JP2003149994A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JP2003149994A
JP2003149994A JP2001344230A JP2001344230A JP2003149994A JP 2003149994 A JP2003149994 A JP 2003149994A JP 2001344230 A JP2001344230 A JP 2001344230A JP 2001344230 A JP2001344230 A JP 2001344230A JP 2003149994 A JP2003149994 A JP 2003149994A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
image forming
toner
invisible
recording material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001344230A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomohisa Maruyama
友久 丸山
Michinori Matsui
道則 松井
Hideki Atari
英樹 當
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2001344230A priority Critical patent/JP2003149994A/ja
Publication of JP2003149994A publication Critical patent/JP2003149994A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Counters In Electrophotography And Two-Sided Copying (AREA)
  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Combination Of More Than One Step In Electrophotography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Developing Agents For Electrophotography (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録材料に可視画像を形成するときに各種の
機能を合わせ持たせる。 【解決手段】 画像形成装置10には、感光ベルト20
の周囲に配置した帯電器32、露光器34及び第1現像
器36によって可視画像となるトナー画像を形成すると
共に、帯電器40、露光器42及び第2現像器38によ
って不可視画像となるトナー画像を形成する。このと
き、第2現像器には、ガラス転移点が第1現像器の有色
トナーよりも低い透明トナーが充填されており、これに
より記録材料に転写したトナー画像を加熱定着したとき
に、透明トナーによって形成したトナー画像が粘着状態
となるようにし、このトナー画像を粘着層として用いる
ことができるようにしている。これにより、予め記録紙
に粘着層を形成する必要がなく、粘着層によって記録紙
に変形や歪み等が生じてしまうのを防止することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録材料に文字や
画像を形成する電子複写機やレーザープリンタ等の画像
形成装置に関する。詳細には、トナーによって画像を形
成する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子複写機やレーザープリンタ等の画像
形成装置では、記録材料に画像や文字を形成する。この
ような画像形成装置には、記録材料として、電子写真印
刷用に製造される上質紙や、この上質紙を事前に加工し
た印刷用紙が用いられ、これにより高品質の画像形成が
可能となっている。
【0003】一方、近年の金融機関や官公庁からの通知
用として、必要事項を印字した後に、封書状態に折り畳
み、折り畳んだ周縁部を感圧接着剤で粘着させたメール
フォームが多用されている。このメールフォームは、各
種の情報を隠蔽した状態で発送可能となっており、ま
た、郵便法の改正等によって親展性を有する隠蔽はがき
として多種多用な情報隠蔽用紙が普及している。
【0004】図10(A)乃至図10(C)には、この
ようなメールフォームを用いた隠蔽用のはがきの一例を
示している。図10(A)及び図10(B)に示すよう
に、この隠蔽用はがき200は、基材となるはがき用シ
ート202を折り線204に沿って三つ折りにして用い
られる。折り線204によって分割される領域は、例え
ば一つが宛名等の記載される宛名記録領域206とな
り、残りの2つの領域が各種の情報を記載する通知情報
記録領域208、210となる。
【0005】この隠蔽用はがき200では、通知情報記
録領域208、210に各種の通知情報の印字等を行っ
た後に、図10(B)に示すように、通知情報記録領域
208、210に隠蔽シート212を貼着する。
【0006】この後に、図10(C)に示すように、不
要となる耳部214をミシン目216に沿って切除する
と共に、宛名記録領域204が外面となるようにし、通
知情報記録領域208、210を重ねるように折り線2
04に沿って折り曲げる。これにより、通知情報記録領
域208側の遮蔽シート212と、通知情報記録領域2
10側の遮蔽シート212とが重ねられ、この状態で、
専用の熱圧着シーリング機械によって圧着加工を施す。
これにより、隠蔽用はがき200が、はがきサイズとな
る。
【0007】このような隠蔽用はがき200は、通知情
報記録領域208、210の間の遮蔽シート212を剥
がすことにより、見開きないし冊子状に展開され、通知
情報記録領域208、210に記録されている通常情報
を見ることができる。
【0008】また、メールフォームには、通知情報記録
領域208、210に加圧、加熱等の所定の条件を付与
することにより接着可能となる接着層を設け、この接着
層上に通知情報を記録するようにしたはがき用シートな
どが実用化されている。
【0009】しかしながら、従来の隠蔽用のメールフォ
ーム等では、基材として粘着層や切り離し用のミシン
目、折り曲げ線等の使用条件を付加した専用用紙を用い
る必要があり、用紙の入手性、在庫管理等の利用者の負
担が大きいという問題がある。特に、請求書や証書、帳
票等に用いる場合、目的に応じた罫線や地紋の事前印刷
と、隠蔽方法に応じた粘着層の付加が必要である。この
ために、用紙の購入、補給に多大な労力と時間を要し、
また、使用条件の変更が必要となったときなどには、製
作期間が必要となると共に費用負担も大きく、多大な手
間を要する。
【0010】さらに、在庫管理上の問題として、特開平
5−69687号公報に示すように、粘着層に使用する
接着剤は、接着性、剥離性、トナーの受容性等の性能を
確保するために組成物の混合比率や充填剤の配合割合を
微妙に調製されているため、吸湿や乾燥等によって粘着
層の劣化が生じることがあり、使用期限が限られると共
に適切な管理が要求されるために、在庫管理が煩わしく
なる。
【0011】また、隠蔽フォームに用いられる基材は、
粘着層が設けらっれていることにより変形が生じやす
く、粘着層によって表面に凹凸が生じており、この粘着
層の周囲に変形が生じやすい。このような基材の変形
は、基材の材質、粘着層を形成する接着剤組成物、保管
状態によって異なるが、印刷時の使用環境によって助長
され易く、変形が生じると修正が困難である。
【0012】これにより、印刷装置によって印刷処理す
るときに、搬送不良を生じたり、印刷する画像や文字に
歪みや欠落を生じさせてしまうという問題がある。
【0013】一方、電子複写装置やレーザープリンタ
は、パソコン等の情報処理装置から出力される画像デー
タや文書データに基づいた印刷処理が可能となってい
る。また、パソコンに用いられる翻訳ソフトが普及して
おり、翻訳ソフトの高精度化に伴い、スキャナー等によ
って印刷物の文書を読み取った文書データから翻訳処理
行った後に翻訳文を印刷出力する種々の翻訳処理も提案
されている。
【0014】しかし、通常の印刷物には一つの言語の文
章しか印刷されておらず、翻訳文を早急に得ることが困
難となっている。このために、翻訳文を早急に得ること
ができる印刷物の要求が高まっている。
【0015】ところで、近年、狭い領域に多数の情報を
形成する方法として、二次元バーコードが用いられてい
る。この二次元バーコードでは、例えば、縦横が2mm
の領域内に、漢字約1、000字分の情報を記録するこ
とが可能となっている。
【0016】一方、電子複写機やレーザープリンタ等の
画像形成装置では、背景部とトナー像部の間の光沢差を
改善して、高画質の画像を形成するために、透明トナー
の使用が提案されている。また、トナー像部を透明トナ
ーで覆うことは、定着過程でのトナー像の乱れの抑制効
果も得られる。
【0017】この透明トナーは、印刷直後は粘着性が高
いが、乾燥することにより無色透明となり、この透明ト
ナーによって記録された画像は、紫外光などの特別な波
長の光を照射することにより可視画像となって現れるも
のがある。また、透明トナーによって記録された画像
は、通常の可視光下で不可視画像となっているために、
画像が形成されていることは勿論、記録されている画像
情報の判別も困難となっており、記録している情報を隠
