JP2003154915A - エアバッグドア - Google Patents

エアバッグドア

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JP2003154915A JP2001353731A JP2001353731A JP2003154915A JP 2003154915 A JP2003154915 A JP 2003154915A JP 2001353731 A JP2001353731 A JP 2001353731A JP 2001353731 A JP2001353731 A JP 2001353731A JP 2003154915 A JP2003154915 A JP 2003154915A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エアバッグ装置の非作動時において熱膨張が
生じた際に、開裂予定線やヒンジ線での部分的な変形を
防止し得るようにする。 【解決手段】 ドアパネル22の外縁ラインに沿って延
在する所要長の開裂予定線24およびヒンジ線26を、
該ドアパネル22の外縁ラインに沿った外面において発
泡阻止状態で固化した第1領域42/46と、該第1領
域42/46の内側において該ドアパネル22の外縁ラ
インに沿って発泡状態で固化した第2領域44/48と
から構成する。エアバッグ装置の非作動時には、前記開
裂予定線24における第1領域42の存在により、該開
裂予定線24に沿った部分的な変形が防止される。ま
た、前記ヒンジ線26における第1領域46の存在によ
り、該ヒンジ線26に沿った部分的な変形が防止され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エアバッグドアに
関し、更に詳細には、車両内装部材におけるエアバッグ
装置と整合する部位に対応的に設けられ、外縁ラインに
沿って所要長に延在する開裂予定線での破断および/ま
たはヒンジ線での折曲により開放するドアパネルからな
るエアバッグドアに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年に至り、殆どの乗用車では、衝突事
故等による衝撃から乗員を保護するために、ステアリン
グのホーンパッド部に搭載された運転席用のエアバッグ
装置と、車両内装部材であるインストルメントパネルの
内側に搭載された助手席用のエアバッグ装置とを標準的
に装備している。このため前記インストルメントパネル
10では、図10および図11に示すように、前記助手
席用のエアバッグ装置30に対応した部位に、当該エア
バッグ装置30の作動時に膨張を開始したエアバッグ3
4の押圧力を受けると乗員室側へ開放変位するエアバッ
グドア20が設けられている(図では、2枚のドアパネ
ル22,22からなる両開きタイプを例示している)。
【0003】ここで前記インストルメントパネル10
は、所要のデザイン形状に成形されたパネル基材12を
主体として構成されている。このパネル基材12は、例
えばPPやASG等の比較的硬質の合成樹脂材料から形
成された成形部材であるため、エアバッグドア20を該
基材12に一体的に形成した場合には、殊に低温時には
エアバッグ34の押圧力により破損してしまうおそれが
ある。このためエアバッグドア20は、TPO(オレフ
ィン系の熱可塑性エラストマー)等のゴム特性を具有す
る合成樹脂材料から形成するのが好適とされ、前記パネ
ル基材12とは別体に形成して該パネル基材12の所要
位置に設けた装着口14に取付けるようにした形態のも
のが実施されている。このようなエアバッグドア20
は、前記エアバッグ装置30の作動時に膨張するエアバ
ッグ34の押圧力が裏面に加わると、先ず両ドアパネル
22,22の外縁ラインに沿って所要長に延在する略
「H」字形に形成された開裂予定線24が破断し、次いで
両ドアパネル22,22の外縁ラインの残余の部分に沿
って略「I」字形に形成されたヒンジ線26を中心として
折曲することで、インストルメントパネル10の外方へ
の開放変位が許容されるようになっている。なお図11
に示したインストルメントパネル10は、所要形状に成
形された合成樹脂製のパネル基材12のみからなる単層
構造として構成されており、前記エアバッグドア20の
各ドアパネル22,22は外方へ露出して視認されるよ
うになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで前述した構成
のインストルメントパネル10は、例えばリィンフォー
スバー等の車体構成部材36に対し、前記パネル基材1
2を10ヶ所程度の固定部位で固定することで取付けら
れ、常には乗員室前方のフロントガラスの下方に位置し
ている。このため、合成樹脂製である前記パネル基材1
