道会社や有料道路など
の種々の無線システムごとに利用可能なそれぞれのプリ
ペイド情報をメモリカードCに記録し、プリペイド情報
を利用する際、無線システムを特定し、その特定した無
線システム用のプリペイド情報に基づいて利用料金の支
払い処理を行うようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、メモリ
カードが使用可能な携帯電話などの携帯端末機とこの携
帯端末機による料金の決済方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、利用料金などを前払いで支払う決
済システムでは、磁気式の記録媒体、接触式のICカー
ド、非接触式(無線式)のICカードなどからなる専用
プリペイドカードを使用した決済が可能となっている。
【0003】しかしながら、上記のような決済システム
では、1つのシステムに付き1種類のプリペイドカード
のみが利用可能となっている。例えば、鉄道や有料道路
などのシステムで利用可能なプリペイドカードは、各鉄
道会社、あるいは有料道路のみでの利用に限られる。
【0004】このため、複数の鉄道会社や有料道路を利
用する利用者は、複数枚のプリペイドカードを所持し、
利用する際には、複数のプリペイドカードを使い分けて
利用しなければならない。従って、複数枚のプリペイド
カードの扱いあるいは管理などが煩雑になり、不便であ
る。
【0005】また、従来の決済システムで利用されるプ
リペイドカードは、他人による不正使用からの保護機能
が皆無である。このため、プリペイドカードが盗難され
た場合、あるいはプリペイドカードが他人に所得された
場合であっても、不正利用が簡単に行われてしまうとい
う問題点ある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、利用
料金の前払いが可能な種々のシステムごとにプリペイド
カードが異なることにより、複数のプリペイドカードの
管理が煩雑になったり、利用者の利便性が低下している
という問題点を解決するもので、利用料金の前払いが可
能な種々のシステムごとのプリペイド情報の管理を容易
にし、利用者の利便性を向上させることができる携帯端
末機と携帯端末機による料金の決済方法を提供すること
を目的とする。
【0007】また、、利用料金の前払いが可能な種々の
システムごとに利用可能な種々のプリペイドカードに保
護機能がなく、不正利用が簡単に行われてしまうという
問題点を解決するもので、利用料金の前払いが可能な種
々のシステムごとのプリペイド情報が簡単に不正利用さ
れることがない携帯端末機と携帯端末機による料金の決
済方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の携帯端末機
は、種々の無線通信システムとの無線通信を行う無線通
信手段、この無線通信手段により無線通信可能な種々の
無線通信システムで利用可能な金額情報が各無線通信シ
ステムごとに記録される記録媒体への情報の読み出し、
書き込みを行う媒体処理手段、および上記無線通信手段
による無線通信システムとの無線通信により利用する無
線通信システムを特定し、この特定した無線通信システ
ム用の金額情報に基づいて、上記媒体処理手段にて上記
記録媒体に記録されている上記金額情報を処理すること
により料金の支払い処理を行う処理手段から構成されて
いる。
【0009】この発明の携帯端末機は、種々の無線通信
システムとの無線通信を行う無線通信手段、この無線通
信手段により無線通信可能な種々の無線通信システムで
利用される金額情報が各無線通信システムごとに記録さ
れる記録媒体への情報の読み出し、書き込みを行う媒体
処理手段、上記無線通信手段による無線通信システムと
の無線通信により利用する無線通信システムを特定し、
この特定した無線通信システムから上記無線通信手段に
より利用料金を受信した際に、上記媒体処理手段により
上記記録媒体から読み出される当該無線通信システム用
の金額情報に基づいて、上記利用料金が支払い可能か否
かを判断する判断手段、この判断手段により当該無線通
信システム用の金額情報にて利用料金の支払いが可能で
あると判断した場合、当該無線通信システム用の金額情
報を上記媒体処理手段にて処理することにより上記利用
料金の支払い処理を行う第1の処理手段、および上記判
断手段により当該無線通信システム用の金額情報で上記
利用料金の支払いが不能であると判断した場合、当該無
線通信システム以外の無線通信システム用の金額情報を
上記媒体処理手段にて処理することにより上記利用料金
の支払い処理を行う第2の処理手段から構成されてい
る。
【0010】この発明の携帯端末機は、種々の無線通信
システムとの無線通信を行う無線通信手段、この無線通
信手段により無線通信可能な種々の無線通信システムで
利用可能な金額情報が各無線通信システムごとに記録さ
れる記録媒体への情報の読み出し、書き込みを行う媒体
処理手段、上記無線通信手段による無線通信システムと
の無線通信により利用する無線通信システムを特定し、
この特定した無線通信システムから上記無線通信手段に
より利用料金を受信した際に、上記媒体処理手段により
上記記録媒体から読み出される当該無線通信システム用
の金額情報に基づいて、上記利用料金が支払い可能か否
かを判断する第1の判断手段、この第1の判断手段によ
り当該無線通信システム用の金額情報にて利用料金の支
払いが可能であると判断した場合、当該無線通信システ
ム用の金額情報を上記媒体処理手段にて処理することに
より上記利用料金の支払い処理を行う第1の処理手段、
上記第1の判断手段により当該無線通信システム用の金
額情報で上記利用料金の支払いが不能であると判断した
場合、上記媒体処理手段により上記記録媒体から読み出
される当該無線通信システム以外の無線通信システム用
の金額情報に基づいて、上記利用用金が支払い可能か否
かを判断する第2の判断手段、この第2の判断手段によ
り当該無線通信システム以外の無線通信システム用の金
額情報にて上記利用料金の支払いが可能であると判断し
た場合、当該無線通信システム以外の無線通信システム
用の金額情報にて上記利用料金の支払いを行う場合の手
数料を判定する判定手段、およびこの判定手段より判定
