JP2003153591A - 初期化駆動装置 - Google Patents

初期化駆動装置

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JP2003153591A JP2001346053A JP2001346053A JP2003153591A JP 2003153591 A JP2003153591 A JP 2003153591A JP 2001346053 A JP2001346053 A JP 2001346053A JP 2001346053 A JP2001346053 A JP 2001346053A JP 2003153591 A JP2003153591 A JP 2003153591A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被駆動部材の実際の位置と、被駆動部材があ
るべき位置との間の差異を確実にリセットすることがで
きる初期化駆動装置を提供する。 【解決手段】 初期化回転手段、当接検出手段及び回転
終了手段を有する初期化手段が、被駆動部材の実際の位
置と、被駆動部材があるべき位置との差異をリセットす
る初期化動作を、所定のタイミングで行う。判断手段
が、駆動電圧が予め定めた閾値以上であるか否かを判断
する。初期化停止手段が、判断手段により、否と判断さ
れている間、初期化手段による初期化動作を停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、初期化駆動装置
に係わり、特に、車両用指示装置内に備えられた指針駆
動用ステッピングモータの脱調状態をリセットする初期
化駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ステッピングモータを用いた車両
用指示装置として、図5に示すようなものが知られてい
る。同図において、指示装置は、複数のステッピングモ
ータ1と、このステッピングモータ1の回転に各々連動
する複数の指針2と、ステッピングモータ1の回転を制
御するステッピングモータ用駆動装置3(以下、駆動装
置3と略記する)とを備えている。
【0003】上述したステッピングモータ1は、図6に
示すように、各々2つの励磁コイル1a1、1a2と、
NS極が交互に3極づつ着磁され、励磁コイル1a1、
1a2の励磁状態の変化に追従して回転する回転子1b
と、回転子1bの回転を指針2に伝えるギア1cとを備
えている。
【0004】さらに、ステッピングモータ1は、指針2
側のギア1cの裏側に設けられ、回転子1bの回転動作
に連動する被駆動部材としての片1dと、ステッピング
モータ1を収納する図示しない収納ケースに設けられ、
片1dとの当接により、回転子1bの回転を機械的に停
止させるストッパ1eとを備えている。
【0005】なお、片1dがストッパ1eに向かうよう
に、ステッピングモータ1を回転させることを逆回転、
逆回転中の指針2の回転方向を逆回転方向Y1とする。
これに対して、片1dがストッパ1eから離れるよう
に、ステッピングモータ1を回転させることを正回転、
正回転中の指針2の回転方向を正回転方向Y2とする。
また、ストッパ1eは、片1dと当接したとき、指針2
が計測値0を指示するように設けられている。
【0006】上記駆動装置3は、各種センサ(図示せ
ず)が計測した計測値に基づき、指針2の目標位置θ
と、現位置θ′との差である移動量θ−θ′を、角度情
報として算出する。その後、駆動装置3は、算出した角
度情報に応じて、位相が90度異なる2つの駆動パルス
を、ステッピングモータ1内の励磁コイル1a1及び1
a2に対して、それぞれ出力する。この駆動パルスの出
力により、ステッピングモータ1が回転して、指針2
が、差分θ−θ′だけ移動して目標位置θを指示するよ
うになる。
【0007】上記駆動装置3はまた、車載バッテリ4か
ら供給されるバッテリ電圧VBをもとに、駆動電圧Vdを
得る定電圧回路5から電源の供給を受けるとともに、電
源である駆動電圧Vdをもとに、駆動電圧Vdを有する駆
動パルスを生成している。
【0008】上記駆動装置3はまた、キーポジションが
イグニッション(IG)になったときオンするIGスイ
ッチSWを介して、車載バッテリ4に接続されている。
従って、IGスイッチSWがオンすると、駆動装置3に
は、バッテリ電圧VBを抵抗R1及びR2で分圧した分
圧電圧がオン信号Sonとして供給される。駆動装置3
は、このオン信号Sonの供給に応じて、各種センサが計
測した計測値を、指針2が指示するようにステッピング
モータ1を正逆回転させる通常回転処理を行う。
【0009】ところで、上記指示装置は、車両の振動あ
るいは雑音が重畳している車速情報の入力などの原因に
