JP2002350197A - 指針式表示装置 - Google Patents

指針式表示装置

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JP2002350197A
JP2002350197A JP2001155529A JP2001155529A JP2002350197A JP 2002350197 A JP2002350197 A JP 2002350197A JP 2001155529 A JP2001155529 A JP 2001155529A JP 2001155529 A JP2001155529 A JP 2001155529A JP 2002350197 A JP2002350197 A JP 2002350197A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示に対するチャタリングの影響を低減する
ことができる指針式表示装置を提供する。 【解決手段】 イグニッションスイッチ40のオフに応
じて、指針を初期指示位置に復帰させるように駆動手段
14を制御する復帰制御手段21aと、指針の初期指示
位置への復帰を検出する復帰検出手段21bと、復帰制
御手段21aの制御中におけるイグニッションスイッチ
40のオフからオンへの状態変化を検出する状態変化検
出手段21cと、をさらに備え、復帰制御手段21aが
制御を開始した後、復帰検出手段21bが復帰を検出す
る前に、状態変化検出手段21cが状態変化を検出する
と、復帰制御手段21aは制御を停止し、イグニッショ
ンスイッチ40のオン時の前記指針の移動を再開するこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、指針式表示装置に
関し、より詳細には、車両のイグニッションスイッチの
オン時は駆動手段を制御して表示対象となる測定量に応
じた指示位置まで指針を移動させ、前記イグニッション
スイッチのオフ時は予め定められた初期指示位置を前記
指針に指示させる指針式表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車速を表示するスピードメータ或いはエ
ンジンの回転数を表示するタコメータ等に代表される指
針式表示装置においては、指針を回動させるためのクロ
スコイル、ステップモータ等の駆動部を備え、この駆動
部をマイクロコンピュータ(以下、μCOMという)に
よって制御して計測量に応じた指示位置まで指針を回動
させている。
【0003】例えば、車両のイグニッション(IGN)
スイッチのONに応じてμCOMは起動されると、プロ
グラムにて定められた0位置等の初期指示位置を指針に
指示させるための駆動信号を駆動部に出力した後、各種
センサからの入力信号により定まる目標角度まで指針を
回動させるための駆動信号を駆動部に出力することで、
指針を駆動させている。そして、IGNスイッチのOF
Fに応じて駆動部の駆動を停止させると、指針はヒゲゼ
ンマイや帰零磁石等によって初期指示位置まで回動して
復帰する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た指針式表示装置においては、μCOMの動作中に車両
の走行中の振動等によってIGNスイッチのチャタリン
グが生じると、IGNスイッチのON→OFF→ONへ
の状態変化をμCOMが検出してしまうことがある。こ
の場合、IGNスイッチがOFFされてすぐに再度ON
されることとなり、指針が初期指示位置に復帰する前に
IGNスイッチがONされると、この再起動によって0
位置に強制的に復帰させるなどの初期処理を行うため、
通常動作に復帰するまでに時間を要してしまい、運転者
に対する表示に違和感を与えてしまう可能性があった。
さらに、このチャタリングが頻発すると、表示内容の信
頼性の低下にも繋がる可能性がある。特に、このチャタ
リングは車両の走行中に起こるため、早急な対応が求め
られていた。
【0005】よって本発明は、上述した問題点に鑑み、
表示に対するチャタリングの影響を低減することができ
る指針式表示装置を提供することを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明によりなされた請求項1記載の指針式表示装置
は、図1の基本構成図に示すように、車両のイグニッシ
ョンスイッチ40のオン時は駆動手段14を制御して表
示対象となる測定量に応じた指示位置まで指針を移動さ
せ、かつ、前記イグニッションスイッチ40のオフ時は
