JP2003151397A - 車両用押しボタンスイッチ - Google Patents

車両用押しボタンスイッチ

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JP2003151397A
JP2003151397A JP2001351858A JP2001351858A JP2003151397A JP 2003151397 A JP2003151397 A JP 2003151397A JP 2001351858 A JP2001351858 A JP 2001351858A JP 2001351858 A JP2001351858 A JP 2001351858A JP 2003151397 A JP2003151397 A JP 2003151397A
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light
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Masahiko Naganawa
正彦 永縄
Naoyuki Hirose
直之 廣瀬
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Lecip Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】押しボタンの視認性を確保すると共に誤操作を
低減させることができる車両用押しボタンスイッチを提
供する。 【解決手段】車両用押しボタンスイッチとしての降車合
図ボタンスイッチ11は、ケース12に設けた押しボタ
ン17を所定の変位量だけ押下したとき、ケース12内
のLED15が点灯するように構成されている。この降
車合図ボタンスイッチ11において、押しボタン17の
表面がケース12の表面と同一面をなすようにし、当該
押しボタン17がケース12の表面から突出しないよう
に構成した。このため、押しボタン17が押下されにく
くなり、当該押しボタン17の誤操作が防止される。ま
た、押しボタン17をケース12に凹没させる場合と異
なり、押しボタン17の表面の全部がケース12の影に
なることはない。このため、押しボタン17の視認性が
向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、路線バス等の車両
内において乗客が降車意思を運転者に伝えるための車両
用押しボタンスイッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の車両用押しボタンスイッチとし
ては次のような構成が知られている。即ち、車両用押し
ボタンスイッチは、例えば路線バス等の車両内における
柱、窓枠及び天井等にそれぞれ設置されている。降車し
ようとする乗客は、車両用押しボタンスイッチの押しボ
タンを押下することによって、当該車両用押しボタンス
イッチを含む車両内の全ての車両用押しボタンスイッチ
の点灯部及び運転席近傍に設けられた降車表示器の点灯
部をそれぞれ点灯させ、降車意思を運転手及び他の乗客
に伝える。
【0003】しかしながら、前記従来の車両用押しボタ
ンスイッチにおいては、走行している車両の動揺によっ
て乗客が意に反して押しボタンを押下する場合があり、
誤停車等の一因となっていた。この問題を解決するため
に、例えば特開平9−213164号公報に示される車
両用押しボタンスイッチが従来から提案されている。こ
の車両用押しボタンスイッチのケースには押しボタン取
付部が凹設されており、同押しボタン取付部の内底面に
は押しボタン取付孔が形成されている。押しボタン取付
孔には押しボタンがケース内に凹没するように取り付け
られている。これにより、乗客の意に反して手や荷物が
車両用押しボタンスイッチの表面に当たっても押しボタ
ンは押下されにくく、誤操作が防止が図られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記従来の
車両用押しボタンスイッチにおいては、次のような問題
があった。即ち、押しボタンはケース内に凹没している
ので、車両用押しボタンスイッチの車両内における取り
付け位置によっては、押しボタンがケースの影になり、
当該押しボタンが見えにくくなるおそれがあった。
【0005】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、押しボタンの視認性を
