JP2751082B2 - 多機能icカードシステム - Google Patents

多機能icカードシステム

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JP2751082B2
JP2751082B2 JP2325315A JP32531590A JP2751082B2 JP 2751082 B2 JP2751082 B2 JP 2751082B2 JP 2325315 A JP2325315 A JP 2325315A JP 32531590 A JP32531590 A JP 32531590A JP 2751082 B2 JP2751082 B2 JP 2751082B2
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照久 緒方
光博 東
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エヌ・ティ・ティ・データ通信株式会社
株式会社フォーカスシステムズ
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    • G06K19/00Record carriers for use with machines and with at least a part designed to carry digital markings
    • G06K19/06Record carriers for use with machines and with at least a part designed to carry digital markings characterised by the kind of the digital marking, e.g. shape, nature, code
    • G06K19/067Record carriers with conductive marks, printed circuits or semiconductor circuit elements, e.g. credit or identity cards also with resonating or responding marks without active components
    • G06K19/07Record carriers with conductive marks, printed circuits or semiconductor circuit elements, e.g. credit or identity cards also with resonating or responding marks without active components with integrated circuit chips
    • G06K19/077Constructional details, e.g. mounting of circuits in the carrier
    • G06K19/07749Constructional details, e.g. mounting of circuits in the carrier the record carrier being capable of non-contact communication, e.g. constructional details of the antenna of a non-contact smart card
    • G06K19/07766Constructional details, e.g. mounting of circuits in the carrier the record carrier being capable of non-contact communication, e.g. constructional details of the antenna of a non-contact smart card comprising at least a second communication arrangement in addition to a first non-contact communication arrangement