した手数料と上記利用料金とを当該無線通信システム以
外の無線通信システム用の金額情報を上記媒体処理手段
にて処理することにより支払い処理を行う第2の処理手
段から構成されている。
【0011】この発明の携帯端末機は、種々の無線通信
システムとの無線通信を行う無線通信手段、この無線通
信手段により無線通信可能な種々の無線通信システムで
利用される金額情報が各無線通信システムごとに記録さ
れる記録媒体への情報の読み出し、書き込みを行う媒体
処理手段、上記記録媒体を利用する際に、上記記録媒体
を利用する利用者が本人であるか否かを認証する認証手
段、およびこの認証手段により上記記録媒体を利用する
利用者が本人であると認証されている場合に、上記無線
通信手段により無線通信システムからの問合せ信号に基
づいて利用する無線通信システムを特定し、この特定し
た無線通信システムから上記無線通信手段により利用料
金を受信した際に、上記記録媒体に記録されている当該
無線通信システム用の金額情報に基づいて、上記媒体処
理手段にて上記記録媒体に記録されている上記金額情報
を処理することにより上記利用料金の支払い処理を行う
処理手段から構成されている。
【0012】この発明の携帯端末機による料金の決済方
法は、種々の無線通信システムとの無線通信を行う無線
通信手段と、この無線通信手段により無線通信可能な種
々の無線通信システムで利用される金額情報が各無線通
信システムごとに記録される記録媒体への情報の読み出
し、書き込みを行う媒体処理手段とを有する携帯端末機
による方法において、上記無線通信手段により無線通信
システムからの問合せ信号に基づいて利用する無線通信
システムを特定し、この特定した無線通信システムから
上記無線通信手段により利用料金を受信した際に、上記
記録媒体に記録されている当該無線通信システム用の金
額情報に基づいて、上記媒体処理手段にて上記記録媒体
に記録されている上記金額情報を処理することにより上
記利用料金の支払いを行うことを特徴とする。
【0013】この発明の携帯端末機による料金の決済方
法は、種々の無線通信システムとの無線通信を行う無線
通信手段と、この無線通信手段により無線通信可能な種
々の無線通信システムで利用される金額情報が各無線通
信システムごとに記録される記録媒体への情報の読み出
し、書き込みを行う媒体処理手段とを有する携帯端末機
による方法において、上記無線通信手段により無線通信
システムからの問合せ信号に基づいて利用する無線通信
システムを特定し、この特定した無線通信システムから
上記無線通信手段により利用料金を受信した際に、上記
媒体処理手段により上記記録媒体から読み出される当該
無線通信システム用の金額情報に基づいて、上記利用料
金が支払い可能か否かを判断し、この判断により当該無
線通信システム用の金額情報にて利用料金の支払いが可
能であると判断した場合、当該無線通信システム用の金
額情報を上記媒体処理手段にて処理することにより上記
利用料金の支払いを行い、上記判断により当該無線通信
システム用の金額情報で上記利用料金の支払いが不能で
あると判断した場合、当該無線通信システム以外の無線
通信システム用の金額情報を上記媒体処理手段にて処理
することにより上記利用料金の支払いを行うことを特徴
とする。
【0014】この発明の携帯端末機による料金の決済方
法は、種々の無線通信システムとの無線通信を行う無線
通信手段と、この無線通信手段により無線通信可能な種
々の無線通信システムで利用される金額情報が各無線通
信システムごとに記録される記録媒体への情報の読み出
し、書き込みを行う媒体処理手段とを有する携帯端末機
による方法において、上記無線通信手段により無線通信
システムからの問合せ信号に基づいて利用する無線通信
システムを特定し、この特定した無線通信システムから
上記無線通信手段により利用料金を受信した際に、上記
媒体処理手段により上記記録媒体から読み出される当該
無線通信システム用の金額情報に基づいて、上記利用料
金が支払い可能か否かを判断し、この判断により当該無
線通信システム用の金額情報にて利用料金の支払いが可
能であると判断した場合、当該無線通信システム用の金
額情報を上記媒体処理手段にて処理することにより上記
利用料金の支払いを行い、上記判断により当該無線通信
システム用の金額情報で上記利用料金の支払いが不能で
あると判断した場合、上記媒体処理手段により上記記録
媒体から読み出される当該無線通信システム以外の無線
通信システム用の金額情報に基づいて、上記利用料金が
支払い可能か否かを判断し、この判断により当該無線通
信システム以外の無線通信システム用の金額情報にて上
記利用料金の支払いが可能であると判断した場合、当該
無線通信システム以外の無線通信システム用の金額情報
にて上記利用料金の支払いを行う場合の手数料を判断
し、この判断した手数料と上記利用料金とを当該無線通
信システム以外の無線通信システム用の金額情報を上記
媒体処理手段にて処理することにより支払うことを特徴
とする。
【0015】この発明の携帯端末機による料金の決済方
法は、種々の無線通信システムとの無線通信を行う無線
通信手段と、この無線通信手段により無線通信可能な種
々の無線通信システムで利用される金額情報が各無線通
信システムごとに記録される記録媒体への情報の読み出
し、書き込みを行う媒体処理手段とを有する携帯端末機
による方法において、上記記録媒体を携帯端末機で利用
する際に、上記記録媒体を利用する利用者が本人である
か否かを認証し、この認証により上記記録媒体を利用す
る利用者が本人であると認証されている場合に、上記無
線通信手段により無線通信システムからの問合せ信号に
基づいて利用する無線通信システムを特定し、この特定
した無線通信システムから上記無線通信手段により利用
料金を受信した際に、上記記録媒体に記録されている当
該無線通信システム用の金額情報に基づいて、上記媒体
処理手段にて上記記録媒体に記録されている上記金額情
報を処理することにより上記利用料金の支払いを行うこ
とを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0017】図1は、この発明の携帯端末機Mが利用さ
れる無線システムの例を示す図である。
【0018】図1に示すように、携帯端末機Mは、券売