確保すると共に誤操作を低減させることができる車両用
押しボタンスイッチを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、ケースに設けた押しボタンを予め設定した変位量だ
け押下することによって同ケースに設けた点灯部を点灯
させるように構成した車両用押しボタンスイッチにおい
て、前記押しボタンの表面の全部又は一部が前記ケース
の表面と同一面をなすように構成し、前記押しボタンの
表面の一部が前記ケースの表面と同一面をなす場合に
は、当該押しボタンの他の部分は前記ケースの表面から
突出しないように構成したことをその要旨とする。
【0007】請求項2に記載の発明は、ケースに設けた
押しボタンを予め設定した変位量だけ押下することによ
って同ケースに設けた点灯部を点灯させるように構成し
た車両用押しボタンスイッチにおいて、前記押しボタン
の少なくとも一部を前記ケースの表面から前記変位量未
満だけ突出させるようにしたことをその要旨とする。
【0008】請求項3に記載の発明は、請求項1又は請
求項2に記載の発明において、前記押しボタンの中央部
には凹部を形成したことをその要旨とする。請求項4に
記載の発明は、請求項3に記載の発明において、前記凹
部の内周面には、前記押しボタンの頂面に向かうにつれ
て拡開するテーパ面を形成したことをその要旨とする。
【0009】請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求
項4のうちいずれか一項に記載の発明において、前記点
灯部は、前記ケースの表面の所定領域を占める透光性を
有する光拡散部材と、同光拡散部材の背面に設けられて
前記押しボタンが押下されることにより点灯する光源と
を備えており、前記光拡散部材には押しボタン取付孔を
形成し、同押しボタン取付孔内に前記押しボタンを配置
するようにしたことをその要旨とする。 (作用)請求項1に記載の発明によれば、押しボタンの
表面がケースの表面から突出しないので、押しボタンの
誤操作が低減する。また、押しボタンの表面の全部をケ
ース内に凹没させた場合と異なり、押しボタンの表面の
全部又は一部がケースの表面と同一面をなすので、押し
ボタンの表面の全部がケースの影になることはない。
【0010】請求項2に記載の発明によれば、ケースに
設けた押しボタンを予め設定した変位量だけ押下するこ
とによって同ケースに設けた点灯部が点灯する。前記押
しボタンの少なくとも一部は前記ケースの表面から前記
変位量未満だけ突出しているものの、当該押しボタンの
少なくとも一部がケースの表面と同一面をなす位置まで
押下されても前記点灯部が点灯することはない。
【0011】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
又は請求項2に記載の発明の作用に加えて、前記押しボ
タンの中央部には凹部を形成したので、前記押しボタン
の内周には凹部の形状に応じた影ができる。このため、
押しボタンをくっきりとよく認識でき、視認性が確保さ
れる。また、押しボタンの操作時、凹部内に指を当てる
ことにより、当該押しボタンの操作性が向上する。
【0012】請求項4に記載の発明によれば、請求項3
に記載の発明の作用に加えて、前記凹部の内周面には押
しボタンの頂面に向かうにつれて拡開するテーパ面が形
成されるので、前記押しボタンを操作する際、指のフィ
ット感が得られる。
【0013】請求項5に記載の発明によれば、請求項1
〜請求項4のうちいずれか一項に記載の発明の作用に加
えて、前記押しボタンが押下されると光源が点灯する。
この光源からの光は前記光拡散部材を通過する際に拡散
されながら、かつ当該光拡散部材の表面のほぼ全体から
外部に出射する。この光拡散部材に形成した押しボタン
取付孔内に前記押しボタンを配置するようにしたので、
当該押しボタンの視認性が向上する。
【0014】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下、本発明
を、例えば路線バスの降車合図ボタンスイッチに具体化
した第1実施形態を図1〜図5に従って説明する。
【0015】図1及び図2に示すように、降車合図ボタ
ンスイッチ11のケース12は、表側ケース12a、裏
側ケース12b及び表側ケース12aの表面の所定領域
を占める光拡散部材13を備えている。
【0016】表側ケース12a及び裏側ケース12b
は、それぞれ例えばホワイト又はライトグレーに着色さ
れた合成樹脂材料により形成されている。両ケース12