    • G06K19/07769Constructional details, e.g. mounting of circuits in the carrier the record carrier being capable of non-contact communication, e.g. constructional details of the antenna of a non-contact smart card comprising at least a second communication arrangement in addition to a first non-contact communication arrangement the further communication means being a galvanic interface, e.g. hybrid or mixed smart cards having a contact and a non-contact interface

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、物品の購入や各種サービスの利用に際し
て、ICカードを挿入した送受信制御装置を用いて、非接
触的なデータ送受信により、端末機とデータの授受を行
い、決済を行うシステムに関する。
さらに詳細には、ICカード内に設けた情報処理機能を
用いて、カード携帯者の認証、プリペイド金額あるいは
与信データの記憶及び演算、携帯者の属性のデータ提
示、取引情報の記録、等の処理を行い、各種サービスの
利用あるいは取引対価の決済をリモート操作で行うこと
が可能な、多機能ICカードシステムに関する。
[従来の技術] 従来のICカードは、内部にICメモリ、CPU入力ポー
ト、出力ポート、等を備えている。このICカードは、カ
ードリーダライタに挿入して、接点との接触、または、
光、磁気等による非接触式での結合によりデータの入出
力を行い、カード内のデータの読み出し、カードへのデ
ータの書き込み、修正を行っている。しかし、このよう
なデータ処理は、特定のカードとリーダライタとの間に
限定されることが多く、また、サービスの種類も限定さ
れ、本人確認の手段も、電子認証の様なものを除けば、
セキュリティを確保できる手段が少なかった。
このため、多数のサービスを受けるために、それぞれ
のカードを所有する必要があり、携帯に不便であるばか
りでなく、使用に際してもそれぞれ個別に操作しなけれ
ばならないから、煩わしい面もあった。
また、通常のプリペイドカードでは、使用後は廃棄さ
れるし、紛失した場合には、他人に使用されることもあ
り、安全性の面で高額な金額を取り扱うのには不向きで
ある。
また、自動車免許証、各種資格証明書、身分証明書、
本人認証などの認証については、別のカード等の形式で
発行されており、必要に応じて携帯しなければならな
い。
カードの使用形態では、端末機のカードリーダライタ
に挿入し、キーボードを操作する形式をとるものが多
い。しかし、単にカードの認証データを読み取って処理
するような操作の場合には、カードを挿入して読み取る
操作は、煩わしく時間もかかる。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は、従来の技術における上記のような種々の個
別のカード類を携帯しなければならない不便さを解決す
るために、下記の諸機能を奏することを目的としてい
る。
(1)1枚のカードを多目的の用途に使用するために、
ICカード内の情報処理機能及び複数のデータ記憶機能の
充実。
(2)ICカードを挿入して動作させる送受信制御装置と
端末機間の、光または電波通信機能によるデータの近距
離伝送。
(3)身元確認のための認証手段の提供。
(4)複数の利用機関のプリペイド機能及び与信機能の
統合化。
(5)自動車免許等の各種資格証明。
(6)金融システムとの連動による各種取引金額の決済
機能。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するために、本発明においては、ICカ
ード携帯者の本人確認用画像及び声紋情報を記憶する固
定メモリと、カードの使用時に、予め登録されているIC
カードあるいはセンタに登録されている認証情報と比較
する比較部を備えた認証処理部と、使用対象を異にする
複数の使用目的のため相互に独立して処理するプリペイ
ドデータ記憶部と、複数のプリペイドデータ記憶部に共
通に設置されたプリペイド機能部と、プリペイド機能部
を一つの記憶部に選択的に接続するためのプリペイドデ
ータ記憶部選択装置と、を備えたICカードと、 ICカードの挿入口及びガイドと、ICカードに設けた信
号及び電力供給用端子と接続する端子部と、テンキー及
び記号キーを備えた入力キー部と、確認キー部と、カー
ド内部で処理した情報を表示するための表示部と、端末
装置との間で信号を送受する光信号及び無線送受信部
と、を有する送受信制御部と、 から構成された認証及びプリペイド機能を有する多機能
ICカードシステムを手段として用いる。
[作用] ICカードを挿入した送受信制御装置の光通信または無
線通信機能を利用し、同様に無線通信機能を備えた端末
機との間で非接触でデータ入出力を行うことにより、各
