JP2003154075A - 遊技機、遊技機の制御方法、通信遊技システム、サーバ、およびコンピュータプログラム - Google Patents

遊技機、遊技機の制御方法、通信遊技システム、サーバ、およびコンピュータプログラム

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JP2003154075A
JP2003154075A JP2001357184A JP2001357184A JP2003154075A JP 2003154075 A JP2003154075 A JP 2003154075A JP 2001357184 A JP2001357184 A JP 2001357184A JP 2001357184 A JP2001357184 A JP 2001357184A JP 2003154075 A JP2003154075 A JP 2003154075A
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JP2001357184A
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Kazuo Okada
和生 岡田
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Aruze Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技者の視覚だけでなく聴覚にも働きかける
ことで、遊技状況の変化を効果的に知覚させることがで
きる遊技機を提供する。 【解決手段】 表示画面に、大当たり・はずれ・リーチ
状態を示す変動図柄を表示させるほか、この変動図柄に
関連して様々な動画像を表示画面に表示させるCPUを
備えたパチンコ遊技機であって、CPUは、はずれ状態
に対応した動画像の表示中(S6)、リーチ状態の予兆
としての動きを見せるアイテム画像を表示させ(S
8)、そのアイテム画像の動きに合わせて左右上下前後
の周囲から聴こえるような3次元立体音響をスピーカを
通じて出力させる(S9)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコなどの遊
技機、その遊技機の制御方法、通信遊技システム、サー
バ、およびコンピュータプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】たとえばパチンコ遊技機では、一般に、
遊技者にとって有利な遊技状態である大当たり遊技状態
への移行を遊技者に報知するなどのために、液晶ディス
プレイなどの表示画面にたとえば3つの図柄を変動表示
させた後、これらの図柄が同じ種類に揃った状態で停止
表示させている。そして、3つの図柄が停止表示するま
でに2つの図柄が停止表示されて同じ種類に揃い、か
つ、残る1つの図柄が変動表示中の状態、いわゆるリー
チ状態においては、キャラクタ画像や背景画像からなる
動画像が普段とは異なる動きを見せるように変動図柄と
ともに表示され、リーチ状態の演出を行っている。
【0003】このようなリーチ状態に伴って表示される
動画像は、キャラクタ画像や背景画像の動きによって大
当たりの信頼度が異なるようになされており、特定の動
きを見せる動画像が表示されたときには必ず大当たりに
なる遊技機も存在する。また、リーチ状態となる前に
は、その予兆として普段とは異なる動きの動画像を表示
させる機種もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たような動画像を表示するパチンコ遊技機では、動画像
の演出的な動きによって大当たりやリーチ状態を予告す
るも、この動画像に含まれる背景画像は、キャラクタ画
像の動きに合わせる程度の単調な動きしか見せないよう
になされており、ましてや、遊戯中に聴こえる音楽や効
果音が背景画像に関連するものでもなかった。
【0005】つまり、大当たりやリーチ状態の予兆につ
いては、主にキャラクタ画像の動きを通じて視覚的に捉
えるしかなく、遊技者は、常に表示画面に目を向けてキ
ャラクタ画像の動きに注意しなければならなかった。要
するに、主体となるキャラクタ画像の動きを視覚的に示
すだけでは面白味が薄れ、遊技者に対して有利な遊技状
況の変化を効果的に知覚させることができないという課
題があった。
【0006】
【発明の開示】本発明は、上記した事情のもとで考え出
されたものであって、遊技者の視覚だけでなく聴覚にも
働きかけることで、遊技状況の変化を効果的に知覚させ
ることができる遊技機、その遊技機の制御方法、通信遊
技システム、サーバ、およびコンピュータプログラムを
提供することを、その目的とする。
【0007】上記課題を解決するため、本発明では、次
の技術的手段を講じている。
【0008】本発明の第1の側面によれば、少なくとも
背景画像とキャラクタ画像とを含む動画像を表示する表
示画面を有する遊技機であって、背景画像の変化に連動
して変化する3次元立体音響を出力させる制御手段を備
えたことを特徴とする、遊技機が提供される。
【0009】このような遊技機によれば、背景画像やキ
ャラクタ画像を含む動画像が表示画面に表示され、この
動画像のうちの背景画像の挙動変化に合わせて立体的な
音響が出力されるので、遊技者の視覚および聴覚に対し
て同時に働きかけることができるとともに、遊技者に対
して遊技状況の変化を効果的に知覚させることができ、
ひいては、新鮮味や戸惑いを憶えて興味が増幅させら
れ、遊技を体感的に楽しむことができる。
【0010】本発明の第2の側面によれば、少なくとも
背景画像とキャラクタ画像とを含む動画像を表示する表
示画面を有する遊技機であって、背景画像を変化させる
表示制御手段と、音響を出力する音響出力手段と、音響
出力手段から3次元立体音響を出力させる3次元立体音
響制御手段と、背景画像の変化と3次元立体音響の変化
とを連動させる連動制御手段とを備えたことを特徴とす
る、遊技機が提供される。
【0011】このような遊技機によれば、連動制御手段
が背景画像の変化と3次元立体音響の変化とを連動させ
るので、背景画像の変化と3次元立体音響の変化とが連
動して遊技者の視聴覚が同時に刺激されるとともに、遊
技者に対して遊技状況の変化を効果的に知覚させること
ができ、ひいては、新鮮味や戸惑いを憶えて興味が増幅
させられ、遊技を体感的に楽しむことができる。また、
連動制御手段の制御により、多種多様な視覚的演出効果
と聴覚的演出効果との組合せが可能であり、このような
演出効果を遊技者に対して与えることができる。
【0012】好ましい実施の形態によれば、遊技状況の
変化の予兆を報知するときに、表示制御手段が背景画像
を所定の背景画像に変化させ、3次元立体音響制御手段
が音響出力手段から所定の背景画像の動きに合わせて聴
こえるような3次元立体音響を出力させ、連動制御手段
が所定の背景画像に変化させるタイミングと3次元立体
音響を出力させるタイミングとを制御する。
【0013】このような遊技機によれば、たとえば遊技
者にとって有利な遊技状況の変化を前もって示すアイテ
ム画像などが背景画像の一部として表示される際には、
そのアイテム画像などの動く方向から聴こえるような3
次元立体音響が出力されるので、遊技者は、アイテム画
像などを確認しなくても3次元立体音響が聴こえてくる
と、有利な遊技状況の変化を示す予兆としてすぐに感じ
取ることができ、期待感を持つことができる。
【0014】本発明の第3の側面によれば、少なくとも
背景画像とキャラクタ画像とを含む動画像を表示する表
示画面を有する遊技機の制御方法であって、背景画像の
変化に連動して変化する3次元立体音響を出力させるこ
とを特徴とする、遊技機の制御方法が提供される。
【0015】このような遊技機の制御方法によれば、た
とえば汎用的なゲーム機において、背景画像やキャラク
タ画像を含む動画像が表示画面に表示され、この動画像
のうちの背景画像の挙動変化に合わせて立体的な音響が
出力されるので、遊技者の視覚および聴覚に対して同時
に働きかけることができるとともに、遊技者に対して遊
技状況の変化を効果的に知覚させることができ、ひいて
は、新鮮味や戸惑いを憶えて興味が増幅させられ、遊技