予め定められた初期指示位置を前記指針が指示した状態
で動作を停止する指針式表示装置において、前記イグニ
ッションスイッチ40のオフに応じて、前記指針を前記
初期指示位置に復帰させるように前記駆動手段14を制
御する復帰制御手段21aと、前記指針の前記初期指示
位置への前記復帰を検出する復帰検出手段21bと、前
記復帰制御手段21aの制御中における前記イグニッシ
ョンスイッチ40のオフからオンへの状態変化を検出す
る状態変化検出手段21cと、をさらに備え、前記復帰
制御手段21aが前記制御を開始した後、前記復帰検出
手段21bが前記復帰を検出する前に、前記状態変化検
出手段21cが前記状態変化を検出すると、前記復帰制
御手段21aは前記制御を停止し、前記イグニッション
スイッチ40のオン時の前記指針の移動を再開すること
を特徴とする。
【0007】上記請求項1に記載した本発明の指針式表
示装置によれば、イグニッションスイッチ40がオフさ
れると、復帰制御手段21aによって指針を初期指示位
置に復帰させるように駆動手段14が制御される。そし
て、指針の復帰動作が開始され、その後指針が初期指示
位置に復帰したことが復帰検出手段21bによって検出
されると、初期指示位置を指針が指示した状態で動作が
停止される。また、復帰制御手段21aが制御を開始し
た後、指針が初期指示位置に復帰する前に状態変化検出
手段21cによってイグニッションスイッチ40のオフ
からオンへの状態変化が検出されると、復帰制御手段2
1aによって制御が停止され、イグニッションスイッチ
40のオン時の測定量に応じた指示位置まで指針を駆動
させる制御が再開される。
【0008】よって、イグニッションスイッチ40がオ
フされると、指針が初期指示位置に復帰するまで駆動手
段14を制御し、指針が初期指示位置に復帰する前にイ
グニッションスイッチ40が再度オン状態に変化した場
合は、チャタリングが発生したことを推定することがで
きるため、チャタリングによる再起動時は0位置検出、
指針の0位置への移動等の初期処理を行わないようにす
ることで、速やかに通常動作に復帰することができる。
従って、チャタリングによってイグニッションスイッチ
40がオフ状態からオン状態に変化しても速やかに通常
の表示を再開するので、表示に対するチャタリングの影
響を低減させることができる。
【0009】上記課題を解決するためになされた請求項
2記載の発明は、図1の基本構成図に示すように、請求
項1に記載の指針式表示装置において、前記駆動手段1
4は、ステップモータを有して構成し、前記ステップモ
ータの指示している指示位置を示す指示位置情報を出力
する指示位置情報出力手段12をさらに備え、前記復帰
検出手段21bは、前記指示位置情報出力手段12が出
力した前記指示位置情報に基づいて前記検出を行うこと
を特徴とする。
【0010】上記請求項2に記載した本発明の指針式表
示装置によれば、指針はステップモータによって駆動さ
れ、このステップモータの指示位置は指示位置情報とし
て指示位置情報出力手段12によって出力される。そし
て、この指示位置情報に基づいて指針の初期指示位置へ
の復帰が復帰検出手段21bによって検出される。よっ
て、指示位置情報出力手段12をさらに備えて構成する
ことで、指針が初期指示位置に復帰したことを確認した
後に処理を終了することができるため、チャタリングの
発生をより一層正確に検出できる。従って、チャタリン
グを正確に検出することができるため、表示に対するチ
ャタリングの影響をより一層低減させることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る指針式表示装
置の一実施の形態を、図2〜図4の図面を参照して説明
する。
【0012】ここで、図2は本発明に係る指針式表示装
置の概略構成を示す構成図であり、図3はエンコーダの
構成及びエンコーダ出力(グレイコード)を説明する図
であり、図4は図2のCPUが行う処理概要の一例を示
すフローチャートである。
【0013】指針式表示装置は、図2に示すように、表
示部10と、制御部に相当するマイクロコンピュータ
(μCOM)20と、センサ部30とを有して構成して
いる。
【0014】表示部10は、指針11と、エンコーダ1
2と、指標13と、ステップモータ14と、ギア群15
とから構成されている。指針11は、基端111と先端
112を有しており、基端111がエンコーダ12に接
合されている。この接合状態において先端112は指標
13に位置付けられている。
【0015】エンコーダ(指示位置情報出力手段に相
当)12は、回転量に応じた所定のコード情報(指示位