種認証を実行し、金銭取引がある場合の決済をICカード
に記憶されているプリペイドまたは与信データに基づい
て行う。リモート操作が適用できない端末機の場合に
は、ICカードリーダ・ライタにICカードを挿入して、端
末機またはICカードのキーボードを操作し、所望のサー
ビスの選択、データの入出力操作を行うことができる。
[実施例] <ICカードシステムの構成> 第1図は、本発明のICカードの構成を示すブロック図
である。図において、11は中央処理装置(CPU)、12は
認証処理部、13はプリペイドデータ処理機能部である。
14はプリペイドデータ記憶部選択装置で、利用機関を異
にするaからnの複数のプリペイドデータ記憶部の一つ
を選択する。15はプリペイド利用履歴格納部で、異なっ
た利用履歴を区分して記憶する。
第2図はICカードの構造の実施例を示す図であって、
その一面には、カード携帯者の写真、氏名、生年月日、
カードの交付日、証明書番号、等を記録した証明部21
(例えば身分証明書、社員証、入館許可書、運転免許証
など)を設ける。22は、端子部、23は磁気ストライプで
ある。
第3図は、送受信制御装置の構成を示すブロック図で
ある。図において、31はICカードとの接続を行なう端子
部、32は入力キー部、33は確認キー部、34は表示部、35
は光信号送受信部、である。
第4図は、送受信制御装置の構造の実施例を示す図で
ある。図において、401は装置のケース、402は光信号送
受信部、403は先端がクリップのように開き、胸ポケッ
ト等に留める機能も併せ備えている脚部である。使用し
ない場合には、脚部をケースの破線部に押し込んで内蔵
可能となり、使用する場合には、外側に取り出してクリ
ックストップする位置で折り曲げることができる。
404はデータ表示器窓、405はテンキー及び記号キーを
備えた入力キー部、406は外部電源接続用コネクタ、407
はアンテナ、408は電源スイッチ、409はICカードの挿入
口である。401は、ケース内に内蔵されたニッケルカド
ミウム電池のような二次電池であり、送受信制御装置の
動作電源を供給する。
外部電源接続用コネクタ406は、自動車のシガレット
ライタ、あるいは交流電源を整流した専用電源に接続し
て、内蔵電池以外の外付電源を利用する場合に使用す
る。
このコネクタ406に外付き電源用プラグを挿入した場
合には、メモリバックアップ用電池等の常時供給用電池
を除いて、内蔵電池をオフにするスイッチと連動させ
る。この手段により、内蔵電池以外の安価な電源が使用
できる場合では、電池の消耗を少なくすることができ
る。
コネクタ406に二次電池充電器からの専用プラグを接
続した場合には、内蔵された二次電池に充電するこがで
きる。
また、外付電源を使用している場合には、内蔵二次電
池の電圧が所定の値より低下していることを検出して、
外付電源から充電を行い、充電完了後は、電流供給を遮
断する制御回路を設けることができる。
光信号送受信部402は、ケース401に対して回転可能に
装着され、第5図に示すように、送受信制御装置の操作
面に平行に光を送受信できるだけでなく、ほぼ90度まで
の範囲で裏面または表面方向に回転させて、操作面とは
所望の角度異なった方向に指向させることができる。
第5図においては、ケース401の上方に、拡大して描
いた光信号送受信部402の断面を示して、その向きを示
している。同図(a)は、ケース401に対して光信号送
受信部402の光ビーム50が直角に、矢印51のように操作
面の裏側に向くようにした使用例である。同図(b)
は、ケース401に対して光信号送受信部402の光ビーム50
が、矢印52のように操作面側上方に向けた例、同図
(c)は、水平に置いたケース401に対して光信号送受
信部402の光ビーム50が、矢印53のように向くように設
定している。
光信号送受信部402は、このような目的を達成できる
ように、軸54によりケース401に回転可能に装着する。
軸54の中空部を通して配線を通過させることができる
が、スリップリングを経由して電流を供給することもで
きる。
この機能によって、送受信制御装置のキーボードを操
作しながら、リモート操作で端末機とデータの送受信を
行う場合に、都合のよい姿勢で、かつ、光送受信の指向
性を所定の方向に合わせることが容易となる。例えば、
脚部403のクリップ機能を利用して胸ポケットに送受信
制御装置を装着したとき、光ビームを前方に向くように
回転させておくと、リモート読み取りのIDカードとして
使用する場合に好都合である。
この点を、入退室に特別の資格を必要とする場合の資
格認証に使用する例を挙げて説明する。
ドアの付近に設置されたチェック装置から送出される
資格質問光信号を送受信制御装置を経由してICカードに
送り、これを解読して応答信号生成回路を動作させる。
