JP2003154330A - 生ごみ処理機 - Google Patents
生ごみ処理機Info
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Abstract
て、省エネルギーを図ること。 【解決手段】 燃焼部11、生ごみを撹拌乾燥する乾燥
処理部14、通路、乾燥処理部14に設けた循環路15
と循環送風機18の吸気側に循環路15を構成してあ
る。これによって、低温で生ごみを短時間に乾燥するこ
とができるとともに、燃焼ガスと循環空気と外気空気を
循環送風機18内の撹拌により均一な温度として乾燥処
理部14に噴出できる。その為、この乾燥処理部14の
噴出温度を高温にし生ゴミの乾燥処理時間を短縮でき
る。
Description
生ごみを乾燥処理する生ごみ処理装置に関するものであ
る。
特開平7−332858号公報(以下従来例1という)
に記載されたものが知られている。図7は従来の燃焼熱
を利用した生ごみ処理機を示す。乾燥室1内の空気を強
制循環加熱するための循環用通路2に排気回路3を分岐
接続し、前記循環用通路2内に、ガスバーナ4を設け、
前記ガスバーナ4の一次空気口を前記循環系の外部に設
けて、前記循環系に生じる余剰気体を前記排気回路3か
ら排出させるようにしている。その結果、凝縮装置を不
要にして、生ごみ乾燥用の加熱エネルギーの無駄な消費
が防止できる。
置として特開平6−114367号公報(以下従来例2
という)に記載されたものが知られている。図8には従
来の燃焼熱を利用した生ごみ処理機の別の例を示す。ガ
スバーナ5で発生した燃焼ガスを生ごみを投入した処理
容器6の外周に形成した燃焼ガス通路7に通して、フィ
ン8を回転させながら乾燥、粉砕を行い、生ごみから発
生した水蒸気は冷却筒9で冷却して気液に分離し、ドレ
ンから排出し、空気は燃焼に供する。
の従来例1に記載されたものにおいては、高温に加熱さ
れた高温の燃焼ガスは乾燥室1と循環用通路3で循環
し、燃焼ガスの水蒸気分圧が高い。そのため、生ごみ中
の水分を短時間に蒸発させるためには、生ごみ温度を高
温に保持し、乾燥しなければならなかった。また、従来
例2に記載されたものにおいても、生ごみを乾燥処理す
る際には、処理容器6内には生ごみから蒸発した水蒸気
が充満しており、水蒸気分圧が高い。生ごみに含まれる
水分は、生ごみ周囲の水蒸気分圧が低いほど蒸発しやす
く、生ごみや周囲の温度が高いほど蒸発しやすい。そこ
で、乾燥時間を低減するためには生ごみ中の水分を高温
に保持し、乾燥しなければならない。そのため、従来例
1、従来例2ともに乾燥室1の外周に直接燃焼ガスの流
れる通路を構成してあるが、この通路内を流れる燃焼ガ
ス温度を高温にすると乾燥室1内の生ゴミの一部が焦げ
付き臭いの発生やフィン8の回転を阻害する。このた
め、燃焼ガス温度を混合等して低温化してあるため、生
ゴミを十分に加熱出来なかった。
に、乾燥後の気体の殆どは高温の水蒸気であり、これを
放出するとエネルギーの有効利用上課題があった。
で、処理時間の短縮と省エネルギーとを図る生ごみ処理
機を提供することを目的とする。
るために、本発明の生ごみ処理機は、送風手段と、加熱
手段と、生ごみを投入して乾燥する乾燥処理部と、これ
らを繋ぐ通路と、前記乾燥処理部に設けられた循環部及
び循環送風機とを備え、前記循環送風機の吸気側に前記
通路を接続するものである。
の空気を混合して乾燥処理部に供給するため、低温で生
ごみを短時間に乾燥することができるとともに、排出ガ
スが低温でも結露することがなく排気温度を低温に出来
るため、排出熱量が少なくなり省エネルギーが可能とな
る。さらに、高温の燃焼ガスと比較的低温の乾燥処理部
からの空気通路を循環送風機の吸気側で接続したため、
この循環送風機内の撹拌により十分に混合され均一な温
度となって乾燥処理部に噴出できる。その為、この乾燥
処理部の噴出温度を高温にしても、生ゴミの焦げ付き等
生じなく生ゴミの乾燥処理時間は短縮できる。