蔽した印刷物を得ることが可能となっている。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実に鑑
みてなされたものであり、印刷物等の記録材料に記録し
ている情報を隠蔽可能な各種の印刷物を得ることができ
る画像形成装置を提案することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、画像又は画像データに基づいて形成したト
ナー画像を記録材料に転写した後に加熱しながら加圧し
て、記録材料に画像を形成する画像形成装置であって、
前記画像又は画像データに基づいて前記記録材料に転写
したときに可視画像となるトナー画像を形成する可視画
像形成手段と、前記記録材料に転写したときに不可視画
像となる画像を所定の画像データに基づいて形成する不
可視画像形成手段と、前記可視画像形成手段によって形
成される画像及び前記不可視画像形成手段によって形成
される画像を前記記録材料に転写する転写手段と、を含
むことを特徴とする。
【0020】また、本発明は、画像又は画像データに基
づいて形成したトナー画像を記録材料に転写した後に加
熱しながら加圧して、記録材料に画像を形成する画像形
成装置であって、前記画像又は画像データに基づいて前
記記録材料に転写したときに可視画像となるトナー画像
を形成する可視画像形成手段と、前記記録材料に転写し
たときに前記可視画像を隠蔽する画像を形成する隠蔽画
像形成手段と、前記可視画像形成手段によって形成され
る画像及び前記隠蔽画像形成手段によって形成される画
像を前記記録材料に転写する転写手段と、を含むことを
特徴とする。
【0021】上記構成の本発明の画像形成装置は、可視
画像形成手段によって記録材料に可視画像を形成する。
このときの可視画像は、原稿に記録された画像を複写し
ても良く、また、画像データに基づいた画像であっても
良い。
【0022】一方、本発明では、過疎画像形成手段とは
別に不可視画像形成手段又は隠蔽画像形成手段を設けた
ものであり、これにより、可視画像とは別に所定の機能
を持たせた画像を形成する。
【0023】ここで、本発明では、前記不可視画像形成
手段が前記可視画像形成手段に用いるトナーよりもガラ
ス転移点(ガラス転移温度)の低いトナーを用いて前記
不可視画像を形成する。
【0024】これにより、可視画像を記録材料に転写し
て加熱定着させたときに、不可視画像が粘着性のある溶
融状態となり、不可視画像を粘着層として記録材料に形
成することができる。
【0025】これにより、予め記録材料に接着層を設け
る必要がなく、接着層を設けていることによる変形等が
生じるのを防止することができる。また、接着層を任意
の位置に任意の形状で形成することが可能となる。
【0026】このときには、前記不可視画像形成手段が
透明又は前記記録材料の色と同色のトナーを用いて前記
可視画像と重ならない位置に不可視画像を形成すること
が好ましく、前記不可視画像形成手段が透明トナーを用
いて、前記記録材料に転写したときに前記可視画像を覆
うように不可視画像を形成することがより好ましい。
【0027】また、本発明では、前記隠蔽画像形成手段
が前記可視画像形成手段に用いるトナーよりもガラス転
移点が低いトナーを用いて隠蔽画像を形成する。
【0028】これにより、可視画像として記録した各種
の情報を隠蔽することができると共に、隠蔽画像を粘着
層としても用いることができる。
【0029】一方、本発明は、前記不可視画像形成手段
が、前記記録材料に転写されたときに前記可視画像を覆
うように前記記録材料上の予め設定されている所定位置
に不可視画像を形成するか、前記不可視画像形成手段
が、前記記録材料の全面を覆うように不可視画像を形成
する。
【0030】このときに、例えば、転写又は転写したと
きの加熱定着によってフィルム状となるトナーを用いる
ことにより、記録材料の任意の領域を不可視画像によっ
てコーティングすることができ、記録材料の搬送性の向
上を図ることができる。また、記録材料の全面をコーテ
ィングすることにより、汚れ等の付着や、可視画像の転
写等の発生を防止することができる。
【0031】さらに、本発明としては、前記不可視画像
形成手段が、入力されるデータに基づいて記録材料上に
不可視画像を形成することを特徴とする。
【0032】これにより、各種の情報を可視画像と共に
記録材料に記録しておくことができる。
【0033】このときに、前記不可視画像形成手段が、
二次元バーコード印字手段であり、入力される二次元バ
ーコードデータに基づいて前記記録材料に二次元バーコ
ードを形成するものであっても良く、これにより、多量
の情報を記録しておくことが可能となる。
【0034】このような本発明では、文章データに基づ
いて文章を所定の言語に翻訳した翻訳文の文章データを
生成する翻訳手段と、前記翻訳手段から出力される文章
データを二次元バーコードデータに変換する変換手段
と、を含む画像処理装置から入力される二次元バーコー
ドデータに基づいて、前記不可視画像形成手段が不可視
画像を形成することができる。
【0035】さらに、本発明は、前記可視画像形成手段
により形成される画像又は画像データから文章データを
読み取る可視画像読取手段を備え、前記可視画像読取手
段によって読み取られた文章データに基づいて生成され
たデータに基づいて、前記不可視画像形成手段が前記記
録材料に不可視画像を形成するものであっても良い。
【0036】一方、記録材料に記録した不可視画像に対
しては、前記不可視画像形成手段によって形成された不
可視画像を前記記録材料から読み取る不可視画像読取手
段を含み、前記可視画像形成手段が、前記不可視画像読
取手段によって読み取られて生成された画像データに基
づいて可視画像を形成しても良く、このときに、前記不
可視画像読取手段が、前記記録材料に形成されている二
次元バーコードを読み取って二次元バーコードデータを
出力すると共に、コード復元手段によって該二次元バー
コードデータを文章データに変換するときに、前記可視
画像形成手段が変換された文章データに基づいて画像を
形成するものであっても良い。
【0037】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照しながら本発
明の実施の形態を説明する。 〔第1の実施の形態〕図1には、第1の実施の形態に適
用した画像形成装置10の概略構成を示している。この
画像形成装置10は、ゼログラフィー方式によって記録
紙12に画像を形成するようになっている。
【0038】画像形成装置10には、ローラ14、1
6、18が設けられ、ローラ14〜18の間に無端の感
光ベルト20が巻き掛けられており、矢印A方向へ回転
駆動されるようになっている。この感光ベルト20は、
外周面が感光性導電体等によって形成され、感光ベルト
20の周囲には、感光ベルト20の表面に静電潜像を形
成した後に、この静電潜像に応じたトナー画像を形成
し、トナー画像を記録紙12に転写することにより、記
録紙12に画像を形成する画像形成プロセスが設けられ
ている。
【0039】すなわち、画像形成装置10には、ローラ
14、16に対向する位置に転写部22が形成されてい
る。記録紙12は、感光ベルト20の駆動に同期され
て、ローラ14側から、ローラ14、16の間で感光ベ
ルト20に対向するように矢印B方向に沿って送り込ま
れる。これにより、記録紙12が転写部22の転写器2
4A、24Bの間を通過するときに、感光ベルト20に
形成されているトナー画像が転写される。
【0040】また、転写部22を通過した記録紙12
は、転写部22よりも搬送方向の下流側に設けられてい
る定着器26へ送り込まれる。
【0041】定着器26は、一対の定着ローラ28を備
えており、この定着ローラ28によって記録紙12を挟
持することにより、記録紙12を加熱しながら加圧し
て、記録紙12に転写されたトナーを定着させる。これ
により、記録紙12に画像が形成される。また、記録紙
12は、定着ローラ28によって送り出される。
【0042】感光ベルト20の周囲には、ローラ16側
から、クリーナ30、帯電器32、露光器34及び第1
現像器36が順に配置されている。クリーナ30は、感
光ベルト20の表面に残ったトナーの除去及び感光ベル
ト20の除電を行い、帯電器32は、クリーナ28によ
って清掃及び除電された感光ベルト20の表面を、コロ
ナ放電等によって均一に帯電する。
【0043】露光器34は、入力される画像データに応
じてレーザー光等の光ビームを走査しながら感光ベルト
20に照射する。これにより、感光ベルト20には、画
像データに応じた静電潜像が形成される。
【0044】第1現像器36は、所定の極性に帯電させ
たトナー(トナー粒子)が充填されており、このトナー
を感光ベルト20に接触させることにより、静電潜像に
応じてトナーを付着させ、感光ベルト20上に、静電潜
像に応じたトナー画像を形成する。転写部22では、こ
の感光ベルト20上のトナー画像を記録紙12に転写す
る。
【0045】第1現像器36では、例えば黒色などの有
色トナー用いており、これにより、画像形成装置10で
は、記録紙12に可視画像を形成するようにしている。
なお、第1現像器36で用いるトナーは、これに限らず
記録紙12上に可視画像を形成可能とするものであれば
任意の色の有色トナーを用いることができる。また、有
色トナーとしては、1色に限らず異なる2色または、2
色以上を用いることがきる。これにより、所謂2色刷り
を行うものであっても良く、また、Y(イエロー)、M
(シアン)、M(マゼンタ)及びBK(黒)の4色のト
ナーを用いて、カラー印刷が可能となるものであっても