2やエアバッグドア20は、夏期高温時や直射日光に晒
された時には熱膨張し、また冬期低温時および乗員室内
の冷房に伴う冷却時には熱収縮するようになっている。
しかしながらパネル基材12が、前述した如く、車体構
成部材に固定されていることで全体的な熱変形が規制さ
れているため、例えば熱膨張が生じた際の歪みや応力
は、薄肉状に形成されて最も剛性が低くなっている前記
開裂予定線24に沿って集中するようになる。すなわち
パネル基材12が熱膨張した際には、図12に示すよう
に、エアバッグドア20の各ドアパネル22,22が図
示X方向へ押される一方、これらドアパネル22,22
自体が熱膨張した際には図示X方向へ伸張的に変形する
ことになるから、厚みが0.5mm程度の薄肉とされる
前記開裂予定線24に沿って圧縮的な応力が集中してし
まう。このため図12に示すように、両ドアパネル2
2,22の端縁部同士が相互に近接するようになるか
ら、開裂予定線24が湾曲しつつ上方へ押上げられて部
分的に突出変形してしまい、インストルメントパネル1
0の外方から開裂予定線24が視認されて質感低下を来
すことが危惧される。
【0005】一方前記ヒンジ線26は、前記エアバッグ
34の押圧力を受けて開放するドアパネル22,22
が、該ヒンジ部26で容易に折曲して開放すること、
該ヒンジ線26で破断・分離しないこと、の両要件を
満足するように設定する必要がある。しかしながら、前
記ヒンジ線26の肉厚を小さくした場合は前記の要件
を満足しないことがあり得ると共に、ドアパネル22,
22の熱膨張時には前記開裂予定線24と同様に外方へ
突出変形することもあり得る。また前記ヒンジ線26の
肉厚を大きくした場合は、前記の要件を満足しないこ
とがあり得る。殊に、エアバッグドア20がゴム特性を
具有する前述のTPOから形成されているので、前記ヒ
ンジ線26を前記の要件を満足するように設定した場
合、夫々のドアパネル22,22を該ヒンジ線26で折
曲させるにはかなりの力を要するものとなっている。こ
のため場合によっては、エアバッグ34の膨張エネルギ
がドアパネル22,22の開放のために意外に多く消費
されてしまい、該エアバッグ34の適切な膨張展開に支
障を来して乗員保護機能が充分に発揮されないことも危
惧される。
【0006】
【発明の目的】本発明は、前述した課題を好適に解決す
るべく提案されたもので、エアバッグ装置の非作動時に
おいて車両内装部材に熱膨張が生じた際には、開裂予定
線での部分的な変形を防止し得るようにする一方、前記
エアバッグ装置の作動時には、ヒンジ線で容易に折曲し
て円滑な開放を許容し得るようにしたエアバッグドアを
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し、所期
の目的を達成するため本発明は、車両内装部材における
エアバッグ装置と整合する部位に設けられ、外縁ライン
全周に亘って延在する開裂予定線を破断させることで開
放するドアパネルからなるエアバッグドアにおいて、前
記開裂予定線を、前記ドアパネルの外縁ラインに沿った
外面において発泡阻止状態で固化した第1領域と、該第
1領域の内側において前記ドアパネルの外縁ラインに沿
って発泡状態で固化した第2領域とから構成し、前記エ
アバッグ装置の作動時には、前記第1領域および第2領
域が夫々破断してドアパネルの開放を許容する一方で、
前記エアバッグ装置の非作動時には、前記第1領域の存
在により前記開裂予定線に沿った部分的な変形が防止さ
れるようにしたことを特徴とする。
【0008】また前記課題を解決し、所期の目的を達成
するため別の発明は、車両内装部材におけるエアバッグ
装置と整合する部位に設けられ、外縁ラインに沿って延
在する所要長のヒンジ線を折曲させて開放するドアパネ
ルからなるエアバッグドアにおいて、前記ヒンジ線を、
前記ドアパネルの外縁ラインに沿った外面において発泡
阻止状態で固化した第1領域と、該第1領域の内側にお
いて前記ドアパネルの外縁ラインに沿って発泡状態で固
化した第2領域とから構成し、前記エアバッグ装置の作
動時には、前記第1領域および第2領域が夫々変形して
前記ドアパネルの開放を許容する一方で、前記エアバッ
グ装置の非作動時には、前記第1領域の存在により前記
ヒンジ線に沿った部分的な変形が防止されるようにした
ことを特徴とする。
【0009】また前記課題を解決し、所期の目的を達成
するため更に別の発明は、車両内装部材におけるエアバ
ッグ装置と整合する部位に設けられ、外縁ラインに沿っ
て延在する所要長の開裂予定線を破断させた後、前記外
縁ラインの残余の部分に沿って延在するヒンジ線を折曲
させて開放するドアパネルからなるエアバッグドアにお
いて、前記開裂予定線およびヒンジ線を、前記ドアパネ
ルの外縁ラインに沿った外面において発泡阻止状態で固
化した第1領域と、該第1領域の内側において前記ドア