と、加熱手段と、回転羽根を有し生ごみを撹拌乾燥する
乾燥処理部と、これらを繋ぐ通路と、前記乾燥処理部に
は循環路と循環送風機と、前記循環送風機の吸気側に前
記通路を備えるものとした。
の空気を混合して乾燥処理部に供給する。この混合ガス
は燃焼ガスに比べて水蒸気分圧が小さく、しかも燃焼ガ
スに大量の空気を含むため、生ごみに大量の混合燃焼ガ
スを供給することができる。そのため、低温で生ごみを
短時間に乾燥することができるとともに、排出ガスが低
温でも結露することがなく排気温度を低温に出来るため
排出熱量が少なく省エネルギーが可能となる。さらに、
高温の燃焼ガスと比較的低温の乾燥処理部からの空気通
路を循環送風機の吸気側で接続したため、この循環送風
機内の撹拌により十分に混合され均一な温度となって乾
燥処理部に噴出できる。その為、この乾燥処理部の噴出
温度を高温にしても、生ゴミの焦げ付き等生じなく生ゴ
ミの乾燥処理時間は短縮できる。
熱手段と、前記加熱手段の燃焼ガスの熱を熱交換して高
温となる脱臭部と、高温の排気ガスと吸気空気を熱交換
する熱回収部と、生ごみを投入して乾燥する乾燥処理部
と、前記乾燥処理部の空気を循環する循環部及び循環送
風機と、前記燃焼部から前記脱臭部を加熱して通り前記
循環送風機の吸気側に至る通路Aと、前記乾燥処理部か
ら前記脱臭部を通り前記熱回収部から排出口に至る通路
と、外部空気を吸引する送風手段から前記熱回収部を通
り前記循環送風機の吸気側に至る通路Bと、前記乾燥処
理部から前記循環送風機の吸気側、前記循環送風機を通
り前記乾燥処理部に循環する前記循環部の通路Cとを備
え、前記通路Aと通路Bと通路Cを前記循環送風機の吸
気側で接続するとともに、前記循環送風機の吹き出し口
を前記乾燥処理部に接続するものとした。
空気を十分に混合して乾燥処理部に供給できる。この混
合ガスは燃焼ガスに比べて水蒸気分圧が小さく、しかも
燃焼ガスに大量の空気を含むため、生ごみに大量の混合
燃焼ガスを供給することができる。そのため、低温で生
ごみを短時間に乾燥することができるとともに、排出ガ
スが低温でも結露することがなく排気温度を低温に出来
るため排出熱量が少なく省エネルギーが可能となる。
の循環送風機に風量調節器を設けるとともに、循環送風
機の吹き出し口に温度検出手段を設け、前記循環送風機
の前記乾燥処理部への吹き出し空気温度に応じて前記風
量調節器により風量を増減調節するようにした。このた
め、起動時等、乾燥処理部が低温の時も、循環する空気
量を低下させ高温の温風を乾燥処理部に噴出でき、生ゴ
ミの乾燥処理時間はさらに短縮でき、省エネ化が可能と
なる。
の脱臭部に温度検出手段を設け、この温度検出手段によ
る温度が一定の値になるように燃焼部の燃焼量を増減し
たことにより、乾燥処理部の温度や循環空気量に関わら
ず、脱臭部は常に高温に保持できる。このため、脱臭部
の内部を流れるガスは高温となり熱分解により確実に脱
臭でき、運転中は臭いの発生を防止できる。
の乾燥処理部に設けた循環路は、吸気口の断面積を吹き
出し口より大きく構成したことにより、循環通路の空気
流れ抵抗を最低限としながら、吸気口の流速を小さくで
き、乾燥処理部内の乾燥した生ゴミを吸引することによ
る循環通路閉塞や循環送風機の送風能力の低下を防止で
き信頼性の高いものとなる。
の循環送風機を乾燥処理部内に設けたことにより、循環
路が最短とでき循環送風機の消費エネルギを低減できる
とともに、循環路から外部への放熱も無くすことがで
き、さらに、省エネ化が可能となる。
の循環送風機の送風部を乾燥処理部に設けると共に、循
環送風機のモータ部は前記乾燥処理部の外部に構成した
ことにより、生ゴミの乾燥処理中は高温となる乾燥処理
部の外部に循環送風機のモータ部を設置できるため、モ
ータ部の温度上昇を防止でき、高い信頼性を有するシス
テムが構築できる。
ながら説明する。
おける燃焼熱を利用して生ごみを乾燥処理する生ごみ乾
燥処理機の全体構成を示す。図1において、11は気体