良い。
【0046】ところで、画像形成装置10には、第1現
像器36と転写部22の間で感光ベルト20に対向する
ように、第2の現像手段として第2現像器38が設けら
れている。また、第1現像器36と第2現像器38との
間には、帯電器40及び露光器42が設けられている。
【0047】帯電器40は、第1現像器36と対向する
位置を通過した感光ベルト20を、再度帯電させる。ま
た、露光器42は、帯電器40によって帯電された感光
ベルト20を露光して、新たな静電潜像を形成する。第
2現像器38は、感光ベルト20がトナーに接触しなが
ら移動することにより、新たに感光ベルト20に形成さ
れた静電潜像に応じたトナー画像を形成する。このと
き、画像形成装置10では、第2現像器38によって形
成するトナー画像が、第1現像器36によって形成する
トナー画像と重ならないようにしている画像データを露
光器42に入力するようにしている。
【0048】第2現像器38には、透明又は白色等の記
録紙12と同一色のトナー(以下、透明トナーとする)
が充填されている。これにより、第2現像器38によっ
て形成されたトナー画像は、記録紙12の表面に実質的
に現れない不可視画像の形成が可能となるようにしてい
る。
【0049】また、画像形成装置10では、第2現像器
38に用いる透明トナーとして、ガラス転移点が、第1
現像器36で用いるトナーのガラス転移点よりも低い透
明トナーを用いている。なお、本実施の形態では、一例
としてガラス転移点が50°C程度の透明トナーを用い
ている。また、透明トナーとしては、従来公知の組成物
を用いることができ、本実施の形態では詳細な説明を省
略する。
【0050】一方、定着器26は、一般的な熱ロール方
式によって記録紙12の加熱及び加圧を行う。このと
き、定着ローラ28は、表面温度が150°C〜200
°Cの範囲に制御され、圧力がニップ幅に換算して5mm
〜15mm程度に調整されている。なお、このときのロー
ル径は、40mm〜80mmとしている。なお、定着方法は
これに限らず、従来公知の任意の構成を適用することが
できる。
【0051】これにより、定着器26では、記録紙12
に転写された有色トナー及び透明トナーを加熱する。有
色トナー及び透明トナーは、加熱されることにより、ガ
ラス転移点の温度近傍である50°Cを越えると、ま
ず、透明トナーが半溶状態となって粘性が生じ、さらに
加熱されることにより溶融し、粘性によって記録紙12
の繊維にしみ込む。
【0052】これにより、記録紙12には、第1現像器
36に用いられる有色トナーによる可視画像と、第2現
像器38に用いられる透明トナーによる不可視画像が合
わせて形成される。
【0053】画像形成装置10では、画像定着の終了し
た記録紙12を、トレイやビン等に排出する。して積層
されるに排出されて積層されるなどして集積される。
【0054】このとき、第2現像器38によって付与さ
れた透明トナーは、ガラス転移点が低いことにより、第
1現像器36によって付与された有色トナーが硬化した
状態でも粘着性が生じた状態となっている。
【0055】次に、第1の実施の形態の作用として、記
録紙12への印刷処理(画像形成処理)の一例を説明す
る。
【0056】図2には、第1の実施の形態で記録紙12
として用いるメールフォーム用のシート50を示してい
る。
【0057】このシート50は、矩形形状の紙などの基
材52の短辺方向(図2の紙面上下方向)に沿って形成
されている折り線54A、54Bによって長手方向に沿
って三分割されている。これにより、シート50には、
宛名記録部56、通知情報記録部58、60に区分けさ
れている。
【0058】また、シート50には、短辺方向の両端
部、宛名記録部56と通知情報記録部58の間の折り線
54Aを挟んだ両側及び通知情報記録部60の端部にミ
シン目62が形成されている。
【0059】このシート50は、折り線54A、54B
で折り曲げて、宛名記録部60が外側となり、通知情報
記録部58、60が重なるように折り畳むことにより封
書サイズとなる。このとき、ミシン目62が宛名情報記
録部56の周囲で、一辺を除く三辺に沿って重なるよう
になっている。
【0060】したがって、シート50は、折り畳んだと
きに互いに対向する宛名記録部56及び通知情報記録部
58、60の周縁部を貼着することにより封書状態とな
り、ミシン目62に沿って周縁の3辺を切除することに
より、見開き状ないし冊子状に展開することができる。
【0061】シート50は、宛名記録部56及び通知情
報記録部58、60のミシン目62よりも内方側が宛名
記録領域56A及び通知情報記録領域58A、60Aと
なっており、画像形成装置10では、宛名記録領域56
A及び通知情報記録領域58A、60Aに罫線や所定の
文字列等の可視画像を所定のフォームで形成する。ま
た、画像形成装置10では、ミシン目62の外方側に、
透明トナーを用いて帯体64となる画像を形成するよう
になっている。
【0062】このように構成されている画像形成装置1
0は、シート50に記録する宛名や通知情報が入力され
て画像形成が指示されると、感光ベルト20を所定の周
速度で移動させる。このとき、クリーナ30は、対向す
る感光ベルト20の表面に残っているトナーの除去及び
除電を行う。帯電器32は、クリーナ30によって除電
された感光ベルト20を均一に帯電する。
【0063】一方、画像形成装置10は、予め設定され
ているフォーム(書式)に合わせて宛名や通知情報をシ
ート50に記録するように画像データを生成する。
【0064】露光器34は、この画像データに基づい
て、帯電された感光ベルト20へ向けて光ビームを照射
する。このときに、光ビームを画像データに基づいて走
査することにより、感光ベルト20に画像データに応じ
た静電潜像を形成する。
【0065】感光ベルト20に形成された静電潜像は、
次に第1現像器36に対向する。第1現像器36は、感
光ベルト20に有色トナーを供給する。これにより、例
えば、光ビームが照射されることにより電荷が除去され
た部分に有色トナーが付着して、感光ベルト20上に有
色トナーによるトナー画像が形成される。
【0066】第1現像器36から供給された有色トナー
によるトナー画像が形成された感光ベルト20は、次
に、帯電器40に対向することにより再度、帯電され、
露光器42に対向される。
【0067】露光器42には、シート50の所定位置に
帯体64を形成するように設定されている画像データが
入力され、露光器42は、この画像データに基づいて感
光ベルト20を走査露光して静電潜像を形成する。
【0068】再度、静電潜像が形成された感光ベルト2
0は、第2現像器38に対向することにより、第2現像
器から透明トナーが供給される。これにより、感光ベル
ト20には、透明トナーによるトナー画像が形成され
る。
【0069】このようにして、感光ベルト20上に形成
されたトナー画像は、感光ベルト20の移動に同期され
て転写部22に送り込まれるシート50に転写される。
【0070】トナー画像が転写されたシート50は、転
写部22から定着器26へ送り込まれることにより、定
着ローラ28によって加熱されながら加圧される。これ
により、シート50に転写されたトナーは、所定の定着
温度(例えば150°C〜200°C程度)まで、加熱
されることにより溶融して、溶融した状態で加圧される
ことによりシート50の繊維中にしみ込むなどしてシー
ト50に定着される。
【0071】この後に、シート50が定着器26から送
り出される。これにより、シート50が冷却されると、
ガラス転移点の高い有色トナーがシート50に定着され
る。このとき、透明トナーは、ガラス転移点が低いため
に粘着状態となっている。
【0072】このようにして画像形成装置10から排出
されたシート50は、図示しない自動シーリング装置等
によって折れ線54A、54Bに沿って折り曲げられて
封書サイズに畳まれた状態で加圧される。このときに、
帯体64を形成している透明トナーが溶融状態となって
いるために、宛名記録部56及び通知情報記録部58、
60の周縁部が互いに粘着し、透明トナーが固化するこ
とにより貼着される。
【0073】これにより、通知情報記録部58、60に
形成した可視画像である通知情報が隠蔽された封書が得
られる。また、この封書は、ミシン目62に沿って周縁
部の3辺を切除することにより、透明トナーによる貼着
部分が除去されるので、通知情報記録部58、60を見
開きないし冊子状に展開することができ、隠蔽されてい
た通知情報を見ることができる。
【0074】一方、画像形成装置10では、透明トナー
を用いて、可視画像と重ならない位置に粘着層となる帯
体64を形成するようにしているため、シート50に予
め粘着層を形成する必要がない。これにより、予め塗布
している粘着層によるシート50の変形等が生じること
がなく、また、シート50の保管管理を行うときに、粘
着層の劣化を気にする必要がなく、シート50の保管管
理が容易となるとともに、シート50の変形が原因とな
る搬送不良の発生や、文字等の可視画像の歪み等の仕上
がり品質の低下を生じさせてしまうことがない。
【0075】また、画像形成装置10によってシート5
0に罫線等を形成するようにしているため、シート50
に画像を形成するフォーム(書式)等の変更が生じたと
きにも、既に仕入れたり保管しているシート50等が無
駄になってしまうことがない。すなわち、フォーム等の
変更が生じても、変更されたフォームに合わせた画像デ
ータを生成すれば良いので、前のシート50が使用でき
なくなってしまうことがない。
【0076】なお、画像形成装置10では、通知情報記