パネルの外縁ラインに沿って発泡状態で固化した第2領
域とから構成し、前記エアバッグ装置の作動時には、前
記開裂予定線における第1領域および第2領域が夫々破
断した後、前記ヒンジ線における前記第1領域および第
2領域が夫々変形して前記ドアパネルの開放を許容する
一方で、前記エアバッグ装置の非作動時には、前記開裂
予定線における第1領域の存在により該開裂予定線に沿
った部分的な変形が防止されると共に、前記ヒンジ線に
おける第1領域の存在により該ヒンジ線に沿った部分的
な変形が防止されるようにしたことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係るエアバッグド
アにつき、好適な実施形態を挙げて、添付図面を参照し
ながら以下説明する。なお、図10〜図12に基いて説
明した従来技術の項における既出の部材および部位と同
一の部材および部位に関しては、同一の符号を付して説
明する。
【0011】図1は、本発明の好適実施例に係るエアバ
ッグドアを、パネル基材に取付けた実施状態で示すイン
ストルメントパネルの部分側断面図である。本実施例の
エアバッグドア40は、図10等に示した従来のエアバ
ッグドア20と同様に両開きタイプの2枚のドアパネル
22,22から構成されている。そして本実施例のエア
バッグドア40は、単層構造として構成されているイン
ストルメントパネル10の前記パネル基材12におい
て、車体構成部材36に固定されて前記エアバッグ装置
30におけるインフレータ32の開口部に対応した部位
に開設された略矩形状の装着口14に対し、後工程にお
いて取付けて固定される。なお前記パネル基材12は、
例えばPP(ポリプロピレン)やASG等を材質とするイ
ンジェクション成形部材であり、インストルメントパネ
ル10に要求される剛性を有している。
【0012】本実施例のエアバッグドア40は、図11
に示した従来のエアバッグドア20と比較すると、その
全体的な外観形状は略同一となっている。但し実施例の
エアバッグドア40は、後述する射出発泡成形技術に基
いて成形したものであり、図1および図2に示すよう
に、前記パネル基材12に開設した装着口14を閉塞し
得る形状・サイズに形成されて板厚hが4mm程度とさ
れ、前記エアバッグ装置30のインフレータ32に係止
される支持ブラケット28が裏側に一体的に形成されて
いる。そしてエアバッグドア40の各ドアパネル22,
22は、略「H」字形に形成された開裂予定線24と、該
開裂予定線24の端部間に略「I」字形に形成されたヒン
ジ線26とにより、前記支持ブラケット28に接合され
た外枠部23から分離して開放し得るようになってい
る。また前記支持ブラケット28の外壁面には、前記パ
ネル基材12に係止される複数個の係止爪29が一体的
に突設されており、前記外枠部23および各係止爪29
によりパネル基材12に係止固定される。なお支持ブラ
ケット28には、前記エアバッグ装置30のインフレー
タ32に設けた係止片33が挿通係止される係止孔27
が開設されている。
【0013】前記略H字形に形成された開裂予定線24
は、図3に拡大して示すように、前記ドアパネル22,
22の外縁ラインに沿った外面において発泡阻止状態で
固化した外側壁部(第1領域)42と、この外側壁部42
の内側において該ドアパネル22,22の外縁ラインに
沿って発泡状態で固化した内側発泡部(第2領域)44と
から構成されている。この開裂予定線24は、後述する
と共に図5〜図7に示すように、公知の射出発泡成形技
術によりエアバッグドア40を成形するに際してコアバ
ックタイプの射出発泡成形型50をコアバックさせるこ
とで形成されたもので、エアバッグドア40の各ドアパ
ネル22,22の板厚hが4mm程度とされることにお
いて、前記外側壁部42の厚みb1が約0.5mm、内
側発泡部44の厚みb2が約2.5mmに設定されてい
る(図3(a))。
【0014】このような外側壁部42および内側発泡部
44から構成された開裂予定線24では、エアバッグド
ア40の表面および裏面に露出する夫々の外側壁部4
2,42が該内側発泡部44を挟んで板厚方向へ適宜離
間した状態で形成されているので、矢印X方向へ作用す
る力(ドアパネル22の膨張による力)に対しては前記板
厚hに近い厚みを有していると見做し得る一方、矢印Y
方向へ作用する力(エアバッグ34の押圧力)に対しては
両外側壁部42,42の厚みb1,b1を合わせた厚みを
有していると見做し得る(内側発泡部44の強度がかな
り低いため)。これにより、例えば熱膨張により両ドア
パネル22,22が矢印X方向へ伸張的に変形した際に
は、両外側壁部42,42の存在により開裂予定線24
での部分的な変形が起こり難くなっており、該開裂予定
線24の形成部位が上方(外方)へ突出変形することは殆
