JP2005114459A - 指示位置補正方法及びその装置、並びに、指示装置 - Google Patents

指示位置補正方法及びその装置、並びに、指示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】目盛りに対する指針の指示位置調整を迅速に終わらせて、指針をより早く通常動作に移行させること。
【解決手段】リセット開始位置記憶手段27に記憶されたリセット動作開始位置情報によって示される、ピン23aとストッパ31との当接により指針17が回転停止した時の指示位置から目盛り15のプラス方向Y2に所定量ずれたリセット動作開始位置へ、命令信号の入力時にプレリセット手段25Aにより指針17を回転させた後に、指針17を回転停止するまで目盛り15のマイナス方向Y1に回転させるリセット動作と、目盛り15上のゼロを指針17が実際に指示する基準指示位置まで目盛り15のプラス方向Y2に指針17を回転させる補正動作とを行わせる。
【選択図】図1

Description

本発明は、目盛り上の計測量に応じた箇所を指示するようにステッパモータにより回転される指針の、該指針の回転に連動して回転する被駆動部材と固定のストッパとが当接して回転停止した時の指示位置と、目盛り上のゼロを指示する基準指示位置とのずれを補正する指示位置補正方法及び装置、並びに、指示装置に関する。
従来、指針をステッパモータにより回転させて文字板上の目盛りのうち計測値に応じた箇所を指示する指示装置として、例えば、車両の速度やエンジンの回転数を指示する指針を有する指示装置が知られている。上記指示装置は、図12に示すように、2つの励磁コイル19a,19b及び、NS極が交互に多極着磁され、励磁コイル19a,19bの励磁状態の変化に追従して回転するマグネットロータ19cを有するステッパモータ19と、マグネットロータ19cの回転駆動に連動する指針17と、マグネットロータ19cの回転駆動を指針17に伝えるギア列21,23と、励磁コイル19a,19bの励磁状態を制御して、マグネットロータ19cを正逆回転させる駆動制御装置41とを備えている。
上記指示装置が例えば車速計に用いられている場合、駆動制御装置41には、車速センサが計測した車速情報に基づき算出した、これから指針17が指示すべき目盛り上の位置である目標位置θと、指針17が現在指示している目盛り上の位置である現位置θ′との差である移動量θ−θ′に相当するマグネットロータ19cの回転角度を示す角度データD1が供給される。そして、駆動制御装置41がこの角度データD1に応じて励磁コイル19a,19bの励磁状態を制御することにより、指針17が差分θ−θ′だけ移動して目標位置を指示するようになる。
ところで、上記指示装置は、車体の振動あるいは雑音が重畳している角度データD1の入力等の原因により、指針17が本来移動すべき移動量(=差分θ−θ′)と、実際の移動量とが異なる脱調を起こしてしまうことがあった。そして、この脱調が繰り返されると、指針17が実際に指示する速度(目盛り上の位置)と、速度センサが計測した速度情報に対応する、指針17が本来指示すべき速度(目盛り上の位置)との間で差異が生じ、指示装置は正確な指示を行うことができなくなってしまう。
そこで、このような問題を解決するために、図13に示すように、指針17が文字板43の目盛り上の0km/hを指示した際に指針17が当接するように、文字板43上にストッパ31を設け、イグニッションオン、オフ又はバッテリを接続するごとに、指針17をストッパ31側に移動させると共に、ストッパ31に当接させて、指針17が目盛り上の0km/hを指示するゼロ位置に強制的に停止させることによって、指針17が指示する速度と、速度センサが計測した速度情報との間の差異をリセットするリセット動作を行っていた(例えば特許文献1)。
しかし、上述したように指示計器の文字板43上にストッパ31を設けると、指示装置の美観が損なわれる。そこで、図12に示すように、文字板(図示せず)の裏側にあるギア列21,23中のギア23に、ギア23と共に回転するピン23aを設けると共に、ピン23aを機械的に停止させるストッパ31を、メータのハウジング内に設け、ピン23aがストッパ31に当接した位置で、指針17が文字板上の0km/hを指示するようにしたものもある。このようにすれば、ストッパ31が表面に現れることなく、指示装置の美観が損なわれることがない(例えば特許文献2)。
ところで、一般にこの種の指針17を用いたメータにおいては、ステッパモータ19のマグネットロータ19c乃至その中心を貫通する指針軸(図示せず)に指針17を打ち込む作業が必要である。この打ち込み作業においては往々にして、指針軸に対する指針17の打ち込み位置が本来の位置から指針軸の回転方向にずれることがある。
そして実際に、指針17が指針軸の回転方向においてずれて打ち込まれた場合、図13を参照して先に説明した、文字板7上にストッパ31を設けるものの場合は、指針17がストッパ31に当接すると、指針軸に対する指針17の打ち込み位置にずれがあるか否かに関係なく、文字板7上の目盛りに対する指針17の指示位置が、目盛り上の0km/hを指示するゼロ位置に矯正されるので、ここでリセット動作を行うことで、指針17が指示する速度と、速度センサが計測した速度情報との間の差異が、間違いなくリセットされる。
しかし、図12に示すように文字板の裏側にあるギア23にピン23aを設けるものでは、指針17の打ち込み位置が指針軸の回転方向においてずれると、ギア23に設けたピン23aに対する指針17の位置が指針軸の回転方向においてずれてしまうことから、ピン23aがストッパ31に当接しても指針17が文字板上の0km/hを指示せず、打ち込みのズレ分だけずれた位置を指示してしまう場合があり、そうなると、指針17が指示する速度と、速度センサが計測した速度情報との間にずれが生じ、正確な指示が行えなくなってしまう。
そこで、本出願人は、図12に示すように文字板の裏側にあるギア23にピン23aを設けるものにおいて、ピン23aがストッパ31に当接した際に指針17が文字板上の0km/h以外の箇所を指示するような位置関係で、指針17が指針軸に対してずれて取り付けられてしまったとしても、ピン23aがストッパ31に当接するようにリセット動作した後に、指針17の指針軸に対する取り付け位置のズレを矯正して、文字板上の0km/hを指示する位置に指針17の指示位置を補正することのできる指示位置補正装置とこれを内蔵した指示装置を、過去に提案している。
但し、ピン23aがストッパ31に当接した際に指針17が文字板上の0km/hよりもプラス方向(目盛り上の指示値が増す方向:図12中右回り方向)にずれた箇所を指示するように、指針軸に対して指針17がずれて打ち込まれてしまうと、ピン23aがストッパ31に当接している以上、指針17をマイナス方向(目盛り上の指示値が減る方向:図12中右回り方向)に回転させることが物理的に不可能で矯正できなくなってしまう。
そこで、上述した本出願人の過去の提案に係る指示位置補正装置やこれを内蔵した指示装置では、指針軸に対する指針17の最大ズレ量を予め想定し、その最大ズレ量だけ指針軸に対して指針17がずれて打ち込まれたとしても、リセット動作によってピン23aがストッパ31に当接した際に指針17が文字板上の0km/hよりも若干マイナス方向にズレた箇所を指示するように、ストッパ31とピン23aとの相対位置を設定している。
そして、文字板上のゼロの目盛りを指針17が指示する位置まで戻すために必要なマグネットロータ19cの回転量をメモリに書き込んでおいて、駆動制御装置45の制御により、ピン23aがストッパ31に当接するまで指針17をマイナス方向に回転させるリセット動作を行った後、メモリに書き込まれた分だけマグネットロータ19cを回転させて、指針17をプラス方向に回転させて文字板上のゼロの目盛りを指示する位置まで戻す補正動作を行うようにしている(以上、特許文献2)。
特開2002−5698号公報 特開2002−139354号公報
ところで、ステッパモータ19により回転させる指針17を複数有する(例えば、速度計、タコメータ、フューエルメータ、水温計等)一般的なコンビネーションメータでは、ギア23を取り付けた後の指針軸に対する指針17の打ち込み位置が、ギア23に設けたピン23aの位置に対して、指針軸の回転方向においてずれてしまうという、上述したようなことが、各メータのそれぞれについて発生する可能性があり、しかも、それぞれのメータについて発生するズレ量も、各々バラバラになる可能性が高い。