置情報)を出力する機構として構成され、より詳細には
図3に示す構成を有している。図3(a)の断面図に示
すように、このエンコーダ12は、スリット円盤121
と、シャフト123と、軸受け124と、受光素子12
5と、発光素子126と、ホルダ127とから構成され
ている。
【0016】スリット円盤121は、図3(b)に示す
ように、円形板状の外観を有している。そして、このス
リット円盤121には、異径の同心円上に、所定パター
ンの複数のスリット122が形成されている。また、こ
のスリット円盤121の中心には、スリット円盤121
を支持するシャフト123が接合されている。
【0017】このシャフト123は、図3(a)に示す
ように、軸受け124を介してホルダ127に回転自在
に取り付けられている。ホルダ127に取り付けられた
状態において、シャフト123の先端はホルダ127外
部に突出しており、この先端に上述した指針11の基端
111が接合される。また、スリット円盤121は、ホ
ルダ127の内部空間に配置され、シャフト123とと
もに回転する。
【0018】また、ホルダ127には、スリット円盤1
21を挟んで上部に複数の受光素子125が配設され、
下部に複数の発光素子126が配設されている。これら
の受光素子125と発光素子126は互いに対をなして
フォトインタラプタを構成しており、上記スリット12
2に関連した位置、すなわち異径の同心円上にそれぞれ
配置されている。
【0019】従って、スリット円盤121が回転し、受
光素子125及び発光素子126の配置された場所にス
リット122が位置付けられると、上記発光素子126
からの光が到達して受光素子125は電圧信号を出力す
る。このように、このエンコーダ12では、指針11の
回転に応じてスリット円盤121が回転し、指針11の
実際の指示位置に応じた指示位置情報が出力される。
【0020】このエンコーダ12からの出力される信号
は、図3(c)に示す信号となっている。同図は、スピ
ードメータにおける速度とエンコーダ出力の関係を示し
た模式図であり、スリット122が5段になっているも
の、すなわち発光素子126及び受光素子125の対を
5組備えたものの出力信号を例示している。
【0021】同図において、第1とあるのは第1番目の
発光・受光素子対からの出力を示し、第2とあるのは第
2番目の発光・受光素子対からの出力を示している。こ
のように、第1〜第5とあるのは各発光・受光素子対の
出力を示している。そして、これら第1〜第5の各出力
は、第1の出力が第1桁目のビットに、第2の出力が第
2桁目のビットに、・・・といったように、それぞれが
各桁のビットに対応し、5ビットのコード情報を形成し
ている。以下、このコード情報のことをグレイコードと
いう。
【0022】そして、同図に示すように、このエンコー
ダ12では、車速が0km/h以上〜5km/hのとき
はグレイコード「00000」が出力される。そして車
速が5km/hを越えた時点では第1番目の発光・受光
素子対の出力がオン状態すなわち「1」に変化してグレ
イコード「00001」が出力される。同様に、車速が
10km/hを越えた時点で第2番目の発光・受光素子
対からの出力がオン状態となりグレイコードは「000
11」に変化する。以下、このグレイコードは5km/
h毎に切り替わり、各速度範囲に対応したグレイコード
が出力される。このように、エンコーダ12からはグレ
イコードで指針11が実際に指示している指示位置の指
示範囲が出力される。
【0023】図2に示すように、指標13は、指針11
の先端112の位置に対応して形成された目盛り(同図
においては一部分のみ示す)であり、スピードメータに
おいては車速の目盛りとなっている。なお、本実施の形
態としてスピードメータを例示するが、本発明はこの実
施形態に限ることなくタコメータなど他の針式表示装置
にも適用することができる。
【0024】また、ステップモータ14は、本体141
と、駆動軸142とから構成されている。この駆動軸1
42は、自らの先端部分が本体141から突出するよう
に本体141内に収容されている。この収容状態におい
て、駆動軸142は本体141に対して軸方向を中心に
回転自在となっている。そして、本体141にμCOM
20からの駆動情報が入力されると、この駆動情報に応
じて本体141は、駆動軸142を単位角度だけ正方向
(同図において符号+にて示す)あるいは負方向(同符
号−にて示す)に回転させる。
【0025】ギア群15は、エンコーダ側ギア151
と、中間ギア152と、モータ側ギア153とから構成