機3、自動改札機4などを有する鉄道会社用の無線シス
テム1、およびプリペイド販売機5、有料道路の料金所
に設置されるゲート処理機6などを有する有料道路用の
無線システム2で利用される。また、携帯端末機Mに
は、メモリカードCが接続された状態で利用可能となっ
ており、上記メモリカードCには、各無線システムで利
用可能なプリペイド情報が各無線システムごとに記録さ
れるようになっている。
【0019】この携帯端末機Mは、無線通信機能を有す
るものであり、例えば、携帯電話としての通話や携帯電
話の通信網を利用したメール端末などのデータ通信を行
うものである。この携帯端末機Mは、通常、携帯電話機
や携帯型のメール端末として利用されるものである。
【0020】上記鉄道会社用の無線システム1は、各鉄
道会社ごとに構築され、予め上記券売機3で購入可能な
各鉄道会社ごとのプリペイド情報により自動改札機4な
どの駅務機器が利用できるようになっている。また、上
記有料道路用の無線システム2は、高速道路などの有料
道路の各料金所に設置されるゲート処理機6などがネッ
トワーク化されて構築され、上記プリペイド販売機5で
上記ゲート処理機6で利用可能なプリペイド情報が販売
されるようになっている。
【0021】次に、上記携帯端末機Mの構成について説
明する。図2は、携帯端末機Mの内部構成を概略的に示
す図である。
【0022】図1、および図2に示すように、携帯端末
機Mは、アンテナ部10、受話部11、表示部12、操
作部13、送話部14、制御回路15、メモリ16、通
信制御回路17、メモリカード処理部18、電源発生回
路19、電池部19aなどから構成されている。
【0023】図1に示すように、携帯端末機Mの本体前
面には、上から順に、アンテナ部10、受話部11、表
示部12、操作部13、送話部15を有している。
【0024】上記受話部11は、スピーカ孔が設けら
れ、対向する本体内にスピーカ(図示しない)が設けら
れている。上記送話部14は、マイク孔が設けられ、対
向する本体内にマイク(図示しない)が設けられてい
る。
【0025】上記表示部12は、種々の操作案内が行わ
れるものである。上記操作部13は、テンキーや種々の
操作を行う釦で構成され、携帯電話として用いる際の種
々の設定を行ったり、電話番号の入力を行ったり、無線
システムの携帯端末として用いる場合の設定を行った
り、本人認証用のパスワード(認証情報)を入力したり
するものである。
【0026】また、本体内には、図2に示すように、全
体を制御する制御回路15、制御プログラム、ID番号
(認識番号)等の各種情報を記憶するメモリ16、変調
復調回路(送受信回路)としての通信制御回路17、メ
モリカード処理部18、電源発生回路19、電池部19
aを有している。
【0027】上記メモリ16には、利用情報(利用区
間、利用日等)が記憶されている。上記通信制御回路1
7は、アンテナ部10に接続され、アンテナ部10にて
受信した受信データを復調して制御回路15、電源発生
回路19へ出力したり、制御回路15からの送信データ
をアンテナ部10を用いて送信するものである。また、
通信制御回路17は、携帯電話機として用いられる際
と、無線システムの端末機器として用いられる際の、信
号周波数の違い等に対処して種々の通信方式で無線通信
を行うようになっている。また、携帯電話機として用い
られる際と、無線システムの端末機器として用いられる
際とは、メモリ16に登録されている別々のアプリケー
ションにより制御されるようになっている。
【0028】また、上記送話部14は、マイク等により
構成され、携帯電話機として用いる際に利用者により発
せられた言葉を音声データに変換して出力するものであ
る。上記受話部11は、スピーカ等により構成され、他
の機器から供給された受信した音声データを再生してス
ピーカから出力するものである。
【0029】上記メモリカード処理部18は、挿入され
るメモリカードCの記録内容を読取ったり、メモリカー
ドCへ情報を書き込んだりするものである。
【0030】上記電源発生回路19は、通信制御回路1
7からの受信データ(電波)に基づいて電源電圧を生成
し、制御回路15、通信制御回路17、送話部14、受
話部11、操作部13、表示部12に供給するものであ
る。電池部19aは、電源発生回路19が作動していな
い際に、各部に電源電圧を供給するものである。
【0031】また、上記メモリカードCには、複数の無
線システムで利用可能な種々のプリペイド情報がそれぞ
れ記録領域C1、C2、…に記録される。例えば、利用
者が複数の鉄道会社や有料道路をプリペイド情報で利用
する場合、上記メモリカードCには、各鉄道会社用のプ
リペイド情報と有料道路用のプリペイド情報とが複数の
記録領域C1、C2、…にそれぞれ記録される。
【0032】次に、上記のように構成される携帯端末機
Mが利用可能な無線システムの一例として、鉄道会社用
の無線システム1について説明する。
【0033】鉄道会社用の無線システム1は、図3に示
すように、券売機3、自動改札機4、精算機7、カード
処理機8などの駅務機器と、ホストコンピュータ9とが
接続されて構成されている。
【0034】上記券売機3、自動改札機4、精算機7、
カード処理機8などの駅務機器は、携帯端末機Mとの無
線通信を行うための無線通信機能を有し、処理内容をホ
ストコンピュータ9へ送信したり、ホストコンピュータ
9からのデータを受信したりするようになっている。
【0035】上記ホストコンピュータ9は、公衆回線と
接続され、他の交通機関のホストコンピュータや携帯端
末機Mとして利用される携帯電話会社などのホストコン
ピュータと通信可能となっている。
【0036】図4は、上記券売機3の内部構成を概略的
に説明するためのブロック図である。図4に示すよう
に、上記券売機3は、主制御部20、表示部21、操作
部22、リーダライタ部23、アンテナ部24、発券部
25、金額処理部26、インターフェース27などから
構成されている。
【0037】上記主制御部20は、券売機3全体を制御
するものである。上記表示部21および操作部22は、
タッチパネル内蔵の液晶表示装置などからなり、操作案
内を表示したり、操作釦を表示したりする。上記リーダ
ライタ部23は、上記アンテナ部24を介して、携帯端
末機Mとの無線通信を行うものであり、この無線通信に