そうとすると、画一的に設定したリセット動作時のマイナス方向への指針17の回転量を用いるのでは、指針軸に対する指針17の打ち込み位置のズレ量の大きいメータと小さいメータとの間で、ピン23aがストッパ31に当接するまでに要する回転量(時間)にばらつきが生じ、指針17の打ち込み位置のズレが小さいメータのピン23aがストッパ31に既に当接した後にも、他の、指針17の打ち込み位置のズレが大きいメータのピン23aがストッパ31に当接するまで、次の補正動作に移行できずに待機しなければならなくなってしまう。
このように、ステッパモータ19により回転させる指針17を複数有するコンビネーションメータ等において、各メータのストッパ構造として、図7に示すように文字板の裏側にあるギア23にピン23aを設けてハウジング内のストッパ31に当接させる構成を採用すると、必要的にリセット動作や補正動作を行う際に、各メータの指針17をより迅速に通常動作に移行させるために、単一の指針17についてリセット動作や補正動作を行う場合とは異なる点について、新たな工夫を凝らす必要が生じる。
本発明は前記事情に鑑みなされたもので、本発明の目的は、ステッパモータにより回転させる指針を複数有するコンビネーションメータ等において、各メータのストッパ構造として、文字板の裏側にあるギアに被駆動部材を設けてハウジング内のストッパに当接させる構成を採用した場合であっても、各メータの指針についての指示精度を正確に維持するために必要的に行われるリセット動作や補正動作を、より迅速に実行させて、各メータの指針、ひいては、全メータの指針をより迅速に通常動作に移行させることのできる指示位置補正装置やこれを内蔵した指示装置を提供することにある。
前記目的を達成する請求項1乃至請求項3に記載した本発明は指示位置補正方法に関するものであり、請求項4乃至請求項6に記載した本発明は指示位置補正装置に関するものであり、請求項7に記載した本発明は指示装置に関するものである。
そして、請求項1に記載した本発明の指示位置補正方法は、命令信号の入力に応じて、目盛り上の計測量に応じた箇所を指示するようにステッパモータにより回転される指針を、該指針の回転に連動して回転するピンと固定のストッパとが当接して前記指針が回転停止したことが検出されるリセット位置まで、前記目盛りのマイナス方向に一旦回転させるリセット動作を行った後、予め記憶されている基準指示位置情報によって示される、前記指針が前記目盛り上のゼロを指示する基準指示位置まで、前記目盛りのプラス方向に前記指針を回転させる補正動作を行うに当たり、前記リセット位置から前記目盛りのプラス方向に所定量ずれた前記指針の指示位置であるリセット動作開始位置を示すリセット動作開始位置情報を予め記憶させておき、前記命令信号の入力時に、前記予め記憶させておいた前記リセット動作開始位置情報によって示される前記リセット動作開始位置に前記指針を回転させるプレリセット動作を実行し、前記プレリセット動作の実行後に前記リセット動作を実行するようにしたことを特徴とする。
また、請求項2に記載した本発明の指示位置補正方法は、請求項1に記載した本発明の指示位置補正方法において、前記ステッパモータが、第1及び第2のコイルに互いの位相をずらしたパターンで通電させて、これら第1及び第2のコイルに対向させたマグネットロータを回転させることで、前記指針を回転させるものであり、前記リセット動作における前記指針の回転停止の検出が、前記マグネットロータの回転に伴い前記第1及び第2のコイルのうち非通電状態にあるコイルに発生する誘導電圧の一定レベルを上回る状態から一定レベル以下の状態への変移を検出することにより行われ、前記指針の前記リセット動作開始位置を、前記リセット動作における前記目盛りのマイナス方向への前記指針の回転量が、少なくとも前記マグネットロータの回転に伴い前記一定レベルを上回る前記誘導電圧を前記非通電状態のコイルに発生させるのに足りる回転量となるように設定するようにした。
さらに、請求項3に記載した本発明の指示位置補正方法は、請求項1又は2に記載した本発明の指示位置補正方法において、前記指針が複数存在し、該各指針が個別の前記ステッパモータにより回転され、前記プレリセット動作、前記リセット動作、及び、前記補正動作を、前記各指針毎に独立して個別に実行するようにした。
また、請求項4に記載した本発明の指示位置補正装置は、図1に基本構成図で示すように、命令信号の入力に応じて、目盛り15上の計測量に応じた箇所を指示するようにステッパモータ19により回転される指針17を、該指針17の回転に連動して回転するピン23aと固定のストッパ31とが当接して前記指針17が回転停止したことが検出されるリセット位置まで、前記目盛り15のマイナス方向Y1に一旦回転させるリセット動作を行った後、基準指示位置記憶手段29に予め記憶されている基準指示位置情報によって示される、前記指針17が前記目盛り15上のゼロを指示する基準指示位置まで、前記目盛り15のプラス方向Y2に前記指針17を回転させる補正動作を行う指示位置補正装置Aにおいて、前記リセット位置から前記目盛り15のプラス方向Y2に所定量ずれた前記指針17の指示位置であるリセット動作開始位置を示すリセット動作開始位置情報が予め記憶されるリセット開始位置記憶手段27と、前記命令信号の入力時に、前記リセット開始位置記憶手段27に予め記憶された前記リセット動作開始位置情報によって示される前記リセット動作開始位置に前記指針17を回転させるプレリセット手段25Aとを備え、前記プレリセット手段25Aが前記指針17を前記リセット開始位置に回転させた後に、前記リセット動作を実行することを特徴とする。
さらに、請求項5に記載した本発明の指示位置補正装置は、請求項4に記載した本発明の指示位置補正装置において、前記ステッパモータ19が、第1及び第2のコイル19a,19bに互いの位相をずらしたパターンで通電させて、これら第1及び第2のコイル19a,19bに対向させたマグネットロータ19cを回転させることで、前記指針17を回転させるものであり、前記リセット動作における前記指針17の回転停止の検出が、前記マグネットロータ17cの回転に伴い前記第1及び第2のコイル19a,19bのうち非通電状態にあるコイルに発生する誘導電圧の一定レベルを上回る状態から一定レベル以下の状態への変移を検出することにより行われ、前記リセット開始位置記憶手段27に予め記憶されている前記リセット動作開始位置情報によって示される前記リセット動作開始位置が、前記リセット動作における前記目盛り15のマイナス方向Y1への前記指針17の回転量が、少なくとも前記マグネットロータ19cの回転に伴い前記一定レベルを上回る前記誘導電圧を前記非通電状態のコイルに発生させるのに足りる回転量となるように設定されているものとした。
また、請求項6に記載した本発明の指示位置補正装置は、請求項4又は5に記載した本発明の指示位置補正装置において、前記指針17が複数存在し、該各指針17が個別の前記ステッパモータ19により回転され、前記基準指示位置記憶手段29が前記基準指示位置情報を前記各指針17毎に個別に記憶するように構成されており、前記リセット開始位置記憶手段27が前記リセット動作開始位置情報を前記各指針17毎に個別に記憶するように構成されており、前記プレリセット手段25Aが、前記命令信号の入力時に、前記各指針17毎に独立して個別に、前記リセット開始位置記憶手段27に予め記憶された前記各指針17毎の前記リセット動作開始位置情報によって示される前記リセット動作開始位置に該各指針17を回転させるように構成されており、前記リセット動作及び前記補正動作が前記各指針17毎に独立して個別に実行されるものとした。
さらに、請求項7に記載した本発明の指示装置は、請求項4、5又は6に記載した本発明の指示位置補正装置Aと、命令信号の入力に応じて、目盛り15上の計測量に応じた箇所を指示するようにステッパモータ19により回転される指針17と、前記ステッパモータ19とを備えることを特徴とする。
請求項1に記載した本発明の指示位置補正方法によれば、命令信号が入力されるとまずプレリセット動作が実行されて、命令信号の入力時点で指針がどのような指示位置を指示していても、ピンがストッパに当接して指針が回転停止するリセット位置から目盛りのプラス方向に所定量ずれたリセット動作開始位置に、指針が無条件に回転され、その指示位置からリセット動作と補正動作とが行われることになる。
このため、命令信号の入力時における指針の実際の指示位置からピンのストッパへの当接により回転停止する指示位置まで指針を移動させるために必要なマイナス方向への回転量に対して、リセット動作において想定している指針のマイナス方向への最大回転量が不足して、リセット動作によって指針を回転停止する指示位置まで移動させることができなくなってしまうのを、命令信号の入力時における指針の実際の指示位置に関わらず確実に防ぎ、回転停止する指示位置まで指針を確実に移動させてリセット動作乃至その後の補正動作を迅速に行わせ、より迅速に指針を通常動作に移行させることができる。