どない。一方、前記エアバッグ装置30の作動時にエア
バッグ34の押圧力が夫々のドアパネル22,22に加
わった際には、前記各外側壁部42,42および内側発
泡部44が夫々破断することで開裂予定線24が容易に
破断するようになり、夫々のドアパネル22,22の開
放が許容される。
【0015】前記略I字形に延在するヒンジ線26は、
図4に拡大して示すように、前記ドアパネル22,22
の外縁ラインに沿った外面において発泡阻止状態で固化
した外側壁部(第1領域)46と、この外側壁部46の内
側において該ドアパネル22,22の外縁ラインに沿っ
て発泡状態で固化した内側発泡部(第2領域)48とから
構成されている。このヒンジ線26は、後述すると共に
図5〜図7に示すように、公知の射出発泡成形技術によ
りエアバッグドア40を成形するに際してコアバックタ
イプの射出発泡成形型50をコアバックさせることで形
成されたもので、エアバッグドア40のドアパネル2
2,22の板厚hが4mm程度とされることにおいて、
前記外側壁部46の厚みf1が約0.5mm、内側発泡
部48の厚みf2が約3mmに設定されている(図4
(a))。
【0016】このような外側壁部46および内側発泡部
48から構成されたヒンジ線26では、エアバッグドア
40の表面および裏面に露出する夫々の外側壁部46,
46が該内側発泡部48を挟んだ板厚方向へ適宜離間し
た状態で形成されているので、エアバッグ34の押圧力
がドアパネル22に加わった際には、図4(b)に示すよ
うに、表側に形成されている外側壁部46が強度が低い
内側発泡部48の側へ屈曲的に変形して該ドアパネル2
2の開放が許容されるようになる。一方、ヒンジ線26
での折曲により開放した夫々のドアパネル22は、開放
する途中および開放した後でも両外側壁部46,46に
より外枠部23に連結されているので、該外枠部23か
ら破断・分離することも好適に防止されるようになって
いる。
【0017】ここで、前記エアバッグドア40を成形す
るために使用される樹脂材料としては、ポリプロピレ
ン:ゴム分:油分(流動パラフィン等)の配合比率を5
0:70:2とした従来と同様のTPO(オレフィン形
の熱可塑性エラストマー)に、適宜の発泡剤を3重量%
添加したものとされている。このような樹脂材料を使用
して所要の成形条件のもとで成形された実施例のエアバ
ッグドア40は、ゴム特性を具有して弾力性および柔軟
性に優れており、従来のエアバッグドア40と同等の特
性を有している。そして、前記開裂予定線24における
外側壁部42,42および前記ヒンジ線26における外
側壁部46,46は、エアバッグドア40の一般部と同
等の強度を有している。
【0018】図5は、前記エアバッグドア40を成形す
るためのコアバックタイプの射出発泡成形型50を示す
断面図である。この射出発泡成形型50は、前記エアバ
ッグドア40の外側(表側)形状に基いて形成された成形
面52aを設けた第1成形型(キャビ型)52と、この第
1成形型52と対をなし、エアバッグドア40の内側
(裏面)形状に基づいた成形面54aを形成するようにな
る第2成形型(コア型)54とから構成されている。前記
第2成形型54には、前記開裂予定線24に対応する略
H字形の第1コア56および前記ヒンジ線26に対応す
る略I字形の第2コア58,58を有し、これらコア5
6,58は図示しない適宜作動手段により、先端を前記
成形面54aから所要量だけ突出させた第1位置と、先
端を前記成形面54aと同一レベルまで後退させた第2
位置との間でスライド移動可能となっている。そして、
前記第1成形型52および第2成形型54を型閉めし、
かつ前記各コア56,58を第2位置へ後退移動させた
際(図7)に、前記夫々の成形面52a,54aによりキ
ャビティ60が画成され、図示しない注入口を介して射
出ノズルから射出した前記樹脂材料Pが該キャビティ6
0内へ充填されるようになっている。また、前記第1コ
ア56および第2コア58を第1位置へ前進させた際
(図5,図6)には、開裂予定線24およびヒンジ線26
に対応した部位の厚みが減少するようになっている。な
お前記第2成形型54は、前記エアバッグドア40の形
状により複数の構成部分54A,54B,54Cから構成
される分割型となっている。また前記第1成形型52お
よび第2成形型54には、夫々の成形面52a,54a
を冷却するための冷却手段(図示せず)が内蔵され、キャ
ビティ60内へ射出充填された樹脂材料Pの冷却・固化
を促進する構造となっている。
【0019】次に、前述した射出発泡成形型50を使用
して実施例のエアバッグドア40を成形する方法につき
説明する。なお前記射出発泡成形型50では、成形条件
の設定を変更することで、特性の異なるエアバッグドア
40の成形が可能である。
【0020】先ず図5に示すように、前記射出発泡成形