a,12bの開口縁を互いに当接させ状態で表側ケース
12aの表面両端部にそれぞれボルトを挿通し、裏側ケ
ース12bの底面側からナットを締め付けることによ
り、両ケース12a,12bは相互に固定されている。
【0017】光拡散部材13は表側ケース12aの表面
の所定領域を覆うように、且つ表側ケース12aの表面
から若干突出するように形成されている。光拡散部材1
3は透光性を有すると共に例えば濃い紫色に着色された
合成樹脂材料により形成されている。本実施形態におい
て、光拡散部材13は表側ケース12aの一端部(図2
における上部)から他端部(図2における下部)側の途
中まで延出されている。光拡散部材13の幅は表側ケー
ス12aの幅よりも若干小さくされている。
【0018】図4及び図5に示すように、光拡散部材1
3の他端部側には円形の押しボタン取付孔13aが形成
されており、同押しボタン取付孔13aは後述する押し
ボタンの外径よりも若干小径とされている。光拡散部材
13の内面において、押しボタン取付孔13aの開口部
周縁には、円環状のガイド部材13bが突設されてい
る。円環状のガイド部材13bの内径は押しボタン取付
孔13aの内径と同じとされている。
【0019】図1に示すように、光拡散部材13の裏面
には「止まります」の文字が逆文字で濃く印刷されてい
る。降車合図ボタンスイッチ11の未使用時(後述する
LED15の消灯時)には、当該光拡散部材13の表面
に前記文字は表示されない。
【0020】図4及び図5に示すように、前記裏側ケー
ス12b上には基板14が配置されている。基板14上
には複数のLED(発光ダイオード)15及びマイクロ
スイッチ16等からなるLED点灯回路(図示略)が設
けられている。LED点灯回路はマイクロスイッチ16
のオン動作により閉路し、これにより各LED15がそ
れぞれ点灯する。
【0021】マイクロスイッチ16は常開形スイッチで
あり、アクチュエータ16aを押操作すると微小接点間
隔を有する一対の接点が閉じ、同押操作を解除すると自
動復帰機構により初期状態に復帰する公知の構成とされ
ている。アクチュエータ16aは平面四角形のブロック
状に形成されている。
【0022】マイクロスイッチ16の3つの端子(共通
端子com,開路端子no,閉路端子nc)(図示略)
には、それぞれ電源用リード線Rの一端が接続されてい
る。各電源用リード線Rの他端は裏側ケース12bの底
壁に形成された挿通孔Hを介して外部に導出されてお
り、それぞれバッテリ等の電源に接続されている。
【0023】アクチュエータ16aの上部には、押しボ
タン17が載置されている。押しボタン17は例えば蛍
光オレンジに着色された合成樹脂材料により円板状に形
成されている。押しボタン17の底面外周縁には円環状
の補強リブ21が突設されており、同じく底面中央には
前記アクチュエータ16aを挿入可能とした四角環状の
支持部22が突設されている。
【0024】押しボタン17の厚み方向における中央か
ら頂面(図4における上面)までの間の部分の外径は、
同じく中央から底面までの間の部分の外径よりも若干小
さくされており、それぞれ小径部17a及び大径部17
bとされている。小径部17aの外径は前記押しボタン
取付孔13aの内径よりも若干小さく設定されている。
大径部17bの外径は前記押しボタン取付孔13aの内
径よりも大きく設定されている。小径部17aと大径部
17bとの境界部位には押しボタン17の頂面へ向かう
につれて縮径するテーパ面17cが形成されており、同
テーパ面17cは小径部17a及び大径部17bの外周
面にそれぞれ滑らかに連続している。
【0025】押しボタン17の表面中央部には凹部23
が形成されており、同凹部23の内周面には押しボタン
17の頂面へ向かうにつれて拡開するテーパ面23aが
形成されている。換言すれば、押しボタン17の頂面
(表面)の外周縁には円環状の突部18が形成されてお
り、同突部18の内周面には押しボタン17の頂面へ向
かうにつれて拡開するテーパ面18aが形成されてい
る。図1に示すように、凹部23の内底面には、降車す
る際には押しボタン17を押下する旨を乗客に伝えるメ
ッセージが印刷されている(例えば、「お降りの方はこ
のボタンを押してください」)。
【0026】図2〜図4に示すように、押しボタン17
の頂面(円環状の突部18の先端面)は前記ケース12
の表面(厳密には光拡散部材13の表面)と同一面をな
している。そして、押しボタン17を予め設定した変位
量(本実施形態では、前記微小接点間隔)Cだけ押操作