また、請求項2に記載した本発明の指示位置補正方法によれば、請求項1に記載した本発明の指示位置補正方法において、互いの位相をずらしたパターンで通電されるステッパモータの第1及び第2のコイルに対向させたマグネットロータの回転に伴って、第1及び第2のコイルのうち非通電状態にあるコイルに発生する、誘導電圧の一定レベルを上回る状態から一定レベル以下の状態への変移の検出によって、指針の回転に連動して回転するピンと固定のストッパとが当接して指針が回転停止したことをリセット動作の際に検出する場合、プレリセット動作によって指針がリセット動作開始位置に位置させられることで、その後のリセット動作において指針が、マグネットロータの回転に伴い一定レベルを上回る誘導電圧を非通電状態のコイルに発生させるのに足りる回転量だけ、少なくとも回転されることになる。
このため、マグネットロータを回転させるための通電が行われる第1及び第2のコイルのうち非通電状態にあるコイルに、指針乃至マグネットロータが回転中であることを検出できるような一定レベルを上回るレベルの誘導電圧が、リセット動作の当初の段階で確実に発生するようにして、この誘導電圧の一定レベルを上回る状態から一定レベル以下の状態への変移の検出による、リセット動作における指針の回転停止の検出を、正確に行えるようにすると共に、誘導電圧が一定のレベルを当初の段階から上回らず指針の回転停止を検出できないためにリセット動作を完了して補正動作に移行することができなくなるのを、防止することができる。
さらに、請求項3に記載した本発明の指示位置補正方法によれば、請求項1又は2に記載した本発明の指示位置補正方法において、指針が複数存在する場合に、自指針のプレリセット動作が完了すれば、他の指針のプレリセット動作が全て完了していなくても、それを待たずに自指針については次のリセット動作が開始されることになり、同様に、自指針のリセット動作が完了すれば、他の指針のリセット動作が全て完了していなくても、それを待たずに自指針については次の補正動作が開始されることになる。
このため、指針が複数存在する場合に、指針の回転が停止する指示位置や基準指示位置に先に到達した指針を、他の指針がそれらの指示位置に到達するのを待たずに次の動作に移行させて、最終的に、基準指示位置に先に到達した指針を未到達の他の指針の到達まで待機させずに迅速に通常動作に移行させることができる。
また、請求項4に記載した本発明の指示位置補正装置によれば、図1に示すように、命令信号が入力されると、リセット開始位置記憶手段27に予め記憶されているリセット動作開始位置情報によって示される、ピン23aがストッパ31に当接して指針17が回転停止するリセット位置から目盛り15のプラス方向に所定量ずれたリセット動作開始位置に、プレリセット手段25Aによって指針17が無条件に回転されて、これにより、命令信号の入力時点で指針17がどのような指示位置を指示していても、一旦リセット動作開始位置に無条件に指針17が回転されてから、リセット動作と補正動作とが行われることになる。
このため、命令信号の入力時における指針17の実際の指示位置からピン23aのストッパ31への当接により回転停止する指示位置まで指針17を移動させるために必要なマイナス方向Y1への回転量に対して、リセット動作において想定している指針17のマイナス方向Y1への最大回転量が不足して、リセット動作によって指針17を回転停止する指示位置まで移動させることができなくなってしまうのを、命令信号の入力時における指針17の実際の指示位置に関わらず確実に防ぎ、回転停止する指示位置まで指針17を確実に移動させてリセット動作乃至その後の補正動作を迅速に行わせ、より迅速に指針17を通常動作に移行させることができる。
さらに、請求項5に記載した本発明の指示位置補正装置によれば、請求項4に記載した本発明の指示位置補正装置において、互いの位相をずらしたパターンで通電されるステッパモータ19の第1及び第2のコイル19a,19bに対向させたマグネットロータ19cの回転に伴って、第1及び第2のコイル19a,19bのうち非通電状態にあるコイルに発生する、誘導電圧の一定レベルを上回る状態から一定レベル以下の状態への変移の検出によって、指針17の回転に連動して回転するピン23aと固定のストッパ31とが当接して指針17が回転停止したことをリセット動作の際に検出する場合、プレリセット手段25Aによって指針17がリセット動作開始位置に位置させられることで、その後のリセット動作において指針17が、マグネットロータ19cの回転に伴い一定レベルを上回る誘導電圧を非通電状態のコイルに発生させるのに足りる回転量だけ、少なくとも回転されることになる。
このため、マグネットロータ19cを回転させるための通電が行われる第1及び第2のコイル19a,19bのうち非通電状態にあるコイルに、指針17乃至マグネットロータ19cが回転中であることを検出できるような一定レベルを上回るレベルの誘導電圧が、リセット動作の当初の段階で確実に発生するようにして、この誘導電圧の一定レベルを上回る状態から一定レベル以下の状態への変移の検出による、リセット動作における指針17の回転停止の検出を、正確に行えるようにすると共に、誘導電圧が一定のレベルを当初の段階から上回らず指針17の回転停止を検出できないためにリセット動作を完了して補正動作に移行することができなくなるのを、防止することができる。
また、請求項6に記載した本発明の指示位置補正装置によれば、請求項4又は5に記載した本発明の指示位置補正装置において、指針17が複数存在する場合に、自指針17がプレリセット手段25Aによってリセット動作開始位置に位置させられたならば、他の指針17が全てプレリセット手段25Aによってリセット動作開始位置に位置されていなくても、それを待たずに自指針17のリセット動作が開始されることになり、同様に、自指針17のリセット動作が完了すれば、他の指針17のリセット動作が全て完了していなくても、それを待たずに自指針17の補正動作が開始されることになる。
このため、指針17が複数存在する場合に、指針17の回転が停止する指示位置や基準指示位置に先に到達した指針を、他の指針17がそれらの指示位置に到達するのを待たずに次の動作に移行させて、最終的に、基準指示位置に先に到達した指針17を未到達の他の指針17の到達まで待機させずに迅速に通常動作に移行させることができる。
尚、請求項4、5又は6に記載した本発明の指示位置補正装置Aと、命令信号の入力時に一旦プレリセット動作開始位置に回転されてからリセット動作と補正動作とが行われる指針17と、この指針17を回転させるステッパモータ19とで構成される、請求項7に記載された本発明の指示装置によれば、請求項4、5又は6に記載した本発明の指示位置補正装置Aによって得られる効果を有した指示装置を得ることができる。
以下、本発明による指示位置補正方法及びその装置を適用した指示装置の実施形態を、図面を参照して説明する。
図2は本発明の一実施形態に係る指示装置が組み込まれた車両用表示装置の正面図で、本実施形態の車両用表示装置は、図2中引用符号1で示す文字板上に、速度計3、エンジン回転計5、燃料計7、並びに、ラジエータ水温計9、オドトリップ切替式の液晶表示器11、及び、押しボタン式のオドトリップ切換用スイッチ(以下、「O/Tスイッチ」という)13等を有している。
そして、速度センサ、エンジン回転数センサ、残燃料センサ、温度センサ(いずれも図示せず)による計測値に応じて、文字板1に設けられた速度計3、エンジン回転計5、燃料計7、ラジエータ水温計9の目盛り15上の対応する目盛り箇所を指示する指針17の駆動に、図3の説明図にその概略構成を一部ブロックで示す、本発明の一実施形態に係る指示装置が用いられる。
そして、図3に示す本実施形態の指示装置は、速度計3、エンジン回転計5、燃料計7、並びに、ラジエータ水温計9毎に個別に設けられた指示ユニットB及びドライブユニットCと、速度計3、エンジン回転計5、燃料計7、並びに、ラジエータ水温計9の全てに共用で設けられたマイクロコンピュータ(以下、μCOMという)25及び不揮発性メモリ(NVM)27,29を有している。
前記指示ユニットBは、前記指針17、この指針17を回転駆動させるステッパモータ19、及び、ステッパモータ19の動力を減速して指針17に伝達するギア列21,23からなり、前記ドライブユニットCは、ステッパモータ19のドライブ回路及び回転状態検出回路等からなるものである。