型50における第1成形型52と第2成形型54とを型
閉めし、かつ前記第1コア56および第2コア58,5
8を夫々前進移動させて第1位置に停止させる。そして
成形準備が完了したら、図6に示すように、図示しない
射出ノズルを注入口へ到来・整合させたもとで、所定量
の前記樹脂材料Pをキャビティ60内へ射出する。なお
樹脂材料Pの射出量は、当該樹脂材料Pの特性によって
設定されるものであるが、実施例ではキャビティ60の
容積と略同量とされる。
【0021】キャビティ60内へ注入された樹脂材料P
は、冷却されている夫々の成形面52a,54aに接触
した部分から固化を開始し、これにより前記第1コア5
6の先端部および第2コア58の先端部に対応した部位
に、ソリット化した前記外側壁部42,46が徐々に形
成される。なお、キャビティ60内へ射出された樹脂材
料Pが該キャビティ60内を流動する際に発泡ガスのロ
スがないと仮定した場合、前記発泡剤が分解して発生し
た全てのガスは圧縮されて樹脂材料P内に含有された状
態となっている。
【0022】樹脂材料Pの射出が完了した後、前記第1
コア56および第2コア58の先端部に前記外側壁部4
2,46が形成されたら、図7に示すように、これら第
1コア56および第2コア58,58を第2位置へスラ
イド移動(コアバック)させる。この際に、第1コア56
および第2コア58,58の先端部上方に位置していた
樹脂材料Pに付与されていた圧力が低下するので、この
部位の該樹脂材料P内に圧縮状態で含有されていたガス
が順次気泡化して大小多数の発泡孔49が形成され、夫
々の外側壁部42,46の内側に前記内側発泡部44,4
8が形成されるに至る。なお外側壁部42,46の部分
では、樹脂材料Pが溶解しているガスを閉じ込めた状態
で既に固化しているので、この部分に存在するガスは気
泡化しない。
【0023】そして、前記第1コア56および第2コア
58,58のスライド移動(コアバック)により発泡した
状態で固化した内側発泡部44,48の成形が完了した
ら、第1成形型52および第2成形型54を相互離間さ
せて型開きし、かつ第2成形型54を分解したもとで成
形されたエアバッグドア40を脱型することで成形が完
了する。
【0024】
【実施例の作用】次に、前述のように成形された本実施
例のエアバッグドアの作用につき説明する。実施例のエ
アバッグドア40は、前述すると共に図1に示す如く、
予め所要形状にインジェクション成形されたパネル基材
12の前記装着口14に対し、前記外枠部23および前
記各係止爪29により係止固定される。そして、エアバ
ッグドア40を装着したパネル基材12を車体構成部材
36に固定して取付けることで、該車体構成部材36に
予め固定されているエアバッグ装置30のインフレータ
32に対して支持ブラケット28が係止保持される。
【0025】そして、例えばインストルメントパネル1
0が直射日光に照射されてパネル基材12およびエアバ
ッグドア40に熱膨張が発生した際には、前述した如
く、前記開裂予定線24に応力が集中するようになる。
ここで前記開裂予定線24は、図3(a)に示すように、
前記内側発泡部44を挟んで板厚方向に離間して形成さ
れて適度の強度を有している前記外側壁部42,42の
存在により図示X方向への応力に対する剛性が高くなっ
ていることから、開裂予定線24の形成部位に沿って応
力が集中することがない。従って、エアバッグ装置30
の非作動時においてインストルメントパネル10に熱膨
張が生じたとしても、前記外側壁部42,42の存在に
より開裂予定線24での部分的な変形(凸状的変形や屈
曲的変形等)が防止され、図1に示すように、エアバッ
グドア40は2点鎖線Sで示すように全体的に矢印Y方
向へ微小に湾曲変形することになる(但し、図1では変
形量を誇大表示している)。これにより、エアバッグド
ア40の開裂予定線24に対応した部位だけが外方へ押
上げられて部分的に突出変形することがないので、イン
ストルメントパネル10の外方から開裂予定線24が視
認されて質感低下を来すという不都合が生ずることはな
い。
【0026】一方、当該車両の衝突事故等による衝撃を
感知してエアバッグ装置30が作動した際には、図8に
示すように、膨張を開始したエアバッグ34がエアバッ
グドア40の裏面を内側から瞬時に押圧し、頂部中央が
盛り上がった形状で膨張するエアバッグ34の押圧力が
ドアパネル22,22に加わると、その応力は前記開裂
予定線24に集中するようになる。ここで前記開裂予定
線24は、図3(b)における図示Y方向への応力に対す
る剛性が低くなっていることから、これら外側壁部42
および内側発泡部44はエアバッグ34の押圧力を適度
に受けるだけで容易に破断するようになる。従ってエア
バッグドア40の各ドアパネル22,22は、エアバッ