あるいは液体等の燃料を燃焼し熱を発生する燃焼部(加
熱手段)、12は燃焼部11で発生する燃焼ガスの熱を
熱交換して高温となる脱臭部、13は高温の排気ガスと
吸気空気を熱交換する熱回収部、14は生ごみを投入し
て乾燥する乾燥処理部、15は乾燥処理部14の吸気口
16と吹き出し口17と循環送風機18を介して接続し
乾燥処理部14の空気を循環する循環路である。燃焼部
11で発生した高温ガスは脱臭部12を加熱して高温通
路19を通り循環送風機18の吸気側から循環送風機1
8で加速されて乾燥処理部14の吹き出し口17から内
部に至る。
部12と熱回収部13を通り排出口20から排出する。
そして、外部空気は外気吸引送風機21により熱回収部
13を通り加熱されて循環送風機18の吸気側に接続す
る。外部空気の流量は外気吸引送風機21で調節され
る。循環送風機18に入る燃焼混合ガスは流量が多いほ
ど、燃焼ガスよりも低温度で、二酸化炭素、水の濃度も
低くなる。外部空気を全く流さないと高温で乾燥するこ
とができる。循環送風機18の吸気側には、乾燥処理部
14の吸気口16からの通路と外気吸引送風機21から
の通路と燃焼部11からの通路を接続している。
なり、温度が高いほど黒が濃くなる。乾燥時間を短縮す
るためには、温度が高いほどよい。温度が低いと、生ご
みは黒が薄くなり、さらに低いと乾燥食品のようにさら
に薄くなる。また、従来例1及び2において、撹拌は、
生ごみ温度を高温に保持したり、あるいは生ごみを細か
く裁断するために行われるが、本発明においては、これ
らの作用のほかに、水分が少ない燃焼ガスあるいは混合
燃焼ガスを吹き出し口より直接生ごみに衝突させ、生ご
みの乾燥を促進させる作用を有する。
いて、以下その動作、作用を説明する。
兼ねるものである。生ごみ22を乾燥処理部14に投入
し、燃焼部11に点火し燃焼を開始すると高温燃焼ガス
が発生する。この燃焼ガスは、燃焼部11から脱臭部1
2を加熱して後、高温通路19を通り循環送風機18か
ら乾燥処理部14の入り口17から吹き出し、生ごみ2
2に熱を与えると共に乾燥雰囲気を作り水分の蒸発を促
す。そして、水分濃度の高くなった乾燥処理部14内の
空気は、乾燥処理部14から高温の脱臭部12を通り、
ここで臭い成分は高温分解する。脱臭部12は燃焼ガス
と分離できる例えばパイプ式積層式などの熱交換器で構
成し、燃焼ガスで加温する。生ごみの臭い成分は硫化
物、アミン化合物、リモネン化合物等他種類であるが4
00゜C以上になると分解を始め、600゜Cでは殆ど
分解し臭いを発しなくなる。脱臭部12から出た高温ガ
スは熱回収部13で熱を放出し排出口20から外部に排
出する。
より吸引し熱回収部13で加熱される。熱回収部13は
高温の排出ガスと低温の吸引空気を分離して熱交換する
熱交換器でありパイプ式、積層式、2重管式などタイプ
を用いる。熱回収部13で加温された外気空気は循環送
風機18の吸気側に導かれ、ここで燃焼ガスと混合す
る。また、循環部16により乾燥処理部14内の空気
は、吸気口16から循環送風機18により吹き出し口1
7から乾燥処理部14吹き出し循環する。このため、燃
焼ガスと新鮮空気と内部循環の空気を混合して乾燥処理
部14に供給できる。この混合ガスは燃焼ガスに比べて
水蒸気分圧が小さく、しかも燃焼ガスに大量の空気を含
むため、生ごみに大量の混合燃焼ガスを供給することが
できる。
ることができるとともに、排出ガスが低温でも結露する
ことがなく排気温度を低温にでき、熱回収部13でさら
に低温とするため排出熱量が少なく省エネルギーが可能
となる。燃焼ガスは、燃焼部11の燃料を灯油した場
合、水の濃度は10%程度になるが、燃焼ガスは余剰の
空気をある程度含んでおり、外気空気で1%程度に希釈
している。また、燃焼ガスと外気空気は循環送風機18
の吸気側で乾燥処理部14からの循環空気と混合され、
水の濃度が低く、低温化した混合燃焼ガスとなる。
と、茶色に変色し変質するが、恒率乾燥領域では生ごみ
からの水の蒸発が激しく、生ごみ温度が100℃以上に