前記μCOM25は、ドライブユニットCを介してステッパモータ19の駆動を制御するもので、NVM27,29には、μCOM25によるステッパモータ19の駆動制御に必要な情報、データが書き換え可能に格納されており、μCOM25によるステッパモータ19の駆動制御は、速度計3、エンジン回転計5、燃料計7、並びに、ラジエータ水温計9毎に個別に行われる。
速度計3、エンジン回転計5、燃料計7、並びに、ラジエータ水温計9用の各ステッパモータ19は、2つの励磁コイル19a,19b(第1,第2のコイルに相当)と、これら励磁コイル19a,19bに対向して配置されたマグネットロータ19cとをそれぞれ有しており、本実施形態では、マグネットロータ19cはN,Sが3極ずつ交互に配置されるように多極着磁されている。
また、ギア列21,23中の、ギア23の裏面の回転中心から変位した箇所には、ピン23aが突設されており、このピン23aは、車両用表示装置のハウジング側から突設された固定のストッパ31(速度計3、エンジン回転計5、燃料計7、並びに、ラジエータ水温計9用のものが個別に突設されている)と係合可能に構成されている。
尚、以後の説明においては、目盛り15上の指示値が減る方向(図2中左回り方向)への指針17の回転を、マイナス方向Y1への回転といい、目盛り15上の指示値が増す方向(図2中右回り方向)への指針17の回転を、プラス方向Y2への回転ということがある。
また、マグネットロータ19cは指針17と同じ方向に回転することから、上記のマイナス方向Y1及びプラス方向Y2は、マグネットロータ19cの回転方向を示す言葉としても、以後の説明において使用することがある。
ところで、指針17は、ピン23aがストッパ31に当接したときに目盛り15上のゼロ(速度計3の0Km/h、エンジン回転計5の0rpm、燃料計7のE:empty、ラジエータ水温計9のC:cool)を指示するように本来取り付けられる(不図示の指針軸に打ち込まれる)ところであるが、実際には何らかの誤差が生じてしまう。
そこで、本実施形態では、指針17の取付位置誤差を制御にて解消できるようにするために、ピン23aがストッパ31に当接したときに指針17が指示する位置の目標を、想定される最大取付位置誤差量よりも若干大きめの回転量分(例えば、指針17の回転角度で1〜2度)だけ、ゼロよりもマイナス方向Y1にずれた箇所として、指針17を本来の位置よりも意図的にマイナス方向Y1側にずらして取り付けるようにしている。
このように意図的にマイナス方向Y1側にずらして指針17を取り付けても、上記のような取付位置誤差は当然発生するが、その最大量よりも、目盛り15上のゼロに対する取付目標位置のズレ量が大きいことから、取付位置誤差が加味されても、ピン23aがストッパ31に当接したときに指針17が指示する位置は、少なくともゼロ及びそれよりもプラス方向Y2にずれた位置になることはない。
このようにして組み付けられた指針17は、ステッパモータ19の励磁コイル19a,19bの励磁状態を一定のパターンで変化させていくことで、プラス方向Y2やマイナス方向Y1に回転されるが、ここで、励磁コイル19a,19bの励磁状態とマグネットロータ19cの回転との関係を、図4の説明図を参照して以下説明する。
尚、図4を参照して行う以下の説明において、「励磁ステップ」の後に続く「1」〜「8」の数字は、図4中では全て丸付き数字で示されている。
まず、励磁ステップ1に定められた励磁状態、すなわち励磁コイル19aのa側がS極に、励磁コイル19bが無励磁状態となるように制御すると、励磁コイル19aのa側にマグネットロータ19cのN極が吸引されて安定する。
次に、励磁ステップ2に進んで、励磁コイル19aのa側と励磁コイル19bのb側とが共に同じ磁力でS極になるように制御すると、マグネットロータ19cは励磁ステップ1の時の位置からプラス方向Y2に15度回転した位置で安定する。
以下、励磁コイル19aのa側、励磁コイル19bのb側をそれぞれ、無励磁状態、S極(励磁ステップ3)→N極、S極(励磁ステップ4)→N極、無励磁状態(励磁ステップ5)→N極、N極(励磁ステップ6)→無励磁状態、N極(励磁ステップ7)→S極、N極(励磁ステップ8)となるように制御すると、マグネットロータ19cは励磁状態の変化に追従して15度づつプラス方向Y2に回転し、励磁ステップ8から、再び励磁ステップ1に規定された励磁状態に制御すると、マグネットロータ19cはまた15度プラス方向Y2に回転して安定する。
尚、励磁コイル19a及び19bが両者とも磁化される励磁ステップ2,4,6,8においては、両励磁コイル19a,19bの磁力が等しくなるように制御されている。
したがって、それぞれ異なる複数の励磁ステップ1→2→…8から構成される励磁パターンで繰り返し励磁コイル19a,19bの励磁状態を制御することによって、マグネットロータ19cが1ステップ毎に15度づつプラス方向Y2に回転し、これに伴って、指針17もプラス方向Y2に、ギア列21,23の減速比に応じた回転角度でプラス方向Y2に回転することとなる。
ここでは、8つの励磁ステップから構成される励磁パターンに従って、励磁コイル19a,19bの励磁状態を制御することにより、1ステップごとにマグネットロータ19cを15度づつプラス方向Y2に回転させている例について説明したが、各励磁ステップ1〜8の間に中間的な励磁ステップをそれぞれ挿入するようにしてもよい。
そのようにする場合には、例えば、励磁ステップ7と励磁ステップ8との間であれば、励磁コイル19aのa側がS極、励磁コイル19bのb側がN極となり、励磁コイル19aの磁力が励磁コイル19bの1/√2となるような励磁状態を規定する励磁ステップ7′(図示せず)を挿入することになる。
このようにすれば、励磁コイル19aのa側がマグネットロータ19cのN極を吸引する力が、励磁コイル19bのb側がマグネットロータ19cのS極を吸引する力より小さくなるため、マグネットロータ19cは励磁ステップ7の位置から7.5度プラス方向Y2に回転した位置(励磁ステップ8の位置から7.5度マイナス方向Y1に回転した位置)で、上述した吸引力がつり合い安定する。
したがって、他の各励磁ステップ1〜8の間にも上記の励磁ステップ7´のような中間的な励磁ステップを挿入して、16の励磁ステップから構成される励磁パターンで励磁コイル19a,19bの励磁状態を制御すれば、マグネットロータ19cを1ステップごとに7.5度づつプラス方向Y2に回転させることができる。
つまり、マグネットロータ19cの1ステップ毎の回転角度は、励磁パターンを構成する励磁ステップ数によって設定することができる。
また、マグネットロータ19cをマイナス方向Y1に回転させるには、励磁コイル19a,19bの励磁状態を励磁ステップ8→7…→1というように上記励磁パターンと逆の逆励磁パターンで制御すればよく、この場合にも、上記した励磁ステップ7´のような中間的な励磁ステップを各励磁ステップ1〜8の間に挿入すれば、7.5度ずつマイナス方向Y1にマグネットロータ19cを回転させるようにすることもできる。
ちなみに、上記した励磁ステップ1〜8において各励磁コイル19a,19bに入力される励磁パルスのパターンを図5に示す。
尚、図5中においても図4中と同様に、励磁ステップ数を示す「1」〜「8」の数字は全て丸付き数字で示されている。
以上に説明した励磁コイル19a,19bの励磁状態の変化によってプラス方向Y2やマイナス方向Y1に回転される指針17は、後述するリセット動作の際に、ギア23のピン23aがハウジング側のストッパ31に当接するまでマイナス方向Y1側に回転されるが、この場合の、ストッパ31に対するピン23aの当接に伴う指針17の回転停止を検出するための原理は、おおよそ次の通りである。
まず、ピン23aをストッパ31に当接させるために指針17乃至マグネットロータ19cをマイナス方向Y1に回転させた場合、マグネットロータ19cの回転中には、無励磁状態にある励磁コイル19a,19bに誘導電圧が発生するが、マグネットロータ19cが停止していると、無励磁状態にある励磁コイル19a,19bには誘導電圧が発生しない。
そこで、図5に示すように、励磁コイル19a,19bのどちらかが無励磁状態となる励磁ステップ1,3,5,7では、無励磁状態の励磁コイル19a,19bの両端電圧を検出する。
そして、検出した両端電圧が図6(a)に示すような波形で、その波形形状から一定レベルを上回るレベルの誘導電圧の発生が認められれば、ピン23aはストッパ31に当接しておらず、指針17乃至マグネットロータ19cは未だ回転中と認識することができる。