録部58、60の周縁部に粘着層となる帯体64を形成
するようにしているが、透明トナーによって形成する画
像及び画像の位置はこれに限るものではなく、可視画像
と重ならない位置であれば任意の位置に透明トナーによ
る画像を形成するものであれば任意の形式を用いること
ができる。
【0077】例えば図3(A)に示すシート70は、折
り線72に沿って二つ折りされるようになっている。ま
た、このシート70は、周縁部にミシン目74が形成さ
れており、このミシン目74に囲われた内部が通知情報
等の各種の情報を可視画像として形成する領域として用
いられる。
【0078】また、シート70は、ミシン目74の外側
に粘着層を設け、二つに折り曲げたときに、この粘着層
によって貼着することにより、記録している情報の隠蔽
が可能となる。
【0079】このようなシート70に対する画像形成処
理を行うときにも、粘着層を必要とする位置に、透明ト
ナーによって帯体76を形成することにより、シート7
0に予め粘着層を設けておく必要がなくなる。
【0080】また、このように構成されている画像形成
装置10は、シート50などの封書等を形成する記録紙
12に対する画像形成のみならず、記録紙12の任意の
位置を接合可能とすることができる。
【0081】例えば、図3(B)に示す中綴じ製本用の
シート78に対する画像形成を行うときに、綴じ代とな
る中心部に透明トナーを用いた帯体80を形成する。こ
れにより、複数枚のシート78を重ねて折り曲げるとき
に、この帯体80を粘着層としてシート78を綴じるこ
とができる。
【0082】また、図3(C)のシート82では、透明
トナーによって周縁部の一つに例えば三角形状の画像8
4を形成する。これにより複数枚のシート82を揃えて
重ねたときに、上下に重なるシート82をこの画像84
で粘着層として用いて貼着して綴じることができるす。
【0083】さらに、図3(D)に示すように、シート
86の上辺などの一辺に沿って、透明トナーによって帯
状又はスジ状の画像88を形成することにより、複数枚
のシート86を揃えて重ねたときに、この画像88を粘
着層として用いて貼着して綴じることができる。
【0084】〔第2の実施の形態〕次に第2の実施の形
態を説明する。図4には、第2の実施の形態に適用した
画像形成装置100の概略構成を示している。
【0085】この画像形成装置100は、感光ドラム1
02と転写ローラ104とを備えている。感光ドラム1
02の周囲には、クリーナ106、帯電器108、露光
器110及び現像器112が、回転方向(矢印C方向)
に沿って順に配置されて、画像形成プロセスが構成され
ている。
【0086】現像器112には、透明トナーが充填され
ているトナーカートリッジ114を含む複数のトナーカ
ートリッジが装填されている。本実施の形態では、一例
として、黒色のトナーが充填されているトナーカートリ
ッジ116を設けて、トナーカートリッジ114、11
6が順に感光ドラム102に対向するようになってい
る。
【0087】なお、本実施の形態では、可視画像用のト
ナーカートリッジ116を用いて単色画像を形成するも
のとして説明するが、カートリッジ116に加えて、赤
色などの他の色のトナーが充填されているトナーカート
リッジを設けて2色刷りの画像が形成可能となるように
しても良く、さらに、黒色(BK)のカートリッジ11
6に加えて、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シ
アン)の各色のカートリッジを設けて、カラー画像が形
成可能となるようにしたものであっても良い。
【0088】これにより、画像形成装置100では、ト
ナーカートリッジ116に充填している有色トナーを用
いた文字等の可視画像と、トナーカートリッジ114に
充填している透明トナーを用いた不可視画像とを感光ド
ラム102の周面に形成可能となっている。
【0089】また、画像形成装置100では、感光ドラ
ム102に形成したトナー画像を、順に転写ドラム10
4に転写することによりトナー画像を重ねる。
【0090】一方、転写ドラム104には、記録紙12
が対向するようになっている。記録紙12は、転写ロー
ラ104の回転に同期して転写部118へ送り込まれ、
転写ローラ104とバックアップローラ120の間に挟
持されながら送り出されることにより、転写ローラ10
4の周面に形成されたトナー画像が記録紙12に転写さ
れる。
【0091】このとき、画像形成装置100では、トナ
ーカートリッジ114に充填している透明トナーを用い
たトナー画像を最初に転写ローラ104に転写し、この
上にトナーカートリッジ116の有色トナーを用いたト
ナー画像を重ねることにより、記録紙12には、有色ト
ナーのトナー画像に、透明トナーのトナー画像が重ねら
れて形成される。
【0092】画像形成装置100では、記録紙12への
トナー画像の転写が終了すると、記録紙12を定着部1
22へ送り込む。定着部122では、定着ローラ124
によって記録紙12を加熱しながら加圧して送り出す。
これにより、記録紙12にトナー画像が定着される。
【0093】ところで、第2の実施の形態では、カート
リッジ14に充填する透明トナーとして、前記した第1
の実施の形態の第2現像器38で用いた透明トナーを使
用している。
【0094】このように構成されている画像形成装置1
00では、記録紙12として例えば、図5に示すシート
130を用い、このシート130への画像形成処理を行
う。このシート130は、基材132の両端(図5の紙
面左右方向)に耳部134が設けられており、画像が形
成された後に、所定のタイミングで耳部134がミシン
目136に沿って切除される。
【0095】また、シート130の基材132には、幅
方向に沿って宛名記録部138及び通知情報記録部14
0、142となっており、それぞれの間に折り線144
が形成されている。
【0096】シート130は、基材132を、この折り
線144に沿って折り畳むことにより、はがきサイズと
なる。このとき、宛名記録部138が上面となり、通知
情報記録部140、142が互いに重なるように折り畳
むことにより、通常情報記録部140、142に記録さ
れている通知情報の隠蔽が可能となっている。
【0097】画像形成装置100では、宛名記録部13
8の宛名記録領域138A内に、宛名等の文字列を可視
画像として形成すると共に、通知情報記録部140、1
42の通知情報記録領域140A、142Aに所定のフ
ォームで各種の通知情報を可視画像として形成する。
【0098】また、画像形成装置100では、通知情報
記録領域140A、142Aの略全面を覆うように透明
トナーによって透明画像146を形成するようになって
いる。
【0099】このようにして画像が形成されたシート1
30は、画像転写が終了すると、定着部122へ送られ
て、定着ローラ124によって加熱されながら加圧され
る。これにより、シート130は、透明画像146に覆
われた可視画像が定着されて排出される。
【0100】画像形成装置100から排出されたシート
130は、図示しない自動シーリング装置によって折り
線144に沿って折り畳まれた後に、さらに加圧され
る。
【0101】シート130は、折り畳まれることにより
通知情報記録部140、142に形成している透明画像
146が重ねられる。このとき、透明トナーがまだ溶融
状態であることにより、透明トナーの粘着性によって透
明画像146が粘着層となって通知情報記録部140、
146を貼着する。
【0102】このように、画像形成装置100では、可
視画像を覆うように透明トナーによって不可視画像であ
る透明画像146を接着層として形成することができる
ので、通知情報を遮蔽したはがきを容易に形成すること
ができる。これにより,予めシート130に接着層等を
設ける必要がないために,予め接着層が設けられている
ことによる変形の発生を防止することができると共に,
シート130の保管管理が極めて容易となる。また、シ
ート50の変形が原因となる搬送不良の発生や、文字等
の可視画像の歪み等の仕上がり品質の低下を生じさせて
しまうことがない。
【0103】さらに、シート130に画像を形成するフ
ォーム(書式)等の変更が生じたときにも、既に仕入れ
たり保管しているシート130等が無駄になってしまう
ことがない。すなわち、フォーム等の変更が生じても、
変更されたフォームに合わせた画像データを生成すれば
良いので、前のシート130が使用できなくなってしま
うことがない。
【0104】なお、このような画像形成装置100は,
第1の実施の形態で記録紙12として適用したシート5
0(図2参照)等への画像形成も可能となる。
【0105】また、透明トナーとしては、例えば樹脂フ
ィルム等の固化することによりフィルム状となるものを
用いるようにしても良い。これにより、透明トナーによ
り接着されている通知情報記録部140、142を剥が
すことにより、通知情報記録140、142に形成され
ている可視画像である通知情報が透明トナーによって被
覆された状態で視認可能となる。
【0106】さらに、第2の実施の形態では、透明トナ
ーを用いるようにしたが、この透明トナーに代えて、加
熱溶融された後に固化することによりフィルム状となる
白色トナー等の不透明なトナーを用いるようにしても良
い。
【0107】これにより、図6に示すように、記録紙1
2に形成する可視画像を隠蔽するように不透明なトナー
を用いて形成した画像148によって覆うことができ
る。また、隠蔽されている可視画像を見るときには、白
色トナーによって形成されたフィルムを記録紙12から
剥がせば良く、これにより、折り畳む必要のない隠蔽用