されている。エンコーダ側ギア151はエンコーダ12
のシャフト123に接合されており、モータ側ギア15
3はステップモータ14の駆動軸142に接合されてい
る。また中間ギア152は、エンコーダ側ギア151と
モータ側ギア153との間に、双方のギアと噛合するよ
うに配設されている。そして、このギア群15は、ステ
ップモータ14からの回転をエンコーダ12に伝達す
る。
【0026】次に、μCOM20は、周知のように、予
め定めたプログラムに従って各種の処理や制御などを行
う中央演算処理装置(CPU)21、CPU21のため
のプログラム等を格納した読み出し専用のメモリである
ROM22、各種のデータを格納するとともにCPU2
1の処理作業に必要なエリアを有する読み出し書き込み
自在のメモリであるRAM23等を有して構成してい
る。
【0027】また、RAM23は、計測量に応じた目標
振れ角、ステップモータ14に指示した現在振れ角、エ
ンコーダ12からの指示位置等の各種情報を格納する格
納エリアを有して構成している。
【0028】センサ部30は、この装置により表示対象
となる情報を取得する機構として構成されており、例え
ばスピードメータにあっては、車両が一定距離を走行す
る毎にパルス信号を出力する車速センサとして構成され
ている。そして、このセンサ部30から出力されたパル
ス信号は、上述したμCOM20に送出される。そし
て、μCOM20内にてこのパルス信号の送出間隔を取
得することにより車速が算出される。なお、このセンサ
部30は、エンジン回転センサ、燃料残量センサ等の表
示対象に対応したセンサを有して構成するものである。
【0029】また、μCOM20には車両のイグニッシ
ョンスイッチ(IGNスイッチ)40を接続しており、
μCOM20はIGNスイッチ40のON/OFF状態
を検出可能な構成となっている。
【0030】次に、図2に示すCPU21が行う本発明
に係る処理概要の一例を、図4のフローチャートを参照
して以下に説明する。なお、本実施の形態では、説明を
簡単化するために、図4のフローチャートは本発明に係
る処理概要のみを示す。
【0031】図4において、車両のバッテリ(図示せ
ず)からの電力の供給によりCPU21が起動される
と、初期処理などが実行され、その後ステップS21に
おいて、センサ部30からセンサ信号が測定量情報とし
てRAM23に取り込まれ、その後ステップS22にお
いて、この測定量情報に基づいた目標振れ角がRAM2
3に算出され、その後ステップS23において、現在指
示している振れ角から目標振れ角までを円滑に移動させ
るための変化量が加算されてステップモータ14に指示
すべきRAM23の現在振れ角が更新され、その後ステ
ップS24に進む。
【0032】ステップS24において、更新した現在振
れ角まで指針11を回動させるための駆動情報が生成さ
れて駆動部10に出力されることで、指針11は現在振
れ角が示す指示位置まで回動され、その後ステップS2
5に進む。
【0033】ステップS25において、IGNスイッチ
40がONからOFFに変化したか否かが判定される。
IGNスイッチ40がOFFされていないと判定された
場合は(ステップS25でN)、ステップS26に進
む。
【0034】ステップS26において、RAM23の現
在振れ角と目標振れ角が等しいか否かが判定される。現
在振れ角と目標振れ角が等しくない、つまり、指針11
が目標振れ角に到達していないと判定された場合は(ス
テップS26でN)、ステップS23に戻り、一連の処
理を繰り返す。一方、現在振れ角と目標振れ角が等し
い、つまり、指針11が目標振れ角に到達したと判定さ
れた場合は(ステップS26でY)、ステップS21に
戻り、新たな計測量に対して一連の処理を繰り返す。
【0035】また、ステップS25でIGNスイッチ4
0がOFFされたと判定された場合は(ステップS25
でY)、ステップS27に進む。そして、ステップS2
7において、RAM23の目標振れ角としてROM22
に予め設定してある初期指示位置(例えば、スピードメ
ータの0km/hなど)が設定され、現在指示している
振れ角から初期指示位置までを円滑に移動させるための
変化量が加算されてステップモータ14に指示すべきR
AM23の現在振れ角が更新され、この現在振れ角まで
指針11を回動させるための駆動情報が生成されて駆動
部10に出力されることで、指針11は初期指示位置に
向かって現在振れ角が示す指示位置まで回動され、その
後ステップS28に進む。
【0036】ステップS28において、エンコーダ14
が出力した指示位置情報がRAM23に取り込まれ、そ