を体感的に楽しむことができる。
【0016】本発明の第4の側面によれば、少なくとも
背景画像とキャラクタ画像とを含む動画像を表示する表
示画面を有する遊技機の制御方法であって、背景画像を
変化させる動作と、音響出力手段から3次元立体音響を
出力変化させる動作とを連動させることを特徴とする、
遊技機の制御方法が提供される。
【0017】このような遊技機の制御方法によれば、た
とえば汎用的なゲーム機において、背景画像の変化と3
次元立体音響の変化とが連動させられるので、背景画像
の変化と3次元立体音響の変化とが連動して遊技者の視
聴覚が同時に刺激されるとともに、遊技者に対して遊技
状況の変化を効果的に知覚させることができ、ひいて
は、新鮮味や戸惑いを憶えて興味が増幅させられ、遊技
を体感的に楽しむことができる。また、上記の連動制御
により、多種多様な視覚的演出効果と聴覚的演出効果と
の組合せが可能であり、このような演出効果を遊技者に
対して与えることができる。
【0018】好ましい実施の形態によれば、遊技状況の
変化の予兆を報知するときに、背景画像を所定の背景画
像に変化させるタイミングと、この所定の背景画像の動
きに合わせて聴こえるような3次元立体音響を出力させ
るタイミングとを制御する。
【0019】このような遊技機の制御方法によれば、た
とえば汎用的なゲーム機において、たとえば遊技者にと
って有利な遊技状況の変化を前もって示すアイテム画像
などが背景画像の一部として表示される際には、そのア
イテム画像などの動く方向から聴こえるような3次元立
体音響が出力されるので、遊技者は、アイテム画像など
を確認しなくても3次元立体音響が聴こえてくると、有
利な遊技状況の変化を示す予兆としてすぐに感じ取るこ
とができ、期待感を持つことができる。
【0020】本発明の第5の側面によれば、サーバと、
このサーバとの間で通信網を介して双方向に通信可能な
任意数の端末装置とを含み、遊技者が端末装置からサー
バにアクセスすることにより、端末装置の表示装置に仮
想的な遊技機が表示され、遊技者による端末装置の操作
に基づいて遊技機による遊技が実行される通信遊技シス
テムであって、遊技機に少なくとも背景画像とキャラク
タ画像とを含む動画像を表示する仮想的な表示画面を備
えさせ、背景画像の変化に連動して変化する3次元立体
音響を端末装置に出力させる制御手段を、サーバまたは
端末装置に設けたことを特徴とする、通信遊技システム
が提供される。
【0021】このような通信遊技システムによれば、た
とえばインターネットなどの通信形態を利用して遊技が
行われる端末装置において、背景画像やキャラクタ画像
を含む動画像が表示画面に表示され、この動画像のうち
の背景画像の挙動変化に合わせて立体的な音響が出力さ
れるので、遊技者の視覚および聴覚に対して同時に働き
かけることができるとともに、遊技者に対して遊技状況
の変化を効果的に知覚させることができ、ひいては、新
鮮味や戸惑いを憶えて興味が増幅させられ、遊技を体感
的に楽しむことができる。
【0022】本発明の第6の側面によれば、サーバと、
このサーバとの間で通信網を介して双方向に通信可能な
任意数の端末装置とを含み、遊技者が端末装置からサー
バにアクセスすることにより、端末装置の表示装置に仮
想的な遊技機が表示され、遊技者による端末装置の操作
に基づいて遊技機による遊技が実行される通信遊技シス
テムであって、遊技機に少なくとも背景画像とキャラク
タ画像とを含む動画像を表示する仮想的な表示画面を備
えさせ、背景画像を変化させる表示制御手段と、端末装
置に設けられた音響出力手段から3次元立体音響を出力
させる3次元立体音響制御手段と、背景画像の変化と3
次元立体音響の変化とを連動させる連動制御手段とを、
サーバまたは端末装置に設けたことを特徴とする、通信
遊技システムが提供される。
【0023】このような通信遊技システムによれば、た
とえばインターネットなどの通信形態を利用して遊技が
行われる端末装置において、連動制御手段が背景画像の
変化と3次元立体音響の変化とを連動させるので、背景
画像の変化と3次元立体音響の変化とが連動して遊技者
の視聴覚が同時に刺激されるとともに、遊技者に対して
遊技状況の変化を効果的に知覚させることができ、ひい
ては、新鮮味や戸惑いを憶えて興味が増幅させられ、遊
技を体感的に楽しむことができる。また、連動制御手段
の制御により、多種多様な視覚的演出効果と聴覚的演出
効果との組合せが可能であり、このような演出効果を遊
技者に対して与えることができる。
【0024】好ましい実施の形態によれば、遊技状況の
変化の予兆を報知するときに、表示制御手段が背景画像
を所定の背景画像に変化させ、3次元立体音響制御手段
が音響出力手段から所定の背景画像の動きに合わせて聴
こえるような3次元立体音響を出力させ、連動制御手段
が所定の背景画像に変化させるタイミングと3次元立体
音響を出力させるタイミングとを制御する。
【0025】このような通信遊技システムによれば、た
とえばインターネットなどの通信形態を利用して遊技が
行われる端末装置において、たとえば遊技者にとって有
利な遊技状況の変化を前もって示すアイテム画像などが
背景画像の一部として表示される際には、そのアイテム
画像などの動く方向から聴こえるような3次元立体音響
が出力されるので、遊技者は、アイテム画像などを確認
しなくても3次元立体音響が聴こえてくると、有利な遊
技状況の変化を示す予兆としてすぐに感じ取ることがで
き、期待感を持つことができる。
【0026】本発明の第7の側面によれば、端末装置と
の間で通信網を介して双方向に通信可能とされ、端末装
置の表示装置に仮想的な遊技機が表示され、その遊技機
に少なくとも背景画像とキャラクタ画像とを含む動画像
を表示する仮想的な表示画面が備えられるとともに、背
景画像の変化に連動して変化する3次元立体音響が出力
されるといった、端末装置における遊技状況を管理する
サーバであって、端末装置からのアクセスに応じてその
端末装置の所定機能を起動させる起動手段を備えたこと
を特徴とする、サーバが提供される。
【0027】このようなサーバによれば、たとえばイン
ターネットなどの通信形態を利用して遊技が行われる端
末装置において、背景画像やキャラクタ画像を含む動画
像が表示画面に表示され、この動画像のうちの背景画像
の挙動変化に合わせて立体的な音響が出力されるといっ
た遊技状態では、端末装置上での不正行為が許されない
ような機能について、サーバからの起動命令がなければ
実行できないように制限することができる。
【0028】本発明の第8の側面によれば、端末装置と
の間で通信網を介して双方向に通信可能とされ、端末装
置の表示装置に仮想的な遊技機が表示され、その遊技機
に少なくとも背景画像とキャラクタ画像とを含む動画像
を表示する仮想的な表示画面が備えられるとともに、背
景画像を変化させる表示制御手段と、音響を出力する音
響出力手段と、音響出力手段から3次元立体音響を出力
させる3次元立体音響制御手段と、背景画像の変化と3
次元立体音響の変化とを連動させる連動制御手段とを用
いて遊技が実行されるといった、端末装置における遊技
状況を管理するサーバであって、端末装置からのアクセ
スに応じてその端末装置の所定手段を起動させる起動手
段を備えたことを特徴とする、サーバが提供される。
【0029】このようなサーバによれば、たとえばイン
ターネットなどの通信形態を利用して遊技が行われる端
末装置において、背景画像の変化と3次元立体音響の変
化とが連動して視聴覚を同時に刺激するといった遊技状
態では、端末装置上での不正な改造などが許されないよ
うな手段について、サーバからの起動命令がなければ動
作できないように制限することができる。
【0030】好ましい実施の形態によれば、起動手段
は、遊技状況の変化の予兆を報知するときに、表示制御
手段を起動させて背景画像を所定の背景画像に変化さ
せ、3次元立体音響制御手段を起動させて音響出力手段
から所定の背景画像の動きに合わせて聴こえるような3
次元立体音響を出力させ、連動制御手段を起動させて所
定の背景画像に変化させるタイミングと3次元立体音響
を出力させるタイミングとを制御する。
【0031】このようなサーバによれば、たとえばイン
ターネットなどの通信形態を利用して遊技が行われる場