次に本人確認用の特定の応答信号をICカード内で生成し
た後、送受信制御装置に送り、光信号としてチェック装
置に向けて送信する。チェック装置は、この信号を解読
して予め登録された資格のある本人であることを確認し
た場合にのみ、ドアの鎖錠を解いてドアを開放し、入退
室を許可する。
このチェックはきわめて厳重ではあるが、操作として
は無人で自動的に行われ、ICカードを装着した小型軽量
の送受信制御装置を胸ポケット付近にクリップで装着
し、かつ光ビームを例えば前方または斜め前方という所
定の方向に向くように光信号送受信部の向きを一度設定
しておけば、それ以後はICカードの携帯者がチェック装
置の所で自分で操作をする必要なく入退場資格の認証を
実行できるから、煩わしさを感じることはない。
本発明の送受信制御装置は、このような実施例におい
て特に有効な手段を提供できる構成を備えている。
また、ケースに内蔵可能な脚部403は、常時はケース
内に折り畳まれているが、例えば自動車のダッシュボー
ド上に載置して使用する場合に光ビームを上方に向けた
り、ずれ落ちるのを防止したりする場合に、脚部を起こ
して使用することができる。また、上記の使用例に準じ
てフロントガラスの付近の適当な箇所にクリップを使用
して固定することも可能である。
アンテナ407は、無線通信部を使用して端末機あるい
は他の外部装置と交信する場合に、第4図(b)に破線
で示す様にケースから引き出して使用する。アンテナを
完全に引き出したとき、無線機能を動作させるスイッチ
と連動させることができる。
<ICカードの動作説明> 認証処理部においては、ICカード携帯者の本人確認を
可能にするために、本人の指紋、眼底血管紋、手の形
状、等の画像情報と、携帯者の声紋情報を固定メモリ
(ROM)に格納すると共に、カードの使用時に、予め登
録されているICカードあるいはセンタに登録されている
認証情報と比較する。
特に高いセキュリティが要求される場合には、指紋、
眼底血管紋、手の形状、等の個人識別のため、端末装置
の画像読取装置を用いて読み取った画像情報を、予め登
録されているICカード内の固定メモリ、またはセンタに
記憶されている画像情報と比較して同一性を確認し認証
を行う。画像情報以外には、声紋情報を用いることがで
きる。この場合、所定のキーワードを発声させ、予め同
一キーワードの音声解析情報と比較する。
本発明のプリペイド機能部は、通常のプリペイドカー
ドとは異なり、複数の使用目的の機能を有すること、及
び予納金額が少なくなった場合に、予め格納してある与
信額から追加して予納できることが特徴である。
このため、ICカード内に複数のプリペイドデータ記憶
部が設けられており、これらは、プリペイドデータ記憶
部選択装置の複数のポートに接続される。プリペイドデ
ータ記憶部選択装置は、プリペイドデータ処理部及び制
御装置を経由して入出力装置に接続されており、入力キ
ー部からのサービス番号の入力によって、選択されたプ
リペイド機能をセットアップし、所定の決済を実行でき
る。
<ICカード及び送受信制御装置の使用形態> 本発明においては、ICカードの使用方法として、大別
して次の3通りの形態がある。
第1は、ICカードを送受信制御装置の挿入口に装着し
て、光通信または無線通信機能を介し、と携帯者本人確
認機能を利用して、端末機とデータの授受を行うことに
より、各種認証、駐車場の案内情報等の入手、立入制限
箇所における入場許可等の資格証明を伴う動作を行う。
第2は、ICカードを送受信制御装置の挿入口に装着し
て、光通信または無線通信機能を介し、端末機との間
で、カード内の個人情報データの提示、端末機に固有な
情報の利用、及び簡単なキー操作により、各種取引と、
それに関連したデータ処理業務、一例を挙げれば、車種
別、通行区間別の高速道路における通行料金の支払い、
あるいは利用時間に応じた駐車場利用料金の支払いを実
行する方法である。
第1及び第2の方法は、非接触式で、あつある程度距
離が離れていても実行できるため、例えば高速道路のゲ
ートにおいて金銭の授受を行うことなく決済を終了し、
それによってゲートを通過できる信号をICカードを挿入
した送受信制御装置に送信して表示ランプを点灯させて
識別させたり、通過が許可された車のナンバーを表示さ
せて認識することにより、理想的な場合には、ゲートで
停車させることなく、速度を落とすだけで通過させるこ
とが可能となる。従って、手続きが簡単で迅速に処理で
きるところが利点であり、サービスの向上を図ることが
できる。
第3は、リモート操作が不可能な端末機に対しては、
ICカードを通常の使用方法に従って端末装置に挿入し、
必要に応じて端末機あるいはカードのキーボードを操作
して、データの授受を行い、サービスの提供を受け、金
銭の支払いあるいは受取を含む取引の決済処理を行う方
法である。