のはがき等を容易に得ることができる。 〔第3の実施の形態〕次に本発明の第3の実施の形態を
説明する。なお、第3の実施の形態の基本構成は、前記
した第2の実施の形態と同一であり、同一の部品には、
同一の部品を付与してその説明を省略する。
【0108】第3の実施の形態で 有色トナーよりもガ
ラス転移点が低い透明トナーに代えて、溶融された後に
固化することによりコーティング材となる透明トナーを
用いている。
【0109】画像形成装置100では、定着が終了した
記録紙12の搬送用に設けられているローラ等が、記録
紙12に接触する位置に基づいて、透明トナーによる不
可視画像及び不可視画像の形成位置が設定されている。
【0110】例えば、図7(A)に示すように、記録紙
12への図示しないローラの接触位置150が、記録紙
12の搬送方向(図7(A)の矢印D方向)と直交する
幅方向に沿って所定間隔で現れるときには、それぞれの
接触位置150を覆うように透明トナーによって帯状の
透明トナー画像152を形成する。
【0111】これにより、定着処理の終了した記録紙1
2には、帯状の透明トナー画像152がコーティング層
として形成される。この透明トナー画像152によって
形成されたコーティング層は、透明となっているため
に、可視画像の視認性を低下させることがない。また、
透明トナー画像152によってコーティング層を形成す
ることにより、図示しない搬送用のローラが接触したと
きに、有色トナーによって可視画像を形成したときに記
録紙12の表面の凹凸が、記録紙12の搬送性に影響を
及ぼして、搬送不良等が生じてしまうのを確実に防止す
ることができる。
【0112】なお、図7(B)に示すように、記録紙1
2の略全面にコーティング層となる透明トナー画像15
4を形成するようにしても良い。これにより、有色トナ
ーによって可視画像を形成した記録紙12を、ローラ等
を用いて搬送しても、搬送不良が生じてしまうのを防止
することができると共に、記録紙12の表面に汚れが付
着するのを抑えることができる。さらに、透明トナーに
よってコーティングすることにより、トナー像部と背景
部との光沢差が現れてしまうのを防止することができる
と共に、トナー像の粒状性の軽減を図り、高画質の画像
形成が可能となると共に、定着過程でトナー像が乱れて
しまうのを抑えることができる。
【0113】このように、画像として透明トナー等を記
録紙12上に付着させるので、任意の形状で透明トナー
を記録紙12に付着させてコーティング層を形成するこ
とが可能となる。 〔第4の実施の形態〕次に本発明の第4の実施の形態を
説明する。図8には、第4の実施の形態に画像形成装置
として適用した画像複写装置160の概略及び画像処理
装置162を示している。
【0114】画像複写装置160には、画像読取部16
4及びゼログラフィー方式の画像形成部166が設けら
れている。
【0115】画像形成部166は、帯電器等を用いて感
光体を帯電する帯電工程168、露光器等を用いて感光
体に静電潜像を形成する露光工程170、トナー現像を
行う現像工程172、トナー画像を記録紙12に転写す
る転写工程174、感光体から記録紙12を剥離する剥
離工程176、記録紙12にトナー画像を定着させる定
着工程178及び感光体の除電及びクリーニングを行う
清掃工程180によって形成された従来公知の一般的構
成となっている。
【0116】この画像形成部166では、例えば感光体
として感光ドラムや感光ベルト、感光板等を用い、この
感光体のアルミニウム等の表面にセレン等の光導電性物
質による薄幕を形成しており、帯電工程168でこの感
光体の表面に電荷(例えば正電荷)を与えて、全面を均
一に帯電させる。
【0117】一方、画像読取部164には、複写する画
像が記録された原稿182が装填されるようになってお
り、露光工程170では、この原稿182に記録された
原稿画像に応じた光を感光体に照射する。すなわち、露
光工程170では、原稿182を透過した光(原稿18
2が透過原稿のとき)又は原稿182によって反射した
光(原稿182が反射原稿のとき)を感光体へ照射する
ことにより原稿182に記録されている画像を感光体へ
投影する。
【0118】これにより、感光体は、光が照射された領
域の電荷が除去されて、原稿182に記録された画像に
応じた静電潜像が形成される。なお、画像読取部166
では、スキャナ等によって原稿182に記録された画像
を読み取って画像データを生成し、露光工程170でこ
の画像データに基づいて光ビームを走査しながら感光体
へ照射することにより感光体に静電潜像を形成するなど
の従来公知の任意の構成を適用することができる。
【0119】現像工程172では、静電潜像が形成され
た感光体の表面へ帯電している電荷を付与する。このと
き、帯電工程172での帯電時と同じ極性の電荷を持つ
トナーを付与することにより、光が照射された画像部分
にトナーを付着させるなどして、静電潜像に応じたトナ
ー画像を形成する。
【0120】転写工程174では、トナー画像が形成さ
れた感光体と記録紙12を重ね合せ、例えば所定の電界
を印加することにより、トナーが記録紙12に吸引され
るようにして、感光体に形成されているトナー画像を記
録紙12に転写する。剥離工程176では、トナー画像
を転写した記録紙12を感光体から剥がし、定着工程1
78では、トナー画像が転写された記録紙12を加熱し
ながら加圧することにより、トナーを溶融させると共
に、溶融したトナーを記録紙12の繊維中にしみ込ま
せ、トナーが冷却して固化したときに記録紙12に定着
するようにして送り出す。
【0121】また、清掃工程180では、帯電工程16
8で感光体に付与した電荷と逆の極性の電荷を付与する
ことにより感光体上から電荷を除去した後、ブラシ等に
よって感光体の表面に残っているトナーを除去し、次の
画像形成が可能となるようにする。すなわち、画像形成
部166には、前記した画像形成装置10、100と同
等の画像形成プロセスが形成されている。
【0122】ところで、画像複写装置160には、画像
読取手段としてスキャナ184が設けられている。この
スキャナ184は、画像処理装置162に接続してい
る。画像処理装置162は、パーソナルコンピュータ等
が用いられて、スキャナ184を用いたOCR機能を備
えている。
【0123】また、画像処理装置162には、翻訳ソフ
ト186が設けられており、スキャナ184によって読
み込んだ文章データ、画像処理装置162で作成した文
章データ、画像処理装置162に外部から入力される文
章データ等に対して、異なる言語の文章データに変換す
る翻訳処理が可能となっている。
【0124】これにより、画像処理装置162では、画
像複写装置160の画像読取部164に装填されている
原稿182に記録されている文章の翻訳処理が指示され
ると、スキャナ184によって原稿182に画像として
記録されている文字を読み取って文章データを生成する
と、この文章データに基づいて翻訳文を作成して翻訳デ
ータを生成する。
【0125】ところで、画像処理装置162には、コー
ド変換部188が設けられている。このコード変換部1
88は、翻訳ソフト186によって生成した翻訳データ
を、予め設定されているコードの二次元バーコードデー
タに変換する。
【0126】一方、画像複写装置160には、バーコー
ド印刷器190が設けられている。このバーコード印刷
器190は、ノズル192が定着処理の終了した記録紙
12へ向けられており、このノズル192から記録紙1
2向けて噴出するインクによって二次元バーコードを形
成するようになっている。
【0127】画像処理装置162のコード変換部188
で変換された二次元バーコードデータは、画像複写装置
160のバーコード印刷器190に入力されるようにな
っている。これにより、図9に示すように、記録紙12
には、原稿182に画像として記録されている文章の翻
訳文をコード化した二次元バーコード194が記録され
る。
【0128】二次元バーコードは、垂直及び水平方向の
二次元の方向のそれぞれに情報を持つ表示方式のバーコ
ードであり、表記方法にスタック式とマトリックス式が
ある。
【0129】スタック式は、従来からある一次元バーコ
ードを積み重ね形状となっており、PDF417、コー
ド49、コード16k、コーダブラック等がある。ま
た、マトリックス式は、情報ヲ白黒交互のマス目でモザ
イク上に表記するものであり、コードワン、データコー
ド、アレイタグ、QRコード、ボックス固形コード、マ
キシコード、ペリコード、ソフトストリップ、CPコー
ド、カルラコード、ウルトラコードなどがあり、一般に
スタック式に比較して多量の情報を持たせることができ
る。なお、二次元バーコードとしては、任意のコードを
用いることができ、本実施の形態では、図示及び詳細な
説明を省略する。
【0130】一方、バーコード印刷器190は、インク
として透明インクが用いられている。この透明インク
は、通常の可視光を反射せずに透過させるインクとなっ
ており、これにより、記録紙12には、二次元バーコー
ド194が不可視画像として記録される。すなわち、記
録紙12には、バーコード印刷器190によってステル
ス二次元バーコードが記録される。
【0131】これにより、画像複写装置160では、原
稿182に記録されている文章に応じた翻訳文を得るこ
とができる情報を、記録紙12に形成した画像(文章)
を隠すことなく、記録紙12に合わせ持たせることがで
きるようにしている。
【0132】また、バーコード印刷器190に用いられ
る透明インクは、紫外線等の可視領域外の特定の波長の
光を反射するようになっている。また、二次元バーコー