合、端末装置を操作する遊技者にとって有利な遊技状況
の変化を前もって示すアイテム画像などが背景画像の一
部として表示される際には、そのアイテム画像などの動
く方向から聴こえるような3次元立体音響が出力される
が、そのような遊技者にとって有利な状況をサーバ側で
管理することができる。
【0032】本発明の第9の側面によれば、少なくとも
背景画像とキャラクタ画像とを含む動画像を表示する表
示画面を有する遊技機を制御するためのコンピュータプ
ログラムであって、背景画像の変化に連動して変化する
3次元立体音響を出力させるための制御プログラムを含
むことを特徴とする、コンピュータプログラムが提供さ
れる。
【0033】このようなコンピュータプログラムによれ
ば、第1の側面に係る遊技機の動作を実現することがで
きる。
【0034】本発明の第10の側面によれば、表示装置
に仮想的な遊技機が表示され、遊技者による操作に基づ
いて遊技機による遊技が実行される遊技ゲームを制御す
るためのコンピュータプログラムであって、遊技機に少
なくとも背景画像とキャラクタ画像とを含む動画像を表
示する仮想的な表示画面を備えさせ、背景画像の変化に
連動して変化する3次元立体音響を音響出力手段に出力
させるための制御プログラムを含むことを特徴とする、
コンピュータプログラムが提供される。
【0035】このようなコンピュータプログラムによれ
ば、第3の側面に係る遊技機の制御方法が実行されるゲ
ーム機やコンピュータ装置などの動作を実現することが
できる。
【0036】本発明の第11の側面によれば、少なくと
も背景画像とキャラクタ画像とを含む動画像を表示する
表示画面を有する遊技機を制御するためのコンピュータ
プログラムであって、背景画像を変化させるための表示
制御プログラムと、音響を出力する音響出力手段から3
次元立体音響を出力させるための3次元立体音響制御プ
ログラムと、背景画像の変化と3次元立体音響の変化と
を連動させるための連動制御プログラムとを含むことを
特徴とする、コンピュータプログラムが提供される。
【0037】このようなコンピュータプログラムによれ
ば、第2の側面に係る遊技機の動作を実現することがで
きる。
【0038】本発明の第12の側面によれば、表示装置
に仮想的な遊技機が表示され、遊技者による操作に基づ
いて遊技機による遊技が実行される遊技ゲームを制御す
るためのコンピュータプログラムであって、遊技機に少
なくとも背景画像とキャラクタ画像とを含む動画像を表
示する仮想的な表示画面を備えさせ、背景画像を変化さ
せるための表示制御プログラムと、音響を出力する音響
出力手段から3次元立体音響を出力させるための3次元
立体音響制御プログラムと、背景画像の変化と3次元立
体音響の変化とを連動させるための連動制御プログラム
とを含むことを特徴とする、コンピュータプログラムが
提供される。
【0039】このようなコンピュータプログラムによれ
ば、第4の側面に係る遊技機の制御方法が実行されるゲ
ーム機やコンピュータ装置などの動作を実現することが
できる。
【0040】好ましい実施の形態によれば、遊技状況の
変化の予兆を報知するときに、表示制御プログラムが背
景画像を所定の背景画像に変化させ、3次元立体音響制
御プログラムが音響出力手段から所定の背景画像の動き
に合わせて聴こえるような3次元立体音響を出力させ、
連動制御プログラムが所定の背景画像に変化させるタイ
ミングと3次元立体音響を出力させるタイミングとを制
御する。
【0041】このようなコンピュータプログラムによれ
ば、ゲーム機やコンピュータ装置などにおいて、たとえ
ば遊技者にとって有利な遊技状況の変化を前もって示す
アイテム画像などが背景画像の一部として表示される際
には、そのアイテム画像などの動く方向から聴こえるよ
うな3次元立体音響が出力されるので、遊技者は、アイ
テム画像などを確認しなくても3次元立体音響が聴こえ
てくると、有利な遊技状況の変化を示す予兆としてすぐ
に感じ取ることができ、期待感を持つことができる。
【0042】本発明のその他の特徴および利点について
は、以下に行う発明の実施の形態の説明から、より明ら
かになるであろう。
【0043】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態について、図面を参照して具体的に説明する。
【0044】図1は、本発明の一実施形態におけるパチ
ンコ遊技機の概略正面図である。図1において、パチン
コ遊技機の本体1正面の略上半部には、ガラス板などの
透明板で覆われた遊技領域2が設けられている。本体1
の正面略下半部、すなわち遊技領域2の下方には、遊技
者の回動操作により遊技球を遊技領域2内に発射させる
ための操作ハンドル3と、後述する入賞口などに遊技球
が入賞することにより獲得した遊技球、および遊技者が
借りた遊技球を貯めておくための上部遊技球受け皿4a
と、操作ハンドル3の操作により発射されたにも係わら
ず遊技領域2までたどり着けなかった遊技球や、満杯に
より上部遊技球受け皿4aからオーバーフローした遊技
球などを貯めておくための下部遊技球受け皿4bとが設
けられている。また、遊技領域2の上方であって左端側
および右端側には、音響を出力するための一対のスピー
カ5A,5Bが設けられている。
【0045】本実施形態に係る一対のスピーカ5A,5
Bとしては、コーン・スピーカ、ドーム・スピーカ、ホ
ーン・スピーカなどが適用可能であるが、たとえばパラ
メトリックスピーカが最も望ましい。ここで、パラメト
リックスピーカとは、遊技者の可聴域の音波を指向性の
強い超音波に乗せて出力し、スポットライトのように所
定の箇所に音を集中させることのできるスピーカであ
る。パラメトリックスピーカは、音波の非線形相互作用
を利用して、出力した超音波を自己検波することによ
り、遊技者の可聴域の音波を発生させる。
【0046】遊技領域2内には、複数の変動図柄などを
表示するための第1表示装置6と、操作ハンドル3の操
作により遊技領域2内に発射された遊技球の入賞に応じ
て第1表示装置6に表示されている変動図柄を変動させ
る入賞口としての始動口7と、第1表示装置6に表示さ
れている変動図柄の変動中に遊技球が始動口7に入賞し
たとき、最大4回分の変動回数をストックするために遊
技者にそのストック回数(いわゆる保留数)としての入
賞遊技球数の情報を発光により知らせるための第1記憶
数表示装置8と、始動口7の入口に設けられた普通電動
役物(図示せず)を拡開する装置の作動の要否を決定す
るための要因となる普通図柄を表示するための第2表示
装置9と、遊技球の通過により第2表示装置9に表示さ
れている普通図柄を変動させるためのゲート10と、た
とえば第1表示装置6に変動表示されている変動図柄が
大当たり遊技状態に移行する組合せとなった場合に、後
述する大入賞口開放ソレノイドにより開放され、遊技球
が入賞することにより他の入賞口よりも多くの遊技球を
獲得できる大入賞口11と、発光することによりパチン
コ遊技機の演出を行う装飾ランプ12とが設けられてい
る。
【0047】図2は、上記パチンコ遊技機の回路ブロッ
ク図である。CPU20、ROM21、RAM22、お
よびインターフェイス回路23は、相互にバス接続され
ている。インターフェイス回路23には、入力ポート
A、出力ポートB、遊技球発射装置3A、および遊技球
排出装置15が接続され、インターフェイス回路23
は、CPU20とこれらの各種外部回路または装置との
間の通信を制御する。
【0048】入力ポートAには、始動口スイッチ16、
特定領域通過スイッチ17、カウントスイッチ18、ゲ
ートスイッチ19、タイマスイッチ26、および確率設
定装置27が接続され、これら各種外部回路は、入力ポ
ートAを介してCPU20に信号を供給する。
【0049】出力ポートBには、第1表示装置6、大入
賞口開放ソレノイド駆動回路28、第1記憶数表示装置
8、第2表示装置9、役物開放ソレノイド駆動回路2
9、第2記憶数表示装置30、装飾ランプ12、および
3次元立体音響生成装置5が接続され、これらの各種外
部回路または装置には、CPU20からの制御信号が供
給される。
【0050】大入賞口開放ソレノイド駆動回路28に
は、CPU20に制御されて駆動し、かつ大入賞口11