一方、検出した両端電圧が図6(b)に示すような波形で、その波形形状からは誘導電圧の発生が全く又は殆ど認められなければ(一定レベル以下のレベルの誘導電圧の発生しか認められなければ)、ピン23aがストッパ31に当接していて、指針17乃至マグネットロータ19cの回転が停止していると認識することができる。
同じく、図5に示すように、両方の励磁コイル19a,19bとも無励磁状態にない励磁ステップ2,4,6,8では、励磁パルスのオフ期間中に励磁コイル19a,19bのどちらか又は両方の両端電圧を検出する。
そして、検出した両端電圧が図7(a)に示すような波形で、その波形形状から一定レベルを上回るレベルの誘導電圧の発生が認められれば、ピン23aはストッパ31に当接しておらず、指針17乃至マグネットロータ19cは未だ回転中と認識することができる。
一方、検出した両端電圧が図7(b)に示すような波形で、その波形形状からは誘導電圧の発生が全く又は殆ど認められなければ(一定レベル以下のレベルの誘導電圧の発生しか認められなければ)、ピン23aがストッパ31に当接していて、指針17乃至マグネットロータ19cの回転が停止していると認識することができる。
話を指示装置の構成に戻して、本実施形態の指示装置におけるμCOM25は、図3に示すように、プログラムに従って各種の処理を行う中央演算ユニット(CPU)25aと、CPU25aが行う処理プログラムなどを格納した読出専用メモリであるROM25bと、CPU25aでの各種の処理過程で利用するワークエリア、各種データを格納するデータ格納エリアなどを有する読出書込自在のメモリであるRAM25c等を内蔵し、これらが図示しないバスラインによって相互接続されている。
速度計3、エンジン回転計5、燃料計7、並びに、ラジエータ水温計9毎に設けられる前記各ドライブユニットCは、図8の回路図に一部ブロックで示すように、励磁コイル19aの両端とμCOM25との接続線上に各々設けられたスイッチSW1,SW2と、励磁コイル19bの両端とμCOM25との接続線上に各々設けられたスイッチSW3,SW4とを備えている。
これらスイッチSW1〜SW4の制御端子(図示せず)は、μCOM25に各々接続されており、各スイッチSW1〜SW4は、μCOM25から上記制御端子にオープン信号Sop1 〜Sop4 が各々供給されると開放状態となる。
そして、前記スイッチSW1が開放されると励磁コイル19aのa側が開放され,SW2が開放されると励磁コイル19aのb側が開放されると共に、前記スイッチSW3が開放されると励磁コイル19bのa側が開放され,SW4が開放されると励磁コイル19bのb側が開放される。
また、各ドライブユニットCは、励磁コイル19aのa側に発生する電圧V1及びb側に発生する電圧V2と、励磁コイル19bのa側に発生する電圧V3及びb側に発生する電圧V4と、スイッチSW1,SW2のオープン信号Sop1 ,Sop2 のOR出力と、スイッチSW3,SW4のオープン信号Sop3 ,Sop4 のOR出力とが入力される当接検出回路33を備えている。
この当接検出回路33は、スイッチSW1,SW2のオープン信号Sop1 ,Sop2 のOR出力により、スイッチSW1及びスイッチSW2のうち少なくとも一方が開放されていることが判別されている間の、一端又は両端が開放されているはずの励磁コイル19aに発生する電圧V1及び電圧V2を、所定の閾値と比較する等して、図5乃至図7を参照して先に説明した原理により、ギア23のピン23aがストッパ31に当接してマグネットロータ19cの回転が機械的に停止したことを検出する。
また、当接検出回路33は、スイッチSW3,SW4のオープン信号Sop3 ,Sop4 のOR出力により、スイッチSW3及びスイッチSW4のうち少なくとも一方が開放されていることが判別されている間の、一端又は両端が開放されているはずの励磁コイル19bに発生する電圧V3及び電圧V4を、所定の閾値と比較する等して、図5乃至図7を参照して先に説明した原理により、ギア23のピン23aがストッパ31に当接してマグネットロータ19cの回転が機械的に停止したことを検出する。
尚、当接検出回路33は、上記のようにしてマグネットロータ19cの回転が機械的に停止したことを検出したならば、Hレベルの検出信号SdをμCOM25に対して出力するように構成されており、このような当接検出回路33は、コンパレータや論理回路等の組み合わせにより構成することができる。
前記μCOM25は、不図示の速度センサ、エンジン回転数センサ、残燃料センサ、温度センサによる計測値に応じて、速度計3、エンジン回転計5、燃料計7、ラジエータ水温計9の目盛り15上の対応する目盛り箇所を指示するように指針17を駆動する通常動作中に、図3に示すように、各センサから取り込まれる信号D1〜D4により一定の周期毎に割り出される各センサの計測値に基づいて、対応する各指針17の指示位置である目標位置θと、各指針17の現位置θ´との差である移動量θ−θ′を算出する。
そして、μCOM25は、算出した指針17の移動量θ−θ′に相当する角度(ステップ数)だけマグネットロータ19cを回転させるための、励磁コイル19a,19bの励磁パターンを生成し、その励磁パターンに応じた励磁パルスを、対応するステッパモータ19の励磁コイル19a,19bに個別に出力する。
このようにして、通常動作中にμCOM25は、出力した励磁パルスにより各ステッパモータ19の励磁コイル19a,19bの励磁状態を、上記の励磁ステップ1〜8のうち相応のステップから順次変化するように制御することで、対応するセンサからの信号D1〜D4の変化量に応じた移動量θ−θ′だけ、各指針17をプラス方向Y2又はマイナス方向Y1に回転移動させて、各指針17が対応するセンサの計測値に応じた目標位置θを各々指示するように制御する。
尚、現在の各指針17の計算上の指示位置は、上記の励磁パルスの出力内容に基づいて求められる、例えば、ステッパモータ19のステップ数の形態で、μCOM25によって常時把握される。
ところで、μCOM25により把握される現在の各指針17の計算上の指示位置は、ステッパモータ19の脱調等により、実際の指針17の指示位置との間にずれが生じる場合があり、実際に両者にずれが生じると、イグニッションスイッチのオフ時に目盛り15上のゼロを指示する位置に戻されるはずの、速度計3、エンジン回転計5、燃料計7、並びに、ラジエータ水温計9の各指針17が、目盛り15上のゼロを指示する位置に戻されないケースが発生する。
そして、そのようなケースが起こると、オフ時に戻した指針17の位置を目盛り15上のゼロを指示する位置として認識したままのμCOM25が、イグニッションスイッチをオンした以降に、各センサの計測値に応じた位置への各指針17の回転を行うことになり、そうすると、μCOM25により把握されている現在の各指針17の計算上の指示位置と実際の指針17の指示位置との間にずれが生じたままとなるので、速度計3、エンジン回転計5、燃料計7、並びに、ラジエータ水温計9が正確な値を表示できなくなってしまう。
そこで、本実施形態の車両用表示装置に組み込まれた指示装置では、イグニッションスイッチのオン時に、ギア23のピン23aがストッパ31に当接して指針17乃至マグネットロータ19cの回転が停止するまで、指針17をマイナス方向Y1に回転移動させるリセット動作と、指針17をプラス方向Y2に回転移動させて目盛り15上のゼロを指示する基準指示位置に指針17を実際に位置させる補正動作とを、μCOM25の制御により各指針17について行うようにしている。
このリセット動作及び補正動作をイグニッションスイッチのオン時に行うことで、それ以前に、μCOM25により把握されている各指針17の計算上の指示位置と実際の指針17の指示位置との間に、ステッパモータ19の脱調等によってずれが生じていても、これをリセットすることができる。
そして、本実施形態の車両用表示装置に組み込まれた指示装置では、上述したリセット動作を、図5乃至図7を参照して先に説明した原理により、ギア23のピン23aがストッパ31に当接してマグネットロータ19cの回転が機械的に停止したことを当接検出回路33によって検出することで行うようにしている。
また、上述した補正動作を可能とするために、本実施形態の車両用表示装置に組み込まれた指示装置では、指針17が目盛り15上のゼロを指示する基準指示位置に位置している時の回転位置にマグネットロータ19cを位置させるための、第1及び第2のコイル19a,19bの励磁パターン(図4を参照して説明した1〜8の何れかの励磁ステップ)を、指針17の基準指示位置を示す基準指示位置情報として、前記NVM29(基準指示位置記憶手段に相当)に予め各指針17毎に記憶させておくようにしている。