よって、携帯端末機M内のメモリ16あるいはメモリカ
ードCの記録内容の読み取り、および書き込みを行う。
上記発券部25は、通常、乗車券を発券する。上記金額
処理部26は、利用者が乗車券を購入する際に投入され
る金額を処理するものである。
【0038】また、図5は、上記携帯端末機Mを処理で
きる出場(入場)用の自動改札機4の外観構成を概略的
に示すものである。自動改札機4は、通常、2台1組と
して駅の改札口などに設置され、両者の間に通行者が通
行する通路が形成される。
【0039】自動改札装置本体32の上面の一端部に
は、通行者が携帯し、無線通信によって送受信する機能
を備えた携帯電話機Mとの間でID番号などを送受信す
るためのアンテナ部(後述する)43の送受信領域33
が設けられている。
【0040】本体32上には、通行者や駅員などに対し
て案内を行うための案内表示部34が設けられている。
【0041】また、本体32の通路側の側面の両端部に
は、それぞれ通行者の通行を制御する開閉動作可能なド
ア35、35が設けられており、通行可否の判定結果に
基づき、このドア35、35が開閉制御されるようにな
っている。
【0042】本体32の各通路側の側面には、通行者検
知手段としての複数の光学的な検知器(図示しない)が
設けられている。
【0043】上記のように構成された自動改札機4の制
御系統の構成を、図6を用いて説明する。すなわち、こ
の制御系統は、自動改札機4の全体の制御する主制御部
41、リーダライタ42、アンテナ部43、上記ドア3
5を駆動するドア機構部44、本装置を制御する駅制御
機3との間で情報の伝送を行うインターフェース45な
どから構成されている。
【0044】リーダライタ42は、主制御部41からの
信号をアンテナ部43を介して携帯電話機Mに送信した
り、携帯電話機Mからアンテナ部43を介して受信した
信号を主制御部41へ出力するものである。このリーダ
ライタ42は、全体を制御する制御回路、制御プログラ
ム、各種情報を記憶するメモリ、送受信回路としてのモ
デム等により構成されている。
【0045】また、上記有料道路用の無線システム2で
は、上記券売機3と同様に、プリペイド販売機5により
有料道路で利用可能なプリペイド情報が販売され、上記
自動改札機4と同様に、有料道路用のプリペイド情報に
よりゲート処理機6が利用可能となっている。
【0046】次に、無線システムでの携帯端末機Mの利
用例について説明する。
【0047】図7は、上記券売機3により当該鉄道会社
用の無線システムで利用可能なプリペイド情報を携帯端
末機Mに記録する際の動作(プリペイド情報の販売処
理)を説明するためのフローチャートである。
【0048】すなわち、当該鉄道会社の無線システムで
利用可能なプリペイド情報を購入する利用者は、まず、
券売機3の操作部22としてのタッチパネルで表示され
ているプリペイド購入釦を押下する(ステップS1)。
すると、主制御部20は、プリペイド情報を販売する制
御プログラムを起動させ、プリペイド情報を記録させる
携帯端末機Mへの問合せ信号をアンテナ部24を介して
送信し(ステップS2)、携帯端末機Mとの無線通信を
開始する。
【0049】この際、利用者がメモリカードCを接続し
た状態で携帯端末機Mをアンテナ部10で通信可能な通
信エリア(図示しない)に提示する。すると、携帯端末
機Mの制御回路15は、アンテナ部10および通信制御
回路17を介して問い合わせ信号を受信する(ステップ
S3)。この問合せ信号を受信した携帯端末機Mの制御
回路15は、問合せ信号に基づいて、利用する券売機3
が運用されている交通機関を特定する(ステップS
4)。すなわち、制御回路15は、問合せ信号により利
用するシステム(無線システム)を特定する。
【0050】これにより、利用する交通機関を特定した
際、制御回路15は、携帯端末機Mに装着されているメ
モリカードCが利用者本人のものであるか否かを判別す
るための認証処理を開始する(ステップS5)。
【0051】この認証処理は、利用者が本人であるか否
かを判断するものであり、例えば、パスワードの入力に
より、本人か否かを認証するものである。すなわち、制
御回路15は、認証処理を開始すると、まず、利用者に
対してパスワードの入力を要求する。これに対して、利
用者が操作部13によりパスワードを入力すると、制御
回路15は、入力されたパスワードが正しいか否かを判
断する。
【0052】この判断によりパスワードが正しくないと
判断した場合(ステップS6、NO)、制御回路15
は、本人であると認証できなかったとしてメモリカード
Cの利用を不可とし(ステップS7)、券売機3へ認証
不可を示す情報を送信する。この認証が不可であったこ
とを示す情報を受信した際、券売機3の主制御部20
は、プリペイド情報の販売を不可と判断し、プリペイド
情報の販売処理を終了する。
【0053】また、上記判断によりパスワードが正しい
と判断した場合(ステップS6、YES)、制御回路1
5は、本人であると認証ができたとしてメモリカードC
の利用を許可とし、券売機3へ認証が可であったことを
示す情報とともに、個人情報および現在利用可能なプリ
ペイド情報の残額などを送信する(ステップS8)。
【0054】上記認証処理により利用者が本人であると
認証された際、券売機3の主制御部20は、アンテナ部
24およびリーダライタ部23を介して携帯端末機Mか
らの利用者の個人情報、および現在のプリペイド情報の
残額などの情報を受信する(ステップS9)。すると、
主制御部20は、現在のプリペイド情報の残額を表示部
21に表示するとともに、販売可能なプリペイド情報の
金額釦を表示する(ステップS10)。
【0055】利用者は、表示部21に表示された残額を
確認するとともに、購入したいプリペイド情報の金額釦
を押下する(ステップS11)。すると、主制御部20
は、利用者が契約している携帯端末機Mの利用会社とし
ての携帯電話会社から金額が請求される旨の案内ととも
に、確認釦とを表示する。なお、この際、利用者が現金
を投入し、その投入された金額をプリペイド情報として
携帯端末機Mに記録するようにしても良い。
【0056】券売機3の主制御部20は、上記操作部2
2としてのタッチパネルに表示されている確認釦が押下
されると、当該携帯端末機Mの利用者に対して指示され