を開閉するための大入賞口開放ソレノイド28aが接続
されている。役物開放ソレノイド駆動回路29には、C
PU20に制御されて駆動し、普通電動役物を作動させ
ることにより始動口7の入口を拡開するための役物開放
ソレノイド29aが接続されている。3次元立体音響生
成装置5には、スピーカ5A,5Bが接続されている。
【0051】CPU20は、ROM21に格納されてい
るプログラムに基づいて動作し、入力ポートAを介して
入力される各種のスイッチなどからの検出信号などに応
じて出力信号を生成して、出力ポートBを介して各種の
表示装置やソレノイド駆動回路などに供給する。
【0052】ROM21には、CPU20を動作させる
ためのプログラムや、予め決められた固定のデータなど
が格納されている。特に、このROM21には、第1表
示装置6に表示させる変動図柄や動画像などの表示デー
タと、これらの表示データに基づいて表示処理を制御す
るためのプログラムとが含まれる。動画像の表示データ
には、大当たり・はずれ・リーチ状態のそれぞれに応じ
て独特の動きを見せるキャラクタ画像と、普段はキャラ
クタ画像の背景をなすが、ときにはリーチ状態の予兆と
しての動きを見せる背景画像(予兆画像)が含まれる。
このような予兆を示す背景画像によれば、たとえば風が
急に吹くような動きや、突然キャラクタ画像とは別のア
イテムが出現するような動きが見られる。さらに、RO
M21には、背景画像がリーチ状態の予兆としての動き
を示す際、たとえば風が急に吹いているように聴こえた
り、アイテム画像の動く方向から聴こえるような3次元
立体音響を発生させるための音響データやプログラムな
ども記憶されている。
【0053】RAM22は、CPU20にワークエリア
を提供し、各種の変数データを一時的に記憶する。たと
えば、RAM22は、遊技球が始動口7に入賞し、始動
口スイッチ16が遊技球を検知したときに、大当たりか
否かを決定するために発生させられかつ選択された乱数
を一時的に記憶する。またRAM22には、リーチパタ
ーン履歴記憶領域が設定されており、このリーチパター
ン履歴記憶領域には、リーチパターン、すなわちリーチ
演出のために選択されたキャラクタ画像および背景画像
からなる動画像が格納される。
【0054】始動口スイッチ16は、始動口7に入賞し
た遊技球を検知して、検知信号をCPU20に供給す
る。
【0055】特定領域通過スイッチ17は、大入賞口1
1の内部に設置されており、遊技球が特定領域を通過し
たことを検知するためのものであり、検知信号をCPU
20に供給する。この特定領域通過スイッチ17は、大
入賞口開放ソレノイド28aによる大入賞口11の開放
時に、遊技球が大入賞口11に入賞しかつ特定領域を通
過することにより、大入賞口11の閉鎖後、再び大入賞
口11を開放させる。
【0056】カウントスイッチ18は、大入賞口11に
入賞した遊技球を検知して、大入賞口開放ソレノイド2
8aによる大入賞口11の開放から閉鎖までの1サイク
ルの間に、大入賞口11への遊技球の入賞数をカウント
するためのものである。このカウントスイッチ18は、
検知信号をCPU20に供給する。
【0057】ゲートスイッチ19は、ゲート10を通過
する遊技球を検知し、第2表示装置9に表示されている
普通図柄を変動表示させるためのものである。このゲー
トスイッチ19は、検知信号をCPU20に供給する。
【0058】タイマスイッチ26は、始動口スイッチ1
6と同様に、始動口7に入賞した遊技球を検知し、検知
信号をCPU20に供給する。このタイマスイッチ26
からの検知信号に基づいて、CPU20に付設されてい
るタイマ(図示せず)が、始動口7に最後に入賞した時
点からの経過時間を計時する。そしてCPU20が、始
動口7の入賞球の保留数が3または4のときに、リーチ
演出のための動画像の表示時間を短縮させる。
【0059】確率設定装置27は、大当りを発生させる
確率を設定変更するためのものである。
【0060】第1表示装置6は、たとえば液晶ディスプ
レイ装置からなり、CPU20により制御されて、複数
の図柄を変動表示した後に停止表示する。また、第1表
示装置6は、変動図柄に併せてキャラクタ画像および背
景画像からなる動画像を表示する。
【0061】第1記憶数表示装置8は、たとえば4個の
発光ダイオードからなり、CPU20により制御され、
変動図柄始動の保留数を視覚的に遊技者に報知するため
のものである。すなわち、第1記憶数表示装置8は、遊
技球が始動口7に入賞したときに最大4回分の変動回数
がストックされるので、遊技者にそのストック回数(い
わゆる保留数)としての入賞遊技球数の情報を発光によ
り遊技者に知らせる。
【0062】第2表示装置9は、たとえば液晶ディスプ
レイ装置からなり、CPU20により制御されて、始動
口7の入口に設けられた普通電動役物を拡開する装置の
作動の要否を決定する要因となる普通図柄を表示する。
【0063】第2記憶数表示装置30は、図示しない
が、たとえば4個の発光ダイオードからなり、CPU2
0により制御されて、普通図柄始動の保留数を視覚的に
遊技者に報知するためのものである。すなわち、第2記
憶数表示装置30は、遊技球がゲート10を通過するこ
とによる普通図柄の変動回数が最大4回分ストックされ
るので、遊技者にそのストック回数(いわゆる保留数)
としての入賞遊技球数の情報を発光により知らせる。
【0064】装飾ランプ12は、たとえば多数の発光ダ
イオードからなり、CPU20により制御されて点灯お
よび消灯し、すなわち、発光することにより本体1の演
出を行うものである。
【0065】3次元立体音響生成装置5は、一対のスピ
ーカ5A,5Bの設置位置と異なる位置にある仮想音源
から音声を擬似的に発生させるためのものであり、DS
P(digital signal processor)を有している。3次元
立体音響生成装置5は、CPU20により制御されて駆
動し、たとえば、ROM21に記憶されている音響デー
タを仮想音源から3次元立体音響としての効果音、つま
り立体音の効果が生じる音にして発生させることができ
る。
【0066】ここで、立体音の効果が生じる音とは、遊
技者に対して奥行きと広がりとを感じさせる音をいう。
この立体音の効果が生じる音は、音を発生させる音信号
に基づいて音を出力することにより得ることができる。
または、この音信号となる音響データに対して、たとえ
ば遊技者の両耳の入口における音の音圧の相関関係を変
化させる処理、残響音を発生させる音信号を付加する処
理などを施した後、処理を施した音信号に基づいて音を
出力することにより得ることができる。
【0067】また、仮想音源とは、スピーカ5A,5B
から出力される音により、遊技者の感覚内に生じる、ス
ピーカ5A,5Bとは異なる位置にあたかも存在するよ
うな仮想的な音源をいう。そのため、遊技機の正面に遊
技者が位置している場合、スピーカ5A,5Bによって
仮想音源を発生させる音を出力し、遊技者の後方に仮想
音源を発生させると、遊技者は、正面にあるスピーカ5
A,5Bから音が出力されているにもかかわらず、後方
に発生した仮想音源から音が出力されているかのように
感じる。すなわち、遊技者の感覚内においてスピーカ5
A,5Bと異なる位置に仮想音源が発生したことにな
る。
【0068】この実施形態に係る立体音の効果が生じる
音は、上記仮想音源を発生させる音であり、たとえば、
遊技者の耳元で聴こえるようにしたり、遊技者の耳元に
徐々に音が近づいてくるようにしたり、遊技者の周囲を
音が回るようにしたりするなど、ユニークで斬新な方法
を用いて、遊技者に遊技状況を知らしめることができる
ため、遊技者に対して高揚感を与えることができるとと
もに、遊技進行における期待感や興奮度をより一層高め
ることができる。
【0069】スピーカ5A,5Bからの音波は、たとえ
ば遊技者のいる遊技場や空間などの場の伝達系と、遊技
者の頭部、耳殻、肩などの反射、回折、共振による伝達
系との作用を受けて、遊技者の両耳の鼓膜に至る。これ
らの伝達系の伝達関数、すなわち、音源から外耳道まで
の伝達関数は、頭部音響伝達関数と呼称される。この頭
部音響伝達関数は、たとえばM系列法、クロススペクト
ル法などの測定法により得ることができる。