<ICカードを利用した取引の操作説明> 第6図は、本発明のICカードの操作を説明するための
フローチャートである。ここでは、実施例として、ICカ
ードは、入金処理、プリペイドカードによる物品購入、
サービスの対価支払い、イベントの支払い、認証、の各
機能を例として説明する。
A.入金処理 第6図のSTARTから開始し、入金処理を希望するとい
う選択肢を選び、その後利用する端末機の種類に応じて
操作を実施する。詳細な処理手順については、条件に応
じて第7図及び第8図に示す処理を行なう。
(1) 使用する端末 本発明のICカードを、金融機関の自動預払端末機(AT
M)、あるいはデパート、スーパーマーケット等に設置
されている街頭用端末機を改造した機種を使用して、プ
リペイドあるいは与信額の設定が可能となる。
ここで、街頭用端末機とは、ICカードの挿入口及び機
種によっては現金投入口を備えており、提供する商品を
選択する押しボタンにより好みの商品を選択し、購入し
た商品が取り出し口から放出されると、これを取り出す
という機能を備えた商品またはサービス提供用の端末機
であって、具体的には食堂における食券の販売機、タバ
コ、酒、食品、電池、雑誌等の販売機である。
通常この種の端末機は、任意のデータを入力するため
のキー入力部を備えておらず、例えば料理や商品の名称
と値段が表示された商品選択ボタンのみが設けられ、こ
れらの中から顧客が選択する形式のものが多い。よっ
て、任意のデータを入力するためのキー入力部を備える
ように改造し、金融機関の自動預払端末機と同等の機能
を持たせることにより本発明の多機能ICカードに対応さ
せることができる。
(2) 入金の手順 ICカード用CDを利用する場合 本発明のシステムにおいて、金銭の決済を伴う取引を
処理するためには、プリペイド額に相当する金額の入
金、または、クレジットの与信金額の設定と決済を行っ
て、所定金額の設定をする必要がある。
この手続きをICカード用キャッシュディスペンサ(C
D)を利用して実行する場合には、ICカードを端末機の
カードスロットに挿入し、端末機の案内画面に従って、
暗証番号の入力、等、CDを利用する場合と同様の手順に
したがって、銀行口座と接続し、次に、振り替える金額
を入力する。
ICカード内の個別プリペイド利用機関の複数のエリア
を指定するために、端末機からエリアのコードを入力
し、このコードをICカードに転送して、記憶領域の選択
を制御する。
具体的な入力方法は、例えば、高速道路利用プリペイ
ドカードとして入金する場合、ICカードをICカード用CD
等の端末機に挿入して、そのキーボードを使用し指定入
力コードを*01、駐車場の利用プリペイドであれば*0
2、というようにキー操作によりコードを入力し、入出
力装置を指定したエリアに接続するようプリペイドデー
タ記憶部選択装置を動作させる。
この操作が終了すると、CD端末機側の操作を行い、プ
リペイド金額を口座から引き落し、その金額を先に指定
したICカードのエリアに蓄積して操作を終了する。
街頭用(改造済)端末機の場合には、ICカードを挿入
し、上記と同様の操作でICカードの個別プリペイド利用
機関のエリアを指定し、端末機から利用金額を入力し、
この金額に応じた現金を投入して、操作を実行すると、
現金の収納と金額の記入を行った後、操作を終了する。
後日支払いの操作 即時支払と同様にICカードを提示あるいは端末装置に
挿入してサービスを受けることができるが、支払いは後
日決済する方法である。この場合、暗証番号と確認キー
操作は即時支払と同様である。
ICカードの携帯者がサービスを利用する度に、利用機
関の端末装置にICカードから取引者の必要とする情報及
び取引口座番号等を取得し、サービス対価のデータとと
もに記憶され、これらのデータは集計されて、利用機関
から金融機関に対する取り立て依頼がたとえば月1回行
われる。これによってICカード利用者が設定している口
座から当該金額を引き落し、利用機関の当該口座に振り
替える処理が行われる。ICカードには、サービス利用の
履歴データが保存される。
B.ICカードによる取引またはサービスの利用 (1)遠隔読み取りで利用する場合 高速道路,有料駐車場のような特定施設であって、迅
速な料金支払いを必要とする場合には、ICカードを端末
機に挿入する方法はきわめてわずらわしい。よって、所
定の位置に設けた端末機とICカードとの間で、光信号ま
たは無線信号によるデータの授受を行う。
一例を説明すると、乗車したままで、ICカードを挿入
した送受信制御装置の光信号または無線信号送受信部の
データ通信機能を用いて、端末機に対し施設利用の意志
を示す信号を送信する。
端末機はこの信号を受信すると、送受信制御装置側に
対しICカードからID番号、免許証番号、氏名等の必要な
データの読み出しを要求する信号を送出する。