て金額のプリペイド情報を販売しても良いか否かをホス
トコンピュータ9へ問い合わせる(ステップS12)。
【0057】この問合せを受けたホストコンピュータ9
は、顧客用データベース(図示しない)に基づいて、指
示された金額のプリペイド情報を販売しても良いか否か
を判断する。なお、指示された金額のプリペイド情報の
販売の可否は、ホストコンピュータ9から当該携帯端末
機Mの利用会社(携帯電話会社)へ問い合わせるように
しても良い。
【0058】上記金額のプリペイド情報の販売が不可で
あると判断した際、ホストコンピュータ9は、券売機3
の主制御部20へ販売が不可であることを示す情報を返
信する。この販売が不可である旨の返信を受けた際(ス
テップS13、NO)、主制御部20は、販売を不可と
して処理を終了する。
【0059】また、上記金額のプリペイド情報の販売が
可であると判断した際、ホストコンピュータ9は、券売
機3の主制御部20へ販売が可であることを示す情報を
返信する。この販売が可である旨の返信を受けた際(ス
テップS13、YES)、主制御部20は、携帯端末機
Mへのプリペイド情報の記録処理を開始する。すなわ
ち、主制御部20は、プリペイド情報の販売が許可され
た旨の情報を携帯端末機Mへ送信する(ステップS1
4)。
【0060】プリペイド情報の販売が許可された旨の情
報を受信した際(ステップS15)、携帯端末機Mの制
御回路15は、メモリカード処理部18によりメモリカ
ードCの当該鉄道会社のプリペイド情報を記録する記録
領域に金額情報を記録する処理を行う(ステップS1
6)。
【0061】このメモリカードCへの金額情報の記録が
終了すると、制御回路15は、通信制御回路17および
アンテナ部10を介して、券売機3へ金額情報の記録が
終了した旨を通知する(ステップS17)。
【0062】この金額情報の記録が終了した旨の通知を
受信した際(ステップS18)、券売機3の主制御部2
0は、金額情報の記録処理を完了を判断し、ホストコン
ピュータ9へ処理が完了した旨の通信を送信し(ステッ
プS19)、プリペイド情報の販売処理を完了する。
【0063】これにより、携帯端末機Mには、上記券売
機3を運用する交通機関(鉄道会社)で利用可能なプリ
ペイド情報が記録される。
【0064】また、上記券売機3から処理の完了通知を
受けたホストコンピュータ9は、当該携帯端末機Mの利
用会社(携帯電話会社)へ販売金額の回収を依頼する。
この依頼された金額は、携帯電話会社により利用者へ請
求される。この際、携帯電話会社へ金額の回収を依頼し
た券売機3の鉄道会社は、予め鉄道会社と携帯電話会社
間の交渉により設定される手数料を携帯電話会社へ支払
う。
【0065】これにより、プリペイド情報を販売する会
社は、キャッシュレスでプリペイド情報を販売すること
により、利用者の利便性を向上させることができ、携帯
電話会社は、通常の携帯端末機の利用料金とともにプリ
ペイド情報を販売した会社から依頼された金額を回収す
ることによる手数料収入が得られる。
【0066】また、上記例では、ステップS5におい
て、認証処理を実行したが、プリペイド情報の販売処理
を開始する前に、認証処理を行っておくようにしても良
い。
【0067】また、上記例では、券売機3での動作につ
いて説明したが、上記プリペイド販売機5でも同様にプ
リペイド情報の販売処理を実現できる。この場合、プリ
ペイド販売機5がホストコンピュータなどの外部装置に
接続され、販売したプリペイド情報分の金額を携帯端末
機の利用会社(携帯電話会社)へ請求するようになる。
【0068】次に、携帯端末機Mを利用したプリペイド
情報の利用例について説明する。
【0069】以下では、プリペイド情報の利用の一例と
して、自動改札機4による出場時の処理について説明す
る。この場合、携帯端末機Mには、入場時に入場駅コー
ドが記録されているものとする。
【0070】この自動改札機4を利用する利用者が所持
する携帯端末機Mには、メモリカードCが装着されてい
る状態であるとし、メモリカードCの装着時に、上記ス
テップS5で説明したようなパスワード等による認証処
理が行われ(ステップS20)、この認証処理の結果、
利用者が本人であることが認証されているものとする
(ステップS21)。
【0071】まず、駅構内から出場する利用者は、携帯
端末機Mを自動改札機4の送受信エリア33にかざす。
この際、自動改札機4の主制御部41は、リーダライタ
部42およびアンテナ部43を介して問合せ信号をエリ
ア33内に送信している。
【0072】これにより。携帯端末機Mの制御回路15
は、自動改札機4の主制御部41からの問合せ信号を受
信する(ステップS22)。この問合せ信号を受信した
携帯端末機Mの制御回路15は、問合せ信号に基づい
て、利用する自動改札機4が運用されている交通機関を
特定する(ステップS23)。すなわち、制御回路15
は、問合せ信号により利用するシステム(無線システ
ム)を特定する。
【0073】これにより、利用する交通機関を特定した
携帯端末機Mの制御回路15は、メモリ16に登録され
ている携帯端末機を特定する情報や利用者の個人情報な
どのID情報、および入場駅で記録された入場駅コード
など入場駅データを自動改札機4へ送信する(ステップ
S24)。
【0074】携帯端末機MからのID情報と入場駅デー
タを受信すると、自動改札機4の主制御部41は、ID
情報に基づいて当該携帯端末機Mが該当する交通機関で
利用可能か否かをチェックする。
【0075】このチェックにより当該携帯端末機Mが利
用可能であると判断すると、主制御部41は、入場駅デ
ータに基づいて利用料金を算出する。この算出した利用
料金を示す情報は、リーダライタ部42およびアンテナ
部43を介して携帯端末機Mへ送信される。
【0076】この利用料金を示す情報を受信した際(ス
テップS25)、携帯端末機Mの制御回路15は、該当
する交通機関用のプリペイド情報としてメモリカードC
に記録されている金額情報に基づいて、利用料金を全
額、支払い可能か否かを判断する(ステップS25)。
【0077】この判断により当該交通機関用のプリペイ
ド情報の金額により全額支払い可能であると判断した場
合(ステップS26、YES)、上記プリペイド情報か
ら利用料金分を引き去り(ステップS27)、自動改札