すると、これと同時にアクチュエータ16aも同じ変位
量だけ移動し、前記各LED15が点灯する。この結
果、光拡散部材13の表面に「止まります」の文字が黒
く表示される。尚、図5に示すように、マイクロスイッ
チ16をオン動作させて各LED15を点灯させるのに
必要な変位量Cをアクチュエータ16aの底面の変位量
で示す。
【0027】図5に示すように、降車合図ボタンスイッ
チ11を組み立てる際には、まず前記基板14上に前記
LED点灯回路を形成する。例えばマイクロスイッチ1
6、各LED15及び各電源用リード線R等をそれぞれ
半田付け等により取り付ける。次に、予備組立が完了し
た基板14を裏側ケース12b上に載置して、アクチュ
エータ16a上に押しボタン17を載置する。このと
き、アクチュエータ16aの大部分は支持部22内に位
置している。この後、表側ケース12aを押しボタン1
7の上方から被せて、押しボタン17の小径部17aを
押しボタン取付孔13a内に挿入させる。最後に、前記
ボルト及びナットを締め付けることにより両ケース12
a,12bを相互に固定する。以上で、降車合図ボタン
スイッチ11の組立が完了となる。
【0028】大径部17bの外径は前記押しボタン取付
孔13aの内径よりも大きく設定されていることから、
押しボタン17が押しボタン取付孔13aを通過して外
部に脱落することはない。また、アクチュエータ16a
が押しボタン17底面の支持部22内に挿入されている
と共に、当該支持部22の内底面とアクチュエータ16
aの上面とが互いに密着していることにより、未使用時
における押しボタン17の上下方向(アクチュエータ1
6aの押下方向に沿う方向)への移動が規制される。さ
らに、小径部17aの外周面が押しボタン取付孔13a
に係止されることにより、押しボタン17の基板14上
面に沿う方向への移動が規制される。
【0029】このように、裏側ケース12bと基板1
4、アクチュエータ16aと押しボタン17、及び押し
ボタン17と表側ケース12aとの間の固定手段(ボル
ト締め、接着剤等)がそれぞれ不要となっている。
【0030】(実施形態の作用及び効果)従って、本実
施形態によれば、以下の作用及び効果を得ることができ
る。 (1)押しボタン17の頂面がケース12の表面と同一
面をなすようにし、当該押しボタン17がケース12の
表面から突出しないように構成した。このため、乗客の
意に反して手や荷物が降車合図ボタンスイッチ11の表
面に接触しても、この接触圧はケース12や光拡散部材
13により受け止められ、押しボタン17が押下されに
くくなる。従って、降車合図ボタンスイッチ11の誤操
作を低減させることができる。また、押しボタン17を
ケース12に凹没させる場合と異なり、押しボタン17
の全部がケース12の影になることはない。このため、
押しボタン17の視認性が向上する。さらに、全体的に
凹凸が少ないので、美観が向上する。
【0031】(2)前記押しボタン17の中央部には凹
部23を形成した。このため、押しボタン17の内周に
は凹部23の形状に応じた影ができる。従って、押しボ
タン17をくっきりとよく認識でき、視認性を確保する
ことができる。また、押しボタン17の操作時、凹部2
3内に指を当てることにより、指が押しボタン17の径
方向へ滑ること等が防止される。従って、押しボタン1
7の操作性を向上させることができる。さらに、押しボ
タン取付孔13aの内周縁と押しボタン17の外周縁と
の間に形成される隙間に指を挟むおそれがない。
【0032】(3)前記凹部23の内周壁には押しボタ
ン17の頂面に向かうにつれて拡開するテーパ面23a
を形成した。このため、前記押しボタン17を押下する
際、指のフィット感を得ることができる。
【0033】(4)前記光拡散部材13に形成した押し
ボタン取付孔13a内に前記押しボタン17を配置する
ようにした。このため、押しボタン17の視認性を向上
させることができる。
【0034】(5)前記押しボタン17の中央部には凹
部23を形成した。換言すれば、押しボタン17の表面
に円環状の突部18を形成した。このため、押しボタン
17の剛性を向上させることができる。
【0035】(6)両ケース12a,12b、光拡散部
材13及び押しボタン17を、各部材の区別がはっきり
するような色で着色するようにした。このため、降車合
図ボタンスイッチ11における押しボタン17の位置を
認識しやすくなる。
【0036】(7)裏側ケース12bと基板14、アク
チュエータ16aと押しボタン17、及び押しボタン1