ドは、CCDエリアセンサ等を用いた二次元スキャナに
よって画像読み取りが可能となっている。
【0133】画像処理装置162には、画像複写装置1
60に設けられているスキャナ184とは別に、スキャ
ナ196が接続している。このスキャナ196は、画像
複写装置160のバーコード印刷器190に用いられて
いるインクが反射する波長の光を用いる二次元スキャナ
となっている。
【0134】また、画像処理装置162には、コード復
元部198が設けられている。このコード復元部198
は、スキャナ196によって読み込んだ二次元バーコー
ドを文章データに変換(復元)する。これにより、画像
処理装置162は、スキャナ196で記録紙12に不可
視画像として記録されている二次元バーコード194を
読み込むと、この二次元バーコード194から記録紙1
2に記録されている文章の翻訳文となる文章データを生
成する。
【0135】一方、画像処理装置162には、画像複写
装置160の画像形成部166に接続しており、画像複
写装置160が、画像処理装置162から画像形成部1
66に文章データが入力されると、この文章データに基
づいて感光体を露光して、文章データに基づいた文章を
記録紙12に形成する。
【0136】これにより、原稿162を複写した記録紙
12に記録されている文章の翻訳文が記録紙12に形成
されて出力される。
【0137】このように構成されている画像複写装置1
0では、画像読取部164に装填された原稿182に記
録されている画像の記録紙12への複写が指示されるこ
とにより、画像形成部166で、原稿182に記録さえ
れている画像を記録紙12に形成する。
【0138】一方、原稿182に文章が記録されてお
り、この文章の翻訳情報の印刷が指定されると、画像処
理装置162は、OCR機能を用いて、画像複写装置1
60の画像読取部164に設けているスキャナ184に
よって原稿182に画像として記録されている文章を読
み込んで文章データを生成する。
【0139】画像処理装置162は、文章データを生成
すると、翻訳ソフト186を用いて文章データから指定
された言語への翻訳文の文章データを作成する。例え
ば、原稿182に和文の文章が記録されており、英文へ
の翻訳が指定されていると、翻訳ソフト186によって
和文の文章データに応じた英文の文章データを生成す
る。また、原稿182に英文が記録されているときに和
文への翻訳が指定されていると、スキャナ184によっ
て読み込んだ英文の文章データに基づいて和文の文章デ
ータを生成する。
【0140】画像処理装置162は、翻訳文の文章デー
タを生成すると、コード変換部188が、生成した文章
データを二次元バーコードデータに変換し、画像複写装
置160のバーコード印刷器190へ出力する。
【0141】画像複写装置190では、バーコード印刷
器190に二次元バーコードデータが入力されると、原
稿182の画像(文章)が形成されて画像形成部166
から出力される記録紙12の所定位置に、二次元バーコ
ードデータに基づいて、二次元バーコード194を印刷
する。
【0142】これにより、原稿182に記録されている
文章と共に、翻訳情報が二次元バーコード194として
記録された記録紙12が、画像複写装置160から出力
される。このとき、画像複写装置160のバーコード印
刷器190では、二次元バーコード194を、透明イン
クを用いて不可視画像として印刷する。
【0143】したがって、記録紙12に翻訳情報として
記録された二次元バーコード194が、記録紙12に記
録された原稿182の文章を隠してしまうなどしてしま
うことがない。
【0144】一方、記録紙12に記録されている文章の
翻訳文を得るときには、記録紙12の画像をスキャナ1
96によって読み取って画像処理装置162へ入力す
る。このスキャナ196は、画像複写装置160のバー
コード印刷器190の透明インキに応じた波長の光を用
いていることにより、記録紙12に不可視画像として二
次元バーコード194が記録されていると、この二次元
バーコード194を読み取って、二次元バーコードデー
タを画像処理装置162へ出力する。
【0145】画像処理装置162は、スキャナ196か
ら二次元バーコードデータが入力されると、コード復元
部198によって二次元バーコードデータを文章データ
に変換する。また、画像処理装置162は、二次元バー
コードデータを文章データに変換すると、この文章デー
タを画像複写装置160の画像形成部166へ出力す
る。
【0146】これにより、画像複写装置160は、画像
処理装置162から入力される文章データに応じた文章
を記録した記録紙12を出力する。すなわち、記録紙1
2に記録されている翻訳情報に基づいた翻訳文が記録紙
12に形成されて出力される。
【0147】このように、画像複写装置160及び画像
処理装置162では、記録紙12に、原稿182に記録
されている文章及びこの文章に対する翻訳文が得られる
翻訳情報を合せて記録しているために、翻訳文を示す二
次元バーコードを読み取ると共にコード変換を行うこと
により、簡単に翻訳文の印刷出力が可能となる。
【0148】なお、第4の実施の形態に適用した画像複
写装置160及び画像処理装置162は、本発明の構成
を限定するものではない。例えば、第4の実施の形態で
は、画像複写装置160が、原稿182に記録されてい
る文章を記録紙12に複写するように説明したが、これ
に限らず、画像処理装置162に入力される文章データ
(文書データ)や画像処理装置162で作成された文章
データを、画像複写装置160へ出力することにより、
この文章データに基づいた画像及び文章データを所定の
言語に翻訳した文章データを記録紙12に記録するよう
にしても良い。
【0149】このとき、画像処理装置162は、翻訳文
を文章データとして出力し、本の文章データを二次元バ
ーコードデータとして出力するようにしても良い。
【0150】このような処理を行うときには、画像複写
装置160に代えて、画像読取部が設けられていない所
謂プリンタを画像形成装置として用いるようにしても良
い。
【0151】また、第4の実施の形態では、画像複写装
置160と情報処理装置162を別々に設けてデータ交
換(データの入出力)を行うように接続したが、本発明
の画像形成装置としては、画像複写装置160の機能と
画像処理装置162の機能を合せ持ったものであっても
良い。
【0152】さらに、第4の実施の形態では、ゼログラ
フィー方式で記録紙12に画像を形成する画像形成部1
66と別に、バーコード印刷器190を設けて説明した
が、画像形成部166で、可視画像と共に、透明トナー
を用いてステルス二次元バーコード(二次元バーコード
194)を記録するようにしても良い。すなわち、画像
形成部166に、前記した第1の実施の形態の画像形成
装置10や第2の実施の形態の画像形成装置100を用
いても良い。
【0153】例えば第2の実施の形態に適用した画像形
成装置100を適用するときには、トナーカートリッジ
114に充填する透明トナーとして、可視領域外の所定
波長の光(スキャナ196に用いる波長の光)を反射す
るものを用い、この透明トナーによって二次元バーコー
ド194を形成するようにすれば良い。
【0154】ゼログラフィー方式によって二次元バーコ
ードを形成するとき、透明トナーヲ用いることにより、
不可視画像として形成することができるため、二次元バ
ーコード194が可視画像と重なっても、二次元バーコ
ード194が可視画像を隠してしまうことがないので、
二次元バーコード194を比較的大きく形成でき、読取
エラーや誤読が生じるのを防止可能となる。
【0155】なお、以上説明した本実施の形態は、本発
明の構成を限定するものではない。本発明は、ゼログラ
フィー方式を用いた画像形成装置や画像複写装置を例に
説明し他が、本発明はこれに限らず、任意の構成の画像
形成装置に適用することができる。
【0156】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、可
視画像形成手段に加えて、不可視画像形成手段又は隠蔽
画像形成手段を設けることにより、可視画像形成手段に
よって形成した可視画像の隠蔽が容易となる。また、本
発明では、可視画像形成手段に加えて不可視画像形成手
段を設けられることにより、記録材料に各種の情報を可
視画像と合せて記録することができると言う優れた効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施の形態に適用した画像形成装置の
概略構成図である。
【図2】 第1の実施の形態に適用した画像形成装置を
用いて画像を形成するシートの一例を示す概略図であ
る。
【図3】 (A)乃至(D)は、それぞれ第1の実施の
形態に適用した画像形成装置を用いたシートへの画像形
成例を示す概略図である。
【図4】 第2の実施の形態に適用した画像形成装置の
概略構成図である。
【図5】 第2の実施の形態に適用した画像形成装置を
用いて画像を形成するシートを示す概略図である。
【図6】 第2の実施の形態に適用した画像形成装置を
用いて画像を形成するシートの他の一例を示す概略図で
ある。
【図7】 (A)及び(B)のそれぞれは、第3の実施
の形態で透明トナー画像をコーティング層として形成し
た記録紙を示す概略図である。
【図8】 第4の実施の形態に係る画像複写装置と画像
処理装置の概略構成図である。
【図9】 第4の実施の形態に係る画像複写装置によっ
て画像を形成した記録紙の一例を示す概略図である。
【図10】 (A)は従来から隠蔽用はがきとして用い
られるシートの一例を示す概略図、(B)は(A)のシ