はなりにくく、生ごみが茶色に変色することはほとんど
ない。また、減率乾燥領域になると生ごみの温度は上昇
し始めるが、混合燃焼ガス温度を低く設定することによ
り、生ごみの温度上昇を抑えることができる。このと
き、水分の乾燥を促進するため、混合燃焼ガスの風量を
増加させるとよい。
の温度変化と乾燥処理部14内の雰囲気空気と乾燥処理
部14の底部分の温度変化を示している。横軸は時間
(分)、縦軸は温度(℃)である。燃焼部11に点火す
ると吹き出し口17から噴出する混合燃焼ガス温度23
は設定温度まで上昇し、一定となる。一方、乾燥処理部
14内の空気温度24は、燃焼部11に点火すると次第
に上昇し、一定温度となる。このとき、生ごみ温度は1
00℃以下の場合が多く、混合燃焼ガス温度23より低
い。この一定温度の状況は、恒率乾燥領域であり、生ご
みの表面の水分が急速に蒸発するため、混合燃焼ガスか
ら供給される熱量と生ごみから蒸発で奪われる熱量がバ
ランスし、一定温度となる。その後、温度は次第に上昇
を始める。この上昇部は減率乾燥領域であり、生ごみか
ら蒸発する水分量が次第に少なくなる。そのため、生ご
みの温度も雰囲気の温度も次第に上昇し、生ごみの温度
に近づいていく。乾燥処理部14の底部分の温度25
は、乾燥処理部14内の空気温度24と同じ傾向の上昇
変化をするが、高温である燃焼ガスの熱は生ゴミ22の
乾燥に費やされ下部の底部分まで伝熱しない。そのた
め、40゜C程度の低温で維持し減率乾燥状態になって
から上昇を開始する。
のみが供給されるため、生ごみも雰囲気の温度も急速に
低下しはじめ、短時間で外気の温度まで低下する。その
ため、処理後の生ごみを早期に取り出すことができる。
図2では、混合燃焼ガスの温度を140℃とし、風量を
500リットル/分とした場合、生ごみは約60分で水
分が90%程度乾燥し、生ごみ温度は120℃になって
いる。生ごみは、キャベツ、ミカン、ご飯、卵の殻を混
合しているが、ミカンの色に影響され、黄色化してい
る。この程度のゴミの仕上がりであると家畜や魚の飼料
としても利用することができる。生ごみの温度が150
℃を越えると乾燥した生ごみは黒くなり、臭いも焦げ臭
くなり、飼料としては適当でない。
している。気温が上昇すると、飽和蒸気圧は次第に上昇
する。生ごみの水分が蒸発する際には、雰囲気の水蒸気
分圧が低いほど蒸発しやすい。また、温度は高ければ高
い程飽和蒸気圧が高くなるため、蒸発しやすいことにな
る。従来例1の乾燥室1、従来例2の処理容器6内で
は、生ごみから蒸発した水分は溜まったまま少ししか排
出されないため水分が多く、100℃以下では飽和蒸気
圧とほぼ同じになり、100℃以上に生ごみあるいは雰
囲気の温度を保持しなければならない。
ガスには0.1気圧付近の水分が含まれるが、混合燃焼
ガスでは空気と混合することにより、0.01気圧付近
まで下がる。したがって、生ごみ表面この表面付近の雰
囲気の水蒸気分圧は、温度が100℃以下でも水の飽和
蒸気圧よりも低く保持することが可能となり、生ごみか
らの水分の蒸発を十分に確保でき、乾燥する時間が大幅
に短くなる。
の生ごみ22に向けた位置にすると、混合燃焼ガスが直
接生ごみに衝突する。すなわち、水分分圧が低い気体が
直接生ごみに衝突するので乾燥を素早く完了することが
できる。そして、混合燃焼ガス中の水分量は少なく、こ
れが直接生ごみに衝突あるいは供給されるため、乾燥が
きわめて早い。
の空気を混合して乾燥処理部14に供給する。この混合
ガスは燃焼ガスに比べて水蒸気分圧が小さく、しかも燃
焼ガスに大量の空気を含むため、生ごみに大量の混合燃
焼ガスを供給することができる。そのため、低温で生ご
みを短時間に乾燥することができるとともに、排出ガス
が低温でも結露することがなく排気温度を低温に出来る
ため排出熱量が少なく省エネルギーが可能となる。
循環送風機18備え、循環送風機18の吸気側に各通路
を連通し、燃焼ガスと新鮮空気と内部の空気を混合して
乾燥処理部14に供給する。これによって、非常に高温