より、指針2が本来移動すべき移動量(=差分θ−
θ′)と、実際の移動量とが異なる脱調を起こしてしま
うことがあった。この脱調が繰り返されると、指針2が
指示する計測値と、各種センサが計測した計測値との間
で差異が生じ、指示装置は正確な指示を行うことができ
なくなってしまう。
【0010】そこで、このような問題を解決するため
に、駆動装置3は、オン信号Sonの供給に応じて、上記
通常回転処理を行う前に、後述する初期化動作を行う。
初期化動作において、駆動装置3は、IGスイッチSW
がオンして、オン信号Sonが供給されると、ステッピン
グモータ1を強制的に逆回転させる。さらに、駆動装置
3は、上記逆回転に応じて、片1dがストッパ1eに向
かって移動した結果、片1dがストッパ1eに当接して
指針2が計測値0を示す目盛上に機械的に停止したこと
を検出すると、ステッピングモータ1の逆回転を終了す
る。以上の初期化動作を行うことにより、指針2が指示
する計測値と、各種センサが計測した計測値との間の差
異をリセットすることができる。
【0011】ところで、上記当接検出は、例えば、回転
子1bの近くに設けた検出コイルに発生する誘導電圧の
有無に基づき行う。すなわち、検出コイルに誘導電圧が
発生したときは、回転子1bが回転中であり、片1dが
ストッパ1eに当接していないと判断することができ
る。一方、検出コイルに誘導電圧が発生していないとき
は、回転子1bが、片1dとストッパ1eとの当接によ
り、機械的に停止されたと判断することができる。な
お、上記検出コイルとしては、無励磁状態に制御された
励磁コイル1a1及び1a2を流用することも考えられ
ている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の指示装置において、キーポジションをイグニッショ
ンにした直後に、スタータにすると、上述した初期化動
作を行っている最中に、スタータ装置によるエンジンの
始動を行われてしまい、以下のような問題が生じる。
【0013】すなわち、スタータ装置によるエンジンの
始動が行われると、バッテリ電圧VBが低下する。この
バッテリ電圧VBの低下が、初期化動作中であり、ステ
ッピングモータ1を逆回転させている最中に生じると、
駆動パルスの電圧である駆動電圧Vdも低下するため、
ステッピングモータ1の回転速度が遅くなる。
【0014】このように、バッテリ電圧VBの低下に起
因して、ステッピングモータ1の回転速度が遅い間は、
当然、励磁コイル1a1及び1a2に生じる誘導電圧も
低くなる。従って、この低い誘導電圧に基づき、上記当
接検出を行うと、駆動装置3は、片1dがストッパ1e
に当接して、ステッピングモータ1の回転が停止してい
ないにも拘わらず、誘導電圧が発生していないと判断し
てしまう。このため、片1dがストッパ1eに当接した
と誤検出して、片1dがストッパ1eに当接する前に、
ステッピングモータ1の逆回転を終了させてしまい、確
実に、指針2が指示する計測値と、各種センサが計測し
た計測値との間の差異をリセットすることができないと
いう問題があった。
【0015】そこで、本発明は、上記のような問題点に
着目し、被駆動部材の実際の位置と、被駆動部材がある
べき位置との間の差異を確実にリセットすることができ
る初期化駆動装置を提供することを課題とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
になされた請求項1記載の発明は、図1の基本構成図に
示すように、車載バッテリから供給されるバッテリ電圧
をもとに得た駆動電圧を有する駆動パルスを、ステッピ
ングモータ1に対して出力して、前記ステッピングモー
タの回転動作に連動する被駆動部材が、ストッパに向か
うように、前記ステッピングモータを逆回転させる初期
化回転手段3a−11、前記ステッピングモータの逆回
転に応じて誘導電圧が生じる検出コイルの両端電圧に基
づき、前記被駆動部材が、前記ストッパに当接したこと
を検出する当接検出手段3a−12及び前記当接検出に
応じて、前記駆動パルスの出力を終了して、前記初期化
回転手段による前記逆回転を終了させる回転終了手段3
a−13を有し、前記被駆動部材の実際の位置と、前記
被駆動部材があるべき位置との差異をリセットする初期
化動作を、所定のタイミングで行う初期化手段3a−1
を備えた初期化駆動装置において、前記駆動電圧が、予
め定めた閾値以上であるか否かを判断する判断手段3a
−2と、前記判断手段により、前記否と判断されている
間、前記初期化手段による初期化動作を停止する初期化
停止手段3a−3とをさらに備えたことを特徴とする初
期化駆動装置に存する。
【0017】請求項1記載の発明によれば、初期化回転
手段、当接検出手段及び回転終了手段を有する初期化手