ICカードは要求されたデータを読み出して送受信制御
装置を経由して送出すると、端末機はこれを読み取り、
データを蓄積した後、ICカードに対して施設への入場日
時、場所等のコードを送出する。
なお、高速道路や駐車場においては、画像センサによ
りナンバープレートを読み取り、文字認識等の手段で車
両の固有の番号のほか、車種を読みとって施設利用料金
を課金するためのデータを自動的に取得する。必要であ
れば、車両の長さについても、概略の分類をするために
センサの画像を処理してデータを自動的に作成する。
送受信制御装置の光信号または無線信号受信部は、施
設のシステムで処理された上記信号を受信すると、ICカ
ードにデータを転送し所定のメモリにこれらのデータを
蓄積する。
次に、施設から退場するときに、入場時と同様にICカ
ードを挿入した送受信制御装置を端末機に向けて退場の
意志信号を送出する。端末機は、この信号を受信する
と、ICカード側に対し入場時の諸データの読み出しと送
信を要求し、退場時のデータと併せて料金の計算を行
う。
施設が高速道路の場合を想定すると、入場は高速道路
の特定入口ゲートを通過することであり、退場は、高速
道路の別の特定出口ゲートを通過することに相当する。
入口ゲートのコードは、先の入場時の処理によってIC
カード内に記録されているから、出口ゲートでの料金計
算に際して利用距離または区間は、端末機及び/または
センタマシンの計算機能によって迅速に計算できる。自
動車の車種によって料金が設定される場合には、ICカー
ド内に記録されている車種コード、ゲートにおいて読み
取ったナンバーの文字認識結果、車の大きさあるいは重
量のゲートに於ける測定値、等のデータを用いて計算す
ることが可能である。
車の大きさ、車種は、ゲートの所定位置で対象車両の
画像を撮影し、画像情報処理及び図形認識手段で外郭を
切り出し、背景にあるゲージと比較することにより、自
動的に判定することも可能となる。しかし、車両ナンバ
から車種が認識できる場合、あるいはICカード内の車種
コードが利用できる場合には、より単純な方法でデータ
を取得することができる。
駐車場の場合には、施設の利用を開始した時間及び退
場時間をデータとして、利用料金を自動的に計算するこ
とができる。
計算された料金は、ICカードを挿入した送受信制御装
置に対して送出され、装置の表示器に表示される。ICカ
ードの携帯者は、この料金を確認し暗証番号を入力して
から確認キーを押すことにより、ICカードのプリペイド
金額エリアから減額され、同額の金額のデータが端末機
に取り込まれる。さらに、利用関連データが、端末機か
らICカード側に送信されてメモリに蓄積される。
この一連の処理が終了した後、ゲートを通過できる信
号を車に報知する。ICカードが盗難あるいは拾得物であ
れば、暗証番号が一致しないので、料金の決済はできな
い。
ICカードによる決済では、領収書が発行されない場合
もあるが、本発明においては、カード内に蓄積された利
用データを用いて、カードリーダライタを備えた小型端
末装置によりデータを読み取ることが可能であり、また
必要に応じて小型端末装置に付属している印字機により
取引データの記録を出力することは可能である。
利用データが認証を受けている場合あるいは取引の性
質上証明力がある場合には、金融機関を通じて領収証あ
るいは支払い証明を取得することもできる。
(2)ICカードをリーダライタに挿入して利用する場合 デパートやプリペイドカード加盟店で利用・購入代金
を決済する場合には、本発明のICカードを端末機に挿入
し、暗証番号と確認キーの操作により、利用機関別に金
額の清算を行う。端末機から店名、品番、日時、金額等
のデータを入力し、それらのデータは、ICカードにも転
送されて、利用履歴データとして蓄積される。
買物の際、駐車場を利用する場合において、買い上げ
金額に応じて、駐車場の無料利用または利用料金の割引
を行う場合がある。このため、買い上げ金額に応じた無
料駐車場の利用証明、または割引料金を算出してICカー
ドに記憶し、駐車場を出る際の料金清算に利用する。
(3) 即日払い料金が不足する場合の操作 上記の各支払処理時に、その利用機関のプリペイド金
額が不足した場合には、予め登録されているICカード内
の与信金額からその不足額を支払い、かつ、その不足金
額とプリペイド支出コードを記録してアラーム音が鳴
り、表示装置に不足金額を表示する。カードの携帯者
は、再度確認の意志表示をして、後日その不足額ととも
に当該プリペイドのエリアに金額を充当する。従って、
プリペイド金額がショートすることがあっても、予め定
められた与信額の範囲まではICカードを利用することが
できる。
[発明の効果] 以上の説明から明らかなように、本発明のICカードシ
ステムによれば、送受信制御装置にICカードを挿入し光