の後ステップS29において、取り込んだ指示位置情報
に基づいて指針11が初期指示位置であるか否かが判定
される。指針11が初期指示位置であると判定された場
合は(ステップS29でY)、指針11は初期指示位置
に戻ったと見なし、指針11の駆動制御を終了する。
【0037】また、ステップS29で指針11が初期指
示位置ではないと判定された場合は(ステップS29で
N)、ステップS30に進む。そして、ステップS30
において、IGNスイッチ40がOFFからONに再度
変化したか否かが判定される。IGNスイッチ40がO
Nされていないと判定された場合は(ステップS30で
N)、ステップS27に戻り、一連の処理を繰り返す。
【0038】また、ステップS30でIGNスイッチ4
0がONされたと判定された場合は(ステップS30で
Y)、チャタリングの発生によってIGNスイッチ40
のOFF/ONが発生したものと見なし、ステップS2
1に戻って新たな計測量に対して一連の処理を繰り返
す。
【0039】つまり、指針11が初期指示位置に復帰す
る前にIGNスイッチ40が再度ONされてチャタリン
グの発生に応じた再起動であると判定された場合は、通
常の起動時とは異なり、初期処理を行わずに指針11の
駆動制御が再開される。
【0040】以上の説明からも明らかなように、ステッ
プS27〜S28によってIGNスイッチ40のオフに
応じて、指針を初期指示位置に復帰させるようにステッ
プモータ(駆動手段)14を制御していることから、ス
テップS27〜S28が復帰制御手段に相当する。ま
た、ステップS29の判定処理によって、指針11の初
期指示位置への復帰を検出していることから、ステップ
S29が復帰検出手段に相当する。また、ステップS3
0の判定処理によって、指針11の初期指示位置への復
帰動作中にIGNスイッチ40のオフからオンへの状態
変化を検出していることから、ステップS30が状態変
化検出手段に相当する。よって、本実施の形態では、C
PU21が復帰制御手段、復帰検出手段、状態変化検出
手段として機能している。
【0041】次に、上述した構成による本実施の形態の
動作(作用)の一例について説明する。
【0042】IGNスイッチ40がオン状態の時は、セ
ンサ部30からの表示対象となる測定量を示すセンサ信
号に基づいた指示位置に指針11を移動させるためにス
テップモータ14の制御が行われる(ステップS21〜
S26)。そして、IGNスイッチ40がオフ状態に変
化したことを検出すると(ステップS25でY)、初期
指示位置に指針11を復帰させるステップモータ14の
駆動が開始されると共に、IGNスイッチ40における
再度オン状態への変化が監視される(ステップS27〜
S30)。
【0043】IGNスイッチ40が再度オン状態に変化
する前に、指針11が初期指示位置に復帰したことが検
出されると(ステップS29でY)、指針式表示装置は
表示を終了する、つまり、IGNスイッチ40のオフ時
は予め定められた初期指示位置を指針11が指示した状
態で指針式表示装置は動作を停止する。
【0044】また、指針11が初期指示位置に復帰する
前に、IGNスイッチ40が再度オン状態に変化したこ
とが検出されると(ステップS30でY)、チャタリン
グの発生によってIGNスイッチ40にOFF/ONの
状態変化が発生したものと見なし、上述した測定量に指
示位置への指針11の移動制御が再開される(ステップ
S21〜S26)。
【0045】以上説明したように、IGNスイッチ40
がオフされると、指針11が初期指示位置に復帰するま
でステップモータ(駆動手段)14を制御し、指針11
が初期指示位置に復帰する前にIGNスイッチ40が再
度オン状態に変化した場合は、チャタリングが発生した
ことを推定することができるため、チャタリングによる
再起動時は0位置検出、指針11の0位置への移動等の
初期処理を行わないようにすることで、速やかに通常動
作に復帰することができる。従って、チャタリングによ
ってIGNスイッチ40がオフ状態からオン状態に変化
しても速やかに通常の表示を再開するので、表示に対す
るチャタリングの影響を低減させることができる。
【0046】また、エンコーダ(指示位置情報出力手
段)12をさらに備えて構成することで、指針11が初
期指示位置に復帰したことを確認した後に処理を終了す
ることができるため、チャタリングの発生をより一層正
確に検出できる。よって、チャタリングを正確に検出す
ることができるため、表示に対するチャタリングの影響
をより一層低減させることができる。
【0047】なお、上述した本実施の形態では、駆動手