段が、被駆動部材の実際の位置と、被駆動部材があるべ
き位置との差異をリセットする初期化動作を、所定のタ
イミングで行う。判断手段が、駆動電圧が予め定めた閾
値以上であるか否かを判断する。初期化停止手段が、判
断手段により、否と判断されている間、初期化手段によ
る初期化動作を停止する。
【0018】スタータ装置がエンジンの始動を行うこと
に起因して、バッテリ電圧が低下し、駆動電圧が閾値よ
り小さい間は、ステッピングモータの回転速度が遅くな
り、このとき検出コイルの両端に発生する誘導電圧は低
い。以上のことに着目し、駆動電圧が閾値より小さい
間、初期化手段による初期化動作を停止させることによ
り、ステッピングモータの回転が遅く、低い誘導電圧が
発生しているときの検出コイルの両端電圧に基づき、当
接検出が行われることがない。
【0019】請求項2記載の発明は、請求項1記載の初
期化駆動装置であって、前記判断手段は、前記バッテリ
電圧に基づき、前記判断を行うことを特徴とする初期化
駆動装置に存する。
【0020】請求項2記載の発明によれば、バッテリ電
圧に基づき、駆動電圧が、閾値以上であるか否かの判断
を行う。駆動電圧は、バッテリ電圧をもとに得られるも
のであり、バッテリ電圧に基づいて駆動電圧が、閾値以
上であるか否かの判断を行うことができる。従って、駆
動電圧を直接検出できないときは、バッテリ電圧に基づ
き、駆動電圧が閾値以上であるか否かの判断を行うこと
ができる。
【0021】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の初期化駆動装置であって、前記初期化停止手段は、
前記初期化回転手段による前記ステッピングモータの逆
回転を停止させて、前記初期化動作を停止することを特
徴とする初期化駆動装置に存する。
【0022】請求項3記載の発明によれば、初期化停止
手段が、初期化回転手段によるステッピングモータの逆
回転を停止させて、初期化動作を停止させる。従って、
初期化回転手段による逆回転を停止せず、当接検出手段
による当接検出のみを停止することに比べ、初期化回転
手段による逆回転自体を停止すれば、被駆動部材がスト
ッパに当接しているにも拘わらず、ステッピングモータ
が逆回転し続けるという恐れがなくなる。
【0023】
【発明の実施の形態】第1実施形態 以下、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明す
る。図2は、第1実施形態における初期化駆動装置を組
み込んだ指示装置を示す図である。同図において、図5
について上述した従来の指示装置と同等の部分には同一
符号を付してその詳細な説明を省略する。
【0024】上述した従来と異なる構成は、上記駆動装
置3に、分圧電圧VB′が供給されている点である。こ
の分圧電圧VB′は、バッテリ電圧VBを抵抗R3及びR
4で分圧下電圧であり、バッテリ電圧VBに応じた電圧
である。
【0025】また、上記駆動装置3は、マイクロコンピ
ュータなどから構成され、プログラムに従って各種の処
理を行う中央演算ユニット(CPU)3a、CPU3a
が行う処理プログラムなどを格納した読み出し専用メモ
リであるROM3b、CPU3aでの各種の処理過程で
利用するワークエリア、各種データを格納するデータ格
納エリアなどを有する読出書込自在のメモリであるRA
M3c及び上記分圧電圧VB′をデジタル値に変換する
アナログ/デジタル(A/D)変換器3dなどを備え、
これらがバスラインによって相互接続されている。
【0026】上述した構成の指示装置の動作を、図3の
CPU3aの処理手順を示すフローチャートを参照して
以下説明する。CPU3aは、例えば、図示しないバッ
テリ電源の投入によって動作を開始し、図示しない初期
ステップにおいて、駆動装置3内のRAM3cに形成し
た各種のエリアの初期設定を行う。
【0027】その後、CPU3aは、IGスイッチSW
がオンして、オン信号Sonが供給されると(ステップS
1でY)、判断手段として働き、分圧電圧VB′が所定
電圧V1以上であるか否かを判断する(ステップS
2)。分圧電圧VB′が、所定電圧V1以上でなければ
(ステップS2でN)、CPU3aは、駆動電圧Vdが
予め定めた閾値より小さく、このため、駆動電圧Vdを
有する駆動パルスをステッピングモータ1に供給して
も、ステッピングモータ1の回転に伴って励磁コイル1
a1又は1a2に生じる誘導電圧が、その誘導電圧の有
無が判断できないほど小さくなり、正確に片1dとスト
ッパ1eとの当接検出を行うことができないとして、初
期化停止手段として働き、ステップS2に戻る。
【0028】一方、分圧電圧VB′が所定電圧V1以上
であれば(ステップS2でY)、CPU3aは、駆動電
圧Vdが予め定めた閾値以上であり、このため、駆動電