【0070】上記仮想音源は、たとえば、遊技者とスピ
ーカ5A,5Bとの位置関係や、遊技者と仮想音源との
位置関係などにより得られる頭部音響伝達関数を用い
て、音データまたは音信号に処理を施し、この音データ
または音信号に基づく音を出力することにより発生させ
ることができる。上記処理は、たとえばDSPなどによ
り行うことが可能であり、たとえばFIR(finite-dur
ation impulse response)フィルタや、IIR(infini
te-duration impulse response)フィルタなどを用いる
ことにより実現することができる。
【0071】具体的には、仮想音源により出力される音
の周波数特性を設定し、この周波数特性の音を発生させ
る信号または音響データに対して所定の関係式を用いた
処理を施し、上記周波数特性の音を発生させる信号また
は音響データに変換し、それをそれぞれスピーカ5A,
5Bから出力することにより、仮想音源を発生させるこ
とが可能となる。
【0072】また、上記方法により仮想音源から音を発
生させた場合、クロストークが生じるときには、スピー
カ5A,5Bによって出力される音を発生させる音信号
に上記クロストークを打ち消す処理を施すことにより、
その発生を抑えることができる。
【0073】具体的には、仮想音源より出力される音の
ソースとなる音響データを予め用意しておき、所定の周
波数特性を有するフィルタを用いて、この音響データを
処理することにより、スピーカ5A,5Bから出力され
る音信号または音響データを得ることができる。通常、
この処理は、バイノーラル変換と呼称される。なお、上
記仮想音源を移動させるには、その移動に対応した他の
フィルタをDSPにより実現すればよい。
【0074】なお、ROM21には、上記音響データが
記憶されている。また、ROM21に記憶される音響デ
ータは、必ずしも、全て、立体音の効果が生じる音を発
生させる音響データである必要はなく、特に立体音の効
果が生じない音を発生させる音響データを記憶していて
もよい。また、立体音の効果が生じる音を発生させる音
響データは、仮想音源を発生させる音響データであるこ
とが望ましい。さらに、ROM21が仮想音源を発生さ
せる音となる音響データを記憶している場合には、この
音データは、上記動画像にリンクする音響データである
ことが望ましい。
【0075】遊技球発射装置3Aは、CPU20により
制御されて、遊技者が操作ハンドル3を回動操作するこ
とにより遊技球を遊技領域2内に発射させる。
【0076】遊技球排出装置15は、CPU20により
制御されて、始動口7または大入賞口11などに遊技球
が入賞することにより、上部遊技球受け皿4aまたは下
部遊技球受け皿4bに複数の遊技球を払い出す。
【0077】すなわち、スピーカ5A,5Bは、音響を
出力する音響出力手段を実現している。
【0078】3次元立体音響生成装置5は、音響出力手
段から3次元立体音響を出力させる3次元立体音響制御
手段を実現している。
【0079】CPU20は、背景画像を変化させる表示
制御手段と、背景画像の変化と3次元立体音響の変化と
を連動させる連動制御手段とを実現している。
【0080】次に、全体の動作の概略を説明する。
【0081】遊技者が操作ハンドル3を把持して所定方
向に所定角度以上回動させると、遊技球発射装置3Aか
らCPU20に操作信号が供給される。これにより、C
PU20から遊技球発射装置3Aに制御信号が供給さ
れ、遊技球発射装置3Aによって遊技球が遊技領域2内
に発射される。
【0082】遊技領域2内に到達した遊技球が、釘など
に衝突しながら重力により落下し、始動口7に入賞する
と、その遊技球が始動口スイッチ16によって検知さ
れ、始動口スイッチ16からCPU20に検知信号が供
給される。これにより、CPU20が第1表示装置6を
制御し、図柄を変動表示させる。さらにCPU20が、
確率を用いた周知の方法により大当たりか否かを決定す
る。たとえばCPU20が、図外の乱数発生装置によっ
て発生される乱数を図外のサンプリング装置にサンプリ
ングさせ、そのサンプリングされた数値とROM21に
格納されているテーブルの内容とを比較して、大当たり
か否かを決めるのである。
【0083】第1表示装置6に変動表示される3つの図
柄のうち2つが停止表示され、それら2つが同じ種類の
場合、これを一般にリーチ状態という。このリーチ状態
では、CPU20により第1表示装置6が制御され、た
とえば図3に示すように、左端と真ん中の図柄(図中
「7」なる数字)が一致した状態で停止し、かつ、右端
の図柄が未だ変動表示中の状態となる。このとき、動画
像としては、たとえば静止画的な背景画像の前面にアニ
メーションによるキャラクタ画像があらわされ、そのキ
ャラクタ画像が図柄を変更あるいは移動させるなどとい
った各種多彩な演出が視覚的になされる。なお、第1表
示装置6に変動表示される図柄は、「0」〜「9」なる
10個の数値図柄やその他の図柄から構成されており、
変動表示中は、これらの図柄があたかも縦方向に高速で
スクロールしているように見える。
【0084】リーチ状態において第1表示装置6の表示
画面に表示される一連の動画像は、複数種類用意されて
おり、いずれの種類の動画像が表示されるかによって、
大当たりになる信頼度が遊技者に予測可能なようになっ
ている。
【0085】一方、大当たりの場合、第1表示装置6の
表示画面に表示される変動図柄が、たとえばリーチ状態
を経て3つの同じ図柄(たとえば「777」といったゾ
ロ目)に揃った状態で停止する。これにより、遊技者に
大当たりが報知される。
【0086】このような大当りになると、CPU20が
大入賞口開放ソレノイド駆動回路28を介して大入賞口
開放ソレノイド28aを制御し、大入賞口11が開放さ
れる。そして、遊技球が大入賞口11に入賞すると、カ
ウントスイッチ18が遊技球を検知し、検知信号をCP
U20に供給する。これにより、CPU20が遊技球排
出装置15を制御し、たとえば15個の遊技球を上部遊
技球受け皿4aあるいは下部遊技球受け皿4bに払い出
させる。そして、大入賞口11の開放時点からたとえば
30秒が経過するか、あるいは大入賞口11に入賞した
遊技球がたとえば10個に達すると、CPU20が大入
賞口開放ソレノイド駆動回路28を介して大入賞口開放
ソレノイド28aを制御し、大入賞口11を閉鎖させ
る。
【0087】また、大入賞口11に入賞した遊技球が、
大入賞口11の内部に設けられた特定領域を通過するこ
とにより、特定領域通過スイッチ17が遊技球を検知
し、検知信号をCPU20に供給する。これによりCP
U20は、大入賞口11が閉鎖された後、再度大入賞口
11を開放させる。したがって、遊技者は、大入賞口1
1の開放が実質的に継続した状態で遊技を行うことがで
き、大量の遊技球を獲得できる。ただし、大入賞口11
の再開放は無制限に行われるのではなく、たとえば16
回を限度とする。すなわち遊技者は、大入賞口11の1
回の開放から閉鎖までを1ラウンドとしたときに、最大
16ラウンドの開放状態の下で遊技できる。このような
遊技状態を大当たり遊技状態という。
【0088】入賞しなかった遊技球は、図外のアウト口
から遊技領域2の外部に排出される。
【0089】上記のリーチ状態や大当たり遊技状態は、
遊技者にとって有利な状態と言えるが、CPU20が確
率を用いて大当たりか否かを決める制御によれば、第1
表示装置6に変動表示される3つの図柄の種類が一致し
ない方が一致する場合に比べて確率的に多いと言えよ
う。このような3つの図柄が一致しない状態をはずれ状
態という。このはずれ状態では、CPU20により第1
表示装置6が制御され、たとえば図4に示すように、真
ん中と右端の図柄(図中「6」なる数字)が一致した状
態で停止するも、左端の図柄が異なるものとされる。も
ちろん、全ての図柄がそれぞれ別の種類を示すこともあ
る。
【0090】このようなはずれ状態においても、動画像
としては、たとえば静止画的な背景画像の前面にアニメ
ーションによるキャラクタ画像があらわされ、そのキャ
ラクタ画像の動きによって各種多彩な演出が視覚的にな
される。ところで、はずれ状態となっても、その時点で
すでに始動口7に入賞した保留分としての入賞遊技球が