7と表側ケース12aとの組立作業において、各部材間
の固定手段をそれぞれ不要とする構成とした。このた
め、降車合図ボタンスイッチ11の組立作業が簡単にな
る。また、部品点数を少なくすることができる。
【0037】(8)光拡散部材13の内面において、押
しボタン取付孔13aの開口部周縁には、円環状のガイ
ド部材13bを突設した。押しボタン17の押操作時及
び初期状態への復帰時において、当該押しボタン17は
ガイド部材13bにより案内される。このため、押しボ
タン17の押操作及び初期状態への復帰動作が円滑にな
る。
【0038】(第2実施形態)次に、本発明の第2実施
形態を説明する。本実施形態は、前記押しボタンの形状
の点で前記第1実施形態と異なる。従って、前記第1実
施形態と同一の部材構成については同一の符号を付し、
その重複した説明を省略する。
【0039】図6に示すように、押しボタン17の少な
くとも一部(本実施形態では、小径部17a)が前記ケ
ース12の表面(厳密には、光拡散部材13の表面)か
ら前記変位量C未満だけ突出している。即ち、押しボタ
ン17の光拡散部材13表面からの突出量Pは前記変位
量Cよりも小さくなるように設定されている(変位量C
>突出量P)。
【0040】従って、本実施形態によれば、押しボタン
17の少なくとも一部がケース12の表面と同一面をな
す位置まで押下されても各LED15がそれぞれ点灯す
ることはない。これは、アクチュエータ16aの変位量
が微小接点間隔未満であり、マイクロスイッチ16の両
接点が開路状態に保持されるからである。従って、前記
第1実施形態の(1)〜(8)番目の効果と同様の効果
を得ることができる。
【0041】(別例)尚、前記両実施形態は以下のよう
に変更して実施してもよい。 ・第1及び第2実施形態では、押しボタン17を円板状
としたが、例えば平面四角形、平面楕円形、平面三角、
平面多角形(五角形、六角形)等、任意に変更するよう
にしてもよい。この場合、ボタン取付孔13aの形状を
押しボタン17の形状に合わせて形成する。このように
しても、前記第1実施形態の(1)〜(8)番目の効果
と同様の効果を得ることができる。
【0042】・第1及び第2実施形態では、押しボタン
17に凹部23を形成したが、凹部23を省略して押し
ボタン17の表面を平面状としてもよい。このようにし
ても、前記第1実施形態の(1),(4),(6)〜
(8)番目の効果と同様の効果を得ることができる。
【0043】・第1及び第2実施形態では、凹部23を
1つだけ形成したが、複数形成するようにしてもよい。
また、複数の凹部23を押しボタン17の表面の全体に
適当に散在させるようにしてもよい。これらの場合、凹
部23の形状及び大きさ(外径等)を押しボタン17の
表面積に応じて適宜変更する。このようにしても、前記
第1実施形態の(1),(2),(4),(6)〜
(8)番目の効果と同様の効果を得ることができる。
【0044】・第1及び第2実施形態では、凹部23の
形状を平面円形状としたが、例えば環状、四角形状、三
角形状、多角形状等、任意に変更するようにしてもよ
い。このようにしても、前記第1実施形態の(1),
(2),(4),(6)〜(8)番目の効果と同様の効
果を得ることができる。
【0045】・第1及び第2実施形態では、光源として
複数のLED15を使用したが、電球等を光源としても
よい。このようにしても、光拡散部材13を裏面側から
照らすことができる。
【0046】・第1及び第2実施形態では、ボルト及び
ナットの締め付けにより両ケース12a,12bを相互
に固定するようにしたが、次のようにしてもよい。即
ち、表側ケース12a側に係止凸部又は係止凹部を形成
すると共に、裏側ケース12b側に係止凹部又は係止凸
部を形成し、係止凸部と係止凹部との係止間係により、
両ケース12a,12bを互いに固定するようにしても
よい。このようにすれば、表裏両ケース12a,12b
の組立及び分解作業をそれぞれ簡単にすることができ
る。また、部品点数が少なくなる。
【0047】・降車合図ボタンスイッチ11の取付方向
は問わない。この場合、前記「止まります」の文字は、
降車合図ボタンスイッチ11の取付方向に合わせて印刷
する。例えば降車合図ボタンスイッチ11を横長方向に
向けて設置するときには、当該降車合図ボタンスイッチ
11の短手方向に前記文字を縦書きで印刷する。また、
押しボタン17については、降車合図ボタンスイッチ1
1の取付方向に合わせて回転させ、前記「お降りの方は