圧Vdを有する駆動パルスをステッピングモータ1に供
給すれば、ステッピングモータ1の回転に伴って励磁コ
イル1a1又は1a2に生じる誘導電圧が、その誘導電
圧の有無の判断が十分に行えるほど大きく、正確に片1
dとストッパ1eとの当接判検出を行うことができると
して、初期化回転処理を行う(ステップS3)。
【0029】初期化回転処理において、CPU3aは、
初期化回転手段として働き、ステッピングモータ1に対
して駆動電圧Vdを有する駆動パルスを出力し、片1e
がストッパ1fに向かって移動するように、ステッピン
グモータ1を逆回転させる。この初期化回転処理によ
り、指針2は、ゼロ位置に向かうこととなる。
【0030】その後、CPU3aは、当接検出手段とし
て働き、無励磁状態に制御されている励磁コイル1a1
又は1a2の両端に発生する誘導電圧の有無に基づき、
片1eがストッパ1fに当接したことを検出すると(ス
テップS4でY)、次に、回転終了手段として働き、駆
動パルスの出力を終了して、ステッピングモータ1の逆
回転を終了させる回転終了処理を行う(ステップS
5)。
【0031】その後、CPU3aは、通常回転処理を行
う(ステップS6)。通常回転処理とは、各種センサが
計測した計測値に応じた駆動パルスを、各ステッピング
モータ1に出力して、ステッピングモータ1を正逆回転
させることにより、指針2に、計測値を指示させる処理
である。その後、IGスイッチSWがオフとなり、オン
信号Sonの出力が停止されると、CPU3aは、通常回
転処理を終了して、ステップS1に戻る。
【0032】以上の指示装置は、スタータ装置がエンジ
ンの始動を行うことに起因して、バッテリ電圧VBが低
下し、駆動電圧Vdが閾値より小さい間は、ステッピン
グモータ1の回転速度が遅くなり、このとき励磁コイル
1a1及び1a2の両端に発生する誘導電圧は低くなる
ことに着目したものである。すなわち、駆動電圧Vdが
閾値より小さい間、初期化動作を停止させることによ
り、ステッピングモータ1の回転が遅く、低い誘導電圧
が発生している励磁コイル1a1又は1a2の両端電圧
に基づき、当接検出が行われることがない。このため、
片1dがストッパ1eに当接する前に、ステッピングモ
ータ1の逆回転が終了されることがなく、片1dの実際
の位置と、片1dがあるべき位置との間の差異、則ち、
指針2が指示している計測値と、各種センサが計測した
計測値との差異を確実にリセットすることができる
【0033】また以上の指示装置は、初期化回転処理に
よるステッピングモータの逆回転を停止させて、初期化
動作を停止させている。従って、初期化回転処理による
逆回転を停止せず、当接検出のみを停止することに比
べ、初期化回転処理による逆回転自体を停止すれば、片
1dがストッパ1eに当接しているにも拘わらず、ステ
ッピングモータ1が逆回転し続けるという恐れがなくな
る。このため、片1dがストッパ1eに当接したり、当
接の反動で離れたりを繰り返すことがなく、運転者に不
快な思いをさせることがない。
【0034】第2実施形態 次に、本発明の第2実施形態を図面に基づいて説明す
る。図4は、第2実施形態における本発明の初期化駆動
装置を組み込んだ指示装置を示す図である。同図におい
て、図2について上述した第1実施形態の指示装置と同
等の部分には、同一符号を付してその詳細な説明を省略
する。
【0035】上述した第1実施形態と異なる構成は、C
PU3a自体の電源と、駆動パルスの駆動電圧とを別々
の回路から得ている点である。則ち、CPU3aは、上
述した定電圧回路5からの駆動電圧Vd1の供給を受け
て、動作を行う。一方、CPU3aは、駆動用電源回路
6から供給される駆動電圧Vd2をもとに、駆動電圧Vd2
を有する駆動パルスを生成している。
【0036】また、上述した第1実施形態では、駆動装
置3には、バッテリ電圧VBを抵抗R3及びR4で分圧
した分圧電圧VB′が供給されていたが、第2実施形態
では、上記駆動電圧Vd2を抵抗R5及びR6で分圧した
分圧電圧Vd2′が供給されている。
【0037】上述した構成の指示装置は、第1実施形態
の指示装置とほぼ同様の動作を行う。第1実施形態と異
なる点は、図3中のステップS2の動作である。第1実
施形態は、ステップS2において、バッテリ電圧VBの
分圧電圧VB′に基づき、間接的に、駆動パルスの駆動
電圧Vdが閾値以上であるか否かを判断していたが、第
2実施形態では、駆動パルスの駆動電圧Vd2自身の分圧
電圧Vd2′に基づき、直接的に、駆動電圧Vd2が閾値以
上であるか否かを判断する。
【0038】以上のように、駆動電圧Vd2自身の分圧電
圧Vd2′に基づき、直接的に、駆動電圧Vd2が閾値以上
であるかを判断することより、正確に、駆動電圧Vd2が