ある場合、CPU20は、その保留分について大当たり
か否かを図柄の変動表示に先だってあらかじめ決めてい
る。そして、CPU20は、はずれ状態に対応する動画
像を表示させる際、ときには図4に示すように、背景画
像内にキャラクタ画像とは別の挙動変化を示すアイテム
画像を突発的に表示させる(一例として、真ん中の変動
図柄の左下付近)。このアイテム画像は、近々リーチ状
態となる予兆を遊技者に対してそれとなく示すものであ
る。
【0091】このようなアイテム画像を表示させる際、
CPU20は、3次元立体音響生成装置5を制御するこ
とにより、表示画面内におけるアイテム画像の移動方向
から聴こえるような3次元立体音響をスピーカ5A,5
Bを通じて発生させる。これにより、遊技者は、アイテ
ム画像を視覚的に捉えるだけでなく、アイテム画像の動
きに応じて移動するような効果音をスピーカ5A,5B
を通じて聴き取ることができ、近々リーチ状態となるこ
とを感じることができるのである。
【0092】以下、表示画面および音響出力に関する制
御処理について説明する。なお、下記処理手順において
は、動画像にリンクする音以外の音について記載しない
が、遊技状況に応じて、BGM、効果音、音声などが適
宜出力されていることとする。
【0093】図5は、表示画面および音響出力に関する
制御処理の手順を説明するフローチャートである。
【0094】まず、CPU20は、始動口7に遊技球が
入賞したか否かを判断する(S1)。この判断における
入賞球は、保留分も含まれる。
【0095】始動口7に遊技球が入賞していれば(S
1:YES)、CPU20は、第1表示装置6を制御し
て変動図柄の表示を開始させる(S2)。
【0096】次に、CPU20は、大当たりの抽選を行
う(S3)。この抽選結果は、RAM22に一時記憶さ
れる。なお、保留分の抽選結果は、その保留分について
の図柄変動表示開始前にすでに確定した状態とされる。
【0097】抽選の結果、はずれの場合(S4:YE
S)、CPU20は、全部あるいは一部の変動図柄を不
一致の状態として第1表示装置6に表示させる(S
5)。ここで言う「はずれ」とは、リーチ状態を経過す
ることなく遊技者がすぐにそれと分かるようなはずれを
意味する。ただし、この時点でCPU20は、抽選結果
が「大当たり」、リーチ状態を経た「はずれ」、リーチ
状態を経ることのない「はずれ」のうちのいずれである
か認識した状態にある。
【0098】また、CPU20は、はずれ状態に対応し
た動画像を第1表示装置6に表示させる(S6)。ちな
みに、動画像は、遊技球の入賞がない状況や遊技が行わ
れていない状況においても、それらの状況に応じた態様
で表示されている。
【0099】はずれ状態に対応した動画像を表示させる
際、CPU20は、保留分について確定済みの抽選結果
がRAM22に存在し、かつ、その抽選結果がリーチ状
態として予定されたものか否かを判断する(S7)。
【0100】リーチ状態として予定された抽選結果が存
在する場合(S7:YES)、CPU20は、はずれ状
態に対応した動画像を表示させつつも、その動画像を構
成する背景画像内にアイテム画像を出現表示させる(S
8)。
【0101】このようなアイテム画像の表示中、CPU
20は、3次元立体音響生成装置5を制御することによ
り、アイテム画像の動く方向から聴こえるような3次元
立体音響をスピーカ5A,5Bを通じて出力させ(S
9)、その後、このルーチンを終了する。つまり、はず
れ状態となっても背景画像内にアイテム画像が出現し、
そのアイテム画像が3次元立体音響を通じて仮想音源と
ともに移動するかのように聴こえる場合、遊技者は、こ
のような視覚的および聴覚的現象を通じてリーチ状態と
なる予兆を感じ取り、表示や効果音による演出効果を楽
しみながら、次にリーチ状態がくるかもしれないといっ
た期待感を持つことができる。なお、アイテム画像を表
示させて3次元立体音響を出力させるか否かは、CPU
20の確率的処理に委ねられる。したがって、リーチ状
態として予定された抽選結果が存在しても、アイテム画
像の表示や3次元立体音響の出力が常に行われるという
訳ではない。
【0102】S7において、リーチ状態として予定され
た抽選結果が存在しなければ(S7:NO)、CPU2
0は、このルーチンを終了する。
【0103】S4において、抽選の結果、大当たりある
いはリーチ状態を経てはずれとする場合(S4:N
O)、CPU20は、2つの変動図柄を一致させた状態
で停止表示させ、かつ、他の1つの変動図柄を未だ変動
表示中としたリーチ状態として、これらの変動図柄を第
1表示装置6に表示させる(S10)。
【0104】このとき、CPU20は、リーチ状態に対
応した動画像を第1表示装置6に表示させる(S1
1)。
【0105】さらに、すでに得られた抽選結果に基づい
て大当たりの場合(S12:YES)、CPU20は、
全ての変動図柄を一致させた状態で停止表示させ(S1
3)、大当たり状態を発生させるとともに、大当たり状
態に対応した動画像を第1表示装置6に表示させる(S
14)。ただし、すでに得られた抽選結果が大当たりで
ない場合(S12:NO)、CPU20は、S5に進
む。
【0106】大当たり状態を発生させた後、CPU20
は、大当たり遊技状態に移行して(S15)、このルー
チンを終了する。
【0107】S1において、保留分も含め始動口7に遊
技球が入賞していなければ(S1:NO)、CPU20
は、S1に戻って始動口7に遊技球が入賞するのを待
つ。
【0108】したがって、上記したパチンコ遊技機によ
れば、大当たり状態・はずれ状態・リーチ状態を示す変
動図柄に対応して、視覚的な演出効果を果たすキャラク
タ画像や背景画像からなる動画像が表示される。また、
はずれ状態となっても予兆現象として近々リーチ状態が
くることを示すアイテム画像が背景画像内に表示され、
しかも、アイテム画像が表示されたときには、そのアイ
テム画像の動きに合わせて左右上下前後から聴こえるよ
うな3次元立体音響が出力される。
【0109】そのため、遊技者は、キャラクタ画像の動
きに応じてリーチ状態や大当たり状態を期待しながら遊
技を楽しむだけでなく、背景画像内に突然出現するアイ
テム画像とそれに伴う3次元立体音響により視覚および
聴覚に働きかけられることで、新鮮味や戸惑いを憶えて
期待感が増幅させられ、遊技を体感的に楽しむことがで
きる。
【0110】図6は、本発明の一実施形態における通信
遊技システムの概略構成図である。この通信遊技システ
ムは、サーバ31、任意数の端末装置32、および通信
網33を備えている。サーバ31は、通信遊技システム
の運営事業者あるいはその運営事業者から管理を委託さ
れた管理事業者が管理しており、大容量のストレージシ
ステムなどが付設されている。端末装置32は、たとえ
ば遊技者のパーソナルコンピュータ、家庭用ゲーム装
置、携帯型ゲーム機、あるいは携帯型電話装置などであ
って、通信網33を介してサーバ31にアクセス可能で
ある。通信網33は、有線あるいは無線による公衆通信
回線網やインターネットなどの集合体である。もちろ
ん、端末装置32はLANを介して通信網33に接続さ
れる場合もある。ただし、本発明の適用要件を満たすべ
く、端末装置32は、少なくとも2チャンネル分のスピ
ーカを装備しており、3次元立体音響の出力が可能に構
成されているとする。
【0111】この通信遊技システムでは、たとえば遊技
者に対してあらかじめ通信遊技を行うための実行プログ
ラムが、CD−ROMなどの記録媒体やインターネット
などを通じて上記運営事業者あるいは管理事業者から配
布され、上記実行プログラムを自己の端末装置32にイ
ンストールすることにより、遊技可能な状態となる。な
お、記録媒体には、上記実行プログラムの他に、表示画
面に表示するための画像データ、端末装置32のスピー
カに出力するための音響データ(立体音の効果を生じる
音を発生させる音データを含む)、およびサーバ31と
の通信を行うためのプログラムなどが記録されている。
遊技者は、上記実行プログラムを通じて自己の端末装置
32からサーバ31にアクセスする。それに応じてサー
バ31は、端末装置32に起動コマンドを送る。
【0112】端末装置32が起動コマンドを受信する
と、その端末装置32の表示画面部には、先述した実施