段にステップモータ14を用いた場合について説明した
が、本発明はこれに限定するものではなく、駆動手段に
クロスコイル式計器等を用いても差し支えない。また、
位置検出手段もエンコーダ12に限定したものではな
く、接点構造による検出、駆動手段に出力する駆動情報
による検出など種々異なる実施の形態とすることができ
る。
【0048】また、上述した本実施の形態では、チャタ
リングによって再起動されると、その時点の計測量に応
じた指示位置まで指針11を移動させる場合について説
明したが、チャタリング発生によってIGNスイッチ4
0がオフされたときにRAM23に記憶した現在振れ角
をそのまま再起動時の指示位置とする実施の形態とする
こともできる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載した
本発明の指針式表示装置によれば、イグニッションスイ
ッチがオフされると、指針が初期指示位置に復帰するま
で駆動手段を制御し、指針が初期指示位置に復帰する前
にイグニッションスイッチが再度オン状態に変化した場
合は、チャタリングが発生したことを推定することがで
きるため、チャタリングによる再起動時は0位置検出、
指針の0位置への移動等の初期処理を行わないようにす
ることで、速やかに通常動作に復帰することができる。
従って、チャタリングによってイグニッションスイッチ
がオフ状態からオン状態に変化しても速やかに通常の表
示を再開するので、表示に対するチャタリングの影響を
低減させることができるという効果を奏する。
【0050】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の効果に加え、指示位置情報出力手段をさ
らに備えて構成することで、指針が初期指示位置に復帰
したことを確認した後に処理を終了することができるた
め、チャタリングの発生をより一層正確に検出できる。
従って、チャタリングを正確に検出することができるた
め、表示に対するチャタリングの影響をより一層低減さ
せることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の指針式表示装置の基本構成を示す図で
ある。
【図2】本発明に係る指針式表示装置の概略構成を示す
構成図である。
【図3】エンコーダの構成及びエンコーダ出力(グレイ
コード)を説明する図である。
【図4】図2のCPUが行う処理概要の一例を示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
12 指示位置情報出力手段(エンコーダ) 14 駆動手段(ステップモータ) 21a 復帰制御手段(CPU) 21b 復帰検出手段(CPU) 21c 状態変化検出手段(CPU) 40 イグニッションスイッチ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のイグニッションスイッチのオン時
    は駆動手段を制御して表示対象となる測定量に応じた指
    示位置まで指針を移動させ、かつ、前記イグニッション
    スイッチのオフ時は予め定められた初期指示位置を前記
    指針が指示した状態で動作を停止する指針式表示装置に
    おいて、 前記イグニッションスイッチのオフに応じて、前記指針
    を前記初期指示位置に復帰させるように前記駆動手段を
    制御する復帰制御手段と、 前記指針の前記初期指示位置への前記復帰を検出する復
    帰検出手段と、 前記復帰制御手段の制御中における前記イグニッション
    スイッチのオフからオンへの状態変化を検出する状態変
    化検出手段と、 をさらに備え、 前記復帰制御手段が前記制御を開始した後、前記復帰検
    出手段が前記復帰を検出する前に、前記状態変化検出手
    段が前記状態変化を検出すると、前記復帰制御手段は前
    記制御を停止し、前記イグニッションスイッチのオン時
    の前記指針の移動を再開することを特徴とする指針式表
    示装置。
  2. 【請求項2】 前記駆動手段は、ステップモータを有し
    て構成し、 前記ステップモータの指示している指示位置を示す指示
    位置情報を出力する指示位置情報出力手段をさらに備
    え、 前記復帰検出手段は、前記指示位置情報出力手段が出力
    した前記指示位置情報に基づいて前記検出を行うことを
    特徴とする請求項1に記載の指針式表示装置。
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