ートに隠蔽シートを貼着した状態を示す概略図、(C)
はそのシートの折り畳みを示す概略図である。
【符号の説明】
10、100 画像形成装置 12 記録紙(記録材料) 20 感光ベルト(可視画像形成手段、不可視画像形
成手段、転写手段) 22 転写部(転写手段) 36 第1現像器(可視画像形成手段) 38 第2現像器(不可視画像形成手段) 50、70、78、82、86、130 シート(記
録材料) 64 帯体(不可視画像) 102 感光ドラム(可視画像形成手段、不可視画像
形成手段、隠蔽画像形成手段) 104 転写ローラ(可視画像形成手段、不可視画像
形成手段、隠蔽画像形成手段、転写手段) 112 現像器(可視画像形成手段、不可視画像形成
手段、隠蔽画像形成手段) 114 トナーカートリッジ(不可視画像形成手段、
隠蔽画像形成手段) 116 トナーカートリッジ(可視画像形成手段) 146 透明画像(不可視画像) 152、154 透明トナー画像(不可視画像) 160 画像複写装置(画像形成装置) 162 画像処理装置 166 画像形成部(可視画像形成手段) 184 スキャナ(可視画像読取手段) 186 翻訳ソフト(翻訳手段) 188 コード変換部(コード変換手段) 190 バーコード印刷器(不可視画像形成手段) 194 二次元バーコード(不可視画像) 196 スキャナ(不可視画像読取手段) 198 コード復元部(コード復元手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 15/20 101 B41J 29/00 Z 2H200 (72)発明者 當 英樹 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士ゼ ロックス株式会社岩槻事業所内 Fターム(参考) 2C061 AP04 AQ06 AR01 BB17 CL10 2H005 AA25 AA29 EA03 2H028 BD04 2H033 AA46 AA49 BA24 BA58 BA59 BB17 BB28 2H078 BB01 BB10 DD03 DD05 DD39 DD45 DD51 DD57 FF04 FF60 2H200 GA23 GA24 GA44 GB22 GB25 GB45 GB49 HA01 HB12 JA01 JC02

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像又は画像データに基づいて形成した
    トナー画像を記録材料に転写した後に加熱しながら加圧
    して、記録材料に画像を形成する画像形成装置であっ
    て、 前記画像又は画像データに基づいて前記記録材料に転写
    したときに可視画像となるトナー画像を形成する可視画
    像形成手段と、 前記記録材料に転写したときに不可視画像となる画像を
    所定の画像データに基づいて形成する不可視画像形成手
    段と、 前記可視画像形成手段によって形成される画像及び前記
    不可視画像形成手段によって形成される画像を前記記録
    材料に転写する転写手段と、 を含むことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 画像又は画像データに基づいて形成した
    トナー画像を記録材料に転写した後に加熱しながら加圧
    して、記録材料に画像を形成する画像形成装置であっ
    て、 前記画像又は画像データに基づいて前記記録材料に転写
    したときに可視画像となるトナー画像を形成する可視画
    像形成手段と、 前記記録材料に転写したときに前記可視画像を隠蔽する
    画像を形成する隠蔽画像形成手段と、 前記可視画像形成手段によって形成される画像及び前記
    隠蔽画像形成手段によって形成される画像を前記記録材
    料に転写する転写手段と、 を含むことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記不可視画像形成手段が前記可視画像
    形成手段に用いるトナーよりもガラス転移点の低いトナ
    ーを用いて前記不可視画像を形成することを特徴とする
    請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記不可視画像形成手段が透明又は前記
    記録材料の色と同色のトナーを用いて前記可視画像と重
    ならない位置に不可視画像を形成することを特徴とする
    請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記不可視画像形成手段が透明トナーを
    用いて、前記記録材料に転写したときに前記可視画像を
    覆うように不可視画像を形成することを特徴とする請求
    項3に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記隠蔽画像形成手段が前記可視画像形
    成手段に用いるトナーよりもガラス転移点が低いトナー
    を用いて隠蔽画像を形成することを特徴とする請求項2
    に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記不可視画像形成手段が、前記記録材
    料に転写されたときに前記可視画像を覆うように前記記
    録材料上の予め設定されている所定位置に不可視画像を
    形成することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装
    置。
  8. 【請求項8】 前記不可視画像形成手段が、前記記録材
    料の全面を覆うように不可視画像を形成することを特徴
    とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記不可視画像形成手段が、入力される
    データに基づいて記録材料上に不可視画像を形成するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記不可視画像形成手段が、二次元バ
    ーコード印字手段であり、入力される二次元バーコード
    データに基づいて前記記録材料に二次元バーコードを形
    成することを特徴とする請求項9に記載の画像形成装
    置。
  11. 【請求項11】 文章データに基づいて文章を所定の言
    語に翻訳した翻訳文の文章データを生成する翻訳手段
    と、前記翻訳手段から出力される文章データを二次元バ
    ーコードデータに変換する変換手段と、を含む画像処理
    装置から入力される二次元バーコードデータに基づい
    て、前記不可視画像形成手段が不可視画像を形成するこ
    とを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 【請求項12】 前記画像処理装置が、前記可視画像形
    成手段により形成される画像又は画像データから文章デ
    ータを読み取る可視画像読取手段を備え、前記可視画像
    読取手段によって読み取られた文章データに基づいて生
    成されたデータに基づいて、前記不可視画像形成手段が
    前記記録材料に不可視画像を形成することを特徴とする
    請求項9から請求項11の何れかに記載の画像形成装
    置。
  13. 【請求項13】 前記不可視画像形成手段によって形成
    された不可視画像を前記記録材料から読み取る不可視画
    像読取手段を含み、前記可視画像形成手段が、前記不可
    視画像読取手段によって読み取られて生成された画像デ
    ータに基づいて可視画像を形成することを特徴とする請
    求項9から請求項12の何れかに記載の画像形成装置。
  14. 【請求項14】 前記不可視画像読取手段が、前記記録
    材料に形成されている二次元バーコードを読み取って二
    次元バーコードデータを出力すると共に、コード復元手
    段によって該二次元バーコードデータを文章データに変
    換するときに、前記画像形成手段が変換された文章デー
    タに基づいて画像を形成することを特徴とする請求項1
    3に記載の画像形成装置。
JP2001344230A 2001-11-09 2001-11-09 画像形成装置 Pending JP2003149994A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001344230A JP2003149994A (ja) 2001-11-09 2001-11-09 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001344230A JP2003149994A (ja) 2001-11-09 2001-11-09 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003149994A true JP2003149994A (ja) 2003-05-21

Family

ID=19157785

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001344230A Pending JP2003149994A (ja) 2001-11-09 2001-11-09 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003149994A (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006171607A (ja) * 2004-12-20 2006-06-29 Canon Inc 画像形成方法