形態に係るパチンコ遊技機の少なくとも遊技領域2に相
当する部分の映像が表示される。換言すれば、遊技者の
端末装置32の表示画面部に、仮想的なパチンコ遊技機
などが創出されることになる。そして、この仮想的なパ
チンコ遊技機などは、上記実行プログラムに基づいて先
述した実施形態と同様の動作を行う。
【0113】この場合、遊技者が操作ハンドル3の代わ
りに端末装置32のマウスあるいはキーボード等のキー
スイッチを押下して仮想的な遊技球の発射の強さを設定
した後は、キースイッチを押下し続けなくても仮想的な
遊技球が発射されるようにしてもよい。また、遊技者が
操作ハンドル3の代わりに端末装置32のマウスあるい
はキーボード等のキースイッチを押下し続けることを条
件として、仮想的な遊技球が発射されるようにしてもよ
い。
【0114】遊技領域2に相当する部分における仮想的
な遊技球は、端末装置32に備えられたCPUによっ
て、たとえば遊技者により設定された遊技球の発射の強
さに基づいてその動きがランダムに決定される。そし
て、CPUは、仮想的な遊技球の動きを遊技領域2に相
当する部分内に設定された座標に基づいて検知し、たと
えば入賞口に遊技球が入賞したことを判別する。
【0115】ただし、リーチ状態や大当たり状態を発生
させるなどといった、端末装置32上での不正行為や改
造が許されない動作については、サーバ31がリアルタ
イムで処理するのが望ましい。もちろん、遊技を行う場
合に限り、サーバ31から端末装置32にパチンコ遊技
を行うためのプログラムを通信網33を介して送信する
ようにしても良い。この場合、サーバ31の代わりに端
末装置32がパチンコ遊技を行うためのプログラムを実
行することになる。さらには、サーバ31から端末装置
32にパチンコ遊技を行うためのプログラムの一部を通
信網33を介して送信し、サーバ31と端末装置32と
の間で各種のデータや情報をリアルタイムにやり取りし
ながら、パチンコ遊技を行うためのプログラムを実行す
るようにしても良い。
【0116】また、動画像などの表示データや音響デー
タは、パチンコ遊技を行うためのプログラムとともに端
末装置32にインストールされ、遊技状況に応じてサー
バ31から随時呼び出されることで出力されるとしても
良い。あるいは、動画像などの表示データや音響データ
をサーバ31に用意しておき、サーバ31と端末装置3
2との間でストリーミング処理を行い、その都度サーバ
31が端末装置32に表示データや音響データを送信し
て出力させるようにしても良い。先述した3次元立体音
響生成装置5に相当する機能が端末装置32に無い場合
には、サーバ31が3次元立体音響として調製し終えた
音響データを端末装置32に送信して出力させるように
しても良い。
【0117】なお、本発明は、上記の各実施形態に限定
されるのものではない。
【0118】本発明は、上記したパチンコ遊技機などの
専用機とは異なり、汎用ゲーム機(液晶画面を備えた携
帯型のものや、テレビジョン受像機にゲーム画面を映す
もの)にも適用できる。これによれば、表示画面にパチ
ンコ遊技機と同様の遊技演出画面を表示することで、趣
向性を向上させることができる。
【0119】本発明は、パチンコ遊技機に限らず、たと
えばLCDなどを備えたパチスロ遊技機などのスロット
マシンにも適用することができる。すなわち、スロット
マシンでは、パチンコ遊技機のリーチ状態とも言える、
たとえばボーナスフラグの成立した状態が内部的に発生
する。このようなボーナスフラグの成立状態を遊技者に
告知するために、フラグ成立中にはずれてもボーナスフ
ラグが成立していることを示すアイテム画像が背景画像
内に表示され、このアイテム画像の動きに合わせて左右
上下前後から聴こえるような3次元立体音響が出力され
る。これによれば、遊技者は、ストップボタンをタイミ
ング良く押せば必ず大当たり状態がくることを、アイテ
ム画像とそれに伴う3次元立体音響により察知すること
ができる。しかも、突然出現するアイテム画像とそれに
伴う3次元立体音響により視覚および聴覚に働きかけら
れることで、新鮮味や戸惑いを憶えて期待感が増幅させ
られ、パチスロ遊技を体感的に楽しむことができる。
【0120】上記実施形態では、リーチ状態の予兆とし
てアイテム画像を表示させ、それに伴い3次元立体音響
を出力させるとしたが、たとえば大当たり状態の予兆と
してアイテム画像の表示や3次元立体音響の出力を行う
ようにしても良い。アイテム画像の表示や3次元立体音
響の出力を行うタイミングは、はずれ状態に対応した動
画像の表示中に限らず、時間的な条件や抽選結果などの
履歴に応じて適当に設定することができる。
【0121】また、大当たり状態の予兆としてアイテム
画像を表示する以外にも、キャラクタ画像や変動図柄を
そのままにした状態で、背景画像全体をスクロールある
いは変化させるなどしても良い。
【0122】また、リーチ状態や大当たり状態などに対
応した動画像を表示させる際の動作態様について特に詳
述しなかったが、このときにも、動画像に含まれるキャ
ラクタ画像などの動きに応じて3次元立体音響を出力さ
せるようにしても良い。もちろん、遊技球の入賞がない
状況や遊技が行われていない状況においても、背景画像
の動きに応じて3次元立体音響を出力させるようにして
も良い。
【0123】スピーカ5A,5Bは、左右一対に限ら
ず、3個以上設置されていても良い。各スピーカ5A,
5Bの位置は、遊技者が3次元立体音響、すなわち立体
音の効果が生じる音を聴き取ることができれば、上記実
施形態のように比較的離れた位置関係になくても良い。
【0124】変動図柄は、図3および図4に示すような
数字のほか、たとえば漢字、かな、動植物、アニメーシ
ョンのキャラクタ、麻雀牌、シンボルマーク、あるいは
地図など、如何なる図柄であっても良い。また、変動図
柄は3つに限らず、その個数は任意であり、3つ以上で
あっても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態におけるパチンコ遊技機の
概略正面図である。
【図2】図1に示すパチンコ遊技機の回路ブロック図で
ある。
【図3】リーチ状態における表示画面例を示す説明図で
ある。
【図4】はずれ状態における表示画面例を示す説明図で
ある。
【図5】表示画面および音響出力に関する制御処理の手
順を説明するフローチャートである。
【図6】本発明の一実施形態における通信遊技システム
の概略構成図である。
【符号の説明】
1 パチンコ遊技機の本体 2 遊技領域 5 3次元立体音響生成装置 5A,5B スピーカ 6 第1表示装置 7 始動口 11 大入賞口 20 CPU 21 ROM 22 RAM 31 サーバ 32 端末装置 33 通信網

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも背景画像とキャラクタ画像と
    を含む動画像を表示する表示画面を有する遊技機であっ
    て、 前記背景画像の変化に連動して変化する3次元立体音響
    を出力させる制御手段を備えたことを特徴とする、遊技
    機。
  2. 【請求項2】 少なくとも背景画像とキャラクタ画像と
    を含む動画像を表示する表示画面を有する遊技機であっ
    て、 前記背景画像を変化させる表示制御手段と、 音響を出力する音響出力手段と、 前記音響出力手段から3次元立体音響を出力させる3次
    元立体音響制御手段と、 前記背景画像の変化と前記3次元立体音響の変化とを連
    動させる連動制御手段とを備えたことを特徴とする、遊
    技機。
  3. 【請求項3】 遊技状況の変化の予兆を報知するとき
    に、前記表示制御手段が前記背景画像を所定の背景画像
    に変化させ、前記3次元立体音響制御手段が前記音響出
    力手段から前記所定の背景画像の動きに合わせて聴こえ
    るような前記3次元立体音響を出力させ、前記連動制御
    手段が前記所定の背景画像に変化させるタイミングと前
    記3次元立体音響を出力させるタイミングとを制御す
    る、請求項2に記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 少なくとも背景画像とキャラクタ画像と