尚、各指針17毎の基準指示位置情報である第1及び第2のコイル19a,19bの励磁パターンは、ギア23の中心を貫通する指針軸(図示せず)に指針17を打ち込み(取り付け)した後、車両用表示装置の出荷をする前の時点で決定され、NVM29に書き込まれる。
そして、基準指示位置情報としての各指針17毎の励磁パターンの内容は、目盛り15上のゼロを指示する基準指示位置に指針17を実際に位置させて、その時の回転位置にマグネットロータ19cを位置させるための第1及び第2のコイル19a,19bの励磁パターンを割り出すことによって決定される。
ちなみに、各指針17毎にNVM29に予め記憶させておく第1及び第2のコイル19a,19bの励磁パターンは、マグネットロータ19cの電気的1サイクル中における特定の回転位置を定義するものであり、例えば、目盛り15上のゼロを指示する基準指示位置よりもマグネットロータ19cの電気的1サイクル分だけプラス方向Y2に回転移動した位置に指針17を位置させるための、第1及び第2のコイル19a,19bの励磁パターンとも一致するので、この励磁パターンは指針17の絶対位置を示すものとは言えない。
しかし、ピン23aがストッパ31に当接してマグネットロータ19cが回転停止した位置から、指針17が目盛り15上のゼロを指示する基準指示位置までの、補正動作における各指針17の回転量は、せいぜいマグネットロータ19cの電気的1サイクル分よりも十分に小さい量でしかない。
よって、目盛り15上のゼロを指示する基準指示位置に指針17が位置している時の回転位置にマグネットロータ19cを位置させるための、NVM29に予め記憶させておく第1及び第2のコイル19a,19bの励磁パターンは、マグネットロータ19cの電気的1サイクル中における特定の回転位置を定義するものであっても何ら問題ない。
また、前記NVM27(リセット開始位置記憶手段に相当)には、イグニッションスイッチのオン時に上述したリセット動作に先立って行われるプリリセット動作において、後述するμCOM25の制御により回転移動される指針17の回転移動目標位置である、リセット動作開始位置を示すステップ値を、リセット動作開始位置情報として各指針17毎に個別に予め記憶させておくようにしている。
尚、各指針17毎のリセット動作開始位置情報であるステップ値は、各指針17毎の基準指示位置情報としてNVM29に予め記憶させておく第1及び第2のコイル19a,19bの励磁パターンと同じく、ギア23の中心を貫通する指針軸(図示せず)に指針17を打ち込み(取り付け)した後、車両用表示装置の出荷をする前の時点で決定され、NVM27に書き込まれる。
そして、リセット動作開始位置情報としての各指針17毎のステップ値の内容は、ギア23のピン23aをストッパ31に当接させて指針17乃至マグネットロータ19cの回転を停止させ、その位置から目盛り15のプラス方向Y2に指針17乃至マグネットロータ19cを所定量回転させて、その時のステッパモータ19のステップ数を割り出すことによって決定される。
次に、ROM25bに格納されたプログラムに従いCPU25aが、速度計3、エンジン回転計5、燃料計7、並びに、ラジエータ水温計9用の各ステッパモータ19毎に個別に行う駆動処理を、図9乃至図11のフローチャートを参照して説明する。
まず、図9に示すように、不図示のバッテリからの電力供給の開始によって起動して動作を開始し、図示しない最初のステップにおいて、μCOM25内のRAM25cに形成した各種のエリアの初期設定や、速度計3、エンジン回転計5、燃料計7、並びに、ラジエータ水温計9用の各指針17を、μCOM25の把握している計算上の指針17の指示位置が、目盛り15上のゼロを指示する基準指示位置となるように、各指針17乃至ステッパモータ19の初期化を行ってから、最初のステップS1に進む。
そして、ステップS1において、まず、イグニッションのオンに伴うオン信号Sonの入力が開始されるまで待機し(ステップS1でN)、入力が開始されたならば(ステップS1でY)、その時点でO/Tスイッチ13が同時にオンしているか否かを判断し(ステップS3)、オンしていない場合は(ステップS3でN)、後述するステップS65に進み、オンしている場合は(ステップS3でY)、ギア23の中心を貫通する指針軸(図示せず)に指針17を打ち込み(取り付け)した後、車両用表示装置の出荷をする前に行う、NVM29への基準指示位置情報の書き込みモードに入り、液晶表示器11に、速度計3を示す“1”を点滅表示させる(ステップS5)。
この後、O/Tスイッチ13を短押しすると(ステップS7,11,15,19でY)、液晶表示器11の点滅表示を、エンジン回転計5を示す“2”、燃料計7を示す“3”、ラジエータ水温計9を示す“4”、速度計3を示す“1”へと順次変化させる(ステップS9,13,17,5)。
また、液晶表示器11に“1”が点滅表示されている状態で(ステップS5)、O/Tスイッチ13を長押しすると(ステップS7でN、ステップS21でY)、NVM29に指針17の基準指示位置情報を書き込む対象の計器として速度計3が選択され、その旨を示す速度計フラグF1がオンされると共に、液晶表示器11の“1”の点滅表示が点灯表示に変更される(ステップS23)。
同様に、液晶表示器11に“2”が点滅表示されている状態で(ステップS9)、O/Tスイッチ13を長押しすると(ステップS11でN、ステップS25でY)、NVM29に指針17の基準指示位置情報を書き込む対象の計器としてエンジン回転計5が選択され、その旨を示すエンジン回転計フラグF2がオンされると共に、液晶表示器11の“2”の点滅表示が点灯表示に変更される(ステップS27)。
また、液晶表示器11に“3”が点滅表示されている状態で(ステップS13)、O/Tスイッチ13を長押しすると(ステップS15でN、ステップS29でY)、NVM29に指針17の基準指示位置情報を書き込む対象の計器として燃料計7が選択され、その旨を示す燃料計フラグF3がオンされると共に、液晶表示器11の“3”の点滅表示が点灯表示に変更される(ステップS31)。
同様に、液晶表示器11に“4”が点滅表示されている状態で(ステップS17)、O/Tスイッチ13を長押しすると(ステップS19でN、ステップS33でY)、NVM29に指針17の基準指示位置情報を書き込む対象の計器としてラジエータ水温計9が選択され、その旨を示すラジエータ水温計フラグF4がオンされると共に、液晶表示器11の“4”の点滅表示が点灯表示に変更される(ステップS35)。
フラグのオンと点灯表示への変更が済んだならば(ステップS23,27,31,35)、速度計3、エンジン回転計5、燃料計7、並びに、ラジエータ水温計9のうち、NVM29に指針17の基準指示位置情報を書き込む対象として選択された計器の指針17を、現在の初期化された指示位置、即ち、μCOM25が基準指示位置に位置させていると計算上認識している現在の指示位置から、実際に指針17が基準指示位置を指示するようになる指示位置まで回転させるために、以下の動作を行う。
具体的には、図10に示すように、指針17の指示位置が基準指示位置よりもマイナス方向Y1側にずれている場合は、O/Tスイッチ13を短押しして(ステップS37でY)、プラス方向Y2を示す“F”を液晶表示器11に点滅表示させ(ステップS39)、続いて、O/Tスイッチ13を短押しして(ステップS41でY)、指針17の回転方向をプラス方向Y2に設定し、液晶表示器11の“F”の表示を、指針17の回転方向がプラス方向Y2に設定された旨を示す点灯表示に変更させると共に、ステッパモータ19の1ステップ分、指針17をプラス方向Y2に回転させる(ステップS43)。
指針17の指示位置がまだ目盛り15上のゼロを指示する基準指示位置よりもマイナス方向Y1側にずれていれば、O/Tスイッチ13を再度短押しして(ステップS45でN、ステップS41でY)、ステッパモータ19の1ステップ分、指針17をプラス方向Y2に回転させる(ステップS43)。
また、指針17の指示位置が基準指示位置よりもプラス方向Y2側にずれている場合は、O/Tスイッチ13を長押しして(ステップS37でN、ステップS47でY)、マイナス方向Y1を示す“R”を液晶表示器11に点滅表示させ(ステップS49)、続いて、O/Tスイッチ13を短押しして(ステップS51でY)、指針17の回転方向をマイナス方向Y1に設定し、液晶表示器11の“R”の表示を、指針17の回転方向がマイナス方向Y1に設定された旨を示す点灯表示に変更させると共に、ステッパモータ19の1ステップ分、指針17をマイナス方向Y1に回転させる(ステップS53)。