EP1862863A2 (en) * 2006-06-01 2007-12-05 Canon Kabushiki Kaisha Image forming system and clear coating apparatus
US7509069B2 (en) 2005-07-20 2009-03-24 Samsung Electronics Co., Ltd. Electrophotographic image forming apparatus for printing photographic image and method for printing photographic image using the same
CN101685282A (zh) * 2008-09-25 2010-03-31 日本冲信息株式会社 图像形成装置
JP2010147858A (ja) * 2008-12-19 2010-07-01 Canon Inc 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム
JP2011073298A (ja) * 2009-09-30 2011-04-14 Dainippon Printing Co Ltd 画像出力装置、画像出力方法、出力物
JP2011167980A (ja) * 2010-02-19 2011-09-01 Dainippon Printing Co Ltd ブックカバー製造方法、ブックカバー、フォトブック製造方法、フォトブック、フォトブック製造システム
JP2012108742A (ja) * 2010-11-18 2012-06-07 Kyocera Mita Corp ドライバープログラム
JP2014002366A (ja) * 2012-05-25 2014-01-09 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2014186055A (ja) * 2013-03-21 2014-10-02 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成方法及び圧着はがきの製造方法
JP2021150750A (ja) * 2020-03-18 2021-09-27 株式会社リコー 画像形成装置、及び、画像形成方法

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4498122B2 (ja) * 2004-12-20 2010-07-07 キヤノン株式会社 画像形成方法
JP2006171607A (ja) * 2004-12-20 2006-06-29 Canon Inc 画像形成方法
US7509069B2 (en) 2005-07-20 2009-03-24 Samsung Electronics Co., Ltd. Electrophotographic image forming apparatus for printing photographic image and method for printing photographic image using the same
EP1862863A2 (en) * 2006-06-01 2007-12-05 Canon Kabushiki Kaisha Image forming system and clear coating apparatus
EP1862863A3 (en) * 2006-06-01 2010-10-20 Canon Kabushiki Kaisha Image forming system and clear coating apparatus
US7941089B2 (en) 2006-06-01 2011-05-10 Canon Kabushiki Kaisha Image forming system and clear coating apparatus
US8155563B2 (en) 2008-09-25 2012-04-10 Oki Data Corporation Image forming apparatus having print engine which prints position-coding pattern with specific developing material
CN101685282A (zh) * 2008-09-25 2010-03-31 日本冲信息株式会社 图像形成装置
JP2010102325A (ja) * 2008-09-25 2010-05-06 Oki Data Corp 画像形成装置
JP2010147858A (ja) * 2008-12-19 2010-07-01 Canon Inc 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム
JP2011073298A (ja) * 2009-09-30 2011-04-14 Dainippon Printing Co Ltd 画像出力装置、画像出力方法、出力物
JP2011167980A (ja) * 2010-02-19 2011-09-01 Dainippon Printing Co Ltd ブックカバー製造方法、ブックカバー、フォトブック製造方法、フォトブック、フォトブック製造システム
JP2012108742A (ja) * 2010-11-18 2012-06-07 Kyocera Mita Corp ドライバープログラム
JP2014002366A (ja) * 2012-05-25 2014-01-09 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2014186055A (ja) * 2013-03-21 2014-10-02 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成方法及び圧着はがきの製造方法
JP2021150750A (ja) * 2020-03-18 2021-09-27 株式会社リコー 画像形成装置、及び、画像形成方法
JP7512625B2 (ja) 2020-03-18 2024-07-09 株式会社リコー 画像形成装置、及び、画像形成方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7260354B2 (en) Image forming method
US7454528B2 (en) Image output apparatus using close range radio contact wherein radio contact element is attached to document on which an image is recorded
US6880463B2 (en) Coating of toner images
JP2008532066A (ja) 電子写真画像のテクスチャ生成
JP2003149994A (ja) 画像形成装置
US20080219689A1 (en) Selectable micr system and method
EP1018834A3 (en) Electrophotographic apparatus and method
KR101021468B1 (ko) 화상 형성 장치 및 화상 형성 시스템
JPH0315868A (ja) 色像処理装置
JP2003248360A (ja) 画像形成装置
JP2008026407A (ja) 画像記録媒体、画像記録媒体の製法および画像形成装置
JP2003182155A (ja) 画像形成装置、通常画像形成ユニット、特殊画像形成ユニットおよび画像形成方法
CN105319909A (zh) 图像形成装置以及图像形成方法
JP4654762B2 (ja) 画像形成装置、及び画像形成方法
JP6123475B2 (ja) 画像形成装置
JPH06262821A (ja) 画像生成装置
JP5071410B2 (ja) 定着装置及びこれを備えた画像形成装置
JP2006010721A (ja) 画像形成装置
JP4442265B2 (ja) 光沢付与装置およびこれを用いた画像形成装置
US7960084B2 (en) Method of preparing information recording medium
JP5235510B2 (ja) 画像形成装置
JP2006308876A (ja) プリント作成方法、画像形成用記録媒体及びプリント
JPH02183272A (ja) 情報付加機能を備えた電子写真装置
JP4599939B2 (ja) 印刷装置
JP2008188814A (ja) 画像形成システム、画像処理装置、印刷装置、ならびにプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040915

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070327

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070528

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070717

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20071113