    を含む動画像を表示する表示画面を有する遊技機の制御
    方法であって、 前記背景画像の変化に連動して変化する3次元立体音響
    を出力させることを特徴とする、遊技機の制御方法。
  5. 【請求項5】 少なくとも背景画像とキャラクタ画像と
    を含む動画像を表示する表示画面を有する遊技機の制御
    方法であって、 前記背景画像を変化させる動作と、音響出力手段から3
    次元立体音響を出力変化させる動作とを連動させること
    を特徴とする、遊技機の制御方法。
  6. 【請求項6】 遊技状況の変化の予兆を報知するとき
    に、前記背景画像を所定の背景画像に変化させるタイミ
    ングと、この所定の背景画像の動きに合わせて聴こえる
    ような前記3次元立体音響を出力させるタイミングとを
    制御する、請求項5に記載の遊技機の制御方法。
  7. 【請求項7】 サーバと、このサーバとの間で通信網を
    介して双方向に通信可能な任意数の端末装置とを含み、
    遊技者が前記端末装置から前記サーバにアクセスするこ
    とにより、前記端末装置の表示装置に仮想的な遊技機が
    表示され、遊技者による前記端末装置の操作に基づいて
    前記遊技機による遊技が実行される通信遊技システムで
    あって、 前記遊技機に少なくとも背景画像とキャラクタ画像とを
    含む動画像を表示する仮想的な表示画面を備えさせ、前
    記背景画像の変化に連動して変化する3次元立体音響を
    前記端末装置に出力させる制御手段を、前記サーバまた
    は前記端末装置に設けたことを特徴とする、通信遊技シ
    ステム。
  8. 【請求項8】 サーバと、このサーバとの間で通信網を
    介して双方向に通信可能な任意数の端末装置とを含み、
    遊技者が前記端末装置から前記サーバにアクセスするこ
    とにより、前記端末装置の表示装置に仮想的な遊技機が
    表示され、遊技者による前記端末装置の操作に基づいて
    前記遊技機による遊技が実行される通信遊技システムで
    あって、 前記遊技機に少なくとも背景画像とキャラクタ画像とを
    含む動画像を表示する仮想的な表示画面を備えさせ、前
    記背景画像を変化させる表示制御手段と、 前記端末装置に設けられた音響出力手段から3次元立体
    音響を出力させる3次元立体音響制御手段と、 前記背景画像の変化と前記3次元立体音響の変化とを連
    動させる連動制御手段とを、前記サーバまたは前記端末
    装置に設けたことを特徴とする、通信遊技システム。
  9. 【請求項9】 遊技状況の変化の予兆を報知するとき
    に、前記表示制御手段が前記背景画像を所定の背景画像
    に変化させ、前記3次元立体音響制御手段が前記音響出
    力手段から前記所定の背景画像の動きに合わせて聴こえ
    るような前記3次元立体音響を出力させ、前記連動制御
    手段が前記所定の背景画像に変化させるタイミングと前
    記3次元立体音響を出力させるタイミングとを制御す
    る、請求項8に記載の通信遊技システム。
  10. 【請求項10】 端末装置との間で通信網を介して双方
    向に通信可能とされ、前記端末装置の表示装置に仮想的
    な遊技機が表示され、その遊技機に少なくとも背景画像
    とキャラクタ画像とを含む動画像を表示する仮想的な表
    示画面が備えられるとともに、前記背景画像の変化に連
    動して変化する3次元立体音響が出力されるといった、
    前記端末装置における遊技状況を管理するサーバであっ
    て、 前記端末装置からのアクセスに応じてその端末装置の所
    定機能を起動させる起動手段を備えたことを特徴とす
    る、サーバ。
  11. 【請求項11】 端末装置との間で通信網を介して双方
    向に通信可能とされ、前記端末装置の表示装置に仮想的
    な遊技機が表示され、その遊技機に少なくとも背景画像
    とキャラクタ画像とを含む動画像を表示する仮想的な表
    示画面が備えられるとともに、前記背景画像を変化させ
    る表示制御手段と、音響を出力する音響出力手段と、前
    記音響出力手段から3次元立体音響を出力させる3次元
    立体音響制御手段と、前記背景画像の変化と前記3次元
    立体音響の変化とを連動させる連動制御手段とを用いて
    遊技が実行されるといった、前記端末装置における遊技
    状況を管理するサーバであって、 前記端末装置からのアクセスに応じてその端末装置の所
    定手段を起動させる起動手段を備えたことを特徴とす
    る、サーバ。
  12. 【請求項12】 前記起動手段は、遊技状況の変化の予
    兆を報知するときに、前記表示制御手段を起動させて前
    記背景画像を所定の背景画像に変化させ、前記3次元立
    体音響制御手段を起動させて前記音響出力手段から前記
    所定の背景画像の動きに合わせて聴こえるような前記3
    次元立体音響を出力させ、前記連動制御手段を起動させ
    て前記所定の背景画像に変化させるタイミングと前記3
    次元立体音響を出力させるタイミングとを制御する、請
    求項11に記載のサーバ。
  13. 【請求項13】 少なくとも背景画像とキャラクタ画像
    とを含む動画像を表示する表示画面を有する遊技機を制
    御するためのコンピュータプログラムであって、 前記背景画像の変化に連動して変化する3次元立体音響
    を出力させるための制御プログラムを含むことを特徴と
    する、コンピュータプログラム。
  14. 【請求項14】 表示装置に仮想的な遊技機が表示さ
    れ、遊技者による操作に基づいて前記遊技機による遊技
    が実行される遊技ゲームを制御するためのコンピュータ
    プログラムであって、 前記遊技機に少なくとも背景画像とキャラクタ画像とを
    含む動画像を表示する仮想的な表示画面を備えさせ、前
    記背景画像の変化に連動して変化する3次元立体音響を
    音響出力手段に出力させるための制御プログラムを含む
    ことを特徴とする、コンピュータプログラム。
  15. 【請求項15】 少なくとも背景画像とキャラクタ画像
    とを含む動画像を表示する表示画面を有する遊技機を制
    御するためのコンピュータプログラムであって、 前記背景画像を変化させるための表示制御プログラム
    と、 音響を出力する音響出力手段から3次元立体音響を出力
    させるための3次元立体音響制御プログラムと、 前記背景画像の変化と前記3次元立体音響の変化とを連
    動させるための連動制御プログラムとを含むことを特徴
    とする、コンピュータプログラム。
  16. 【請求項16】 表示装置に仮想的な遊技機が表示さ
    れ、遊技者による操作に基づいて前記遊技機による遊技
    が実行される遊技ゲームを制御するためのコンピュータ
    プログラムであって、 前記遊技機に少なくとも背景画像とキャラクタ画像とを
    含む動画像を表示する仮想的な表示画面を備えさせ、前
    記背景画像を変化させるための表示制御プログラムと、 音響を出力する音響出力手段から3次元立体音響を出力
    させるための3次元立体音響制御プログラムと、 前記背景画像の変化と前記3次元立体音響の変化とを連
    動させるための連動制御プログラムとを含むことを特徴
    とする、コンピュータプログラム。
  17. 【請求項17】 遊技状況の変化の予兆を報知するとき
    に、前記表示制御プログラムが前記背景画像を所定の背
    景画像に変化させ、前記3次元立体音響制御プログラム
    が前記音響出力手段から前記所定の背景画像の動きに合
    わせて聴こえるような前記3次元立体音響を出力させ、
    前記連動制御プログラムが前記所定の背景画像に変化さ
    せるタイミングと前記3次元立体音響を出力させるタイ
    ミングとを制御する、請求項15または16に記載のコ
    ンピュータプログラム。
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