閾値以上であるか否かを判断することができる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、駆動電圧が閾値より小さい間、初期化手段
による初期化動作を停止させることにより、ステッピン
グモータの回転が遅く、低い誘導電圧が発生していると
きの検出コイルの両端電圧に基づき、当接検出が行われ
ることがないので、被駆動部材がストッパに当接する前
に、ステッピングモータの逆回転が終了されることがな
く、被駆動部材の実際の位置と、被駆動部材があるべき
位置との間の差異を確実にリセットすることができる初
期化駆動装置を得ることができる。
【0040】請求項2記載の発明によれば、駆動電圧を
直接検出できないときは、バッテリ電圧に基づき、駆動
電圧が閾値以上であるか否かの判断を行うことができる
初期化駆動装置を得ることができる。
【0041】請求項3記載の発明によれば、初期化回転
手段による逆回転を停止せず、当接検出手段による当接
検出のみを停止することに比べ、初期化回転手段による
逆回転自体を停止すれば、被駆動部材がストッパに当接
しているにも拘わらず、ステッピングモータが逆回転し
続けるという恐れがなくなるので、被駆動部材がストッ
パに当接したり、当接の反動で離れたりを繰り返すこと
がなく、運転者に不快な思いをさせることがない初期化
駆動装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の初期化駆動装置の基本構成図である。
【図2】第1実施形態における本発明の初期化駆動装置
を組み込んだ指示装置を示す図である。
【図3】図2の指示装置を構成するCPU3aの処理手
順を示すフローチャートである。
【図4】第2実施形態における本発明の初期化駆動装置
を組み込んだ指示装置を示す図である。
【図5】従来のステッピングモータを用いた指示装置の
一例を示す図である。
【図6】ステッピングモータ1の詳細な構成を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 ステッピングモータ 3a−11 初期化回転手段(CPU) 3a−12 当接検出手段(CPU) 3a−13 回転終了手段(CPU) 3a−1 初期化手段(CPU) 3a−2 判断手段(CPU) 3a−3 初期化停止手段(CPU)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車載バッテリから供給されるバッテリ電
    圧をもとに得た駆動電圧を有する駆動パルスを、ステッ
    ピングモータに対して出力して、前記ステッピングモー
    タの回転動作に連動する被駆動部材が、ストッパに向か
    うように、前記ステッピングモータを逆回転させる初期
    化回転手段、前記ステッピングモータの逆回転に応じて
    誘導電圧が生じる検出コイルの両端電圧に基づき、前記
    被駆動部材が、前記ストッパに当接したことを検出する
    当接検出手段及び前記当接検出に応じて、前記駆動パル
    スの出力を終了して、前記初期化回転手段による前記逆
    回転を終了させる回転終了手段を有し、前記被駆動部材
    の実際の位置と、前記被駆動部材があるべき位置との差
    異をリセットする初期化動作を、所定のタイミングで行
    う初期化手段を備えた初期化駆動装置において、 前記駆動電圧が、予め定めた閾値以上であるか否かを判
    断する判断手段と、 前記判断手段により、前記否と判断されている間、前記
    初期化手段による初期化動作を停止する初期化停止手段
    とをさらに備えたことを特徴とする初期化駆動装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の初期化駆動装置であっ
    て、 前記判断手段は、前記バッテリ電圧に基づき、前記判断
    を行うことを特徴とする初期化駆動装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の初期化駆動装置で
    あって、 前記初期化停止手段は、前記初期化回転手段による前記
    ステッピングモータの逆回転を停止させて、前記初期化
    動作を停止することを特徴とする初期化駆動装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011027540A (ja) * 2009-07-24 2011-02-10 Yazaki Corp 車両用メータの初期化駆動装置
JP2012073171A (ja) * 2010-09-29 2012-04-12 Denso Corp 車両用指示計器

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