このボタンを押してください」の文字を横書きに保持す
る。このようにすれば、降車合図ボタンスイッチ11の
取付方向によらず、前記文字の読みやすさが確保され
る。
【0048】・ケース12、光拡散部材13及び押しボ
タン17の色は任意に変更するようにしてもよい。この
場合、ケース12、光拡散部材13及び押しボタン17
の区別がはっきりするような色にする。
【0049】(付記)次に前記実施形態及び別例から把
握できる技術的思想を以下に追記する。 ・前記押しボタンの表面には環状突部を形成し、この環
状突部の先端面を前記ケースの表面と同一面をなすよう
に構成した請求項1に記載の車両用押しボタンスイッ
チ。
【0050】・前記押しボタンの表面には環状突部を形
成し、この環状突部の先端面を前記ケースの表面から前
記変位量未満だけ突出させるようにした請求項2に記載
の車両用押しボタンスイッチ。
【0051】
【発明の効果】本発明によれば、押しボタンの表面がケ
ースの表面から突出しないので、押しボタンの誤操作を
低減させることができる。また、押しボタンの表面の全
部又は一部がケースの表面と同一面をなすので、押しボ
タンの視認性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態における車両用押しボタンスイ
ッチの正面図。
【図2】 第1実施形態における車両用押しボタンスイ
ッチの側面図。
【図3】 第1実施形態における車両用押しボタンスイ
ッチの平面図。
【図4】 第1実施形態における車両用押しボタンスイ
ッチの縦断面図。
【図5】 第1実施形態の車両用押しボタンスイッチの
分解縦断面図。
【図6】 第2実施形態における車両用押しボタンスイ
ッチの縦断面図。
【符号の説明】
11…降車合図ボタンスイッチ(車両用押しボタンスイ
ッチ)、12…ケース、13…点灯部を構成する光拡散
部材、13a…押しボタン取付孔、15…点灯部及び光
源を構成するLED、17…押しボタン、23…凹部、
23a…テーパ面、C…変位量、P…突出量。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケースに設けた押しボタンを予め設定し
    た変位量だけ押下することによって同ケースに設けた点
    灯部を点灯させるように構成した車両用押しボタンスイ
    ッチにおいて、 前記押しボタンの表面の全部又は一部が前記ケースの表
    面と同一面をなすように構成し、前記押しボタンの表面
    の一部が前記ケースの表面と同一面をなす場合には、当
    該押しボタンの他の部分は前記ケースの表面から突出し
    ないように構成した車両用押しボタンスイッチ。
  2. 【請求項2】 ケースに設けた押しボタンを予め設定し
    た変位量だけ押下することによって同ケースに設けた点
    灯部を点灯させるように構成した車両用押しボタンスイ
    ッチにおいて、 前記押しボタンの少なくとも一部を前記ケースの表面か
    ら前記変位量未満だけ突出させるようにした車両用押し
    ボタンスイッチ。
  3. 【請求項3】 前記押しボタンの中央部には凹部を形成
    した請求項1又は請求項2に記載の車両用押しボタンス
    イッチ。
  4. 【請求項4】 前記凹部の内周面には、前記押しボタン
    の頂面に向かうにつれて拡開するテーパ面を形成した請
    求項3に記載の車両用押しボタンスイッチ。
  5. 【請求項5】 前記点灯部は、前記ケースの表面の所定
    領域を占める透光性を有する光拡散部材と、同光拡散部
    材の背面に設けられて前記押しボタンが押下されること
    により点灯する光源とを備えており、 前記光拡散部材には押しボタン取付孔を形成し、同押し
    ボタン取付孔内に前記押しボタンを配置するようにした
    請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載の車両用
    押しボタンスイッチ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008114655A (ja) * 2006-11-01 2008-05-22 Denso Corp 車両用照明制御装置
CN112185724A (zh) * 2020-09-14 2021-01-05 慈溪市腾辉汽车零部件有限公司 一种公交车下车提示按钮

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