グ装置30の作動時にエアバッグ34の押圧力が加わる
ことで、前記開裂予定線24が好適に破断して開放が許
容される。
【0027】そして、前記開裂予定線24での破断完了
後に、更に膨張を続けるエアバッグ34の押圧力を受け
る夫々のドアパネル22,22は、図9に示すように、
対応のヒンジ線26を中心として開放するようになる。
このとき前記ヒンジ線26では、表側に形成された外側
壁部46が強度が低い内側発泡部48の側へ屈曲するよ
うになるから、エアバッグ34の押圧を受けたドアパネ
ル22が該ヒンジ線26を中心として開放するのを許容
する。すなわちエアバッグドア40の各ドアパネル2
2,22は、エアバッグ装置30の作動時にエアバッグ
34の押圧力が加わることで、前記ヒンジ線26が好適
に変形して円滑な開放が許容されるようになる。
【0028】このように実施例のエアバッグドア40で
は、射出発泡成形技術に基いて成形することにより、ド
アパネル22,22の外縁ラインに沿って延在する所要
長の前記開裂予定線24および該ドアパネル22,22
の外縁ラインにおける残余の部分に沿って延在する所要
長の前記ヒンジ線26が、発泡阻止状態で固化した外側
壁部42,46および発泡状態で固化した内側発泡部4
4,48から形成されている。従って、エアバッグ34
の押圧力がドアパネル22,22に加わった際には、先
ず前記開裂予定線24が好適に破断し、次いで前記ヒン
ジ線26が好適に変形するので各ドアパネル22,22
が円滑に開放するようになり、エアバッグ34の膨張展
開に支障を来すことがないと共に該エアバッグ34の乗
員保護機能を損なうことはない。またエアバッグ装置3
0の非作動時には、前記開裂予定線24における外側壁
部42の存在により該開裂予定線24に沿った部分的な
変形が防止されると共に、前記ヒンジ線26における外
側壁部46の存在により該ヒンジ線26に沿った部分的
な変形が防止される。
【0029】なお前記実施例では、パネル基材12から
なる単層構造のインストルメントパネル10に設けたエ
アバッグドア40を例示したが、本願が対象とするエア
バッグドアは、パネル基材12および該基材12の外面
に表皮材を被着した2層構造のインストルメントパネル
に設けたものや、パネル基材12、表皮材および両部材
の間に介在されるクッション材からなる3層構造のイン
ストルメントパネルに設けたものも対象とされる。
【0030】そして、前述した2層構造および3層構造
のインストルメントパネルに設けたエアバッグドアで
は、外縁ラインに沿って延在する所要長の開裂予定線
24と、該外縁ラインの残余の部分に沿って延在するヒ
ンジ線26とから形成されるタイプ(前記実施例のタイ
プ)の他に、エアバッグドア40の外縁ライン全周に
亘って延在する開裂予定線24により形成されるタイプ
(ヒンジ線26を有さないタイプ)、予め外縁ラインに
沿って延在する所要長のスリットと、該外縁ラインの残
余の部分に沿って延在する前記ヒンジ線26から形成さ
れるタイプ(開裂予定線24を有さないタイプ)、等も実
施されている。従って、前記のタイプのエアバッグド
アの場合は、前記第1コア56のみを有する射出発泡成
形型50を使用して該エアバッグドアを射出発泡成形
し、前記開裂予定線24を外側壁部42および内側発泡
部44から構成するようにすれば、熱膨張による該開裂
予定線24での部分的な変形を防止し得ると共にエアバ
ッグ装置30の作動時には適切に破断させ得る。一方、
前記のタイプのエアバッグドアの場合は、前記第2コ
ア58のみを有する射出発泡成形型50を使用して該エ
アバッグドアを射出発泡成形し、前記ヒンジ線26を外
側壁部46および内側発泡部48から構成するようにす
れば、熱膨張による該ヒンジ線26での部分的な変形を
防止し得ると共にエアバッグ装置30の作動時には該ヒ
ンジ線26を適切に変形させ得る。
【0031】また前記実施例では、略H字形の開裂予定
線24を延設して形成される2枚のドアパネル22,2
2からなる両開きタイプのエアバッグドア40を例示し
たが、本願が対象とするエアバッグドアは、略コ字形の
開裂予定線を延設して形成される1枚のドアパネルから
なる片開きタイプや、両Y字形の開裂予定線を延設して
形成される4枚のドアパネルからなる四方開きタイプ等
も対象とされる。
【0032】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明に係るエアバ
ッグドアによれば、射出発泡成形技術に基いて成形する
ことにより、ドアパネルの外縁ライン全周に亘って形成
した開裂予定線が、発泡阻止状態で固化した第1領域お
よび発泡状態で固化した第2領域から形成されている。
従ってエアバッグの押圧力がドアパネルに加わった際に
は、開裂予定線が好適に破断するのでドアパネルが円滑
に開放するようになり、エアバッグの膨張展開に支障を