機4へ処理の完了を示す信号を送信する(ステップS2
8)。
【0078】これにより、自動改札機4は、ドア機構部
44によりドア35を開放し、利用者の通行を許可す
る。
【0079】また、上記判断により当該交通機関用のプ
リペイド情報の金額が不足していると判断した場合(ス
テップS26、NO)、制御回路15は、メモリカード
Cに記録されている他の交通機関用のプリペイド情報で
利用可能な金額があるか否かを判断する(ステップS2
9)。
【0080】この判断により他の交通機関用のプリペイ
ド情報で利用可能な金額がないと判断した場合、制御回
路15は、表示部12により金額不足である旨を案内
し、アンテナ部10を介して自動改札機4へ金額不足の
ため利用不可である旨を送信する(ステップS30)。
この金額不足である旨を受信した自動改札機4は、表示
部34に金額不足のため通過不可であることを案内する
とともに、ドア機構部44によりドア35を閉鎖して利
用者の通行を不可とする。
【0081】また、上記判断により他の交通機関用のプ
リペイド情報で利用可能な金額があると判断した場合、
制御回路15は、他の交通機関用のプリペイド情報を利
用する際の手数料を判定する(ステップS31)。
【0082】この際、他の交通機関用のプリペイド情報
の利用に伴う手数料は、予め各交通機関同士での交渉に
より設定されるものである。例えば、実際に利用される
交通機関と、プリペイド情報のみが使用される他の交通
機関とが、それぞれ所定の手数料を徴収するようにして
も良いし、プリペイド情報のみが使用される他の交通機
関のみが、所定の手数料が得るようにしても良い。ま
た、手数料は、利用金額に応じて設定されるものであっ
ても良いし、使用回数ごとに固定の手数料が設定される
ようにしても良い。
【0083】制御回路15は、手数料を判定すると、表
示部12により利用者に対して他の交通機関用のプリペ
イド情報を使用し、手数料を含んだ支払いを行っても良
いか否かを利用者に案内する。
【0084】この案内に対して、利用者が他の交通機関
用のプリペイド情報の使用が不可であるとした場合、操
作部13により利用不可が指示される。この利用不可が
指示された場合(ステップS32、NO)、制御回路1
5は、上記ステップ30へ進み利用の不可を自動改札機
4へ送信する。
【0085】また、上記案内に対して利用者が他の交通
機関用のプリペイド情報の使用を許可した場合、操作部
13により利用の許可が指示される。この利用の許可が
指示された場合(ステップS32、YES)、制御回路
15は、上記利用料金と上記手数料との合計金額を算出
し、他の交通機関のプリペイド情報から上記合計金額を
引き去る処理を行う(ステップS32)。
【0086】このように、他の交通機関用のプリペイド
情報を使用する際に、利用者に他の交通機関用のプリペ
イド情報を使用しても良いか否かを選択させるようにし
たため、利用者の意思に反して他の交通機関用のプリペ
イド情報が使用されてしまうことを防ぐことができる。
【0087】上記引き去り処理が完了すると、制御回路
15は、利用料金の引き去り処理が完了した旨の信号
と、プリペイド情報を利用した他の交通機関を示す情報
と、その金額とを自動改札機4へ送信する(ステップS
34)。そして、制御回路15は、他の交通機関用のプ
リペイド情報を使用した旨を表示部12に表示させる
(ステップS35)。
【0088】また、上記ステップS34で、携帯端末機
Mから処理の完了通知、プリペイド情報を使用した他の
交通機関を示す情報、および利用金額を受信すると、自
動改札機4の主制御部41は、ドア機構部44によりド
ア35を開放して利用者の通行を許可する。この通行の
許可とともに、主制御部41は、インターフェース45
を介して、他の交通機関を示す情報とその金額とをホス
トコンピュータ9へ送信する。
【0089】その後、ホストコンピュータ9は、他の交
通機関へ手数料を除いた利用料金を請求する。この結
果、プリペイド情報のみが利用された交通機関では、手
数料が収入として得られる。
【0090】また、上記例では、自動改札機4でのプリ
ペイド情報の利用について説明したが、精算機による料
金の精算処理や有料道路の料金所に設けられる上記ゲー
ト処理機によるゲート通過に伴う利用料金の精算処理で
も、上記同様に、携帯端末機Mによるプリペイド情報の
利用が実現できる。
【0091】上記のように、各鉄道会社や有料道路など
の種々の無線システムごとに利用可能なそれぞれのプリ
ペイド情報をメモリカードに記録し、プリペイド情報を
利用する際、無線システムを特定し、その特定した無線
システム用のプリペイド情報に基づいて利用料金の支払
い処理を行う。
【0092】これにより、種々の無線システムで利用す
る複数種類のプリペイド情報を1つのメモリカードに記
録させることができ、利用者の利便性の向上が図れる。
【0093】また、プリペイド情報を利用する際、当該
無線システム用のプリペイド情報が残額不足であった場
合、他の無線システム用のプリペイド情報を使用して利
用料金の支払い処理を行う。
【0094】これにより、当該無線システム用の残額が
不足している場合であっても、他の無線システム用のプ
リペイド情報を使用して利用料金を支払うことができ、
利用者の利便性が向上する。
【0095】また、当該無線システム用のプリペイド情
報が残額不足であった場合に、他の無線システム用のプ
リペイド情報を使用する際に、手数料を含めた利用料金
の支払い処理を行う。
【0096】これにより、他の無線システム用のプリペ
イド情報を使用して利用料金を支払うことができ、利用
者の利便性が向上するとともに、無線システムの運用側
も手数料収入を得ることができる。
【0097】また、種々の無線システムで利用可能な複
数種類のプリペイド情報が記録されているメモリカード
を携帯端末機で使用する際に、利用者がメモリカードC
の所持者本人であるかの認証処理を行う。
【0098】これにより、メモリカードの盗難あるいは
取得等により、メモリカードを他人が不正に利用するこ
とを防ぐことができる。
【0099】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、利用料金の前払いが可能な種々のシステムごとのプ