である燃焼ガスと比較的低温の乾燥処理部14からの空
気通路、さらに低温の外気空気とを循環送風機18の吸
気側で接続したため、この循環送風機18内の送風ファ
ンによる撹拌効果で十分に均一混合され一定の温度とな
って乾燥処理部14に噴出できる。その為、この乾燥処
理部14への吹き出し口17の噴出温度を高温にして
も、吹き出し温度むらによる部分的な生ゴミの焦げ付き
等も生じなく生ゴミの乾燥処理時間の短縮が可能とな
る。図4は、吹き出し口17から出る混合燃焼ガスの温
度変化と乾燥処理に要する時間を示している。横軸は処
理に要する時間(分)、縦軸は吹き出し口17から出る
混合燃焼ガスの温度(℃)である。吹き出し口17から
出る混合燃焼ガスの温度の温度が高くなると、混合ガス
の持つ熱量増大と飽和蒸気圧に対して蒸発余力の増加に
より、乾燥処理に要する時間は著しく短くなる。
べて水蒸気分圧が小さく、しかも燃焼ガスに大量の空気
を含むため、生ゴミ22に大量の混合燃焼ガスを供給す
ることができる。そのため、低温で生ごみを短時間に乾
燥することができるとともに、排出ガスが低温でも結露
することがなく排気温度を低温に出来るため排出熱量が
少なく省エネルギーが可能となる。本実施例では、1つ
の循環路15と循環送風機18、吸気口16,吹き出し
口17を示したが、各々が複数を用いても良い。
おける生ごみ処理機の全体構成を示す。実施例1と異な
るところは、循環送風機18に風量調節器26を設ける
とともに、循環送風機18により乾燥処理部14への吹
き出し口17に温度検出器27を設け、吹き出し口17
の空気温度である温度検出器27の出力に応じて循環送
風機18の風量を増減調節した。具体的に、循環送風機
18は電動モータを用い、風量調節器26はこの電動モ
ータの回転数を制御して風量を変え、また、温度検出器
(温度検出手段)27は半導体型のサーミスタや熱電対
を循環送風機18から吹き出し口17に至る通路に望ま
せてある。このため、起動時等、乾燥処理部14が低温
の時も、循環する空気量を低下さて乾燥処理部14に噴
出する温風を高温にできるため、生ゴミの乾燥処理時間
はさらに短縮でき、省エネ化が可能となる。
度検出手段)28を設け、この温度検出手段28による
温度が一定の値になるように燃焼部11の燃焼量を増減
する。このことにより、乾燥処理部14の温度や循環空
気量の増減に関わらず、脱臭部12は常に一定の高温に
保持できる。このため、脱臭部12の内部を流れる乾燥
処理部14からの臭気を含んだガスは高温となり熱分解
により確実に脱臭でき、運転中は臭いの発生を防止でき
る。
5は、吹き出し口17の断面積S2より吸気口16の断
面積S1を大きく構成した。このことにより、循環15
路の空気流れ抵抗を最低限としながら、吸気口16の流
速を小さくでき、乾燥処理部14内の乾燥した生ゴミを
吸引することによる循環路15閉塞や循環送風機18の
送風能力の低下を防止でき信頼性の高いものとなる。そ
して、吹き出し口17の断面積S2を小さくすること
は、吹き出し口17から噴出する高温ガスの流速を早く
でき、生ゴミ22に衝突して生ゴミ22の持つ水分蒸発
を促進して、乾燥処理時間を短縮できる。
は、生ゴミ22の乾燥処理状態に応じて、生ゴミ22の
撹拌駆動用電動モータ31、外気空気吸引送風機21,
等を全体制御部30で適時制御する。
おける生ごみ処理装置の全体構成を示す。実施例1と異
なるところは、循環送風機18は乾燥処理部14の内部
に設けてある。このことにより、循環路15が最短とで
き、循環路15内を流れる循環空気量が同じ場合最低の
圧力損失とできる。そのため、循環送風機18の消費エ
ネルギを極限に低減できる。また、循環路15は乾燥処
理部14の内部に設置したことにより外部への放熱も無
くすことができ、さらに省エネ化が可能となる。
ンは乾燥処理部14の内部に設け、循環送風機18を駆
動するモータ部35は乾燥処理部14の外部に構成し連
結したことにより、生ゴミ22の乾燥処理中は高温とな