来すことがないと共に該エアバッグの乗員保護機能を損
なうことがない有益な効果を奏する。また、エアバッグ
装置の非作動時には、前記開裂予定線における第1領域
の存在により、該開裂予定線に沿った部分的な変形が防
止される。
【0033】同じく、別の発明に係るエアバッグドアに
よれば、射出発泡成形技術に基いて成形することによ
り、ドアパネルの外縁ラインに沿って延在する所要長の
ヒンジ線が、発泡阻止状態で固化した第1領域および発
泡状態で固化した第2領域から形成されている。従って
エアバッグの押圧力がドアパネルに加わった際には、ヒ
ンジ線が好適に変形するのでドアパネルが円滑に開放す
るようになり、エアバッグの膨張展開に支障を来すこと
がないと共に該エアバッグの乗員保護機能を損なうこと
がない有益な効果を奏する。また、エアバッグ装置の非
作動時には、前記ヒンジ線における第1領域の存在によ
り、該ヒンジ線に沿った部分的な変形が防止される。
【0034】更に、別の発明に係るエアバッグドアによ
れば、射出発泡成形技術に基いて成形することにより、
ドアパネルの外縁ラインに沿って延在する所要長の開裂
予定線および該外縁ラインの残余の部分に沿って延在す
るヒンジ線が、発泡阻止状態で固化した第1領域および
発泡状態で固化した第2領域から形成されている。従っ
てエアバッグの押圧力がドアパネルに加わった際には、
先ず前記開裂予定線が好適に破断し、次いで前記ヒンジ
線が好適に変形するのでドアパネルは円滑に開放するよ
うになり、エアバッグの膨張展開に支障を来すことがな
いと共に該エアバッグの乗員保護機能を損なうことがな
い有益な効果を奏する。また、エアバッグ装置の非作動
時には、前記開裂予定線における第1領域の存在により
該開裂予定線に沿った部分的な変形が防止されると共
に、前記ヒンジ線における第1領域の存在により該ヒン
ジ線に沿った部分的な変形が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適実施例に係るエアバッグドアを、
パネル基材に取付けた実施状態で示すインストルメント
パネルの部分側断面図である。
【図2】パネル基材に装着する前のエアバッグドアを示
す断面図である。
【図3】ドアパネルの外縁ラインに沿って延在する所要
長の開裂予定線を形成した部位を示す断面図であって、
(a)は開裂予定線が破断する前の状態を示し、(b)は開
裂予定線が破断した直後の状態を示している。
【図4】ドアパネルの外縁ラインに沿って延在する所要
長のヒンジ線を形成した部位を示す断面図であって、
(a)はヒンジ線が折曲する前の状態を示し、(b)はヒン
ジ線が折曲する途中の状態を示している。
【図5】実施例のエアバッグドアを射出発泡成形するた
めに使用される射出発泡成形型の概略断面図である。
【図6】第1コアおよび第2コアを第1位置に停止させ
たもとで、キャビティ内へ樹脂材料を射出した状態を示
す断面図である。
【図7】樹脂材料の射出完了後に、第1コアおよび第2
コアを第2位置へコアバックさせることで、開裂予定線
およびヒンジ線を成形した状態を示す断面図である。
【図8】エアバッグ装置が作動して膨張を開始したエア
バッグの押圧力がドアパネルに加わることで、開裂予定
線が破断して該ドアパネルが開放し始めた状態を示す断
面図である。
【図9】開裂予定線での破断完了後に、ヒンジ線が折曲
することで夫々のドアパネルが開放している状態を示す
断面図である。
【図10】エアバッグドアを設けたインストルメントパ
ネルの要部斜視図である。
【図11】図10のZ−Z線断面図である。
【図12】エアバッグドアの各ドアパネルが熱膨張した
際に、薄肉に形成された開裂予定線に応力が集中して該
開裂予定線が上方へ突出変形してしまう不都合を示す断
面図である。
【符号の説明】
10 インストルメントパネル(車両内装部材) 22 ドアパネル, 24 開裂
予定線 26 ヒンジ線, 30 エア
バッグ装置 42 外側壁部(第1領域), 44 内側
発泡部(第2領域) 46 外側壁部(第1領域), 48 内側
発泡部(第2領域) 50 射出発泡成形型(成形型), 56 第1
コア(コア) 58 第2コア(コア)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両内装部材(10)におけるエアバッグ装
    置(30)と整合する部位に設けられ、外縁ライン全周に亘
    って延在する開裂予定線(24)を破断させることで開放す
    るドアパネル(22,22)からなるエアバッグドアにおい
    て、 前記開裂予定線(24)を、前記ドアパネル(22,22)の外縁
    ラインに沿った外面において発泡阻止状態で固化した第
    1領域(42)と、該第1領域(42)の内側において前記ドア
    パネル(22,22)の外縁ラインに沿って発泡状態で固化し