リペイド情報の管理を容易にし、利用者の利便性を向上
させることができる携帯端末機と携帯端末機による料金
の決済方法を提供できる。
【0100】また、利用料金の前払いが可能な種々のシ
ステムごとのプリペイド情報が簡単に不正利用されるこ
とがない携帯端末機と携帯端末機による料金の決済方法
を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係わる携帯端末機と携
帯端末機が利用可能な種々の無線システムの構成を示す
図。
【図2】携帯端末機の内部構成を示すブロック図。
【図3】携帯端末機が利用される無線システムとしての
鉄道会社の無線システムの構成を概略的に示す図。
【図4】券売機の構成を概略的に示すブロック図。
【図5】自動改札機の外観構成を示す図。
【図6】自動改札機の内部構成を概略的に示すブロック
図。
【図7】券売機による携帯端末機へのプリペイド情報の
販売処理を説明するためのフローチャート。
【図8】自動改札機での携帯端末機の処理を説明するた
めのフローチャート。
【符号の説明】
M…携帯端末機 C…メモリカード(記録媒体) 1…鉄道会社用無線システム(無線通信システム) 2…有料道路用無線システム(無線通信システム) 3…券売機 4…自動改札機 5…プリペイド販売機 6…ゲート処理機 10…アンテナ部(無線通信手段) 12…表示部 13…操作部 15…制御回路(処理手段) 16…メモリ 17…通信制御回路(無線通信手段) 18…メモリカード処理部(媒体処理手段)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 種々の無線通信システムとの無線通信を
    行う無線通信手段と、 この無線通信手段により無線通信可能な種々の無線通信
    システムで利用可能な金額情報が各無線通信システムご
    とに記録される記録媒体への情報の読み出し、書き込み
    を行う媒体処理手段と、 上記無線通信手段による無線通信システムとの無線通信
    により利用する無線通信システムを特定し、この特定し
    た無線通信システム用の金額情報に基づいて、上記媒体
    処理手段にて上記記録媒体に記録されている上記金額情
    報を処理することにより料金の支払い処理を行う処理手
    段と、 を具備したことを特徴とする携帯端末機。
  2. 【請求項2】 種々の無線通信システムとの無線通信を
    行う無線通信手段と、 この無線通信手段により無線通信可能な種々の無線通信
    システムで利用される金額情報が各無線通信システムご
    とに記録される記録媒体への情報の読み出し、書き込み
    を行う媒体処理手段と、 上記無線通信手段による無線通信システムとの無線通信
    により利用する無線通信システムを特定し、この特定し
    た無線通信システムから上記無線通信手段により利用料
    金を受信した際に、上記媒体処理手段により上記記録媒
    体から読み出される当該無線通信システム用の金額情報
    に基づいて、上記利用料金が支払い可能か否かを判断す
    る判断手段と、 この判断手段により当該無線通信システム用の金額情報
    にて利用料金の支払いが可能であると判断した場合、当
    該無線通信システム用の金額情報を上記媒体処理手段に
    て処理することにより上記利用料金の支払い処理を行う
    第1の処理手段と、 上記判断手段により当該無線通信システム用の金額情報
    で上記利用料金の支払いが不能であると判断した場合、
    当該無線通信システム以外の無線通信システム用の金額
    情報を上記媒体処理手段にて処理することにより上記利
    用料金の支払い処理を行う第2の処理手段と、 を具備したことを特徴とする携帯端末機。
  3. 【請求項3】 種々の無線通信システムとの無線通信を
    行う無線通信手段と、 この無線通信手段により無線通信可能な種々の無線通信
    システムで利用可能な金額情報が各無線通信システムご
    とに記録される記録媒体への情報の読み出し、書き込み
    を行う媒体処理手段と、 上記無線通信手段による無線通信システムとの無線通信
    により利用する無線通信システムを特定し、この特定し
    た無線通信システムから上記無線通信手段により利用料
    金を受信した際に、上記媒体処理手段により上記記録媒
    体から読み出される当該無線通信システム用の金額情報
    に基づいて、上記利用料金が支払い可能か否かを判断す
    る第1の判断手段と、 この第1の判断手段により当該無線通信システム用の金
    額情報にて利用料金の支払いが可能であると判断した場
    合、当該無線通信システム用の金額情報を上記媒体処理
    手段にて処理することにより上記利用料金の支払い処理
    を行う第1の処理手段と、 上記第1の判断手段により当該無線通信システム用の金
    額情報で上記利用料金の支払いが不能であると判断した
    場合、上記媒体処理手段により上記記録媒体から読み出
    される当該無線通信システム以外の無線通信システム用
    の金額情報に基づいて、上記利用料金が支払い可能か否
    かを判断する第2の判断手段と、 この第2の判断手段により当該無線通信システム以外の
    無線通信システム用の金額情報にて上記利用料金の支払
    いが可能であると判断した場合、当該無線通信システム
    以外の無線通信システム用の金額情報にて上記利用料金
    の支払いを行う場合の手数料を判定する判定手段と、 この判定手段より判定した手数料と上記利用料金とを当
    該無線通信システム以外の無線通信システム用の金額情
    報を上記媒体処理手段にて処理することにより支払い処
    理を行う第2の処理手段と、 を具備したことを特徴とする携帯端末機。
  4. 【請求項4】 種々の無線通信システムとの無線通信を
    行う無線通信手段と、 この無線通信手段により無線通信可能な種々の無線通信
    システムで利用される金額情報が各無線通信システムご
    とに記録される記録媒体への情報の読み出し、書き込み
    を行う媒体処理手段と、 上記記録媒体を利用する際に、上記記録媒体を利用する