通信または無線通信機能を利用して非接触で、端末装置
との間でデータを授受することにより、サービス利用の
際に利用料金の決済あるいは入場許可、認証等の手続き
を迅速に処理することが可能となる。
また、ICカード自体でも機能し、しかも一枚のICカー
ドにより多数のサービスに対する料金決済がきわめて簡
単な手続きにより実行できる。さらに、証明書として各
種認証の機能を実行することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のICカードの構成を示すブロック図、第
2図は本発明のICカードの構造の実施例を示す図、第3
図は本発明の送受信制御装置の構成を示すブロック図、
第4図は本発明の送受信制御装置の構造の一例を示す
図、第5図は光信号送受信部のビーム方向の調節の機能
を示す図、第6図は本発明のシステムの操作を示すフロ
ーチャート、第7図は第6図の手順(イ)(ロ)及び
(ハ)の詳細な操作手順を示す図、第8図は、第6図の
手順(ニ)の詳細な操作手順を示す図で、である。 101……証明部 102、103……光通信送受信部 104……情報表示部 108……テンキー 401……装置のケース、 402……光信号送受信部、 403……ケースに内蔵可能な脚部兼クリップ、 404……データ表示器窓、 405……テンキー及び記号キーを備えた入力キー部、 406……外部電源接続用コネクタ、 407……伸縮アンテナ、 408……電源スイッチ、 409……ICカードの挿入口。 410……内蔵二次電池

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のデータ伝送媒体を用いる送受信部、
    表示部、入出力部に接続し得る中央処理装置と、 中央処理装置に接続され、カードの使用時に、ICカード
    あるいはセンタに設けた固定メモリに予め記憶したICカ
    ード携帯者の本人確認用画像及び声紋情報と本人の認証
    情報とを比較する比較部を備えた認証処理部と、 中央処理装置に接続され、複数の利用機関に対応したプ
    リペイドデータ記憶部から選択された利用機関に関する
    データを処理する、共通に設置されたプリペイドデータ
    処理機能部と、 利用機関を異にする複数の使用対象及び使用目的のため
    にデータを記憶するための、相互に独立して処理可能と
    した複数のプリペイドデータ記憶部と、 入力キー部から希望するサービスを選択するためのコー
    ドを入力することによりプリペイドデータ処理機能部を
    一つの記憶部に選択的に接続するため、複数のプリペイ
    ドデータ記憶部に接続されているプリペイドデータ記憶
    部選択装置と、を備えたICカードと、 ICカードの挿入口及びガイドを備え、ICカードに設けた
    信号及び電力供給用端子と接続するコネクタ部と、 テンキー及び記号キーを備えた入力キー部と、 確認キー部と、カード内部で処理した情報を表示するた
    めの表示部と、 端末装置との間で信号を送受する光信号及び無線送受信
    部とを有する送受信制御部と、を備え、 認証処理部において、ICカード携帯者の本人確認のため
    にICカード内の固定メモリあるいはセンタに予め登録さ
    れている認証情報と、これに対応する本人の指紋、眼底
    血管紋、手の形状、等の中から選択された入力画像情報
    とをカードの使用時に比較する機能と、 本人確認が成功した後に入力キー部から、設定された複
    数の使用目的の機能を選択するためのサービス番号の入
    力によって、プリペイドデータ処理部及び制御装置を経
    由して入出力装置に接続されている、ICカード内の複数
    のプリペイドデータ記憶部選択装置の複数のポートに接
    続されたプリペイドデータ記憶部の一つを選択接続し、
    選択されたプリペイド機能を設定して所定の決済を実行
    する機能と、 複数の使用目的の機能のいずれにおいても、各支払処理
    時にその利用機関のプリペイド金額が不足した場合に、
    与信額格納部に予め設定してある与信額から追加予納を
    可能にするため、その不足金額が与信額の範囲内にある
    ことを検査した後プリペイドデータ記憶部に支出コード
    等のデータを記録するとともに表示装置に予納金額不足
    のアラームと不足金額を表示し、カードの携帯者は、再
    度確認の意志表示をして、後日その不足額とともに当該
    利用プリペイド機関に対応する記憶部のエリアに金額を
    充当する決済を実行する機能と、 を備えることを特徴とする、認証及びプリペイド機能を
    有する多機能ICカードシステム。
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