    た第2領域(44)とから構成し、 前記エアバッグ装置(30)の作動時には、前記第1領域(4
    2)および第2領域(44)が夫々破断してドアパネル(22,2
    2)の開放を許容する一方で、前記エアバッグ装置(30)の
    非作動時には、前記第1領域(42)の存在により前記開裂
    予定線(24)に沿った部分的な変形が防止されるようにし
    たことを特徴とするエアバッグドア。
  2. 【請求項2】 車両内装部材(10)におけるエアバッグ装
    置(30)と整合する部位に設けられ、外縁ラインに沿って
    延在する所要長のヒンジ線(26)を折曲させて開放するド
    アパネル(22,22)からなるエアバッグドアにおいて、 前記ヒンジ線(26)を、前記ドアパネル(22,22)の外縁ラ
    インに沿った外面において発泡阻止状態で固化した第1
    領域(46)と、該第1領域(46)の内側において前記ドアパ
    ネル(22,22)の外縁ラインに沿って発泡状態で固化した
    第2領域(48)とから構成し、 前記エアバッグ装置(30)の作動時には、前記第1領域(4
    6)および第2領域(48)が夫々変形して前記ドアパネル(2
    2,22)の開放を許容する一方で、前記エアバッグ装置(3
    0)の非作動時には、前記第1領域(46)の存在により前記
    ヒンジ線(26)に沿った部分的な変形が防止されるように
    したことを特徴とするエアバッグドア。
  3. 【請求項3】 車両内装部材(10)におけるエアバッグ装
    置(30)と整合する部位に設けられ、外縁ラインに沿って
    延在する所要長の開裂予定線(24)を破断させた後、前記
    外縁ラインの残余の部分に沿って延在するヒンジ線(26)
    を折曲させて開放するドアパネル(22,22)からなるエア
    バッグドアにおいて、 前記開裂予定線(24)およびヒンジ線(26)を、前記ドアパ
    ネル(22,22)の外縁ラインに沿った外面において発泡阻
    止状態で固化した第1領域(42/46)と、該第1領域(42/4
    6)の内側において前記ドアパネル(22,22)の外縁ライン
    に沿って発泡状態で固化した第2領域(44/48)とから構
    成し、 前記エアバッグ装置(30)の作動時には、前記開裂予定線
    (24)における第1領域(42)および第2領域(44)が夫々破
    断した後、前記ヒンジ線(26)における前記第1領域(46)
    および第2領域(48)が夫々変形して前記ドアパネル(22,
    22)の開放を許容する一方で、 前記エアバッグ装置(30)の非作動時には、前記開裂予定
    線(24)における第1領域(42)の存在により該開裂予定線
    (24)に沿った部分的な変形が防止されると共に、前記ヒ
    ンジ線(26)における第1領域(46)の存在により該ヒンジ
    線(26)に沿った部分的な変形が防止されるようにしたこ
    とを特徴とするエアバッグドア。
  4. 【請求項4】 前記開裂予定線(24)および/または前記
    ヒンジ線(26)における第1領域(42/46)および第2領域
    (44/48)は、射出発泡成形技術により成形するに際して
    成形型(50)のコア(56,58)をコアバックさせることで形
    成される請求項1〜3の何れかに記載のエアバッグド
    ア。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010137694A (ja) * 2008-12-11 2010-06-24 Aisin Chem Co Ltd 車両用カウルルーバ及びその製造方法
JP2015528414A (ja) * 2012-08-27 2015-09-28 ジョンソン コントロールズ テクノロジー カンパニーJohnson Controls Technology Company 車両トリムコンポーネント内にエアバッグシュートアセンブリを取り付けるシステムと方法
US10093268B2 (en) 2012-08-27 2018-10-09 Shanghai Yanfeng Jinqiao Automotive Trim Systems Co. Ltd. Trim component for vehicle interior
US10981532B2 (en) 2018-06-28 2021-04-20 Shanghai Yanfeng Jinqiao Automotive Trim Systems Co. Ltd. Vehicle trim component

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