る乾燥処理部14の外部に循環送風機18のモータ部3
5を設置できるため、モータ部35の温度上昇を防止で
き、高い信頼性のシステムが構築できる。
を高温にしても、生ゴミの焦げ付き等生じなく生ゴミの
乾燥処理時間は短縮できる。
十分に混合して乾燥処理部に供給できる。この混合ガス
は燃焼ガスに比べて水蒸気分圧が小さく、しかも燃焼ガ
スに大量の空気を含むため、生ごみに大量の混合燃焼ガ
スを供給することができる。そのため、低温で生ごみを
短時間に乾燥することができるとともに、排出ガスが低
温でも結露することがなく排気温度を低温に出来るため
排出熱量が少なく省エネルギーが可能となる。
構成を示す断面図
性図
み処理に必要な時間特性図
構成を示す断面図
構成を示す断面図
Claims (7)
- 【請求項1】 送風手段と、加熱手段と、生ごみを投入
して乾燥する乾燥処理部と、これらを繋ぐ通路と、前記
乾燥処理部に設けられた循環部及び循環送風機とを備
え、前記循環送風機の吸気側に前記通路を接続した生ご
み処理機。 - 【請求項2】 燃焼部からなる加熱手段と、前記加熱手
段の燃焼ガスの熱を熱交換して高温となる脱臭部と、高
温の排気ガスと吸気空気を熱交換する熱回収部と、生ご
みを投入して乾燥する乾燥処理部と、前記乾燥処理部の
空気を循環する循環部及び循環送風機と、前記燃焼部か
ら前記脱臭部を加熱して通り前記循環送風機の吸気側に
至る通路Aと、前記乾燥処理部から前記脱臭部を通り前
記熱回収部から排出口に至る通路と、外部空気を吸引す
る送風手段から前記熱回収部を通り前記循環送風機の吸
気側に至る通路Bと、前記乾燥処理部から前記循環送風
機の吸気側、前記循環送風機を通り前記乾燥処理部に循
環する前記循環部の通路Cとを備え、前記通路Aと通路
Bと通路Cを前記循環送風機の吸気側で接続するととも
に、前記循環送風機の吹き出し口を前記乾燥処理部に接
続した生ごみ処理機。 - 【請求項3】 循環送風機に設けられた風量調節器と、
前記循環送風機の乾燥処理部への吹き出し口に設けら
れ、吹き出し口の空気温度を検出する温度検出手段とを
備え、前記温度検出手段の検出温度に応じて前記風量調
節器により前記循環送風機の風量を増減調節する請求項
1または2記載の生ごみ処理機。 - 【請求項4】 脱臭部に温度検出手段を設け、この温度
検出手段による温度が一定の値になるように燃焼部の燃
焼量を増減する請求項1または2記載の生ごみ処理機。 - 【請求項5】 乾燥処理部に設けた循環路は、吸気口の
断面積を吹き出し口より大きく構成した請求項1または
2記載の生ごみ処理機。 - 【請求項6】 循環送風機は乾燥処理部内に設けた請求
項1または2記載の生ごみ処理機。 - 【請求項7】 循環送風機の送風部を乾燥処理部に設け
ると共に、循環送風機のモータ部は前記乾燥処理部の外
部に構成した請求項1または2記載の生ごみ処理機。
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---|---|---|---|
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JP2003154330A true JP2003154330A (ja) | 2003-05-27 |
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---|---|---|---|---|
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JP2007203167A (ja) * | 2006-01-31 | 2007-08-16 | Nichirei Foods:Kk | 生ゴミ処理装置 |
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2001
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