指針17の指示位置がまだ目盛り15上のゼロを指示する基準指示位置よりもプラス方向Y2側にずれていれば、O/Tスイッチ13を再度短押しして(ステップS57でN、ステップS51でY)、ステッパモータ19の1ステップ分、指針17をマイナス方向Y1に回転させる(ステップS53)。
そして、指針17の指示位置が基準指示位置になったならば、O/Tスイッチ13を長押しして(ステップS45でY又はステップS55でY)、現在の第1及び第2のコイル19a,19bの励磁パターンを基準指示位置情報としてNVM29に書き込ませ(ステップS57)、イグニッションスイッチのオフに伴うオン信号Sonの入力停止を待って(ステップS59でY)、動作を終了する。
尚、図9及び図10のフローチャート上には記載していないが、車両用表示装置の出荷をする前に行うNVM27へのリセット動作開始位置情報の書き込みも、おおよそ、ステップS5乃至ステップS59と同様の処理によって実行することができる。
但し、その場合は、O/Tスイッチ13の操作による指針17の指示位置の合わせ先を、基準指示位置ではなく、ギア23のピン23aがストッパ31に当接して指針17乃至マグネットロータ19cの回転が停止する位置とし、また、O/Tスイッチ13の操作により指針17を目盛り15のマイナス方向Y1やプラス方向Y2に1ステップ分回転させる毎に、μCOM25によって認識されている計算上の指針17の指示位置、つまり、ステッパモータ19のステップ数を示す、RAM25c内の補正量カウンタのカウント値Kを、「1」デクリメント(マイナス方向Y1の場合)又は「1」インクリメント(プラス方向Y2の場合)させる。
そして、ピン23aがストッパ31に当接して指針17乃至マグネットロータ19cの回転が停止する位置に指針17が回転移動したならば、現時点における補正量カウンタのカウント値Kに所定値を加えた(インクリメントした)値を、指針17乃至マグネットロータ19cを回転停止位置からプラス方向Y2に所定量回転させた場合の指針17の指示位置、つまり、ステッパモータ19のステップ数に相当するカウント値Kとして割り出し、その割り出したカウント値Kを、リセット動作開始位置情報としてNVM27に書き込ませ、イグニッションスイッチのオフに伴うオン信号Sonの入力停止を待って、書き込み動作を終了するようにすればよい。
再びフローチャートの説明に戻って、イグニッションスイッチのオンに伴うオン信号Sonの入力開始時点において、O/Tスイッチ13が同時にオンしていない場合は(ステップS3でN)、図11に示すように、NVM27にリセット動作開始位置情報として格納されているステップ値に対応する位置、即ち、ギア23のピン23aがストッパ31に当接して指針17乃至マグネットロータ19cの回転が停止する各指針17の指示位置からプラス方向Y2に一定量ずれたリセット動作開始位置に、指針17を回転移動させるプレリセット動作を行う(ステップS61)。
したがって、μCOM25はこのプレリセット動作によって、請求項中のプレリセット手段25Aとして機能していることになる。
尚、NVM27に格納されているリセット動作開始位置情報の内容が、速度計3、エンジン回転計5、燃料計7、並びに、ラジエータ水温計9用の各指針17毎に異なる場合には、プレリセット駆動処理によって回転移動される各指針17のリセット動作開始位置も各々異なる位置となる。
また、リセット動作開始位置が各々異なれば、或は、プレリセット動作に入る直前の各指針17の指示位置が各々異なれば、当然、各指針17のリセット動作開始位置に到達する時点も異なる。
このように各指針17のリセット動作開始位置に到達する時点が異なる場合、先に説明したように、μCOM25によるステッパモータ19の駆動制御が、速度計3、エンジン回転計5、燃料計7、並びに、ラジエータ水温計9毎に個別に行われることから、先にリセット動作開始位置に到達した指針17は、まだリセット動作開始位置に到達していない指針17のリセット動作開始位置への到達を待たずに、次のリセット動作に移行することになる。
プレリセット動作が終わると、次に、当接検出回路33から入力される検出信号Sdの信号レベルがLレベルからHレベルに反転するまで(ステップS65でN)、指針17をマイナス方向Y1に回転させ(ステップS63)、ギア23のピン23aがストッパ31に当接して指針17乃至マグネットロータ19cの回転が停止し、当接検出回路33から入力される検出信号Sdの信号レベルがLレベルからHレベルに反転したならば(ステップS65でY)、指針17がプラス方向Y2に回転するように、第1及び第2のコイル19a,19bの励磁パターンを、NVM29に格納されているその指針17についての基準指示位置としての励磁パターンとなるまで変化させて、基準指示位置までプラス方向Y2に各指針17を回転移動させる(ステップS67)。
これにより、各指針17が各々目盛り15上のゼロを指示する基準指示位置に配置されることになる。
即ち、上述したステップS63及びステップS65によって各指針17のリセット動作が行われ、かつ、上述したステップS67によって各指針17の補正動作が行われることになる。
そして、基準指示位置に到達した指針17は、その後、イグニッションスイッチのオフに伴いオン信号Sonの入力が停止するまで(ステップS71でN)、一定周期毎に入力される各センサからの信号D1〜D4の変化量に基づいて生成した励磁パルスを、対応するステッパモータ19の励磁コイル19a,19bに出力して、各指針17を対応するセンサの計測値に応じた目標位置θを各々指示させる、通常動作を実行する(ステップS69)。
さらに、通常動作の開始後、イグニッションスイッチのオフに伴いオン信号Sonの入力が停止すると(ステップS71でY)、μCOM25により把握されている各指針17の計算上の指示位置を、NVM27にリセット動作開始位置情報として格納されているステップ値に対応する位置、即ち、ギア23のピン23aがストッパ31に当接して指針17乃至マグネットロータ19cの回転が停止する各指針17の指示位置からプラス方向Y2に一定量ずれたリセット動作開始位置に、現在の位置から変更させるのに必要な回転量を、各指針17毎に割り出して、その回転量だけマイナス方向Y1に各指針17を回転させる終了処理を行った後(ステップS73)、動作を終了する。
尚、プレリセット動作を先に終了してリセット動作を先に開始した指針17は、他の指針17よりも先にリセット動作を終了して、ピン23aがストッパ31に当接し回転が停止する指示位置に到達する可能性があり、同様に、リセット動作を先に終了して補正動作を先に開始した指針17は、他の指針17よりも先に補正動作を終了して基準指示位置に到達する可能性がある。
このように各指針17の、ピン23aがストッパ31に当接し回転が停止する指示位置に到達する時点や、基準指示位置に到達する時点が異なる場合にも、各指針17のリセット動作開始位置に到達する時点が異なる場合と同様に、μCOM25によるステッパモータ19の駆動制御が、速度計3、エンジン回転計5、燃料計7、並びに、ラジエータ水温計9毎に個別に行われることから、先に回転停止した指針17は、まだマイナス方向Y1に回転している指針17の回転停止を待たずに、次の補正動作に移行し、先に基準指示位置に到達した指針17は、まだプラス方向Y2に回転している指針17の基準指示位置への到達を待たずに、次の通常動作に移行することになる。
以上のことから、本実施形態では、O/Tスイッチ13がオンしていない状態でのイグニッションスイッチのオンに伴うオン信号Sonの入力開始が、請求項中の命令信号となるが、上記したプレリセット動作乃至補正動作(ステップS61乃至ステップS67)は、終了処理(ステップS73)の直後に行うようにしてもよく、その場合は、終了処理において各指針17を基準指示位置に計算上移動させ終えたことに伴う、ステッパモータ19の第1及び第2のコイル19a,19bに対する励磁の終了が、請求項中の命令信号となる。
上述したように、本実施形態では、ギア23のピン23aがストッパ31に当接して指針17乃至マグネットロータ19cの回転が停止する指示位置まで各指針17を回転させるリセット動作を行う前に、回転停止位置からプラス方向Y2側に一定量ずれたリセット動作開始位置に各指針17を強制的に移動させるプレリセット動作を行うようにしているので、各指針17の回転停止を、指針17や目盛り15を有する文字板1のどちらとも異なるギア23のピン23aを用いて行う場合に、各指針17の取付位置に誤差がありその誤差にばらつきがあったとしても、各指針17についての指示精度を正確に維持するために必要的に行われるリセット動作や補正動作を、より迅速に実行させて、指針17をより迅速に通常動作に移行させることができる。