    利用者が本人であるか否かを認証する認証手段と、 この認証手段により上記記録媒体を利用する利用者が本
    人であると認証されている場合に、上記無線通信手段に
    より無線通信システムからの問合せ信号に基づいて利用
    する無線通信システムを特定し、この特定した無線通信
    システムから上記無線通信手段により利用料金を受信し
    た際に、上記記録媒体に記録されている当該無線通信シ
    ステム用の金額情報に基づいて、上記媒体処理手段にて
    上記記録媒体に記録されている上記金額情報を処理する
    ことにより上記利用料金の支払い処理を行う処理手段
    と、 を具備したことを特徴とする携帯端末機。
  5. 【請求項5】 種々の無線通信システムとの無線通信を
    行う無線通信手段と、この無線通信手段により無線通信
    可能な種々の無線通信システムで利用される金額情報が
    各無線通信システムごとに記録される記録媒体への情報
    の読み出し、書き込みを行う媒体処理手段とを有する携
    帯端末機による料金の決済方法において、 上記無線通信手段により無線通信システムからの問合せ
    信号に基づいて利用する無線通信システムを特定し、 この特定した無線通信システムから上記無線通信手段に
    より利用料金を受信した際に、上記記録媒体に記録され
    ている当該無線通信システム用の金額情報に基づいて、
    上記媒体処理手段にて上記記録媒体に記録されている上
    記金額情報を処理することにより上記利用料金の支払い
    を行う、 ことを特徴とする携帯端末による料金の決済方法。
  6. 【請求項6】 種々の無線通信システムとの無線通信を
    行う無線通信手段と、この無線通信手段により無線通信
    可能な種々の無線通信システムで利用される金額情報が
    各無線通信システムごとに記録される記録媒体への情報
    の読み出し、書き込みを行う媒体処理手段とを有する携
    帯端末機による料金の決済方法において、 上記無線通信手段により無線通信システムからの問合せ
    信号に基づいて利用する無線通信システムを特定し、 この特定した無線通信システムから上記無線通信手段に
    より利用料金を受信した際に、上記媒体処理手段により
    上記記録媒体から読み出される当該無線通信システム用
    の金額情報に基づいて、上記利用料金が支払い可能か否
    かを判断し、 この判断により当該無線通信システム用の金額情報にて
    利用料金の支払いが可能であると判断した場合、当該無
    線通信システム用の金額情報を上記媒体処理手段にて処
    理することにより上記利用料金の支払いを行い、 上記判断により当該無線通信システム用の金額情報で上
    記利用料金の支払いが不能であると判断した場合、当該
    無線通信システム以外の無線通信システム用の金額情報
    を上記媒体処理手段にて処理することにより上記利用料
    金の支払いを行う、 ことを特徴とする携帯端末による料金の決済方法。
  7. 【請求項7】 種々の無線通信システムとの無線通信を
    行う無線通信手段と、この無線通信手段により無線通信
    可能な種々の無線通信システムで利用される金額情報が
    各無線通信システムごとに記録される記録媒体への情報
    の読み出し、書き込みを行う媒体処理手段とを有する携
    帯端末機による料金の決済方法において、 上記無線通信手段により無線通信システムからの問合せ
    信号に基づいて利用する無線通信システムを特定し、 この特定した無線通信システムから上記無線通信手段に
    より利用料金を受信した際に、上記媒体処理手段により
    上記記録媒体から読み出される当該無線通信システム用
    の金額情報に基づいて、上記利用料金が支払い可能か否
    かを判断し、 この判断により当該無線通信システム用の金額情報にて
    利用料金の支払いが可能であると判断した場合、当該無
    線通信システム用の金額情報を上記媒体処理手段にて処
    理することにより上記利用料金の支払いを行い、 上記判断により当該無線通信システム用の金額情報で上
    記利用料金の支払いが不能であると判断した場合、上記
    媒体処理手段により上記記録媒体から読み出される当該
    無線通信システム以外の無線通信システム用の金額情報
    に基づいて、上記利用料金が支払い可能か否かを判断
    し、 この判断により当該無線通信システム以外の無線通信シ
    ステム用の金額情報にて上記利用料金の支払いが可能で
    あると判断した場合、当該無線通信システム以外の無線
    通信システム用の金額情報にて上記利用料金の支払いを
    行う場合の手数料を判断し、 この判断した手数料と上記利用料金とを当該無線通信シ
    ステム以外の無線通信システム用の金額情報を上記媒体
    処理手段にて処理することにより支払う、 ことを特徴とする携帯端末機による料金の決済方法。
  8. 【請求項8】 種々の無線通信システムとの無線通信を
    行う無線通信手段と、この無線通信手段により無線通信
    可能な種々の無線通信システムで利用される金額情報が
    各無線通信システムごとに記録される記録媒体への情報
    の読み出し、書き込みを行う媒体処理手段とを有する携
    帯端末機による料金の決済方法において、 上記記録媒体を携帯端末機で利用する際に、上記記録媒
    体を利用する利用者が本人であるか否かを認証し、 この認証により上記記録媒体を利用する利用者が本人で
    あると認証されている場合に、上記無線通信手段により
    無線通信システムからの問合せ信号に基づいて利用する
    無線通信システムを特定し、 この特定した無線通信システムから上記無線通信手段に
    より利用料金を受信した際に、上記記録媒体に記録され
    ている当該無線通信システム用の金額情報に基づいて、
    上記媒体処理手段にて上記記録媒体に記録されている上
    記金額情報を処理することにより上記利用料金の支払い
    を行う、 ことを特徴とする携帯端末機による料金の決済方法。
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