尚、一旦回転した指針17乃至マグネットロータ19cが、ストッパ31へのギア23のピン23aの当接により停止したことを、確実に認識できるようにするために、NVM29に予め記憶させておくリセット動作開始位置情報によって示される各指針17毎のリセット動作開始位置は、そのリセット動作開始位置から、ピン23aがストッパ31に当接して指針17の回転が停止する位置まで、指針17がマイナス方向Y1に回転する間に、励磁ステップ1,3,5,7における無励磁状態の励磁コイル19a,19bの両端か、或は、励磁ステップ2,4,6,8における励磁パルスのオフ期間中に励磁コイル19a,19bのどちらか又は両方の両端に、一定レベル(当接検出回路33の所定の閾値)を上回るレベルの誘導電圧を発生させるのに十分な回転量が確保されるような位置に設定されることが好ましい。
また、本実施形態では、速度計3、エンジン回転計5、燃料計7、並びに、ラジエータ水温計9の4つの指針17、及び、これを回転させる4つのステッパモータ19を有する車両用表示装置に本発明を適用した場合を例に取って説明したが、本発明は、単一の指針による指示装置に適用することも可能であり、また、ステッパモータにより指針を回転させるものであれば、車両用表示装置以外のものであっても適用可能であることは言うまでもない。
本発明の指示位置補正装置及び指示装置の基本構成図である。 本発明の一実施形態に係る指示装置が組み込まれた車両用表示装置の正面図である。 本発明の一実施形態に係る指示装置の概略構成を一部ブロックにて示す説明図である。 図3の2つの励磁コイルの励磁状態とマグネットロータの回転との関係を示す説明図である。 図3のマイクロコンピュータが出力する励磁パルスの一例を示すタイミングチャートである。 無励磁状態にある図3の励磁コイルに発生する電圧のタイミングチャートで、(a)はマグネットロータの回転時、(b)はマグネットロータの停止時である。 励磁状態にある図3の励磁コイルの励磁パルスのオフ期間中に発生する電圧のタイミングチャートで、(a)はマグネットロータの回転時、(b)はマグネットロータの停止時である。 図3のドライブユニットの詳細を一部ブロックにて示す回路図である。 図3のマイクロコンピュータのROMに格納された制御プログラムに従いCPUが行う処理を示すフローチャートである。 図3のマイクロコンピュータのROMに格納された制御プログラムに従いCPUが行う処理を示すフローチャートである。 図3のマイクロコンピュータのROMに格納された制御プログラムに従いCPUが行う処理を示すフローチャートである。 従来の指示位置補正装置を組み込んだ指示装置の一例を示す図である。 従来の指示位置補正装置を組み込んだ指示装置の外観図を示す図である。
符号の説明
15 目盛り
17 指針
19 ステッパモータ
19a 第1のコイル
19b 第2のコイル
19c マグネットロータ
23a ピン
25 マイクロコンピュータ
25a CPU
25b RAM
25c ROM
25A プレリセット手段
27 リセット開始位置記憶手段
29 基準指示位置記憶手段
31 ストッパ
A 指示位置補正装置
Y1 マイナス方向
Y2 プラス方向

Claims (7)

  1. 命令信号の入力に応じて、目盛り上の計測量に応じた箇所を指示するようにステッパモータにより回転される指針を、該指針の回転に連動して回転するピンと固定のストッパとが当接して前記指針が回転停止したことが検出されるリセット位置まで、前記目盛りのマイナス方向に一旦回転させるリセット動作を行った後、予め記憶されている基準指示位置情報によって示される、前記指針が前記目盛り上のゼロを指示する基準指示位置まで、前記目盛りのプラス方向に前記指針を回転させる補正動作を行うに当たり、
    前記リセット位置から前記目盛りのプラス方向に所定量ずれた前記指針の指示位置であるリセット動作開始位置を示すリセット動作開始位置情報を予め記憶させておき、
    前記命令信号の入力時に、前記予め記憶させておいた前記リセット動作開始位置情報によって示される前記リセット動作開始位置に前記指針を回転させるプレリセット動作を実行し、
    前記プレリセット動作の実行後に前記リセット動作を実行するようにした、
    ことを特徴とする指示位置補正方法。
  2. 前記ステッパモータは、第1及び第2のコイルに互いの位相をずらしたパターンで通電させて、これら第1及び第2のコイルに対向させたマグネットロータを回転させることで、前記指針を回転させるものであり、前記リセット動作における前記指針の回転停止の検出は、前記マグネットロータの回転に伴い前記第1及び第2のコイルのうち非通電状態にあるコイルに発生する誘導電圧の一定レベルを上回る状態から一定レベル以下の状態への変移を検出することにより行われ、前記指針の前記リセット動作開始位置を、前記リセット動作における前記目盛りのマイナス方向への前記指針の回転量が、少なくとも前記マグネットロータの回転に伴い前記一定レベルを上回る前記誘導電圧を前記非通電状態のコイルに発生させるのに足りる回転量となるように設定するようにした請求項1記載の指示位置補正方法。
  3. 前記指針は複数存在し、該各指針は個別の前記ステッパモータにより回転され、前記プレリセット動作、前記リセット動作、及び、前記補正動作を、前記各指針毎に独立して個別に実行するようにした請求項1又は2記載の指示位置補正方法。
  4. 命令信号の入力に応じて、目盛り上の計測量に応じた箇所を指示するようにステッパモータにより回転される指針を、該指針の回転に連動して回転するピンと固定のストッパとが当接して前記指針が回転停止したことが検出されるリセット位置まで、前記目盛りのマイナス方向に一旦回転させるリセット動作を行った後、基準指示位置記憶手段に予め記憶されている基準指示位置情報によって示される、前記指針が前記目盛り上のゼロを指示する基準指示位置まで、前記目盛りのプラス方向に前記指針を回転させる補正動作を行う指示位置補正装置において、
    前記リセット位置から前記目盛りのプラス方向に所定量ずれた前記指針の指示位置であるリセット動作開始位置を示すリセット動作開始位置情報が予め記憶されるリセット開始位置記憶手段と、
    前記命令信号の入力時に、前記リセット開始位置記憶手段に予め記憶された前記リセット動作開始位置情報によって示される前記リセット動作開始位置に前記指針を回転させるプレリセット手段とを備え、
    前記プレリセット手段が前記指針を前記リセット開始位置に回転させた後に、前記リセット動作を実行する、
    ことを特徴とする指示位置補正装置。
  5. 前記ステッパモータは、第1及び第2のコイルに互いの位相をずらしたパターンで通電させて、これら第1及び第2のコイルに対向させたマグネットロータを回転させることで、前記指針を回転させるものであり、前記リセット動作における前記指針の回転停止の検出は、前記マグネットロータの回転に伴い前記第1及び第2のコイルのうち非通電状態にあるコイルに発生する誘導電圧の一定レベルを上回る状態から一定レベル以下の状態への変移を検出することにより行われ、前記リセット開始位置記憶手段に予め記憶されている前記リセット動作開始位置情報によって示される前記リセット動作開始位置は、前記リセット動作における前記目盛りのマイナス方向への前記指針の回転量が、少なくとも前記マグネットロータの回転に伴い前記一定レベルを上回る前記誘導電圧を前記非通電状態のコイルに発生させるのに足りる回転量となるように設定されている請求項4記載の指示位置補正装置。
  6. 前記指針は複数存在し、該各指針は個別の前記ステッパモータにより回転され、前記基準指示位置記憶手段は前記基準指示位置情報を前記各指針毎に個別に記憶するように構成されており、前記リセット開始位置記憶手段は前記リセット動作開始位置情報を前記各指針毎に個別に記憶するように構成されており、前記プレリセット手段は、前記命令信号の入力時に、前記各指針毎に独立して個別に、前記リセット開始位置記憶手段に予め記憶された前記各指針毎の前記リセット動作開始位置情報によって示される前記リセット動作開始位置に該各指針を回転させるように構成されており、前記リセット動作及び前記補正動作は前記各指針毎に独立して個別に実行される請求項4又は5記載の指示位置補正装置。
  7. 請求項4、5又は6記載の指示位置補正装置と、
    命令信号の入力に応じて、目盛り上の計測量に応じた箇所を指示するようにステッパモータにより回転される指針と、
    前記ステッパモータと、
    を備えることを特徴とする指示装置。
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